JP2003182620A - 車両の操舵装置 - Google Patents

車両の操舵装置

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JP2003182620A JP2001389962A JP2001389962A JP2003182620A JP 2003182620 A JP2003182620 A JP 2003182620A JP 2001389962 A JP2001389962 A JP 2001389962A JP 2001389962 A JP2001389962 A JP 2001389962A JP 2003182620 A JP2003182620 A JP 2003182620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作部材の操作許容量を設計上の必要性やドラ
イバーの好み等に応じて任意に設定することができ、そ
の設定値に応じて操舵特性を変化させることができる車
両の操舵装置を提供できる。 【解決手段】操舵用アクチュエータ2の動きを舵角変化
が生じるように車輪4に伝達する。操作部材1の中立位
置からの操作許容量が設定変更可能とされる。操作部材
1の操作量に対する車輪4の転舵量の比は、操作部材1
の中立位置からの操作許容量の設定値の大きさが大きく
なる程に小さくされる。操作部材1の中立位置からの操
作量が設定された操作許容量に至った時、その操作部材
の中立位置から離れる方向への操作を阻止する操作反力
が発生するように操作用アクチュエータ19を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータの
制御により車両の操舵特性を変更可能な車両の操舵装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】操作部材の操作に応じた操舵用アクチュ
エータの動きを車輪に舵角が変化するように伝達する際
に、操作部材の操作量と車輪の転舵量との比を変化させ
ることで操舵特性を変更可能な車両の操舵装置が提案さ
れている。そのような操舵装置として、操作部材を車輪
に機械的に連結しない所謂ステアバイワイヤシステムを
採用したものと機械的に連結したものとがある。ステア
バイワイヤシステムを採用した操舵装置においては、ス
テアリングホイールを模した操作部材を車輪に機械的に
連結することなく、操舵用アクチュエータの動きを、そ
の動きに応じて舵角が変化するように車輪に伝達し、そ
の伝達に際して操舵用アクチュエータを制御することで
操作量と転舵量との比を変更している。また、操作部材
を車輪に機械的に連結した操舵装置においては、ステア
リングホイールの操作に応じた入力シャフトの回転を出
力シャフトに遊星ギヤ機構等の伝達比可変機構を介して
伝達し、その伝達に際して遊星ギヤ機構を構成するリン
グギヤ等を駆動する操舵用アクチュエータを制御するこ
とで操作量と転舵量との比を変更している。
【0003】ステアバイワイヤシステムを採用した操舵
装置においては、車輪と路面との間の摩擦に基づく操舵
抵抗やセルフアライニングトルクは操作部材に伝達され
ない。また、ステアリングホイールと車輪とが伝達比可
変機構を介して機械的に連結されている操舵装置におい
ては、その操舵抵抗やセルフアライニングトルクは操作
部材の操作量に対応しない。そのため、ドライバーに適
正な操舵フィーリングを与える手段が必要になる。そこ
で、その操作部材を中立位置へ復帰させる方向に作用す
る反力を発生する操作用アクチュエータを設け、ドライ
バーに操舵フィーリングを与えている。
【0004】ステアバイワイヤシステムを採用した操舵
装置において、操作部材の操作量と車輪の転舵量との比
を車速のような車両運転条件に応じて変化させ、また、
車輪の転舵量が最大である時に操作反力を急増させるこ
とで操作部材の過剰操作を阻止することが提案されてい
る(特開平4−133864号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の操
舵装置においては、操作部材の操作許容量を設計上の必
要性、ドライバーの好み、走行経路の状況等に応じて任
意に設定することができないという問題がある。本発明
は、上記課題を解決することのできる車両の操舵装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、操作部材と、
その操作部材の操作に応じて駆動される操舵用アクチュ
エータと、その操舵用アクチュエータの動きを舵角変化
が生じるように車輪に伝達する機構と、その操作部材の
中立位置復帰方向へ作用する操作反力を発生する操作用
