JP2003185644A - 固体内部の振動検査装置 - Google Patents

固体内部の振動検査装置

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JP2003185644A
JP2003185644A JP2001384409A JP2001384409A JP2003185644A JP 2003185644 A JP2003185644 A JP 2003185644A JP 2001384409 A JP2001384409 A JP 2001384409A JP 2001384409 A JP2001384409 A JP 2001384409A JP 2003185644 A JP2003185644 A JP 2003185644A
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excitation
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JP2001384409A
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Kageyoshi Katakura
景義 片倉
Hiroyuki Yokobori
弘幸 横堀
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Koden Electronics Co Ltd
Original Assignee
Koden Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 励振の時点と、励振された振動の受信の期間
とを同期させることにより、不要な振動の受信を排除
し、検査精度を高めることにある。 【解決手段】 検査対象の固体中に振動を発生させる励
振部と、この固体中の振動を検出して電気信号に変換す
る受信部と、この受信部が受信した振動の特性を分析
し、検査結果として出力する検査部と、上記各部の動作
を制御する制御部とを備えている。そして、制御部は、
励振部による励振の時点と受信部による振動の受信の期
間とを同期させる手段を備えることにより、励振部によ
る打撃時等で生ずる二度打ちなどの不要振動の受信を回
避し、検査精度の向上を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コンクリ−ト構造
物の内部診断などに利用される固体内部の振動検査装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリ−ト構造物の劣化が問題
になっており、その内部の診断が必要とされている。従
来、コンクリ−ト内部の診断手法として、超音波を利用
する方法が種々提案されてきた。特開平7−20097
号公報には、エア−シリンダを使用したハンマでコンク
リ−ト製品を軽打し、この時発生する音波の音圧レベル
を騒音計で検出して良品か欠陥品かを判別する方法が開
示されている。
【0003】また、特開2000−2692号公報に
は、コンクリ−ト構造物の内部に超音波を入射し、伝搬
する超音波をこの構造物の表面に接触させた加速度計を
用いて受信し、この受信した超音波の周波数スペクトル
を分析することによってコンクリ−ト構造物の内部の空
洞の発生の有無を検査する方法が開示されている。この
方法では、鋼球を所定の高さから被検査対象物の表面に
落下させることによって超音波を入射させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンクリ−
ト内部の診断方法では、落下する鋼球により、コンクリ
−トの表面を打撃している。しかしながら、この場合に
はバウンドにより、2回3回と打撃を繰り返すことにな
り、受信される振動が後続の打撃によって乱され、検査
精度が、低下するという問題が生じる。
【0005】従って、本発明の一つの目的は、励振の時
点と、励振された振動の受信の期間とを同期させること
により、不要な振動の受信を排除し、検査精度を高める
ように構成されている。
【0006】また、エアシリンダで駆動されるハンマの
コンクリ−ト表面への接触時間が長引くと、このハンマ
がコンクリ−ト内に励振された振動に対する負荷として
作用する。この結果、ハンマの質量などが励振される振
動の特性に影響を及ぼし、検査の精度を低下させるとい
