JP2001201488A - コンクリート打設箇所の検査装置および検査方法 - Google Patents

コンクリート打設箇所の検査装置および検査方法

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JP2001201488A
JP2001201488A JP2000010421A JP2000010421A JP2001201488A JP 2001201488 A JP2001201488 A JP 2001201488A JP 2000010421 A JP2000010421 A JP 2000010421A JP 2000010421 A JP2000010421 A JP 2000010421A JP 2001201488 A JP2001201488 A JP 2001201488A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネルの壁面などのコンクリート打設個所
の検査を自動化し、作業者の負担を軽減させ、作業の効
率化と検査精度の向上を達成したコンクリート打設箇所
の検査装置および検査方法を提供する。 【解決手段】 検査個所を叩くハンマー9とその駆動装
置、このハンマー9に近接して設けられたマイクロフォ
ン10を車両上に設ける。車両上に設けられた制御装置
12は、マイクロフォン10によって収集された打撃音
の分析部15と、前記車両及び車両上のハンマーの位置
に基づいてハンマーによる打撃箇所の位置を特定する位
置情報分析部18を有する。制御装置12は、打撃音分
析部15によって判定された情報を、ハンマーによる打
撃箇所の位置情報に基づいて表示する検査結果の分布図
生成部19と、出力装置20を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルの壁面な
どを構成するコンクリート打設箇所の検査装置および検
査方法装置に係る。
【0002】
【従来の技術】最近、トンネルの壁面を構成するコンク
リート壁の劣化や工事不良によるコンクリート片の剥落
事故が生じている。そのため、トンネル壁面のひび割れ
などの不良個所の検査が要求されている。ところが、従
来の検査方法は、作業員がハンマーを用いて人手で壁面
を叩き、その際の打撃音により異常箇所を判定してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トンネルは長
いものでは数キロにも及び、その壁面のすべてを手作業
で叩いて検査することは困難であった。例えば、すべて
の箇所を打撃音によって検査することとなると、トンネ
ルの長さ方向と円周方向のそれぞれについて1m間隔で
検査を行おうとすると、1Kmのトンネルでは打撃箇所
は数千回にも及び、その作業量は膨大なものになる。そ
のため、従来では、目視で検査を行い、ひび割れや水漏
れが生じていて異常と思われる箇所のみを打撃検査して
いた。あるいは、検査を省略して、数m間隔で検査した
り、円周方向については天井の頂部のみを検査していた
にすぎなかった。また、打撃音による異常の判別も、経
験と勘に頼っているため、正確とはいえなかった。さら
に、壁面のどの部分を検査したかを記録することも手作
業によっていたため、異常箇所の分布を簡単に把握でき
なかった。
【0004】本発明は上記の問題点を解決するために提
案されたもので、その目的は、壁面の打撃動作を自動的
に行うことができ、作業者の負担を軽減させ、作業の効
率化を達成したコンクリート打設箇所の検査装置および
検査方法を提供することにある。本発明の他の目的は、
異常の判別を正確に実施でき、しかも異常箇所の分布図
を簡単に作成できるコンクリート打設箇所の検査装置お
よび検査方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、車両と、その車両上に配置さ
れたハンマーとその駆動装置と、このハンマーに近接し
て設けられたマイクロフォンと、前記マイクロフォンに
よって収集された打撃音の分析部と、前記車両及び車両
上のハンマーの位置に基づいてハンマーによる打撃箇所
の位置を特定する位置情報分析部と、前記打撃音分析部
によって判定された情報を前記ハンマーによる打撃箇所
の位置情報に基づいて表示する検査結果の分布図生成部
とを備えていることを特徴とする。この請求項1の発明
では、ハンマーがその駆動装置によりコンクリート打設
面を叩くことができ、人手による打撃作業が不要とな
