JP2003181852A - ハニカム芯材の製造方法及び製造装置 - Google Patents

ハニカム芯材の製造方法及び製造装置

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JP2003181852A
JP2003181852A JP2001380205A JP2001380205A JP2003181852A JP 2003181852 A JP2003181852 A JP 2003181852A JP 2001380205 A JP2001380205 A JP 2001380205A JP 2001380205 A JP2001380205 A JP 2001380205A JP 2003181852 A JP2003181852 A JP 2003181852A
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渡辺  哲
Takashi Bando
隆 坂東
Kozo Nakano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハニカム体の空間部に発泡体を端部から凹ませ
て形成する。 【解決手段】コンベア1の搬送面に沿って弾性部材4を
設け、該弾性部材上に隔置用部材(5、6)を敷設し又
は敷設しないで発泡液3を流延してハニカム体2を載置
し、該ハニカム体2を前記弾性部材4に対し押圧した状
態で前記発泡液3を発泡させ、ハニカム体2のセル空間
部に発泡体11を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハニカム芯材の製
造方法及び製造装置、並びに該製造方法で製造されたハ
ニカム芯材を用いたハニカムパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、優れた断熱性、軽量性及び遮
音性を有し強度的にも優れている建築材料や各種の断熱
材料として、ハニカムパネルが知られている。このハニ
カムパネルは、一般にはハニカム体の両側に表面材を接
着し補強した複合構造体であるが、断熱性や強度等を向
上させるために、ハニカム体の空間部に無機質発泡体や
ポリウレタン、フェノール等の有機質発泡体を形成した
ハニカム芯材が用いられている。
【0003】かかるハニカム芯材の製造方法の一つとし
て、例えば特開平3−7312号公報がある。この方法
によれば、発泡液をコーティングしたシート状の上面材
をハニカム体に当接し、ハニカム体の下面には別の下面
材を当接した状態で発泡液を発泡させることにより、ハ
ニカム体の空間部に発泡体を形成している。従来の方法
は、発泡液又は発泡原料の種類により細かい発泡条件は
異なっても、特に発泡液の場合、基本的には図5に例示
するようにハニカム体2の下端部が平板21に接した状
態で、平板21上に流延した発泡液をハニカム体2のセ
ル空間内において発泡させることにより発泡体11を形
成している。
【0004】この結果、ハニカム芯材の少なくとも下部
においては、セル内の発泡体11は図5のようにハニカ
ム体2の下端面と同一に形成される。すなわち、平板2
1と接触しているハニカム芯材の下面では、発泡体11
は平板21に接触して成形されるため、発泡体11とハ
ニカム体2の下端部とが同一面になっている。さらに、
発泡時にハニカム体2が平板21に対し十分に押え付け
られていないと、発泡体11がハニカム体2の下端面か
ら外側に溢れでるために、ハニカム芯材の厚さが不揃い
になることがある。
【0005】なお、ハニカム芯材の上部は、ハニカム体
2の上端面と発泡体11との間に適当な空間ができるよ
うに発泡液量が調節されるので、発泡体11は図5に示
すようにハニカム体2の上端より凹んで成形される場合
もあるし、セル一杯に充填される場合もある。特に、発
泡体11がセル一杯に充填される場合には、発泡圧によ
りハニカム体2の上端面から外側に溢れやすい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ハニカムパネルは、前
記ハニカム芯材に表面材を接着して製造される。この場
合、ハニカム芯材に接着剤を塗布して表面材を接着する
とき、表面材はハニカム芯材のハニカム体と接着されて
いればよい。
【0007】しかしながら、ハニカム芯材に表面材を接
着するときの接着剤は、機械的に塗布するために、接着
剤の塗布面が図5のハニカム芯材下部のようにハニカム
体と発泡体が同一面に形成されていると、接着剤はハニ
