JP2003176259A - 過酸化水素およびアンモニアによるケトンのアンモオキシム化からの反応混合物の後処理方法 - Google Patents

過酸化水素およびアンモニアによるケトンのアンモオキシム化からの反応混合物の後処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分工程として、触媒の分離、アンモオキシ
ム化の際に形成されたオキシムの選択的な分離、反応水
の導出、溶剤の返送を有する、過酸化水素およびアンモ
ニアにより、チタン含有の触媒を用いて均質な溶液中で
ケトンをアンモオキシム化することにより形成される反
応混合物の後処理方法を提供する。 【解決手段】 後処理プロセスが膜分離工程を少なくと
も1つ有する。 【効果】 ケトンの反応率が不完全な場合でも、溶解し
た塩の存在下でも行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過酸化水素および
アンモニアによるケトンのアンモオキシム化により形成
される反応混合物の後処理に関し、この場合、後処理工
程は膜分離工程を少なくとも1つ有する。
【0002】
【従来の技術】数多くの特許出願明細書および特許文献
にケトン、たとえば特にアルカノンおよび/またはシク
ロアルカノンを、過酸化水素およびアンモニアにより、
元素のチタン、ケイ素および酸素から構成されている成
分を少なくとも1種含有する不均一系触媒を使用してア
ンモオキシム化することが記載されている。ここでは例
としてEP−A−0299430、EP−A−0564
040およびUS5637715が挙げられる。
【0003】通常、触媒としてミクロ孔もしくはメソ孔
を有するチタンゼオライトを使用し、その際、チタンシ
リカライト(Titansilikalit)TS1がアンモオキシム化
には特に好適である。大きく、かつ立体的に要求の多い
ケトン、たとえばアルカノンまたはシクロアルカノンの
場合、さらに、触媒系をその他の成分により補うことが
有利である。たとえばDE19521011には非晶質
ケイ酸塩が、DE10047435には酸性の固体が、
およびDE10103581にはアンモニウムイオンが
補助触媒として記載され、かつ請求されている。
【0004】DE10047435およびDE1010
3581に記載されているように、反応は大きくて立体
的要求の多い(シクロ)アルカノン、たとえばシクロド
デカノンの場合、特に迅速かつ選択的に、水と完全に、
もしくは部分的に混和可能な極性の有機溶剤、特に1〜
6個の炭素原子を有する短鎖のアルコール中で進行す
る。
【0005】アンモオキシム化は、ヒドロキシルアミン
形成(1)およびオキシム化(2)を含む2つの部分工
程で行う。この場合、水は一方では過酸化水素水溶液に
より導入され、かつ他方では、両方の部分工程で化学量
論的な量で反応生成物として水が形成される。さらに、
過酸化水素およびヒドロキシルアミンの非生産的な分解
の際に水が生じ、これは正式には次のシクロドデカノン
(CDON)の例により表される反応図式の副反応
(3)および(4)において記載される: (1)NH+H→HO+NHOH、(2)
NHOH+CDON→CDON・オキシム+HO、
(3)2NHOH+H→4HO+N
(4)2H→2HO+O
【0006】従って反応の間に反応混合物中の水の含有
率は上昇する。大きなアルカノンまたはシクロアルカノ
ン、たとえばシクロドデカノンをアンモオキシム化すべ
き場合には、特に反応混合物中の相応するオキシムの溶
解度は水の含有率の上昇とともに低下する。
【0007】従って特に大きなシクロアルカノンの場
合、反応実施の目的は、反応の間の水の量をできる限り
制限することである。このことはDE10047435
およびDE10103581によればたとえば、有利に
アンモニアを乾燥した気体として、および過酸化水素を
できる限り濃度の高い溶液(通常>30質量%)として
使用することにより達成している。溶剤として使用され
るアルコールが反応の開始の時点で、共沸混合物におけ
る蒸留の後に含有されているよりも多くの水を含有して
いないこともまた有利である。
【0008】アルコールを複数回、プロセス中で使用す
べき場合、反応の際に導入される量の水を後処理の際に
再び分離しなくてはならない。
【0009】多くの特許出願明細書では、触媒系の合
