JP4520768B2 - パー・コール式双方向高速パケット・データ・アクティベーション - Google Patents

パー・コール式双方向高速パケット・データ・アクティベーション Download PDF

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本発明は、一般に無線電話に関する、より具体的には、高速パケット・データ・セッションに加入することなしに高速パケット・データ・セッションを始動させる能力を備える移動局を提供し、より高速の接続速度がシステム内で使用可能である場合、移動局がパケット・データ・セッションに加入している速度よりも高速の接続速度を選択する可能性を備える移動局を提供するための方法およびシステムに関する。
移動体データ通信は、移動体通信市場の最も高速で成長している部門の１つに急速になっている。強い推進力は、高速で成長しているポータブル・コンピュータ市場、およびそれが生み出す柔軟な無線データ通信に対する必要性である。この市場力は、個人用携帯情報端末（ＰＤＡ）、およびいわゆるパルム・トップ・コンピュータ・デバイスなどの、より小型であり、よりパーソナル志向のコンピュータ・デバイスによってさらに強調される。ＰＤＡおよびその他のこのようなパーソナル・コンピュータ・デバイスでは、より従来型のポータブル・コンピュータと同様に、電子メール、ファクシミリを送受信すること、およびワールド・ワイド・ウェブなどの公衆情報ネットワークをブラウジングすることさえも可能である。これらの活動は、モバイル機器のユーザに普及してきており、移動体無線データ・サービスに対する需要にもなるであろう。
それと同時に、他のタイプの移動体通信サービスも需要が増加している。これらの他のサービスは、たとえば、セルラー電話などの携帯電話の相互接続サービス、およびディスパッチ無線サービスである。通常、これらのタイプのサービスは、別個の装置を備える。すなわち、従来では、ディスパッチおよび電話の相互接続システムは、別個のシステムであり、それぞれ、固定式または移動式の装置を必要としていた。しかし、一般的な移動式および固定式の装置を使用しているモバイル・ユーザに多数の通信サービスを提供することは進行中であった。これらは、サービス総合無線ネットワークと呼ばれている。これらのシステムは、無線チャネル用のデジタル変調を使用しており、通常、単一の周波数または１対の周波数上で複数のチャネルを許すための時分割システムである。
モバイル・データ・サービス、すなわち、パケット・データとときどき呼ばれているものは、ＧＳＭなどのセルラー電話サービスに付加されている。しかし、今日まで、パケット・データ・サービスは、サービス総合無線ネットワークでは商業化されていなかった。そうするには、いくつか問題が存在し、その中でも主要な問題は、パケット・データ・サービス用のモバイル・サブスクライバ・ユニットまたは移動局の登録である。
通常の通信機器ネットワークでは、提供中の情報、機能の始動状態などを含むサブスクライバ・データベースが維持されている。このデータベースは、通常ホーム・ロケーション・レジスタ（ＨＬＲ）と呼ばれ、良く理解されている。移動局から登録用のリクエストを受信すると、ネットワーク装置は、ＨＬＲにアクセスし、サブスクライバ・レコードを相関させ、他の適切な情報の中から、移動局のためにどの機能を始動させるか、ならびに必要な認証情報を判定する。この情報は、これも当技術分野で周知であるビジット・ロケーション・レジスタ（ＶＬＲ）と呼ばれる別のデータベースに送信される。ＶＬＲは、移動局のシステム内での位置を追跡するためにもシステムによって使用される。すなわち、ごく最近に移動局がどのセル内にあったか、それによって次のコールが正確にルーティングされる。
パケット・データ・サービスなどのサービスを通信ネットワークに付加する際、ＶＬＲ機能は、サービス・エリア内で移動局を追跡するためにも必要である。このことは、システムが、たとえば、移動局宛のＥメールを受信したという通知を送信することを可能にする。サービス総合無線システムでは、たとえば、移動局は、パケット・データ・サービスに登録しなければならない。
しかし、パケット・データ・サービスに登録していないモバイル・ユーザが、サービスを１回だけ、またはときどき使用することを望むという状況がある。このような臨時のモバイル・ユーザは、定期ベースの高速パケット・データ・サービスに加入する高い料金を支払いたくはない。パケット・データ・サービスに登録しているモバイル・ユーザが、彼または彼女が加入している現在の接続速度よりも高速の接続速度を使用することを望むという状況もある。
したがって、ユーザが要求したときにのみ、パケット・データ・サービスを許す、または高速の接続速度を許すシステムに対する従来技術での必要性がある。
本発明独自の革新的な特徴のいくつかを理解することを容易にするために、本発明の実施形態の以下の要約が提供されるが、完全な説明は意図されていない。本発明の様々な態様の完全な理解は、明細書全体、特許請求の範囲、図面および要約書を全体として考えたときに得ることができる。
したがって、高速パケット・データ・サービスに加入することなく高速パケット・データ・セッションを始動する能力を有する移動局を提供するための方法およびシステムを提供することが、本方法およびシステムの実施形態の一態様である。
モバイル・ユーザがサービスをリクエストしたとき、高速パケット・データ・サービスを始動する能力を有する移動局を提供するための方法およびシステムを提供することが、本方法およびシステムの実施形態のさらなる態様である。
移動局によるリアル・タイム・オン・デマンド・リクエストに基づいた高速パケット・データ・サービス・セッションを提供する能力を提供することが、本方法およびシステムの実施形態のさらなる態様である。
