JP2011185152A - 燃料ポンプ - Google Patents

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浩邦 冨田
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Abstract

【課題】軽量化と共にポンプ効率の向上を両立させる燃料ポンプの提供。
【解決手段】燃料が流入するポンプ室26を区画するポンプケーシング24と、ポンプ室26に収容されて回転駆動されるインペラ30であって、回転方向Drに並ぶ複数の羽根溝36を有し、回転時に各羽根溝36間にて燃料の流入出が繰り返されることによりポンプ室26への流入燃料を昇圧するインペラ30と、を備える燃料ポンプ10において、インペラ30は、樹脂により形成され、ポンプ室26の内壁面20a,22aと軸方向に向き合う軸方向端面303,304に各羽根溝36が開口する樹脂本体300と、金属により形成され、樹脂本体300の軸方向端面303,304を少なくとも各羽根溝36間にて被覆する金属被膜310と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、燃料を昇圧する燃料ポンプに関する。
従来、ポンプケーシングにより区画されて燃料が流入するポンプ室に、回転駆動されるインペラを収容させてなる燃料ポンプが知られている。この種の燃料ポンプでは、回転方向に複数の羽根溝が並ぶインペラの回転時に、それら各羽根溝間にて燃料の流入出が繰り返されることにより、ポンプ室への流入燃料が昇圧されるようになっている。
こうした所謂再生式の燃料ポンプとしては、インペラを樹脂で形成することにより軽量化を図ることが、広く行なわれてきている。また、再生式の燃料ポンプとしては、互いに向き合うインペラの軸方向端面とポンプ室の内壁面との間において軸方向隙間を小さく維持することにより、インペラのロックを招くことなくポンプ効率を高めることが、望まれている。そこで、特許文献1には、樹脂製のインペラが燃料との接触により膨潤した状態であっても、インペラとポンプ室の内壁面との間に軸方向隙間を確保するように燃料ポンプを設計することが、開示されている。
特開2002−16188号公報
しかし、特許文献1に開示された燃料ポンプの場合、樹脂製インペラが膨潤していない状態においては、インペラとポンプ室の内壁面との間の軸方向隙間が大きくなる。そのため、ポンプ効率の低下は否めないのである。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、軽量化と共にポンプ効率の向上を両立させる燃料ポンプを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、燃料が流入するポンプ室を区画するポンプケーシングと、ポンプ室に収容されて回転駆動されるインペラであって、回転方向に並ぶ複数の羽根溝を有し、回転時に各羽根溝間にて燃料の流入出が繰り返されることによりポンプ室への流入燃料を昇圧するインペラと、を備える燃料ポンプにおいて、インペラは、樹脂により形成され、ポンプ室の内壁面と軸方向に向き合う軸方向端面に各羽根溝が開口する樹脂本体と、金属により形成され、樹脂本体の軸方向端面を少なくとも各羽根溝間にて被覆する金属被膜と、を有することを特徴としている。
この発明において、ポンプケーシングが区画するポンプ室への流入燃料を昇圧するために回転駆動されるインペラによると、回転方向に並ぶ各羽根溝間にて燃料の流入出が繰り返されることとなる。そのため、樹脂により形成されて各羽根溝が開口するインペラの樹脂本体のうち、ポンプ室の内壁面と軸方向に向き合う軸方向端面の特に各羽根溝間では、燃料との接触による膨潤が懸念される。しかし、樹脂本体の軸方向端面は、少なくとも各羽根溝間にて金属被膜により被覆されることで、それら各羽根溝間における燃料との接触が回避され得て膨潤し難くなる。これによれば、樹脂本体によりインペラの軽量化を図ると共に、インペラとポンプ室の内壁面との間の軸方向隙間をインペラのロックを招かない程度に小さく形成してポンプ効率の向上を図ることが、両立的に可能となる。
