JP2004193533A - ダイボンディング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、半導体レーザチップに熱歪みが残留せずに更に効率的に半導体レーザチップをサブマウントに接合することである。
【解決手段】加熱プレート24上にサブマウント23を載置する。そして、ガス噴射ノズル14から不活性ガスをサブマウント23に吹き付ける。更に、レーザ光15で加熱プレート24の下面を照射することで、サブマウント23を予備的に加熱する。そして、チップノズル13が下降することで、半導体レーザチップ18をサブマウント23に載置する。その後、レーザ光15の照射強度を上げて、加熱プレートを加熱する。これにより、サブマウント23と半導体レーザチップ18との間に介在するろう材が溶融して、サブマウント23に半導体レーザチップ18がダイボンディングされる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体チップを基板上に接合するためのダイボンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバによる通信技術の実用化が急速に広まりつつある。これにともない、光通信用のレーザ光を発する半導体レーザ発光装置も、よりすぐれた性能のものが要求されるようになっている。半導体レーザ発光装置の製造工程で重要なものの一つとして、半導体レーザチップをサブマウント上に接合するためのダイボンディングである。図8は、半導体レーザチップ用に一般に使用されているダイボンディング装置を示すものである。このダイボンディング装置は、電熱線が内蔵されたヒータ1と、半導体レーザチップ4を真空吸着するチップノズル3とを具備する。このダイボンディング装置は、ヒータ1上にサブマウント2を真空吸着し、チップノズル3で半導体レーザチップ4を真空吸着する。その後、ダイボンディング装置は、チップノズル3とともに半導体レーザチップ4をサブマウント2の上方に位置決めした後に、チップノズル3を下降して半導体レーザチップ4をサブマウント2に軽く押し付ける。次いで、ダイボンディング装置は、ヒータ1でサブマウント2を加熱することで、サブマウント2と半導体レーザチップ4との間に介在するろう材を溶融して、半導体レーザチップ4をサブマウント2にダイボンディングする。
【0003】
しかし、以上のダイボンディング装置では、加熱はヒータ1に内蔵された電熱線で行われているので、ろう材の溶融温度まで加熱するには長時間を要している。また、加熱時間が長くなると、サブマウント2及びろう材に蓄積される熱エネルギーも多くなり、サブマウント2が冷却するために要する時間も長くなる。そのため、ろう材が完全に凝固するまで、半導体レーザチップ4の位置を保持する必要がある。つまり、加熱時間及び冷却時間が長いため、生産能率が著しく低い。
更に、加熱時間及び冷却時間が長い場合には半導体レーザチップ4に熱歪みがしばしば残留してしまい、熱歪みにより半導体レーザチップ4の発光特性が一様でなくなってしまう。そのため、半導体レーザ発光装置の信頼性低下の一因となっている。
【0004】
このような不具合を解決するものとして、ガスヒータから200〜300℃に加熱された不活性ガスを吹出して、チップノズルおよびこのチップノズルに吸着保持された半導体レーザチップ及び加熱体に載置されたサブマウントを、100〜200℃に予熱する。次に加熱体に対して1〜5秒間大電流(200〜800A)を給電して短時間でろう材を溶融するようにしたもの(特公平05−054260)が提案されている。
また、ICリードの半田付け方法として、ハロゲンランプの1次加熱源を用いて押圧部材を熱線照射して加熱し、この加熱された押圧部材を2次加熱源として、半田付けすべきワークを押えながら半田を溶融して半田付けを行っている(特公平07−049149)例が上げられる。
【0005】
【特許文献1】
特公平05−054260
【特許文献2】
特公平07−049149
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した予熱と加熱体による急速加熱は加熱時間が短くなるが、加熱体の熱容量が大きいために冷却時間が短縮されない。また、ICリードの半田付け方法を応用して、半導体レーザチップを吸着保持するチップノズルにハロゲンランプを照射して加熱した場合、ろう材を溶融するための温度と熱量がチップノズルを介して直接半導体レーザチップにかかるため、半導体レーザチップを破壊する恐れがある。
