JP2000022628A - 通信方法及び通信システム - Google Patents

通信方法及び通信システム

Info

Publication number
JP2000022628A
JP2000022628A JP10199483A JP19948398A JP2000022628A JP 2000022628 A JP2000022628 A JP 2000022628A JP 10199483 A JP10199483 A JP 10199483A JP 19948398 A JP19948398 A JP 19948398A JP 2000022628 A JP2000022628 A JP 2000022628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
mobile station
upper limit
base station
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10199483A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Hayakawa
正 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10199483A priority Critical patent/JP2000022628A/ja
Priority to US09/473,949 priority patent/US6708042B1/en
Publication of JP2000022628A publication Critical patent/JP2000022628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/26TPC being performed according to specific parameters using transmission rate or quality of service QoS [Quality of Service]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局側で無線通信における通信状態を任意
に指定することができ、該通信状態に応じて通信コスト
を最適にすることができる通信方法及び通信システムを
提供する。 【解決手段】 本発明の通信システムは、移動局20
と、基地局30とを備え、移動局20は、制御部21
と、アンテナ24と、受信回路22と、送信回路23
と、利用者10が情報を入力する入力部26と、情報等
を表示する表示パネル25とを備え、また、基地局30
は、制御部31と、アンテナ34と、受信回路32と、
送信回路33と、課金額を算出する課金額計算部41を
備えることを特徴とする。利用者10が入力部26から
通信状態を任意に設定することができるため、この通信
状態に応じて通信コストを最適にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局と複数の移
動局間で無線によって信号を送受信する通信方法及び通
信システムに関する。特には、信号を送信する際の送信
電力や通信品質等の通信状態を移動局側で指定すること
ができる通信方法及び通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、大容量の通信システムにおい
ては、サービスエリアが複数の無線ゾーンで構成されて
いる。それぞれの無線ゾーンには、送信機及び受信機を
有する基地局が設けられており、送信機及び受信機を有
する移動局との間に無線通信チャネルを設定して双方向
の通信を行っている。
【0003】図8は、従来の通信システムにおける無線
ゾーンを示す概略図である。ここで、無線ゾーン3内に
は、通信の中継局等の基地局1が設置され、該基地局1
と無線通信を行う携帯電話機等の移動局51、5
2、...、5nが存在する。この基地局1は、所定の
送信電力61、...、6nで移動局51、5
2、...、5nと無線通信を行っており、基地局1の
通信範囲は、無線ゾーン3で示される。図8に示したよ
うな基地局1と複数の移動局51、52、...、5n
との間で無線通信を行う場合、信号の送信電力が通信品
質に及ぼす影響は大きい。そこで、従来から、多くの送
信電力の制御方法が採用されている。以下に送信電力制
御方法を適用した従来の通信システムについて説明す
る。
【0004】従来の通信システムは、無線通信における
信号の伝送波周波数を各移動局52〜5n毎に異なる周
波数とし、また、基地局1と移動局51〜5n間の信号
の送信電力61〜6nは、一番遠方に位置する移動局
(図8においては、無線ゾーン3上に位置する移動局5
n)と通信ができるように設定され、全ての移動局51
〜5nで同一の値にされている。したがって、移動局5
1〜5nと基地局1との距離が近ければ近いほど、受信
信号の信号電力(信号エネルギ)が大きくなる。
【0005】以上のような従来の通信システムによれ
ば、移動局51〜5nが基地局1の無線ゾーン3の範囲
内に位置すれば、基地局1と移動局51〜5nの間で無
線通信を確立することができるようになっている。
【0006】また、従来のスペクトラム拡散通信等の他
の通信システムは、無線通信における信号の伝送波周波
数を全ての移動局52〜5nで同一の周波数とし、ま
た、基地局1と移動局51〜5n間の信号の送信電力6
1〜6nは、基地局1で受信する各移動局51〜5nか
らの信号の信号電力が同一になるように、各移動局51
〜5nでそれぞれ異なる送信電力の出力としている。す
なわち、基地局1の受信する信号の信号電力が全ての移
動局51〜5nにおいて同一の値となるように、基地局
1と移動局51〜5nとの距離が遠ければ遠いほど送信
電力を大にして通信するようにしている。
【0007】このような従来の通信システムによれば、
信号の伝送波周波数を同一の周波数にして、複数の移動
局51〜5nとの間に無線通信を確立することができる
ようになっている。
【0008】ここで、特開平9−326753号公報に
は、上述で説明した信号の伝送波周波数を同一の周波数
にする通信システムにおける信号の送信電力を制御する
送信電力制御方法が示されている。この送信電力制御方
法は、受信信号の信号品質に応じて、予め決められた量
の範囲で送信電力を増減させるように制御でき、また、
受信信号の信号強度を課金管理部に通知することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の通信システム及び特開平9−32675
3号公報の送信電力制御方法によれば、移動局側で任意
に送信電力や通信品質等を設定できないという問題があ
った。このため、例えば、無線通信によって送信する情
報がコンピュータ・プログラム等の場合には送信電力や
通信品質等を高くし、音声データ等の場合には送信電力
や通信品質等を低くするといったような、送信する情報
の応じて移動局側(ユーザ側)から無線通信の通信状態
を適宜に指定することができなかった。
【0010】また、無線ゾーン内で、高い通信品質を保
証するためには、送信する情報に係わらず所定の通信品
質を保つように所定値以上の送信電力を確保していた。
この送信電力は、移動局(ユーザ)に対するの課金情報
と関連しており、音声データのみを使用するユーザにと
って必要以上の通信品質となっている場合があり、通信
コストが必ずしも適切に設定されていないという問題が
あった。また、送信電力を低く抑えた通信システムにお
いては、コンピュータ・プログラム等の情報の通信品質
を保つために、例えば、同一データを複数回送信して受
信データの一致をとる等の処理を行っているため、通信
時間が長くなり通信コストがかかるという問題があっ
た。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的は、移動局側で送信電力や通信品質
等の無線通信における通信状態を任意に指定して、伝送
する情報や通信の環境に応じて最適に通信状態を設定す
ることができる通信方法及び通信システムを提供するこ
とである。
【0012】また、本発明の目的は、移動局側で伝送す
る情報に応じて指定された通信状態に基づいて課金し、
通信状態に応じて通信コストを最適にすることができる
通信方法及び通信システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1態様の通信方法は、基地局と複数の移
動局間で無線通信を行う通信方法であって、 移動局に
おいて、(a)基地局から送信される信号の送信電力の
上限値pを任意に指定し、(b)指定した送信電力の上
限値pを基地局に送信し、 基地局において、(c)移
動局から送信された送信電力の上限値pを受信し、
(d)上限値pに基づいて、移動局に対する基地局の送
信電力の上限値Pを決定する、ことを特徴とする。
【0014】本発明の第1態様の通信方法においては、
上記構成に加え、基地局において、(c' )通信中の移
動局に対する通信輻輳状態を監視するようにし、ステッ
プ(d)で通信輻輳状態と上限値pに基づいて、上限値
Pを決定するようにしてもよい。また、ステップ(c'
)は、通信中の移動局に対する基地局の通信電力の上
限値Pの総和に基づいて、通信中の移動局に対する通信
輻輳状態を監視するようにしてもよく、さらに、通信中
の移動局が指定した通信電力の上限値pの総和に基づい
て通信輻輳状態を監視するようにしてもよい。
【0015】また、本発明の第1態様の通信方法は、ス
テップ(d)で、P=k・p(但し、0<k≦1)の関
係を満たすように、上限値pに基づいて、送信電力の上
限値Pを決定するようにしてもよく、また、上限値pが
実際に使用している上限値よりも小さいときに、上限値
Pを上限値pにすることもできる。また、現在の通信に
使用している送信電力の上限値Pを上限値pに変更しよ
うとするときに、それら上限値の総和が所定の閾値を超
える場合には、上限値pを送信してきた移動局以外の移
動局との通信に使用している上限値を減らすようにして
もよい。
【0016】さらに、本発明の第1態様の通信方法のス
テップ(d)で、送信電力の上限値Pを上限値pに変更
しようとするときに、通信中の移動局の上限値の総和が
所定の閾値を超える場合には、現在の上限値Pを維持す
るようにしてもよい。また、上限値Pを上限値pに変更
しようとするときに、通信中の移動局の上限値の総和が
所定の閾値を超える場合には、上限値Pを維持し、上限
値の総和が所定の閾値を超えない場合には、上限値Pを
上限値pにするようにしてもよい。このとき、基地局に
おいて、さらに、(e)現在使用している上限値Pを維
持した場合にその維持信号を移動局に送信することもで
き、上限値Pを更新した場合にその更新信号を移動局に
送信することもできる。
【0017】ここで、上述した閾値は、基地局又は移動
局が出力することのできる通信電力の最大値とすること
ができる。
【0018】また、上記課題を解決するため、本発明の
第2態様の通信方法は、移動局において、(a)該移動
局から送信する信号の送信電力の上限値p' を任意に指
定し、(b)指定した送信電力の上限値p' を基地局に
送信し、 基地局において、(c)移動局から送信され
た送信電力の上限値p' を受信し、(d)上限値p'基
づいて、該移動局の送信電力の上限値P' を決定し、
(e)決定した移動局の送信電力の上限値P' を該移動
局に送信する、ことを特徴とする。
【0019】上述の、本発明の第1乃至第2態様の通信
方法においては、ステップ(a)で、基地局から送信さ
れる信号の送信電力の上限値pと、該移動局から送信す
る信号の送信電力の上限値p' とを任意に指定し、ステ
ップ(b)で、指定した送信電力のそれぞれの上限値p
とp' を基地局に送信し、ステップ(c)で、移動局か
ら送信されたそれぞれの送信電力の上限値pとp' を受
信し、ステップ(d)で、上限値pに基づいて該移動局
に対する基地局の送信電力の上限値Pを決定し、上限値
p' に基づいて該移動局の送信電力の上限値P' を決定
するようにしてもよい。
【0020】ここで、基地局において、(e)決定した
移動局の送信電力の上限値P' を該移動局に送信し、
(f)決定された送信電力の上限値P以下の送信電力値
Ppで該移動局と通信を行い、移動局において、(b'
)決定された送信電力の上限値P' 以下の送信電力値
Pp' で基地局と通信を行うようにすることができる。
【0021】また、基地局においては、(g)移動局に
対する基地局の送信電力の上限値Pに基づいて、又は、
移動局に対する実際の送信電力の値Ppに基づいて、又
は、移動局の送信電力の上限値P' に基づいて、若しく
は、移動局の実際の送信電力の値Pp' に基づいて、移
動局に対する課金額を決定することができる。
【0022】さらに、ステップ(a)で、上限値p又は
p’の換わりに、送信信号の伝送速度v又はv’を任意
に指定し、ステップ(b)で、上限値p又はp’の換わ
りに伝送速度v又はv’を基地局に送信し、ステップ
(c)で、伝送速度v又はv’を受信して、該伝送速度
v又はv’に応じて送信電力の上限値p又はp' を換算
するようにすることもできる。
【0023】また、ステップ(a)で、さらに、基地局
との無線通信における通信品質の目標値qを任意に指定
し、ステップ(b)で、指定した通信品質の目標値qを
基地局に送信し、ステップ(c)で、移動局から送信さ
れた通信品質の目標値qを受信し、ステップ(d)で、
受信した通信品質の目標値qに基づいて、該移動局との
無線通信における通信品質の目標値Qを決定する、よう
にしてもよい。
【0024】このとき、基地局において、(h)上限値
Pの通信電力で信号を送信していることと、通信品質が
目標値Qに達していないことの情報を移動局に送信し、
移動局において、(i)該情報を受信した際に基地局と
の通信を終了するか、(i)該情報を受信した際に、現
状の送信電力の上限値Pよりも大きい新たな送信電力の
上限値p1を基地局に送信するか、(i)該情報を受信
した際に、現状の通信品質の目標値Qよりも低い新たな
通信品質の目標値q1を前記基地局に送信するか、又
は、(i)該情報を受信した際に、現状の送信電力の上
限値Pよりも大きい新たな送信電力の上限値p1と、現
状の通信品質の目標値Qよりも低い新たな通信品質の目
標値q1とを前記基地局に送信するようにして、基地局
において、(j)上限値p1、目標値q1によって、ス
テップ(c)〜(d)を実行するようにしてもよい。
【0025】または、基地局において、(h)移動局か
ら送信されてくる信号の通信品質の値q2を該移動局に
送信し、移動局において、基地局との通信が前記移動局
の送信電力の上限値P’で行われており、かつ該通信品
質の値q2が通信品質の目標値Qより低い場合には、
(i)基地局との通信を終了するか、(i)現状の移動
局の送信電力の上限値P’よりも大きい新たな移動局の
送信電力の上限値p1’を基地局に送信するか、(i)
現状の通信品質の目標値Qよりも低い新たな通信品質の
目標値q1を前記基地局に送信するか、又は、(i)現
状の移動局の送信電力の上限値P’よりも大きい新たな
移動局の送信電力の上限値p1’と、現状の通信品質の
目標値Qよりも低い新たな通信品質の目標値q1とを基
地局に送信して、基地局において、(j)移動局の上限
値p1’、目標値q1によって、ステップ(c)〜
(d)を実行するようにしてもよい。
【0026】また、上記課題を解決するため、本発明の
第3態様の通信方法は、移動局において、(a)基地局
との無線通信における通信品質の目標値qを任意に指定
し、(b)指定した通信品質の目標値qを基地局に送信
し、 基地局において、(c)移動局から送信された通
信品質の目標値qを受信し、(d)受信した通信品質の
目標値qに基づいて、該移動局との無線通信における通
信品質の目標値Qを決定する、ことを特徴とする。
【0027】上述の本発明の第3態様の通信方法におい
ては、上記構成に加え、基地局において、(c' )通信
中の移動局に対する通信輻輳状態を監視するようにし、
ステップ(d)で、通信輻輳状態と目標値qに基づい
て、通信品質の目標値Qを決定するようにしてもよい。
また、ステップ(c' )は、通信中の移動局に対する通
信品質の目標値Qの総和に基づいて通信中の移動局に対
する通信輻輳状態を監視するようにしてもよく、さら
