JP2003186365A - 電子写真装置および電子写真装置の制御方法 - Google Patents

電子写真装置および電子写真装置の制御方法

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JP2003186365A
JP2003186365A JP2001385386A JP2001385386A JP2003186365A JP 2003186365 A JP2003186365 A JP 2003186365A JP 2001385386 A JP2001385386 A JP 2001385386A JP 2001385386 A JP2001385386 A JP 2001385386A JP 2003186365 A JP2003186365 A JP 2003186365A
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孝二 加藤
Tsutomu Nakagawa
努 中川
Masanari Norihashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速機においてもトナーリサイクルを可能に
するとともに感光体および清掃機の長寿命化を図って、
ランニングコストの低下および産業廃棄物の削減を図る
ことのできる電子写真装置および電子写真装置の制御方
法を提供する。 【解決手段】 帯電機12が感光体11の表面を帯電さ
せ、帯電した感光体11の表面を露光機14により露光
して静電潜像を形成し、現像機16により感光体11の
表面に着色粒子15を付着させて現像し、転写機21に
より感光体11に現像された着色粒子15を印刷媒体2
0に転写し、定着機22により印刷媒体20に転写され
た着色粒子15を定着する。一方、清掃機24は印刷媒
体20に転写されずに感光体11の表面に残留した着色
粒子15をブラシ26で散らした後、感光体11に圧接
させたブレード27により感光体11の表面に付着した
着色粒子15を除去する。このブレードは、印刷時には
感光体11から離反している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ、ファ
クシミリ、複写機等の着色粒子を用いて画像を顕像化さ
せる電子写真装置および電子写真装置の制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真装置においては、帯
電機により感光体の表面を−500V〜−700Vに帯電し、
感光体の表面に露光機により光を当てて露光する。この
露光された部分の電位は放電して−50V〜−100Vに低
下し、静電潜像を形成する。そして、この静電潜像に現
像機により着色粒子であるトナーを現像して可視化し、
感光体上に現像されたトナーは、転写機により用紙に転
写される。転写機によりトナーが転写された用紙は、定
着機により加熱加圧されて定着される。
【0003】一方、用紙に転写されずに感光体上に残っ
たトナーは、清掃機により清掃される。この後、露光さ
れずに電位が残った部分は除電機により露光されて、感
光体の電位を均一にしてから、帯電機に戻って再度帯電
する。この工程を連続して繰り返し、印刷を行う。ここ
で、清掃機はコストを考慮してブレード方式が一般的に
用いられている。また、転写されずに感光体上に残った
未転写トナーは清掃機で回収されるが、近年、トナーの
ランニングコストを下げるとともに産業廃棄物を削減す
る観点から、清掃機から現像機あるいはトナー補給装置
にリサイクルパスで戻されて再利用されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、清掃機に用
いられるブレードは感光体と圧接されているため、ブレ
ードが感光体表面層を削り、感光体の寿命を短くしてい
るという問題がある。また、未転写トナーは、ブレード
で塞き止められるが、感光体の回転とブレードの圧接力
とによりトナーが凝集して塊が発生する。このトナー塊
が現像機やトナー補給装置に戻されて再利用されると、
トナー塊によるいわゆる白抜けが発生して印刷品質を低
下させるという問題がある。
【0005】特に、印刷ページ数が多い高速機ほどトナ
ーや感光体や清掃機のコスト比重が大きくなるが、前述
した白抜けは、印刷速度が速くなるに従って多くなる傾
向があり、高速機ではトナーリサイクルを適用しがたい
のが現状である。
【0006】本発明は、前述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、高速機においてもトナーリ
サイクルを可能にするとともに感光体および清掃機の長
寿命化を図って、ランニングコストの低下および産業廃
棄物の削減を図ることのできる電子写真装置および電子
写真装置の制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、請求項1に記載したように、印刷す
る像を表面に形成するドラム状の感光体と、この感光体
の表面を帯電させる帯電機と、この帯電機により帯電さ
れた感光体の表面を露光して少なくとも二値の異なった
電位レベルを形成させる露光機と、前記感光体の表面に
着色粒子を付着させる現像機と、前記感光体に付着した
着色粒子を印刷媒体に転写する転写機と、前記印刷媒体
