JP2003185784A - 原子炉内構造物の保全・補修装置 - Google Patents

原子炉内構造物の保全・補修装置

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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】原子炉内部の構造物の検査や保全・補修を、水
中で遠隔で行うにあたり、施工工具などの精確な位置決
めや走査移動を可能とする 【解決手段】原子炉内の筒状部の内部に挿入・取出しが
可能な保全・補修作業支援装置1と、保全・補修作業支
援装置によって筒状部150の外面に沿って駆動されて
筒状部の外面の検査、保全または補修を行う保全・補修
走査機構部30と、を有する原子炉内保全・補修装置で
あって、保全・補修作業支援装置は、筒状部に挿入され
た状態でその筒状部の半径方向に広がることのできる展
開機構4aと、展開機構の先端部付近に取り付けられて
筒状部の内面に対向するように配置される磁石13と、
磁石を筒状部の内面に沿って移動させる移動機構8と、
を有し、保全・補修走査機構部は、磁石によって吸引さ
れ、移動機構による磁石の動きに追随して駆動されるよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉内保全・補
修装置に関し、特に、例えば沸騰水形原子炉内部のジェ
ットポンプディフーザ管などの筒状部の予防保全や事後
保全や補修などの保全作業を水中遠隔で実施するのに好
適な原子炉内保全・補修装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軽水炉、例えば沸騰水型原子炉の炉内構
造物は、高温高圧環境下において十分な耐食性と高温強
度を有する材料、例えばオーステナイトステンレス鋼ま
たはニッケル基合金によって構成されている。
【0003】しかしながら、炉内構造物のうち、交換困
難な部材についてはこれらの部材がプラントの長期に及
ぶ運転により厳しい環境に曝され、また中性子照射の影
響もあり材料劣化の問題が懸念される。特に、炉内構造
物の溶接部近傍は溶接入熱による材料の鋭敏化および引
張り残留応力の影響で潜在的な応力腐食割れの危険性を
有している。
【0004】原子炉予防保全、補修の対象となっている
原子炉圧力容器内の構造物には、複雑で狭隘な箇所が存
在する(例えば、特開平11−174191号公報参
照)。沸騰水型原子炉のシュラウド胴外壁とバッフルプ
レート、および原子炉圧力容器内壁で仕切られた空間
(アニュラス部)に存在する溶接構造物は特に複雑で狭
隘である。
【0005】このシュラウド胴外壁とバッフルプレー
ト、および原子炉圧力容器内壁で仕切られた空間に存在
する主な溶接構造物はジェットポンプである。ジェット
ポンプは、ライザ管、インレットミキサ、ディフューザ
管などの要素から構成される複雑な形状のポンプであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ジェットポンプのディ
フーザ管は、上から、シェルと呼ばれる円錐管状の管
と、テールパイプと呼ばれる円筒管と、アダプタ管と呼
ばれる円筒管とから構成され、アダプタ管はさらに、二
つの円筒管で構成され、アダプタ管の下端がバッフルプ
レートに溶接されている。その各々が溶接構造体となっ
ており、潜在的な応力腐食割れの危険性を有している。
本発明で施工対象とする個所は、例えばこのディフュー
ザ管の内外面の溶接部近傍である。特に、テールパイプ
の周囲には差圧計装管がシュラウド外壁との間隙を水平
に這っており、それより下の溶接線に対してのアクセス
を困難としてしている。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決しようと
するものであって、例えばジェットポンプのディフュー
ザ管の溶接部などの狭隘な原子炉内部の筒状構造物の検
査や保全・補修を、原子炉停止時に水中で遠隔で行うに
あたり、施工工具などの精確な位置決めや走査移動を可
能とする装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであって、請求項1の発明は、原子炉停止時に
