JP2006132282A - 既設管入れ替え用のドリル、ならびに既設管入れ替え工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地中に埋設されているとともに複数の非金属製管を金属製継手で接続してなる複合構成の既設管を更新管に入れ替える際に前記非金属製管をその内側から管軸方向一方へ破砕するのに用いるドリルにおいて、破砕作業を円滑かつ迅速に行えるようにする。
【解決手段】ドリル40は、非金属製管3〜5の内径より大きい胴部41と、この胴部41の一端側に設けられかつ縮径する先端側の最小径部分の外径が非金属製管の内径より小さい円錐部42とを有している。円錐部42と胴部41の他端側とに、流動性の滑材を吐出させる孔46a,46bが設けられている。
【選択図】図11

Description

本発明は、地中に埋設されているとともに複数の非金属製管を金属製継手で接続してなる既設管を更新管に入れ替える工法において用いるドリル、ならびに、前記ドリルを用いた既設管入れ替え工法に関する。
例えば既設管が老朽化した場合や、径の異なる管と取り替えたい場合等に、既設管の入れ替えを行う。この既設管の入れ替えは、例えば地面を掘削することにより、既設管を取り出してから、更新管を埋設するようにするが、掘削作業が面倒で手間がかかる。
これに対し、既設管内にロッドを挿入し、このロッドの先端に切断刃を取り付けるとともに、この切断刃に更新管を取り付け、このロッドを引っ張り操作することにより、前記切断刃で前記既設管をその内側から切り裂きながら、更新管を引き込むようにした入れ替え工法が考えられている(特許文献1参照。)。この入れ替え工法では、既設管を金属製管とすることを前提としている。
特開平11−117676号公報
上記従来例では、既設管を切断刃で切り裂くときに既設管内を切断刃を通過させるための抵抗が大きく、また、切断刃で切り裂いた既設管の残骸を切断刃の進行方向上流側から牽引している更新管で押しのけにくいことが指摘され、入れ替え作業に手間がかかる。
なお、地中に埋設している既設管として、例えば合成樹脂、石綿または陶等の非金属管の複数個を一列に並べて、非金属製管それぞれを金属製継手で接続したような複合構成になったものもあるが、上記従来例では、このような複合構成の既設管を新管に入れ替えすることをまったく想定していないし、また、入れ替えが困難になると考えられる。
本発明は、地中に埋設されているとともに複数の非金属製管を金属製継手で接続してなる複合構成の既設管を更新管に入れ替える際に、円滑かつ迅速に既設管を破砕できるドリルの提供を目的としている。また、本発明は、地中に埋設されているとともに複数の非金属製管を金属製継手で接続してなる複合構成の既設管を、簡単かつ迅速に更新管に入れ替えできるようにする入れ替え工法の提供を目的としている。
本発明に係る既設管入れ替え用のドリルは、地中に埋設されているとともに複数の非金属製管を金属製継手で接続してなる既設管を更新管に入れ替える工法において前記非金属製管をその内側から管軸方向一方へ破砕するのに用いるものであって、前記非金属製管の内径より大きい胴部と、この胴部の一端側に設けられかつ縮径する先端側の最小径部分の外径が前記非金属製管の内径より小さい円錐部とを有し、前記円錐部と前記胴部の他端側とに、流動性の滑材を吐出させる流路が設けられていることを特徴としている。
この場合、土壌を堀削して既設管を取り出すことなく、地中に埋設された既設管を更新管に入れ替える場合において、既設管を破砕するドリルの進行方向下流側と上流側との両方から滑材を吐出させることが可能になるから、下流側から吐出される滑材が、既設管を破砕しながら進行させる際にドリルと既設管との間に流入してドリルの進行に伴う抵抗を軽減することが可能になり、また、上流側から吐出される滑材が、既設管の破砕残骸の隙
間から地盤に供給されて地盤を緩めることが可能になる。これにより、ドリルによる既設管の破砕が円滑に行えるようになるとともに、更新管の移動で破砕残骸を径方向外向き押しのけやすくなって更新管の設置が容易となる。したがって、入れ替え作業が簡単かつ迅速に行えるようになるので、入れ替えコストの低減が可能になる。
好ましくは、前記円錐部の縮径端側に、ドリル牽引用のロッドの先端が連結されるロッド連結部を設けることができる。
この場合、ドリルの中心部分にロッドを連結してドリルをバランスよく牽引できるようになる。
好ましくは、前記ロッド連結部は、筒状に形成されており、その内周には、ドリル牽引用のロッドの先端に形成されている雄ねじ部が螺合装着される雌ねじ孔が設けられたものとされる。