に転写された着色粒子を当該印刷媒体に定着する定着機
と、前記印刷媒体に転写されずに前記感光体の表面に残
留した着色粒子を除去する清掃機とを備え、前記清掃機
が、前記感光体表面の着色粒子を散らすブラシと、前記
感光体表面の着色粒子を削り落とすブレードと、このブ
レードを印刷時には当該感光体表面から離反させるブレ
ード駆動機構を有することを特徴としている。
【0008】ここで、ブレード機構としては、例えば支
点回りに旋回可能な棒部材の一端にブレードを交換可能
に取り付け、他端をアクチュエータのような移動機構に
より往復移動させてブレードを感光体に接近・離反させ
るものを使用できる。
【0009】このように構成された電子写真装置におい
ては、帯電機によりドラム状の感光体の表面を帯電さ
せ、この帯電された感光体の表面を露光機により露光し
て少なくとも二値の異なった電位レベルを形成して静電
潜像を形成し、現像機により感光体の表面に着色粒子を
付着させて現像し、転写機により感光体に現像された着
色粒子を印刷媒体に転写し、定着機により印刷媒体に転
写された着色粒子を当該印刷媒体に定着して印刷を行
う。
【0010】一方、清掃機は印刷媒体に転写されずに感
光体の表面に残留した着色粒子をブラシで散らした後、
感光体に圧接させたブレードにより感光体の表面に付着
した着色粒子を除去する。このブレードは、ブレード駆
動機構により、印刷時には感光体から離反している。
【0011】従って、この電子写真装置においては、ブ
ラシにより未転写着色粒子を細かく散らして感光体の帯
電不足の影響を少なくするとともにブレードを感光体か
ら離すことにより、ブレードが未転写着色粒子に圧接し
ないのでトナー塊が発生するのを防止する。これによ
り、従来のようなブレードが感光体を圧接して感光体や
ブレードの寿命を短くするという問題を解消できること
になる。また、トナー塊の発生を防止するので、トナー
の再利用を可能にする。
【0012】また、本発明は、請求項2に記載したよう
に、請求項1に記載した電子写真装置において、前記現
像機が、前記感光体の表面の移動方向と逆方向に表面が
移動するように回転する第1現像ロールと、前記感光体
の表面の移動方向と同じ方向に表面が移動するように回
転する第2現像ロールとを備え、前記第1現像ロールに
印加されるバイアス電圧の絶対値が前記第2現像ロール
に印加されるバイアス電圧の絶対値よりも大きくないこ
とを特徴としている。
【0013】ここで、第1現像ロールに印加されるバイ
アス電圧を−300V〜−500V、第2現像ロールに印加さ
れるバイアス電圧を−350V〜−550Vとし、感光体の帯
電電位を−500V〜−700Vに設定する。このように構成
された電子写真装置においては、帯電電位とバイアス電
圧との差が大きくなると感光体から現像ロールへトナー
を押し付ける力が強くなり、反対に帯電電位とバイアス
電圧との差が小さくなると現像ロールから感光体へトナ
ーを押し付ける力が増加することから、第1現像ロール
の電圧差を大きくすることにより、感光体の残留トナー
を第1現像ロールにより回収できることになる。従っ
て、この電子写真装置においては、残留トナーを現像機
内に回収することができ、従来のような残留トナーの再
利用が困難であるという問題を解消できることになる。
【0014】また、本発明は、請求項3に記載したよう
に、請求項1に記載した電子写真装置において、前記ブ
レード駆動機構が、前記印刷媒体のジャムまたは前記感
光体起動時および停止時に、前記ブレードを前記感光体
に圧接させることを特徴としている。
【0015】ここで、ジャム発生時には、感光体上に現
像直後の着色粒子像が残っており、これをブラシのみで
完全に散らすことは困難であり、この場合には電子写真
装置内部を着色粒子で汚す原因となる。また、感光体起
動時には帯電機から現像機までの間の感光体に帯電され
ていない部分が発生し、着色粒子が現像されてしまう場
合がある。このため、印刷媒体のジャムまたは感光体起
動時および停止時には、ブレード駆動機構がブレードを
感光体に圧接させて感光体をブレードで清掃する。
【0016】また、本発明は、請求項4に記載したよう
に、請求項1に記載した電子写真装置において、前記ブ
ラシの先端が前記感光体の表面と同じ方向へ移動するよ
うに回転させるとともに当該ブラシと前記感光体の周速
比を0.5〜1.5にすることを特徴としている。
【0017】ここで、ブラシを感光体の回転方向と逆方
向に回転させると、未転写着色粒子を感光体から叩き落
してしまい、未転写着色粒子を感光体上に残して現像機
に戻すことができなくなる。このため、ブラシの回転
は、感光体と同じ方向すなわち順方向で、かつ、同程度
の周速度で回転させる。従って、ブラシと感光体の周速
比を、0.5〜1.5程度とするのが望ましい。
【0018】また、本発明は、請求項5に記載したよう
に、請求項1に記載した電子写真装置において、前記転
写機が、ローラ転写方式のための転写ロールを備えてな
ることを特徴としている。
【0019】すなわち、転写ロールを用いたローラ転写
方式では転写効率が95%程度を確保でき、未転写着色
粒子を低減できるので、ローラ転写方式を採用する。
【0020】また、本発明は、請求項6に記載したよう
に、請求項1または請求項4に記載した電子写真装置に
おいて、前記ブラシを半導電性材料から作製するととも
