JP2003179968A - 通信制御システム、通信制御方法、基地局及び移動局 - Google Patents
通信制御システム、通信制御方法、基地局及び移動局Info
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Abstract
トワークの安定性の確保を図ると同時に、容量を越えた
パケットの送信による通信品質の劣化を防ぎ、通信容量
の増大を図ることを目的とする。 【解決手段】 本発明は、無線ネットワークを介して基
地局10から移動局30に下りパケット3を送信するパ
ケット移動通信環境における通信制御システムに関す
る。本発明において、基地局10は、無線ネットワーク
の輻輳状態と下りパケット3のトラヒックタイプ(DS
CP)とに応じて、無線ネットワークに下りパケット3
を送信するか否かを決定する送信決定手段11を具備す
る。
Description
における通信制御システム、通信制御方法、及びこれら
に用いて好適な基地局及び移動局に関する。
に進入するトラヒックを制御することによって、ネット
ワーク内の輻輳の発生を回避して、ネットワークの安定
性を確保し、Qos(Quality of Serv
ice)をサポートする重要な技術である。特に、無線
通信(移動通信)環境では、無線リソースが限られてい
るため、無線区間に流れるトラヒックの受付制御が必要
不可欠である。
は、各セルに割り当てられた使用可能なチャネル数に基
づく「トラヒックの受付制御」や、呼損率や劣化率の監
視結果に基づいて同時受付ユーザ数を決定する「トラヒ
ックの受付制御」が行われていた(特開平9-8410
5号「移動通信の呼受付制御方法及び装置」参照)。
ransfer Mode)通信環境では、コネクショ
ン設定時に、当該コネクション設定要求を受け付ける
か、当該コネクション設定要求を拒否するか、当該コネ
クション設定要求に含まれるコネクション設定条件の協
議を行うかについて決定する。
に実施されるネットワーク輻輳状態判断は、バッファの
キュー平均長(特開2001-111556号「RED
による輻輳回避装置及びその方法」)や、バッファのキ
ュー使用率(特開2000-358068号「インテリ
ジェントネットワークの輻輳制御システム」)を用いる
ものであった。
ト移動通信では、チャネルを複数のユーザで共有してお
り、音声パケットやデータパケット等のパケットの発生
パターンや発生数が流動的であるため、従来の回線交換
ベースの移動通信環境で用いられている「トラヒックの
受付制御」を適用することが難しいという問題点があっ
た。
レス型の通信であるため、コネクション型の通信である
ATM通信環境で用いられている「トラヒックの受付制
御」を適用することができないという問題点があった。
は、パケットのトラヒックタイプが考慮されないため、
ネットワークが輻輳していると判断された場合に、リア
ルタイムトラヒックが拒否される確率が高くなり、Qo
sを悪化させる要因となり得るという問題点があった。
ーの容量より、無線リソース量がボトルネックになる場
合が多いため、キュー平均長やキューの使用率では、ネ
ットワーク輻輳状態を判断し難いという問題点があっ
た。
れたもので、無線区間に流れるトラヒックを制御し、ネ
ットワークの安定性の確保を図ると同時に、容量を越え
たパケットの送信による通信品質の劣化を防ぎ、通信容
量の増大を図ることを目的とする。また、本発明は、無
線リソースの利用状況及びパケットのトラヒックタイプ
に応じた「トラヒックの受付制御」を行うことで、通信
品質の向上を図ることを目的とする。
ステム及び通信制御方法は、無線ネットワークを介して
基地局から移動局に下りパケットを送信するパケット移
動通信環境におけるものであって、前記基地局が、前記
無線ネットワークの輻輳状態と前記下りパケットのトラ
ヒックタイプとに応じて、該無線ネットワークに該下り
パケットを送信するか否かを決定する送信決定手段を具
備することを特徴とするものである。
によれば、基地局の送信決定手段が、無線ネットワーク
の輻輳状態に応じて、下りパケットを送信するか否かを
決定するため、無線区間に流れる下り方向のトラヒック
を制御し、ネットワークの安定性の確保を図ると同時
に、容量を越えた下りパケットの送信による通信品質の
劣化を防ぎ、通信容量の増大を図ることができる。
御方法によれば、基地局の送信決定手段が、下りパケッ
トのトラヒックタイプに応じて、下りパケットを送信す
るか否かを決定するため、下りパケットのトラヒックタ
イプに応じた「トラヒックの受付制御」を行うことで、
