JP2007309987A - 光モジュール及びその製造方法 - Google Patents

光モジュール及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007309987A
JP2007309987A JP2006136397A JP2006136397A JP2007309987A JP 2007309987 A JP2007309987 A JP 2007309987A JP 2006136397 A JP2006136397 A JP 2006136397A JP 2006136397 A JP2006136397 A JP 2006136397A JP 2007309987 A JP2007309987 A JP 2007309987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical element
optical waveguide
face
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006136397A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Kurihara
充 栗原
Naoki Kitamura
直樹 北村
Naoki Kimura
直樹 木村
Shinya Watanabe
真也 渡邊
Tomoji Sakamoto
友治 坂元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMANASHI NIPPON DENKI KK
NEC Corp
Original Assignee
YAMANASHI NIPPON DENKI KK
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMANASHI NIPPON DENKI KK, NEC Corp filed Critical YAMANASHI NIPPON DENKI KK
Priority to JP2006136397A priority Critical patent/JP2007309987A/ja
Publication of JP2007309987A publication Critical patent/JP2007309987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】光結合素子端面と光導波路結合端面の間隔の精度を向上させ、光素子と光導波路とを高効率で結合した光モジュール及びその製造方法を提供する。
【解決手段】基板1上に形成された下部クラッド層2、コア層3及び上部クラッド層4の光導波路形成層からなる光導波路5と、光導波路形成層の一部分を除去して形成した光素子搭載部とを有し、露出した光導波路5の端面と光素子搭載部に搭載された光素子8とを光学的に結合させた光モジュールであって、光導波路5の端面には、光導波路5から離れた位置に上部クラッド層4の最上部以上の高さで形成した少なくとも一つの突き当て用突起部18を有し、突き当て用突起部18と光素子8の光導波路5側の端面とを接触させた状態から、光素子8をその光軸方向に所定距離移動させて光素子8を光素子搭載部に固定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、光モジュール及びその製造方法に関し、特に、光素子と光導波路とを高効率で結合させた光モジュール及びその製造方法に関する。
近年、光通信システムが適用される範囲が拡大されていることに伴い、光モジュールの小型化と低価格化とが望まれている。これを実現するために、半導体レーザなどの光素子と光導波路とを直接光学的に結合させた構造が提案され、実用化されている。
例えば、特許文献1に開示されている従来の光モジュールでは、光半導体素子と実装基板とに位置合わせ用のマーカを設け、光半導体素子と光導波路の光学結合端面を計測することで、光半導体素子を発光させることなく光結合の効率向上を実現している。
図14は、特許文献1に開示された従来の光モジュールの平面図である。半導体レーザ100の光結合端面101は、半導体レーザ100の出射面である。素子マーカ102、103は、半導体レーザ100と実装基板300との位置合わせをするために半導体レーザ100に設けられたマーカである。光導波路301は、実装基板300に設けられている。基板マーカ303、304は、半導体レーザ100と実装基板300との位置合わせをするために実装基板に300に設けられたマーカである。
素子マーカ102、103と半導体レーザ100の光結合端面101との距離は、光結合端面101を劈開で形成するため数十μmの誤差があり、基板マーカ303、304と光導波路301の光結合端面307の距離精度も10μm程度の誤差がある。
