JP2003184779A - 円周流ポンプ用インペラ - Google Patents

円周流ポンプ用インペラ

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JP2003184779A
JP2003184779A JP2001383838A JP2001383838A JP2003184779A JP 2003184779 A JP2003184779 A JP 2003184779A JP 2001383838 A JP2001383838 A JP 2001383838A JP 2001383838 A JP2001383838 A JP 2001383838A JP 2003184779 A JP2003184779 A JP 2003184779A
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Yasuyuki Sakamoto
泰之 坂本
Tadayoshi Tatezawa
直敬 立澤
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Enplas Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス繊維の脱落や膨潤に伴う不具合の発生
を効果的に防止でき、長期にわたり安定したポンプ性能
を発揮し得る高強度の円周流ポンプ用インペラを提供す
る。 【解決手段】 インペラ7は、モータで回転させられる
円板状部材8の外周側に複数の羽根溝12を備え、ポン
プケーシング4とポンプカバー5との間に形成された略
円板状の空間6内に回動可能に収容される。そして、円
板状部材8は、ガラス繊維を含む樹脂材料で形成された
母材部20と、この母材部20の両側面の少なくとも研
削加工される表面に形成されたガラス繊維を含まない樹
脂の被覆部23とからなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインタン
ク式燃料ポンプとして使用される円周流ポンプのインペ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の電子制御式燃料噴射
装置用燃料ポンプには、車両搭載性が良く、しかも低騒
音で圧力変動が小さいインタンク式の円周流ポンプが使
用されている。
【0003】このような自動車用の円周流ポンプは、燃
料タンク内に設置され、図20〜図21に示すように、
インペラ80が駆動軸81を介して図外のモータによっ
て回転させられると、インペラ80の外周に形成された
羽根82で燃料にエネルギーを与え、これにより燃料流
入口83からポンプ流路84内に流入した燃料を昇圧
し、その圧力上昇した燃料を燃料流出口85等を介して
エンジン側へ吐出するようになっている。
【0004】このような円周流ポンプ79は、近年、全
体重量の軽減化や部品コストの低廉化を図るため、樹脂
で形成したインペラ80を使用するようになっている。
この円周流ポンプのインペラ80は、アルミニウム製の
ポンプケーシング86とポンプカバー87との間の略円
板状の空間88内に収容され、高速回転して燃料を昇圧
するものであるため、燃料中での寸法変化が小さく、ア
ルミニウム製のポンプケーシング86等との熱膨張差が
少ないガラス繊維で強化されたフェノール樹脂等で形成
されている。
【0005】また、このような円周流ポンプ79におい
ては、ポンプ効率及び吐出圧を所望の状態に維持するた
めに、インペラ80の側面90,91側の隙間w1,w
2を所定寸法以内にし、漏れ流量を少なくする必要があ
る。
【0006】そこで、従来の円周流ポンプ79のインペ
ラ80は、射出成形後に両側面90,91を研削加工す
ることにより、両側面90,91を高精度の面精度に仕
上げて、一方の側面90とポンプケーシング86との間
の隙間w1、及び他方の側面91とポンプカバー87と
の隙間w2の寸法を所定寸法内に収まるようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、ガラス繊維を含む樹脂で形成されたインペラ80
を研削加工すると、ガラス繊維が研削表面に露出して脱
落し易くなる。インペラ80から脱落したガラス繊維
は、インペラ80とポンプケーシング86との間の隙間
w1や、インペラ80とポンプカバー87との間の隙間
w2に詰まり、インペラ80の回転を妨げる虞がある。
【0008】また、インペラ80の研削加工面90,9
1からガラス繊維が露出すると、ガラス繊維と樹脂との
界面から燃料が浸透して膨潤し易くなる。インペラ80
