JP2003180127A - 作業機における表示装置 - Google Patents

作業機における表示装置

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JP2003180127A JP2001382047A JP2001382047A JP2003180127A JP 2003180127 A JP2003180127 A JP 2003180127A JP 2001382047 A JP2001382047 A JP 2001382047A JP 2001382047 A JP2001382047 A JP 2001382047A JP 2003180127 A JP2003180127 A JP 2003180127A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインやトラクタ等の農作業機、クレー
ン車等の特殊作業用車両または乗用車等の各種作業機に
設けた液晶表示装置において、発生した異常状態の情報
をオペレータが迅速かつ容易に確認できるようにする。 【解決手段】 CANコントローラユニットC5は、コ
ンバイン各部の異常状態が発生した場合には、液晶パネ
ル60bの画面に、異常状態の内容を示す記号情報15
3及び文字情報154と、コンバイン全体の略図155
及び異常発生位置を指し示す矢印156とを表示するよ
うに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインやトラ
クタ等の農作業機、クレーン車等の特殊作業用車両また
は乗用車等の各種作業機に設けた表示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンバイン等の農作業機は、
制御目標となる制御量の信号を制御手段に伝えるための
センサや設定器、例えば農作業機のエンジンの出力(負
荷)を制御する電子式ガバナの燃料噴射量検知センサ
(燃料噴射用プランジャの位置調節のためのラック位置
の検出センサ)、走行機体に対する走行部の左右一対の
走行クローラの相対的高さを検出するための車高センサ
や、前記信号に応じて制御対象の作動量を検出するため
のセンサ、例えば農作業機の走行速度を検出するための
車速センサ等の入力系外部機器と、各種アクチュエー
タ、例えば前記燃料噴射ポンプのラック位置を調節する
ための電磁ソレノイド等のラックアクチュエータ、前記
走行クローラの相対的高さを調節するための油圧シリン
ダ等の出力系外部機器とを備えており、通常、これら各
入出力系外部機器はマイクロコンピュータ等の制御手段
で制御されている。
【0003】そして、最近では、この種の農作業機の操
作部近傍に、液晶ディスプレイや表示計器等の表示装置
が設けられており、これらの表示装置に農作業機各部の
状態情報を表示することにより、作動状況(例えばエン
ジンの回転数や負荷、車速、穀粒タンク内の穀粒の積載
量等)をオペレータが視覚的に認識できるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から、
液晶ディスプレイの画面面積には限りがあるため、農作
業機各部に異常状態が発生した場合には、当該異常状態
の情報(以下、異常情報という)として、この異常状態
の内容等を示す記号情報及び文字情報のうちいずれか一
方若しくは両方を、前記液晶ディスプレイの画面に表示
するようにしていた。
【0005】このため、前記従来の構成では、オペレー
タが農作業機の構造をある程度理解していないと、前記
液晶ディスプレイの画面に表示された異常情報を見ただ
けでは、農作業機の故障部位がどこにあるのか分かりに
くいという問題があった。
【0006】また、農作業機各部に異常状態が複数発生
した場合には、これら各異常情報のうち最先に検出した
異常情報、または予め異常状態による危険性(例えば作
業機に与える損害の大きさ、修理の困難性や、オペレー
タ等の人に対する怪我等の可能性)に応じて設定された
優先順位が最も高い異常情報を、前記液晶ディスプレイ
の画面に一つだけ表示し、この最初の異常情報に係る異
常状態が解消されると、前記液晶ディスプレイの画面
に、前記最初の異常情報に代えて残りの異常情報の一つ
を表示(切替え表示)するようにしていたから、前記従
来の構成では、発生した異常情報の全てをオペレータが
迅速に把握できないという問題もあった。
【0007】その上、前記複数の異常状態が全て解消さ
れたか否かを確認するには、前記画面に表示された異常
状態を解消する度に、前記画面に別の新たな異常情報が
表示されていないかどうかを視認しなければならないの
で、前記従来の構成では、作業性が悪くて面倒であると
いう問題もあった。
【0008】本発明は、以上の問題点を解消すべくなさ
れたものであり、発生した異常状態の情報をオペレータ
が迅速かつ容易に確認できる表示装置を提供することを
技術的課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るため、請求項1の発明は、作業機の各種モードの情報
を表示するための表示手段と、前記複数のモードのうち
実行中のモードの情報を前記表示手段の画面に表示する
ように制御するための制御手段とを備えた表示装置にお
いて、前記制御手段は、前記作業機各部に異常状態が発
生した場合には、前記表示手段の画面に、警報表示モー
ドにおける異常状態の情報として、前記異常状態の内容
を示す記号情報及び文字情報のうちいずれか一方または
両方からなる表意情報と、前記作業機における異常発生
位置についての図形情報とを表示するように制御すると
いうものである。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
した作業機における表示装置において、前記図形情報
は、前記作業機全体の略図と、この略図中で異常発生位
置を指示する標識とからなっており、前記制御手段は、
前記作業機各部に異常状態が複数発生した場合には、前
記表示手段の画面に、前記略図と異常発生位置に係る標
識の全てとを表示するとともに、前記各異常状態に対応
した表意情報を適宜時間毎に順次切替え表示するように
制御するというものである。
【0011】さらに、請求項3の発明は、請求項1また
は2に記載した作業機における表示装置において、前記
制御手段は、前記表示手段の画面における日本語での文
字情報の表示を、他言語での文字情報に切替え表示でき
るように制御するというものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態を、作業機としてのコンバインに適用した場合の図面
(図1〜図33)に基づいて説明する。
【0013】コンバインにおける走行機体1は、左右一
対の走行クローラ2,2に対して後述する走行部昇降駆
動手段を介して昇降可能に構成されている。図1に示す
ように、走行機体1の進行方向に向かって左側には脱穀
装置3が搭載されている。走行機体1の前部に配置した
刈取前処理装置4は、走行機体1に対して、昇降フレー
ム14を介して昇降回動可能に支持されており、この昇
降フレーム14と走行機体1との間に装着したアクチュ
エータとしての刈取部用油圧シリンダ9で昇降調節可能
に構成されている。
【0014】刈取前処理装置4の下部にはバリカン式の
刈刃装置5が配置されており、前部には六条分の穀稈引