る。また、ハンマーの打撃音を分析して、これを車両の
位置情報と対応することにより、打撃音の分布図を生成
することができるので、異常箇所がどの様に広がってい
るかを容易に判定することができる。
【0006】請求項2の発明は、前記車両上に、その走
行方向と直交する方向で、複数組のハンマー及びそのハ
ンマーによる打撃音を収集するマイクロフォンが設けら
れていることを特徴とする。この請求項2の発明によれ
ば、車両の走行方向だけでなく、走行方向と直交する方
向についても打撃検査を行うことができるので、コンク
リート打設箇所の全域にわたって展開図状に打撃音の分
布図を作成することができる。
【0007】請求項3の発明は、前記ハンマー及びその
ハンマーによる打撃音を収集するマイクロフォンが、車
両上に設けられた格納装置上に配置され、前記格納装置
が前記ハンマー及びマイクロフォンを車両の走行限界内
に収納するものであることを特徴とする。この請求項3
の発明によれば、車両の回走時にハンマーやマイクロフ
ォンが壁面などに接触するおそれがなく、一方検査時に
はマイクロフォンやハンマーを壁面に近接させることが
できるので、隣接する他のハンマーの打撃音の干渉が少
なくなり、検査の精度が高くなる。
【0008】請求項4の発明は、車両上にハンマー及び
マイクロフォンを複数組配置した天井側支持部材と側面
側支持部材とが門型に設けられ、これら支持部材のう
ち、側面側支持部材の少なくとも一方は、その上部側を
中心として水平方向に回動可能に設けられていることを
特徴とする。この請求項4の発明によれば、側面側支持
部材をトンネルの天井などと平行な位置に回動させ、そ
の側面側支持部材に設置されたハンマー及びマイクロフ
ォンにより、車両の真上よりも横の方に延びている天井
面(例えば、複線の軌道と軌道の間の天井面)に対して
も、打撃検査を実施できる。
【0009】請求項5の発明は、車両と、その車両上に
配置されたハンマーとその駆動装置と、このハンマーに
近接して設けられたマイクロフォンと、前記マイクロフ
ォンによって収集された打撃音の分析部と、前記打撃音
の分析部によって分析された打撃音から打設箇所の異常
を判定する判定部とを備えていることを特徴とするコン
クリート打設箇所の検査装置。この請求項5の発明によ
れば、ハンマーがその駆動装置によりコンクリート打設
面を叩くことができ、人手による打撃作業が不要とな
る。また、ハンマーの打撃音を分析することにより、異
常を検出することができる。
【0010】請求項6の発明は、車両をコンクリート打
設箇所に沿って走行させ、この車両上に設けられたハン
マーをその駆動装置を用いて所定の間隔でコンクリート
打設箇所を打撃し、前記車両の位置に基づいてこの打撃
箇所の分布図を作成すると共に、前記各打撃箇所におけ
る打撃音を集音し、得られた複数の打撃音を分析して、
その打撃音の特徴を打撃箇所の分布図上に表示すること
を特徴とする。この請求項6の発明によれば、作業員が
人手で多数回の打撃作業を行う必要がなくなり、車両を
検査箇所に沿って走行させるだけで打撃音の分布図が生
成され、しかも分布図を検討するだけで異常箇所が発見
できるので、省力化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一つを、図
1乃至図6を参照して具体的に説明する。なお、この実
施形態は、鉄道のトンネルの内壁面に打設されたコンク
リート壁の検査を行う装置である。
【0012】(1)第1実施形態の構成 図1は、本実施形態のコンクリート打設箇所の検査装置
の全体図を示すものであって、図中1は車両であって、
本実施の形態では鉄道のレール上を走行するものであ
る。この車両は、自走式でも良いし、機関車などによっ
て牽引されるものでも良い。2は前記車両上に設けられ
たフレームで、このフレーム2は車両の走行方向から見
て門型をしている。この門型をしたフレーム2の上部に
は、トンネルの天井面とほぼ平行に配置された天井側支
持部材3が設けられている。門型をしたフレーム2の左
右には、トンネルの側壁面とほぼ平行に配置された側面
側支持部材4,4がそれぞれ設けられている。各側面側
支持部材4の上部には車両の走行方向と平行に伸びる支
軸5が設けられ、各側面支持部材4はその支軸5を介し
てフレーム2に対して回動自在に取り付けられている。
各側面側支持部材4とフレーム2(車両1の車体でも良
い)との間には、油圧シリンダなどの駆動装置6が設け
られ、この駆動装置6を動作させることにより、側面側
支持部材4が前記支軸5を中心として上下に昇降するよ
