JP2003184428A - 車両用開閉体制御装置 - Google Patents

車両用開閉体制御装置

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JP2003184428A
JP2003184428A JP2001390032A JP2001390032A JP2003184428A JP 2003184428 A JP2003184428 A JP 2003184428A JP 2001390032 A JP2001390032 A JP 2001390032A JP 2001390032 A JP2001390032 A JP 2001390032A JP 2003184428 A JP2003184428 A JP 2003184428A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実にドア本体を全閉させることができ、且
つ、障害物を挟み込んだ際には挟み込み加重を増大させ
ないように制御する車両用開閉体制御装置を提供する。 【解決手段】 ドア本体をスライド移動させるための回
転動力を出力するドア駆動モータ3と、ドア駆動モータ
3の回転数に応じたパルス信号を出力するパルスエンコ
ーダ4と、を有し、所定周期でパルスエンコーダ4より
出力されるパルス信号を検出し、このパルス信号のパル
ス幅に基づいて、ドア本体の速度を算出し、算出された
速度が所定の目標値に達するように制御すると共に、ド
ア本体が、全閉位置近傍に設定された所定領域内にある
ときに、所定周期内にパルスエンコーダ4より出力され
るパルス信号を検知することができない場合には、所定
周期よりも長いパルス幅を擬似的なパルス幅として設定
し、この擬似的なパルス幅に基づいて、ドア本体の速度
を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
開閉体、特にスライド式ドア等の開閉体を制御する車両
用開閉体制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるスライド式のドアを駆
動モータにて駆動して自動開閉する車両用開閉体制御装
置において、駆動モータの回転数を検出するパルスエン
コーダ(回転数検出手段)を搭載し、該パルスエンコー
ダにて検出されたパルス幅が所定値以上である場合に、
ドア本体による障害物の挟み込みを検知する方法が知ら
れている。即ち、ドア本体が障害物を挟み込むと、該ド
ア本体の移動速度が低下するので、パルスエンコーダに
て検出される信号のパルス幅が大きくなり、これが所定
値以上となったときに、挟み込みを検知する。
【0003】このような挟み込み検知方法を、ドア本体
の実移動速度と目標ドア速度との偏差に基づいて一定の
周期で駆動モータの駆動力を制御する装置に適用した場
合、挟み込みが発生することにより、ドア速度が著しく
低下、或いは停止した場合、パルス信号が所定制御周期
時間内に発生しないことがあり、この場合には、ドア本
体の移動速度を認識することができない。このため、以
下に示す問題が発生する。
【0004】即ち、図7は、パルスエンコーダより出力
されるパルス信号を示すタイミングチャートであり、同
図に示すように、50msec周期の制御系において、時
刻T2の時点では、T1〜T2間の制御周期内にエンコ
ーダパルスが入力されるので、該エンコーダパルスのパ
ルス幅Pbより算出される正しいドア速度に基づいたフ
ィードバック制御が可能となる。しかし、エンコーダパ
ルスのパルス幅が図中Pcに示す程度に大きくなった場
合には、次の周期の、時刻T3の時点では、未だエンコ
ーダパルスが入力されておらず、パルス幅Pcを確定す
ることができない。従って、時刻T2〜T3の間では、
パルス幅に基づく制御ができなくなるという問題が発生
する。
【0005】ここで、ドア本体が全閉直前にあり、ウェ
ザーストリップ等の抵抗を受けてドア速度が低下した局
面の場合には、時刻T2〜T3の時間帯では、ドア速度
低下の情報に基づく制御を行うことができない。即ち、
ウェザーストリップ等の抵抗により、ドア速度が低下し
た場合には、本来であれば、この速度低下を検知して駆
動モータの駆動力を増加させるように制御する必要があ
るが、ドア速度低下の情報が得られないことにより、モ
ータの駆動力を増加させることができない。よって、ウ
ェザーストリップの抵抗に打ち勝ち、ドア本体を全閉さ
せることができない場合がある。
【0006】その一方、時刻T3の時点でのドア速度低
下が、障害物の挟み込みに起因して発生した場合には、
時刻T3の時点でドア速度低下の情報を得ていないた
め、駆動モータの駆動力が増加せず、挟み込み加重の増
加を防止することができる。
【0007】つまり、ドア本体が、全閉状態の近傍で速
