JP2000146024A - 地中埋設管の埋設方法と埋設構造 - Google Patents
地中埋設管の埋設方法と埋設構造Info
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- JP2000146024A JP2000146024A JP10319036A JP31903698A JP2000146024A JP 2000146024 A JP2000146024 A JP 2000146024A JP 10319036 A JP10319036 A JP 10319036A JP 31903698 A JP31903698 A JP 31903698A JP 2000146024 A JP2000146024 A JP 2000146024A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 隣接マンホールの一方を「発進坑3・他方を
受進坑4」として、その間の地中埋設管を旧管2から新
管1に交換埋設するにおいて、新管1の埋設軸心を厳格
に整える高品質埋設方法を提供する。 【解決手段】 発進坑3から「破砕ヘッド30を先頭に
有して順次連結する推進軸7」を受進坑4へ進めて旧管
2を破砕除去すると共に、その推進軸7に連動追従させ
た新管1を「破砕ヘッド30が穿設した中空管路8」に
敷設埋設するにおいて、その新管1と推進軸7との空隙
に、ドーナツ形状のエアバッグ10からなるエアバッグ
連鎖体11を介装して、そのエアバッグ連鎖体11を膨
大状態にすることによって新管1と推進軸7を実質一体
同芯の硬直状態にして埋設固定し、しかるのち、そのエ
アバッグ連鎖体11のエアを抜いて縮小させて推進軸7
と共に抜き取り、新管1の埋設軸心を所定の勾配形態に
整える埋設方法が特徴である。
受進坑4」として、その間の地中埋設管を旧管2から新
管1に交換埋設するにおいて、新管1の埋設軸心を厳格
に整える高品質埋設方法を提供する。 【解決手段】 発進坑3から「破砕ヘッド30を先頭に
有して順次連結する推進軸7」を受進坑4へ進めて旧管
2を破砕除去すると共に、その推進軸7に連動追従させ
た新管1を「破砕ヘッド30が穿設した中空管路8」に
敷設埋設するにおいて、その新管1と推進軸7との空隙
に、ドーナツ形状のエアバッグ10からなるエアバッグ
連鎖体11を介装して、そのエアバッグ連鎖体11を膨
大状態にすることによって新管1と推進軸7を実質一体
同芯の硬直状態にして埋設固定し、しかるのち、そのエ
アバッグ連鎖体11のエアを抜いて縮小させて推進軸7
と共に抜き取り、新管1の埋設軸心を所定の勾配形態に
整える埋設方法が特徴である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水管等の地中埋
設管を、既設旧管から新管に交換したり、新規に埋設す
る工事方法の地中埋設管の埋設方法と埋設構造に関する
ものである。
設管を、既設旧管から新管に交換したり、新規に埋設す
る工事方法の地中埋設管の埋設方法と埋設構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】下水管等の地中埋設管が老朽化したり容
量不足になった場合に、埋設されている旧管を新管に取
り替える方法は、地面を掘り起こさないで旧管を破砕し
たり切削して新管に取り替える方法が普及しており、特
表平6ー503624号公報・特公平3ー3106号公
報・特公平3ー48320号公報等に示される公知技術
がある。
量不足になった場合に、埋設されている旧管を新管に取
り替える方法は、地面を掘り起こさないで旧管を破砕し
たり切削して新管に取り替える方法が普及しており、特
表平6ー503624号公報・特公平3ー3106号公
報・特公平3ー48320号公報等に示される公知技術
がある。
【0003】即ち、これ等の公知技術は(図3参照)、
隣接する一対のマンホール立坑の「一方を発進坑3他方
を受進坑4」として利用して、その発進坑3から旧管2
を切削または破砕する切削・破砕ヘッド30(以下、単
に破砕ヘッド30という)有する推進装置5を受進坑4
の方向へ推進して旧管2を切削・破砕除去して旧管2の
外径より一回り大なる直径の中空管路8を形成すると共
に、その破砕ヘッド30の新管連結部18に新管1を順
次連結して「受進坑4側からチェーン32によって引っ