う問題がある。鋼球を所定の高さから落下させる方法は
接触時間が長引くという問題はないが、鋼球が表面に衝
突した後の位置の管理が難しく、このため、ベルトコン
ベアなどの搬送機構によって一定速度で流れていく製品
の自動検査などにおいて、検査対象の製品に一定の周期
で振動を発生させることが困難になるという問題があ
る。
【0007】従って、本発明の他の目的は、励振機構が
診断対象の固体中に励振した振動に対して負荷として作
用しない、すなわち、固体中に自由振動の励振が可能
で、しかも一定周期での振動の発生が可能な診断装置を
提供することにある。
【0008】エアシリンダで駆動されるハンマのコンク
リ−ト表面への打撃角が異なると、コンクリ−トの内部
が同じ状況でも、打撃力が変わってしまう。また、検査
対象のコンクリ−トの表面が粗い場合においては、ハン
マとコンクリ−ト表面との接触面積がコンクリ−トの表
面の粗さの違いにより異なる。さらに、コンクリ−ト内
部の微小な異常部を診断する場合、前記接触面積が異常
部の面積(断面積)より大きいと微小な異常部を見つけ
にくいなどの問題がある。
【0009】従って、本発明の他の目的は、励振部の固
体表面との接触部の形状を変えることにより、打撃角の
状況や検査対象物の表面の形状に影響されにくい励振部
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決する本発明に係わる固体内部の振動検査装置は、検査
対象の固体中に振動を発生させる励振部と、この固体中
の振動を検出して電気信号に変換する受信部と、この受
信部が受信した振動の特性を分析し、検査結果として出
力する検査部と、上記各部の動作を制御する制御部とを
備えている。そして、制御部は、励振部による励振の時
点と受信部による振動の受信の期間とを同期させる手段
を備えることにより、励振部による打撃時等で生ずる二
度打ちなどの不要振動の受信を回避し、検査精度の向上
を図っている。
【0011】本発明に係わる固体内部の振動検査装置の
励振部は、磁力を利用して固体表面に衝突しその反作用
により固体表面と分離する可動部を有し、この可動部の
衝突分離動作により固体内部に自由振動を励振する手段
を備えることにより、固体内部に自由振動を励振し、か
つ周期的な励振を可能にするように構成されている。
【0012】本発明に係わる固体内部の振動検査装置
の、駆動部の固体表面の圧迫部は、鋼材等の検査対象物
より硬い材質でできており、駆動部の駆動部材部より広
い面積を有した平面状または、球面状に構成される。さ
らに、固体表面の微小面積を励振することで微小な異常
部の診断を行う構成としている。駆動部の駆動部材部よ
り狭い面を有することにより、固体表面が粗い場合、圧
迫部と接触する角度が大きい場合または、固体表面の微
小面積を励振することで微小な異常部の診断を行う場合
における検査精度の向上を図っている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態によれ
ば、励振部は、磁力を利用して固体表面に衝突しその反
作用により固体表面と分離する可動部を有し、この可動
部の衝突分離動作により固体内部に自由振動を励振する
手段を備えている。
【0014】検査部は、受信部が受信した振動を線形予
測法によって分析し、共振周波数と共振のQ値とに基づ
いて振動特性を検査する手段を備えることにより、共振
周波数とQの算定が容易であるという線形予測法の特徴
を活かすように構成されている。
【0015】検査結果は、良品又は不良品のうちの少な
くとも一つを含む診断結果として出力されることによ
り、人手の介入を必要としない自動検査を可能とするよ
うに構成されている。
【0016】検査は、予め抽出され登録された良品と不
良品の振動の特性と前記検査部が分析した振動の特性と
を比較することによって行なわれる。
【0017】励振部と受信部の固体上の位置を制御する
手段と、これらの位置を検出する手段を更に備えること
により、固体上の検査箇所を自動的に変更可能なように
構成されている。
【0018】受信部は液体、固体、半固体状または気体
の層を介在させながら前記検査対象の固体の振動を受信
することを特徴としている。
【0019】励振部は、少なくとも永久磁石と励振コイ
ルとを具備し、当該永久磁石が前記可動部の前記磁力部
材部を構成することを特徴としている。また、当該励振
コイルを駆動する駆動電流は、単一パルス波形からなる
直流パルス電流であることを特徴としている。