にバイアス電圧を印加することを特徴としている。
【0021】清掃機内に溜まったトナーをブラシを介し
て感光体表面に付着させて、現像機に回収する際に、ブ
ラシを半導電性とするとともにバイアス電圧を印加し
て、トナーがブラシから離反するようにする。なお、ブ
ラシへのバイアスを直流と交流を重畳することでトナー
の散らし作用を一層強くできる。さらにまた、ブラシに
印加する電圧の極性を切り替えることで、クリーニング
作用を向上せしめたり、感光体へのトナーの戻し作用を
調整できる。
【0022】また、本発明は、請求項7に記載したよう
に、請求項3に記載した電子写真装置において、前記ブ
レードを前記感光体に圧接して該感光体の清掃をした
後、当該ブレードを前記感光体から離反させて該感光体
を数回転させ該感光体に付着しているトナーを現像機に
おいて回収することを特徴としている。
【0023】ジャム発生時や感光体起動時には、ブレー
ドを感光体に接触させてから感光体を回転させ、感光体
上を清掃した後にブレードを感光体から離してブラシの
みの清掃に戻す。これにより、ブレードに堆積したトナ
ーを感光体で現像機まで搬送し、現像機でトナーを回収
することが可能になる。
【0024】また、本発明は、請求項8に記載したよう
に、印刷する像を表面に形成するドラム状の感光体と、
この感光体の表面を帯電させる帯電機と、この帯電機に
より帯電された感光体の表面を露光して少なくとも二値
の異なった電位レベルを形成させる露光機と、前記感光
体の表面に着色粒子を付着させる現像機と、前記感光体
に付着した着色粒子を印刷媒体に転写する転写機と、前
記印刷媒体に転写された着色粒子を当該印刷媒体に定着
する定着機と、前記印刷媒体に転写されずに前記感光体
の表面に残留した着色粒子を除去する清掃機とを備え、
前記清掃機が、前記感光体の表面の未転写着色粒子を散
らすためのブラシと、当該ブラシによる清掃後に前記感
光体表面の着色粒子を削り落すブレードを備え、当該ブ
レードを前記感光体に圧接して該感光体の清掃をした
後、当該感光体の回転を停止し、前記ブレードにより清
掃した領域が前記ブラシ位置を通過するまで前記感光体
を逆転させ、その後前記ブレードを前記感光体から離反
させるとともに当該感光体を数回転正転させて該感光体
に付着しているトナーを現像機において回収することを
特徴としている。
【0025】このように構成された電子写真装置におい
ては、帯電機によりドラム状の感光体の表面を帯電さ
せ、この帯電された感光体の表面を露光機により露光し
て少なくとも二値の異なった電位レベルを形成して静電
潜像を形成し、現像機により感光体の表面に着色粒子を
付着させて現像し、転写機により感光体に現像された着
色粒子を印刷媒体に転写し、定着機により印刷媒体に転
写された着色粒子を当該印刷媒体に定着して印刷を行
う。
【0026】一方、清掃機は印刷媒体に転写されずに感
光体の表面に残留した着色粒子をブラシで散らした後、
感光体に圧接させたブレードにより感光体の表面に付着
した着色粒子を除去し、ブレードにより清掃した領域が
ブラシ位置を通過するまで感光体を逆転させる。その
後、ブレードを感光体から離反させて感光体を数回転正
転させ、感光体に付着しているトナーを現像機において
回収する。この場合には、感光体上にトナーの塊が存在
しないので、現像機によるトナーの回収が容易であると
ともに、現像機に至るまでにトナーが飛散するのを防止
することができ、トナーの再利用を可能にする。
【0027】また、本発明は、請求項9に記載したよう
に、帯電機によりドラム状の感光体の表面を帯電させる
帯電工程と、この帯電機により帯電された感光体の表面
を露光機により露光して少なくとも二値の異なった電位
レベルを形成して静電潜像を形成する潜像形成工程と、
現像機により前記感光体の表面に着色粒子を現像する現
像工程と、転写機により前記感光体に付着した着色粒子
を印刷媒体に転写する転写工程と、定着機により前記印
刷媒体に転写された着色粒子を当該印刷媒体に定着する
定着工程と、前記印刷媒体に転写されずに前記感光体の
表面に残留した着色粒子を清掃機のブラシで散らした
後、感光体に圧接させたブレードにより前記感光体の表
面に付着した着色粒子を除去する清掃工程を有し、前記
帯電工程から前記定着工程の間、前記ブレードが前記感
光体から離反していることを特徴としている。
【0028】このように構成された電子写真装置の制御
方法においては、帯電機によりドラム状の感光体の表面
を帯電させ、この帯電された感光体の表面を露光機によ
り露光して少なくとも二値の異なった電位レベルを形成
して静電潜像を形成し、現像機により感光体の表面に着
色粒子を付着させて現像し、転写機により感光体に現像
された着色粒子を印刷媒体に転写し、定着機により印刷
媒体に転写された着色粒子を当該印刷媒体に定着して印
刷を行う。
【0029】一方、清掃機は印刷媒体に転写されずに感
光体の表面に残留した着色粒子をブラシで散らした後、
感光体に圧接させたブレードにより感光体の表面に付着
した着色粒子を除去する。このブレードは、ブレード駆
動機構により、印刷時には感光体から離反している。
【0030】従って、この電子写真装置においては、ブ
ラシにより未転写着色粒子を細かく散らして感光体の帯
電不足の影響を少なくするとともにブレードを感光体か
ら離すことにより、ブレードが未転写着色粒子に圧接し
