JP2000304592A - X線液量検査装置 - Google Patents

X線液量検査装置

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JP2000304592A
JP2000304592A JP11297599A JP11297599A JP2000304592A JP 2000304592 A JP2000304592 A JP 2000304592A JP 11297599 A JP11297599 A JP 11297599A JP 11297599 A JP11297599 A JP 11297599A JP 2000304592 A JP2000304592 A JP 2000304592A
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JP
Japan
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liquid
ray
liquid level
temperature
sealed container
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JP11297599A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Shibuya
一彦 渋谷
Tetsuya Tashiro
哲也 田代
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムに密封容器2の液体13の温度を
検出し、データ部27にあらかじめ備えられた液体の種
類、缶の種類による一定の基準温度での液面高さの許容
値と比較し、この許容値の範囲内ならば合格と判定する
機能を備えたX線液量検査装置を提供することにある。 【解決手段】 ベルトコンベア1で搬送されてくる密封
容器2が位置検出器4で検知されると、その検出信号は制
御装置5に入力され、制御装置5が、X線照射装置3より
X線を密封容器2に向かい照射する。照射されたX線は
密封容器2を透過しX線ラインセンサ7に入力される。こ
のラインセンサ7の信号を下から読み出し、始めて強い
信号の入った位置を液面と判定する。同時に、非接触温
度センサ22により密封容器2の内部の液体13の温度を検
出してCPU20へ入力し、CPU20にてデータ部27に備
えられた液体の種類、缶の種類による検出した同温度で
の液量の許容値と前記液面と比較し、この許容値の範囲
内ならば液量は合格と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、液体を密封した密
封容器の液面高さを検査するX線液量検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のX線検査装置は、液体を充填した
密封容器が搬送されてくるベルトコンベア上からの所定
の位置に位置検出器を設け、予め予想される液面の高さ
の上限位置と下限位置に液面検出器を設け、密封容器が
位置検出器によって検知されるとX線制御機器が作動
し、X線照射装置より密封容器に向かいX線を照射す
る。
【0003】照射されたX線は密封容器を透過し、前記
上限、下限の液面検出器(X線センサ)に入射する。こ
のとき密封容器内の液面が上限のX線センサより下面に
あれば、X線は密封容器の壁だけで減衰されるため、強
いX線が上限のX線センサに入射し、また、密封容器内
の液面が下限のX線センサより上面にあれば、X線は密
封容器内の液と壁で減衰されるため、弱いX線が下限の
X線センサに入射する。このX線センサへの入射X線の
強弱は電気信号の強弱に変換され、これら二つの信号は
判定回路で液量の適否信号に変換され、適の場合は次の
行程に送られ、否の場合は撰別機構により搬送ラインか
ら排斥される。
【0004】以上の原理を拡張し、X線センサとして小
形のX線センサを密接して配置したラインセンサを使用
したものがある。このラインセンサの各素子出力信号の
強弱を測定することにより、密封容器の液面位置を読み
取ることができ、この液面位置が許容範囲以内にあるか
否かも判定することができる。
【0005】ラインセンサを使用した場合、前記適否判
定範囲はセンサを取り替えることなく変更することがで
きる。また、適否判定結果のみならず、各密封容器の液
面高さを知ることができ、充填装置の充填量をモニタす
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記液面高さは、液の
充填時、液面高さ検査時、出荷時の各々の状態での液の
温度変化により膨張収縮が生じ変化する。このため、単
に液面高さを所定の範囲内に入れているだけでは液量を
管理していることにはならず、温度変化による液量の補
正が必 要になり、充填時の液の温度を計り、その温度
により液面高さを定めて充填していた。このため先の製
造工程により液の温度が変化したり、液の種類が変わる
とその都度温度を測定し充填量を調整していたため、製
造工程に手間が掛る問題があった。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、密封容器より液面高さと温度を検出し、基準となる
一定の温度例えば20度C(以下基準温度と記す。)での
液面高さに換算し、密封容器液面の高さを検査する様に
したX線液量検査装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、密封容器にX線源よりX線を照
射し、その透過線量を複数のX線センサで検出し、密封
容器内の液面の高さを検知するX線液量検査装置におい
て、密封容器より液面高さと温度を検出し、基準温度に
よる液面高さに換算し、密封容器液面の高さを検査する
様にした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明のX線液量検査装置の
ブロック図を示し、図2は液体の温度による液面高さ許
容範囲を設定するCPUの内部構成のブロック図を示
す。図1、図2において、1は密封容器を所定の速度で搬
送するベルトコンベア、2は液体、例えば、ジュース、
コーラ、ビールなどを充填させた密封容器、3はベルト
コンベア1に搭載され搬送されてくる密封容器2の所定の
高さにX線を照射するようにしたX線照射装置、4はベ