通信品質の向上を図ることができる。
において、前記無線ネットワークの輻輳状態が、前記基
地局の送信電力リソースの使用状況に応じて判断される
ことが好ましい。
御方法において、前記送信決定手段が、前記下りパケッ
トのトラヒックタイプごとに設けられた所定の閾値と前
記基地局の送信電力リソースの使用状況とを比較するこ
とによって、前記無線ネットワークの輻輳状態を判断す
ることが好ましい。
通信制御方法は、無線ネットワークを介して移動局から
基地局に上りパケットを送信するパケット移動通信環境
におけるものであって、前記基地局が、前記無線ネット
ワークの輻輳状態と前記上りパケットのトラヒックタイ
プとに応じて、該無線ネットワークを介して前記移動局
から送信された該上りパケットを受け付けるか否かを決
定する受付決定手段と、決定された結果を前記移動局に
通知する通知手段とを具備し、前記移動局が、通知され
た前記結果に応じて、前記無線ネットワークに前記上り
パケットを送信するか否かを決定する送信決定手段を具
備することを特徴とするものである。
によれば、基地局の受付決定手段が、無線ネットワーク
の輻輳状態に応じて上りパケットを受け付けるか否かを
決定し、移動局の送信決定手段が、決定結果に応じて上
りパケットを送信するか否かを決定するため、無線区間
に流れる上り方向のトラヒックを制御し、ネットワーク
の安定性の確保を図ると同時に、容量を越えた上りパケ
ットの送信による通信品質の劣化を防ぎ、通信容量の増
大を図ることができる。
御方法によれば、基地局の受付決定手段が、上りパケッ
トのトラヒックタイプに応じて上りパケットを受け付け
るか否かを決定し、移動局の送信決定手段が、決定結果
に応じて上りパケットを送信するか否かを決定するた
め、上りパケットのトラヒックタイプに応じた「トラヒ
ックの受付制御」を行うことで、通信品質の向上を図る
ことができる。
において、前記無線ネットワークの輻輳状態が、前記基
地局の受信電力リソースの使用状況に応じて判断される
ことが好ましい。
御方法において、前記受付信決定手段が、前記上りパケ
ットのトラヒックタイプごとに設けられた所定の閾値と
前記基地局の受信電力リソースの使用状況とを比較する
ことによって、前記無線ネットワークの輻輳状態を判断
することが好ましい。
御方法において、前記トラヒックタイプが、DiffS
erv IPパケットのコードポイント(DSCP)に
よって識別されることが好ましい。
御システムの構成)本発明の実施形態に係る通信制御シ
ステムの構成について図を参照しながら説明する。図1
は、本実施形態に係る通信制御システムを含むパケット
移動通信環境を示す図である。
局10と、複数の移動局301乃至30nによって構成
されている。図1では、複数の移動局301乃至30n
が基地局10に接続されており、基地局10から複数の
移動局301乃至30nに下り信号11乃至1nが送信
されており、複数の移動局301乃至30nから基地局
10に上り信号21乃至2nが送信されている。
線ネットワークを介して、基地局10から移動局30に
下りパケット3(下り信号1)を送信し、移動局30か
ら基地局10に上りパケット4(上り信号2)を送信す
るパケット移動通信環境において、トラヒック受付制御
及びネットワーク輻輳制御を行うものであり、基地局1
0及び複数の移動局301乃至30nに具備された機能
によって実現される。以下、基地局10及び複数の移動
局301乃至30nに具備された機能のうち、本実施形
態に係る通信制御システムに関するものについて説明す
る。
ト受付決定回路11と、信号多重回路12と、符号化回
路13と、変調回路14と、下り平均送信電力測定回路
15と、サーキュレータ16と、無線アンテナ17と、
上り平均受信電力測定回路18と、パケット受付回路1
9と、復調回路20と、復号回路21と、信号分離回路
22と、受付判断結果報知回路23とを具備する。
路11が、無線ネットワークの輻輳状態と下りパケット
のトラヒックタイプとに応じて、無線ネットワークに下
りパケット3を送信するか否かを決定する送信決定手段
を構成する。
受付判断結果報知回路23が、無線ネットワークの輻輳
状態と上りパケット4のトラヒックタイプとに応じて、
無線ネットワークを介して移動局30から送信された上
りパケット4を受け付けるか否かを決定する受付決定手
段及び決定された結果を移動局30に通知する通知手段
を構成する。
路12と下り平均送信電力測定回路15とに接続されて
おり、下り平均送信電力測定回路15から送信された下
り平均送信電力と下りパケット3のトラヒックタイプと