ないのでトナー塊が発生するのを防止する。これによ
り、従来のようなブレードが感光体を圧接して感光体や
ブレードの寿命を短くするという問題を解消できること
になる。また、トナー塊の発生を防止するので、トナー
の再利用を可能にする。
【0031】また、本発明は、請求項10に記載したよ
うに、帯電機によりドラム状の感光体の表面を帯電させ
る帯電工程と、この帯電機により帯電された感光体の表
面を露光機により露光して少なくとも二値の異なった電
位レベルを形成して静電潜像を形成する潜像形成工程
と、現像機により前記感光体の表面に着色粒子を現像す
る現像工程と、転写機により前記感光体に付着した着色
粒子を印刷媒体に転写する転写工程と、定着機により前
記印刷媒体に転写された着色粒子を当該印刷媒体に定着
する定着工程と、前記印刷媒体に転写されずに前記感光
体の表面に残留した着色粒子を清掃機のブラシで散らし
た後、感光体に圧接させたブレードにより前記感光体の
表面に付着した着色粒子を除去する清掃工程を有し、前
記清掃工程において前記圧接したブレードにより着色粒
子を除去した後前記感光体の回転を停止し、前記圧接し
たブレードにより清掃した領域が前記ブラシ位置を通過
するまで前記感光体を逆転させ、その後前記ブレードを
前記感光体から離反させるとともに当該感光体を数回転
正転させて該感光体に付着しているトナーを現像機にお
いて回収することを特徴としている。
【0032】このように構成された電子写真装置の制御
方法においては、帯電機によりドラム状の感光体の表面
を帯電させ、この帯電された感光体の表面を露光機によ
り露光して少なくとも二値の異なった電位レベルを形成
して静電潜像を形成し、現像機により感光体の表面に着
色粒子を付着させて現像し、転写機により感光体に現像
された着色粒子を印刷媒体に転写し、定着機により印刷
媒体に転写された着色粒子を当該印刷媒体に定着して印
刷を行う。
【0033】一方、清掃機は印刷媒体に転写されずに感
光体の表面に残留した着色粒子をブラシで散らした後、
感光体に圧接させたブレードにより感光体の表面に付着
した着色粒子を除去し、ブレードにより清掃した領域が
ブラシ位置を通過するまで感光体を逆転させる。その
後、ブレードを感光体から離反させて感光体を数回転正
転させ、感光体に付着しているトナーを現像機において
回収する。この場合には、感光体上にトナーの塊が存在
しないので、現像機によるトナーの回収が容易であると
ともに、現像機に至るまでにトナーが飛散するのを防止
することができ、トナーの再利用を可能にする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1には、本発明に係る
電子写真装置10の一実施形態が示されている。この電
子写真装置10では、中央に、印刷する像を表面に形成
するドラム状の感光体11を矢印方向へ回転自在に備
え、この感光体11の周囲に、感光体11の表面を帯電
させる帯電機12を有している。この帯電機12は、帯
電機用高圧電源13に接続されており、高圧が印加され
る。
【0035】また、感光体11の周囲には、帯電機12
により帯電された感光体11の表面を露光して少なくと
も二値の異なった電位レベルを形成させる露光機14お
よび感光体11の表面にトナー15を現像する現像機1
6が設けられている。この現像機16では、第1現像ロ
ール17および第2現像ロール18が感光体11に対向
して、回転自在に設けられている。第1現像ロール17
は、その表面が感光体11の表面の移動方向と逆の方向
へ移動するように回転駆動されており、第2現像ロール
は、その表面が感光体11の表面の移動方向と同じ方向
へ移動するように回転駆動されている。なお、第1現像
ロール17および第2現像ロール18は、ともにバイア
ス電圧用高圧電源19に接続されており、バイアス電圧
が印加されている。
【0036】また、感光体11の周囲には、感光体11
に付着したトナー15を印刷媒体である用紙20に転写
する転写機21と、用紙20に転写されたトナーを加熱
加圧して固定する定着機22を備えている。転写機21
は転写機用高圧電源23に接続されており、高圧が印加
されている。
【0037】さらに、用紙20に転写されずに感光体1
1上に残ったトナー15を清掃する清掃機24、露光さ
れずに電位が残った感光体11を除電する除電機25を
備えている。清掃機24では、感光体11表面に付着し
ているトナー15を払い落とすためのブラシ26、感光
体11上のトナー15掻き落すためのブレード27、清
掃機24内に蓄積したトナー15を回収する図示省略の
トナーバックへ搬送するトナースクリュー28が設けら
れている。
【0038】ブレード27には、ブレード27を感光体
11に接近・離反させるブレード駆動機構29が設けら
れている。このブレード駆動機構29は、例えば支点3
0回りに旋回可能な棒部材31の一端にブレード27を
交換可能に取り付け、他端をアクチュエータのような移
動手段32により往復移動させることによりブレード2
7を感光体11に接近・離反させることができる。
【0039】次に、図2を参照して、上述した電子写真
装置10の制御方法の第1実施形態について説明する。
まず、帯電工程において、帯電機12をONにし、ドラ
ム状の感光体11をONとして表面を−500V〜−700V
に帯電させる。帯電機12は、スコロトロン方式で、コ
