JP2003182902A - シート排出装置及び画像形成装置 - Google Patents
シート排出装置及び画像形成装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 両面に画像が形成されたシートの排出時にガ
イド面にシートの画像面が摺接するのを防止する。 【解決手段】 定着装置２０から送り出されシート排出
ローラ３０によりシートが排出される場合に、第１面に
のみ画像が形成されているシートを排出する場合には、
定着装置２０の搬送速度とシート排出ローラ３０の搬送
速度を略同じにしてシート後端がガイド面に当たって生
じるはね音を低減し、両面に画像が形成されているシー
トを排出する場合には、定着装置２０よりもシート排出
ローラ３０の搬送速度を速く設定してガイド面にシート
の画像面が摺接しないようにして画像品質を損なわない
ようにする。
イド面にシートの画像面が摺接するのを防止する。 【解決手段】 定着装置２０から送り出されシート排出
ローラ３０によりシートが排出される場合に、第１面に
のみ画像が形成されているシートを排出する場合には、
定着装置２０の搬送速度とシート排出ローラ３０の搬送
速度を略同じにしてシート後端がガイド面に当たって生
じるはね音を低減し、両面に画像が形成されているシー
トを排出する場合には、定着装置２０よりもシート排出
ローラ３０の搬送速度を速く設定してガイド面にシート
の画像面が摺接しないようにして画像品質を損なわない
ようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ページプリンタ等
の画像形成装置に用いられるシート排出装置、特にシー
トの両面に画像が形成可能な画像形成装置のシート排出
装置に関するものである。
の画像形成装置に用いられるシート排出装置、特にシー
トの両面に画像が形成可能な画像形成装置のシート排出
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ページプリンタ等の画像形成装置では、
シートの両面に画像を形成する両面プリントが可能なも
のがある。この両面プリントが可能な装置では、感光ド
ラム等を有する画像形成手段の定着装置により第１面に
画像が定着されてプリントが行なわれたシートを、スイ
ッチバック搬送手段により表裏面を反転させて、両面搬
送用パスで再び画像形成手段に搬送してシートの第２面
にプリントが行なわれる。
シートの両面に画像を形成する両面プリントが可能なも
のがある。この両面プリントが可能な装置では、感光ド
ラム等を有する画像形成手段の定着装置により第１面に
画像が定着されてプリントが行なわれたシートを、スイ
ッチバック搬送手段により表裏面を反転させて、両面搬
送用パスで再び画像形成手段に搬送してシートの第２面
にプリントが行なわれる。
【０００３】このような両面プリント可能な画像形成装
置において、シートの表裏を反転するためのスイッチバ
ック搬送手段として、プリントされたシートを装置の外
に排出するためのシート排出ローラ対を用いた構成の画
像形成装置がある。
置において、シートの表裏を反転するためのスイッチバ
ック搬送手段として、プリントされたシートを装置の外
に排出するためのシート排出ローラ対を用いた構成の画
像形成装置がある。
【０００４】例えば、ＬＢＰ（Laser beam printer）等
の画像形成装置では、多くの機種でシートの搬送パスが
Ｓ字形状をしているものが使われている。すなわち、装
置の下部に配置されている給紙カセットから送り出され
たシートを送り出し方向とは逆方向に向きを変えて画像
形成手段に搬送し、画像形成手段の定着装置で画像が定
着された後に、定着装置から搬送されるシートの搬送方
向とは逆方向に向きを変えてシート排出ローラ対により
装置の上面に設けられている排紙トレイ上に排出するよ
うに構成されている。また、両面搬送用パスを給紙カセ
ットと画像形成手段との間に配置して、画像形成手段で
第１面目がプリントされたシートを再度画像形成手段に
戻してシートの両面に画像を形成するように構成されて
いる。
の画像形成装置では、多くの機種でシートの搬送パスが
Ｓ字形状をしているものが使われている。すなわち、装
置の下部に配置されている給紙カセットから送り出され
たシートを送り出し方向とは逆方向に向きを変えて画像
形成手段に搬送し、画像形成手段の定着装置で画像が定
着された後に、定着装置から搬送されるシートの搬送方
向とは逆方向に向きを変えてシート排出ローラ対により
