JP2003188602A - 高周波回路 - Google Patents

高周波回路

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JP2003188602A
JP2003188602A JP2001385500A JP2001385500A JP2003188602A JP 2003188602 A JP2003188602 A JP 2003188602A JP 2001385500 A JP2001385500 A JP 2001385500A JP 2001385500 A JP2001385500 A JP 2001385500A JP 2003188602 A JP2003188602 A JP 2003188602A
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Kazuhiko Toyoda
一彦 豊田
Seiji Nakatsugawa
征士 中津川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い周波数可変特性を得る高周波回路を実現
する。 【解決手段】 第1、第2の半導体素子6、6’と、第
1、第2の半導体素子6、6’の入力端子相互間、出力
端子相互間を開放あるいは短絡状態の一方に、又は高抵
抗あるいは低抵抗状態の一方に切り替えるスイッチ手段
9、9’と、第1の半導体素子6の入力端子と高周波回
路入力端子1の間に接続されたインピーダンス変換手段
7と、第1の半導体素子6の出力端子と高周波回路出力
端子2の間に接続された第2のインピーダンス変換手段
8とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばいくつかの
周波数帯域を切り替えて使うマルチバンド無線装置等に
おいて、取り扱う周波数帯域を電気的に切り替えること
を可能にした高周波回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、通過する周波数帯域を電気的
に制御する従来の高周波回路としての帯域可変フィルタ
回路の回路図である。図11のフィルタ回路は、高周波
回路入力端子1と高周波回路出力端子2の間にインダク
タンス素子3を具備しており、端子1と接地電位間に第
1の可変容量素子4を具備し、端子2と接地電位間に第
2の可変容量素子6を具備している。
【0003】このように構成することにより、該フィル
タ回路は低域通過フィルタを構成し、可変容量素子4,
5の容量値を制御することによって通過帯域の周波数を
変化させることができる。高域通過フィルタ、帯域通過
フィルタ、および帯域除去フィルタの場合もこれと同様
であり、これらのフィルタ回路で使用する容量素子を可
変容量素子で構成し、該可変容量素子の容量値を制御す
ることによって、通過周波数帯域、あるいは、阻止帯域
を可変とすることができる。該容量可変素子としては、
一般にバラクタダイオードが用いられる。
【0004】図12は、半導体素子(増幅素子)として
ソース接地FET6を用いた従来の高周波回路としての
高周波増幅回路のブロック図である。FET6のソース
電極61は接地されており、ゲート電極62は入力整合
回路7を介して高周波回路入力端子1に接続されてい
る。また、FET6のドレイン電極63は出力整合回路
8を介して高周波回路出力端子2に接続されている。入
力整合回路7は入力端子1に接続される信号源のインピ
ーダンスをインピーダンス変換し、上記FET6のゲー
ト電極62から信号源側を見込んだインピーダンスとF
ET側を見込んだインピーダンスが複素共役の関係にな
るように作用する。同様に出力整合回路8は出力端子2
に接続される負荷のインピーダンスをインピーダンス変
換し、上記FET6のドレイン電極63から負荷側を見
込んだインピーダンスとFET側を見込んだインピーダ
ンスが複素共役の関係になるように作用する。
【0005】このように入力整合回路7と出力整合回路
8はインピーダンス変換回路、あるいは、一種のフィル
タ回路として作用し、高周波帯においては主にインダク
タンス性素子と容量性素子を組み合わせて構成される。
したがって、図11で示したフィルタ回路の場合と同様
に、入出力整合回路を構成する容量性素子にバラクタダ
イオードなどの可変容量素子を用いることにより、増幅
器の動作周波数を可変とすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、従来
例によれば整合回路などの受動回路部にバラクタダイオ
ードなどの可変容量素子を具備することによって、動作
周波数帯の変更を可能としている。このような可変容量
素子を用いた周波数可変方法では、その現象がインダク
タンス性素子と容量性素子の共振現象に関連しており、
動作周波数はその共振周波数によって決定される。すな
わち、 f=1/(LC)1/2 に関連して周波数変化が起こる。fは共振周波数、Lは
インダクタンス素子のインダクタンス値、Cは容量性素
子の容量値である。この式からわかるとおり、周波数変
化の大きさは可変容量素子の容量変化率で決定される。
【0007】可変容量素子を並列又は直列に接続して
も、容量値そのものは変わるものの変化率は一定である
ため、回路の周波数変化幅はバラクタダイオードなどの
可変容量素子そのものの特性で制限されることになる。
一般に、高周波半導体集積回路に搭載可能なバラクタダ
イオードの容量変化比は1:2〜1:3程度であり、大
きな容量変化率を得ることができない。その結果、バラ
クタダイオードを用いた回路では広い周波数範囲で動作
周波数を可変にできないという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、バラクタダイオード等の
可変容量素子を使った周波数可変方法では周波数可変幅
がバラクタダイオードなどの素子の特性で決定され、大
きな周波数変化を得ることができないという課題を解決
し、広い範囲で動作周波数を可変にすることのできる高
周波回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
入力端子と出力端子を各々備える第1、第2の半導体素
子と、前記第1、第2の半導体素子の入力端子相互間を
開放あるいは短絡状態の一方に、又は高抵抗あるいは低
抵抗状態の一方に切り替える第1のスイッチ手段と、前
記第1、第2の半導体素子の出力端子相互間を開放ある
いは短絡状態の一方に、又は高抵抗あるいは低抵抗状態
の一方に切り替える第2のスイッチ手段と、前記第1の
半導体素子の入力端子と高周波回路入力端子間に接続さ
れた第1のインピーダンス変換手段と、前記第1の半導
体素子の出力端子と高周波回路出力端子間に接続された
第2のインピーダンス変換手段と、を具備することを特
徴とする高周波回路とした。
【0010】請求項2に係る発明は、入力端子と出力端
子を各々備える複数の半導体素子と、開放あるいは短絡
