JP2003188451A - 半導体レーザ装置の製造方法および半導体レーザ装置の製造装置 - Google Patents

半導体レーザ装置の製造方法および半導体レーザ装置の製造装置

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JP2003188451A JP2001389588A JP2001389588A JP2003188451A JP 2003188451 A JP2003188451 A JP 2003188451A JP 2001389588 A JP2001389588 A JP 2001389588A JP 2001389588 A JP2001389588 A JP 2001389588A JP 2003188451 A JP2003188451 A JP 2003188451A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのレーザチップが1つのサブマウントに
熱接合された半導体レーザ装置を高い歩留りで製造する
方法およびそのような半導体レーザ装置を製造するため
の装置を提供する。 【解決手段】 加熱可能なダイボンドヘッドを複数個備
え、1つのダイボンドヘッド上で熱接合後、このダイボ
ンドヘッドを移動させるともに、サブマウントを搭載し
た別のダイボンドヘッドを移動させる。さらに、ダイボ
ンドヘッドと一体的に移動可能な強制冷却機構を備え、
加熱工程以外はいつでもダイボンドヘッドを冷却できる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザチップをサブ
マウントに熱接合する装置および方法に関する。特に、
本発明は、2つのレーザチップが1つのサブマウントに
熱接合された半導体レーザ装置の製造方法およびそのよ
うな半導体レーザ装置の製造装置を提供する。
【0002】
【従来の技術】従来の方法によるダイボンディングの工
程を説明する。図13のように、従来のダイボンディン
グ装置3は、サブマウントをサブマウント供給シート3
01から、加熱可能なダイボンドヘッド302のダイボ
ンドヘッド(ヒータヘッド)303の上に搬送後、真空
吸着して保持する。一方、レーザチップはレーザチップ
供給シート304からダイボンドヘッド302ヘの搬送
途中に、外形認識部305において、裏面からカメラ
(図示せず)で外形位置を画像認識し、その画像認識デ
ータを基にしてサブマウントを位置補正した後、サブマ
ウントの所定位置にレーザチップを搬送搭載する。その
後、ヒータヘッド303をパルスヒート加熱してレーザ
チップをサブマウントに熱接合し、接合完了したサブマ
ウントをサブマウント収納シート307に収納する。
【0003】また、他の従来例として、図14のよう
に、ダイボンディング装置4は、サブマウントをサブマ
ウント供給シート401から、加熱可能なダイボンドヘ
ッド402のヒータヘッド403(図示せず)上に搬送
後、真空吸着して保持し、次にヒータヘッド403上で
外形位置を画像処理し、サブマウントを所定位置に位置
補正して待機する一方、レーザチップ供給シート404
とダイボンドヘッド402との間にレーザチップを発光
させるための中間ステージ405を設置し、中間ステー
ジ405上にレーザチップを一旦搭載後、発光させ、発
光点認識カメラ406により発光点の遠視野像および近
視野像を測定し、レーザチップの位置補正をした後、再
度吸着してサブマウント上まで搬送し搭載する。その
後、ヒータヘッド403をパルスヒート加熱してレーザ
チップをサブマウントに熱接合し、接合完了したサブマ
ウントをサブマウント収納シート407に収納する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置においては以下の欠点があった。 (1)中間ステージにてレーザチップを発光させてXY
位置、Θ傾き調整を行った後、ヒータヘッドにレーザチ
ップを搬送するので、搬送機構の機械的誤差やチップを
取り上げるときに生じるチップの位置ずれがそのままサ
ブマウントへの搭載位置の誤差となってしまっていた。
1つのサブマウントに対して1つのレーザチップをボン
ディングする従来の装置においては、これらの誤差は実
用上問題のない範囲であったため、ヒータヘッドはサブ
マウントにレーザチップを熱接合するための加熱機能に
限定しておけばよく、レーザチップを発光させてその発
光点位置を基にしてレーザチップのXY位置、Θ傾き調
整を行う必要があるという概念はなかった。そのため、
ヒータヘッドは、レーザチップの発光点の遠視野像や近
視野像を画像認識できる外形形状にはなっていない。し
かし、2つのレーザチップを近接して配置しなければな
らないような場合には、位置精度をより高くしなければ
チップ同士が接触したり、光ピックアップに組み込んだ
ときに充分な光学特性が得られないといった問題があ
り、上記誤差を無視することができない。 (2)ヒータヘッド上でレーザチップを発光させるため
には定格温度以下にヒータヘッドを一旦冷却する必要が
あるが、ヒータヘッドの冷却時間が装置サイクルタイム
に付加され、装置を高速に稼動できない。 (3)2つのレーザチップをサブマウントに同時に熱接
合する際、コレットを単純に2つにして同時に動かす
と、各レーザチップの寸法や構造の違いにより、2つの
レーザチップで接合強度のバラツキが発生したり、Au
Snなどの接合材の這い上がりによるショートが発生
し、歩留りが低下することがある。 (4)パルスヒータによるヒータヘッドの加熱制御はヒ
ータヘッドに付設した熱電対で実施しているがヒータヘ
ッドの通電電流の経時変化は検出していないため、熱電
対を用いた温度測定により見かけの温度は設定値に制御
されていても、ヒータヘッドの劣化による異常高電流が
発生し、ヒータヘッドの過熱が発生することがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の欠点に
鑑みてなされたものである。従って、本発明の目的は、
前記欠点を克服しつつ、1つのサブマウント上に2つの
半導体レーザチップを高精度に、狭いピッチにてボンデ