装置の上面に設けられている排紙トレイ上に排出するよ
うに構成されている。また、両面搬送用パスを給紙カセ
ットと画像形成手段との間に配置して、画像形成手段で
第１面目がプリントされたシートを再度画像形成手段に
戻してシートの両面に画像を形成するように構成されて
いる。
【０００５】この構成において、画像形成手段により第
１面がプリントされたシートが排出されている途中で後
端がシート排出ローラ対を通過する直前にシート排出ロ
ーラ対を逆回転させることによって、シートを再び機内
の両面搬送用パスへ向けて搬送することによりシートを
スイッチバックさせて両面搬送用パスに送り込むように
なっている。
１面がプリントされたシートが排出されている途中で後
端がシート排出ローラ対を通過する直前にシート排出ロ
ーラ対を逆回転させることによって、シートを再び機内
の両面搬送用パスへ向けて搬送することによりシートを
スイッチバックさせて両面搬送用パスに送り込むように
なっている。
【０００６】この構成のシート排出装置では、シート排
出ローラ対がスイッチバック搬送手段を兼ねているた
め、部品点数を大幅に減らしてコストダウンができると
ともに、装置全体をコンパクトにすることができる。
又、シートの後端近傍までが一度機外へ排出されてから
再び機内にスイッチバックされるため、定着装置で加熱
されたシートが機外で冷却され、機内昇温しにくいとい
うメリットもある。
出ローラ対がスイッチバック搬送手段を兼ねているた
め、部品点数を大幅に減らしてコストダウンができると
ともに、装置全体をコンパクトにすることができる。
又、シートの後端近傍までが一度機外へ排出されてから
再び機内にスイッチバックされるため、定着装置で加熱
されたシートが機外で冷却され、機内昇温しにくいとい
うメリットもある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシート排出ローラ対とスイッチバック搬送手段とを
兼ねたシート排出装置では次のような問題があった。
うなシート排出ローラ対とスイッチバック搬送手段とを
兼ねたシート排出装置では次のような問題があった。
【０００８】シート排出ローラ対の搬送速度を定着装置
の搬送速度とほぼ等速にすると、定着装置とシート排出
ローラ対の間でのシートの搬送方向を逆方向にさせるた
めのガイドにおいて、シートは外側のガイド面に近い位
置を搬送されるため、シートが定着装置を通過した際
に、後端が外側のガイド面に当たることにより発生する
紙はね音を軽減させることができる。
の搬送速度とほぼ等速にすると、定着装置とシート排出
ローラ対の間でのシートの搬送方向を逆方向にさせるた
めのガイドにおいて、シートは外側のガイド面に近い位
置を搬送されるため、シートが定着装置を通過した際
に、後端が外側のガイド面に当たることにより発生する
紙はね音を軽減させることができる。
【０００９】しかしながら、上記の搬送速度に設定した
場合、両面プリントを終えたシートを排出する時に、シ
ートの第１面側に形成されている画像が、シートの搬送
方向を逆方向にさせるためのガイドの外側のガイド面に
擦られて画像品質が損なわれてしまう場合があった。
場合、両面プリントを終えたシートを排出する時に、シ
ートの第１面側に形成されている画像が、シートの搬送
方向を逆方向にさせるためのガイドの外側のガイド面に
擦られて画像品質が損なわれてしまう場合があった。
【００１０】本発明は、以上の課題に鑑みてなされたも
ので、画像品質の低下の防止及び紙はね音の低減の両立
が図れるシート排出手段を提供することを目的とする。
ので、画像品質の低下の防止及び紙はね音の低減の両立
が図れるシート排出手段を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明は、シートの両面に画像を形成することが可
能な画像形成装置に設けられ、画像形成されたシートを
排出するためのシート排出手段を備えたシート排出装置
であって、第１面に画像が形成されたシートの排出時
と、第１面及び第２面の両面に画像が形成されたシート
の排出時の前記シート排出手段による搬送速度とを変更
することを特徴とする。
め、本発明は、シートの両面に画像を形成することが可
能な画像形成装置に設けられ、画像形成されたシートを
排出するためのシート排出手段を備えたシート排出装置
であって、第１面に画像が形成されたシートの排出時
と、第１面及び第２面の両面に画像が形成されたシート
の排出時の前記シート排出手段による搬送速度とを変更