度低下した場合には、駆動モータの駆動力をより増大す
ることが望まれ、ドア本体が全閉状態の近傍でないとこ
ろで速度低下した場合には、障害物を挟み込んでいる可
能性があるので、駆動モータの駆動力を増大させないこ
とが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
における車両用開閉体制御装置では、所定の制御周期内
(例えば、50msec)にエンコーダパルスが得られな
い場合には、この制御周期内にてドア速度を検知するこ
とができないので、ドア本体を全閉することができない
という問題が発生していた。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
確実にドア本体を全閉させることができ、且つ、障害物
を挟み込んだ場合には、挟み込み荷重を増大させないよ
うに制御する車両用開閉体制御装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、開閉体を開閉作動さ
せて、前記開閉体の開閉操作を行うと共に、障害物の挟
み込みを検知する機能を具備した車両用開閉体制御装置
において、前記開閉体を開閉作動させるための回転動力
を出力する駆動モータと、前記駆動モータの回転数に応
じたパルス信号を出力するパルスエンコーダと、所定周
期で前記パルスエンコーダより出力されるパルス信号を
検出し、このパルス信号のパルス幅に基づいて、前記開
閉体の速度を算出し、算出された速度が所定の目標値に
達するように制御すると共に、前記開閉体が、全閉位置
近傍に設定された所定領域内にあるときに、前記所定周
期内に前記パルスエンコーダより出力されるパルス信号
を検知することができない場合には、前記所定周期より
も長いパルス幅を擬似的なパルス幅として設定し、この
擬似的なパルス幅に基づいて、前記開閉体の速度を算出
する制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記擬似的なパ
ルス幅は、前回有効なパルス信号が検出された時刻か
ら、前回制御出力を行った時刻までの経過時間に、前記
所定周期の時間を加算した時間として設定されることを
特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記擬似的なパ
ルス幅は、前回得られた有効なパルス信号のパルス幅
に、前記制御周期の時間を加算した時間として設定され
ることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記擬似的に設
定されたパルス幅に基づいて算出されるドア速度に、所
定の下限値を設定し、前記ドア速度が当該下限値よりも
小さくなった際には、ドア速度をこの下限値に制限する
ことを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、前記ドア本体
が、前記全閉位置近傍に設定された所定領域内に存在し
ない場合には、前回の制御周期で求められたパルス幅に
基づいて、ドア速度を算出することを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、開閉体を開閉作
動させて、前記開閉体の開閉操作を行うと共に、障害物
の挟み込みを検知する機能を具備した車両用開閉体制御
装置において、前記開閉体を開閉作動させるための回転
動力を出力する駆動モータと、前記駆動モータの回転数
に応じたパルス信号を出力するパルスエンコーダと、前
記パルスエンコーダより出力されるパルス信号のパルス
幅に基づいて、前記開閉体の速度を求め、且つ、この速
度が予め設定された目標速度となるように制御する制御
手段を有し、前記開閉体の位置に応じて、前記開閉体の
速度の下限値を設定し、前記パルス幅より求められる開
閉体の速度がこの下限値を下回った場合には、前記開閉
体の速度をこの下限値に制限することを特徴とする。
【0016】請求項7に記載の発明は、前記開閉体が全
閉位置近傍の所定範囲に達した際における、前記開閉体
速度の上限値を設定し、前記パルス幅に基づいて算出さ
れる前記開閉体の速度が、前記上限値を上回った場合に
は、前記開閉体の速度をこの上限値に制限することを特
徴とする。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明では、ドア全閉直前の所
定領域内において、所定の制御周期内にエンコーダパル
スが入力されない場合には、制御周期より長く設定され
た擬似的なパルス幅を用いてドア速度を算出し、このド
ア速度に基づいてフィードバック制御を行う。これによ
り、ドア本体の駆動力を増大させることができ、ドア本
体を確実に全閉させることができる。
【0018】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、擬似的に設定するパルス幅を、前回エンコーダパ