起装置6が配置されている(図3参照)。この穀稈引起
装置6と脱穀装置3におけるフィードチェーン7の前端
との間には穀稈搬送装置8が配置されており、穀稈引起
装置6の下部前方には、走行機体の進行方向に向かって
突出する分草体10が取り付けられている。そして、走
行機体1の右側前部には運転室11が配置されており、
この運転室11の後方には穀粒タンク12が配置されて
いる。
【0015】図4に示すように、運転室11の後方下部
に備わるエンジン15からの動力の一部は、オーガクラ
ッチ16を介して、穀粒タンク12内の底スクリューコ
ンベヤ17と排出オーガ28内の縦横スクリューコンベ
ヤ18a,18bとに伝達される一方、エンジン15か
らの残りの動力は、動力分岐ミッション19を介して油
圧ポンプ油圧モータ式走行駆動部24、脱穀装置3の扱
胴13及び処理胴20、唐箕21、一番受樋のスクリュ
ーコンベヤ22a、二番受樋のスクリューコンベヤ22
bやフィードチェーン7、穀粒タンク12への揚穀スク
リューコンベヤ23、搖動選別機構40、排わらカッタ
27等を回転駆動させるようになっている。
【0016】刈取前処理装置4への動力は、走行速度と
同期するときには、走行駆動部24からの出力軸26を
介して伝達され、同期しないときには、動力分岐ミッシ
ョン19からの分岐動力をワンウェイクラッチ25を介
して伝達されるようになっている。
【0017】図1及び図2に示すように、穀粒タンク1
2内の穀粒を機外に排出するための排出オーガ28は、
走行機体1の後端に配置した縦筒28aと、この縦筒2
8aの上端に上下回動可能に連設した横筒28bとから
なり、縦筒28a内には縦スクリューコンベア18a
が、横筒28b内には横スクリューコンベア18bがそ
れぞれ内装されている。
【0018】縦筒28aは、駆動モータ29とギア機構
30とで縦軸回りに旋回可能に構成されており、横筒2
8bは、縦筒28aとの間に装架したオーガ用油圧シリ
ンダ31とリンク機構32とで上下傾斜角度を変更可能
に構成されている。
【0019】そして、駆動モータ29に設けたロータリ
エンコーダ等の旋回角センサ81により、縦筒28aの
水平旋回角度、ひいては横筒28bの水平旋回位置を検
出でき、オーガ用油圧シリンダ31またはリンク機構3
2の箇所に設けたポテンショメータ等の上下回動角セン
サ82により、横筒28bの上下傾斜角度、ひいては横
筒28b先端の排出部の高さ位置を検出できるようにな
っている。
【0020】なお、排出オーガ28を使用しないときに
は、穀粒タンク12の上面に設けたレスト台33等に横
筒28bの中途部が載置されるようになっている。この
レスト台33には、横筒28bが載置されたか否かを検
出する接触センサ等のレスト検出器34が取り付けられ
ている。
【0021】左右各走行クローラ2は、トラックフレー
ム35の前後端に各々配置した駆動輪36及び従動輪3
7と、トラックフレーム35の下面中途部に複数個配置
した転動輪38との外周に巻回してなり、左右各トラッ
クフレーム35と走行機体1とは、走行部用油圧シリン
ダ39a(39b)と、トラックフレーム35の前後位
置に設けた側面視L字状の前後レバーを同時に作動させ
るように連結した連結杆(図示せず)等とからなる走行
部昇降駆動手段を介して連結されている。
【0022】左右の走行部用油圧シリンダ39a,39
bは、互いに独立的に作動させることにより、左右各走
行クローラ2を、走行機体1の左右に対して独立的に昇
降させ得るようになっている。
【0023】したがって、左右両側の走行部用油圧シリ
ンダ39a,39bのピストンロッドを同時に突出させ
ると、走行機体1は左右両走行クローラ2,2から上方
に離れて(上昇し)、走行機体1の走行クローラ2,2
に対する相対的高さ(車高)は高くなる。逆に、前記ピ
ストンロッドを同時に後退させると、走行機体1は左右
両走行クローラ2,2に近付いて(下降し)、走行機体
1の走行クローラ2,2に対する相対的高さ(車高)は
低くなる。
【0024】そして、左側の走行部用油圧シリンダ39
aにおけるピストンロッドを突出させるか、または、右
側の走行部用油圧シリンダ39bにおけるピストンロッ
ドを後退させると(もしくはこの両方の動作を同時に実
行しても)、右走行クローラ2に対する走行機体1の車
高は低くなり(左走行クローラ2に対する走行機体1の
車高は高くなり)、走行機体1は右下がりに傾斜する。
【0025】逆に、右側の走行部用油圧シリンダ39b
におけるピストンロッドを突出させるか、または、左側
の走行部用油圧シリンダ39aにおけるピストンロッド
を後退させると(もしくはこの両方の動作を同時に実行
しても)、左走行クローラ2に対する走行機体1の車高
は低くなり(右走行クローラ2に対する走行機体1の車
高は高くなり)、走行機体1は左下がりに傾斜するので
ある。
【0026】左右各走行部用油圧シリンダ39a,39
bのピストンロッドの突出量を検出して、走行機体1の
左右各走行クローラ2,2に対する相対的高さ(車高)
を検出するためのロータリエンコーダ等の車高センサ4
1a,41bは、前記連結杆に連設した連結ロッドやリ
ンク機構(図示せず)を介して連動するように構成され
ている。走行機体1の左右の傾斜角度を検出するための
振り子式(重力式)等の傾斜センサ43は、走行機体1
の任意の位置、例えば運転室11内等に配置されてい
る。
【0027】なお、図3に示すように、刈取前処理装置
4と圃場面との対地高さを検出するための超音波センサ
44a,44bは、発信器の発信部(ホーン部)と受信
器の受信部とを圃場面に向けた状態で、刈取前処理装置
4の左右両側における穀稈引起装置6の裏面側に設けた
ブラケット(図示せず)に配置されている。
【0028】超音波センサ44a,44bの設置高さと
刈刃装置5の設置高さとが異なる場合には、超音波セン
サ44a,44bの検出値から所定の換算により刈取前
処理装置4と圃場面との対地高さを求めることができる
ようになっている。
【0029】また、昇降フレーム14の基端に取り付け
た昇降ポジションセンサ45は、昇降フレーム14の回
動角度を検出することにより、走行機体1と刈取前処理
装置4との相対的高さを求めることができるようになっ
ている。
【0030】図5に示すように、油圧シリンダ9,3
1,39a,39bのための油圧回路は、油圧ポンプ4
6からの圧油を分流する分流弁47を介して分岐してお
り、この分流弁47の一方の吐出路からは、オーガ用油
圧シリンダ31と左側の走行部用油圧シリンダ39aと
に対する第1油圧回路48ヘ圧油を送給し、他方の吐出
路からは、刈取部用油圧シリンダ9と右側の走行部用油
圧シリンダ39bとに対する第2油圧回路49へ圧油を
送給するように構成されている。
【0031】両油圧回路48,49には、それぞれの油
圧シリンダ9,31,39a,39bに対する電磁制御
弁50,51,52,53や逆止弁、リリーフ弁等が接
続されている。
【0032】次に、運転室11に備わる各種操作用のレ
バーやスイッチ類の構成を、図6及び図7を参照して説
明する。運転座席56の前方のフロントコラムカバー体
57から上向きに突出するハンドル軸(図示せず)に
は、走行機体1を操向操作する操向丸ハンドル58が取
り付けられており、運転座席56から見てフロントコラ
ムカバー体57の右側面には、前後方向に回動可能なア
クセルレバー59が設けられている。
【0033】フロントコラムカバー体57の上端部位に