図14において、X方向の位置合わせは、素子マーカ102、103と基板マーカ303、304を合わせることで行われる。Z方向については、光結合端面101、307の誤差が大きいため、半導体レーザ100の素子マーカ102、103と半導体レーザ100の光結合面101との距離を計測し、実装基板300の基板マーカ303、304と光導波路301の光結合端面307との距離を計測し、各々の基準距離からの誤差を算出し、補正量ΔLdだけ半導体レーザ100をオフセットさせて実装することで、WDが設計距離となるように位置決めすることができる。
また、光素子と光導波路のコアの光入力部との位置決めを正確かつ容易に行うことを目的とした従来技術として、特許文献2に開示される「光導波路モジュール」がある。
特許文献2に開示される発明は、誘電体層からなる光導波路に二つの突起部を設け、光素子を位置決めする際、光素子と二つの突起部を押し当てて位置決めし、位置決め後、光軸方向に光素子を後退させ、光入力部と光素子とを任意の間隔で固定するものである。
さらに、光素子を突き当て面に突き当てて位置決めすることに関する従来技術として、特許文献3に開示される「光結合装置及びその製造方法」がある。特許文献3に開示される発明は、突き当て面を有する支持体に光導波路を接着固定しておき、光モジュールの組み立て時には光素子を支持体の突き当て面に突き当てて位置決めするものである。
特開平9−159876号公報 特開平10−133065号公報 特開2006−039255号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される光モジュール及びその製造方法には以下の問題がある。
補正量ΔLdを算出するためには、光結合端面101、307を高精度に計測する必要がある。画像認識で計測する場合、素子マーカ102、103、基板マーカ303、304などの位置決め用のマークは、0.1μm程度の精度で計測できるが、光結合端面101、307などエッジの計測は、照明光量の増減やフォーカス度合いによる画像のボケ具合で2μm以上の誤差を生じる。
さらに、認識光学系の歪みのために画像認識範囲内の場所によっては誤差を生じる。素子マーカ102、103、基板マーカ303、304と光結合端面101、307との基準距離を100μmとした場合、光学系の歪みによる絶対距離の誤差を2%とすると、2μmの誤差を生じ、合計して4μm程度の認識誤差となってしまう。
別の手段として、光結合端面をレーザ測長器で計測する場合でも、素子マーカ102、103、基板マーカ303、304を認識する画像認識光学系との相対位置関係を常に0に保つことは不可能であるため、最高精度の実装機でも5μm程度が限界である。
さらに、補正量ΔLdを算出するには、半導体レーザ100と光導波路301との各々の光結合端面101、307を計測する必要があるため、誤差は2倍となってしまう。従って、10μm程度の位置精度を確保することはできても、それ以下の間隔やそれ以上の精度で半導体レーザ100を位置決めすることは不可能である。
また、特許文献2に開示される発明は、シリコン基板と同一平面内での光導波路と光素子との位置合わせは容易であるものの、高さ方向の位置合わせについては何ら考慮されていない。
光導波路結合端面と光素子結合端面とを接触させる際には、上部クラッド層との重なりが小さすぎると光素子や光導波路が破損したり、光結合効率が悪くなってしまう可能性があるが、重なりを大きくしすぎると、光素子がシリコン基板に干渉して破損してしまう恐れがある。このため、光素子の高さ調整を頻繁に行わなければならず、生産性を向上させることが難しい。
特許文献3にかかる発明は、光導波路と支持体との接着固定時に光導波路と支持体との位置がずれる恐れがあり、位置決め精度を高くすることが難しい。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、生産性が高く、光素子と光導波路とを高精度に結合した光モジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、基板上に形成された下部クラッド層、コア層及び上部クラッド層の光導波路形成層からなる光導波路と、光導波路形成層の一部分を除去して形成した光素子搭載部とを有し、露出した光導波路の端面と光素子搭載部に搭載された光素子とを光学的に結合させた光モジュールであって、光導波路の端面には、光導波路から離れた位置に上部クラッド層の最上部以上の高さで形成した少なくとも一つの突き当て用突起部を有し、突き当て用突起部と光素子の光導波路側の端面とを接触させた状態から、光素子をその光軸方向に所定距離移動させて光素子を光素子搭載部に固定したことを特徴とする光モジュールを提供するものである。
このようにすれば、光素子の活性層と光導波路結合端面とが接することが無くなり、かつ、光導波路のコア層が光素子結合端面とが接することも無くなる。従って、光導波路のコア層及び光素子の破損による光結合効率の悪化を回避できる。また、光素子と基板の接合面との間隔を広げることが可能となり、光素子の位置補正時の高さ方向の許容範囲が広がるため、製造効率が向上する。