状態の一方に、又は高抵抗あるいは低抵抗状態の一方に
切り替える複数のスイッチ手段と、第1、第2のインピ
ーダンス変換手段とを具備し、前記各半導体素子は前記
各スイッチ手段を介して並列接続され、前記複数の半導
体素子の内の特定の半導体素子の入力端子は前記第1の
インピーダンス変換手段を介して高周波回路入力端子に
接続され、前記特定の半導体素子の出力端子は前記第2
のインピーダンス変換手段を介して高周波回路出力端子
に接続されていることを特徴とする高周波回路とした。
【0011】請求項3に係る発明は、半導体基板上に形
成され、且つゲート電極とドレイン電極とソース電極を
備えた第1、第2の主電界効果型トランジスタ、入力側
制御電界効果型トランジスタおよび出力側制御電界効果
型トランジスタを具備し、前記第1の主電界効果型トラ
ンジスタのゲート電極は第1のインピーダンス変換手段
を介して高周波回路入力端子に接続され、ドレイン電極
は第2のインピーダンス変換手段を介して高周波回路出
力端子に接続され、前記第1の主電界効果型トランジス
タのゲート電極は前記入力側制御電界効果型トランジス
タのドレイン電極又はソース電極の一方と接続され、前
記第2の主電界効果型トランジスタのゲート電極は前記
入力側制御電界効果型トランジスタのドレイン電極又は
ソース電極の他方と接続され、前記入力側制御電界効果
型トランジスタのゲート電極は第1の制御電極に接続さ
れ、前記第1の主電界効果型トランジスタのドレイン電
極は出力側制御電界効果型トランジスタのドレイン電極
又はソース電極の一方と接続され、前記第2の主電界効
果型トランジスタのドレイン電極は前記出力側制御電界
効果型トランジスタのドレイン電極又はソース電極の他
方と接続され、前記出力側制御電界効果型トランジスタ
のゲート電極は第2の制御電極とに接続されている、こ
とを特徴とする高周波回路とした。
【0012】請求項4に係る発明は、半導体基板上に形
成され、且つゲート電極とドレイン電極とソース電極を
備えた第1、第2の主電界効果型トランジスタ、入力側
制御電界効果型トランジスタおよび出力側制御電界効果
型トランジスタを具備し、前記第1の主電界効果型トラ
ンジスタのソース電極は第1のインピーダンス変換手段
を介して高周波回路入力端子に接続され、ドレイン電極
は第2のインピーダンス変換手段を介して高周波回路出
力端子に接続され、前記第1の主電界効果型トランジス
タのソース電極は前記入力側制御電界効果型トランジス
タのドレイン電極又はソース電極の一方と接続され、前
記第2の主電界効果型トランジスタのソース電極は前記
入力側制御電界効果型トランジスタのドレイン電極又は
ソース電極の他方と接続され、前記入力側制御電界効果
型トランジスタのゲート電極は第1の制御電極に接続さ
れ、前記第1の主電界効果型トランジスタのドレイン電
極は出力側制御電界効果型トランジスタのドレイン電極
又はソース電極の一方と接続され、前記第2の主電界効
果型トランジスタのドレイン電極は前記出力側制御電界
効果型トランジスタのドレイン電極又はソース電極の他
方と接続され、前記出力側制御電界効果型トランジスタ
のゲート電極は第2の制御電極とに接続されている、こ
とを特徴とする高周波回路とした。
【0013】請求項5に係る発明は、半導体基板上に形
成された複数の主電界効果型トランジスタと、前記半導
体基板上に形成された複数の入力側制御電界効果型トラ
ンジスタと、前記半導体基板上に形成された複数の出力
側制御用電界効果型トランジスタを具備し、前記複数の
主電界効果型トランジスタの内の1つの主電界効果型ト
ランジスタのゲート電極は第1のインピーダンス変換手
段を介して高周波回路入力端子と接続され、ドレイン電
極は第2のインピーダンス変換手段を介して高周波回路
出力端子と接続され、前記複数の主電界効果型トランジ
スタのゲート電極同士は前記複数の入力側制御電界効果
型トランジスタのドレイン・ソースを介して並列接続さ
れ、前記複数の主電界効果型トランジスタのドレイン電
極同士は前記複数の出力側制御電界効果型トランジスタ
のドレイン・ソースを介して並列接続され、前記複数の
入力側制御電界効果型トランジスタのゲート電極および
前記複数の出力側制御用電界効果型トランジスタのゲー
ト電極は各々制御端子と接続されている、ことを特徴と
する高周波回路とした。
【0014】請求項6に係る発明は、半導体基板上に形
成された複数の主電界効果型トランジスタと、前記半導
体基板上に形成された複数の入力側制御電界効果型トラ
ンジスタと、前記半導体基板上に形成された複数の出力
側制御用電界効果型トランジスタを具備し、前記複数の
主電界効果型トランジスタの内の1つの主電界効果型ト
ランジスタのソース電極は第1のインピーダンス変換手
段を介して高周波回路入力端子と接続され、ドレイン電
極は第2のインピーダンス変換手段を介して高周波回路
出力端子と接続され、前記複数の主電界効果型トランジ
スタのソース電極同士は前記複数の入力側制御電界効果
型トランジスタのドレイン・ソースを介して並列接続さ
れ、前記複数の主電界効果型トランジスタのドレイン電
極同士は前記複数の出力側制御電界効果型トランジスタ
のドレイン・ソースを介して並列接続され、前記複数の
入力側制御電界効果型トランジスタのゲート電極および
前記複数の出力側制御用電界効果型トランジスタのゲー
ト電極は各々制御端子と接続されている、ことを特徴と
する高周波回路とした。
【0015】請求項7に係る発明は、請求項3、4、5
又は6に係る発明において、前記主電界効果型トランジ
スタの内の少なくとも1つの主電界効果型トランジスタ
のゲート幅を残りの主電界効果型トランジスタのゲート
幅と異ならせたことを特徴とする高周波回路とした。
【0016】請求項8に係る発明は、請求項3、4、5
又は6に係る発明において、前記入力側制御電界効果型
トランジスタと前記出力側制御電界効果型トランジスタ
の内、隣り合う2個の主電界効果型トランジスタに接続
される入力側制御電界効果型トランジスタと出力側制御
電界効果型トランジスタのゲートフィンガを共通接続し
たことを特徴とする高周波回路とした。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、増幅ないしは周波数変
換を行なう半導体素子の寸法又は並列度を制御すること
ができる構造を有することを最も主要な特徴とする。従
来技術によれば、整合回路に付加されたバラクタダイオ
ードなどの可変容量素子を用いて整合回路の特性を変え
ることによって回路の動作周波数を可変としている。こ
れに対し、本発明では、半導体素子の寸法又は並列度を
制御することによって該半導体素子の入出力インピーダ
ンスを変更し、固定特性の整合回路を用いた場合でも回
路の動作周波数を広い範囲で可変にできる点が従来技術
と異なる。
【0018】本発明は、複数の半導体素子の入力端子同
士や出力端子同士が、開放あるいは短絡状態の一方に、
又は高抵抗あるいは低抵抗状態の一方に切り替えるスイ
ッチ手段を介して接続されており、さらに、最も基本と