その原子炉内の筒状部の内部に挿入・取出しが可能な保
全・補修作業支援装置と、この保全・補修作業支援装置
によって前記筒状部の外面に沿って駆動されてその筒状
部の外面の検査、保全または補修の少なくとも一つを行
なう保全・補修走査機構部と、を有する原子炉内保全・
補修装置であって、前記保全・補修作業支援装置は、前
記筒状部内に挿入された状態でその筒状部の半径方向に
広がることのできる展開機構と、前記展開機構の先端部
付近に取り付けられて前記筒状部の内面に対向するよう
に配置される磁石と、前記磁石を前記筒状部の内面に沿
って移動させる移動機構と、を有し、前記保全・補修走
査機構部は、前記磁石によって吸引され、前記移動機構
による前記磁石の動きに追随して駆動されるように構成
されていること、を特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の原子炉内保全・補修装置において、前記移動機構は、
前記磁石を前記筒状部の軸方向および周方向に移動させ
ることができるように構成されていること、を特徴とす
る。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
の原子炉内保全・補修装置において、前記保全・補修作
業支援装置は、前記筒状部に固定されるロック機構を有
し、前記移動機構は、前記ロック機構に対して相対的に
前記磁石を移動させるさせるように構成されているこ
と、を特徴とする。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項1に記載
の原子炉内保全・補修装置において、前記展開機構は、
リンク機構を利用するものであること、を特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1に記載の原子炉内保
全・補修装置において、前記前記保全・補修作業支援装
置は、前記筒状部内面に押し当てられてこれに沿って回
転可能な自在輪を有すること、を特徴とする。
【0012】また、請求項6の発明は、請求項1に記載
の原子炉内保全・補修装置において、前記保全・補修走
査機構部は磁性体からなり、前記筒状部の外面に沿って
回転可能な車輪を有すること、を特徴とする。
【0013】また、請求項7の発明は、請求項1に記載
の原子炉内保全・補修装置において、前記保全・補修走
査機構部は、少なくとも二つの自由度を有するサーボ駆
動式の走査機構を有すること、を特徴とする。
【0014】また、請求項8の発明は、請求項1に記載
の原子炉内保全・補修装置において、前記原子炉内の筒
状部はジェットポンプディフューザ管であること、を特
徴とする。
【0015】また、請求項9の発明は、請求項1に記載
の原子炉内保全・補修装置において、前記保全・補修走
査機構部には前記筒状部の外面にレーザ光を照射するた
めの光学ヘッドが取り付けられており、この光学ヘッド
に光を送る光ケーブルを有すること、を特徴とする。
【0016】また、請求項10の発明は、請求項9に記
載の原子炉内保全・補修装置において、前記保全・補修
走査機構部は、前記レーザ光を前記筒状部の外面に集光
するための自動焦点機構を有すること、を特徴とする。
【0017】また、請求項11の発明は、請求項9に記
載の原子炉内保全・補修装置において、前記保全・補修
走査機構部は、前記レーザ光が照射される筒状部の外面
に水またはガスを噴射するノズルと、このノズルに水ま
たはガスを供給するホースを有し、このホースは少なく
とも部分的に前記光ケーブルと一体化されて複合構造に
なっていること、を特徴とする。
【0018】また、請求項12の発明は、請求項11に
記載の原子炉内保全・補修装置において、前記複合構造
は、前記水またはガスが通る空間の中に前記光ケーブル
が配置された構造であること、を特徴とする。
【0019】また、請求項13の発明は、請求項1に記
載の原子炉内保全・補修装置において、前記保全・補修
走査機構部は、前記筒状部の外面に超音波を当ててその
超音波の反射波を受信する超音波センサを有すること、
を特徴とする。
【0020】また、請求項14の発明は、請求項1に記
載の原子炉内保全・補修装置において、前記保全・補修
走査機構部は、前記筒状部の外面の金属表層のフェライ
ト含有量を計測する計測システムを有すること、を特徴