そこで、本発明は、半導体レーザチップに熱歪みが残留せずに更に短時間、効率的に半導体レーザチップをサブマウントに接合することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、ノズル(例えばチップノズル13)に吸着保持された半導体チップ(例えば半導体レーザチップ18)を基板(例えばサブマウント23)の表面に載置して前記半導体チップをダイボンディングするダイボンディング装置において、
前記基板を載せる加熱プレート24と、上下に貫通する吸引孔12aを設け、前記加熱プレート24を載せる台座12と、上下に貫通する吸気孔11cを設けた上壁部11aを有し、前記上壁部11aの上面に前記台座12を載せ、前記基台11及び前記加熱プレート24を前記上壁部11a上面に載置する基台11と、前記吸気孔11cと前記吸引孔12aを通して、前記加熱プレート24の下面にレーザ光15を照射するレーザ発光手段16とを備えたことを特徴とする。
【0008】
ここで、上記「半導体チップ」には半導体レーザチップ、ICチップ、LSIチップ等のように半導体に該当する素子の電子回路が形成されるチップ全般を示すものとする。
また「基板」とは、アルミナ基板やセラミック基板を含む上述の半導体チップがダイボンディングされる基板全般をいうものとする。従って、アルミナ基板、セラミック基板、半導体レーザチップに対するサブマウント等も「基板」の概念に含むものとする。
【0009】
請求項1記載の発明では、加熱プレートと基台の間に台座をはさんだ状態で、加熱プレートを基台に取り付け、基台の内側下部にはレーザ発光手段を設けた。基台の上壁部と台座には貫通孔を設けたので、レーザ発光手段から発せられたレーザ光は前記貫通孔を通して、加熱プレートの下面に集光する。前記構成において加熱プレートの大きさを小さくして熱容量をさげたので加熱プレートは急速に加熱される。そして加熱プレートには熱伝導率の高い材料を採用したので、加熱プレート上の基板も加熱プレートからの熱伝導と輻射熱で急速に加熱されるから、ろう材の溶融温度まで短時間に加熱されてろう材が溶融する。
また、加熱プレートの熱容量が小さいので加熱プレートに蓄積される熱エネルギーが小さい。従って、加熱終了後の冷却工程において加熱プレートの放熱冷却がすみやかになされるから、ろう材が凝固するのに要する時間が短い。
以上より、半導体チップと基板の接合は短時間になされるから生産効率が向上するとともに、半導体チップに熱応力をかけず信頼性の高い接合がなされる。
【0010】
請求項2記載の発明は、例えば図1又は2に示すように、請求項1記載のダイボンディング装置において、前記吸引孔12a及び前記吸気孔11cに通じ、上下に貫通するように前記加熱プレート24に設けた吸着孔24aと、前記上壁部11aの裏面側に近接して前記基台11の内部に配置された透光性部材(例えばガラス基板17)と、前記基台11と前記透光性部材17とにより囲まれる空間(例えば上方空間部20)に真空圧を発生する真空発生源26とを備え、前記レーザ光15は前記透光性部材17を透過して照射されることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明では、吸着孔を介して基板を真空吸着することで、基板が加熱プレートに固定される。そのため、ろう材が溶融してから凝固するまでの間、基板がしっかり位置決めされる。そのうえ、基台と透光性部材とにより囲まれる領域により空間が構成され、その空間には吸着孔及び真空発生源が通じている。透過性部材は基台の上劈部に近接して設けたので前記空間の体積を小さくすることができるため、吸引開始から基板を吸着するのに要する時間を短縮することができる。さらに、レーザ光は透光性部材を透過するので、レーザ光の照射を妨げることなく加熱プレート下面にレーザ光を集光できる。さらに吸着孔は加熱プレートに集光するレーザ光の円の外側に配列されているから、効率よく加熱プレートを熱することができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、例えば図3に示すように、請求項1記載のダイボンディング装置において、加熱プレート24Aは、熱伝播板27と、熱伝播板上に配置し、熱伝播板よりも熱伝導率が低い伝熱遅延板28とより構成した多層構造体の上面に熱伝播板を載置したことを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明では、加熱プレートの底面中央部にレーザ光が照射されると加熱プレート底面の熱伝播板は熱伝導率が高いので上方及び水平方向に急速に熱が伝わる。熱伝播板の熱は伝熱遅延板の中央部に伝わるが、伝熱遅延版の熱伝導率はが熱伝播板の熱伝導率のよりも低いので伝熱遅延板の表面に熱が伝わる前に伝熱遅延版の底面全体が加熱状態となる。従って、加熱プレートの上面は水平方向に温度差の少ない温度分布が得られる。