の研削加工部が膨潤すると、インペラ80とポンプケー
シング86との隙間w1及びインペラ80とポンプカバ
ー87との隙間w2の寸法が変化するため、ポンプ性能
が変動し、ポンプ性能に対する信頼性を損なう虞があ
る。
【0009】なお、インペラ80をガラス繊維を含まな
い樹脂のみで形成すれば、上述のような不具合を生じな
いが、インペラ80全体の強度低下を招き、とりわけ、
回転軸に嵌合される軸穴92周辺部の強度不足を招くこ
とになる。
【0010】一方、特開昭60−261992号公報に
開示されたように、金属円板の外周端部側に、羽根溝を
備えた樹脂製円板状部材を成形固着してなるインペラで
は、強度を確保することができたとしても、軽量化を図
ることができない。
【0011】そこで、本発明は、ガラス繊維の脱落や膨
潤に伴う不具合の発生を効果的に防止でき、長期にわた
り安定したポンプ性能を発揮し得る高強度の円周流ポン
プ用インペラを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、モー
タで回転させられる円板状部材の外周側に複数の羽根溝
を備え、ポンプケーシングとポンプカバーとの間に形成
された略円板状の空間内に回動可能に収容される円周流
ポンプ用インペラに関するものである。そして、前記円
板状部材が、ガラス繊維を含む樹脂材料で形成された母
材部と、この母材部の両側面の少なくとも研削もしくは
切削加工される表面に形成されたガラス繊維を含まない
樹脂の被覆部とからなっている。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記被覆部が、粉状又は顆粒状の樹脂を超音
波振動で母材部に溶着させることにより形成される。
【0014】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、前記被覆部が、樹脂の塗膜により母材部の表
面に形成される。
【0015】また、請求項4の発明は、モータで回転さ
せられる円板状部材の外周側に複数の羽根溝を備え、ポ
ンプケーシングとポンプカバーとの間に形成された略円
板状の空間内に回動可能に収容される円周流ポンプ用イ
ンペラに関するものである。そして、前記円板状部材
が、ガラス繊維を含む樹脂材料で形成された母材部と、
この母材部の両側面に固着されるガラス繊維を含まない
樹脂の被覆部とからなっている。また、この被覆部と前
記母材部との接合面には、該被覆部と該母材部の一方
に、前記羽根溝を取り囲む羽根溝仕切リブが形成される
と共に、この羽根溝仕切リブから前記母材部の側面の外
周端まで延出する径方向リブが形成されている。そし
て、前記羽根溝仕切リブ及び径方向リブが前記母材部と
前記被覆部の他方の側面に溶着されることにより、前記
母材部と前記被覆部が一体化される。
【0016】また、請求項5の発明は、モータで回転さ
せられる円板状部材の外周側に複数の羽根溝を備え、ポ
ンプケーシングとポンプカバーとの間に形成された略円
板状の空間内に回動可能に収容される円周流ポンプ用イ
ンペラに関するものである。そして、前記円板状部材
が、ガラス繊維を含む樹脂材料で形成された母材部と、
この母材部の両側面に固着されるガラス繊維を含まない
樹脂の被覆部とからなっている。また、前記被覆部の前
記羽根溝間の羽根が、前記円板状部材の側面から板厚方
向に向かって回転方向と逆方向に傾斜するように形成さ
れている。
【0017】また、請求項6の発明は、モータで回転さ
せられる円板状部材の外周側に複数の羽根溝を備え、ポ
ンプケーシングとポンプカバーとの間に形成された略円
板状の空間内に回動可能に収容される円周流ポンプ用イ
ンペラに関するものである。そして、前記円板状部材
が、ガラス繊維を含む樹脂材料で形成された母材部と、
この母材部の両側面の少なくとも研削もしくは切削加工
される表面に形成されたガラス繊維を含まない樹脂の被
覆部と、前記母材部の両側面のうちの少なくとも下方側
に位置する側面の摺接部分に形成された低摩擦材料の低
摩擦部と、からなっている。
【0018】また、請求項7の発明は、モータで回転さ
せられる円板状部材の外周側に複数の羽根溝を備え、ポ
ンプケーシングとポンプカバーとの間に形成された略円
板状の空間内に回動可能に収容される円周流ポンプ用イ
ンペラに関するものである。そして、前記円板状部材
は、ガラス繊維を含まない樹脂材料をキャビティの内周
端側からキャビティ内に射出した後、ガラス繊維を含む
樹脂材料をキャビティの内周端側からキャビティ内に射
出することにより、ガラス繊維を含む樹脂材料の母材部
の少なくとも両側面にガラス繊維を含まない樹脂の被覆