アクチュエータと、その操作部材の中立位置からの操作
量を検出する手段と、その操舵用アクチュエータと操作
用アクチュエータの制御系とを備え、その操舵用アクチ
ュエータは、操作部材の操作量と車輪の転舵量との比が
変化するように制御可能とされ、その操作用アクチュエ
ータは操作反力が変化するように制御可能とされている
車両の操舵装置において、その操作部材の中立位置から
の操作許容量が設定変更可能とされ、その操作部材の操
作量に対する車輪の転舵量の比は、その操作許容量の設
定値の大きさが大きくなる程に小さくされ、その操作部
材の中立位置からの操作量が設定された操作許容量に至
った時、その操作部材の中立位置から離れる方向への操
作を阻止する操作反力が発生するように操作用アクチュ
エータが制御されることを特徴とする。本発明によれ
ば、操作部材の中立位置からの操作許容量を、車両の特
性や種類等に応じた設計上の必要性を充足する値に設定
できる。しかも、操作部材の操作量に対する車輪の転舵
量の比を、操作部材の中立位置からの操作許容量の設定
値の大きさが大きくなる程に小さくすることで、その設
定値に応じた操舵特性を得ることができる。
【0007】その操作部材の中立位置からの操作許容量
の設定値は、手動操作スイッチの操作により変更可能と
されているのが好ましい。これにより、操作部材の操作
許容量をドライバーの好みに応じて任意に設定できる。
【0008】車両の現在位置を求める手段と、予め定め
た車両走行経路と、その車両走行経路における予め定め
た操作部材の中立位置からの操作許容量の設定値とを対
応付けて記憶する手段とを備え、その操作部材の中立位
置からの操作許容量の設定値を、現在の車両走行経路に
対応付けて記憶された設定値に一致させることが可能と
されているのが好ましい。これにより、操作部材の操作
許容量を走行経路の状況に応じて設定できる。
【0009】操作部材の操作トルクを検出する手段を備
え、その操作部材の中立位置からの操作量が設定された
操作許容量である時、その操作トルクと大きさが等しく
方向が逆のトルクが操作反力に基づき操作部材に作用す
るように前記操作用アクチュエータが制御されるのが好
ましい。これにより、操作部材の操作量が操作許容量で
ある時に操作部材の操作を確実に阻止できる。
【0010】その車輪の転舵量を検出する手段を備え、
その操作部材の中立位置からの操作量が設定された操作
許容量である時、その車輪の転舵量が設定最大値とされ
るのが好ましい。これにより、操作部材の操作許容量の
設定値の如何に関わらず、車輪の最大転舵量を機械的な
制限を受けるまで可及的に大きくできる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の第1実施形態
の車両の操舵装置は、ステアリングホイールを模した操
作部材1と、その操作部材1の操作に応じて駆動される
操舵用アクチュエータ2と、その操舵用アクチュエータ
2の動きを、その操作部材1を前部左右車輪4に機械的
に連結することなく、舵角変化が生じるように前部左右
車輪4に伝達する機構としてステアリングギヤ3とを備
える。その車輪4の転舵量の大きさはストッパー(図示
省略)により機械的に一定以下に制限される。
【0012】操舵用アクチュエータ2は、例えば公知の
ブラシレスモータ等の電動モータにより構成できる。そ
のステアリングギヤ3は、その操舵用アクチュエータ2
の出力シャフトの回転運動をステアリングロッド7の直
線運動に変換する例えばボールネジ機構等の運動変換機
構により構成されている。そのステアリングロッド7の
動きがタイロッド8とナックルアーム9を介して車輪4
に伝達され、車輪4のトー角が変化する。そのステアリ
ングギヤ3は、公知のものを用いることができ、操舵用
アクチュエータ2の動きを舵角が変化するように前部左
右車輪4に伝達できれば構成は限定されない。操舵用ア
クチュエータ2が駆動されていない状態では、前部左右
車輪4はセルフアライニングトルクにより直進位置に復
帰できるようにホイールアラインメントが設定されてい
る。
【0013】操作部材1は、車体側により回転可能に支
持される回転シャフト10に連結されている。その回転
シャフト10に操作用アクチュエータ19の出力シャフ
トが一体化されている。その操作用アクチュエータ19
は操作部材1の中立位置復帰方向へ作用する操作反力を
発生する。その操作用アクチュエータ19はブラシレス
モータ等の電動モータにより構成できる。
【0014】操作部材1の操作量として中立位置からの
操作角δhを検出する角度センサ11が設けられてい
る。車輪4の転舵量として舵角δを検出する舵角センサ
13が設けられ、本実施形態では、その舵角δとして車
輪4の転舵量に対応するステアリングロッド7の移動量