【0014】
請求項4記載の発明は、例えば図4に示すように、請求項1記載のダイボンディング装置において、加熱プレート24Bは、熱伝播板31及び熱伝播部材33よりも低い熱伝導率を有する伝熱遅延部材32と、伝熱遅延部材の周囲に配した複数の熱伝播部材と、伝熱遅延部材と熱伝播部材の上下に配置した熱伝播板とからなることを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明では、加熱プレートの底面中央部にレーザ光が照射されると加熱プレート下面の熱伝播板は熱伝導率が高いので上方及び水平方向に急速に熱が伝わる。下部の熱伝播板の中央部には伝熱遅延部材が配置され、下部の熱伝播板の熱を上部の熱伝播板に伝えるが、伝熱遅延部材の熱伝導率は熱伝播板と熱伝播部材の熱伝導率よりも低いので、伝熱遅延部材から上部の熱伝播板に熱伝わる時には伝熱遅延板の周囲に配置された熱伝播部材は下部熱伝播板から上部熱伝播板に熱を伝える。従って、加熱プレートの上面は水平方向に温度差の少ない温度分布が得られる。
【0016】
請求項5記載の発明は、例えば図5に示すように、請求項1記載のダイボンディング装置において、加熱プレートは、中心部に向かって没入する孔を有する熱伝播リング35と、ラッパ状外形をなし、熱伝播リングより低い熱伝導率を有し、前記熱伝播リングの孔と嵌合する伝熱遅延コア36とからなる構造体の上面に熱伝播板を載置したことを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明では、加熱プレートの中央部にレーザ光が照射されると加熱プレート底面の中央部に配置された上方に広がるラッパ形状の伝熱遅延コアの底部が加熱される。同時に熱伝播リングの下面の中央部も過熱されるが、熱伝播リングの熱伝導率の高いので上方及び水平方向に急速に熱が伝わり、伝熱遅延コアに熱を伝える。伝熱遅延コアの熱伝導率は熱伝播リングの熱伝導率よりも低いので伝熱遅延コア中央部の熱が下面から伝熱遅延コア中央部の上面に伝わる時には熱伝播リングの熱も伝熱遅延コアの上面に伝わり、さらに熱伝播板に伝わる。従って、加熱プレートの上面は水平方向に温度差の少ない温度分布が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を用いて本発明の具体的な態様について説明する。
【0019】
図1には、ダイボンディング装置10が示されている。
ダイボンディング装置10は、水平方向に移動及び水平方向に回転するXYΘテーブルである基台11と、基台11上に配置された台座12と、台座12上に配置された加熱プレート24と、気体を吸引して真空を発生させるための真空発生源26と、半導体チップである半導体レーザチップ18を真空吸着するためのチップノズル13と、不活性ガス19を噴射するためのガス噴射ノズル14と、レーザ光15を発光するレーザ発光手段16と、ダイボンディング装置10全体を制御する演算制御装置(図示略)等と、を具備する。
【0020】
基台11は、図示しないステッピングモータによって駆動されて、水平方向に移動及び回転することができる。また、このステッピングモータが演算処理装置からの信号によって制御されることで、基台11の位置決めがなされる。
【0021】
基台11の内部は空洞となっている。基台11の内部には、上壁部11aに近接して透光性を有する透明部材としてのガラス基板17が略水平となって取り付けられている。このガラス基板17によって、基台11の内部空間は上方空間部(チャンバ)20と下方空間部21の二つの空間に区切られている。上方空間部20は、る基台11の上壁部11a、基台11の側壁部11b及びガラス基板17によって囲まれる空間である。下方空間部21は、基台11の底壁部(図示略)、側壁部11b及びガラス基板17によって囲まれる空間である。
【0022】
側壁部11bには配管22が取り付けられており、配管22の一端は上方空間部20に通じている。一方、配管22の他端は真空発生装置に接続されており、上方空間部20内の気体が真空発生装置によって吸引されるようになっている。更に、上壁部11aには上下方向に貫通する吸気孔11cが形成されており、吸気孔11cは上方空間部20に通じている。
【0023】