は、液晶表示装置60が、平面視で操向丸ハンドル58
における略半円形状のハンドルホイル58aの内径側に
位置するように取り付けられている。
【0034】この液晶表示装置60は、フロントコラム
カバー体57のみに固定されていて、操向丸ハンドル5
8には連結していないので、操向丸ハンドル58を回動
させても、液晶表示装置60は動かないようになってい
る。また、液晶表示装置60の上面(画面)を操向丸ハ
ンドル58のハンドルホイル58aよりも下方に位置さ
せているので、操向丸ハンドル58を回動させても、液
晶表示装置60には接触しないようになっている。
【0035】運転座席56の左方には、前後に長いサイ
ドコラム61が配置されており、このサイドコラム61
の前端部位には、走行機体1の車高を手動で変更調節で
きる車高調節レバー62と、車高制御における自動操作
と手動操作とを切り替えるための車高制御切替スイッチ
63と、走行機体1の左右傾斜角度を設定するための傾
斜設定器64とが配置されている。
【0036】サイドコラム61上のうち車高調節レバー
62等の後方部位には、車速を無段階変速させる主変速
レバー65と、作業状態に応じて走行駆動部24の出力
及び回転数を所定範囲に設定保持する副変速レバー66
とが左右に平行状に配置されており、これら各レバー6
5,66は前後回動可能に構成されている。
【0037】また、サイドコラム61上のうち副変速レ
バー66の右寄り部位には、刈取自動昇降スイッチ13
1等の各種スイッチ類が配置されており、副変速レバー
66の後方部位には、刈取作業のための刈取レバー67
と脱穀作業のための脱穀レバー68とが前後回動可能に
配置されている。
【0038】刈取レバー67は、前傾させると刈取作業
を実行するための刈取スイッチ134が切り作動し、後
傾させると刈取スイッチ134が入り作動するように構
成されている。同様にして、脱穀レバー68も、前傾さ
せると脱穀作業を実行するための脱穀スイッチ135が
切り作動し、後傾させると入り作動するように構成され
ている。
【0039】主変速レバー65の握り部65aには、右
側面に、刈取前処理装置4を強制的に上昇させるオート
リフトスイッチ137と刈取前処理装置4を所定の刈高
さまで強制的に下降させるオートセットスイッチ138
とが設けられている。握り部65aの前側面のうち右側
には、刈取前処理装置4の昇降動を手動操作するための
刈取昇降レバー139が配置されており、左側には、穀
稈の扱深さ位置を手動で変更調節できる扱深さ調節レバ
ー140が配置されている。
【0040】図6及び図7に示すように、液晶表示装置
60は、文字、記号、画像等の情報を表示できるモノク
ロのドットマトリクス形の表示手段としての液晶パネル
60bと、これを収納するケース60aとで構成されて
いる。
【0041】このケース60aの表面のうち液晶パネル
60bの外周側には、コンバイン全体の電源を入り切り
操作する電源スイッチ142の入り操作時等に点灯する
作業ランプ70と、画面表示の切替え等のための左右各
2つのスイッチ71,72,73,74とが設けられて
いる。これら各スイッチ71〜74は、スイッチの一回
の押下により一つのONパルス信号が出るいわゆるプッ
シュスイッチで、ノンロックタイプのものである。な
お、液晶パネル60bは、カラー型であってもよい。
【0042】ケース60a内であって液晶パネル60b
の裏面側には、コンバインの各種モードのうち実行中の
モードに対応した画像情報を液晶パネル60bの画面に
表示するように制御する制御手段としてのCANコント
ローラユニットC5(詳細は後述する)が内装されてい
る。
【0043】次に、走行機体1の車速、姿勢及び車高、
排出オーガ28の排出位置等コンバインの操作全般を制
御するとともに、実行中のモード(コンバインの動作の
状態)に対応した画像情報を液晶パネル60bの画面に
表示するように制御するための制御装置の構成について
説明する。
【0044】図8に示すマイクロコンピュータ等の電子
式制御装置75は、複数(実施形態では5つ)のCAN
コントローラユニットC1,C2,C3,C4,C5
と、これらの間を相互に接続するCAN通信バス76と
で構成されている。CANコントローラユニットC1及
びC5には、制御データの反射を抑制する終端抵抗とし
ての抵抗器(図示せず)が内蔵されている。
【0045】各CANコントローラユニットC1〜C5
は、各種演算処理や制御を実行するCPU77、後述す
る各制御プログラムを記憶させる不揮発性メモリとして
のEEPROM78、各種データ等を一時的に記憶させ
るRAM79、タイマ機能としてのクロック、各種入力
系外部機器及び出力系外部機器に接続してデータを伝送
する入出力インターフェイス(図示せず)等を備えてい
る。
【0046】CANコントローラユニットC1〜C5の
EEPROM78の各々には、それぞれに対応するアプ
リケーション制御プログラム(ソフト)S1,S2,S
3,S4,S5を予め記憶(格納)させている(図8参
照)。
【0047】アプリケーション制御プログラムS1は、
脱穀装置3及び刈取前処理装置4の各種アクチュエータ
(例えば刈取部用油圧シリンダ9等)を作動させる制御
プログラムとし、アプリケーション制御プログラムS2
は、刈取部用油圧シリンダ9及び走行機体1の左右の走
行部用油圧シリンダ39a,39bを作動させて、刈取
前処理装置4の刈高さ制御や走行機体1の姿勢及び車高
制御を実行するための制御プログラムとする。
【0048】アプリケーション制御プログラムS3は、
エンジン15の出力を制御するための制御プログラムと
し、アプリケーション制御プログラムS4は、排出オー
ガ28における駆動モータ29及びオーガ用油圧シリン
ダ31の作動を制御するための制御プログラムとする。
【0049】そして、アプリケーション制御プログラム
S5は、各コントローラユニットC1〜C5に接続され
た全ての入出力系外部機器の入出力を管理・制御して、
実行中のモードに対応した画像情報を液晶パネル60b
の画面に表示する制御を司る制御プログラムとする。
【0050】また、各EEPROM78には、CAN通
信に必要な通信制御プログラムと、入出力系外部機器間
で制御データ(情報)を伝送するための入出力用制御プ
ログラムとについても予め格納しており、アプリケーシ
ョン制御プログラムに対して入出力用制御プログラムが
ベースとなるように階層化している。
【0051】各CANコントローラユニットC1〜C5
は、目安として、入出力系外部機器のハーネスの長さが
なるべく短くなるように組み合せてそれらを制御するよ
うにしており、それぞれの配置箇所でコントローラボッ
クス(図示せず)内に格納されている。
【0052】例えば、CANコントローラユニットC1
は、運転室11における床板の下面側に設置されている
(図1〜図3参照)。CANコントローラユニットC1
の入力インターフェイスには、入力系外部機器として、
昇降ポジションセンサ45、刈取前処理装置4において
刈取穀稈を搬送しているか否かを検出する穀稈搬送セン
サ96、搬送中の刈取穀稈の長さを検出する穀稈長さセ
ンサ97、扱深さセンサ98、オーガクラッチモータス
イッチ99、超音波センサ44a,44b、車速センサ
100、2番受樋スクリューコンベア回転センサ10
1、操向丸ハンドルリミットスイッチ102等がそれぞ
れ接続されている(図9参照)。