カム体と一緒に発泡体にも塗布される。つまり、ハニカ
ム芯材の表面材接着面全体に接着剤が一様に塗布され
る。その結果、本来ハニカム体だけの接着剤で済むもの
が、多量の接着剤が必要となる。特に、発泡体の表面は
微細な凹凸を有する多孔質であるので、接着剤の塗布量
はハニカム体に対する塗布量に比べて数倍から数十倍と
なる。
【0008】従来のハニカム芯材の製造方法では、この
ようにハニカム芯材の発泡体がハニカム体の下端部と同
一又はわずかに突出しているために、接着剤を機械的に
塗布する場合にハニカム体だけに塗布できない。つま
り、発泡体への塗布を回避することは困難である。その
結果、多量の接着剤が必要となり、ハニカム芯材のコス
トが高くなるとともに、さらに接着剤の使用量が多くな
る分、ハニカム芯材が重くなるという問題があった。
【0009】また、発泡体がハニカム体から溢れ出てハ
ニカム体の下端部より突出している場合には、同様に接
着剤の塗布量が多くなるばかりでなく、表面材は発泡体
に接着されハニカム体に接着されないため、本来の接着
強度が発現しない。また、突出している発泡体のために
表面材に凹凸が生じて外観が悪くなるとともに、ハニカ
ムパネルの厚みが不揃いとなり、所望の寸法精度が得ら
れないという問題があった。
【0010】ハニカム芯材のハニカム体のみに接着剤を
機械的に塗布し、発泡体部への塗布を防止して表面材を
ハニカム体だけと接着するようにするためには、発泡体
がハニカム体の下端部より凹んで形成されるのが望まし
い。ところが、前記問題の解決のために、発泡体をハニ
カム体の下端部より凹ませて形成したハニカム芯材及び
このようなハニカム芯材を工業的に製造する方法は知ら
れていない。
【0011】
【課題を解決する手段】本発明は、前記課題を解決する
ためになされたもので、平板の上に弾性部材を設け、該
弾性部材上に隔置用部材を敷設し又は敷設しないで発泡
液を流延してハニカム体を載置し、該ハニカム体を前記
弾性部材に対し押圧した状態で前記発泡液を発泡させ、
ハニカム体のセル空間部に発泡体を形成することを特徴
とするハニカム芯材の製造方法である。
【0012】さらに、本発明は、搬送面に弾性部材を具
備したコンベアと、該コンベアの前記弾性部材上に隔置
用部材を供給する手段と、該隔置用部材の上に発泡液を
供給する発泡液供給器と、前記隔置用部材の上に流延し
た発泡液上に載置されたハニカム体を、コンベアで移送
中に前記弾性部材に対して押し付ける押圧手段とを有
し、ハニカム体の下端部を前記弾性部材に押し込んだ状
態で発泡液を発泡させて、ハニカム体のセル空間部に発
泡体を形成するように構成したことを特徴とするハニカ
ム芯材の製造装置を提供する。
【0013】さらにまた、本発明は、ハニカム体のセル
空間部に発泡体を形成したハニカム芯材に、表面材がハ
ニカム体に表面材と前記発泡体との間に空間を設けて接
着されていることを特徴とするハニカムパネルを提供す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、発泡液を発泡させてハ
ニカム体の空間部に発泡体を形成する場合に、ハニカム
体の少なくとも下に弾性部材を設けてハニカム体を弾性
部材に対し押し付けた状態で発泡液を発泡させることを
特徴とする。弾性部材の上でハニカム体を上方から押さ
えると、ハニカム体の下端部(ハニカムエッジ)が当た
る部分の弾性部材は押し込まれるため、その他の部分の
弾性部材はハニカム体のセル空間部、すなわちセル内に
その一部が侵入した状態になる。この状態で発泡液を発
泡させることにより、発泡体をセル空間部にハニカム体
の下端部より凹ませて形成できる。
【0015】本発明において、弾性部材の好ましい例と
しては、ポリエチレン、ポリウレタン、ネオプレンなど
の各種フォーム等が挙げられる。所望の弾性が得られれ
ば、フォームは独立気泡又は連続気泡のいずれでもよ
い。発泡体の凹みが効果的に得られる点で、通常は軟質
のフォームが好ましく使用できる。
【0016】弾性部材の弾性力(反発力)が小さすぎる
と、発泡液の発泡圧に十分に抗しきれなくなるために、
発泡体をハニカム体の下端部より凹ませて形成すること
が困難になる。一方、反発力が大きすぎると、ハニカム
体を弾性部材に押え付けるのに、大きな押圧力が必要と
なり、ハニカム体の材質や強度にも影響する。このた
め、ハニカム体の強度、セル空間の断面積及び発泡液の
発泡圧などを考慮して、発泡液の発泡圧より大きくなる
ように適切な反発力が得られる弾性部材を選定する。通
常この反発力としては、70%圧縮時の圧縮強度が0.