部が形成されることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0020】[第1の実施の形態]図1〜図2は、本発
明の第1の実施の形態に係る円周流ポンプ1を示す図で
ある。このうち図1は、円周流ポンプ1の一部を切断し
て示す正面図である。又、図2は、図1の一部を拡大し
て示す断面図である。
【0021】これらの図に示すように、本実施の形態の
円周流ポンプ1は、ポンプ部2とモータ部3とからなっ
ている。このうち、ポンプ部2は、モータ部3の下端部
に配置されるポンプケーシング4と、このポンプケーシ
ング4の下面側に組み付けられるポンプカバー5と、こ
れらポンプケーシング4とポンプカバー5との間に形成
された略円板状の空間6内に回動できるように収容され
る略円板状のインペラ7と、を備えている。
【0022】インペラ7は、燃料タンク(図示せず)内
に設置され、燃料にエネルギーを与えるものであるた
め、耐溶剤性に優れ且つ高強度の樹脂材料を使用する必
要がある。そこで、本実施の形態のインペラ7は、ガラ
ス繊維を含んだフェノール樹脂やPPS樹脂が使用さ
れ、射出成形で所望の形状に形成されている。
【0023】このインペラ7は、図5〜図8に詳細を示
すように、円板状部材8の外周端部の両側面10,11
にそれぞれ複数の羽根溝12が形成されており、羽根溝
12,12間の羽根13が一方の側面10側と他方の側
面11側で半ピッチずれるように形成されている。又、
インペラ7の両側面10,11には、インペラ7の回転
中心を中心とする所定半径寸法の円板状の凹部14が形
成されている。そして、インペラ7の中心部にはDカッ
ト形状の軸穴15が形成されており、この軸穴15には
軸穴15とほぼ同様の軸断面形状に形成された駆動軸1
6が嵌合されるようになっている。
【0024】尚、軸穴15の回り止め部17は、駆動軸
16の切り欠き部18に係合し、モータ部3から伝達さ
れる駆動力を受けるようになっている。又、上記インペ
ラ7の羽根溝12は、側面側形状及び外周側形状が略矩
形状であり、その半径方向内方端部が略円弧状に切り上
げられている。
【0025】また、インペラ7は、所望のポンプ性能を
得ることができるようにするため、図2に示すように、
その一方の側面10のシール部Sとポンプケーシング4
との間の隙間t1及びその他方の側面11のシール部S
とポンプカバー5との間の隙間t2が所定寸法範囲内に
なるように、両側面10,11のシール部Sを高精度の
面精度に加工する必要がある。ここで、シール部Sは、
インペラ7の両側面10,11における半径方向内方へ
の燃料の漏れを防止する。尚、円板状部材8の半径寸法
をR0とし、円板状の凹部14の半径寸法をR1とし、
羽根溝12の半径方向溝長さをHとした場合、シール部
Sの寸法(L)は、(L)=(R0)−(H)−(R
1)となり、隙間寸法t1,t2を考慮した最適の寸法
が設定される。
【0026】ここで、本実施の形態は、先ず、ガラス繊
維を含む樹脂からなる母材部20を射出成形した後、母
材部20の両側の凹部14よりも半径方向外方側の側面
21,22(研削もしくは切削加工により高精度に加工
することが必要となる側面部)にガラス繊維を含まない
樹脂(例えば、PPS等)の被覆層(被覆部)23を形
成する。そして、この被覆層23を研削もしくは切削加
工することにより、シール部Sを含むインペラ7の両側
面10,11を高精度の面精度に成形する。尚、母材部
20は、射出成形されると、金型に接する外表面に樹脂
のスキン層が形成されるため、ガラス繊維が露出するよ
うなことがない。しかし、母材部20の両側面21,2
2を直に研削加工すると、従来例のようにガラス繊維が
露出して、ガラス繊維の脱落や膨潤に起因する不具合を
生じることになるが、上述のような本実施の形態によれ
ば、ガラス繊維を含まない樹脂の被覆層23を研削もし
くは加工することになるため、ガラス繊維が露出するよ
うなことがなく、従来技術のような不具合を生じること
がない。
【0027】ここで、被覆層23は、図9に示すよう
に、母材部20の凹部14よりも半径方向外方側の側面
21,22に、粉末又は顆粒状の樹脂24を超音波振動
で溶着させることにより形成され、研削もしくは切削加
工により表面が仕上げられている。また、被覆層23
は、樹脂の塗膜を母材部20の側面21,22に塗り付
けることにより形成し、研削もしくは切削加工により表
面を仕上げるようにしてもよい。
【0028】図3は、ポンプケーシング4とポンプカバ
ー5の組み合わせ状態を示す図である。又、図4は、ポ
ンプ流路25,燃料流入口26,燃料流出口27及びイ