なる半導体素子の入出力端子が、これら複数の半導体素
子およびスイッチ手段で構成される半導体素子群の入出
力端子に接続されている。したがって、スイッチ手段の
制御によって半導体素子群の入出力端子からみたインピ
ーダンスを変えることができる。このため、該半導体素
子群の入力端子に接続された入力整合回路および該半導
体素子群の出力端子に接続された出力整合回路が固定特
性の回路であっても、スイッチ手段の開閉等を制御して
半導体素子群の並列度を変えることによって整合する周
波数帯を変えることができる。
【0019】本発明によれば、周波数可変の範囲および
可変数は並列に接続する半導体素子の数および寸法で決
定され、従来のバラクタダイオードを用いた場合のよう
に素子の物理的特性に起因する制約にとらわれることが
ないため、広い範囲で周波数を可変とすることができ
る。以下、詳しく説明する。
【0020】[第1の実施形態](請求項1に対応) 図1(a)は本発明に係る第1の実施形態の高周波回路の
ブロック図である。前記した図12と同一のものについ
ては同一の符号を付している。本高周波回路は、第1の
半導体素子6および第2の半導体素子6’を具備してお
り、第2の半導体素子6’の入力端子11’は第1のス
イッチ素子9を介して第1の半導体素子6の入力端子1
1に接続されており、第2の半導体素子6’の出力端子
12’は第2のスイッチ素子9’を介して第1の半導体
素子6の出力端子12に接続されている。
【0021】さらに、第1の半導体素子6の入力端子1
1は、第1、第2の半導体素子6、6’および第1、第
2のスイッチ素子9、9’で構成される半導体素子群6
0の入力端子601に接続されており、第1の半導体素
子6の出力端子12は該半導体素子群60の出力端子6
02に接続されている。さらに、半導体素子群60の入
力端子601は入力整合回路7を介して高周波回路入力
端子1に接続されており、半導体素子群60の出力端子
602は出力整合回路8を介して高周波回路出力端子2
に接続されている。
【0022】本発明に係る高周波回路の動作を説明する
ために、上記半導体素子として電界効果型トランジスタ
(FET)を用いた増幅器を例にとって説明する。図1
(b)は、本発明に係る第1の実施形態を半導体素子6,
6’としてソース接地FETを用いて構成した場合のブ
ロック図である。図1(b)では、図1(a)および図12と
同一のものについては同一の符号を付している。
【0023】本高周波回路は、第1および第2のFET
6および6’(主FET)を具備しており、第1および
第2のFETのソース電極61および61’は接地され
ている。第2のFET6’のゲート電極62’は第1の
スイッチ素子9を介して第1のFET6のゲート電極6
2に接続されており、第2のFET6’のドレイン電極
63’は第2のスイッチ素子9’を介して第1のFET
6のドレイン電極63に接続されている。さらに、第1
のFET6のゲート電極62は、第1、第2のFET
6、6’および第1、第2のスイッチ素子9、9’で構
成されるFET素子群60の入力端子601に接続され
ており、第1のFET6のドレイン電極63は該FET
素子群60の出力端子602に接続されている。さら
に、該FET素子群60の入力端子601は入力整合回
路7を介して高周波回路入力端子1に接続されており、
FET素子群60の出力端子602は出力整合回路8を
介して高周波回路出力端子2に接続されている。
【0024】入力整合回路7は入力端子1に接続される
信号源のインピーダンスをインピダンス変換し、FET
素子群60の入力端子601から信号源側を見込んだイ
ンピーダンスとFET素子群60側を見込んだインピー
ダンスが所望の周波数帯において複素共役の関係になる
ように作用する。同様に上記出力整合回路8は出力端子
2に接続される負荷のインピーダンスをインピーダンス
変換し、上記FET素子群60の出力端子602から負
荷側を見込んだインピーダンスとFET素子群60側を
見込んだインピーダンスが所望の周波数帯において複素
共役の関係になるように作用する。
【0025】スイッチ素子9および9’が開放の場合、
FET素子群60の入力端子601から見たFET素子
群60の入力インピーダンスはFET6の入力インピー
ダンスとなり、FET素子群60の出力端子602から
見たFET素子群60の出力インピーダンスはFET6
の出力インピーダンスとなる。
【0026】また、スイッチ素子9および9’が短絡の
場合、FET素子群60の入力端子601から見たFE
T素子群60の入力インピーダンスはFET6とFET
6’の入力インピーダンスが並列に接続されたものとな
り、FET素子群60の出力端子602から見たFET
素子群60の出力インピーダンスはFET6とFET
6’の出力インピーダンスが並列に接続されたものとな
る。
【0027】図2はFET6および6’に同一の素子を
用い、スイッチ素子9および9’を短絡/開放と切り替
えた場合、すなわち、ON/OFFした場合のFET素
子群60の入力端子601から見た入力インピーダンス
をスミスチャート上に示したものである。実線がスイッ
チ素子9および9’が開放(OFF)の場合であり、破
線が短絡(ON)の場合である。FETの場合、入力イ
ンピーダンスZはゲート・ソース間容量Cgsと、ゲート
抵抗、ソース抵抗およびゲート・ソース間抵抗から構成
される抵抗成分Rによって決まり、 Z=R−j(1/ωCgs) となるが、一般に(1/ωCgs)>>Rなる周波数領域
で使用するため、入力インピーダンスZは主にCgsによ
って決まる。本発明の回路においてスイッチ素子9およ
び9’を短絡することはFETのゲート幅を広げること
に相当し、この場合Cgsが増加することになる。その結
果、スミスチャート上の各点は図2に示すように、時計
回り方向に移動する。
【0028】さて、入力整合回路7によって、信号源の
インピーダンスを図2に示したスミスチャート上のA*
の点にインピーダンス変換した場合を考える。このA*
点はA点と複素共役の関係にあるとする。スミスチャー
ト上に描いたインピーダンス曲線は反時計回り方向(図
2の曲線の場合には右端)が低周波側であり、時計回り
方向(図2の曲線の場合には左端)が高周波側となる。
【0029】したがって、スイッチ素子9および9’が
開放である実線の場合には、周波数f1においてこのイ
ンピーダンス値をとるとすると、スイッチ素子9および
9’が短絡である破線の場合には周波数f2(<f1)
においてこのインピーダンス値をとることになる。
【0030】すなわち、スイッチ素子9および9’が開
放の場合には周波数f1において整合条件が成り立ち、
スイッチ素子9および9’が短絡の場合には周波数f2
において整合条件が成り立つ。このように、スイッチ素
子9および9’の切り替えによりFET素子群60の入
力インピーダンスを変化させることによって、同一の入
力整合回路7を用いて異なる周波数で整合条件を得るこ
とができる。出力インピーダンスについても以上説明し
た入力インピーダンスとほぼ同様の作用と効果を得る。
