JP5034345B2 - 半導体レーザ装置の製造方法および製造装置 - Google Patents

半導体レーザ装置の製造方法および製造装置 Download PDF

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本発明は半導体レーザ装置の製造方法および組立装置に関するものであり、更に詳しくは、発光波長が異なる複数個のレーザ・チップを発光させることなく半導体レーザ装置のステムのサブマウント面に極めて高い精度で取り付けることができる製造方法および製造装置に関するものである。
近年、半導体レーザ装置の分野においては、発光波長が異なる複数個のレーザ・チップ(LD;Laser Diode)をサブマウントに取り付けたものが多用されるようになっている。このような半導体レーザ装置は特に光ディスク装置の光源として多用されている。
従来の半導体レーザ装置10は、例えば図9に示すように、ヒートシンク1に設けたステム2のサブマウント3の面に1個のレーザ・チップをボンディングして取り付けたものであった。レーザ・チップは発熱が大であるために、熱膨張係数が近似しており熱伝導率が大である窒化アルミニウムやシリコンからなるサブマウント3に取り付け、更に銅製のヒートシンク1に実装したものである。このように1個のレーザ・チップを取り付けたものは取り付け位置精度に高度な制約がないために製造が容易であった。
しかし、上述したように波長の異なる複数個のレーザ・チップを備えた半導体レーザ装置を製造する場合、製造コストの面からは、各レーザ・チップからの発光ビームをほぼ同一の光路を通るものとし、共通のレンズ系を適用することが可能であるものとすることが望ましい。従って図10に示すように、同一のサブマウント3上に、例えば2個のレーザ・チップ(LD1)とレーザ・チップ(LD2)とを積層して取り付けた積層構造や、横に並べて取り付けた並列構造としてパッケージに収めたものが光ディスク装置に採用されるようになっている。
このような光ディスク装置では、波長700nm帯のレーザ・チップがCD( Compact Disk)の再生に使用されると共に、CD−R( CD Recordable )、CD−RW( CD Rewritable ) などの記録可能な光ディスクの記録・再生に使用されている。また、波長600nm帯のレーザ・チップがDVD( Digital Versatile Disk )の記録・再生に使用されている。更に最近では、波長400nm帯のレーザ・チップが光ディスクの記録・再生に使用されるようになっているが、これら波長が異なる複数個のレーザ・チップを同一サブマウントへ取り付けることにより、光ディスク装置の用途は一層拡大すると考えられる。
図10に示すように、波長の異なる2個のレーザ・チップを、積層構造または並列構造として同一のサブマウント3に取り付けることにより光学系の共用は可能となるが、そのためには、横幅がそれぞれ300μm程度である2個のレーザ・チップの発光点の間隔を±1μm以内とすること、それぞれの発光方向の角度θのズレを0.5度以内とすることが要求され、取り付け時においてレーザ・チップの位置精度を極めて高くすることが必要になる。そして、このような要請に対する具体的な方法および装置が既に提案されている。
例えば、レーザ・チップをサブマウント3にダイボンディングするに際し、レーザ・チップに通電して発光させ、FFP(ファーフィールドパターン)カメラによって発光方向の角度θのズレ(Δθ)を求めて補正し、NFP(ニアフィールドパターン)カメラによって発光点のX軸方向とZ軸方向との位置の誤差を求めて補正した後にダイボンドする半導体レーザのダイボンディング方法およびダイボンディング装置が開示されている(特許文献1を参照)。
また、2個のレーザ・チップについて、それぞれの中間ステージにおいて、外形認識カメラによってチップの位置ズレ量x、yを検出し、発光点認識カメラによって発光軸の角度ズレ量θを検出して、中間ステージをX軸方向、Y軸方向に移動させ、回転軸の回りに回転させてレーザ・チップの位置を補正した後に、ボンディング・ステージへ搬送して、サブマウントにボンディングする製造方法および製造装置が開示されている(特許文献2を参照)。
そのほか、レーザ・チップを発光させない方法として、サブマウントの表面に電気信号取出用金属を形成し、その金属電極の一部に1個または複数個の半導体発光素子をボンディングするための半田領域を形成すると共に、サブマウントの一部に半導体発光素子を位置合わせするためのマーカを形成したサブマウント構造、および上記マーカを検出する工程と、半導体発光素子の出射端面位置と裏面の電流狭窄層とを検出する工程と、サブマウントのマーカから所定の位置に半導体発光素子を配置する工程と、半導体発光素子を加圧加熱してダイボンディングする工程を行なう製造方法が開示されている(特許文献3を参照)。
また、400nm帯の波長のビームを放射する素子を備えた第1の発光素子と、600nm帯の波長のレーザを放射する素子および700帯の波長のレーザを放射する素子との2個の素子を備えた第2の発光素子を上下に積層して、3波長のレーザを放射するようにした半導体発光装置が開示されている(特許文献4を参照)。
特開平07−20234号公報(特許第3110236号) 特開2002−83827号公報(特許第3538602号) 特開2005−93804号公報 特開2005−327905号公報
特許文献1および特許文献2は何れも、半導体レーザ装置の製造装置において、2個のレーザ・チップにそれぞれ電圧を印加して発光させ、レーザの発光方向と発光点とを求めている。従って、製造ラインが複数の場合には、その数に応じて複数のFFPカメラ、NFPカメラを含む計測機器を要するが、これらの計測装置の光学機器は精密であるため極めて高価であり、レーザ・チップを使用した半導体レーザ装置の製造コストの増大を招く。また、上記の計測装置は構造が複雑であるためメンテナンスに要する費用も大である。更には特許文献2は、2個のレーザ・チップの一方を微動機構によって移動させているが、特許文献4におけるような積層された2個のレーザ・チップを同時に微動させることは可能であるが、下側のレーザ・チップのみを独立して微動させることはできない。また下側のレーザ・チップを半田溶着してから、その上面で上側のレーザ・チップを微動させることは可能であるが、レーザ・チップ面が摺れることによって摩損を生ずる。
特許文献3のサブマウント構造および製造方法は、特許文献3の図1(a)を参照して、サブマウント1に金属電極2の一部としてマーカ5を形成し、レーザ・チップのチップ4の実装に際しては、先ずサブマウント1のマーカ5位置を検出し、その後、サブマウント1の上方でチップ4の出射端面位置を検出し、その端面をマーカ5の位置から所定の距離(D)だけ離れた位置に来るように移動して、チップ4をサブマウント1に取り付けており、その操作は複雑なものとなっている。そして特許文献3の請求項7には、半導体発光素子の出射端面位置および電流狭窄層を検出する工程を含む半導体レーザ装置の製造方法が記載されているが、実施の形態におけるチップ4の取り付けに際し、上記のように出射端面位置の使用することは説明されているが、電流狭窄層の使用に関しては何等言及されていない。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、2個のレーザ・チップを積層構造または並列構造としてステムのサブマウントに取り付けるに際し、製造ライン内にレーザ・チップを発光させて、発光方向の角度、発光点の位置を計測するための計測装置を設けることなく、2個のレーザ・チップの発光方向と発光点の位置を高精度に設定することができる半導体レーザ装置の製造方法および製造装置を提供することを課題とする。
上記の課題は請求項1、請求項5または請求項9の構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれば次に示す如くである。
請求項1の半導体レーザ装置の製造方法は、ステムのサブマウントにレーザ・チップLD1 を下側に配置し、その上へレーザ・チップLD2 を重ねて配置する積層構造の半導体レーザ装置の製造方法であって、ストライプ状電流路SW1 が近くに存在する方の電極面を上向きとして第1供給ステージに載置されているレーザ・チップLD1 を上方から撮影し、その撮影画像を画像処理して、認識されるストライプ状電流路SW1 と前面側の劈開面CP1 とから発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置を求める工程と、発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置に基づいて、レーザ・チップLD1 をステム・ステージへ搬送し、保持されているステムのサブマウントに載置する時の位置が設定基準内に入るように、レーザ・チップLD1 の座標を補正する工程と、座標を補正したレーザ・チップLD1 を第1コレットに真空吸着して第1供給ステージからステム・ステージへ搬送して、サブマウントに載置する工程と、ストライプ状電流路SW2 が近くに存在する方の電極面を下向きとして第2供給ステージに載置されているレーザ・チップLD2 を第2コレットに真空吸着して第2供給ステージからステム・ステージへ搬送する途中において下方から撮影し、その撮影画像を画像処理して、認識されるストライプ状電流路SW2 と前面側の劈開面CP2 とから発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置を求める工程と、発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置に基づいて、レーザ・チップLD1 の上へレーザ・チップLD2 が設定基準に適合して載置されるように、サブマウントに載置されている前記レーザ・チップLD1 の座標を補正する工程と、第2コレットに吸着されているレーザ・チップLD2 をステム・ステージへ搬送し、レーザ・チップLD1 の上に載置する工程とを含む製造方法である。
