JPH0826275A - 缶蓋とその製造方法 - Google Patents

缶蓋とその製造方法

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JPH0826275A
JPH0826275A JP15903494A JP15903494A JPH0826275A JP H0826275 A JPH0826275 A JP H0826275A JP 15903494 A JP15903494 A JP 15903494A JP 15903494 A JP15903494 A JP 15903494A JP H0826275 A JPH0826275 A JP H0826275A
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JP
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tab
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hole
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JP15903494A
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Hiroaki Kitagawa
広明 北川
Kyoichi Otsu
京一 大津
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶蓋とその製造方法に係り、リベット回りの
タブの回り止めを確実に実施することができる缶蓋を簡
易かつ低コストで提供する。 【構成】 缶胴の開口部に取り付けられる缶蓋本体2
と、その内側に配され切込み線3によって区画される開
缶口13を閉鎖するように缶蓋本体2と一体的に設けら
れる蓋片4と、これを押圧し切込み線3に沿って缶蓋本
体2から切断するタブ5と、缶蓋本体2または蓋片4に
突出状態に設けられタブ5を取り付けるリベット6とを
具備し、タブ5に、リベット6を貫通状態に配する貫通
孔7を設け、貫通孔7に、半径方向内方に突出してリベ
ット6の側面6aに食い込む突起8を形成することによ
り、突起8によりタブ5とリベット6との相対回転を係
止して、開缶のために最適な位置にタブ5を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶胴の開口部に取り付
けられる缶蓋とその製造方法に関し、特に、缶蓋の開缶
口を閉鎖している蓋片を缶蓋本体から切断するためのタ
ブが、缶蓋本体に対して回転することを防止する技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】缶蓋本体に一体的に設けられ切込み線に
よって区画される蓋片を有するとともに、この蓋片をタ
ブによって押圧して開缶する方式の缶蓋は、飲料缶、缶
詰缶等に広く利用されている。このような缶蓋におい
て、タブは、缶蓋本体あるいは蓋片に一体的に設けられ
たリベットによって取り付けられるのが一般的である。
【0003】かかるリベットは、缶蓋本体あるいは蓋片
に加圧成形を施すことによって、その表面から隆起する
ように形成されるものであり、通常、円柱状に形成され
る。また、タブには、このように形成されるリベットを
貫通させる円形の貫通孔が設けられている。そして、貫
通孔をリベットに外挿した後に、リベットを加締めて頭
部を貫通孔よりも大きく拡径させることにより、タブを
缶蓋本体あるいは蓋片に脱落不可に取り付けることがで
きるようになっている。
【0004】ところで、缶蓋に設けられるタブは、リベ
ットを支点とした挺の原理により蓋片を缶の内方に押圧
して切込み線を切断することにより開缶する場合が多
い。さらに、開缶される際におけるタブと蓋片との相対
位置関係は、ある狭い範囲内に限定されているのが一般
的である。しかし、上記のように円柱状のリベットに円
形の貫通孔を外挿することによりタブを取り付ける方法
であると、缶の積み下ろし、搬送、自動販売機からの払
い出し等の際に生ずる振動によって、タブがリベットを
中心として回転してしまい、開缶に際して好ましい位置
からずれてしまうという不都合がある。
【0005】上記不都合を回避するために、例えば、特