に応じて、ネットワーク輻輳状態を判断し、この判断結
果に基づいて、上位ネットワーク(交換局や無線通信制
御局等)から受信した下りパケット3を受け付けるか否
かを決定し、受け付けると決定した下りパケット3を信
号多重回路12に転送するものである。
クタイプは、当該パケットのパケットヘッダ内に設定さ
れた「DiffServ IPパケットのコードポイン
ト:Diffserv Code Point(DSC
P)」によって識別されるものとする。ただし、本発明
は、これに限定されるものではなく、無線リソース予約
時にトラヒックタイプを申告する方法やその他の方法に
よって、パケットのトラヒックタイプを決定してもよ
い。
れるパケットのトラヒックタイプについて説明する。本
実施形態で用いられるパケットのトラヒックタイプとし
て、図3に示すように、「EF(Expedited
Forwarding)タイプ」、「AF(Assur
ed Forwarding)タイプ」及び「BE(B
est Effort)タイプ」の3種類が定義されて
いる。そして、「AFタイプ」は、図4に示すように、
優先度(パケット伝送速度やバッファ長等)に応じた4
種類のクラス(クラス1乃至4)に分かれ、4種類のク
ラスはそれぞれ廃棄優先度に応じた3種類のレベル(レ
ベル1乃至3)に分かれる。
は「101110」であり、「AFタイプ」のパケット
の「DSCP」は「XXXYY0」であり、「BEタイ
プ」のパケットの「DSCP」は「000000」であ
る。
のパケットの「DSCP」は「001010」であり、
「AFタイプ/クラス1/レベル2」のパケットの「DS
CP」は「001100」であり、「AFタイプ/クラ
ス1/レベル3」のパケットの「DSCP」は「001
110」である。
のパケットの「DSCP」は「010010」であり、
「AFタイプ/クラス2/レベル2」のパケットの「DS
CP」は「010100」であり、「AFタイプ/クラ
ス2/レベル3」のパケットの「DSCP」は「010
110」である。
のパケットの「DSCP」は「011010」であり、
「AFタイプ/クラス3/レベル2」のパケットの「DS
CP」は「011100」であり、「AFタイプ/クラ
ス3/レベル3」のパケットの「DSCP」は「011
110」である。
1」のパケットの「DSCP」は「100010」であ
り、「AFタイプ/クラス4/レベル2」のパケットの
「DSCP」は「100100」であり、「AFタイプ
/クラス4/レベル3」のパケットの「DSCP」は「1
00110」である。
ラスのパケットを定義し、「AFタイプ」は、「EFタ
イプ」の次に優先されるクラスのパケットを定義し、
「BEタイプ」は、ベストエフォート型のパケットを定
義する。
至3」を総称して「AF1タイプ」と呼び、「AFタイ
プ/クラス2/レベル1乃至3」を総称して「AF2タイ
プ」と呼び、「AFタイプ/クラス3/レベル1乃至3」
を総称して「AF3タイプ」と呼び、「AFタイプ/ク
ラス4/レベル1乃至3」を総称して「AF4タイプ」
と呼ぶこととする。
トを「リアルタイム型」のパケットと定義し、その他の
トラヒックタイプのパケットを「非リアルタイム型」の
パケットと定義する。
は、ネットワーク輻輳状態を判断するために、「下り方
向無線リソース使用率(基地局10の送信電力リソース
の使用状況)R」を計算する。ここで、「下り方向無線
リソース使用率R」は、「下り平均送信電力」が、「下
り最大送信電力」に占める割合である。また、「下り平
均送信電力」は、所定期間ごとの下り送信電力の時間平
均、例えば、基地局10により既に送信されたフレーム
内の各タイムスロットにおける下り送信電力の時間平均
を示す。また、「下り最大送信電力」は、基地局10が
下り信号1を送信可能な電力の最大値を示す。
方向無線リソース使用率Rが下りパケット3のトラヒッ
クタイプの受付閾値Niより小さければ、当該下りパケ
ット3を受け付けると決定する。
方向無線リソース使用率Rが下りパケット3のトラヒッ
クタイプの受付閾値Ni以上であれば、当該下りパケッ
ト3がリアルタイムトラヒック(すなわち「EFタイ
プ」のパケット)である場合に、当該下りパケット3の
受付を拒否すると決定し、当該下りパケット3が非リア
ルタイムトラヒック(すなわち「EFタイプ」以外のパ
ケット)である場合に、当該下りパケット3をバッファ
リングすると決定する。
iを示す。「i」は、トラヒックタイプ(「EFタイ
プ」「AF4タイプ」「AF3タイプ」「AF2タイ
プ」「AF1タイプ」「BEタイプ」)を示す。