【0053】CANコントローラユニットC1の出力イ
ンターフェイスには、出力系外部機器として、扱深さ制
御モータにおけるリレーユニット等の制御回路部10
3、オーガクラッチモータにおけるリレーユニット等の
制御回路部104、脱穀クラッチを駆動させるための電
磁ソレノイド105等がそれぞれ接続されている(図9
参照)。
【0054】CANコントローラユニットC2は、刈取
前処理装置4の上部でかつ運転室11に近い箇所に設置
されている(図1〜図3参照)。このCANコントロー
ラユニットC2の入力インターフェイスには、入力系外
部機器として、燃料センサ106、傾斜センサ43、車
高センサ41a,41b、選別装置の流穀板における籾
流量センサ107、選別装置各部での籾の有無を検出す
る籾センサ108、排藁カッタ詰まりセンサ109、旋
回角センサ81、横筒28bの先端部に設けて排出オー
ガ28の水平旋回等を操作する排出オーガ先端操作部1
10、上下回動角センサ82、オーガクラッチセンサ1
11、排出オーガ過負荷センサ112、搖動選別過負荷
センサ113、扱胴回転センサ114、処理胴回転セン
サ115等がそれぞれ接続されている(図10参照)。
【0055】CANコントローラユニットC2の出力イ
ンターフェイスには、出力系外部機器として、搖動選別
駆動モータ116、FCクラッチ駆動回路部117、排
出オーガ28の縦筒28aを水平旋回させるための駆動
モータ29、排出オーガブレーキ118、オーガ用油圧
シリンダ31に対する電磁制御弁51の電磁ソレノイド
51a、走行機体1の左側の走行部用油圧シリンダ39
aに対する電磁制御弁52の電磁ソレノイド52a、走
行機体1の右側の走行部用油圧シリンダ39bに対する
電磁制御弁53の電磁ソレノイド53a、刈取部用油圧
シリンダ9に対する電磁制御弁50の電磁ソレノイド5
0a等がそれぞれ接続されている(図10参照)。
【0056】図1〜図3に示すように、CANコントロ
ーラユニットC3は、運転室11における運転座席56
の後部に設置されている。このCANコントローラユニ
ットC3の入力インターフェイスには、入力系外部機器
として、エンジン回転数センサ119、エンジンオイル
量センサ120、エンジン水温センサ121、エンジン
15の出力(負荷)を制御する電子ガバナ付き燃料噴射
ポンプのラック位置を検出するための燃料噴射ポンプラ
ック位置センサ122、エンジンスタータスイッチ12
3、排出オーガ28の水平旋回位置を予め記憶させるた
めのオーガセット位置ダイヤル124、運転室11に設
けて排出オーガ28の水平旋回等を操作する排出オーガ
操作部125、刈取クラッチモータリミットスイッチ1
26等がそれぞれ接続されている(図11参照)。
【0057】CANコントローラユニットC3の出力イ
ンターフェイスには、出力系外部機器として、エンジン
15の回転数が所定の回転数となるように燃料噴射ポン
プのラック位置を調節するための燃料噴射ポンプラック
アクチュエータ127、エンジンスタータリレー12
8、警報ブザー129等がそれぞれ接続されている(図
11参照)。
【0058】CANコントローラユニットC4は、運転
室11のサイドコラム61内に設置されている(図1〜
図3参照)。このCANコントローラユニットC4の入
力インターフェイスには、入力系外部機器として、アク
セルレバー59の操作位置を検出するアクセルレバーセ
ンサ59a、車高調節レバー62、車高制御切替スイッ
チ63、傾斜設定器64、扱深さ自動制御スイッチ13
0、刈取自動昇降スイッチ131、刈取前処理装置4が
所定の刈高さまで下降すると自動的に前記刈取前処理装
置4へ動力伝達するための刈取オートクラッチスイッチ
132、刈取スイッチ134、脱穀スイッチ135、選
別装置における穀粒の選別状態を調節するための選別調
節ダイヤル136、オートリフトスイッチ137、オー
トセットスイッチ138、刈取昇降レバー139、扱深
さ調節レバー140、副変速レバー66、走行機体1を
後退動させるための後退スイッチ141、電源スイッチ
142等がそれぞれ接続されている(図12参照)。
【0059】CANコントローラユニットC4の出力イ
ンターフェイスには、出力系外部機器として、車高制御
を自動操作に切り替えたときに点灯する車高制御切替ス
イッチランプ143、扱深さ制御を自動操作に切り替え
たときに点灯する扱深さ自動制御スイッチランプ144
等が接続されている(図12参照)。
【0060】ケース60a内に内装されたCANコント
ローラユニットC5の入力インターフェイスには、液晶
パネル60bの画面上のカーソルを画面上方向に移動さ
せるためのカーソル上移動スイッチ71、画面下方向に
移動させるためのカーソル下移動スイッチ72、液晶パ
ネル60bの画面表示を切り替える操作等をするための
第1及び第2切替スイッチ73,74等がそれぞれ接続
されている(図13参照)。
【0061】そして、CANコントローラユニットC5
の出力インターフェイスには、表示手段としての液晶パ
ネル60b、コンバイン全体の電源を入り切り操作する
電源スイッチ142の入り操作時等に点灯する作業ラン
プ70等がそれぞれ接続されている(図13参照)。
【0062】次に、CANコントローラユニットC5に
よるモードの切替え制御について説明する。図14に示
すように、コンバインのモード(動作の状態)は、初期
モードM1、路上走行や各種作業をする通常モードM
2、コンバイン各部の異常状態を報知する警報表示モー
ドM3、検出エラー等の各種エラーの内容を報知するエ
ラー表示モードM5及び自動走行制御等の設定を行うた
めの環境設定モードM4の5つに大別される。
【0063】そして、通常モードM2には、路上走行等
をする非作業モードM2aと刈取・脱穀作業をする作業
モードM2bとがあり、非作業モードM2aからのみ移
行できるメンテナンスモードM6も設定されている(図
15参照)。
【0064】まず最初に、電源スイッチ142を入り操
作すると、初期モードM1が起動して、液晶パネル60
bの画面に図16に示す初期画像情報が表示される。
【0065】次いで、CANコントローラユニットC5
のEEPROM78に予め設定された時間(実施形態で
は10秒)が経過するか、あるいは、エンジン15の回
転数が予め設定された回転数(実施形態では240rp
m)以上になると、自動的に通常モードM2のうち非作
業モードM2aに移行して(図15参照)、液晶パネル
60bの画面の表示が、前記初期画像情報からエンジン
回転数や燃料の残量等の画像情報(非作業モードM2a
に対応した画像データ)に遷移する(図17参照)。
【0066】この場合、液晶パネル60bの画面には、
非作業モードM2aの画像情報として、走行機体1の走
行速度(車速)を示す速度計85、エンジン回転数を示
す略L字状の回転数グラフ86、穀粒タンク12内のも
みの量を知らせるタンクモニタ87、燃料の残量を知ら
せる燃料計88、副変速レバー66の設定状態を知らせ
る副変速モニタ89、刈取前処理装置4の速度の設定状
態を知らせる刈取変速モニタ90、及びエンジン15の
稼動時間を積算した値等を知らせる積算値モニタ91と
が表示される。
【0067】初期モードM1の実行中に、脱穀装置3へ
の動力伝達のための脱穀クラッチが入り状態、すなわち
脱穀スイッチ135が入り作動している場合は、後述す
る警報表示モードM3に移行して、警報ブザー129を