01〜1kg/cm2のもので、圧縮後回復率が98%
以上のものが好ましい。
【0017】また、弾性部材の厚さは特に限定されない
で、主にハニカム体の厚さやセル空間の断面積に合わせ
て適宜決めることができる。しかし、弾性部材の厚さが
薄くなると、ハニカム体の下端部が弾性部材に十分に押
し込まれなくなるので、発泡体をハニカム体の下端部よ
り十分に凹ませて形成することが困難となる。したがっ
て、弾性部材としての機能が得られるためには、約2m
m以上の厚さが望ましい。
【0018】前記弾性部材を例えばコンベアの搬送面で
形成される平板とハニカム体との間に設ける場合、その
方法は次の二つに大別される。その一つは、弾性部材を
コンベアの搬送面に接着しコンベアと一体にする方法で
あり、他はコンベアと一体化しない方法である。後者
は、例えば無端状の弾性部材をコンベアの搬送面に乗載
してコンベアと同期移動させることにより達成される。
このように弾性部材をコンベアに一体化しないで用いる
ときは、一般に長条の弾性部材が必要になるとともに、
この弾性部材を移動させるための駆動源が別に必要にな
る。この点、コンベアの搬送面に接着する方法は、弾性
部材はコンベアと一体化しているので、コンベアの駆動
源で移動させることができる。したがって、通常は弾性
部材を具備したコンベアが好ましい。なお、かかる弾性
部材の用い方は、平板でも全く同じである。
【0019】さらに、前記弾性部材は後述する隔置用部
材を用いないで発泡液を該弾性部材上に直に流延する場
合には、発泡液が弾性部材に浸入しないように防水や溌
水などの表面処理又は表面加工が施されている。例え
ば、弾性部材の上面を平滑に仕上げ、さらに必要に応じ
この表面を防水塗装や溌水塗装することにより、発泡液
が弾性部材の内部に入るのを防止し、また発泡液や発泡
体が表面に付着するのを防止する。
【0020】しかしながら、本発明の好ましい実施態様
では、弾性部材の汚れや損傷の防止とコンベアなどの汚
れ防止、又はハニカム体の下端部への発泡体の付着防止
のために、前記弾性部材の上に隔置用部材を敷設してい
る。この隔置用部材としては、フィルムと不織布などを
挙げることができる。このフィルムの好ましい例とし
て、通常ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミドなど
の合成樹脂フィルムが挙げられる。また、不織布として
はポリエチレン、ポリアミド、レーヨン、パルプなどの
薄い不織布が用いられる。
【0021】弾性部材の上に前記フィルムを敷設するこ
とにより、発泡液の漏れが完全に防止できるので、弾性
部材及びコンベアの汚れや損傷を防ぐことができる。ま
た、不織布を用いると、不織布は柔軟性を有しているた
め、ハニカム体を弾性部材に対し押圧したとき変形した
弾性部材に沿わせやすく、ハニカム体の下端部と弾性部
材との間に侵入する発泡液を少なくできる。さらに、ハ
ニカム体の下端部と弾性部材の間に、不織布を通して発
泡液が侵入しても、この発泡液によりハニカム体の下端
部に形成された発泡体を、この不織布が剥がす際に一緒
に取り除いてくれる。その結果、ハニカム体の下端部に
発泡体が付着していないハニカム芯材が得られる。
【0022】なお、柔軟で薄いフィルムであれば、不織
布と同じように変形した弾性部材に沿いやすいので、ハ
ニカム体の下端部との間に侵入する発泡液を少なくでき
る。しかし、通常のフィルムの場合、ハニカム体の下端
部との間に発泡体が形成されると、この発泡体はフィル
ムをハニカム芯材から剥がす際にハニカム体の下端部側
にそのまま残ることが多い。フィルムの上に不織布を設
けると、フィルムが発泡液の漏れを防止し、不織布がハ
ニカム体の下端部に付着した発泡体を取り除いてくれ
る。したがって、フィルムと不織布はそれぞれ単独でも
使用できるが、両者を併用するのが好ましい。単独で使
用するときは、発泡液の漏れ防止を重視するか、ハニカ
ム体の下端部に付着する発泡体の除去を優先するかによ
り、フィルム又は不織布を選択する。なお、フィルムと
不織布を併用するときは、当然フィルムよりハニカム体
側に不織布を設けるようにする。
【0023】上記に鑑み、前記フィルムの厚さは5〜1
