JP2003190414A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003190414A
JP2003190414A JP2001392480A JP2001392480A JP2003190414A JP 2003190414 A JP2003190414 A JP 2003190414A JP 2001392480 A JP2001392480 A JP 2001392480A JP 2001392480 A JP2001392480 A JP 2001392480A JP 2003190414 A JP2003190414 A JP 2003190414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
player
machine
arrangement
environment information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001392480A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Kii
真嘉 逵井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2001392480A priority Critical patent/JP2003190414A/ja
Publication of JP2003190414A publication Critical patent/JP2003190414A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】個々の遊技者が最適に遊技を行える環境を容易
に作り出すことができる遊技機を提供することにある。 【解決手段】調節部46(音声基板22、調節部49)
は、図柄表示装置19(スピーカ16、発射装置18)
の設置態様を調節し、検知部45は図柄表示装置19
(スピーカ16、発射装置18)の調節内容を検知す
る。そして、R/W装置52は、検知部45において検
知された調節内容(設置態様)を遊技環境情報として磁
気カード53に書込み、該磁気カード53を遊技者に返
却する。即ち、遊技者が最適と感じる環境を磁気カード
53に書込み遊技者に出力することにより、該遊技者
は、磁気カード53に書込まれた遊技環境情報に基づ
き、自身の好みに応じた環境を容易に作り出すことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機本体に対する各
種の機構成部材の配置や動作状態を任意に調節可能に構
成された遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一種であるパチンコ機
は、図柄組み合わせゲームが行われる図柄表示装置、遊
技領域に遊技球を発射する発射装置、及び、遊技中に各
種音声を出力する音声出力装置(スピーカ)など、各種
の機構成部材を備えている。このようなパチンコ機で
は、遊技者が発射装置を操作すると遊技領域内に遊技球
が発射され、該遊技球が所定の入賞口(始動入賞口)に
入賞することにより、図柄表示装置では図柄組み合わせ
ゲームが行われるようになっている。また、音声出力装
置では、図柄組み合わせゲームの進行状況に応じて所定
の効果音などが出力されるようになっている。そして、
これらの各種の機構成部材は、機本体に対して一義的に
決められた配置(所定の位置、角度)や動作状態(表示
の明暗、音量など)で設けられている。
【0003】ところで、遊技を行う遊技者は、個々にそ
の体格(又は体型)が異なっている。また、ある遊技者
は図柄表示装置の表示が見易いと感じたり、他の遊技者
は図柄表示装置の表示が見難いと感じたりするなど、遊
技者の感覚も様々であった。換言すれば、個々の遊技者
が最適に遊技を行っていると感じることができる環境
は、遊技者の体格や感覚に応じて異なっている。そのた
め、前述のように、機本体に対して一義的に決められた
配置や動作状態で各種の機構成部材が設けられたパチン
コ機にあっては、全ての遊技者が、個々の体格や感覚に
応じた最適な環境下で遊技を行っているとは言い難かっ
た。
【0004】そこで、このような問題を解決するため
に、例えば、特開平10−113427号公報に示され
た構成(以下、「従来の構成」という。)が提案されて
いる。この従来の構成では、発射装置の位置を調節可能
に構成しており、遊技者が、自身の体格や好みに合わせ
て発射装置の位置を任意に調節できるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成においては、遊技者が遊技を行う度に(パチンコ機
の前に設置された椅子に着座する度に)、発射装置など
の機構成部材の位置を調節することを前提としている。
また、パチンコ機は、複数の遊技者によって遊技が行わ
れるため、発射装置などの機構成部材の位置は、個々の
遊技者が自身の好みに合わせて任意に調節してしまうこ
とが考えられる。そのため、遊技者が遊技を行う度に機
構成部材の調節を行う場合には、前回の遊技時に作り出
した最適に遊技が行える環境と同様の環境を再び作り出
すことが難しいと共に煩わしかった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであり、その目的
は、個々の遊技者が最適に遊技を行える環境を容易に作
り出すことができる遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の遊技機は、機本体に対する各種
の機構成部材の配置を任意に調節可能に構成された遊技
機において、前記機構成部材の配置を調節する調節手段
と、前記調節手段によって調節された前記機構成部材の
配置を検知する検知手段と、前記検知手段で検知された
前記機構成部材の配置を遊技環境情報として所定の出力
形態で外部出力する出力手段とを備えたことを要旨とす
る。
【0008】請求項2に記載の遊技機は、機本体に対す
る各種の機構成部材の動作状態を任意に調節可能に構成
された遊技機において、前記機構成部材の動作状態を調
節する調節手段と、前記調節手段によって調節された前
記機構成部材の動作状態を検知する検知手段と、前記検
知手段で検知された前記機構成部材の動作状態を遊技環
境情報として所定の出力形態で外部出力する出力手段と
を備えたことを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の遊技機において、前記出力手段は、前
記遊技環境情報を所定の記憶媒体に書込み、該記憶媒体
を外部出力するように構成されていると共に、外部出力
された前記記憶媒体から前記遊技環境情報を読込み、該
情報に基づき前記調節手段を操作し、前記機構成部材の
配置または動作状態を自動調節するように前記調節手段
を制御する制御手段をさらに備えたことを要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその一種であるパ
チンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という。)に具体
化した一実施形態を図1〜図5に基づき説明する。な
お、以下の説明における「上」「下」「左」「右」は、
特に断りのない場合、機表側から見た場合の「上」
「下」「左」「右」を示すものとする。
【0011】図1にはパチンコ機(機本体)10の機表
側が略示されており、パチンコ機10において機体の外
郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の機構成部材
をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に
組み付けられている。また、中枠12の前面側には、機
内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラ
ス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で
開閉可能に組み付け整合されている。さらに、上球皿1
5の両側方には、所定の音声(効果音)を出力するため
の音声出力装置としてのスピーカ16が機裏側に配置さ
れるように設けられている。さらに、中枠12の下部に
は下球皿17、発射装置18等が装着されている。
【0012】また、遊技盤13の遊技領域13aの略中
