JP2003184997A - フランジ付きプーリ - Google Patents
フランジ付きプーリInfo
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- JP2003184997A JP2003184997A JP2001382952A JP2001382952A JP2003184997A JP 2003184997 A JP2003184997 A JP 2003184997A JP 2001382952 A JP2001382952 A JP 2001382952A JP 2001382952 A JP2001382952 A JP 2001382952A JP 2003184997 A JP2003184997 A JP 2003184997A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- caulking
- flange
- protrusion
- pulley body
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/17—Toothed wheels
- F16H55/171—Toothed belt pulleys
Landscapes
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プーリ本体２にフランジ５をカシメ固定して
なるフランジ付きプーリ１において、カシメ強度を増大
させ、もってフランジ５の固定強度を増大させることが
可能なフランジ付きプーリ１を提供する。 【解決手段】 プーリ本体２にフランジ５をカシメによ
り固定する際、プーリ本体２の変形させる部分にカシメ
によるフランジ５の固定強度を向上させる突起７を設け
た形状とする。また、プーリ本体２にフランジ５をカシ
メ固定してなるフランジ付きプーリ１において、プーリ
本体２におけるカシメ部に突起７を設け、突起７をカシ
メ時に変形させることにより比較的大きなカシメ代を設
定する。突起７はこれをプーリ本体２の全周に亙って設
けるのが好適である。
なるフランジ付きプーリ１において、カシメ強度を増大
させ、もってフランジ５の固定強度を増大させることが
可能なフランジ付きプーリ１を提供する。 【解決手段】 プーリ本体２にフランジ５をカシメによ
り固定する際、プーリ本体２の変形させる部分にカシメ
によるフランジ５の固定強度を向上させる突起７を設け
た形状とする。また、プーリ本体２にフランジ５をカシ
メ固定してなるフランジ付きプーリ１において、プーリ
本体２におけるカシメ部に突起７を設け、突起７をカシ
メ時に変形させることにより比較的大きなカシメ代を設
定する。突起７はこれをプーリ本体２の全周に亙って設
けるのが好適である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力伝達要素の一
種として用いられるプーリに係り、更に詳しくはプーリ
本体にフランジをカシメ固定してなるフランジ付きプー
リに関するものである。
種として用いられるプーリに係り、更に詳しくはプーリ
本体にフランジをカシメ固定してなるフランジ付きプー
リに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、図６（Ａ）に示すフランジ付
きプーリ１が知られており、以下のように構成されてい
る。
きプーリ１が知られており、以下のように構成されてい
る。
【０００３】すなわち先ず、スチール、アルミまたはス
テンレス等の金属材を成形材料として環状のプーリ本体
２が設けられており、このプーリ本体２の外周面に歯付
きベルト（図示せず）を巻装するための歯部３が設けら
れている。またプーリ本体２の外周面であって軸方向端
部に環状の段部４が設けられており、この段部４に上記
歯付きベルトの脱落を防止するための環状のフランジ５
が固定されている。このフランジ５は、上記したように
プーリ本体２の外周面に歯部３を形成する工程上の都合
から、プーリ本体２に対して別体で後付けされている。
テンレス等の金属材を成形材料として環状のプーリ本体
２が設けられており、このプーリ本体２の外周面に歯付
きベルト（図示せず）を巻装するための歯部３が設けら
れている。またプーリ本体２の外周面であって軸方向端
部に環状の段部４が設けられており、この段部４に上記
歯付きベルトの脱落を防止するための環状のフランジ５
が固定されている。このフランジ５は、上記したように
プーリ本体２の外周面に歯部３を形成する工程上の都合
から、プーリ本体２に対して別体で後付けされている。
【０００４】上記プーリ本体２にフランジ５を固定する
方法として、従来、プーリ本体２にフランジ５をビス止
めしたり溶接したりする等の方法が採られているが、こ
れらの固定方法は、ビス止めまたは溶接等のためのスペ
ースを確保することができる比較的大径の製品に限って
採用することが可能であり、これに対して、ビス止めま
たは溶接等のためのスペースを確保することができない
比較的小径の製品においては、図６（Ｂ）に示すよう
に、ポンチによるカシメによりプーリ本体２にフランジ