台座12は、上壁部11aの上面に固定されている。この台座12は、セラミック、ステンレス鋼等の比較的熱伝導率の低い材料からなる。例えば、セラミックは1〜5W/m・K程である。台座12には上下方向に貫通する吸引孔12aが形成されており、この吸引孔12aは吸気孔11cに連なっている。なお、吸引孔12aの径と吸気孔11cの径はほぼ同一の大きさとなっている。
【0024】
加熱プレート24は、台座12の上面に固定されている。この台座12は窒化アルミニウム(AlN)、炭化シリコン(SiC)等の熱伝導率の高い材料からなる。例えば、窒化アルミニウムは100〜150W/m・K程である。加熱工程において、加熱プレート24の熱が基台11に奪われないようになっている。加熱プレート24は縦3mm、横3mm、厚さ300μmと小型であるから、小さな熱容量である。加熱プレート24には上下方向に貫通する複数の吸着孔24aが形成されており、この吸着孔24aは吸引孔12aに連なっている。吸着孔24aはその下面に照射するレーザ光15の集光する円、すなわち集光円24(図2)の外側となるように配置され、吸着孔24aの全ては吸引孔12aに連なるようになっている。例えば、図2では集光円の径は0.3mm、吸着孔24aの径は0.15mmの時、吸引孔12aの径は約1mmである。そして、この加熱プレート24の上面が載置面であり、加熱プレート24の上にサブマウント23が載置されることになる。そして、真空発生源26によって上方空間部20から空気が吸引されると、上方空間部20、吸気孔11c、吸引孔12a及び吸着孔24aが負圧となって、サブマウント23が加熱プレート24に真空吸着されて、サブマウント23が加熱プレート24に固定されるようになっている。
【0025】
チップノズル13は、加熱プレート24の上方に配されている。このチップノズル13は、図示しない昇降装置によって上下方向に移動することができる。また、チップノズル13は真空発生装置に接続されており、チップノズル13を通じて気体が真空発生装置によって吸引されるようになっている。これにより、チップノズル13が、半導体レーザチップ18を真空吸着できるようになっている。
【0026】
ガス噴射ノズル14は、加熱プレート24の上方に配されているとともに、上下方向に見て吸引孔12a及び吸気孔11cからずれて配されている。ガス噴射ノズル14の先端は吸引孔12aに向いている。このガス噴射ノズル14はアルゴンガス又は窒素ガス等の図示せぬ不活性ガス源に接続されている。ガス噴射ノズル14の先端から不活性ガス19が噴射されるようになっている。
【0027】
レーザ発光手段16は、下方空間部21に配設されている。更に、レーザ発光手段16から発光されたレーザ光15はガラス基板17を透過し、吸気孔11c及び吸引孔12aに向かい、更に、加熱プレート24の下面へ向かうようになっている。つまり、レーザ光15の焦点は加熱プレート24の下面にあり、レーザ発光手段16により、レーザ光15は加熱プレート24の下面で集光するようになっている。なお、加熱プレート24の下面におけるレーザ光15の集光円25の径(フォーカシング径)は約0.3mmである。
【0028】
レーザ発光手段16の発光源付近には、レーザ光15の照射強度を検出して監視するためのモニタ(つまり、検出器)が設けられている。モニタによって検出されたレーザ光15の照射強度は、演算制御装置にフィードバックされるようになっている。そして、演算制御装置は、フィードバック信号に基づいてレーザ発光手段16を制御して、レーザ光15の照射強度或いは照射時間等を制御するようになっている。
【0029】
つぎに、以上のように構成されたダイボンディング装置10を用いたダイボンディング方法について説明する。ここで、接合する半導体レーザチップ18は、例えば、GaAlAs系の化合物半導体であり、その寸法は縦400μm、横250μm、厚さ80〜130μmである。また、サブマウント23は、例えば、窒化アルミニウム、炭化シリコン又はシリコン等からなり、その寸法は縦2mm、横1.2mm、厚さ220μmである。更に、サブマウント23の表面には、金メッキによる電気回路が施され、さらにAu−Sn系ろう材、Au−Si系ろう材、In系ろう材又はSu−Pb系ろう材等のろう材がメッキされている。あるいは、前記材質からなるろう材の箔をサブマウント23の表面に載せる。
【0030】
まず、サブマウント23の表面を上方に向けて、サブマウント23を台座12上に載置する。そして、真空発生源26で上方空間部20、吸気孔11c、吸引孔12a及び吸着孔24aを負圧にして、サブマウント23を真空吸着する。一方、真空発生装置でチップノズル13を負圧にして、半導体レーザチップ18をチップノズル13の先端に真空吸着する。なお、真空発生装置の作動は、演算制御装置により制御される。