【0031】なお、本実施形態では同一のFET6およ
び6’を用いているが、これら2つのFETのゲート幅
を異なったものとすることにより、整合する2つの周波
数帯を変えることができ、ゲート幅の比を大きくするこ
とで動作周波数を大きく変化させることができる。ま
た、本実施形態では半導体素子としてFETを用いてい
るが、半導体素子がバイポーラトランジスタの場合につ
いても同様の作用と効果を有する。さらに、本実施形態
では増幅器を例にとって説明しているが、周波数変換器
や周波数逓倍器などの場合にも同様の作用と効果を有す
る。
【0032】[第2の実施形態](請求項1に対応) 図3は本発明に係る第2の実施形態の高周波回路のブロ
ック図である。図1および図12と同一のものについて
は同一の符号を付している。図3の高周波回路は半導体
素子としてゲート接地FETを用いた場合の例である。
【0033】本高周波回路は、第1および第2のFET
6および6’(主FET)を具備しており、第1および
第2のFETのゲート電極62および62’は高周波的
に接地されている。ゲート電極を直流的には接地せずバ
イアス電圧を印加して使用する場合もあるが、図3では
バイアス回路は省略している。
【0034】第2のFET6’のソース電極61’は第
1のスイッチ素子9を介して第1のFET6のソース電
極61に接続されており、第2のFET6’のドレイン
電極63’は第2のスイッチ素子9’を介して第1のF
ET6のドレイン電極63に接続されている。さらに、
上記第1のFET6のソース電極61は、第1、第2の
FET6、6’および第1、第2のスイッチ素子9、
9’で構成されるFET素子群60の入力端子601に
接続されており、上記第1のFET6のドレイン電極6
3は該FET素子群60の出力端子602に接続されて
いる。さらに、FET素子群60の入力端子601は入
力整合回路7を介して入力端子1に接続されており、F
ET素子群60の出力端子602は出力整合回路8を介
して出力端子2に接続されている。
【0035】本実施形態は、上述した第1の実施形態と
同様の作用と効果を有する。第1の実施形態および本実
施形態では、半導体素子として、ソース接地FETおよ
びゲート接地FETを用いているが、ドレイン接地やソ
ースホロワなどの他の接地形式の場合も同様の作用と効
果を有する。
【0036】[第3の実施形態](請求項2に対応) 図4は本発明に係る第3の実施形態の高周波回路のブロ
ック図である。図1ないし図3と同一のものについては
同一の符号を付している。図4の高周波回路は半導体素
子としてソース接地FETを用いた増幅器の例である。
【0037】本高周波回路は、第1および第2、第3の
FET6および6’、6”(主FET)を具備してお
り、第1および第2、第3のFETのソース電極61お
よび61’、61”は接地されている。第2のFET
6’のゲート電極62’は第1のスイッチ素子9を介し
て第1のFET6のゲート電極62に接続されており、
第2のFET6’のドレイン電極63’は第2のスイッ
チ素子9’を介して第1のFET6のドレイン電極63
に接続されている。さらに、該第3のFET6”のゲー
ト電極62”は第3のスイッチ素子10を介して第1の
FET6のゲート電極62に接続されており、該第3の
FET6”のドレイン電極63”は第4のスイッチ素子
10’を介して第1のFET6のドレイン電極63に接
続されている。さらに、第1のFET6のゲート電極6
2は、第1、第2、第3のFET6、6’、6”および
第1から第4のスイッチ素子9、9’、10、10’で
構成されるFET素子群60の入力端子601に接続さ
れており、上記第1のFET6のドレイン電極63は該
FET素子群60の出力端子602に接続されている。
さらに、FET素子群60の入力端子601は入力整合
回路7を介して高周波回路入力端子1に接続されてお
り、FET素子群60の出力端子602は出力整合回路
8を介して高周波回路出力端子2に接続されている。
【0038】本実施形態は第1の実施形態と高周波回路
と同様の作用と効果を有するとともに、3つの半導体素
子を具備し、これらをスイッチ素子9、9’、10、1
0’で短絡(ON)/開放(OFF)を「9,9’:O
N、10,10’:ON」、「9,9’:ON、10,
10’:OFF」、「9,9’:OFF、10,1
0’:ON」、「9,9’:OFF、10,10’:O
FF」の4状態に切り替えることによってFET素子群
60の入出力インピーダンスを4通りに設定でき、4つ
の動作周波数帯に切り替えることができる。
【0039】なお、本実施形態において、FET素子群
60を構成するFETおよびスイッチ素子の数がさらに
増えた場合も同一の作用と効果を有する。
【0040】[第4の実施形態](請求項3、8に対
応) 図5は本発明に係る第4の実施形態の高周波回路の模式
図であり、第1の実施形態(図1(b))で示したFET
素子群60を半導体基板上に製造した場合の平面図であ
る。図1と同一のものについては同一の符号を付してい
る。
【0041】ソース電極61、ゲート電極62、ドレイ
ン電極63、およびゲートフィンガ64が図5のような
配置で通常のFET半導体プロセスで製造されることに
より、第1の実施形態で述べた第1のFET6(主FE
T)を構成する。ソース電極61’、ゲート電極6
2’、ドレイン電極63’、およびゲートフィンガ6
4’が図5のような配置で通常のFET半導体プロセス
で製造されることにより、第1の実施形態で述べた第2
のFET6’(主FET)を構成する。
【0042】本発明で最も特徴とするところは、上記ゲ
ート電極62および62’が近接されて配置されてお
り、該電極62、62’間にさらにゲートフィンガ91
が形成され、該ゲートフィンガ91が制御電極92に接
続されていること、および、上記ドレイン電極63およ
び63’が近接されて配置されており、該電極63、6
3’間にさらにゲートフィンガ91’が形成され、該ゲ
ートフィンガ91’が制御電極92’に接続されている
ことである。電極62、62’およびゲートフィンガ9
1は通常のFET半導体プロセスを用いて、FET6お
よび6’を形成するのと同時、あるいは、別途製造さ
れ、FET構造を有する。すなわち、電極62が電極6
2、62’およびゲートフィンガ91で構成されるFE
Tのドレインあるいはソースの一方として製造され、電
極62’が電極62、62’およびゲートフィンガ91
で構成されるFETのドレインあるいはソースの他方と
して製造され、ゲートフィンガ91が電極62、62’
およびゲートフィンガ91で構成されるFETのゲート
として製造される。同様に電極63、63’およびゲー
トフィンガ91’は通常の半導体プロセスを用いて、F
ET6および6’と同時、あるいは、別途製造され、F
ET構造を有する。
【0043】通常、第1のFET6を使用する場合、F
ET6のゲート電極62およびドレイン電極63に何ら
かのバイアス電圧を印加して使用することになる。この