成、その活性化およびアンモオキシム化反応自体が試験
の中心となっている。上記の文献では後処理のために、
多くの場合、粉末状の触媒、通常はチタンシリカライト
を、フィルターまたは圧力ヌッチェにより分離するとい
う一般的な示唆を示している。引き続き反応率および選
択率をGC分析により、および過酸化物の消費量を反応
溶液から直接、レドックス滴定により測定している。反
応混合物をさらに後処理する場合、このために蒸留およ
び/または抽出による精製工程が選択される。
【0010】ARCO Chemical Technologyは、欧州
特許出願明細書EP−A−0690045およびEP−
A−0735017に、カプロラクタムを合成するため
の多工程の方法を記載しており、この場合、シクロヘキ
サノンのアンモオキシム化工程のために、イソプロパノ
ールと酸素との反応からの過酸化水素を使用している。
シクロヘキサノンのアンモオキシム化のプロセス工程の
ために一般に、それぞれ適切な後処理法が請求されてい
る。EP−A−0735017は蒸留および抽出を可能
性として挙げているが、これらの両方の方法は実験デー
タまたは実施例によって具体的に説明されていない。
【0011】アンモオキシム化の工程の後の溶剤、原料
および生成物を蒸留により完全に分離することは、たと
えばUS5451701およびEP−A−069004
5において記載されているが、これはシクロヘキサン−
オキシムの場合に可能であるかもしれない。溶剤および
水を蒸留した後でシクロヘキサノン(沸点155℃/1
013ミリバール)およびシクロヘキサノン−オキシム
(沸点206〜210℃/1013ミリバール)を蒸留
により相互に分離することができる。有利にはこの蒸留
を真空下で行う。
【0012】しかし、大環状ケトン、たとえばシクロド
デカノンのアンモオキシム化のために、純粋に蒸留によ
る方法はもはや適切ではない。ケトンおよびオキシムを
蒸留によって分離することは、環が大きくなるにつれて
困難になり、さらに高い蒸留温度は高真空下で著しい割
合の分解をもたらす。たとえばシクロドデカノン−オキ
シムを分解せずに蒸留することはもはや不可能である。
【0013】複数の刊行物は後処理の際に抽出に言及し
ている。Montedipeは、EP−A−0208311、例
1に、シクロヘキサノンの反応およびシクロヘキサノン
のアンモオキシム化生成物の後処理を溶剤としてのアル
コールを使用せずに、有機相としてのシクロヘキサノ
ン、水相としての32質量%のアンモニア水溶液および
32質量%の過酸化水素水溶液、ならびに固体の触媒と
しての粉末状チタンシリカライトからなる三相混合物
(有機相−水相−固体)中で反応させることを記載して
いる。後処理および触媒の分離のために、有機層をトル
エンに取り、水相をトルエンで数回抽出し、かつ触媒を
濾過により分離している。
【0014】特許文献US4794198および欧州特
許出願EP−A−0267362には、有機溶剤、たと
えばエーテルを、アンモオキシム化の後に冷却した反応
混合物に添加し、該溶剤を用いてシクロヘキサノンおよ
び相応するオキシムを抽出している。
【0015】EP−A−0496385によればEniche
mは、まずアンモニアを含有する、溶剤、t−ブタノー
ルおよび水の共沸混合物を留去している。引き続きオキ
シムおよびアルカノンを抽出装置中でトルエンを用いて
蒸留塔の塔底から洗い出している。
【0016】上記の後処理法は特に2つの欠点を有して
いる:その都度使用されるケトンおよび相応するそのオ
キシムはまず分子量の増大とともにその抽出挙動に関し
てますます類似し、かつ使用される抽出剤によって一緒
に反応混合物から除去されるが、しかし相互に分離する
ことができないか、または不完全であるにすぎない。ケ
トン不含のオキシムはこの方法で完全なケトン反応率の
場合にのみ得られるにすぎない。
【0017】しかし数多くの文献、たとえばDE100
47435およびDE10103581から、アンモオ
キシム化に対するケトンの反応性は、大きさが増大する
とともに低下することが公知である。完全な反応率は大
きい、もしくは立体的に要求の多いケトンの場合、長い
反応時間および高い過酸化物消費量(=劣った過酸化物
選択性)の場合に可能であるにすぎない。
【0018】上記の後処理法のもう1つの欠点は、溶剤
混合物の蒸留は高いエネルギー需要量を必要とすること
である。
