JP6325317B2 - 狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システム - Google Patents

狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システム Download PDF

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Description

本発明は、狭小遊間におけるユニット器材・移動システムに関するものであり、より詳細には、例えば、高架道路の橋桁のようなコンクリート構築物の端部周囲等に生ずる狭小な遊間を利用して、当該狭小な遊間に臨む面を調査・補修したり、処理を施したりする際に用いられる、狭小遊間におけるユニット器材支持・移動システムに関するものである。
例えば、多くの高架道路においては、床版と床版を受ける橋台の接続部に伸縮装置が配置され、床版の端面とこれに対向する橋台の鉛直面との間に存する狭小遊間が閉塞されている。しかし、この伸縮装置から当該狭小遊間内への漏水は不可避であり、その漏水等によって桁端部の劣化・損傷が惹起される。殊に、路面に撒かれる凍結防止剤に多くの塩分が含まれていて、その塩分が漏水中に混ざってコンクリート中に浸透し、内部鉄筋を腐食させることによる劣化・損傷が大きな問題となっている。
かかる事態が発生した場合は、橋梁桁端を補修する必要があり、具体的には、以下のような作業が必要となる。
・狭小遊間内に存する発泡スチロール等の異物の除去
・コンクリートの表面処理
・劣化部及び補修範囲の特定
・劣化したコンクリートの除去、はつり深さの計測及び鉄筋に対する防錆剤の塗布
・補修材料の充填による欠損したコンクリート断面の修復
・劣化因子の進入防止のための表面含浸剤や表面被覆材の塗布
ところで、橋梁桁端と橋台との間の遊間は2〜5cmと非常に狭小であり、このように狭小な遊間に対して上記のように多くの作業を実施するためには、本線(車線)の交通規制を行った上で、道路上から行わざるを得ない。そのため、当該調査・補修工事の際は、交通渋滞の発生を招く。
従来、上記のような橋梁桁端部の補修を行うための工法として、特許文献1(特開2006−161314号公報)に記載のものが提案されている。その工法は、概略、「ウォータージェット装置による高圧水噴射にてコンクリート床版の端部下面のコンクリート表層部を所要の帯域に亘りハツリ、上記コンクリート床版端面の縦方向遊間内に曲げ弾性を有する型板を挿入し、上記ハツリ帯域の下部開放面を覆う型枠を設置し、該型枠の前端面を上記型板の表面に当接し、該型板と型枠とによって画成された上記ハツリ帯域内へ補修セメントモルタルを充填し、該補修セメントモルタルの硬化後上記型枠を除去し、上記型板を残存させる。」というものである。
しかし、この提案に係る工法は、比較的広い遊間が存するコンクリート床版の裏面側から工事を行うことを前提としたものであって、本発明において想定している狭小遊間、即ち、幅が2〜5cm程度の狭小遊間内における作業については想定されていない。もちろん、その工法において用いる型枠や治具類も、幅が2〜5cm程度の狭小遊間内における作業に適用し得るようには構成されていない。
特開2006−161314号公報
上述したように、従来提案されているコンクリート床版端部、あるいは、橋台地覆部等の補修工法は、幅が2〜5cm程度の狭小遊間内における作業を想定したものではなく、他にもそのような狭小遊間内を対象とする作業に適するシステムないし工法は提唱されていない。そのために従来、そのような狭小遊間内を対象とする作業は、専ら、交通規制を布いた上で道路上から行わざるを得ず、それに伴う交通渋滞の発生は不可避であった。
本発明はかかる背景の下になされたものであって、例えば、周囲に幅が2〜5cm程度の狭小遊間しかない高架道路の橋梁桁端部についての性状調査(主に塩害による腐食調査)、並びに、その調査結果に基づく補修工事、あるいは、そのような狭小遊間に臨む面に対する処理を、交通規制を布くことなく行うことを可能にする、狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、狭小遊間内に配置されて当該狭小遊間に臨む面の表面及び/又は内部の調査、補修又は処理を行うユニット器材を、前記狭小遊間内において支持しつつ移動させるためのシステムであって、
前記ユニット器材を支持しつつ移動させるための手段は、前記ユニット器材を支持しつつ昇降させる昇降手段と、前記狭小遊間の下側に配置され、前記昇降手段を水平方向に移動可能に支持する水平移動手段とを含むものであり、あるいは、前記ユニット器材を支持しつつ水平方向に移動させる水平移動手段と、前記水平移動手段を昇降させる昇降手段とを含むものであり、