央には、図柄を可変させて図柄組み合わせゲームを行う
図柄表示装置19が配設されている。そして、図柄表示
装置19には、液晶画面からなる可視表示部Hが設けら
れており、当該可視表示部Hには、複数列(例えば、3
列)の図柄が各列毎に表示されるようになっている。従
って、遊技者は、可視表示部Hに表示された各列の図柄
の組み合わせから大当たり状態、リーチ状態、又は、は
ずれ状態の何れかの状態を認識することができる。そし
て、図柄組み合わせゲームの結果、全列の図柄が同一の
図柄からなる組み合わせとなった場合には、多数の遊技
球(賞球)を獲得できるチャンスが遊技者に付与される
ようになっている。
【0013】一方、パチンコ機10の機裏側には、遊技
内容を統括して制御する制御手段としての主制御基板
(以下、「主基板」と言う。)20が装着されている
(図1に破線で示す。)。また、主基板20には、前記
図柄表示装置19に対し図柄制御を実行する図柄制御基
板(以下、「図柄基板」と言う。)21が接続されてい
る(図1に破線で示す。)。また、主基板20には、ス
ピーカ16からの音声出力(効果音など)を制御(音声
制御)するための音声制御基板(以下、「音声基板」と
言う。)22が接続されている(図1に破線で示
す。)。さらに、パチンコ機10の機裏側には、遊技者
が発射装置18を操作することにより、遊技領域13a
に発射される遊技球の発射制御を行う発射制御基板(以
下、「発射基板」と言う。)23が装着されている(図
1に破線で示す。)。
【0014】ここで、本実施形態における主基板20、
図柄基板21、音声基板22及び発射基板23の具体的
構成及び接続態様を図3に基づき説明する。前記主基板
20は、パチンコ機10全体を制御するCPU20aを
備えており、該CPU20aにはROM20b及びRA
M20cが接続されている。そして、ROM20bに
は、パチンコ機10を制御するための遊技制御プログラ
ムが記憶保持されている。また、RAM20cには、パ
チンコ機10の稼動中に適宜書き換えられる各種情報な
どが記憶保持されるようになっている。
【0015】また、図柄基板21は、主基板20から入
力した制御信号に対応する制御内容に基づき図柄制御を
実行するための図柄制御情報を演算処理するCPU21
aを備えている。この図柄制御情報は、CPU21aが
実行する図柄制御の具体的な処理内容であって、該図柄
制御情報には、図柄表示装置19(可視表示部H)に表
示される各列の図柄の動作パターンが示されている。ま
た、CPU21aには、ROM21b及びRAM21c
が接続されている。そして、ROM21bには、図柄制
御情報の演算処理を行うための制御プログラムや、図柄
の動作パターンが示された図柄制御情報が記憶保持され
ている。また、RAM21cには、パチンコ機10の稼
動中に適宜書き換えられる各種情報などが記憶保持され
るようになっている。
【0016】また、音声基板22は、主基板20から入
力した制御信号に対応する制御内容に基づき音声制御を
実行するための音声制御情報を演算処理するCPU22
aを備えている。この音声制御情報は、CPU22aが
実行する音声制御の具体的な処理内容であって、該音声
制御情報にはスピーカ16の音声パターンが示されてい
る。また、CPU22aにはROM22b及びRAM2
2cが接続されている。そして、ROM22bには、音
声制御情報の演算処理を行うための制御プログラムや、
音声パターンが示された音声制御情報が記憶保持されて
いる。また、RAM22cには、パチンコ機10の稼動
中に適宜書き換えられる各種情報などが記憶保持される
ようになっている。
【0017】また、前記発射基板23は、発射装置18
と接続されており、発射基板23は、遊技者が発射装置
18を操作することにより、遊技領域13aに発射され
る遊技球の発射制御を行うようになっている。具体的に
は、発射基板23は、発射装置18に対し、遊技球が所
定の発射タイミングで発射されるように発射制御信号を
出力するようになっている。
【0018】そして、本実施形態のパチンコ機10は、
スピーカ16、発射装置18及び図柄表示装置19(可
視表示部H)などの機構成部材の機本体に対する配置や
動作状態を任意に調節できるように構成されている。な
お、以下の説明において、特に断りのない場合、「機構
成部材」としてはスピーカ16、発射装置18及び図柄
表示装置19(可視表示部H)を示すものとする。ま
た、以下の説明において、機本体に対する機構成部材の
配置や機構成部材の動作状態を「設置態様」ともいう。
そして、本実施形態のパチンコ機10では、遊技者の指
示による手動調節又は主基板20(CPU20a)の指
示による自動調節により、前記機構成部材の機本体に対
する設置態様を調節できるように構成されている。
【0019】最初に遊技者の指示による手動調節によっ
て前記機構成部材の設置態様を調節するための構成につ
いて図1〜図3に基づき説明する。図1に示すように、
上球皿15の前面側略中央には、遊技者が前記機構成部
材の設置態様を調節操作する際に、その調節内容を指示
するための調節操作部Cが設けられている。以下、図2
に基づき調節操作部Cの具体的な構成を説明する。
【0020】この調節操作部Cには、図柄表示装置19
(可視表示部H)の設置態様(配置及び動作状態)を指
示するための表示装置調節操作部(以下、「表示操作
部」と言う。)HCが設けられている。そして、この表
示操作部HCにおいては、可視表示部Hの配置として上
下位置及び角度(遊技盤13の表面に対する傾き)を、
動作状態となる図柄表示具合のうち表示の明暗(濃淡)
を指示できるようになっている。なお、「遊技盤13の
表面に対する傾き」とは、パチンコ機10の前後方向へ
の傾きである。
【0021】前記表示操作部HCは、可視表示部Hの上
下位置を3段階に調節できるように、基本位置ボタン2
4、上位置ボタン25及び下位置ボタン26を備えてい
る。そして、基本位置ボタン24は、可視表示部Hが上
下方向において基本位置となるように調節を指示するボ
タンとされている。なお、可視表示部Hの基本位置は、
パチンコ機10の設計仕様に基づき適宜決定され、例え
ば、機前面側から見た場合に図柄表示装置19の略中央
となる位置である。また、上位置ボタン25は該基本位
置よりも可視表示部Hが上方の位置となるように調節を
指示するボタンとされる一方で、下位置ボタン26は該
基本位置よりも可視表示部Hが下方の位置となるように
調節を指示するボタンとされている。
【0022】また、表示操作部HCは、可視表示部Hの
傾きを3段階に調節できるように、基本位置ボタン2
7、前傾位置ボタン28及び後傾位置ボタン29を備え
ている。そして、基本位置ボタン27は、可視表示部H
が遊技盤13の表面に対する傾き(角度)において基本
位置となるように調節を指示するボタンとされている。
なお、可視表示部Hの基本位置は、パチンコ機10の設
計仕様に基づき適宜決定され、例えば、可視表示部Hの
表面(表示面)が遊技盤13の表面に対して傾きが略0
(零)度となる位置である。また、前傾位置ボタン28
は該基本位置に対して可視表示部Hが前傾する位置とな
るように調節を指示するボタンとされる一方で、後傾位
置ボタン29は該基本位置に対して可視表示部Hが後傾
する位置となるように調節を指示するボタンとされてい
る。
【0023】また、表示操作部HCは、可視表示部Hの
表示の明暗を段階的に調節できるように、明ボタン30
及び暗ボタン31を備えている。そして、明ボタン30
は可視表示部Hの表示の明るさが暗→明となるように調
節を指示するボタンとされる一方で、暗ボタン31は可
視表示部Hの表示の明るさが明→暗となるように調節を
指示するボタンとされている。なお、可視表示部Hの表
示の明暗は、両ボタン30,31の操作により、予め定
められた範囲内(例えば、基準の明るさに対して明暗両
方向に夫々3段階)において指示できるようになってい
る。
【0024】このように、図柄表示装置19は、遊技中
に遊技者が最も注目する部位であり、この図柄表示装置
19の設置態様(配置及び動作状態)を調節できるよう
にすることで、遊技者は、視覚的な面において最適な環
境で遊技を行うことができる。
【0025】また、調節操作部Cには、スピーカ16の
設置態様(動作状態)を指示するためのスピーカ調節操
作部(以下、「音操作部」と言う。)SCが設けられて
いる。そして、この音操作部SCにおいては、スピーカ
16の動作状態となる音声出力具合のうち音量及び音域
を指示できるようになっている。
【0026】前記音操作部SCは、スピーカ16の音量