請求項2に記載の発明のように、樹脂本体において各羽根溝の開口縁を取り囲む形態で軸方向端面を被覆する金属被膜によると、回転方向の各羽根溝間だけでなく、各羽根溝を挟む径方向の内側及び外側においても、燃料との接触による当該端面の膨潤が生じ難くなる。このように膨潤を抑制され得たインペラによれば、ポンプ室の内壁面との間の軸方向隙間を十分に小さくして、ポンプ効率を高めることができるのである。
請求項3に記載の発明のように、樹脂本体において各羽根溝の内面を軸方向端面と共に被覆する金属被膜によると、少なくとも各羽根溝間を含む当該端面だけでなく、それら各羽根溝の内面についても、燃料との接触が回避され得る。これにより、インペラの樹脂本体においては、各羽根溝内面から燃料が浸透することによる軸方向端面の膨潤が抑制され得るので、当該インペラとポンプ室の内壁面との間の軸方向隙間を十分に小さくして、ポンプ効率を高めることができるのである。
請求項4に記載の発明によると、樹脂本体は、回転方向に延伸する環状のリング部を有し、各羽根溝が当該リング部の内周縁に沿って並んで設けられ、金属被膜は、リング部が形成する樹脂本体の最外周面を、軸方向端面と共に被覆する。このように樹脂本体について、回転方向に延伸する環状リング部の内周縁に沿って並ぶ各羽根溝間では、当該リング部の最外周面に燃料が接触して当該リング部に浸透することで、軸方向端面が膨潤する虞がある。しかし、少なくとも各羽根溝間を含む樹脂本体の軸方向端面だけでなく、かかる最外周面も金属被膜により被覆されることで、リング部への燃料の浸透による軸方向端面の膨潤が抑制され得る。このように膨潤を抑制され得たインペラによれば、ポンプ室の内壁面との間の軸方向隙間を十分に小さくして、ポンプ効率を高めることができるのである。
本発明の第一実施形態による燃料ポンプを示す断面図である。 図1のポンプケーシングのうち吐出側のケース部材(a)及び吸入側のケース部材(b)を示す平面図である。 図1のインペラを示す平面図である。 図3の拡大平面図である。 図1のインペラを拡大して示す断面図である。 本発明の第二実施形態による燃料ポンプのインペラを示す断面図であって、図5に対応する図である。 本発明の第三実施形態による燃料ポンプのインペラを示す断面図であって、図5に対応する図である。 図7のインペラを示す拡大平面図であって、図4に対応する図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態による燃料ポンプ10を示している。燃料ポンプ10は、車両の燃料タンク内に装着される再生式ポンプであり、燃料タンク内の燃料を内燃機関の燃料噴射弁(図示しない)側へと供給する。
(基本構成)
まず、燃料ポンプ10の基本構成を説明する。図1に示すように燃料ポンプ10は、ポンプ部12と、ポンプ部12を回転駆動するモータ部13とを備えている。円筒状のハウジング14はポンプ部12及びモータ部13に共通のハウジングであり、その軸方向の一端部にエンドカバー16がかしめられている。
ポンプ部12は、ケース部材20,22及びインペラ30を有している。図1,2に示すように、燃料の流入側となるケース部材20は、例えばアルミニウム等の金属により形成されて円盤状を呈しており、ハウジング14のうちエンドカバー16とは反対側の軸方向端部にかしめられている。燃料の吐出側となるケース部材22は、ケース部材20と同じ例えばアルミニウム等の金属により形成されて円筒状を呈しており、ハウジング14内においてケース部材20よりもエンドカバー16側に圧入されている。ケース部材20は、ハウジング14の段差部15に対し軸方向に係合することで、位置決めされている。
これらケース部材20,22は、互いの軸方向端面同士を突き合わされることで、ポンプケーシング24を形成している。ポンプケーシング24は、インペラ30を回転自在に収容するポンプ室26を区画している。ポンプケーシング24においてポンプ室26を形成する各ケース部材20,22の内壁面20a,22aには、図2に示す軸方向視にてインペラ30の回転方向DrへC字状に延伸するポンプ通路202,203がそれぞれ形成されている。