前記ユニット器材は、一対の屈折ミラーをハの字型に設け、その間にターゲット板を配置して構成され、垂直方向に移動するワイヤーに吊下されて前記狭小遊間内に配備されるミラーユニットと、
前記狭小遊間外に配置されるレーザー距離計とから成る距離測定ユニットであって、前記レーザー距離計から照射されたレーザー光が前記ミラーユニットにより屈折されて調査対象面に当たることで、前記調査対象面までの距離の計測が行われる狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムである。
好ましい実施形態においては、前記昇降手段における前記ユニット器材の支持は、前記昇降手段が備える、複数種の前記ユニット器材の取り付けに対応するユーティリティーヘッドを介して行われる。
一実施形態における前記昇降手段は、ネジ式、エア式、油圧式又は電動のジャッキであり、他の実施形態における前記昇降手段は、前記狭小遊間内下部又は前記狭小遊間の下側を移動する走行体に、中間部が連結杆を介して連結されて平行リンクを構成する一対の揺動アームを枢着し、前記一対の揺動アームを押し引きすることにより、前記一対の揺動アームの上部に取り付けられる前記ユニット器材を上下動させるものである。
一実施形態における前記水平移動手段は、前記狭小遊間の下側の平面上に敷設されるレールを含み、前記昇降手段は前記レール上に設置されて水平方向に移動可能にされる。
本発明は上記のとおりであって、本発明に係るユニット器材支持・移動システムによれば、周囲に幅が2〜5cm程度の狭小遊間しかない高架道路の橋梁桁端部のようなコンクリート構築物の端部の性状調査、要補修部分の補修作業又は必要な処理作業を、調査、補修あるいは処理のためのユニット器材を、ユニット器材支持・移動システムを介してその狭小遊間内に側面側から導入することにより適切に行うことが可能となり、しかも、高架道路の橋梁桁端部の場合におけるそれらの作業は、コンクリート構築物の側面側から行うために、当該作業を交通規制を布くことなく行い得る効果がある。
請求項2に記載の発明の場合は、各ユニット器材をユーティリティヘッドに取付可能に構成することより、本発明に係るユニット器材支持・移動システムを種々のユニット器材について利用可能となり、一層汎用性を持たせることが可能となる効果がある。
本発明に係る狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムの第1の態様の一実施形態を示す図である。 本発明に係る狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムの第1の態様の他の実施形態を示す図である。 本発明に係る狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムの第1の態様の更に他の実施形態を示す図である。 本発明に係る狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムの第2の態様の一実施形態を示す中間省略正面図である。 図4に示す実施形態の中間省略平面図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法における充填材撤去工程を示す模式図である。 本発明に係る狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムに適用可能なユニット器材の一例(カメラユニット)を示す斜視図である。 本発明に係る狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムに適用可能なユニット器材の別例(打音収集ユニット)を示す平面図及び正面図である。 本発明に係る狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムに適用可能なユニット器材の別例(自然電位測定装置)を示す正面図である。 図9に示す自然電位測定装置によって測定された、調査対象部内の鉄筋の腐食状態を示す等高線図である。 