JP2003189435A - 保護管への線条体の引込み方法、装置そして保護管 - Google Patents

保護管への線条体の引込み方法、装置そして保護管

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JP2003189435A JP2001379918A JP2001379918A JP2003189435A JP 2003189435 A JP2003189435 A JP 2003189435A JP 2001379918 A JP2001379918 A JP 2001379918A JP 2001379918 A JP2001379918 A JP 2001379918A JP 2003189435 A JP2003189435 A JP 2003189435A
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中島  隆
Isao Fujimura
勲 藤村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル等の線条体の引込みを容易とする保
護管への線条体の引込み方法、装置そして保護管を提供
することを目的とする。 【解決手段】 地上の二位置を連通するように地下に掘
削形成された導孔内に、複数の保護管2を直列に順次接
続しながら挿入して埋設長尺管を形成し、該埋設長尺管
内に上記二位置を結ぶ線条体Cを挿入する線条体引込み
装置において、接続前の複数の保護管を移動可能に並列
配置する基台1と、配置された保護管2の軸線方向外側
にて各保護管の両端に対応した位置に配された変向用の
ガイドローラ7と、基台1もしくはこれに取り付けられ
た部材に形成され上記ガイドローラ7を上記軸線方向に
対して直角方向に移動可能に案内支持するローラ案内体
5とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保護管を接続しな
がら推進工法等により埋設長尺管とし、この保護管内へ
ケーブル等の線条体を引き込んで布設するための引込み
方法、装置そして保護管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブル等の線条体を地下の保護
管内に布設する場合、先ず保護管を地下に敷設した後
に、メッセンジャーワイヤを用いて線条体を外部から引
き込む方法が採用されている。
【0003】従来の一例は添付図面の図3(A)〜
(F)のごとくの工程で行なわれる。先ず図3(A)の
ごとく、地上の二位置の一方(図にて左方)の地上位置
Aから、ドリルヘッド51が所定の経路を掘削推進し、
このドリルヘッド51に接続されているパイロット管5
2がドリルヘッド51に引かれて地上の他方(図にて右
方)の地上位置Bまで導かれる。
【0004】次に、図3(B)のようにして、地上位置
Bにてパイロット管52に引込みパイプ53を接続し、
かつその接続位置にリーマ54を設ける。そして、同図
のごとく、リーマ54を回転しながらパイロット管52
を地上位置Aに向け引き戻すと、孔が拡径掘削され、そ
の中に引込みパイプ53が引き込まれる。通常、引込み
パイプ53はパイロット管52よりも引張り強度が大き
い。パイロット管52が十分な強度を有していれば、引
込みパイプ53を用いずとも、パイロット管52へドリ
ルヘッド51に代えてリーマ54を取り付けて該パイロ
ット管52を位置Aに向け引き戻しても同様の拡径作業
は可能である。また、この拡径は位置Bから位置Aに向
けて行なうよう図示されているが、逆方向にも可能であ
る。かくして、保護管の導入のための導孔が形成され
る。
【0005】上記引込みパイプ53の後端には保護管が
取り付けられておりこれを拡径孔へ引き込む。保護管は
地上で次々と溶接等で直列に接続されて長尺管55とな
って引き込まれて(図3(C))、埋設長尺管となる
(図3(D))。
【0006】上記埋設長尺管55には、図3(D)のご
とく、地上位置B側から先頭ヘッド56Aをもつメッセ
ンジャーワイヤ56が導入される。上記長尺管55の地