閾値NEFは90%に設定されており、受付閾値N
AF4は80%に設定されており、受付閾値NAF3は
70%に設定されており、受付閾値NAF2は60%に
設定されており、受付閾値NAF 1は50%に設定され
ており、受付閾値NBEは40%に設定されている。
時間ごと(例えばフレームごと)に、下り平均送信電力
測定回路15からの下り平均送信電力に応じて、無線リ
ソース使用率Rを更新する。
路11と符号化回路13と受付判断結果報知回路23と
に接続されており、パケット受付決定回路11からの下
りパケット3及び受付判断結果報知回路23からの受付
判断結果を多重化して符号化回路13に送信するもので
ある。
調回路14とに接続されており、信号多重回路12から
の多重化信号を符号化して変調回路14に送信するもの
である。
均送信電力測定回路15とサーキュレータ16とに接続
されており、符号化回路13からの符号化信号を変調し
て下り平均送信電力測定回路15及びサーキュレータ1
6に送信するものである。
ト受付決定回路11と変調回路14とに接続されてお
り、変調回路14からの変調信号を監視して下り平均送
信電力を測定し、測定した下り平均送信電力をパケット
受付決定回路11に送信するものである。下り平均送信
電力測定回路15は、所定期間ごと(例えばフレーム内
のタイムスロットごと)に下り平均送信電力を測定す
る。
線アンテナ17と上り平均受信電力測定回路18とパケ
ット受付決定回路19とに接続されており、変調回路1
4から無線アンテナ17への下り信号1の送信処理と、
無線アンテナ17からパケット受付決定回路19及び上
り平均受信電力測定回路18への上り信号2の受信処理
とを切り替えるものである。
ュレータ16と受付判断結果報知回路23とに接続され
ており、サーキュレータ16からの上り信号2を監視し
て上り平均受信電力を測定し、測定した上り平均受信電
力を受付判断結果報知回路23に送信するものである。
上り平均受信電力測定回路18は、所定期間ごと(例え
ばフレーム内のタイムスロットごと)上り平均受信電力
を測定する。
は、上り平均受信電力として、所定期間ごとの上り平均
受信電力レベルの平均値を測定する代わりに、所定期間
ごとの「SIR(Signal to Interfe
rence Power Ratio)」の平均値を測
定してもよい。
16と復調回路20とに接続されており、サーキュレー
タ16からの上り信号2を受け付け、受け付けた上り信
号2を復調回路20に送信するものである。
復号回路21とに接続されており、パケット受付回路1
9からの上り信号2を復調して復号回路21に送信する
ものである。
回路22とに接続されており、復調回路20からの復調
信号を復号して信号分離回路22に送信するものであ
る。
されており、復号回路21からの復号信号を分離して上
りパケット4を抽出し、抽出した上りパケット4を上位
ネットワークに送信するものである。
路12と上り平均受信電力測定回路18とに接続されて
おり、上り平均受信電力測定回路18からの上り平均受
信電力に応じて、無線ネットワークの輻輳状態を判断
し、この判断結果に基づいて、各トラヒックタイプの上
りパケット4を受け付けるか否かを決定し、決定した受
付判断結果(受付又は受付拒否)を信号多重回路12に
送信するものである。
は、無線ネットワーク輻輳状態を判断するために、「上
り方向無線リソース使用率(基地局10の受信電力リソ
ースの使用状況)R」を計算する。ここで、「上り方向
無線リソース使用率R」は、「上り平均受信電力」が、
「上り最大受信電力」に占める割合である。また、「上
り平均受信電力」は、所定期間ごとの上り受信電力の時
間平均、例えば、基地局10により既に受信されたフレ
ーム内の各タイムスロットにおける上り受信電力の時間
平均を示す。また、「上り最大受信電力」は、基地局1
0が上り信号2を受信可能な電力の最大値を示す。
方向無線リソース使用率Rがトラヒックタイプiの受付
閾値Niより小さければ、トラヒックタイプiの上りパ
ケット4(上り信号2)を受け付けると決定する。
方向無線リソース使用率Rがトラヒックタイプiの受付
閾値Ni以上であれば、トラヒックタイプiの上りパケ
ット4(上り信号2)の受付を拒否すると決定する。
ト入力回路31と、トラヒックタイプ確認回路32と、
符号化回路33と、変調回路34と、サーキュレータ3
5と、信号分離回路36と、受付可否判定回路37と、
送信タイミング決定回路38と、復調回路39と、復号
回路40と、パケット出力回路41とを具備する。
7が、基地局10から通知された結果に応じて、無線ネ