うに構成されている。
【0013】前記天井側支持部材3及び左右の側面側支
持部材4には、車両の走行方向と直交する方向に、複数
個のハンマー昇降装置7が一定の間隔で固定されてい
る。なお、このハンマー昇降装置7は、鉄道のトンネル
の場合には、軌道の真上に架線が設けられているので、
この架線部分を避けて配置されている。このハンマー昇
降装置7は、本実施の形態では、各支持部材3,4に固
定された油圧シリンダ71とそのピストンロッド72に
よって構成されている。また、各ハンマー昇降装置7
は、各支持部材3,4に対して、その角度を変更可能に
取り付けられている。例えば、この角度の変更手段は、
各支持部材3,4に対して油圧シリンダ71を軸73を
利用して回動自在に取り付けると共に、油圧シリンダ7
1と各支持部材3,4とを油圧シリンダ71に設けた長
孔74とボルトナット75を利用して固定する。なお、
長孔を各支持部材3,4側に設けることもできる。
【0014】前記昇降装置7におけるピストンロッドの
先端にブラケット8が固定されている。このブラケット
8上には、自動ハンマー9とその打撃音を収集するマイ
クロフォン10とが固定されている。自動ハンマー9
は、制御装置からの指令に従って自動的にコンクリート
打設面を叩くものであって、一例として、図3に示すよ
うに、ブラケット8に固定された筒状のガイド91と、
その内部にスライド自在に挿入された支軸92と、支軸
92の先端に固定されたハンマー本体93とを備えてい
る。支軸92にはブシュ96が固定されており、このブ
シュ96とガイド91の底部との間には、スプリング9
4が圧縮状態で配置されている。支軸92(もしくは支
軸92に固定されたブシュ96)には、ガイド91の外
部に突出した突起95が設けられ、この突起95に前記
ブラケット8上に設けられたカム97が係合している。
このカム97は、同じくブラケット8上に設けられた電
動あるいは油圧モータ98によって回転するものであ
り、一定範囲の角度回動する間は突起95を押圧して、
支軸92をスプリング94の圧縮方向に移動させ、所定
の角度に達した状態において突起95との係合が解除さ
れ、さらに一回転すると、スプリング94の力で元の位
置に復帰した突起95との係合状態となるものである。
【0015】フレーム2(車両1の車体でも良い)にお
ける前記ハンマー昇降装置7の前方(車両の走行方向か
ら見て)には、障害物検出装置11が設けられている。
この障害物検出装置11は、本実施形態では、フレーム
2に固定されたスイッチであって、そのスイッチの操作
ロッド11aがトンネルの天井面あるいは側壁面側に突
出しており、トンネルの天井面あるいは側壁面に設けら
れた障害物、例えば架線の支持部材、信号、表示板、電
柱などに接触することにより、障害物の検出を行う。こ
の障害物検出装置としては、前記のような操作ロッドを
使用した接触型の検出装置以外に、超音波や赤外線を使
用した無接触型のものを使用することもできる。この障
害物検出装置11は、後述する制御装置を介してハンマ
ー昇降装置7に接続されている。すなわち、障害物検出
装置11によって障害物が検出された場合に、各ハンマ
ー昇降装置7が下降方向に駆動されて、先端のハンマー
9やマイクロフォン10が車両限界内に収納され、障害
物を避けるように構成されている。なお、この障害物検
出装置11は、各ハンマー昇降装置毎に設けることもで
きるが、近接する複数のハンマー昇降装置に対して1つ
の障害物検出装置を設けて、障害物が検出された場合に
同時に複数のハンマー昇降装置を下降させても良い。
【0016】前記各昇降装置7の先端に支持されている
自動ハンマー9及びマイクロフォン10は、車両上に設
けられた制御装置12に接続されている。この制御装置
12には、各昇降装置7にそれぞれ設けられた自動ハン
マー9を順次動作させることにより、コンクリート打設
面を一定の間隔で順番に叩くために、各自動ハンマー9
のカム97の回転を制御するハンマー制御部13が設け
られている。また、制御装置12には、前記障害物検出
装置11からの指令に従って、昇降装置7を駆動して、
自動ハンマー9やマイクロフォン10を車両限界内に格
納し、また、ハンマーなどが障害物を通過した場合に、
再び昇降装置7を駆動して、ハンマーなどを壁面側に上
昇させるための、昇降装置制御部14が設けられてい
る。
【0017】制御装置12には、各昇降装置7に支持さ
れたマイクロフォン10からの各自動ハンマー9の打撃
音を収集して分析する打撃音分析部15が設けられてい