を段階的に調節できるように、音量大ボタン32及び音
量小ボタン33を備えている。そして、音量大ボタン3
2はスピーカ16の音量が小→大となるように調節を指
示するボタンとされる一方で、音量小ボタン33はスピ
ーカ16の音量が大→小となるように調節を指示するボ
タンとされている。なお、スピーカ16の音量は、両ボ
タン32,33の操作により、予め定められた範囲内
(例えば、基準の音量に対して大小両方向に夫々3段
階)において指示できるようになっている。
【0027】また、音操作部SCは、スピーカ16から
出力される音声の音域を段階的に調節できるように、高
音ボタン34及び低音ボタン35を備えている。そし
て、高音ボタン34は音域を低音域→高音域となるよう
に調節を指示するボタンとされる一方で、低音ボタン3
5は音域を高音域→低音域となるように調節を指示する
ボタンとされている。なお、スピーカ16から出力され
る音声の音域は、両ボタン34,35の操作により、予
め定められた範囲内(例えば、基準の音域に対して高低
両方向に夫々3段階)において指示できるようになって
いる。このように、スピーカ16は、遊技中の各種音声
(効果音)が出力される部位であり、このスピーカ16
の設置態様(動作状態)を調節できるようにすること
で、遊技者は、聴覚的な面において最適な環境で遊技を
行うことができる。
【0028】また、調節操作部Cには、発射装置18の
設置態様(配置)を指示するための発射装置調節操作部
(以下、「発射操作部」と言う。)LCが設けられてい
る。そして、この発射操作部LCにおいては、発射装置
18の配置として上下左右斜め位置を指示できるように
なっている。
【0029】前記発射操作部LCは、発射装置18を9
位置に調節できるように、基本位置ボタン36、上位置
ボタン37、下位置ボタン38、左位置ボタン39、右
位置ボタン40、右斜め上位置ボタン41、右斜め下位
置ボタン42、左斜め上位置ボタン43、左斜め下位置
ボタン44を備えている。そして、基本位置ボタン36
は、発射装置18が基本位置となるように調節を指示す
るボタンとされている。なお、発射装置18の基本位置
は、パチンコ機10の設計仕様に基づき適宜決定され、
例えば、前記8位置(上下左右斜め)の略中央となる位
置である。
【0030】また、上位置ボタン37及び下位置ボタン
38は、該基本位置よりも発射装置18が上方の位置又
は下方の位置となるように調節を指示するボタンとされ
ている。また、左位置ボタン39及び右位置ボタン40
は、該基本位置よりも発射装置18が左方の位置又は右
方の位置となるように調節を指示するボタンとされてい
る。また、右斜め上位置ボタン41及び右斜め下位置ボ
タン42は、該基本位置よりも発射装置18が右斜め上
の位置又は右斜め下の位置となるように調節を指示する
ボタンとされている。また、左斜め上位置ボタン43及
び左斜め下位置ボタン44は、該基本位置よりも発射装
置18が左斜め上の位置又は左斜め下の位置となるよう
に調節を指示するボタンとされている。
【0031】このように、発射装置18は、遊技領域1
3aに遊技球を発射する際に遊技者が操作する部位であ
り、この発射装置18の設置態様(配置)を調節できる
ようにすることで、遊技者は、発射装置18の操作性の
面において最適な環境で遊技を行うことができる。
【0032】そして、図3に示すように、調節操作部C
には、検知手段としての検知部45が接続されており、
該検知部45は、調節操作部Cの操作による指示内容
(機構成部材の調節内容)を検知するようになってい
る。即ち、検知部45は、調節操作部Cに設けられた表
示操作部HC、音操作部SC、発射操作部LCからの各
指示内容を検知するように構成されている。そのため、
単一の検知部45で複数の操作部HC、SC、LCから
の指示内容を検知でき、各操作部HC、SC、LC毎に
指示内容を検知する検知部を設ける場合に比してパチン
コ機10のコスト増加を抑制することができる。
【0033】また、検知部45には、図柄基板21に接
続された図柄表示装置19の設置態様を調節する調節手
段としての調節部46が接続されている。この調節部4
6は、図柄表示装置19(可視表示部H)の設置態様
(配置及び動作状態)を調節する調節機構47と、検知
部45が検知した指示内容に基づく指示信号S1を受け
て、調節機構47の駆動を制御する駆動回路48を備え
ている。なお、駆動回路48には、調節操作部Cの表示
操作部HCの操作により、検知部45が検知した指示内
容に基づく指示信号S1が入力されるようになってい
る。従って、駆動回路48は、指示信号S1に対応する
指示内容に基づき調節機構47の駆動を制御し、調節機
構47は図柄表示装置19(可視表示部H)の上下位
置、角度(傾き)又は表示の明暗を調節する。
【0034】また、検知部45には、音声基板22(C
PU22a)が接続されており、該音声基板22は、検
知部45が検知した指示内容に基づく指示信号S2を受
けて、スピーカ16の音量及び音域を調節するようにな
っている。なお、音声基板22には、調節操作部Cの音
操作部SCの操作により、検知部45が検知した指示内
容に基づく指示信号S2が入力されるようになってい
る。従って、音声基板22は、スピーカ16の設置態様
(動作状態)を調節する調節手段に相当する。
【0035】また、検知部45には、発射基板23に接
続された発射装置18の設置態様(配置)を調節する調
節手段としての調節部49が接続されている。この調節
部49は、発射装置18の設置態様を調節する調節機構
50と、検知部45が検知した指示内容に基づく指示信
号S3を受けて、調節機構50の駆動を制御する駆動回
路51を備えている。なお、駆動回路51には、調節操
作部Cの発射操作部LCの操作により、検知部45が検
知した指示内容に基づく指示信号S3が入力されるよう
になっている。従って、駆動回路51は、指示信号S3
を受けてその信号に対応する指示内容に基づき調節機構
50の駆動を制御し、調節機構50は発射装置18の上
下左右斜め位置を調節する。
【0036】また、検知部45は、主基板20(CPU
20a)とも接続され、調節操作部Cの操作により検知
した指示内容に基づく指示信号S1,S2,S3(各調
節部46,49及び音声基板22に出力されたものと同
じ)を主基板20に出力するようになっている。なお、
該指示信号S1,S2,S3に対応する指示内容は、主
基板20のRAM20cに記憶保持されるようになって
いる。即ち、検知部45が検知した指示内容は、主基板
20のRAM20cに一旦記憶保持されるように構成さ
れている。そして、主基板20には、RAM20cに記
憶保持された指示内容を遊技環境情報として外部出力す
る出力手段としてのリード/ライト装置(以下、「R/
W装置」と言う。)52が双方向に信号の入出力が可能
な形態で接続されている。
【0037】このR/W装置52は、図1に破線で示す
ように、上球皿15の内部であって、調節操作部Cの左
方に配設されている。また、R/W装置52には、主基
板20(CPU20a)からの指示を受けて、遊技環境
情報が書込まれる記憶媒体としての磁気カード53(図
3に示す)を挿入する挿入口54が設けられている。従
って、主基板20は、R/W装置52に磁気カード53
が挿入された状態で、調節操作部Cに設けられた返却ボ
タンR(図2に示す)の操作による指示を受けて、R/
W装置52に遊技環境情報の書込み指示をする。そし
て、該指示を受けたR/W装置52は遊技環境情報を磁
気カード53に書込み、該磁気カード53を挿入口54
を介して遊技者に返却するようになっている。従って、
遊技者は、遊技環境情報が磁気カード53に書込まれる
ので、該遊技環境情報を自身で容易に保有することがで
きる。なお、磁気カード53は、パチンコ機10から自
動発行される形態又は遊技店が発行する形態の何れであ
っても良い。
【0038】次に、磁気カード53に書込まれた遊技環
境情報により、主基板20(CPU20a)の指示によ
る自動調節によって前記機構成部材の機本体に対する設
置態様を調節するための構成について図3に基づき説明
する。
【0039】前記主基板20(CPU20a)は、図柄
表示装置19の調節部46(駆動回路48)、音声基板
22(CPU22a)及び発射装置18の調節部49
(駆動回路51)に接続されている。また、主基板20
は、R/W装置52に遊技環境情報が書込まれた磁気カ
ード53が挿入されると、R/W装置52を介して該遊
技環境情報を読込み、RAM20cに記憶保持させる。
そして、主基板20は、RAM20cに記憶保持させた