00μmであることが好ましく、前記不織布の目付量は
10〜100g/m2であることが好ましい。
【0024】本発明において、ハニカム体と発泡液はこ
れまでにハニカム芯材用として知られているものを含
め、各種材質がハニカム芯材の用途に応じて適宜使用で
きる。例えば、ハニカム体の基本材質としては、金属、
合成樹脂及び紙などが挙げられる。特に断熱や遮音を目
的とする場合には、パルプを主原料としたペーパーハニ
カムや更に難燃性を付与した水酸化アルミニウム又は珪
酸マグネシウムを40質量%以上含有する難燃性ペーパ
ーのハニカム体がコスト、作業性及び軽量などの点で好
ましい。また、ハニカム体の形態も、セルが六角形、四
角形、円形、長円形及び段ボール形状などのいずれでも
よい。
【0025】前記発泡液としては、無機質系、有機質系
又は無機・有機混合系が適宜使用できる。しかし、有機
質発泡体は前記したように燃焼性や有毒ガスなどの点か
ら、ハニカム芯材を不燃材料として用いる場合には適さ
ない。不燃材料又は難燃材料とするときには、無機質系
又は無機・有機混合系のものを用いる。
【0026】一般に無機質発泡体としては、発泡コンク
リート及び発泡ガラスなどを代表的に例示できるが、本
発明の発泡液としては無機・有機混合系のものが好まし
く、その一例として、国際公開WO01/38081号
公報で提案されている無機と有機の混合系発泡液を挙げ
ることができる。その理由は、この発泡液により形成さ
れる発泡体は、従来の有機発泡体では得られない難燃
性、不燃性に優れ、かつ従来の無機発泡体では得られな
い柔軟で弾力性を有し、さらにハニカム体との複合によ
り機械的特性及び耐水性等にも優れ、また均一かつ高精
度の形状及び寸法が得られるからである。
【0027】この発泡液は、リン酸類及び硬化剤からな
る無機質材料と、NCO基を有するウレタンプレポリマ
ーからなる有機質材料との混合物に、必要により発泡剤
を添加し、これらに水を加えて混合したもので、さらに
必要により発泡体の特性を改善するために有機質材料と
して少量のエポキシ樹脂、フェノール樹脂等を添加して
もよい。この発泡液は、前記したように優れた特性の発
泡体が得られるばかりでなく、発泡圧が比較的に低いの
で、発泡体をハニカム体のセル空間部全体に充填したと
しても、本発明の弾性部材と相俟って発泡体がハニカム
体から溢れ出るのを確実に防止できる。
【0028】ここで、前記リン酸類としては、例えばリ
ン酸、亜リン酸、無水リン酸、縮合リン酸、これらの多
価金属塩、これらの多価金属塩と水溶性アミンとの塩又
はこれらの二種以上の混合物が使用できる。特に、第一
リン酸多価金属塩、第二リン酸多価金属塩などの酸性リ
ン酸多価金属塩、又はこれらの塩と水溶性アミンとの塩
は、耐水、耐湿性及び発泡体のセル強度が高いなどの理
由により好ましい。
【0029】また、前記硬化剤としては、炭酸塩、金属
酸化物及び/又は金属水酸化物、または酸又はアルカリ
と反応してガスを発生する軽金属が使用され、これらを
二種以上併用してもよい。炭酸塩の好ましい例として
は、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸アンモニウム、炭酸カルシウム炭酸バリウム、
塩基性炭酸マグネシウム、塩基性炭酸亜鉛等が挙げられ
る。なかでも、塩基性炭酸マグネシウム、塩基性炭酸亜
鉛が好ましい。
【0030】金属酸化物の好ましい例としては、酸化ナ
トリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カル
シウム、酸化バリウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウムが
挙げられ、金属水酸化物としては、好ましくは水酸化ア
ルミニウム、水酸化ナトリウム、水酸化マグネシウム、
水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸化亜鉛が挙げ
られる。また、軽金属の好ましい例としては、マグネシ
ウム、アルミニウム、亜鉛等が挙げられる。
【0031】そして、前記硬化剤の種類によっては、別
の発泡剤を使わなくてもよい。何故なら、前記炭酸塩及