このような積層構造の半導体レーザ装置の製造方法は、レーザ・チップLD1およびレーザ・チップLD2 発光させて、FFPカメラおよびNFPカメラによってレーザ・チップLD1 についての発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置、およびレーザ・チップLD2 についての発光方向の角度θ2と発光点P2 の位置を知るための高価な計測装置を製造ライン毎に設けることなく、半導体レーザ装置のレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 に求められる発光方向の角度の精度、および発光点の位置の精度を充分に満足させる。
請求項2の半導体レーザ装置の製造方法は、第1チップ供給ステージに上向きに載置されているレーザ・チップLD1 を上方から撮影する場合、および第2コレットに真空吸着されている下向きのレーザ・チップLD2 を下方から撮影する場合において、撮影カメラのレンズの光軸と同軸に照明する製造方法である。
このような半導体レーザ装置の製造方法は、カメラによる撮影画像において、レーザ・チップLD1 のストライプ状電流路SW1 およびレーザ・チップLD2 のストライプ状電流路SW2 を明瞭に浮かび上がらせて、ストライプ状電流路SW1 、ストライプ状電流路SW2 の認識、レーザ・チップLD1 の発光方向とレーザ・チップLD2 の発光方向の決定を容易化させる。
請求項3の半導体レーザ装置の製造方法は、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 、およびサブマウントを必要な部分に半田が塗布されたものとし、抵抗加熱が可能とされたサブマウントによって加熱して、サブマウントに載置されたレーザ・チップLD1 とその上に載置されたレーザ・チップLD2 をサブマウントへ同時に半田溶着させる製造方法である。
このような半導体レーザ装置の製造方法は、サブマウントに載置したレーザ・チップLD2 の上へレーザ・チップLD2 を載置した後、サブマウントによって加熱することにより両チップを同時に半田溶着することができる。
請求項4の半導体レーザ装置の製造方法は、製造された半導体レーザ装置について、オフラインの検査装置によって、レーザ・チップLD1 およびレーザ・チップLD2 を発光させ、FFPカメラおよびNFPカメラによって、レーザ・チップLD1 についての発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置、およびレーザ・チップLD2 についての発光方向 の角度θ2 と発光点P2 の位置を検査し、検査結果が設定基準からズレている場合には、以後に行う第1チップ供給ステージ上のレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程、および/またはサブマウント上のレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程において、ズレ分に相当する修正を加える製造方法である。
このような半導体レーザ装置の製造方法は、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 についての発光方向の角度と発光点の位置の計測装置を製造ライン内に持たなくても、レーザ・チップをカメラで撮影して認識されるストライプ状電流路と前面側の劈開面とから取得するレーザ・チップの発光方向の角度と発光点の位置を高い精度に維持することを可能にする。
請求項5の半導体レーザ装置の製造方法は、ステムのサブマウントに、レーザ・チップLD1とレーザ・チップLD2 とを横に並べて配置する並列構造の半導体レーザ装置の製造方法であって、ストライプ状電流路SW1 が近くに存在する方の電極面を下向きとして第1チップ供給ステージに載置されているレーザ・チップLD1 を第1コレットに吸着して第1供給ステージからステムを保持するステム・ステージへ搬送する途中において下方から撮影し、その撮影画像を画像処理して、認識されるストライプ状電流路SW1 と前面側の劈開面CP1 とから発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置を求める工程と、発光方向 の角度θ1 と発光点P1 の位置に基づいて、レーザ・チップLD1 が載置されるステムのサブマウントの座標を補正する工程と、第1コレットに吸着されているレーザ・チップLD1 をステム・ステージへ搬送し、サブマウントに載置する工程と、ストライプ状電流路SW2 が近くに存在する方の電極面を下向きとして第2チップ供給ステージに載置されているレーザ・チップLD2 を第2コレットに吸着して第2供給ステージからステム・ステージへ搬送する途中において下方から撮影し、その撮影画像を画像処理して、認識されるストライプ状電流路SW2 と前面側の劈開面CP2 とから発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置を求める工程と、発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置に基づいて、レーザ・チップLD1 の横へ前記レーザ・チップLD2 が設定基準に適合して載置されるように、サブマウントに載置されているレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程と、第2コレットに吸着されているレーザ・チップLD2 をステム・ステージへ搬送し、レーザ・チップLD1 の横へ並列に載置する工程とを含む製造方法である。
このような並列構造の半導体レーザ装置の製造方法は、レーザ・チップLD1 およびレーザ・チップLD2 を発光させて、FFPカメラおよびNFPカメラによってレーザ・チップLD1 についての発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置、およびレーザ・チップLD2 についての発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置を知るための高価な計測装置を各製造ライン内に設けることなく、レーザ・チップの撮影画像によって求める発光方向の角度と発光点の位置を充分に高い精度に維持することを支援する。
請求項6の半導体レーザ装置の製造方法は、第1コレットに真空吸着されている下向きのレーザ・チップLD1 を下方から撮影する場合、および第2コレットに真空吸着されている下向きの前記レーザ・チップLD2 を下方から撮影する場合に、撮影カメラのレンズの光軸と同軸に照明する製造方法である。
このような半導体レーザ装置の製造方法は、カメラによる撮影画像において、レーザ・チップLD1 のストライプ状電流路SW1 およびレーザ・チップLD2 のストライプ状電流路SW2 を明瞭に浮かび上がらせて、ストライプ状電流路SW1 、ストライプ状電流路SW2 の認識、レーザ・チップLD1 の発光方向 とレーザ・チップLD2 の発光方向の決定を容易化させる。
請求項7の半導体レーザ装置の製造方法は、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 、およびサブマウントを必要な部分に半田が塗布されたものとし、抵抗加熱が可能とされたサブマウントによって加熱して、サブマウントに並列に載置されたレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 をサブマウントへ同時に溶着させる製造方法である。
このような半導体レーザ装置の製造方法は、サブマウントに載置したレーザ・チップLD1 の横に並べてレーザ・チップLD2 を載置した後、サブマウントによって加熱することにより両チップを同時に半田溶着することができる。
請求項8の半導体レーザ装置の製造方法は、 製造された前記半導体レーザ装置について、オフラインに設けた検査装置によって、レーザ・チップLD1 およびレーザ・チップLD2 を発光させ、FFPカメラおよびNFPカメラによって、レーザ・チップLD1 についての発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置、およびレーザ・チップLD2 についての発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置を検査し、検査結果が設定基準からズレている場合には、以後に行うステム・ステージ上のサブマウントの座標を補正する工程、および/またはサブマウント上のレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程において、ズレ分に相当する修正を加える製造方法である。
このような半導体レーザ装置の製造方法は、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 についての発光方向の角度と発光点の位置の計測装置を各製造ライン内に持たなくても、レーザ・チップをカメラで撮影画像から求める発光方向の角度と発光点の位置を高精度に維持することを支援する。