ットワークに上りパケット4を送信するか否かを決定す
る送信決定手段を構成する。
プ確認回路32に接続されており、移動局30のユーザ
にデータ(音声データ含む)を入力させる入力インタフ
ェースであり、入力されたデータに基づいて上りパケッ
ト3を生成してトラヒックタイプ確認回路32に送信す
るものである。パケット入力回路31は、上りパケット
3を生成する際に、データ内容に応じて、パケットヘッ
ダ内のDSCP(トラヒックタイプ)を設定する。
ト入力回路31と符号化回路33と受付可否判定回路3
7とに接続されており、パケット入力回路31からの上
りパケット3のパケットヘッダ内のDSCPに基づい
て、当該上りパケット3のトラヒックタイプを確認する
ものである。また、トラヒックタイプ確認回路32は、
確認したトラヒックタイプを受付可否判定回路37に送
信し、パケット入力回路31からの上りパケット3を符
号化回路33に送信する。
回路32と変調回路34と送信タイミング決定回路38
とに接続されており、送信タイミング決定回路38から
の送信タイミングに応じて、トラヒックタイプ確認回路
32からの上りパケット3を符号化して変調回路34に
送信する。
ュレータ35とに接続されており、符号化回路33から
の符号化信号を変調してサーキュレータ35に送信する
ものである。
線アンテナ42とに接続されており、変調回路34から
無線アンテナ42への上り信号2の送信処理と、無線ア
ンテナ42から信号分離回路36への下り信号1の受信
処理とを切り替えるものである。
と受付可否判定回路37と復調回路39とに接続されて
おり、サーキュレータ35からの下り信号1内の受付判
断結果を分離して受付可否判定回路37に送信し、それ
以外を復調回路39に送信するものである。
プ確認回路32と信号分離回路36と送信タイミング決
定回路38とに接続されており、トラヒックタイプ確認
回路32からのトラヒックタイプと信号分離回路36か
らの受付判断結果とに応じて、上りパケット4のトラヒ
ックタイプが基地局10によって受け付けられるか否か
について判定し、この判定結果を送信タイミング決定回
路38に通知するものである。
路33と受付可否判定回路37とに接続されており、受
付可否判定回路37からの判定結果に応じて、送信タイ
ミングを生成して符号化回路33に送信するものであ
る。
判定回路37からの判定結果が、当該上りパケット4の
トラヒックタイプが基地局10によって受け付けらない
というものである場合、送信タイミングを生成しない。
その結果、符号化装置33は、当該上りパケット4を符
号化しない。
回路40とに接続されており、信号分離回路36からの
下り信号1を復調して復号回路40に送信するものであ
る。
出力回路41とに接続されており、復調回路39からの
復調信号を復号化してパケット出力回路41に送信する
ものである。
接続されており、復号回路40からの復号信号に基づい
て下りパケット3を復元し、復元した下りパケット3に
応じて移動局30のユーザに対してデータ(音声データ
含む)を出力する出力インタフェースである。
作)上記構成を有する通信制御システムの動作につい
て、図を参照にして説明する。図7は、本実施形態に係
る通信制御システムが下りパケットに係るトラヒック受
付制御を行う場合の基地局10の動作を示すフローチャ
ート図である。また、図8は、本実施形態に係る通信制
御システムが上りパケットに係るトラヒック受付制御を
行う場合の基地局10の動作を示すフローチャート図で
ある。さらに、図9は、本実施形態に係る通信制御シス
テムが上りパケットに係るトラヒック受付制御を行う場
合の移動局30の動作を示すフローチャート図である。
ムが下りパケット3に係るトラヒック受付制御を行う場
合の基地局10の動作について説明する。
て、パケット受付決定回路11が、上位ネットワークか
ら受信した下りパケット3のパケットヘッダ内に設定さ
れたDSCPを調べることによって、当該下りパケット
3のトラヒックタイプを調べる。
定回路11が、下り方向無線リソース使用率Rと下りパ
ケット3のトラヒックタイプの受付閾値Niとを比較す
る。
ット3のトラヒックタイプの受付閾値Niより小さい場
合、ステップ703において、パケット受付決定回路1
1が、当該下りパケット3を受け付けると決定する。そ
して、受け付けられた下りパケット3は、信号多重回路
12と符号化回路13と変調回路14とサーキュレータ
16と無線アンテナ17とを介して移動局30に送信さ
れる。その後、本動作は、ステップ707に進む。
ット3のトラヒックタイプの受付閾値Ni以上の場合、