本発明の第1の態様においては、光導波路の端面には、コア層の両脇が光素子側に突出して、光導波路の光軸と垂直な端面を備えた突出部が形成されており、突き当て用突起部は、突出部に形成されていることが好ましい。
このようにすれば、光素子結合端面の活性層と光導波路結合端面とが接触しなくなるため、光素子の破損や光結合効率の悪化を回避できる。
本発明の第1の態様の上記のいずれの構成においても、突き当て用突起部は、下部クラッド層と上部クラッド層との間に突き当て高さ追加層を積層することによって形成されていることが好ましい。又は、突き当て用突起部は、上部クラッド層の上に突き当て高さ追加層を積層することによって形成されていることが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、基板上に形成された下部クラッド層、コア層及び上部クラッド層の光導波路形成層からなる光導波路と、光導波路形成層の一部分を除去して形成した光素子搭載部とを有し、露出した光導波路の端面と光素子搭載部に搭載された光素子とを光学的に結合させた光モジュールの製造方法であって、光導波路の端面の光導波路から離れた位置に上部クラッド層の最上部以上の高さで少なくとも一つの突き当て用突起部を形成し、突き当て用突起部と光素子の光導波路側の端面とを接触させた状態から、光素子をその光軸方向に所定距離移動させて光素子を光素子搭載部に固定することを特徴とする光モジュールの製造方法を提供するものである。
本発明の第2の態様においては、光導波路の端面には、コア層の両脇が光素子側に突出して、光導波路の光軸と垂直な端面を備えた突出部が形成し、突き当て用突起部を、突出部に形成することが好ましい。
本発明の第2の態様の上記のいずれの構成においても、突き当て用突起部は、下部クラッド層と上部クラッド層との間に突き当て高さ追加層を積層することによって形成されることが好ましい。又は、突き当て用突起部は、上部クラッド層の上に突き当て高さ追加層を積層することによって形成されることが好ましい。
本発明によれば、生産性が高く、光素子と光導波路とを高精度に結合した光モジュール及びその製造方法を提供できる。
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。図1に、本実施形態にかかる光モジュールの光素子と光導波路との光結合構造を示す。図1は、光軸を通る垂直面で切断した断面図である。また、図2は光素子8側からの側面図である。
基板1の上には、下部クラッド層2、コア層3、上部クラッド層4からなる光導波路5が形成されている。コア層3の両側には、下部クラッド層2と上部クラッド層4の間に突き当て高さ追加層17を積層させることで、突き当て用突起部18が形成されている。光導波路結合端面7(光導波路5の光素子8側の端面)は、基板上の各層を一括して除去(エッチングなどで)することによって形成されており、突き当て用突起部18の部分とこれ以外の部分とで端面の位置ズレは生じない。
また、基板1の上には、光導波路5の光軸6と光素子8の光軸10との高さが一致するように高さが調整された台座12が形成されている。台座12の上には光素子8がはんだバンプ13によって接合されている。光素子8は、光導波路結合端面7と光素子結合端面11との間隔が、光結合効率が最適となる間隔となるように、基板1上の台座12に密着した状態ではんだバンプ13によって接合されている。
図3〜図9に、本実施形態にかかる光モジュールの製造方法を示す。図3に示すように、光軸高さ方向に関しては光導波路5の光軸6と光素子8の光軸10との高さが一致するように台座12の高さが調整されているため、光導波路5の光軸6と光素子8の光軸10とを合わせるためには、水平方向の調整を行うだけでよい。
光素子8は、光素子吸着ハンド14によって真空吸着され、はんだバンプ13の上面と光素子8の下面とが接触しないように間隔を空けて保持されている。
図4に示すように、光素子8には光素子位置決めマーク16が、基板1には基板位置決めマーク15が設けられている。光素子8及び基板1は、赤外光線を透過する材料(例えば、基板1はSi、光素子8はInP)を用いて形成することにより、赤外線透過による画像認識処理で光素子8と基板1とを重ね合わせた状態で光素子位置決めマーク16と基板位置決めマーク15とを同時に認識することが可能となる。この場合には、0.1μm程度の認識誤差で光素子8の水平方向の光軸と光導波路5の水平方向の光軸とを合わせられる。
次に、図5に示すように、光導波路結合端面7と光素子結合端面11とが接触するまで光素子8をその光軸方向に移動させる。光導波路結合端面7と光素子結合端面11とが接触したことは、図6に示すように光素子位置決めマーク16と基板位置決めマーク15との相対距離の変化が無くなったことで、0.1μm程度の認識精度で判定できる。