５を固定している（符号６がそのカシメ部を示してい
る）。
方法として、従来、プーリ本体２にフランジ５をビス止
めしたり溶接したりする等の方法が採られているが、こ
れらの固定方法は、ビス止めまたは溶接等のためのスペ
ースを確保することができる比較的大径の製品に限って
採用することが可能であり、これに対して、ビス止めま
たは溶接等のためのスペースを確保することができない
比較的小径の製品においては、図６（Ｂ）に示すよう
に、ポンチによるカシメによりプーリ本体２にフランジ
５を固定している（符号６がそのカシメ部を示してい
る）。
【０００５】しかしながら、このようなポンチによるカ
シメでは、図示したようにカシメ部６が点状でカシメの
面積が小さいため、また手作業でカシメを実施する場合
には作業者の経験に頼っているために、設定されるカシ
メ力の大きさに大きなバラツキが発生する可能性があ
る。また、ポンチによるカシメの面積が小さいことを対
策する方法として、プーリ本体２の端面肩部にローラー
を押し付けて全周をカシメる方法があるが、従来のプー
リ形状ではカシメ代を充分に確保することができないた
めに、このローラーによる全周カシメを実施することが
できず、仮に実施することができても、必要とされる固
定強度を確保することができないと云う不都合がある。
シメでは、図示したようにカシメ部６が点状でカシメの
面積が小さいため、また手作業でカシメを実施する場合
には作業者の経験に頼っているために、設定されるカシ
メ力の大きさに大きなバラツキが発生する可能性があ
る。また、ポンチによるカシメの面積が小さいことを対
策する方法として、プーリ本体２の端面肩部にローラー
を押し付けて全周をカシメる方法があるが、従来のプー
リ形状ではカシメ代を充分に確保することができないた
めに、このローラーによる全周カシメを実施することが
できず、仮に実施することができても、必要とされる固
定強度を確保することができないと云う不都合がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
みて、プーリ本体にフランジをカシメ固定してなるフラ
ンジ付きプーリにおいて、カシメ強度を増大させること
ができ、もってフランジの固定強度を増大させることが
可能なフランジ付きプーリを提供することを目的とす
る。
みて、プーリ本体にフランジをカシメ固定してなるフラ
ンジ付きプーリにおいて、カシメ強度を増大させること
ができ、もってフランジの固定強度を増大させることが
可能なフランジ付きプーリを提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項１によるフランジ付きプーリは、プ
ーリ本体にフランジをカシメにより固定する際、プーリ
本体の変形させる部分にカシメによるフランジの固定強
度を向上させる突起を設けた形状にしたことを特徴とす
るものである。
め、本発明の請求項１によるフランジ付きプーリは、プ
ーリ本体にフランジをカシメにより固定する際、プーリ
本体の変形させる部分にカシメによるフランジの固定強
度を向上させる突起を設けた形状にしたことを特徴とす
るものである。
【０００８】また、本発明の請求項２によるフランジ付
きプーリは、プーリ本体にフランジをカシメ固定してな
るフランジ付きプーリにおいて、前記プーリ本体におけ
るカシメ部に突起を設け、前記突起をカシメ時に変形さ
せることにより比較的大きなカシメ代を設定したことを
特徴とするものである。
きプーリは、プーリ本体にフランジをカシメ固定してな
るフランジ付きプーリにおいて、前記プーリ本体におけ
るカシメ部に突起を設け、前記突起をカシメ時に変形さ
せることにより比較的大きなカシメ代を設定したことを
特徴とするものである。
【０００９】また、本発明の請求項３によるフランジ付
きプーリにおいては、上記した請求項１または２のフラ
ンジ付きプーリにおいて、突起をプーリ本体の全周に亙
って設けたことを特徴とするものである。
きプーリにおいては、上記した請求項１または２のフラ
ンジ付きプーリにおいて、突起をプーリ本体の全周に亙
って設けたことを特徴とするものである。
【００１０】上記構成を備えた本発明の請求項１による
プーリのように、プーリ本体にフランジをカシメにより
固定する際、プーリ本体の変形させる部分にカシメによ
るフランジの固定強度を向上させる突起を設けると、こ
の突起をカシメ時に変形させることにより比較的大きな
カシメ代が設定されるために、カシメ強度を増大させる
ことが可能となる。また本発明の請求項２によるプーリ
においても、プーリ本体のカシメ部に突起を設けること
により、同様にカシメ強度を増大させることが可能とな
る。突起はプーリ本体の周方向に複数を設けることも可
能であるが、請求項３に記載したようにプーリ本体の全
周に亙って設けると、カシメ代を最も大きく設定するこ
とが可能となる。
プーリのように、プーリ本体にフランジをカシメにより
固定する際、プーリ本体の変形させる部分にカシメによ
るフランジの固定強度を向上させる突起を設けると、こ
の突起をカシメ時に変形させることにより比較的大きな
カシメ代が設定されるために、カシメ強度を増大させる
ことが可能となる。また本発明の請求項２によるプーリ