することを特徴とする。
【００１２】本発明は、前記シート排出手段を駆動する
駆動手段に正逆転可能なステッピングモータを用い、該
ステッピングモータの回転数を変更することにより、前
記シート排出手段の搬送速度を変更することを特徴とす
る。
駆動手段に正逆転可能なステッピングモータを用い、該
ステッピングモータの回転数を変更することにより、前
記シート排出手段の搬送速度を変更することを特徴とす
る。
【００１３】本発明は、前記画像形成手段は電子写真方
式であり、該画像形成手段の定着装置から送り出された
シートを前記シート排出手段で搬送するように構成し、
第１面に画像が形成されたシートの排出時の前記シート
排出手段の搬送速度を、前記定着装置の搬送速度とほぼ
等速に設定し、両面に画像が形成されたシートの排出時
の前記シート排出手段の搬送速度を、前記定着装置の搬
送速度よりも速く設定したことを特徴とする。
式であり、該画像形成手段の定着装置から送り出された
シートを前記シート排出手段で搬送するように構成し、
第１面に画像が形成されたシートの排出時の前記シート
排出手段の搬送速度を、前記定着装置の搬送速度とほぼ
等速に設定し、両面に画像が形成されたシートの排出時
の前記シート排出手段の搬送速度を、前記定着装置の搬
送速度よりも速く設定したことを特徴とする。
【００１４】本発明は、両面に画像が形成されたシート
の排出時の前記ステッピングモータの回転数の変更を、
除変にて行うことを特徴とする。
の排出時の前記ステッピングモータの回転数の変更を、
除変にて行うことを特徴とする。
【００１５】本発明は、前記シート排出手段の逆転によ
り第１面に画像が形成されたシートを機内に戻すことに
より表裏反転させ、シートの第２面に画像を形成するた
めに前記画像形成装置の画像形成手段に再給送する再給
送手段に向けて第１面に画像が形成されたシートを搬送
することが可能であることを特徴とする。
り第１面に画像が形成されたシートを機内に戻すことに
より表裏反転させ、シートの第２面に画像を形成するた
めに前記画像形成装置の画像形成手段に再給送する再給
送手段に向けて第１面に画像が形成されたシートを搬送
することが可能であることを特徴とする。
【００１６】
【発明の実施の形態】（第１の実施の形態）以下、図面
に沿って、本発明の実施の形態について説明する。図１
は本発明の要部を示す断面図であり、図２は両面プリン
ト可能な画像形成装置（ページプリンタ等）の全体構成
説明図である。
に沿って、本発明の実施の形態について説明する。図１
は本発明の要部を示す断面図であり、図２は両面プリン
ト可能な画像形成装置（ページプリンタ等）の全体構成
説明図である。
【００１７】まず、図２を用いて画像形成装置について
説明する。画像形成装置１の最下部には給紙カセット２
が設置されており、装置本体側には、給紙カセット２内
に積載収納されているシートＳの最上位のシートから１
枚ずつ分離して供給するための給送ローラ４と分離パッ
ド６が設けられている。給紙カセット２から送り出され
たシートは搬送方向が逆方向に向きを変えられて画像形
成手段に送られ、この搬送する箇所には、搬送ローラ対
８とレジストローラ対１０とが設けられている。そし
て、給送ローラ４によって給送されたシートＳは、搬送
ローラ対８によって回転停止中のレジストローラ対１０
に搬送され、ここで所定量のループが形成されることに
よりシートＳの斜行状態が矯正される。
説明する。画像形成装置１の最下部には給紙カセット２
が設置されており、装置本体側には、給紙カセット２内
に積載収納されているシートＳの最上位のシートから１
枚ずつ分離して供給するための給送ローラ４と分離パッ
ド６が設けられている。給紙カセット２から送り出され
たシートは搬送方向が逆方向に向きを変えられて画像形
成手段に送られ、この搬送する箇所には、搬送ローラ対
８とレジストローラ対１０とが設けられている。そし
て、給送ローラ４によって給送されたシートＳは、搬送
ローラ対８によって回転停止中のレジストローラ対１０
に搬送され、ここで所定量のループが形成されることに
よりシートＳの斜行状態が矯正される。
【００１８】斜行状態の矯正を終えたシートＳは、画像
形成手段により画像が形成される。この画像形成手段は
一般的な構成のものであり、その動作を概略説明する
と、プロセスユニット１２内で回転している感光ドラム
１4上のトナー像とシート先端の位置を合わせるタイミ
ングをとって回転を開始するレジストローラ対１０によ
って、感光ドラム１4と転写ローラ１６の間の転写部へ