この状態から、図7に示すように、光導波路結合端面7と光素子結合端面11との間隔が、光結合効率が最適な間隔となるように、光素子8をその光軸方向へ移動させる。光素子8を吸着した光素子吸着ハンド14の移動手段(例えば、精密XYステージ)として位置決め精度が0.1μm程度のものを採用すれば、光導波路結合端面7と光素子結合端面11との間隔は0.2μm以下とすることが可能となる。
その後、図8に示すように、光素子8を下降させて光素子8の下面とはんだバンプ13の上面とを接触させる。基板1あるいは光素子8の加熱によりはんだバンプ13が溶融すると、図9に示すように、光素子8の下面と台座12の上面とが密着して高さ方向で光軸が一致する。なお、光素子8の下面とはんだバンプ13の上面とを接触させる時は、基板1の加熱によってはんだバンプ13が溶融している状態でも構わない。
光素子8の下面とその光軸10の高さ方向の精度は、製造ロットによる誤差で0.5μm程度となってしまうが、同一ロットでの誤差は0.2μm程度であり、台座12の上面と光導波路5の光軸6との高さ方向の精度は0.2μm程度であるため、光素子8の光軸10と光導波路5の光軸6との高さ方向の精度は、誤差を0.4μm以下に抑えられる。
光素子8を下降させてその下面とはんだバンプ13の上面とを接触させる時と、はんだを溶融させるための加熱時とにおいては、光素子8と基板1との水平方向の位置関係は0.2μm程度変動することがあるが、これを加味しても、光素子8の光軸10と光導波路5の光軸6との水平方向の精度は誤差を0.4μm以下に抑えられる。
図10及び図11に示すように、突き当て高さ追加層17や突き当て用突起部18を備えない構成の光モジュールでは、コア層3の高さを1.4μm、上部クラッド層4の厚さを8μmとすると、光導波路5の光軸6から上部クラッド層4上面までの高さは、コア層3の部分で8.7μm、コア層3以外の場所では7.3μmとなる。
光導波路結合端面7と光素子結合端面とを接触させる際には、コア層3の上部の上部クラッド層4の凸部のみに光素子8を接触させると、上部クラッド層4が破損してしまうため、コア層3の両側の部分で光素子8と接触させる必要がある。この接触部分の重なりを3μm、光素子8の光軸10から光素子8の下面の高さを4μmとすると、台座12と光素子8の下面との間隔は8.3μmとなる。
接合用のはんだバンプ13は光素子8の下面と接触してはんだ接合させるため、台座12よりも高い必要があり、台座12の上面からはんだバンプ13の上面の高さを5μmとすると、はんだバンプ13の上面と光素子8の下面との間隔は3.3μmとなる。
よって、実際の製品においては、光素子8の下面の高さは、光導波路5の光軸6の高さを基準として+3〜−3.3μmの僅かな間隔に保つ必要があり、高さ調整を頻繁に行わなければならず、生産性を向上させることが難しい。また、光素子8の光素子結合端面11の活性層9が光導波路結合端面7と接触するため、破損したり光結合効率が悪化する可能性がある。
本実施形態の構成では、突き当て高さ追加層17の厚さを10μmとすると、接触部の高さ方向の重なりを4μmとしても、光素子8の下面の活性層9の下部とコア層3の上部の上部クラッド層4の凸部とは接触することなく、光導波路結合端面7の突き当て用突起18と光素子8の光素子結合端面11とが接触するため、光素子8の破損や光結合効率の悪化を回避できる。また、はんだバンプ13の上面と光素子8の下面との間隔は、接触部の高さ方向の重なりを4μmとしても、12.3μmと大きくなり、光導波路結合端面7と光素子8の光素子結合端面11とが接触しても良い場合は、光素子8の下面の高さを光導波路5の光軸6を基準として+4〜−12.3μmの間隔に保てば良くなるため、生産性を大きく向上する。
これにより、光素子結合端面と光導波路結合端面との間隔を10μm以下とし、誤差も0.5μm以下とすることが可能となる。
このように、光素子結合端面と光導波路結合端面とを接触させた後、光結合効率が最適となる間隔となるように光素子をその光軸方向に移動さえてから基板に実装することにより、0.1μm程度の微小な間隔に至るまで、0.5μm以下の実装精度を実現でき、光素子と光導波路とを高効率で結合できる。
すなわち、本実施形態にかかる光モジュールは、光素子と光導波路との光軸の位置決めが容易であり、その精度も高い。
しかも、組み立て時に光導波路と光素子との光軸の高さを厳密に合わせなくてもよいため、生産性が高い。
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。図12に、本発明を好適に実施した第2の実施形態にかかる光モジュールの光導波路と光素子との光結合構造を示す。また、図13は、光軸を通る垂直面で切断した断面図である。図12に示すように、光導波路5の光軸6の両側に光導波路結合端面7よりも光素子8側に配置された突き当て端面19と、下部クラッド層2と上部クラッド層4との間に突き当て高さ追加層17を積層させることで、突き当て用突起部18を基板1上に形成している。また、光導波路5の光軸6の両側で光導波路結合端面7よりも光素子8側に配置された突き当て端面19を基板1上に形成している。