図1,3に示すようにインペラ30は、ポンプ室26の空間形状を補完する円盤状を全体として呈しており、羽根溝36を外周部に有している。羽根溝36は、インペラ30の回転方向(周方向)Drに並んで複数設けられ、それぞれ軸方向の両端面に開口している。インペラ30が回転するとき、後述の如くポンプ室26へ流入する燃料は、図1,4に矢印27にて示すように、回転方向前側の羽根溝36の径方向外側から軸方向両側のポンプ通路202,203へ流出し、さらにそれら通路202,203から回転方向後側の羽根溝36の径方向内側へ流入する。このような燃料の流出及び流入が各羽根溝36間にて繰り返されることによれば、ポンプ室26への流入燃料は旋回流27となって、各ポンプ通路202,203で昇圧されることになる。
したがって、インペラ30の回転が継続されるときには、図1,2に示すケース部材20の吸入口200から吸入されてポンプ室26内へと流入した燃料は、各ポンプ通路202,203で昇圧されて、ケース部材22の吐出口206からモータ部13側へ圧送される。こうしてモータ部13側へと圧送された燃料は、モータ部13を通過する燃料通路208を経て、エンドカバー16の供給口210から外部の燃料噴射弁側へと供給されることになる。尚、ケース部材20の空気抜き孔204は、ポンプ通路202,203内の燃料中の空気(ベーパ)を燃料ポンプ10外へ排出するためのものである。
図1に示すようにモータ部13は、永久磁石40及び電機子50を有している。永久磁石40は、約1/4周の円弧状に形成されており、ハウジング14の内周壁に沿って装着されている。永久磁石40は、ハウジング14の周方向に四つ並んで配置されており、隣り合う磁石40同士で極性が互いに異なる磁極を形成している。
電機子50は、ハウジング14内に同軸上に収容されている。電機子50の回転軸としてのシャフト51は、エンドカバー16及びケース部材22にそれぞれ支持された軸受部材28,29により、回転自在に軸受けされている。シャフト51の軸方向一端部は、インペラ30に同軸上に結合されている。電機子50において、外形が六角形断面の筒状に形成されてシャフト51が同軸上に圧入される中央コア52の外周壁には、当該六角形断面の各辺に対応する箇所にて磁極コア54が装着されている。さらに電機子50において、各磁極コア54には、樹脂によって形成されたボビン60を介してコイル62が巻回されている。各コイル62は、それぞれ対応するコイル端子64を介して整流子80に電気接続されていると共に、カバー端子68を介して相互に電気接続されている。
さらに、電機子50において軸方向のインペラ30とは反対側に配置される整流子80は、回転方向Drに並んで設けられて互いに電気絶縁された六つのセグメント82から、構成されている。各セグメント82は、それぞれ対応する整流子端子84及びコイル端子64を介して、各コイル62に電気接続されている。これらセグメント82のうち、エンドカバー16に設けられたブラシ(図示しない)と接触するセグメント82を通じて、対応するコイル62が通電されることにより、各永久磁石40の作用を受ける電機子50がインペラ30と共に回転駆動されることとなる。
(インペラ構成)
次に、燃料ポンプ10の特徴部分であるインペラ30の詳細構成について、説明する。図3〜5に示すようにインペラ30は、樹脂本体300と金属被膜310とから構成されている。
具体的には、図4,5に示すインペラ30の大半部分を構成する樹脂本体300は、例えば耐燃料性及び耐熱性に優れたポリフェニレンスルフィド(PPS)等の樹脂により形成されて、円盤状を呈している。樹脂本体300は、その最外周面301を形成するように回転方向Drに連続して延伸する円環状のリング部302を、有している。樹脂本体300においては、このリング部302の内周縁302aに沿う形態で、各羽根溝36が回転方向Drに円環状に並んでいる。ここで、樹脂本体300の回転方向Drにおいて各羽根溝36の形成ピッチは、本実施形態では不等ピッチとなっているが、等ピッチであってもよい。
樹脂本体300の軸方向において両端面303,304に開口する各羽根溝36は、当該軸方向の略中央部から各端面303,304側へ向かうに従って回転方向前方に傾斜した羽根部34により、仕切られている。また、各羽根溝36は、樹脂本体300の径方向内側から径方向外側へ向かって突出する仕切部35により一部を仕切られているが、当該仕切部35の径方向外側では、樹脂本体300を軸方向に貫通する形となっている。ここで、上述の如くポンプ通路202,203から各羽根溝36内へ流入する燃料は、かかる仕切部35の作用により、図1に示す如く樹脂本体300の軸方向両側にて逆方向へと回転する旋回流27となる。