送られる。転写部へ送られたシートＳのシート面上に
は、感光ドラム１4上のトナー像が転写ローラ１６によ
って順次転写されて行く。なお、感光ドラム１4上に
は、レーザースキャナユニット１８から発射されたレー
ザー光Ｌが照射されている。これにより、感光ドラム１
4上には順次静電潜像が形成され、その潜像は不図示の
現像器から供給されるトナーによって顕画化される。
形成手段により画像が形成される。この画像形成手段は
一般的な構成のものであり、その動作を概略説明する
と、プロセスユニット１２内で回転している感光ドラム
１4上のトナー像とシート先端の位置を合わせるタイミ
ングをとって回転を開始するレジストローラ対１０によ
って、感光ドラム１4と転写ローラ１６の間の転写部へ
送られる。転写部へ送られたシートＳのシート面上に
は、感光ドラム１4上のトナー像が転写ローラ１６によ
って順次転写されて行く。なお、感光ドラム１4上に
は、レーザースキャナユニット１８から発射されたレー
ザー光Ｌが照射されている。これにより、感光ドラム１
4上には順次静電潜像が形成され、その潜像は不図示の
現像器から供給されるトナーによって顕画化される。
【００１９】感光ドラム１4上と転写ローラ１６とで搬
送されているトナー像が転写済みシートＳは定着装置２
０へ送られる。そして、定着ローラ２２と加圧ローラ２
４のニップ部を通過中に加熱及び加圧されることによ
り、転写されたトナー像がシート面上に定着される。定
着装置２０でトナー像の定着処理を終えたシートＳは定
着排紙ローラ２６と定着排紙コロ２８によって下流へ搬
送される。ここで、定着ローラ２２と加圧ローラ２４の
グリップ力は、定着排紙ローラ２６と定着排紙コロ２８
のグリップ力よりもはるかに大きいため、定着装置２０
としては定着ローラ２２の搬送速度が支配的である。
送されているトナー像が転写済みシートＳは定着装置２
０へ送られる。そして、定着ローラ２２と加圧ローラ２
４のニップ部を通過中に加熱及び加圧されることによ
り、転写されたトナー像がシート面上に定着される。定
着装置２０でトナー像の定着処理を終えたシートＳは定
着排紙ローラ２６と定着排紙コロ２８によって下流へ搬
送される。ここで、定着ローラ２２と加圧ローラ２４の
グリップ力は、定着排紙ローラ２６と定着排紙コロ２８
のグリップ力よりもはるかに大きいため、定着装置２０
としては定着ローラ２２の搬送速度が支配的である。
【００２０】画像形成装置１の上部には、定着装置２０
で画像が定着されたシートを排出するためのシート排出
手段としてのシート排出ローラ対３０と、シート排出ロ
ーラ対３０で排出されるシートを積載するための排紙ト
レイ３１が配置されている。また、定着装置２０とシー
ト排出ローラ対３０の間には、シートの搬送方向を逆方
向に向きを変えるためのシート反転ガイド４０が設けら
れている。
で画像が定着されたシートを排出するためのシート排出
手段としてのシート排出ローラ対３０と、シート排出ロ
ーラ対３０で排出されるシートを積載するための排紙ト
レイ３１が配置されている。また、定着装置２０とシー
ト排出ローラ対３０の間には、シートの搬送方向を逆方
向に向きを変えるためのシート反転ガイド４０が設けら
れている。
【００２１】給紙カセット２と画像形成手段との間には
第１面に画像が形成されたシートの第２面に画像を形成
するために再度画像形成手段にシートを再給送するため
の再給送手段が設けられている。この再給送手段は、第
１面のプリントがされてシート排出ローラ対３０でスイ
ッチバックされたシートを再び画像形成手段に搬送する
ための両面搬送パス３６と、シートを再搬送するための
搬送ローラ対３７、３８とを備えている。
第１面に画像が形成されたシートの第２面に画像を形成
するために再度画像形成手段にシートを再給送するため
の再給送手段が設けられている。この再給送手段は、第
１面のプリントがされてシート排出ローラ対３０でスイ
ッチバックされたシートを再び画像形成手段に搬送する
ための両面搬送パス３６と、シートを再搬送するための
搬送ローラ対３７、３８とを備えている。
【００２２】本画像形成装置１で両面プリントを行う場
合には、両面プリントの指示が画像形成装置１に入力さ
れて、給紙カセット２からシートが送り出されて第１面
のプリントが行なわれる。そして、第１面プリント済み
シートＳが定着排紙ローラ２６と定着排紙コロ２８のニ
ップを通過し、シートＳの後端がセンサ３２で検出され
ると、その一定時間後（定着排紙ローラ２６と定着排紙
コロ２８のニップ部を抜けた後）にシート排出ローラ対