請求項9の半導体レーザ装置の製造装置は、ステムのサブマウントにレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 を積層構造または並列構造に配置する半導体レーザ装置の製造装置であって、レーザ・チップLD1 の横方向に平行なX軸方向への移動と、X軸方向に直角なY軸方向への移動と、X軸方向とY軸方向とに直角なZ軸方向の回転軸による回転が可能であり、載置されるレーザ・チップLD1 が上向きの場合には、その撮影画像の画像処理の結果に基づいてレーザ・チップLD1 の座標を補正する第1チップ供給ステージ、および同様にX軸方向への移動と、Y軸方向への移動と、Z軸方向の回転軸による回転が可能であり、載置されるレーザ・チップLD2 が上向きの場合には、その撮影画像の画像処理の結果に基づいてレーザ・チップLD2 の座標を補正する第2チップ供給ステージと、
同様にX軸方向への移動と、Y軸方向への移動と、Z軸方向の回転軸による回転が可能であり、保持しているサブマウントにレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 が載置されるステム・ステージであり、第1チップ供給ステージ上においてレーザ・チップLD1 が下向きの場合、および第2チップ供給ステージ上においてレーザ・チップLD2 が下向きの場合には、それぞれ撮影画像の画像処理の結果に基づいて、ステム・ステージ上のサブマウントの座標、またはサブマウントに載置されたレーザ・チップLD1 の座標を補正するステム・ステージと、
第1チップ供給ステージに載置されているレーザ・チップLD1 を真空吸着してステム・ステージへ搬送しサブマウントに載置する第1コレット、および第2チップ供給ステージに載置されているレーザ・チップLD2 を真空吸着してステム・ステージへ搬送し、載置されているレーザ・チップLD1 と積層または並列させて載置する第2コレットと、
第1チップ供給ステージの直上に配設され、第1チップ供給ステージ上においてレーザ・チップLD1 が上向きである場合に、レーザ・チップLD1 を撮影する第1カメラ、および第2チップ供給ステージの直上に配設され、第2チップ供給ステージ上においてレーザ・チップLD2 が上向きである場合に、レーザ・チップLD2 を撮影する第2カメラと、
第1コレットによる搬送の途中の直下方に配設され、第1チップ供給ステージ上においてレーザ・チップLD1 が下向きである場合に、レーザ・チップLD1 を撮影する第3カメラ、および第2コレットによる搬送の途中の直下方に配設され、第2チップ供給ステージ上においてレーザ・チップLD2 が下向きである場合に、レーザ・チップLD2 を撮影する第4カメラとを含む製造装置である。
このような半導体レーザ装置の製造装置は、積層構造および積層構造の半導体レーザ装置の製造に兼用することが可能であり、レーザ・チップLD1 およびレーザ・チップLD2 発光させて、FFPカメラおよびNFPカメラによってレーザ・チップLD1 についての発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置、およびレーザ・チップLD2 についての発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置を知るための高価な計測装置を各製造ライン内に設けることなく、半導体レーザ装置のレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 に求められる発光方向の角度の精度、および発光点の位置の精度を充分に満足させる。
請求項10の半導体レーザ装置の製造装置は、第1カメラ、第2カメラ、第3カメラ、および第4カメラが、それぞれレンズの光軸と同軸の照明機構を備えた製造装置である。
このような半導体レーザ装置の製造装置は、第1カメラ、第2カメラ、第3カメラ、および第4カメラによってレーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 を撮影した画像に、レーザ・チップLD1 のストライプ状電流路SW1 、およびレーザ・チップLD2 のストライプ状電流路SW2 を明瞭に浮かび上がらせ、ストライプ状電流路SW1 、ストライプ状電流路SW2 の認識、レーザ・チップLD1 の発光方向 とレーザ・チップLD2 の発光方向の決定を容易化させる。
請求項11の半導体レーザ装置の製造装置は、ステム・ステージに保持されるステムのサブマウントが抵抗加熱体を内蔵しており、かつ必要な部分に半田が塗布された製造装置である。
このような半導体レーザ装置の製造装置は、必要な部分に半田が塗布されたレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 を積層構造または並列構造となるようにサブマウントに載置した後、サブマウントによって加熱することにより、両チップを同時に半田溶着することができる。
請求項12の半導体レーザ装置の製造装置は、製造された前記半導体レーザ装置について、レーザ・チップLD1 およびレーザ・チップLD2 を発光させ、FFPカメラおよびNFPカメラによってレーザ・チップLD1 の発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置、およびレーザ・チップLD2 についての発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置を検査するための検査装置がオフラインに設けられている製造装置である。
このような半導体レーザ装置の製造装置は、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 についての発光方向の角度と発光点の位置の計測装置を各製造ライン内に持たなくても、レーザ・チップをカメラで撮影画像から求める発光方向の角度と発光点の位置の精度を高いレベルに維持することを可能にする。
請求項1の半導体レーザ装置の製造方法によれば、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 をカメラで撮影し、その撮影画像を画像処理して、認識されるストライプ状電流路および前面側の劈開面に基づいて、それぞれの発光方向の角度と発光点の位置を求め、積層された状態でレーザ・チップLD1 の発光方向の角度と発光点の位置、およびレーザ・チップLD2 の発光方向の角度と発光点の位置とが設定基準内に入るように、第1チップ供給ステージの座標を補正し、ステム・ステージの座標を補正するので、レーザ・チップLD1 およびレーザ・チップLD2 を発光させ、FFPカメラおよびNFPカメラによって発光方向の角度と発光点の位置を計測する高価な計測装置をインラインに持たずとも、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 とが発光方向の角度と発光点の位置を高い精度でマウントされた積層構造の半導体レーザ装置を製造することが可能である。
請求項2の半導体レーザ装置の製造方法によれば、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 のそれぞれについて、カメラの撮影画像からストライプ状電流路を認識するに際して、カメラのレンズの光軸と同軸の照明光を照射するので、ストライプ状電流路とその両側との屈折率の違いによって、ストライプ状電流路を明瞭に認めることができ、電流路に沿う線分の方向を発光方向とする画像処理を容易化させ、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 それぞれの発光方向、および発光方向と前面側劈開面の方向とから発光点を正確に決定することができる。
請求項3の半導体レーザ装置の製造方法によれば、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 、およびサブマウントを必要な部分に半田が塗布されたものとし、サブマウントに載置されているレーザ・チップLD1 の上へレーザ・チップLD2 を載置した後に、抵抗加熱が可能とされたサブマウントによって加熱して、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 をサブマウントへ同時に半田溶着するので、レーザ・チップLD1 をサブマウントに半田溶着し、その上へレーザ・チップLD2 を載置して半田溶着する場合に生ずるような、レーザ・チップLD2 を半田溶着する時の加熱によってレーザ・チップLD1 の半田溶着が緩み位置ズレするようなトラブルを発生しない。
請求項4の半導体レーザ装置の製造方法によれば、製造される半導体レーザ装置について、オフラインに設けた計測装置によって、レーザ・チップLD1、レーザ・チップLD2 を発光させ、FFPカメラおよびNFPカメラによって、レーザ・チップLD1 のレーザ発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置、およびレーザ・チップLD2 の発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置を計測し、設定基準から外れる場合には、以降に行われる第1チップ供給ステージに載置されているレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程および/またはステム・ステージ上のサブマウントに載置されたレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程において、必要な修正を加えて、発光方向の角度と発光点の位置の精度を保持するので、各製造ライン内に発光方向の角度と発光点の位置を計測する計測装置を必要とせず、製造コストを抑制することができる。