本発明に係る狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムに適用可能なユニット器材の別例(ウォータージェットノズル)を示す正面図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法におけるはつり工程の第1段階を示す模式図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法におけるはつり工程の第2段階を示す模式図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法におけるはつり深さ測定方法を示す模式図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法における型枠セッティング工程を示す模式図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法において用いる型枠の構成を示す正面側及び背面側斜視図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法における型枠設置状況を示す縦断面図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法における修復材供給工程を示す模式図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法における修復材供給完了工程を示す模式図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法における修復面後処理作業の第1工程を示す模式図である。 本発明に係るユニット器材支持・移動システムを利用したコンクリート構築物の調査・補修工法における修復面後処理作業の第2工程を示す模式図である。
本発明を実施するための形態につき、添付図面に依拠して説明する。本発明に係るシステムは、限定する訳ではないが、主に、高架道路の橋梁桁端のような、周囲に2〜5cm程度の狭小遊間しかないコンクリート構築物端部の調査・補修、あるいは、処理のために利用されるものであり、以下の説明は、橋梁桁端の調査・補修、あるいは、処理を行うことについての説明となっているが、他の狭小遊間部において利用する場合もこれに準ずる。
なお、本発明に係るシステムは、主に上記のような狭小遊間部において利用する場合を想定して創作されたものであるが、より広い遊間部の場合、あるいは、周囲が開放されている構築物端面を調査、補修、処理するような場合にも利用可能であることは言うまでもない。
本発明に係る狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムには2つの態様が含まれ、そのうちの第1の態様は、狭小遊間82内に配置されて当該狭小遊間82に臨む面の表面及び/又は内部の調査・補修又は処理を行うユニット器材1を、狭小遊間82内において支持しつつ昇降させる昇降手段と、狭小遊間82の下側に配置され、昇降手段を水平方向に移動可能に支持する水平移動手段とから成る。即ち、この第1の態様においては、ユニット器材1を支持するのは昇降手段で、ユニット器材1は昇降手段によってY軸方向に移動させられ、また、昇降手段が水平移動手段を介して水平方向に移動することで、X軸方向に移動させられる。
後述するように、本発明において用いられるユニット器材1には種々のものがあり、本発明に係るユニット器材支持・移動手段は、それら種々のタイプのユニット器材1を搭載するための、汎用性のあるユーティリティヘッド24を備えたものとされる。ユーティリティヘッド24は、例えば、器材取り付けプレートとその側辺に配設される枠とから成るものとすることができる。また、このユーティリティヘッド24を備えたユニット支持・移動手段は、調査機能を有するユニット器材1を搭載しての劣化部調査だけでなく、それぞれの目的に対応するユニットを搭載しての狭小遊間82内に存する異物(発泡スチロール等)の除去、狭小遊間82に面するコンクリート面の表面処理(目粗し)、補修部分のコンクリートのはつり、鉄筋防錆剤の塗布、断面修復後の劣化防止処理、その他の調査、補修、処理等の作業に利用可能である。
ユニット器材1は、ユニット支持・移動手段に支持されて、狭小遊間82内を調査対象面Sに沿って昇降(Y軸方向移動)及び水平移動(X軸方向移動)する。狭小遊間82内においてユニット器材1を支持してX軸方向及びY軸方向に移動させるための手段は種々考えられる。例えば、狭小遊間82の下の橋台81上面上にガイドレール21を敷設し、昇降手段であるジャッキ22、23(図1、2参照)を、ガイドレール21上に走行可能に配置する構成が考えられる。ジャッキ22、23としては、ネジ式、エア式、油圧式又は電動のパンタグラフジャッキが好適である。また、ここにいうジャッキ22、23は、一般にテーブルリフトと称されている類のものを含むものとする。
図1に示す例の場合は、狭小遊間82外の橋台81の上面端部に設置されたモーター21aと、橋台81の上面反対側端部に設置された折り返し部21bとの間に図示せぬワイヤーが渡され、パンダグラフ機構22にこのワイヤーが連結される。かくして、ワイヤーがモーター21によって進退駆動されることで、ジャッキ22はガイドレール21上を前後動する。図2に示す例の場合も、これと同様に構成することができる。このようにガイドレール21を敷設することなく、ジャッキ22、23にホイールを取り付けて自走可能にすることもできる。これらいずれの場合においても、ユニット器材1は、ジャッキ22、23の上面に配設されるユーティリティヘッド24に取り付けられる。