る。なお、この制御装置12には、隣接するハンマーの
打撃音を雑音として拾わないように、自己のハンマーの
打撃時以外は、マイクロフォン10の集音を停止するミ
ュート部を設けることもできる。打撃音分析部15は、
各マイクロフォンで収集された各ハンマーの打撃音の周
波数、音量、波形などを分析するものである。この打撃
音分析部15の出力は、制御装置12に設けられた判定
部16に送られ、この判定部16において予め記録され
ている基準音と比較して異常音あるいは正常音の判定が
なされる。この場合、判定部16には、種々のパターン
の基準音を用意しておき、これらの基準音と各マイクロ
フォンで収集された打撃音とを比較することにより、異
常の種類や程度を判定し、その判定度に応じた表示信号
を後述する分布図生成部19に出力する。この打撃音分
析部15は、異常の種類や程度の代わりに、各マイクロ
フォン10によって収集された周波数、音量、波形など
のデータを、数値あるいはアイコンや着色表示などのデ
ータとして、分布図生成部19に出力することもでき
る。
【0018】前記制御装置12には、各ハンマーの打撃
位置を検出するための位置情報分析部18が設けられて
いる。この位置情報分析部18は、車両に設けられた走
行距離計、速度計、時計などの各計器17からの情報、
及び車両上における各ハンマーの位置、各ハンマーの打
撃時刻などを取得して、ある特定のハンマーがトンネル
のどの位置を叩いたか、またその位置においてマイクロ
フォンから捕捉した打撃音がどのようなものであるかを
判別する。前記制御装置12には、前記位置情報分析部
18によって収集された情報を基礎にして、検査したト
ンネル内壁面の展開図と、その展開図上における打撃個
所の配置図を作成する分布図生成部19が設けられてい
る。この分布図生成部19は、前記打撃個所の配置図に
加え、前記打撃音分析部15によって得られた各打撃個
所における打撃音の正常・異常などの判定表示、あるい
は各打撃音の周波数や波形データを表示することによ
り、検査結果の分布図を生成する。前記制御装置12
は、前記分布図生成部19によって生成した分布図を表
示するディスプレイや印刷するプリンタなどの出力装置
20に接続されている。また、この出力装置20として
は、前記打撃音分析部15によって判定された異常音の
レベルや数に応じて警報を発する警報装置も使用でき
る。
【0019】(2)第1実施形態の作用 以上のような構成を有する第1実施形態の作用は次とお
りである。まず、トンネルなどのコンクリートの打設個
所を検査する場合、制御装置12に検査開始地点、時
刻、ハンマーの打撃間隔、各ハンマーの位置、車両限界
とトンネルの天井や側壁部までの距離などのデータを入
力する。次いで、車両限界とトンネルの天井や側壁部ま
での距離に応じて、各ハンマー昇降装置7を上昇させ、
各自動ハンマー9と検査対象との距離を等しく設定す
る。
【0020】この場合、複線の軌道を持つトンネルにあ
っては、天井部分が隣接する軌道側に平らに延びている
ので、天井側支持部材3に設けられたハンマーだけで
は、上下線の軌道の中間部分の天井を叩くことができな
い。そこで、本実施形態では、上下線の軌道の中間側に
位置する側面側支持部材4を上部の支軸5を中心として
駆動装置6によって上方に回動させ、その側面側支持部
材6を天井面とほぼ平行に配置させる。このようにする
ことにより、車両1の軌道から離れた天井部分にもハン
マー9を対向させることができる。また、この場合、本
実施形態では、ハンマー昇降装置7が支持部材3,4に
対して角度を調整自在に取り付けられているので、支持
部材3,4の角度が変わっても、ハンマー9の先端と検
査個所の表面とを平行にすることができる。
【0021】このような状態で、最初の検査地点におい
て、複数ある自動ハンマー9を順番に駆動させて、トン
ネルの壁面を順番に叩き、その打撃音を各自動ハンマー
9に近接して設けられたマイクロフォン10によって収
集する。すなわち、前記ブラケット8上に設けられたカ
ム97を回転させると、そのカム97が自動ハンマー9
の支軸92に設けられた突起95を押圧するので、支軸
92はスプリング94を圧縮しながらガイド91の基部
側に移動する。カム97が所定の角度回動すると、カム
97と突起95との係合が解除され、支軸92はスプリ
ング94の力でガイド91の先端側に急速に移動し、支
軸先端のハンマーが検査対象であるコンクリートの壁面
に衝突し、打撃音が発生する。前記のような自動ハンマ
ー9による検査個所の打撃動作は、ハンマー制御部13