ンペラ7の関係を示す模式図である。これらの図に示す
ように、ポンプケーシング4とポンプカバー5の合わせ
面には、インペラ7を回動可能に収容する略円板状の空
間6が形成されている。そして、この円板状の空間6の
外周側に形成されたポンプ流路25には、ポンプカバー
5の燃料流入口26が連通すると共にポンプケーシング
4の燃料流出口27が連通するようになっている。
【0029】このような構成の本実施の形態によれば、
図1及び図4に示すように、インペラ7がモータ部3の
モータ3aによって回転駆動されると、燃料タンク内
(図示せず)の燃料が燃料流入口26からポンプ流路2
5内に流入する。そして、燃料流入口26からポンプ流
路25内に流入した燃料が、回転するインペラ7からエ
ネルギーを受け、略環状のポンプ流路25に沿って燃料
流出口27まで移動する間にインペラ7によって昇圧さ
せられる。そして、十分に昇圧された燃料は、燃料流出
口27からモータ部3の図示しない流路を通過して、燃
料吐出口28から図外のエンジンに供給される。
【0030】尚、図4に示すように、燃料流入口26と
燃料流出口27との間に隔壁部30が形成されている。
そして、この隔壁部30の周面30aとインペラ7の外
周面31の隙間t3は、ポンプ流路25の周面25aと
インペラ7の外周面31との隙間t4よりも小さく設定
されている。又、隔壁部30の両側面30b,30cと
インペラ7の両側面10,11との隙間は、前記インペ
ラ7のシール部Sの隙間寸法(t1,t2)と等しい寸
法に設定されている。即ち、インペラ7の外周面31側
の隙間が隔壁部30で急激に絞られることになり、昇圧
した燃料が燃料流出口27側から燃料流入口26側に漏
出するのが阻止されるようになっている。又、ポンプ流
路25内の燃料が半径方向内方へ漏出するのは、インペ
ラ7のシール部Sで阻止されるようになっている。
【0031】以上のように本実施の形態のインペラ7
は、高精度に加工する必要のあるシール部Sを含む側面
10,11に、ガラス繊維を含まない樹脂の被覆層23
が形成され、この被覆層23が研削もしくは切削加工に
より高精度の面精度に仕上げられ、ガラス繊維を含む母
材部20の外表面にガラス繊維が露出するようなことが
ないため、ガラス繊維の脱落に起因する不具合の発生を
効果的に防止でき、また、ガラス繊維と樹脂との界面か
ら燃料が浸透することに起因する膨潤を防止できる。し
かも、本実施の形態のインペラ7は、母材部20がガラ
ス繊維で強化された樹脂で形成されており、全体がガラ
ス繊維を含まない樹脂のみで形成されたものに比較して
高強度である。したがって、本実施の形態のインペラ7
を使用した円周流ポンプ1は、長期にわたり安定したポ
ンプ性能を発揮し得る。
【0032】[第2の実施の形態]また、上述の実施の
形態において、被覆層23を低摩擦係数の樹脂(例え
ば、フッ素樹脂)で形成すれば、インペラ7の耐磨耗性
を向上することができると共に、インペラ7の回転抵抗
を減じることができ、ポンプ消費動力を低減することが
できる。したがって、被覆層23を低摩擦係数の樹脂で
形成したインペラ7を使用した円周流ポンプ1は、より
一層安定したポンプ性能を長期にわたり発揮することが
可能になる。
【0033】[第3の実施の形態]図10〜図11は、
本発明の第3の実施の形態を示すものである。このう
ち、図10は、円周流ポンプの一部拡大断面図である。
また、図11は、円周流ポンプ用インペラ32の正面図
である。
【0034】これらの図において、インペラ32は、円
板状部材33の外周側両側面10,11の周方向にそれ
ぞれ複数の羽根溝34が形成されている。この羽根溝3
4は、外周端部壁35と、円板状部材33の回転方向前
後に位置する羽根36,36と、円板状部材33の半径
方向内方に向かって円弧状に切り上げられている円弧状
壁部37とで構成されており、両側面10,11側の羽
根溝34,34同士が開口部38で連通するようになっ
ている。そして、円板状部材33は、ガラス繊維を含む
樹脂で射出形成された母材部40と、この母材部40の
両側面を覆うように固着されたガラス繊維を含まない樹
脂からなる一対の被覆部41,41とからなっている。
【0035】被覆部41は、図12〜図13に示すよう
に、その母材部40に対向する側面側に、羽根溝34を
取り囲むように形成された羽根溝仕切リブ42が形成さ
れると共に、羽根溝仕切リブ42の径方向外周端部から
母材部40の側面の外周端まで延出する径方向リブ43
が形成されている。そして、その被覆部41の羽根溝仕
切リブ42及び径方向リブ43が超音波振動で母材部4
0に溶着されることにより、一対の被覆部41,41が