張ったり、発進坑3内に設けた油圧プッシャー(図示し
ない)によって押し込んで」中空管路8内に押し進めて
新管1を敷設し、その新管1の外周と中空管路8内周と
の間に生ずる隙間に必要な凝固剤を注入して埋め込み固
化し、旧管2に代る新管1を発進坑3と受進坑4の間に
交換埋設する方法を特徴としている。
隣接する一対のマンホール立坑の「一方を発進坑3他方
を受進坑4」として利用して、その発進坑3から旧管2
を切削または破砕する切削・破砕ヘッド30(以下、単
に破砕ヘッド30という)有する推進装置5を受進坑4
の方向へ推進して旧管2を切削・破砕除去して旧管2の
外径より一回り大なる直径の中空管路8を形成すると共
に、その破砕ヘッド30の新管連結部18に新管1を順
次連結して「受進坑4側からチェーン32によって引っ
張ったり、発進坑3内に設けた油圧プッシャー(図示し
ない)によって押し込んで」中空管路8内に押し進めて
新管1を敷設し、その新管1の外周と中空管路8内周と
の間に生ずる隙間に必要な凝固剤を注入して埋め込み固
化し、旧管2に代る新管1を発進坑3と受進坑4の間に
交換埋設する方法を特徴としている。
【0004】一方、新規に下水管20を地中埋設する場
合は(図4参照)、埋設後の隣接マンホール立坑の一方
を発進坑3他方を受進坑4として利用して、その発進坑
3と受進坑4間に新管の下水管20を敷設する方法が採
られている。即ち、発進坑3側から「順次継ぎ足し連結
して長くする中空管の推進軸7の先端に地中を掘削する
掘削ヘッド31を備えた推進装置5」を受進杭4側に前
進させて中空管路8を形成しながら、その推進装置5に
下水管20を順次直列に連結して掘削された中空管路8
に下水管20を敷設し、しかるのち、その中空管路8と
下水管20の外周との間に生じた隙間に凝固剤を注入し
て下水管20を地中に埋設固定する方法が採られてい
る。なお、破砕ヘッド30・掘削ヘッド31による破砕
物・掘削物は新管1または推進軸7の中空部を通して発
進坑3側に排出される。
合は(図4参照)、埋設後の隣接マンホール立坑の一方
を発進坑3他方を受進坑4として利用して、その発進坑
3と受進坑4間に新管の下水管20を敷設する方法が採
られている。即ち、発進坑3側から「順次継ぎ足し連結
して長くする中空管の推進軸7の先端に地中を掘削する
掘削ヘッド31を備えた推進装置5」を受進杭4側に前
進させて中空管路8を形成しながら、その推進装置5に
下水管20を順次直列に連結して掘削された中空管路8
に下水管20を敷設し、しかるのち、その中空管路8と
下水管20の外周との間に生じた隙間に凝固剤を注入し
て下水管20を地中に埋設固定する方法が採られてい
る。なお、破砕ヘッド30・掘削ヘッド31による破砕
物・掘削物は新管1または推進軸7の中空部を通して発
進坑3側に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の地中埋設
管の交換方法は、新管1の接手部分を発進坑3内で順次
連結して破砕ヘッド30に追従推進して新管1の外径よ
り大なる直径の中空管路8に長尺状態になって挿入さ
れ、その長尺挿入状態の新管1は前端を推進装置5に連
結固定すると共に、後端部分が発進坑3内の支承台16
に載置されて中間部分が空中保持の両端支持梁形態とな
り、その両端支持長尺梁形態が「新管1の外周空隙に注
入した凝固剤が固化するまで」持続されるので、管重や
押し込み推進荷重によって「中間垂れ・座屈曲り」を生
ずることがあり、交換埋設後の「1000粍当り2〜3
粍」の厳格な下水管勾配基準から外れるケースがあり、
そのような埋設状態になると手数のかかる修正工事が必
要になる。
管の交換方法は、新管1の接手部分を発進坑3内で順次
連結して破砕ヘッド30に追従推進して新管1の外径よ
り大なる直径の中空管路8に長尺状態になって挿入さ
れ、その長尺挿入状態の新管1は前端を推進装置5に連
結固定すると共に、後端部分が発進坑3内の支承台16
に載置されて中間部分が空中保持の両端支持梁形態とな
り、その両端支持長尺梁形態が「新管1の外周空隙に注
入した凝固剤が固化するまで」持続されるので、管重や
押し込み推進荷重によって「中間垂れ・座屈曲り」を生
ずることがあり、交換埋設後の「1000粍当り2〜3
粍」の厳格な下水管勾配基準から外れるケースがあり、
そのような埋設状態になると手数のかかる修正工事が必
要になる。