鳴動させるとともに、液晶パネル60bの画面に、扱胴
詰まりの画像情報が切替え表示される(図26(a)参
照)。これは、実際に扱胴詰まりが発生した訳ではない
が、前記扱胴詰まりの画像情報を代用して液晶パネル6
0bの画面に表示することにより、脱穀クラッチが入り
状態であることをオペレータに報知して、このままで始
動することを防止するようにしたものである。
【0068】それから、脱穀スイッチ135を切り作動
させると、警報ブザー129は鳴動停止するとともに非
作業モードM2aに移行して、液晶パネル60bの画面
の表示が非作業モードM2aの画像情報に戻る(図17
参照)。
【0069】図15に示すように、通常モードM2のう
ち非作業モードM2aの実行中に脱穀スイッチ135を
入り作動させると、作業モードM2bに移行して、図1
7の画像情報を示す画面の表示がエンジン負荷や燃料の
残量等の画像情報(作業モードM2bに対応した画像デ
ータ)に遷移する(図18参照)。作業モードM2bの
画像情報は、非作業モードM2aの画像情報のうちエン
ジン回転数を示す回転数グラフ86の表示領域に、これ
に代えてエンジン負荷を示す負荷グラフ86′を表示す
る点が異なるだけであり、その他は非作業モードM2a
の場合と同様である。
【0070】それから、脱穀スイッチ135を切り作動
させると、非作業モードM2aに移行して、液晶パネル
60bの画面に、非作業モードM2aの画像情報が切替
え表示される。
【0071】なお、通常モードM2(非作業モードM2
aまたは作業モードM2b)の実行中に、液晶表示装置
60に設けたカーソル上移動スイッチ71を適宜時間
(実施形態では5秒)以上押下すると、液晶パネル60
bの画面における積算値モニタ91の表示が、刈取作業
時間の積算値モニタ91′に切り替わる(図19参
照)。この刈取作業時間とは、エンジン回転数が予め設
定された回転数(実施形態では1000rpm)以下で
かつ刈取クラッチが入り状態(刈取スイッチ134が入
り状態)である時間を積算したものであり、実質的に刈
取作業を行った時間を表している。この状態で、カーソ
ル下移動スイッチ72を適宜時間以上押下すると、前記
刈取作業時間の積算値がゼロにリセットされる。
【0072】それから、もう一度カーソル上移動スイッ
チ71を適宜時間(実施形態では5秒)以上押下する
と、前記画面における刈取作業時間の積算値モニタ9
1′の表示が、エンジン稼動時間の積算値モニタ91に
戻る。液晶パネル60bの画面に、通常モードM2の画
像情報が電源投入後はじめて表示された場合、前記画面
には、必ずエンジン稼動時間の積算値モニタ91が表示
される。
【0073】非作業モードM2aの実行中に、エンジン
回転数が予め設定された回転数(実施形態では1500
rpm)以下でかつ車速停止状態(実施形態では車速が
0.03m/s以下)の条件で、ケース60aの表面の
両カーソル移動スイッチ71,72を同時に適宜時間
(実施形態では1秒)以上入り作動させたのち、続けて
ケース60aの表面における4つのスイッチ71〜74
を同時に適宜時間(実施形態では5秒)以上入り作動さ
せると、メンテナンスモードM6に移行して、液晶パネ
ル60bの画面には、メンテナンスモードM6の画像情
報が切替え表示される(図20参照)。
【0074】このメンテナンスモードM6では、一旦電
源スイッチ142を切り作動させない限り、他のモード
への移行ができないようになっている。
【0075】図14に示すように、通常モードM2(非
作業モードM2aまたは作業モードM2b)の実行中
に、例えばセンサや設定器等の検出エラーや各種アクチ
ュエータの作動エラー等の各種エラーが発生した場合に
は、液晶パネル60bの画面における副変速モニタ89
の右側部位に、「エラー」の文字標識92が点滅表示さ
れる(図21参照)。このエラー標識92の点滅によ
り、オペレータは、何らかのエラーが発生したことを、
通常モードM2の画像情報を示した画面上で迅速に視認
することができる。
【0076】この状態で、第1切替スイッチ73を適宜
時間(実施形態では5秒)以上押下すると、エラー表示
モードM5に移行して、液晶パネル60bの画面の表示
がこのとき発生したエラーの内容を示す画像情報に遷移
する(図22(a)〜(d)参照)。これにより、オペ
レータは、エラーの詳細について自らが望むときに確認
できるので、作業効率が向上するし、運転操作時の安全
性も高まる。
【0077】それから、もう一度第1切替スイッチ73
を一回押下するか、または、前記エラーが解消される
と、エラー表示モードM5から通常モードM2に戻っ
て、液晶パネル60bの画面に、通常モードM2の画像
情報が切替え表示される。
【0078】通常モードM2の実行中に第2切替スイッ
チ74を一回押下した場合は、環境設定モードM4に移
行して、液晶パネル60bの画面の表示が、通常モード
M2の画像情報から環境設定モードM4の画像情報に遷
移する(図23参照)。もう一度、第2切替スイッチ7
4を押下すると、通常モードM2に移行して、液晶パネ
ル60bの画面の表示が、環境設定モードM4の画像情
報から通常モードM2の画像情報に戻る。本実施形態で
は、環境設定モードM4を実行する頻度が少ないので、
第1切替スイッチ73とは別に第2切替スイッチ74を
設けて、不用意に環境設定モードM4を作動させること
がないようになっている。
【0079】次に、図14のモード間遷移図と図24〜
図32の画面図とを参照して、液晶パネル60bの画面
に、警報表示モードM3の各種異常情報を切替え表示す
る制御の態様について説明する。
【0080】図14に示すように、通常モードM2にお
いて、コンバイン各部において許容される制御範囲から
外れた異常データが発生した場合には、液晶パネル60
bの画面の表示が、通常モードM2の画像情報から前記
異常データに係る異常状態の画像情報(図24〜図27
及び図29〜図32参照)、すなわち警報表示モードM
3の画像情報に遷移する。
【0081】なお、各種異常データが発生した場合に
は、液晶表示装置60のケース60aに設けた作業ラン
プ70(図7参照)が点灯するようになっている。
【0082】本実施形態における異常情報は、異常状態
の内容や異常発生位置等の詳細を示す詳細情報151
(図24(a)参照)と、この異常状態に対する処置情
報152(図24(b)参照)とからなり、これら両情
報が各々単独で液晶パネル60bの画面に表示されるよ
うになっている。前記画面における両情報151,15
2の切替え表示は、第2切替スイッチ73の押下により
実行される。
【0083】図24(a)に代表例として示すように、
詳細情報151は、異常発生機器等を意味する分かり易
い図柄やシンボルマーク等の記号情報153と、異常発
生機器等の名称等を示す文字情報154と、図形情報と
してのコンバイン全体の略図155とからなり、記号及
び文字情報153,154が図24(a)の画面左側
に、コンバインの略図155が図24(a)の画面右側
に表示される。前記記号及び文字情報153,154
は、本実施形態における表意情報に相当する。
【0084】なお、詳細情報151としては、少なくと
も図形情報と、記号及び文字情報153,154のうち
いずれか一方とがあればよい。
【0085】また、記号及び文字情報153,154か
ら延びる矢印156は、略図155中で異常発生位置
(異常発生機器等が搭載された部位)に該当する領域を