この場合、ドリルとロッドとの連結を雄雌のねじの締め付けで簡単に行うことが可能になる。
本発明に係る既設管の入れ替え工法は、地中に埋設されているとともに複数の非金属製管を金属製継手で接続してなる既設管を更新管に入れ替える工法であって、既設管における金属製継手の存在位置を認識する準備工程と、前記認識した金属製継手をその内側から破砕する破砕工程と、前記非金属製管をその内側から管軸方向一方へ破砕しながら、その破砕方向上流側から前記既設管の破砕跡に更新管を配置する更新工程とを含み、前記更新工程で非金属製管をその内側から管軸方向一方へ破砕する際に上述したドリルを用い、このドリルの移動に伴いその円錐部と胴部とに設けてある孔から流動性の滑材を吐出させるようにすることを特徴としている。
この場合、土壌内の既設管を破砕して土壌内に残存させた状態で、更新管を設置することが可能になり、土壌を堀削して既設管を取り出して更新管に置き換える古典的な工法に比べて、簡単かつ迅速に入れ替えできる。しかも、更新工程において、ドリルの進行に伴いその進行方向下流側と上流側とから滑材を吐出させるようにしているから、既設管の破砕と更新管の設置とを円滑かつ迅速に行うことができ、更新作業がスムーズに行えるようになる。
好ましくは、前記準備工程は、前記既設管に通ずる二つの立坑を設け、先端に金属探査装置を取り付けたロッドを前記一方立坑側から既設管内に挿入して他方立坑側へ送ることにより前記金属探査装置で金属製継手を検出したうえで、当該検出位置を記録するものとされ、前記破砕工程は、ロッドの先端の前記金属探査装置を継手破砕装置に付け替え、この継手破砕装置を前記準備工程で記録した金属製継手の存在位置に送って、当該金属製継手を破砕するものとされ、前記更新工程は、前記ロッドの先端の継手破砕装置を前記ドリルに付け替えるとともに、このドリルの後端側に更新管を取り付け、このロッドを前記ロッド挿入側の立坑側へ引き戻すことにより前記ドリルで前記既設管の非金属製管をその内側から拡径破砕しながら、当該既設管の破砕跡に更新管を配置するものとされる。
ここでは、要するに、各工程を具体的に特定しており、これらの特定事項により、既設管の入れ替え工法が明確になる。
本発明のドリルによれば、地中に埋設されているとともに複数の非金属製管を金属製継手で接続してなる複合構成の既設管を更新管に入れ替える際に、既設管の破砕および更新
管の設置を円滑かつ迅速に行うことができる。したがって、既設管の入れ替えに要する時間と労力が軽減されるので、入れ替えコストの低減に貢献できる。
また、本発明の入れ替え工法は、地中に埋設されているとともに複数の非金属製管を金属製継手で接続してなる複合構成の既設管を、簡単かつ迅速に更新管に入れ替えできる。したがって、既設管の入れ替えに要する時間と労力が軽減されるので、入れ替えコストの低減に貢献できる。
以下、本発明の実施形態を図1から図13に示して説明する。図中、1は土壌であり、この土壌1の内部には、既設管2が地表面と略平行に埋設されている。
この既設管2が老朽化した場合や、径の異なる管と取り替えたい場合等に、既設管2を更新管2aと入れ替えることを行う。
既設管2は、例えば三つの非金属製管3,4,5を一列に並べてそれぞれを金属製継手6,7で接続した複合構成になっている。また、更新管2aは、既設管2と同様、三つの非金属製管3a,4a,5aを一列に並べてそれぞれを金属製継手6a,7aで接続した複合構成になっている。
既設の非金属製管3〜5は、例えばポリエチレンや塩化ビニール等の合成樹脂、石綿または陶等の非金属材料とされる。新しく入れ替える非金属製管3a〜5aは、ポリエチレンや塩化ビニール等の合成樹脂、あるいは鋼等の金属管といった適宜の材料とすることができる。既設の金属製継手6,7および新しく入れ替える金属製継手6a,7aは、一般的に公知のもので、例えば二つの非金属製管の突合せ端を囲むように配置されて締め付けられるような筒状のものである。
次に、既設管2を更新管2aと入れ替える作業ならびに手順を詳細に説明する。
また、この入れ替え工法では、堀削装置10、金属探査装置20、継手破砕装置30、ドリル40を用いるので、まず、これらの構成を説明する。
堀削装置10は、長尺なロッド11を螺旋回転させながら送り出したり引き戻したりする機能を有しており、一般的に公知のものを利用できる。
金属探査装置20は、特定の金属を感知する機能を有しており、一般的に公知の金属探知機等を利用できる。