【0019】大きなアルカノンおよびシクロアルカノン
のためのアンモオキシム化の場合、有利には1〜6個の
炭素原子を有する沸点の低い短鎖のアルコールを使用す
るので、反応水を分離する際に、精留または蒸留により
アルコール性溶剤の全量が1つもしくは複数の塔の塔頂
を介して導出される。このことは、その都度、溶剤の全
量のための蒸発エンタルピーを使用しなくてはならない
ことを含んでいる。その後の溶剤の凝縮の際に、このエ
ネルギーを冷却媒体に与えなくてはならない。熱交換器
の使用にもかかわらず、このプロセスは著しいエネルギ
ー需要量を必要とし、これはこのプロセスの経済性を著
しく損なう。
【0020】さらに上記の溶剤の蒸留は不完全なケトン
−反応率および/または反応混合物からのオキシムの不
完全な分離の場合には不適切である。というのも、これ
らの化合物は塔のストリッパ部分または塔底で富化し、
かつここで晶出する場合があるからである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、ケトン、特に大きく、かつ立体的に要求の多い、特
に8〜20個の炭素原子を有するアルカノンおよびシク
ロアルカノンをアンモオキシム化するためにエネルギー
を節約する後処理法を提供することであり、この方法の
場合、 − 触媒を反応後に分離し、 − オキシムを選択的に反応混合物から単離し、 − 反応水を溶剤からエネルギーを節約して分離し、か
つ − 残留する溶剤をプロセスへ返送し、かつ、この方法
はアンモオキシム化の不完全な反応率の場合でも実施す
ることができる。
【0022】
【課題を解決するための手段】意外なことに、ケトキシ
ム、特に多くのアルカノン−オキシムおよびシクロアル
カノン−オキシムは、短鎖のアルコール中でその溶解度
の著しい温度依存性を有することが判明した。従って適
切は温度操作により不完全なケトン−反応率の場合にも
オキシムをきわめて選択的に反応混合物から分離するこ
とができる。この場合、すでに1工程の結晶化で99質
量%を上回るオキシムの純度が得られ、これはたとえば
ベックマン転位における付加的な精製工程なしでオキシ
ムを直接、さらに反応させるために十分である。
【0023】さらに意外にも、膜を介した透析蒸発また
は蒸気透過により水をきわめて選択的に、かつエネルギ
ーを節約して、残留する母液から除去することができ、
かつこの後処理工程は不完全なケトンの反応率の場合お
よびここから生じるケトンの存在下でも可能であること
が判明した。
【0024】従って本発明の対象は、部分工程として、
触媒の分離、アンモオキシム化の際に形成されるオキシ
ムの選択的な分離、反応水の導出および溶剤の返送を有
する、ケトン、たとえば特に8〜20個の炭素原子を有
するアルカノンまたはシクロアルカノンを、過酸化水素
およびアンモニアにより、チタン含有の触媒を用いて均
質な溶液中でアンモオキシム化することにより形成され
る反応混合物の後処理方法において、膜分離工程を少な
くとも1つ使用することにより、不完全なケトン反応率
の場合でも後処理プロセスを行うことを特徴とする。
【0025】本発明による後処理方法は、図1に略図で
示されている。
【0026】本方法は、連続的に実施することも、不連
続的に実施することもできる。反応搬出物1は、極性
の、水と部分的に、もしくは完全に混和可能な有機溶剤
中のケトン−オキシムの溶液からなる。有利には溶剤と
して短鎖の、水と完全に、もしくは部分的に混和可能
な、1〜6個の炭素原子を有するアルコール、たとえば
メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロ
パノール、t−ブタノールおよびアミルアルコールを使
用する。粉末状の触媒をアンモオキシム化のために使用
する場合、該触媒をフィルターBにより分離することが
できる。フィルターとしてすべてのタイプの公知のフィ
ルター、たとえば圧力ヌッチェまたはフィルター遠心分
離機を使用することができる。
【0027】図1に略図で示されているように、固定床
を有する循環反応器を使用する場合、フィルターBは単
に、固体の不純物、たとえば浮遊粒子または成形体の砕
片を反応混合物から除去するための安全性のために使用
するのみである。反応器A中でのケトンのアンモオキシ
ム化は、完全に行うことも、部分的にのみ行うこともで
き、その際、反応器Aは、図面では1段の反応器も、直