請求項5の半導体レーザ装置の製造方法によれば、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 をカメラで撮影し、認識されるストライプ状電流路および前面側の劈開面に基づいて発光方向の角度と発光点の位置を求め、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 との発光方向の角度および発光点に位置が設定基準に入るように、ステム・ステージに保持されたステムのサブマウントの座標を補正し、サブマウントに載置されたレーザ・チップLD1 の座標を補正するので、レーザ・チップLD1 およびレーザ・チップLD2 を発光させ、FFPカメラおよびNFPカメラによって発光方向の角度と発光点の位置を計測する高価な計測装置を各製造ライン内に持たずとも、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 が発光方向の角度と発光点の位置を高い精度でマウントされた積層構造の半導体レーザ装置を製造することが可能である。
請求項6の半導体レーザ装置の製造方法によれば、レーザ・チップLD1、レーザ・チップLD2 それぞれについてのカメラの撮影画像からストライプ状電流路を認識するに際して、カメラのレンズの光軸と同軸の照明光を照射するので、ストライプ状電流路とその両側との屈折率の違いによって、ストライプ状電流路を明瞭に認めることができ、電流路に沿う線分の方向を発光方向とする画像処理を容易化させ、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 それぞれの発光方向の角度および発光点の位置を正確に決定することができる。
請求項7の半導体レーザ装置の製造方法によれば、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2、およびサブマウントを必要な部分に半田が塗布されたものとし、サブマウントに載置されているレーザ・チップLD1 の横に並べてレーザ・チップLD2 を載置した後に、抵抗加熱が可能とされたサブマウントによって加熱して、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 をサブマウントへ同時に半田溶着するので、レーザ・チップLD1 をサブマウントに半田溶着し、その横にレーザ・チップLD2 を載置して半田溶着する場合に生ずるような、レーザ・チップLD2 を半田溶着する時の加熱によってレーザ・チップLD1 の半田溶着が緩み位置ズレするようなトラブルを発生しない。
請求項8の半導体レーザ装置の製造方法によれば、製造される半導体レーザ装置について、オフラインに設けた検査装置によって、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 を発光させ、FFPカメラおよびNFPカメラによって、レーザ・チップLD1 のレーザ発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置、およびレーザ・チップLD2 の発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置を検査し、設定基準からズレる場合には、以降に行われるステム・ステージに保持されたステムのサブマウントの座標を補正する工程および/またはサブマウントに載置されたレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程において、ズレ分に相当する修正を加えて、発光方向の角度と発光点の位置の精度を保持するので、各製造ライン内に高価な計測装置を必要とせず、製造コストを抑制することができる。
請求項9の半導体レーザ装置の製造装置によれば、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップレーザ・チップLD2 をカメラで撮影し、その撮影画像を画像処理して、認識されるストライプ状電流路および前面側の劈開面に基づいて、それぞれの発光方向の角度と発光点の位置を求め、積層構造または並列構造の半導体レーザ装置におけるレーザ・チップLD1 の発光方向の角度と発光点の位置、およびレーザ・チップLD2 の発光方向の角度と発光点の位置とが設定基準内に入るように、必要に応じて第1チップ供給ステージや第2チップ供給ステージ上のレーザ・チップの座標を補正し、ステム・ステージに保持されたステムのサブマウントの座標やサブマウントに載置されたレーザ・チップの座標を補正することができるので、レーザ・チップLD1 およびレーザ・チップLD2 を発光させ、FFPカメラおよびNFPカメラによって発光方向の角度と発光点の位置を計測する計測装置を各製造ライン内に持たずとも、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 が発光方向の角度と発光点の位置を高い精度でマウントされた積層構造の半導体レーザ装置を製造することが可能である。
請求項10の半導体レーザ装置の製造装置によれば、レーザ・チップLD1 またはレーザ・チップLD2 を撮影する第1カメラ、第2カメラ、第3カメラ、第4カメラがカメラのレンズの光軸と同軸の照明機構を有しているので、撮影画像では、ストライプ状電流路とその両側方と境界面形状、ないしは屈折率の違いによって、ストライプ状電流路を明瞭に認めることができ、電流路に沿う線分の方向を発光方向とする画像処理を容易化させ、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 それぞれの発光方向、および発光方向と前面側劈開面の方向とから発光点を正確に決定することができる。
請求項11の半導体レーザ装置の製造装置によれば、ステム・ステージに保持されるステムのサブマウントが抵抗加熱体を内蔵しており、必要な部分に半田が塗布されているので、必要な部分に半田が塗布されているレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 をサブマウントに載置してから、サブマウントで加熱することにより、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 を同時にサブマウントへ半田溶着することができ、レーザ・チップLD1 を半田溶着した後にレーザ・チップLD2 を加熱して半田溶着する場合のように、レーザ・チップLD2 の加熱によってレーザ・チップLD1 の半田が緩み位置ズレするようなトラブルを発生しない。
請求項12の半導体レーザ装置の製造装置によれば、製造される半導体レーザ装置について、オフラインに設けた検査装置によって、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 を発光させ、FFPカメラおよびNFPカメラによって、レーザ・チップLD1 についての発光方向艟1 の角度θ1と発光点P1 の位置、およびレーザ・チップLD2 についての発光方向艟2 の角度θ2 と発光点P2 の位置を検査し、設定基準からズレている場合には、以降に行われる第1チップ供給ステージ、第2チップ供給ステージ上のレーザ・チップの座標を補正する工程、および/またはステム・ステージに保持されたステムのサブマウントの座標を補正する工程、サブマウントに載置されたレーザ・チップの座標を補正する工程に必要な修正を加えて、発光方向の角度と発光点の位置の精度を保持するので、各製造ライン内に発光方向の角度と発光点の位置を計測するための計測装置を必要とせず、製造コストを抑制することができる。
本願発明は、半導体レーザ装置に組み込むレーザ・チップの発光方向の角度と発光点の位置を求めるに際して、従来は製造装置に組み込まれている計測器、すなわち、レーザ・チップを発光させ、FFPカメラによって発光方向の角度を求めNFPカメラによってと発光点の位置を求める計測器を使用するのではなく、レーザ・チップをカメラで撮影し、その画像を画像処理して、その画像に認められるレーザ・チップのストライプ状電流路と前面側の劈開面とからレーザの発光方向の角度と発光点の位置の情報を求め、その情報に基づいてレーザ・チップを高精度に位置決めするものである。
本発明において使用するレーザ・ダイオードの一例であるGaAs系のレーザ・ダイオードのチップ、すなわちレーザ・チップLDの断面を図1に示した。 図1において、レーザ・チップLDは半導体基板101の上にn型クラッド層102、光導波層103’によって挟持された活性層103、p型第1クラッド層104、n型電流狭窄層105、p型第2クラッド層106、p型中間層107、p型キャップ層108からなり、上面はp側金属電極109p、下面はn側金属電極109nとなっている。すなわち、レーザ・チップLDは活性層103の上下を活性層103の材料よりもバンドギャップエネルギーが大であり、屈折率が小さい材料からなるn型クラッド層102とp型第1クラッド層104およびp型第2クラッド層106とによって挟持したダブルヘテロ接合構造となっている。そして、両側方をn型電流狭窄層105によって挟まれたp型上部第2クラッド層106、p型中間層層107、p型キャップ層108によるストライプ状電流路SWに電流を集中させて、活性層103においてレーザ光を放出させ、レーザ・チップLDの両端面である劈開面CPによって形成される共振器で発振させて、前面側の劈開面CPにおける発光点Pからレーザ光を出射させるようになっている。