また、他のユニット支持・移動手段として、上記のように敷設したガイドレール21上に走行体25を配し、それに、中間部が連結杆26を介して連結されて平行リンクを構成する一対の揺動アーム26a、26bを枢着して成る構成を採用することができる(図3参照)。この場合ユニット器材1は、一対の揺動アーム26a、26bの上面に配設されるユーティリティヘッド24に設置される。この場合の走行体25は、例えば、図1について説明した方法と同様の方法でガイドレール21上を走行させることができる(X軸方向移動)。また、一対の揺動アーム26a、26bを、走行体25上に配備したシリンダー28の作用で揺動させることにより、ユーティリティヘッド24(ユニット器材1)を昇降(Y軸方向移動)させることができる。
本発明に係る狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムの第2の態様は、狭小遊間内に配置されて当該狭小遊間に臨む面の表面及び/又は内部の調査、補修又は処理を行うユニット器材を、前記狭小遊間内において支持しつつ水平方向に移動させる水平移動手段と、前記水平移動手段を昇降させる昇降手段とで構成されるものである(図4、5参照)。即ち、この第2の態様においては、ユニット器材1を支持するのは水平移動手段で、ユニット器材1は水平移動手段によってX軸方向に移動させられ、また、水平移動手段が昇降手段を介して昇降駆動されることで、Y軸方向に移動させられる。
水平移動機構は、例えば、調査対象面Sを挟んで狭小遊間82外に対設される一対のワイヤー搬送手段31、31aと、中途にユニット器材1が固定されてワイヤー搬送手段31、31a間に渡されるワイヤー32とから成るものとされる。また、昇降機構は、例えば、狭小遊間82内の調査対象面Sを挟んで狭小遊間82外に垂直に対設される一対のラック33、33aと、各ワイヤー搬送手段31、31aに配備されてそれぞれラック33、33aに噛合するピニオン34、34aと、ピニオン34、34aの回転駆動手段(例えば、昇降ハンドル35、35a又はモーター)とから成るものとされる。
ワイヤー32は、ワイヤー搬送手段31側の駆動プーリ36と、ワイヤー搬送手段31a側の被動プーリ36a間に掛け回される無端のものとされ、その上側部分に、作業中、ユニット器材1を固定支持する取り付け治具37(ユーティリティヘッド24)が取り付けられる。駆動プーリ36には、適宜駆動手段が設置される。図示した例における駆動手段は手回し式のワイヤー移動用ハンドル38であり、そのハンドル軸と駆動プーリ36の軸との間に、回転駆動力伝達用ベルトが掛け回される。
このワイヤー移動システムの場合は、ワイヤー移動用ハンドル38を回すことによりプーリ36を回転駆動してワイヤー32を進退移動させることができるので、そのハンドル操作でユニット器材1を水平方向に移動させつつ、その高さ位置における調査、補修又は各種処理を行うことができる。また、昇降ハンドル35、35aを操作してピニオン34、34aを回転させることで、水平移動機構全体をラック33、33aに沿って上下動させることができるので、ユニット器材1による調査、補修又は各種処理を順次高さを変えて行うことが可能となる。好ましい実施形態においては、昇降ハンドル35、35aとワイヤー移動用ハンドル38の各ハンドル軸に、ユニット器材1の位置を検出する位置情報表示装置(ポジションメーター)39が設置される。
なお、上述した例のワイヤー移動システムにおける昇降動作及び水平移動動作は、いずれも手動操作による構成となっているが、昇降動作と水平移動動作の一方又は双方を機械的駆動とすることもできる。そのためには、例えば、ワイヤー移動用ハンドル38を設ける代わりにプーリ36を回転駆動するモーターを配設し、また、昇降ハンドル35、35aを設ける代わりに、ピニオン34、34aを回転駆動するモーターを配設し、これらのモーターを適宜同期させて作動させるようにすればよい。
次いで、上記構成の狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システムの利用例として、橋桁端部の調査・補修方法について工程順に説明し、同時に、その場合に用い得るユニット器材1の種類について説明する。
充填材撤去工程
橋梁桁端80の場合は、その側面と橋台81の垂直面との間に狭小遊間82が形成され、狭小遊間82の上端部は伸縮装置83によって閉塞され、伸縮装置83の下側に発泡ポリスチレン(スタイロフォーム)等の充填材84が充填されている(図6参照)。そこで、ユニット器材1のセッティング前に、この充填材84を除去する必要がある。この充填材84の除去は、ユニット器材1の1つである噴射装置85を用いた水噴射によって行うことができる。