【0020】複数個の励振部と受信部の組を有し、それ
らを同時に使用し検査を行う構成において、目的とする
信号以外の信号を抑圧するように構成することを特徴と
している。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の固体内部の振動
検査装置の全体構成を、斜線を付して示す検査対象物と
共に示す機能ブロック図であり、10a、10bは励振
部、20a、20bは受信部、30a、30bは信号処
理部、40a、40bは信号分析部であり、それぞれ2
系統の構成とされている。50は診断出力部、60は制
御部、70は検査部である。
【0022】以下、各部の動作を1系統分について説明
する。図2は、図1中の励振部10の実施例を示す断面
図であり、11は駆動部、12は駆動部保持キャップ、
13は引張スプリング、14はリ−ド線、11Aは磁力
部、11Bは駆動部材部、11Cは圧迫部、100は励
振コイルである。
【0023】駆動部11は、上述のように磁力部11
A、駆動部材部11Bと圧迫部11Cとで構成されてい
る。磁力部11Aの好適な一例として、永久磁石が、ま
た他の好適な例として、電磁石などが使用可能である。
【0024】駆動部材部11B及び圧迫部11Cは、検
査対象物より硬い材質である鋼材等により構成されてい
る。図12は、検査対象の固体表面と接触する圧迫部1
1Cの形状が駆動部材部11Bより広い面積を有した平
面状に構成されている例である。図13は、検査対象の
固体表面と接触する圧迫部11Cの形状が球面状に構成
されている例である。また、図14は、検査対象の固体
表面と接触する圧迫部11Cの形状が駆動部材部11B
より狭い面で構成されている例である。斜線を付して示
された検査対象物中の空白部は微小な異常部を示す。
【0025】図3は、磁力部11Aが、永久磁石により
構成されている場合の励振コイル100に、リ−ド線1
4を介して供給される駆動電流波形の一例を示す波形図
である。この駆動電流は、単一パルス波形からなる。最
も強い駆動を行うものとして、図3に例示するように、
永久磁石が励振コイル内を走行する時間に相当する時間
長tの直流パルス電流で励振するのが最適である。駆動
電流波形のパルス幅tは、t=l/vとなる。ここでl
は、永久磁石が励振コイル内を走行する距離、vは、永
久磁石の走行速度である。
【0026】図2(A)に示すような初期状態におい
て、診断対象の固体表面から離れて静止し、励振コイル
100に、リ−ド線14を介して、図3に例示したよう
な波形の駆動電流が供給されると、駆動部11が診断対
象の固体表面に向け急激に前進し、診断対象の固体は駆
動部11に押される。これにより、図2(B)に示すよ
うに、駆動部11によって診断対象の固体は変形する。
【0027】続いて、図2(C)に示すように、駆動部
11は、診断対象の固体からの反発力によって上昇し、
次いで引張スプリング13の伸張する圧力により、図2
(A)に示すような初期状態に復元される。駆動部11
が短時間に診断対象の固体表面から離れることにより、
これが検査対象の固体内に励振された振動の負荷として
作用することがなくなり、検査対象の固体内に負荷の影
響を受けない自由振動が励振される。
【0028】励振コイル100に印加された駆動電流に
より駆動部11が診断対象の固体表面に向け前進する原
理を図15により説明する。ここで、104は、永久磁
石(磁力部)11Aによる磁力線である。A点におい
て、磁界はHA方向、励振コイル100に流れる電流
は、紙面に対して垂直下方方向であることから、この電
流に働く力は、矢印101の方向である。一方、B点に
おいては、磁界はHB方向、励振コイル100に流れる
電流は、紙面に対して垂直上方方向であることから、こ
の電流に働く力は、矢印102の方向でA点における電
流に働く力101の方向と同一である。
【0029】これら電流に働く力の反作用が磁力部11
Aを動かす駆動力となることから、この駆動力の方向
は、矢印103の方向となる。これにより磁力部11A
は診断対象の固体表面に向け前進する。ここで、図15
に示すように、磁力部11A(永久磁石)のN極端面が
励振コイル100の端面とほぼ一致するように配置す
る。また、磁力部11A(永久磁石)のS極端面が励振
コイル100の内部に含まれるように配置する。
【0030】このように、励振コイル100と磁力部1
1Aとを非対称的に配置することにより、磁力部11A