図2はレーザ・チップLDの斜視図であり、内部に存在する上記のストライプ状電流路SWおよび発光点Pを示す。 そして図3は、レーザ・チップLDのストライプ状電流路SWが近くに存在するp型電極108の面を上向きとして、直上方からカメラで撮影した時に得られる画像を模式的に示す図である。本発明においては、図3の画像をパソコンで画像処理し、認識されるストライプ状電流路SWに沿う線分Sの方向を発光方向δとし、認識される前面側の劈開面CPに沿う線分Cを求め、線分Cと線分Sとの交点を発光点Pとする。
図4は上記の画像処理を行う系におけるレーザ・チップLDと、レンズ201を備えたカメラ202、パソコン203、およびモニタ204の配置を概念的に示す図である。上述したように、ストライプ状電流路SWが近くに存在するp型電極108の面を上向きにしているレーザ・チップLDは直上方から撮影することにより、断面構造が図1とは異なるレーザ・チップであっても、大抵の場合において、レーザ・チップLD内に存在するストライプ状電流路SWは容易に認識される。 上記におけるレンズ201とカメラ202には、例えば倍率10倍程度のレンズを備えたVGA(=640・320画素)サイズのCCDカメラを使用することができる。
図5は上記の図4に示したカメラ202によるレーザ・チップLDに撮影時に、カメラ202のレンズ201の光軸と同軸に上方から照明する機構の一例を示す図である。図5においては、レンズ201の鏡筒200の側方に複数個の発光ダイオードによるリング状の照明源205を取り付けで照明光を鏡筒200内へ導入し、図示せずとも鏡筒200内に設けたハーフミラーによって照明光を落射させるようにしたものである。同軸照明を採用すれば、ストライプ状電流路SWと両側方の電流狭窄層105等との境界面の形状、屈折率の違い等により、ストライプ状電流路SWを一層明確に認識することが可能になる。これに対し、ストライプ状電流路SWが近くに存在するp型電極108の面を下向きにしているレーザ・チップLDの場合には、直下方から撮影することによって、同様に、ストライプ状電流路SWを容易に認識することができる。劈開面CPは露出しているので認識は極めて容易である。
上記のようにして、2個のレーザ・チップLDについて、それぞれの発光方向と発光点の位置を求め、それぞれの発光方向が所定の角度範囲内に入るように、また発光点の位置がX軸方向、およびY軸方向において所定の範囲内に入るように、2個のレーザ・チップLDを半導体レーザ装置のステムのサブマウントに載置した後、例えば半田溶着することにより2個のレーザ・チップLDを高い位置精度で取り付けた半導体レーザ装置が得られる。
2個のレーザ・チップLDの発光方向を所定の角度範囲内とし、発光点の位置を所定の位置範囲内とする操作を、レーザ・チップLD1 を上向きとしてサブマウントに載置し、そのレーザ・チップLD1 の上へ下向きとしたレーザ・チップLD2 を載置する場合を説明すれば、図3に示した線分Cの方向をX軸方向、X軸方向と直角な線分Sの方向をY軸方向、X軸方向とY軸方向とに直角なZ軸方向を回転軸の方向として、X軸方向に移動させることができるXテーブルと、Y軸方向に移動させることができるYテーブルと、Z軸方向のθ回転軸による回転が可能であるθテーブルとが重ねられたものとし、Xテーブル、Yテーブルを移動させ、θテーブルを回転させることによって、載置されているレーザ・チップLD1 の発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置に基づいて、第1チップ供給ステージのXテーブル、Yテーブルをそれぞれ軸方向へ移動させ、θテーブルを回転軸の回りに回転させて、レーザ・チップLD1 の座標を補正することにより、その後に搬送するステム・ステージのサブマウント上でレーザ・チップLD1 の発光方向を所定の角度とし、発光点P1 の位置を所定の位置となるように位置決めすることができる。なお、レーザ・チップLD1 を載置した時の向きによって定まる発光方向の角度θ1 、レーザ・チップLD2 を載置した時の向きによって定まる発光方向の角度θ2 は後述の図6Aに示している。
位置決めしたレーザ・チップLD1 は、そのままの状態を保持して、ステムが保持されているステム・ステージの上方へ搬送し、ステムと一体的なサブマウントに載置することにより、レーザ・チップLD1 の発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置を所定の基準通り載置することができる。なお、ステム・ステージも、第1供給ステージと同様に、Xテーブルと、Yテーブルと、θテーブルとを重ねて構成されたものであり、XテーブルをX軸方向に移動させ、YテーブルをY軸方向に移動させ、θテーブルをZ軸方向のθ回転軸によって回転させて、ステム・ステージに保持されたステムのサブマウントの座標の補正、サブマウントに載置されたレーザ・チップLD1 の座標の補正をすることができるようになっているものである。
下向きのレーザ・チップLD2 はそのp型電極108の面を下向きにして第2供給ステージに載置するが、その状態ではストライプ状電流路SW2 の撮影が困難であるから、レーザ・チップLD2 を宙吊りの状態で搬送し、その途中で直下方からカメラで撮影し、その撮影画像を画像処理して認識されるストライプ状電流路SW2 と劈開面CP2 とから発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置とを求める。そして、そのままの状態でステム・ステージへ搬送するが、ステム・ステージには既にレーザ・チップLD1 が載置されているので、レーザ・チップの発光方向の角度θ1 とレーザ・チップLD2 の発光方向の角度θ2 が所定の角度範囲内に入るように、またレーザ・チップLD1 の発光点P1 の位置と、レーザ・チップLD2 の発光点P2 の位置とが所定の範囲内に入るように、ステム・ステージのXテーブルをX軸方向に移動させ、YテーブルをY軸方向に移動させ、θテーブルをZ軸方向のθ回転軸によって回転させて、ステム・ステージ上のレーザ・チップLD1 の座標を補正する。その後にレーザ・チップLD1 の上へレーザ・チップLD2 を載置する。そして、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 を同時にサブマウントへ半田溶着させることによって積層構造の半導体レーザ装置とすることができる。
そして、上記のようにして製造される半導体レーザ装置において、2個のレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 それぞれの発光方向の角度および発光点の位置を、オフラインに設けた検査装置で検査し、検査結果が設定基準からズレを生じている場合には、、第1供給ステージに載置されているレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程、および/またはステム・ステージに載置されているレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程において、発光方向の角度および発光点の位置が設定基準内に入るように修正を加える。この修正は、製造装置を初めて稼動させた時の直後、または製造装置に何等かの機械的な変更を加えた時の直後のみに行えばよく、それ以後は必要でない。
オフラインに設けられ、製造された半導体レーザ装置に取り付けられている2個のレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 との発光方向の角度と発光点の位置を検査する検査装置は、それぞれのレーザ・チップLDを発光させ、その発光方向を検査するFFPカメラ、発光点の位置を検査するNFPカメラ、パワーメータ、モニタ、パソコン等から構成されるものであり、検査対象の半導体レーザ装置を所定の位置にセットし、Y軸方向のみに移動し得る検査テーブルを備えている。発光方向の角度とX軸上の位置はレーザ・チップLDを移動させなくても検査し得るが、Y軸上の位置は移動させないと検査できないからである。上記におけるFFPカメラ、NFPカメラ、パワーメータ等は、特許文献1および特許文献2において、インラインでレーザの発光方向と発光点の位置を計測するために組み込まれているものと同様なものであり、例えば浜松ホトニクス社から市販されているものを使用することができる。