母材部40の側面にそれぞれ一体化される。ここで、被
覆部41は、少なくとも、上述の第1の実施の形態の被
覆層23と同様に、母材部40の外周端部から凹部14
の外周端部まで形成される。尚、被覆部41の羽根溝仕
切リブ42は、一対の径方向仕切リブ44,44と、こ
れら一対の径方向仕切リブ44,44に交差する外周側
周方向仕切リブ45と、この外周側周方向仕切リブ45
と同心状に形成されて前記一対の径方向仕切リブ44,
44に交差する内周側周方向仕切リブ46とからなって
いる。そして、径方向リブ43は、径方向仕切リブ44
をそのまま径方向外方へ延長させることにより形成され
ている。尚、本実施の形態においては、各リブを被覆部
41に形成する場合の説明を行ったが、各リブを母材部
40に形成してもよい。
【0036】そして、上述のように、母材部40の両側
面に被覆部41,41を固着した後、被覆部41,41
の外側面を研削もしくは切削加工することにより、イン
ペラ32の側面10,11(シール部S)を高精度に仕
上げ、インペラ32の両側面10,11側の隙間t1,
t2を所望の寸法範囲内にする。
【0037】一方、ポンプケーシング4とポンプカバー
5には、それぞれインペラ32の羽根溝34に対向する
ように環状のポンプ流路47,47が形成されている。
このポンプ流路47は、図10に示すような旋回流48
を生じさせるため、断面略半円形に形成されている。
尚、このポンプ流路47は、図示しない燃料流入口と燃
料流出口に連通している。
【0038】このような構造の円周流ポンプ用インペラ
32は、母材部40の両側面に溶着させた被覆部41,
41を研削もしくは切削加工し、その両側面10,11
を高精度の面精度に仕上げることができ、ガラス繊維を
含む母材部40を研削もしくは切削加工することがない
ため、母材部40のガラス繊維が露出するようなことが
なく、ガラス繊維の脱落や、ガラス繊維と樹脂との界面
に燃料が浸透することに起因する膨潤を効果的に防止で
き、長期にわたり安定したポンプ性能を発揮することが
できる。
【0039】また、本実施の形態のインペラ32は、被
覆部41,41の表面に突出形成した羽根溝仕切リブ4
2及び径方向リブ43を超音波振動で母材部40に溶着
させる構成であるため、摩擦熱が効果的に上記各リブ4
2,43に集中し、被覆部41が母材部40に確実に固
着一体化される。
【0040】また、本実施の形態のインペラ32は、母
材部40の両側面に被覆部41,41を溶着する構造で
あるにも関わらず、羽根溝仕切リブ42が母材部40の
羽根溝34の周囲を取り囲むように固着されているた
め、各羽根溝34間の燃料漏れが生じることがない。ま
た、本実施の形態のインペラ32は、径方向リブ43が
羽根溝仕切リブ42から母材部40の外周端まで延出し
ているため、インペラ32の外周側で且つ母材部40と
被覆部41との隙間から燃料が周方向に漏れることがな
い。また、本実施の形態のインペラ32は、羽根溝仕切
リブ42を構成する外周側周方向仕切リブ45が母材部
40の外周端よりも僅かに内周側に位置しているため、
羽根溝仕切リブ42と母材部40の溶着時に生じる溶融
樹脂が母材部40の外周端から外方へ突出してバリにな
ることがない。したがって、本実施の形態のインペラ3
2は、燃料漏れに起因するポンプ性能の低下を招くこと
がない。尚、インペラ32の外周側に溶融樹脂に起因す
るバリが突出していると、そのバリを取り除く加工が必
要になり、加工工数の増加及び加工費用の増大を招くこ
とになる。
【0041】[第4の実施の形態]図14〜図15は、
本発明の第4の実施の形態を示すものである。このう
ち、図14は、インペラ50の外周側から見た羽根溝形
状を示す図である。また、図15は、インペラ50の側
面側から見た羽根溝形状を示す図である。
【0042】これらの図に示すように、インペラ50
は、円板状部材51の外周側両側面10,11の周方向
にそれぞれ複数の羽根溝52が形成されている。この羽
根溝52を仕切る羽根53は、円板状部材51の両側面
側端部近傍において、両側面10,11から板厚方向略
中心側に向かって回転方向と逆方向に傾斜するように傾
斜壁54が形成されている。
【0043】ここで、円板状部材51は、ガラス繊維を
含む樹脂で射出形成された母材部55と、この母材部5
5の両側面に接着固定されたガラス繊維を含まない樹脂
からなる一対の被覆部56,56とからなっている。そ
して、被覆部56には、上述の羽根53の一部を構成す
る傾斜壁54が形成されている。ここで、被覆部56
は、少なくとも、上述の第1の実施の形態の被覆層23