(永久磁石)のN極端面から出た磁力線104が励振コ
イル100を通過することなく、S極端面に入る磁力線
のみがが励振コイル100を通過することとなる。これ
により、磁力部11A(永久磁石)には診断対象の固体
表面に向け前進する駆動力のみが作用し、有効な打撃を
診断対象の固体表面に与えることができる。
【0031】上述のような駆動力発生原理から、磁力部
11Aが励振コイル100内を走行する時間に相当する
パルス長の直流電流で励振コイル100を励振すること
が、効率的な磁力部11Aの駆動となる。
【0032】このようにして検査対象の固体内に励振さ
れた振動は、受信部20に受信される。図4は、受信部
20の構成の一例を示す断面図であり、これは、電極層
に挟まれた圧電磁器21と、振動結合層22とから構成
される。圧電磁器21は、抽出される振動の最高周波数
である10kHz以上の共振周波数を有する厚み共振モ
−ドの構成が選択される。また、振動結合層22は、
油、水、軟質プラスチック、スライムなどの液体、固体
あるいは半固体状の層で構成される。固体内の振動は振
動結合体22を介して圧電磁器21に受信され、電気信
号に変換される。
【0033】また、他の実施例として、図示しない、コ
ンデンサマイクロホン等の空中用受音器を受信部20の
圧電磁器21の代りとして使用することもできる。この
とき、振動結合層22としては空気などの気体が使用さ
れる。
【0034】このように、圧電磁器21またはコンデン
サマイクロホン等の空中用受音器が固体の表面にじかに
接触せず、軟質の振動結合層22または空気などの気体
を介在させているので、受信部20と検査対象の固体の
表面との間の相対的な移動が可能になる。この実施例で
は、励振部10と受信部20とが図示しない移動機構に
よって検査対象のコンクリ−ト構造物などの固体の表面
上を連動して移動せしめられる。これにより、検査対象
の固体の異なる箇所について振動特性が抽出される。
【0035】受信部20に受信され、電気信号に変換さ
れた振動波形は、信号処理部30に供給される。図5
は、信号処理部30の構成の一例を示す機能ブロック図
であり、これは、前段の増幅部31と、後段の濾波部3
2とから構成されている。前段の増幅部31では、制御
部60から供給される同期信号に同期して一定時間だけ
増幅機能が有効になる。この結果、励振部10による再
接触などによって後発的に発生することのある振動によ
る不要な信号の処理を排除する。
【0036】増幅部31は、圧電磁器21から出力され
る低周波の信号を忠実に増幅するために高い入力インピ
−ダンスが必要であり、通常、1MΩ、好適には10M
Ω以上の入力インピ−ダンスを有する。診断対象のコン
クリ−トなどの固体中の自由振動周波数は、通常10k
Hz以下であるため、濾波部32は10kHz以下の周
波数の信号のみを通過させる低域通過特性を有してい
る。また、この濾波部32は、50Hzのハムの混入を
阻止する機能も有している。
【0037】信号処理部30から供給される信号を処理
する信号分析部40は、図6に示すように、A/D変換
部41、信号記憶部42および、演算部43から成る。
A/D変換部41に供給されるアナログ信号は、100
kHz以下のサンプリング周波数でディジタル信号に変
換され、信号記憶部42に記憶される。このA/D変換
部41は、制御部60から供給される同期信号に同期し
て一定時間にわたるA/D変換処理を開始することによ
り、励振部10による再接触などによって後発的に発生
する振動による不要な信号のディジタル化を排除する。
演算部43は、信号記憶部42から読み出したディジタ
ル信号に対して、信号分析を行う。この信号分析にはフ
−リエ変換が使用される。
【0038】本発明者は、振動特性の分析の他の手法と
して、線形予測の手法が好適であることを見い出した。
この線形予測法は全極モデルであり、受信信号が各共振
モ−ドに分解される。この線形予測法は、コンクリ−ト
内の自由振動のような複数の固有振動の合成によって構
成される固体中の振動特性を分析し、その特徴を抽出す
るのに最適の分析手法である。
【0039】本発明者は、また、この線形予測分析の最
大次数は、コンクリ−トの診断においては、通常、20
0次程度で十分であることを見い出した。さらに、診断
対象の次数の推定は、赤池の情報規範(AIC)によっ
て自動判定され、通常のコンクリ−ト診断においては、
平均50程度であることも、本発明によって明らかにな
った。