に、通信中の移動局が指定した通信品質の目標値qの総
和に基づいて通信輻輳状態を監視するようにしてもよ
い。
【0028】また、本発明の第3態様の通信方法のステ
ップ(d)で、受信した通信品質の目標値qが移動局と
の通信に使用している通信品質の目標値よりも低いとき
に、移動局間との無線通信に対する通信品質の目標値Q
を受信した通信品質の目標値qにすることができ、ま
た、移動局間との無線通信に使用している通信品質の目
標値Qを受信した通信品質の目標値qに変更しようとす
るときに、通信中の各移動局間との無線通信に対する通
信品質の目標値の総和が所定の閾値を超える場合には、
通信品質の目標値qを送信してきた移動局以外の移動局
との無線通信に使用している通信品質の目標値を減らす
ようにすることもできる。
【0029】また、本発明の第3態様の通信方法のステ
ップ(d)で、移動局間との無線通信に対する通信品質
の目標値Qを受信した通信品質の目標値qに変更しよう
とするときに、通信中の各移動局間との無線通信に対す
る通信品質の目標値の総和が所定の閾値を超える場合に
は、移動局間との無線通信に使用している通信品質の目
標値Qを維持し、通信品質の目標値の総和が所定の閾値
を超えない場合には、移動局間との無線通信に使用して
いる通信品質の目標値Qを受信した通信品質の目標値q
にするようにしてもよい。
【0030】このとき、基地局において、さらに、
(e)移動局間との無線通信に使用している通信品質の
目標値Qを維持した場合、目標値Qの維持信号を移動局
に送信し、通信品質の目標値Qを更新した場合、目標値
Qの更新信号を移動局に送信するようにしてもよい。
【0031】ここで、上述の閾値は、基地局が維持する
ことのできる通信品質の総和の上限にするとよい。
【0032】また、本発明の第3態様の通信方法におい
ては、基地局において、(f)移動局間との無線通信に
使用している通信品質の目標値Qに基づいて該移動局に
対する課金額を決定するようにすることができる。
【0033】また、本発明の第3態様の通信方法のステ
ップ(d)で、通信品質の目標値q及びQを、熱雑音電
力、単位時間当たりのビット誤り率(BER:Bit Erro
r Rate)の逆数、逆拡散後の信号電力と熱雑音電力との
比(逆拡散後の信号電力/熱雑音電力)、又は1ビット
当たりの信号電力と雑音電力密度の比(1ビット当たり
の信号電力/雑音電力密度)に換算して処理することも
できる。
【0034】また、本発明の第1乃至3態様の通信方法
においては、基地局と複数の移動局間で行われる無線通
信を、スペクトラム拡散通信にするとよい。このとき、
本発明の第3態様の通信方法のステップ(d)で、通信
品質の目標値q及びQを、逆拡散後の信号電力と熱雑音
電力の比(逆拡散後の信号電力/熱雑音電力)又は1ビ
ット当たりの信号電力と雑音電力密度の比(1ビット当
たりの信号電力/雑音電力密度)と、スペクトラム拡散
通信の拡散率とから算出される熱雑音電力に換算して処
理することもできる。さらに、このスペクトラム拡散通
信を、CDMA(Code Division Multiple Access )通
信にすることもできる。
【0035】また、上記課題を解決するため、本発明の
第1態様の通信システムは、基地局と複数の移動局とを
備え、基地局と複数の移動局間で無線通信を行う通信シ
ステムであって、 複数の移動局の各々は、基地局から
送信される信号の送信電力の上限値pを指定する指定手
段と、送信電力指定手段で指定した上限値pを基地局に
送信する送信手段と、を有し、 基地局は、移動局から
送信された送信電力の上限値pを受信する受信手段と、
上限値pに基づいて、移動局に信号を送信する際の送信
電力の上限値Pを決定する送信電力決定手段と、を有す
る、ことを特徴とする。
【0036】また、上記課題を解決するため、本発明の
第2態様の通信システムは、基地局と複数の移動局とを
備え、 複数の移動局の各々は、基地局から送信される
信号の伝送速度vを指定する指定手段と、伝送速度指定
手段で指定した伝送速度vを基地局に送信する送信手段
と、を有し、 基地局は、移動局から送信された伝送速
度vを受信する受信手段と、伝送速度vに応じた送信電
力の上限値pを換算する送信電力換算手段と、上限値p
に基づいて、移動局に信号を送信する際の送信電力の上
限値Pを決定する送信電力決定手段と、を有することを
特徴とする。
【0037】また、上述の本発明の第1又は第2態様の
通信システムにおいては、移動局の前記指定手段が、さ
らに、該移動局から送信する信号の送信電力の上限値
p' を指定し、移動局の送信手段が、上限値p' を基地
局に送信し、基地局の受信手段が、移動局から送信され
た上限値p' を受信し、基地局の送信電力決定手段が、
上限値p' に基づいて移動局から該基地局へ信号を送信
する際の送信電力の上限値P' を決定するようにしても
よい。
【0038】また、上述の本発明の第1又は第2態様の
通信システムにおいては、移動局の指定手段は、さら
に、該移動局から送信する信号の伝送速度v' を指定
し、移動局の送信手段は、伝送速度v' を基地局に送信
し、基地局の受信手段は、移動局から送信された伝送速
度v' を受信し、基地局の送信電力決定手段は、伝送速
度v’に応じた送信電力の上限値p’を換算し、該上限
値p' に基づいて移動局から該基地局へ信号を送信する
際の送信電力の上限値P' を決定するようにしてもよ
い。
【0039】また、上述の本発明の通信システムにおい
ては、基地局は、さらに、複数の移動局のうち、通信中
の移動局に対する通信輻輳状態を検出する通信輻輳状態
検出手段を有し、送信電力決定手段は、通信輻輳状態検
出手段によって検出される通信輻輳状態の結果と上限値
pに基づいて、移動局に信号を送信する際の送信電力の
上限値Pを決定する構成とすることもできる。このと
き、通信輻輳状態検出手段は、複数の移動局のうち、通
信中の移動局に対する通信電力の上限値Pの総和に基づ
いて、又は、通信中の移動局が指定する通信電力の上限
値pの総和に基づいて、通信輻輳状態を検出するように
してもよい。
【0040】さらに、送信電力決定手段を、P=k・p
(但し、0<k≦1)の関係を満たすように、上限値p
に基づいて、移動局に対する送信電力の上限値Pを決定
する構成にすることもできる。
【0041】また、送信電力決定手段を、上限値p又は
p’が通信に使用している上限値P又はP’よりも小さ
いときは、送信電力の上限値P又はP’を上限値p又は
p’に決定する構成とすることもできる。
【0042】また、送信電力決定手段を、通信に使用し
ている送信電力の上限値Pを上限値pに決定しようとす
るときに、複数の移動局のうち通信中の移動局との送信
電力の上限値Pの総和が所定の閾値を超える場合には、
通信に使用している送信電力の上限値Pを維持するよう
にすることもでき、さらに、上限値Pの総和が所定の閾
値を超えない場合には、送信電力の上限値Pを上限値p
に更新するように決定する構成にすることもできる。ま
た、送信電力決定手段は、移動局との通信に使用してい
る送信電力の上限値Pを上限値pに決定する際に、複数
の移動局のうち通信中の移動局に対する送信電力の上限
値の総和が所定の閾値を超える場合には、上限値pを送
信してきた移動局以外の移動局との通信に使用している
送信電力の上限値を減らすようにしてもよい。
【0043】上述においては、さらに、基地局が、送信
電力決定手段で送信電力の上限値Pを維持するように決
定した場合、上限値Pの維持信号を移動局に送信する送
信手段を有するようにしてもよく、また、この送信手段
は、送信電力の上限値Pを更新する場合、上限値Pの更
新信号を移動局に送信するようにしてもよい。
【0044】ここで、上述した閾値を、基地局が出力す
ることのできる通信電力の最大値とすることができる。
【0045】また、上記課題を解決するため、本発明の
第3態様の通信システムは、基地局と複数の移動局とを
備え、 複数の移動局の各々は、送信する信号の送信電
力の上限値p' を指定する指定手段と、指定手段で指定
した上限値p' を基地局に送信する送信手段と、を有
し、 基地局は、移動局から送信された上限値p' を受
信する受信手段と、受信手段で受信した上限値p' に基
づいて、移動局の送信電力の上限値P' を決定する送信
電力決定手段と、送信電力決定手段で決定した上限値
P' を移動局に送信する送信手段と、を有することを特
徴とする。
【0046】また、上記課題を解決するため、本発明の
第4態様の通信システムは、 基地局と複数の移動局と
を備え、 複数の移動局の各々は、送信する信号の伝送
速度v' を指定する指定手段と、指定手段で指定した伝
送速度v' を基地局に送信する送信手段と、を有し、
基地局は、移動局から送信された伝送速度v' を受信す
る受信手段と、伝送速度v’に応じた送信電力の上限値
p’を換算する送信電力換算手段と、上限値pに基づい
て、移動局の送信電力の上限値P' を決定する送信電力
決定手段と、送信電力決定手段で決定した上限値P' を
移動局に送信する送信手段と、を有することを特徴とす
る。
【0047】上述の本発明の通信システムにおいては、
基地局が、上限値P' を移動局に送信する送信手段を有
し、移動局が、基地局から送信された上限値P' を受信
する受信手段と、上限値P' 以下の送信電力値Pp' で
基地局に信号を送信するように送信手段を制御する制御
手段と、を有する構成にすることができる。また、基地
局が、さらに、上限値P以下の送信電力値Ppで移動局
に信号を送信するように送信手段を制御する制御手段を
有する構成にすることもできる。
【0048】また、上述の本発明の通信システムにおい
ては、基地局が、上限値P、送信電力値Pp、上限値
P' 、又は送信電力値Pp' に基づいて移動局に対する
課金額を決定する課金額決定手段を有するようにしても
よい。
【0049】また、上述の本発明の通信システムにおい
ては、複数の移動局の各々が、基地局との無線通信にお
ける通信品質の目標値qを指定する品質指定手段と、品
質指定手段で指定した目標値qを基地局に送信するよう
に送信手段を制御する制御手段と、を有し、基地局が、
移動局から送信された目標値qを受信するように受信手
段を制御する制御手段と、目標値qに基づいて、移動局
との無線通信における通信品質の目標値Qを決定する品
質決定手段と、を有するようにしてもよい。
【0050】ここで、基地局において、上限値Pの通信
電力で信号を送信していることと、通信品質が目標値Q
に達していないことの情報を移動局に送信する送信手段
を有し、移動局が、基地局からの信号を受信する受信手
段と、受信手段で該情報を受信した際に、基地局との通
信を切断するか、現状の送信電力の上限値Pよりも大き
い新たな送信電力の上限値p1を基地局に送信するよう
に送信手段を制御するか、現状の通信品質の目標値Qよ
りも低い新たな通信品質の目標値q1を基地局に送信す
るように送信手段を制御するか、又は現状の送信電力の
上限値Pよりも大きい新たな送信電力の上限値p1と、
現状の通信品質の目標値Qよりも低い新たな通信品質の
目標値q1とを基地局に送信するように送信手段を制御
する制御手段と、を有する構成にしてもよい。
【0051】また、上述の本発明の通信システムにおい
ては、複数の移動局の各々が、基地局との無線通信にお
ける通信品質の目標値qを指定する品質指定手段と、品
質指定手段で指定した目標値qを基地局に送信するよう
に送信手段を制御する制御手段と、基地局からの信号等
を受信する受信手段と、を有し、基地局が、移動局から
送信された目標値qを受信するように受信手段を制御す
る制御手段と、目標値qに基づいて、移動局との無線通
信における通信品質の目標値Qを決定する品質決定手段
と、受信手段で受信した信号の実際の通信品質の値q2
を検出して移動局に送信する手段と、を有し、移動局の
制御手段は、送信手段が送信電力の上限値P’で信号を
送信しており、かつ受信手段で受信した該通信品質の値
q2が通信品質の目標値Qより低い場合には、基地局と
の通信を切断するか、上限値P’よりも大きい新たな移
動局の送信電力の上限値p1’を基地局に送信するよう
に送信手段を制御するか、目標値Qよりも低い新たな通
信品質の目標値q1を基地局に送信するように送信手段
を制御するか、又は上限値P’よりも大きい新たな移動
局の送信電力の上限値p1’と、目標値Qよりも低い新
たな通信品質の目標値q1とを基地局に送信するように
送信手段を制御する、ようにしてもよい。
【0052】また、上記課題を解決するため、本発明の
第5態様の通信システムは、 基地局と複数の移動局と
を備え、基地局と複数の移動局間で無線通信を行う通信
システムであって、 複数の移動局の各々は、基地局と
の無線通信における通信品質の目標値qを指定する品質
指定手段と、品質指定手段で指定した目標値qを基地局
に送信する送信手段と、を有し、 基地局は、移動局か
ら送信された目標値qを受信する受信手段と、受信手段
で受信した目標値qに基づいて、移動局との無線通信に
おける通信品質の目標値Qを決定する品質決定手段と、
を有する、ことを特徴とする。
【0053】上述の本発明の第5態様の通信システムに
おいては、基地局が、さらに、複数の移動局のうち通信
中の移動局に対する通信輻輳状態を検出する通信輻輳状
態検出手段を有し、品質決定手段が、通信輻輳状態検出
手段によって検出される通信輻輳状態の結果と受信手段
で受信した目標値qに基づいて、移動局との無線通信に
おける通信品質の目標値Qを決定する構成とすることも
できる。このとき、通信輻輳状態検出手段が、複数の移
動局のうち通信中の各移動局との無線通信に対する通信
品質の目標値Qの総和、又は、通信中の各移動局で指定
された無線通信に対する通信品質の目標値qの総和に基
づいて、通信中の移動局に対する通信輻輳状態を検出す
る構成にしてもよい。
【0054】ここで、品質決定手段で、目標値qが移動
局との通信に使用している通信品質の目標値よりも低い
ときに、移動局との無線通信に対する通信品質の目標値
Qを目標値qに決定するようにしてもよい。このとき、
複数の移動局のうち通信中の各移動局との無線通信に対
する通信品質の目標値の総和が所定の閾値を超える場合
には、移動局との無線通信に使用している通信品質の目
標値Qを維持するか、又は目標値qを送信してきた移動
局以外の移動局との無線通信に使用している通信品質の
目標値を減らすようにすることができ、また、通信品質
の目標値の総和が所定の閾値を超えない場合に、移動局
との無線通信に使用している通信品質の目標値Qを目標
値qに決定することができるようにしてもよい。
【0055】さらに、基地局が、品質決定手段で移動局
との無線通信に使用している通信品質の目標値Qを維持
するように決定した場合、目標値Qの維持信号を移動局
に送信し、また、通信品質の目標値Qを更新するように
決定した場合、目標値Qの更新信号を移動局に送信する
送信手段する送信手段を有する構成にしてもよい。
【0056】このとき、上述の閾値を、基地局が維持す
ることのできる通信品質の総和の上限にすることができ
る。
【0057】また、上述の本発明の第5態様の通信シス
テムにおいては、基地局が、目標値Qに基づいて移動局
に対する課金額を決定する課金額決定手段を有する構成
にすることができる。
【0058】また、上述の品質決定手段において、目標
値q及びQを、熱雑音電力、単位時間当たりのビット誤
り率(BER)の逆数、逆拡散後の信号電力と熱雑音電
力の比(逆拡散後の信号電力/熱雑音電力)、又は1ビ
ット当たりの信号電力と雑音電力密度の比(1ビット当
たりの信号電力/雑音電力密度)に換算して処理するよ
うにすることができる。
【0059】また、上述の本発明の通信システムにおい
ては、基地局と複数の移動局で行われる無線通信を、ス
ペクトラム拡散通信にすることができ、このとき、品質
決定手段で、目標値q及びQを、逆拡散後の信号電力と
熱雑音電力の比(逆拡散後の信号電力/熱雑音電力)又
は1ビット当たりの信号電力と雑音電力密度の比(1ビ
ット当たりの信号電力/雑音電力密度)と、スペクトラ
ム拡散通信の拡散率とから算出される熱雑音電力に換算
して処理するようにしてもよい。さらに、このスペクト
ラム拡散通信を、CDMA通信にすることもできる。
【0060】上述の本発明の通信方法及び通信システム
によれば、移動局側で基地局と移動局の送信電力、信号
の伝送速度、受信信号の通信品質等の無線通信における
通信状態を任意に指定することができるため、ユーザが