と同様に、母材部55の外周端部からシール部Sの内周
端まで形成される(図2参照)。尚、母材部55の羽根
53は、回転方向に対して直交する方向に形成されてい
る。
【0044】このような構造の本実施の形態によれば、
羽根53の一部を構成する傾斜壁54が被覆部56に形
成され、母材部55には傾斜壁54が形成されず、それ
ぞれ別々に射出成形された後に一体化されるようになっ
ているため、射出成形が困難な羽根形状のインペラ50
を容易に形成することができる。尚、母材部55の射出
成形金型は、図14のインペラ50の板厚方向中心部か
ら上下に型開きでき、構造が簡単になるため、金型費用
を低廉化することができる。また、被覆部56は、羽根
溝52を形成する金型(上型又は下型のいずれか一方)
を他方の金型に対して回転させながら型開きすることに
より、射出成形金型から比較的容易に離型される。
【0045】また、本実施の形態のインペラ50は、上
述の各実施の形態と同様に、母材部55の両側面に被覆
部56,56が固着されており、その被覆部56の外側
面(10,11)を研削もしくは切削加工することによ
り、インペラ50の側面10,11を高精度の面精度に
成形するようになっているため、研削もしくは切削加工
によって母材部55のガラス繊維が露出し、ガラス繊維
の脱落や膨潤に起因する不良変形を効果的に防止でき、
長期にわたり安定したポンプ性能を発揮させることがで
きる。
【0046】尚、図16に示すように、被覆部56の凸
部57を母材部55の凹部58に係合させることによ
り、被覆部56の側面(10,11)の研削もしくは切
削加工時に作用する加工抵抗を被覆部56と母材部55
の凹凸係合部で受けることができるため、被覆部56が
研削もしくは切削加工時における加工抵抗で母材部55
から剥がれるのを効果的に防止できる。
【0047】[第5の実施の形態]図17〜図18は、
本発明の第5の実施の形態を示す図であり、ガラス繊維
を含む樹脂で形成される母材部の表面に、ガラス繊維を
含まない樹脂の被覆層(被覆部)を形成する方法の一例
を示す図である。
【0048】射出成形用の金型60に形成されたキャビ
ティ61の略中心部には、インペラ62の軸穴63を形
成するための分割型64が突出している。そして、金型
60には、この分割型64の上端部の外周側にリング状
のゲート65が形成される略円柱形のリングゲート部6
6と、このリングゲート部66の略中心に連通するピン
ポイントゲート部67と、を備えている。
【0049】このような射出成形用の金型60を使用し
てインペラ62を射出成形するには、先ず、被覆部68
を形成するためのガラス繊維を含まない溶融樹脂をピン
ポイントゲート部67及びリングゲート部66を介して
キャビティ61内に射出する。その後、母材部70を形
成するためのガラス繊維を含む溶融樹脂をピンポイント
ゲート部67及びリングゲート部66を介してキャビテ
ィ61内に射出する。これにより、母材部70の外表面
に被覆部68が形成され、外周側に複数の羽根溝を備え
た円板状部材69が形作られる。そして、上型60Aを
下型60Bから離間させる際に、リングゲート部66が
インペラ62から切り離される。次いで、分割型64を
キャビティ61内から退避させ、図外のエジェクトピン
で射出成形品(インペラ62)を下型60Bから取り出
すことにより、所定形状に形成されたインペラ62が金
型60から完全に離型されることになる。
【0050】このように射出成形されたインペラ62
は、その成形過程において、図19に示すように、その
半径方向内方端部の軸穴63外周側から放射状に略均等
に溶融樹脂が流動するようになっているため、ウエルド
現象に起因する面精度の悪化がなく、高精度に加工され
る。尚、図21に示すように、ピンポイントゲート71
から直接的にキャビティ内に射出すると、射出された溶
融樹脂が合流する部分72の組織が他部の組織と異なり
面精度が悪化するというウエルド現象が発生する。しか
し、本実施の形態によれば、ウエルド現象が発生しな
い。
【0051】また、本実施の形態において、ピンポイン
トゲート部67からリングゲート部66に溶融樹脂が一
旦溜められた後、リングゲート部66のリング状ゲート
65からキャビティ61内に溶融樹脂が射出されるた
め、溶融樹脂の流れが円滑になる。
【0052】また、本実施の形態において、図17〜図
19に示すように、分割型64の上端をキャビティ61
の上面73よりも僅かに下方に位置させれば、リングゲ
ート部66を製品(インペラ62)から切り離すことに
より生じる切断面がC面取りのようになり、切断面がイ
ンペラ62の側面側に出っ張るようなことがないため、