とき、制御電極92に、電極62、62’およびゲート
フィンガ91で構成されるFETがピンチオフするよう
な電圧を印加することによって、電極62および62’
間が高抵抗となり、電極62および62’が電気的に分
離される。同様に、制御電極92’に、電極63、6
3’およびゲートフィンガ91’で構成されるFETが
ピンチオフするような電圧を印加することによって、電
極63および63’間が高抵抗となり、電極63および
63’が電気的に分離される。一方、上記制御電極92
および92’に上記FETがピンチオフしないような電
圧を印加することによって、電極62−62’間、電極
63−63’間は低抵抗となり、電極62−62’間は
導通となり、電極63−63’間は導通となる。
【0044】このように構成することによって、電極6
2、62’、ゲートフィンガ91、および制御電極92
で構成されるFET(入力側制御FET)は、第1の実
施形態でのべたスイッチ素子9として作用し、電極6
3、63’、ゲートフィンガ91’、および制御電極9
2’で構成されるFET(出力側制御FET)は、第1
の実施形態で述べたスイッチ素子9’として作用する。
【0045】なお、本実施形態では、スイッチ素子9お
よび9’を構成するFETのゲートフィンガ91および
91’が分離されているが、これらが接続されている場
合にも同一の作用と効果を有する。この場合、制御電極
92あるいは92’のどちらか一方を省略することがで
きる。
【0046】[第5の実施形態](請求項3、8に対
応) 図6は本発明に係る第5の実施形態の模式図であり、第
1の実施形態(図1(b))で示したFET素子群60を
半導体基板上に製造した場合の平面図である。図1ない
し図5と同一のものについては同一の符号を付してい
る。
【0047】ソース電極61、ゲート電極62、ドレイ
ン電極63、およびゲートフィンガ64が図6のょうな
配置で通常のFET半導体プロセスで製造されることに
より、第1の実施形態で述べた第1のFET6(主FE
T)を構成する。ソース電極61’、ゲート電極6
2’、ドレイン電極63’、およびゲートフィンガ6
4’が図6のような配置で通常のFET半導体プロセス
で製造されることにより、第1の実施形態で述べた第2
のFET6’(主FET)を構成する。ソース電極61
および61’は接続されて形成されており、ゲートフィ
ンガ64および64’は引き出し配線65、65’を用
いてゲート電極62および62’にそれぞれ接続されて
いる。引き出し配線65、65’とソース電極61、6
1’はエアブリッジや多層配線により交差するよう形成
される。
【0048】本発明で最も特徴とするところは、上記ゲ
ート電極62および62’が近接されて配置されてお
り、該電極62、62’間にさらにゲートフィンガ91
が形成され、該ゲートフィンガ91が制御電極92に接
続されていること、および、上記ドレイン電極63およ
び63’が近接されて配置されており、該電極63、6
3’間にさらにゲートフィンガ91’が形成され、該ゲ
ートフィンガ91’が制御電極92’に接続されている
ことである。電極62、62’およびゲートフィンガ9
1は通常のFET半導体プロセスを用いて、FET6お
よび6’を形成するのと同時、あるいは、別途製造さ
れ、FET構造を有する。すなわち、電極62が電極6
2、62’およびゲートフィンガ91で構成されるFE
Tのドレインあるいはソースの一方として製造され、電
極62’が電極62、62’およびゲートフィンガ91
で構成されるFETのドレインあるいはソースの他方と
して製造され、ゲートフィンガ91が電極62、62’
およびゲートフィンガ91で構成されるFETのゲート
として製造される。同様に電極63、63’およびゲー
トフィンガ91’は通常の半導体プロセスを用いて、F
ET6および6’と同時、あるいは、別途製造され、F
ET構造を有する。
【0049】本実施形態の高周波回路は上述した第4の
実施形態(図5)と同様の作用と効果を有する。
【0050】[第6の実施形態](請求項7、8に対
応) 図7は本発明に係る第6の実施形態の高周波回路の模式
図であり、第1の実施形態(図1(b))で示したFET
素子群60を半導体基板上に製造した場合の平面図であ
る。図1ないし図6と同一のものについては同一の符号
を付している。
【0051】本実施形態は、上記第4の実施形態(図
5)における第1のFET6(主FET)および第2の
FET6’(主FET)のゲート幅を変えて製造するも
のであり、上記第4の実施形態と同様の作用と効果を有
する。
【0052】本実施形態では、スイッチ素子9および
9’を構成するFET(入力側制御FET、出力側制御
FET)のゲートフィンガ91および91’が分離され
ているが、これらが接続されている場合にも同一の作用
と効果を有する。この場合、制御電極92あるいは9
2’のどちらか一方を省略することができる。
【0053】[第7の実施形態](請求項5、7、8に
対応) 図8は本発明に係る第7の実施形態の模式図であり、第
3の実施形態(図4)で示したFET素子群60を半導
体基板上に製造した場合の平面図である。図1ないし図
7と同一のものについては同一の符号を付している。
【0054】ソース電極61、ゲート電極62、ドレイ
ン電極63、およびゲートフィンガ64が図8のような
配置で通常のFET半導体プロセスで製造されることに
より、第3の実施形態で述べた第1のFET6(主FE
T)を構成する。ソース電極61’、ゲート電極6
2’、ドレイン電極63’、およびゲートフィンガ6
4’が図8のような配置で通常のFET半導体プロセス
で製造されることにより、第3の実施形態で述べた第2
のFET6’(主FET)を構成する。ソース電極6
1”、ゲート電極62”、ドレイン電極63”、および
ゲートフィンガ64”が図8のような配置で通常のFE
T半導体プロセスで製造されることにより、第3の実施
形態で述べた第3のFET6”(主FET)を構成す
る。
【0055】本発明で最も特徴とするところは、上記ゲ
ート電極62および62’が近接されて配置されてお
り、該電極62、62’間にさらにゲートフィンガ91
が形成され、該ゲートフィンガ91が制御電極92に接
続されていること、および、上記ドレイン電極63およ
び63’が近接されて配置されており、該電極63、6
3’間にさらにゲートフィンガ91’が形成され、該ゲ
ートフィンガ91’が制御電極92’に接続されている
ことである。また、上記ゲート電極62および62”が
近接されて配置されており、該電極62、62”間にさ
らにゲートフィンガ101が形成され、該ゲートフィン
ガ101が制御電極102に接続されていること、およ
び、上記ドレイン電極63および63”が近接されて配
置されており、該電極63、63”間にさらにゲートフ
ィンガ101’が形成され、該ゲートフィンガ101’
が制御電極102’に接続されていることである。
【0056】電極62、62’およびゲートフィンガ9
1は通常のFET半導体プロセスを用いて、FET6、