の指令に従って、複数のハンマーについて一定の間隔で
順番に行われ、各ハンマーの打撃音がマイクロフォン1
0によって収集される。これら収集された打撃音は、そ
れぞれ打撃音分析部15に送られ、その周波数、波形、
音量などが分析、記録される。
【0022】この打撃音分析部15によって得られた各
打撃音の分析結果は、更に判定部16に送られ、正常音
であるか、異常音であるかの判定がなされる。また、こ
のエキスパートシステムを判定部に組み込むことによ
り、マイクロフォン10で収集された打撃音が、どのよ
うな異常に相当するかを判定することもできる。例え
ば、コンクリート内部の空洞、亀裂、異物、コールドジ
ョイントの存在、その深さや幅の程度などと、それに対
応する打撃音との組み合わせをデータとして分析部が記
憶しておき、これを参照することによりマイクロフォン
10から得られた打撃音がどのような異常に起因してい
るかを判定することができる。前記のようにして判定部
16で得られた各マイクロフォン10からのデータは、
各マイクロフォン10が収集した検査個所の位置情報と
共に分布図生成部19に送られる。この場合、検査個所
の位置データは、車両1に設けられた各計器17からの
車両の停止位置と、車両上における各ハンマー9の位置
などを基準として、位置情報分析部18によって生成さ
れる。
【0023】前記のようにして、ある車両の停止位置に
おいて各ハンマーの打撃音の収集が終了した後は、予め
定められた間隔分だけ(検査の必要性によってこの間隔
は適宜変更できる)車両1を走行させ、新たな停止位置
において、再び各ハンマーによる打撃検査と、その打撃
音の収集を行う。この場合、車両の移動時に、ハンマー
やマイクロフォンが天井などの壁面に衝突するおそれが
ある場合には、ハンマー昇降装置7を利用してハンマー
やマイクロフォンを格納するが、カムによってスプリン
グを圧縮してハンマーを後退させておけば、通常はその
まま車両を走行させることができる。また、車両の移動
時に障害物検出装置11によって障害物が検出された場
合も、この障害物検出装置11からの指令によりハンマ
ー昇降装置7によりハンマーなどを格納する。
【0024】前記のようにして、トンネルの入り口部分
から出口部分にかけて、車両1を一定間隔で走行停止さ
せながら、各停止位置において各ハンマーにより検査個
所を叩いてその打撃音をマイクロフォン10によって収
集する。そして、各検査個所において収集された各ハン
マーの打撃音は、それぞれ分析部15及び判定部16に
処理を経て、分布図生成部19に送られる。分布図生成
部19においては、前記検査個所の位置データをもとに
各ハンマーが叩いた検査個所の分布図を生成し、この分
布図の各検査個所の位置に、前記判定部16によって得
られた各検査個所の正常・異常状態や、各検査個所の打
撃音のデータを重ね合わせて表示する。すなわち、各検
査個所の位置に、その正常・異常に応じて、正常を示す
青マークまたは異常を示す赤マークを表示したり、各異
常の程度や状態に応じて種々の色分けやアイコンを表示
する。また、分布図上の各検査個所の位置に、打撃音の
周波数などの特性を示す数字を記載したり、エキスパー
トシステムを利用して異常の程度や種類が判明した場合
には、その異常の内容を示す文字表示やアイコンの表示
を行う。
【0025】図5は、前記のようにして得られた分布図
を示すものであって、一例として検査対象であるトンネ
ルの長さ方向にわたって横長の分布図が表示され、この
分布図上に車両の停止位置毎にトンネルの幅方向に一定
間隔で検査個所が表示されている。そして、各検査個所
には、正常を示すマークMSと、異常を示すマークMI
とが表示され、この異常を示すマークMIの分布を検討
することにより、トンネル内に亀裂などの異常個所が広
がっている様子が一目で判明できる。なお、この分布図
は、トンネルのように幅に比べて長さが各段に大きいた
め、ディスプレイ上で表示するには所定距離毎に分割表
示したりスクロール可能とする必要がある。また、印刷
する場合にも、所定距離毎に分割したり、ロール紙に印
刷する。
【0026】(3)他の実施形態 本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、
次のような他の実施形態も包含するものである。
【0027】(1) 前記実施形態は、ハンマーをガイドに
沿って往復動自在として、スプリングの力で検査個所に
衝突させたが、ハンマーを軸を中心として回動自在に支
