JP2003175415A - 正面フライスおよび着脱治具 - Google Patents

正面フライスおよび着脱治具

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JP2003175415A
JP2003175415A JP2001377839A JP2001377839A JP2003175415A JP 2003175415 A JP2003175415 A JP 2003175415A JP 2001377839 A JP2001377839 A JP 2001377839A JP 2001377839 A JP2001377839 A JP 2001377839A JP 2003175415 A JP2003175415 A JP 2003175415A
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milling cutter
adapter
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jig
face milling
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JP2001377839A
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Kikuyuki Yano
喜久幸 矢野
Toru Sakuyama
徹 作山
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正面フライスの着脱時に、一つの着脱治具を
用いることで、正面フライスの回動着脱作業を容易に行
うことができ、作業効率を向上させることのできる正面
フライスおよび着脱治具を提供すること。 【解決手段】 工作機械主軸側に設けられるアダプタ
ーに対して、基端部が着脱可能に固定されると共に、先
端部に切刃チップ13を有する構成とされ、前記アダプ
ターに対する着脱を、該アダプターに対してその軸線O
回りに相対的に回動させてなす正面フライス11におい
て、その先端面に正面フライス11回動操作用着脱治具
を係合する凹部14が設けられていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被削材の平面加
工に主として用いられる正面フライス、および、正面フ
ライスをアダプターから着脱する着脱治具に関する。
【0002】
【従来の技術】被削材に切削加工を施す切削装置におい
て、平面加工に用いられる正面フライスは、切削抵抗が
少なく強力切削に適しているため、最も多く平面加工に
使用されている工具である。該正面フライスは、その軸
線を中心として回転する工具本体と、この工具本体の先
端に設けられた切刃チップとを備えてなる工具である。
そして、アダプターの先端部に正面フライスがクランプ
された切削装置は、該アダプターの基端部を工作機械の
回転主軸に装着され、切削加工に供される。
【0003】前記のような切削装置において、切削時に
生成される切屑を回収し、排出するために、正面フライ
スの外周を覆うカバーを取り付け吸引する切屑排出機構
が提案されている。また、正面フライスをアダプターに
クランプする機構は、速やか、かつ、容易に取り付け、
取り外しうるように、従来より様々な簡易クランプ機構
が提案されている。以下、従来例として、切屑排出機構
と簡易クランプ機構を備えた切削装置の一例を図7〜9
を用いて説明する。
【0004】図7において、切削装置は、マシニングセ
ンタなどの工作機械主軸(図示せず)に装着されるアダプ
ター5と、アダプター5の先端にクランプされた正面フ
ライス1と、正面フライス1の外周を覆うように取り付
けられた切屑排出機構のカバー4とを備えた構成とされ
ている。正面フライス1は、軸線O回りに回転される円
盤状に形成された工具本体2と、その先端外周部に超硬
合金などの硬質材料から成る切刃チップ3が着脱可能に
装着された、いわゆるスローアウェイ式の正面フライス
とされている。切屑排出機構のカバー4は、正面フライ
ス1に対して回転自在となるようにアダプター5に取り
付けられている。
【0005】アダプター5は、軸線O方向に長尺状をな
しており、基端部は工作機械主軸に装着するためのテー
パーシャンク部5aが設けられ、基端側外周には工作機
械の自動工具交換装置(図示せず)のアームによって把持
するための把持部5bが形成されている。また、アダプ
ター5の先端部の係合部7は、アダプター5の外周に設
けられたクランプボルト8を回動することにより軸線O
方向に進退可能とされている。そして、図8,9に示さ
れたアダプター5の先端部において、アダプター5の先
端面にはその内部が支持孔とされた段部5cが形成され
ており、段部5cの支持孔内に係合部7が軸線O方向に
進退可能に装着されている。係合部7の先端部には、円
形の基部7cが設けられており、この基部7cの外周面
には外方に突出するように突起部7aが等間隔環状配置
されて設けられている。
【0006】また、フライス1の工具本体2の基端面に
は、アダプター5の係合部7が係合するように取付穴6
が形成されている。取付穴6は、段部5cが挿入される
開口部6aと、係合部7および突起部7aが挿入される
挿入部6bと、突起部7aが挿入される大径部6dとか
ら形成されている。挿入部6bは、係合部7の基部7c
が通過する断面円形の穴と、この穴の周面に切欠部6c
