JP2003185490A - X線液面検査装置 - Google Patents
X線液面検査装置Info
- Publication number
- JP2003185490A JP2003185490A JP2001385717A JP2001385717A JP2003185490A JP 2003185490 A JP2003185490 A JP 2003185490A JP 2001385717 A JP2001385717 A JP 2001385717A JP 2001385717 A JP2001385717 A JP 2001385717A JP 2003185490 A JP2003185490 A JP 2003185490A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- container
- liquid level
- position detector
- containers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Abstract
ながら液面高さを検査するX線液面検査装置において、
形状に拘らず被検査容器がX線照射部とX線センサの間
を適正に通過し得るX線液面検査装置を提供する。 【解決手段】 第1の位置検出器6及び第2の位置検出
器8で被検査容器9の位置を検出し、コンベアで順次送
られている被検査容器9がX線源1とX線センサ3の間
を適正に通過するようにX線照射のタイミング信号を生
成する。
Description
等の液体あるいは、果肉入り飲料などの等液状体(「液
体等」という)が充填されて密封された容器にX線照射
して、その容器内の液面高さを検査するX線液面検査装
置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のX線液面検査装置は、液体等が密
封された複数の容器をX線照射部へ順次送るコンベア
と、その順次送られた容器に前記X線照射部からX線を
照射し、それぞれの容器の透過X線を検出して前記容器
内の液面高さを検査するX線センサと、前記X線照射部
と前記X線センサに対する前記容器の位置を検出する第
1の位置検出器を具備している。 【0003】上記第1の位置検出器はコンベアによって
容器が通過したことを検出することで、上記X線センサ
の検出のタイミング信号を発生して、その通過した容器
がX線センサで検出されることを、X線液面検査装置を
統括するコンピュータシステムに認識させ、液面の高さ
の良否を判定させている。 【0004】近年、容器の形状が円筒に代わって、スク
リューキャップが取り付けられるように上部を絞ったも
のなど様々な形状が登場している。 【0005】前記円筒形状の容器では上部から下部まで
形状が一様であるので、液面検査のタイミング信号は単
に容器が通過したことを上記コンピュータシステムが認
識すれば足りている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、形状が
一様でない容器では、その容器が通過することだけでな
く、その容器の液面部分が適正に上記X線照射部と上記
X線センサの間を通過しなければ、真の液面検査ができ
ないという問題があり、上記従来技術にはこの問題点に
ついて配慮されていなかった。 【0007】本発明の目的は、被検査容器がその形状に
拘らず、X線照射部とX線センサの間を適正に通過し得
るX線液面検査装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的は、液体等が密
封された複数の容器をコンベアによってX線照射部へ順
次送り、その順次送られた容器に前記X線照射部からX
線を照射し、それぞれの容器の透過X線をX線センサで
検出し、前記容器内の液面高さを検査するものであっ
て、前記X線照射部と前記X線センサに対する前記容器
の位置を検出する第1の位置検出器を具備するX線液面
検査装置において、前記容器の形状に応じて異なる容器
の測定位置を検出する第2の位置検出器を備えたことを
特徴とするX線液面検査装置によって達成される。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。まず、本発明のX線液面検査装置の
構成について図1を用いて説明する。 【0010】図1は、本発明のX線液面検査装置の一例
を示す簡略ブロック図である。本発明のX線液面検査装
置は、X線源1と、X線制御器2と、X線センサ3と、
増幅回路4と、判定部5と、第1の位置検出器6と、コ
ンベア7と、第2の位置検出器8とを有している。 【0011】X線源1は被検査容器(単に「容器」とも
いう)9にX線を照射する。X線制御器2はX線源1に
電源を供給してX線源1のX線発生条件を設定する。X
線センサ3は容器9の透過X線を電気信号として検出す
る。増幅回路4は検出した電気信号を増幅する。判定部
5は増幅された電気信号に基づいて液面の高さの良否を
判定する。第1の位置検出器6は、容器の外形寸法の大
きい箇所(容器全体)の位置を検出し、その容器全体が
通過するタイミング信号を生成するもので、例えば光電
センサ、赤外センサなどである。光電センサは光発信部
からの光が容器で遮られることで光受信部に当たらない
ことを検出するものである。赤外センサは光センサの媒
体の光が赤外線に置き換わったものである。なお、ここ
でいう位置検出器は容器が通過することを検出する機能