該遊技環境情報に基づく指示信号S4を調節部46に、
該遊技環境情報に基づく指示信号S5を調節部49に、
該遊技環境情報に基づく指示信号S6を音声基板22に
夫々出力する。また、指示信号S4を受けた調節部4
6、指示信号S5を受けた調節部49、指示信号S6を
受けた音声基板22は、前述同様(手動調節の場合と同
様)に、機構成部材の設置態様を調節する。このよう
に、主基板20(CPU20a)は、磁気カード53に
書込まれた遊技環境情報に基づき、機構成部材の設置態
様を自動調節する。
【0040】次に、図柄表示装置19(可視表示部H)
の設置態様を調節する調節機構47のうち、可視表示部
Hの配置(上下位置及び角度)を調節する機構(以下、
この機構を「位置角度調節機構」と言う。)Pの一例を
図4,図5に基づき説明する。なお、図4(a)〜
(c)に示した位置角度調節機構Pでは、その右側が機
表側、左側が機裏側となっている。また、図5(a)〜
(c)では、機裏側から見た場合の位置角度調節機構P
を示している。
【0041】前記位置角度調節機構Pは、駆動回路48
に接続され、該駆動回路48からの指示を受けて、図柄
表示装置19(可視表示部H)の上下位置を調節する際
に可視表示部Hを上下移動させる正逆回転可能なモータ
55を備えている。また、位置角度調節機構Pは、駆動
回路48に接続され、該駆動回路48からの指示を受け
て、図柄表示装置19(可視表示部H)の角度(傾き)
を調節する際に可視表示部Hを揺動させる油圧又はエア
式のシリンダ56を備えている。
【0042】そして、モータ55及びシリンダ56は、
上下方向に延びるように配設された左右一対の案内レー
ル57a,57bを支持する複数本(本実施形態では4
本)の支持板58に装着されている。具体的には、モー
タ55は2本の支持板58に本体が固定配置されている
と共に、シリンダ56は、そのロッド56aの先端が最
上方に位置する支持板58に取り付けられている。ま
た、両案内レール57a,57bの下端側には、該案内
レール57a,57bを支持すると共に、該両案内レー
ル57a,57bの揺動(前傾動作及び後傾動作)を許
容するための支持軸59が設けられている。
【0043】また、両案内レール57a,57bには、
図柄表示装置19の可視表示部Hが固定される固定板6
0が上下方向に摺動自在に装着されている。この固定板
60には、両案内レール57a,57bと対応する位置
に断面凹状をなす左右一対の案内部材61a,61bが
上下方向に所定の間隔を空けて2組設けられている。そ
のため、固定板60は、両案内レール57a,57bに
各案内部材61a,61bが係合されることにより、両
案内レール57a,57bに対して摺動自在に装着され
ることになる。また、固定板60には、モータ55の回
転軸55aに連結されたピニオン62に噛合されるラッ
ク60aが上下方向に延びるように設けられている。
【0044】従って、駆動回路48からの指示を受けて
回転駆動するモータ55の正回転方向又は逆回転方向の
回転力は、ピニオン62を介してラック60aに動力伝
達され、該ラック60aにより直線移動(上下移動)時
の推力に変換される。そして、固定板60に装着された
可視表示部Hは、モータ55が正回転(=時計回り方向
への回転)すると、図5(c)に示すように、両案内レ
ール57a,57bに摺動案内されながら下方位置(下
降位置)に移動する。その結果、可視表示部Hは、図5
(a)に示す基本位置に対して下方の位置に配置され
る。また、固定板60に装着された可視表示部Hは、モ
ータ55が逆回転(=反時計回り方向への回転)する
と、図5(b)に示すように、両案内レール57a,5
7bに摺動案内されながら上方位置(上昇位置)に移動
する。その結果、可視表示部Hは、図5(a)に示す基
本位置に対して上方の位置に配置される。
【0045】また、駆動回路48からの指示を受けて伸
縮駆動するシリンダ56の伸びる方向又は縮む方向の推
力は、ロッド56aを介して両案内レール57a,57
bに動力伝達される。そして、固定板60に装着された
可視表示部Hは、ロッド56aを介して伸びる方向への
推力が動力伝達されると、図4(b)に示すように、支
持軸59を揺動基点として前傾位置に傾動する。その結
果、可視表示部Hは、図4(a)に示す基本位置に対し
て前傾した位置に配置される。また、固定板60に装着
された可視表示部Hは、ロッド56aを介して縮む方向
への推力が動力伝達されると、図4(c)に示すよう
に、支持軸59を揺動基点として後傾位置に傾動する。
その結果、可視表示部Hは、図4(a)に示す基本位置
に対して後傾した位置に配置される。
【0046】次に、このように構成されたパチンコ機1
0において、遊技者が最適に遊技を行える環境を作り出
すために、機本体に対する機構成部材の設置態様が調節
される態様を具体的に説明する。なお、以下の説明で
は、その一例として、図柄表示装置19(可視表示部
H)の配置(上下位置及び角度)が調節される態様を説
明する。
【0047】遊技者は、パチンコ機10の前面側に設置
された椅子(図示省略)に着座した際、図柄表示装置1
9(可視表示部H)の配置が自身の体格(又は体型)や
感覚に適していない場合に、可視表示部Hの表示内容が
見難いと感じる。即ち、遊技者は、可視表示部Hの表示
内容を出来る限り水平目線に近い状態で視認できること
を望み、例えば、座高の高い遊技者は、目線が上方に位
置することから可視表示部Hが上方に配置されているこ
とが望ましい。また、その一方で、座高の低い遊技者
は、目線が下方に位置することから可視表示部Hが下方
に配置されていることが望ましい。
【0048】そのため、遊技者は、可視表示部Hの配置
が自身に適さないと判断した場合、その配置を最適な配
置にするために、上球皿15に設けられた調節操作部C
の表示操作部HCを操作し、可視表示部Hの位置(又は
角度)を指示する。例えば、図4(a)及び図5(a)
に示すように、可視表示部Hが基本位置に配置された状
態よりも上方に配置された状態の方が表示内容が見易く
なるかもしれないと感じた遊技者は、表示操作部HCの
上位置ボタン25を押下操作する。
【0049】すると、調節操作部Cに接続された検知部
45は、上位置ボタン25が押下操作されたことによ
り、可視表示部Hを上方位置(図5(b))に配置する
という指示内容を検知する。そして、該検知部45は、
検知した指示内容に基づく指示信号S1を調節部46
(駆動回路48)及び主基板20(CPU20a)に出
力する。また、該指示信号S1を入力したCPU20a
は、指示信号S1に対応する指示内容をRAM20cに
記憶保持する。この状態において、RAM20cには、
表示操作部HCの上位置ボタン25が押下操作されたこ
とにより、可視表示部Hを上方位置に配置するという指
示内容が記憶保持される。
【0050】また、駆動回路48は、該指示信号S1を
受けて、調節機構47(位置角度調節機構P)に備えら
れているモータ55の回転駆動を制御する。そして、こ
のモータ55の回転駆動により、固定板60に装着され
た可視表示部Hは、図5(b)に示すように、両案内レ
ール57a,57bに摺動案内されながら上方位置(上
昇位置)に移動し、図5(a)に示す基本位置に対して
上方の位置に配置される。そして、上方位置に配置され
た可視表示部Hの表示内容を見て遊技者が見易いと感じ
る場合、その可視表示部Hの配置は遊技者にとって最適
な環境とされる。その一方で、基本位置に配置されてい
た方が可視表示部Hの表示内容が見易かったと感じた場
合、遊技者は、再び、表示操作部HCを操作する。即
ち、遊技者は、可視表示部Hの配置を基本位置に戻すた
めに、表示操作部HCの基本位置ボタン24を押下操作
する。
【0051】すると、検知部45は、基本位置ボタン2
4が押下操作されたことにより、可視表示部Hを基本位
置(図5(a))に配置するという指示内容を検知す
る。そして、該検知部45は、検知した指示内容に基づ
く指示信号S1を駆動回路48及びCPU20aに出力
する。また、該指示信号S1を入力したCPU20a
は、設指示信号S1に対応する指示内容をRAM20c
に記憶保持する。即ち、この状態において、RAM20
cには、先に記憶保持された指示内容(上方位置に配
置)がCPU20aにより書き換えられ、新たな指示内
容(基本位置に配置)が記憶保持される。
【0052】また、駆動回路48は、該指示信号S1を
受けてモータ55の回転駆動を制御し、固定板60に装
着された可視表示部Hは、図5(a)に示すように、両
