JP2003182738A - 一体成形パレット - Google Patents

一体成形パレット

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JP2003182738A
JP2003182738A JP2001386282A JP2001386282A JP2003182738A JP 2003182738 A JP2003182738 A JP 2003182738A JP 2001386282 A JP2001386282 A JP 2001386282A JP 2001386282 A JP2001386282 A JP 2001386282A JP 2003182738 A JP2003182738 A JP 2003182738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構成で、軽量化を図りつつ、フ
ォーク挿入孔内へのフォークの挿脱による桟の破壊を容
易に防止し得る一体成形パレットを提供する。 【解決手段】 一体成形パレット11は、合成樹脂によ
り一体成形され、中央部上部桟36及び中央部下部桟3
7により、中間桁22と中央桁23との間を連結してフ
ォーク挿入孔12を形成させるように構成されている。
中間桁22及び中央桁23の内部には、それぞれ桁2
2,23内を分割しながら補強するように構成された桁
内仕切板26,27が設けられている。中央部下部桟3
7aの両端部と桁22,23の外壁とが接合する接合部
には、中央部下部桟37aの両端縁に沿って上下方向に
延びる平断面略L字状に形成された肉厚部43が設けら
れている。前記肉厚部43の外面は、半径4〜10mm
の平断面円弧状に切り欠かれるように形成されているの
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フォークリフト
のフォークを挿入するためのフォーク挿入孔を備え、瓦
等の積載物を運搬するために使用される一体成形パレッ
トに関するものである。より詳しくは、合成樹脂により
一体成形されるとともに、フォーク挿入孔内へのフォー
クの挿脱により桁間に架設された桟が破壊され難くなる
ように構成された一体成形パレットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のパレットとしては、
合成樹脂により直方体状に一体成形された片面使用4方
差しの合成樹脂製パレットが知られている。この合成樹
脂製パレットは、各コーナ部に隅部桁が立設されている
うえ、縦横に隣接する隅部桁間の中央、すなわちパレッ
トの各側部中央位置に中間桁が立設され、さらに対向す
る中間桁間の中央、すなわちパレットの中心部に中央桁
が立設されている。さらに、これら隣接する桁の上下端
部間には、水平方向に延びる上下一対の上部桟及び下部
桟が架設されており、それら桁及び桟によりフォーク挿
入孔が形成されるようになっている。
【0003】隣接する隅部桁と中間桁との間には、フォ
ーク挿入孔の開口部を構成する上下一対の側部上部桟及
び側部下部桟が設けられ、上型、下型及びスライドコア
からなる成形用金型によって一体成形されるようになっ
ている。一方、隣接する中間桁と中央桁との間には、フ
ォーク挿入孔を構成する上下一対の中央部上部桟及び中
央部下部桟が設けられている。これら中央部上部桟及び
中央部下部桟は、上下に重なり合わない位置に形成され
ており、上型と下型とからなる上下一対の成形用金型に
より一体成形することができるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
パレットでは、フォークリフト又はハンドリフトのフォ
ークをフォーク挿入孔内に挿入する際に、フォークの先
端又はハンドリフトの車輪が、外部からは目視し難い中
央部下部桟に勢いよくぶつかってしまいやすかった。こ
のため、中央部下部桟の端部と桁の外壁との間の接合部
に強い衝撃力が加わって破壊されやすく、パレットの寿
命を著しく短縮してしまう結果となるケースが極めて多
かった。
【0005】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、極めて簡単な構成で、軽量化を図りつつ、
フォーク挿入孔内へのフォークの挿脱による桟の破壊を
容易に防止することができるように構成された一体成形
パレットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の一体成形パレットの発明は、平
面長四角形状に形成された中央桁及び左右一対の隅部桁
を備えるとともに、上部桟及び下部桟により、中央桁の
中央部と、その中央桁に隣接する隅部桁の中央部との間
を連結してフォーク挿入孔を形成させるように構成した
一体成形パレットであって、前記中央桁の内部に桁内を
分割しながら補強するように構成された桁内仕切板を設
けるとともに、前記下部桟の端部と中央桁の外壁とが接
合する接合部を肉厚に形成したことを特徴とするもので
ある。
【0007】請求項2に記載の一体成形パレットの発明
は、四角筒状に形成された中央桁及び中間桁を備えると
ともに、上部桟及び下部桟により、中央桁と、その中央
桁に隣接する中間桁との間を連結してフォーク挿入孔を
形成させるように構成した一体成形パレットであって、
前記中央桁の内部に桁内を分割しながら補強するように
構成された桁内仕切板を設けるとともに、前記下部桟の
端部と中央桁の外壁とが接合する接合部を肉厚に形成し
たことを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の一体成形パレットの発明
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記
接合部を下部桟の端縁に沿って上下方向に延びる平断面
略L字状に形成された肉厚部により構成するとともに、
前記肉厚部の外面を半径4〜10mmの平断面円弧状に
切り欠くように形成したことを特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の一体成形パレットの発明
は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明にお
いて、前記隣接する桁間を複数の下部桟からなる下部デ
ッキにより連結するとともに、その下部デッキの両側部
に位置する下部桟の端部と、中央桁の外壁とが接合する
接合部を肉厚に形成したことを特徴とするものである。
【0010】請求項5に記載の一体成形パレットの発明
は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の発明にお
いて、前記隣接する桁間を複数の下部桟からなる下部デ
ッキにより連結するとともに、前記四角筒状に形成され
た中央桁のコーナ部近傍に位置する下部桟の端部と、中
央桁の外壁とが接合する接合部を肉厚に形成したことを
特徴とするものである。
【0011】請求項6に記載の一体成形パレットの発明
は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明にお
いて、前記隣接する桁間を複数の下部桟からなる下部デ
ッキにより連結するとともに、その下部デッキを構成す
る下部桟のうち最も高さが低い下部桟の端部と、中央桁
の外壁とが接合する接合部を肉厚に形成したことを特徴
とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図2に示すように、一体
成形パレット11は、合成樹脂により直方体状(平面正
方形状)に一体形成されているうえ、片面使用4方差し
の構成となっている。すなわち、このパレット11に
は、フォークリフト及びハンドリフトのフォークを挿入
するためのフォーク挿入孔12が合計4個(2対)設け
られている。さらに、このパレット11の上端面には、
水平方向に略格子状に延びる多数のリブにより四角板状
に形成された上面デッキ13が設けられている。そし
て、このパレット11は、前記上面デッキ13上に図示
しない載置物を載置した状態で、その一側部に開口され
た左右一対のフォーク挿入孔12内にフォークリフト又
はハンドリフトのフォークを挿入して運搬するように構
成されている。
【0013】図1及び図2に示すように、パレット11
の各コーナ部には、四角筒状に形成された隅部桁21が
立設されている。隣接する隅部桁21間の中央位置、す
なわちパレット11の各側部中央には、四角筒状に形成
された中間桁22が立設されている。対向する各一対の
中間桁22の中央位置、すなわちパレット11の中央
(中心部)には、四角筒状に形成された中央桁23が立
設されている。これら隅部桁21、中間桁22及び中央
桁23は、パレット11においてフォーク挿入孔12を
開口させつつ、上面デッキ13を所定高さに支持してい
る。
【0014】図3(a)に示すように、中間桁22は、
四角筒状に形成されているうえ、その内部には中間桁2
2の対向する側部間を縦横に繋ぐ桁内仕切板としての一
対の中間桁内仕切板26が設けられている。これら中間
桁内仕切板26は、中間桁22の各側部内側面中央位置
から突設されているうえ、その上下端縁は中間桁22の
上下端面に沿って延設されている。そして、これら中間
桁内仕切板26により、中間桁22の内部は平面十字状
に仕切られている。
【0015】図3(b)に示すように、中央桁23は、
四角筒状に形成されているうえ、その内部には中央桁2
3の対向する側部間を縦横に繋ぐ桁内仕切板としての一
対の中央桁内仕切板27が設けられている。これら中央
桁内仕切板27は、中央桁23の各側部内側面中央位置
から突設されているうえ、その上下端縁は中央桁23の
上下端面に沿って延設されている。そして、この中央桁
23の内部は、中央桁内仕切板27によって平面十字状
に仕切られている。
【0016】図1及び図2に示すように、隅部桁21と
中間桁22との間には、両桁21,22の上端部間を連
結するように水平方向に延びる複数の側部上部桟31
(図中では9本)が架設されており、上面デッキ13の
側部(周縁部)を構成している。これら側部上部桟31
の下方位置には、両桁21,22の下端部間を連結する
ように水平方向に延びる複数の側部下部桟32(図中で
は8本)が架設されており、両桁21,22の下端部間
を連結する長四角板状(側断面台形状)の下部周縁デッ
キ33を形成している。そして、これら隅部桁21、中
間桁22、側部上部桟31及び側部下部桟32により、
パレット11の各側部にはフォーク挿入孔12の開口部
を構成するフォーク挿入口12aが形成されている。
【0017】中間桁22と中央桁23との間には、両桁
22,23の上端部間を連結するように水平方向に延び
る上部桟としての複数の中央部上部桟36(図中では8
本)が架設されている。隣接する2本の中央部上部桟3
6の上端部間には、水平方向に延びる水平部36aが架
設されており、それら水平部36aによって上面デッキ
13の中央部を構成している。これら中央部上部桟36
の下方位置には、両桁22,23の下端部間を連結する
ように水平方向に延びる下部桟としての複数の中央部下
部桟37(図中では7本)が架設されており、両桁2
2,23の下端部間を連結する長四角板状(側断面台形
状)の下部中央デッキ38を形成している。これら中央
部上部桟36及び中央部下部桟37は、いずれも鉛直方
向に延びる長四角板状に形成されているうえ、平面から
見たとき両桁22,23間を最短距離で結ぶ直線に沿っ
て互いに平行に延びるように架設されている。
【0018】そして、これら中間桁22、中央桁23、
中央部上部桟36及び中央部下部桟37により、パレッ
ト11の中央部には、前記フォーク挿入口12aから水
平方向に延びるフォーク挿入孔12が形成されている。
また、このパレット11の下面には、隣接する桁21,
22,23間を縦横に繋ぐ下部周縁デッキ33及び下部
中央デッキ38により、底面格子状(田字状)に形成さ
れた下面デッキのデッキ面が形成されている。
【0019】図1(b)に示すように、中間桁22と中
央桁23との間を繋ぐ下部中央デッキ38の両側部(外
側部)は、その中央部と比べて低くなる側断面台形状に
形成されている。すなわち、この下部中央デッキ38
は、中央部に設けられた5本の中央部下部桟37の高さ
よりも両側部に設けられた左右一対の中央部下部桟37
aの高さが低くなるように構成されている。さらに、前
記中央部下部桟37aの上端縁と、その中央部下部桟3
7aに内方側に隣接する中央部下部桟37cの上端縁と
の間には、内方側ほど高くなるテーパ形状に形成された
連結板としての傾斜板41が架設されており、ハンドリ
フトの車輪が下部中央デッキ38を円滑に乗り越えられ
るようになっている。
【0020】一方、下部中央デッキ38の中央部に位置
する3本の中央部下部桟37の上端部には、水平方向に
延びる水平部37bが架設されており、それら中央部下
部桟37の強度を高めるとともに、ハンドリフトの車輪
が滑らかに下部中央デッキ38上を乗り越えられるよう
になっている。また、下部中央デッキ38の両側部に位
置する各一対の中央部下部桟37a,37cの対向する
側面間には、中央部下部桟37の長手方向と直交すると
ともに鉛直方向に延びるように設けられた連結リブ42
が架設されており、下部中央デッキ38の強度を高める
ことができるように構成されている。
【0021】図3(a)及び(b)に示すように、前記
下部中央デッキ38の両側部(外側部)に設けられた左
右一対の中央部下部桟37aの両端部には、中間桁22
又は中央桁23の外壁下端部と接合する位置に平断面略
L字状に形成された肉厚部43が設けられている。この
肉厚部43は、ハンドリフトの車輪等により下部中央デ
ッキ38の外側方から内側方へ向かって加えられる衝撃
に対し、中央部下部桟37aの変形及び破壊を防止して
パレット11を補強することができるように構成されて
いる。この肉厚部43は、中央部下部桟37aの両端縁
に沿って上下方向に延びるように延設されているうえ、
底面から見たとき中央部下部桟37aの端部内側面と桁
22,23の外側面との間を滑らかに繋ぐように接合し
ている。
【0022】さらに、この肉厚部43の外面は、平断面
円弧状に切り欠かれるように形成されている。前記肉厚
部43の平断面円弧状に形成された外面を構成する円弧
の半径としては、好ましくは4〜10mm、より好まし
くは4〜6mm、最も好ましくは5mm程度である。こ
の肉厚部43の外面を半径4mm未満の平断面円弧状に
形成した場合には、肉厚部43を構成する合成樹脂量が
少ないことから、中央部下部桟37aの端部と桁22,
23の外壁との間の接合部を十分に補強することができ
ない。逆に肉厚部43の外面を半径10mmを越える平
断面円弧状に形成した場合には、射出成形後の肉厚部4
3にヒケが生じたり、肉厚部43が肉団子状の塊となっ
てしまったりする等の金型成形上の不具合が発生するお
それがある。
【0023】次に、上記一体成形パレット11の作用に
ついて説明する。このパレット11は、図1(a)に示
されるように、中央部上部桟36と中央部下部桟37と
が上下に重なり合わない位置に設けられており、フォー
ク挿入口12aの上下端部を構成する側部上部桟31及
び側部下部桟32を除いて、上型と下型とからなる上下
一対の成形用金型を用いて射出成形することができる。
なお、側部上部桟31及び側部下部桟32の成形におい
ては、前記上型及び下型に加えて別途スライドコアが用
いられる。
【0024】さて、このパレット11は、その一側部に
開口された左右一対のフォーク挿入口12aからフォー
ク挿入孔12内へとフォークリフト又はハンドリフトの
左右一対のフォークを挿入した後、それらフォークを所
定高さに持ち上げて運搬される。このとき、外部からは
目視し難いことから、前記フォークの先端が下部中央デ
ッキ38の中央部下部桟37aの外側面に勢いよくぶつ
かってしまうケースが多い。また、ハンドリフトを用い
る場合には、重量の大きなハンドリフトの車輪を地面と
下部中央デッキ38との間の段差を乗り越えさせるため
にハンドリフトを強い力で勢いよく押す必要があり、必
然的にハンドリフトの車輪が中央部下部桟37aの外側
面に勢いよくぶつかってしまう。
【0025】このとき、前記中央部下部桟37aは、フ
ォークの先端又はハンドリフトの車輪から加えられる一
過性の強い衝撃を受ける。一方、中間桁22及び中央桁
23は、いずれも内部に桁内仕切板26,27が設けら
れることにより分割補強されており、それらの壁面が前
記衝撃を吸収する作用はほとんどない。このため、前記
衝撃は、中央部下部桟37aの端部と桁22,23の壁
面との境に位置する接合部に集中的に伝えられ、桁2
2,23の外壁から中央部下部桟37aをもぎ取って分
離させようとする。しかしながら、前記中央部下部桟3