本方法および装置の一実施形態は、高速パケット・データ・サービスに加入することなく高速パケット・データ・セッションを始動し、現在加入中のものよりも高速のデータ速度を選択する能力を有する通信ネットワーク内の移動局を提供するためのものである。極めて一般的に言えば、本実施形態の方法は、非高速パケット・データに加入している移動局によって、非高速パケット・データに加入している移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとの高速パケット・データ・サービス・セッションを始動させる工程と、モバイル・スイッチング・センターによって、非高速パケット・データに加入している移動局との高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てる工程と、モバイル・スイッチング・センターによって、高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、非高速パケット・データに加入している移動局との高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割当て解除する工程と、モバイル・スイッチング・センターによって、高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、高速パケット・データ使用情報を、請求用に請求システムへ送信する工程とを有する。本方法はまた、高速パケット・データに加入している移動局によって、高速パケット・データに加入している移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとの、高速パケット・データ・サービス・セッションに現在加入している速度よりも高速のデータ速度を選択する工程と、モバイル・スイッチング・センターによって、高速パケット・データに加入している移動局とのより高速のパケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てる工程と、モバイル・スイッチング・センターによって、高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、高速パケット・データに加入している移動局との高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割当て解除する工程と、モバイル・スイッチング・センターによって、高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、高速パケット・データ使用情報を、請求用に請求システムへ送信する工程とを有する。
個々の図面全体を通じて類似の符号が同一のまたは機能的に同様な要素を称する、明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成している添付の図面は、本発明をさらに例示し、発明の詳細な説明とともに、本発明の原理を説明する働きをする。
これらの限定されない例で議論される特定の値および構成は、様々であってよく、本発明の実施形態を単に例示するために引用されており、本発明の範囲を限定するように意図されてはいない。
ＧＳＭネットワークは、３つの大きな部分に分割することができる。移動局が、加入者によって持ち運ばれている。基地局サブシステムが、移動局との無線リンクを制御する。その主要部分がモバイル・サービス・スイッチング・センタ（ＭＳＣ）である、ネットワーク・サブシステムが、モバイル・ユーザ間、およびモバイル・ネットワーク・ユーザと固定ネットワーク・ユーザの間でコールの切替えを行う。
移動局（ＭＳ）は、モバイル機器（端末）と、加入者識別モジュール（ＳＩＭ）と呼ばれるスマート・カードから成る。ＳＩＭは、パーソナル・モビリティを提供し、それによって、ユーザが特定の端末に関係なく加入したサービスにアクセスすることができる。ＳＩＭカードを別のＧＳＭ端末に挿入することによって、ユーザは、その端末でコールを受信し、その端末からコールを行い、他の加入したサービスを受信することができる。
国際携帯機識別子（ＩＭＥＩ）は、モバイル装置を独自に識別する。ＳＩＭカードは、システムに対する加入者を識別するために使用される国際携帯加入者識別子（ＩＭＳＩ）、認証用の秘密キー、およびその他の情報を含んでいる。ＩＭＥＩとＩＭＳＩは独立しており、それによって、パーソナル・モビリティを可能にする。ＳＩＭカードは、パスワードまたは個人識別番号によって認証されてない使用に対して保護することができる。
基地局サブシステムは、２つの部分、ベース・トランシーバ・ステーション（ＢＴＳ）および基地局コントローラ（ＢＳＣ）から成る。標準化されたエイビス・インターフェイスを通してのこれらの通信は、（システムの残りと同様に）異なる業者によって作成された構成要素間の操作を可能にする。ベース・トランシーバ・ステーションは、セルを定義している無線トランシーバを収容し、移動局との無線リンク・プロトコルを操作する。大都市エリアでは、多数のＢＴＳが採用されかねない。したがってＢＴＳに対する要求は、耐久性、信頼性、可搬性、および最小コストである。基地局コントローラは、１つまたは複数のＢＴＳのための無線源を管理する。これは、以下で説明するように、無線チャネル設定、周波数ホッピング、および変換を操作する。ＢＳＣは、移動局とモバイル・サービス・スイッチング・センター（ＭＳＣ）との間の接続部である。
ネットワーク・サブシステムの中心構成要素は、モバイル・サービス・スイッチング・センター（ＭＳＣ）である。これは、ＰＳＴＮまたはＩＳＤＮの通常のスイッチング・ノードのように働き、登録、認証、位置更新、ハンドオーバー、およびローミング中の加入者へのコール・ルーティングなど、モバイル・サブスクライバを走査するために必要とされるすべての機能性をそれに加えて提供する。これらのサービスは、いくつかの機能エンティティとともに提供され、ともにネットワーク・サブシステムを提供している。ＭＳＣは、固定式ネットワーク（ＰＳＴＮまたはＩＳＤＮなど）との接続を提供する。ネットワーク・サブシステム内の機能エンティティ間のシグナリングは、ＩＳＤＮ内の基幹シグナリング（ｔｒｕｎｋ ｓｉｇｎａｌｉｎｇ）のために使用され、現在の公衆ネットワークで広く使用されている、共通線信号Ｎｏ．７（ＳＳ７）を使用している。