ロトロンワイヤには−5kV〜−6kVを印加してコロ
ナ放電させ、グリッドに−500V〜−700V印加して帯電
電位V0の安定化を図っている。
【0040】潜像形成工程において、帯電機12により
帯電された感光体11の表面を露光機14で露光して少
なくとも二値の異なった電位レベルを形成する。すなわ
ち、露光された部分は−50V〜−100Vの電位となり、
静電潜像を形成する。なお、露光機14としては、レー
ザまたはLEDを使用できる。
【0041】そして、現像工程において、現像機16に
より感光体11の表面に形成された静電潜像にトナー1
5を現像して可視化する。なお、ここではトナー15と
キャリアから成る二成分現像剤を用いている。トナー1
5の平均粒径は5μm〜12μm、キャリアの平均粒径は
30μm〜120μmで、トナー濃度(現像剤中のトナー重
量÷現像剤重量)が2.56wt%〜6wt%である。
【0042】小粒径のトナー15を用いた場合にブレー
ドクリーニングするには、大きな押圧力が必要となり、
感光体11の磨耗やブレード27の磨耗が著しくなると
ともに、押圧部でトナー15の塊が形成されやすくな
り、さらに感光体11の表面にトナー15がフィルミン
グし易くなること、および小粒径キャリアが感光体11
に付着した場合に、ブレード27と感光体11との間に
食い込みやすく、感光体11やブレード27を傷付け易
いため、本発明では特にトナー平均粒径を5〜8μm、
キャリア平均粒径を30〜60μm程度にするのが好ま
しい。
【0043】ここで、第1現像ロール17に印加される
バイアス電圧VB1は−300V〜−500Vで、第2現像ロー
ル18に印加されるバイアス電圧VB2は−350V〜−550
Vにする。これは、帯電電位V0とバイアス電圧VBの
電圧差(V0−VB)が大きくなると、感光体11から現
像ロール17、18へトナー15を押し付ける力が増加
し、電圧差(V0−VB)が小さくなると現像ロール1
7、18から感光体11へトナー15を押し付ける力が
増加することに基づく。従って、感光体11上の残留ト
ナーを現像機16内に回収し易くするためには、第1現
像ロール17の電圧差(V0−VB1)を第2現像ロール
18の電圧差(V0−VB2)より大きくする。すなわ
ち、第1現像ロール17のバイアス電圧VB 1と第2現像
ロール18のバイアス電圧VB2との関係は、|VB1|≦
|VB2|となるようにする。
【0044】転写工程においては、感光体11上に現像
されたトナー15を用紙20に転写する。ここで、転写
機21には、コロトロン方式と密着転写方式(ベルト転
写方式/ローラ転写方式)がある。コロトロン方式の転
写効率は80%程度であるが、密着転写方式の転写効率
は95%程度を確保することでき未転写着色粒子である
未転写トナー15をコロトロン方式の1/4程度に低減
できるので、本発明では、転写ロール33による密着転
写方式を採用している。図2に示すように、転写機21
である転写ロール33では、−0.5kVと3.5kVを交互
に印加して転写を行い、印刷が完了したらOFFとな
る。
【0045】次に、定着工程において、定着機22によ
り用紙20に転写されたトナー15を用紙20に定着し
て印刷は完了する。
【0046】また、清掃工程では、清掃機24により用
紙20に転写されずに感光体11の表面に残留したトナ
ー15(未転写トナー)をブラシ26で散らした後、感
光体11に圧接させたブレード27により感光体11の
表面に付着したトナー15(未転写トナー)を除去す
る。すなわち、トナー15(未転写トナー)は、エッジ
効果により像の周縁部に多く残留しており、このまま帯
電工程、露光工程、現像工程を行うと、余印刷が発生す
る。この余印刷を防止するために、像の周縁部に密集し
ているトナー15(未転写トナー)をブラシ26によっ
てトナー15(未転写トナー)を1粒づつにばらけさせ
る。これにより、余印刷がかぶりレベルになって問題な
くなる。
【0047】ブラシ26を感光体11の回転方向と逆方
向に回転させると、トナー15(未転写トナー)を感光
体11から叩き落してしまい、トナー15(未転写トナ
ー)を感光体11上に残して現像機16に戻すことがで
きなくなる。このため、ブラシ26の回転は、感光体1
1と同じ方向すなわち順方向で、かつ、同程度の周速度
で回転させる。従って、ブラシ26と感光体11の周速
比は、0.5〜1.5程度とするのが望ましい。
【0048】なお、清掃機24内に溜まったトナー15
(未転写トナー)やキャリアや紙粉は、トナースクリュ
ー28でトナーバックに回収される。このトナーバック
に回収されたトナー15(未転写トナー)をトナー補給
装置に戻して再利用することも考えられるが、スクリュ
ー機構で回収する際にトナー15(未転写トナー)にス
トレスを与え、劣化させるので好ましくない。
【0049】この弊害を回避するには、ブラシ26を介
して清掃機24内に溜まったトナー15(未転写トナ
ー)を感光体11表面に付着させて、現像機16に回収
するようにするのが好ましい。このため、ブラシ26を
半導電性として、トナー15(未転写トナー)をブラシ
26から離反する極性のバイアス電圧をブラシ26に印
加する。
【0050】また、ブラシ26へのバイアスを直流と交
流を重畳することでトナー15(未転写トナー)の散ら
し作用を増強できる。さらにまた、ブラシ26に印加す