リングゲート部66を切り離した後の後加工(切断面の
平滑化加工)が不要になり、生産効率が向上する。
【0053】また、本実施の形態に係るインペラ62
は、ガラス繊維を含む樹脂からなる母材部70の外表面
に、ガラス繊維を含まない樹脂からなる被覆部68が形
成され、その被覆部68が研削加工されることにより、
ポンプケーシング4やポンプカバー5との間の隙間t
1,t2の寸法が所定の寸法範囲内になるように仕上げ
られている。したがって、本実施の形態のインペラ62
は、ガラス繊維が研削加工で露出して脱落したり、膨潤
に起因する不良変形を生じることがなく、長期にわたり
安定したポンプ性能を発揮させることが可能になる。
【0054】なお、上述の各実施の形態において、円周
流ポンプ1が停止している状態で、インペラ7,32,
50,62の下面側がポンプカバー5に接触するように
構成されている円周流ポンプ1の場合には、少なくとも
インペラ7,32,50,62の下面の摺接部分(シー
ル部S)に低摩擦係数の樹脂の被覆層(低摩擦部)を形
成すれば、インペラ7,32,50,62の耐磨耗性を
向上させることができる。すなわち、母材部の側面側に
ガラス繊維を含まない樹脂層を単数層又は複数層形成す
るようにしてもよい。
【0055】また、上述の各実施の形態において、被覆
部は、少なくとも研削加工されるシール部に対応する部
分に形成されている必要があるが、母材部の両側面のほ
ぼ全域に形成してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明のインペラは、高
精度に加工する必要のある側面に、ガラス繊維を含まな
い樹脂の被覆部が形成され、この被覆部が研削加工によ
り高精度の面精度に仕上げられ、ガラス繊維を含む母材
部の外表面にガラス繊維が露出するようなことがないた
め、ガラス繊維の脱落に起因する不具合の発生を効果的
に防止でき、また、ガラス繊維と樹脂との界面から燃料
が浸透することに起因する膨潤を防止できる。しかも、
本発明のインペラは、母材部がガラス繊維で強化された
樹脂で形成されており、全体がガラス繊維を含まない樹
脂のみで形成されたものに比較して高強度である。した
がって、本発明のインペラを使用した円周流ポンプは、
長期にわたり安定したポンプ性能を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る円周流ポンプ
の一部を破断して示す正面図である。
【図2】図1の一部を拡大して示す図である。
【図3】ポンプケーシングとポンプカバーの組み合わせ
状態を示す断面図である。
【図4】図4(a)は円周流ポンプの作動状態を説明す
るための模式的平面図であり、図4(b)は図4(a)
のA−A線に沿って切断して示す断面図である。
【図5】インペラの側面図である。
【図6】図5のB−B線に沿って切断して示す断面図で
ある。
【図7】インペラを外周側から見た羽根溝形状図であ
る。
【図8】インペラの外周面端部の一部外観斜視図であ
る。
【図9】被覆層の形成方法を示すインペラの一部拡大断
面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る円周流ポン
プの一部拡大断面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る円周流ポン
プ用インペラの側面図である。
【図12】被覆部の母材部に対向する面を示す図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係るインペラの
一部拡大図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係るインペラの
外周側から見た羽根溝形状を示す図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係るインペラの
側面側から見た羽根溝形状を示す図である。
【図16】母材部と被覆部の接着状態を示す断面図であ
る。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係るインペラの
射出成形金型構造を示す図である。
【図18】溶融樹脂の射出成形状態を示す図である。
【図19】キャビティ内の樹脂の流れを示すものであ
る。
【図20】従来の円周流ポンプの一部を拡大して示す図
である。
【図21】従来のインペラの側面図である。
【符号の説明】 1……円周流ポンプ、3a……モータ、4……ポンプケ
ーシング、5……ポンプカバー、6……空間、7,3
2,50,62……インペラ、8,33,51,69…