上位置B側の開口からは圧搾空気が送入されて、その圧
力により先頭ヘッド56Aは押されて進行しメッセンジ
ャーワイヤ56を引いて行く。メッセンジャーワイヤ5
6の先端が地上位置Aに達すると、上記先頭ヘッド56
Aは取り外されてここに(接続点58に)、比較的強度
の高いリードワイヤ57が取り付けられ、メッセンジャ
ーワイヤ56は、今度は、図3(E)のごとく逆に位置
Aに向け引かれる。
【0007】上記リードワイヤ57の後端には、ケーブ
ル59が接続点60にて取り付けられていて、該リード
ワイヤ57が完全に地上位置Bから引き出されると、埋
設長尺管内にはケーブルが全長にわたり布設されること
となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のケー
ブルの保護管内への引込み方法にあっては、保護管の埋
設後に、多くの工程を必要とし作業が複雑である。
【0009】従来の方法によるケーブルの引込みでは、
保護管を埋設長尺管として敷設した後に、ケーブルの先
端をウインチでリードワイヤを介して引っ張ることによ
り保護管内に引き込むため、ケーブル自身が引込みに耐
える張力と、保護管との間の側圧(摩擦)に対して十分
な強度をもっていなければならない。
【0010】特に、長い距離の保護管へ従来方法により
ケーブルを引き込む場合、ケーブルの自重が大きいため
必要な張力や側圧はかなり大きなものとなり、これに対
しては、鋼線や強化プラスチックなどのテンションメン
バー等を使用して強度を増加させることによって対処し
ている。しかし、従来方法では耐張力性や耐側圧性を増
加させようとすると、ケーブル自身の重量がさらに重く
なるため、引込みのための張力や保護管との間に生ずる
側圧が一層増加するという基本的な問題があった。
【0011】そのため、中継点無しで保護管に引き込め
るケーブルの長さには自ずと限界があり、それを超えて
の通線が要求される場合、中継(途中接続)が必要であ
った。しかし、接続部分には張力をかけられないため、
途中接続のためにはマンホールなどの大掛かりな設備が
必要条件となるため、特に、幅のある水路横断等の場合
には途中に接続点を設けることは航路の障害になると
か、膨大なコストがかかるとかの理由により、実現する
ことが難しかった。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑み、ケーブルへ
張力や側圧を殆ど及ぼすことなく長距離の保護管へケー
ブル等の線条体の通線を可能とするケーブル引込み方
法、装置そしてそのための保護管を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】<保護管への線条体の引
込み方法>本発明に係る保護管への線条体の引込み方法
は、地上の二位置を連通するように地下に掘削形成され
た導孔内に、複数の保護管を直列に順次接続しながら挿
入して埋設長尺管を形成し、該埋設長尺管内に上記二位
置を結ぶ線条体を挿入することによりなされる。
【0014】かかる線条体引込み方法において、本発明
では、複数の保護管を基台上に並列もしくは直列に配
置し、これらの複数の保護管に対して最後位置の保護
管の後端から前端に向け線条体の先端部を挿通せしめ、
同様に一つづつ前方位置の保護管へ線条体を挿通させ、
最前位置の保護管の前端部に該線条体の先端を取り付
けた後、埋設途中もしくは埋設直前時に最前位置の保護
管の後端に次の保護管の前端を接続し、埋設が一つの
保護管の分だけ進行したときに、後続の接続前の保護管
を一つ前方の保護管があった配列位置まで移動し、上
記保護管の接続により弛むこととなった長さだけ線条体
を後方へ引き戻し、上記保護管の接続、埋設、配列位
置移動そして線条体の引戻しを一つの保護管の埋設が行
なわれる毎に繰り返すことを特徴としている。
【0015】本発明においても、保護管の導入のための
導孔を掘削形成するまでは、従来と同様に行なわれる。
本発明にあっては、上述のごとく、導孔への保護管の導
入と同時にケーブル等の線条体が引き込まれることに特
徴がある。したがって、工程が簡単化される。又、線条