図6Aは発光方向の角度がθ1 となっているレーザ・チップLD1 と、発光方向の角度がθ2 となっているレーザ・チップLD2 について、FFPカメラによって捉えられた光強度のパターンをパワーモニタに表示させたものであり、両パターンのズレが発光方向の角度のズレを示す。このズレが設定基準より大である場合には、後述の第1供給ステージ11に載置されているレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程および/またはステム・ステージ13に保持されたステムのサブマウントに載置されているレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程において修正が加えられる。図6Bはレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 について、NFPカメラによって捉えられた発光点のX軸方向の位置ズレを示す光強度のパターンであり、両パターンの位置ズレがX軸方向の位置ズレを示すが、このズレが設定基準より大である場合にも、上記と同様、レーザ・チップLD1 の座標を補正する工程および/またはステムのサブマウントに載置されているレーザ・チップLD1 の座標を補正する工程において修正が加えられる。Y軸方向の位置ズレについては、YテーブルをY軸方向へ移動させると、その間の例えばa、b、cの各点においてレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 はそれぞれの光強度を示すが、図6Cにおける実線はa点における光強度、一点鎖線はb点における光強度、二点鎖線はc点における光強度であり、図6Cではレーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 共にa点における光強度が最大であることから、レーザ・チップLD1 、レーザ・チップLD2 はY軸上のa点に存在していることを示す図となっている。勿論、設定基準以上の位置ズレがある場合は、上記と同じ工程において必要な修正が加えられる。
図7は積層構造の半導体レーザ装置を製造する製造装置10の構成の一例を示す図である。図7において、製造装置10は左側にレーザ・チップLD1 を載置する第1チップ供給ステージ11、右側にレーザ・チップLD2 を載置する第2チップ供給ステージ12が配置されており、中央はレーザ・チップLDが載置される前のステム2とサブマウント3を図9に示した状態で保持するステム・ステージ13となっている。なお、図7では、第1チップ供給ステージ11、第2チップ供給ステージ12の何れにもレーザ・チップLD1 、またはレーザ・チップLD2 が1個ずつ載置された状態で示しているが、実際には多数個のレーザ・チップLDが2次元に整列して載置されている。そして第1チップ供給ステージ11の上方には第1カメラ21、第2チップ供給ステージ12の上方には第2カメラ22が配置されている。更に、第2チップ供給ステージ12とステム・ステージ13との中間位置の下方には第4カメラ24が配置され、ステム・ステージ13の上方には第5カメラ25が配置されている。またレーザ・チップLD1 を真空吸着して第1チップ供給ステージ11からステム・ステージ13へ搬送する第1コレット31と、その走行路である第1搬送路41、同じくレーザ・チップLD2 を真空吸着して第2チップ供給ステージ12からステム・ステージ13へ搬送する第2コレット32と、その走行路であるだい2搬送路42が設けられている。
この製造装置10を用いて、ステム2のサブマウント3に一方のレーザ・チップLD1 を下側に位置させ、その上に他方のレーザ・チップLD2 を重ねる積層構造の半導体レーザ装置を製造する方法を説明する。このような積層構造は、レーザ・チップLD1 およびレーザ・チップLD2 それぞれのストライプ電流路SWに沿って発光するレーザの発光点Pを近接させるためであり、このように近接させた半導体レーザ装置は、例えばDVDドライバーに適用した時に、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 についてレンズ等を共用できるからである。下側にするレーザ・チップLD1 は、図1においてストライプ状電流路SW1 が近くに存在するp側電極109pの面を上向きとして第1チップ供給ステージ11に載置され、レーザ・チップLD2 は下向きとして第2チップ供給ステージ12に載置される。
そして、上記の製造装置10によって、ステムのサブマウントにレーザ・チップLD1とレーザ・チップLD2 とを重ねて取り付ける積層構造の半導体レーザ装置の製造は、以下に示すようなステップ[L−1]から[L−8]までの工程によって行う。
[L−1]
第1チップ供給ステージ11において、ストライプ状電流路SW1 が近くに存在するp側電極109pの面を上向きに載置されているLD1 を直上方の第1カメラ21で撮影し、LD1 の全体像が第1カメラ21の視野内に入るように、第1チップ供給ステージ11の図示を省略したXテーブル、Yテーブル、および閘テーブルを駆動して、LD1 を粗く位置決めする。
[L−2]
上側カメラ21によるLD1 の撮影画像をパソコンによって画像処理して、認識されるストライプ状電流路SW1 に沿う線分S1 を求め、その線分S1 の方向をレーザ発光方向艟1 とする。また認識される前面側の劈開面CP1 に沿う線分C1 を求め、線分C1 と線分S1 との交点をLD1 の発光点P1 とする。このことは上述の図3において説明した通りである。
実際にサイズ(300μm・400μm)のLD1 を倍率10倍のレンズで撮影し、その撮影画像を画像処理して得られる発光方向の角度は分解能0.05度での検出が可能であり、発光点P1 の位置は分解能0.1μmでの検出が可能であった。レーザ・チップLDに求められる発光方向の角度の精度は0.5度以内であり、発光点Pの位置の精度は・1μm以内であるから、LD1 についての本発明によって得られるレーザの発光方向の角度θ1 と、発光点P1 の位置は要求精度を充分に満たしていることになる。
[L−3]
LD1 の上記発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置とに基づいて、第1チップ供給ステージ11のXテーブルをX軸方向に移動させ、YテーブルをY軸方向に移動させ、閘テーブルをZ軸方向のθ回転軸によって回転させ、LD1 をステム・ステージ13に保持されているサブマウント3へ設定基準に適合して載置し得るように、高精度に位置決めする。
[L−4]
コレット31によってLD1 を真空吸着してステム・ステージ13の上方へ搬送し、ステム・ステージ13に保持されたステム2のサブマウント3に載置する。そして、直上の第5カメラ25によってLD1 が所定に位置にあることを確認する。この時点ではLD1 は載置するのみであり、サブマウント3との半田溶着は行わない。この時、搬送距離の精度を高くするためにレーザスケールを併用してもよい。
[L−5]
第2チップ供給ステージ12においては、下向きとされているLD2 を第2カメラ22によって撮影し、LD2 の全体像が第2カメラ22の視野内に入るように、第2供給ステージ12のXテーブル、Yテーブル、および閘テーブルを駆動して、LD2 を粗く位置決めする。
[L−6]
コレット32によってLD2 をピックアップして第4カメラ24の上方へ搬送し、第4カメラ24によって撮影して、その撮影画像をパソコンで画像処理し、認識されるLD2 のストライプ状電流路SW2 に沿う線分S2 を求め、その線分S2 の方向をレーザ発光方向とし、認識されるLD2 の前面側の劈開面CP2 に沿う線分C2 を求め、その線分C2 と線分S2 との交点をLD2 の発光点P2 として、レーザ発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置を求める。
[L−7]
LD2 の上記レーザ発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置に基づいて、LD1 の上へLD2 を設定基準に適合して載置し得るように、LD1 がサブマウントに載置されているステム・ステージ13のXテーブルをX軸方向に移動させ、YテーブルをY軸方向に移動させ、閘テーブルをZ軸方向のθ回転軸によって回転させて、LD1 の座標を補正する。
[L−8]
コレット32に吸着されているLD2 をステム・ステージ13の上方へ搬送し下降させて、サブマウント3に載置されているLD1 の上へLD2 を重ねて載置し、直上方の第5カメラ25によってLD2 が所定に位置にあることを確認する。続いて、コレット32によってLD2 を押圧した状態で加熱して、LD1 とLD2 とを同時にサブマウント3に半田溶着させて半導体レーザ装置とする。
製造された積層構造の半導体レーザ装置はオフラインに設けた検査装置によってLD1 とLD2 を発光させて、それらの位置を検査する。すなわち、FFPカメラによって、LD1 のレーザの発光方向の角度θ1 とLD2 のレーザの発光方向の角度θ2 を求め、NFPカメラによって、LD1 のレーザの発光点P1 についてのX軸方向とY軸方向の位置、およびLD2 のレーザの発光点P2 についてのX軸方向とY軸方向の位置を求める。そして、それぞれの発光方向および発光点の位置が設定基準からズレている場合には、以降に行う製造プロセスのステップ[L−3]および/またはステップ[L−7]において、ズレ分に相当する修正を加えて補正する。この補正は、前述したように、製造装置の稼動当初の直後、または製造装置にメカニカルな変更を加えた時の直後に行えばよく、それ以後は必要としないので、製造ラインが複数あっても、FFPカメラ、NFPカメラ、 パワーメータ等からなる検査装置は1セットで用を達する。
レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 をサブマウント3上に横に並べて並列構造の半導体レーザ装置を製造する場合には、サブマウント3にLD1 とLD2 を下向きとし横に並べて取り付けるので、図7とほぼ同様に構成された図8に示す製造装置20を使用し、LD1 、LD2 は共に真空吸着コレットに吸着された宙吊りの状態で第3カメラ23、第4カメラ24で撮影し、撮影画像をそれぞれ画像処理して、それらの発光方向の角度と発光点の位置を求める。
そして、上記の製造装置20によって並列構造の半導体レーザ装置の製造は以下に示すようなステップ[P−1]から[P−8]までの工程によって行う。