が四箇所に等間隔環状配置されて設けられており、切欠
部6cは、係合部7の突起部7aが通過できるように形
成されている。大径部6dは、係合部7の突起部7aを
含むような円形に形成されている。
【0007】上記のように構成された正面フライス1を
アダプター5にクランプするときは、係合部7の突起部
7aが取付穴6の挿入部6bの切欠部6cに対応するよ
うに、挿入部6bに突起部7aを通過させ、突起部7a
を取付穴6の大径部6dに挿入させる。その後、正面フ
ライス1を45°軸線O回りに回動させ、係合部7の突
起部7aの上面7bを取付穴6の挿入部6bの下面6e
に当接させる。そして、アダプター5のクランプボルト
8を回動操作し、係合部7をアダプター5に引き込む
と、突起部7aの上面7bが挿入部6bの下面6eをア
ダプター5の方向に押圧し、突起部7aとアダプター5
の段部5cの間に挿入部6bが狭持され、正面フライス
1はアダプター5にクランプされる。
【0008】このように、正面フライス1をアダプター
5に着脱する際、正面フライス1を45°回動させる作
業が必要となる。しかし、切屑排出機構のカバー4が正
面フライス1の外周を覆うように取り付けられた場合、
正面フライス1の外周を把持し、回動着脱作業を行うこ
とができない。そこで従来は、正面フライス1の工具本
体2先端面に二個の穴を設け、それぞれの穴に棒状の着
脱治具を差し込み、二本の着脱治具を両手で持ち、正面
フライス1を回動させることで回動着脱作業を行ってい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
正面フライス1および着脱治具は、二本の着脱治具を使
用して回動着脱作業を行うので、小径の正面フライス等
では工具本体2の先端面に設けられた二つの穴の間隔が
狭くなり、正面フライス1を回動させる回動着脱作業が
難しくなるという問題があった。また、その回動着脱作
業において、両手で一本ずつ着脱治具を持ち、正面フラ
イス1を回動させなければならず、作業効率が悪くなる
という問題があった。
【0010】本発明は、このような背景の下になされた
ものであって、上述のような正面フライスおよび着脱治
具において、正面フライスの着脱時に、一つの着脱治具
を用いることで、正面フライスの回動着脱作業を容易に
行うことができ、また、片手で回動着脱作業を行うこと
で、作業効率を向上させることのできる正面フライスお
よび着脱治具を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係る正面フライスは、工作機械主
軸側に設けられるアダプターに対して、基端部が着脱可
能に固定されると共に、先端部に切刃チップを有する構
成とされ、前記アダプターに対する着脱を、該アダプタ
ーに対してその軸線回りに相対的に回動させてなす正面
フライスにおいて、その先端面に正面フライス回動操作
用着脱治具を係合する凹部が設けられていることを特徴
とする。
【0012】請求項2の発明に係る着脱治具は、上記正
面フライスをアダプターから着脱する作業で使用される
着脱治具であって、上記正面フライスの工具本体の先端
面に設けられた凹部に係合する、凸部を有することを特
徴とする。
【0013】この正面フライスおよび着脱治具によれ
ば、正面フライスの工具本体先端面に設けられた凹部
に、着脱治具の凸部を係合させ、正面フライスの回動着
脱作業を行うので、一つの治具で作業が行え、容易に正
面フライスの回動着脱作業を行うことができる。また、
着脱治具を片手で持ち、回動着脱作業が行えるので、作
業効率を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、図2は、本発明の一実施形
態である正面フライス11を示すものであり、図3ない
し図6は、本発明の一実施形態である着脱治具20を示
すものである。正面フライス11は、前述した図7〜9
に示すアダプター5に装着されるものであり、アダプタ
ー5については、図7〜9と同一構成であるので説明を
省略し、同一の符号を用いる。
【0015】図1、図2に示された本実施形態における
正面フライス11は、軸線O回りに回転される円盤状に
形成されている工具本体12と、その先端外周部に装着
された切刃チップ13とから構成されている。切刃チッ
プ13は、超硬合金などの硬質材料から成り、工具本体
12の先端外周部に形成されたチップ取付座15に着脱
可能に装着されている。また、工具本体12は、先端面
の中心部に凹部14が形成され、基端面には、アダプタ
ー5の係合部7と係合する取付穴16が形成されてい
る。凹部14は、軸線Oと垂直な平面での断面形状が略
正方形となっている。また、取付穴16は、開口部16
aと、挿入部16bと、切欠部16cと、大径部16d
とから形成され、16eは挿入部16bの下面である。
【0016】図3に示す着脱治具20は、正面フライス
11の凹部14と係合する凸型部品21と、着脱治具2
0を手で握るための把持部品22とから構成されてい
る。図4、図5に示す凸型部品21は、略正方形の角柱
状の凸部21aと円盤状の基部21bで形成された凸形
状の部品で、中心軸線上にネジ孔21cが刻設されてい
る。図6に示す把持部品22は、基端部から先端部に向
けて把持部22a、円柱部22b、ネジ部22cの順に
形成されていて、把持部22aは握りやすいように周囲
を面取りされた円盤状となっている。そして、着脱治具
20は、把持部品22のネジ部22cを凸型部品21の