図4,5に示す樹脂本体300において、軸方向端面303,304と最外周面301と各羽根溝36の内面36aとには、例えば被着性及び耐摺動摩耗性に優れたチタン(Ti)等の金属からなる金属被膜310が、設けられている。金属被膜310は、樹脂本体300の軸方向の厚さに対して十分に薄く且つ均一な厚さの薄膜状、例えば4mmの厚さの樹脂本体300に対して0.5〜2μmの厚さ等となるように、形成される。尚、金属被膜310の形成方向としては、要求される被膜厚さや緻密さに応じて、樹脂製の母材に対する各種の成膜方法を採用可能であるが、例えばスパッタ蒸着等の乾式メッキ又は無電解メッキ等の湿式メッキが採用される。
ここで特に本実施形態の金属被膜310は、軸方向端面303,304のうち、最外周面301との境界となるリング部302の外周縁302bから各羽根溝36よりも径方向内側箇所306に到るまでの一定幅部分を、回転方向Drに連続する帯形(図3参照)に被覆している。これにより金属被膜310は、各羽根溝36の開口縁36bを取り囲み且つ各羽根溝36間に挟まれる端面部303a,304aの全域に拡がる形態にて、端面303,304に設けられている。尚、金属被膜310は、樹脂本体300の最外周面301の全域に設けられ、また各羽根溝36において羽根部34及び仕切部35の表面を含む内面36aの全域に設けられている。
以上によりインペラ30は、図5に示す如くポンプ室26を区画する各ケース部材20,22の内壁面20a,22a(本実施形態では、陽極酸化皮膜処理が施されている)に対し、樹脂本体300の端面303,304が軸方向に向き合う状態にて、それら端面上の金属被膜310の表面が摺動可能となっている。そして、かかるインペラ30がモータ部13により回転駆動されるときには、回転方向Drに並ぶ各羽根溝36間において燃料の流入出が繰り返されるので、それら各羽根溝36間では、端面303,304(具体的には、端面部303a,304a)と燃料との接触による樹脂本体300の膨潤が懸念される。しかし、樹脂本体300の端面303,304は、少なくとも各羽根溝36の間において金属被膜310により被覆されているので、それら各羽根溝36間における燃料との直接接触が回避され得て膨潤し難くなっている。加えて、各羽根溝36の開口縁36bを取り囲むように金属被膜310が設けられた端面303,304は、各羽根溝36の径方向内側箇所306及び径方向外側箇所(即ち、リング部)302においても、燃料との直接接触が回避され得て膨潤し難くなっている。
さらに、インペラ30の樹脂本体300においては、最外周面301の全域と各羽根溝36の内面36aの全域とについても、金属被膜310により被覆されて燃料との直接接触を回避され得ている。これによれば、最外周面301及び各溝内面36aから燃料が浸透して、それらの面301,36aと近い位置の端面303,304に膨潤が及ぶ事態を、抑制することができるのである。
このように、樹脂本体300において軸方向端面303,304の膨潤が抑制され得るインペラ30によると、当該インペラ30とポンプ室26の内壁面20a,22aとの間の軸方向隙間308,309(摺動隙間であって、図5では強調するために模式的に大きく描いている)を、当該インペラ30のロックを招かない程度に小さく、例えば10μm以下に形成できる。故に、軸方向隙間308,309からの高圧燃料の漏れ量を低減して、ポンプ効率の向上、ひいては内燃機関の燃費の向上を図ることが可能となっている。それと共に、インペラ30の大半部分を占める本体300を樹脂により形成し得るので、軽量化だけでなく、インペラ30の形成材料として開発費の高価な低膨潤材料を必要とするのを回避して低コスト化を図ることも、可能となっている。
(第二実施形態)