体は保護管に引かれて一緒に移動するので、両者は相対
移動がないために摩擦を伴わないので、線条体は耐張力
・耐摩擦が低いものであってもよい。なお、本発明で
は、複数の保護管の配列方法は、並列と直列との両方が
可能である。
【0016】本発明において、ケーブル等の線条耐の布
設長、すなわち、全数の保護管の合計長程度しか用意さ
れていないときには、線条体の末端に、並列配置もしく
は直列配置されているすべての保護管に線条体を挿通し
たときの挿通全長と全保護管の長さの合計長との差より
も長い引戻し用補助線条体を接続しておくことにより対
応できる。
【0017】<保護管への線条体の引込みのための装置
>本発明に係る線条体引込み装置は、地上の二位置を連
通するように地下に掘削形成された導孔内に、複数の保
護管を直列に順次接続しながら挿入して埋設長尺管を形
成し、該埋設長尺管内に上記二位置を結ぶ線条体を挿入
するようになっている。
【0018】かかる線条体引込み装置において、本発明
では、接続前の複数の保護管を移動可能に並列配置する
基台と、配置された保護管の軸線方向外側にて各保護管
の両端に対応した位置に配された変向用のガイドローラ
と、基台もしくはこれに取り付けられた部材に形成され
上記ガイドローラを上記軸線方向に対して直角方向に移
動可能に案内支持するローラ案内体とを有することを特
徴としている。このような本発明装置により、既述の本
発明の線条体引込み方法の実施が可能となる。
【0019】本発明装置において、基台は、並列配置さ
れた保護管を支持しかつ保護管の軸線方向に対し直角方
向に移動するための保護管案内体を有することが好まし
い。この保護管案内体によって保護管は円滑に前進でき
る。
【0020】上記ローラ案内体は、最前位置の保護管よ
りも前方位置までガイドローラを案内可能となっている
ことが好ましい。こうすることによって、埋設後に保護
管が不在となったガイドローラを前方位置に次の使用ま
で待機させておくことができる。
【0021】又、上記ガイドローラは、最前位置の保護
管に近接して該保護管に沿って可動に副案内体により案
内されていることとするならば、埋設へ向けて移動する
保護管に追従してガイドローラが移動できる。
【0022】<保護管>本発明の保護管は、両端が開口
して線条体を挿通可能となっており、保護管の少なくと
も一端に着脱自在な蓋体を有し、該蓋体は管内に向く内
面に線条体の接続を可能とする結線部を有していること
を特徴としている。線条体はその先端が上記蓋体に接続
されて、埋設時に導孔での保護管の移動によってケーブ
ルはこの蓋体に引かれて保護管と一緒に移動する。本発
明において、結線部は、保護管の軸線そしてこれと直交
する二つの直径線の三つのうちの少なくとも保護管の軸
線まわりに線条体との間で相対回動が可能な状態で線条
体を接続する自在継手であることが好ましい。この自在
継手により、線条体の捩れや、結線部近傍での大きな曲
げ応力を回避できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1及び図2に
もとづき、本発明の実施の形態を説明する。
【0024】図1(A)は本実施形態装置の平面図を示
している。同図において、基台1は、矩形の平面形状を
なし、複数の保護管2を、両端が揃えられた状態で並列
載置できる大きさをもっている。地上の二位置間を結ぶ
ために必要な数の保護管を上記基台1上に一度に載置し
切れないときには、保護管の埋設の進行中、埋設した数
の分だけ適宜補充載置すれば良い。
【0025】本実施形態において、基台1には、好まし
い形態として保護管案内体3が設けられている。該保護
管案内体3は、図1(A)に図示した例では、保護管2
の軸線方向(長手方向)範囲内にあって、該軸線方向に
対して直角な方向に延びる平行な複数のレール体となっ
ている。保護管2は該保護管案内体3の上を転動又は滑
動して前方(図1(A)にて上方)へ移動可能となって
いる。さらに好ましくは、保護管2を低摩擦で円滑に転
動するために、図1(B)のごとく、保護管案内体3に
コンベアとしての一連のローラ4を設けておいても良