[P−1]
第1チップ供給ステージ11において下向きに載置されているLD1 を第1カ直上方の第1カメラ21によって撮影し、LD1 の全体像が第1カメラ21の視野内に入るように、第1供給ステージ11のXテーブル、Yテーブル、および閘テーブルを駆動してLD1 を粗く位置決めする。
[P−2]
コレット31によってLD1 をピックアップして第3カメラ23の直上方へ搬送し、第3カメラ23によって撮影して、その撮影画像をパソコンで画像処理し、認識されるLD1 のストライプ状電流路SW1 に沿う線分S1 を求めて、その線分S1の方向をレーザの発光方向艟1 とし、認識されるLD1 の前面側の劈開面CP1 に沿う線分C1 を求め、その線分C1 と線分S1 との交点をLD1 の発光点P1 として、レーザの発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置を求める。
[P−3]
LD1 の上記レーザ発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置に基づいて、LD1 をステム・ステージ13に保持されているサブマウント3へ設定基準に適合して載置し得るように、ステム・ステージ13のXテーブルをX軸方向に移動させ、YテーブルをY軸方向に移動させ、閘テーブルをZ軸方向のθ回転軸によって回転させて、ステム・ステージ13に保持されているサブマウント3の座標を補正する。
[P−4]
コレット31に吸着されているLD1 をステム・ステージ13の上方へ搬送し下降させて、サブマウント3に載置し、直上方の第5カメラ25によってLD1 が所定に位置にあることを確認する。
[P−5]
第2チップ供給ステージ12において下向きに載置されているLD2 を上側カメラ22によって撮影し、LD2 の全体像が上側カメラ22の視野内に入るように、第2供給ステージのXテーブル、Yテーブル、および閘テーブルを駆動してLD2 を粗く位置決めする。
[P−6]
コレット32によってLD2 をピックアップして第4カメラ24の直上方へ搬送し、第4カメラ24によって撮影して、その撮影画像をパソコンで画像処理する。認識されるLD2 のストライプ状電流路SW2 に沿う線分S2 を求めて、その線分S2 の方向をレーザの発光方向とし、認識される前面側の劈開面CP2 に沿う線分C2を求め、その線分C2 と線分S2 との交点をLD2 の発光点P2 として、レーザの発光方向の角度θ2 と発光点の位置を求める。
[P−7]
LD2 の上記レーザの発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置に基づいて、LD1 の横へLD2 を設定基準に適合して載置し得るように、LD1 が載置されているステム・ステージ13のXテーブルをX軸方向に移動させ、YテーブルをY軸方向に移動させ、閘テーブルをZ軸方向のθ回転軸の回りに回転させて、ステム・ステージ13上のサブマウント3に載置されているLD1 の座標を補正する。
[P−8]
コレット32に吸着されているLD2 をステム・ステージ13の上方へ搬送し下降させて、サブマウント3に載置されているLD1 の上へLD2 を重ねて載置し、第5カメラ25によってLD2 が所定に位置にあることを確認する。続いて、コレット32によってLD2 を押圧した状態で加熱して、LD1 とLD2 とを同時にサブマウント3に半田溶着して半導体レーザ装置とする。
製造された半導体レーザ装置をオフラインに設けた検査装置によってLD1 とLD2 を発光させて、それらの発光方向と発光点の位置を検査し、設定基準からのズレがある場合には、ステップ[P−3]および/またはステップ[P−7]の工程において、ズレに相当する修正を加えることは、実施例1の場合と同様である。
以上、本発明の半導体レーザ装置の製造方法および製造装置を実施例によって説明したが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば本実施例においては、図1に示した断面構造のストライプ状電流路を有するレーザ・チップLDを使用する場合について説明したが、 ストライプ状電流路が近くに存在する電極面の方から撮影し、その撮影画像にストライプ状電流路を認識し得る限りにおいて、レーザ・チップLDのストライプ状電流路SWの断面構造はどのようなものであっても本発明を適用することができる。そして、図1に示すように、ストライプ状電流路の断面は溝形状に形成されたものが多いが、金属電極が狭幅の帯状に形成されたレーザ・チップLDであってもよく、また表面に突条に形成されたストライプ状電流路を有するレーザ・チップLDであってもよい。
また本実施例においては、それぞれ単体のレーザ・チップによって積層構造の半導体レーザ装置 、または並列構造の半導体レーザ装置を製造する場合を説明したが、予め積層された2個のレーザ・チップLDと単体のレーザ・チップとを並列に載置した構造の半導体レーザ装置、予め積層された2個のレーザ・チップを並列に載置した構造の半導体レーザ装置を製造する場合にも、本発明を適用することができる。
本発明で使用するレーザ・チップの一例の断面図である。 同レーザ・チップの斜視図である。 同レーザ・チップをp型電極の面の直上方から撮影した時の撮影画像を模式 的に示す図である。 同レーザ・チップの撮影画像を画像処理する系を概念的に示す図である。 同レーザ・チップの撮影時における同軸照明の一例を示す図である。 製造された半導体レーザ装置の検査装置による2個のレーザ・チップについての発光方向の角度と発光点の位置との検査時にパワーモニタに示される光強度のパターンを示す図であり、図6Aは発光方向、図6Bは発光点のX軸上の位置、図6Cは発光点のY軸上の位置についての検査時におけるパターンの例示である。 積層構造の半導体レーザ装置を製造する製造装置の構成の一例を示す図である。 並列構造の半導体レーザ装置を製造する製造装置の構成の一例を示す図である。 1個のレーザ・チップがステムのサブマウントにボンディングされている従来の半導体レーザ装置の内部を示す斜視図である。 2個のレーザ・チップがステムのサブマウントにボンディングされている近年の半導体レーザ装置の内部を示す斜視図であり、図10Aは積層構造の半導体レーザ装置、図10Bは並列構造の半導体レーザ装置である。
符号の説明
2・・・ステム、 3・・・サブマウント、 10・・・製造装置、
11・・・第1チップ供給ステージ、 12・・・第2チップ供給ステージ、
13・・・ステム・ステージ、 20・・・製造装置、 21・・・第1カメラ
22・・・第2カメラ、 23・・・第3カメラ、 24・・・第4カメラ、
25・・・第5カメラ、 31・・・第1コレット、 32・・・第2コレット、
41・・・第1搬走路、 42・・・ 第2搬走路、 51・・・カメラ、
52・・・鏡筒、 53・・・レンズ、 54・・・照明源、
55・・・パソコン、 56・・・モニタ、 101・・・半導体基板、
102・・・n型クラッド層、 103・・・活性層、
104・・・p型第1クラッド層、 105・・・n型電流狭窄層、
106・・・p型第2クラッド層、 107・・・p型中間層、
108・・・p型キャップ層、 109p・・・p側電極、 109n・・・n側電極、
CP・・・前面側の劈開面、 LD・・・レーザ・チップ、 P・・・発光点、
SW・・・ストライプ状電流路.

Claims (12)

  1. ステムのサブマウントにレーザ・チップLD1 を下側に配置し、その上へレーザ・チップLD2 を重ねて配置する積層構造の半導体レーザ装置の製造方法であって、
    ストライプ状電流路SW1 が近くに存在する方の電極面を上向きとして第1供給ステージに載置されている前記レーザ・チップLD1 を上方から撮影し、その撮影画像を画像処理して、認識される前記ストライプ状電流路SW1 と前面側の劈開面CP1 とから発光方向 の角度θ1 と発光点P1 の位置を求める工程と、
    前記発光方向 の角度θ1 と前記発光点P1 の位置に基づいて、前記レーザ・チップLD1 をステム・ステージへ搬送し、保持されている前記ステムのサブマウントに載置する時の位置が設定基準内に入るように、前記レーザ・チップLD1 の座標を補正する工程と、
    座標を補正した前記レーザ・チップLD1 を第1コレットに真空吸着して前記第1供給ステージから前記ステム・ステージへ搬送して、前記サブマウントに載置する工程と、
    ストライプ状電流路SW2 が近くに存在する方の電極面を下向きとして第2供給ステージに載置されている前記レーザ・チップLD2 を第2コレットに真空吸着して前記第2供給ステージから前記ステム・ステージへ搬送する途中において下方から撮影し、その撮影画像を画像処理して、認識される前記ストライプ状電流路SW2 と前面側の劈開面CP2 とから発光方向 の角度θ2 と発光点P2 の位置を求める工程と、
    前記発光方向 の角度θ2 と前記発光点P2 の位置に基づいて、前記レーザ・チップLD1 の上へ前記レーザ・チップLD2 が前記設定基準に適合して載置されるように、前記サブマウントに載置されている前記レーザ・チップLD1 の座標を補正する工程と、
    前記第2コレットに吸着されている前記レーザ・チップLD2 を前記ステム・ステージへ搬送し、前記レーザ・チップLD1 の上に載置する工程
    とを含むことを特徴とする半導体レーザ装置の製造方法。