図6に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。第二実施形態のインペラ2030では、樹脂本体300の軸方向端面303,304における金属被膜2310が、それら各端面303,304の全域を被覆している。尚、第二実施形態の金属被膜2310は、第一実施形態と同様に、最外周面301の全域と各羽根溝36の内面36aの全域も被覆している。
このような第二実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果が得られるのみならず、金属被膜2310を成膜する際のマスクが不要となって低コスト化を促進することも、可能となる。
(第三実施形態)
図7,8に示すように、本発明の第三実施形態は第一実施形態の変形例である。第三実施形態のインペラ3030では、樹脂本体300のうち各羽根溝36間に挟まれる軸方向端面303,304(即ち、端面部303a,304a)のみを、金属被膜3310により被覆している。
このような第三実施形態によれば、燃料の流入出が繰り返される各羽根溝36間において樹脂本体300の端面303,304は、第一実施形態と同様の原理により、燃料との直接接触が回避され得て膨潤し難くなる。したがって、インペラ30とポンプ室26の内壁面20a,22aとの間の軸方向隙間308,309を可及的に小さくして、ポンプ効率の向上、ひいては内燃機関の燃費の向上を図ることが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
具体的には、第一及び第二実施形態において、最外周面301に金属被膜310,2310を形成しない構成を採用してもよいし、各羽根溝36の内面36aに金属被膜310,2310を形成しない構成を採用してもよい。また、第三実施形態において、最外周面301に金属被膜3310を形成する構成を採用してもよいし、各羽根溝36の内面36aに金属被膜3310を形成する構成を採用してもよい。
10 燃料ポンプ、12 ポンプ部、13 モータ部、14 ハウジング、20,22 ケース部材、20a,22a 内壁面、24 ポンプケーシング、26 ポンプ室、27 旋回流、30,2030,3030 インペラ、34 羽根部、35 仕切部、36 羽根溝、36a 内面、36b 開口縁、202,203 ポンプ通路、300 樹脂本体、301 最外周面、302 リング部、302a 内周縁、302b 外周縁、303,304 軸方向端面、303a,304a 端面部、306 径方向内側箇所、310,2310,3310 金属被膜、308,309 軸方向隙間

Claims (4)

  1. 燃料が流入するポンプ室を区画するポンプケーシングと、
    前記ポンプ室に収容されて回転駆動されるインペラであって、回転方向に並ぶ複数の羽根溝を有し、回転時に各前記羽根溝間にて燃料の流入出が繰り返されることにより前記ポンプ室への流入燃料を昇圧するインペラと、
    を備える燃料ポンプにおいて、
    前記インペラは、
    樹脂により形成され、前記ポンプ室の内壁面と軸方向に向き合う軸方向端面に各前記羽根溝が開口する樹脂本体と、
    金属により形成され、前記軸方向端面を少なくとも各前記羽根溝間にて被覆する金属被膜と、
    を有することを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 前記金属被膜は、前記樹脂本体において各前記羽根溝の開口縁を取り囲む形態で前記軸方向端面を被覆することを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。
  3. 前記金属被膜は、前記樹脂本体において各前記羽根溝の内面を前記軸方向端面と共に被覆することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプ。
  4. 前記樹脂本体は、回転方向に延伸する環状のリング部を有し、各前記羽根溝が当該リング部の内周縁に沿って並んで設けられ、
    前記金属被膜は、前記リング部が形成する前記樹脂本体の最外周面を前記軸方向端面と共に被覆することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料ポンプ。
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