7aの両端部に設けられた肉厚部43は、前記中央部下
部桟37aに伝えられた衝撃力を受ける最も弱い根元位
置を補強するように設けられていることから、桁22,
23の壁面から中央部下部桟37aがもぎ取られるのを
防止するように作用する。
【0026】また、この作用は、フォーク挿入孔12内
からフォークを抜き出す際にも全く同様に働く。一方、
前記肉厚部43は、冬季に頻発する樹脂成形品に対する
クラックの発生についても極めて効果的に防止し、中央
部下部桟37aの根元にひびが入るのを防止してパレッ
ト11を長期間に渡って不具合なく使用することを可能
にする。
【0027】次に、上記実施形態によって発揮される効
果について説明する。 ・ 実施形態の一体成形パレット11は、合成樹脂によ
り一体成形されるとともに、四角筒状に形成された中央
桁23及び中間桁22を備えている。さらに、中央部上
部桟36及び中央部下部桟37により、中央桁23とそ
の中央桁23に隣接する中間桁22との間を連結してフ
ォーク挿入孔12を形成させるように構成されている。
加えて、中央桁23の内部には桁23内を分割しながら
補強するように構成された中央桁内仕切板27が設けら
れているうえ、中央部下部桟37aの一端部と中央桁2
3の外壁とが接合する一方の接合部が肉厚となるように
形成されている。
【0028】このため、このパレット11は、強度的に
最も弱い中央部下部桟37aの端部を肉厚に成形するの
みの極めて簡単な構成を付加することにより、フォーク
挿入孔12内へのフォークの挿脱時に頻発する中央部下
部桟37aの破壊を容易に防止することができる。さら
に、前記中央部下部桟37aの端部を肉厚にする際に必
要となる合成樹脂の増加量は極めて少量であることか
ら、パレット11の軽量化を十分に図ることが可能であ
る。
【0029】加えて、このパレット11では、前記中央
部下部桟37aの他端部と中間桁22の外壁とが接合す
る他方の接合部も肉厚となるように形成されていること
から、強度的に最も弱い中央部下部桟37a全体の強度
を容易に高めることができる。
【0030】・ このパレット11は、中央部下部桟3
7aの一端部と中央桁23の外壁とが接合する一方の接
合部を、中央部下部桟37aの一端縁に沿って上下方向
に延びる平断面略L字状に形成された肉厚部43により
構成するとともに、その肉厚部43の外面を半径4〜1
0mmの平断面円弧状に切り欠くように形成されてい
る。このため、パレット11の射出成形時における成形
不良を著しく低減させつつ、フォークの先端又はハンド
リフトの車輪によって中央部下部桟37aに加えられる
衝撃に対し、極めて頑強に受け止めることができる。
【0031】特に、樹脂成形品(パレット)の分野にお
いては、壁面と垂直に延びるように突設されたリブの基
端部(根元)外面は、半径が2〜3mm程度の平断面円
弧状に切り欠かれるように形成されるのが一般的であ
る。つまり、半径3mm以下の平断面円弧状に切り欠か
れた基端部を有するリブであっても、様々な方向から加
えられる衝撃や荷重に対し必要かつ十分な強度を発揮す
ることができることから、本実施形態の肉厚部43はそ
の強度をはるかに上回る過剰な程の高い強度を発揮する
ものである。
【0032】加えて、このパレット11では、中央部下
部桟37aの他端部と中間桁22の外壁とが接合する他
方の接合部にも、中央部下部桟37aの他端縁に沿って
上下方向に延びる平断面略L字状に形成された肉厚部4
3が形成されている。さらに、前記肉厚部43の外面が
半径4〜10mmの平断面円弧状に切り欠くように形成
されている。このため、強度的に最も弱い中央部下部桟
37a全体の強度を容易に高めることができる。
【0033】・ このパレット11は、隣接する桁2
2,23間を複数の中央部下部桟37からなる下部中央
デッキ38により連結するとともに、その下部中央デッ
キ38の両側部(外側部)に位置する中央部下部桟37
aの一端部と、中央桁23の外壁とが接合する一方の接
合部に肉厚部43が設けられている。このため、フォー
クの先端又はハンドリフトの車輪が最も頻繁にかつ勢い
よくぶつかる前記中央部下部桟37aが肉厚部43によ
り補強されていることから、極めて簡単な構成で、軽量
化を図りつつ、フォーク挿入孔12内へのフォークの挿
脱による中央部下部桟37aの破壊を容易に防止するこ
とができる。従って、下部中央デッキ38の破壊を容易
に防止することができるうえ、パレット11の寿命を延
命させることが容易である。
【0034】さらに、このパレット11では、前記中央
部下部桟37aの他端部と中間桁22の外壁とが接合す
る他方の接合部も肉厚となるように形成されていること
から、強度的に最も弱い中央部下部桟37a全体の強度
を容易に高めることができる。
【0035】・ このパレット11は、隣接する桁2
2,23間を複数の中央部下部桟37からなる下部中央
デッキ38により連結するとともに、四角筒状に形成さ
れた中央桁23のコーナ部に最も近くに位置する中央部
下部桟37aの一端部と、中央桁23の外壁とが接合す
る一方の接合部に肉厚部43が設けられている。このた
め、フォークの先端又はハンドリフトの車輪が最も頻繁
にかつ勢いよくぶつかる前記中央部下部桟37aが肉厚
部43により補強されていることから、極めて簡単な構
成で、軽量化を図りつつ、フォーク挿入孔12内へのフ
ォークの挿脱による中央部下部桟37aの破壊を容易に
防止することができる。従って、下部中央デッキ38の
破壊を容易に防止することができるうえ、パレット11
の寿命を延命させることが容易である。
【0036】さらに、このパレット11では、前記中央
部下部桟37aの他端部と中間桁22の外壁とが接合す
る他方の接合部も肉厚となるように形成されていること
から、強度的に最も弱い中央部下部桟37a全体の強度
を容易に高めることができる。
【0037】・ このパレット11は、隣接する桁2
2,23間を複数の中央部下部桟37からなる下部中央
デッキ38により連結するとともに、その下部中央デッ
キ38を構成する中央部下部桟37のうち最も高さが低
い中央部下部桟37aの一端部と、中央桁23の外壁と
が接合する一方の接合部に肉厚部43が設けられてい
る。このため、フォークの先端又はハンドリフトの車輪
が最も頻繁にかつ勢いよくぶつかる前記中央部下部桟3
7aが肉厚部43により補強されていることから、極め
て簡単な構成で、軽量化を図りつつ、フォーク挿入孔1
2内へのフォークの挿脱による中央部下部桟37aの破
壊を容易に防止することができる。従って、下部中央デ
ッキ38の破壊を容易に防止することができるうえ、パ
レット11の寿命を延命させることが容易である。
【0038】さらに、このパレット11では、前記中央
部下部桟37aの他端部と中間桁22の外壁とが接合す
る他方の接合部も肉厚となるように形成されていること
から、強度的に最も弱い中央部下部桟37a全体の強度
を容易に高めることができる。
【0039】なお、本実施形態は次のように変更して具
体化することも可能である。 ・ パレット11を両面使用2方差し、片面使用2方差
し又は両面使用4方差しの構成としてもよい。なお、前
記2方差しの構成とする場合には、パレット11の上面
デッキ13の下端部には、いずれも同方向に平行に延び
る平面長方形状に形成された3本の桁が設けられ、平断
面「川」字状に形成される。そして、前記上面デッキ1
3の中央部に位置する中央桁23の中央部と、両側部に
位置する隅部桁としての左右一対の隅部桁の中央部と
を、中央桁23と直交方向に延びる中央部上部桟36及
び中央部下部桟37によって架設するように構成され
る。さらに、前記中央部下部桟37の端部と、中央桁2
3の外壁とが接合する接合部に上記肉厚部43が設けら
れるように構成され、好ましくは前記中央部下部桟37
の両端部と、中央桁23及び前記隅部桁の外壁とが接合
する対向する一対の接合部に肉厚部43が設けられるよ
うに構成される。
【0040】・ 肉厚部43を例えば平断面三角形状に
形成してもよい。 ・ 中央部下部桟37aの一端部に一対の肉厚部43を
設けること。すなわち、下部中央デッキ38の外側部に
位置する中央部下部桟37aの一端部内側面に設けられ
た上記肉厚部43に加え、図3(b)の右下に2点差線
で示されるように同中央部下部桟37aの一端部外側面
にも肉厚部43aを設けること。このように構成した場
合、中央部下部桟37aの強度をより一層高めることが
できる。
【0041】・ 肉厚部43を下部中央デッキ38の中