ルスが検出された時刻から、前回制御出力を行った時刻
までの経過時間に、制御周期を加算した時間として設定
するので、好適なパルス幅を得ることができる。
【0019】請求項3の発明では、請求項1記載の発明
において、擬似的に設定するパルス幅を、前回求められ
たパルス幅に対し、制御周期を加算した時間として設定
するので、好適なパルス幅を得ることができ、且つ、パ
ルス幅を求める処理を簡素化することができる。
【0020】請求項4の発明では、擬似的に設定するパ
ルス幅より求められるドア速度に下限値を設定し、請求
項2または請求項3の処理で求められたパルス幅より算
出されるドア速度がこの下限値を下回った場合には、こ
の下限値に制限する。これにより、ドア全閉位置直前で
の過度なモータ駆動力の増大を防止することができる。
【0021】請求項5の発明では、ドア本体がドア全閉
直前の所定領域内に存在しない場合で、且つ所定の制御
周期内にエンコーダパルスが得られなかった場合には、
前回求めたパルス幅に基づいて、ドア速度を算出する。
これにより、障害物を挟み込んだ際に、挟み込み荷重が
増大するという問題を回避することができる。
【0022】請求項6の発明では、ドア本体の位置に応
じて、ドア速度の下限値を設定し、パルス幅に基づいて
算出されるドア速度が、下限値を下回った場合には、ド
ア速度をこの下限値に制限する。従って、駆動力の過度
な増大を防止することができ、挟み込み加重の増大等の
トラブルを回避することができる。
【0023】請求項7の発明では、ドア全閉直前にて、
ドア速度の上限値を設定する。これにより、高周波ノイ
ズ等による短いパルス幅の信号が得られた場合でも、こ
の影響を回避することができ、適切な制御が可能とな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に
係る車両用開閉体制御装置の構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、該車両用開閉体制御装置1は、
ドア本体(開閉体)を車両の前後方向にスライド移動さ
せる制御を行うものであり、制御手段2と、ドア駆動モ
ータ3と、該ドア駆動モータ3の回転数を検知するパル
スエンコーダ4と、を具備している。更に、ドア駆動モ
ータ3を駆動制御する駆動回路5と、ドア駆動モータ3
に流れる電流を検知するモータ電流検知回路6と、バッ
テリ電圧検知回路7と、を具備している。
【0025】制御手段2は、ドア駆動モータ3の目標回
転速度を生成する目標速度生成部11と、パルスエンコ
ーダ4より出力されるパルス信号に基づいて、ドア本体
の現在位置を求めるドア位置算出部12と、該パルス信
号に基づいてドア本体の移動速度を求める速度算出部1
3と、を具備している。
【0026】更に、制御手段2は、ドア本体の位置のデ
ータ、ドア本体の速度データ、及びモータ電流検知回路
6にて検知される電流値に基づいて、ドア本体が障害物
を挟み込んだことを検知する挟み込み判断部15と、速
度算出部13の出力信号、及び目標速度生成部11の出
力信号に基づいて駆動回路5のフィードバック制御を行
うフィードバック制御回路16と、バッテリ電圧及びド
ア本体の位置のデータに基づいてフィードバックゲイン
を求めるフィードバックゲイン算出部17と、を具備し
ている。
【0027】また、制御手段2は、車両に搭載されるド
ア操作スイッチ31、或いはメインスイッチ32の操作
を検出するスイッチ操作判断部18と、ドア位置算出部
12の出力信号、ハーフラッチスイッチ33の出力信
号、及び挟み込み判断部15の出力信号に基づいてドア
駆動モータ3の駆動・停止、及び駆動方向を設定する駆
動判断部19と、駆動回路5に駆動方向の指令信号を出
力する駆動方向決定部20と、を具備している。
【0028】更に、ドア本体が駆動する際に、これを音
や光で報知する報知部34を有している。
【0029】目標速度生成部11には、図2に示す如く
の速度テーブルが設定されている。即ち、同図に示す特
性図の横軸は、パルスエンコーダ4より出力されるパル
スカウント値を示しており、左端がドア本体が全開とさ
れた位置(全開位置に対応するパルスカウント値)、右
端がドア本体が全閉とされた位置(全閉位置に対応する
パルスカウント値)とされている。また、縦軸は、ドア
本体の移動速度を示している。
【0030】そして、ドア本体の目標速度が曲線S1に
示す如く設定されており、この目標速度に従ってドア駆
動モータ3の駆動を制御する。また、ドア位置は、同図
に示すように、全開位置から全閉位置に向けて、a1〜
a5の、5つの領域に区分されている。なお、図2に示
す曲線S2,S3については後に説明する。
【0031】次に、本実施形態の動作を、図3に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。この処理は、5