ステップ704において、パケット受付決定回路11
が、当該下りパケット3がリアルタイムトラヒック
(「EFタイプ」のパケット)であるか否かを判断す
る。
ックである場合、ステップ705において、パケット受
付決定回路11が、当該下りパケット3の受付を拒否す
ると決定する。そして、パケット受付決定回路11は、
その旨を上位ネットワークに通知する。その後、本動作
は、ステップ707に進む。
ックでない場合、ステップ706において、パケット受
付決定回路11が、当該下りパケット3をバッファリン
グすると決定する。その後、本動作は、ステップ707
に進む。
力測定回路15が、所定期間ごと(例えばフレーム内の
タイムスロットごと)に下り平均送信電力を測定してパ
ケット受付決定回路11に送信する。そして、パケット
受付決定回路11が、下り平均送信電力測定回路15か
らの下り平均送信電力に応じて、下り方向無線リソース
使用率Rを再計算することによって更新する。その後、
本動作は、ステップ701に戻る。
ムが上りパケット4に係るトラヒック受付制御を行う場
合の基地局10の動作について説明する。
て、受付判断結果報知回路23が、上り平均受信電力測
定回路18からの上り平均受信電力に応じて、無線ネッ
トワークの輻輳状態を判断し、この判断結果に基づい
て、各トラヒックタイプの上りパケット4を受け付ける
か否かを決定し、決定した受付判断結果(受付又は受付
拒否)を信号多重回路12に送信する。
が、上り方向無線リソース使用率Rと上りパケット4の
トラヒックタイプの受付閾値Niとを比較する。そし
て、上り方向無線リソース使用率Rがトラヒックタイプ
iの受付閾値Niより小さい場合、トラヒックタイプi
の上りパケット4を受け付けると決定する。一方、上り
方向無線リソース使用率Rがトラヒックタイプiの受付
閾値Ni以上の場合トラヒックタイプiの上りパケット
4の受付を拒否すると決定する。
結果は、信号多重回路12において下りパケット3と多
重されて、符号化回路13と変調回路14とサーキュレ
ータ16と無線アンテナ17とを介して移動局30に送
信される。
力測定回路18が、所定期間ごと(例えばフレーム内の
タイムスロットごと)に上り平均受信電力を測定して受
付判断結果報知回路23に送信する。そして、受付判断
結果報知回路23が、上り平均受信電力測定回路18か
らの上り平均受信電力に応じて、上り方向無線リソース
使用率Rを再計算することによって更新する。その後、
本動作は、ステップ801に戻る。
ムが上りパケット4に係るトラヒック受付制御を行う場
合の移動局30の動作について説明する。
て、パケット入力部31が、移動局30のユーザにより
入力されたデータに基づいて上りパケット4を生成す
る。
回路32が、生成された上りパケット4のパケットヘッ
ダ内に設定されたDSCPを調べることによって、当該
上りパケット4のトラヒックタイプを調べる。
路37が、サーキュレータ35を介して基地局10から
送信された受付判断結果を受信し内容を確認する。
路37が、上述の受付判断結果とトラヒック確認回路3
2からの当該上りパケット4のトラヒックタイプとに応
じて、当該上りパケット4を受け付けるか否かを判定す
る。
た場合、ステップ905において、送信タイミング決定
回路38が、送信タイミングを生成する。
ケット4が、符号化回路33と変調回路34とサーキュ
レータ35と無線アンテナ42とを介して基地局10に
送信される。その後、本動作は、ステップ901に戻
る。
定した場合、ステップ907において、受付可否判定回
路37が、当該上りパケット3がリアルタイムトラヒッ
ク(「EDタイプ」のパケット)であるか否かを判断す
る。
ックである場合、ステップ908において、受付可否判
定回路37が、当該上りパケット4の受付を拒否し、そ
の旨を移動局30のユーザに通知する。その後、本動作
は、ステップ901に戻る。
ックでない場合、ステップ909において、受付可否判
定回路37が、当該上りパケット4をバッファリングす
る。その後、本動作は、ステップ901に戻る。
用・効果)本実施形態に係る通信制御システムによれ
ば、基地局10のパケット受付決定回路11が、無線ネ
ットワークの輻輳状態に応じて、下りパケット3を送信
するか否かを決定するため、無線区間に流れる下り方向
のトラヒックを制御し、ネットワークの安定性の確保を
図ると同時に、容量を越えた下りパケット3の送信によ
る通信品質の劣化を防ぎ、通信容量の増大を図ることが
できる。
によれば、基地局10のパケット受付決定回路11が、