ィングする方法およびそのためのボンディング装置を提
供することにある。
【0006】本発明は、レーザチップホルダーと、レー
ザチップの位置および発光光軸の向きを調整するための
中間ステージと、基板を搭載し、該レーザチップを該基
板に熱接合するためのダイボンドヘッドとを有する半導
体レーザ装置の製造装置において、さらに、該ダイボン
ドヘッドに搭載した基板上で、レーザチップを発振閾値
以下で発光させるためのコンタクトプローブと、該ダイ
ボンドヘッドの前方に位置し、レーザチップの発光点の
近視野像を観測し、発光点位置を計測するための発光点
認識カメラと、該レーザチップの発光点位置の計測結果
に基づき、該レーザチップを該基板の所定位置に搬送す
る水平左右方向と水平前後方向の2方向の微動機構を備
えた搬送用コレットとを有し、ここに、該ダイボンドヘ
ッドはパルスヒート加熱が可能であることを特徴とする
半導体レーザ装置の製造装置を提供する。本発明の半導
体レーザ装置の製造装置において、該搬送用コレット
は、レーザチップに接触してレーザチップを発光させる
ためのプローブ電極として機能し、該コンタクトプロー
ブは、レーザチップに通電するために該基板上に形成さ
れた配線パターンに接触してレーザチップを発光させる
ためのプローブ電極として機能することを特徴とする。
【0007】すなわち、本発明によれば、加熱直前のヒ
ータヘッド上でレーザチップを発光させ、発光点の近視
野像を測定し、位置決め調整後に加熱することにより、
位置決め後の搬送動作がなく、2つのレーザチップを高
精度に保持したまま熱接合できる。その際、レーザチッ
プ側のプローブ電極としてコレットを兼用するため、吸
着したまま位置決め調整できる。また、サブマウント側
のコンタクトプローブ機構を別途設置することにより、
熱接合前のレーザチップをサブマウント上で同時に発光
させることができる。
【0008】また、本発明の半導体レーザ装置の製造装
置において、該ダイボンドヘッドの上部は、基板を搭載
するための基板搭載領域と該基板搭載領域から該発光点
認識カメラに向かって下降する傾斜領域とを含む形状を
有することを特徴とする。すなわち、ヒータヘッドがレ
ーザチップからの発光ビームを遮らないような傾斜と長
さを有することにより画像認識が正確に行える。
【0009】さらに、本発明の半導体レーザ装置の製造
装置は、該ダイボンドヘッドを強制冷却する機構を有す
ることを特徴とし、該冷却機構はダイボンドヘッドと一
体的に移動可能であることを特徴とする。該冷却機構は
圧縮空気を該ダイボンドヘッドに吹き付ける機構である
ことが好ましく、ダイボンドヘッドが結露しない常温の
圧縮空気を吹き付けることが好ましい。すなわち、サブ
マウント上のレーザチップを加熱するヒータヘッドを加
熱サイクル終了後、急速冷却することにより、ヒータヘ
ッド上のサブマウントでレーザチップを定格温度以下で
発光させることができる。また、移動するヒータヘッド
に冷却機構を積載しているため、加熱サイクル以外は冷
却を行うことができる。また、冷却時の冷却温度の検出
に、ヒータヘッドの加熱温度プロファイルを制御するた
めにヒータヘッドに付設する熱電対を兼用するため、余
分な検出器が必要なく、温度を監視しながら冷却でき
る。
【0010】本発明の半導体レーザ装置の製造装置は、
さらに、2以上のダイボンドヘッド、該基板にレーザチ
ップを熱接合するためのダイボンド部および、該基板を
搭載し、レーザチップが熱接合された基板を回収するた
めの基板交換部を有し、ここに、該2以上のダイボンド
ヘッドは、該ダイボンド部と該基板交換部との間で移動
可能であることを特徴とする。すなわち、本発明によれ
ば、ヒータヘッドを複数個有することにより、サブマウ
ントの交換、ヒータヘッドの冷却を並行して行えるた
め、装置のサイクルタイムを短縮できる。
【0011】また、本発明の半導体レーザ装置の製造装
置は、2以上のレーザチップホルダー、2以上の中間ス
テージをさらに有し、該ダイボンドヘッドに搭載された
1つの基板に発光波長の異なる2以上のレーザチップを
熱接合することを特徴とする。
【0012】本発明の半導体レーザ装置の製造装置は、
さらに該発光点認識カメラのレンズは色収差補正レンズ
であることを特徴とする。すなわち、発光波長の異なる
複数のレーザチップの発光点を同時に観察する場合に
も、発光点認識カメラに使用するレンズが色収差補正レ
ンズであるので、各々のチップの波長の違いによる発光
軸方向の距離認識の違いを無すことができるので、正確
に発光点位置を計測することができる。
【0013】また、本発明は、一つの局面において、コ
レットを用いて、レーザチップホルダーに搭載されたレ
ーザチップをダイボンドヘッドに搭載された1つの基板
上に搬送する工程と、該レーザチップを該基板に熱接合
する工程とを含む半導体レーザ装置の製造方法であっ
て、該ダイボンドヘッド上で該レーザチップを発振閾値
以下で発光させて、レーザチップの発光点の近視野像を
観測することにより、該レーザチップの発光点の位置を
測定する工程と、該レーザチップの発光点位置を基に該
レーザチップを水平面内で光軸方向および光軸に対し垂
直な方向に平行移動することにより、該基板の所定の位
置に該レーザチップを設置する工程とを有することを特
徴とする半導体レーザ装置の製造方法を提供する。
【0014】本発明は、もう一つの局面において、コレ
ットを用いて、レーザチップホルダーに搭載されたレー
ザチップをダイボンドヘッドに搭載された1つの基板上
に搬送する工程と、該レーザチップを該基板に熱接合す
る工程とを含む半導体レーザ装置の製造方法であって、
2以上のダイボンドヘッドのうち1のダイボンドヘッド
上に該レーザチップを接合材を介して該基板と接触させ
る工程と、該1のダイボンドヘッドを加熱して該接合材
を溶融することにより該レーザチップと該基板とを接合
した後、該1のダイボンドヘッドの加熱を停止し、該1
のダイボンドヘッドをダイボンド位置から待避させる工
程と、該1のダイボンドヘッドとは異なるダイボンドヘ
ッドを所定の位置に配置する工程とを有することを特徴
とする半導体レーザ装置の製造方法を提供する。
【0015】本発明は、さらにもう一つの局面におい