公昭51−3260号に示される缶蓋が提案されてい
る。この缶蓋は、タブの貫通孔の周囲の表面に放射状に
形成される複数の凹みを設け、加締められるリベットの
頂部材料を凹み内に流し込んで係合させることにより、
タブがリベットを中心にして回転することができないよ
うにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の缶蓋では、凹みは、刻印用ポンチによって形成され
ることとしているが、タブを構成している材料の肉厚
は、0.3〜0.5mm程度と極めて薄いために、上記
効果を達成する程度の深さの凹みを形成することは、困
難である。あえて凹みを形成しようとすると、タブの他
の部分を変形させてしまうことになるという不都合があ
る。また材料の肉厚を厚く形成した場合には、凹みを深
く形成することが可能であるが、材料使用量の増大を招
くことになる。
【0007】また、タブの肉厚を厚くする等して凹みを
深く形成することとした場合であっても、リベットの頂
部材料を凹みに流し込むためには、かなりの加圧力を要
するため、一般に困難な場合が多い。さらに、刻印用ポ
ンチのような加圧成形によって形成される凹部では、そ
の肩部にシャープエッジやバリが形成され難い。したが
って、タブの凹みは、リベットを引掛けて係止すること
ができず、逆に、凹みの形成による接触面積の低下によ
って、摩擦力が低減し、タブの回転防止の実効を計るこ
とができないという不都合がある。一方、凹みの肩部に
シャープエッジを形成するためには、切削加工等を実施
しなければならず、工数が増大してしまうという欠点が
ある。
【0008】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、簡易な構成によって、確実にタブの回り
止めを行うことができる缶蓋とその製造方法を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、缶胴の開口部に取り付けられる缶蓋本体
と、その内側に配され切込み線によって区画される開缶
口を閉鎖するように缶蓋本体と一体的に設けられる蓋片
と、これを押圧し切込み線に沿って缶蓋本体から切断す
るタブと、缶蓋本体または蓋片に突出状態に設けられ前
記タブを取り付けるリベットとを具備し、タブに、リベ
ットを貫通状態に配する貫通孔が設けられ、貫通孔に、
半径方向内方に突出してリベットの側面に食い込む突起
が形成されている缶蓋を提案している。
【0010】また、上記缶蓋において、缶蓋本体または
蓋片とこれに近接状態に配されるタブとに、タブの開缶
位置において相互に係合する凹凸部が設けられている構
成とすれば効果的である。
【0011】さらに、本発明に係る缶蓋の製造方法は、
缶胴の開口部に取り付けられる缶蓋本体またはその開缶
口を閉鎖する蓋片にリベットを設け、このリベットにタ
ブの貫通孔を外挿した後にリベットを加締めてタブを取
り付ける缶蓋の製造方法において、タブの貫通孔を、打
ち抜き加工によって形成するとともに、貫通孔の周縁近
傍を厚さ方向に押し潰して半径方向内方に突出する突起
を形成することを特徴としている。
【0012】また、上記の缶蓋の製造方法において、突
起先端の内径寸法が、加締められる前のリベットの外径
寸法よりも若干大きく形成されるとともに、加締められ
ることによって拡径されたリベット外径寸法よりも小さ
く形成されていることとすれば効果的である。
【0013】
【作用】本発明に係る缶蓋によれば、タブに設けられた
貫通孔に、半径方向内方に突出する突起が形成されてい
るので、該突起がリベットの側面に食い込むことによ
り、リベット回りのタブの回転が防止されることにな
る。また、タブと缶蓋本体または蓋片とに、凹部または
凸部を設け、これらの凹部と凸部とが、タブの開缶位置
において相互に係合するので、上記回り止め効果をさら
に増強することができることになる。
【0014】また、本発明に係る缶蓋の製造方法によれ
ば、タブの貫通孔が打ち抜き加工によって形成されるの
で、貫通孔内面の塗料が除去されるとともに、貫通孔の
周縁にシャープエッジが形成される。そして、このよう
に形成された貫通孔の周縁近傍を押し潰すことによっ
て、押し潰された材料が半径方向内方に移動して、突起
が形成されることになる。したがって、突起は、その先
端が、リベットの側面に食い込みやすい鋭利な形状に簡
易な方法によって形成されることになる。そして、リベ