ネジ孔21cに螺着させ、組み合わせた状態で回動着脱
作業に使用される。
【0017】このような構成の正面フライス11および
着脱治具20において、上述したようなアダプター5に
正面フライス11を装着する作業を行うには、まず、着
脱治具20の凸部21aを正面フライス11の凹部14
に差し込み係合させる。そして、着脱治具20の把持部
22aを片手で持ち、アダプター5の係合部7の突起部
7aが正面フライス11の取付穴16の切欠部16cに
対応するように、係合部7の突起部7aを取付穴16の
挿入部16bに通過させ、突起部7aを大径部16dに
挿入させる。
【0018】その後、着脱治具20を軸線O回りに45
°回動し、正面フライス11を回動させ、挿入部16b
の下面16eと突起部7aの上面7bが当接する状態と
する。そして、クランプボルト8を回動操作し、係合部
7をアダプター5に引き込むと、係合部7の突起部7a
とアダプター5の段部5cに、取付穴16の挿入部16
bが狭持され、正面フライス11はアダプター5にクラ
ンプされる。そして、正面フライス11の凹部14に係
合された着脱治具20の凸部21aを凹部14から引き
抜く。
【0019】また、アダプター5から正面フライス11
を取り外す場合は、正面フライス11の凹部14に着脱
治具20の凸部21aを差し込み係合させ、クランプボ
ルト8を回動操作し、係合部7をアダプター5から押し
出し正面フライス11のクランプを解除する。そして、
着脱治具20で正面フライス11を回動させ、アダプタ
ー5から正面フライス11を取り外す。
【0020】このような工程において、正面フライス1
1をアダプター5に着脱する作業は、一つの着脱治具2
0だけを使用するので、容易に行うことができる。ま
た、片手で着脱治具20を持ち正面フライス11の回動
着脱作業を行えるので、効率よく作業を行うことができ
る。従って、回動着脱作業を容易に行うことができ、従
来より作業効率を向上させることができる。
【0021】なお、本実施の形態では、前述のように略
正方形の角柱状の凸部21aと凹部14が係合する正面
フライス11および着脱治具20について例を示した
が、凹部14と凸部21aの形状は、略正方形の角柱状
に限らず、凹部14と凸部21aが係合し着脱治具20
が正面フライス11を回動させることができれば、どの
ような形状でもよい。また、着脱治具20は、凸型部品
21と把持部品22がネジで螺着される構成となってい
るが、把持部品22の先端に凸部を形成し、一つの部品
で構成される着脱治具でもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正面フライスの工具本体の先端面に設けられた凹部に、
着脱治具に設けられた凸部を係合させ、正面フライスを
回動させることで、正面フライスをアダプターに着脱さ
せるので、回動着脱作業が容易に行うことができる。ま
た、片手で着脱治具を回動させることができるので作業
効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における正面フライスの
正面図である。
【図2】 図1におけるX―X線視断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態における着脱治具の側面
図である。
【図4】 本発明の一実施形態における着脱治具の凸型
部品の正面図である。
【図5】 図4におけるY―Y線視断面図である。
【図6】 本発明の一実施形態における着脱治具の把持
部品の側面図である。
【図7】 従来の正面フライスを備えた切削装置の要部
の一部破断側面図である。
【図8】 アダプターの係合部と正面フライスの取付穴
付近の一部破断側面図である。
【図9】 アダプターの係合部と正面フライスの取付穴
の一部の正面図である。
【符号の説明】
5 アダプター 11 正面フライス 12 工具本体 13 切刃チップ 14 凹部 20 着脱治具 21a 凸部 O 軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 作山 徹 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 Fターム(参考) 3C022 HH01 PP05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械主軸側に設けられるアダプター
    に対して、基端部が着脱可能に固定されると共に、先端
    部に切刃チップを有する構成とされ、前記アダプターに
    対する着脱を、該アダプターに対してその軸線回りに相
    対的に回動させてなす正面フライスにおいて、 その先端面に正面フライス回動操作用着脱治具を係合す
    る凹部が設けられていることを特徴とする正面フライ
    ス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の正面フライスをアダプタ
    ーから着脱する作業で使用される着脱治具であって、上
    記正面フライスの工具本体の先端面に設けられた凹部に
    係合する、凸部を有することを特徴とする正面フライス
    の着脱治具。
JP2001377839A 2001-12-11 2001-12-11 正面フライスおよび着脱治具 Withdrawn JP2003175415A (ja)

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