列もしくは並列で相互に接続されている複数の反応器を
有する方法も記載するものとする。
【0028】一般にアンモオキシム化の場合、30%〜
100%、有利には50%を上回るケトンの反応率が達
成されるので、反応搬出物中にはそれぞれのオキシム以
外に未反応の原料の割合も存在している場合がある。
【0029】反応条件は、反応搬出物(流1)中で選択
された条件(温度、溶剤の量および含水率)において原
料および生成物が完全に溶解して存在するように選択す
る。反応搬出物のための一般的な条件は、たとえばシク
ロドデカノン−オキシムの場合、温度60℃〜90℃お
よびオキシム濃度5質量%〜25質量%であり、その
際、反応は有利には、溶剤の量を制限するために、オキ
シムの溶解限度をほぼ下回って進行させる。反応搬出物
中の水の割合は一般に5質量%〜15質量%であるが、
しかしこれより高くてもよい。
【0030】本発明による後処理方法のもう1つの利点
は、場合によりDE10103581により、反応混合
物1中にアンモニウムイオンが補助触媒として均質に溶
解していてもよいことである。その濃度は溶剤中のその
都度の塩の溶解度に依存する。短鎖のアルコール、たと
えばエタノールの水溶液中で作業する場合、アンモニウ
ムイオンの濃度は一般に0.01モル/L〜0.5モル
/Lであり、その際、それぞれの有機カルボン酸のアン
モニウム塩、たとえば酢酸アンモニウムは特に適切であ
る。
【0031】本発明による後処理の構想の中心部分は、
透析蒸発工程/蒸気透過工程Dと組み合わせた晶析装置
(結晶化容器)Cである。
【0032】結晶装置C中で、オキシムの結晶化は本発
明による方法の場合、反応搬出物の冷却により行う。場
合により結晶化は水をさらに添加することにより完了す
ることができるが、この場合、その後の後処理工程Dで
水を再び除去しなくてはならないことに注意すべきであ
る。
【0033】晶析装置は通常、−20℃〜+40℃、有
利には−10℃〜+25℃の温度で運転される。冷却媒
体として、冷却水または冷却用塩水が好適である。温度
窓の下限は、晶析装置中で水が凍結せず、かつ不完全な
反応率において溶解度が原料に対して下回らないことか
ら明らかになる。図2にはエタノールと水との9:1の
比率での混合物中での、温度に依存したシクロドデカノ
ン−オキシムの溶解度の例を示す。
【0034】晶出したオキシム(流2)を、固体として
分離する。母液によりぬれている結晶を少量のアルコー
ル/水で後洗浄し、かつ乾燥させることができる。再結
晶は原則として可能であるが、しかし通常、不要であ
る。たとえばシクロドデカノン−オキシムの場合、試験
では>99.9質量%の純度が達成された。結晶中の未
反応のシクロドデカノンの割合はいずれの場合でも<
0.01質量%である。このことはアンモオキシム化の
際の不完全の反応率に関しても該当する。結晶(2)
を、適切な溶剤に溶解して、直接、後反応に使用するこ
とができる。典型的な後反応は、濃硫酸中でのシクロド
デカノン−オキシムの、ラウリンラクタムへのベックマ
ン転位である。
【0035】アルコール−水性の母液(3)は、本発明
による方法の場合、さらにオキシムを0.01質量%〜
5質量%、有利にはオキシムを0.1質量%〜2質量
%、ならびにアンモオキシム化の反応率に応じて相応す
る割合のケトンを含有する。さらに母液はアンモニアお
よび過酸化水素の残分を含有する。さらに母液はDE1
0103581によれば場合により均質に溶解したアン
モニウムイオンを含有している場合がある。母液は熱交
換器(図面には記載されていない)を介して直接透析蒸
発または蒸気透過に供給する。これは一般に50℃〜1
80℃で、有利には80℃〜140℃で、溶剤のその都
度の蒸気圧下またはわずかな過圧下で行う。
【0036】透析蒸発の場合、溶液3を直接膜に通過さ
せ、その際、水が膜を通過して拡散する。溶液3中で高
いケトン含有率において不完全な反応率の場合、膜上で
のケトンの堆積により、時間の経過とともに膜を通過す
る流れが低減する場合がある。同じ現象は、溶液3がア
ンモニウムイオンを含有する場合にも現れる。意外なこ
とに、ここで蒸気透過の形での容易な修正により効果的
な対策が講じられる。
【0037】蒸気透過の場合、溶液3により気泡が形成
される。これは圧縮装置中で圧縮されるか、または再び
液化され、かつ膜を通過し、その際、ここから選択的に