を検出する。操作部材1の操作反力に対応する操作トル
クThとして回転シャフト10により伝達されるトルク
を検出するトルクセンサ44が設けられている。その角
度センサ11、舵角センサ13、トルクセンサ44は、
コンピュータにより構成される制御装置20に接続され
る。その操作角δh、舵角δ、操作トルクThの符号
は、中立位置から左右一方への操舵時は正、左右他方へ
の操舵時は負とされる。
【0015】制御装置20は、操作反力が車両運転条件
に応じて変化するように駆動回路23を介して操作用ア
クチュエータ19を制御する制御系を構成する。本実施
形態では、その運転条件は操作角δhとされ、操作反力
は操作角δhの増減に応じて増減し、制御装置20は操
作角δhに相関する操作反力目標値として目標操作トル
クTh* を求める。例えば図2に示す操作角δhと目標
操作トルクTh* との関係が制御装置20に記憶され、
その記憶した関係と検出操作角δhとから制御装置20
は目標操作トルクTh* を求める。なお、車両運転条件
は操作角δhに限定されず、例えば車速センサを設け、
操作角δhと車速とに目標操作トルクTh * が相関する
ようにしてもよい。また、通常操舵時は一定の操作反力
を付与するようにしてもよい。
【0016】その制御装置20に手動操作スイッチ30
が接続されている。その手動操作スイッチ30の操作に
より、操作部材1の中立位置からの操作許容量の設定値
が変更可能とされている。例えば、その設定値は±90
度〜±360度の範囲において無段階あるいは一定角度
毎に設定可能とされる。その操作部材1の中立位置から
の操作量が設定された操作許容量に至った時、その操作
部材1の中立位置から離れる方向への操作を阻止する操
作反力が発生するように操作用アクチュエータ19が制
御される。本実施形態では、操作トルクThと大きさが
等しく方向が逆のトルクが操作反力に基づき操作部材1
に作用するように操作用アクチュエータ19が制御され
る。
【0017】制御装置20は、駆動回路22を介して操
舵用アクチュエータ2を制御する制御系を構成する。制
御装置20は、操作角δhと目標舵角δ* と操作部材1
の中立位置からの操作許容量の設定値との間の予め定め
た関係を記憶する。その関係に従って操舵用アクチュエ
ータ2を制御することで、検出舵角δと目標舵角δ*
の偏差をなくすように駆動回路22を介して操舵用アク
チュエータ2の駆動信号を出力する。また、操作部材1
の操作量に対する車輪の転舵量の比、すなわち操作角δ
hに対する舵角δの比δ/δhは、操作部材1の中立位
置からの操作許容量の設定値の大きさが大きくなる程に
小さくなる。例えば図3において、操作角δhと目標舵
角δ* との間の関係は、操作部材1の中立位置からの操
作許容量の設定値δhmaxが360度の時は実線で示
すものとされ、その設定値δhmaxが90度の時は破
線で示すものとされる。さらに、操作部材1の中立位置
からの操作量が設定された操作許容量である時、車輪4
の転舵量は設定最大値とされ、例えば図3において目標
舵角δ* が最大値δ* max=30度とされる。その車
輪4の転舵量の設定最大値は、ストッパーにより転舵が
機械的に制限される時の車輪4の転舵量に対応する。
【0018】図4のフローチャートを参照して制御装置
20による操舵用アクチュエータ2と操作用アクチュエ
ータ19の制御手順を説明する。まず、各センサによる
検出値を読み込み(ステップS1)、手動操作スイッチ
30の操作により設定された操作部材1の中立位置から
の操作許容量の設定値δhmaxを読み込み(ステップ
S2)、その設定値δhmaxに応じて検出操作角δh
に対応する目標舵角δ* を演算し(ステップS3)、そ
の目標舵角δ* と検出舵角δとの偏差を低減するように
操舵用アクチュエータ2を制御する(ステップS4)。
次に、検出操作角δhが操作許容量の設定値δhmax
に至ったか否かを判断し(ステップS5)、設定値δh
maxに至っていなければ操作角δhに応じた目標操作
トルクTh* を演算し(ステップS6)、その目標操作
トルクTh* と検出操作トルクThとの偏差を低減する
ように操作用アクチュエータ19を制御する(ステップ
S7)。そして制御を終了するか否かを判断し(ステッ
プS8)、終了しない場合はステップS1に戻る。ステ
ップS5において検出操作角δhが設定値δhmaxに
至っていれば、検出操作トルクThと大きさが等しく方
向が反対のトルク−Thを目標操作トルクTh* とし
(ステップS9)、操作用アクチュエータ19を制御す
る。
【0019】上記実施形態によれば、操作部材1の中立
位置からの操作許容量を、手動操作スイッチ30の操作
により、車両の特性や種類等に応じた設計上の必要性を