とする。
【0021】また、請求項15の発明は、請求項1に記
載の原子炉内保全・補修装置において、前記展開機構の
先端部付近に取り付けられて前記筒状部の内面に沿って
駆動され、その筒状部の内面の検査、保全または補修の
少なくとも一つを行う内面保全・補修走査機構部をさら
に有すること、を特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る原子炉保全
・補修装置の一実施の形態の保全・補修作業支援装置1
を沸騰水型原子炉のジェットポンプのディフューザ管1
50内に設置した状態を示す。ディフューザ管150は
原子炉圧力容器(図示せず)内でバッフルプレート13
3上に溶接されている。保全・補修作業支援装置1が図
1に示すように設置される前に、原子炉は停止され、原
子炉圧力容器の蓋(図示せず)が開放され、ディフュー
ザ管150の上方に位置するジェットポンプのインレッ
トミキサ(図示せず)が取り外されており、ディフュー
ザ管150の上端の開口部150aが開放されている。
また、図1に示すディフューザ管150周辺全体が、水
で満たされている。
【0023】保全・補修作業支援装置1は、ディフュー
ザ管150の上端の開口部150aより挿入可能な縦に
長い外観をしており、空圧シリンダ2、支柱3、傘のよ
うな構成により開いたり閉じたりが可能なリンク構造の
アーム4と、アーム4の先端にはボールポイントのロー
ラ5を有する押付けパッド6と、ロック機構7と、昇降
・回転機構8とから構成される。
【0024】本実施の形態では、リンク構造のアーム4
の数を四つで構成する例を示す。この各アーム4はリン
ク4aにより同時に開いたり閉じたりが可能な構成とな
っており、その駆動は空圧シリンダ2による。空圧シリ
ンダ2はスプリング復帰式のシリンダであり、アーム4
が閉じる方向は空圧がスプリングの復元力だけで動作可
能な構成となっている。
【0025】ロック機構7は、空圧シリンダ9と、2対
の張出しリンク機構10と、パッド11とから構成さ
れ、ディフューザ管150の末端入口内部で保全・補修
作業支援装置1のベース部12を固定する機能を持つ。
なお、一つまたは複数のアーム4には電磁石13が内蔵
されており、後述の保全・補修走査機構部30(図2参
照)をディフューザ管150の壁面を介して磁気吸着可
能な構成としている。
【0026】図2は、図1の保全・補修作業支援装置1
と組み合わせて使用される保全・補修走査機構部30の
一実施の形態を示す。保全・補修走査機構部30は、ベ
ースユニット31と走査機構32と押付け機構33と工
具装着部34と各種の工具ヘッド35とからなる。ベー
スユニット31には磁性体の素材からなるボールキャス
ター状の回転自在の車輪36が複数あり、そのレイアウ
トは図1の電磁石13のN極、S極の位置、数と一致し
ている。
【0027】走査機構32は、直交する2自由度の直動
機構であり、二つのサーボモータ駆動機構37a、37
bと、ボールネジ38a、38b、リニアガイド39
a、39bから構成される。押付け機構33は、リニア
ガイド40、空圧シリンダ41から構成される。工具装
着部34は、例えば市販の空圧コネクタ42や電気コネ
クタ43などを集合した複合型の水中コネクタ44を内
蔵したボルト接合の接合部である。
【0028】本実施の形態では、まず、ジェットポンプ
の構成要素であるヘッドボルト、180度エルボ、バレ
ルなどから構成されるインレットミキサ(図示せず)を
外し、ディフューザ管150の上端が上方から覗ける状
態にし、その開口部150aより保全・補修作業支援装
置1を侵入させる。保全・補修作業支援装置1は吊り具
(図示せず)を用いて炉内水中へ吊り降ろし、開口部1
50aよりディフーザ管150内部へ挿入させる。
【0029】保全・補修作業支援装置1の外形寸法を、
リンク4aを閉じた状態ではディフューザ管150の上
端の開口部150aよりも小さくし、開いた状態ではデ
ィフューザ管150の内径よりも大きくすることができ
る。リンク4aを閉じた状態でロック機構7のパッド1
1がディフューザ管150上端に達する位置まで保全・
補修作業支援装置1をディフューザ管150内部に挿入
し、その位置で、ロック機構7の空圧シリンダ9により