水が除去される。膜の後ろでバルブを介して放圧を行
い、蒸気を加熱し、かつ溶液3に通過させる。その際、
溶液から新たに水が気化される。塩およびケトンは溶液
3中に残留する。このことにより膜の閉塞を最小化する
ことができる。
【0038】両方の膜法、透析蒸発および蒸気透過にお
けるエネルギー的な利点は、搬出された水の蒸発エンタ
ルピーを導入しなくてはならないのみであることであ
り、その一方で蒸留の場合、溶剤(アルコール)の全量
の蒸発エンタルピーを導入しなくてはならない。
【0039】選択率のためには、膜タイプおよびその孔
径が重要である。膜として、ポリマー膜、たとえばポリ
スチレン、ポリアクリレートおよびポリシロキサンをベ
ースとするものも、無機膜、たとえばゼオライト構造も
しくはシリカ構造を有するものも適切である。
【0040】搬出された部分流(4)は、過酸化水素水
溶液およびアンモニア、ならびにアンモオキシム化反応
器A中で形成される反応水からの供給流(10)により
生じる量の水を含有している。晶析装置Cに水を添加す
る場合、この水もまた除去しなくてはならない。
【0041】通常、D中で水の割合は、供給流(流3)
中の8質量%〜15質量%から流5中の約5質量%まで
低減する。この範囲で使用される膜はきわめて選択的に
働き、かつ良好な拡散速度を示す。しかし、装入物中の
含水率は1質量%未満まで低下させることができ、ひい
ては明らかに、たとえば蒸留の際に共留剤を使用しない
で共沸混合物として調節される含有率よりも下げること
ができる。
【0042】膜を通過して拡散するアルコール、アンモ
ニアまたはその他の溶剤成分(流4)の割合は、通常わ
ずかである。オキシムおよびケトンは膜を通過しない
か、または痕跡量が通過するのみである。この相の蒸留
による後処理またはその他の後処理は通常、不要であ
る。
【0043】反応水を十分に除去した相5に、ミキサー
F中で新たなケトン(8)を添加し、かつ反応器へ戻し
供給することができる。
【0044】工業用純度の使用物質を用いた連続的な方
法の場合、時間の経過とともに、アンモオキシム化に対
して不活性な副成分が富化する。たとえば工業用純度の
シクロドデカンは多くの場合、痕跡量のシクロドデカン
およびシクロドデカノールを含有している。従って、連
続的もしくは不連続的に部分流5を分離し、かつ該流を
蒸留により精製して副生成物を除去することが有利であ
る。こうして精製した溶剤混合物7は、ミキサーF中で
主要流5と合し、かつ次いでアンモオキシム化反応器へ
返送する。
【0045】副成分は部分流6としてプロセスから排出
することができる。
【0046】本方法は特に大きく、かつ立体的に要求の
多い、特に8〜20個の炭素原子を有するアルカノンお
よびシクロアルカノン、たとえばシクロオクタノン、シ
クロデカノン、シクロドデカノン、シクロペンタデカノ
ンおよびアセトフェノンをアンモオキシム化するために
適切である。
【0047】
【実施例】例1(アンモオキシム化):1.6Lのオー
トクレーブ中で、約96%のエタノール535g中にシ
クロドデカノン(CDON)73g(400mmol)
を溶解させた。80℃で乾燥したアンモニアガスを反応
器に導通し、かつ圧力を1.6バールに調節した(アン
モニア約14g)。反応混合物を循環ポンプを用いて6
00mL/分で触媒成形体(EP10047435に記
載の酸性酸化アルミニウム20質量%を含有するチタン
シリカライトTS−1、デグッサAG)200gを有す
る固定床に導通した。4時間の反応時間にわたって50
質量%の過酸化水素水溶液(=H600mmo
l)40.8gを計量供給した。配量は反応器の前で行
った。気体状の副生成物をバルブを介して反応混合物か
ら除去し、搬出したアンモニアと共に240分以内に約
2g、後供給した。添加の終了後、反応混合物をさらに
60分間、後攪拌した。CDONのオキシムへの反応率
は95.3%(GC分析)であった。副生成物の割合は
0.1%未満であった。
【0048】例2(アンモオキシム化):例1からのバ
ッチを繰り返し、さらにEP10103581の記載に
より酢酸アンモニウム5.8g(0.1モル/L)を反
応混合物中に均質に溶解した。H 523mmo
lを180分以内に計量供給し、引き続き反応混合物を
さらに60分間、後攪拌した。CDON反応率は>9
9.9%(GC分析)であった。