る電圧の極性を切り替えることで、クリーニング作用を
向上せしめたり、感光体11へのトナー15(未転写ト
ナー)の戻し作用を調整できる。例えば、用紙間領域で
この戻し作用を大きくすると、トナー15(未転写トナ
ー)の回収効率を上げることができる。
【0051】ブラシ26は感光体11と逆方向に回転す
るとトナー15(未転写トナー)を感光体11から叩き
落してしまい、トナー15(未転写トナー)を感光体1
1の表面に残して現像機16に戻すことができないた
め、ブラシ26の回転方向は感光体11と順方向が好ま
しい。
【0052】また、キャリアおよび紙粉は、径がトナー
と比較して大きいので感光体11への付着力は小さい。
感光体11とブラシ26との速度差を適切にすることに
より、トナー15(未転写トナー)叩き落さずにキャリ
アおよび紙粉を叩き落すことが可能となる。感光体11
とブラシ26との速度差が大きいと叩き落し力が増加
し、小さいと叩き落し力が少なくなる。従って、ブラシ
26の回転速度は、感光体11の週速と同程度が好まし
く、ブラシ26と感光体11との週速比は0.5〜1.
5が好ましい。
【0053】これにより、トナー15(未転写トナー)
より大きなキャリアおよび紙粉は、ブラシ26により感
光体11から叩き落され、かつ、トナー15(未転写ト
ナー)は散らされて画質上の問題を起こすことなく現像
機16まで搬送されて回収され、トナーリサイクルが可
能になる。
【0054】なお、ジャム発生時には、感光体11上に
現像直後のトナー像が残っており、これをブラシ26の
みで完全に散らすことは困難であり、電子写真装置10
内部をトナー15(未転写トナー)で汚す原因となる。
また、感光体11起動時には帯電機12から現像機16
までの間の感光体11に帯電されていない部分が発生
し、トナー15(未転写トナー)が現像されてしまう場
合がある。
【0055】これらの対策のため、図2に示すように、
ジャム発生時や感光体11起動時には、ブレード27を
ONにして感光体11に接触させてから感光体11をO
Nとして回転させ、感光体11上を清掃して感光体11
が数回転した後にブレード27を感光体11から離して
OFFとし、ブラシ26のみの清掃に戻す。なお、ブラ
シ26は清掃工程においてずっとONとなって回転して
いる。これにより、ブレード27に堆積したトナー15
(未転写トナー)を感光体11で現像機16まで搬送
し、現像機16で回収できる。
【0056】次に、図3を7照して、上述した電子写真
装置10の制御方法の第2実施形態について説明する。
なお、前述した第1実施形態と共通する部位には同じ符
号を付すとともに重複する説明は省略する。
【0057】この第2実施形態においては、図3に示す
ように、感光体11の起動時等にブレード27をONと
して感光体11にブレード27を圧接した状態で感光体
11の表面に残留したトナー15(未転写トナー)をブ
ラシ26で散らした後、感光体11に圧接させたブレー
ド27により感光体11の表面に付着したトナー15
(未転写トナー)を除去したら、帯電機12をOFFと
して正転(時針方向)している感光体11の回転を停止
するとともにブラシ26およびブレード27をOFFと
する。さらに、ブレード27により清掃した領域がブラ
シ26位置を通過する程度まで感光体11を逆回転(反
時針方向)して、ブレード27を感光体11から離した
OFFの状態で感光体11をONとして正転に戻してト
ナー15(未転写トナー)を回収する。
【0058】この場合には、感光体11上にトナー15
の塊が存在しないので、現像機16によるトナー15
(未転写トナー)の回収が容易であるとともに、現像機
16に至るまでにトナー15(未転写トナー)が飛散す
るのを防止できる。
【0059】なお、本発明の電子写真装置および電子写
真装置の制御方法は、前述した各実施形態に限定される
ものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、ブラシにより未転写着
色粒子を細かく散らして感光体の帯電不足の影響を少な
くするとともにブレードを感光体から離すことにより、
ブレードが未転写着色粒子に圧接しないのでトナー塊が
発生するのを防止できる。また、ブレードが感光体を圧
接しないので感光体やブレードの寿命を長くできる。さ
らに、トナー塊の発生を防止するので、トナーの再利用
を図ることができる。
【0061】また、本発明によれば、請求項2に記載し
たように、第1現像ロールの帯電電位とバイアス電圧と
の電圧差を大きくすることにより感光体から現像ロール
へトナーを押し付ける力を強くして、第1現像ロールに
より感光体の残留トナーを確実に回収できる。
【0062】そして、本発明によれば、請求項3に記載
したように、印刷媒体のジャムまたは感光体起動時およ
び停止時には、ブレード駆動機構がブレードを感光体に
圧接させて感光体をブレードで清掃するので、ジャム発
生時に感光体上に残っている現像直後の着色粒子を除去
して電子写真装置内部を着色粒子で汚すのを防止できる
とともに、感光体起動時には帯電機から現像機までの間
の感光体に帯電されていない部分が発生して着色粒子が
現像されてしまうのを防止できる。
【0063】また、本発明によれば、請求項4に記載し
たように、ブラシを感光体と同じ方向すなわち順方向
で、かつ、同程度の周速度で回転させるので、未転写着