継手破砕装置30は、金属製継手6,7をその内側から破砕するものであり、例えば図6に示すように、中心基体31の外周において90度ごとの二カ所に油圧ジャッキ32,33を設け、各油圧ジャッキ32,33のそれぞれ180度対向する二カ所に支持脚34,35を設けた構成である。つまり、この継手破砕装置30は、その支持脚34,35を破砕対象となる既設管2の金属製継手6,7の内周に当接させた状態で、油圧ジャッキ32,33のピストン先端に取り付けてある先鋭部材36,37を径方向外向きに突出させることにより金属製継手6,7の内側から破砕するようになっている。この継手破砕装置30は、図示していないが、円周等間隔の複数ヶ所のすべてに油圧ジャッキを設けた構成であってもよく、特に限定されるものではない。
ドリル40は、既設管2を拡径破砕するものであり、例えば図10から図12に示すように、円柱形の胴部41と、この胴部41の一端に設けられる円錐部42と、円錐部42
の先端に設けられるロッド連結部43とを有している。胴部41の外径は、既設管2の内径および更新管2aの外径より大きく設定されており、ロッド連結部43の外径は、既設管2の内径より小さく設定されている。ロッド連結部43は、円筒形に形成されているとともに、内周が雌ねじ孔になっており、ロッド11の先端の雄ねじ部11aが螺合結合されるようになっている。胴部41の他端には、更新管2aを牽引するための連結部材50が係止される連結部44が設けられている。円錐部42の円周数ヶ所には、ビットと呼ばれる先鋭な突起刃45が設けられている。円錐部42の円周数ヶ所と胴部41の他端側の円周数ヶ所とには、流動性の滑材を吐出する噴射孔46a,46bが設けられている。この滑材は、水、あるいは水に泥やベントナイトと呼ばれる成分を添加したもの等が好適に用いられる。
このドリル40は、堀削装置10に接続される滑材タンク60内の滑材が、ロッド11の中心に設けられる通路11bを経て導入される。このドリル40は、その中心部分にロッド11の中心通路11bに連通連結される導入路40aが設けられており、この導入路40aはそれぞれ放射方向に延びる流路40b,40cを介して各噴射孔46a,46bに連通連結されている。
具体的に、この実施形態における入れ替え工法は、既設管2における金属製継手6,7の存在位置を認識する準備工程と、認識した金属製継手6,7をその内側から破砕する破砕工程と、既設管2における非金属製管3〜5をその内側から管軸方向一方へ破砕しながら、その破砕方向上流側から前記既設管2の破砕跡に更新管2aを配置する更新工程とを含む。
以下、各工程を詳細に説明する。
(準備工程)
図1に示すように、土壌1の適宜場所に堀削装置10により既設管2に通ずる発進坑8と到達坑9とを設ける。なお、発進坑8は、ロッド11を挿入する側の立坑という意で用いており、また、到達坑9は、ロッド11が到達する側の立坑という意で用いている。この実施形態では、発進坑8および到達坑9を比較的小さく形成している関係より、特に到達坑9側には、更新管2aの導入をスムーズにするために、到達坑9の側壁部分から地表面に至る傾斜溝9aを掘削している。
そして、図2に示すように、ロッド11を堀削装置10により螺旋回転させて送り出すことによって土壌1内を堀削しながら発進坑8の内部に挿入させる。この発進坑8に配置されたロッド11の先端に金属探査装置20を取り付けて、図3に示すように、この金属探査装置20を発進坑8側から既設管2内に挿入して到達坑9側へ送ることにより、金属探査装置20で金属製継手6,7を検出したうえで、当該検出地点の位置情報をオペレータが記録する。この検出地点は、金属探査装置20の制御系(図示省略)に備える記憶部に自動的に記憶させるようにしてもよい。
このようにしてから、ロッド11の先端を発進坑8に引き戻し、その先端から金属探査装置20を取り外す。
(破砕工程)
図4に示すように、発進坑8側に位置するロッド11の先端に継手破砕装置30を取り付けてから、図5に示すように、この継手破砕装置30を前記準備工程で記録した金属製継手6,7の存在位置に送って、継手破砕装置30で金属製継手6,7を順次破砕する。
このようにして、図7に示すように、ロッド11をその先端に取り付けてある継手破砕
装置30を到達坑9に突出させるまで送り、継手破砕装置30をロッド11から取り外す。
(更新工程)
図8に示すように、到達坑9に存在するロッド11の先端にドリル40を取り付ける。このとき、ロッド11の先端の雄ねじ部11aをドリル40のロッド連結部43の雌ねじ孔内に螺合することによって取り付ける。さらに、このドリル40の胴部41の他端側の連結部44に連結部材50を介して更新管2aを取り付ける。