伝送する情報や通信の環境に応じて最適に通信状態を設
定することができる。
【0061】また、通信輻輳状態を検出し監視すること
によって、現在の通信状況を的確に把握でき、基地局の
通信能力を適切かつ最大限に活用することができる。ま
た、通信輻輳状態を、移動局との通信を制御している送
信電力、伝送速度、通信品質等の通信状態と同一の通信
状態で把握することによって、容易に基地局の通信能力
を適切かつ最大限に活用することができる。
【0062】また、通信品質を、熱雑音電力、単位時間
当たりのビット誤り率(BER)の逆数、逆拡散後の信
号電力と熱雑音電力の比(逆拡散後の信号電力/熱雑音
電力)、又は1ビット当たりの信号電力と雑音電力密度
の比(1ビット当たりの信号電力/雑音電力密度)に換
算することができるため、通信システムや通信設備の環
境に応じて、適宜通信品質の基準を最適に選択すること
ができる。
【0063】また、移動局側で指定された通信状態に基
づいて課金するため、ユーザが通信状態と通信コストを
最適に設定することができる。
【0064】また、本発明の通信方法及び通信システム
における無線通信をスペクトラム拡散通信やCDMA通
信にすることによって、上述の利点がより効果的に機能
するようになる。
【0065】
【発明の実施の形態】以下本発明の通信方法及び通信シ
ステムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0066】図1〜図5は、本発明の通信システムの構
成例を示す概略図であり、図1は、本発明の通信システ
ムの全体の構成例を示す概略図である。この通信システ
ムは、携帯電話機等の移動局20と、所定の無線領域を
有する基地局30とを備えている。
【0067】ここで、移動局20は、移動局の各構成部
を制御する制御部21と、無線信号を送受信するアンテ
ナ24と、アンテナ24を介して信号を受信する受信回
路22と、アンテナ24を介して信号を送信する送信回
路23と、利用者10が電話番号や制御情報を入力する
ためのキーパネル等の入力部26と、入力部26から入
力された情報や通信相手の情報等を表示する表示パネル
25とを備えている。
【0068】また、基地局30は、基地局の各構成部を
制御する制御部31と、無線信号を送受信するアンテナ
34と、アンテナ34を介して信号を受信する受信回路
32と、アンテナ34を介して信号を送信する送信回路
33と、各移動局との無線通信に対する課金額を算出す
る課金額計算部41を備えている。なお、この課金額計
算部41は、独立した交換局(図示せず)に設けて、複
数の基地局と接続するようにしてもよい。
【0069】図2は、図1に示した移動局20の制御部
21のハードウェアの構成例を示す概略図である。この
制御部21は、装置全体を制御するCPU(Central Pr
ocessing Unit )211と、各種の制御データやプログ
ラムを記憶したROM(ReadOnly Memory)212と、
利用者10によって入力部26から入力された情報等を
記憶するRAM(Random Access Memory)213と、音
声信号の帯域圧縮のための乗算や累積乗算等のディジタ
ル信号処理を行うDSP(Digital Signal Processor)
214と、図1で示した受信回路22、送信回路23、
表示パネル25、及び入力部26に接続してそれらとデ
ータのやり取りを行うためのI/O(Input/Output)イ
ンタフェース215とを備えている。
【0070】図3は、図1に示した基地局30の制御部
31のハードウェアの構成例を示す概略図である。この
制御部31は、装置全体を制御するCPU311と、各
種の制御データや制御プログラムを記憶したROM31
2と、通信輻輳状態を示す情報や通信状態を示す情報等
を記憶するRAM313と、ディジタル信号処理を行う
DSP314と、図1で示した受信回路32、送信回路
33、及び課金額計算部41に接続してそれらとデータ
のやり取りを行うためのI/O(Input/Output)インタ
フェース215を備えている。
【0071】図4は、図1に示した移動局20の制御部
21の機能を示すブロック図である。なお、図4におい
ては、図1と同一の構成のものには同一の参照番号を付
している。図4において、制御部21は、入力部26に
接続され、入力部26から入力された通信状態項目に応
じて基地局30(図1)との通信の状態を指定する通信
状態項目指定部21aと、通信状態項目指定部21aで
指定された項目を所定の項目に換算する通信状態項目換
算部21bと、通信状態項目や換算された項目等を記憶
する記憶部21cと、受信回路22及び送信回路23等
を制御する通信制御部21dを備えている。ここで、記
憶部21cは、図2で示したROM212及びRAM2
13に相当する。
【0072】図5は、図1に示した基地局30の制御部
31の機能を示すブロック図である。なお、図5におい
ては、図1と同一の構成のものには同一の参照番号を付
している。図5において、制御部31は、移動局20で
指定された通信状態項目を所定の項目に換算する通信状
態項目換算部31bと、移動局20で指定された通信状
態項目又は通信状態項目換算部31bで換算された項目
に応じて移動局20(図1)との通信の状態を決定する
通信状態決定部31aと、全移動局との通信輻輳状態を
検出する通信輻輳状態検出部31eと、通信輻輳状態や
通信状態項目の決定値等を記憶する記憶部31cと、課
金額計算部41に接続され、受信回路22及び送信回路
23等を制御する通信制御部31dを備えている。ここ
で、記憶部31cは、図3で示したROM312及びR
AM313に相当する。
【0073】図6は、上述の通信システムにおける通信
方法の概略の一例を示すフローチャートである。以下、
図1〜図6で、本発明の通信システムにおける無線通信
について、特に、移動局20側で通信状態を任意に指定
しながら無線通信を最適に行う場合について説明する。
【0074】まず、利用者10が、携帯電話機等の移動
局20の入力部26から通信状態を設定又は変更するた
めの要求信号を入力する(401)。この要求信号は、
制御回路21のI/O・IF215を介してCPU21
1に送られる(402)。CPU211は、この要求信
号に応じてROM212の通信状態設定プログラムを制
御し、表示パネル25に通信状態の設定項目を表示する
(403)。この通信状態の設定項目としては、基地局
側の送信電力の上限値p[mW]、移動局側の送信電力
の上限値p’[mW]、基地局側から送信される信号の
伝送速度v[bps]、移動局側から送信される信号の
伝送速度v’[bps]、移動局20と基地局30間の
通信品質の目標値q、課金ランクm等がある。利用者1
0は、表示パネル25に表示された設定項目から任意の
項目を選択し、その項目に応じた値を指定項目として入
力部26から入力する(404)。なお、この指定項目
は、記憶部21c(RAM213)に記憶することがで
きる。
【0075】以下は、入力された指定項目が課金ランク
mの場合について説明する。入力部26から入力された
指定項目が課金ランクmの場合、制御部21の通信状態
項目指定部21aは、入力された課金ランクmを通信状
態項目換算部21bに送り、通信状態項目換算部21b
では課金ランクmを、基地局30及び移動局20の送信
電力の上限値(移動局指定値)p及びp’に換算する
(405)。これは、例えば、課金ランクmと基地局3
0及び移動局20の送信電力の上限値p及びp’との関
係を示すテーブルを予め記憶部21c(ROM212)
に準備しておき、それを参照して求めるようにしてもよ
い。また、課金ランクmと基地局30及び移動局20の
送信電力の上限値p及びp’との関係を所定の数式、例
えば、数式1 p=α・m、p’=β・m (α、βは、0<α、βの
定数) としておき、この数式1によって送信電力の上限値p及
びp’を算出するようにしてもよい。
【0076】次に、上述のようにして求めた送信電力の
上限値p及びp’を制御部21内の記憶部21c(RA
M213)に記憶すると共に、送信回路23に転送し、
送信回路23からアンテナ24を介して基地局30にこ
の送信電力の上限値p及びp’を送信する(406)。
【0077】基地局30は、移動局20からの送信電力
の上限値p及びp’をアンテナ34を介して受信回路3
2で受信する(407)。受信された送信電力の上限値
p及びp’は、制御部31のI/O・IF315を介し
てRAM313(記憶部31c)に記憶される(40
8)。また、通信中の各移動局から送信され記憶部31
c(RAM313)に記憶された送信電力の上限値(移
動局指定値)pは、通信輻輳状態検出部31eで合算さ
れて通信輻輳状態の情報p0(p0=Σp)として記憶
部31c(RAM313)に記憶される(409)。
【0078】基地局30の制御部31の通信状態決定部
31aは、移動局20からの送信電力の上限値pと、記
憶部31c(RAM313)に記憶している通信輻輳状
態の情報p0又は後述するP0とから、基地局30の送
信電力の上限値Pを決定し、記憶部31c(RAM31
3)に記憶する(410)。また、通信状態決定部31
aは、移動局20からの送信電力の上限値p’と、記憶
部31c(RAM313)に予め記憶している移動局2
0の送信電力の上限値の閾値とから、この閾値を超えな
い範囲で移動局20の送信電力の上限値P’を決定し、
記憶部31c(RAM313)に記憶する(411)。
さらに、各移動局毎に決定された基地局30の送信電力
の上限値Pは、通信輻輳状態検出部31eで合算されて
通信輻輳状態の情報P0(P0=ΣP)として記憶部3
1c(RAM313)に記憶され(412)、上述のス
テップ410で使用することができるようになる。基地
局30の制御部31の通信制御部31dは、記憶部31
c(RAM313)に記憶されている基地局30及び移
動局20の送信電力の上限値(基地局決定値)P及び
P’を、送信回路33からアンテナ34を介して、移動
局20に送信する(413)。また、通信制御部31d
は、移動局20に対する実際の送信電力Ppが記憶部3
1c(RAM313)に記憶されている基地局30の送
信電力の上限値Pを超えないように、送信回路33の送
信電力を制御する(414)。
【0079】移動局20では、アンテナ24を介して受
信回路22で送信電力の上限値(基地局決定値)P及び
P’を受信する(415)。受信された送信電力の上限
値P及びP’は、制御部21のI/O・IF215を介
してRAM213(記憶部21c)に記憶される(41
6)。基地局20の制御部21の通信制御部21dは、
自局の送信電力Pp’が送信電力の上限値P’を越えな
いように、送信回路23の送信電力を制御する(41
7)。
【0080】また、基地局30の通信制御部31dは、
移動局20との通信時間tをカウントしておく(41
8)。通信中に再び通信状態を設定又は変更する要求が
利用者10から入力された場合には(419)、ステッ
プ402〜417の処理を繰り返す。基地局30の通信
制御部31dは、移動局20との通信が終了したら課金
額計算部41に、基地局及び移動局の送信電力の上限値
(基地局決定値)P及びP’と通信時間tを通知する
(420)。このとき、送信電力の上限値P及びP’が
途中で変更された場合には、各送信電力の上限値毎の通
信時間を通知するようにする。課金額計算部41は、送
信電力の上限値P、P’、及び通信時間tとから、課金
額Mを決定する(421)。例えば、課金額Mを以下の
数式2によって決定するようにしてもよい。数式2 M=k・P・t 又は M=k’・P’・t (k、k’は所定の定数) なお、この数式2は、基地局30の課金額計算部41内
に予め記憶しておくこともでき、また、制御部31の記
憶部31c(RAM313)に記憶しておき、通信制御
部31dで算出してもよい。このようにして、求められ
た課金額Mは、利用者10から徴収される(413)。
【0081】以上、本発明の通信システムにおける通信
方法の概略の一例を示したが、基地局30の送信電力の
上限値Pを決定するステップ(410)において、通信
輻輳状態の情報p0、P0を考慮しなくてもよい。ま
た、送信電力の上限値Pを以下の数式3で決定するよう
にしてもよい。数式3 P=k・p (kは、0<k≦1の定数)
【0082】また、現在の基地局30の移動局20に対
する送信電力の上限値(P=Pc)と、該移動局20か
ら送信されてきた上限値pの関係がp≦Pcの場合、す
なわち、現在の上限値Pcを下げるように要求してきた
場合、基地局30の通信状態決定部31aは、直ちに現
在の上限値Pcを送信されてきた上限値pに更新する
(P=pとする)ようにしてもよい。
【0083】また、基地局30の送信電力の総和の閾値
P1を記憶部31c(RAM313)に記憶しておき、
上述の通信輻輳状態の情報P0と、現在の基地局30の
移動局20に対する送信電力の上限値Pcと、該移動局
20から送信されてきた上限値pとの関係を、通信状態
決定部31aで以下のようにチェックするようにしても
よい。すなわち、P0−Pc+p(上限値更新後の基地
局30の通信電力の総和)がP1(基地局30の送信電
力の総和の閾値)を超える場合(P0−Pc+p>P
1)には、現在の基地局30の移動局20に対する送信
電力の上限値P=Pcをそのまま変更せずに維持するよ
うに制御することもできる。また、送信電力の上限値P
を許容される範囲の最大値、すなわち、P=P1−(P
0−Pc)にすることもできる。さらにまた、送信電力
の上限値pを要求してきた移動局20以外の通信中の移
動局の送信電力の上限値を下げて、P0−Pc+p≦P
1を満たすようにし、移動局指定値pをそのまま基地局
決定値Pにするようにしてもよい。
【0084】また、この閾値P1を基地局30の送信電
力の限界値P2にしてもよい。このようにすることによ
って、通信輻輳状態の情報P0が常に限界値P2を超え
ないように通信状態決定部31aで制御することができ
る。
【0085】上述において、通信輻輳状態検出部31e
は、通信輻輳状態の情報を、基地局決定値Pの総和P0
の代りに移動局指定値pの総和p0とすることもでき
る。このとき、通信状態決定部31aは、P0とp0の
関係が以下の数式4を満たすように制御するとよい。数式4 P0=P1×{1−exp(−p0/P1)} 但し、P1は、基地局30の送信電力の総和の閾値。ま
た、ここで、閾値P1の代りに送信電力の限界値P2を
用いることによって、通信輻輳状態の情報P0が常に限
界値P2を超えないように通信状態決定部31aで制御
することができる。
【0086】以上、本発明の通信システムにおける通信
方法について説明したが、図6のステップ404及びス
テップ405で、課金ランクmから送信電力の上限値
(移動局指定値)p及びp’を求めずに、直接入力部2
6から送信電力の上限値(移動局指定値)p及びp’を
指定してもよい。この場合には、通信状態項目換算部2
1bは、通信状態項目指定部21aでの指定値をそのま
ま送信回路23に渡すようにする。
【0087】また、図6のステップ405で、移動局2
0の通信状態項目換算部21bで課金ランクmから送信
電力の上限値(移動局指定値)p及びp’を換算せず
に、課金ランクmを基地局30に送信して、基地局30
の制御部31の通信状態項目換算部31bで課金ランク
mを送信電力の上限値(移動局指定値)p及びp’に換
算してもよい。この場合には、基地局30の制御部31
の記憶部31c(ROM312)に、上述したようなテ
ーブルや数式1を予め記憶しておくようにする。
【0088】また、図6のステップ404で、入力部2
6から基地局側の伝送速度v、移動局側の伝送速度
v’、又は移動局20と基地局30間の通信品質の目標
値qを入力して指定することもできる。このとき、ステ
ップ405(移動局側)の通信状態項目換算部21bで
伝送速度v及びv’から送信電力の上限値(移動局指定
値)p及びp’を求めるようにしてもよく、伝送速度v
及びv’をそのまま基地局30に送信して、基地局30
の通信状態項目換算部31bで伝送速度v及びv’から
送信電力の上限値(移動局指定値)p及びp’を求める
ようにしてもよい。この場合にも、移動局20の記憶部
21c(ROM212)又は基地局30の記憶部31c
(ROM312)に、伝送速度v及びv’と送信電力の
上限値p及びp’の関係テーブルや以下に示す数式5を
予め記憶しておくようにする。数式5 p=α・v、p’=β・v’ (α、βは、0<α、β