ホーム・ロケーション・レジスタ（ＨＬＲ）およびビジター・ロケーション・レジスタ（ＶＬＲ）は、ＭＳＣとともに、ＧＳＭのコール・ルーティングおよびローミング能力を提供する。ＨＬＲは、モバイルの現在位置とともに、対応するＧＳＭネットワーク内に登録された各加入者のすべての認証情報を含んでいる。モバイルの位置は、通常、移動局に関連するＶＬＲのシグナリング・アドレスの形態である。実際のルーティング手順は後で説明する。ＧＳＭネットワークごとに、論理的に１つのＨＬＲがあるが、分散型データベースとして実施してもよい。
ビジター・ロケーション・レジスタ（ＶＬＲ）は、ＶＬＲによって制御される地理学的領域内に現在位置している各モバイルについての、コールの制御および加入しているサービスの提供に必要な、ＨＬＲからの選択された認証情報を含んでいる。各機能エンティティは、独立したユニットとして実施することができるが、スイッチング装置のすべての製造者は現在まで、ＭＳＣとともにＶＬＲを実装しており、したがって、ＭＳＣによって制御されている地理的エリアは、ＶＬＲによって制御されている地理的エリアに対応し、このようにして必要なシグナリングが単純化される。
他の２つのレジスタが、認証およびセキュリティ目的のために使用されている。装置識別レジスタ（ＥＩＲ）は、ネットワーク上のすべての使用可能なモバイル装置のリストを含むデータベースであり、各移動局は、その国際携帯機識別子（ＩＭＥＩ）によって識別される。盗難登録されている場合、または承認されたタイプではない場合、ＩＭＥＩが不正として標示される。認証センター（ＡｕＣ）は、各加入者のＳＩＭカード内に保管された秘密キーのコピーを保管する保護されたデータベースである。秘密キキーは、無線チャネル上での認証および暗号化に使用される。
電源が入っているモバイルは、セルのＰＡＧＣＨチャネル上で送信されたページング・メッセージによって入電するコールの情報を与えられる。ある極端なものは、各コールに対してネットワーク内にあらゆるコールをページングすることである。これは明らかに無線バンド幅の浪費である。他の極端なものは、モバイルが、個々のセル・レベルでその現在の位置を、位置更新メッセージを介してシステムに通知することである。これは、ページング・メッセージを厳密に１つのセルへ送信することを必要とし、位置更新情報が多数であるため、極めて無駄である。ＧＳＭで使用される折衷案の解決法は、位置エリア内にセルを集めることである。位置エリア間を移動するときに更新メッセージが要求され、移動局はその現在の位置エリアのセル内でページングされる。
位置更新手順、およびそれに続くコール・ルーティングは、ＭＳＣおよび２つのロケーション・レジスタ、ホーム・ロケーション・レジスタ（ＨＬＲ）およびビジター・ロケーション・レジスタ（ＶＬＲ）を必要とする。移動局が、新しい位置エリア内で電源を入れられるとき、または新しい位置エリアまたは異なるオペレータのＰＬＭＮへ移動するとき、移動局はその現在の位置を示すためにネットワークに登録しなければならない。通常の場合、位置更新メッセージが、新しいＭＳＣ／ＶＬＲへ送信され、ＭＳＣ／ＶＬＲが位置エリア情報を記録し、次に、位置情報を加入者のＨＬＲに送信する。ＨＬＲに送信された情報は、通常新しいＶＬＲのＳＳ７アドレスであるが、ルーティング・ナンバーであってもよい。ルーティング番号が、シグナンリングを減少させても、通常割り当てられない理由は、限られた数のルーティング番号しか新しいＭＳＣ／ＶＬＲ内で使用可能でなく、これらが入電するコールに対する需要に割り当てられるからである。加入者がサービスに対して権利を与えられている場合、ＨＬＲが、コール制御に必要な加入者情報の部分集合を新しいＭＳＣ／ＶＬＲへ送信し、古い登録をキャンセルするために古いＭＳＣ／ＶＬＲへメッセージを送信する。
信頼性の理由で、ＧＳＭもまた、周期的な位置更新手順を有する。ＨＬＲまたはＭＳＣ／ＶＬＲが不具合の場合、各モバイル・レジスタが、データベースを同時に更新することはオーバーロードを生じさせる。したがって、位置更新イベントが行われたときに、データベースが更新される。周期的な更新を可能にすること、および周期的な更新の周期は、オペレータによって制御され、シグナリング・トラフィックと回復速度の間の二律背反となる。モバイルが更新時間後に登録しない場合は、登録解除される。
いくつかの状況では、高速パケット・データ・サービスに加入せず、たとえば、会議のために大きなファイルをダウンロードする直近の必要で、彼らが必要とするある時間の間だけサービスを利用したいと思っているモバイル・ユーザがある。このような臨時のユーザは、おそらくは、定期ベースでの高速パケット・データ・サービスへの加入の高い料金を支払いたくないかもしれない。その代わりに、彼らは、リクエストした時間にだけサービスを利用しようとしている。
本方法およびシステムでは、モバイル・ユーザは、一実施形態では、たとえば、セル・フォンなどの移動局上のボタンを押す、またはアイコンをクリックすることによって、高速パケット・データ・セッションをリクエストすることができる。移動局は、そのときリクエストをネットワークへ送信することができ、ネットワークは、次にこのモバイル・ユーザのために１セッションだけの高速パケット・データ・サービスを始動させる。
臨時ユーザは、サービス・プロバイダとの接触を有さずに高速パケット・データ・サービスを使用することができ、したがって高い月額サービス使用料が回避される。このことはまた、この可能性が、モバイル・ユーザが加入なしでサービスを始動させるための門戸を開いており、パー・コール・チャージは通常月額チャージよりも高額であるので、臨時ユーザからのより多くの収益をもたらすようになるため、サービス・プロバイダにとっての利点も有する。
他のいくつかの状況では、高速パケット・データ・サービスに加入しており、たとえば、短期間の会議のために大きなファイルのダウンロードの直近の必要などで、彼らが必要とする、ある時間の間だけ、加入しているよりも高速の接続速度を有したいと思っているモバイル・ユーザがある。このようなユーザは、彼らがリクエストした時間にだけサービスの高速の接続速度を有することを好む。