び軽金属の場合、これら自体が発泡剤の機能も有してい
るからである。一方、金属酸化物は硬化剤の機能しかな
いので、発泡剤が必要である。かかる発泡剤としては、
低沸点有機溶剤又は熱分解によりガスを発生させる有機
化合物が挙げられる。有機質発泡液については詳述しな
いが、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエチレン、フ
ェノール等を材料として広く用いることができる。
【0032】次に、本発明の好ましい実施態様を図面に
従って具体的に説明する。図1は本発明によりハニカム
芯材を連続的に製造する装置(本装置)の平面図、図2
は本装置の側面図、図3は図1のX部の拡大断面図であ
る。本装置は、図1及び図2に示すようにハニカム芯材
の製造用平板としてコンベア1を使用する例である。コ
ンベア1は、図示のように平坦の搬送面が一定長さに渡
って形成されるように回転体24に懸架され、該回転体
24により連続的に回動される。このコンベア1として
は、ハニカム体2を展張した状態で載置できる平坦の搬
送面が容易に得られることから、図示のように多数の羽
板を連結したスラットコンベアが適している。しかし、
ベルトコンベア、ネットコンベア及びシートコンベア
も、ハニカム体2を押圧したときハニカム体2を平坦に
支持できるようにすれば使用できる。なお、コンベアを
平板として使用すると、ハニカム芯材を連続的に製造で
きる点で特に好ましいが、コンベアタイプでない通常の
平板であってもよい。
【0033】前記コンベア1の搬送面には、図3に示す
ように弾性部材4が接着剤9で接着することにより前記
搬送面に沿って設けられている。つまり、弾性部材4は
コンベア1の搬送面に具備されているので、前記搬送面
を常に覆った状態でコンベア1と一体に回動する。この
弾性部材上には、隔置用部材としてフィルム5と不織布
6がこの順で敷設される。これらの隔置用部材はロール
巻きして用意され、コンベア1に同期して前記弾性部材
上に連続的に供給される。
【0034】コンベア1の搬入端には発泡液供給器19
が設けられていて、そのノズル20から発泡液3がコン
ベア上に敷設した前記隔置用部材、正確には不織布6の
上に供給される。発泡液3は、粉体供給器22から供給
される粉体原料と二種類の液体原料(A液及びB液)を
発泡液供給器19で混合してあらかじめ流動しやすい粘
度に調整されているので、ノズル20から供給されると
図1に示すように不織布6上において実質的に均一に流
延する。
【0035】一方、ハニカム体2は、歩廊23に設置し
たハニカム展張器12から展張した帯状状態で連続的に
送給され、流延している発泡液3の上に載置される。こ
のときハニカム体2の送り速度をコンベア1の搬送速度
と同じにすることにより、ハニカム体2は下端部を発泡
液3に没入しながらコンベア1により前進する。
【0036】前記コンベア1の上部には、このハニカム
体2を弾性部材4に押し付けるための押圧手段として、
例えばスラットコンベア7が設けられている。移送中の
ハニカム体2を幅方向と進行方向に均一に押圧できる点
で、特にスラットコンベアタイプの押圧手段が好まし
い。しかし、ハニカム体2の上端を上から押圧できれ
ば、これに限定されないで他の手段を使用できる。例え
ば複数の押圧ロールをできるだけ接近させてハニカム体
2の幅方向に並列させてもよいし、さらにこれら押圧ロ
ールに広幅ベルトを組み合わせてもよい。
【0037】本装置では、ハニカム体2をスラットコン
ベア7で弾性部材4に対し押し付ける場合に、ハニカム
体2とスラットコンベア7との間に隔置用部材を便宜的
に設けている。この隔置用部材は、弾性部材4の上に敷
設した前記隔置用部材と同じフィルム5と不織布6を用
いることができる。さらに、図示しないが該隔置用部材
と前記スラットコンベア7との間に前記弾性部材4と同
様の弾性部材を設けてもよいし、また隔置用部材は設け
ないで弾性部材のみ設けてもよい。
【0038】発泡液の量を調節してハニカム体2のセル
空間部全体に発泡体を充填しない場合は、これら隔置用
部材及び弾性部材は必ずしも必要ないが、セル空間部全
体に発泡体を形成したい場合、又はセル空間部全体に発