【0031】
次いで、サブマウント23の上方に配置された図示しないCCDカメラでサブマウント23を撮像する。そしてサブマウント23にめっきされた基準マーク、あるいはサブマウント23の外形から画像処理装置にてサブマウント23のずれ量を計算し、演算装置に計算結果を伝える。そして演算制御装置がステッピングモータを制御することで、基台11の位置決めがなされる。ここで、サブマウント23上の半導体レーザチップ18搭載目標位置がチップノズル13の直下に位置するように基台11の位置決めがなされる。基台11の位置決めがなされると、演算制御装置がレーザ発光手段16を制御して、レーザ発光手段16がレーザ光15を発光する。これにより、ガラス基板17、上方空間部20、吸気孔11c及び吸引孔12aを通じてレーザ光15が加熱プレート24の下面に照射される。この際、加熱プレート24の下面におけるレーザ光15のフォーカシング径は約0.3mmである。レーザ光15が加熱プレート24の下面に照射されることで、加熱プレート24が加熱され、さらに加熱プレート24からの熱伝導及び輻射熱によりサブマウント23は例えば100〜200℃に加熱される。なお、この際のサブマウント23の温度はろう材の融点(共晶点)より低い。
【0032】
レーザ光15が発光されているのと同時に、ガス噴射ノズル14から不活性ガス19をサブマウント23の表面に向けて噴射する。不活性ガス19がサブマウント23の表面に噴射されることで、熱によるろう材の酸化が不活性ガス19によって防止される。
【0033】
次いで、演算制御装置が昇降装置を制御して、チップノズル13が昇降装置によって下降する。そして、チップノズル13の先端に吸着された半導体レーザチップ18がサブマウント23の表面に接して、更に、半導体レーザチップ18が例えば約10g程度でサブマウント23に押し付けられる。この際にも、加熱プレート24にはレーザ光15が照射され続けており、更に、ガス噴射ノズル14から不活性ガス19が噴射され続けている。
【0034】
次いで、演算制御装置がレーザ発光手段を制御して、レーザ光15の照射強度を上昇させる。この際、レーザ光15のパワー密度が例えば104W/cm^2となるように演算制御装置がレーザ発光手段を制御する。そして、レーザ光15のパワー密度が104W/cm^2になったら、例えばレーザ発光装置が約1秒間レーザ光15を加熱プレート24に照射し続けるように演算制御装置がレーザ発光装置を制御する。すると、加熱プレート24の温度が上昇するとともにサブマウント23に伝熱され、ろう材が融点(例えば、300〜350℃、ろう材の種類により異なる。)まで上昇する。その結果、サブマウント23の表面と半導体レーザチップ18との間に介在しているろう材が溶融する。溶融したろう材は、不活性ガスによる酸化防止作用により最良の濡れ性をもってサブマウント23と半導体レーザチップ18との間に浸透する。
【0035】
約1秒間の照射時間が経過したら、演算制御装置はレーザ発光手段16を制御して、レーザ発光手段16からレーザ光15が発光されることが停止する。レーザ光15の発光が停止すると、ろう材が冷えて、ろう材が凝固する。そして、チップノズル13が昇降装置によって上昇して、更に、ガス噴射ノズル14からの不活性ガスの吹き付けも停止して、ダイボンディングに係る工程が終了する。
【0036】
以上の実施の形態では、レーザ光15によって熱容量が小さく、熱伝導率の高い加熱プレート24を加熱し、加熱プレート24からの熱伝導及び輻射伝熱によりサブマウント23を加熱しているため、サブマウント23と半導体レーザチップとの間に介在するろう材を瞬時に融点まで加熱することができ、ろう材を極めて短時間で溶融することができる。そのため、半導体レーザチップ18をサブマウント23にダイボンディングするのに要する時間が比較的短く、ダイボンディングに係る生産効率が向上する。また、レーザ光15を照射する面が加熱プレート24の面であるから、ワークであるサブマウント23の材質や表面処理が変わっても、レーザ光15の反射率や吸収率は変わらないので接合品質のばらつきがない。
【0037】