３０を逆回転させてシートＳをスイッチバックさせる。
合には、両面プリントの指示が画像形成装置１に入力さ
れて、給紙カセット２からシートが送り出されて第１面
のプリントが行なわれる。そして、第１面プリント済み
シートＳが定着排紙ローラ２６と定着排紙コロ２８のニ
ップを通過し、シートＳの後端がセンサ３２で検出され
ると、その一定時間後（定着排紙ローラ２６と定着排紙
コロ２８のニップ部を抜けた後）にシート排出ローラ対
３０を逆回転させてシートＳをスイッチバックさせる。
【００２３】スイッチバックされてきたシートＳは、定
着排紙ローラ２６と搬送コロ３４のニップ部に案内さ
れ、定着排紙ローラ２６と搬送コロ３４により両面搬送
用パス３６へ搬送される。ここで、シート排出ローラ対
３０は正逆回転する必要があるため、単独でステッピン
グモータＭにより駆動され、ステッピングモータＭは制
御手段Ｃにより制御される。
着排紙ローラ２６と搬送コロ３４のニップ部に案内さ
れ、定着排紙ローラ２６と搬送コロ３４により両面搬送
用パス３６へ搬送される。ここで、シート排出ローラ対
３０は正逆回転する必要があるため、単独でステッピン
グモータＭにより駆動され、ステッピングモータＭは制
御手段Ｃにより制御される。
【００２４】その後、両面搬送用パス３６内で位置合わ
せが行われたシートＳは、表裏面が反転された状態で搬
送ローラ対３７、３８によって第１面プリント時と同様
に回転停止中のレジストローラ対１０に搬送され、斜行
状態が矯正された後に、第２面へのプリントが行なわ
れ、同トナー像の定着処理の工程を経てシート排出ロー
ラ対３０によって機外の排紙トレイ３１上に排出され
る。
せが行われたシートＳは、表裏面が反転された状態で搬
送ローラ対３７、３８によって第１面プリント時と同様
に回転停止中のレジストローラ対１０に搬送され、斜行
状態が矯正された後に、第２面へのプリントが行なわ
れ、同トナー像の定着処理の工程を経てシート排出ロー
ラ対３０によって機外の排紙トレイ３１上に排出され
る。
【００２５】［片面プリント時の制御］ここで、片面プ
リントを行う場合には、片面プリントの指示が画像形成
装置１に入力されているため、その指示に基づいてシー
ト排出ローラ対３０の搬送速度が定着ローラ２２の搬送
速度とほぼ等速になるようにステッピングモータＭは駆
動制御される。
リントを行う場合には、片面プリントの指示が画像形成
装置１に入力されているため、その指示に基づいてシー
ト排出ローラ対３０の搬送速度が定着ローラ２２の搬送
速度とほぼ等速になるようにステッピングモータＭは駆
動制御される。
【００２６】従って、図１（ａ）に示すように、定着排
紙ローラ２６と定着排紙コロ２８のニップを通過したシ
ートＳは、先端がシート排出ローラ対３０のニップを通
過した後も、定着装置２０とシート排出ローラ対３０の
間のシート反転ガイド４０の外側のガイド面４０ａに近
い位置を搬送されるため、その後、シートＳが定着排紙
ローラ２６と定着排紙コロ２８のニップを通過した際、
図中矢印Ａに示した位置で後端がガイド面４０ａに当た
ることにより発生する紙はね音は小さい。よって、シー
トＳの搬送音レベルを低下させることができ、低騒音の
画像形成装置を提供することができる。
紙ローラ２６と定着排紙コロ２８のニップを通過したシ
ートＳは、先端がシート排出ローラ対３０のニップを通
過した後も、定着装置２０とシート排出ローラ対３０の
間のシート反転ガイド４０の外側のガイド面４０ａに近
い位置を搬送されるため、その後、シートＳが定着排紙
ローラ２６と定着排紙コロ２８のニップを通過した際、
図中矢印Ａに示した位置で後端がガイド面４０ａに当た
ることにより発生する紙はね音は小さい。よって、シー
トＳの搬送音レベルを低下させることができ、低騒音の
画像形成装置を提供することができる。
【００２７】［両面プリント時の制御］次に、両面プリ
ントを行う場合には、同様に両面プリントの指示が画像
形成装置１に入力されているため、その指示に基づいて
第１面プリント時は、シート排出ローラ対３０の搬送速
度が定着ローラ２２の搬送速度とほぼ等速になるように
ステッピングモータは駆動制御される。この時のシート
Ｓの挙動は片面プリント時（図１（ａ））と同様であ
り、ガイド面４０ａに近い位置を搬送されるため、定着
排紙ローラ２６と定着排紙コロ２８のニップ部を通過し
た際、図中矢印Ａに示した位置で後端がガイド面４０に
当たることにより発生する紙はね音は小さい。
ントを行う場合には、同様に両面プリントの指示が画像