【0006】一方、前記の新規下水管の地中埋設方法と
埋設構造は、埋設下水管20の外周に凝固剤を注入した
りして地中に固設する方法のため、下水管の交換が必要
になると前記公知技術による煩雑にして手数がかかる埋
設管交換工事をやらざるを得なく長い工事期間と多大の
手数がかかる。そして、地中埋設の下水管外周を化学物
質を含む注入剤によって固化すると、その化学物質によ
る土壌汚損をもたらすおそれがある。本発明は、以上の
従来技術の難点を解消する地中埋設管の埋設方法と埋設
構造を提供するものである。
埋設構造は、埋設下水管20の外周に凝固剤を注入した
りして地中に固設する方法のため、下水管の交換が必要
になると前記公知技術による煩雑にして手数がかかる埋
設管交換工事をやらざるを得なく長い工事期間と多大の
手数がかかる。そして、地中埋設の下水管外周を化学物
質を含む注入剤によって固化すると、その化学物質によ
る土壌汚損をもたらすおそれがある。本発明は、以上の
従来技術の難点を解消する地中埋設管の埋設方法と埋設
構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明は「隣接マンホール坑の一方を発進坑・他方を
受進坑として、該発進坑から該受進坑側へ順次長くする
推進軸の先端に破砕・掘削ヘッドを有する推進装置を推
進させて、埋設用中空管路を形成すると共に、該推進装
置に連結した地中埋設管を前記中空管路に敷設して、前
記発進坑と前記受進坑間の既設旧管を新管の前記地中埋
設管に交換埋設したり、または、前記発進坑と前記受進
坑との間に前記地中埋設管を新規埋設するにおいて、前
記地中埋設管の内周と前記推進軸の外周との間に、弾性
膨大縮小自在のドーナツ状のエアバッグを介装し、膨大
状態の該エアバッグによって該地中埋設管と該推進軸を
同芯実質一体物の硬直形態にして推進セットし、しかる
のち、該エアバッグを収縮状態にして該地中埋設管から
抜き取って該地中埋設管の埋設軸心を整えることを特徴
とする地中埋設管の埋設方法」の第一発明と、
る本発明は「隣接マンホール坑の一方を発進坑・他方を
受進坑として、該発進坑から該受進坑側へ順次長くする
推進軸の先端に破砕・掘削ヘッドを有する推進装置を推
進させて、埋設用中空管路を形成すると共に、該推進装
置に連結した地中埋設管を前記中空管路に敷設して、前
記発進坑と前記受進坑間の既設旧管を新管の前記地中埋
設管に交換埋設したり、または、前記発進坑と前記受進
坑との間に前記地中埋設管を新規埋設するにおいて、前
記地中埋設管の内周と前記推進軸の外周との間に、弾性
膨大縮小自在のドーナツ状のエアバッグを介装し、膨大
状態の該エアバッグによって該地中埋設管と該推進軸を
同芯実質一体物の硬直形態にして推進セットし、しかる
のち、該エアバッグを収縮状態にして該地中埋設管から
抜き取って該地中埋設管の埋設軸心を整えることを特徴
とする地中埋設管の埋設方法」の第一発明と、
【0008】「マンホール間の地中埋設管の埋設構造に
おいて、外周に噴水孔群を有して前記マンホール間に連
通する送水路体を、前記地中埋設管の外周に添設すると
共に、前記送水路体を含む前記地中埋設管の外周に砂層
を備え、前記送水路体に圧送水することによって前記砂
層を流出除去して、埋設状態の前記地中埋設管を前記マ
ンホール側へ引き出し・押し出し可能にした構造を特徴
とする地中埋設管の埋設構造」の第二発明からなってい
る。
おいて、外周に噴水孔群を有して前記マンホール間に連
通する送水路体を、前記地中埋設管の外周に添設すると
共に、前記送水路体を含む前記地中埋設管の外周に砂層
を備え、前記送水路体に圧送水することによって前記砂
層を流出除去して、埋設状態の前記地中埋設管を前記マ
ンホール側へ引き出し・押し出し可能にした構造を特徴
とする地中埋設管の埋設構造」の第二発明からなってい
る。
【0009】
【作用】前記第一発明の地中埋設管の埋設方法は、既設
旧管を切削・破砕したり配管用中空管路をトンネル状に
掘削形成する推進装置の推進軸と、該推進軸と連動推進
する地中埋設管を、エアバックによって同芯一体物の硬
直形態に保持して埋設するので、剛性等の機械的性質に
優れてストレート状の軸心を有する該推進軸と同芯形態
に調芯した高品質に敷設することができる。従って、そ
の地中埋設管が厳格な勾配基準が要求される下水管であ
っても、その基準を満足する埋設形態にすることができ
る。