て、コレットを用いて、レーザチップホルダーに搭載さ
れたレーザチップをダイボンドヘッドに搭載された1つ
の基板上に搬送する工程と、該レーザチップを該基板に
熱接合する工程とを含む半導体レーザ装置の製造方法で
あって、該ダイボンドヘッドに搭載された1つの基板に
発振波長の異なる2以上のレーザチップを搭載する工程
と、該ダイボンドヘッド上においてレーザチップと導通
するために該基板上に形成された配線パターンにコンタ
クトプローブを接触させる工程と、該ダイボンドヘッド
上において、該レーザチップを発振閾値以下で発光させ
て、レーザチップの発光点の近視野像を観測することに
より、該2以上のレーザチップのそれぞれの発光点位置
を測定する工程と、該レーザチップのそれぞれの発光点
位置を基に該2以上のレーザチップを水平面内で光軸方
向および光軸に対し垂直な方向に平行移動することによ
り、該2以上のレーザチップの相対位置を所定の位置に
設置する工程とを有することを特徴とする2以上のチッ
プが搭載された半導体レーザ装置の製造方法を提供す
る。
【0016】本発明の2以上のチップが搭載された半導
体レーザ装置の製造方法は、独立して移動可能な複数の
コレットの各々で1つのレーザチップを吸着する工程
と、該複数のコレットの各々で吸着したレーザチップを
該ダイボンドヘッド上に搭載された1つの基板に接触さ
せる工程と、該ダイボンドヘッドを加熱して昇温する工
程と、該複数のコレットの各々を該昇温する工程の異な
るタイミングで該レーザチップから離す工程とを有する
ことを特徴とする。すなわち、本発明の方法によれば、
2つのレーザチップを押さえている各コレットが温度プ
ロファイルに対して別々に上昇するため各レーザチップ
に対して接合が安定する。
【0017】さらに、本発明の2以上のチップが搭載さ
れた半導体レーザ装置の製造方法は、該基板上の配線に
接触させたコンタクトプローブを待避させた後、ダイボ
ンドヘッドを加熱する工程を有することを特徴とする。
【0018】なおさらに、本発明の半導体レーザ装置の
製造方法は、ダイボンドヘッドに流れる電流および該ダ
イボンドヘッドの温度を同時に管理することにより該ダ
イボンドヘッドの異常通電を検出することを特徴とす
る。これにより、ダイボンドヘッドの劣化を検出し、規
定温度以上での基板およびレーザチップの過熱を防止す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体レーザ装置
の製造方法および製造装置を、2つのチップが1つのサ
ブマウントに搭載された2チップレーザ装置を製造する
ための2チップボンディング装置に適用した場合を例と
して説明する。ここでは、2つのレーザチップとして、
赤色チップおよび赤外チップを例にして説明する。図1
〜3に示す本発明の2チップボンディング装置を用い
て、2つのレーザチップを1つのサブマウントに熱接合
する動作手順は以下の工程を含む。
【0020】(1)赤色および赤外チップ用のそれぞれ
の供給シート(101,102)から取出すチップの位
置を画像処理にて確認し、所定の位置にそれらのチップ
を位置決めする工程; (2)突上げバリでチップを突き上げ、コレット(10
5,106)でチップを真空吸着し、供給シート(10
1,102)からチップを取り出す工程; (3)供給シート(101,102)から取り出したチ
ップを真空吸着したまま定点搬送して、それぞれの中間
ステージ(109,110)に置く工程; (4)外形認識カメラ(111,112)を用いてチッ
プの所定の位置からのチップ位置ズレ量xyを検出し、
また、発光点認識カメラ(113,114)で角度ズレ
量θを検出する工程; (5)中間ステージ(109,110)をXYΘ駆動機
構(図示せず)でズレ量xyθ分だけ移動させて、チッ
プを所定の位置に位置補正する工程; (6)位置補正されたチップをそれぞれのコレット(1
05,106)で真空吸着し、それぞれ左右から、ダイ
ボンドヘッド115に置かれたサブマウント121上方
位置まで定点搬送する工程;および (7)左右から赤色チップおよび赤外チップ(103,
104)それぞれを吸着したコレットを下降させ、サブ
マウント121上にチップを接触させる工程; (8)チップをコレット(105,106)で真空吸着
したまま、赤色チップおよび赤外チップ(103,10
4)をサブマウント121上に仮置きする工程; (9)サブマウント121に形成された赤色チップおよ
び赤外チップそれぞれと導通する配線にコンタクトプロ
ーブ(125a,125b)を接触させ、それぞれのコ
ンタクトプローブとそれぞれのコレット(105,10
6)との間を通電して2つのチップを発光させる工程; (10)この2つのチップの発光点を1つの発光点認識
カメラ119によって認識し、2つのチップの発光点間
の距離および2つの発光点からの発光軸の傾きを検出
し、所定の位置と比較し、基準からのズレ量を検出する
工程; (11)ズレがあれば、通電を切り、コレットを上昇さ
せ、赤色チップ用および赤外チップ用それぞれのコレッ
トヘッドに設けた圧電素子にズレ量に見合った電圧をか
けることによって、コレットを駆動して基準の発光点位
置にチップ位置を補正する工程; (12)位置補正後、再度コレットを下降させ、(9)
〜(11)の工程を所定回数繰返し、2チップの発光点
間距離が仕様の範囲になるまでズレ補正を行う工程; (13)位置補正を所定回数繰り返し、仕様の精度が得
られない場合はエラーとして処理する工程; (14)仕様の精度が得られれば、コンタクトプローブ
を上昇させ、両方のコレット(105,106)を下降
させたままサブマウント121を加熱し、赤色チップお
よび赤外チップ(103,104)を熱圧着によってサ
ブマウント121にボンディングする工程; (15)ボンディング完了後、再度、(9)および(1
0)の工程を行い、位置精度を確認する工程;および (16)コレット(105,106)を上昇させ、定点
搬送のスタート位置に戻す工程を含む。
【0021】上記工程(11)において、サブマウント
121と2つのチップとの位置精度がそれほど重要でな
い場合には、一方のレーザチップ位置を基準として他方