においても、プーリ本体のカシメ部に突起を設けること
により、同様にカシメ強度を増大させることが可能とな
る。突起はプーリ本体の周方向に複数を設けることも可
能であるが、請求項３に記載したようにプーリ本体の全
周に亙って設けると、カシメ代を最も大きく設定するこ
とが可能となる。
【００１１】尚、本件出願には、以下の技術的事項が含
まれる。
まれる。
【００１２】すなわち、上記目的を達成するため、本件
出願が提案する一のフランジ付きプーリは以下の内容を
備えている。
出願が提案する一のフランジ付きプーリは以下の内容を
備えている。
【００１３】上記したようにプーリ本体にフランジをカ
シメにより固定する際、本体の変形させる部分にカシメ
によるフランジの固定強度を向上させる突起を設けた形
状とする。その製作に際しては、プーリ本体の軸方向幅
を通常よりも広く加工し、端面外周に突起を残して端面
部を除去する。次いで、プーリ本体にフランジを嵌め合
わせてからロールカシメを実施し、従来のカシメの場合
よりも大きなカシメ代を確保することによりフランジを
覆う部分が大きくなるため、フランジ固定力の強度を増
大させることができる。この突起を備えたカシメ方法
は、プーリ本体の材質がスチール材、アルミ材、ステン
レス材等の鋼材または合金材等の場合に適用することが
できる。
シメにより固定する際、本体の変形させる部分にカシメ
によるフランジの固定強度を向上させる突起を設けた形
状とする。その製作に際しては、プーリ本体の軸方向幅
を通常よりも広く加工し、端面外周に突起を残して端面
部を除去する。次いで、プーリ本体にフランジを嵌め合
わせてからロールカシメを実施し、従来のカシメの場合
よりも大きなカシメ代を確保することによりフランジを
覆う部分が大きくなるため、フランジ固定力の強度を増
大させることができる。この突起を備えたカシメ方法
は、プーリ本体の材質がスチール材、アルミ材、ステン
レス材等の鋼材または合金材等の場合に適用することが
できる。
【００１４】また、本件出願の提案内容をフランジ付き
プーリの製造方法として捉えると、その内容が以下のよ
うになる。
プーリの製造方法として捉えると、その内容が以下のよ
うになる。
【００１５】 プーリ本体にフランジをカシメにより
固定する際、プーリ本体の変形させる部分にカシメによ
るフランジの固定強度を向上させる突起を予め設け、カ
シメ時に前記突起を変形させることにより比較的大きな
カシメ代を設定することを特徴とするフランジ付きプー
リの製造方法。 プーリ本体にフランジをカシメ固定してなるフラン
ジ付きプーリの製造方法において、前記プーリ本体にお
けるカシメ部に突起を予め設け、カシメ時に前記突起を
変形させることにより比較的大きなカシメ代を設定する
ことを特徴とするフランジ付きプーリの製造方法。 上記またはのフランジ付きプーリの製造方法に
おいて、突起をプーリ本体の全周に亙って設けることを
特徴とするフランジ付きプーリの製造方法。
固定する際、プーリ本体の変形させる部分にカシメによ
るフランジの固定強度を向上させる突起を予め設け、カ
シメ時に前記突起を変形させることにより比較的大きな
カシメ代を設定することを特徴とするフランジ付きプー
リの製造方法。 プーリ本体にフランジをカシメ固定してなるフラン
ジ付きプーリの製造方法において、前記プーリ本体にお
けるカシメ部に突起を予め設け、カシメ時に前記突起を
変形させることにより比較的大きなカシメ代を設定する
ことを特徴とするフランジ付きプーリの製造方法。 上記またはのフランジ付きプーリの製造方法に
おいて、突起をプーリ本体の全周に亙って設けることを
特徴とするフランジ付きプーリの製造方法。
【００１６】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例を図面にし
たがって説明すると、当該実施例においてはフランジ付
きプーリ１が以下のようにして製作される。
たがって説明すると、当該実施例においてはフランジ付
きプーリ１が以下のようにして製作される。
【００１７】すなわち先ず、図１に示すように、スチー
ル、アルミまたはステンレス等の金属を材料として、歯
部３および段部４を備えたプーリ本体２を成形するが、
このとき、後の切削加工を考慮してプーリ本体２の軸方
向幅を製品形状よりも広く成形する。次いで、同図に点
線で示すように、プーリ本体２の端面外周に突起７を残
してプーリ本体２の端面部２ａを切削除去し、プーリ本
体２の端面外周に突起７を形成する。プーリ本体２の端
面外周は、上記請求項１で云うところの変形させる部分
であり、また請求項２で云うところのカシメ部である。
ル、アルミまたはステンレス等の金属を材料として、歯
部３および段部４を備えたプーリ本体２を成形するが、
このとき、後の切削加工を考慮してプーリ本体２の軸方
向幅を製品形状よりも広く成形する。次いで、同図に点
線で示すように、プーリ本体２の端面外周に突起７を残
してプーリ本体２の端面部２ａを切削除去し、プーリ本
体２の端面外周に突起７を形成する。プーリ本体２の端
面外周は、上記請求項１で云うところの変形させる部分
であり、また請求項２で云うところのカシメ部である。
【００１８】突起７は環状とし、その断面形状は、内周