【0040】線形予測法においては、過去の受信信号X
n−Mから現在の受信信号Xの予測値 が算定され
る。ここで、 =X+ε =an−1+an−2+・・・+an−M …(1) であり、εは予測誤差雑音である。
【0041】この関係は行列形式において、
【0042】(1)式の両辺にX行列を乗算することに
より、次式を得る。 となり、相関行列Rおよび相関ベクトルrに関する以下
の関係となる。
【0043】
【0044】(4)式を解くことにより、未知数である
予測係数aが求まる。このような線形予測を用いるス
ペクトル分析の処理の全体を図9に示す。図9に示した
入力信号Xを出力信号εに変換する処理の伝達関数
F(z)は、z変換により、 F(z)=1−(a−1+a−2+・・+a−M) …(5) として与えられる。ここで、出力εは予測誤差雑音で
あり、一様分布スペクトルであるため、この伝達特性F
(z)は入力信号Xの周波数特性の逆特性となってい
る。
【0045】従って入力信号Xの周波数特性X(z)
は、 X(z) =1/F(z) =1/〔1−(a−1+a−2+・・・+a−M)〕 …(6) として与えられる。
【0046】このように、線形予測法を使用すると、受
信信号の周波数特性X(z)が得られるが、この関数の
分母の根を算定することにより、さらに、各固有振動数
の周波数とその共振時のQ値を得ることができる。X
(z)の分母を0とする方程式の根をbとすると、 X(z) =1/〔(1−b−1)(1−b −1)(1−b−1)(1−b −1) ・・・(1−bM/2−1)(1−bM/2 −1)〕 …(7) であり、それぞれの根がそれぞれの共振点に対応する。
【0047】このb=zなる関係からそれぞれの固有
振動数の周波数とその共振におけるQ値が算定される。
これらの値は、固体中の状況に直接対応した値であり、
固体対象物の良否判定における最も有用な指数である。
このような共振分析処理も、信号分析部40内の演算部
43で行われる。
【0048】図1の制御部60は、図8に例示するよう
に、制御信号発生部61および位置計測部62から構成
されている。制御信号発生部61は、図1の励振部1
0、信号分析部40の同期動作を制御する制御信号を発
生し、励振部10と信号分析部40に供給する。位置制
御部62は、励振部10及び受信部20の位置を制御す
るための制御信号を励振部10及び受信部20に供給す
る。
【0049】図7は、診断出力部50の構成を示すブロ
ック図である。この診断出力部50は、判定部51、判
定条件設定部52、画像出力部53、音声出力部54お
よび位置表示部55を備えている。判定部51では、前
段の信号分析部40から供給される信号分析結果と、判
定条件設定部52で設定中の設定内容とを比較すること
によって良否の判定を行う。この判定は、制御部60か
らの制御信号に同期して行われる。
【0050】この判定部51の判定結果は、画像出力部
53や、音声出力部54から出力される。また、判定部
51は、この良否の判定結果と制御部60から受けた励
振部10の位置の情報と、固体対象物の構造図面とを位
置表示部55に重畳させて表示する。
【0051】図10は、大きさ30cm×30cm、厚
さ5cm、のコンクリ−ト板を診断対象物として選択
し、この実施例の構成により、計測期間中は励振部が固
体表面から離れるようにして励振し、この励振に同期し
て信号を受信した場合の波形(A)と、励振部10の構
成を変更することにより圧迫部11Cが再度コンクリ−
ト板に接触するように励振すると共に、制御部から供給
される同期信号から所定時間経過した後も信号処理部3
0や信号分析部40を機能させた場合の信号波形(B)
とを例示している。
【0052】図10(A)の波形をFFT(高速フ−リ
エ変換)した場合の、周波数スペクトルは図11(A)
に示すようになり、特徴的な鋭いスペクトルが明瞭に観
察される。一方、図10(B)の波形をFFTした場合
の周波数スペクトルは図11(B)に示すようになり、
対象の特徴を明瞭には示さない複雑なスペクトルとな
る。このことから、本発明の構成によって、計測期間中
は励振部が固体の表面から離れるように自由振動励振
し、この励振に同期して自由振動を受信することによ
り、対象の固体の特徴抽出が行われることになる。
【0053】図11の(A)に示すような信号分析によ
って抽出された特徴的なスペクトルが、良品と不良品の
双方について、判定条件設定部52を通して判定部51
に登録される。判定部51は、診断対象から線形予測法