のレーザチップ位置のみを補正することもできる。すな
わち、位置補正すべきチップを吸着するコレット側にの
み圧電素子調整機構(129,130)を設けるだけで
高精度の補正が可能である。
【0022】上記工程(12)において、2チップの発
光点間距離は半導体レーザ装置の仕様等に従って任意に
決定することができる。また、繰返し回数も任意に決定
することができる。
【0023】通常、ボンディング中はコレットの真空吸
着を継続させるが、チップに伝わった熱が逃げないよう
にするため、上記工程(14)の加熱途中で、コレット
の真空吸着を切って、コレットを上昇させておくことも
できる。また、(15)の工程を省略することもでき
る。
【0024】従来のコレットはサブマウントに対して垂
直に配置されるが、本発明においては、2チップダイボ
ンディングの際、コレット同士が干渉することなく発光
点間隔100μmにてダイボンドを精度良く行うことが
できるように、図10に示すごとく、コレットを装置前
方および横方向の双方に傾けて配置する。また、チップ
を発光させるためには、チップの表面にプローブを接触
させる必要があるが、チップが微小の為、従来の装置で
は、コレットでチップを真空吸着したまま他のプローブ
をレーザチップの表面に接触させることが難しかった。
しかしながら、本発明のボンディング装置によれば、コ
レットを通電材料で作成し、コレット自体を通電の電極
にすれば、レーザチップを真空吸着したまま通電して発
光させることができる。
【0025】本発明によれば、レーザチップを真空吸着
したままコレットを下降し、サブマウント上に搭載し、
吸着コレットとサブマウント上のグラウンド側を通電
し、チップを発光させることができる。 かくして、本発明の半導体レーザ装置の製造方法および
製造装置を用いれば、2チップ半導体レーザ装置を高い
ボンディング精度にて作製することができる。
【0026】さらに、本発明のボンディング装置に、図
4に示すサブマウント側のコンタクトプローブ機構を別
途設置することにより、サブマウント上で2つのレーザ
チップを同時に発光させることができる。すなわち、2
つのレーザチップをサブマウント上で発光させ、発光点
の近視野像を画像処理する際に、発光ビームが図5およ
び6に示した発光点認識カメラ119のレンズに入射す
る前に、ヒータヘッド117と干渉し遮られないよう
に、図6に示すようにヒータヘッド117の上部に傾斜
と長さを持たせた。2つのレーザチップの発光点間距離
を所定の精度内に収めて確実にボンディングするため、
図5および6に示すように加熱直前のヒータヘッド11
7に搭載したサブマウント上で各レーザチップを発光し
て位置決め完了後、そのまま加熱して熱接合する。ま
た、発光点認識カメラ119のカメラレンズとして色収
差補正レンズを使用することにより波長の異なる2つの
レーザチップの発光軸方向の位置決めも同時にできる。
【0027】さらに、本発明のダイボンディング装置に
おいて、図7に示すように、冷却用のエアーブロー機構
2をヒータヘッド117の直近に設置することによりヒ
ータヘッド117を局所的、効率的に急速冷却すること
ができる。また、エアーブロー機構2はヒータヘッド1
17とともに移動する構造のため加熱サイクル中を除
き、いつでも冷却ができる。また、冷却温度の管理に
は、ヒータヘッド117の温度制御用に付設されている
熱電対118からの信号を兼用し、冷却時、熱電対によ
り測定された温度が設定温度に下がるまで、エアーブロ
ーを継続する。
【0028】ヒータヘッドを複数個有することにより、
1つのヒータヘッドがパルスヒート加熱中に、残りのヒ
ータヘッドを冷却することが可能となり、サイクルタイ
ムの増加を防ぐことができる。また、冷却中の他方のヒ
ータヘッド側で接合後のサブマウントと接合前のサブマ
ウントとの交換もでき、さらにサイクルタイムの短縮が
できる。図8に、2個のヒータヘッドを有する場合を示
す。
【0029】また、本発明によれば、例えば、図9に示
すように、クランプテスタで、ヒータヘッドに流れる電
流を常時モニタして、電流値の変動が一定範囲内を超え
れば、異常と判断して警報を発することにより、ヒータ
ヘッドの劣化も検出できる。さらに、本発明のボンディ
ング方法によれば、図10および11に示すように、加
熱サイクル中に2つのコレットの各々を別々のタイミン
グで上昇させることによって接合強度を安定化させると
ともに、接合材の這い上がりを防止することができる。
ここで、接合材は、一般的に熱接合に用いられる金属材
料を意味し、例えば、AuSnなどを含む。
【0030】
【実施例】本発明の実施例を各図面に基づいて説明す
る。図1〜10に示すように、本発明のボンディング装
置1は、2つのレーザチップ(103,104)を供給
する各レーザチップ供給シート(101,102)、2
つのレーザチップ(103,104)を発光させて、発
光点の遠視野像および近視野像を画像処理計測し位置と
角度の補正をする各中間ステージ(109,110)お
よび発光点認識カメラ(113,114)、ダイボンド
前のサブマウント121を供給するサブマウント供給シ
ート120、ダイボンドしたサブマウント123を収納
するサブマウント収納シート122、サブマウントとレ
ーザチップとを加熱し、かつ、サブマウントをサブマウ
ント交換位置とダイボンド位置とを往復搬送させる各ダ
イボンドヘッド(115a,115b)、ダイボンドヘ
ッド上で発光させた2つのレーザチップの発光点の近視
野像を画像処理計測する発光点認識カメラ119を含
む。ダイボンドヘッド115は、図7に示すごとく、ヒ
ータブロック116、ヒータブロック116の先端に取
付け可能なヒータヘッド117を含み、さらに、ヒータ
ヘッド117には温度測定用の熱電対118が取り付け
られている。本発明のボンディング装置は、さらに、レ
ーザチップをレーザチップ供給シート(101,10
2)から中間ステージ(109,110)ヘ、次に中間
ステージ(109,110)からチップダイボンド位置
のヒータヘッド117aヘ搬送するための真空吸着コレ
ット(105,106)を有する2つのレーザチップ搬
送機構、サブマウントをサブマウント供給シート120