0msecの割り込み処理により行われる。まず、ドア本
体の位置が図2に示した領域a4、或いはa5内である
かどうかが判断される(ステップST1)。
【0032】そして、ドア位置が領域a4、a5内でな
ければ(ステップST1でNO)、カウンタ値(以下の
処理で用いる値)を「0」にする(ステップST8)。
他方、ドア位置が領域a4、或いはa5内にある場合に
は(ステップST1でYES)、この制御周期内、即
ち、50msec以内に有効なエンコーダパルスが入力さ
れたかどうかが判断される(ステップST2)。そし
て、有効なエンコーダパルスが入力された場合には(ス
テップST2でYES)、カウンタ値を「0」とし(ス
テップST8)、このエンコーダパルスより算出される
ドア速度に基づいて、ドア駆動モータ3を制御する。
【0033】また、制御周期内に有効なエンコーダパル
スが得られない場合には(ステップST2でNO)、カ
ウンタ値をインクリメントする。即ち、「1」加算す
る。
【0034】次いで、カウンタ値が「3」以上であるか
どうかが判断され(ステップST4)、「3」未満であ
る場合には(ステップST4でNO)、カウンタ値が
「1」であるかどうかが判断される(ステップST
5)。
【0035】そして、カウンタ値が「1」の場合には
(ステップST5でYES)、パルス幅を、以下に示す
(1)式により求める(ステップST6)。
【0036】 (パルス幅)=(最後に制御出力を行った時間) −(最後の有効パルスが入った時間)+50msec ・・・(1 ) また、カウンタ値が「1」でない場合には(ステップS
T5でNO)、パルス幅を、以下に示す(2)式により
求める(ステップST7)。
【0037】 (パルス幅)=(パルス幅)+(サンプル時間) ・・・(2) そして、(1)式、或いは(2)式にて求められたパル
ス幅に基づいて、ドア本体の速度を求め、該速度に基づ
いて、ドア駆動モータ3の制御を行う。なお、(2)式
におけるサンプル時間とは、制御周期50msecのこと
である。
【0038】次に、上記の処理を、図4に示すタイミン
グチャートを参照しながら説明する。同図は、パルスエ
ンコーダ4より出力されるパルス信号の変化を示してお
り、時刻T1,T2,T3,T4はそれぞれ、制御周期
(50msec間隔)を示している。同図において、時刻
T1〜T2間では、符号Pbに示す如くの有効なエンコ
ーダパルスが入力されるので、図3に示したステップS
T2の処理でYESとなる。即ち、このエンコーダパル
スよりドア速度を算出し、この算出結果に基づいてドア
駆動モータ3の回転を制御する。
【0039】また、時刻T2〜T3間では、符号Pcに
示すパルス信号が完全に入力されていないので、有効な
エンコーダパルスは得られない。従って、図3に示すカ
ウンタ値が「1」となり、上述した(1)式に基づい
て、パルス幅を求める。
【0040】この場合、「最後に制御出力を行った時
間」は、時刻T2であり、「最後の有効パルスが入った
時間」は、時刻Trであるので、(1)式は、T2−T
r+50msecとなり、図4に示す時間prが求められ
るパルス幅となる。
【0041】つまり、時刻T2〜T3の間では、有効な
エンコーダパルスが得られないので、擬似的にパルス幅
prを設定し、このパルス幅prに基づいて、ドア速度
を算出する。そして、このドア速度が図2に示した目標
ドア速度(S1)に達するように、ドア駆動モータ3の
出力を制御する。
【0042】他方、カウンタ値が「1」でないとき(即
ち、図3のステップST5でNOの場合、実際にはカウ
ンタ値が「2」のとき)には、(2)式により、前回の
パルス幅prに、更に、サンプル時間50msecを加算
する。
【0043】ここで、上記の動作を要約すると、ドア本
体が全閉位置に接近し(図2に示す領域a4,a5)、
例えば、ドア本体がウェザーストリップに接触すること
による抵抗により、ドア速度が低下した場合には、制御
周期である50msec以内にエンコーダパルスを得るこ
とができず、速度を求めることができなくなる。そこ
で、この場合には、パルス幅が50msecよりも長いこ
とが明らかなので(もし、パルス幅が50msecよりも
短ければ、制御周期内にエンコーダパルスを得ることが
できる)、この50msecに、所定の時間(T2−T
r)を加算した時間を擬似的なパルス幅として設定して
いる。
【0044】その結果、制御系では、T2〜T3の時間
帯にて、ドア速度が低下したことを確実に検知すること
ができ、ドア駆動モータ3の駆動力を増大させる方向に
制御する。これにより、ドア本体が全閉状態となる近傍
にてウェザーストリップ等の抵抗により、ドア速度が低
下した場合でも、確実にドアを全閉させることができ
る。
【0045】また、ドア本体が全閉状態となる近傍(領