また、加熱プレート24の熱容量を小さくしたので、ろう材を溶融するのに要する時間が短時間である。従って、サブマウント23及びろう材に蓄積される熱エネルギーが小さい。さらに、加熱プレート24の熱容量を小さくしたことから、レーザ光15の照射を停止した後からろう材が凝固するまでに要する時間が短くなる。ろう材が凝固するまでの間は、チップノズル13を下降させた状態でサブマウント23に対する半導体レーザチップ18の位置を保持させる必要があるが、その保持時間が短くて済み、チップノズル13をすぐに上昇することができる。そのため、次サイクルで、半導体レーザチップ18をサブマウント23に接合するための準備(例えば、次サイクルに接合する半導体レーザチップ18をチップノズル13に吸着すること)等を前サイクルの接合工程後すぐに行え、生産効率が向上する。
【0038】
更に、サブマウント23及びろう材の加熱時間及び冷却時間が短いため、半導体レーザチップ18に熱歪みが生ずることがない。そのため、本発明に係るダイボンディング方法で接合された半導体レーザチップ18を用いた半導体レーザ装置をより高い品質及び信頼性で提供することができる。
【0039】
また、溶融したろう材が、不活性ガスによる酸化防止作用によってサブマウント23及び半導体レーザチップ18によく濡れるため、予めスクラブ洗浄を行う必要がなくなる。更に、濡れ性が良いため、接合中に半導体レーザチップ18をサブマウント23に高い荷重で押圧する必要がなくなり、その結果、半導体レーザチップ18の損傷を防止することができる。
【0040】
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、チップノズル13は上下方向の移動のみならず、水平方向への移動もできるようにしても良い。この場合、基台11の水平方向の移動、及び、チップノズル13の水平方向の移動によって、サブマウント23に対する半導体レーザチップ18の相対的位置が決まる。
【0041】
図3は加熱プレート24Aの第2の実施の形態である。図3(a)は正面図、図3(b)は側面図である。加熱プレート24Aは熱伝播板27と伝熱遅延板28から構成され、熱伝播板27の上面に伝熱遅延板28を配し、3層に積み上げた多層構造となっている。さらに多層構造体の上面に熱伝播板を配置して冷却効率を上げるようになっている。中央部には下面から上面に貫通する孔29を有し、サブマウント23を真空吸着する。熱伝播板27は厚さが0.45mmであり、熱伝導率の高い窒化アルミニウム(AlN)材料からなる。例えば、窒化アルミニウムは100〜150W/m・K程である。伝熱遅延板28は厚さが0.15mmであり、窒化アルミニウムより熱伝導率の低いアルミナ(Al2O3)材料からなる。例えば、99.9%アルミナは38W/m・K程である。多層構造体の積層間はろう付けあるいは拡散接合によって接合されている。
【0042】
加熱プレート24Aの底面中央部にレーザ光が照射されると加熱プレート24A底面の熱伝播板27は熱伝導率が高いので上方及び水平方向に急速に熱が伝わる。熱伝播板27の熱は伝熱遅延板28の中央部に伝わるが、伝熱遅延版28の熱伝導率はが熱伝播板27の熱伝導率のよりも低いので伝熱遅延板28の表面に熱が伝わる前に伝熱遅延版28の底面全体が加熱状態となり、伝熱遅延版28の上面は熱伝播板27の上面より水平方向に温度差の少ない温度分布となる。3層の多層構造にする事で温度分布の改善が3回行われる。従って、加熱プレート24Aの上面は水平方向に温度差の少ない温度分布が得られる。図7は温度分布を解析したものであり、加熱プレート24Aの下面中央部は900℃であるが、多層構造体の積層を熱が伝わるたびに温度分布が積分されて、加熱プレート24Aの上面は広い範囲で350℃の温度分布となっている。
【0043】
図6は多層構造体の積層間を接合しない場合の実施例である。熱伝播板27Aと伝熱遅延板28Aの4隅に上下に貫通する貫通孔30を設ける。ただし、最上部の熱伝播板27の4隅には貫通孔を設けない。そして貫通孔30の下部から真空吸引する事により貫通孔30内は負圧となり、多層構造体である積層板は下方向に押し付けられて固定される。
【0044】
図4は加熱プレート24Bの第3の実施の形態である。図4(a)は正面図、図4(b)は側面図である。加熱プレート24Bは熱伝播板31と円筒状の伝熱遅延部材32と円筒状の熱伝播部材33から構成され、中心部に伝熱遅延部材32を配置し、伝熱遅延部材32の外側に熱伝播部材33を4個配置する。そして熱伝播板31は伝熱遅延部材32と熱伝播部材33とを上下ではさみ込む構造となっている。中央部には下面から上面に貫通する孔34を有し、サブマウント23を真空吸着する。熱伝播板31と熱伝播部材33は熱伝導率の高い窒化アルミニウム材料からなる。伝熱遅延部材32は窒化アルミニウムより熱伝導率の低いアルミナ材料からなる。上下の熱伝播板31と伝熱遅延部材32及び熱伝播部材33はろう付けによって接合されている。