下りパケット3のトラヒックタイプ(DSCP)に応じ
て、下りパケット3を送信するか否かを決定するため、
下りパケット3のトラヒックタイプ(DSCP)に応じ
た「トラヒックの受付制御」を行うことで、通信品質の
向上を図ることができる。
によれば、基地局10の上り平均受信電力測定回路18
及び受付判断結果報知回路23が、無線ネットワークの
輻輳状態に応じて上りパケット4を受け付けるか否かを
決定し、移動局30の受付可否判定手段37が、受付判
断結果に応じて上りパケット4を送信するか否かを決定
するため、無線区間に流れる上り方向のトラヒックを制
御し、ネットワークの安定性の確保を図ると同時に、容
量を越えた上りパケット4の送信による通信品質の劣化
を防ぎ、通信容量の増大を図ることができる。
によれば、基地局10の上り平均受信電力測定回路18
及び受付判断結果報知回路23が、上りパケット4のト
ラヒックタイプ(DSCP)に応じて上りパケット4を
受け付けるか否かを決定し、移動局10の受付可否判定
手段37が、受付判断結果に応じて上りパケット4を送
信するか否かを決定するため、上りパケット4のトラヒ
ックタイプ(DSCP)に応じた「トラヒックの受付制
御」を行うことで、通信品質の向上を図ることができ
る。
無線区間に流れるトラヒックを制御し、ネットワークの
安定性の確保を図ると同時に、容量を越えたパケットの
送信による通信品質の劣化を防ぎ、通信容量の増大を図
ることができる。また、本発明によれば、無線リソース
の利用状況及びパケットのトラヒックタイプに応じた
「トラヒックの受付制御」を行うことで、通信品質の向
上を図ることができる。
含むパケット移動通信環境を示す図である
ク図である。
示す図である。
示す図である。
との受付閾値を示す図である。
ク図である。
下りパケットに係るトラヒック受付制御を行う場合の基
地局の動作を示すフローチャート図である。
上りパケットに係るトラヒック受付制御を行う場合の基
地局の動作を示すフローチャート図である。
上りパケットに係るトラヒック受付制御を行う場合の移
動局の動作を示すフローチャート図である。
Claims (22)
- 【請求項1】 無線ネットワークを介して基地局から移
動局に下りパケットを送信するパケット移動通信環境に
おける通信制御システムであって、 前記基地局は、前記無線ネットワークの輻輳状態と前記
下りパケットのトラヒックタイプとに応じて、該無線ネ
ットワークに該下りパケットを送信するか否かを決定す
る送信決定手段を具備することを特徴とする通信制御シ
ステム。 - 【請求項2】 前記無線ネットワークの輻輳状態は、前
記基地局の送信電力リソースの使用状況に応じて判断さ
れることを特徴とする請求項1に記載の通信制御システ
ム。 - 【請求項3】 前記送信決定手段は、前記下りパケット
のトラヒックタイプごとに設けられた所定の閾値と前記
基地局の送信電力リソースの使用状況とを比較すること
によって、前記無線ネットワークの輻輳状態を判断する
ことを特徴とする請求項2に記載の通信制御システム。 - 【請求項4】 無線ネットワークを介して移動局から基
地局に上りパケットを送信するパケット移動通信環境に
おける通信制御システムであって、 前記基地局は、 前記無線ネットワークの輻輳状態と前記上りパケットの
トラヒックタイプとに応じて、該無線ネットワークを介
して前記移動局から送信された該上りパケットを受け付
けるか否かを決定する受付決定手段と、 決定された結果を前記移動局に通知する通知手段とを具
備し、 前記移動局は、通知された前記結果に応じて、前記無線
ネットワークに前記上りパケットを送信するか否かを決
定する送信決定手段を具備することを特徴とする通信制
御システム。 - 【請求項5】 前記無線ネットワークの輻輳状態は、前
記基地局の受信電力リソースの使用状況に応じて判断さ
れることを特徴とする請求項4に記載の通信制御システ
ム。 - 【請求項6】 前記受付信決定手段は、前記上りパケッ
トのトラヒックタイプごとに設けられた所定の閾値と前
記基地局の受信電力リソースの使用状況とを比較するこ
とによって、前記無線ネットワークの輻輳状態を判断す
ることを特徴とする請求項5に記載の通信制御システ
ム。 - 【請求項7】 前記トラヒックタイプは、DiffSe
rv IPパケットのコードポイント(DSCP)によ
って識別されることを特徴とする請求項1乃至6のいず
れか一項に記載の通信制御システム。 - 【請求項8】 無線ネットワークを介して基地局から移
動局に下りパケットを送信するパケット移動通信環境に
おける通信制御方法であって、 前記基地局において、前記無線ネットワークの輻輳状態