色粒子を感光体上に残して現像機に戻すことができる。
【0064】さらに、本発明によれば、請求項5に記載
したように、転写ロールを用いたローラ転写方式を採用
するので、未転写着色粒子を低減して高い転写効率を確
保できる。
【0065】また、本発明によれば、請求項6に記載し
たように、ブラシを半導電性とするとともにバイアス電
圧を印加してトナーがブラシから離反するようにするの
で、清掃機内に溜まったトナーをブラシを介して感光体
表面に付着させて現像機に回収できる。
【0066】そして、本発明によれば、請求項7に記載
したように、ジャム発生時や感光体起動時には、ブレー
ドを感光体に接触させてから感光体を回転させ、感光体
上を清掃して感光体が数回転した後にブレードを感光体
から離してブラシのみの清掃に戻すので、ブレードに堆
積したトナーを感光体で現像機まで搬送し、現像機でト
ナーを回収できる。
【0067】また、本発明によれば、請求項8に記載し
たように、印刷媒体に転写されずに感光体の表面に残留
した着色粒子をブラシで散らした後、感光体に圧接させ
たブレードにより感光体の表面に付着した着色粒子を除
去し、その後、ブレードを感光体から離反させて感光体
を数回転正転させるので、現像機によるトナーの回収が
容易であるとともに、現像機に至るまでにトナーが飛散
するのを防止することができ、トナーの再利用を図るこ
とができる。
【0068】さらに、本発明によれば、請求項9に記載
したように、印刷媒体に転写されずに感光体の表面に残
留した着色粒子を清掃機のブラシで散らした後、感光体
に圧接させたブレードにより感光体の表面に付着した着
色粒子を除去するので、未転写着色粒子を細かく散らし
て感光体の帯電不足の影響を少なくできる。また、ブレ
ードは印刷時には感光体から離反しているので、トナー
塊が発生するのを防止してトナーの再利用を図ることが
できる。さらに、ブレードが感光体を圧接しないので、
感光体やブレードの寿命を長くできる。
【0069】そして、本発明によれば、請求項10に記
載したように、印刷媒体に転写されずに感光体の表面に
残留した着色粒子を清掃機のブラシで散らした後、感光
体に圧接させたブレードにより感光体の表面に付着した
着色粒子を除去し、ブレードにより清掃した領域がブラ
シ位置を通過するまで感光体を逆転させ、その後、ブレ
ードを感光体から離反させて感光体を数回転正転させる
ので、感光体上におけるトナーの塊の発生を防止して、
現像機によるトナーの回収を容易にできる。また、現像
機に至るまでにトナーが飛散するのを防止することがで
き、トナーの再利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真装置の実施形態を示す概
略断面図である。
【図2】本発明に係る電子写真装置の制御方法の第1実
施形態を示すタイムチャートである。
【図3】本発明に係る電子写真装置の制御方法の第2実
施形態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 電子写真装置 11 感光体 12 帯電機 14 露光機 15 トナー(着色粒子) 16 現像機 17 第1現像ロール 18 第2現像ロール 20 用紙(印刷媒体) 21 転写機 22 定着機 24 清掃機 26 ブラシ 27 ブレード 29 ブレード駆動機構 33 転写ロール
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 500 G03G 15/08 507B 21/14 21/00 372 (72)発明者 法橋 誠斉 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 2H027 ED02 ED24 ED28 EE02 EE07 EF07 EF11 EF13 EK09 2H073 BA02 BA13 BA45 2H077 AA37 AC16 AD02 AD06 AD35 DB08 EA01 EA21 GA02 GA03 2H134 GA01 GB02 HD08 HD18 HF13 JA11 KB07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷する像を表面に形成するドラム状の
    感光体と、この感光体の表面を帯電させる帯電機と、こ
    の帯電機により帯電された感光体の表面を露光して少な
    くとも二値の異なった電位レベルを形成させる露光機
    と、前記感光体の表面に着色粒子を付着させる現像機
    と、前記感光体に付着した着色粒子を印刷媒体に転写す
    る転写機と、前記印刷媒体に転写された着色粒子を当該
    印刷媒体に定着する定着機と、前記印刷媒体に転写され
    ずに前記感光体の表面に残留した着色粒子を除去する清
    掃機とを備え、 前記清掃機が、前記感光体表面の着色粒子を散らすブラ
    シと、前記感光体表面の着色粒子を削り落とすブレード
    と、このブレードを印刷時には当該感光体表面から離反
    させるブレード駆動機構を有することを特徴とする電子
    写真装置。
  2. 【請求項2】 前記現像機が、前記感光体の表面の移動
    方向と逆方向に表面が移動するように回転する第1現像
    ロールと、前記感光体の表面の移動方向と同じ方向に表