指示するようになっている。ここで、図24(a)の画
面では、穀稈引起装置6の穀稈詰まりの詳細情報が表示
されているから、矢印156は穀稈引起装置6が配設さ
れている刈取前処理装置4の領域を指し示している。こ
の矢印156も本実施形態における図形情報の一つに相
当する。
【0086】このように制御すると、コンバインの構造
について余り詳しくないオペレータであっても、発生し
た異常状態の内容や異常発生位置を視覚的に容易に把握
できる。これにより、オペレータは、例えば整備マニュ
アル等を見直したりする手間が省けて、異常発生位置の
修理等を迅速かつ的確に実行できるのである。
【0087】警報表示モードM3で報知されるコンバイ
ン各部の異常状態は、危険性が高いためエンジン15を
強制停止させる緊急状態と、扱胴詰まりに代表される作
業系の異常状態と、エンジン油圧異常に代表されるエン
ジン系の異常状態との三つに大別されている。以下に、
それぞれの異常状態における切替え表示制御の詳細な態
様について説明する。
【0088】例えば緊急状態に関する異常データ(以
下、緊急データという)が発生した場合には、液晶パネ
ル60bの画面の表示が、通常モードM2の画像情報か
ら前記緊急状態の画像情報(以下、緊急情報という。図
24及び図25参照)に遷移するとともに、エンジン1
5が強制的に停止する。
【0089】コンバインの緊急状態としては、前述した
穀稈引起装置6の穀稈詰まり、穀稈搬送装置8の穀稈詰
まり、排わらカッタ27の排わら詰まり、及び結束装置
(図示せず)の結束ひも消尽等という4つの態様があ
る。ここで、図25(a)は穀稈搬送装置8、(b)は
排わらカッタ27、(c)は結束装置の緊急情報を示す
画面である。
【0090】検出された緊急データが穀稈引起装置6ま
たは穀稈搬送装置8に関するものであるときには、刈取
スイッチ134の入り切り状態に応じて警報ブザー12
9を鳴動または鳴動停止させる一方、排わらカッタ27
または図示しない結束装置に関する緊急データであると
きには、脱穀スイッチ135の入り切り状態に応じて警
報ブザー129を鳴動または鳴動停止させるようになっ
ている。
【0091】また、緊急データが検出された場合には、
当該緊急データに係る緊急情報のみを液晶パネル60b
の画面に表示し、他の異常データが併せて検出されてい
たとしても、当該他の異常データに関する異常情報には
切り替わらないようになっている。この場合は、一旦電
源スイッチ142を切り作動させない限り、他のモード
へ移行することもできない。
【0092】このように制御すると、例えばコンバイン
が破損・故障する危険性が高いときや、刈取等の作業に
重大な支障となるような緊急状態が発生した場合には、
オペレータは、この緊急情報を他の異常情報に優先して
把握できるので、刈取・脱穀作業等を安全に実行できる
のである。
【0093】なお、複数の緊急データが検出された場合
には、後に検出された緊急データに関する緊急情報は、
先の緊急状態が解消されたのちに、先の緊急情報から切
り替わって、液晶パネル60bの画面に表示されるよう
になっている。
【0094】次に、作業系異常データが発生した場合に
ついて説明する。この場合には、液晶パネル60bの画
面に、通常モードM2の画像情報に代えて、前記作業系
異常データに係る異常状態の画像情報(図26(a)〜
(e)参照)が切替え表示される。この状態で警報ブザ
ー129は、脱穀スイッチ135の入り切り状態に応じ
て鳴動または鳴動停止するようになっている。
【0095】作業系の異常状態としては、コンバインの
例で示すと脱穀関係であって、扱胴13の詰まり、処理
胴20の詰まり、二番受樋のスクリューコンベヤ22b
の詰まり、搖動選別機構40の詰まり、及び穀粒タンク
12内のもみ満量という5つの態様がある。ここで、図
26(a)は扱胴13、(b)は処理胴20、(c)は
二番受樋のスクリューコンベア22b、(d)は搖動選
別機構40、(e)は穀粒タンク12内のもみ満量の異
常情報を示す画面である。
【0096】作業系の異常状態だけが発生していた場合
には、前記異常状態が解消することにより、警報表示モ
ードM3から通常モードM2に復帰して、液晶パネル6
0bの画面に、通常モードM2の画像情報が切替え表示
される。なお、液晶表示装置60の作業ランプ70(図
7参照)はこのとき消灯する。
【0097】なお、複数の作業系異常データが検出され
た場合にも、前述した緊急データの場合と同様に、後に
検出された作業系異常データに関する異常情報は、先の
作業系の異常状態が解消されたのちに、先の作業系の異
常情報から切り替わって、液晶パネル60bの画面に表
示されるようになっている。
【0098】次に、エンジン系の異常データが発生した
場合について説明する。この場合には、液晶パネル60
bの画面に、通常モードM2の画像情報に代えて、前記
エンジン系異常データに係る異常状態の画像情報(図2
7(a)〜(d)参照)が切替え表示されるとともに、
警報ブザー129が鳴動する。
【0099】エンジン系の異常状態としては、エンジン
油圧異常、エンジン冷却水温異常、充電回路関係の異常
(チャージ異常)、及びエアクリーナ異常(詰まり)と
いう4つの態様がある。ここで、図27(a)はエンジ
ン油圧、(b)はエンジン冷却水温、(c)は充電回路
関係、(d)はエアクリーナの異常情報を示す画面であ
る。
【0100】エンジン系の異常状態だけが発生している
場合には、第1切替スイッチ73を押下することによ
り、警報表示モードM3と通常モードM2との間におい
て、液晶パネル60bの画面に各種情報を切替え表示で
きるようになっている。
【0101】すなわち、エンジン系の異常状態だけが発
生している場合には、第1切替スイッチ73を一回押下
すると、通常モードM2に移行して、液晶パネル60b
の画面の表示がエンジン系の異常情報から通常モードM
2の画像情報に遷移する。
【0102】この場合は、第1切替スイッチ73の押下
に伴って警報ブザー129が鳴動停止し、通常モードM
2の画像情報を示した画面における副変速モニタ89の
右側部位に、「警報」の文字標識93が点滅表示される
(図28参照)。この警報標識93の点滅により、通常
モードM2の画像情報を示した画面上でも、オペレータ
はエンジン系の異常状態が発生していることを視認で
き、オペレータの注意を喚起できる。
【0103】もう一度、第1切替スイッチ73を押下す
ると、警報表示モードM3に移行して、液晶パネル60
bの画面に、エンジン系の異常情報が切替え表示される
とともに、再び警報ブザー129が鳴動するのである。
【0104】エンジン系の異常状態が解消すると、警報
表示モードM3から通常モードM2に復帰して、警報ブ
ザー129の鳴動を停止させるとともに、液晶パネル6
0bの画面に通常モードM2の画像情報が切替え表示さ
れる。なお、液晶表示装置60の作業ランプ70(図7
参照)がこのとき消灯することはいうまでもない。
【0105】次に、図29〜図32の画面図を参照し
て、作業系及びエンジン系の異常データが複数発生した
場合の切替え表示制御の態様を説明する。
【0106】本実施形態では、作業系及びエンジン系の
異常データが複数発生した場合、略図155中で異常発
生位置(異常発生器機等が搭載された部位)に該当する
領域に、指示標識157,158,159が点滅表示さ
れるようになっている(図29の各斜線部参照)。