い。保護管案内体3の数、位置等は保護管2の長さ、重
量等によって適宜決定される。
【0026】さらに、上記基台1には、軸線方向におい
て保護管2の範囲外で該保護管2の両端に近い位置にレ
ール状のローラ案内体5が対をなして上記保護管案内体
3と平行に設けられており、該一対のローラ案内体5は
上記保護管案内体3よりも前方まで延びており、本実施
形態では、両ローラ案内体5は最前(図1(A)にて最
上位)の保護管2よりも前方で曲部6Aを経て保護管2
と平行な連絡部6により連絡されている。
【0027】上記一対のローラ案内体5のそれぞれに
は、図1(A)にて紙面に対して直角な軸線まわりに回
転自在な複数のガイドローラ7が支持されている。該ガ
イドローラは、ケーブル等の線条体を変向案内するため
のものであり、各ローラ案内体5上に少なくとも保護管
2の数だけ設けられており、該ローラ案内体5に案内さ
れて前後に移動可能となっている。
【0028】又、最前位置の保護管2の直後方位置に
は、該保護管2の軸線に沿って延びるレール状の副案内
体8が設けられており、ガイドローラ7はローラ案内体
5上を前進してこの副案内体8と交差する位置までくる
と、該副案内体8上を移動できるようになっている。
【0029】図1(A)にて、複数の保護管2は、ほぼ
等間隔に保護管案内体3上に配置されており、隣接せる
二つの保護管2同士間そして最後の保護管2の後方にガ
イドローラ7が位置している。
【0030】最前位置の保護管(埋設長尺管形成時に先
頭となる保護管)2の先端部には、蓋体9が取り付けら
れており、該蓋体9の内面にはケーブルの先端を結縛す
るための結線部10が設けられている。
【0031】かかる本実施形態装置にあっては、ケーブ
ル等の線条体は、掘削形成された導孔内へ、保護管と共
に挿入される。本実施形態では、地下でのリーマ等を用
いて保護管と同径の導孔を保護管の挿入埋設に先立って
形成しておく工程までは、従来と同様に行なわれる。
【0032】 最前位置の保護管2が上記導孔の延長
線上にある地上位置にくるように、上記基台1を位置決
めし、しかる後に、所定間隔で複数の保護管2が配置さ
れる。最後位置の保護管の側方にはケーブルCを巻回せ
るリール体11が回転自在に配置される。
【0033】 次に、リール体11からケーブルCを
引き出しながら、最後位置の保護管2の後方に位置す
る、左右ローラ案内体5上のガイドローラ7に順に掛
け、次に上記最後位置の保護管2内を挿通し、しかる後
に一つ前方位置の保護管2に対しても同様にガイドロー
ラ7へケーブル掛けを行ない、図1(A)のごとく、ジ
グザグをなしてケーブルCを最前位置の保護管2に至る
までこれを順次前方の保護管に対して繰り返し、ケーブ
ルCの挿通作業が行なわれる。このケーブルの挿通作業
において、基台1上に全数の保護管が載置し切れずに一
部が基台外にある場合でも、この全数の保護管について
ケーブル挿通を行なう。
【0034】 ケーブルCの先端は、最前位置の保護
管2の蓋体9の結線部10へ結縛される。この作業は、
蓋体9の保護管2への取付け前に上記結線部10へのケ
ーブルCの先端部の結縛を行なった方が、作業がし易
い。
【0035】 しかる後、図3(B),(C)に見ら
れる引込みパイプ53の後端を本実施形態の最前位置の
保護管2の蓋体9に連結する。かくして、保護管2の埋
設そしてケーブルの引込みの準備が完了する。
【0036】 最前位置の保護管2を、図2(A)の
状態から既述の引込みパイプ53により導孔内へ引き込
む(図2(B)参照)。ケーブルCは、この保護管2の
蓋体9の結線部10に結縛されているので、保護管2の
埋設移動と共に引き込まれて行く。したがって、ケーブ
ルCは上記保護管2との間に相対移動なく、摩擦を伴う
ことなく移動する。
【0037】 最前位置の保護管2の後端(図2
(B)にて右端)側に位置するガイドローラ7は、右側
のローラ案内体5から副案内体8へ移行して上記保護管
2の後端に追従するように移動し(図2(B)参照)、
上記保護管2が基台1から離れる時点では、左側のロー
ラ案内体上のガイドローラ7に近接する位置まで達する