  2. 前記第1チップ供給ステージに上向きに載置されている前記レーザ・チップLD1 を上方から撮影する場合、および前記第2コレットに真空吸着されている下向きの前記レーザ・チップLD2 を下方から撮影する場合において、撮影カメラのレンズの光軸と同軸に照明することを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  3. 前記レーザ・チップLD1 、前記レーザ・チップLD2 、および前記サブマウントを必要な部分に半田が塗布されたものとし、抵抗加熱が可能とされた前記サブマウントによって加熱して、前記サブマウントに載置された前記レーザ・チップLD1 とその上に載置された前記レーザ・チップLD2 を前記サブマウントへ同時に溶着させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  4. 製造された前記半導体レーザ装置について、オフラインの検査装置によって、前記レーザ・チップLD1 および前記レーザ・チップLD2 を発光させ、遠視野像(FFP)カメラおよび近視野像(NFP)カメラによって、前記レーザ・チップLD1 についての前記発光方向の角度θ1 と前記発光点P1 の位置、および前記レーザ・チップLD2 についての前記発光方向の角度θ2 と前記発光点P2 の位置を検査し、検査結果が前記設定基準からズレている場合に、以降に行う前記第1チップ供給ステージ上の前記レーザ・チップLD1 の座標を補正する工程、および/または前記サブマウント上の前記レーザ・チップLD1 の座標を補正する工程において、前記ズレ分に相当する修正を加えることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  5. ステムのサブマウントに、レーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 とを横に並べて配置する並列構造の半導体レーザ装置の製造方法であって、
    ストライプ状電流路SW1 が近くに存在する方の電極面を下向きとして第1チップ供給ステージに載置されている前記レーザ・チップLD1 を第1コレットに吸着して前記第1供給ステージから前記ステムを保持する前記ステム・ステージへ搬送する途中において下方から撮影し、その撮影画像を画像処理して、認識される前記ストライプ状電流路SW1 と前面側の劈開面CP1 とから発光方向の角度θ1 と発光点P1 の位置を求める工程と、
    前記発光方向の角度θ1 と前記発光点P1 の位置に基づいて、前記レーザ・チップLD1 が載置される前記ステムのサブマウントの座標を補正する工程と、
    前記第1コレットに吸着されている前記レーザ・チップLD1 を前記ステム・ステージへ搬送し、前記サブマウントに載置する工程と、
    ストライプ状電流路SW2 が近くに存在する方の電極面を下向きとして第2チップ供給ステージに載置されている前記レーザ・チップLD2 を、第2コレットに吸着して前記第2供給ステージから前記ステム・ステージへ搬送する途中において下方から撮影し、その撮影画像を画像処理して、認識される前記ストライプ状電流路SW2 と前面側の劈開面CP2 とから発光方向の角度θ2と発光点P2 の位置を求める工程と、
    前記発光方向の角度θ2と前記発光点P2 の位置に基づいて、前記レーザ・チップLD1 の横へ前記レーザ・チップLD2 が設定基準に適合して載置されるように、前記サブマウントに載置されている前記レーザ・チップLD1 の座標を補正する工程と、
    前記第2コレットに吸着されている前記レーザ・チップLD2 を前記ステム・ステージへ搬送し、前記レーザ・チップLD1 の横へ並列に載置する工程
    とを含むことを特徴とする半導体レーザ装置の製造方法。
  6. 前記第1コレットに真空吸着されている下向きの前記レーザ・チップLD1 を下方から撮影する場合、および前記第2コレットに真空吸着されている下向きの前記レーザ・チップLD2 を下方から撮影する場合に、撮影カメラのレンズの光軸と同軸に照明することを特徴とする請求項5に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  7. 前記レーザ・チップLD1 、前記レーザ・チップLD2 、および前記サブマウントを必要な部分に半田が塗布されたものとし、抵抗加熱が可能とされた前記サブマウントによって加熱して、前記サブマウントに並列に載置された前記レーザ・チップLD1 と前記レーザ・チップLD2 を前記サブマウントへ同時に溶着させることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  8. 製造された前記半導体レーザ装置について、オフラインに設けた検査装置によって、前記レーザ・チップLD1 および前記レーザ・チップLD2 を発光させ、遠視野像(FFP)カメラおよび近視野像(NFP)カメラによって、前記レーザ・チップLD1 についての前記発光方向の角度θ1 と前記発光点P1 の位置、および前記レーザ・チップLD2 についての前記発光方向の角度θ2 と前記発光点P2 の位置を検査し、検査結果が前記設定基準からズレでいる場合に、以降に行う前記ステム・ステージ上の前記サブマウントの座標を補正する工程、および/または前記サブマウント上の前記レーザ・チップLD1 の座標を補正する工程において、前記ズレ分に相当する修正を加えることを特徴とする請求項5から請求項7までの何れかに記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  9. ステムのサブマウントにレーザ・チップLD1 とレーザ・チップLD2 を積層構造または並列構造に配置する半導体レーザ装置の製造装置であって、
    前記レーザ・チップLD1 の横方向に平行なX軸方向への移動と、前記X軸方向に直角なY軸方向への移動と、前記X軸方向と前記Y軸方向とに直角なZ軸方向の回転軸による回転が可能であり、載置される前記レーザ・チップLD1 が上向きの場合には、その撮影画像の画像処理の結果に基づいて前記レーザ・チップLD1 の座標を補正する第1チップ供給ステージ、および同様に前記X軸方向への移動と、前記Y軸方向への移動と、前記Z軸方向の回転軸による回転が可能であり、載置される前記レーザ・チップLD2 が上向きの場合には、その撮影画像の画像処理の結果に基づいて前記レーザ・チップLD2 の座標を補正する第2チップ供給ステージと、
    同様に前記X軸方向への移動と、前記Y軸方向への移動と、前記Z軸方向の回転軸による回転が可能であり、保持している前記サブマウントに前記レーザ・チップLD1 と前記レーザ・チップLD2 が載置されるステム・ステージであり、前記第1チップ供給ステージ上において前記レーザ・チップLD1 が下向きの場合、および前記第2チップ供給ステージ上において前記レーザ・チップLD2 が下向きの場合には、それぞれ撮影画像の画像処理の結果に基づいて、前記ステム・ステージ上の前記サブマウントの座標、または前記サブマウントに載置された前記レーザ・チップLD1 の座標を補正する前記ステム・ステージと、
    前記第1チップ供給ステージに載置されている前記レーザ・チップLD1 を真空吸着して前記ステム・ステージへ搬送し前記サブマウントに載置する第1コレット、および前記第2チップ供給ステージに載置されている前記レーザ・チップLD2 を真空吸着して前記ステム・ステージへ搬送し、載置されている前記レーザ・チップLD1 と積層または並列させて載置する第2コレットと、
    前記第1チップ供給ステージの直上に配設され、前記第1チップ供給ステージ上において前記レーザ・チップLD1 が上向きである場合に、前記レーザ・チップLD1 を撮影する第1カメラ、および前記第2チップ供給ステージの直上に配設され、前記第2チップ供給ステージ上において前記レーザ・チップLD2 が上向きである場合に、前記レーザ・チップLD2 を撮影する第2カメラと、
    前記第1コレットによる搬送の途中の直下方に配設され、前記第1チップ供給ステージ上において前記レーザ・チップLD1 が下向きである場合に、前記レーザ・チップLD1 を撮影する第3カメラ、および前記第2コレットによる搬送の途中の直下方に配設され、前記第2チップ供給ステージ上において前記レーザ・チップLD2 が下向きである場合に、前記レーザ・チップLD2 を撮影する第4カメラとを含むことを特徴とする半導体レーザ装置の製造装置。
  10. 前記第1カメラ、第2カメラ、第3カメラ、および第4カメラが、それぞれレンズの光軸と同軸の照明機構を備えたものであることを特徴とする請求項9に記載の半導体レーザ装置の製造装置。
  11. 前記ステム・ステージに保持される前記ステムのサブマウントが、抵抗加熱体を内蔵しており、かつ必要な部分に半田が塗布されたものであることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の半導体レーザ装置の製造装置。
  12. 製造された前記半導体レーザ装置について、前記レーザ・チップLD1 および前記レーザ・チップLD2 を発光させ、遠視野像(FFP)カメラおよび近視野像(NFP)カメラによって前記レーザ・チップLD1 の発光方向の角度θ1 と記発光点P1 の位置、および前記レーザ・チップLD2 についての発光方向の角度θ2 と発光点P2 の位置を検査するための検査装置がオフラインに設けられていることを特徴とする請求項9から請求項11までの何れかに記載の半導体レーザ装置の製造装置。
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