に従って抽出されたスペクトルを登録中のスペクトルと
比較し、これが登録中の良品のスペクトルと類似してい
れば、良品の判定結果を出力し、これが登録中の不良品
のそれと類似していれば不良品の判定結果を出力する。
【0054】以上、FFTを適用する構成による結果を
例示した。しかしながら、このFFTは、線形予測法あ
るいはこれと類似する最大エントロピ−法、ARMA
法、パ−コ−ル分析法など他の手法により代用すること
も当然可能である。
【0055】また、受信した振動の特性を分析し、良否
の診断結果を出力する構成を例示した。しかしながら、
周波数スペクトルなど振動の特性の分析結果をそのまま
表示装置などに出力し、この表示デ−タを検査作業者が
目視によって検査することにより良否を診断するという
構成を採用することもできる。
【0056】以下に検査を高速化するために、多数の励
振部及び受信部を配置し、これらを同時に駆動し、振動
音を発生させるように構成する実施例を説明する。
【0057】図16は、励振部及び受信部を並列に3組
配置した例を示す。ここで、10−a、10−b、10
−cが励振部であり、ここで、20−a、20−b、2
0−cが受信部である。
【0058】ここで、励振部10−a及び10−bを同
時に励振する例を説明する。図17−a)に示すように
励振部10−aを電気信号Taにより駆動(10−bの
駆動信号Tbは無し)した場合の、これと対をなす受信
部20−aの受信信号はRaa(t)となり、受信部2
0−bの受信信号はRab(t)となる。ここで Rab(t)=Gab Raa(t−Tab) である。ここで、Gabは励振部10−aから受信部2
0−bまでの音波伝搬による振幅の低下度であり通常は
0.1以下である。また、Tabは音波伝搬の時間差で
ある。これら、GabとTabは励振部10−aと受信
部20−a、20−bの相対位置関係にのみ依存し、対
象物の性状には依存しない。これら、GabとTabを
信号処理部30a、30bに記憶する。
【0059】一方、図17−b)に示すように励振部1
0−bを電気信号Tbにより駆動(10−aの駆動信号
Taは無し)した場合の、受信部20−bの受信信号は
Rbb(t)となり、受信部20−aの受信信号はRb
a(t)となる。ここで Rba(t)=Gba Rbb(t−Tba) である。ここで、Gbaは励振部10−bから受信部2
0−aまでの音波伝搬による振幅の低下率であり通常は
同様に0.1以下である。また、Tbaは音波伝搬の時
間差である。これら、GbaとTbaも励振部10−b
と受信部20−a、20−bの相対位置関係にのみ依存
し、対象物の性状には依存しない。これら、GbaとT
baも同様に信号処理部30a、30bに記憶する。
【0060】ここで、図17−c)に示すように励振部
10−aと10−bとを電気信号TaとTbにより同時
に駆動した場合の、受信部20−aの受信信号はRab
a(t)となり、受信部20−bの受信信号はRabb
(t)となる。これらRabaとRabbとには、駆動
直後に得られる目的とする信号の他に、他グループから
の混入信号が存在し、誤判定の原因となる。
【0061】そこで、単独に駆動により得た情報、Ga
b、Tab、Gba、Tbaを使用し補正用信号Pab
a(t)、Pabb(t)を生成する。ここで、 Paba(t)=Gba Rabb(t−Tba) Pabb(t)=Gab Raba(t−Tab) である。これらを受信信号RabaとRabbから差し
引くことにより、混入信号が抑圧され、受信部20−
a、20−bの補正受信信号Ra(t)、Rb(t)と
なる。ここで Ra(t)=Raba(t)−Paba(t) Rb(t)=Raba(t)−Paba(t) である。この補正受信信号を信号解析部40a、40b
で分析することにより、駆動部10−aおよび10−b
直下の診断が同時に実施可能となる。
【0062】以上は、簡単のために、2組みの駆動部を
同時駆動する構成により説明したが、3組以上の同時駆
動においても、任意の2組を選択するすべての組み合わ
せについて同様の引き算を行うことにより不要信号の抑
圧が可能である。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
わる固体内部の振動検査装置は、制御部によって励振部
と受信部とを同期動作させることにより、再接触によっ
て発生する不要な信号を排除する構成であるから検査精
度が向上するという効果が奏される。