ルトコンベア1によって搬送されてきた密封容器2が所定
の位置に到達したことを検出する位置検出器、5は位置
検出器4の検出信号によりX線の照射命令をX線照射装
置3に発する制御装置、6はX線を受けると光を発する蛍
光体とホトダイオードを組合せてなる単位センサ、7は
前記単位センサ6を密封容器2の高さ方向に複数連続して
配列設置したX線ラインセンサ、8は液面から容器蓋下
面までの距離を示すヘッドスペース、13は密封容器2内
に充填された液体、20は温度変化、液の種類、缶の種類
により許容液面高さを設定するCPU、22はベルトコン
ベア1により搬送されてくる液体13の入った密封容器2の
缶の表面温度を検出し、CPU20に伝える非接触温度セ
ンサを示す。(このとき缶の表面温度は、充填される液
体13の熱容量が缶に比較して格段に大きいので液体13の
温度としても差はない。)
【0010】24はX線ラインセンサ7の単位センサ6の受
信信号を1、0に変換する論理判定回路、25は論理判定回
路24で設定された液面高さデータiを一時記憶する記憶
部、26はCPU20内のデータ変換を制御する制御部、27
は大分類を液の種類、中分類を缶の種類、小分類を各々
の前記液体の基準温度における液面高さの許容値範囲を
データとして蓄えているデータ部で、このデータは予め
液体の種類、缶の種類(缶の容積)、各々の温度により
体積膨張率を含み液面高さを算出したデータ、実験によ
り測定したデータを備えている。28は演算部25で得た液
面高さデータiとデータ部27にある液体13、缶の種類、
温度が同じの液面高さ許容値データmを比較し、範囲内
にあるか否かを判定する判定回路を示す。
【0011】次に、上記構成でなるX線液量検査装置の
動作について説明する。図1、図2において、液体13を充
填した密封容器2がベルトコンベア1によって搬送され、
検出器4の位置へ到達すると、位置検出器4は密封容器2
が検出位置に来たことを検出する。この検出信号は制御
装置5に入力され制御装置5はX線照射装置3に向かいX
線照射信号を出力する。これにより、X線照射装置3よ
りX線が照射される。照射されたX線は密封容器2を透
過し、X線ラインセンサ7の各単位センサ6に入力する。
入力したX線が液面より上にあれば密封容器2内の壁の
透過だけで減衰されたX線が入射するため、強いX線が
入射し、その単位センサ6の出力信号が大きくなる。
【0012】一方、密封容器2の液面より下にある単位
センサ6には密封容器2内の壁と液を透過したX線が入射
するので弱いX線が入射し、その単位センサ6の出力信
号は小さくなる。この単位センサ6の出力信号は論理判
定回路24で、1、0に符号化される。そして一番下に位置
する単位センサ6から順次その信号を判定し、最初に強
いX線が入ったと判定された単位センサ6の位置を液面
と判定される。
【0013】次に、論理判定回路24で液面高さと判定さ
れた値は記憶部データi25に入力され、同時に非接触温
度センサ22より検知された密封容器2の表面温度による
液面許容高さ範囲のデータをデータ部27よりCPU20内
の制御部26の制御により検索し、記憶部データmに入力
する。
【0014】そして、判定回路28でデータmとデータi
を比較してデータiの値がデータmの値の範囲に入れば
画像処理装置10により画像処理しディスプレイ11上に出
力し、密封容器2を次の工程に搬送する。否の場合は別
途設けられた選別機構(図示省略)によりベルトコンベ
ア1から排斥する。
【0015】なお、厳密には液面の高さは液体と密封容
器である缶の熱膨張率の差により微小に 変化する。液
体である水の体膨張率はアルミの約9倍あるので液面高
さの許容値にその範囲を10パーセント程度の余裕を持た
せて狭めることで吸収できる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、温度
変化により液量が変化する密封容器2の液 面高さの適
否を、X線を照射し、密封容器2の透過線量をX線ライ
ンセンサで液面高さ を検出すると共にリアルタイムに
その液体の温度を検知し、基準となる一定の温度例えば
20度Cでの液面高さに換算することにより密封容器の液
量の適否をより精度良く判定できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線液量検査装置のブロック図。
【図2】CPUの内部構成のブロック図。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア 2 密封容器 3 X線照射装置 6 単位センサ 7 X線ラインセンサ 20 CPU 22 非接触温度センサ 24 論理判定回路 26 制御部 27 データ部 28 判定回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器にX線源よりX線を照射し、そ
    の透過線量を複数のX線センサで検出し、密封容器内の
    液面の高さを検知するX線液量検査装置において、密封
    容器より液面高さと温度を検出し、基準となる一定の温
    度での液面高さに換算して、密封容器液面の高さを検査
    することを特徴とするX線液量検査装置。
JP11297599A 1999-04-21 1999-04-21 X線液量検査装置 Pending JP2000304592A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003042828A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Hitachi Medical Corp 不合格容器排斥確認装置及び液面検査装置
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JP2015055512A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 株式会社神戸製鋼所 化学弾等充填物の判定方法
DE102018204795A1 (de) * 2018-03-28 2019-10-02 Krones Ag Vorrichtung und Verfahren zur Kontrolle einer Füllhöhe von Verpackungsbehältern

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