【0107】すなわち、エンジン油圧異常、エンジン冷
却水温異常、チャージ異常及びエアクリーナ異常の場合
は、運転室11に該当する領域に、指示標識157が点
滅表示される一方、扱胴13の詰まり、処理胴20の詰
まり、二番受樋のスクリューコンベヤ22bの詰まり及
び搖動選別機構40の詰まりの場合は、走行機体1の進
行方向左側の部位に該当する領域158が点滅表示され
る。そして、穀粒タンク12内のもみ満量の場合は、運
転室11の後方部位に該当する領域159が点滅表示さ
れる。これら各指示標識157〜159は、本実施形態
における図形情報としての標識に相当するものである。
【0108】作業系の異常状態とエンジン系の異常状態
とが発生した場合、例えば扱胴詰まりとエンジン油圧異
常とエンジン冷却水温異常が発生した場合には、まず、
液晶パネル60bの画面に、扱胴詰まり情報である詳細
情報(図30(a)参照)が表示される。
【0109】この場合は、画面右側の略図155中で、
走行機体1の進行方向左側の部位に該当する領域と、運
転室11に該当する領域とに、それぞれ指示標識15
8,157が点滅表示され、画面左側の記号及び文字情
報から延びる矢印156が扱胴13の搭載部位に対応し
た領域(指示標識158)を指し示す。
【0110】次いで、適宜時間(実施形態では5秒)が
経過すると、液晶パネル60bの画面に、エンジン油圧
異常情報である詳細情報(図30(b)参照)が切替え
表示される。この段階では、指示標識157,158が
継続して点滅表示される一方、画面左側の記号及び文字
情報から延びる矢印156は運転室11に該当する領域
(指示標識157)を指し示す。
【0111】それから、再び適宜時間(実施形態では5
秒)が経過すると、液晶パネル60bの画面の表示が、
エンジン冷却水温異常情報である詳細情報(図30
(c)参照)に遷移する。この段階においても、指示標
識157,158が継続して点滅表示され、画面左側の
記号及び文字情報から延びる矢印156も、運転室11
に該当する領域(指示標識157)を指し示す。
【0112】次いで、再び適宜時間(実施形態では5
秒)が経過すると、液晶パネル60bの画面の表示が、
扱胴詰まり情報である詳細情報(図30(a)参照)に
戻るのである。なお、作業系の異常状態が確認された場
合には、第1切替えスイッチ73を押下しても、液晶パ
ネル60bの画面表示は通常モードM2の画像情報に切
り替わらないようになっている。
【0113】このように制御すると、コンバインの構造
について余り詳しくないオペレータであっても、異常発
生位置の全てを視覚的に一度に把握できるので、オペレ
ータの注意を喚起できる。これに加えて、発生した異常
情報の内容についても、切替え表示に伴って順次把握し
た結果、全ての異常情報を的確に確認できる。したがっ
て、これら各異常の発生を見落としたりするおそれがな
くなるのである。
【0114】その上、オペレータが例えばスイッチ等の
切替え操作をしなくても、液晶パネル60bの画面の表
示は自動的に切り替わるので、オペレータは、他のこと
に手を煩わされることなく、コンバインの運転操作等を
しながら、発生した異常情報を簡単に確認できるのであ
る。
【0115】その後、例えば扱胴詰まりを解消すると、
液晶パネル60bの画面表示は、エンジン油圧異常情報
→エンジン冷却水温異常情報→エンジン油圧異常情報と
いう順に適宜時間毎に切り替わる(図31(a)(b)
参照)。この場合、エンジン系の異常状態だけが二つ継
続しているから、画面右側の略図155中で指示標識1
58の点滅表示は解除され、運転室11に該当する領域
にのみ指示標識157が点滅表示される。
【0116】次いで、例えばエンジン冷却水温異常を解
消すると、液晶パネル60bの画面には、エンジン油圧
異常情報のみが表示され(図32参照)、指示標識15
7の点滅表示は解除される。
【0117】すなわち、液晶パネル60bの画面には、
異常状態が解消されたものから表示されなくなって、残
りの異常情報が適宜時間ごとに順次切替え表示され、発
生した異常状態が全て解消されるまで、これを繰り返す
から、オペレータは異常状態の解消状況をも容易に把握
できるのである。
【0118】なお、液晶パネル60bの画面における表
示の切替え態様は、前述のものに限らず、例えば液晶表
示装置60に設けた4つのスイッチ71〜74のいずれ
か一つを押下する毎に、前記各異常状態の情報を、前記
画面に切替え表示するようにしてもよい。
【0119】図33(a)(b)は、液晶パネル60b
の画面における文字情報の表示の別例であり、(a)の
画面は、エンジン油圧異常情報中の「(エンジン)油
圧」という日本語を「EngineOil」という英語
に変換したもの、(b)の画面は、エンジン冷却水温異
常情報中の「(エンジン冷却)水温」という日本語を
「Coolant」という英語に変換したものである。
【0120】液晶パネル60bの画面における日本語で
の文字情報の表示を、英語での文字情報に変換するに
は、例えば、CANコントローラユニットC5のEEP
ROM78に文字情報変換プログラムを予め記憶させて
おき、CANコントローラユニットC5に接続した表示
変換スイッチを切替え操作することにより実行するよう
にすればよい。
【0121】このように制御すると、例えば日本で生産
したコンバインを海外へ輸出販売したり、コンバインの
生産を海外で行って現地で販売したりする場合に、液晶
パネル60bの画面表示を販売地等で使用される言語に
簡単に変換できる。したがって、制御プログラムの仕様
等を大幅に変更する必要がないので、製造コストの抑制
に寄与できるのである。
【0122】なお、変換可能な文字情報としては英語に
限らず、朝鮮語や中国語等の様々な言語を採用できるこ
とはいうまでもない。また、日本語から複数の他言語に
変換できるようにしてもよいのである。
【0123】本発明は、前述の実施形態に限定されるも
のではなく、各種農作業機、クレーン車等の特殊作業用
車両または乗用車等の各種作業機に対して、広く適用で
きることはいうまでもない。
【0124】また、本発明における通信バス(回線)は
CAN(Controller Area Network)プロトコルのみなら
ず、LAN(Local Area Network) プロトコルを用いて
もよい。制御手段としてのコントローラは複数であって
もよいし、単一のものであってもよい。
【0125】さらに、本発明における表示装置は、液晶
パネル60bを用いた液晶表示装置60に限らず、CR
TディスプレイやELディスプレイ等であってもよい。
【0126】
【発明の効果】請求項1のように構成すると、作業機各
部に異常状態が発生した場合には、表示手段の画面に、
警報表示モードにおける異常状態の情報として、前記異
常状態の内容を示す記号情報及び文字情報のうちいずれ
か一方または両方からなる表意情報と、前記作業機にお
ける異常発生位置についての図形情報とを表示できるか
ら、前記作業機の構造について余り詳しくないオペレー
タであっても、発生した異常状態の内容や異常発生位置
を視覚的に容易に把握できる。したがって、異常発生位
置の修理等を迅速かつ的確に実行できるという効果を奏
する。
【0127】また、請求項2のように構成すると、作業
機各部に異常状態が複数発生した場合には、表示手段の
画面に、図形情報としての略図及び異常発生位置に係る
標識の全てを表示するとともに、前記各異常状態に対応