調査・データ取得工程
充填材84を除去した後、調査対象面Sの表面及び内部の性状調査、並びに、劣化調査を行う。この場合に用いられるユニット器材1は性状調査並びに劣化調査を行うためのもので、種々のタイプのものを用いることができる。調査順は特に問わないが、例えば、カメラユニットによる外観調査、含有塩分量調査、打音収集ユニットによる打音調査、自然電位測定装置による自然電位測定調査の順に行われる。
<カメラユニットによる外観調査>
外観調査を行うためのユニット器材1としては、例えば、LED等の照射手段3と、照射手段3による照射方向を調査対象面Sに向けて偏向させるための偏向ミラー4と、偏向ミラー4に写し出される調査対象面Sの写像を撮影するCCDカメラ5とを、狭小遊間82内を移動し得る細身のケース6(ユーティリティヘッド24で代用可)に収めて成るカメラユニット2を用いることができる(図7参照)。この場合、1つのカメラユニット2に複数のCCDカメラ5を搭載することにより、あるいは、ユニット器材支持・移動システムに複数台のカメラユニット2を設置することにより、広範囲のデータを迅速に取得することが可能となる。
ユニット器材1がこのカメラユニット2の場合に得られる情報は、調査対象面Sの表面変状(例えば、微細なひび割れや、内部鉄筋の腐食に起因する浮きの発生等)、部分的崩落等の表面性状に関する画像データである。このカメラユニット2で取得した画像データは、狭小遊間82外に配置される解析・表示手段に送られ、適宜加工が施されて目視可能な形に表示されて評価に供される。また、この画像データは、公衆通信網を介して遠隔地に送信され、あるいは、可搬のデータ記録媒体に記録して遠隔地に送られ、そこにおいて人的に評価され、また、必要に応じて適宜解析装置による解析が行われる。以下に述べる、データを採得する種類のユニット器材の場合も同様である。
<含有塩分量調査>
この調査は、補修対象部分及び補修内容の特定のために必要となる、調査対象部における塩分含有量の調査である。この調査は、ドリルで調査対象面Sに穿孔して試料を採取することによって行うが、そのドリル穿孔に際して鉄筋Tを損傷することがないようにするため、事前に鉄筋Tの存在位置を探査して確認することが必要となる。
鉄筋Tの存在位置の確認は、例えば、ユニット器材1としてRCレーダー41を用いて行うことができる。このRCレーダー41は、コンクリートの表面から内部に向けて電磁波を送信し、コンクリートとは電気的特性を異にする鉄筋や配管等の異物からの反射信号を受信することにより、コンクリート中の異物を探査するための装置である。このRCレーダー41による鉄筋探査は、RCレーダー41を、橋梁桁端80の下面と橋台81の上面との間の遊間82a内を移動させて行うが、一般にRCレーダー41は、走行体を走行させながら下方に電磁波を送信する構成となっているので、この場合は、上下逆向きにして走行させて、橋梁桁端80の下面から探査することとする(図2参照)。
<打音収集ユニットによる打音調査>
他のユニット器材1としては、調査対象面Sに沿って当接移動して転打音を発する転打子9と、その転打音をピックアップする集音マイク10とを、狭小遊間82内を移動し得る細身で長尺のフレームケース8(ユーティリティヘッド24で代用可)に組み込んで成る打音収集ユニット7を用いることができる(図8参照)。この場合、転打子9は、フレームケース8の一半部に回転自在に設置され、フレームケース8の他半部に、転打子9に対応する受ローラー11が回転自在に設置される。
また、フレームケース8の前部及び後部に、転打子9を確実に調査対象面Sに接圧させるための付勢ローラー12が設置される。付勢ローラー12は、例えば、ねじりコイルばね13を介して起伏動作するものとされ、無負荷時にはねじりコイルばね13の作用で起状態(図8(B)の実線参照)となり、負荷時、即ち、狭小遊間82内へ挿入することにより、付勢ローラー12が、壁面からねじりコイルばね13のバネ圧を上回る押圧力を受けた際に、伏状態(図8(B)の仮想線参照)となる。この伏状態時には、ねじりコイルばね13の復元力によってフレームケース8が調査対象面S側に強く押されるため、転打子9は、常時、確実に調査対象面Sに接圧することとなり、探傷作業中、適正に転打音を発し続ける。
この打音収集ユニット7の場合に得られる情報は、調査対象面Sの内部の劣化状況、即ち、コンクリート内部の浮きや剥離(いずれも塩害等による鉄筋の腐食が原因で発生)を反映する音声データである。また、この場合、集音マイク10を介して取得された打音の音声データは、その場で担当者が直接聴取し、あるいは、録音媒体に録音して人為的評価に供される。また、その音声データを公衆通信網を介して遠隔地に送信し、あるいは、可搬の音声データ記録媒体に記録して遠隔地に送り、そこにおいて人的に評価し、もしくは、適宜解析装置を用いて解析することもある。