側にテーパー状の斜面を備えた直角三角形状とする。ま
た突起７の大きさは、次の図２および図３に示すよう
に、プーリ本体２の内径寸法ｄ１が１０ｍｍ、段部４の
外径寸法ｄ２が２５ｍｍである場合、径方向幅ａを１．
２５ｍｍ、軸方向幅ｂを０．４ｍｍ程度の大きさに形成
する。
側にテーパー状の斜面を備えた直角三角形状とする。ま
た突起７の大きさは、次の図２および図３に示すよう
に、プーリ本体２の内径寸法ｄ１が１０ｍｍ、段部４の
外径寸法ｄ２が２５ｍｍである場合、径方向幅ａを１．
２５ｍｍ、軸方向幅ｂを０．４ｍｍ程度の大きさに形成
する。
【００１９】次いで、図２に示すように、プーリ本体２
の段部４にフランジ５を所定の嵌合代をもって嵌め合わ
せてから、突起７に軸方向一方からローラー（図示せ
ず）を押し付けて全周に亙るロールカシメを実施し、突
起７を全周に亙って図４に示すように変形させてフラン
ジ５を固定する。
の段部４にフランジ５を所定の嵌合代をもって嵌め合わ
せてから、突起７に軸方向一方からローラー（図示せ
ず）を押し付けて全周に亙るロールカシメを実施し、突
起７を全周に亙って図４に示すように変形させてフラン
ジ５を固定する。
【００２０】上記工程により製作されたフランジ付きプ
ーリ１は、図４に示したように、突起７が変形した状態
で残って、この突起７により従来のカシメの場合よりも
大きなカシメ代が確保されるために、突起７がフランジ
５を広く覆い、よってフランジ５の固定強度を増大させ
ることができる。
ーリ１は、図４に示したように、突起７が変形した状態
で残って、この突起７により従来のカシメの場合よりも
大きなカシメ代が確保されるために、突起７がフランジ
５を広く覆い、よってフランジ５の固定強度を増大させ
ることができる。
【００２１】本願発明者らが行なった比較試験の結果
は、以下のとおりである。 試験方法・・・・フランジ５に切欠（図示せず）を設
け、トルクレンチを用いてフランジ５の廻りトルクを測
定した。 試験結果・・・・
は、以下のとおりである。 試験方法・・・・フランジ５に切欠（図示せず）を設
け、トルクレンチを用いてフランジ５の廻りトルクを測
定した。 試験結果・・・・
【表１】
この試験結果によれば、平均値で約２．７倍ほどもフラ
ンジ５の固定強度を増大させ得ることが判明した。
ンジ５の固定強度を増大させ得ることが判明した。
【００２２】尚、変形前の突起７の断面形状について、
上記実施例ではこれを三角形状としたが、図５に示すよ
うな断面形状としても良く、その断面形状は特に限定さ
れない。図５（Ａ）では、突起７の断面形状が四角形状
とされており、図５（Ｂ）では、突起７の断面形状が、
先端に丸みを帯びた略半円形状とされている。
上記実施例ではこれを三角形状としたが、図５に示すよ
うな断面形状としても良く、その断面形状は特に限定さ
れない。図５（Ａ）では、突起７の断面形状が四角形状
とされており、図５（Ｂ）では、突起７の断面形状が、
先端に丸みを帯びた略半円形状とされている。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【００２４】すなわち、上記構成を備えた本発明の請求
項１によるフランジ付きプーリにおいては、プーリ本体
にフランジをカシメにより固定する際、プーリ本体の変
形させる部分にカシメによるフランジの固定強度を向上
させる突起が設けられているために、この突起をカシメ
時に変形させることにより比較的大きなカシメ代が設定
される。したがって、カシメ代の増大に伴ってカシメ強
度を増大させることができ、これによりフランジの固定
強度を増大させることができる。
項１によるフランジ付きプーリにおいては、プーリ本体
にフランジをカシメにより固定する際、プーリ本体の変
形させる部分にカシメによるフランジの固定強度を向上
させる突起が設けられているために、この突起をカシメ
時に変形させることにより比較的大きなカシメ代が設定
される。したがって、カシメ代の増大に伴ってカシメ強
度を増大させることができ、これによりフランジの固定
強度を増大させることができる。
【００２５】また、上記構成を備えた本発明の請求項２
によるフランジ付きプーリにおいては、プーリ本体のカ
シメ部に突起が設けられることによって同様にカシメ強
度を増大させることができ、もってフランジの固定強度
を増大させることができる。
によるフランジ付きプーリにおいては、プーリ本体のカ
シメ部に突起が設けられることによって同様にカシメ強
度を増大させることができ、もってフランジの固定強度
を増大させることができる。
【００２６】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項３によるフランジ付きプーリにおいては、突
起がプーリ本体の全周に亙って設けられるために、カシ
メ代が最も大きく設定される。したがって、カシメ強度
を一層増大させ、フランジの固定強度を一層増大させる
ことができる。
明の請求項３によるフランジ付きプーリにおいては、突
起がプーリ本体の全周に亙って設けられるために、カシ
メ代が最も大きく設定される。したがって、カシメ強度
を一層増大させ、フランジの固定強度を一層増大させる
ことができる。