【0045】
加熱プレート24Bの下面中央部にレーザ光が照射されると加熱プレート24B下面の熱伝播板31は熱伝導率の高いので上方及び水平方向に急速に熱が伝わる。下部の熱伝播板の中央部には伝熱遅延部材32が配置され、下部の熱伝播板31の熱を上部の熱伝播板31に伝えるが、伝熱遅延部材32の熱伝導率は熱伝播板31と熱伝伝播部材33の熱伝導率よりも低いので、伝熱遅延部材32から上部の熱伝播板31に熱伝わる時には伝熱遅延板32の周囲に配置された熱伝播部材33は下部の熱伝播板31から上部の熱伝播板31に熱を伝える。従って、加熱プレート24Bの上面は水平方向に温度差の少ない温度分布となる。
【0046】
図5は加熱プレート24Cの第4の実施の形態である。図5(a)は正面図、図5(b)は断面図である。加熱プレート24Cは、ラッパ状外形の伝熱遅延コア36と、伝熱遅延コア36のラッパ状外形に嵌合する孔を有する熱伝播リング35から構成され、伝熱遅延コア36と熱伝播リング35を嵌合し、伝熱遅延コア36のラッパ形状が上方に向かって開くように配置する。さらに上面に熱伝播板35Aを配置して冷却効率を上げるようになっている。伝熱遅延コア36と熱伝播板35Aの中央部には下面から上面に貫通する孔37を有し、サブマウント23を真空吸着する。熱伝播板リング35と熱伝播板35Aは熱伝導率の高い窒化アルミニウム材料からなる。伝熱遅延コア36は窒化アルミニウムより熱伝導率の低いアルミナ材料からなる。熱伝播リング35と伝熱遅延コア36はろう付けによって接合されている。
【0047】
加熱プレート24Cの中央部にレーザ光が照射されると加熱プレート24Cの中央部に配置された上方に広がるラッパ形状の伝熱遅延コア36の下部が加熱される。同時に熱伝播リング35の下面の中央部も加熱されるが、熱伝播リング35の熱伝導率の高いので上方及び水平方向に急速に熱が伝わり、伝熱遅延コア36に熱を伝える。伝熱遅延コア36の熱伝導率は熱伝播リング35の熱伝導率よりも低いので伝熱遅延コア36の中央部の熱が下面から伝熱遅延コア36中央部の上面に伝わる時には熱伝播リング35の熱も伝熱遅延コア36の上面に伝わり、さらに熱伝播板35Aに伝熱される。従って、加熱プレート24Cの上面は水平方向に温度差の少ない温度分布となる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、レーザ発光手段によってレーザ光が、熱容量が小さく熱伝導率の高い加熱プレートに照射され、加熱プレートからの熱伝導及び輻射伝熱により基板が加熱されるため、ろう材の溶融温度まで基板及びろう材を極めて短時間に加熱することができる。従って、半導体チップと基板の接合に係る生産効率が向上する。
また、加熱プレートの熱容量を小さくしたので加熱プレートに蓄積される熱エネルギーが小さい。従って、ろう材が凝固するのに要する時間が短い。そのため、ろう材が凝固するまでの間半導体チップを保持している時間が短くなり、半導体チップと基板の接合に関する生産効率が向上する。
更に、ろう材及び基板の加熱時間及び冷却時間が短いため、半導体チップに熱歪みが生ずることがなくなる。
レーザ光をサブマウントに直接照射するのではなく、加熱プレートにレーザ光を照射し、加熱プレートをを介してサブマウントを加熱するので、サブマウント下面の回路パターン等を変色させることがない。さらにレーザ光の照射は加熱プレートであるから、ワークであるサブマウントの材質や表面処理が変わっても、レーザ光の反射率や光吸収率は変わらないので信頼性の高いダイボンディングが行える。
【0049】
請求項2記載の発明によれば、吸着孔を介して基板を真空吸着するので、ろう材が溶融してから凝固するまでの間、基板がしっかり位置決めされる。そのうえ、加熱プレート、台座、基台及び透光性部材とにより囲まれる領域により空間が構成され、その空間には吸引孔及び真空発生源が通じているが、透光性部材を基台の上壁部に近接して設けたことにより空間の体積を小さくすることができる。そのため、基板を吸着するのに要する時間を短縮することができる。さらに、透光性部材はレーザ光を透過するのでレーザ光を照射する妨げとはならない。従って、レーザ光が加熱プレートに効率よく照射されるため、ろう材が溶融するのに要する加熱時間に影響を及ぼさない。
【0050】