の定数)
【0089】図7は、上述の通信システムにおける通信
方法の概略の他の一例を示すフローチャートである。以
下、図1〜図5及び図7で、本発明の通信システムにお
ける無線通信について、特に、移動局20側で通信品質
の目標値を任意に指定しながら無線通信を最適に行う場
合について説明する。
【0090】まず、利用者10が、携帯電話機等の移動
局20の入力部26から通信状態を設定又は変更するた
めの要求信号を入力する(501)。この要求信号は、
制御回路21のI/O・IF215を介してCPU21
1に送られる(502)。CPU211は、この要求信
号に応じてROM212の通信状態設定プログラムを制
御し、表示パネル25に通信状態の設定項目を表示する
(503)。この通信状態の設定項目としては、基地局
側の送信電力の上限値p[mW]、移動局側の送信電力
の上限値p’[mW]、基地局側から送信される信号の
伝送速度v[bps]、移動局側から送信される信号の
伝送速度v’[bps]、移動局20と基地局30間の
通信品質q、課金ランクm等がある。利用者10は、表
示パネル25に表示された設定項目から任意の項目を選
択し、その項目に応じた値を指定項目として入力部26
から入力する(504)。なお、この指定項目は、記憶
部21c(RAM213)に記憶することができる。
【0091】以下は、入力された指定項目が通信品質の
目標値qの場合について説明する。入力された指定項目
が通信品質の目標値qの場合、制御部21の通信状態項
目指定部21aは、入力された通信品質の目標値qを通
信状態項目換算部21bに送り、通信状態項目換算部2
1bでは通信品質の目標値qを基地局30と移動局20
間の熱雑音電力n[μW]に換算する(505)。これ
は、例えば、通信品質の目標値qと熱雑音電力nとの関
係を示すテーブルを予め記憶部21c(ROM212)
に準備しておき、それを参照して求めるようにしてもよ
い。また、通信品質の目標値qと熱雑音電力nとの関係
を所定の数式、例えば、数式6 n=α・q (αは、0<αの定数) としておき、この数式6によって熱雑音電力nを算出す
るようにしてもよい。
【0092】次に、上述のようにして求めた熱雑音電力
nを制御部21内の記憶部21c(RAM213)に記
憶すると共に、送信回路23に転送し、送信回路23か
ら、アンテナ24を介して基地局30にこの熱雑音電力
nを送信する(506)。
【0093】基地局30は、移動局20からの熱雑音電
力nをアンテナ34を介して受信回路32で受信する
(507)。受信された熱雑音電力nは、制御部31の
I/O・IF315を介してRAM313(記憶部31
c)に記憶される(508)。また、通信中の各移動局
から送信され記憶部31c(RAM313)に記憶され
た熱雑音電力(移動局指定値)nは、通信輻輳状態検出
部31eで合算されて通信輻輳状態の情報n0(n0=
Σn)として記憶部31c(RAM313)に記憶され
る(509)。
【0094】基地局30の制御部31の通信状態決定部
31aは、移動局20からの熱雑音電力nと、記憶部3
1c(RAM313)に記憶している通信輻輳状態の情
報n0又は後述するN0とから、熱雑音電力(基地局決
定値)Nを決定し、記憶部31c(RAM313)に記
憶する(510)。また、各移動局毎に決定された熱雑
音電力Nは、通信輻輳状態検出部31eで合算されて通
信輻輳状態の情報N0(N0=ΣN)として記憶部31
c(RAM313)に記憶され(512)、上述のステ
ップ510で使用することができるようになる。基地局
30の制御部31の通信状態項目換算部31bは、記憶
部31c(RAM313)に記憶されている熱雑音電力
(基地局決定値)Nから通信品質の目標値Qを換算して
記憶部31c(RAM313)に記憶する(513)。
これは、上述のステップ505と逆の処理を行えばよ
い。このようにして求められた通信品質の目標値Qを、
通信制御部31dが送信回路33からアンテナ34を介
して、移動局20に送信する(514)。
【0095】移動局20では、アンテナ24を介して受
信回路22で通信品質の目標値Qを受信する(51
5)。この通信品質の目標値Qは、制御部21のI/O
・IF215を介して記憶部21c(RAM213)に
記憶される(516)。
【0096】また、基地局30の通信制御部31dは、
移動局20との通信時間tをカウントしておく(51
7)。通信中に再び通信品質の目標値qを設定又は変更
する要求が利用者10から入力された場合には(51
8)、ステップ502〜516の処理を繰り返す。基地
局30の通信制御部31dは、移動局20との通信が終
了したら課金額計算部41に、通信品質の目標値Qと通
信時間tを通知する(519)。このとき、通信品質の
目標値Qが途中で変更された場合には、各通信品質の目
標値毎の通信時間を通知するようにする。課金額計算部
41は、通信品質の目標値Q及び通信時間tから、課金
額Mを決定する(520)。例えば、課金額Mを以下の
数式7によって決定するようにしてもよい。数式7 M=k・Q・t (kは所定の定数) なお、この数式7は、基地局30の課金額計算部41内
に予め記憶しておくこともでき、また、制御部31の記
憶部31c(RAM313)に記憶しておき、通信制御
部31dで算出してもよい。このようにして、求められ
た課金額Mは、利用者10から徴収される(512)。
【0097】以上、本発明の通信システムにおける通信
方法の概略の一例を示したが、熱雑音電力(基地局決定
値)Nを決定するステップ(510)において、通信輻
輳状態の情報n0、N0を考慮しなくてもよい。
【0098】また、通信品質の目標値q及びQを、移動
局20の通信状態項目換算部21b又は基地局30の通
信状態項目換算部31bで送信電力の上限値pに換算し
て、図6で示した処理を行ってもよい。この場合、通信
品質の目標値Qを以下の数式8で決定するようにしても
よい。数式8 Q=k・q (kは、0<k≦1の定数)
【0099】また、現在の熱雑音電力(N=Nc)と、
該移動局20から送信されてきた熱雑音電力nの関係が
n≦Ncの場合、すなわち、現在の熱雑音電力Ncを下
げるように要求してきた場合には、基地局30の通信状
態決定部30aは、直ちに現在の熱雑音電力Ncを送信
されてきた熱雑音電力nに更新する(N=nとする)よ
うにしてもよい。
【0100】また、熱雑音電力の総和の閾値N1を記憶
部31c(RAM313)に記憶しておき、上述の通信
輻輳状態の情報N0と、現在の熱雑音電力Ncと、該移
動局20から送信されてきた熱雑音電力nとの関係を、
通信状態決定部31aで以下のようにチェックするよう
にしてもよい。すなわち、N0−Nc+n(熱雑音電力
更新後の総和)がN1(熱雑音電力の総和の閾値)を超
える場合(N0−Nc+n>N1)には、現在の熱雑音
電力N=Ncをそのまま変更せずに維持するように制御
することもできる。また、熱雑音電力Nを許容される範
囲の最大値、すなわち、N=N1−(N0−Nc)にす
ることもできる。さらにまた、熱雑音電力nを要求して
きた移動局20以外の通信中の移動局の熱雑音電力を下
げて、N0−Nc+n≦N1を満たすようにし、移動局
指定値nをそのまま基地局決定値Nにするようにしても
よい。
【0101】また、この閾値N1を基地局30の熱雑音
電力の限界値N2にしてもよい。さらに、この限界値N
2を自然の熱雑音電力N3で補正した値N1’(N1’
=N2−N3)を閾値とすることもできる。このように
することによって、通信輻輳状態の情報N0が常に限界
値N2又は補正値N1’を超えないように通信状態決定
部31aで制御することができる。
【0102】上述において、通信輻輳状態検出部31e
は、通信輻輳状態の情報を基地局決定値Nの総和N0の
代りに移動局指定値nの総和n0とすることもできる。
このとき、通信状態決定部31aは、N0とn0の関係
が以下の数式9を満たすように制御するとよい。数式9 N0=N1’×{1−exp(−n0/N1’)} 但し、N1’は、上述で示した熱雑音電力の総和の補正
閾値。
【0103】以上、本発明の通信システムにおける通信
方法について説明したが、図7のステップ509及びス
テップ512で、通信輻輳状態の情報を熱雑音電力N又
はnの総和としたが、直接通信品質の目標値q又はQの
総和とすることもできる。
【0104】また、図7のステップ505で、移動局2
0の通信状態項目換算部21bで通信品質の目標値qか
ら熱雑音電力nを求めずに、通信品質の目標値qを基地
局30に送信して、基地局30の制御部31の通信状態
項目換算部31bで通信品質の目標値qを熱雑音電力n
に換算してもよい。この場合には、基地局30の制御部
31の記憶部31c(ROM313)に、上述したよう
なテーブルや数式6を予め記憶しておくようにする。
【0105】また、図6で示した送信電力の上限値p、
p’と図7で示した通信品質の目標値qの両方を指定し
て、本発明の通信システムの通信状態を決定することも
できる。この場合、以下に示すような通信制御を行うこ
ともできる。
【0106】まず、基地局30の制御部31の通信制御
部31dで、移動局20との通信品質q2を検出する。
通信制御部31dは、上限値Pの通信電力で信号を送信
し、かつ通信品質q2が通信品質の目標値Qに達してい
ない場合には、送信回路33からその旨の情報を移動局
20に送信する。移動局20は、該情報を受信回路22
で受信すると、通信制御部21dで通信の制御処理を行
う。この制御処理としては、例えば、基地局30との通
信を終了する制御処理、現状の送信電力の上限値Pより
も大きい新たな送信電力の上限値p1を基地局に送信す
る制御処理、現状の通信品質の目標値Qよりも低い新た
な通信品質の目標値q1を基地局30に送信する制御処
理、又は、現状の送信電力の上限値Pよりも大きい新た
な送信電力の上限値p1と、現状の通信品質の目標値Q
よりも低い新たな通信品質の目標値q1とを基地局30
に送信する制御処理等がある。この場合には、基地局3
0において、該上限値p1、目標値q1に応じて、図6
のステップ407以降、図7のステップ507以降を実
行するようにする。
【0107】また、基地局30の制御部31の通信制御
部31dで、移動局20ら送信されてくる信号の通信品
質の値q3を検出する。通信制御部31dは、この通信
品質q3を送信回路33から移動局20に送信する。移
動局20の制御部21の通信制御部21dは、基地局3
0との通信が移動局20の送信電力の上限値P’で行わ
れており、かつ該通信品質の値q2が通信品質の目標値
Qより低いと判断した場合には、通信の制御処理を行
う。この制御処理としては、例えば、基地局30との通
信を終了する制御処理、現状の移動局20の送信電力の
上限値P’よりも大きい新たな移動局20の送信電力の
上限値p1’を基地局30に送信する制御処理、現状の
通信品質の目標値Qよりも低い新たな通信品質の目標値
q1を基地局30に送信する制御処理、又は、現状の移
動局20の送信電力の上限値P’よりも大きい新たな移
動局20の送信電力の上限値p1’と、現状の通信品質
の目標値Qよりも低い新たな通信品質の目標値q1とを
基地局30に送信する制御処理等がある。この場合に
は、基地局30において、該上限値p1’、目標値q1
に応じて、図6のステップ407以降、図7のステップ
507以降を実行するようにする。
【0108】以上、本発明の通信システム及び通信方法
について説明したが、通信品質の目標値q及びQを、熱
雑音電力n及びNの代りに、単位時間当たりのビット誤
り率(BER)の逆数、逆拡散後の信号電力と熱雑音電
力との比(逆拡散後の信号電力/熱雑音電力)、又は1
ビット当たりの信号電力と雑音電力密度の比(1ビット
当たりの信号電力/雑音電力密度)に換算して処理する
こともできる。
【0109】また、本発明の通信システム及び通信方法
をスペクトラム拡散通信に適用することもできる。ここ
で、通信品質の目標値q及びQを、逆拡散後の信号電力
と熱雑音電力の比(逆拡散後の信号電力/熱雑音電力)
Qs又は1ビット当たりの信号電力と雑音電力密度の比
(1ビット当たりの信号電力/雑音電力密度)Qs’
と、スペクトラム拡散通信の拡散率Rとから算出される
熱雑音電力nに換算して処理することもできる。以下の
数式10は、この熱雑音電力nを求める式である。数式10 n=k・(Qs/R) 又は n=k’・(Qs’/R) (k、k’は、定数)
【0110】さらに、このスペクトラム拡散通信を、C
DMA(Code Division Multiple Access )通信にする
こともできる。
【0111】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の通信方法及び
通信システムによれば、移動局側で基地局と移動局の送
信電力の上限値、信号の伝送速度、通信品質の目標値等
の無線通信における通信状態を任意に指定することがで
きるため、ユーザが伝送する情報や通信の環境に応じて
最適に通信状態を設定することができるようになった。
【0112】また、通信輻輳状態を検出し監視すること
によって、現在の通信状況を的確に把握でき、基地局の
通信能力を適切かつ最大限に活用することができるよう
になった。また、通信輻輳状態を、移動局との通信を制
御している送信電力の上限値、伝送速度、通信品質の目
標値等の通信状態と同一の通信状態で把握することによ
って、容易に基地局の通信能力を適切かつ最大限に活用
することができるようになった。
【0113】また、通信品質の目標値を、熱雑音電力、
単位時間当たりのビット誤り率(BER)の逆数、逆拡
散後の信号電力と熱雑音電力の比(逆拡散後の信号電力
/熱雑音電力)、又は1ビット当たりの信号電力と雑音
電力密度の比(1ビット当たりの信号電力/雑音電力密
度)に換算することができるため、通信システムや通信
設備の環境に応じて、適宜通信品質の基準を最適に選択
することができるようになった。
【0114】また、移動局側で指定された通信状態に基
づいて課金するため、ユーザが通信状態と通信コストを
最適に設定することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信システムの実施の一形態を示
す概略図である。
【図2】図1に示した通信システムの移動局の制御部の
ハードウェア構成を示す概略図である。
【図3】図1に示した通信システムの基地局の制御部の
ハードウェア構成を示す概略図である。
【図4】図1に示した通信システムの移動局の制御部の
機能を示すブロック図である。
【図5】図1に示した通信システムの基地局の制御部の
機能を示すブロック図である。
【図6】本発明の通信システムによる通信方法の一形態
を示すフローチャートである。
【図7】本発明の通信システムによる通信方法の一形態
を示すフローチャートである。
【図8】従来の通信システムの通信ゾーンを示す概略図
である。
【符号の説明】
1、30 基地局 3 無線ゾ
ーン 10 利用者 20、51
〜5n 移動局 21、31 制御部 21a 通
信状態項目指定部 21b、31b 通信状態項目換算部 21c、3
1c 記憶部 21d、31d 通信制御部 22、32
受信回路 23、33 送信回路 24、34
アンテナ 25 表示パネル 26 入力
部 31a 通信状態決定部 31e 通
信輻輳状態検出部 41 課金額計算部 61〜6n
通信電力 211、311 CPU 212、3
12 ROM 213、313 RAM 214、3
14 DSP 215、315 I/Oインタフェース

Claims (110)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と複数の移動局間で無線通信を行
    う通信方法であって、 移動局において、 (a)基地局から送信される信号の送信電力の上限値p
    を任意に指定し、 (b)指定した送信電力の上限値pを基地局に送信し、 基地局において、 (c)前記移動局から送信された送信電力の上限値pを
    受信し、 (d)前記上限値pに基づいて、前記移動局に対する基
    地局の送信電力の上限値Pを決定する、 ことを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 基地局と複数の移動局間で無線通信を行
    う通信方法であって、 移動局において、 (a)基地局から送信される信号の送信電力の上限値p