…円板状部材、10,11……側面、12,34,52
……羽根溝、20,40,55,70……母材部、2
1,22……側面、23……被覆層(被覆部)、41,
56,68……被覆部、42……羽根溝仕切リブ、43
……径方向リブ、53……羽根、54……傾斜壁、61
……キャビティ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータで回転させられる円板状部材の外
    周側に複数の羽根溝を備え、ポンプケーシングとポンプ
    カバーとの間に形成された略円板状の空間内に回動可能
    に収容される円周流ポンプ用インペラにおいて、 前記円板状部材が、ガラス繊維を含む樹脂材料で形成さ
    れた母材部と、この母材部の両側面の少なくとも研削も
    しくは切削加工される表面に形成されたガラス繊維を含
    まない樹脂の被覆部とからなることを特徴とする円周流
    ポンプ用インペラ。
  2. 【請求項2】 前記被覆部が、粉状又は顆粒状の樹脂を
    超音波振動で母材部に溶着させることにより形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の円周流ポンプ用イン
    ペラ。
  3. 【請求項3】 前記被覆部が、樹脂の塗膜により母材部
    の表面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    円周流ポンプ用インペラ。
  4. 【請求項4】 モータで回転させられる円板状部材の外
    周側に複数の羽根溝を備え、ポンプケーシングとポンプ
    カバーとの間に形成された略円板状の空間内に回動可能
    に収容される円周流ポンプ用インペラにおいて、 前記円板状部材が、ガラス繊維を含む樹脂材料で形成さ
    れた母材部と、この母材部の両側面に固着されるガラス
    繊維を含まない樹脂の被覆部とからなり、 該被覆部と前記母材部との接合面には、該被覆部と該母
    材部の一方に、前記羽根溝を取り囲む羽根溝仕切リブが
    形成されると共に、この羽根溝仕切リブから前記母材部
    の側面の外周端まで延出する径方向リブが形成され、 前記羽根溝仕切リブ及び径方向リブが前記母材部と前記
    被覆部の他方の側面に溶着されることにより、前記母材
    部と前記被覆部が一体化されたことを特徴とする円周流
    ポンプ用インペラ。
  5. 【請求項5】 モータで回転させられる円板状部材の外
    周側に複数の羽根溝を備え、ポンプケーシングとポンプ
    カバーとの間に形成された略円板状の空間内に回動可能
    に収容される円周流ポンプ用インペラにおいて、 前記円板状部材が、ガラス繊維を含む樹脂材料で形成さ
    れた母材部と、この母材部の両側面に固着されるガラス
    繊維を含まない樹脂の被覆部とからなり、 前記被覆部の前記羽根溝間の羽根が、前記円板状部材の
    側面から板厚方向に向かって回転方向と逆方向に傾斜す
    るように形成されたことを特徴とする円周流ポンプ用イ
    ンペラ。
  6. 【請求項6】 モータで回転させられる円板状部材の外
    周側に複数の羽根溝を備え、ポンプケーシングとポンプ
    カバーとの間に形成された略円板状の空間内に回動可能
    に収容される円周流ポンプ用インペラにおいて、 前記円板状部材が、ガラス繊維を含む樹脂材料で形成さ
    れた母材部と、この母材部の両側面の少なくとも研削も
    しくは切削加工される表面に形成されたガラス繊維を含
    まない樹脂の被覆部と、前記母材部の両側面のうちの少
    なくとも下方側に位置する側面の摺接部分に形成された
    低摩擦材料の低摩擦部と、からなることを特徴とする円
    周流ポンプ用インペラ。
  7. 【請求項7】 モータで回転させられる円板状部材の外
    周側に複数の羽根溝を備え、ポンプケーシングとポンプ
    カバーとの間に形成された略円板状の空間内に回動可能
    に収容される円周流ポンプ用インペラにおいて、 前記円板状部材は、ガラス繊維を含まない樹脂材料をキ
    ャビティの内周端側からキャビティ内に射出した後、ガ
    ラス繊維を含む樹脂材料をキャビティの内周端側からキ
    ャビティ内に射出することにより、ガラス繊維を含む樹
    脂材料の母材部の少なくとも両側面にガラス繊維を含ま
    ない樹脂の被覆部が形成されてなることを特徴とする円
    周流ポンプ用インペラ。
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