【図１】本発明の実施例に係るフランジ付きプーリの製
造工程を示す図であって、（Ａ）はプーリ本体の要部正
断面図、（Ｂ）はプーリ本体の側面図
造工程を示す図であって、（Ａ）はプーリ本体の要部正
断面図、（Ｂ）はプーリ本体の側面図
【図２】同フランジ付きプーリの製造工程を示す図であ
って、（Ａ）は同プーリの要部正断面図、（Ｂ）は同プ
ーリの側面図
って、（Ａ）は同プーリの要部正断面図、（Ｂ）は同プ
ーリの側面図
【図３】図２（Ａ）の一部拡大図
【図４】同プーリの完成状態を示す図であって、（Ａ）
は同プーリの要部正断面図、（Ｂ）は同プーリの側面図
は同プーリの要部正断面図、（Ｂ）は同プーリの側面図
【図５】（Ａ）および（Ｂ）共に、突起の他の例を示す
断面図
断面図
【図６】（Ａ）は従来例に係るフランジ付きプーリの要
部正断面図、（Ｂ）は同プーリの側面図
部正断面図、（Ｂ）は同プーリの側面図
１ フランジ付きプーリ
２ プーリ本体
２ａ 端面部
３ 歯部
４ 段部
５ フランジ
６ ポンチによるカシメ部
７ 突起
Claims (3)
- 【請求項１】 プーリ本体（２）にフランジ（５）をカ
シメにより固定する際、プーリ本体（２）の変形させる
部分にカシメによるフランジ（５）の固定強度を向上さ
せる突起（７）を設けた形状にしたことを特徴とするフ
ランジ付きプーリ。 - 【請求項２】 プーリ本体（２）にフランジ（５）をカ
シメ固定してなるフランジ付きプーリ（１）において、 前記プーリ本体（２）におけるカシメ部に突起（７）を
設け、前記突起（７）をカシメ時に変形させることによ
り比較的大きなカシメ代を設定したことを特徴とするフ
ランジ付きプーリ。 - 【請求項３】 請求項１または２のフランジ付きプーリ
において、 突起（７）をプーリ本体（２）の全周に亙って設けたこ
とを特徴とするフランジ付きプーリ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001382952A JP2003184997A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | フランジ付きプーリ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001382952A JP2003184997A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | フランジ付きプーリ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003184997A true JP2003184997A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=27593137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001382952A Pending JP2003184997A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | フランジ付きプーリ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003184997A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015129543A (ja) * | 2014-01-07 | 2015-07-16 | Nok株式会社 | トルク変動吸収ダンパ |
| WO2018100845A1 (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-07 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | プランジャポンプのかしめ固定構造及びブレーキ装置、ブレーキ装置の製造方法 |
-
2001
- 2001-12-17 JP JP2001382952A patent/JP2003184997A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015129543A (ja) * | 2014-01-07 | 2015-07-16 | Nok株式会社 | トルク変動吸収ダンパ |
| WO2018100845A1 (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-07 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | プランジャポンプのかしめ固定構造及びブレーキ装置、ブレーキ装置の製造方法 |
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Legal Events
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Effective date: 20061004 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |