JP2002120954A - シート搬送装置及び画像処理装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像処理装置

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JP2002120954A
JP2002120954A JP2000314739A JP2000314739A JP2002120954A JP 2002120954 A JP2002120954 A JP 2002120954A JP 2000314739 A JP2000314739 A JP 2000314739A JP 2000314739 A JP2000314739 A JP 2000314739A JP 2002120954 A JP2002120954 A JP 2002120954A
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JP
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sheet
speed
image processing
roller
conveyed
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Application number
JP2000314739A
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English (en)
Inventor
Takahiro Endo
隆洋 遠藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートのスループットを極力低下させること
なく、安定してシート搬送することが可能なシート搬送
装置及びこれを備えた画像処理装置を提供する。 【解決手段】 画像処理を行うシートを搬送するシート
搬送装置において、シートの搬送速度を画像処理部にお
ける画像処理速度と略同等である第一の搬送速度と、前
記画像処理速度よりも速い第二の搬送速度に切り換え可
能であり、搬送されるシートが所定区間Aにある間は前
記搬送速度の切り換えを行わない速度切り換え禁止区間
Aを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートのスループッ
トを極力低下させることなく搬送することができるシー
ト搬送装置及びこれを備えた画像処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より複写機、プリンタなどの画像形
成装置においては、装置本体自体の機能を極力最小限に
抑え、ユーザの使用目的に応じて、給送カセットが収納
された給送ユニット、両面印刷を行うために印刷後の記
録シートを反転させて装置本体に再給送させる両面ユニ
ット、および、印刷後の記録シートの仕分けを行うソー
タなどをユニット化し、該ユニットを適宜選択して装置
本体側に装着する事により、使用目的に合致した画像形
成システムが形成し得るように構成したものが存在す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、前記システムの
内、両面ユニットを装着したシステムにおいては、装置
本体から排出された記録シートが、該ユニット内で反転
(スイッチバック)した後、再度装置本体に給送される
構成をとるために、その搬送距離が無用に延び、単位時
間当たりのプリント枚数、いわゆるスループットが大幅
に低下する。かかる欠点を解消するために、前記記録速
度自体を速くすると、装置本体に配設した潜像書き込
み、現像、転写、および定着などの各プロセス手段の品
質要求が厳しくなり、コストアップにつながる。
【0004】また、装置本体側の記録速度と、ユニット
側の搬送速度を異ならせる方法も考えられるが、このよ
うな方法を取ると両者の整合性を取るのは困難であり、
特に装置本体と両面ユニット間にスイッチバック路を介
して搬送路の閉経路を形成し、複数の記録シートを連続
反転させながら印刷を行う装置においては、前の記録シ
ートを両面ユニットから再給送している間に、次の記録
シートが再給送位置に到達し、いわゆる記録シートの重
合が生じてしまう恐れが大である。
【0005】このため、たとえば特開平5−208741号に
示す如く、画像形成装置の両面ユニットからの再給送受
入れ口にセンサを設け、記録シートの先端が該センサに
検知されたことをもって、搬送速度を画像形成速度と同
等の速度側に切換えたり、また、画像形成装置の両面ユ
ニットへの排出口にセンサを設け、記録シートの後端が
該センサに検知されたことをもって、搬送速度を画像形
成速度よりも大なる搬送速度に切換えるようにすること
で前記問題点である、記録シートの重合を避けるように
している。
【0006】しかしながら、この従来例には次のような
問題点がある。
【0007】簡単な図を用いて説明する。図9は、従来
例を示すレーザプリンタの断面図である。
【0008】図9において1はレーザプリンタ、20はレ
ーザプリンタ1に装着されるシート搬送装置としての両
面記録ユニットである。図中のPは、プリンタ本体から
両面ユニットへシートが搬送されていき、プリンタ本体
の出口すなわち両面ユニット20の入口にある定着排出セ
ンサ36で、シート後端が検知された瞬間のシート位置を
示している。
【0009】このタイミングで、シート搬送速度をプリ
ンタ本体の搬送速度よりも大きくし、両面ユニット20内
を高速搬送させるようにしている。
【0010】ところが、シートサイズによっては、図9
に示すようにシートPの先端位置が38の位置にくるもの
が存在する。この38の位置はスイッチバックのために反
転ローラ24でシートを両面ユニット20内に引込んでいく
時に、シートがカセット2の下側に90度の角度で入り込
む所でカーブがきつくなっている所である。プリンタ本
体の大きさをコンパクトに、あるいは効率よく利用する
ために、反転させたシートを90度の角度で折り曲げてシ
ートカセット2の下部に送り込むような構成にしたプリ
ンタは多い。このような構成をとると、どうしてもこの
ようにカーブのきつい、モータにとっては負荷の大きく
なる箇所が必ず存在することになる。
【0011】この部分をシートの先端が通るとき、反転
ローラ24を駆動する反転モータ32には通常よりも大きな
負荷がかかることになる。特に剛性が高いシート、例え
ば坪量の大きな厚手のシートの場合はなおさらである。
【0012】反転モータ32がステッピングモータである
場合、速度切換えをするためには、モータのスローアッ
プを行わなければならない。しかしながら、このような
モータ負荷が大きくなるタイミングで、ステッピングモ
ータのスローアップを行うと、ステッピングモータが脱
調してしまうという問題があった。
【0013】この問題をさけるために、トルクに余裕の
ある大きなステッピングモータを使用し、モータが脱調
しないようにすることが考えられるが、コストアップを
招来していた。
【0014】また、別の対策として反転モータ32による
シートの反転引込み時については、プリンタ本体の搬送
速度と同じ速度で反転モータ32を駆動し、高速化のスロ
ーアップは行わないようにすることも考えられるが、こ
の場合は、スループットの低下を招くという問題があっ
た。
【0015】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的は、シートのスループットを極力低下させるこ
となく、安定してシート搬送することが可能なシート搬
送装置及びこれを備えた画像処理装置を提供するもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、画像処理を行うシート
を搬送するシート搬送装置において、シートの搬送速度
を画像処理部における画像処理速度と略同等である第一
の搬送速度と、前記画像処理速度よりも速い第二の搬送
速度に切り換え可能であり、搬送されるシートが所定区
間にある間は前記搬送速度の切り換えを行わない速度切
り換え禁止区間を設けたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明に係るシート搬送装置
を備えた画像処理装置として画像形成装置を例示して実
施形態を説明する。なお、ここでは画像形成装置の一例
としてプリンタを例示する。
【0018】〔第1実施形態〕本発明の第1実施形態を
図1乃至図4に基づいて説明する。なお、図1はレーザ
プリンタの断面図、図2はフローチャート、図3及び図
4はタイミングチャートである。
【0019】(全体構成)図1において、1はレーザプ
リンタであり、図示しない外部ホストコンピュータから
のプリント指示があると、シートカセット2からピック
アップローラ3を回転させ、シートを給送する。
【0020】給送されたシートはフィードローラ4、及
びリタードローラ5によってシート1枚だけが搬送され
る。搬送ローラ6、レジ前ローラ7によって順次シート
は搬送されていき、シートセンサであるレジセンサ9に
よってシートの先端が検知される。シートの先端をセン
サ9によって検知してから所定のタイミングでローラ8
の駆動を開始し、感光体ドラム11へとシートを搬送させ
ていき、画像処理部としての画像形成手段によって画像
が記録される。
【0021】すなわち、感光体ドラム11上は帯電器15に
よって一様な電位に帯電されており、レーザスキャナユ
ニット10によってレーザビームが照射されると、目には
見えない静電潜像が形成され、この静電潜像は帯電され
たトナー12によってトナー像に現像される。このレーザ
ビームによる潜像形成と、ローラ8によるシートの搬送
は完全に同期がとられており、シートには感光体ドラム
11に形成されたトナー像が転写ローラ13によって転写さ
れる。シートに転写しきらないで感光体ドラム11に残っ
たトナーはクリーニング容器14に残る。トナー像が転写
されたシートは搬送されていき、ハロゲンヒータを内臓
する熱定着ローラ16と、加圧ローラ17で加熱、加圧され
てトナー像がシートに定着される。その後、定着排出ロ
ーラ18を抜けたシートは、フラッパ19によって、プリン
タ装置外に排出されるか、または、シートの裏面に記録
するためのシート搬送装置としての両面記録ユニット20
内に送られるか選別される。
【0022】両面記録ユニット20は、レーザプリンタに
両面プリント動作をおこなわせるためのオプション装置
であり、画像形成手段等が設けられたレーザプリンタ装
置本体内部に着脱可能な構成となっている。また、両面
記録ユニットはプリンタ本体1と図示しないがシリアル
インターフェースで通信を行い、プリンタ本体からの通
信コマンドを受信することによって、モータやソレノイ
ドの駆動制御を行うようになっている。
【0023】トナー像が定着されたシートは、そのまま
プリンタ装置外に排出する場合、すなわち片面記録の場
合は、フラッパ19を下側に動かし、シートを上方向に搬
送させ、排出ローラ21によって22に示すフェイスダウン
トレイ上にフェイスダウン(記録面を下に向けて)で排
出される。
【0024】一方、両面記録を行う場合は、フラッパ19
を上側に動かし、シートを両面記録ユニット20側に搬送
させる。
【0025】フラッパの動作は図示しない、フラッパソ
レノイドを駆動することによって行っている。
【0026】両面ユニット20は、両面ユニット20内の受
入ローラ23および反転ローラ24を回転させ、シートが定
着排出ローラ18から出てくるのを待つ。この受入ローラ
23と反転ローラ24はステッピングモータである反転モー
タ32によって駆動されている。やがてシートは定着排出
ローラ18から出て、受入ローラ23、反転ローラ24と搬送
されていく。
【0027】定着排出ローラ18の下流には、シートセン
サである、定着排出センサ36があり、シートの後端を検
知することができる。さらに搬送路下流には、反転セン
サ25があり、反転センサ25によって、シートの後端を検
知する。この反転センサ25によるシートの後端検知から
所定時間後に反転モータ32を停止するためのスローダウ
ンを開始し、シートをスイッチバックのための停止位置
である反転待機位置で停止させる。
【0028】その後、反転待機したシートは反転モータ
32を逆回転させて、シートを反対方向に搬送させること
により反転させていく。反転されたシートは反転ローラ
24によって両面ユニット20内を図の右方向に搬送されて
いく。両面記録ユニット20内の搬送路には一部が欠けた
ローラであるDローラ26及びその下流には両面搬送ロー
ラ35があり、これらのローラはステッピングモータであ
るDローラモータ33によって駆動される。Dローラモー
タ33はシート先端がDローラ26の手前に達したタイミン
グで回転を開始する。
【0029】シート先端が図1の30の位置付近に到達し
た後、Dローラ26の欠けた部分が下に、つまりシートに
Dローラ26が接触しないような位置にDローラ26が回っ
てきた時にDローラモータ33を停止させる。
【0030】この位置に停止したシートは、再度、プリ
ンタ本体に給送され、裏面記録を行うための準備とし
て、水平方向の位置合わせ(これを横レジ調整と称す
る)を行う。
【0031】横レジ調整は、図示しないが横レジ板が、
シートの左右から近づいてきて、シートの水平位置を正
しい位置に直すことで行っている。
【0032】またこの時、長いシートの場合は、反転ロ
ーラ24にニップされている(加圧されている)ので、こ
の場合は、シートを自由に動かせる状態にするため、反
転ローラ24の圧解除も行う。この圧解除は図示しない、
圧解除ソレノイドを駆動させることによって行う。
【0033】横レジ調整が終了すると、反転ローラ24を
再び加圧し、Dローラモータ33及び反転モータ32を回転
させる。
【0034】さらに両面記録ユニット内搬送路下流には
再給送ローラ31があり、この再給送ローラ31はステッピ
ングモータである再給送モータ34によって駆動される。
【0035】シート先端が再給送ローラ31の手前に達し
たタイミングで再給送モータ34を回転開始させる。
【0036】シートは、再給送ローラ31に搬送されて、
やがて図の37の位置に到達すると、この時点で一旦停止
する。この位置は再給送待機位置である。
【0037】通常、連続両面記録をする場合、カセット
2からの給送(表面記録)と両面ユニット20からの再給
送(裏面記録)を交互に繰り返しながら、両面記録を実
行していくのであるが、両面ユニット20の再給送待機位
置にあるシートは、前に記録されるシートすなわちカセ
ットから給送されたシートが搬送され、シート間が所定
値以上開くまでこの位置で待機している。
【0038】この位置に待機した後、プリンタ本体から
再給送の指示があれば、再給送モータ34、Dローラモー
タ33を回転させる。
【0039】やがて、シートは再度レジ前ローラ7まで
搬送され、今度はシートの裏面の記録が前述したシート
の表面の記録プロセスと全く同じように行われ、両面記
録されたシートはフラッパ19によって、今度は装置外に
フェイスダウンで排出される。
【0040】以上がレーザプリンタの両面記録の手順で
あるが、このうち、反転引込み処理の部分に関しては、
図2のフローチャート、図3及び図4のタイミングチャ
ートを使ってさらに詳しく説明する。
【0041】(反転搬送構成)両面ユニット20は、プリ
ンタ本体からの反転指示コマンドを受信すると、(図2
のA1) フラッパソレノイドを駆動し(A2)、フラッパ19を上
側に動かす。両面ユニット20内の受入ローラ23および反
転ローラ24をプリンタ本体の搬送速度と同じ第一の速度
で回転させ(A3、図3及び図4のt1)、シートが定
着排出ローラ18から出てくるのを待つ。やがてシートは
定着排出ローラ18から出て、受入ローラ23、反転ローラ
24と搬送されていく。
【0042】定着排出ローラ18の下流には、シートセン
サである、定着排出センサ36があり、シートの後端を検
知することができる。シート後端を定着排出センサ36で
検知すると(A4、t2)、シートはプリンタ本体側の
ローラから抜けたことになる。このタイミングで両面ユ
ニット20は搬送速度を高速化するか否かの判断を行う
(A5)。図1に示したAの区間はスローアップ禁止区
間(速度切り換え禁止区間)である。すなわち、搬送さ
れるシートがカセット2の下側に90度の角度で入り込む
所でカーブがきつくなっている所であり、反転モータ32
にとっては負荷の大きくなる箇所であるために、反転モ
ータ32による搬送速度切り換えを禁止する区間である。
【0043】シート後端を定着排出センサ36で検知した
タイミングでシートの先端の位置がAの区間には無い場
合は、両面ユニット20は、プリンタ本体の搬送速度より
も大なる第二の速度でシート搬送させるため、反転モー
タ32のスローアップを開始する(A6)。図3にはこの
ときの様子をタイミングチャートで示している。
【0044】一方、シートの先端の位置がAの区間内に
ある場合は、スローアップ禁止区間Aにいるため、両面
ユニット20は、搬送速度の高速化のスローアップを行わ
ず、プリンタ本体の搬送速度と同じ第一の速度でシート
搬送させる。図4にはこのときの様子をタイミングチャ
ートで示している。
【0045】その後、シートセンサである、反転センサ
25によって、シートの後端を検知する(A7、t3)。
この反転センサ25によるシートの後端検知から所定時間
後(t4)に反転モータ32を停止するためのスローダウ
ンを開始し、シートをスイッチバックのための停止位置
である反転待機位置で停止させる(A9、t5)。
【0046】以上、説明したように、搬送路のモータ負
荷が大きくなる所ではスローアップ禁止区間Aとしてい
るため、この区間で速度切換えのスローアップを行うこ
とがなくなり、モータの脱調を未然に防ぐことが可能と
なり、いかなるシートサイズの両面記録においても円滑
に実行することが可能となる。また、モータ負荷に余裕
を持たせる必要がなくなるので安価なステッピングモー
タを使用することが可能となる。
【0047】〔第2実施形態〕次に本発明の第2実施形
態について、図5及び図6を参照して説明する。なお、
図5はフローチャート、図6はタイミングチャートであ
る。
【0048】本実施形態は、スローアップ禁止区間Aに
シート先端位置があっても、その後、シート先端がスロ
ーアップ禁止区間Aを過ぎたらスローアップを開始する
ところが第1実施形態と異なる。
【0049】図5において、プリンタ本体から反転指示
コマンドを受信すると(B1)、フラッパソレノイドを
駆動し(B2)、シートを両面ユニット20側に搬送する
ようにする。そして反転モータ32をプリンタ本体の搬送
速度と同じ第一の速度で駆動させ(B3、図6のt
1)、シートが両面ユニット20内に搬送されるのを待
つ。その後、シートの後端が定着排出センサ36で検知さ
れると(B4、t2)、両面ユニット20は、シート先端
位置がスローアップ禁止区間A内にあるかどうかの判断
を行う(B5)。もし、スローアップ禁止区間A内にな
ければ、反転モータ32をプリンタ本体の搬送速度よりも
大なる第二の搬送速度になるようにスローアップ動作を
行う。ここまでは、前述した第1実施形態と同じであ
る。
【0050】しかし、本実施形態にあっては、もしスロ
ーアップ禁止区間A内にあれば、スローアップ禁止区間
Aを抜けるまで待ち、スローアップ禁止区間Aを過ぎた
時点で反転モータ32をプリンタ本体の搬送速度よりも大
なる第二の搬送速度になるようにスローアップ動作を行
う(B6、t6)。
【0051】このように、たとえ、定着排出センサ36で
後端を検知したタイミングで、シート先端がスローアッ
プ禁止区間A内にあるようなサイズのシートであって
も、スローアップ開始タイミングは禁止区間Aの分だけ
遅れるものの、スローアップ禁止区間Aを抜ければスロ
ーアップは行われるため、第1実施形態と同様の効果が
得られる他に、第1実施形態の場合に比べ、いかなるサ
イズであってもシートのスループット低下は最小限にと
どめることが出来るという効果がある。
【0052】〔第3実施形態〕次に本発明の第3実施形
態を図7及び図8に基づいて説明する。なお、図7はレ
ーザプリンタの断面図、図8はフローチャートである。
また、図7については、図1と同じ所には同一の符号を
付けて説明を省略する。
【0053】本実施形態は、シートの種類に応じて、ス
ローアップ禁止区間Aを有効にするか無効にするかを切
換えるところが、第1、第2実施形態とは異なる。
【0054】シート先端位置がスローアップ禁止区間A
にあったとしても、剛性の低いシート、例えば薄手のシ
ートであれば、モータ負荷もそれほど大きくはならない
ため、スローアップを行ったとしてもモータが脱調しな
い場合も考えられる。そのような場合では、モータが脱
調するような剛性の高いシート、例えば厚手のシートの
ときのみ、スローアップを禁止すればよい。
【0055】図8において、プリンタ本体から反転指示
コマンドを受信すると(C1)、フラッパソレノイドを
駆動し(C2)、シートを両面ユニット20側に搬送する
ようにする。そして反転モータ32をプリンタ本体の搬送
速度と同じ第一の速度で駆動させ(C3)、シートが両
面ユニット20内に搬送されるのを待つ。その後、シート
の後端が定着排出センサ36で検知されると(C4)、シ
ートの坪量が所定坪量以下であるか否かの判断を行う
(C5)。
【0056】シートの坪量は、図7の39に示す、レーザ
プリンタのコントロールパネルからユーザに入力しても
らう方法でもよいし、また、図示しないが、ネットワー
クで接続されたホストコンピュータから入力する方法で
もよい。また、図示しないがレーザプリンタ内部にシー
トの種類を識別するシート種類センサを搭載し、自動的
にシートの種類を検知する方法でもよい。
【0057】シートの坪量が所定値以下であれば、シー
ト先端位置がスローアップ禁止区間Aかどうかに関係な
く、そのまま反転モータ32をプリンタ本体の搬送速度よ
りも大なる第二の搬送速度になるようにスローアップを
行う。
【0058】一方、シートの坪量が所定値以下でない場
合は、シート先端位置がスローアップ禁止区間A内にあ
るかどうかの判断を行う(C6)。もし、スローアップ
禁止区間A内になければ、反転モータ32をプリンタ本体
の搬送速度よりも大なる第二の搬送速度になるようにス
ローアップ動作を行う。
【0059】また、もしスローアップ禁止区間A内にあ
れば、スローアップ禁止区間Aを抜けるまで待ち、スロ
ーアップ禁止区間Aを過ぎた時点で反転モータ32をプリ
ンタ本体の搬送速度よりも大なる第二の搬送速度になる
ようにスローアップ動作を行う(C7)。
【0060】このように、たとえ、定着排出センサ36で
後端を検知したタイミングで、シート先端がスローアッ
プ禁止区間A内にあるようなサイズのシートであって
も、剛性の低いシート、例えば坪量が所定値以下の薄手
のシートの場合はスローアップ禁止区間Aを無効にする
ため、スローアップを低下させることがないという効果
がある。
【0061】〔他の実施形態〕なお、前述した実施形態
ではシート搬送装置として画像形成装置本体に選択的に
取り付け可能なオプション装置である両面記録ユニット
20を例示したが、本発明に係るシート搬送装置は画像形
成装置本体に一体的に組み込まれるものであってもよ
い。
【0062】また、前述した実施形態ではシート搬送装
置を備えた画像処理装置として電子写真方式による画像
形成装置を例示したが、画像形成手段の構成としては電
子写真方式に限定する必要はなく、インクジェット記録
方式等の他の画像形成手段を用いてもよい。
【0063】また、前述した実施形態では画像形成装置
としてはプリンタを例示したが、本発明は画像形成装置
としてプリンタ以外の複写機やファクシミリ装置等に適
用し得ることはいうまでもない。
【0064】さらに、画像処理装置としては画像形成装
置のみならず、シートとして原稿を搬送し、その原稿に
記載された情報を光学読取手段により読み取る画像読取
装置に対しても前述したシート搬送装置は好適に用いる
ことができる。
【0065】
【発明の効果】本発明は前述したように構成したため
に、搬送モータの脱調を未然に防ぐことができ、いかな
るシートサイズにおいてもスループットを極力低下させ
ることなく、例えばシートの両面処理を円滑に実行する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る画像形成装置の断面説明図
である。
【図2】第1実施形態に係るシート反転搬送を説明する
フローチャートである。
【図3】第1実施形態に係るシート反転搬送を説明する
タイミングチャートである。
【図4】第1実施形態に係るシート反転搬送を説明する
タイミングチャートである。
【図5】第2実施形態に係るシート反転搬送を説明する
フローチャートである。
【図6】第2実施形態に係るシート反転搬送を説明する
タイミングチャートである。
【図7】第3実施形態に係る画像形成装置の断面説明図
である。
【図8】第3実施形態に係るシート反転搬送を説明する
フローチャートである。
【図9】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 …レーザプリンタ 2 …シートカセット 3 …ピックアップローラ 4 …フィードローラ 5 …リタードローラ 6 …搬送ローラ 7 …レジ前ローラ 8 …レジストローラ 9 …レジ前センサ 10 …レーザスキャナユニット 11 …感光体ドラム 12 …トナー 13 …転写ローラ 14 …クリーナ容器 15 …帯電器 16 …定着ローラ 17 …加圧ローラ 18 …定着排出ローラ 19 …両面フラッパ 20 …両面ユニット 21 …排出ローラ 22 …フェイスダウントレイ 23 …受入ローラ 24 …反転ローラ 25 …反転センサ 26 …Dローラ 30 …横レジ停止位置 31 …再給送ローラ 32 …反転モータ 33 …Dローラモータ 34 …再給送モータ 35 …両面搬送ローラ 36 …定着排出センサ 37 …再給送待機位置 39 …オペレーションパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 G03G 21/00 372 5C062 // G03G 15/00 106 H04N 1/12 Z 5C072 Fターム(参考) 2H027 DA20 DC02 DC05 DC07 DE07 ED16 ED30 EE02 EE03 EE04 EF09 FA13 ZA07 2H028 BA06 BA09 BA16 BB04 3F049 AA10 DA12 EA10 EA12 EA28 LA02 LA07 LB03 3F053 BA03 LA02 LA05 LA07 LB03 3F343 FA02 FB02 FB04 FC30 GA01 GB01 GC01 GD01 HC28 HE20 JA01 KB06 KB20 LC04 MA03 MA15 MA26 MB04 MB13 MB15 MC08 MC09 MC27 MC30 5C062 AA05 AB29 AC09 AC12 AC15 AC65 AC66 BA00 5C072 AA03 BA20 NA05 XA01 XA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理を行うシートを搬送するシート