央部に位置する中央部下部桟37の一端部又は両端部に
設けてもよい。なおこのとき、中央部下部桟37aに設
けられた肉厚部43を省略しても構わない。
【0042】すなわち、例えば、図3(b)に示される
ように、中央部下部桟37aに隣接する中央部下部桟3
7c、又はその中央部下部桟37cの内側方に隣接する
中央部下部桟37dの一端部又は両端部に肉厚部43を
設けてもよい。また、両中央部下部桟37dの間に位置
する中央部下部桟37の一端部又は両端部に肉厚部43
を設けても構わない。
【0043】特に、前記中央部下部桟37aの両端部及
び中央部下部桟37cの両端部に肉厚部43を設けるの
が好ましい。このように構成した場合には、フォーク又
はハンドリフトの車輪によって加えられる衝撃を、前記
傾斜板41及び連結リブ42を介して、前記2本の中央
部下部桟37a,37cと、それら中央部下部桟37
a,37cの両端部の肉厚部43とにより一体的に受け
止めることができる。
【0044】・ 肉厚部43を、パレット11の中央部
に位置する側部下部桟32(パレット11の外側縁に沿
って延びる(最も外端部に位置する)側部下部桟32を
除く)に設けてもよい。また、肉厚部43を、パレット
11の中央部に位置する側部上部桟31(パレット11
の外側縁に沿って延びる(最も外端部に位置する)側部
上部桟31を除く)に設けても構わない。また、肉厚部
43を中央部上部桟36に設けても構わない。
【0045】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。・ 前記桁内仕切板の
両側部を桁の壁面に接合させるとともに、同桁内仕切板
の上下端部を桁の上下端部まで延びるように形成したこ
とを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載
の一体成形パレット。このように構成した場合、桁内仕
切板が上面デッキから下部デッキまで到達する高いリブ
によって構成されていることから、桁の強度を著しく高
めることができる。
【0046】・ 前記桁内仕切板の両側部を桁の対向す
る壁面に接合させるとともに、同桁内仕切板の上下端部
を桁の上下端部まで延びるように形成したことを特徴と
する請求項1から請求項6のいずれかに記載の一体成形
パレット。このように構成した場合、桁内仕切板が上面
デッキから下部デッキまで到達するとともに、桁の対向
する壁面に接合されていることから、桁の強度を著しく
高めることができる。
【0047】・ 前記中央桁に隣接する桁の内部に、桁
内を分割しながら補強するように構成された桁内仕切板
を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のいず
れかに記載の一体成形パレット。
【0048】・ 前記下部桟の両端部と桁の外壁とが接
合する対向する一対の接合部を肉厚に形成したことを特
徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の一体
成形パレット。
【0049】・ 前記中央桁に隣接する桁の内部に、桁
内を分割しながら補強するように構成された桁内仕切板
を設けるとともに、前記下部桟の両端部と桁の外壁とが
接合する対向する一対の接合部を肉厚に形成したことを
特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の一
体成形パレット。
【0050】・ 前記端部が肉厚に形成された下部桟
と、その下部桟に隣接する下部桟との間に連結板を設け
たことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに
記載の一体成形パレット。
【0051】・ 前記最も高さが低い下部桟の上端縁か
ら、その下部桟に隣接する下部桟の上端縁に向かって斜
め上方に延びる傾斜板を設けたことを特徴とする請求項
6に記載の一体成形パレット。
【0052】・ 前記端部が肉厚に形成された下部桟の
一側面と、その下部桟に隣接する下部桟の対向する側面
との間に連結リブを設けたことを特徴とする請求項1か
ら請求項6のいずれかに記載の一体成形パレット。
【0053】・ 前記上部桟の上面に載置物を載置する