持すると共に、スプリングによって検査個所側に付勢し
ておき、カムを利用してスプリングに逆らってハンマー
を検査個所から離れた方向に回動させて、衝撃力を蓄積
することも可能である。また、カムそのものの一部にハ
ンマーを設けて、カムを回転させることで直接検査個所
を叩いたり、油圧あるいは空気圧シリンダの往復動を利
用したり、コンプレッサからの空気圧を利用したエアハ
ンマーにより検査個所を叩くこともできる。
【0028】(2) 前記実施形態は、支持部材にハンマー
昇降装置を設けてハンマーの格納を行うようにしたが、
個々のハンマーやマイクロフォンは支持部材に固定して
おき、支持部材そのものを昇降させることにより、ハン
マーなどの格納を行うこともできる。すなわち、本発明
の請求項に記載の格納装置としては、ハンマー昇降装置
でも良いし、し支持部材昇降装置でも良く、さらには、
昇降可能とした支持部材に対して、更にハンマー昇降装
置を組み合わせても良い。
【0029】(3) 判定部16は、打撃音の正常・異常を
判定する以外に、入力された打撃音の物理的な特性をそ
のまま判定して、次段の分布図生成部19に出力するも
のでも良い。この場合、分布図生成部19では、打撃音
の生のデータがそのまま分布図上に表示されるので、正
常・異常の判定は、分布図に基づいて人手で行うことに
なる。また、前記のような判定部16による自動的な正
常・異常の判定に加えて(あるいは表示を切り換え
て)、打撃音の生のデータを別の分布図上に表示させ
て、自動的な判定と人手による判定とを平行して行うこ
ともできる。
【0030】(4) 前記のような打撃動作は、予め定めら
れた検査間隔に応じて、車両1を走行させ、停止位置毎
に打撃を繰り返すこともできるが、車両を停止させるこ
となく低速で走行しながら、各ハンマーを順番に動作さ
せることもできる。この場合、分布図上にプロットされ
る検査結果が、縦横の格子状には並ばないが、検査結果
のパターを知る上では差し支えない。
【0031】(5) 車両の走行方向と直交方向に配置した
複数のハンマーについても、前記のように間隔を置いて
順番に打撃動作を行うことにより、隣接するハンマーの
打撃音が雑音として捕捉されることがないが、指向性の
強いマイクロフォンを利用することで、複数のハンマー
によって同時に検査個所を打撃することも可能である。
【0032】(6) 前記実施形態は、分布図を作成してそ
こに正常・異常の表示をしたり、打撃音のデータを表示
させたが、必ずしも分布図を表示させる必要はない。車
両の走行停止を繰り返しながら打撃音を収集して、打撃
音に異常があった場合に警報を出力するものであっても
良い。すなわち、前記図4における位置情報分析部18
や分布図生成部19を設けることなく、判定部16によ
る判定結果を出力装置20に、種々の方法で直接出力す
ることもできる。それだけでも、検査に携わる作業員
は、車両の運転(これも走行停止は自動化できる)や安
全確保のみを考慮していれば、ハンマーによる打撃作業
や異常の発見が自動化されるので、大幅な省力化と検出
作業の精度向上が確保される。
【0033】(7) 前記実施形態では、ハンマーとマイク
ロフォンは車両の走行方向と直角に複数組設けたが、車
両上に1組だけ設けることもできる。その場合、車両を
一定間隔で走行停止させながら何度も検査個所を叩くこ
とで、直線上に配列された検査個所の検査データを収集
することができる。また、1組のハンマーとマイクロフ
ォンの取付位置を手動により走行方向と直角の方向に移
動させ、車両を何度か往復動させることで、検査個所の
展開図的なデータを得ることもできる。もちろん、1組
のハンマーとマイクロフォンを、車両の走行方向と直角
に延びるレール(スライダ)上に配置して、これをモー
タなどの駆動力を利用して自動的に移動させながら、検
査個所を一定間隔で叩き、走行方向と直角方向のデータ
を収集することもできる。
【0034】(8) 前記実施形態は、鉄道軌道のトンネル
壁面に打設されたコンクリートの検査を対象としたが、
必ずしも鉄道のトンネルに限定されるものではなく、道
路のトンネルの壁面の検査を行うこともできる。その場
合、車両としてはトラックやトレーラなどが使用され
る。また、トンネルの壁面に限定されるものではなく、
橋桁や手すり、ガードレール、桟橋など車両の走行方向
に沿って多数の検査個所が必要とされる場合にも広く使
用できる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、作
業者により手作業で行っていた検査作業が不要となり、