からサブマウント交換位置のヒータヘッド117bヘ、
次にサブマウント交換位置のヒータヘッド117bから
サブマウント収納位置122へ搬送するための真空吸着
コレットを有するサブマウント搬送機構(図示せず)、
チップダイボンド位置のヒータヘッド上に真空吸着して
搭載したサブマウントに通電するためのコンタクトプロ
ーブ機構124などを含む。
【0031】本発明のダイボンディング装置を用いて、
2つのレーザチップを1つのサブマウントにダイボンド
するためのダイボンディング工程のフローチャートを図
12に示す。ここでは、2つのレーザチップとして、赤
色レーザチップおよび赤外レーザチップを例として説明
するが、本発明は、これら2種類のレーザチップに限定
されずに、様々な発振波長のレーザチップに適用するこ
とができ、また、レーザチップの個数も2つに限定され
ない。すなわち、本発明のボンディング装置は、使用す
るレーザチップの種類や個数に応じて、通常の技術を用
いて、修飾および変形することができる。
【0032】赤色および赤外レーザチップ(103,1
04)は供給シート(101,102)から中間ステー
ジ(109,110)まで搬送し、ここでコレット(1
05,106)を1つの通電電極として発光させ、発光
点の遠視野像および近視野像を観測して、レーザチップ
の位置を計測し、位置と角度の補正移動をする。補正完
了後、赤色および赤外チップ(103,104)の各々
を中間ステージ(109,110)からチップダイボン
ド位置にあるヒータヘッド117aまで搬送する。一
方、サブマウントは供給シート120からサブマウント
交換位置にあるヒータヘッド117bまで搬送積載す
る。サブマウント交換位置のヒータヘッド117bは前
進し、チップダイボンド位置のヒータヘッド117aは
後退しヒータヘッドを交換移動させる。
【0033】後退してサブマウント交換位置にきたヒー
タヘッド117aからは、加熱完了のサブマウントを吸
着し、収納シート122ヘ搬送する。前進してチップダ
イボンド位置にきたヒータヘッド117bのサブマウン
トに対しては、ヒータヘッド上まで搬送してきた2つの
レーザチップを下降し、接触させるとともに、別設置し
たコンタクトプローブ機構124をサブマウントの所定
位置に前進下降して、コンタクトプローブ(125a,
125b)を接触させる。
【0034】次に、2つのレーザチップを発光させ、発
光点認識カメラ119により、発光点位置を画像認識
し、所定精度に収まっているか計測する。精度内に有れ
ば、2つのレーザチップを消灯して計測を終了する。精
度内に無ければ、消灯後に赤色レーザチップ103を赤
外レーザチップ104に対して補正移動し、再度2つの
レーザチップを発光させ、計測するという動作を精度内
に収まるまで繰り返す。2つのレーザチップの位置補正
が完了したらコンタクトプローブ機構124をサブマウ
ントから上昇後退して待避し、レーザチップを吸着して
いる2つのコレットの真空を破壊した後、ヒータヘッド
に通電し、パルスヒート加熱する。なお、加熱中はヒー
タヘッドに流れる電流値を計測して、ヒータヘッドの劣
化などによる異常電流を検出する。
【0035】パルスヒート加熱中、温度プロファイルの
設定温度に達したら、まず赤色レーザチップ103を吸
着している第1コレット105を上昇待避させ、第1コ
レット105が上昇してから設定時間後に、赤外レーザ
チップ104を吸着している第2コレット106を上昇
待避する。パルスヒートによる加熱ヒートサイクルを終
了後、ヒータヘッド117に積載した冷却装置2で直ち
に冷却エアーブローを開始し、ヒータヘッドを冷却す
る。以上で一連の工程を終了する。
【0036】図4にコンタクトプローブ機構124の実
施例を示す。本発明のコンタクトプローブ機構124
は、2つのレーザチップをサブマウント上で発光させる
ため、2本のプローブ(125a,125b)を有し、
一方は、赤色レーザチップ103用に、他方は赤外レー
ザチップ104用に構成されている。ヒータヘッドがチ
ップダイボンド位置に移動、位置決め完了したら、コン
タクトプローブ機構124は前進、下降してサブマウン
トの所定位置にプローブ(125a、125b)を接触
させる。なお、コンタクトプローブ機構124を前進、
下降させる機構は省略する。
【0037】図5に、チップダイボンド位置にきたヒー
タヘッド117周辺の機器配置を示す。ヒータヘッドに
搭載されたサブマウント上の2つのレーザチップの位置
を補正するために、該ヒータヘッド前面に発光点認識カ
メラ119を設置し、該サブマウント上で2つのレーザ
チップを発光させ、画像認識する。発光点認識カメラ1
19のレンズとして、波長480から1800nmの範
囲でレンズ焦点深度1.7μm内のピント誤差に抑えら
れた色収差補正レンズを使用することにより、2つのレ
ーザチップとして、赤色レーザチップおよび赤外レーザ
チップを用いたとしても、2つのレーザチップの発振波
長バラツキに依存せずに発光軸方向の位置認識が可能と
なる。レーザチップを発光させるための通電電極とし
て、サブマウント側にはコンタクトプローブ(125
a,125b)を、レーザチップ側には各チップを真空
吸着しているコレット(105,106)を使用する。
2つのレーザチップを発光点認識して、2つの発光点位
置が所定精度内になければ、第2コレット106で真空
吸着している赤外レーザチップ104を上昇させ、位置
ずれ分だけ、移動補正して再度下降する。
【0038】図6Aは図5の側面図を、図6Bは図6A
の部分拡大図を示す。2つのレーザチップをサブマウン
ト上で発光させ、発光点の近視野像を画像処理する際、
発光ビームが発光点認識カメラ119のレンズに入射す
る前に、ヒータヘッド117と干渉し遮られないよう
に、ヒータヘッド117の上部には、カメラ119側に
θの傾斜を持つ領域を設けた。すなわち、ヒータヘッ
ド117の上部は、レーザチップを搭載するレーザチッ
プ搭載領域および、該レーザチップ搭載領域からカメラ
119に向かって下降する傾斜領域を含む。傾斜領域
は、カメラ119側だけでなく、図6に示すように、ヒ
ータヘッドの両側に形成することもできる。角度θNA
はレンズの開口角を表し、θはθNAより大きくす