形成装置１に入力されているため、その指示に基づいて
第１面プリント時は、シート排出ローラ対３０の搬送速
度が定着ローラ２２の搬送速度とほぼ等速になるように
ステッピングモータは駆動制御される。この時のシート
Ｓの挙動は片面プリント時（図１（ａ））と同様であ
り、ガイド面４０ａに近い位置を搬送されるため、定着
排紙ローラ２６と定着排紙コロ２８のニップ部を通過し
た際、図中矢印Ａに示した位置で後端がガイド面４０に
当たることにより発生する紙はね音は小さい。
【００２８】その後、第１面プリント済みシートが定着
排紙ローラ２６と定着排紙コロ２８のニップを通過し、
シートＳの後端がセンサ３２で検出されると、その一定
時間後にシート排出ローラ対３０は逆回転制御されるた
めにシートＳは定着装置２０に向けてスイッチバック搬
送される。スイッチバックされてきたシートＳは、定着
排紙ローラ２６と搬送コロ３４のニップ部に案内され、
両面搬送用パス３６へ搬送された後に、第２面へのプリ
ントが行なわれ、トナー像の定着処理の工程が行われ
る。
排紙ローラ２６と定着排紙コロ２８のニップを通過し、
シートＳの後端がセンサ３２で検出されると、その一定
時間後にシート排出ローラ対３０は逆回転制御されるた
めにシートＳは定着装置２０に向けてスイッチバック搬
送される。スイッチバックされてきたシートＳは、定着
排紙ローラ２６と搬送コロ３４のニップ部に案内され、
両面搬送用パス３６へ搬送された後に、第２面へのプリ
ントが行なわれ、トナー像の定着処理の工程が行われ
る。
【００２９】ここで、両面プリントの指示に基づいて第
２面を排出する際には、シート排出ローラ対３０の搬送
速度が定着ローラ２２の搬送速度よりも速くなるように
ステッピングモータＭは駆動制御されている。従って、
図１（ｂ）に示すように、定着排紙ローラ２６と定着排
紙コロ２８のニップを通過したシートＳは、先端がシー
ト排出ローラ対３０のニップを通過した後は、シート排
出ローラ対３０に徐々に引っ張られ、定着装置２０とシ
ート排出ローラ対３０の間のガイド面４０ａから離れた
状態で搬送されるため、シートの第１面がガイド面４０
ａに擦られて画像品質が損なわれることを防止できる。
よって、両面プリント時の第１面排出時の搬送音の低減
と、第２面排出時の画像品質保証の両立を達成すること
ができる。
２面を排出する際には、シート排出ローラ対３０の搬送
速度が定着ローラ２２の搬送速度よりも速くなるように
ステッピングモータＭは駆動制御されている。従って、
図１（ｂ）に示すように、定着排紙ローラ２６と定着排
紙コロ２８のニップを通過したシートＳは、先端がシー
ト排出ローラ対３０のニップを通過した後は、シート排
出ローラ対３０に徐々に引っ張られ、定着装置２０とシ
ート排出ローラ対３０の間のガイド面４０ａから離れた
状態で搬送されるため、シートの第１面がガイド面４０
ａに擦られて画像品質が損なわれることを防止できる。
よって、両面プリント時の第１面排出時の搬送音の低減
と、第２面排出時の画像品質保証の両立を達成すること
ができる。
【００３０】なお、シート排出ローラ対３０の搬送速度
は、画像形成形成装置１が画像形成できる最大サイズの
シートを搬送したときにシート反転ガイド４０の内側の
ガイド面４０ｂが摺接しない程度に定着ローラ２２の搬
送速度よりも速く設定されている。
は、画像形成形成装置１が画像形成できる最大サイズの
シートを搬送したときにシート反転ガイド４０の内側の
ガイド面４０ｂが摺接しない程度に定着ローラ２２の搬
送速度よりも速く設定されている。
【００３１】なお、上記両面プリント後の排出時におい
て、シート排出ローラ対３０の搬送速度は、両面プリン
トの指示に基づいて定着ローラ２２の搬送速度とほぼ等
速の状態から定着ローラ２２の搬送速度よりも速くなる
ように切り替わるが、その際にステッピングモータＭの
回転数が徐々に変わるように駆動制御すれば、モータ回
転数切り替え時の変音を軽減でき、さらに低騒音の画像
形成装置を提供することができる。
て、シート排出ローラ対３０の搬送速度は、両面プリン
トの指示に基づいて定着ローラ２２の搬送速度とほぼ等
速の状態から定着ローラ２２の搬送速度よりも速くなる
ように切り替わるが、その際にステッピングモータＭの
回転数が徐々に変わるように駆動制御すれば、モータ回
転数切り替え時の変音を軽減でき、さらに低騒音の画像
形成装置を提供することができる。
【００３２】なお、本発明は、以上の実施の形態に限定
されるものではなく、例えば、ＤＣモータを用いて正逆