移動局（またはその他の無線デバイス）のユーザが、デバイス上の始動ボタンを押す、または高速パケット・データ・サービス・アイコンをクリックすると、移動局、セル・フォン、またはその他のデバイスが、高速パケット・データ・サービス・セッションをリクエストするネットワークへのコマンドを送信する。加入者が、現在パケット・データ・サービスに加入していない場合、最初にパケット・データ・サービスが可能にされる。ネットワークは次に、２つ以上の使用可能な接続速度がある場合、ユーザが選択するために、システム内で使用可能な選択肢、たとえば、１５３．５ｋｂｐｓ、３０７．２ｋｂｐｓ、または「最も使用可能」、「最も経済的」、「気にしない」などを送り返す。加入者がすでにパケット・データ・サービスに加入している場合、ネットワークは、ユーザが選択するために、使用可能であるすべてのより高速の接続速度を含めて、システム内で使用可能な様々なデータ速度を送り返す。ユーザは、彼／彼女が現在加入しているものより高速の速度のものを選択することができる。高速パケット・データ・セッションが終了した後、ネットワークは、セッションに対するすべてのリソースを割当て解除し、たとえば接続速度、送受信したバイトまたは時間などの使用情報を、請求用に請求センターへ送信する。
本方法および装置は、高速パケット・データ・サービスに加入することなく高速パケット・データ・セッションを始動させる能力を有する通信ネットワーク内の移動局を提供し、パケット・データ加入者が、彼／彼女が現在加入している速度よりも高速の速度を選択することを可能にする。極めて一般的に言えば、本方法は、加入していない移動局によって、加入していない移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとの高速パケット・データ・サービス・セッションを始動させる工程と、モバイル・スイッチング・センターによって、加入していない移動局との高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てる工程とを有する。本方法はまた、加入している移動局によって、加入している移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとのパケット・データ・サービス・セッションに対して現在加入しているよりも高速のデータ速度を選択する工程と、モバイル・スイッチング・センターによって、加入している移動局とのパケット・データ・サービス・セッションの、より高速の接続速度のためのリソースを割り当てる工程とを有する。
図１を参照すると、システム１００が、本方法およびシステムとともに使用するために示されている。システム１００は、モバイル・スイッチング・センター（ＭＳＣ）１０２を有する。システムは、電話ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク（「ＬＡＮ」）、インターネット、無線ネットワーク、またはそれらの一部、またはそのうちの１つまたは複数であってもよい。図示された実施形態では、パケット・データ・サービス・ネットワーク（ＰＤＳＮ）１０４が、ＭＳＣ１０２と接続されている。ＰＤＳＮは、パケット・データ・コールのモバイル・ユーザとのやりとりをＭＳＣ１０２を通じてルーティングする。ＰＤＳＮ１０４はまた、パケット・データ・コールの、他のパケット・データ・サービス・ネットワーク１０６とのやりとりをルーティングする。ＭＳＣ１０２はまた、１つまたは複数の基地局（ＢＳ）１１０と接続されている。基地局１１０のそれぞれは、そのサービス・エリア内の移動局１１２と通信する。ＰＤＳＮ１０４は一般に、ＩＰネットワーク・アクセス権を有するすべてのものにアクセス可能である世界的なＩＰネットワークとして実施することができる。
移動局１１２のそれぞれは、移動局１１２のそれぞれについてのデータが属しているホーム・ロケーション・レジスタ（ＨＬＲ）１１４を有する。移動局１１２のうちのいくつかは、そのホーム・ロケーションから離れて位置しており、ビジター・ロケーション・レジスタ（ＶＬＲ）１１６が、そのサービス・エリア内を訪れる各移動局１１２に対して局所的に設定される。ＨＬＲ１１４は、たとえばＡＭＰＳ（先進移動電話サービス）、ＧＳＭ（汎欧州デジタル・セルラー・システム）、およびＰＣＳなどの、セルラー・ネットワーク内で使用される恒久的なＳＳ７データベースとして実施することができるが、それに限定されない。
ＨＬＲ１１４は、一般に加入者を識別／検証するために使用することができ、機能およびサーバに関する加入者データを含む。ＨＬＲ１１４は、一般に、レコードのセルラー・プロバイダによってサポートされたカバレッジ・エリア内でコールが行われているときだけでなく、加入者が彼または彼女のホーム・エリアから離れているとき、合法性を検証し、加入者機能をサポートするためにも使用される。他方、ＶＬＲ１１６は、そのテリトリがローミングされているセルラー・プロバイダによって維持されたローカル・データベースとして実施することができる。移動局１１２は、セルラー・デバイス、個人用通信デバイス、ショート・メッセージ・サービス・デバイスまたは無線通信デバイス（たとえば無線式個人用携帯情報端末）として実施することができる。
ＭＳＣ１０２はまた、サブスクライバ・データベース１０５を有することができる。また、ＭＳＣ１０２は、ＭＳＣ１０２と移動局の間の高速データ伝送を提供する高速パケット・データ・システム１０１を有する、またはそれと動作可能に接続されている。