    を任意に指定し、 (b)指定した送信電力の上限値pを基地局に送信し、 基地局において、 (c)前記移動局から送信された送信電力の上限値pを
    受信し、 (c' )通信中の移動局に対する通信輻輳状態を監視
    し、 (d)前記通信輻輳状態と前記上限値pに基づいて、前
    記移動局に対する基地局の送信電力の上限値Pを決定す
    る、 ことを特徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】 前記ステップ(c' )は、通信中の移動
    局に対する基地局の通信電力の上限値Pの総和に基づい
    て、通信中の移動局に対する通信輻輳状態を監視するこ
    とを特徴とする請求項2記載の通信方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(c' )は、通信中の移動
    局が指定した通信電力の上限値pの総和に基づいて、通
    信中の移動局に対する通信輻輳状態を監視することを特
    徴とする請求項2記載の通信方法。
  5. 【請求項5】 前記ステップ(d)は、 P=k・p (但し、0<k≦1) の関係を満たすように、前記上限値pに基づいて、前記
    移動局に対する基地局の送信電力の上限値Pを決定す
    る、ことを特徴とする請求項1乃至4記載の通信方法。
  6. 【請求項6】 前記ステップ(d)は、前記上限値pが
    前記移動局との通信に使用している送信電力の上限値よ
    りも小さいときは、前記移動局に対する基地局の送信電
    力の上限値Pを前記上限値pにすることを特徴とする請
    求項1乃至4記載の通信方法。
  7. 【請求項7】 前記ステップ(d)は、前記移動局との
    通信に使用している送信電力の上限値Pを前記上限値p
    に変更しようとするときに、通信中の移動局に対する基
    地局の送信電力の上限値の総和が所定の閾値を超える場
    合には、前記移動局との通信に使用している送信電力の
    上限値Pを維持する、ことを特徴とする請求項1乃至4
    記載の通信方法。
  8. 【請求項8】 前記ステップ(d)は、前記移動局との
    通信に使用している送信電力の上限値Pを前記上限値p
    に変更しようとするときに、通信中の移動局に対する基
    地局の送信電力の上限値の総和が所定の閾値を超える場
    合には、前記移動局との通信に使用している送信電力の
    上限値Pを維持し、通信中の移動局に対する基地局の送
    信電力の上限値の総和が所定の閾値を超えない場合に
    は、前記移動局との通信に使用している送信電力の上限
    値Pを前記上限値pにする、ことを特徴とする請求項1
    乃至4記載の通信方法。
  9. 【請求項9】 前記基地局において、さらに、 (e)前記ステップ(d)で、前記移動局との通信に使
    用している送信電力の上限値Pを維持した場合、上限値
    Pの維持信号を前記移動局に送信する、ことを特徴とす
    る請求項7又は8記載の通信方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップ(d)は、前記移動局と
    の通信に使用している送信電力の上限値Pを前記上限値
    pに変更しようとするときに、通信中の移動局に対する
    基地局の送信電力の上限値の総和が所定の閾値を超える
    場合には、前記上限値pを送信してきた前記移動局以外
    の移動局との通信に使用している送信電力の上限値を減
    らす、ことを特徴とする請求項1乃至4記載の通信方
    法。
  11. 【請求項11】 前記閾値は、前記基地局が出力するこ
    とのできる通信電力の最大値であることを特徴とする請
    求項7乃至10記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 前記基地局において、さらに、 (e)前記ステップ(d)で、前記移動局との通信に使
    用している送信電力の上限値Pを更新した場合、上限値
    Pの更新信号を前記移動局に送信する、ことを特徴とす
    る請求項1乃至4記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 前記ステップ(a)は、基地局から送
    信される信号の送信電力の上限値pと、該移動局から送
    信する信号の送信電力の上限値p' とを任意に指定し、 前記ステップ(b)は、指定した送信電力のそれぞれの
    上限値pとp' を基地局に送信し、 前記ステップ(c)は、前記移動局から送信されたそれ
    ぞれの送信電力の上限値pとp' を受信し、 前記ステップ(d)は、前記上限値pに基づいて該移動
    局に対する基地局の送信電力の上限値Pを決定し、前記
    上限値p' に基づいて該移動局の送信電力の上限値P'
    を決定する、ことを特徴とする請求項1乃至12記載の
    通信方法。
  14. 【請求項14】 前記基地局において、さらに、 (e)決定した移動局の送信電力の上限値P' を該移動
    局に送信し、 前記移動局において、さらに、 (b' )決定された送信電力の上限値P' 以下の送信電
    力値Pp' で該基地局に信号を送信することを特徴とす
    る請求項13記載の通信方法。
  15. 【請求項15】 前記基地局において、さらに、 (f)決定された送信電力の上限値P以下の送信電力値
    Ppで該移動局に信号を送信することを特徴とする請求
    項1乃至14記載の通信方法。
  16. 【請求項16】 前記基地局において、さらに、 (g)前記移動局に対する基地局の送信電力の上限値P
    に基づいて該移動局に対する課金額を決定することを特
    徴とする請求項1乃至15記載の通信方法。
  17. 【請求項17】 前記基地局において、さらに、 (g)前記移動局に対する実際の送信電力の値Ppに基
    づいて該移動局に対する課金額を決定することを特徴と
    する請求項15記載の通信方法。
  18. 【請求項18】 前記基地局において、さらに、 (g)前記移動局の送信電力の上限値P' に基づいて該
    移動局に対する課金額を決定することを特徴とする請求
    項13乃至15記載の通信方法。
  19. 【請求項19】 前記基地局において、さらに、 (g)前記移動局の実際の送信電力の値Pp' に基づい
    て該移動局に対する課金額を決定することを特徴とする
    請求項14記載の通信方法。
  20. 【請求項20】 前記ステップ(a)は、前記上限値
    p’の換わりに、移動局からの送信信号の伝送速度v’
    を任意に指定し、 前記ステップ(b)は、前記上限値p’の換わりに、指
    定した伝送速度v’を基地局に送信し、 前記ステップ(c)は、前記移動局から送信された伝送
    速度v’を受信して、該伝送速度v’に応じて前記移動
    局の送信電力の上限値p' を換算する、ことを特徴とす
    る請求項13乃至19記載の通信方法。
  21. 【請求項21】 前記ステップ(a)は、前記上限値p
    の換わりに、基地局からの送信信号の伝送速度vを任意
    に指定し、 前記ステップ(b)は、前記上限値pの換わりに、指定
    した伝送速度vを基地局に送信し、 前記ステップ(c)は、前記移動局から送信された伝送
    速度vを受信して、該伝送速度vに応じて基地局の送信
    電力の上限値pを換算する、 ことを特徴とする請求項1乃至20記載の通信方法。
  22. 【請求項22】 基地局と複数の移動局間で無線通信を
    行う通信方法であって、 移動局において、 (a)該移動局から送信する信号の送信電力の上限値
    p' を任意に指定し、 (b)指定した送信電力の上限値p' を基地局に送信
    し、 基地局において、 (c)移動局から送信された送信電力の上限値p' を受
    信し、 (d)前記上限値p' に基づいて、該移動局の送信電力
    の上限値P' を決定し、 (e)決定した移動局の送信電力の上限値P' を該移動
    局に送信する、 ことを特徴とする通信方法。
  23. 【請求項23】 前記移動局において、さらに、 (b' )決定された送信電力の上限値P' 以下の送信電
    力値Pp' で該基地局に信号を送信することを特徴とす
    る請求項22記載の通信方法。
  24. 【請求項24】 前記基地局において、さらに、 (g)前記移動局の送信電力の上限値P' に基づいて該
    移動局に対する課金額を決定することを特徴とする請求
    項22又は23記載の通信方法。
  25. 【請求項25】 前記基地局において、さらに、 (g)前記移動局の実際の送信電力の値Pp' に基づい
    て該移動局に対する課金額を決定することを特徴とする
    請求項23記載の通信方法。
  26. 【請求項26】 前記ステップ(a)は、前記上限値
    p’の換わりに、移動局からの送信信号の伝送速度v’
    を任意に指定し、 前記ステップ(b)は、前記上限値p’の換わりに、指
    定した伝送速度v’を基地局に送信し、 前記ステップ(c)は、前記移動局から送信された伝送
    速度v’を受信して、該伝送速度v’に応じて前記移動
    局の送信電力の上限値p' を換算する、 ことを特徴とする請求項22乃至25記載の通信方法。
  27. 【請求項27】 前記ステップ(a)は、さらに、基地
    局との無線通信における通信品質の目標値qを任意に指
    定し、 前記ステップ(b)は、さらに、指定した通信品質の目
    標値qを基地局に送信し、 前記ステップ(c)は、さらに、移動局から送信された
    通信品質の目標値qを受信し、 前記ステップ(d)は、さらに、受信した通信品質の目
    標値qに基づいて、該移動局との無線通信における通信
    品質の目標値Qを決定する、 ことを特徴とする請求項1乃至26記載の通信方法。
  28. 【請求項28】 前記基地局において、さらに、 (h)上限値Pの通信電力で信号を送信していること
    と、通信品質が目標値Qに達していないことの情報を移
    動局に送信し、 前記移動局において、 (i)該情報を受信した際に前記基地局との通信を終了
    することを特徴とする請求項27記載の通信方法。
  29. 【請求項29】 前記基地局において、さらに、 (h)上限値Pの通信電力で信号を送信していること
    と、通信品質が目標値Qに達していないことの情報を移
    動局に送信し、 前記移動局において、 (i)該情報を受信した際に、現状の送信電力の上限値
    Pよりも大きい新たな送信電力の上限値p1を前記基地
    局に送信し、 前記基地局において、(j)前記上限値p1によって、
    前記ステップ(c)〜(d)を実行する、ことを特徴と
    する請求項27記載の通信方法。
  30. 【請求項30】 前記基地局において、さらに、 (h)上限値Pの通信電力で信号を送信していること
    と、通信品質が目標値Qに達していないことの情報を移
    動局に送信し、 前記移動局において、 (i)該情報を受信した際に、現状の通信品質の目標値
    Qよりも低い新たな通信品質の目標値q1を前記基地局
    に送信し、 前記基地局において、 (j)前記目標値q1によって、前記ステップ(c)〜
    (d)を実行する、 ことを特徴とする請求項27記載の通信方法。
  31. 【請求項31】 前記基地局において、さらに、 (h)上限値Pの通信電力で信号を送信していること
    と、通信品質が目標値Qに達していないことの情報を移
    動局に送信し、 前記移動局において、 (i)該情報を受信した際に、現状の送信電力の上限値
    Pよりも大きい新たな送信電力の上限値p1と、現状の
    通信品質の目標値Qよりも低い新たな通信品質の目標値
    q1とを前記基地局に送信し、 前記基地局において、 (j)前記上限値p1及び前記目標値q1によって、前
    記ステップ(c)〜(d)を実行する、 ことを特徴とする請求項27記載の通信方法。
  32. 【請求項32】 前記ステップ(a)は、さらに、基地
    局との無線通信における通信品質の目標値qを任意に指
    定し、 前記ステップ(b)は、さらに、指定した通信品質の目
    標値qを基地局に送信し、 前記ステップ(c)は、さらに、移動局から送信された
    通信品質の目標値qを受信し、 前記ステップ(d)は、さらに、受信した通信品質の目
    標値qに基づいて、該移動局との無線通信における通信
    品質の目標値Qを決定し、 前記基地局において、さらに、 (h)前記移動局から送信されてくる信号の現状の通信
    品質の値q2を該移動局に送信し、 前記移動局において、 (i)前記基地局との通信が前記移動局の送信電力の上
    限値P’で行われており、かつ該通信品質の値q2が通
    信品質の目標値Qより低い場合には、前記基地局との通
    信を終了することを特徴とする請求項13乃至26記載
    の通信方法。
  33. 【請求項33】 前記ステップ(a)は、さらに、基地
    局との無線通信における通信品質の目標値qを任意に指
    定し、 前記ステップ(b)は、さらに、指定した通信品質の目
    標値qを基地局に送信し、 前記ステップ(c)は、さらに、移動局から送信された
    通信品質の目標値qを受信し、 前記ステップ(d)は、さらに、受信した通信品質の目
    標値qに基づいて、該移動局との無線通信における通信
    品質の目標値Qを決定し、 前記基地局において、さらに、 (h)前記移動局から送信されてくる信号の現状の通信
    品質の値q2を該移動局に送信し、 前記移動局において、 (i)前記基地局との通信が前記移動局の送信電力の上
    限値P’で行われており、かつ該通信品質の値q2が通
    信品質の目標値Qより低い場合には、現状の移動局の送
    信電力の上限値P’よりも大きい新たな移動局の送信電
    力の上限値p1’を前記基地局に送信し、 前記基地局において、 (j)前記移動局の送信電力の上限値p1’によって、
    前記ステップ(c)〜(d)を実行する、 ことを特徴とする請求項13乃至26記載の通信方法。
  34. 【請求項34】 前記ステップ(a)は、さらに、基地
    局との無線通信における通信品質の目標値qを任意に指
    定し、 前記ステップ(b)は、さらに、指定した通信品質の目
    標値qを基地局に送信し、 前記ステップ(c)は、さらに、移動局から送信された
    通信品質の目標値qを受信し、 前記ステップ(d)は、さらに、受信した通信品質の目
    標値qに基づいて、該移動局との無線通信における通信
    品質の目標値Qを決定し、 前記基地局において、さらに、 (h)前記移動局から送信されてくる信号の現状の通信
    品質の値q2を該移動局に送信し、 前記移動局において、 (i)前記基地局との通信が前記移動局の送信電力の上
    限値P’で行われており、かつ該通信品質の値q2が通
    信品質の目標値Qより低い場合には、現状の通信品質の
    目標値Qよりも低い新たな通信品質の目標値q1を前記
    基地局に送信し、 前記基地局において、 (j)前記目標値q1によって、前記ステップ(c)〜
    (d)を実行する、 ことを特徴とする請求項13乃至26記載の通信方法。
  35. 【請求項35】 前記ステップ(a)は、さらに、基地
    局との無線通信における通信品質の目標値qを任意に指
    定し、 前記ステップ(b)は、さらに、指定した通信品質の目
    標値qを基地局に送信し、 前記ステップ(c)は、さらに、移動局から送信された
    通信品質の目標値qを受信し、 前記ステップ(d)は、さらに、受信した通信品質の目
    標値qに基づいて、該移動局との無線通信における通信
    品質の目標値Qを決定し、 前記基地局において、さらに、 (h)前記移動局から送信されてくる信号の現状の通信
    品質の値q2を該移動局に送信し、 前記移動局において、 (i)前記基地局との通信が前記移動局の送信電力の上
    限値P’で行われており、かつ該通信品質の値q2が通
    信品質の目標値Qより低い場合には、現状の移動局の送