転及び速度制御を行うようにしても良い。また、画像形
成装置としてＳ字状パスの構成でなくても良く、シート
排出手段によりスイッチバックする構成であり、定着装
置とシート排出手段の間で湾曲形状のガイドがあるよう
な構成であれば効果的に本発明を適用することができ
る。
されるものではなく、例えば、ＤＣモータを用いて正逆
転及び速度制御を行うようにしても良い。また、画像形
成装置としてＳ字状パスの構成でなくても良く、シート
排出手段によりスイッチバックする構成であり、定着装
置とシート排出手段の間で湾曲形状のガイドがあるよう
な構成であれば効果的に本発明を適用することができ
る。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成を終えたシートを機外へ排出するためのシート
排出手段を逆転させることによってシートを表裏反転し
て再給紙して両面画像形成可能な画像形成装置におい
て、第１面に画像を形成したシートの排出時のシート排
出手段の搬送速度と第２面に画像を形成したシートの排
出時のシート排出手段の搬送速度を変更することによっ
て、シートの後端がガイド面に当たることにより発生す
る紙はね音を軽減させることによってシート搬送音のレ
ベルを下げ、低騒音の画像形成装置を提供することがで
き、さらに、第２面の画像が形成されたシートの排出時
には、シートはガイド面から離れた位置で搬送されるた
め、シートの第１面がガイド面に擦られて画像品質が損
なわれることを防止することができる。
画像形成を終えたシートを機外へ排出するためのシート
排出手段を逆転させることによってシートを表裏反転し
て再給紙して両面画像形成可能な画像形成装置におい
て、第１面に画像を形成したシートの排出時のシート排
出手段の搬送速度と第２面に画像を形成したシートの排
出時のシート排出手段の搬送速度を変更することによっ
て、シートの後端がガイド面に当たることにより発生す
る紙はね音を軽減させることによってシート搬送音のレ
ベルを下げ、低騒音の画像形成装置を提供することがで
き、さらに、第２面の画像が形成されたシートの排出時
には、シートはガイド面から離れた位置で搬送されるた
め、シートの第１面がガイド面に擦られて画像品質が損
なわれることを防止することができる。
【図１】本発明のシート排出装置の動作を示す要部断面
図
図
【図２】本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面図
１ 画像形成装置
２０ 定着装置
２２ 定着ローラ
２４ 加圧ローラ
２６ 定着排紙ローラ
２８ 定着排紙コロ
３２ センサ
３４ 搬送コロ
３０ シート排出ローラ対
４０ シート反転ガイド
４０ａ ガイド面
Ｃ 制御手段
Ｍ ステッピングモータ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 前田 雅文
東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノ
ン株式会社内
Ｆターム(参考） 2H072 AA32 AB07 BA03 BA12 CA01
CA02 CB09 FA01 JA02
3F049 AA03 AA10 DA12 EA10 LA07
LB03
3F100 AA02 BA17 CA13 CA15 EA03
EA05
Claims (6)
- 【請求項１】 シートの両面に画像を形成することが可
能な画像形成装置に設けられ、画像形成されたシートを
排出するためのシート排出手段を備えたシート排出装置
であって、 第１面に画像が形成されたシートの排出時と、第１面及
び第２面の両面に画像が形成されたシートの排出時の前
記シート排出手段による搬送速度とを変更することを特
徴とするシート排出装置。 - 【請求項２】 前記シート排出手段を駆動する駆動手段
に正逆転可能なステッピングモータを用い、該ステッピ
ングモータの回転数を変更することにより、前記シート
排出手段の搬送速度を変更することを特徴とする請求項
１に記載のシート排出装置。 - 【請求項３】 前記画像形成装置の画像形成手段は電子
写真方式であり、該画像形成手段の定着装置から送り出
されたシートを前記シート排出手段で搬送するように構
成し、第１面に画像が形成されたシートの排出時の前記
シート排出手段の搬送速度を、前記定着装置の搬送速度
とほぼ等速に設定し、両面に画像が形成されたシートの
排出時の前記シート排出手段の搬送速度を、前記定着装
置の搬送速度よりも速く設定したことを特徴とする請求