と前記下りパケットのトラヒックタイプとに応じて、該
無線ネットワークに該下りパケットを送信するか否かを
決定する第1工程を有することを特徴とする通信制御方
法。 - 【請求項9】 前記無線ネットワークの輻輳状態は、前
記基地局の送信電力リソースの使用状況に応じて判断さ
れることを特徴とする請求項8に記載の通信制御方法。 - 【請求項10】 前記第1工程において、前記下りパケ
ットのトラヒックタイプごとに設けられた所定の閾値と
前記基地局の送信電力リソースの使用状況とを比較する
ことによって、前記無線ネットワークの輻輳状態を判断
することを特徴とする請求項9に記載の通信制御方法。 - 【請求項11】 無線ネットワークを介して移動局から
基地局に上りパケットを送信するパケット移動通信環境
における通信制御方法であって、 前記基地局において、前記無線ネットワークの輻輳状態
と前記上りパケットのトラヒックタイプとに応じて、該
無線ネットワークを介して前記移動局から送信された該
上りパケットを受け付けるか否かを決定する第1工程
と、 前記基地局において、決定された結果を前記移動局に通
知する第2工程と、 前記移動局において、通知された前記結果に応じて、前
記無線ネットワークに前記上りパケットを送信するか否
かを決定する第3工程とを有することを特徴とする通信
制御方法。 - 【請求項12】 前記無線ネットワークの輻輳状態は、
前記基地局の受信電力リソースの使用状況に応じて判断
されることを特徴とする請求項11に記載の通信制御方
法。 - 【請求項13】 前記第1工程において、前記上りパケ
ットのトラヒックタイプごとに設けられた所定の閾値と
前記基地局の受信電力リソースの使用状況とを比較する
ことによって、前記無線ネットワークの輻輳状態を判断
することを特徴とする請求項12に記載の通信制御方
法。 - 【請求項14】 前記トラヒックタイプは、DiffS
erv IPパケットのコードポイント(DSCP)に
よって識別されることを特徴とする請求項8乃至13の
いずれか一項に記載の通信制御方法。 - 【請求項15】 無線ネットワークを介して移動局に下
りパケットを送信する基地局であって、 前記無線ネットワークの輻輳状態と前記下りパケットの
トラヒックタイプとに応じて、該無線ネットワークに該
下りパケットを送信するか否かを決定する送信決定手段
を具備することを特徴とする基地局。 - 【請求項16】 前記無線ネットワークの輻輳状態は、
前記基地局の送信電力リソースの使用状況に応じて判断
されることを特徴とする請求項15に記載の基地局。 - 【請求項17】 前記送信決定手段は、前記下りパケッ
トのトラヒックタイプごとに設けられた所定の閾値と前
記基地局の送信電力リソースの使用状況とを比較するこ
とによって、前記無線ネットワークの輻輳状態を判断す
ることを特徴とする請求項16に記載の基地局。 - 【請求項18】 無線ネットワークを介して移動局から
上りパケットを受信する基地局であって、 前記無線ネットワークの輻輳状態と前記上りパケットの
トラヒックタイプとに応じて、該無線ネットワークを介
して前記移動局から送信された該上りパケットを受け付
けるか否かを決定する受付決定手段と、 決定された結果を前記移動局に通知する通知手段とを具
備することを特徴とする基地局。 - 【請求項19】 前記無線ネットワークの輻輳状態は、
前記基地局の受信電力リソースの使用状況に応じて判断
されることを特徴とする請求項18に記載の基地局。 - 【請求項20】 前記受付信決定手段は、前記上りパケ
ットのトラヒックタイプごとに設けられた所定の閾値と
前記基地局の受信電力リソースの使用状況とを比較する
ことによって、前記無線ネットワークの輻輳状態を判断
することを特徴とする請求項19に記載の基地局。 - 【請求項21】 前記トラヒックタイプは、DiffS
erv IPパケットのコードポイント(DSCP)に
よって識別されることを特徴とする請求項15乃至20
のいずれか一項に記載の基地局。 - 【請求項22】 無線ネットワークを介して基地局に上
りパケットを送信する移動局であって、 前記基地局によって、前記無線ネットワークの輻輳状態
と前記上りパケットのトラヒックタイプとに応じて、該
上りパケットを受け付けるか否かについて決定された結
果に応じて、前記無線ネットワークに前記上りパケット
を送信するか否かを決定する送信決定手段を具備するこ
とを特徴とする移動局。
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