6’および6”を形成するのと同時、あるいは、別途製
造され、FET構造を有する。すなわち、電極62が電
極62、62’およびゲートフィンガ91で構成される
FETのドレインあるいはソースの一方として製造さ
れ、電極62’が電極62’、62、およびゲートフィ
ンガ91で構成されるFETのドレインあるいはソース
の他方として製造され、ゲートフィンガ91が電極6
2、62’およびゲートフィンガ91で構成されるFE
Tのゲートとして製造される。同様に電極63、63’
およびゲートフィンガ91’は通常の半導体プロセスを
用いて、FET6、6’および6”と同時、あるいは、
別途製造され、FET構造を有する。さらに、電極6
2、62”およびゲートフィンガ101は通常のFET
半導体プロセスを用いて、FET6、6’および6”を
形成するのと同時、あるいは、別途製造され、FET構
造を有する。同様に電極63、63”およびゲートフィ
ンガ101’は通常の半導体プロセスを用いて、FET
6、6’および6”と同時、あるいは、別途製造され、
FET構造を有する。
【0057】このように構成することによって、電極6
2、62’、ゲートフィンガ91、および制御電極92
で構成されるFET(入力側制御FET)は第3の実施
形態でのべたスイッチ素子9として作用し、電極63、
63’、ゲートフィンガ91’、および制御電極92’
で構成されるFET(出力側制御FET)は第3の実施
形態で述べたスイッチ素子9’として作用する。
【0058】また、電極62、62”、ゲートフィンガ
101、および制御電極102で構成されるFET(入
力側制御FET)は第3の実施形態でのべたスイッチ素
子10として作用し、電極63、63”、ゲートフィン
ガ101’、および制御電極102’で構成されるFE
T(出力側制御FET)は第3の実施形態で述べたスイ
ッチ素子10’として作用する。
【0059】なお、本実施形態では、スイッチ素子9お
よび9’を構成するFETのゲートフィンガ91および
91’が分離されているが、これらが接続されている場
合にも同一の作用と効果を有する。この場合、制御電極
92あるいは92’のどちらか一方を省略することがで
きる。
【0060】また、本実施形態では、スイッチ素子10
および10’を構成するFETのゲートフィンガ101
および101’が分離されているが、これらが接続され
ている場合にも同一の作用と効果を有する。この場合、
制御電極102あるいは102’のどちらか一方を省略
することができる。
【0061】さらに、本実施形態ではFET6、6’、
および6”のゲート幅の比を2:1:1としているが、
他のゲート幅比で形成されている場合も同様である。
【0062】さらに、本実施形態では高周波信号を取り
扱うFETが6、6’、6”の3つの場合であるが、さ
らに並列に接続した場合も同様の作用と効果を有する。
【0063】上述した第4から第7の実施形態および平
面図においては、高周波信号を取り扱うFET6、6’
および6”のゲート電極同士、およびドレイン電極同士
がスイッチを構成する制御用FETを介して接続されて
いることが本質的な特徴であり、ゲートフィンガの向き
や本数、各電極の配置はプロセスの要求や回路レイアウ
ト上の要求に応じて変更した場合でも同様の作用と効果
を有する。
【0064】[第8の実施形態](請求項6、7、8に
対応) 図9は本発明に係る第8の実施形態の高周波回路の模式
図であり、第2の実施形態(図3)で示したFET素子
群60を半導体基板上に製造した場合の平面図である。
図1ないし図8と同一のものについては同一の符号を付
している。
【0065】ソース電極61、ゲート電極62、ドレイ
ン電極63、およびゲートフィンガ64が図9のような
配置で通常のFET半導体プロセスで製造されることに
より、第2の実施形態で述べた第1のFET6(主FE
T)を構成する。ソース電極61’、ゲート電極6
2’、ドレイン電極63’、およびゲートフィンガ6
4’が図9のような配置で通常のFET半導体プロセス
で製造されることにより、第2の実施形態で述べた第2
のFET6’(主FET)を構成する。
【0066】本発明の最も特徴とするところは、上記ソ
ース電極61および61’が近接して配置されており、
該電極61、61’間にさらにゲートフィンガ91が形
成され、該ゲートフィンガ91が制御電極92に接続さ
れていること、および、上記ドレイン電極63、63’
が近接して配置されており、該電極63、63’間にさ
らにゲートフィンガ91’が形成され、該ゲートフィン
ガ91’が制御電極92’に接続されていることであ
る。電極61、61’およびゲートフィンガ91は通常
のFET半導体プロセスを用いて、FET6および6’
を形成するのと同時、あるいは、別途製造され、FET
構造を有する。すなわち、電極61が電極61、61’
およびゲートフィンガ91で構成されるFETのドレイ
ンあるいはソースの一方として製造され、電極61’が
電極61、61’およびゲートフィンガ91で構成され
るFETのドレインあるいはソースの他方として製造さ
れる。同様に電極63、63’およびゲートフィンガ9
1’は通常のFET半導体プロセスを用いてFET6お
よび6’と同時、あるいは、別途製造され、FET構造
を有する。
【0067】通常、第1のFET6を使用する場合、F
ET6のソース電極61およびドレイン電極63に何ら
かのバイアス電圧を印加して使用することになる。この
とき、制御電極92に、電極61、61’およびゲート
フィンガ91で構成されるFETがピンチオフするよう
な電圧を印加することによって、電極61および61’
間が高抵抗となり、電極61および61’が電気的に分
離される。同様に、制御電極92’に、電極63、6
3’およびゲートフィンガ91’で構成されるFETが
ピンチオフするような電圧を印加することによって、電
極63および63’間が高抵抗となり、電極63および
63’が電気的に分離される。一方、上記制御電極92
および92’に上記FETがピンチオフしないような電
圧を印加することによって、電極61−61’間、電極
63−63’間は低抵抗となり、電極61−61’間は
導通となり、電極63−63’間は導通となる。
【0068】このように構成することによって、電極6
1、61’、ゲートフィンガ91、および制御電極92
で構成されるFET(入力側制御FET)は第2の実施
形態(図3)でのべたスイッチ素子9として作用し、電
極63、63’、ゲートフィンガ91’、および制御電
極92’で構成されるFET(出力側制御FET)は第
2の実施形態で述べたスイッチ素子9’として作用す
る。
【0069】なお、本実施形態では、スイッチ素子9お
よび9’を構成するFETのゲートフィンガ91および
91’が分離されているが、これらが接続されている場
合にも同一の作用と効果を有する。この場合、制御電極
92あるいは92’のどちらか一方を省略することがで
きる。
【0070】また、本実施形態では、高周波信号を取り
扱うFETが6および6’の2つの場合であるが、これ