    信電力の上限値P’よりも大きい新たな移動局の送信電
    力の上限値p1’と、現状の通信品質の目標値Qよりも
    低い新たな通信品質の目標値q1とを前記基地局に送信
    し、 前記基地局において、 (j)前記移動局の上限値p1’及び前記目標値q1に
    よって、前記ステップ(c)〜(d)を実行する、 ことを特徴とする請求項13乃至26記載の通信方法。
  36. 【請求項36】 基地局と複数の移動局間で無線通信を
    行う通信方法であって、 移動局において、 (a)基地局との無線通信における通信品質の目標値q
    を任意に指定し、 (b)指定した通信品質の目標値qを基地局に送信し、 基地局において、 (c)移動局から送信された通信品質の目標値qを受信
    し、 (d)受信した通信品質の目標値qに基づいて、該移動
    局との無線通信における通信品質の目標値Qを決定す
    る、 ことを特徴とする通信方法。
  37. 【請求項37】 基地局と複数の移動局間で無線通信を
    行う通信方法であって、 移動局において、 (a)基地局との無線通信における通信品質の目標値q
    を任意に指定し、 (b)指定した通信品質の目標値qを基地局に送信し、 基地局において、 (c)移動局から送信された通信品質の目標値qを受信
    し、 (c' )通信中の移動局に対する通信輻輳状態を監視
    し、 (d)該通信輻輳状態と受信した通信品質の目標値qに
    基づいて、該移動局との無線通信における通信品質の目
    標値Qを決定する、 ことを特徴とする通信方法。
  38. 【請求項38】 前記ステップ(c' )は、通信中の各
    移動局間との無線通信に対する通信品質の目標値Qの総
    和に基づいて、通信中の移動局に対する通信輻輳状態を
    監視することを特徴とする請求項37記載の通信方法。
  39. 【請求項39】 前記ステップ(c' )は、通信中の各
    移動局で指定された無線通信に対する通信品質の目標値
    qの総和に基づいて、通信中の移動局に対する通信輻輳
    状態を監視することを特徴とする請求項37記載の通信
    方法。
  40. 【請求項40】 前記ステップ(d)は、受信した通信
    品質の目標値qが前記移動局との通信に使用している通
    信品質の目標値よりも低いときは、前記移動局間との無
    線通信に対する通信品質の目標値Qを受信した通信品質
    の目標値qにすることを特徴とする請求項36乃至39
    記載の通信方法。
  41. 【請求項41】 前記ステップ(d)は、前記移動局間
    との無線通信に対する通信品質の目標値Qを受信した通
    信品質の目標値qに決定しようとするときに、通信中の
    各移動局間との無線通信に対する通信品質の目標値の総
    和が所定の閾値を超える場合には、前記移動局間との無
    線通信に使用している通信品質の目標値Qを維持する、
    ことを特徴とする請求項36乃至39記載の通信方法。
  42. 【請求項42】 前記ステップ(d)は、前記移動局間
    との無線通信に対する通信品質の目標値Qを受信した通
    信品質の目標値qに決定しようとするときに、通信中の
    各移動局間との無線通信に対する通信品質の目標値の総
    和が所定の閾値を超える場合には、前記移動局間との無
    線通信に使用している通信品質の目標値Qを維持し、通
    信中の各移動局間との無線通信に対する通信品質の目標
    値の総和が所定の閾値を超えない場合には、前記移動局
    間との無線通信に使用している通信品質の目標値Qを受
    信した通信品質の目標値qにする、ことを特徴とする請
    求項36乃至39記載の通信方法。
  43. 【請求項43】 前記基地局において、さらに、 (e)前記ステップ(d)で、前記移動局間との無線通
    信に使用している通信品質の目標値Qを維持した場合、
    該目標値Qの維持信号を前記移動局に送信する、ことを
    特徴とする請求項41又は42記載の通信方法。
  44. 【請求項44】 前記ステップ(d)は、前記移動局間
    との無線通信に使用している通信品質の目標値Qを受信
    した通信品質の目標値qに決定しようとするときに、通
    信中の各移動局間との無線通信に対する通信品質の目標
    値の総和が所定の閾値を超える場合には、前記通信品質
    の目標値qを送信してきた前記移動局以外の移動局との
    無線通信に使用している通信品質の目標値を減らす、こ
    とを特徴とする請求項36乃至39記載の通信方法。
  45. 【請求項45】 前記閾値は、前記基地局が維持するこ
    とのできる通信品質の総和の上限であることを特徴とす
    る請求項41乃至44記載の通信方法。
  46. 【請求項46】 前記基地局において、さらに、 (e)前記ステップ(d)で、前記移動局間との無線通
    信に使用している通信品質の目標値Qを更新した場合、
    該目標値Qの更新信号を前記移動局に送信する、ことを
    特徴とする請求項36乃至39記載の通信方法。
  47. 【請求項47】 前記基地局において、さらに、 (f)前記移動局間との無線通信に使用している通信品
    質の目標値Qに基づいて該移動局に対する課金額を決定
    することを特徴とする請求項36乃至46記載の通信方
    法。
  48. 【請求項48】 前記ステップ(d)は、通信品質の目
    標値q及びQを熱雑音電力に換算して処理することを特
    徴とする請求項36乃至47記載の通信方法。
  49. 【請求項49】 前記ステップ(d)は、通信品質の目
    標値q及びQを単位時間当たりのビット誤り率(BE
    R:Bit Error Rate)の逆数に換算して処理することを
    特徴とする請求項36乃至47記載の通信方法。
  50. 【請求項50】 前記ステップ(d)は、通信品質の目
    標値q及びQを逆拡散後の信号電力と熱雑音電力との比
    (逆拡散後の信号電力/熱雑音電力)に換算して処理す
    ることを特徴とする請求項36乃至47記載の通信方
    法。
  51. 【請求項51】 前記ステップ(d)は、通信品質の目
    標値q及びQを1ビット当たりの信号電力と雑音電力密
    度の比(1ビット当たりの信号電力/雑音電力密度)に
    換算して処理することを特徴とする請求項36乃至47
    記載の通信方法。
  52. 【請求項52】 前記基地局と前記複数の移動局間で行
    われる無線通信は、スペクトラム拡散通信であることを
    特徴とする請求項1乃至51記載の通信方法。
  53. 【請求項53】 前記基地局と前記複数の移動局間で行
    われる無線通信は、スペクトラム拡散通信であり、 前記ステップ(d)は、通信品質の目標値q及びQを、
    逆拡散後の信号電力と熱雑音電力の比(逆拡散後の信号
    電力/熱雑音電力)と、該スペクトラム拡散通信の拡散
    率とから算出される熱雑音電力に換算して処理すること
    を特徴とする請求項50記載の通信方法。
  54. 【請求項54】 前記基地局と前記複数の移動局間で行
    われる無線通信は、スペクトラム拡散通信であり、 前記ステップ(d)は、通信品質の目標値q及びQを、
    1ビット当たりの信号電力と雑音電力密度の比(1ビッ
    ト当たりの信号電力/雑音電力密度)と、該スペクトラ
    ム拡散通信の拡散率とから算出される熱雑音電力に換算
    して処理することを特徴とする請求項51記載の通信方
    法。
  55. 【請求項55】 前記スペクトラム拡散通信は、CDM
    A(Code DivisionMultiple Access )通信であること
    を特徴とする請求項52乃至54記載の通信方法。
  56. 【請求項56】 基地局と複数の移動局とを備え、前記
    基地局と前記複数の移動局間で無線通信を行う通信シス
    テムであって、 前記複数の移動局の各々は、 前記基地局から送信される信号の送信電力の上限値pを
    指定する指定手段と、 前記送信電力指定手段で指定した前記上限値pを前記基
    地局に送信する送信手段と、 を有し、 前記基地局は、 前記移動局から送信された前記送信電力の上限値pを受
    信する受信手段と、 前記上限値pに基づいて、前記移動局に信号を送信する
    際の送信電力の上限値Pを決定する送信電力決定手段
    と、 を有する、 ことを特徴とする通信システム。
  57. 【請求項57】 基地局と複数の移動局とを備え、前記
    基地局と前記複数の移動局間で無線通信を行う通信シス
    テムであって、 前記複数の移動局の各々は、 前記基地局から送信される信号の伝送速度vを指定する
    指定手段と、 前記伝送速度指定手段で指定した前記伝送速度vを前記
    基地局に送信する送信手段と、 を有し、 前記基地局は、 前記移動局から送信された前記伝送速度vを受信する受
    信手段と、 前記伝送速度vに応じた送信電力の上限値pを換算する
    送信電力換算手段と、 前記上限値pに基づいて、前記移動局に信号を送信する
    際の送信電力の上限値Pを決定する送信電力決定手段
    と、 を有する、 ことを特徴とする通信システム。
  58. 【請求項58】 前記基地局は、さらに、 前記複数の移動局のうち通信中の移動局に対する通信輻
    輳状態を検出する通信輻輳状態検出手段を有し、 前記送信電力決定手段は、前記通信輻輳状態検出手段に
    よって検出される通信輻輳状態の結果と前記上限値pに
    基づいて、前記移動局に信号を送信する際の送信電力の
    上限値Pを決定する構成である、ことを特徴とする請求
    項56又は57記載の通信システム。
  59. 【請求項59】 前記通信輻輳状態検出手段は、前記複
    数の移動局のうち通信中の移動局に対する通信電力の上
    限値Pの総和に基づいて、前記通信輻輳状態を検出する
    ことを特徴とする請求項58記載の通信システム。
  60. 【請求項60】 前記通信輻輳状態検出手段は、前記複
    数の移動局のうち通信中の移動局が指定する通信電力の
    上限値pの総和に基づいて、前記通信輻輳状態を検出す
    ることを特徴とする請求項58記載の通信システム。
  61. 【請求項61】 前記送信電力決定手段は、 P=k・p (但し、0<k≦1) の関係を満たすように、前記上限値pに基づいて、前記
    移動局に対する送信電力の上限値Pを決定する構成の請
    求項56乃至60記載の通信システム。
  62. 【請求項62】 前記送信電力決定手段は、前記上限値
    pが前記移動局との通信に使用している送信電力の上限
    値よりも小さいときは、前記移動局に対する送信電力の
    上限値Pを前記上限値pに決定する構成の請求項56乃
    至60記載の通信システム。
  63. 【請求項63】 前記送信電力決定手段は、前記移動局
    との通信に使用している送信電力の上限値Pを前記上限
    値pに決定しようとするときに、前記複数の移動局のう
    ち通信中の移動局に対する送信電力の上限値の総和が所
    定の閾値を超える場合には、前記移動局との通信に使用
    している前記送信電力の上限値Pを維持する、ことを特
    徴とする請求項56乃至60記載の通信システム。
  64. 【請求項64】 前記送信電力決定手段は、前記移動局
    との通信に使用している送信電力の上限値Pを前記上限
    値pに決定しようとするときに、前記複数の移動局のう
    ち通信中の移動局に対する送信電力の上限値の総和が所
    定の閾値を超える場合には、前記移動局との通信に使用
    している前記送信電力の上限値Pを維持するように決定
    し、前記送信電力の上限値の総和が所定の閾値を超えな
    い場合には、前記移動局との通信に使用している前記送
    信電力の上限値Pを前記上限値pに決定する、ことを特
    徴とする請求項56乃至60記載の通信システム。
  65. 【請求項65】 前記基地局は、さらに、 前記送信電力決定手段で前記送信電力の上限値Pを維持
    するように決定した場合、上限値Pの維持信号を前記移
    動局に送信する送信手段を有することを特徴とする請求
    項63又は64記載の通信システム。
  66. 【請求項66】 前記送信電力決定手段は、前記移動局
    との通信に使用している送信電力の上限値Pを前記上限
    値pに決定する際に、前記複数の移動局のうち通信中の
    移動局に対する送信電力の上限値の総和が所定の閾値を
    超える場合には、前記上限値pを送信してきた前記移動
    局以外の移動局との通信に使用している送信電力の上限
    値を減らす、ことを特徴とする請求項56乃至60記載
    の通信システム。
  67. 【請求項67】 前記閾値は、前記基地局が出力するこ
    とのできる通信電力の最大値であることを特徴とする請
    求項63乃至66記載の通信システム。
  68. 【請求項68】 前記基地局は、さらに、 前記前記送信電力決定手段で前記移動局との通信に使用
    している送信電力の上限値Pを更新するように決定した
    場合、上限値Pの更新信号を前記移動局に送信する送信
    手段を有する、ことを特徴とする請求項56乃至60記
    載の通信システム。
  69. 【請求項69】 前記移動局の前記指定手段は、さら
    に、該移動局から送信する信号の送信電力の上限値p'
    を指定し、 前記移動局の前記送信手段は、前記上限値p' を前記基
    地局に送信し、 前記基地局の受信手段は、前記移動局から送信された前
    記上限値p' を受信し、 前記基地局の前記送信電力決定手段は、前記上限値p'
    に基づいて前記移動局から該基地局へ信号を送信する際
    の送信電力の上限値P' を決定する、 ことを特徴とする請求項56乃至68記載の通信システ
    ム。
  70. 【請求項70】 前記移動局の前記指定手段は、さら
    に、該移動局から送信する信号の伝送速度v' を指定
    し、 前記移動局の前記送信手段は、前記伝送速度v' を前記
    基地局に送信し、 前記基地局の受信手段は、前記移動局から送信された前
    記伝送速度v' を受信し、 前記基地局の前記送信電力決定手段は、前記伝送速度
    v’に応じた送信電力の上限値p’を換算し、該上限値
    p' に基づいて前記移動局から該基地局へ信号を送信す
    る際の送信電力の上限値P' を決定する、 ことを特徴とする請求項56乃至68記載の通信システ
    ム。
  71. 【請求項71】 前記基地局は、さらに、 前記上限値P' を前記移動局に送信する送信手段を有
    し、 前記移動局は、さらに、 前記基地局から送信された前記上限値P' を受信する受
    信手段と、 前記上限値P' 以下の送信電力値Pp' で前記基地局に
    信号を送信するように前記送信手段を制御する制御手段
    と、 を有することを特徴とする請求項69又は70記載の通
    信システム。
  72. 【請求項72】 前記基地局は、さらに、 前記複数の移動局に信号を送信する送信手段と、 前記上限値P以下の送信電力値Ppで前記移動局に信号
    を送信するように前記送信手段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする請求項56乃至71記載の通
    信システム。
  73. 【請求項73】 前記基地局は、さらに、 前記上限値Pに基づいて前記移動局に対する課金額を決
    定する課金額決定手段を有することを特徴とする請求項
    56乃至72記載の通信システム。
  74. 【請求項74】 前記基地局は、さらに、 前記送信電力値Ppに基づいて前記移動局に対する課金
    額を決定する課金額決定手段を有することを特徴とする
    請求項72記載の通信システム。
  75. 【請求項75】 前記基地局は、さらに、 前記上限値P' に基づいて前記移動局に対する課金額を
    決定する課金額決定手段を有することを特徴とする請求
    項69乃至72記載の通信システム。
  76. 【請求項76】 前記基地局は、さらに、 前記送信電力値Pp' に基づいて前記移動局に対する課