【0064】また、本発明の振動検査装置は、磁力を利
用して検査対象の固体表面を短時間だけ接触打撃するこ
とによりその内部に自由振動を励振する構成であるか
ら、従来のエアシリンダ−などを使用する低速の打撃手
段を用いて励振する場合に比べて、励振機構に影響され
ない高確度の診断が可能となるという利点がある。
【0065】また、本発明の好適な実施の形態によれ
ば、予め抽出された登録された良品と不良品の振動の特
性と比較することなどによって良否の判定結果が出力さ
れる構成であるから、作業者の熟練を要することなく、
客観的な判定が可能になるという利点がある。
【0066】また、本発明の他の好適な実施の形態によ
れば、検査部は、受信部が受信した振動を線形予測法な
どを利用して分析し検査結果として出力する構成である
から、共振周波数と共振のQ値とを簡単に算定できると
いう線形予測法の特徴を活かすことができるという利点
がある。
【0067】また、本発明における固体内部の振動検査
装置の励振部と固体表面との接触部は、鋼材等の検査対
象物より硬い材質でできている。この接触部の構成は、
球面状、前記励振部中の駆動部材部より広い面積を有し
た平面状または、前記駆動部材部より狭い面を有するも
のとなっている。このような接触部を構成することによ
り、励振部と接触する角度が大きい場合、固体表面が粗
い場合または、固体表面の微小面積を励振することで微
小な異常部の診断を行う場合における検査精度の向上を
図ることができる。
【0068】検査を高速化するために、多数の励振部を
配置し、これらを同時に駆動し、振動音を発生させるよ
うに構成することにより、並列検査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる固体内部の振動検査
装置の構成を診断対象の固体と共に示す機能ブロック図
である。
【図2】図1の励振部の構成の一例を示す断面図であ
る。
【図3】図1の励振部に供給する駆動電流波形の一例を
示す波形図である。
【図4】図1の受信部の構成の一例を示す機能ブロック
図である。
【図5】図1の信号処理部の構成の一例を示す機能ブロ
ック図である。
【図6】図1の信号分析部の構成の一例を示す機能ブロ
ック図である。
【図7】図1の診断出力部の構成の一例を示す機能ブロ
ック図である。
【図8】図1の制御部の構成の一例を示す機能ブロック
図である。
【図9】図1の信号分析部が行う線形予測法に基づく信
号処理を回路によって表現した図である。
【図10】図1の励振部によって励振した振動波形の一
例を示す波形図である。
【図11】図1の波形をFFTして得た周波数スペクト
ルである。
【図12】図1の励振部における駆動部の詳細の一例を
示す断面図である。
【図13】図1の励振部における駆動部の詳細の一例を
示す断面図である。
【図14】図1の励振部における駆動部の詳細の一例を
示す断面図である。
【図15】駆動部の動作を説明する図である。
【図16】駆動部の並列配置構成を説明する図である。
【図17】不要信号抑圧動作を説明する図である。
【符号の説明】
10a 励振部 11 駆動部 11A 磁力部 11B 駆動部材部 11C 圧迫部 12 駆動部保持キャップ 13 引張スプリング 14 リ−ド線 20a 受信部 21 圧電磁器 22 振動結合層 30a 信号処理部 31 増幅部 32 濾波部 40a 信号分析部 41 A/D変換部 42 信号記憶部 43 演算部 50 診断出力部 51 判定部 52 判定条件設定部 53 画像出力部 54 音声出力部 55 位置表示部 60 制御部 61 制御信号発生部 62 位置制御部 70 検査部 100 励振コイル

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象の固体中に振動を発生させる励
    振部と、この固体中の振動を受信して電気信号に変換す
    る受信部と、この受信部が受信した振動の特性を分析
    し、検査結果として出力する検査部と、前記各部を制御
    する制御部とを備え、 前記制御部は、前記励振部による励振の時点と前記受信
    部による振動の受信の期間とを同期させる手段を備えた
    ことを特徴とする固体内部の振動検査装置。
  2. 【請求項2】 検査対象の固体中に振動を発生させる励
    振部と、この固体中の振動を受信して電気信号に変換す
    る受信部と、この受信部が受信した振動の特性を分析