る。目安として、θはθNAより5゜以上大きく設計
することが好ましい。また、サブマウントの吸着面長さ
はサブマウント長さLより大きくする。ヒータヘ
ッドヘのサブマウント搭載誤差を見込んで、目安とし
て、Lはサブマウント長さLより0.6mm以上大
きくすることが好ましい。かくして、本発明のボンディ
ング装置において、ヒータヘッド117は上記2条件を
満たし、レーザチップからの発光ビームと干渉して遮ら
ない適当な寸法と形状を有する。
【0039】ヒータヘッドを複数個、例えば、図8に示
すように2個有することにより、チップダイボンド位置
のヒータヘッドを加熱中に、サブマウント交換位置にあ
るヒータヘッドを冷却でき、サイクルタイムの増加を防
ぐことができる。また、サブマウント交換位置のヒータ
ヘッドで接合後のサブマウントと接合前のサブマウント
との交換もでき、さらにサイクルタイムの短縮ができ
る。
【0040】以下に、図8に示した2個のヒータヘッド
を有するボンディング装置の動作を説明する。2個のヒ
ータヘッドを有する本発明のボンディング装置は、2つ
のダイボンドヘッド(115a,115b)をそれぞれ
前進後退駆動させる各前後駆動モータ(131a,13
1b)、チップダイボンド位置にきたヒータヘッド11
7aまたは117bを左右駆動するモータ132とアー
ム(133a,133b)、およびサブマウント交換位
置にきたヒータヘッド117aまたは117bを左右駆
動するモータ134とアーム(135a,135b)と
で構成される。上記構成により、各ヒータヘッド117
aおよび117bは、それぞれ、コの字型の軌道(13
6a,136b)に沿って往復移動する。
【0041】図7に、本発明のボンディング装置に用い
る冷却用のエアーブロー機構2を示す。冷却用エアブロ
ー機構2は、ノズルブロック201、冷却エアー供給管
202等からなり、ノズルブロック201には吹出しノ
ズル203が形成されている。ノズルブロック201を
ヒータブロック117に積載して、吹出しノズル203
から冷却エアーをヒータヘッド117に吹き付けて冷却
する。また、ノズルブロック201をヒータヘッド11
7の直近に設置することにより、ヒータヘッド117を
局所的、効率的に急速冷却することができ、ノズルブロ
ック201はヒータヘッド117とともに移動する構造
のため加熱サイクル中を除き、いつでも冷却ができる。
さらに、冷却温度の管理には、ヒータヘッド117の温
度制御用に付設されている熱電対118を兼用し、冷却
時、熱電対118により測定される温度が設定温度に下
がるまで、エアーブローを継続する。
【0042】本発明において、ヒータヘッドの温度管理
は、熱電対による温度測定のみならず、ヒータヘッドに
流れる電流を測定することによっても行われる。図9
に、ヒータヘッドに流れる電流を測定するための電流測
定系のブロック図を示す。この電流測定系は、ヒータヘ
ッド117にパルスヒート電流を流すトランス、ヒータ
ヘッドに付設した熱電対信号をフィードバックし、トラ
ンスを制御するパルスヒータコントローラ、ヒータヘッ
ドに流れる大電流を計測するクランプテスタ、パルスヒ
ータコントローラから出る熱電対アンプ出力とクランプ
テスタから出力される電流測定結果を取り込み監視する
制御装置から構成される。ヒータヘッドに流れる電流を
クランプテスタで常時モニタして、ヒータヘッドの劣化
などにより電流値が一定範囲内を超えれば、異常と判断
して警報を発することにより、規定温度以上でのサブマ
ウントおよびレーザチップの過熱を防止することができ
る。
【0043】図11に、2つのレーザチップを1つのサ
ブマウントに熱接合するための温度プロファイルの一具
体例を示す。この具体例においては、図11に示した温
度プロファイルで、ボンディングを行った。先ず、2つ
のレーザチップのサブマウント上での位置を決定した
後、第1のコレット105および第2のコレット106
の両方を下降し、所定の温度(TLOW)にて、パルス
ヒートを開始し(a);温度が設定温度TUPに達した
とき、第1コレット105を上昇させる(b)。その
後、温度が設定最高温度T HIGHに達したら、ヒート
ヘッドに流す電流を調節して、温度THIGHを維持す
る。その後、温度TUPに達し、第1コレット105を
上昇させたときから一定時間(tUP)の後に第2コレ
ット106を上昇させる(c)。さらに、上記最高温度
HIGHに達した時刻tSLOPEから一定時間後の
時刻tHOLDにて加熱を終了し、冷却エアーブローを
開始し、ヒートヘッド温度をTLOWまで下げる
(d)。また、温度プロファイルは、自動制御によるこ
とも可能で、その場合、例えば、最高温度THIGH
その温度に直線的に達するまでの時間tSLOPE、最
高温度を維持する時間(tHOLD−tSLOPE)等
のパラメータを予め設定することができる。設定した温
度プロファイルでの加熱サイクル中に各コレットを別々
のタイミングで上昇させることによって接合強度を安定
化させるとともに、サブマウントに蒸着したAuSnな
どの接合材が加熱接合過程で溶融してレーザチップに這
い上がり、ジャンクションをショートさせたりすること
を防止できる。
【0044】
【発明の効果】したがって本発明によるならば下記の作
用と効果が得られる。加熱直前のヒータヘッド上でレー
ザチップを発光させ、発光点の近視野像を観測し、その
位置を測定し、位置決め調整後に加熱することにより、
位置決め後の搬送動作がなく、2つのレーザチップを高
精度に保持したまま熱接合できる。その際、レーザチッ
プ側のプローブ電極としてコレットを兼用するため、吸
着したまま位置決め調整できる。サブマウント側のコン
タクトプローブ機構を別途設置することにより、熱接合
前のレーザチップをサブマウント上で同時に発光させる
ことができる。ヒータヘッドがレーザチップからの発光
ビームを遮らないような傾斜と長さを有することにより
画像認識が正確に行える。レーザチップの発光点の近視
野像を測定するためのカメラレンズに色収差補正レンズ
を使用することにより波長の異なるレーザチップを、レ
ンズ軸方向の位置ズレなく計測できる。サブマウント上