泡体が充填される恐れがある場合に、これら隔置用部材
及び弾性部材は有効に作用する。すなわち、ハニカム体
2のセル空間部から上方に膨らむ発泡体を隔置用部材が
抑制し、さらに弾性部材が設けられていると、ハニカム
体2の上端部を前記した下端部と同様に弾性部材に押し
込んだ状態で発泡体を形成できる。
【0039】次に、ハニカム体2の空間部に実際に発泡
体11を形成する方法を図3に従って説明する。ハニカ
ム体2は、一定速度で回動しているコンベア1の搬送面
に展張した状態で載置される。このとき前記コンベア1
には弾性部材4が搬送面に沿って設けられており、該弾
性部材4の上に敷設した隔置用部材(フィルム5と不織
布6)の上には、発泡液3が流延している。
【0040】前記ハニカム体2は、加圧手段(スラット
コンベア7)の下に移送されてくると、該加圧手段によ
り不織布6及びフィルム5を介して上方から押し付けら
れるので、ハニカム体2の下端部は発泡液3に埋入して
隔置用部材に達する。そして、更に押圧されると、ハニ
カム体2の下端部は隔置用部材を介して弾性部材4に押
し込まれる。その結果、ハニカム体2の空間部の下部に
おいては、弾性部材4の弾性力によって隔置用部材と弾
性部材4が空間部の中に侵入した状態となる。この状態
でコンベア1により移送させると、移送する間に発泡液
3は発泡を開始し、時間の経過とともに次第に発泡度を
増し、ハニカム体2のセル空間部に発泡体11を形成す
る。これにより、発泡体11の下部がハニカム体2の下
端部より凹んだハニカム芯材8(図1参照)が得られ
る。
【0041】この場合、ハニカム体の上下で使用したフ
ィルム5は、ハニカム芯材8から分離してそれぞれフィ
ルム巻取り13と14に巻き取るが、不織布6は通常ハ
ニカム芯材8の両面に貼り付けたままにしておく。発泡
体11が硬化したところで、ハニカム芯材8の両耳をト
リム切断し、図1に示すように切断機17により所定寸
法に切断する。切断されたハニカム芯材8は、さらに必
要に応じ乾燥機18により乾燥される。なお、ハニカム
芯材に付いている不織布6は、使用時に適宜剥ぎ取る
が、このときハニカム体2の下端部に付着している発泡
体を一緒に取り除く。
【0042】図4は、前記した方法で得られたハニカム
芯材8の上下面に、表面材10を接着剤14により接着
したハニカムパネルの部分断面図である。前記ハニカム
芯材8において、ハニカム体2のセル空間部に形成され
た発泡体11の下部は、前記したようにハニカム体2の
下端部より凹んでいる。また、発泡体11の上部は発泡
液の量を加減することにより、同様にハニカム体2の下
端部より凹んでいる。
【0043】したがって、かかるハニカム芯材8の上下
面に接着剤14を機械的に塗布すると、ハニカム体2の
端部のみに接着剤14が塗布され、発泡体11の部分に
は塗布されない。これにより、表面材10がハニカム体
2だけに接着され、表面材10と発泡体11との間に空
間15を有しているハニカムパネルを得ることができ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、ハニカム体の少なくと
も下端部を弾性部材に押し込んだ状態で、発泡液を発泡
させてハニカム体の空間部に発泡体を形成するので、前
記弾性部材の作用で発泡体がハニカム体の端部から凹ん
でいるハニカム芯材を形成できる。それにより、このハ
ニカム芯材に表面材を接着するために、接着剤を機械的
に塗布する場合、接着剤をハニカム体の端部のみに塗布
でき、発泡体部への塗布を回避できるので、接着剤の使
用量を格段に節減できる。
【0045】さらに、接着剤が少なくて済む分ハニカム
パネルを軽量化でき、しかも発泡体をハニカム体の端部
から凹んで形成しても断熱効果や遮音効果はほとんど低
下しないので、一層軽量のハニカム芯材を得ることがで
きる。
【0046】また、ハニカム体の少なくとも下端部は発
泡時に弾性部材に対して押し付けられているので、下端
部に発泡体が形成されることはないとともに、従来のよ
うに発泡体がハニカム体の下端部から外側に溢れ出て形
成されることもない。その結果、ハニカム芯材に表面材
を接着したとき、表面材はハニカム体に接着されるの