図２を参照すると、高速パケット・データ・サービスに加入することなく、高速パケット・データ・セッションを始動させる能力を有する通信ネットワーク内の移動局を提供し、モバイル・ユーザが、パケット・データ・セッションに加入している速度よりも高速の接続速度を可能にするシステム２００が、より詳細に示されている。図２は、本方法およびシステムの一実施形態によるＰＤＳＮ２０４、基地局２１０と動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センター２０２および移動局２１２を例示しているブロック線図を示している。ＰＤＳＮ２０４は、パケット・データ・コールの他のパケット・データ・サービス・ネットワーク２０６とのやりとりをルーティングする。ＭＳＣ２０２は、１つまたは複数の基地局２１０と接続されている。基地局２１０は、空気を通じて移動局２１２と通信する。移動局は、セルラー・フォン・タイプのもの、またはより広いバンド幅のパーソナル通信デバイス・タイプのものであってもよい。移動局２１２は、図１に示すものと同じ無線携帯電話機または自動車搭載ステーションであってもよい。
移動局２１２は、始動される際、加入している移動局２１２と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センター２０２にリクエスト・メッセージを出力する、リクエスト・システムを有する。始動システムは、データ・コントローラ２１６と動作可能に接続された始動デバイス２１３を有し、始動デバイス２１３の始動の際、移動局２１２内のデータ・コントローラ２１６が、モバイル・スイッチング・センター２０２内の高速パケット・データ・コントローラ２０３と通信する。
モバイル・スイッチング・センター２０２内の高速パケット・データ・コントローラ２０３は、移動局２１２からリクエスト・メッセージを受信する。サブスクライバ・データベース２０７は、移動局が加入している移動局と加入していない移動局のうちの一方であることを標示するデータを有する。サブスクライバ・データベース２０７は、モバイル・スイッチング・センター２０２と動作可能に接続されている。高速パケット・データ・システム２０１はまた、モバイル・スイッチング・センター２０２内の高速パケット・データ・コントローラ２０３とも動作可能に接続されている。高速パケット・データ・コントローラ２０３は、モバイル加入者の高速パケット・データ用のサブスクライバ・データベース２０７に加入データを問い合わせする。非高速パケット・データに加入している移動局、たとえば移動局２１２が、モバイル・スイッチング・センター２０２内の高速パケット・データ・サービス・セッションを、それにリクエスト・メッセージを送信する際に始動し、その際、リクエスト・メッセージに応答して、モバイル・スイッチング・センター２０２が、加入していない移動局２１２との、高速パケット・データ・サービス２０１用の高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てる。高速パケット・データに加入している移動局の場合、たとえば移動局２１２が、モバイル・スイッチング・センター２０２用のパケット・データ・サービス・セッションに対して、それにリクエスト・メッセージを送信する際に、現在加入しているより高速の速度のものを選択し、その際、リクエスト・メッセージに応答して、モバイル・スイッチング・センター２０２が、加入している移動局２１２との、高速パケット・データ・システム２０１用のより高速の接続速度を有するパケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てる。
高速パケット・データ・システム２０１は、移動局２１２との高速パケット・データ・サービス・セッションで使用するための複数の接続速度を有することができる。使用可能な接続速度は、たとえば、１５３．５ｋｂｐｓ、３０７．２ｋｂｐｓなどであってよい。使用可能な接続速度はまた、たとえば、「最も使用可能な」接続速度、「最も経済的な」接続速度、および「気にしない」接続速度のうちの少なくとも１つである。
高速パケット・データ・システム２０１は、高速パケット・データ・コントローラ２０３からリクエストを受信する。システムは、パケット・データ接続セッションを許可し、高速パケット・データ・コントローラ２０３に接続情報を送信する。
高速パケット・データ・コントローラは、移動局２１２内のデータ・コントローラ２１６と通信し、データ・コントローラ２１６に許可情報および接続情報を送信する。
データ・コントローラ２１６は、高速パケット・データ・コントローラ２０３から許可情報および接続情報を通信し、受信して、高速パケット・データ・システム２０１との、移動局２１２用の高速パケット・データ・セッションを確立する。
図３は、高速パケット・データ・サービスに加入することなく高速パケット・データ・セッションを始動する能力を有する通信ネットワーク内の移動局を提供し、パケット・データに加入している移動局が、現在加入中のものよりも高速のデータ速度を選択することを可能にする本方法の実施形態を示すブロック線図である。極めて一般的に言えば、この方法は、非高速パケット・データに加入している移動局によって、加入していない移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとの高速パケット・データ・サービス・セッションを始動させる工程（工程３００）と、モバイル・スイッチング・センターによって、非高速パケット・データに加入している移動局との高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てる工程（工程３０２）とを含む。本方法はまた、高速パケット・データ・サービスに加入している移動局によって、高速パケット・データに加入している移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとのパケット・データ・サービス・セッションのためのより高速のデータ速度を選択する工程（工程３００）と、モバイル・スイッチング・センターによって、高速パケット・データ加入移動局とのより高速の接続速度のパケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てる工程（工程３０２）とを含む。