のレーザチップを加熱するヒータヘッドを加熱サイクル
終了後、急速冷却することにより、ヒータヘッド上のサ
ブマウントでレーザチップを定格温度以下で発光させる
ことができる。また、移動するヒータヘッドに冷却機構
を積載しているため、加熱サイクル以外は冷却を行うこ
とができる。冷却時の冷却温度の検出に、ヒータヘッド
の加熱温度プロファイルを制御するためにヒータヘッド
に付設する熱電対を兼用するため、余分な検出器が必要
なく、温度を監視しながら冷却できる。ヒータヘッドを
複数個有することにより、サブマウントの交換、ヒータ
ヘッドの冷却を並行して行えるため、装置のサイクルタ
イムを短縮できる。2つのレーザチップを押さえている
各コレットが温度プロファイルに対して別々に上昇する
ため各レーザチップに対して接合が安定する。ヒータヘ
ッドに流れる電流値をモニタし、ヒータチップに付設し
た熱電対による温度管理と併用することにより、ヒータ
チップの劣化による異常通電を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のボンディング装置の構成を示す概略
図。
【図2】 本発明のボンディング装置の一実施例を示す
概略図。
【図3】 本発明によるボンディング工程を説明する概
略平面図。
【図4】 本発明のボンディング装置のコンタクトプロ
ーブ機構先端を示す概略斜視図。
【図5】 本発明のボンディング装置のヒータヘッド周
辺の機器配置構成を示す概略斜視図。
【図6】 本発明のボンディング装置のヒータヘッド周
辺の機器配置構成を示す概略側面図(A)およびその拡
大側面図(B)。
【図7】 本発明のヒータヘッドに積載した冷却機構の
一実施例を示す平面図。
【図8】 2個のヒータヘッドを有する本発明のボンデ
ィング装置の一実施例を示す概略平面図。
【図9】 本発明のヒータヘッドの電流計測系統の一実
施例を示す概略図。
【図10】 2つのレーザチップをボンディングする本
発明の方法の一実施例を示す概略斜視図。
【図11】 本発明のヒータヘッドにおける温度プロフ
ァイルとコレット動作との関連を示す概略図。。
【図12】 本発明によるボンディング工程の概略フロ
ーチャート。
【図13】 従来のボンディング工程を説明する概略
図。
【図14】 別の従来のボンディング工程を説明する概
略図。
【符号の説明】
1・・・ボンディング装置、 101、102・・・レーザチップ供給シート、 103、104・・・レーザチップ、 105、106・・・コレット、 107、108・・・外形認識カメラ、 109、110・・・中間ステージ、 111、112・・・外形認識カメラ、 113、114・・・発光点認識カメラ、 115・・・ダイボンドヘッド、 116・・・ヒーターブロック、 117・・・ヒーターヘッド、 118・・・熱電対、 119・・・発光点認識カメラ、 120・・・サブマウント供給シート、 121・・・サブマウント、 122・・・ダイボンド後サブマウント収納シート、 123・・・ダイボンド後サブマウント、 124・・・コンタクトプローブ機構、 125・・・コンタクトプローブ、 129・・・圧電素子精密X駆動機構、 130・・・圧電素子精密Y駆動機構、 131・・・ダイボンドヘッド用前後駆動モータ、 132、134・・・ダイボンドヘッド用左右駆動モー
タ、 133、135・・・ダイボンドヘッド用左右駆動アー
ム、 2・・・冷却用エアーブロー機構、 201・・・ノズルブロック、 202・・・冷却エアー供給管、 203・・・吹出しノズル、 301、401・・・サブマウント供給シート、 302、402・・・ダイボンドヘッド、 303、403・・・ヒータヘッド、 304、404・・・レーザチップ供給シート、 305、405・・・中間ステージ、 406・・・発光点認識カメラ、 307、407・・・サブマウント収納シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 嘉之 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5F073 BA04 FA23 FA30

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザチップホルダーと、レーザチップ
    の位置および発光光軸の向きを調整するための中間ステ
    ージと、基板を搭載し、該レーザチップを該基板に熱接
    合するためのダイボンドヘッドとを有する半導体レーザ
    装置の製造装置において、 さらに、該ダイボンドヘッドに搭載した基板上で、レー
    ザチップを発振閾値以下で発光させるためのコンタクト
    プローブと、 該ダイボンドヘッドの前方に位置し、レーザチップの発
    光点の近視野像を観測し、発光点位置を計測するための
    発光点認識カメラと、 該レーザチップの発光点位置の計測結果に基づき、該レ
    ーザチップを該基板の所定位置に搬送する水平左右方向
    および水平前後方向の2方向の微動機構を備えた搬送用
    コレットと、を有し、ここに、該ダイボンドヘッドはパ
    ルスヒート加熱が可能であることを特徴とする半導体レ
    ーザ装置の製造装置。
  2. 【請求項2】 該搬送用コレットは、レーザチップに接
    触してレーザチップを発光させるためのプローブ電極と
    して機能し、該コンタクトプローブは、レーザチップに
    通電するために該基板上に形成された配線パターンに接
    触してレーザチップを発光させるためのプローブ電極と
    して機能することを特徴とする請求項1に記載の半導体
    レーザ装置の製造装置。
  3. 【請求項3】 該ダイボンドヘッドの上部は、基板を搭
    載するための基板搭載領域と該基板搭載領域から該発光
    点認識カメラに向かって下降する傾斜領域とを含む形状
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の半
    導体レーザ装置の製造装置。
  4. 【請求項4】 該ダイボンドヘッドを強制冷却する機構
    を有することを特徴とする請求項1ないし3いずれかに