<自然電位測定装置による自然電位測定調査>
更に他のユニット器材1として、コンクリート中の鉄筋の腐食度合いを検出する、小型照合電極による自然電位測定装置を挙げることができる。この自然電位測定装置は、鉄筋が腐食することによって変化する鉄筋表面の電位からその腐食を診断する、電気化学的方法を用いたもので、一般に広く用いられている。図9は、本発明において用いるのに好適な構成にした自然電位測定装置14を示すもので、それは、ユーティリティヘッド24に、小型照合電極15と、当該電極端部に配設される測定用スポンジ16と、測定用スポンジ16を押圧するように作用する小型エアシリンダー17と、調査対象部に水を噴霧する水噴霧ノズル18とから成るユニットを組み付け、カバー19で覆ったものである。
この自然電位測定装置14は、そのカバー19を調査対象面S側に向けて配置して、測定用スポンジ16が調査対象面Sに当接するようにされる。その際測定用スポンジ16は、小型エアシリンダー17によって押圧されて調査対象面S側に膨出させられることで、調査対象面Sに確実に当接する。かくして、ユーティリティヘッド24の移動に伴って自然電位測定装置14が移動し、測定用スポンジ16を介して小型照合電極15により、調査対象面Sに対する自然電位測定が行われる。図10は、この自然電位測定装置14によって測定された、調査対象部内の鉄筋の腐食状態を示す等高線図で、図中斜線部が腐食部分を表わしている。
上述したものの他にも、コンクリート構築物の表面又は内部を探査するユニット器材は種々存在するが、狭小遊間82内に収まるサイズである限り採用可能であり、また、1種のみならず、複数種のものを併用できることは言うまでもない。
診断工程
次いで、上記調査・データ取得工程において得られたデータを人為的に評価し、あるいは、現場に設置された解析装置、もしくは、遠隔地に存する解析装置等を用いて解析し、その結果から、調査対象面Sが直ちに補修すべき状況にあるか否か、補修すべき個所は調査対象面Sのどの範囲か(補修対象個所の特定)、また、どの程度の補修を施すべきか(コンクリートの断面修復が全面的に必要か部分的に必要か、また、表面処理だけで足りるか等の補修内容の特定)等についての診断がなされる。
補修工程
その後、上記診断工程における診断結果に基づいて補修作業を行う。補修の程度がコンクリートの表面処理だけで足りる場合には、適宜表面被覆等の処理を行う。また、断面修復が全面的に又は部分的に必要な場合は、コンクリートのはつり作業、はつり深さの計測作業、鉄筋に対する防錆剤の塗布作業、型枠セッティング作業、断面修復作業、型枠撤去作業、修復面後処理作業をこの順に行う。以下、各作業工程について詳述する。
<コンクリートのはつり工程>
はつり作業は、超高圧水を用いるウォータージェット工法によることが推奨される。このウォータージェット工法の場合は、コンクリートにマイクロクラックが生ぜず、また、粉塵の発生や振動の問題がないので、作業環境の向上が図れるというメリットがある。断面修復は、損傷度合いに応じ、全断面修復の場合と部分断面修復の場合とがある。全断面修復の場合におけるはつり作業は側面側から行うことができるので、市販のウォータージェットノズルを用いることができるが(必要に応じ、ノズルの噴出角度の改良調整等を行う。)、部分断面修復の場合のはつり作業は、狭小遊間82内において行う必要があるため、市販のウォータージェットノズルを利用することができない。
そこで、本発明においては、このウォータージェット工法を実施するために、ユニット器材1として、狭小遊間82内に収まる小サイズのウォータージェットノズル43が用意される。このウォータージェットノズル43は、はつり対象面に向く1又は複数のジェット噴射孔43aを有するものであり(図11参照)、これを狭小遊間82内に差し込み、はつり対象面に向けて超高圧水を噴射することで、当該個所のコンクリートを部分的に破壊する。補修対象個所の塩分含有量が多い場合は、鉄筋Tを露出させるまではつることになる(図12、13参照)。なお、その場合、はつり作業に伴って発生する可能性のある粉塵が道路本線上に飛散することを確実に防止するために、狭小遊間82内の上部にエアバルーン44を配置してその部分を閉塞することもある。
<はつり深さ計測工程>