リンク機構10を動作させパッド11をディフューザ管
150内壁に押し当て、保全・補修作業支援装置1のベ
ース部12を固定する。
【0030】さらに、空圧シリンダ2に圧力をかけてリ
ンク4aを開き、アーム4の先端の押付けパッド6をデ
ィフューザ管150内壁に押し当てる。押付けパッド6
にはローラ5がついており、回転・昇降機構8の機構の
駆動により壁面に沿って周方向に回転、軸方向に移動が
可能である。この押付けパッド6の一つには強力な電磁
石13が内蔵されており、保全・補修走査機構部30
(図2)をディフューザ管150壁面を介して磁気吸着
させることができ、これを吸着させながら、回転・昇降
機構8の動作により、保全・補修走査機構部30を任意
の位置に移動させることが可能である。
【0031】次に、保全・補修走査機構部30を吊り具
により炉内へ吊り降ろし、ディフューザ管150の外壁
に近づける。保全・補修走査機構部30の車輪36がデ
ィフューザ管150内壁に押し付けられている保全・補
修作業支援装置1の電磁石13に接近すると、磁界を形
成し、保全・補修走査機構部30はディフューザ管15
0外壁に吸着される。
【0032】車輪36と電磁石13の数は同じで1対1
に対応し、互いに吸着しあい、保全・補修走査機構部3
0の姿勢は一義に決定され、この姿勢を保ちながらディ
フューザ管150外壁上を移動することが可能となる。
吸着後、押付け機構33で工具ヘッド35を壁面に押し
付け、走査機構32の2自由度を用いて、一定の範囲の
施工を実施する。例えば、レーザピーニング施工の場合
(後述。図3参照)の具体的施工方法は、1軸は走査軸
にもう1軸は送り軸に使用する。走査軸は、一定の速度
で繰り返し走査移動を行い、一走査移動ごとに、送り軸
を一ピッチ移動させることで施工を行う。
【0033】工具装着部34には、複合式の水中コネク
タ44が内蔵されており、各種工具で共有使用が可能な
ユーティリティ、例えばパージ圧や、水、ガスの供給な
どは工具装着部34のコネクタを介して供給を受けるこ
とも可能である。
【0034】従来は、例えばジェットポンプのディフュ
ーザ管150の下部周辺の溶接線の予防保全や補修作業
は、対象個所が狭隘で、かつその侵入経路が差圧計装管
に妨げられているがために、実施が極めて困難であっ
た。しかし、図1、図2で示すようにディフューザ管1
50内側に電磁石13を有する保全・補修作業支援装置
1を入れて誘導することで、アクセスが容易になる。従
来では直接単独の施工装置でディフューザ管150外面
を移動する方法を採っていたが、本実施の形態によれ
ば、極めて小型軽量な施工装置により、正確で信頼性の
高い施工が実現可能となる。
【0035】図3は、図2に示す保全・補修走査機構部
30の工具ヘッド35としてレーザピーニングヘッド4
5を装着した例を示す。そのレーザピーニングヘッド4
5は、レーザ光を伝送する光ファイバケーブル46、送
水ホース47、電気信号ケーブル48から構成される複
合ケーブル49と、水中コネクタ部50と、自動焦点機
構51と、水ジェットノズル52とから主に構成され
る。自動焦点機構51はさらに、超音波モータ55を駆
動アクチュエータとして集光レンズ54を平行移動させ
る構造となっている。
【0036】通常、溶接構造物の溶接部近傍には溶接施
工時に引張り応力が表面に残る。この表面の引張りの応
力状態をそのままにして、溶存酸素が存在する水中下
で、長時間放射線に曝されると応力腐食割れが発生する
ことがある。この応力腐食割れは、溶接部近傍の表面応
力状態を機械的な加工により圧縮応力状態にすることに
より予防することがができる。
【0037】この応力改善の工法の一つとしてレーザピ
ーニング工法がある。レーザピーニングとは、水中下で
強力な出力レベルのレーザパルス光を金属表面にパルス
照射する加工方法である。原理は、強烈な光エネルギー
で照射表面に金属プラズマを発生させ、そのプラズマが
発生するときの圧力波により表面応力状態を圧縮に変え
る方法である。この施工方法では、強力なパルスレーザ
光を炉内対象物まで伝送することが肝要である。
【0038】図3に示すように、光ファイバケーブル4
6を用いて伝送する方法によれば、ヘッドの動きに合わ
せて機械的に変形することが必要な伝送管方式に比べ、
曲げに対して柔軟な光ファイバ伝送としているため、シ