ット回りのタブの回り止めが確実に行われる。
【0015】さらに、突起先端の内径寸法が、加締めら
れる前のリベットの外径寸法よりも若干大きく形成され
るとともに、加締められることによって拡径されたリベ
ット外径寸法よりも小さく形成されている場合には、タ
ブをリベットに装着する際に、突起によってリベットの
側面をこじることなく容易に装着することができ、作業
性が向上されることになる。また、リベットが加締めら
れることによって拡径することを利用すれば、上記良好
な装着性を維持しつつ、リベットの側面に突起の先端を
確実に食い込ませて、タブの回り止めを行うことが可能
となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る缶蓋とその製造方法の一
実施例について、図1から図4を参照して説明する。本
実施例の缶蓋1は、図2に示すように、飲料缶等の缶胴
(図示略)の開口部に取り付けられる缶蓋本体2と、こ
の缶蓋本体2の内側に形成された切込み線3によって区
画され、前記缶蓋本体2と一体的に設けられる蓋片4
と、開缶に際してこの蓋片4を押圧し切込み線3に沿っ
て切断するタブ5とを具備している。タブ5は、缶蓋本
体2に突出状態に設けられた円柱状のリベット6に貫通
孔7を外挿された後にリベット6頭部を加締めることに
より缶蓋本体2に取り付けられている。
【0017】これらの点において、本実施例の缶蓋1
は、従来の缶蓋と共通しているが、前記タブ5の回り止
め構造において従来例と相違している。すなわち、本実
施例では、図3に示すように、上記タブ5に設けた貫通
孔7に、半径方向内方に突出する突起8が設けられてい
る。この突起8は、貫通孔7の周縁に周方向に間隔を置
いて複数設けられているとともに、その先端の形成する
内径寸法は、加締められる前のリベット6の外径寸法と
同等かまたは若干大きく形成されている。
【0018】前記突起8は、図1に示すように、貫通孔
7の周縁近傍を板厚方向に押し潰して、押し潰された部
分の材料を半径方向内方に移動させることにより形成さ
れている。貫通孔7は、タブ5を形成する際に、打ち抜
き加工によって形成されることにより、内周面が塗膜A
を有さず材料の地肌を露出させるように形成される。ま
た、打ち抜き加工によって形成される貫通孔7は、その
周縁がシャープエッジとなるように構成されている。し
たがって、このような貫通孔7の周縁近傍を押し潰して
形成される突起8は、その先端が鋭利に形成されてお
り、リベット6の側面6aの塗膜Aに容易に食い込むこ
とができるようになっている。
【0019】さらに、本実施例の缶蓋1においては、リ
ベット6によって缶蓋本体2に取り付けられるタブ5
に、缶蓋本体2に近接状態に配され、リベット6回りに
回転させられると缶蓋本体2の表面を摺るように移動さ
せられる板状部9が設けられ、該板状部9の周縁に半円
形状の切欠10(凹部)が形成されている。また、タブ
5は、薄肉板材を折り曲げて、操作者の指先が当たるハ
ンドル部5a等にシャープエッジが生じないように形成
されているとともに、缶蓋本体2の表面に開口する凹所
11(凹部)を有している。
【0020】また、缶蓋本体2には、これら切欠10お
よび凹所11に対応する位置に、これらに嵌合状態に配
される隆起12(凸部)が設けられており、缶蓋本体2
に対してタブ5を最適な位置、すなわち、開缶作業に際
して最も好ましい位置に係止しておくことができるよう
になっている。つまり、タブ5が缶蓋本体2に対して回
転するためには、切欠10あるいは凹所11が隆起12
を乗り越えて回転移動する必要があり、搬送時における
振動程度の力によっては、タブ5が回転しないように保
持されている。
【0021】上記本実施例の缶蓋1は、以下の製造方法
によって製造される。まず、蓋片4を一体的に有する缶
蓋本体2と、該缶蓋本体2に取り付けられるタブ5とを
それぞれ別々にプレス成形によって製造する。この状態
で、缶蓋本体2には、切込み線3によって区画された蓋
片4が開缶口13を閉鎖状態に設けられ、該開缶口13
の近傍には、缶蓋本体2の表面から垂直に突出する円柱
状のリベット6が設けられ、該リベット6の周囲の所定
位置には、複数の隆起12が形成されている。また、タ
ブ5には、打ち抜き加工によって形成された貫通孔7と
周縁に切欠10を有する板状部9とが形成されており、
また、缶蓋本体2との対向面5bに凹所11が形成され