光導波路結合端面7と光素子結合端面とを接触させる際には、光素子結合端面11は光導波路5の光軸6の両側にある突き当て端面19と接触するため、光素子8の光素子結合端面11の活性層9が光導波路結合端面7と接触することは無く、光素子8の破損や光結合効率の悪化を回避できる。また、光素子8の下面の間隔は接触部の高さ方向の重なりを8μmとしても8.3μmとなり、光素子8の下面の高さを+8〜−8.3μmの間隔に保てばよいため、生産性が大きく向上する。
なお、光素子8をその光軸方向に移動させて光導波路結合端面7と光素子結合端面とを離間させる際には、光素子8の下降時に光素子結合端面11と突き当て端面19とが擦れないように、最小限の間隔(例えば、0.1μm)だけ光素子8をその光軸方向へ移動させれば良く、光導波路結合端面7と突き当て端面19との間隔は光結合効率が最適となる間隔からこのときの移動量を差し引いた値とすればよい。
このように、本実施形態にかかる光モジュールは、光導波路結合端面と光素子結合端面とを接触させる際には、光素子結合端面は光導波路の光軸の両側にある突き当て端面と接触するため、光素子の光素子結合端面の活性層が光導波路結合端面と接触することは無く、光素子の破損や光結合効率の悪化を回避できる。
また、第1の実施形態と同様に、光素子と光導波路との光軸の位置決めが容易であり、その精度も高い。しかも、光素子の位置補正時の高さ方向の許容範囲が広いため、組み立て時に光導波路と光素子との光軸の高さを厳密に合わせなくてもよく、生産性が高い。
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれらに限定されることはない。
例えば、突き当て高さ追加層17は、上記実施形態で図示したように上部クラッド層4と下部クラッド層2との間に積層する構成に限定されることはなく、上部クラッド層4の上に積層しても構わない。
このように、本発明は、様々な変形が可能である。
本発明を好適に実施した第1の実施形態にかかる光モジュールの構成を示す断面図である。 第1の実施形態にかかる光モジュールの側面図である。 第1の実施形態にかかる光モジュールの製造方法を示す図である。 第1の実施形態にかかる光モジュールの製造方法を示す図である。 第1の実施形態にかかる光モジュールの製造方法を示す図である。 第1の実施形態にかかる光モジュールの製造方法を示す図である。 第1の実施形態にかかる光モジュールの製造方法を示す図である。 第1の実施形態にかかる光モジュールの製造方法を示す図である。 第1の実施形態にかかる光モジュールの製造方法を示す図である。 突き当て用突起部を備えない光モジュールの構成を示す図である。 突き当て用突起部を備えない光モジュールの構成を示す図である。 本発明を好適に実施した第2の実施形態にかかる光モジュールの構成を示す図である。 第2の実施形態にかかる光モジュールの側面図である。 従来の光モジュールの構成を示す平面図である。
符号の説明
1 基板
2 下部クラッド層
3 コア層
4 上部クラッド層
5 光導波路
6 光導波路の光軸
7 光導波路結合端面
8 光素子
9 活性層
10 光素子の光軸
11 光素子結合端面
12 台座
13 はんだバンプ
14 光素子吸着ハンド
15 基板位置決めマーク
16 光素子位置決めマーク
17 突き当て高さ追加層
18 突き当て用突起部
100 半導体レーザ
101 半導体レーザの光結合端面
102、103 素子マーカ
300 実装基板
301 光導波路
303、304 基板マーカ
307 光導波路の光結合端面

Claims (8)

  1. 基板上に形成された下部クラッド層、コア層及び上部クラッド層の光導波路形成層からなる光導波路と、前記光導波路形成層の一部分を除去して形成した光素子搭載部とを有し、露出した前記光導波路の端面と前記光素子搭載部に搭載された光素子とを光学的に結合させた光モジュールであって、
    前記光導波路の端面には、前記光導波路から離れた位置に前記上部クラッド層の最上部以上の高さで形成した少なくとも一つの突き当て用突起部を有し、
    前記突き当て用突起部と前記光素子の前記光導波路側の端面とを接触させた状態から、前記光素子をその光軸方向に所定距離移動させて前記光素子を前記光素子搭載部に固定したことを特徴とする光モジュール。
  2. 前記光導波路の端面には、前記コア層の両脇が前記光素子側に突出して、前記光導波路の光軸と垂直な端面を備えた突出部が形成されており、
    前記突き当て用突起部は、前記突出部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  3. 前記突き当て用突起部は、前記下部クラッド層と前記上部クラッド層との間に突き当て高さ追加層を積層することによって形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光モジュール。