    金額を決定する課金額決定手段を有することを特徴とす
    る請求項71記載の通信システム。
  77. 【請求項77】 基地局と複数の移動局とを備え、前記
    基地局と前記複数の移動局間で無線通信を行う通信シス
    テムであって、 前記複数の移動局の各々は、 送信する信号の送信電力の上限値p' を指定する指定手
    段と、 前記指定手段で指定した前記上限値p' を前記基地局に
    送信する送信手段と、 を有し、 前記基地局は、 前記移動局から送信された前記上限値p' を受信する受
    信手段と、 前記受信手段で受信した前記上限値p' に基づいて、前
    記移動局の送信電力の上限値P' を決定する送信電力決
    定手段と、 前記送信電力決定手段で決定した前記上限値P' を前記
    移動局に送信する送信手段と、 を有する、 ことを特徴とする通信システム。
  78. 【請求項78】 基地局と複数の移動局とを備え、前記
    基地局と前記複数の移動局間で無線通信を行う通信シス
    テムであって、 前記複数の移動局の各々は、 送信する信号の伝送速度v' を指定する指定手段と、 前記指定手段で指定した前記伝送速度v' を前記基地局
    に送信する送信手段と、 を有し、 前記基地局は、 前記移動局から送信された前記伝送速度v' を受信する
    受信手段と、 前記伝送速度v’に応じた送信電力の上限値p’を換算
    する送信電力換算手段と、 前記上限値pに基づいて、前記移動局の送信電力の上限
    値P' を決定する送信電力決定手段と、 前記送信電力決定手段で決定した前記上限値P' を前記
    移動局に送信する送信手段と、 を有する、 ことを特徴とする通信システム。
  79. 【請求項79】 前記移動局は、さらに、 前記基地局から送信された前記上限値P' を受信する受
    信手段と、 前記上限値P' 以下の送信電力値Pp' で前記基地局に
    信号を送信するように前記送信手段を制御する制御手段
    と、 を有することを特徴とする請求項77又は78記載の通
    信システム。
  80. 【請求項80】 前記基地局は、さらに、 前記上限値P' に基づいて前記移動局に対する課金額を
    決定する課金額決定手段を有することを特徴とする請求
    項77乃至79記載の通信システム。
  81. 【請求項81】 前記基地局は、さらに、 前記送信電力値Pp' に基づいて前記移動局に対する課
    金額を決定する課金額決定手段を有することを特徴とす
    る請求項79記載の通信システム。
  82. 【請求項82】 さらに、前記複数の移動局の各々は、 前記基地局との無線通信における通信品質の目標値qを
    指定する品質指定手段と、 前記品質指定手段で指定した前記目標値qを前記基地局
    に送信するように前記送信手段を制御する制御手段と、
    を有し、 前記基地局は、 前記移動局から送信された前記目標値qを受信するよう
    に前記受信手段を制御する制御手段と、 前記目標値qに基づいて、前記移動局との無線通信にお
    ける通信品質の目標値Qを決定する品質決定手段と、を
    有する、 ことを特徴とする請求項56乃至81記載の通信システ
    ム。
  83. 【請求項83】 前記基地局は、前記上限値Pの通信電
    力で信号を送信していることと、通信品質が前記目標値
    Qに達していないことの情報を前記移動局に送信する送
    信手段を有し、 前記移動局は、前記移動局からの信号を受信する受信手
    段と、 前記受信手段で該情報を受信した際に、前記基地局との
    通信を切断する制御手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項82記載の通信システム。
  84. 【請求項84】 前記基地局は、前記上限値Pの通信電
    力で信号を送信していることと、通信品質が前記目標値
    Qに達していないことの情報を前記移動局に送信する送
    信手段を有し、 前記移動局は、前記基地局からの信号を受信する受信手
    段と、 前記受信手段で該情報を受信した際に、現状の送信電力
    の前記上限値Pよりも大きい新たな送信電力の上限値p
    1を前記基地局に送信するように前記送信手段を制御す
    る制御手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項82記載の通信システム。
  85. 【請求項85】 前記基地局は、前記上限値Pの通信電
    力で信号を送信していることと、通信品質が前記目標値
    Qに達していないことの情報を前記移動局に送信する送
    信手段を有し、 前記移動局は、前記移動局からの信号を受信する受信手
    段と、 前記受信手段で該情報を受信した際に、現状の通信品質
    の前記目標値Qよりも低い新たな通信品質の目標値q1
    を前記基地局に送信するように前記送信手段を制御する
    制御手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項82記載の通信システム。
  86. 【請求項86】 前記基地局は、前記上限値Pの通信電
    力で信号を送信していることと、通信品質が前記目標値
    Qに達していないことの情報を前記移動局に送信する送
    信手段を有し、 前記移動局は、前記移動局からの信号を受信する受信手
    段と、 前記受信手段で該情報を受信した際に、現状の送信電力
    の前記上限値Pよりも大きい新たな送信電力の上限値p
    1と、現状の通信品質の前記目標値Qよりも低い新たな
    通信品質の目標値q1とを前記基地局に送信するように
    前記送信手段を制御する制御手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項82記載の通信システム。
  87. 【請求項87】 さらに、前記複数の移動局の各々は、 前記基地局との無線通信における通信品質の目標値qを
    指定する品質指定手段と、 前記品質指定手段で指定した前記目標値qを前記基地局
    に送信するように前記送信手段を制御する制御手段と、 前記基地局からの信号等を受信する受信手段と、を有
    し、 前記基地局は、 前記移動局から送信された前記目標値qを受信するよう
    に前記受信手段を制御する制御手段と、 前記目標値qに基づいて、前記移動局との無線通信にお
    ける通信品質の目標値Qを決定する品質決定手段と、 前記受信手段で受信した信号の実際の通信品質の値q2
    を検出して前記移動局に送信する手段と、を有し、 前記移動局の前記制御手段は、前記送信手段が前記送信
    電力の上限値P’で信号を送信しており、かつ前記受信
    手段で受信した該通信品質の値q2が前記通信品質の目
    標値Qより低い場合には、前記基地局との通信を切断す
    る、ことを特徴とする請求項69乃至81記載の通信シ
    ステム。
  88. 【請求項88】 さらに、前記複数の移動局の各々は、 前記基地局との無線通信における通信品質の目標値qを
    指定する品質指定手段と、 前記品質指定手段で指定した前記目標値qを前記基地局
    に送信するように前記送信手段を制御する制御手段と、 前記基地局からの信号等を受信する受信手段と、を有
    し、 前記基地局は、 前記移動局から送信された前記目標値qを受信するよう
    に前記受信手段を制御する制御手段と、 前記目標値qに基づいて、前記移動局との無線通信にお
    ける通信品質の目標値Qを決定する品質決定手段と、 前記受信手段で受信した信号の実際の通信品質の値q2
    を検出して前記移動局に送信する手段と、を有し、 前記移動局の前記制御手段は、前記送信手段が前記送信
    電力の上限値P’で信号を送信しており、かつ前記受信
    手段で受信した該通信品質の値q2が前記通信品質の目
    標値Qより低い場合には、前記上限値P’よりも大きい
    新たな移動局の送信電力の上限値p1’を前記基地局に
    送信するように前記送信手段を制御することを特徴とす
    る請求項69乃至81記載の通信システム。
  89. 【請求項89】 さらに、前記複数の移動局の各々は、 前記基地局との無線通信における通信品質の目標値qを
    指定する品質指定手段と、 前記品質指定手段で指定した前記目標値qを前記基地局
    に送信するように前記送信手段を制御する制御手段と、 前記基地局からの信号等を受信する受信手段と、を有
    し、 前記基地局は、 前記移動局から送信された前記目標値qを受信するよう
    に前記受信手段を制御する制御手段と、 前記目標値qに基づいて、前記移動局との無線通信にお
    ける通信品質の目標値Qを決定する品質決定手段と、 前記受信手段で受信した信号の実際の通信品質の値q2
    を検出して前記移動局に送信する手段と、を有し、 前記移動局の前記制御手段は、前記送信手段が前記送信
    電力の上限値P’で信号を送信しており、かつ前記受信
    手段で受信した該通信品質の値q2が前記通信品質の目
    標値Qより低い場合には、前記目標値Qよりも低い新た
    な通信品質の目標値q1を前記基地局に送信するように
    前記送信手段を制御する、 ことを特徴とする請求項69乃至81記載の通信システ
    ム。
  90. 【請求項90】 さらに、前記複数の移動局の各々は、 前記基地局との無線通信における通信品質の目標値qを
    指定する品質指定手段と、 前記品質指定手段で指定した前記目標値qを前記基地局
    に送信するように前記送信手段を制御する制御手段と、 前記基地局からの信号等を受信する受信手段と、を有
    し、 前記基地局は、 前記移動局から送信された前記目標値qを受信するよう
    に前記受信手段を制御する制御手段と、 前記目標値qに基づいて、前記移動局との無線通信にお
    ける通信品質の目標値Qを決定する品質決定手段と、 前記受信手段で受信した信号の実際の通信品質の値q2
    を検出して前記移動局に送信する手段と、を有し、 前記移動局の前記制御手段は、前記送信手段が前記送信
    電力の上限値P’で信号を送信しており、かつ前記受信
    手段で受信した該通信品質の値q2が前記通信品質の目
    標値Qより低い場合には、前記上限値P’よりも大きい
    新たな移動局の送信電力の上限値p1’と、前記目標値
    Qよりも低い新たな通信品質の目標値q1とを前記基地
    局に送信するように前記送信手段を制御する、 ことを特徴とする請求項69乃至81記載の通信システ
    ム。
  91. 【請求項91】 基地局と複数の移動局とを備え、前記
    基地局と前記複数の移動局間で無線通信を行う通信シス
    テムであって、 前記複数の移動局の各々は、 前記基地局との無線通信における通信品質の目標値qを
    指定する品質指定手段と、 前記品質指定手段で指定した前記目標値qを前記基地局
    に送信する送信手段と、 を有し、 前記基地局は、 前記移動局から送信された前記目標値qを受信する受信
    手段と、 前記受信手段で受信した前記目標値qに基づいて、前記
    移動局との無線通信における通信品質の目標値Qを決定
    する品質決定手段と、 を有する、 ことを特徴とする通信システム。
  92. 【請求項92】 前記基地局は、さらに、 前記複数の移動局のうち通信中の移動局に対する通信輻
    輳状態を検出する通信輻輳状態検出手段を有し、 前記品質決定手段は、前記通信輻輳状態検出手段によっ
    て検出される通信輻輳状態の結果と前記受信手段で受信
    した前記目標値qに基づいて、前記移動局との無線通信
    における通信品質の目標値Qを決定する構成である、 ことを特徴とする請求項91記載の通信システム。
  93. 【請求項93】 前記通信輻輳状態検出手段は、前記複
    数の移動局のうち通信中の各移動局との無線通信に対す
    る通信品質の目標値Qの総和に基づいて、通信中の移動
    局に対する通信輻輳状態を検出する構成の請求項92記
    載の通信システム。
  94. 【請求項94】 前記通信輻輳状態検出手段は、前記複
    数の移動局のうち通信中の各移動局で指定された無線通
    信に対する通信品質の目標値qの総和に基づいて、通信
    中の移動局に対する通信輻輳状態を検出する構成の請求
    項92記載の通信システム。
  95. 【請求項95】 前記品質決定手段は、前記目標値qが
    前記移動局との通信に使用している通信品質の目標値よ
    りも低いときは、前記移動局との無線通信に対する通信
    品質の目標値Qを前記目標値qに決定することを特徴と
    する請求項91乃至94記載の通信システム。
  96. 【請求項96】 前記品質決定手段は、前記移動局との
    無線通信に対する通信品質の目標値Qを前記目標値qに
    決定しようとするときに、前記複数の移動局のうち通信
    中の各移動局との無線通信に対する通信品質の目標値の
    総和が所定の閾値を超える場合には、前記移動局との無
    線通信に使用している通信品質の目標値Qを維持するよ
    うに決定する、ことを特徴とする請求項91乃至94記
    載の通信システム。
  97. 【請求項97】 前記品質決定手段は、前記移動局との
    無線通信に対する通信品質の目標値Qを前記目標値qに
    決定しようとするときに、前記複数の移動局のうち通信
    中の各移動局との無線通信に対する通信品質の目標値の
    総和が所定の閾値を超える場合には、前記移動局との無
    線通信に使用している通信品質の目標値Qを維持するよ
    うに決定し、前記通信品質の目標値の総和が所定の閾値
    を超えない場合には、前記移動局との無線通信に使用し
    ている通信品質の目標値Qを前記目標値qに決定する、
    ことを特徴とする請求項91乃至94記載の通信システ
    ム。
  98. 【請求項98】 前記基地局は、さらに、 前記品質決定手段で前記移動局との無線通信に使用して
    いる通信品質の目標値Qを維持するように決定した場
    合、目標値Qの維持信号を前記移動局に送信する送信手
    段を有する、ことを特徴とする請求項96又は97記載
    の通信システム。
  99. 【請求項99】 前記品質決定手段は、前記移動局との
    無線通信に使用している通信品質の目標値Qを前記目標
    値qに決定しようとするときに、前記複数の移動局のう
    ち通信中の各移動局との無線通信に対する通信品質の目
    標値の総和が所定の閾値を超える場合には、前記目標値
    qを送信してきた前記移動局以外の移動局との無線通信
    に使用している通信品質の目標値を減らす、ことを特徴
    とする請求項91乃至94記載の通信システム。
  100. 【請求項100】 前記閾値は、前記基地局が維持する
    ことのできる通信品質の総和の上限であることを特徴と
    する請求項96乃至99記載の通信システム。
  101. 【請求項101】 前記基地局は、さらに、 前記品質決定手段で前記移動局との無線通信に使用して
    いる通信品質の目標値Qを更新するように決定した場
    合、目標値Qの更新信号を前記移動局に送信する送信手
    段を有する、ことを特徴とする請求項91乃至94記載
    の通信システム。
  102. 【請求項102】 前記基地局は、さらに、 前記目標値Qに基づいて前記移動局に対する課金額を決
    定する課金額決定手段を有することを特徴とする請求項
    91乃至101記載の通信システム。
  103. 【請求項103】 前記品質決定手段は、前記目標値q
    及びQを熱雑音電力に換算して処理することを特徴とす
    る請求項91乃至102記載の通信システム。
  104. 【請求項104】 前記品質決定手段は、前記目標値q
    及びQを単位時間当たりのビット誤り率(BER:Bit
    Error Rate)の逆数に換算して処理することを特徴とす
    る請求項91乃至102記載の通信システム。
  105. 【請求項105】 前記品質決定手段は、前記目標値q