案内レール57a,57bに摺動案内されながら基本位
置に移動して配置される。そして、基本位置に配置され
た可視表示部Hの表示内容を見て遊技者が見易いと感じ
る場合、その可視表示部Hの配置は遊技者にとって最適
な環境とされる。
【0053】また、この状態で遊技者が、可視表示部H
を基本位置よりも後傾させた方が望ましいと感じた場
合、遊技者は、表示操作部HCの後傾位置ボタン29を
押下操作する。
【0054】すると、検知部45は、後傾位置ボタン2
9が押下操作されたことにより、可視表示部Hを後傾位
置(図4(c))に配置するという指示内容を検知す
る。そして、該検知部45は、検知した指示内容に基づ
く指示信号S1を駆動回路48及びCPU20aに出力
する。また、該指示信号S1を入力したCPU20a
は、該指示信号S1に対応する指示内容をRAM20c
に記憶保持する。この状態において、RAM20cに
は、可視表示部Hの上下方向の配置として基本位置に加
えて、可視表示部Hの傾き(角度)として後傾位置に配
置するという指示内容が記憶保持される。
【0055】また、駆動回路48は、該指示信号S1を
受けて、調節機構47(位置角度調節機構P)に備えら
れたシリンダ56の伸縮駆動を制御する。そして、この
シリンダ56が縮む方向へ駆動することにより、固定板
60に装着された可視表示部Hは、図4(c)に示すよ
うに、支持軸59を揺動基点として後傾位置に傾動され
る。その結果、可視表示部Hは、図4(a)に示す基本
位置に対して後傾した位置に配置される。そして、後傾
位置に配置された可視表示部Hの表示内容を見て遊技者
が見易いと感じる場合、その可視表示部Hの配置は遊技
者にとって最適な環境とされる。
【0056】このように遊技者は、表示操作部HCを操
作することにより、可視表示部Hの配置が自身にとって
最適な配置となるように指示し、その環境下で遊技を行
うことができる。また、遊技者は、上球皿15に設けら
れた調節操作部Cを操作するという簡単な操作により、
自身の好みに応じた最適な遊技環境を作り出すことがで
きる。
【0057】その後、遊技を終了した遊技者は、次の遊
技時においても同一の環境下(可視表示部Hの配置)で
遊技を行えるように、可視表示部Hの配置をパチンコ機
10から出力する。具体的に言えば、遊技者は、遊技店
が発行する磁気カード53をR/W装置52の挿入口5
4に挿入し、調節操作部Cに設けられた返却ボタンRを
押下操作する。そして、主基板20は、返却ボタンRの
操作による指示を受けて、RAM20cに記憶保持した
指示内容を遊技環境情報として書込むようにR/W装置
52に指示する。また、その指示を受けたR/W装置5
2は、遊技環境情報を磁気カード53に書込み、該磁気
カード53を遊技者に返却する。この状態において磁気
カード53には、可視表示部Hの配置(上下方向の配置
として基本位置、角度として後傾位置)が記憶保持され
ることになる。そして、遊技者は、返却された磁気カー
ド53を持って帰路に着く。
【0058】このように遊技者が最適と感じる環境を磁
気カード53に書込み遊技者に出力することにより、該
遊技者は、次回、遊技を行う時に、今回と同様の環境で
遊技を行うことができる。従って、複数の遊技者によ
り、個々の好みに応じて環境が任意に調節された場合で
あっても、遊技者は、磁気カード53に書込まれた遊技
環境情報に基づき、自身の好みに応じた環境を容易に作
り出すことができる。以下、磁気カード53に基づき遊
技者が環境を作り出す態様を説明する。
【0059】まず、遊技者は、自身の保有する磁気カー
ド53を上球皿15に設けられた挿入口54に挿入す
る。また、磁気カード53に書込まれた遊技環境情報
は、主基板20(CPU20a)の指示に基づきR/W
装置52で読込まれ、該遊技環境情報がRAM20cに
記憶保持される。このとき、RAM20cには、遊技環
境情報である可視表示部Hの配置(上下方向の配置とし
て基本位置、角度として後傾位置)が記憶保持される。
そして、CPU20aは、RAM20cに記憶保持させ
た遊技環境情報に基づく指示信号S4を調節部46に出
力する。即ち、調節部46には、遊技者が表示操作部H
Cの基本位置ボタン24及び後傾位置ボタン29を押下
操作した際に、検知部45で検知された指示内容に基づ
く指示信号S1と同様の信号(=指示信号S4)が入力
されることになる。
【0060】そして、該指示信号S4を入力した調節部
46(駆動回路48)は、前述同様に、調節機構47に
おける位置角度調節機構Pを制御し、可視表示部Hの配
置を調節する。具体的に言えば、駆動回路48は、モー
タ55の制御により可視表示部Hを基本位置に配置する
と共に、シリンダ56の制御により可視表示部Hを後傾
位置に配置する。その結果、遊技者は、前回の遊技時と
同様の環境下で遊技を行うことができると共に、該環境
を容易に作り出すことができる。
【0061】また、この調節後、遊技者が可視表示部H
の配置を変更したいと感じた場合、遊技者は、前回と同
様に調節操作部Cの表示操作部HCを操作し、自身の好
みに応じた可視表示部Hの配置を指示する。そして、該
指示内容は、前述同様に、主基板20のRAM20cに
記憶保持された後、返却ボタンRの操作により磁気カー
ド53に遊技環境情報として書込まれる。従って、遊技
者は、次回、遊技を行う時に、新たに指示した可視表示
部Hの配置で遊技を行うことができる。即ち、遊技者
は、一旦、磁気カード53に書込まれた遊技環境情報を
何度でも書き換えることができ、より最適な環境を作り
出すことができる。
【0062】因みに、図柄表示装置19(可視表示部
H)の表示の明暗(濃淡)、スピーカ16の音量及び音
域、発射装置18の上下左右斜め位置についても、上述
同様に調節される。即ち、遊技者が調節操作部C(表示
操作部HC、音操作部SC、発射操作部LC)を操作し
て指示した機構成部材の設置態様は、主基板20のRA
M20cに遊技環境情報として記憶保持される。そし
て、これらの遊技環境情報は、全て磁気カード53に書
込まれ、次回の遊技時、遊技者は、磁気カード53に書
込まれた遊技環境情報をパチンコ機10(主基板20)
に読込ませることにより、最適に遊技を行える環境を容
易に作り出すことができる。
【0063】従って、本実施形態によれば、以下に示す
効果を得ることができる。 (1) 遊技者の指示により調節された機構成部材の設
置態様は、遊技環境情報として遊技者に出力されるよう
に構成されている。そのため、遊技者は、遊技を行う度
に機構成部材の設置態様が自身の好みに適合するか否か
を考えながら調節する必要がなくなる。従って、遊技者
は、出力された遊技環境情報に基づき、前回の遊技時と
同様に最適に遊技を行える環境を容易に作り出すことが
できる。
【0064】(2) また、主基板20(CPU20
a)は、磁気カード53に記憶保持された遊技環境情報
を読込み、該遊技環境情報に基づき機構成部材の設置態
様を自動調節するように構成されている。そのため、遊
技者は、次回の遊技時に、パチンコ機10(主基板2
0)に磁気カード53に記憶保持された遊技環境情報を
読込ませることで、前回の遊技時と同様に最適に遊技を
行える環境を迅速、かつ、容易に作り出すことができ
る。
【0065】(3) また、遊技環境情報は磁気カード
53に書込まれるので、該遊技環境情報を遊技者自身で
容易に保有することができる。また、他の遊技店で遊技
を行う場合であっても、磁気カード53に記憶保持され
た遊技環境情報に基づき、最適に遊技を行える環境を作
り出すことができる。さらに、磁気カード53に記憶保
持された遊技環境情報は、何度でも書き換えることがで
きるため、遊技者が一旦作り出した環境を容易に変更す
ることができると共に、変更後の環境で遊技を行うこと
ができる。従って、遊技者はより最適な環境を作り出す
ことができる。
【0066】(4) 上球皿15には、遊技者が機構成
部材の設置態様の調節を指示するための調節操作部Cが
設けられている。そのため、遊技者は、調節操作部Cを
操作するという簡単な動作で、自身の好みに応じた最適
な遊技環境を作り出すことができる。また、遊技者は、
図柄表示装置19、スピーカ16、発射装置18などを
個々に手で触れて調節する必要がなく、これらの調節の
指示をまとめて調節操作部Cで行うことができ、環境を
作り出す際の作業性を向上させることができる。また、
調節操作部Cを上球皿15に設けることで、遊技者は、
パチンコ機10の前面側の椅子に着座し、遊技を行う時
の姿勢と略同一姿勢で調節の指示を行うことができる。
従って、遊技者は、最適な環境を容易に作り出すことが