(図2(C)参照)。図2(A)から図2(C)に移行
する間に、左右のガイドローラ7同士間のケーブル長
は、保護管2の約1本分の長さだけ弛むようになるので
この弛みを防止するためにリール11にてケーブルCの
引き戻しを行なう。かくして、ガイドローラ7の移動で
もケーブルCはガイドローラ7から外れることなく、一
定の張力を保つ。
【0038】 図2(C)のように、最前位置の保護
管があった位置は保護管不在の状態となるので、ここに
次の保護管2以降を順次図2(D)のごとくガイドロー
ラ7と共に前進させる。その際、図2(C)に見られる
最前位置の保護管2の後端側に位置する2つのガイドロ
ーラ7は左側のローラ案内体3を経て前方へ押しやられ
て連絡部6にて、次の使用に備えて待機する。
【0039】 次に、図2(E)のごとく、二番目の
保護管(基台1上で最前位置にくることとなった次の保
護管)2を左方へ移動し、すでに埋設進行中の先行保護
管2と当接させ、ここで溶接等により連結し、一体とな
って埋設方向に移動する。この保護管についても、図2
(A)〜(D)に示す工程を繰り返して行なう。かくし
て、所定本数の保護管について埋設を行なうと共に、ケ
ーブルの引込みが完了する。最後に先頭の保護管から蓋
体を外し、地上でのケーブル接続に備える。
【0040】本実施形態において、上記で述べたよう
に、各保護管について埋設を行なう都度、その埋設進行
時にケーブルの引戻しを行なうので、ケーブルは全数の
保護管の接続後の長さ分に加えて、少なくともその長さ
だけ引戻し分として余分にリールに巻回されていなくて
はならない。しかし、ケーブルが全数の保護管の接続後
の長さ分だけしか用意されていないときには、図1に示
されるようにケーブルCの後端に引戻し用補助線条体C
1を連結しておく(連結箇所12参照)。
【0041】本発明において、保護管2の蓋体9に設け
られた結線部10は、保護管の軸線そしてそれに直交す
る二つの直径線の三つのうちの少なくとも軸線まわりに
線条体との間で相対回動を可能とする自在継手であるこ
とが望ましい。軸線まわりの回動は線条体の捩れを防止
し、直径線まわりの回動は結線部近傍でのケーブルの撓
みによる曲げモーメントを小さくする。
【0042】さらに、本発明は、埋設前の複数の保護管
を並列配置しておいたが、直列配置しておいても同様に
実施可能である。又、並列そして直列配置を併用しても
よい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法及び装置に
よれば、推進工法等によるケーブル等の線条体の布設の
ための保護管の埋設に際し、最前の保護管の先頭部に線
条体を取り付けて保護管の敷設と同時に線条体を布設で
きるようにしたので、線条体と保護管との相対移動がな
くなって、布設時の線条体にかかる張力と側圧を激減さ
せることが可能となり、その結果、線条体に鉄線等のテ
ンションメンバー等が不要となるだけでなく、長距離の
保護管へ途中に中継点(接続)無しで線条体を引き込む
ことが可能となり、河川横断等ケーブルの保護管への通
線作業を飛躍的に向上させることができる。また、本発
明の保護管にあっては、その構造が簡単であり、既成の
保護管にも、容易に適用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態装置を示し、(A)は平面
図、(B)は保護管案内体及びローラの一部を示す側面
図である。
【図2】図1装置による工程を(A)〜(E)に示す図
である。
【図3】従来の工程を(A)〜(F)に示す図である。
【符号の説明】
1 基台 2 保護管 3 保護管案内体 5 ローラ案内体 7 ガイドローラ 8 副案内体 9 蓋体 10 結線部(自在継手) C 線条体(ケーブル) C1 引戻し用補助線条体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 9/06 H02G 9/06 B (72)発明者 中島 隆 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 藤村 勲 神奈川県横浜市鶴見区小野町88番地 日本 鋼管工事株式会社内 (72)発明者 三木 二美夫 神奈川県横浜市鶴見区小野町88番地 日本 鋼管工事株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AC18 AD32 5G369 AA19 BA04 DC02 DC09 EA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上の二位置を連通するように地下に掘