旧管を切削・破砕したり配管用中空管路をトンネル状に
掘削形成する推進装置の推進軸と、該推進軸と連動推進
する地中埋設管を、エアバックによって同芯一体物の硬
直形態に保持して埋設するので、剛性等の機械的性質に
優れてストレート状の軸心を有する該推進軸と同芯形態
に調芯した高品質に敷設することができる。従って、そ
の地中埋設管が厳格な勾配基準が要求される下水管であ
っても、その基準を満足する埋設形態にすることができ
る。
【0010】そして、前記第二発明の地中埋設管の埋設
構造は、前記の送水路体を外周長手方向に設けた地中埋
設管を該送水路体を埋める砂層で包み込んだ埋設形態と
なり、その砂層は流水に弱い定性があることから、該送
出路体の噴水孔から噴き出した圧送水によって容易に流
出してマンホール側へ除去されて地中埋設管の管周が空
洞状態または半空洞状態となるので、その地中埋設管は
マンホール側へ容易に引き出し・押し出し可能となる。
従って、既設旧管を新管と交換するときの煩雑な旧管破
砕・切削除去作業が無用になると共に、その地中埋設管
の埋設姿勢を固定する化学物質入り凝固剤が無用になる
ので、土壌汚損をもたらすおそれがない。
構造は、前記の送水路体を外周長手方向に設けた地中埋
設管を該送水路体を埋める砂層で包み込んだ埋設形態と
なり、その砂層は流水に弱い定性があることから、該送
出路体の噴水孔から噴き出した圧送水によって容易に流
出してマンホール側へ除去されて地中埋設管の管周が空
洞状態または半空洞状態となるので、その地中埋設管は
マンホール側へ容易に引き出し・押し出し可能となる。
従って、既設旧管を新管と交換するときの煩雑な旧管破
砕・切削除去作業が無用になると共に、その地中埋設管
の埋設姿勢を固定する化学物質入り凝固剤が無用になる
ので、土壌汚損をもたらすおそれがない。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、第一発明の地中埋設管の埋
設方法の一実施形態を図1を参照して説明する。即ち、
この実施形態は作業員が管内へ入れない小径の既設下水
管の旧管2を新管1に交換埋設する方法にして、隣接マ
ンホール立坑の「一方を発進坑3・他方を受進坑4」と
なし、この発進坑3の旧管2の入口から「旧管2を破砕
して除去する公知の破砕ヘッド30を有する推進装置
5」を円筒形の推進軸7によって受進坑4側へ「発進坑
3に備えた油圧プッシャー15」によって順次推進させ
て、旧管2を破砕除去した後に新管1を埋設するための
中空管路8を形成すると共に、その中空管路8に、推進
装置5に連結して連動推進する新管1を引き込み敷設し
て旧管2を新管1に交換埋設するにおいて、下記の特殊
工法を採択する。なお、以上の推進装置5による旧管2
の破砕除去加工と、推進装置5が形成した中空管路8に
新管1を代替え敷設する方法は従来の公知工法と同一で
ある。
設方法の一実施形態を図1を参照して説明する。即ち、
この実施形態は作業員が管内へ入れない小径の既設下水
管の旧管2を新管1に交換埋設する方法にして、隣接マ
ンホール立坑の「一方を発進坑3・他方を受進坑4」と
なし、この発進坑3の旧管2の入口から「旧管2を破砕
して除去する公知の破砕ヘッド30を有する推進装置
5」を円筒形の推進軸7によって受進坑4側へ「発進坑
3に備えた油圧プッシャー15」によって順次推進させ
て、旧管2を破砕除去した後に新管1を埋設するための
中空管路8を形成すると共に、その中空管路8に、推進
装置5に連結して連動推進する新管1を引き込み敷設し
て旧管2を新管1に交換埋設するにおいて、下記の特殊
工法を採択する。なお、以上の推進装置5による旧管2
の破砕除去加工と、推進装置5が形成した中空管路8に
新管1を代替え敷設する方法は従来の公知工法と同一で
ある。
【0012】即ち、図1(C)参照、この実施形態の工
法は新管1と推進軸7との空隙Cにドーナツ形状のエア
バック10を介装して新管1と推進軸7を同芯一体物の
硬直状態にして中空管路8内に新管1を順次推進させる
工法にして、そのエアバック10は圧力エアによって膨
大すると共に、その圧力エアを抜くことによって弾性収
縮する弾性チューブ体にして、長さを標準化して工業量
産した新管1の1個当り3〜4個装着できるエアバック
連鎖体11に形成され、このエアバック連鎖体11は、
可撓性エアホース12によってエアバック10を連鎖状