    及びQを逆拡散後の信号電力と熱雑音電力の比(逆拡散
    後の信号電力/熱雑音電力)に換算して処理することを
    特徴とする請求項91乃至102記載の通信システム。
  106. 【請求項106】 前記品質決定手段は、前記目標値q
    及びQを1ビット当たりの信号電力と雑音電力密度の比
    (1ビット当たりの信号電力/雑音電力密度)に換算し
    て処理することを特徴とする請求項91乃至102記載
    の通信システム。
  107. 【請求項107】 前記基地局と前記複数の移動局で行
    われる前記無線通信は、スペクトラム拡散通信であるこ
    とを特徴とする請求項56乃至106記載の通信システ
    ム。
  108. 【請求項108】 前記基地局と前記複数の移動局で行
    われる前記無線通信は、スペクトラム拡散通信であり、 前記品質決定手段は、前記目標値q及びQを、逆拡散後
    の信号電力と熱雑音電力の比(逆拡散後の信号電力/熱
    雑音電力)と、前記スペクトラム拡散通信の拡散率とか
    ら算出される熱雑音電力に換算して処理することを特徴
    とする請求項105記載の通信システム。
  109. 【請求項109】 前記基地局と前記複数の移動局で行
    われる前記無線通信は、スペクトラム拡散通信であり、 前記品質決定手段は、前記目標値q及びQを、1ビット
    当たりの信号電力と雑音電力密度の比(1ビット当たり
    の信号電力/雑音電力密度)と、前記スペクトラム拡散
    通信の拡散率とから算出される熱雑音電力に換算して処
    理することを特徴とする請求項106記載の通信システ
    ム。
  110. 【請求項110】 前記スペクトラム拡散通信は、CD
    MA(Code Division Multiple Access )通信であるこ
    とを特徴とする請求項107乃至109記載の通信シス
    テム。
JP10199483A 1998-07-01 1998-07-01 通信方法及び通信システム Pending JP2000022628A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10199483A JP2000022628A (ja) 1998-07-01 1998-07-01 通信方法及び通信システム
US09/473,949 US6708042B1 (en) 1998-07-01 1999-12-29 Communication method and communication system

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10199483A JP2000022628A (ja) 1998-07-01 1998-07-01 通信方法及び通信システム
US09/473,949 US6708042B1 (en) 1998-07-01 1999-12-29 Communication method and communication system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000022628A true JP2000022628A (ja) 2000-01-21

Family

ID=32684076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10199483A Pending JP2000022628A (ja) 1998-07-01 1998-07-01 通信方法及び通信システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6708042B1 (ja)
JP (1) JP2000022628A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298409A (ja) * 2000-03-17 2001-10-26 Alcatel セルラ通信システムを動作させる方法
JP2003179968A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Ntt Docomo Inc 通信制御システム、通信制御方法、基地局及び移動局
JP2004336796A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Lucent Technol Inc パー・コール式双方向高速パケット・データ・アクティベーション
WO2006098193A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 移動通信システム、移動局、無線基地局及び送信電力制御方法
US7359375B2 (en) 2001-06-25 2008-04-15 Nokia Corporation Method and apparatus for obtaining data information
WO2013164895A1 (ja) * 2012-05-02 2013-11-07 Yamamoto Kazuhiro 無線基地局
US9198127B2 (en) 2010-10-25 2015-11-24 Yamamoto Kazuhiro Communication device

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6859463B1 (en) * 1999-11-08 2005-02-22 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Methods and apparatus for organizing selection of operational parameters in a communication system
JP4287604B2 (ja) * 2001-08-27 2009-07-01 富士通株式会社 移動体通信システム並びに無線基地局,無線装置及び移動端末
US7313091B2 (en) * 2002-05-24 2007-12-25 Interdigital Technology Corporation Method and system for control of congestion in CDMA systems
JP4127052B2 (ja) * 2003-01-10 2008-07-30 日本電気株式会社 コンテンツ配信システム、ネットワーク及びチャネル切替制御方法
US9294219B2 (en) * 2008-09-30 2016-03-22 Qualcomm Incorporated Techniques for supporting relay operation in wireless communication systems
US9203564B2 (en) * 2008-10-20 2015-12-01 Qualcomm Incorporated Data transmission via a relay station in a wireless communication system
US9295009B2 (en) * 2012-05-23 2016-03-22 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Transcendental function look-up tables for thermal noise power floor estimation

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5722068A (en) * 1994-01-26 1998-02-24 Oki Telecom, Inc. Imminent change warning
US5787079A (en) * 1996-04-23 1998-07-28 Unique Wireless Developments, L.L.C. Method and apparatus for creating multiple subchannels in a single two-way radio channel
JP3039402B2 (ja) * 1996-12-05 2000-05-08 日本電気株式会社 移動通信システムの送信電力制御装置
JP3291199B2 (ja) 1996-06-07 2002-06-10 三菱電機株式会社 送信電力制御方式
US5794157A (en) * 1996-08-28 1998-08-11 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Method and system for autonomously allocating transmit power levels for communication between a cellular terminal and a telephone base station
US5982813A (en) * 1996-09-30 1999-11-09 Amsc Subsidiary Corporation Demand-based power and data rate adjustments to a transmitter to optimize channel capacity and power usage with respect to data transmission traffic over a fixed-bandwidth channel
US5914950A (en) * 1997-04-08 1999-06-22 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for reverse link rate scheduling
US6072990A (en) * 1997-05-08 2000-06-06 Lucent Technologies, Inc. Transmitter-receiver pair for wireless network power-code operating point is determined based on error rate
US6167282A (en) * 1998-06-18 2000-12-26 Motorola, Inc. Method and apparatus for updating site ranking factors in a wireless communication system

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298409A (ja) * 2000-03-17 2001-10-26 Alcatel セルラ通信システムを動作させる方法
US7359375B2 (en) 2001-06-25 2008-04-15 Nokia Corporation Method and apparatus for obtaining data information
JP2003179968A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Ntt Docomo Inc 通信制御システム、通信制御方法、基地局及び移動局
US7308282B2 (en) 2001-12-10 2007-12-11 Ntt Docomo, Inc. Communication control system, communication control method, base station and mobile station
JP2004336796A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Lucent Technol Inc パー・コール式双方向高速パケット・データ・アクティベーション
JP4520768B2 (ja) * 2003-05-07 2010-08-11 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド パー・コール式双方向高速パケット・データ・アクティベーション
WO2006098193A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 移動通信システム、移動局、無線基地局及び送信電力制御方法
US9198127B2 (en) 2010-10-25 2015-11-24 Yamamoto Kazuhiro Communication device
WO2013164895A1 (ja) * 2012-05-02 2013-11-07 Yamamoto Kazuhiro 無線基地局

Also Published As

Publication number Publication date
US6708042B1 (en) 2004-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI243619B (en) Common control channel uplink power control for adaptive modulation and coding techniques
CN109803318B (zh) 数据包分流方法、装置、移动终端及存储介质
JP4213346B2 (ja) ワイヤレス通信システムにおいて通信モード品質を推定するための方法およびシステム
JP2000022628A (ja) 通信方法及び通信システム
JP2968706B2 (ja) 移動無線機
EP1655981A2 (en) Cell selecting apparatus in mobile communication terminal and method thereof
RU2008107086A (ru) Способ эффективного управления радиоресурсами
EP3687227B1 (en) Method for adjusting transmission power of terminal, mobile terminal and storage device
WO2002051040A1 (fr) Procede et systeme de reglage de puissance d'emission
JPH10290196A (ja) 無線網内において複数の情報クラスを通信するために電力を制御するための方法
EP2393335A2 (en) Wireless communication apparatus and band assigning method
RU2165682C2 (ru) Способ и аппаратура для обновления факторов ранжирования узла связи в системе беспроводной связи
WO2015013939A1 (zh) 上行功率控制方法及其装置
JP3759390B2 (ja) ユーザ・プローブ信号の強さを調節することによりユーザのアクセス遂行能力を改善する方法
JP2001218253A (ja) 無線通信システム
CN106550484B (zh) 一种直通呼叫通信方法及终端
CN1481622A (zh) 基于码分多址的移动无线电通信系统内的拥塞控制
US7512411B2 (en) Radio communication system, radio network controller, mobile station and down link transmission power control method
JP2003229798A (ja) 無線中継システム
CN110113810B (zh) 一种功率控制方法、相关装置及产品
JP4238054B2 (ja) トラヒック負荷分散方法およびそれを利用した基地局装置、通信システム
JPH1032540A (ja) 送信電力制御方法及び装置
CN107113714B (zh) 一种功率估计的方法及装置
WO2021191979A1 (ja) 無線通信装置及び伝送レート調節方法
KR20050035864A (ko) 원격 무선 디바이스의 전송 전력을 적응시키기 위한 방법및 장치