らがさらに並列に接続された場合にも同一の作用と効果
を有する。
【0071】さらに、本実施形態では、FET6、6’
のゲート幅を同一としているが、これらが異なった場合
も同様の作用と効果を有する。
【0072】[第9の実施形態](請求項6、7、8に
対応) 図10は本発明に係る第9の実施形態の高周波回路の模
式図であり、第2の実施形態(図3)で示したFET素
子群60を半導体基板上に製造した場合の平面図であ
る。図1ないし図9と同一のものについては同一の符号
を付している。
【0073】ソース電極61、ゲート電極62、ドレイ
ン電極63、ゲートフィンガ64、およびゲートの引き
出し線65が図10のような配置で通常のFET半導体
プロセスで製造されることにより、第2の実施形態で述
べた第1のFET6(主FET)を構成する。ソース電
極61’、ゲート電極62’、ドレイン電極63’、ゲ
ートフィンガ64’、およびゲートの引き出し線65’
が図10のような配置で通常のFET半導体プロセスで
製造されることにより、第2の実施形態で述べた第2の
FET6’(主FET)を構成する。ゲートの引き出し
線65、65’は、エアブリッジや多層配線によりソー
ス電極61、61’と交差して形成される。
【0074】本発明の最も特徴とするところは、上記ソ
ース電極61および61’が近接して配置されており、
該電極61、61’間にさらにゲートフィンガ91が形
成され、該ゲートフィンガ91が制御電極92に接続さ
れていること、および、上記ドレイン電極63、63’
が近接して配置されており、該電極63、63’間にさ
らにゲートフィンガ91’が形成され、該ゲートフィン
ガ91’が制御電極92’に接続されていることであ
る。電極61、61’およびゲートフィンガ91は通常
のFET半導体プロセスを用いて、FET6および6’
を形成するのと同時、あるいは、別途製造され、FET
構造を有する。すなわち、電極61が電極61、61’
およびゲートフィンガ91で構成されるFETのドレイ
ンあるいはソースの一方として製造され、電極61’が
電極61、61’およびゲートフィンガ91で構成され
るFETのドレインあるいはソースの他方として製造さ
れる。同様に電極63、63’およびゲートフィンガ9
1’は通常のFET半導体プロセスを用いてFET6お
よび6’と同時、あるいは、別途製造され、FET構造
を有する。
【0075】このように構成することで、本実施形態の
高周波回路は第8の実施形態(図9)で示した高周波回
路と同一の作用と効果を有する。
【0076】なお、本実施形態では、スイッチ素子9お
よび9’を構成するFETのゲートフィンガ91および
91’が分離されているが、これらが接続されている場
合にも同一の作用と効果を有する。この場合、制御電極
92あるいは92’のどちらか一方を省略することがで
きる。
【0077】また、本実施形態では、高周波信号を取り
扱うFETが6および6’の2つの場合であるが、これ
らが更に並列に接続された場合にも同一の作用と効果を
有する。
【0078】さらに、本実施形態では、FET6、6’
のゲート幅を同一としているが、これらが異なった場合
も同様の作用と効果を有する。
【0079】
【発明の効果】以上から本発明によれば、バラクタダイ
オードの容量比のような素子の物理特性に起因する制限
を受けることがなく、広い周波数範囲での周波数可変特
性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の第1の実施形態の高周波回路
のブロック図、(b)は(a)の回路の半導体素子6,6’を
FETを用いて具体化した第1の実施形態の高周波回路
のブロック図である。
【図2】 本発明の基本原理を説明するための入力イン
ピーダンスのスミス図である。
【図3】 本発明に係る第2の実施形態の高周波回路の
ブロック図である。
【図4】 本発明に係る第3の実施形態の高周波回路の
ブロック図である。
【図5】 本発明に係る第4の実施形態の高周波回路の
FET素子群60の平面図である。
【図6】 本発明に係る第5の実施形態の高周波回路の
FET素子群60の平面図である。
【図7】 本発明に係る第6の実施形態の高周波回路の
FET素子群60の平面図である。
【図8】 本発明に係る第7の実施形態の高周波回路の
FET素子群60の平面図である。
【図9】 本発明に係る第8の実施形態の高周波回路の
FET素子群60の平面図である。
【図10】 本発明に係る第9の実施形態の高周波回路
のFET素子群60の平面図である。
【図11】 従来の高周波回路である可変フィルタ回路
の回路図である。
【図12】 従来の高周波回路である高周波増幅器のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1:高周波回路入力端子、2:高周波回路出力端子、
3:インダクタンス素子、4,5:可変容量素子、6、
6’,6”:半導体素子(主FET)、7:入力整合回
路、8:出力整合回路、9,10:スイッチ素子(入力
側制御FET)、9’,10’:スイッチ素子(出力側
制御FET)、60:半導体素子群(FET素子群)、
61、61’、61”:ソース電極、62、62’、6
2”:ゲート電極、63、63’、63”:ドレイン電
極、64、64’、64”:ゲートフィンガ、65、6
5’:ゲートの引き出し線、91、91’、101、1
01’:制御用FETのゲートフィンガ、92、9
2’、102、102’:制御端子、601:半導体素
子群(FET素子群)60の入力端子、602:半導体
素子群(FET素子群)60の出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/18 Fターム(参考) 5F038 AV13 CA02 DF01 DF17 EZ20 5J012 BA03 5J055 AX00 BX01 BX17 CX03 CX24 DX12 DX65 DX73 EY21 EZ21 FX18 GX01 GX02 GX06 GX08 5J098 AA03 AB10 AC06 AC20 AD02 5K062 AA11 AB02 AD02 AE02 BA02 BB16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子と出力端子を各々備える第1、第
    2の半導体素子と、 前記第1、第2の半導体素子の入力端子相互間を開放あ
    るいは短絡状態の一方に、又は高抵抗あるいは低抵抗状
    態の一方に切り替える第1のスイッチ手段と、 前記第1、第2の半導体素子の出力端子相互間を開放あ
    るいは短絡状態の一方に、又は高抵抗あるいは低抵抗状
    態の一方に切り替える第2のスイッチ手段と、 前記第1の半導体素子の入力端子と高周波回路入力端子
    間に接続された第1のインピーダンス変換手段と、 前記第1の半導体素子の出力端子と高周波回路出力端子
    間に接続された第2のインピーダンス変換手段と、 を具備することを特徴とする高周波回路。