ている。
【0022】次いで、貫通孔7の周縁近傍に金型を押し
当てて潰し、貫通孔7の半径方向内方に突出する複数の
突起を形成する。これにより形成される突起8は、図1
に示すように、その先端が鋭利に形成されかつ、その先
端における内径寸法が、リベット6の外径寸法と同等ま
たはそれより若干大きく形成されている。そして、この
ように形成されたタブ5の貫通孔7をリベット6に外挿
する。貫通孔7は、上記のように、リベット6に対して
同等あるいは若干大きな内径寸法に形成されているの
で、タブ5を容易にリベット6に装着することができ
る。
【0023】そして、この後に、タブ5に設けられた切
欠10および凹所11を、缶蓋本体2に設けられた隆起
12にそれぞれ位置合わせして、リベット6を加締め
る。これにより、図4に示すように、リベット6の頭部
は、タブ5の貫通孔7よりも大きな形状に形成され、タ
ブ5が缶蓋本体2に脱落不可に取り付けられるととも
に、切欠10および凹所11と隆起12とが相互に係合
して、タブ5と缶蓋本体2との相対回転が抑制される。
【0024】また、これとともにリベット6自体が拡径
されて、タブ5の突起8の先端がリベット6の側面6a
に押圧される。突起8の先端は、鋭利に形成されている
ので、リベット6の側面6aの塗膜Aおよび金属部分に
容易に食い込ませられる。これにより、タブ5とリベッ
ト6とは、上記切欠10等と隆起12との係合と相俟っ
て、相対回転しないように係止されることになる。
【0025】このように、本実施例に係る缶蓋1によれ
ば、タブ5の貫通孔7に半径方向内方に突出するように
形成された突起8をリベット6の側面6aに食い込ませ
ることとしているので、缶蓋本体2に対するタブ5の回
転を確実に防止することができる。また、タブ5に設け
た切欠10等と缶蓋本体2に設けた隆起12とを相互に
係合させることによって、タブ5の回転防止効果をさら
に増強することができる。したがって、タブ5は、開缶
に際して最も好ましい位置、すなわち、指から受ける力
を蓋片4の押圧力として有効に利用するための最適な位
置に常に配置されることになる。
【0026】また、本実施例に係る缶蓋1の製造方法に
よれば、タブ5の肉厚を増大させたり、切削加工を行っ
たりすることなく、鋭利な形状の突起8を貫通孔7の半
径方向内方に突出状態に形成することができるので、材
料費を節減し、製造工数を削減して、製品コストを低減
することができる。また、貫通孔7の周縁近傍を押し潰
すだけの簡易な方法によって、特別に加圧力の大きなリ
ベット6の加締め作業を行うことなく、効果的にタブ5
の回転防止を図ることができる。さらに、貫通孔7の周
縁近傍を押し潰す場合に、貫通孔7の形状自体も変形さ
せられる結果、例えば、貫通孔7が矩形状に形成される
ことによっても、その内周面をリベット6の側面6aに
押圧しあるいは食い込ませて回転防止を図ることができ
る。
【0027】なお、本実施例においては、タブ5に切欠
10および凹所11のような凹部を設け缶蓋本体2に隆
起12のような凸部を設けることとしたが、その逆に、
タブ5に凸部、缶蓋本体2に凹部を設けることとしても
よい。また、缶蓋本体2に設けるリベット6、凸部、凹
部に代えて、蓋片4に設ける構成としてもよい。さら
に、突起8の形状および数は、特に限定されるものでは
なく、その先端をリベット6の側面6aに食い込ませ
て、あるいは、押し付けて、適当な回転防止力を発生し
得るように、適宜設定することとしてよい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る缶蓋
は、缶胴の開口部に取り付けられる缶蓋本体と、その内
側に配され切込み線によって区画される開缶口を閉鎖す
るように缶蓋本体と一体的に設けられる蓋片と、これを
押圧し切込み線に沿って缶蓋本体から切断するタブと、
缶蓋本体または蓋片に突出状態に設けられタブを取り付
けるリベットとを具備し、タブに、リベットを貫通状態
に配する貫通孔を設け、貫通孔に、半径方向内方に突出
してリベットの側面に食い込む突起を形成したので、突
起によって簡易かつ確実にタブの回り止めを行うことが
できるという効果を奏する。突起は、半径方向内方に突
出する構成であるため、従来のようにタブの板厚を増大
させる必要も、リベットの頂部材料を凹みに流し込むよ
うな加圧力を作用させる必要もなく、容易に製造するこ