した表意情報を適宜時間毎に順次切替え表示することが
できるから、オペレータは、異常発生位置の全てを標識
により視覚的に一度に把握できるとともに、発生した異
常情報の内容についても、切替え表示に伴って順次把握
でき、結果的に全ての異常情報を的確に確認できる。す
なわち請求項1の作用効果を確実に達成できるという効
果を奏する。
【0128】その上、オペレータは、異常発生位置の全
てを標識により視覚的に一度に把握できるから、前記各
異常状態の発生を見落としたりするおそれがなくなると
いう効果も奏する。
【0129】さらに、請求項3のように構成すると、表
示手段の画面における日本語での文字情報の表示を、他
言語での文字情報に切り替えることができるから、例え
ば日本で生産したコンバインを海外へ輸出販売したり、
コンバインの生産を海外で行って現地で販売したりする
場合に、前記表示手段の画面表示を販売地等で使用され
る言語に簡単に変換できる。したがって、制御プログラ
ムの仕様等を大幅に変更する必要がないので、製造コス
トの抑制に寄与できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの左側面図である。
【図2】コンバインの右側面図である。
【図3】コンバインの正面図である。
【図4】動力伝達系のスケルトン図である。
【図5】油圧回路図である。
【図6】運転室の概略平面図である。
【図7】操向丸ハンドル及び液晶表示装置を示す拡大平
面図である。
【図8】制御装置全体の機能ブロック図である。
【図9】CANコントローラユニットC1の機能ブロッ
ク図である。
【図10】CANコントローラユニットC2の機能ブロ
ック図である。
【図11】CANコントローラユニットC3の機能ブロ
ック図である。
【図12】CANコントローラユニットC4の機能ブロ
ック図である。
【図13】CANコントローラユニットC5の機能ブロ
ック図である。
【図14】各モードの遷移図である。
【図15】通常モードの遷移図である。
【図16】初期モードの画像情報を示す画面の図であ
る。
【図17】非作業モードの画像情報を示す画面の図であ
る。
【図18】作業モードの画像情報を示す画面の図であ
る。
【図19】刈取作業時間の積算値が表示された通常モー
ドの画面の図である。
【図20】メンテナンスモードの画像情報を示す画面の
図である。
【図21】エラー標識が表示された通常モードの画面の
図である。
【図22】エラー表示モードの画像情報を示す画面の図
であり、(a)は扱深さセンサ、(b)は燃料センサ、
(c)は燃料噴射ポンプラックアクチュエータ、(d)
は刈取スイッチセンサの場合である。
【図23】操作スイッチ設定モードの画像情報を示す画
面の図である。
【図24】警報表示モードにおいて穀稈引起装置の緊急
情報を示す画面の図であり、(a)は詳細情報、(b)
は処置情報を示す画面である。
【図25】緊急情報を示す画面の図であり、(a)は穀
稈搬送装置、(b)は排わらカッタ、(c)は結束装置
の緊急情報を示す画面である。
【図26】作業系の異常情報を示す画面の図であり、
(a)は扱胴、(b)は処理胴、(c)は二番受樋のス
クリューコンベア、(d)は搖動選別機構、(e)は穀
粒タンク内のもみ満量の異常情報を示す画面である。
【図27】エンジン系の異常情報を示す画面の図であ
り、(a)はエンジン油圧、(b)はエンジン冷却水
温、(c)は充電回路関係、(d)はエアクリーナの異
常情報を示す画面である。
【図28】警報標識が表示された通常モードの画面の図
である。
【図29】図形情報としての略図の拡大図である。
【図30】指示標識の点滅表示態様を説明するための画
面図であり、(a)は扱胴、(b)はエンジン油圧、
(c)はエンジン冷却水温の異常情報を示す画面であ
る。
【図31】指示標識の点滅表示態様を説明するための画
面図であり、(a)はエンジン油圧、(b)はエンジン
冷却水温の異常情報を示す画面である。
【図32】指示標識の点滅表示態様を説明するためのエ
ンジン油圧の異常情報を示す画面図である。
【図33】液晶パネルの画面における文字情報の表示の
別例であり、(a)はエンジン油圧、(b)はエンジン
冷却水温の異常情報を示す画面である。
【符号の説明】
C1〜C5 CANコントローラユニット S1〜S5 アプリケーション制御プログラム M1 初期モード M2 通常モード M3 警報表示モード M4 環境設定モード M5 エラー表示モード M6 メンテナンスモード 1 走行機体 2,2 走行クローラ 3 脱穀装置 4 刈取前処理装置 15 エンジン 28 排出オーガ 56 運転座席 57 フロントコラムカバー体 58 操向丸ハンドル 60 液晶表示装置 60a ケース 60b 表示手段としての液晶パネル 70 作業ランプ 71 カーソル上移動スイッチ 72 カーソル下移動スイッチ 73 第1切替スイッチ 74 第2切替スイッチ 75 制御装置 77 CPU 78 EEPROM 151 詳細情報 152 処置情報 153 記号情報 154 文字情報 155 図形情報としての略図 156 矢印 157,158,159 指示標識
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 智弘 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 2B074 AA02 AB01 AD05 AF02 BA19 CA01 DA01 DB02 DB03 DB04 DE03 DE05 EC01 ED03 2B076 AA03 BA05 EB05 ED22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機の各種モードの情報を表示するた
    めの表示手段と、前記複数のモードのうち実行中のモー
    ドの情報を前記表示手段の画面に表示するように制御す
    るための制御手段とを備えた表示装置において、 前記制御手段は、前記作業機各部に異常状態が発生した
    場合には、前記表示手段の画面に、警報表示モードにお
    ける異常状態の情報として、前記異常状態の内容を示す
    記号情報及び文字情報のうちいずれか一方または両方か
    らなる表意情報と、前記作業機における異常発生位置に
    ついての図形情報とを表示するように制御することを特
    徴とする作業機における表示装置。
  2. 【請求項2】 前記図形情報は、前記作業機全体の略図
    と、この略図中で異常発生位置を指示する標識とからな
    っており、 前記制御手段は、前記作業機各部に異常状態が複数発生
    した場合には、前記表示手段の画面に、前記略図と異常
    発生位置に係る標識の全てとを表示するとともに、前記
    各異常状態に対応した表意情報を適宜時間毎に順次切替
    え表示するように制御することを特徴とする請求項1に
    記載した作業機における表示装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記表示手段の画面に
    おける日本語での文字情報の表示を、他言語での文字情
    報に切替え表示できるように制御することを特徴とする
    請求項1または2に記載した作業機における表示装置。
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