  2. 【請求項2】入力端子と出力端子を各々備える複数の半
    導体素子と、開放あるいは短絡状態の一方に、又は高抵
    抗あるいは低抵抗状態の一方に切り替える複数のスイッ
    チ手段と、第1、第2のインピーダンス変換手段とを具
    備し、 前記各半導体素子は前記各スイッチ手段を介して並列接
    続され、前記複数の半導体素子の内の特定の半導体素子
    の入力端子は前記第1のインピーダンス変換手段を介し
    て高周波回路入力端子に接続され、前記特定の半導体素
    子の出力端子は前記第2のインピーダンス変換手段を介
    して高周波回路出力端子に接続されていることを特徴と
    する高周波回路。
  3. 【請求項3】半導体基板上に形成され、且つゲート電極
    とドレイン電極とソース電極を備えた第1、第2の主電
    界効果型トランジスタ、入力側制御電界効果型トランジ
    スタおよび出力側制御電界効果型トランジスタを具備
    し、 前記第1の主電界効果型トランジスタのゲート電極は第
    1のインピーダンス変換手段を介して高周波回路入力端
    子に接続され、ドレイン電極は第2のインピーダンス変
    換手段を介して高周波回路出力端子に接続され、 前記第1の主電界効果型トランジスタのゲート電極は前
    記入力側制御電界効果型トランジスタのドレイン電極又
    はソース電極の一方と接続され、前記第2の主電界効果
    型トランジスタのゲート電極は前記入力側制御電界効果
    型トランジスタのドレイン電極又はソース電極の他方と
    接続され、前記入力側制御電界効果型トランジスタのゲ
    ート電極は第1の制御電極に接続され、 前記第1の主電界効果型トランジスタのドレイン電極は
    出力側制御電界効果型トランジスタのドレイン電極又は
    ソース電極の一方と接続され、前記第2の主電界効果型
    トランジスタのドレイン電極は前記出力側制御電界効果
    型トランジスタのドレイン電極又はソース電極の他方と
    接続され、前記出力側制御電界効果型トランジスタのゲ
    ート電極は第2の制御電極とに接続されている、 ことを特徴とする高周波回路。
  4. 【請求項4】半導体基板上に形成され、且つゲート電極
    とドレイン電極とソース電極を備えた第1、第2の主電
    界効果型トランジスタ、入力側制御電界効果型トランジ
    スタおよび出力側制御電界効果型トランジスタを具備
    し、 前記第1の主電界効果型トランジスタのソース電極は第
    1のインピーダンス変換手段を介して高周波回路入力端
    子に接続され、ドレイン電極は第2のインピーダンス変
    換手段を介して高周波回路出力端子に接続され、 前記第1の主電界効果型トランジスタのソース電極は前
    記入力側制御電界効果型トランジスタのドレイン電極又
    はソース電極の一方と接続され、前記第2の主電界効果
    型トランジスタのソース電極は前記入力側制御電界効果
    型トランジスタのドレイン電極又はソース電極の他方と
    接続され、前記入力側制御電界効果型トランジスタのゲ
    ート電極は第1の制御電極に接続され、 前記第1の主電界効果型トランジスタのドレイン電極は
    出力側制御電界効果型トランジスタのドレイン電極又は
    ソース電極の一方と接続され、前記第2の主電界効果型
    トランジスタのドレイン電極は前記出力側制御電界効果
    型トランジスタのドレイン電極又はソース電極の他方と
    接続され、前記出力側制御電界効果型トランジスタのゲ
    ート電極は第2の制御電極とに接続されている、 ことを特徴とする高周波回路。
  5. 【請求項5】半導体基板上に形成された複数の主電界効
    果型トランジスタと、前記半導体基板上に形成された複
    数の入力側制御電界効果型トランジスタと、前記半導体
    基板上に形成された複数の出力側制御用電界効果型トラ
    ンジスタを具備し、 前記複数の主電界効果型トランジスタの内の1つの主電
    界効果型トランジスタのゲート電極は第1のインピーダ
    ンス変換手段を介して高周波回路入力端子と接続され、
    ドレイン電極は第2のインピーダンス変換手段を介して
    高周波回路出力端子と接続され、 前記複数の主電界効果型トランジスタのゲート電極同士
    は前記複数の入力側制御電界効果型トランジスタのドレ
    イン・ソースを介して並列接続され、 前記複数の主電界効果型トランジスタのドレイン電極同
    士は前記複数の出力側制御電界効果型トランジスタのド
    レイン・ソースを介して並列接続され、 前記複数の入力側制御電界効果型トランジスタのゲート
    電極および前記複数の出力側制御用電界効果型トランジ
    スタのゲート電極は各々制御端子と接続されている、 ことを特徴とする高周波回路。
  6. 【請求項6】半導体基板上に形成された複数の主電界効
    果型トランジスタと、前記半導体基板上に形成された複
    数の入力側制御電界効果型トランジスタと、前記半導体
    基板上に形成された複数の出力側制御用電界効果型トラ
    ンジスタを具備し、 前記複数の主電界効果型トランジスタの内の1つの主電
    界効果型トランジスタのソース電極は第1のインピーダ
    ンス変換手段を介して高周波回路入力端子と接続され、
    ドレイン電極は第2のインピーダンス変換手段を介して
    高周波回路出力端子と接続され、 前記複数の主電界効果型トランジスタのソース電極同士
    は前記複数の入力側制御電界効果型トランジスタのドレ
    イン・ソースを介して並列接続され、 前記複数の主電界効果型トランジスタのドレイン電極同
    士は前記複数の出力側制御電界効果型トランジスタのド
    レイン・ソースを介して並列接続され、 前記複数の入力側制御電界効果型トランジスタのゲート
    電極および前記複数の出力側制御用電界効果型トランジ
    スタのゲート電極は各々制御端子と接続されている、 ことを特徴とする高周波回路。
  7. 【請求項7】請求項3、4、5又は6に記載の高周波回
    路において、 前記主電界効果型トランジスタの内の少なくとも1つの
    主電界効果型トランジスタのゲート幅を残りの主電界効
    果型トランジスタのゲート幅と異ならせたことを特徴と
    する高周波回路。
  8. 【請求項8】請求項3、4、5又は6に記載の高周波回
    路において、 前記入力側制御電界効果型トランジスタと前記出力側制
    御電界効果型トランジスタの内、隣り合う2個の主電界
    効果型トランジスタに接続される入力側制御電界効果型
    トランジスタと出力側制御電界効果型トランジスタのゲ
    ートフィンガを共通接続したことを特徴とする高周波回
    路。
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