ュラウド胴や差圧計装管の障害物がある環境でも、容易
に光を送ることができ、かつ、ディフューザ管150の
周囲を回すことも可能となる。
【0039】レーザピーニングの施工では、シース管5
8で保護された光ファーバーケーブル46の他に、照射
光路中を光路を妨げる不純物が存在しない透明な水で保
護する必要があり、清浄水を送水する送水ホース47が
必要である。また、焦点距離を自動的に補正するための
自動焦点機構51も必要で、この電気信号ケーブル48
も必要である。
【0040】光ファイバ伝送式のレーザピーニングでは
焦点深度が浅いため、正確に施工対象物に焦点を合わせ
る必要がある。施工対象は湾曲しており、かつ溶接部近
傍は溶金などで不定形な曲面となっていることが多く、
リアルタイムに焦点を調整することが必要である。
【0041】自動焦点機構51は、超音波モータ55を
駆動アクチュエータとして集光レンズ54を平行移動さ
せる小型の超音波モータ55から構成されており、これ
は、フォトセンサ(図示せず)と、参照光の戻り量を最
大となるように焦点位置をフィードバック制御する制御
用回路(図示せず)とによって自動制御される。フォト
センサは、原子炉圧力容器上方のオペレーションフロア
側に存在する照射点からの焦点計測用参照レーザ光の戻
り光の光量を計測する。
【0042】自動焦点制御の機能は、制御回路の指令に
基づき、超音波モータ55の駆動により正弦波状に集光
レンズ54を動かし、正弦波の振動中心は常にフォトセ
ンサで捉えた戻り光の平均値が最大となるように制御す
る。この戻り光が最大となる位置がすなわち焦点位置で
ある。
【0043】以上の説明では、工具ヘッドとしてレーザ
ピーニングヘッド45を取り付ける例を示した。工具ヘ
ッドとしてその他のレーザ加工機(レーザ溶接機、レー
ザ脱鋭敏化処理機など)を用いることも同様に可能であ
る。これにより、溶接部近傍に発生する応力腐食割れの
予防保全や事後保全などを行う加工機に光ファイバによ
る光伝送を行うことができる。
【0044】図3で示した光ファイバを光伝送システム
に使用することにより、保全・補修走査機構部30の動
きが軽快になり、従来の導光管を用いた空間伝送式のシ
ステムでは実現できないアクセスが可能となる。
【0045】図4は、図3の複合ケーブル49の構造に
ついての具体的実施の形態の例を示す。一般に、レーザ
加工機に使用される光ファイバケーブル46は線径1m
m程度の細長い純石英ガラスであるが、純石英ガラスで
作られたファイバケーブル46は曲げに弱く、曲げ半径
を制限するためのシース管58で保護されている。シー
ス管58は数ミリの外径であり、内部はほとんど中空と
なっている。
【0046】図4の実施の形態では、そのシース管58
と光ファイバケーブル46との空間を送水管(あるいは
ガス送気管)として利用できるようにした特殊な構造の
複合ケーブルである。レーザピーニングヘッド45の端
部には水中コネクタ50を用意する。この水中コネクタ
50は、軸中心に回転自在な空圧カプラ50a、50b
の軸心に光コネクタ50c、50dを内蔵した構成と
し、接続中も軸廻りに回転自在である。
【0047】ここで、ガス送気管は、例えばレーザ加工
機で溶接を行う場合に、溶接部を部分気中にするための
不活性ガスの噴射に用いられる。複合ケーブル49を用
いて、光ファイバケーブル46中にこの送水ホース47
と電気信号ケーブル48を入れてしまうことにより、ケ
ーブルの簡素化を図ることができる。
【0048】光ケーブルファイバ46を軸心として電気
信号ケーブル48をツイストに巻き、これらのケーブル
とシース管58との空隙をガス、あるいは水を伝送する
ホースとして使用し、複合ケーブル49とすることでス
ペースの有効活用を図る。また、ケーブルが1本となっ
ているため、複合ケーブルとしても曲げや太さなどの取
り扱いも非常に楽になり、保全・補修走査機構部30の
動作が軽快になる作用を有する。
【0049】また、レーザピーニングヘッド45の結合
部の水中コネクタ50は、回転自在な空圧カプラ50
a、50bの軸心に光コネクタ50c、50dを内蔵し
た構成したことにより、軸中心の捻じれに対しに回転自
在であり、施工装置の挿入、装着時に保全・補修走査機
構部30が回っても複合ケーブル49が捻じれることが