    削形成された導孔内に、複数の保護管を直列に順次接続
    しながら挿入して埋設長尺管を形成し、該埋設長尺管内
    に上記二位置を結ぶ線条体を挿入する線条体引込み方法
    において、複数の保護管を基台上に並列もしくは直列に
    配置し、これらの複数の保護管に対して最後位置の保護
    管の後端から前端に向け線条体の先端部を挿通せしめ、
    同様に一つづつ前方位置の保護管へ線条体を挿通させ、
    最前位置の保護管の前端部に該線条体の先端を取り付け
    た後、埋設途中もしくは埋設直前時に最前位置の保護管
    の後端に次の保護管の前端を接続し、埋設が一つの保護
    管の分だけ進行したときに、後続の接続前の保護管を一
    つ前方の保護管があった配列位置まで移動し、上記保護
    管の接続により弛むこととなった長さだけ線条体を後方
    へ引き戻し、上記保護管の接続、埋設、配列位置移動そ
    して線条体の引戻しを一つの保護管の埋設が行なわれる
    毎に繰り返すことを特徴とする保護管への線条体の引込
    み方法。
  2. 【請求項2】 線条体の末端に、並列配置もしくは直列
    配置されているすべての保護管に線条体を挿通したとき
    の挿通全長と全保護管の長さの合計長との差よりも長い
    引戻し用補助線条体を接続しておくこととする請求項1
    に記載の保護管への線条体の引込み方法。
  3. 【請求項3】 地上の二位置を連通するように地下に掘
    削形成された導孔内に、複数の保護管を直列に順次接続
    しながら挿入して埋設長尺管を形成し、該埋設長尺管内
    に上記二位置を結ぶ線条体を挿入する線条体引込み装置
    において、接続前の複数の保護管を移動可能に並列配置
    する基台と、配置された保護管の軸線方向外側にて各保
    護管の両端に対応した位置に配された変向用のガイドロ
    ーラと、基台もしくはこれに取り付けられた部材に形成
    され上記ガイドローラを上記軸線方向に対して直角方向
    に移動可能に案内支持するローラ案内体とを有すること
    を特徴とする線条体引込み装置。
  4. 【請求項4】 基台は、並列配置された保護管を支持し
    かつ保護管の軸線方向に対し直角方向に移動するための
    保護管案内体を有することとする請求項3に記載の線条
    体引込み装置。
  5. 【請求項5】 ローラ案内体は、最前位置の保護管より
    も前方位置までガイドローラを案内可能となっているこ
    ととする請求項3に記載の線条体引込み装置。
  6. 【請求項6】 ガイドローラは、最前位置の保護管に近
    接して該保護管に沿って可動に副案内体により案内され
    ていることとする請求項3又は請求項5に記載の線条体
    引込み装置。
  7. 【請求項7】 両端が開口して線条体を挿通可能とする
    保護管において、保護管の少なくとも一端に着脱自在な
    蓋体を有し、該蓋体は管内に向く内面に線条体の接続を
    可能とする結線部を有していることを特徴とする線条体
    引込みのための保護管。
  8. 【請求項8】 結線部は、保護管の軸線そしてこれと直
    交する二つの直径線の三つのうちの少なくとも保護管の
    軸線まわりに線条体との間で相対回動が可能な状態で線
    条体を接続する自在継手であることとする請求項7に記
    載の線条体引込みのための保護管。
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