域a4,a5)に達していない場合、即ち、ステップS
T1でNOの場合には、上記のような制御は行われず、
前回の制御周期で検出されたパルス幅を用いてドア速度
を算出する。図4に示したタイミングチャートで説明す
ると、時刻T3の時点で、その1つ前となるパルス幅p
bに基づいたドア速度を算出する。従って、ドア本体が
障害物を挟み込んだ際に、挟み込み荷重を増大させると
いう問題は発生しない。
【0046】なお、上述した(1)式、及び(2)式で
算出されるパルス幅に基づいて演算されるドア速度に下
限値を設定し、ドア速度をこの下限値に制限するように
構成すれば、駆動力の過度な増大を防止することができ
る。
【0047】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。装置構成は、図1に示したブロック図と同一で
あるので、その説明を省略する。
【0048】以下、第2の実施形態に係る車両用開閉体
制御装置の動作を、図5に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。この処理は、50msecの割り込み処
理により行われる。
【0049】まず、ドア本体の位置が図2に示した領域
a4、或いはa5内であるかどうかが判断される(ステ
ップST11)。そして、ドア位置が領域a4、a5内
でなければ(ステップST11でNO)、カウンタ値を
「0」にする(ステップST16)。他方、ドア位置が
領域a4、或いはa5内にある場合には(ステップST
11でYES)、この制御周期内、即ち、50msec以
内に有効なエンコーダパルスが入力されたかどうかが判
断される(ステップST12)。そして、有効なエンコ
ーダパルスが入力された場合には(ステップST12で
YES)、カウンタ値を「0」とし、このエンコーダパ
ルスより得られるドア速度に基づいて、ドア駆動モータ
3を制御する。
【0050】また、制御周期内に有効なエンコーダパル
スが得られない場合には(ステップST12でNO)、
カウンタ値をインクリメントする。
【0051】次いで、カウンタ値が「3」以上であるか
どうかが判断され(ステップST14)、「3」未満で
ある場合には(ステップST14でNO)、パルス幅
を、上述した(2)式、即ち、以下に示す式により算出
する(ステップST15)。
【0052】 (パルス幅)=(パルス幅)+(サンプル時間) ・・・(2) そして、この(2)式にて求められたパルス幅に基づい
て、ドア本体の速度を求め、該速度に基づいて、ドア駆
動モータ3の制御を行う。
【0053】つまり、本実施形態では、制御周期以内に
有効なエンコーダパルスが得られない場合には、前回の
処理で求められたパルス幅に、制御周期時間(この場合
は、50msec)を加算することにより、擬似的なパル
ス幅を求めている。
【0054】そして、このような構成においても、上述
した第1の実施形態と同様に、ドア本体が全閉状態の近
傍である場合には、確実にこれを全閉させることがで
き、且つ、全閉状態の近傍でない場合には、挟み込み荷
重の増大を防止することができるという効果を得ること
ができる。
【0055】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。装置構成は、図1に示したブロック図と同一で
あるので、その説明を省略する。また、第3の実施形態
では、ドア本体の位置に応じて、ドア速度の上限値、及
び下限値を設定している。即ち、図2の特性図の曲線S
2に示すように、ドア本体が全開位置に近い領域a1で
は、下限値Bが設定され、領域a2では、下限値Bより
も大きい下限値Aが設定され、領域a3,a4では、下
限値Bよりも小さい下限値Cが設定されている。また、
領域a5ではドア速度の下限値は設定されていない。他
方、曲線S3に示す領域a4,a5では、ドア速度の上
限値が設定されている。
【0056】以下、第3の実施形態に係る車両用開閉体
制御装置の動作を、図6に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。この処理は、50msecの割り込み処
理により実行される。
【0057】まず、パルスエンコーダ3より得られるパ
ルス信号に基づいて、ドア速度を求める。具体的には、
以下に示す(3)式によりドア速度を求める(ステップ
ST31)。
【0058】 (ドア速度)=1000×2.7/(計測パルス幅) ・・・(3) ここで、計測パルス幅には、実際に計測されるものの他
に、上述した第1、第2の実施形態に示した処理により
求められる擬似的なパルス幅を含む。
【0059】次いで、ドア位置が領域a4,またはa5
内であるかどうかが判断され(ステップST32)、領
域a4,a5のいずれかである場合には(ステップST
32でYES)、上述の(3)式にて求められたドア速