ない。
【0050】図5は、図2の保全・補修走査機構部30
の工具装着部34の近傍に超音波距離送信センサと超音
波距離受信センサを組み込んだ距離計測センサ60を取
り付け、工具ヘッド35とともに走査、押付けの動作が
可能とした例を示す。この構成によれば、超音波距離セ
ンサ60により、施工中に工具ヘッド35と施工面との
距離を実測することができる。
【0051】工具装着部34の近傍に距離センサ60を
取り付けると、工具ヘッド35とともに距離センサ60
も移動するので、これで壁面までの距離を検出し、押付
け量を調整することにより工具ヘッド35と壁面との距
離の制御が可能となり、各種の工具ヘッド35におい
て、工具ヘッド35から施工面までの距離の位置合わせ
が可能となる。
【0052】一般に光ファイバ伝送式のレーザ加工機で
は焦点深度が狭くなり、施工面に対しレーザ光の焦点を
高い精度で合わせる必要なあるが、超音波センサを用い
ることで送信機から発信された音の反射音を受信機で計
測し、その伝達時間を正確に計ることで高い精度で三角
測量の原理を用いてレーザ加工機から施工面までの距離
を高い精度で求めることができ、品質の高いレーザ加工
を提供できる。また、超音波センサではさらに施工中、
施工点から加工音が発生する音の伝達時間を元に距離計
側する方法も行える。
【0053】図6は、前述の保全・補修走査機構部30
に、空圧ピストン61とリニアガイド62とフェライト
スコープ63から構成される金属表層のフェライト含有
量計測のセンシングシステムを取り付ける例を示す。こ
こでフェライトスコープ63は、金属(ステンレス鋼)
のフェライト含有量を非破壊で測定するセンサである。
保全・補修走査機構部30にフェライトスコープ63が
内蔵されているので、金属表面のフェライト含有量が測
定でき、この含有量の値から母材と溶金とを見分けるこ
とが可能となる。
【0054】フェライトスコープ63を搭載することに
より、施工対象面の溶接部が完全に平面に磨かれている
ために溶金と母材との境が目視判定できない場合でも、
このセンサで表面のフェライト含有量を計測することで
溶金と母材との境界を決定することが可能となる。これ
により、例えば、応力改善のレーザピーニング施工など
のように溶金近傍から数mmの範囲のみを施工すればよ
いとされているときに、その施工開始点を正確に確定す
ることができ、不必要に広い範囲を施工する必要がな
く、施工効率が上がり、施工コストが下がる効果が得ら
れる。
【0055】図7は、図1に示した保全・補修作業支援
装置1の変形例を示し、アーム4の一つに工具71を取
り付けたものである。これにより、ジェットポンプのデ
ィフューザ管150の外壁だけでなく内壁の保全・補修
施工が可能となる。このように、一つのシステムで内外
両面の保全・補修が可能となる経済効果を有する。これ
は、例えば、外側で補修溶接をしながら、内側からは超
音波探傷検査を行うなどの同時作業も可能となる副次効
果も有する。
【0056】以上の実施の形態では、ジェットポンプの
ディフューザ管150の保全・補修を行うことを例とし
て説明したが、対象部位はジェットポンプのディフュー
ザ管150に限らず、原子炉内の筒状のものに広く適用
できる。また、検査のみを行う装置にも適用できる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、アクセス性、機動性の
高い原子炉内保全・補修装置が実現でき、従来の炉内取
扱い機器では実施困難であったジェットポンプのディフ
ューザ管などの保全・補修をも実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子炉内保全・補修装置の保全・
補修作業支援装置の一実施の形態を示す図であって、
(a)はこれをジェットポンプディフューザ内に入れた
状態の部分切欠き立面図、(b)は(a)の押付けパッ
ドのB−B線矢視立面図。
【図2】本発明に係る原子炉内保全・補修装置の保全・
補修走査機構部の一実施の形態を示す図であって、
(a)は正面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は
(b)を上から見た平面図。
【図3】図2の工具ヘッドの一例であるレーザピーニン