充足する値に設定したり、ドライバーの好みに応じて任
意に設定できる。しかも、操作部材1の操作量に対する
車輪4の転舵量の比を、操作部材1の中立位置からの操
作許容量の設定値の大きさが大きくなる程に小さくする
ことで、その設定値に応じた操舵特性を得ることができ
る。すなわち、その設定値の大きさを大きくすることで
走行安定性を向上し、その設定値の大きさを小さくする
ことで車両の旋回性能を向上できる。また、操作部材1
の操作量が操作許容量である時は、操作トルクThと大
きさが等しく方向が逆のトルクを作用させることで操作
部材1の操作を確実に阻止できる。さらに、操作部材1
の中立位置からの操作量が設定された操作許容量である
時、車輪4の転舵量が設定最大値とされるので、操作部
材1の操作許容量の設定値の如何に関わらず、車輪4の
転舵量の設定最大値をストッパーにより機械的な制限を
受けるまで可及的に大きくできる。
【0020】本発明の第2実施形態の車両の操舵装置と
して、上記第1実施形態における手動操作スイッチ30
に代えて、図1において2点鎖線で示すように制御装置
20に車両の現在位置を求める手段として測位装置21
を接続してもよい。その測位装置21としては、例えば
GPSを利用して測位する市販のカーナビゲーション装
置を用いることができる。
【0021】制御装置20は、予め定めた車両走行経路
と、その車両走行経路における予め定めた操作部材1の
中立位置からの操作許容量の設定値とを対応付けて記憶
する。その予め定める車両走行経路としては、市販のカ
ーナビゲーション装置に記憶されている走行経路情報を
利用できる。その予め定める操作部材1の中立位置から
の操作許容量の設定値は、例えば、真直な道や曲率の小
さなカーブにより主に構成される高速道路や自動車専用
道路等では大きくし、曲率の大きなカーブの多い山道等
では小さくするといった基準に従って定める。
【0022】制御装置20は、操作部材1の中立位置か
らの操作許容量の設定値を、測位装置21により求めた
現在の車両走行経路に対応付けて記憶された設定値に一
致させる。制御装置20による操舵用アクチュエータ2
と操作用アクチュエータ19の制御手順は、第1実施形
態における図4のフローチャートにおけるステップS2
において、操作部材1の中立位置からの操作許容量の設
定値として手動操作スイッチ30の操作により設定され
た値δhmaxを読み込むのに代えて、測位装置21に
より求めた現在の車両走行経路に対応付けて記憶された
設定値δhmaxを読み出す。これにより、操作部材1
の操作許容量を走行経路の状況に応じて設定できる。他
は第1実施形態と同様とされる。
【0023】本発明は上記各実施形態に限定されない。
例えば図5の変形例に示すように、操作部材であるステ
アリングホイールHが車輪(図示省略)に機械的に連結
され、且つ、操作部材の操作量と車輪の転舵量との比を
変化させることができる操舵装置101に本発明を適用
してもよい。そのステアリングホイールHの操作に応じ
た入力シャフト102の回転は、回転伝達機構130に
より出力シャフト111に伝達され、その出力シャフト
111の回転が車輪に舵角が変化するようにステアリン
グギヤ(図示省略)により伝達される。そのステアリン
グギヤはラックピニオン式ステアリングギヤやボールス
クリュー式ステアリングギヤ等の公知のものを用いるこ
とができる。その回転伝達機構130の構成要素をモー
タ(操舵用アクチュエータ)139により駆動すること
で、そのモータ139の動きが車輪に舵角が変化するよ
うに伝達される。その入力シャフト102と出力シャフ
ト111は互いに同軸心に隙間を介して配置され、ベア
リング107、108、112、113を介してハウジ
ング110により支持されている。その回転伝達機構1
30は、本変形例では遊星ギヤ機構とされ、サンギヤ1
31とリングギヤ132とに噛み合う遊星ギヤ133を
キャリア134により保持する。そのサンギヤ131
は、入力シャフト102の端部に同行回転するように連
結されている。そのキャリア134は、出力シャフト1
11に同行回転するように連結されている。そのリング
ギヤ132は、入力シャフト102を囲むホルダー13
6にボルト362を介して固定されている。そのホルダ
ー136は、入力シャフト102を囲むようにハウジン
グ110に固定された筒状部材135によりベアリング
109を介して支持されている。そのホルダー136の
外周にウォームホイール137が同行回転するように嵌
め合わされている。そのウォームホイール137に噛み
合うウォーム138がハウジング110により支持され
ている。そのウォーム138がハウジング110に取り
付けられたモータ139により駆動される。そのステア