【0049】例3(結晶化):例1からの反応混合物を
オートクレーブから排出し、未反応のアンモニアガスは
放圧の際に放出され、かつ冷却トラップにより凝縮し、
かつプロセスへ返送することができる。反応混合物を4
℃に冷却し、かつ析出した沈殿物を2時間後にヌッチェ
を介して分離した。沈殿物を9:1の冷エタノール/水
少量で後洗浄した。60℃/200ミリバールで乾燥
後、CDON−オキシム72.6gが純度>99.8%
で得られた。
【0050】母液(約590g)は、水性エタノールか
らなり、ここにさらにCDON約3.4g、オキシム約
2.6gが溶解して存在している。導入され、かつアン
モオキシム化の間に遊離した水ならびに洗浄液により、
結晶化の後にエタノール性溶液中の含水率は約4質量%
から約11質量%(約62g)に上昇した。
【0051】例4(結晶化):例3と同様に例2からの
反応混合物を後処理した。純度>99.8%を有するC
DON−オキシム76.4gが得られた。母液(約58
0g)は、水性エタノールからなり、ここにさらにオキ
シム約2.5gおよびCDON<0.1gが溶解して存
在している。含水率は約10質量%(約58g)であっ
た。母液には酢酸アンモニウムが5.8g溶解してい
る。
【0052】例5(透析蒸発):例3からの母液の試料
を90℃で、溶液中の含水率が約4%に低下するまで、
Sulzer Chemtech 2201 タイプのポリマー膜に導通し
た。透過液中の含水率は98%を超えており、流れは試
験の間、原料供給流(フィード)中の含水率の低下とと
もに0.5kg/m*hから0.2kg/m*hに
低下した。
【0053】例6(透析蒸発):例3からの母液の試料
を例5と同様に120℃で、NaA−ゼオライト膜(三
井社)に導通した。透過液中の含水率は96%であり、
かつ試験の終了時点では94%に低下した。流れは試験
の間、原料供給流(フィード)中の含水率の低下ととも
に3.5kg/m*hから2.6kg/m*hに低
下した。
【0054】例7(透析蒸発):例6からの試験をNa
Y−膜(三井社)を用いて80℃で繰り返した。透過液
中の含水率は78%であり、かつ試験の終了時点では6
8%に低下した。流れは試験の間、原料供給流(フィー
ド)中の含水率の低下とともに2.8kg/m*hか
ら1.7kg/m*hに低下した。
【0055】例8(透析蒸発):例6からの試験を無機
シリカ膜(Sulzer Chemtech SMS)を用いて140
℃で繰り返した。透過液中の含水率は88%であり、か
つ試験の終了時点では70%に低下した。流れは、原料
供給流(フィード)中の含水率の低下とともに10.1
kg/m*hから5.0kg/m*hに低下した。
【0056】例9(蒸気透過):例4からの酢酸アンモ
ニウム含有の試料を部分的に蒸発させ、蒸気を滴受に通
過させ、圧縮し、かつ無機シリカ膜(Sulzer Chemtech
SMS)に導通した。透過液中の含水率は90%〜9
2%であり、流れは0.8kg/m*hであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による後処理を行うための固定床を有す
る循環反応器を示す図。
【図2】エタノールと水との混合物中での、温度に依存
したシクロドデカノン−オキシムの溶解度を示すグラフ
の図。
【符号の説明】
1 反応混合物、 2 オキシムの結晶、 3 母液、
4 部分流、 5主要流、 6 部分流、 7 溶剤
混合物、 8 ケトン、 10 供給流、A 反応器、
B フィルター、 C 晶析装置、 D 透析蒸発/
蒸気透過工程、 F ミキサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 71/28 B01D 71/28 71/40 71/40 71/70 71/70 C07C 249/08 C07C 249/08 251/44 251/44 (72)発明者 ギュンター シュテーファーミュアー ドイツ連邦共和国 マール ハイアーホフ シュトラーセ 57 (72)発明者 フランツ−フェリックス クッピンガー ドイツ連邦共和国 マール ルードルフ− フィルショフ−シュトラーセ 37 アー (72)発明者 ペーター エルンスト エッサー ドイツ連邦共和国 アシュハイム フラウ ンホーファーリング 2 (72)発明者 トーマス シファー ドイツ連邦共和国 ハルテルン ブリンク ヴェーク 7 ツェー Fターム(参考) 4D006 GA25 GA28 KE16Q MC03 PA01 PB14 4H006 AA02 AD15 AD19 BA71 BB14 BB46 BC51 BD35 BD52 BW18