ための上面デッキを設けるとともに、フォーク挿入孔を
4個設け、片面使用4方差しの構成としたことを特徴と
する請求項2から請求項6のいずれかに記載の一体成形
パレット。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1から請求項6に
記載の発明の一体成形パレットによれば、極めて簡単な
構成で、軽量化を図りつつ、フォーク挿入孔内へのフォ
ークの挿脱による桟の破壊を容易に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は実施形態の一体成形パレットの一部
を示す底面図、(b)は図1(a)の1b−1b線から
見た一体成形パレットを示す側断面図。
【図2】 実施形態の一体成形パレットを示す斜視図。
【図3】 (a)は実施形態の一体成形パレットの中間
桁を示す底面図、(b)は同じく中央桁を示す底面図。
【符号の説明】
11…一体成形パレット、12…フォーク挿入孔、22
…中間桁、23…中央桁、27…桁内仕切板としての中
央桁内仕切板、36…上部桟としての中央部上部桟、3
7,37a,37c,37d…下部桟としての中央部下
部桟、38…下部デッキとしての下部中央デッキ、4
3,43a…肉厚部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面長四角形状に形成された中央桁及び
    左右一対の隅部桁を備えるとともに、 上部桟及び下部桟により、中央桁の中央部と、その中央
    桁に隣接する隅部桁の中央部との間を連結してフォーク
    挿入孔を形成させるように構成した一体成形パレットで
    あって、 前記中央桁の内部に桁内を分割しながら補強するように
    構成された桁内仕切板を設けるとともに、 前記下部桟の端部と中央桁の外壁とが接合する接合部を
    肉厚に形成したことを特徴とする一体成形パレット。
  2. 【請求項2】 四角筒状に形成された中央桁及び中間桁
    を備えるとともに、 上部桟及び下部桟により、中央桁と、その中央桁に隣接
    する中間桁との間を連結してフォーク挿入孔を形成させ
    るように構成した一体成形パレットであって、 前記中央桁の内部に桁内を分割しながら補強するように
    構成された桁内仕切板を設けるとともに、 前記下部桟の端部と中央桁の外壁とが接合する接合部を
    肉厚に形成したことを特徴とする一体成形パレット。
  3. 【請求項3】 前記接合部を下部桟の端縁に沿って上下
    方向に延びる平断面略L字状に形成された肉厚部により
    構成するとともに、前記肉厚部の外面を半径4〜10m
    mの平断面円弧状に切り欠くように形成したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の一体成形パレッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記隣接する桁間を複数の下部桟からな
    る下部デッキにより連結するとともに、 その下部デッキの両側部に位置する下部桟の端部と、中
    央桁の外壁とが接合する接合部を肉厚に形成したことを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の一
    体成形パレット。
  5. 【請求項5】 前記隣接する桁間を複数の下部桟からな
    る下部デッキにより連結するとともに、 前記四角筒状に形成された中央桁のコーナ部近傍に位置
    する下部桟の端部と、中央桁の外壁とが接合する接合部
    を肉厚に形成したことを特徴とする請求項2から請求項
    4のいずれかに記載の一体成形パレット。
  6. 【請求項6】 前記隣接する桁間を複数の下部桟からな
    る下部デッキにより連結するとともに、 その下部デッキを構成する下部桟のうち最も高さが低い
    下部桟の端部と、中央桁の外壁とが接合する接合部を肉
    厚に形成したことを特徴とする請求項1から請求項5の
    いずれかに記載の一体成形パレット。
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