があればよく、この機能を発揮する位置検出器はいかな
るものも本発明の実施に含まれる。コンベア7は、複数
の容器をX線源1とX線センサ3との間に順次送り込
み、X線検査の後、検査良の容器は良品として出荷用に
回され、検査不良の容器は不良品として排斥器(図示し
ない)によって排斥される。第2の位置検出器8は、容
器の液面が適正に得られる範囲、例えば容器肉厚の影響
のない位置(容器中央部)付近を検出し、その容器の範囲
が通過するタイミング信号を生成するもので、位置検出
器の機能としては第1の位置検出器6と同じである。 【0012】つぎに、図1のように構成されるX線液面
検査装置の原理、動作について図2〜図4を用いて説明
する。 【0013】被検査容器がペットボトル、ガラス容器、
ニューボトル缶(材質がアルミ、スチールのキャップ付
き缶)等の形状が一様でない容器は、通常キャップの位
置を第2の検出器8に検出させている。これは液面高さ
が温度、容器内圧力により液面部の容器外径が変動する
ためである。特にガラス容器など容器肉厚が厚く液体
(容器内飲料水など)と同等以上にX線吸収が大きいた
め、容器肉厚部の影響のある場所で液面高さを判定する
と、本来は不良品であるにも拘らず良品と判定してしま
う可能性がある。そこで、容器上部(キャップ部)に取り
付けた第2の位置検出器8と、従来に設けられた第1の
位置検出器6の出力信号を用いる。 【0014】具体的には、図2に示すように、容器9が
第1の位置検出器6が容器9の胴を検出可能な位置で、
かつ第2の位置検出器8が容器9のスクリューキャップ
を検出可能な位置にコンベア7によって運ばれたとき、
X線源1に照射された容器9の透過X線をX線検出器3
に検出させ、その検出信号を増幅回路4、判定部5に送
る。つまり、図3に示すように、第1の位置検出器6が
容器9の通過で胴に遮られている期間(第1の位置検出
器6の有効期間)で、かつ第2の位置検出器8が容器9
の通過でスクリューキャップに遮られている期間(第2
の位置検出器8の有効期間)にX線データを収集するこ
とで、図4に示すようなX線検出器3に正確な液面の判
定領域に位置させることが可能となる。 【0015】また、図3に示すように、第1の位置検出
器6からタイミング信号が有効期間となった後、液面判
定の有効期間は通常t2秒後に有効期間になるとする
と、早過ぎる液面判定タイミングt1や、遅すぎる液面
判定タイミングt3となった場合、t2が許容範囲外に
なったことを検出することで、液面判定タイミングの誤
動作を検知することが可能となる。 【0016】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、液体等が密封された複数の容器9をコンベア
7によってX線源1とX線センサ3の間へ順次送り、そ
の順次送られた容器9にX線源1からX線を照射し、そ
れぞれの容器9の透過X線をX線センサ3で検出し、容
器9内の液面高さを検査するものであって、X線源1と
X線センサ3に対する容器9の位置を検出する第1の位
置検出器6と、容器9の形状に応じて異なる容器9の測
定位置を検出する第2の位置検出器8を備えたので、容
器9をその形状に拘らずにX線源1とX線センサ3の間
を適正に通過し得る。また、液面判定タイミングが速す
ぎたり、遅すぎたりしたことによる液面高さの誤判定を
防止することができ、液面判定の信頼性を上げることが
できる。 【0017】 【発明の効果】本発明は、被検査容器がその形状に拘ら
ず、X線照射部とX線センサの間を適正に通過し得るX
線液面検査装置を提供するという効果がある。
ロック図。 【図2】図1の形状が一様でない容器の液面を検査する
例を示す図。 【図3】図2の液面測定のためのタイミングチャートの
例を示す図。 【図4】図2、3の容器肉厚が液面判定に影響を与えな
い位置にて液面判定を行う例を示す図。 【符号の説明】 1…X線源、2…X線制御器、3…X線センサ、4…増
幅回路、5…判定部、6…第1の位置検出器、7…コン
ベア、8…第2の位置検出器、9…容器
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 液体等が密封された複数の容器をコンベ
アによってX線照射部へ順次送り、その順次送られた容
器に前記X線照射部からX線を照射し、それぞれの容器
の透過X線をX線センサで検出し、前記容器内の液面高
さを検査するものであって、前記X線照射部と前記X線
センサに対する前記容器の位置を検出する第1の位置検
出器を具備するX線液面検査装置において、前記容器の
形状に応じて異なる容器の測定位置を検出する第2の位
置検出器を備えたことを特徴とするX線液面検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001385717A JP2003185490A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | X線液面検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001385717A JP2003185490A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | X線液面検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003185490A true