図４は、本方法の別の実施形態を示すブロック図である。通信ネットワークでの方法のこの実施形態は、移動局によって、加入している移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとの高速パケット・データ・サービス・セッションをリクエストする工程（工程４００）と、サブスクライバ・データベースに問い合わせすることによって、移動局が、高速パケット・データに加入している移動局と非高速パケット・データに加入している移動局のうちの一方であるかを判定する工程（工程４０２）と、移動局が高速パケット・データに加入している移動局であるとき、高速パケット・データに加入している移動局に使用可能である、すべてのより高速の接続速度を含む使用可能な接続速度を送信する工程（工程４０４）と、高速パケット・データに加入しているモバイル・センターによって、使用可能な接続速度のうちの１つを選択する工程（工程４０６）と、モバイル・スイッチング・センターによって、高速パケット・データ・サービス・セッションを開始する工程（工程４０８）と、高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、高速パケット・データ加入移動局との高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを、モバイル・スイッチング・センターによって割当て解除し、パケット・データ使用情報を、請求用に請求システムへ送信する工程（工程４１０）と、移動局が非高速パケット・データ・サービス・ステーションであるとき、非高速パケット・データに加入している移動局のための高速パケット・データ・サービス・セッションを許可する工程（工程４１２）と、非高速パケット・データに加入している移動局に使用可能な接続速度を送信する工程（工程４１４）と、非高速パケット・データに加入しているモバイル・センターによって、使用可能な接続速度のうちの１つを選択する工程（工程４１６）と、モバイル・スイッチング・センターによって、非高速パケット・データに加入している移動局との高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てる工程（工程４１８）と、モバイル・スイッチング・センターによって、高速パケット・データ・サービス・セッションを開始する工程（工程４２０）と、高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、非高速パケット・データ加入移動局との高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを、モバイル・スイッチング・センターによって割当て解除し、パケット・データ使用情報を、請求用に請求システムへ送信する工程（工程４２２）とを有する。
本システムおよび方法は、移動式電話と同様に、非移動式電話に使用することができる。
本発明の方法およびシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せに実施することができる。ソフトウェアの実施形態では、本発明の一部を、コンピュータ読み取り可能な媒体に組み込まれた、コンピュータ・プログラム・プロダクトにすることができる。当業者ならわかるように、システムの一部は、いくつかのプログラム言語のうちのいずれかで書かれたまたは実装された、１組および／または１シリーズのコンピュータ命令を採用するおよび／または含むことができる。たとえば、移動局内の携帯電話データ・コントローラおよびモバイル・スイッチング・センター内の高速パケット・データ・コントローラが、ソフトウェア内に実装されてもよい。
したがって、本方法およびシステムの実施形態は、従来技術の欠点を克服し、モバイル・ユーザが要求したときだけモバイル・ユーザにパケット・データ・サービスを許可する方法およびシステムを提供する。
ここに述べた実施形態および実施例は、本発明およびその実際の適用例を最も良く説明し、それによって、当業者が、本発明を作製し、使用することを可能にするために提示されている。しかし、前記の説明および実施例が、図示および例示の目的のみで示されていることは、当業者ならわかるであろう。本発明の他の変形形態および修正形態は、当業者なら明らかであろう。このような変形形態および修正形態をカバーすることが、添付の特許請求の範囲の意図するものである。ここに述べたような説明は、排他的であるように、または本発明の範囲を限定するように意図されてはいない。頭記の特許請求の範囲を逸脱することなく、多くの修正および変更が、上記の教示に照らして可能である。本発明の使用が様々な特徴を有する構成要素を含むことができることが、企図されている。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義され、すべての点で等価なものに対して完全な認識を与えることが、意図されている。
本方法およびシステムとともに使用するためのモバイル・スイッチング・センター、基地局、移動局を示すブロック線図である。 本方法およびシステムの一実施形態によるモバイル・スイッチング・センター、基地局、移動局を示すより詳細なブロック線図である。 本方法およびシステムの一実施形態によって追従される論理的な操作工程の極めて一般的なフロー・チャートである。 本方法およびシステムの一実施形態によって追従される論理的な操作工程のより詳細なフロー・チャートである。

Claims (10)

  1. 高速パケット・データ・サービスに加入することなく高速パケット・データ・セッションを始動し、高速パケット・データ・セッションのために、現在加入しているものよりも高速のデータ速度を選択する能力を有する通信ネットワーク内の移動局を提供する方法であって、
    非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局によって、該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとの高速パケット・データ・サービス・セッションを始動させるステップ、