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部分工程として、触媒の分離、アンモオ
    キシム化の際に形成されるオキシムの選択的な分離、反
    応水の導出および溶剤の返送を有する、過酸化水素およ
    びアンモニアにより、チタン含有の触媒を用いて、均質
    な溶液中でケトンをアンモオキシム化することにより形
    成される反応混合物の後処理方法において、後処理プロ
    セスが膜分離工程を少なくとも1つ有することを特徴と
    する、過酸化水素およびアンモニアによるケトンのアン
    モオキシム化からの反応混合物の後処理方法。
  2. 【請求項2】 アンモオキシム化の溶剤として、水と良
    好に、もしくは完全に混和可能な極性の有機液体を使用
    する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 アンモオキシム化の溶剤として、メタノ
    ール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
    ル、t−ブタノールおよびアミルアルコールにより形成
    される群からの短鎖のアルコールを選択する、請求項1
    または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 生成物を結晶化により選択的にプロセス
    から分離し、かつ反応水を透析蒸発により母液から分離
    する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 生成物をまず結晶化によりプロセスから
    分離し、かつ反応水を蒸気透過により母液から分離す
    る、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 母液からの極性の有機溶剤をアンモオキ
    シム化反応器へ返送する、請求項1から5までのいずれ
    か1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 膜としてポリマー膜を使用する、請求項
    1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 ポリマー膜を、ポリスチレン、ポリアク
    リレートおよびポリシロキサンから形成される群から選
    択する、請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 膜が無機材料からなる、請求項1から6
    までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 膜がゼオライト構造またはシリカ構造
    を有する、請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 晶析装置を−20℃〜+40℃の温度
    で運転する、請求項1から10までのいずれか1項記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 透析蒸発または蒸気透過を50℃〜1
    80℃で行う、請求項1から11までのいずれか1項記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 透析蒸発または蒸気透過を80℃〜1
    40℃で行う、請求項1から12までのいずれか1項記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 ケトンをシクロオクタノン、シクロデ
    カノン、シクロドデカノン、シクロペンタデカノンおよ
    びアセトフェノンにより形成される群から選択する、請
    求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
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