とができる。
【0029】また、上記缶蓋において、缶蓋本体または
蓋片とこれに近接状態に配されるタブとに、タブの開缶
位置において相互に係合する凹凸部を設けることとして
いるので、上記突起による回り止めと相俟って、タブの
回り止めをより確実に達成することができるという効果
を奏する。その結果、常に開缶のために最適な位置にタ
ブを配置することができ、タブを操作する者に、容易か
つ確実に開缶させることができる。
【0030】本発明に係る缶蓋の製造方法は、缶胴の開
口部に取り付けられる缶蓋本体またはその開缶口を閉鎖
する蓋片にリベットを設け、このリベットにタブの貫通
孔を外挿した後にリベットを加締めてタブを取り付ける
缶蓋の製造方法において、タブの貫通孔を、打ち抜き加
工によって形成するとともに、貫通孔の周縁近傍を厚さ
方向に押し潰して半径方向内方に突出する突起を形成す
るので、切削加工を行うことなく突起の先端を鋭利に形
成して、簡易な方法で、突起を確実にリベットの側面に
食い込ませることができる缶蓋を製造することができ
る。
【0031】さらに、上記製造方法において、突起先端
の内径寸法が、加締める前のリベットの外径寸法よりも
若干大きく形成し、加締めることによって拡径されたリ
ベットの外径寸法よりも小さく形成する構成としておけ
ば、リベットへのタブの装着性を向上することができる
とともに、上記回り止め効果を有する缶蓋を容易に製造
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る缶蓋の一実施例における、缶蓋本
体とタブとの取付部を示す拡大縦断面図である。
【図2】図1の缶蓋を示す正面図である。
【図3】図1の缶蓋のタブを示す正面図である。
【図4】図1の缶蓋の缶蓋本体とタブとの取付状態を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 缶蓋 2 缶蓋本体 3 切込み線 4 蓋片 5 タブ 6 リベット 6a 側面 7 貫通孔 8 突起 10 切欠(凹部) 11 凹所(凹部) 12 隆起(凸部) 13 開缶口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶胴の開口部に取り付けられる缶蓋本体
    と、 該缶蓋本体の内側に配され切込み線によって区画される
    開缶口を閉鎖するように缶蓋本体と一体的に設けられる
    蓋片と、 該蓋片を押圧し切込み線に沿って缶蓋本体から切断する
    タブと、 缶蓋本体または蓋片に突出状態に設けられ前記タブを取
    り付けるリベットとを具備し、 前記タブに、リベットを貫通状態に配する貫通孔が設け
    られ、 該貫通孔に、半径方向内方に突出してリベットの側面に
    食い込む突起が形成されていることを特徴とする缶蓋。
  2. 【請求項2】 缶蓋本体または蓋片とこれに近接状態に
    配されるタブとに、タブの開缶位置において相互に係合
    する凹凸部が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の缶蓋。
  3. 【請求項3】 缶胴の開口部に取り付けられる缶蓋本体
    またはその開缶口を閉鎖する蓋片にリベットを設け、こ
    のリベットにタブの貫通孔を外挿した後にリベットを加
    締めてタブを取り付ける缶蓋の製造方法において、 タブの貫通孔を、打ち抜き加工によって形成するととも
    に、 該貫通孔の周縁近傍を厚さ方向に押し潰して半径方向内
    方に突出する突起を形成することを特徴とする缶蓋の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 突起先端の内径寸法が、加締められる前
    のリベットの外径寸法よりも若干大きく形成されるとと
    もに、加締められることによって拡径されたリベットの
    外径寸法よりも小さく形成されていることを特徴とする
    請求項3記載の缶蓋の製造方法。
JP15903494A 1994-07-11 1994-07-11 缶蓋とその製造方法 Withdrawn JPH0826275A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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