JP7446067B2 - フランジ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、切削ブレードを挟持してスピンドルの先端に装着するフランジ機構に関するものである。
従来、特許文献1に開示されるように、一対のフランジでブレードを挟持して切削装置のスピンドルにブレードを装着する構成は知られている。
具体的には、スピンドル側に固定される固定フランジのボス部に雄ネジが形成され、ボス部がブレードと、前側フランジに挿入された状態において、固定ナットの雌ネジをボス部の雄ネジに締結することで、固定フランジと前側フランジの間でブレードを挟持固定させる構成とするものである。
特開2015-85466号
特許文献1に開示されるような切削装置においては、被加工物の切削により発生した切削屑が混入した切削水は汚水となり、この汚水が切削ブレードの回転に伴って切削ブレードに連れ周り、固定ナット、フランジ、切削ブレードに付着する。
そして、固定ナットと固定フランジの螺合部に汚水が浸入し、その後水分が乾燥すると、切削屑が螺合部のネジの間に固着してコンタミが生じ、固定ナットが後側フランジから取り外せなくなることが懸念される。
本発明は、以上の問題に鑑み、切削屑がコンタミとして螺合部に浸入して固着し、切削ブレードを固定する固定具が取り外せなくなるおそれを防ぐフランジ機構を提供するものである。
本発明の一態様によれば、
中央に挿通孔が形成された切削ブレードを挟持してスピンドルの先端に装着するフランジ機構であって、
該切削ブレードの該挿通孔に挿通され先端に雄ネジが形成されたボス部と、
該ボス部の後端部から径方向に突出し前面に該切削ブレードが当接する当接面を有したフランジ部と、
を備えた後側フランジと、
該ボス部の該雄ネジに螺合する雌ネジを内周に有したネジ穴が形成され、該後側フランジに対して該切削ブレードを固定する固定具と、
を備え、
該固定具の該ネジ穴は止まり穴である、フランジ機構とするものである。
また、該ボス部が挿入される挿通孔が中央に形成され該切削ブレードが当接する前側当接面を有し、該後側フランジとともに該切削ブレードを挟持する前側フランジを更に備えた、こととするものである。
本発明の構成によれば、後側フランジに対して切削ブレードを固定する固定具は、後側フランジのボス部の雄ネジに螺合する雌ネジを内周に有するネジ穴が形成され、ネジ穴は止まり穴であるので、ネジ穴が貫通孔とはならない。これにより、雌ネジと雄ネジ間に汚水が浸入し難く、固定具が後側フランジに固着してしまう不具合を回避することができる。
実施形態に係る切削装置の構成例を示す斜視図である。 第一の実施形態に係るフランジ機構の構成例を示す断面図である。 第一の実施形態に係るフランジ機構の構成例を示す分解斜視図である。 第一の実施形態に係るフランジ機構の構成例を示す分解断面図である。 第二の実施形態に係るフランジ機構の構成例を示す断面図である。 第二の実施形態に係るフランジ機構の構成例を示す分解斜視図である。 第二の実施形態に係るフランジ機構の構成例を示す分解断面図である。 実施形態に係る着脱治具を示す斜視図である。 実施形態に係る着脱治具の使用態様を示す斜視図である 実施形態に係るフランジ機構を備えた切削装置の切削手段による被加工物の切削加工状況を示す模式図である。
以下適宜図を参照し、本願発明の一実施形態について説明する。
図1に示す切削装置1は、図3に示すフランジ機構30が挟持して固定する切削ブレード20により、被加工物を切削する加工装置である。
図1に示すように、切削装置1は、チャックテーブル2と、移動手段3と、撮像手段4と、切削手段5と、を含んで構成されている。被加工物は、特に限定されないが、例えば、板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ、板状の無機材料基板、板状の延性材料等、板状の各種加工材料である。本実施形態では、被加工物の表面に互いに直交する分割予定ラインが複数形成されている場合について説明する。
チャックテーブル2は、被加工物を吸引保持するものである。チャックテーブル2は、円盤状に形成されており、上面が水平方向に平行となる平面に形成されている。チャックテーブル2は、ポーラスセラミックで構成されており、図示しない真空吸引源に接続されている。