度が図2に示した上限値以下であるかどうかが判断され
る(ステップST33)。
【0060】そして、上限値よりも大きい場合には(ス
テップST33でNO)、ドア速度を上限値に設定する
(ステップST34)。即ち、領域a4,a5では、ド
ア速度が上限値よりも大きくならないように制限を加え
ている。
【0061】次いで、ドア位置が領域a3,またはa4
内であるかどうかが判断され(ステップST35)、領
域a3,a4のいずれかである場合には(ステップST
35でYES)、(3)式にて求められたドア速度が下
限値C以上であるかどうかが判断される(ステップST
36)。そして、下限値Cよりも小さい場合には(ステ
ップST36でNO)、ドア速度を下限値Cに設定する
(ステップST37)。つまり、領域a3,a4では、
ドア速度が下限値Cよりも小さくならないように制限を
加える。
【0062】また、ドア位置が領域a2内である場合に
は(ステップST38でYES)、ドア速度が下限値A
以上であるかどうかが判断され(ステップST39)、
下限値Aよりも小さい場合には(ステップST39でN
O)、ドア速度を下限値Aに設定する(ステップST4
0)。つまり領域a2では、ドア速度が下限値Aよりも
小さくならないように制限を加える。
【0063】更に、ドア位置が領域a1内である場合に
は(ステップST41でYES)、ドア速度が下限値B
以上であるかどうかが判断され(ステップST42)、
下限値Bよりも小さい場合には(ステップST42でN
O)、ドア速度を下限値Bに設定する(ステップST4
3)。つまり、領域a1では、ドア速度が下限値Bより
も小さくならないように制限を加える。
【0064】このようにして、本実施形態では、ドア本
体が全閉位置近傍に達したときにはドア速度が速い場合
でも、該ドア速度は所定の上限値に制限されるので、ノ
イズ等に起因してパルス幅の短いパルス信号(高速のパ
ルス信号)が得られた場合でも、ドア駆動モータ3に出
力するデューティーサイクルの低下を防止することがで
き、確実にドア本体を全閉状態とすることができる。
【0065】また、ドア位置に応じて、ドア速度の下限
値を設定することにより、ドア速度が必要以上に小さく
なることを防止することができ、障害物の挟み込みが発
生した際には、必要以上に挟み込み荷重が大きくなるこ
とを回避することができる。
【0066】以上、本発明の車両用開閉体制御装置を図
示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有
する任意の構成のものに置き換えることができる。例え
ば、上記した実施形態では、制御周期として50msec
を例に示したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0067】また、車両に搭載される開閉体の例として
スライド式のドアを例に挙げたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、パルスエンコーダ出力により位置
決めされる構成の開閉体に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用開閉体制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】ドア本体の位置と、目標ドア速度との関係、及
びドア速度の上限値、及び下限値を示す特性図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る車両用開閉体制
御装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】パルスエンコーダより出力されるパルス信号を
示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る車両用開閉体制
御装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る車両用開閉体制
御装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】パルスエンコーダより出力されるパルス信号を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 車両用開閉体制御装置 2 制御手段 3 ドア駆動モータ 4 パルスエンコーダ 5 駆動回路 6 モータ電流検知回路 7 バッテリ電圧検知回路 11 目標速度生成部 12 ドア位置算出部 13 速度算出部 15 挟み込み判断部 16 フィードバック制御回路 17 フィードバックゲイン算出部 18 スイッチ操作判断部 19 駆動判断部 20 駆動方向決定部 31 ドア操作スイッチ 32 メインスイッチ 33 ハーフラッチスイッチ 34 報知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大友 昇 栃木県塩谷郡高根沢町宝積寺字サギノヤ東 2021番地8 株式会社ケーヒン栃木開発セ ンター内 (72)発明者 城所 仁 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA09 CA06 EA15 EC01 GA10 GB04 GB06 GB12 GC07 GD05 KA27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉体を開閉作動させて、前記開閉体の