に相互連結すると共に、そのエアバック連鎖体11の両
端のエアホース12の端部にはエアバルブ13つき連結
部14が設けられ、その連結部14の連結によって多数
のエアバッグ連鎖体11が長く相互連結され、共通のエ
アホース12への圧力エアの注入によって同時に膨大し
たり同時収縮するようになっている。
法は新管1と推進軸7との空隙Cにドーナツ形状のエア
バック10を介装して新管1と推進軸7を同芯一体物の
硬直状態にして中空管路8内に新管1を順次推進させる
工法にして、そのエアバック10は圧力エアによって膨
大すると共に、その圧力エアを抜くことによって弾性収
縮する弾性チューブ体にして、長さを標準化して工業量
産した新管1の1個当り3〜4個装着できるエアバック
連鎖体11に形成され、このエアバック連鎖体11は、
可撓性エアホース12によってエアバック10を連鎖状
に相互連結すると共に、そのエアバック連鎖体11の両
端のエアホース12の端部にはエアバルブ13つき連結
部14が設けられ、その連結部14の連結によって多数
のエアバッグ連鎖体11が長く相互連結され、共通のエ
アホース12への圧力エアの注入によって同時に膨大し
たり同時収縮するようになっている。
【0013】以上のエアバック連鎖体11を収縮状態に
して発進坑3内の新管1と推進軸7の間に介装して膨大
状態にして新管1・推進軸7を同芯一体物の硬直状態に
して、推進装置5に追従連動させて中空管路8内へ送出
する。以下、順次推進させる新管1にエアバッグ連鎖体
11を介装して前方の膨大状態のエアバック連鎖体11
と順次連結連通させて膨大状態にして中空管路8に送り
込む。なお、図中の16は新管1の支承台である。
して発進坑3内の新管1と推進軸7の間に介装して膨大
状態にして新管1・推進軸7を同芯一体物の硬直状態に
して、推進装置5に追従連動させて中空管路8内へ送出
する。以下、順次推進させる新管1にエアバッグ連鎖体
11を介装して前方の膨大状態のエアバック連鎖体11
と順次連結連通させて膨大状態にして中空管路8に送り
込む。なお、図中の16は新管1の支承台である。
【0014】かくして、発進坑3と受進坑4間に、エア
バック10群によって推進軸7と同芯一体化した新管1
を敷設した後、その新管1と中空管路8との間隙に、従
来手段と同様に凝固剤を注入して埋設姿勢を固定化し、
しかるのち、その膨大形状のエアバック10群のエアを
放出して収縮状態になし、発進坑3または受進坑4側に
連鎖状のエアバック10を引き抜くと共に推進装置5を
後退させて解放し、旧管2に代る新管1を埋設完了す
る。
バック10群によって推進軸7と同芯一体化した新管1
を敷設した後、その新管1と中空管路8との間隙に、従
来手段と同様に凝固剤を注入して埋設姿勢を固定化し、
しかるのち、その膨大形状のエアバック10群のエアを
放出して収縮状態になし、発進坑3または受進坑4側に
連鎖状のエアバック10を引き抜くと共に推進装置5を
後退させて解放し、旧管2に代る新管1を埋設完了す
る。
【0015】以上の実施形態の地中埋設管の交換埋設方
法は、新管1を「軸心17がストレート状に安定してい
る推進軸7」と同芯状にして埋設できるので、下水管の
厳格な勾配基準を満足する高品質の地中埋設管の交換埋
設ができる。
法は、新管1を「軸心17がストレート状に安定してい
る推進軸7」と同芯状にして埋設できるので、下水管の
厳格な勾配基準を満足する高品質の地中埋設管の交換埋
設ができる。
【0016】続いて、図2を参照して、隣接するマンホ
ール立坑の一方の発進坑3から他方の受進坑4の間に下
水管20を新規に地中敷設埋設する前記第二発明の地中
埋設管の埋設構造の一実施形態を説明する。まず、この
実施形態に用いる下水管20は標準化量産した個個の下
水管本体の外周に「噴水孔22を密に穿設した半管形状
の送水路体21」が管長全体に伸びて一体に接着され、
管周を概ね等分に分割したポジションに数個(図示は4
個)隆設されている。
ール立坑の一方の発進坑3から他方の受進坑4の間に下
水管20を新規に地中敷設埋設する前記第二発明の地中
埋設管の埋設構造の一実施形態を説明する。まず、この
実施形態に用いる下水管20は標準化量産した個個の下
水管本体の外周に「噴水孔22を密に穿設した半管形状
の送水路体21」が管長全体に伸びて一体に接着され、
管周を概ね等分に分割したポジションに数個(図示は4
個)隆設されている。