できる。また、遊技中に調節の指示を行う場合であって
も、遊技姿勢を崩すことなく調節操作部Cを操作するこ
とができる。
【0067】(5) 調節操作部Cは、図柄表示装置1
9、スピーカ16、発射装置18の調節の指示を行える
ように構成されている。従って、遊技者は、遊技に最も
関連するこれらの機構成部材の設置態様を自身の好みに
合わせて調節することができ、最適に遊技を行える環境
を作り出すことができる。即ち、図柄表示装置19は、
遊技中に遊技者が最も注目する部位であり、この図柄表
示装置19の設置態様(配置及び動作状態)を調節でき
るようにすることで、遊技者は、視覚的な面において最
適な環境で遊技を行うことができる。また、図柄表示装
置19の表示内容が見易くなることで、図柄表示装置1
9における表示演出を十分に楽しむことができ、遊技者
に付与する遊技効果をさらに高めることができる。
【0068】(6) また、スピーカ16は、遊技中の
各種音声(効果音)が出力される部位であり、このスピ
ーカ16の設置態様(動作状態)を調節できるようにす
ることで、遊技者は、聴覚的な面において最適な環境で
遊技を行うことができる。また、スピーカ16から出力
される音声が聞き易くなることで、スピーカ16におけ
る音声演出を十分に楽しむことができる。即ち、図柄表
示装置19の表示内容(例えば、キャラクタの動作、図
柄の動作)に加えて、該動作に応じた音声を聞き取るこ
とで、遊技者に付与する遊技効果をさらに高めることが
できる。
【0069】(7) また、発射装置18は、遊技領域
13aに遊技球を発射する際に遊技者が操作する部位で
あり、この発射装置18の設置態様(配置)を調節でき
るようにすることで、遊技者は、発射装置18の操作性
の面において最適な環境で遊技を行うことができる。そ
のため、自身の体型や体格に適さない配置で、長時間遊
技を行った場合に感じる疲労感が感じにくく、疲労の少
ない環境で遊技を行うことができる。
【0070】(8) 検知部45は、調節操作部Cに設
けられた表示操作部HC、音操作部SC、発射操作部L
Cからの各指示内容を検知するように構成されている。
そのため、単一の検知部45で複数の操作部HC、S
C、LCからの指示内容を検知でき、各操作部HC、S
C、LC毎に指示内容を検知する検知部を設ける場合に
比してパチンコ機10のコスト増加を抑制することがで
きる。
【0071】(9) また、検知部45が検知した指示
内容は、主基板20のRAM20cに一旦記憶保持され
るように構成されている。そのため、遊技者が磁気カー
ド53に遊技環境情報を書込む際(返却ボタンRが押下
された際)に、書込み作業に要する時間を短縮すること
ができる。また、バックアップ機能が搭載されたパチン
コ機10であれば、停電などが起きた場合であっても遊
技環境情報を記憶保持しておくことができ、復電後、遊
技者に対して遊技環境情報を出力することができる。な
お、「バックアップ機能」とは、停電などによりパチン
コ機10に供給される電源電圧が遮断された場合に、R
AM20cの記憶内容を記憶保持しておく機能である。
【0072】なお、上記各実施形態は以下のように変更
してもよい。 ・ 前記実施形態では、スピーカ16の音量及び音域を
調節できるように構成されているが、スピーカ16の音
質や音声内容などの音声出力具合やスピーカ16の配置
(位置、角度(傾き))を調節できるように構成しても
良い。また、スピーカ16がパチンコ機10に複数個設
けられている場合に、各スピーカ16から出力される音
量などを個別に調節することにより、各スピーカ16か
ら出力される音声のバランス(音声出力具合)を調節で
きるように構成しても良い。この場合、前記実施形態と
同様に、音声基板22によりスピーカ16の設置態様を
調節しても良いし、音声基板22とは別にスピーカ16
の設置態様を調節する調節部(調節手段)を設けても良
い。即ち、スピーカ16は、その配置(位置、角度)及
び音声出力具合のうち少なくともいずれか一つを調節で
きるようになっていれば良い。
【0073】・ 前記実施形態では、発射装置18の上
下左右斜め位置を調節できるように構成されているが、
発射装置18の角度(傾き)などの配置や発射装置18
の単位時間当りの発射球数や打ち出しの強弱などの球発
射具合(動作状態)を調節できるように構成しても良
い。この場合、前記実施形態と同様に、調節部49によ
り発射装置18の設置態様を調節しても良いし、調節部
49の駆動回路51を発射基板23に設け、該発射基板
23とは別に調節機構50を設けても良い。即ち、発射
装置18は、その配置(位置、角度)及び球発射具合の
うち少なくともいずれか一つを調節できるようになって
いれば良い。
【0074】・ 前記実施形態では、図柄表示装置19
(可視表示部H)の上下位置、角度及び表示の明暗を調
節できるように構成されているが、図柄表示装置19の
色合い、文字やキャラクタの大きさなどの図柄表示具合
を調節できるように構成しても良い。この場合、前記実
施形態と同様に、調節部46により図柄表示装置19
(可視表示部H)の設置態様を調節しても良いし、調節
部46の駆動回路48を図柄基板21に設け、該図柄基
板21とは別に調節機構47を設けても良い。即ち、図
柄表示装置19(可視表示部H)は、その配置(上下位
置、角度)及び図柄表示具合のうち少なくともいずれか
一つを調節できるようになっていれば良い。
【0075】・ 前記実施形態では、遊技者が調節操作
部Cを操作して、図柄表示装置19、スピーカ16及び
発射装置18の設置態様を指示しているが、該調節操作
部Cを省略しても良い。即ち、図柄表示装置19、スピ
ーカ16及び発射装置18を遊技者の手で直接触れて操
作し、その設置態様を調節できるように構成されていて
も良い。
【0076】・ 前記実施形態では、パチンコ機10
が、検知部45及びR/W装置52を備えていたが、該
検知部45及びR/W装置52を遊技場に設けても良
い。この場合、検知部45をホールコンピュータなどの
遊技場管理システム側に設け、R/W装置52を遊技場
(ホール)に据え付けられている通称「島」とも呼ばれ
る設置枠台に設置する。また、該設置枠台に設置された
各パチンコ機10を検知部45及びR/W装置52に接
続する。そして、遊技者は、R/W装置52に、遊技環
境情報が書込まれた磁気カード53を挿入し、自身が遊
技するパチンコ機10を指定すると、該指定されたパチ
ンコ機10の主基板20(CPU20a)により遊技環
境情報が読込まれる。また、該遊技環境情報を読込んだ
主基板20は遊技環境情報に基づき機構成部材の設置態
様を前記実施形態と同様に自動調節する。また、遊技者
が調節操作部Cを操作し、機構成部材の設置態様を手動
調節して遊技を行った場合、遊技者は、設置枠台に設置
されたR/W装置52により遊技環境情報を磁気カード
53に書込む。従って、遊技者は、前記実施形態と同様
に遊技環境情報を出力することができる。また、検知部
45で検知した調節操作部Cからの各指示内容、即ち、
各遊技者毎の遊技環境情報をホールコンピュータで保管
しても良い。この場合、例えば、遊技者が磁気カード5
3を紛失した場合、ホールコンピュータで保管された該
遊技者の遊技環境情報を新たな磁気カード53に書込み
再発行することもできる。このように前記実施形態は、
遊技システムとして具体化することもできる。このよう
な構成によれば、パチンコ機10に検知部45及びR/
W装置52の配置スペースを確保する必要がなく、既存
のパチンコ機の製造過程において、検知部45及びR/
W装置52を設けるという新たな作業を加える必要がな
い。その結果、パチンコ機10のコストの増加を抑制す
ることができる。
【0077】・ 前記実施形態では、遊技環境情報を書
込む記憶媒体として磁気カード53を採用していたが、
ICチップ内蔵式カード等の記憶媒体を採用しても良
い。即ち、遊技環境情報を記憶保持できればその形態は
限定されない。
【0078】・ 前記実施形態では、R/W装置52が
遊技環境情報を磁気カード53に書込み、該磁気カード
53を遊技者に返却する構成となっていたが、遊技環境
情報を外部出力する形態は適宜変更しても良い。例え
ば、遊技環境情報をバーコード等の情報に変換し、該バ
ーコードを用紙に印刷し、該用紙を外部に出力する構成
としても良い。この場合、該用紙に印刷されたバーコー
ドから遊技環境情報を読込む装置を設けても良い。ま
た、パチンコ機10にプリンタを設け、遊技環境情報を
プリント出力しても良い。この場合、遊技者は、次回の