    搬送装置において、 シートの搬送速度を画像処理部における画像処理速度と
    略同等である第一の搬送速度と、前記画像処理速度より
    も速い第二の搬送速度に切り換え可能であり、 搬送されるシートが所定区間にある間は前記搬送速度の
    切り換えを行わない速度切り換え禁止区間を設けたこと
    を特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 シートが画像処理を行う画像処理部の領
    域にあるときは、前記第一の搬送速度で搬送し、搬送さ
    れるシート後端が前記画像処理部の領域から出たとき
    に、シート先端が前記速度切り換え禁止区間内にない場
    合は前記第二の搬送速度に切り換え、シート先端が前記
    速度切り換え禁止区間内にあるときは前記第一の搬送速
    度のままで搬送することを特徴とする請求項1記載のシ
    ート搬送装置。
  3. 【請求項3】 シートが画像処理を行う画像処理部の領
    域にあるときは、前記第一の搬送速度で搬送し、搬送さ
    れるシート後端が前記画像処理部の領域から出たとき
    に、シート先端が前記速度切り換え禁止区間内にない場
    合は前記第二の搬送速度に切り換え、シート先端が前記
    速度切り換え禁止区間内にあるときは前記第一の搬送速
    度のままで搬送し、その後でシートが前記速度切り換え
    禁止区間から外れたときに前記第二の搬送速度に切り換
    えることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記シートの搬送はステッピングモータ
    を使用し、前記第一の搬送速度から前記第二の搬送速度
    への切り換えは前記ステッピングモータのスローアップ
    処理を行うこととする請求項1乃至請求項3のいずれか
    1項に記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 シートの種類を検知するシート種類検知
    手段を有し、シートの種類に応じて前記速度切り換え禁
    止区間内でのシート搬送速度の切り換えを可能とするこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記シート搬送装置は前記画像処理部に
    対して選択的に取り付け可能であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシート搬送
    装置。
  7. 【請求項7】 シートを搬送して画像処理を行う画像処
    理装置において、 シートを搬送するための請求項1乃至請求項6のいずれ
    か1項に記載のシート搬送装置と、 前記シート搬送装置で搬送されるシートに画像処理する
    画像処理部と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像処理部は、シートに画像を形成
    する画像形成手段またはシートに記載された情報を読み
    取る画像読取手段であることを特徴とする請求項7記載
    の画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271881A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toshiba Corp 画像形成装置、シート搬送制御方法
JP2008536718A (ja) * 2005-04-20 2008-09-11 イーストマン コダック カンパニー デジタル印刷機におけるシート輸送方法
JP2010069723A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Noritsu Koki Co Ltd インクジェットプリンタ

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