    し、検査結果として出力する検査部と、前記各部を制御
    する制御部とを備え、 前記励振部は、磁力を利用して前記固体表面に衝突しそ
    の反作用により前記固体表面と分離する可動部を有し、
    この可動部の衝突分離動作により前記固体内部に自由振
    動を励振する手段を備えたことを特徴とする固体内部の
    振動検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2のそれぞれにおいて、 前記励振部は、鋼材等の接触部が、前記固体を打撃する
    ことによりその内部に自由振動を励振することを特徴と
    する固体内部の振動検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のそれぞれにおいて、 前記検査部は、前記受信部が受信した振動を線形予測法
    によって分析し、共振周波数と共振のQ値とに基づいて
    振動特性を検査する手段を備えたことを特徴とする固体
    内部の振動検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のそれぞれにおいて、 前記検査結果は、良品又は不良品のうちの少なくとも一
    つを含む診断結果として出力されることを特徴とする固
    体内部の振動検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のそれぞれにおいて、 前記検査は、予め抽出され登録された良品と不良品の振
    動の特性と前記検査部が分析した振動の特性とを比較す
    ることによって行われることを特徴とする固体内部の振
    動検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のそれぞれにおいて、 前記励振部と前記受信部の前記固体上の位置を制御する
    手段と、これらの位置を検出する手段を更に備えたこと
    を特徴とする固体内部の振動検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のそれぞれにおいて、 前記受信部は液体、固体、半固体状または気体の層を介
    在させながら前記検査対象の固体の振動を受信すること
    を特徴とする固体内部の振動検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のそれぞれにおいて、 前記励振部の可動部は、磁力部材部、駆動部材部及び圧
    迫部で構成され、圧迫部が、駆動部材部より広い面積を
    有した平面状に構成されたことを特徴とする固体内部の
    振動検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のそれぞれにおいて、 前記励振部の可動部は、磁力部材部、駆動部材部及び圧
    迫部で構成され、圧迫部が、球面状に構成されることを
    特徴とする固体内部の振動検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9のそれぞれにおいて、 前記励振部の可動部は、磁力部材部、駆動部材部及び圧
    迫部で構成され、圧迫部が、駆動部材部より狭い面を有
    することを特徴とする固体内部の振動検査装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のそれぞれにおい
    て、 前記励振部は、少なくとも永久磁石と励振コイルとを具
    備し、当該永久磁石が前記可動部の前記磁力部材部を構
    成することを特徴とする固体内部の振動検査装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 当該励振コイルを駆動する駆動電流は、単一パルス波形
    からなる直流パルス電流であることを特徴とする固体内
    部の振動検査装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のそれぞれにおい
    て、 複数個の励振部と受信部の組を有し、それらを同時に使
    用し検査を行う構成において、目的とする信号以外の信
    号を抑圧するように構成することを特徴とする固体内部
    の振動検査装置。
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