遊技時に、プリント出力された遊技環境情報の内容を見
ながら調節操作部Cを操作して調節を指示することで、
最適に遊技を行える環境を容易に作り出すことができ
る。
【0079】・ 前記実施形態では、遊技環境情報を読
込んだ主基板20(CPU20a)の指示により、図柄
表示装置19などの設置態様を自動調節しているが、主
基板20に代えて他の制御手段を設け、該制御手段が遊
技環境情報に基づき機構成部材の設置態様を自動調節す
るように構成しても良い。例えば、他の制御手段として
は、図柄基板21、音声基板22又は発射基板23でも
良いし、機構成部材の設置態様の自動調節を専門的に行
う新たな基板を設けても良い。
【0080】・ 前記実施形態では、パチンコ機10に
おいて、スピーカ16、発射装置18及び図柄表示装置
19(可視表示部H)の機本体に対する設置態様を任意
に調節できるように構成されていたが、他の機構成部材
の設置態様を任意に調節できるように構成しても良い。
例えば、下球皿17の角度(中枠12の表面に対する傾
き)などの設置態様(配置)を調節できるように構成し
ても良い。この場合、図柄表示装置19の調節部46と
同様の調節部を設け、下球皿17の角度を調節できるよ
うに構成してもよい。また、前枠14の上部側に設けら
れ、各種遊技状態(例えば、大当り、リーチ、図柄変動
など)に応じた遊技効果を付与するために点灯(点滅)
・消灯する電飾表示部の色合いや明暗などの電飾表示具
合(動作状態)を調節できるように構成しても良い。こ
の場合、電飾表示制御を行うランプ制御基板が電飾表示
部の電飾表示具合を調節するようにする。従って、該ラ
ンプ制御基板が調節手段となる。
【0081】・ 前記実施形態における検知部45に代
えて、機構成部材の設置態様を直接的に検知する検知手
段を設けても良い。例えば、調節操作部Cにより図柄表
示装置19の配置が指示された場合、調節後の配置を検
知するセンサを位置角度調節機構Pに設け、該センサの
検知内容を遊技環境情報として外部出力するように構成
しても良い。
【0082】・ 前記実施形態では、パチンコ機10に
具体化したが、スロットマシン(パチスロ)、遊技球を
遊技媒体としたスロットマシン、アレンジボール機、雀
球機など他の遊技機に具体化することもできる。例え
ば、スロットマシンでは、前記実施形態と同様に図柄表
示装置の配置や、スタートレバー及びストップボタンな
どを備えた操作部の配置を調節できるようにしても良
い。
【0083】次に上記実施形態及び別例から把握できる
技術的思想を追記する。 ・ 前記調節手段は、遊技者からの指示又は遊技者の操
作によって、前記機構成部材の配置または動作状態を手
動調節できるように構成されている請求項1〜請求項3
のうちいずれか一項に記載の遊技機。以下、この技術的
思想を「技術的思想1」と言う。
【0084】・ 遊技場に設置された各遊技機に設けら
れ、該遊技機における各種の機構成部材の配置または動
作状態を任意に調節可能とする調節手段と、前記遊技場
に設けられ、前記調節手段によって調節された前記機構
成部材の配置または動作状態を検知する検知手段と、前
記遊技場に設けられ、前記検知手段で検知された前記機
構成部材の配置または動作状態を遊技環境情報として所
定の出力態様で外部出力する出力手段とを備えた遊技シ
ステム。以下、この技術的思想を「技術的思想2」とい
う。
【0085】・ 前記出力手段は、前記遊技環境情報を
所定の記憶媒体に書込み、該記憶媒体を外部出力するよ
うに構成されている一方で、前記各遊技機に設けられ、
外部出力された前記記憶媒体から前記遊技管理情報を読
込み、該情報に基づき前記調節手段を操作し、前記機構
成部材の配置または動作状態を自動調節するように前記
調節手段を制御する制御手段をさらに備えた前記技術的
思想2に記載の遊技システム。以下、この技術的思想を
「技術的思想3」という。
【0086】・ 前記調節手段は、遊技者からの指示又
は遊技者の操作によって、前記機構成部材の配置または
動作状態を手動調節できるように構成されている前記技
術的思想2又は前記技術的思想3に記載の遊技システ
ム。以下、この技術的思想を「技術的思想4」という。
【0087】・ 前記調節手段は、遊技領域に設けられ
た図柄表示装置の配置または動作状態を調節するもので
あって、前記配置として前記図柄表示装置の位置及び角
度のうち少なくともいずれか一つを調節できるように構
成され、前記動作状態として前記図柄表示装置の図柄表
示具合を調節できるように構成されている請求項1〜請
求項3及び前記技術的思想1のうちいずれか一項に記載
の遊技機(又は前記技術的思想2〜4のうちいずれか一
つに記載の遊技システム)。
【0088】・ 前記調節手段は、遊技領域に遊技球を
発射するための発射装置の配置または動作状態を調節す
るものであって、前記配置として前記発射装置の位置及
び角度のうち少なくともいずれか一つを調節できるよう
に構成され、前記動作状態として前記発射装置の球発射
具合を調節できるように構成されている請求項1〜請求
項3及び前記技術的思想1のうちいずれか一項に記載の
遊技機(又は前記技術的思想2〜4のうちいずれか一つ
に記載の遊技システム)。
【0089】・ 前記調節手段は、遊技中に各種音声を
出力する音声出力装置の配置または動作状態を調節する
ものであって、前記配置として前記音声出力装置の位置
及び角度のうち少なくともいずれか一つを調節できるよ
うに構成され、前記動作状態として音声出力具合を調節
できるように構成されている請求項1〜請求項3及び前
記技術的思想1のうちいずれか一項に記載の遊技機(又
は前記技術的思想2〜4のうちいずれか一つに記載の遊
技システム)。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、個々の遊技者が最適に
遊技を行える環境を容易に作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるパチンコ遊技機の機表側を
示す正面図。
【図2】同じく、調節操作部を示す平面図。
【図3】同じく、機構成部材の機本体に対する設置態様
を調節するための各種構成部材と各種基板の接続態様を
示すブロック図。
【図4】同じく、(a)は、可視表示部が基本位置に配
置された状態を示す側面図、(b)は、可視表示部が前
傾位置に配置された状態を示す側面図、(c)は、可視
表示部が後傾位置に配置された状態を示す側面図。
【図5】同じく、(a)は、可視表示部が基本位置に配
置された状態を示す背面図、(b)は、可視表示部が上
昇位置に配置された状態を示す背面図、(c)は、可視
表示部が下降位置に配置された状態を示す背面図。
【符号の説明】
10…パチンコ機、16…機構成部材としてのスピー
カ、18…機構成部材としての発射装置、19…機構成
部材としての図柄表示装置、20…制御手段としての主
制御基板、22…調節手段としての音声制御基板、45
…検知手段としての検知部、46…調節手段としての調
節部、49…調節手段としての調節部、52…出力手段
としてのリード/ライト装置、53…記憶媒体としての
磁気カード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機本体に対する各種の機構成部材の配置
    を任意に調節可能に構成された遊技機において、 前記機構成部材の配置を調節する調節手段と、 前記調節手段によって調節された前記機構成部材の配置
    を検知する検知手段と、 前記検知手段で検知された前記機構成部材の配置を遊技
    環境情報として所定の出力形態で外部出力する出力手段
    とを備えた遊技機。
  2. 【請求項2】 機本体に対する各種の機構成部材の動作
    状態を任意に調節可能に構成された遊技機において、 前記機構成部材の動作状態を調節する調節手段と、 前記調節手段によって調節された前記機構成部材の動作
    状態を検知する検知手段と、 前記検知手段で検知された前記機構成部材の動作状態を
    遊技環境情報として所定の出力形態で外部出力する出力
    手段とを備えた遊技機。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、前記遊技環境情報を所
    定の記憶媒体に書込み、該記憶媒体を外部出力するよう
    に構成されていると共に、 外部出力された前記記憶媒体から前記遊技環境情報を読
    込み、該情報に基づき前記調節手段を操作し、前記機構
    成部材の配置または動作状態を自動調節するように前記
    調節手段を制御する制御手段をさらに備えた請求項1ま