グヘッドの一実施の形態の部分切欠き拡大立面図。
【図4】図3の水中コネクタを外した状態の水中コネク
タ部付近の拡大立断面図。
【図5】本発明に係る原子炉内保全・補修装置の保全・
補修走査機構部の、図2とは異なる実施の形態を示す図
であって、(a)は正面図、(b)は(a)の左側面
図、(c)は(b)を上から見た平面図。
【図6】本発明に係る原子炉内保全・補修装置の保全・
補修走査機構部の、図2または図5とは異なる実施の形
態を示す図であって、(a)は正面図、(b)は(a)
の左側面図、(c)は(b)を上から見た平面図。
【図7】本発明に係る原子炉内保全・補修装置の保全・
補修作業支援装置の、図1とは異なる実施の形態をジェ
ットポンプディフューザ内に入れた状態の部分切欠き立
面図。
【符号の説明】
1…保全・補修作業支援装置、2…空圧シリンダ、3…
支柱、4…アーム、5…ローラ、6…押付けパッド、7
…ロック機構、8…昇降・回転機構、9…空圧シリン
ダ、10…張出しリンク機構、11…パッド、12…ベ
ース部、13…電磁石、30…保全・補修走査機構部、
31…ベースユニット、32…走査機構、33…押付け
機構、34…工具装着部、35…工具ヘッド、36…車
輪、37a、37b…サーボモータ駆動機構、38a,
38b…ボールネジ、39a,39b…リニアガイド、
40…リニアガイド、41…空圧シリンダ、42…空圧
コネクタ、43…電気コネクタ、44…水中コネクタ、
45…レーザピーニングヘッド、46…光ファイバケー
ブル、47…送水ホース、48…電気信号ケーブル、4
9…複合ケーブル、50…水中コネクタ、50a,50
b…水中カプラ、50c,50d…光コネクタ、51…
自動焦点機構、52…水ジェットノズル、54…集光レ
ンズ、56…フォトセンサ、57…制御用回路、58…
シース管、60…距離計測センサ、61…空圧ピスト
ン、62…リニアガイド、63…フェライトスコープ、
71…工具、133…バッフルプレート、150…ディ
フューザ管、150a…開口部。
フロントページの続き (72)発明者 猪鹿倉 尋明 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 岡田 敏 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 末園 暢一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉停止時にその原子炉内の筒状部の
    内部に挿入・取出しが可能な保全・補修作業支援装置
    と、この保全・補修作業支援装置によって前記筒状部の
    外面に沿って駆動されてその筒状部の外面の検査、保全
    または補修の少なくとも一つを行う保全・補修走査機構
    部と、を有する原子炉内保全・補修装置であって、 前記保全・補修作業支援装置は、前記筒状部内に挿入さ
    れた状態でその筒状部の半径方向に広がることのできる
    展開機構と、前記展開機構の先端部付近に取り付けられ
    て前記筒状部の内面に対向するように配置される磁石
    と、前記磁石を前記筒状部の内面に沿って移動させる移
    動機構と、を有し、 前記保全・補修走査機構部は、前記磁石によって吸引さ
    れ、前記移動機構による前記磁石の動きに追随して駆動
    されるように構成されていること、 を特徴とする原子炉内保全・補修装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修装
    置において、前記移動機構は、前記磁石を前記筒状部の
    軸方向および周方向に移動させることができるように構
    成されていること、を特徴とする原子炉内保全・補修装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修装
    置において、前記保全・補修作業支援装置は、前記筒状
    部に固定されるロック機構を有し、前記移動機構は、前
    記ロック機構に対して相対的に前記磁石を移動させるさ
    せるように構成されていること、を特徴とする原子炉内
    保全・補修装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修装