このようにしてから、図9および図10に示すように、ロッド11を発進坑8側に引き戻すことによりドリル40で既設管2における非金属製管3〜5を順次その内側から拡径破砕しながら、この既設管2の破砕跡に更新管2aを配置することを行う。
このロッド11の引き戻し時には、ロッド11が螺旋回転しているので、ドリル40が回転することになって、この回転するドリル40の突起刃45によって非金属製管3〜5が拡径されつつ破砕されることになる。
しかも、ドリル40を引き戻す過程では、円錐部42に設けてある複数個の噴射孔46aと胴部41の後端に設けてある複数個の噴射孔46bとから流動性の滑材を略連続的に噴射させるようにしている。この場合、ドリル40の円錐部42の噴射孔46aから噴射される滑材は、ドリル40の進行に伴いドリル40と既設管2との間に流れるので、ドリル40の進行時の抵抗を軽減するとともに、既設管2の破砕残骸からその外径側の土壌1内にしみ込んで地盤を緩やかにし、結果的に既設管2の破砕残骸をドリル40の外径側へ押しのけやすくなる。また、ドリル40の胴部41の後端の噴射孔46bから噴射される滑材は、ドリル40の進行に伴い既設管2の破砕残骸と更新管2aとの間に流れて既設管2の破砕残骸からその外径側の土壌1内にしみ込んで地盤を緩やかにするので、更新管2aが既設管2の破砕残骸をドリル40の外径側へ押しのけやすくなるとともに、更新管2aの進行時の抵抗が軽減される。
このようにすれば、図13に示すように、土壌1内に埋設されていた既設管2を更新管2aに入れ替えることができる。
以上説明したように、土壌1に発進坑8および到達坑9を堀削するだけで、後は土壌1内の既設管2を破砕して土壌1内に残存させた状態で、更新管2aを設置している。
特に、準備工程ではロッド11の送り操作を行うだけで金属製継手6,7の存在位置を認識するようにしており、また破砕工程ではロッド11の送り操作と同時に継手破砕装置30の遠隔操作を行うことで金属製継手6,7を破砕するようにしており、さらに更新工程ではロッド11の送り操作を行うだけで非金属製管3〜5の破砕と更新管2aの設置とを同時に行うようにしている。
したがって、地中に埋設されているとともに複数の非金属製管3〜5を金属製継手6,7で接続してなる複合構成の既設管2について、それと同様の更新管2aに入れ替える作業を、簡単かつ迅速に行うことができる。特に、更新工程において、ドリル40の進行に伴いその進行方向下流側と上流側とから滑材を吐出させるようにしているから、既設管2の破砕と更新管2aの設置とを円滑かつ迅速に行うことができ、更新作業がスムーズに行えるようになる。
このように、土壌1を掘削して既設管2を取り出してから、更新管2aを設置するような古典的な工法に比べて、入れ替え作業が簡単かつ迅速に行えるので、入れ替えに要する
時間と労力が軽減される等、入れ替えコストを低減するうえで有利となる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。
(1)上記ドリル40については、図示していないが、胴部41および円錐部42を中空形状とし、その内部中心に導入路40a用のパイプや噴射孔46a,46bに至る流路40b,40c用のパイプを収納配置したような構成とすることができる。
(2)上記入れ替え工法において、準備工程から破砕工程への移行を次のようにしてもよい。つまり、図示していないが、準備工程にて到達坑9側に到達したロッド11を発進坑8に引き戻さずに、この到達坑9に位置しているロッド11の先端から金属探査装置20を取り外して、代わりに継手破砕装置30を取り付ける。こうしてから、ロッド11を発進坑8側に牽引することにより前記準備工程で認識した金属製継手6,7の存在位置に順次送って当該金属製継手6,7を順次破砕する。このようにした場合、準備工程の探査動作で送ったロッド11を引き戻す過程で破砕工程を行えるから、ロッド11の送り戻しに関連する無駄な動作を省けるようになり、入れ替え作業を効率よく迅速に行えるようになる。