【0017】そして、その送水路体つき下水管20を
「前記の従来技術の埋設方法と同様な工法で発進坑3か
ら受進坑4間に掘削した中空管路8に敷設する」と共
に、個々の下水管20の送水路体21を相互接続して連
通状態にしてセットされ、その敷設状態の下水管20の
外周に砂を注入して「送水路体21を含む下水管20の
外周に砂層23を設けた形態」にして固定した構造にし
て埋設される。
「前記の従来技術の埋設方法と同様な工法で発進坑3か
ら受進坑4間に掘削した中空管路8に敷設する」と共
に、個々の下水管20の送水路体21を相互接続して連
通状態にしてセットされ、その敷設状態の下水管20の
外周に砂を注入して「送水路体21を含む下水管20の
外周に砂層23を設けた形態」にして固定した構造にし
て埋設される。
【0018】そして、発進坑3または受進坑4から送水
路体21に圧水を送り込むことによって砂層23の砂を
流し出して下水管20の外周を空洞化または半空洞化状
態になし、下水管20が適宜な「押し出し・引き出し手
段」によって発進坑3または受進坑4側に引き出し可能
にした埋設形態に構成される。以上の図2実施形態のも
のは前記の作用があり、旧管2を新管1に代える場合
に、旧管2を破砕除去する面倒な工事の必要性がなく、
旧管2を抜き出して残った管路に新管1が簡便に埋設で
きる。
路体21に圧水を送り込むことによって砂層23の砂を
流し出して下水管20の外周を空洞化または半空洞化状
態になし、下水管20が適宜な「押し出し・引き出し手
段」によって発進坑3または受進坑4側に引き出し可能
にした埋設形態に構成される。以上の図2実施形態のも
のは前記の作用があり、旧管2を新管1に代える場合
に、旧管2を破砕除去する面倒な工事の必要性がなく、
旧管2を抜き出して残った管路に新管1が簡便に埋設で
きる。
【0019】なお、本発明は前記の実施形態に制限され
ることはなく、前記の埋設方法は、旧管2を新管1に交
換する場合のみではなく、新規に埋設する場合にも応用
するものであり、また、送水路体21は「噴水孔22を
外周に設けた別体の丸管送水管」を地中埋設管の外周に
添設するのみでもよい。そして、砂層23を除去した下
水管20の抜き出しは、例えば、前記のエアバック連鎖
体11を活用して一連埋設状態の旧管2を一体の硬直状
態に保持して円滑に抜き出して即新管1に置き代える方
法等が採択される。
ることはなく、前記の埋設方法は、旧管2を新管1に交
換する場合のみではなく、新規に埋設する場合にも応用
するものであり、また、送水路体21は「噴水孔22を
外周に設けた別体の丸管送水管」を地中埋設管の外周に
添設するのみでもよい。そして、砂層23を除去した下
水管20の抜き出しは、例えば、前記のエアバック連鎖
体11を活用して一連埋設状態の旧管2を一体の硬直状
態に保持して円滑に抜き出して即新管1に置き代える方
法等が採択される。
【0020】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の地中埋設
管の埋設方法は、下水管の厳格な勾配基準を満足する高
品質埋設が可能になり、そして、本発明の埋設構造は、
既設旧管の新管への交換敷設が簡素化して低コスト短工
期で施工できると共に、土壌汚損をもたらすおそれがな
く埋設品質が向上する。以上の実用性に富む効果があ
る。
管の埋設方法は、下水管の厳格な勾配基準を満足する高
品質埋設が可能になり、そして、本発明の埋設構造は、
既設旧管の新管への交換敷設が簡素化して低コスト短工
期で施工できると共に、土壌汚損をもたらすおそれがな
く埋設品質が向上する。以上の実用性に富む効果があ
る。
【図1】第一発明の地中埋設管の埋設方法の一実施形態
を示し、(A)はその工法を示す正面図、(B)は
(A)の部分拡大図、(C)はそれに用いるエアバッグ
連鎖体の斜視図
を示し、(A)はその工法を示す正面図、(B)は
(A)の部分拡大図、(C)はそれに用いるエアバッグ
連鎖体の斜視図
【図2】第二発明の地中埋設管の埋設構造の一実施形態
を示し、(A)はその工法を示す正面図、(B)は敷設
構造を示す横断面図、(C)はそれに用いる下水管の斜
視図
を示し、(A)はその工法を示す正面図、(B)は敷設
構造を示す横断面図、(C)はそれに用いる下水管の斜
視図
【図3】従来の既設旧管の地中埋設管を新管に交換する
埋設方法を示す正面図
埋設方法を示す正面図