    置において、前記展開機構は、リンク機構を利用するも
    のであること、を特徴とする原子炉内保全・補修装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修装
    置において、前記前記保全・補修作業支援装置は、前記
    筒状部内面に押し当てられてこれに沿って回転可能な自
    在輪を有すること、を特徴とする原子炉内保全・補修装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修装
    置において、前記保全・補修走査機構部は磁性体からな
    り、前記筒状部の外面に沿って回転可能な車輪を有する
    こと、を特徴とする原子炉内保全・補修装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修装
    置において、前記保全・補修走査機構部は、少なくとも
    二つの自由度を有するサーボ駆動式の走査機構を有する
    こと、を特徴とする原子炉内保全・補修装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修装
    置において、前記原子炉内の筒状部はジェットポンプデ
    ィフューザ管であること、を特徴とする原子炉内保全・
    補修装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修装
    置において、前記保全・補修走査機構部には前記筒状部
    の外面にレーザ光を照射するための光学ヘッドが取り付
    けられており、この光学ヘッドに光を送る光ケーブルを
    有すること、を特徴とする原子炉内保全・補修装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の原子炉内保全・補修
    装置において、前記保全・補修走査機構部は、前記レー
    ザ光を前記筒状部の外面に集光するための自動焦点機構
    を有すること、を特徴とする原子炉内保全・補修装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の原子炉内保全・補修
    装置において、前記保全・補修走査機構部は、前記レー
    ザ光が照射される筒状部の外面に水またはガスを噴射す
    るノズルと、このノズルに水またはガスを供給するホー
    スを有し、このホースは少なくとも部分的に前記光ケー
    ブルと一体化されて複合構造になっていること、を特徴
    とする原子炉内保全・補修装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の原子炉内保全・補
    修装置において、前記複合構造は、前記水またはガスが
    通る空間の中に前記光ケーブルが配置された構造である
    こと、を特徴とする原子炉内保全・補修装置。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修
    装置において、前記保全・補修走査機構部は、前記筒状
    部の外面に超音波を当ててその超音波の反射波を受信す
    る超音波センサを有すること、を特徴とする原子炉内保
    全・補修装置。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修
    装置において、前記保全・補修走査機構部は、前記筒状
    部の外面の金属表層のフェライト含有量を計測する計測
    システムを有すること、を特徴とする原子炉内保全・補
    修装置。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の原子炉内保全・補修
    装置において、前記展開機構の先端部付近に取り付けら
    れて前記筒状部の内面に沿って駆動され、その筒状部の
    内面の検査、保全または補修の少なくとも一つを行う内
    面保全・補修走査機構部をさらに有すること、を特徴と
    する原子炉内保全・補修装置。
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