調査・診断結果から定めたはつり深さの確認、及び、補修のための修復材供給量を設定するために、はつり作業終了後、はつり深さを計測する。はつり深さの計測は、例えば、レーザー距離計45を用いて行うことができる。この場合、レーザー距離計45は狭小遊間82外に配置され、狭小遊間82内に一対の屈折ミラーをハの字型に備え、その間にターゲット板47を配したミラーユニット46が配置される(図14参照)。レーザー距離計45は、狭小遊間82外において狭小遊間82と平行に移動可能に設置され、ミラーユニット46は、垂直方向に移動するワイヤー47に吊下されて、上下動可能且つ横移動可能にされる。
かかる構成において、レーザー距離計45から狭小遊間82内に向けて3本のレーザー光L1〜L3が照射される。そのうち真ん中のレーザー光L3は、ターゲット板47に当たってレーザー距離計45に戻るが、その往復時間により、レーザー距離計45からミラーユニット46までの距離を知ることができる。また、左右一対のレーザー光L1、L2がそれぞれ直進して屈折ミラーに当たり、それぞれ反対方向に屈折し、一方のレーザー光L1は、補修対象個所のはつり面48に当たって反射し、屈折ミラーに当たってレーザー距離計45に戻り、他方のレーザー光L2は、補修対象面S1に対面する橋台81の側面に当たり、同様にしてレーザー距離計45に戻る。
そして、レーザー光L1、L3が対象面から反射して戻る時間についての、はつり前とはつり後の測定値の差から、はつり面48の深さを算出することができる。レーザー距離計45を横移動させ、また、ミラーユニット46を上下動並びに横移動させながらこの操作を反復することで、はつり面48の全域に亘る深さ計測が可能となる。
<鉄筋に対する防錆剤吹付け工程>
上記はつりによって鉄筋Tが剥き出しになった場合は、補修個所に修復材を供給する前に、鉄筋Tに対してペースト状の防錆剤の吹付け処理を行う。この防錆剤の吹付けは、例えば、異方向に向く複数の噴出口を有するY字形の多方向吹付けノズルを用い、鉄筋Tの裏側にまで吹付けられるようにすることが好ましい。この多方向吹付けノズルも、本発明に係るユニット器材支持・移動システムに設置されるユニット器材1となる。
<型枠セッティング工程>
次いで、狭小遊間82内に側方から型枠51を差し込み設置するが(図15参照)、本発明において使用する型枠51は、断面L字型で、好ましくは、補修対象面S1に対向する規制面52の背面側に、型枠51を正位置に保持するための保持用エアバルーン53が備え付けられ、また、規制面52及び/又は水平部54上に、修復作業終了後に型枠51を修復面から剥離するための剥離用エアバルーン55が備え付けられたものとされる(図16、17参照)。
保持用エアバルーン53と剥離用エアバルーン55には、それぞれコンプレッサーから開閉弁を介して伸びるエアホースが接続されて、エアの給排が行われる。通例、保持用エアバルーン53に対してエアの給排を行うエアホース56と、剥離用エアバルーン55に対してエアの給排を行うエアホース56aとは別系統とされ、エアの供給・遮断はそれぞれ独立に行われるが、場合によってはこれを単一の系統とし、保持用エアバルーン53と剥離用エアバルーン55を開閉弁を介して連結する構成も可能である。
型枠51には、その規制面52を貫いて水平部54上に伸びる注入ホース58が設置され、また、型枠51上部に、規制面52から背面に抜けるエア抜き孔60が貫設される。そして好ましくは、規制面52から水平面54にかけて、修復個所を囲み得るサイズのスポンジシール枠57を設け、修復材の注入に際し、修復材が漏出することを防止することとする。なお、注入ホース58はシール枠57内下部に開口させ、エア抜き孔60は、シール枠57内上部に開口させる。
このような構成の型枠51の場合、側方から狭小遊間82内に導入した後、その規制面52を、修復個所を覆うようにして補修対象面S1に当てがい、何らかの手段で仮止めしたり、受け台を配置したりして位置決めする。例えば、ジャッキ61によって支持されたガイド用角材62で以て下方から持ち上げるようにして支持する(図17参照)。その後、保持用エアバルーン53にエアを供給して膨満させると、規制面52が押されて補修対象面S1に強く押し付けられるため、規制面52が充填した修復材から押圧力を受けても対抗可能となり、以て、型枠51全体の変位が防止される。この操作の際、剥離用エアバルーン55側のエアホース56aは遮断状態のままにされるため、剥離用エアバルーン55は萎んだままである。
<断面修復工程>
上記のようにして型枠51をセットした後、注入ホース58から修復個所に修復材59を供給するが、供給された修復材59は、シール枠57によって周囲に漏れることが防止される。また、その際、規制面52に修復材59の充填に伴う空気圧がかかるが、上述したように規制面52は、背後から保持用エアバルーン53によって押え止められて変位せず、また、エア抜き孔60から空気が逃げ、更にスポンジ製のシール枠57が吸気して排出するよう作用するため、修復部に気泡が含まれることがなく、規制通りの表面を持った修復面が作成される(図18、19参照)。