リングホイールHの操作反力に対応する操作トルクとし
て入力シャフト102により伝達されるトルクを検出す
るトルクセンサ144が設けられている。また、そのス
テアリングホイールHの中立位置復帰方向へ作用する操
作反力を発生する操作用アクチュエータ119が設けら
れている。上記モータ139と操作用アクチュエータ1
19の制御に本発明を適用できる。
【0024】また、上記各実施形態において、操作部材
の中立位置から離れる方向への操作を阻止する操作反力
として、車両運転条件に応じた操作反力よりも大きな操
作反力を作用させるようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、操作部材の操作許容量
を設計上の必要性、ドライバーの好み、走行経路の状況
等に応じて任意に設定することができ、その設定値に応
じて操舵特性を変化させることができ、また、何れの設
定値においても車輪の転舵量を機械的な制限を受けるま
で可及的に大きくでき、操作部材の過剰操作を確実に防
止できる車両の操舵装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両の操舵装置の構成
説明図
【図2】本発明の第1実施形態の車両の操舵装置におけ
る操作角と目標操作トルクとの関係を示す図
【図3】本発明の第1実施形態の車両の操舵装置におけ
る操作角と目標舵角との関係を示す図
【図4】本発明の第1実施形態の車両の操舵装置におけ
る制御装置による操舵用アクチュエータと操作用アクチ
ュエータの制御手順を示すフローチャート
【図5】本発明の変形例の車両の操舵装置の構成説明図
【符号の説明】
1 操作部材 2 操舵用アクチュエータ 3 ステアリングギヤ 4 車輪 19、119 操作用アクチュエータ 20 制御装置 21 測位装置 30 手動操作スイッチ 44 トルクセンサ 139 モータ H ステアリングホイール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作部材と、その操作部材の操作に応じて
    駆動される操舵用アクチュエータと、その操舵用アクチ
    ュエータの動きを舵角変化が生じるように車輪に伝達す
    る機構と、その操作部材の中立位置復帰方向へ作用する
    操作反力を発生する操作用アクチュエータと、その操作
    部材の中立位置からの操作量を検出する手段と、その操
    舵用アクチュエータと操作用アクチュエータの制御系と
    を備え、その操舵用アクチュエータは、操作部材の操作
    量と車輪の転舵量との比が変化するように制御可能とさ
    れ、その操作用アクチュエータは操作反力が変化するよ
    うに制御可能とされている車両の操舵装置において、そ
    の操作部材の中立位置からの操作許容量が設定変更可能
    とされ、その操作部材の操作量に対する車輪の転舵量の
    比は、その操作許容量の設定値の大きさが大きくなる程
    に小さくされ、その操作部材の中立位置からの操作量が
    設定された操作許容量に至った時、その操作部材の中立
    位置から離れる方向への操作を阻止する操作反力が発生
    するように操作用アクチュエータが制御されることを特
    徴とする車両の操舵装置。
  2. 【請求項2】その操作部材の中立位置からの操作許容量
    の設定値は、手動操作スイッチの操作により変更可能と
    されている請求項1に記載の車両の操舵装置。
  3. 【請求項3】車両の現在位置を求める手段と、予め定め
    た車両走行経路と、その車両走行経路における予め定め
    た操作部材の中立位置からの操作許容量の設定値とを対
    応付けて記憶する手段とを備え、その操作部材の中立位
    置からの操作許容量の設定値を、現在の車両走行経路に
    対応付けて記憶された設定値に一致させることが可能と
    されている請求項1に記載の車両の操舵装置。
  4. 【請求項4】操作部材の操作トルクを検出する手段を備
    え、その操作部材の中立位置からの操作量が設定された
    操作許容量である時、その操作トルクと大きさが等しく
    方向が逆のトルクが操作反力に基づき操作部材に作用す
    るように前記操作用アクチュエータが制御される請求項
    1〜3の中の何れかに記載の車両の操舵装置。
  5. 【請求項5】その車輪の転舵量を検出する手段を備え、
    その操作部材の中立位置からの操作量が設定された操作
    許容量である時、その車輪の転舵量が設定最大値とされ
    る請求項1〜4の中の何れかに記載の車両の操舵装置。
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