    該モバイル・スイッチング・センターによって、該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局との該高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てるステップ、
    該高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、該モバイル・スイッチング・センターによって、接続速度及びパケット・データ使用情報を課金用の請求システムに送信するステップ
    を備える方法。
  2. 前記非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局によって、使用可能なデータ速度のうちの１つを選択するステップ、及び前記モバイル・スイッチング・センターによって、前記高速パケット・データ・サービス・セッションを開始するステップをさらに備える請求項１に記載の方法。
  3. 前記モバイル・スイッチング・センターによって、前記高速パケット・データ・セッションが終了した後に、前記非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局との該高速パケット・データ・サービス・セッションのためのすべてのリソースを割当て解除するステップを備える請求項１に記載の方法。
  4. 高速パケット・データ・サービスに加入することなく高速パケット・データ・セッションを始動し、移動局が現在加入しているものよりも高速のデータ速度の接続を許可する能力を有する通信ネットワーク内の移動局を提供する方法であって、
    移動局によって、該移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとの高速パケット・データ・サービス・セッションをリクエストするステップ、
    該移動局が、高速パケット・データ・サービスに加入している移動局と、非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局のうちの一方であるかを判定するステップ、
    該移動局が高速パケット・データ・サービスに加入している移動局である場合、
    該高速パケット・データ・サービスに加入している移動局にとって使用可能である、該高速パケット・データ・サービスに加入している移動局の現在の接続速度よりも高速の接続速度全てを含む使用可能な接続速度を送信するステップ、
    該高速パケット・データに加入している移動局によって、該使用可能な接続速度のうちの１つを選択するステップ、
    該モバイル・スイッチング・センターによって、該高速パケット・データ・サービス・セッションを開始するステップ、
    該高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、該高速パケット・データ・サービスに加入している移動局との該高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを該モバイル・スイッチング・センターによって割当て解除するステップ、
    該高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、該接続速度およびパケット・データ使用情報を課金用に請求システムへ送信するステップ、
    該移動局が非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局である場合、
    該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局のための該高速パケット・データ・サービス・セッションを許可するステップ、
    使用可能な接続速度を該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局に送信するステップ、
    該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局によって、使用可能な接続速度のうちの１つを選択するステップ、
    該モバイル・スイッチング・センターによって、該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局との該高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てるステップ、
    該モバイル・スイッチング・センターによって、該高速パケット・データ・サービス・セッションを開始するステップ、
    該高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、該モバイル・スイッチング・センターによって、該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局との該高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割当て解除するステップ、
    該高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、該接続速度およびパケット・データ使用情報を課金用に請求システムへ送信するステップ
    を備える方法。
  5. 前記移動局が、前記高速パケット・データ・サービスに加入している移動局と、前記非高速パケット・データに加入している移動局のうちの一方であるかを判定するステップ、及びサブスクライバ・データベースに問い合わせするステップをさらに備える請求項４に記載の方法。
  6. 高速パケット・データ・サービスに加入することなく高速パケット・データ・セッションを始動するパケット・データ・サービスに加入している移動局が、現在加入中のものよりも高速のデータ速度を選択する能力を有する通信ネットワーク内の移動局を提供するシステムであって、
    始動の際、該移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターにリクエスト・メッセージを出力するリクエスト・システムを有する移動局、