(3)上記入れ替え工法において、破砕工程と更新工程とを同時に行うようにすることができる。つまり、図示していないが、例えば準備工程で金属製継手6,7の存在位置を認識して、金属探査装置20を取り付けているロッド11が到達坑9側に到達した状態において、この到達坑9に到達したロッド11を発進坑8に引き戻さずに、この到達坑9に位置しているロッド11の先端から金属探査装置20を取り外して、このロッド11の先端に、継手破砕装置30とドリル40と更新管2aとをこの順番に取り付ける。こうしてから、ロッド11を発進坑8側に堀削装置10で牽引することにより前記準備工程で認識した金属製継手6,7と非金属製管3a〜3cを順次破砕しながら、その破砕跡に更新管2aを設置する。このようにした場合、準備工程の探査動作で送ったロッド11を引き戻す過程で破砕工程と更新工程とを同時に行えるから、ロッド11の送り戻しに関連する無駄な動作を省けるようになり、入れ替え作業をさらに効率よく迅速に行えるようになる。
本発明に係る既設管の入れ替え工法の一実施形態で、準備工程の初期段階を示す説明図である。 図1の続きを示す説明図である。 図2の続きを示す説明図である。 図3に続く破砕工程の初期段階を示す説明図である。 図4の続きを示す説明図である。 図5の(6)−(6)線断面を拡大して示す矢視図である。 図5の続きを示す説明図である。 図7に続く更新工程の初期段階を示す説明図である。 図8の続きを示す説明図である。 図9のドリルで破砕している様子を示す説明図である。 図10のドリルを先端側から見た斜視図である。 図11のドリルを後端側から見た斜視図である。 交換完了した状態を示す説明図である。
符号の説明
1 土壌
2 既設管
3〜5 既設管の非金属製管
6,7 既設管の金属製継手
2a 更新管
3a〜5a 更新管の非金属製管
6a,7a 更新管の金属製継手
8 発進坑
9 到達坑
10 堀削装置
11 ロッド
40 ドリル
41 胴部
42 円錐部
40a 導入路
40b,40c 流路
46a,46b 噴射孔

Claims (5)

  1. 地中に埋設されているとともに複数の非金属製管を金属製継手で接続してなる既設管を更新管に入れ替える工法において前記非金属製管をその内側から管軸方向一方へ破砕するのに用いるドリルであって、
    前記非金属製管の内径より大きい胴部と、この胴部の一端側に設けられかつ縮径する先端側の最小径部分の外径が前記非金属製管の内径より小さい円錐部とを有し、
    前記円錐部と前記胴部の他端側とに、流動性の滑材を吐出させる流路が設けられていることを特徴とする既設管入れ替え用のドリル。
  2. 請求項1に記載の既設管入れ替え用のドリルにおいて、
    前記円錐部の縮径端側に、ドリル牽引用のロッドの先端が連結されるロッド連結部が設けられていることを特徴とする既設管入れ替え用のドリル。
  3. 請求項2に記載の既設管入れ替え用のドリルにおいて、
    前記ロッド連結部は、筒状に形成されており、その内周には、ドリル牽引用のロッドの先端に形成されている雄ねじ部が螺合装着される雌ねじ孔が設けられていることを特徴とする既設管入れ替え用のドリル。
  4. 地中に埋設されているとともに複数の非金属製管を金属製継手で接続してなる既設管を更新管に入れ替える工法であって、
    既設管における金属製継手の存在位置を認識する準備工程と、
    前記認識した金属製継手をその内側から破砕する破砕工程と、
    前記非金属製管をその内側から管軸方向一方へ破砕しながら、その破砕方向上流側から前記既設管の破砕跡に更新管を配置する更新工程とを含み、
    前記更新工程で非金属製管をその内側から管軸方向一方へ破砕する際に請求項1から3のいずれかに記載のドリルを用い、このドリルの移動に伴いその円錐部と胴部とに設けてある孔から流動性の滑材を吐出させるようにすることを特徴とする既設管の入れ替え工法。
  5. 請求項4に記載の既設管の入れ替え工法において、
    前記準備工程は、前記既設管に通ずる二つの立坑を設け、先端に金属探査装置を取り付けたロッドを前記一方立坑側から既設管内に挿入して他方立坑側へ送ることにより前記金属探査装置で金属製継手を検出したうえで、当該検出位置を記録するものであり、
    前記破砕工程は、ロッドの先端の前記金属探査装置を継手破砕装置に付け替え、この継手破砕装置を前記準備工程で記録した金属製継手の存在位置に送って、当該金属製継手を破砕するものであり、
    前記更新工程は、前記ロッドの先端の継手破砕装置を前記ドリルに付け替えるとともに、このドリルの後端側に更新管を取り付け、このロッドを前記ロッド挿入側の立坑側へ引き戻すことにより前記ドリルで前記既設管の非金属製管をその内側から拡径破砕しながら、当該既設管の破砕跡に更新管を配置するものであることを特徴とする既設管の入れ替え工法。

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