    たは請求項2に記載の遊技機。
JP2001392480A 2001-12-25 2001-12-25 遊技機 Pending JP2003190414A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392480A JP2003190414A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392480A JP2003190414A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003190414A true JP2003190414A (ja) 2003-07-08

Family

ID=27599785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001392480A Pending JP2003190414A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003190414A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198056A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Aruze Corp 遊技機
JP2006204439A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Aruze Corp 遊技機
JP2007151581A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Aruze Corp 遊技機
JP2008245866A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Samii Kk 遊技機
JP2013039258A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2013138777A (ja) * 2012-01-04 2013-07-18 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2015033557A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015033558A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015039485A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015053952A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015053953A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015097827A (ja) * 2015-02-23 2015-05-28 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016147020A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社三共 遊技機
JP2017080570A (ja) * 2017-02-13 2017-05-18 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018191776A (ja) * 2017-05-15 2018-12-06 株式会社三共 遊技機

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198056A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Aruze Corp 遊技機
JP2006204439A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Aruze Corp 遊技機
JP2007151581A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Aruze Corp 遊技機
JP2008245866A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Samii Kk 遊技機
JP2013039258A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2013138777A (ja) * 2012-01-04 2013-07-18 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2015033557A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015033558A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015039485A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015053952A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015053953A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016147020A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社三共 遊技機
JP2015097827A (ja) * 2015-02-23 2015-05-28 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017080570A (ja) * 2017-02-13 2017-05-18 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018191776A (ja) * 2017-05-15 2018-12-06 株式会社三共 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003190414A (ja) 遊技機
JP4074101B2 (ja) 遊技機及び遊技システム
JP6660099B2 (ja) 遊技機
JP4186008B2 (ja) 遊技機
JP7134522B2 (ja) 遊技機
JP2005288020A (ja) 弾球遊技機
JP7118404B2 (ja) 遊技機
JP7134521B2 (ja) 遊技機
JP2005152227A (ja) 弾球遊技機
JP2005237536A (ja) 遊技機
JP4579948B2 (ja) 遊技機
JP5367942B2 (ja) 遊技機
JP7286187B2 (ja) 遊技機
JP7134520B2 (ja) 遊技機
JP2003284819A (ja) 遊技機
JP2008194247A (ja) 遊技機、プログラムおよび記憶媒体
JP6902791B2 (ja) 遊技機
JP2006094922A (ja) 画像表示装置、及び、この画像表示装置を備えた遊技機
JPH10127924A (ja) 遊技機用表示装置
JP3908704B2 (ja) パチンコ遊技機
JP6810195B2 (ja) 遊技機
JP7134519B2 (ja) 遊技機
JPH05228256A (ja) パチンコ機用椅子
JP6375402B2 (ja) 遊技機
JP2832182B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070515

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070517

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070717

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080205

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02