  4. 前記突き当て用突起部は、前記上部クラッド層の上に突き当て高さ追加層を積層することによって形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光モジュール。
  5. 基板上に形成された下部クラッド層、コア層及び上部クラッド層の光導波路形成層からなる光導波路と、前記光導波路形成層の一部分を除去して形成した光素子搭載部とを有し、露出した前記光導波路の端面と前記光素子搭載部に搭載された光素子とを光学的に結合させた光モジュールの製造方法であって、
    前記光導波路の端面の前記光導波路から離れた位置に前記上部クラッド層の最上部以上の高さで少なくとも一つの突き当て用突起部を形成し、
    前記突き当て用突起部と前記光素子の前記光導波路側の端面とを接触させた状態から、前記光素子をその光軸方向に所定距離移動させて前記光素子を前記光素子搭載部に固定することを特徴とする光モジュールの製造方法。
  6. 前記光導波路の端面には、前記コア層の両脇が前記光素子側に突出して、前記光導波路の光軸と垂直な端面を備えた突出部が形成し、
    前記突き当て用突起部を、前記突出部に形成することを特徴とする請求項5記載の光モジュールの製造方法。
  7. 前記突き当て用突起部は、前記下部クラッド層と前記上部クラッド層との間に突き当て高さ追加層を積層することによって形成されることを特徴とする請求項5又は6記載の光モジュールの製造方法。
  8. 前記突き当て用突起部は、前記上部クラッド層の上に突き当て高さ追加層を積層することによって形成されることを特徴とする請求項5又は6記載の光モジュールの製造方法。
JP2006136397A 2006-05-16 2006-05-16 光モジュール及びその製造方法 Pending JP2007309987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006136397A JP2007309987A (ja) 2006-05-16 2006-05-16 光モジュール及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006136397A JP2007309987A (ja) 2006-05-16 2006-05-16 光モジュール及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007309987A true JP2007309987A (ja) 2007-11-29

Family

ID=38842932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006136397A Pending JP2007309987A (ja) 2006-05-16 2006-05-16 光モジュール及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007309987A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011125939A1 (ja) * 2010-04-06 2011-10-13 住友ベークライト株式会社 光導波路構造体および電子機器
JP2011221232A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd 光導波路構造体および電子機器
CN104937790A (zh) * 2013-02-01 2015-09-23 日本电气株式会社 光学功能集成单元及其制造方法
CN108387975A (zh) * 2017-02-02 2018-08-10 富士通光器件株式会社 光器件和光器件的制造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03265802A (ja) * 1990-03-16 1991-11-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 埋め込み型石英系光導波路およびその製造方法
JPH09218325A (ja) * 1996-02-13 1997-08-19 Mitsubishi Electric Corp 半導体レーザモジュール
JPH11337779A (ja) * 1998-05-27 1999-12-10 Nec Corp 光結合構造及びその製作方法
JP2003043315A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Fuji Photo Film Co Ltd 光学製品組立装置および組立方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03265802A (ja) * 1990-03-16 1991-11-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 埋め込み型石英系光導波路およびその製造方法