打撃から検査課所及びその結果の分布図の作成までおも
自動的に実施でき、その結果作業者の負担が軽減し、検
査作業の効率化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート打設箇所の検査装置の一
実施形態を示す正面図。
【図2】図1の実施形態におけるハンマー昇降装置の構
成を示す正面図。
【図3】図1の実施形態における自動ハンマーの構成を
示す正面図で、(a)はハンマーの前進状態、(b)は
ハンマーの後退状態を示す。
【図4】図1の実施形態における制御部の構成を示すブ
ロック図。
【図5】図1の実施形態によって作成した検査結果を示
す分布図。
【符号の説明】
1…車両 2…フレーム 3…天井側支持部材 4…側面側支持部材 5…支軸 6…駆動装置 7…ハンマー昇降装置 71…油圧シリンダ 72…ピストンロッド 73…軸 74…長孔 75…ボルトナット 8…ブラケット 9…自動ハンマー 91…ガイド 92…支軸 93…ハンマー本体 94…スプリング 95…突起 96…ブシュ 97…カム 98…油圧モータ 10…マイクロフォン 11…障害物検出装置 11a…操作ロッド 12…制御装置 13…ハンマー制御部 14…昇降装置制御部 15…打撃音分析部 16…判定部 17…計器 19…分布図生成部 18…位置情報分析部 20…出力装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両と、その車両上に配置されたハンマ
    ーとその駆動装置と、このハンマーに近接して設けられ
    たマイクロフォンと、前記マイクロフォンによって収集
    された打撃音の分析部と、前記車両及び車両上のハンマ
    ーの位置に基づいてハンマーによる打撃箇所の位置を特
    定する位置情報分析部と、前記打撃音分析部によって判
    定された情報を前記ハンマーによる打撃箇所の位置情報
    に基づいて表示する検査結果の分布図生成部とを備えて
    いることを特徴とするコンクリート打設箇所の検査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記車両上に、その走行方向と直交する
    方向で、複数組のハンマー及びそのハンマーによる打撃
    音を収集するマイクロフォンが設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載のコンクリート打設箇所の検査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ハンマー及びそのハンマーによる打
    撃音を収集するマイクロフォンが、車両上に設けられた
    格納装置上に配置され、前記格納装置が前記ハンマー及
    びマイクロフォンを車両の走行限界内に収納するもので
    あることを特徴とする請求項1また請求項2に記載のコ
    ンクリート打設箇所の検査装置。
  4. 【請求項4】 車両上にハンマー及びマイクロフォンを
    複数組配置した天井側支持部材と側面側支持部材とが門
    型に設けられ、これら支持部材のうち、側面側支持部材
    の少なくとも一方は、その上部側を中心として水平方向
    に回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のコンクリート打設箇所の検査装
    置。
  5. 【請求項5】 車両と、その車両上に配置されたハンマ
    ーとその駆動装置と、このハンマーに近接して設けられ
    たマイクロフォンと、前記マイクロフォンによって収集
    された打撃音の分析部と、前記打撃音の分析部によって
    分析された打撃音から打設箇所の異常を判定する判定部
    とを備えていることを特徴とするコンクリート打設箇所
    の検査装置。
  6. 【請求項6】 車両をコンクリート打設箇所に沿って走
    行させ、この車両上に設けられたハンマーをその駆動装
    置を用いて所定の間隔でコンクリート打設箇所を打撃
    し、前記車両の位置に基づいてこの打撃箇所の分布図を
    作成すると共に、前記各打撃箇所における打撃音を集音
    し、得られた複数の打撃音を分析して、その打撃音の特
    徴を打撃箇所の分布図上に表示することを特徴とするコ
    ンクリート打設箇所の検査方法。
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