請求項3記載の発明によれば、加熱プレートを熱伝導率の高い材料の板と熱伝導率の低い材料の板を交互に積み重ねて多層構造とした。これにより小さな集光径でレーザ光が照射され加熱プレートの下面ではレーザ光を照射された中央部は高温であるが中央部から離れた下面では温度は低いが、上部に伝熱し多層構造体の積層を通過するごとに熱分布が積分されて加熱プレートの上面は水平方向に温度差の少ない温度分布となる。従って、基板は均一な温度に加熱され、基板と半導体チップの間に介在するろう材は均一に溶融するので基板と半導体チップの接合の信頼性が向上する。
【0051】
請求項4記載の発明によれば、加熱プレートの上面には中央部に配置した伝熱遅延部材を介して伝熱されるとともに、周囲に配置した熱伝播部材を介して伝熱される。すなわち中央部及びその周囲から伝熱されるから加熱プレートの上面は水平方向に温度差の少ない温度分布となる。従って、基板は均一な温度に加熱され、基板と半導体チップの間に介在するろう材は均一に溶融するので基板と半導体チップの接合の信頼性が向上する。
【0052】
請求項5記載の発明によれば、熱伝導率の高い熱伝播リングは伝熱遅延コアのラッパ状外形全体に伝熱するから加熱プレートの上面は熱勾配の小さな温度分布となる。従って、基板は均一な温度に加熱され、基板と半導体チップの間に介在するろう材は均一に溶融するので基板と半導体チップの接合の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイボンディング装置の具体的態様が示された縦断面図である。
【図2】図1に開示した加熱プレートの下面図である。
【図3】加熱プレートの第2の実施の形態正面図および側面図
【図4】加熱プレートの第3の実施の形態正面図および側面図
【図5】加熱プレートの第4の実施の形態正面図および断面図
【図6】加熱プレートの第2の実施の形態における応用例側面図
【図7】加熱プレートの第2の実施の形態における温度分布解析図
【図8】従来のダイボンディング装置が示された縦断面図である。
【符号の説明】
10 ダイボンディング装置
11 基台
11a 上壁部
11c 吸気孔
12 台座
12a 吸引孔
13 チップノズル(ノズル)
14 ガス噴射ノズル
15 レーザ光
16 レーザ発光手段
17 ガラス基板(透光性部材)
18 半導体レーザチップ(半導体チップ)
19 不活性ガス
20 上方空間部(空間)
22 配管
23 サブマウント(基板)
24 24A 24B 24C 加熱プレート
24a 吸着孔
25 集光円
26 真空発生源
27 31 35A 熱伝播板
28 伝熱遅延板
32 伝熱遅延部材
33 熱伝播部材
35 熱伝播リング
36 伝熱遅延コア
100 ダイボンディング装置

Claims (5)

  1. ノズルに吸着保持された半導体チップを基板の表面に載置して前記半導体チップをダイボンディングするダイボンディング装置において、
    前記基板を載せる加熱プレートと、
    上下に貫通する吸引孔を設け、前記加熱プレートを載せる台座と、
    上下に貫通する吸気孔を設けた上壁部を有し、前記上壁部の上面に前記台座を載せ、前記台座及び前記加熱プレートを前記上壁部上面に載置する基台と、
    前記吸気孔と前記吸引孔を通して、前記加熱プレートの下面にレーザ光を照射するレーザ発光手段とを備えたことを特徴とするダイボンディング装置。
  2. 前記吸引孔及び前記吸気孔に通じ、前記加熱プレートに設けた吸着孔と、
    前記上壁部の裏面側に近接して前記基台の内部に配置された透光性部材と、
    前記基台と前記透光性部材とにより囲まれる空間に真空圧を発生する真空発生源とを備え、
    前記レーザ光は前記透光性部材を透過して照射されることを特徴とする請求項1記載のダイボンディング装置。
  3. 加熱プレートは、
    熱伝播板と、熱伝播板上に配置し、熱伝播板よりも熱伝導率が低い伝熱遅延板とより構成した多層構造体の上面に熱伝播板を載置したことを特徴とする請求項1記載のダイボンディング装置。
  4. 加熱プレートは、
    熱伝播板及び熱伝播部材よりも低い熱伝導率を有する伝熱遅延部材と、伝熱遅延部材の周囲に配した複数の熱伝播部材と、伝熱遅延部材と熱伝播部材の上下に配置した熱伝播板とからなることを特徴とする請求項1記載のダイボンディング装置。
  5. 加熱プレートは、
    中心部に向かって没入する孔を有する熱伝播リングと、ラッパ状外形をなし、熱伝播リングより低い熱伝導率を有し、前記熱伝播リングの孔と嵌合する伝熱遅延コアとからなる構造体の上面に熱伝播板を載置したことを特徴とする請求項1記載のダイボンディング装置。
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