    開閉操作を行うと共に、障害物の挟み込みを検知する機
    能を具備した車両用開閉体制御装置において、 前記開閉体を開閉作動させるための回転動力を出力する
    駆動モータと、 前記駆動モータの回転数に応じたパルス信号を出力する
    パルスエンコーダと、 所定周期で前記パルスエンコーダより出力されるパルス
    信号を検出し、このパルス信号のパルス幅に基づいて、
    前記開閉体の速度を算出し、算出された速度が所定の目
    標値に達するように制御すると共に、前記開閉体が、全
    閉位置近傍に設定された所定領域内にあるときに、前記
    所定周期内に前記パルスエンコーダより出力されるパル
    ス信号を検知することができない場合には、前記所定周
    期よりも長いパルス幅を擬似的なパルス幅として設定
    し、この擬似的なパルス幅に基づいて、前記開閉体の速
    度を算出する制御手段と、 を具備したことを特徴とする車両用開閉体制御装置。
  2. 【請求項2】 前記擬似的なパルス幅は、前回有効なパ
    ルス信号が検出された時刻から、前回制御出力を行った
    時刻までの経過時間に、前記所定周期の時間を加算した
    時間として設定されることを特徴とする請求項1に記載
    の車両用開閉体制御装置。
  3. 【請求項3】 前記擬似的なパルス幅は、前回得られた
    有効なパルス信号のパルス幅に、前記制御周期の時間を
    加算した時間として設定されることを特徴とする請求項
    1に記載の車両用開閉体制御装置。
  4. 【請求項4】 前記擬似的に設定されたパルス幅に基づ
    いて算出されるドア速度に、所定の下限値を設定し、前
    記ドア速度が当該下限値よりも小さくなった際には、ド
    ア速度をこの下限値に制限することを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用開閉体制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ドア本体が、前記全閉位置近傍に設
    定された所定領域内に存在しない場合には、前回の制御
    周期で求められたパルス幅に基づいて、ドア速度を算出
    することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1
    項に記載の車両用開閉体制御装置。
  6. 【請求項6】 開閉体を開閉作動させて、前記開閉体の
    開閉操作を行うと共に、障害物の挟み込みを検知する機
    能を具備した車両用開閉体制御装置において、 前記開閉体を開閉作動させるための回転動力を出力する
    駆動モータと、 前記駆動モータの回転数に応じたパルス信号を出力する
    パルスエンコーダと、 前記パルスエンコーダより出力されるパルス信号のパル
    ス幅に基づいて、前記開閉体の速度を求め、且つ、この
    速度が予め設定された目標速度となるように制御する制
    御手段を有し、 前記開閉体の位置に応じて、前記開閉体の速度の下限値
    を設定し、前記パルス幅より求められる開閉体の速度が
    この下限値を下回った場合には、前記開閉体の速度をこ
    の下限値に制限することを特徴とする車両用開閉体制御
    装置。
  7. 【請求項7】 前記開閉体が全閉位置近傍の所定範囲に
    達した際における、前記開閉体速度の上限値を設定し、
    前記パルス幅に基づいて算出される前記開閉体の速度
    が、前記上限値を上回った場合には、前記開閉体の速度
    をこの上限値に制限することを特徴とする請求項1〜請
    求項6のいずれか1項に記載の車両用開閉体制御装置。
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CN113073918A (zh) * 2021-03-05 2021-07-06 欧特美交通科技股份有限公司 一种轨道交通设备内端门及其控制方法

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