【図4】従来の下水管の新規埋設方法を示す正面図
1 新管 2 旧管 3 発進坑 4 受進坑 5 推進装置 7 推進軸 8 中空管路 10 エアバッグ 11 エアバッグ連鎖体 12 エアホース 14 連結部 15 油圧プッシャー 16 支承台 20 下水管 21 送水路体 22 噴水孔 23 砂層 30 破砕ヘッド 31 掘削ヘッド
Claims (2)
- 【請求項1】 隣接マンホール坑の一方を発進坑・他方
を受進坑として、該発進坑から該受進坑側へ順次長くす
る推進軸の先端に破砕・掘削ヘッドを有する推進装置を
推進させて、埋設用中空管路を形成すると共に、該推進
装置に連結した地中埋設管を前記中空管路に敷設して、
前記発進坑と前記受進坑間の既設旧管を新管の前記地中
埋設管に交換埋設したり、または、前記発進坑と前記受
進坑との間に前記地中埋設管を新規埋設するにおいて、
前記地中埋設管の内周と前記推進軸の外周との間に、弾
性膨大縮小自在のドーナツ状のエアバッグを介装し、膨
大状態の該エアバッグによって該地中埋設管と該推進軸
を同芯実質一体物の硬直形態にして推進セットし、しか
るのち、該エアバッグを収縮状態にして該地中埋設管か
ら抜き取って該地中埋設管の埋設軸心を整えることを特
徴とする地中埋設管の埋設方法。 - 【請求項2】 マンホール間の地中埋設管の埋設構造に
おいて、外周に噴水孔群を有して前記マンホール間に連
通する送水路体を、前記地中埋設管の外周に添設すると
共に、前記送水路体を含む前記地中埋設管の外周に砂層
を備え、前記送水路体に圧送水することによって前記砂
層を流出除去して、埋設状態の前記地中埋設管を前記マ
ンホール側へ引き出し・押し出し可能にした構造を特徴
とする地中埋設管の埋設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319036A JP2000146024A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 地中埋設管の埋設方法と埋設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319036A JP2000146024A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 地中埋設管の埋設方法と埋設構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000146024A true JP2000146024A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18105808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10319036A Pending JP2000146024A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 地中埋設管の埋設方法と埋設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000146024A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100766804B1 (ko) * | 2006-04-26 | 2007-10-17 | 대림산업 주식회사 | 기밀성능이 향상된 슬리브의 배관부 고정장치 |
KR100859823B1 (ko) | 2008-06-27 | 2008-09-23 | (주)쌍보엔지니어링 | 공기압 튜브 피팅 장치 |
-
1998
- 1998-11-10 JP JP10319036A patent/JP2000146024A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100766804B1 (ko) * | 2006-04-26 | 2007-10-17 | 대림산업 주식회사 | 기밀성능이 향상된 슬리브의 배관부 고정장치 |
KR100859823B1 (ko) | 2008-06-27 | 2008-09-23 | (주)쌍보엔지니어링 | 공기압 튜브 피팅 장치 |
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