    記載の半導体レーザ装置の製造装置。
  5. 【請求項5】 該冷却機構はダイボンドヘッドと一体的
    に移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の半
    導体レーザ装置の製造装置。
  6. 【請求項6】 該冷却機構は圧縮空気を該ダイボンドヘ
    ッドに吹き付ける機構であることを特徴とする請求項4
    または5に記載の半導体レーザ装置の製造装置。
  7. 【請求項7】 さらに、2以上のダイボンドヘッド、該
    基板にレーザチップを熱接合するためのダイボンド部お
    よび、該基板を搭載し、レーザチップが熱接合された基
    板を回収するための基板交換部を有し、ここに、該2以
    上のダイボンドヘッドは、該ダイボンド部と該基板交換
    部との間で移動可能であることを特徴とする請求項1な
    いし6いずれかに記載の半導体レーザ装置の製造装置。
  8. 【請求項8】 2以上のレーザチップホルダー、2以上
    の中間ステージをさらに有し、該ダイボンドヘッドに搭
    載された1つの基板に発光波長の異なる2以上のレーザ
    チップを熱接合することを特徴とする請求項1ないし7
    いずれかに記載の2以上のチップが搭載された半導体レ
    ーザ装置の製造装置。
  9. 【請求項9】 該発光点認識カメラのレンズは色収差補
    正レンズであることを特徴とする請求項1ないし8いず
    れかに記載の半導体レーザ装置の製造装置。
  10. 【請求項10】 コレットを用いて、レーザチップホル
    ダーに搭載されたレーザチップをダイボンドヘッドに搭
    載された1つの基板上に搬送する工程と、該レーザチッ
    プを該基板に熱接合する工程とを含む半導体レーザ装置
    の製造方法において、 該ダイボンドヘッド上で該レーザチップを発振閾値以下
    で発光させて、レーザチップの発光点の近視野像を観測
    することにより、該レーザチップの発光点の位置を測定
    する工程と、 該レーザチップの発光点位置を基に該レーザチップを水
    平面内で光軸方向および光軸に対し垂直な方向に平行移
    動することにより、該基板の所定の位置に該レーザチッ
    プを設置する工程と、を有することを特徴とする半導体
    レーザ装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 コレットを用いて、レーザチップホル
    ダーに搭載されたレーザチップをダイボンドヘッドに搭
    載された1つの基板上に搬送する工程と、該レーザチッ
    プを該基板に熱接合する工程とを含む半導体レーザ装置
    の製造方法において、 2以上のダイボンドヘッドのうち1のダイボンドヘッド
    上に該レーザチップを接合材を介して該基板と接触させ
    る工程と、 該1のダイボンドヘッドを加熱して該接合材を溶融する
    ことにより該レーザチップと該基板とを接合した後、該
    1のダイボンドヘッドの加熱を停止し、該1のダイボン
    ドヘッドをダイボンド位置から待避させる工程と、 該1のダイボンドヘッドとは異なるダイボンドヘッドを
    所定の位置に配置する工程と、を有することを特徴とす
    る半導体レーザ装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 コレットを用いて、レーザチップホル
    ダーに搭載されたレーザチップをダイボンドヘッドに搭
    載された1つの基板上に搬送する工程と、該レーザチッ
    プを該基板に熱接合する工程とを含む半導体レーザ装置
    の製造方法において、 該ダイボンドヘッドに搭載された1つの基板に発振波長
    の異なる2以上のレーザチップを搭載する工程と、 該ダイボンドヘッド上においてレーザチップと導通する
    ために該基板上に形成された配線パターンにコンタクト
    プローブを接触させる工程と、 該ダイボンドヘッド上において、該レーザチップを発振
    閾値以下で発光させて、レーザチップの発光点の近視野
    像を観測することにより、該2以上のレーザチップのそ
    れぞれの発光点位置を測定する工程と、 該レーザチップのそれぞれの発光点位置を基に該2以上
    のレーザチップを水平面内で光軸方向および光軸に対し
    垂直な方向に平行移動することにより、該2以上のレー
    ザチップの相対位置を所定の位置に設置する工程と、を
    有することを特徴とする2以上のチップが搭載された半
    導体レーザ装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 さらに、独立して移動可能な複数のコ
    レットの各々で1つのレーザチップを吸着する工程と、
    該複数のコレットの各々で吸着したレーザチップを該ダ
    イボンドヘッド上に搭載された1つの基板に接触させる
    工程と、該ダイボンドヘッドを加熱して昇温する工程
    と、該複数のコレットの各々を該昇温する工程の異なる
    タイミングで該レーザチップから離す工程とを有するこ
    とを特徴とする請求項11記載の2以上のチップが搭載
    された半導体レーザ装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 該基板上の配線に接触させたコンタク
    トプローブを待避させた後、ダイボンドヘッドを加熱す
    る工程を有することを特徴とする請求項12記載の2以
    上のチップが搭載された半導体レーザ装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 該ダイボンドヘッドに流れる電流およ
    び該ダイボンドヘッドの温度を同時に管理することによ
    り該ダイボンドヘッドの異常通電を検出することを特徴
    とする請求項10ないし14いずれかに記載の半導体レ
    ーザ装置の製造方法。
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