<型枠撤去工程>
修復材52の固化後型枠51を撤去するが、修復材59は規制面52に対しても密着固化しているため、型枠51の修復面からの剥離は容易ではない。しかるに、本発明に係る型枠51の場合は、規制面52及び/又は水平面54上に剥離用エアバルーン55が備え付けられているので、これにエア供給して膨満させることにより、型枠51を極めて簡単に修復面から剥離することができる。
<修復面後処理工程>
修復作業終了後、必要に応じて、修復面に対して後処理を行う。例えば、修復面に対して目粗し加工をした後(図20参照)、含浸材や表面被覆材の塗布、塗装等を行ってコンクリート表面保護層65を設ける処理を行う(図21参照)。この場合の目粗し加工を行うためのジェットノズル、並びに、含浸材や表面被覆材の塗布・塗装等を行うための塗布・塗装用ノズルも、本発明に係るユニット器材支持・移動システムに設置されるユニット器材1となる。
上述したように、本発明に係る狭小遊間におけるユニット器材支持・移動システムによって支持されて狭小遊間内を移動させられるユニット器材1には種々のものが含まれるが、上述したもの以外にも、例えば、狭小遊間に臨む面を払拭して清掃する払拭具や、対向面に対して何らかの処理を施すための各種器材が含まれる。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは言うまでもない。従って、この発明は、添付請求の範囲において限定した以外は、その特定の実施形態に制約されるものではない。
1 ユニット器材
2 カメラユニット
7 打音収集ユニット
14 自然電位測定装置
21 ガイドレール
22、23 ジャッキ
24 ユーティリティヘッド
31、31a ワイヤー搬送手段
32 ワイヤー
41 RCレーダー
43 ウォータージェットノズル
45 レーザー距離計
46 ミラーユニット
51 型枠
52 規制面
53 保持用エアバルーン
55 剥離用エアバルーン
57 シール枠
80 橋梁桁端
81 橋台
82 狭小遊間
83 伸縮装置

Claims (5)

  1. 狭小遊間内に配置されて当該狭小遊間に臨む面の表面及び/又は内部の調査、補修又は処理を行うユニット器材を、前記狭小遊間内において支持しつつ移動させるためのシステムであって、
    前記ユニット器材を支持しつつ移動させるための手段は、前記ユニット器材を支持しつつ昇降させる昇降手段と、前記狭小遊間の下側に配置され、前記昇降手段を水平方向に移動可能に支持する水平移動手段とを含むものであり、あるいは、前記ユニット器材を支持しつつ水平方向に移動させる水平移動手段と、前記水平移動手段を昇降させる昇降手段とを含むものであり、
    前記ユニット器材は、一対の屈折ミラーをハの字型に設け、その間にターゲット板を配置して構成され、垂直方向に移動するワイヤーに吊下されて前記狭小遊間内に配備されるミラーユニットと、
    前記狭小遊間外に配置されるレーザー距離計とから成る距離測定ユニットであって、前記レーザー距離計から照射されたレーザー光が前記ミラーユニットにより屈折されて調査対象面に当たることで、前記調査対象面までの距離の計測が行われる狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システム。
  2. 前記昇降手段における前記ユニット器材の支持は、前記昇降手段又は前記水平移動手段が備える、複数種の前記ユニット器材の取り付けに対応するユーティリティーヘッドを介して行われる、請求項1に記載の狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システム。
  3. 前記昇降手段は、ネジ式、エア式、油圧式又は電動のジャッキである、請求項1又は2に記載の狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システム。
  4. 前記昇降手段は、前記狭小遊間内下部又は前記狭小遊間の下側を移動する走行体に、中間部が連結杆を介して連結されて平行リンクを構成する一対の揺動アームを枢着し、前記一対の揺動アームを押し引きすることにより、前記一対の揺動アームの上部に取り付けられる前記ユニット器材を上下動させるものである、請求項1又は2に記載の狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システム。
  5. 前記水平移動手段は、前記狭小遊間の下側の平面上に敷設されるレールを含み、前記昇降手段は前記レール上に設置されて水平方向に移動可能にされる、請求項1乃至4のいずれかに記載の狭小遊間部におけるユニット器材支持・移動システム。
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