で、表面材に凹凸が生じず、接着強度も悪化しない。
【0047】また、ハニカム体と弾性部材との間に隔置
用部材を設けると、発泡液の漏れを防止でき、また発泡
液の均一な流延が得られるので、ハニカム体の各空間部
に発泡体を一様に形成できる。特に隔置用部材の一つと
してハニカム体に接して不織布を設けると、この不織布
をハニカム芯材から剥がす際に、不織布がハニカム体の
端部に付着している発泡体を一緒に取り除いてくれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関わるハニカム芯材製造装置
の平面図。
【図2】図1のハニカム芯材製造装置の正面図。
【図3】図1のX部の拡大断面図。
【図4】本発明のハニカムパネルの断面図。
【図5】従来のハニカム芯材製造装置の一部を切り欠い
た斜視図。
【符号の説明】
1:コンベア 2:ハニカム体 3:発泡液 4:弾性部材 5:フィルム 6:不織布 7:スラットコンベア 8:ハニカム芯材 9:接着剤 10:表面材 11:発泡体 12:ハニカム展張機 15:空間 17:切断機 19:発泡液供給器
フロントページの続き (72)発明者 坂東 隆 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目6番地3 旭ファイバーグラス株式会社内 (72)発明者 中野 光三 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目6番地3 旭ファイバーグラス株式会社内 Fターム(参考) 4F204 AA42 AB02 AB03 AD07 AD16 AG01 AG03 AG20 EA01 EB02 EB11 EF01 EF05 EF27 EF36 EK07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板の上に弾性部材を設け、該弾性部材上
    に隔置用部材を敷設し又は敷設しないで発泡液を流延し
    てハニカム体を載置し、該ハニカム体を前記弾性部材に
    対し押圧した状態で前記発泡液を発泡させ、ハニカム体
    のセル空間部に発泡体を形成することを特徴とするハニ
    カム芯材の製造方法。
  2. 【請求項2】平板がコンベアの搬送面である請求項1に
    記載のハニカム芯材の製造方法。
  3. 【請求項3】ハニカム体の上に隔置用部材若しくは弾性
    部材、又は隔置用部材と弾性部材をこの順序で載置し、
    これらを介してハニカム体を押圧する請求項1又は2に
    記載のハニカム芯材の製造方法。
  4. 【請求項4】前記隔置用部材がフィルム及び/又は不織
    布からなり、両方を敷設するときはフィルムよりハニカ
    ム体側に不織布を設ける請求項1又は3に記載のハニカ
    ム芯材の製造方法。
  5. 【請求項5】前記発泡液が、リン酸類及び硬化剤からな
    る無機質材料と、NCO基を有するウレタンプレポリマ
    ーからなる有機質材料との混合物に、必要により発泡剤
    を添加し、これらに水を加えて混合したものである請求
    項1、2又は3に記載のハニカム芯材の製造方法。
  6. 【請求項6】搬送面に弾性部材を具備したコンベアと、
    該コンベアの前記弾性部材上に隔置用部材を供給する手
    段と、該隔置用部材の上に発泡液を供給する発泡液供給
    器と、前記隔置用部材の上に流延した発泡液上に載置さ
    れたハニカム体を、コンベアで移送中に前記弾性部材に
    対して押し付ける押圧手段とを有し、ハニカム体の下端
    部を前記弾性部材に押し込んだ状態で発泡液を発泡させ
    て、ハニカム体のセル空間部に発泡体を形成するように
    構成したことを特徴とするハニカム芯材の製造装置。
  7. 【請求項7】ハニカム体のセル空間部に発泡体を形成し
    たハニカム芯材に、表面材がハニカム体に表面材と前記
    発泡体との間に空間を設けて接着されていることを特徴
    とするハニカムパネル。
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