    該移動局から該リクエスト・メッセージを受信する高速パケット・データ・コントローラを有する該モバイル・スイッチング・センター、
    該移動局が、高速パケット・データ・サービスに加入している移動局と非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局のうちの一方であることを標示するデータを有し、該モバイル・スイッチング・センターと動作可能に接続されているサブスクライバ・データベース、及び
    該モバイル・スイッチング・センター内の該高速パケット・データ・コントローラと動作可能に接続されている高速パケット・データ・システム
    を備え、
    該移動局が非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局の場合、該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局が、モバイル・スイッチング・センター内の高速パケット・データ・サービス・セッションを、それにリクエスト・メッセージを送信する際に始動し、
    該リクエスト・メッセージに応答して、該モバイル・スイッチング・センターが、該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局との該高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当て、
    該移動局が高速パケット・データ・サービスに加入している移動局の場合、該高速パケット・データ・サービスに加入している移動局が、該モバイル・スイッチング・センターとのパケット・データ・サービス・セッションに対して、それにリクエスト・メッセージを送信する際に、該高速・パケット・データ・サービスに加入している移動局の現在の接続速度よりも高速の接続速度を選択し、
    該リクエスト・メッセージに応答して、該モバイル・スイッチング・センターが、該高速パケット・データ・サービスに加入している移動局との、該高速の接続速度のパケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当て、
    該高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後に、該モバイル・スイッチング・センターが該接続速度及びパケット・データ使用情報を課金用の請求システムに送信するシステム。
  7. 前記移動局内のリクエスト・システムが、データ・コントローラと動作可能に接続された始動デバイスを有し、該始動デバイスの始動の際、該移動局内のデータ・コントローラが前記モバイル・スイッチング・センター内の該高速パケット・データ・コントローラと通信する、請求項６に記載のシステム。
  8. 高速パケット・データ・サービスに加入することなく高速パケット・データ・セッションを始動するパケット・データに加入している移動局が、現在加入中のものよりも高速のデータ速度を選択する能力を有する通信ネットワーク内の移動局を提供する方法であって、
    非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局によって、該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとの高速パケット・データ・サービス・セッションを始動させるステップ、
    該モバイル・スイッチング・センターによって、該非高速パケット・データに加入している移動局との該高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割り当てるステップ、
    高速パケット・データ・サービスに加入している移動局によって、該モバイル・スイッチング・センターとのパケット・データ・サービス・セッションのための、該高速パケット・データ・サービスの現在の接続速度よりも高速の接続速度を、それにリクエスト・メッセージを送信することに応じて選択するステップ、
    非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局によって、該非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局と現在動作可能に接続されているモバイル・スイッチング・センターとの高速パケット・データ・サービス・セッションを始動させるステップ、
    該モバイル・スイッチング・センターによって、該高速パケット・データ・サービスに加入している移動局とのパケット・データ・サービス・セッションのために加入しているものよりも高速のデータ速度のためのリソースを割り当てるステップ、及び
    該モバイル・スイッチング・センターによって、該高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後に、それぞれの接続速度及びパケット・データ使用情報を課金用の請求システムに送信するステップ
    を備える方法。
  9. 前記高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、前記モバイル・スイッチング・センターによって、前記非高速パケット・データ・サービスに加入している移動局との前記高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割当て解除するステップをさらに備える請求項８に記載の方法。
  10. 前記高速パケット・データ・サービス・セッションの終了後、前記モバイル・スイッチング・センターによって、前記高速パケット・データ・サービスに加入している移動局との前記高速パケット・データ・サービス・セッションのためのリソースを割当て解除するステップをさらに備える請求項８に記載の方法。
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