JP2003185490A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=27595053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001385717A Pending JP2003185490A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | X線液面検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003185490A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007278778A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Kirin Techno-System Co Ltd | 液体充填容器の検査装置 |
JP2013124921A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Asahi Breweries Ltd | X線液面検査装置用試験缶 |
-
2001
- 2001-12-19 JP JP2001385717A patent/JP2003185490A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007278778A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Kirin Techno-System Co Ltd | 液体充填容器の検査装置 |
JP2013124921A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Asahi Breweries Ltd | X線液面検査装置用試験缶 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3667348B2 (ja) | 多次元画像を使用したコンテナ充填レベル及び与圧検査 | |
JP2002365368A (ja) | X線検出器及び該検出器を用いたx線異物検出装置 | |
RU2329487C2 (ru) | Устройство для исследования заполненных сосудов с помощью наклонно излученных рентгеновских лучей | |
WO2006056133A1 (fr) | Procede d'examen de securite de retrodiffusion pour liquide par source de rayonnement et dispositif associe | |
JP2014145621A (ja) | 自動分析装置 | |
JP2012021880A (ja) | テラヘルツ光による包装物検査方法及び装置 | |
JP2003185490A (ja) | X線液面検査装置 | |
JP2008145397A (ja) | ガス検出装置 | |
JP2002168802A (ja) | X線異物検出装置 | |
JP2001272357A (ja) | X線異物検査装置 | |
CN115461613A (zh) | 用于检查容器的方法和设备 | |
KR20020081073A (ko) | 방사선 검사장치 및 방사선 검사방법 | |
JP2002310944A (ja) | 放射線検査装置 | |
US4050824A (en) | Method and apparatus for inspecting bottled goods | |
JP2004177299A (ja) | X線異物検査装置 | |
JP2004317184A (ja) | X線異物検査装置 | |
JP2000304592A (ja) | X線液量検査装置 | |
JP4474917B2 (ja) | ケース内容器の内圧不良検出方法およびその装置 | |
JP2021162311A (ja) | 塗膜を有する容器の検査装置及び検査方法 | |
JPH11337506A (ja) | X線液量検査装置 | |
AU2005201989A1 (en) | X-ray inspection apparatus for foreign matter | |
JP2002508070A (ja) | 容器中における製品の充填レベルを検出するための方法および装置 | |
DK172377B1 (da) | Detektorindretning for røntgenstråling og anlæg til bestemmelse af egenskaber af et emne ved hjælp af røntgenstråling | |
JPS5858020B2 (ja) | びん状体のクラツク検出方法 | |
JP2002236048A (ja) | X線液面検査装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041012 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060516 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060919 |