項１または請求項２に記載のシート排出装置。 - 【請求項４】 両面に画像が形成されたシートの排出時
の前記ステッピングモータの回転数の変更を、除変にて
行うことを特徴とする請求項２に記載のシート排出装
置。 - 【請求項５】 前記シート排出手段の逆転により第１面
に画像が形成されたシートを機内に戻すことにより表裏
反転させ、シートの第２面に画像を形成するために前記
画像形成装置の画像形成手段に再給送する再給送手段に
向けて第１面に画像が形成されたシートを搬送すること
が可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項４の
いずれか１項に記載のシート排出装置。 - 【請求項６】 シートを収納するシート収納手段と、該
シート収納手段から送り出されたシートに画像を形成す
る画像形成手段と、該画像形成手段により画像が形成さ
れたシートを排出するための前記請求項１乃至請求項５
のいずれか１項に記載のシート排出装置と、を備えたこ
とを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001379832A JP2003182902A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | シート排出装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001379832A JP2003182902A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | シート排出装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003182902A true JP2003182902A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=27591182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001379832A Withdrawn JP2003182902A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | シート排出装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003182902A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7551887B2 (en) | 2005-04-22 | 2009-06-23 | Murata Machinery, Ltd. | Image forming device |
| US20160018776A1 (en) * | 2014-07-17 | 2016-01-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus for forming an image on a recording material |
-
2001
- 2001-12-13 JP JP2001379832A patent/JP2003182902A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7551887B2 (en) | 2005-04-22 | 2009-06-23 | Murata Machinery, Ltd. | Image forming device |
| US20160018776A1 (en) * | 2014-07-17 | 2016-01-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus for forming an image on a recording material |
| US9513588B2 (en) * | 2014-07-17 | 2016-12-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus for forming an image on a recording material |
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Legal Events
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