JPH09218325A (ja) * 1996-02-13 1997-08-19 Mitsubishi Electric Corp 半導体レーザモジュール
JPH11337779A (ja) * 1998-05-27 1999-12-10 Nec Corp 光結合構造及びその製作方法
JP2003043315A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Fuji Photo Film Co Ltd 光学製品組立装置および組立方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011125939A1 (ja) * 2010-04-06 2011-10-13 住友ベークライト株式会社 光導波路構造体および電子機器
JP2011221232A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd 光導波路構造体および電子機器
CN104937790A (zh) * 2013-02-01 2015-09-23 日本电气株式会社 光学功能集成单元及其制造方法
US9577410B2 (en) 2013-02-01 2017-02-21 Nec Corporation Optical functional integrated unit and method for manufacturing thereof
CN108387975A (zh) * 2017-02-02 2018-08-10 富士通光器件株式会社 光器件和光器件的制造方法
US10976509B2 (en) 2017-02-02 2021-04-13 Fujitsu Optical Components Limited Optical device and manufacturing method of optical device
CN108387975B (zh) * 2017-02-02 2022-03-25 富士通光器件株式会社 光器件和光器件的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102203652B (zh) 混合集成光学元件
JP2007133011A (ja) 光結合構造およびその製造方法、光モジュール
JP2009086238A (ja) 平面光波回路及びその製造方法並びに光導波路デバイス
KR100673561B1 (ko) 반도체 레이저장치의 제조방법 및 반도체 레이저장치
JPH07110420A (ja) 半導体レーザ素子モジュール,およびその組立方法
US20080050081A1 (en) Wafer-level alignment of optical elements
WO2014006875A1 (ja) レンズホルダ、レンズ光学系部品およびレンズ光学系部品を搭載したパッケージ
JP2007173375A (ja) 複合実装デバイス及びその製造方法
JP2007309987A (ja) 光モジュール及びその製造方法
JPH10160976A (ja) 光結合装置
JP2009008769A (ja) 光電気変換装置の製造方法
JP2003107295A (ja) 光伝送モジュール
JP5413303B2 (ja) 光集積素子及びその製造方法
JP5449041B2 (ja) 光デバイスの製造方法
JP2002062447A (ja) 光ハイブリッド集積モジュ−ル及びその製造方法並びに光ハイブリッド集積用光半導体素子及びその実装基板
JP4828015B2 (ja) 光モジュール作製方法
KR100524672B1 (ko) 광수동 정렬용 각진 홈을 이용한 플립칩 본딩방법 및 광모듈
WO2014156936A1 (ja) 光モジュール及び光モジュール製造方法
CN115236807B (zh) 端面耦合对准方法、半导体器件
US9857544B2 (en) Carrier having ablation-susceptible and ablation-insusceptible materials
JP2009237326A (ja) 光集積回路モジュール、このモジュールに用いる光学ベンチ、及び光集積回路モジュールの作製方法
JP2005331967A (ja) 光結合装置
JP2006039255A (ja) 光結合装置及びその製造方法
JP4967283B2 (ja) 半導体光学装置
JP5861482B2 (ja) 光モジュール製造装置および製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20110919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111220