    面が移動するように回転する第2現像ロールとを備え、 前記第1現像ロールに印加されるバイアス電圧の絶対値
    が前記第2現像ロールに印加されるバイアス電圧の絶対
    値よりも大きくないことを特徴とする請求項1に記載し
    た電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレード駆動機構が、前記印刷媒体
    のジャムまたは前記感光体起動時および停止時に、前記
    ブレードを前記感光体に圧接させることを特徴とする請
    求項1に記載した電子写真装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラシの先端が前記感光体の表面と
    同じ方向へ移動するように回転させるとともに当該ブラ
    シと前記感光体の周速比を0.5〜1.5にすることを
    特徴とする請求項1に記載した電子写真装置。
  5. 【請求項5】 前記転写機が、ローラ転写方式のための
    転写ロールを備えてなることを特徴とする請求項1に記
    載した電子写真装置。
  6. 【請求項6】 前記ブラシを半導電性材料から作製する
    とともにバイアス電圧を印加することを特徴とする請求
    項1または4に記載した電子写真装置。
  7. 【請求項7】 前記ブレードを前記感光体に圧接して該
    感光体の清掃をした後、当該ブレードを前記感光体から
    離反させて該感光体を数回転させ該感光体に付着してい
    るトナーを現像機において回収することを特徴とする請
    求項3に記載した電子写真装置。
  8. 【請求項8】 印刷する像を表面に形成するドラム状の
    感光体と、この感光体の表面を帯電させる帯電機と、こ
    の帯電機により帯電された感光体の表面を露光して少な
    くとも二値の異なった電位レベルを形成させる露光機
    と、前記感光体の表面に着色粒子を付着させる現像機
    と、前記感光体に付着した着色粒子を印刷媒体に転写す
    る転写機と、前記印刷媒体に転写された着色粒子を当該
    印刷媒体に定着する定着機と、前記印刷媒体に転写され
    ずに前記感光体の表面に残留した着色粒子を除去する清
    掃機とを備え、 前記清掃機が、前記感光体の表面の未転写着色粒子を散
    らすためのブラシと、当該ブラシによる清掃後に前記感
    光体表面の着色粒子を削り落すブレードを備え、 当該ブレードを前記感光体に圧接して該感光体の清掃を
    した後、当該感光体の回転を停止し、前記ブレードによ
    り清掃した領域が前記ブラシ位置を通過するまで前記感
    光体を逆転させ、その後前記ブレードを前記感光体から
    離反させるとともに当該感光体を数回転正転させて該感
    光体に付着しているトナーを現像機において回収するこ
    とを特徴とする電子写真装置。
  9. 【請求項9】 帯電機によりドラム状の感光体の表面を
    帯電させる帯電工程と、この帯電機により帯電された感
    光体の表面を露光機により露光して少なくとも二値の異
    なった電位レベルを形成して静電潜像を形成する潜像形
    成工程と、現像機により前記感光体の表面に着色粒子を
    現像する現像工程と、転写機により前記感光体に付着し
    た着色粒子を印刷媒体に転写する転写工程と、定着機に
    より前記印刷媒体に転写された着色粒子を当該印刷媒体
    に定着する定着工程と、前記印刷媒体に転写されずに前
    記感光体の表面に残留した着色粒子を清掃機のブラシで
    散らした後、感光体に圧接させたブレードにより前記感
    光体の表面に付着した着色粒子を除去する清掃工程を有
    し、 前記帯電工程から前記定着工程の間、前記ブレードが前
    記感光体から離反していることを特徴とする電子写真装
    置の制御方法。
  10. 【請求項10】 帯電機によりドラム状の感光体の表面
    を帯電させる帯電工程と、この帯電機により帯電された
    感光体の表面を露光機により露光して少なくとも二値の
    異なった電位レベルを形成して静電潜像を形成する潜像
    形成工程と、現像機により前記感光体の表面に着色粒子
    を現像する現像工程と、転写機により前記感光体に付着
    した着色粒子を印刷媒体に転写する転写工程と、定着機
    により前記印刷媒体に転写された着色粒子を当該印刷媒
    体に定着する定着工程と、前記印刷媒体に転写されずに
    前記感光体の表面に残留した着色粒子を清掃機のブラシ
    で散らした後、感光体に圧接させたブレードにより前記
    感光体の表面に付着した着色粒子を除去する清掃工程を
    有し、 前記清掃工程において前記圧接したブレードにより着色
    粒子を除去した後前記感光体の回転を停止し、前記圧接
    したブレードにより清掃した領域が前記ブラシ位置を通
    過するまで前記感光体を逆転させ、その後前記ブレード
    を前記感光体から離反させるとともに当該感光体を数回
    転正転させて該感光体に付着しているトナーを現像機に
    おいて回収することを特徴とする電子写真装置の制御方
    法。
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