移動手段3は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向において、チャックテーブル2と切削手段5とを相対移動させるものである。移動手段3は、X軸移動手段3aと、Y軸移動手段3bと、Z軸移動手段3cと、を含んで構成されている。X軸移動手段3aは、チャックテーブル2を本体部6に対してX軸方向(切削送り方向に相当)に相対移動可能に支持している。Y軸移動手段3bは、切削手段5を本体部6に対してY軸方向(割り出し送り方向に相当)に相対移動可能に支持している。Z軸移動手段3cは、切削手段5を本体部6に対してZ軸方向(切り込み送り方向に相当)に相対移動可能に支持している。各移動手段3a~3cは、例えば、モータ、ボールネジ、ナット等から構成されている。
撮像手段4は、切削手段5を被加工物の分割予定ライン(ストリート)に対してアライメント調整するために、ストリートを切削加工前に撮像するものである。撮像手段4は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いたカメラ等である。
切削手段5は、被加工物に対して切削加工を施すものである。切削手段5は、図3に示すように、回転駆動手段10と、切削ブレード20と、フランジ機構30と、後側フランジ固定手段40と、を含んで構成されている。
回転駆動手段10は、切削ブレード20を高速で回転駆動させるものである。回転駆動手段10は、スピンドル11と、スピンドルハウジング12と、図示しないモータと、を備えている。スピンドル11は、その先端に着脱可能にフランジ機構30を固定するものであり、スピンドルハウジング12に対して回転可能に支持されている。
図3および図4に示すように、スピンドル11は、その先端に後側フランジ固定手段40と螺合する雌ネジ11bが形成されたネジ穴11aを有している。スピンドルハウジング12は、筒状に形成されており、ラジアルエアベアリングおよびスラストエアベアリングにより、内挿されたスピンドル11を回転可能に支持する。
次に、フランジ機構の第一の実施形態について、図2~図4に基づいて説明する。なお、説明の便宜のため、図2の紙面における左側を前側、右側を後側、上側を上、下側を下とする。
図2乃至図4に示すように、ハブブレード22は、円盤状のハブ基台21の外周部に、板状物を切削するための切削ブレード20を一体的に設けて構成されるものである。切削ブレード20は、環状の板状部材に切削砥石を備えて構成されるものであり、例えば、いわゆるメタルボンドブレード、レジンボンドブレード、ビドボンドブレード等である。
図4に示すように、切削ブレード20とハブ基台21には、それぞれ挿通孔201,211が同心上に形成されている。各挿通孔201,211の内周201a,211aは、ボス部311のブレード装着部311aが挿入可能な内径にて構成される。
図2及び図3に示すように、フランジ機構30の後側フランジ31は、スピンドル11の先端にハブブレード22を着脱可能に挟持して固定するものである。フランジ機構30は、後側フランジ31の他に、後側フランジ固定手段40と、固定具50と、を含んで構成される。
図2及び図4に示すように、後側フランジ31は、全体として略円盤状に構成され、ボス部311と、スピンドル装着部312と、フランジ部313と、を含んで構成される。
図4に示すように、ボス部311は、フランジ部313から軸方向前側に突出して円筒状に形成されており、外周にはブレード装着部311aと、雄ネジ311bが形成されている。ブレード装着部311aは、ハブブレード22の挿通孔211の内周面211aを支持する。雄ネジ311bは、ボス部311の軸方向先端部に形成されており、固定具50の雌ネジ521aと螺合する。雄ネジ311bの外周は、ブレード装着部311aの外周よりも小径に形成される。
図4に示すように、スピンドル装着部312は、後側フランジ31の軸方向において、ボス部311の反対側に形成される。スピンドル装着部312には、スピンドル嵌合孔312aが同軸上に形成され、スピンドル嵌合孔312aがスピンドル11に嵌合される。
図4に示すように、フランジ部313は、ボス部311とスピンドル装着部312の間の位置に形成されており、フランジ部313の外周部の縁部には、切削ブレード20の後面201aと当接する当接面313aが前側に突出するように形成される。
図4に示すように、ボス部311の先端側には、スピンドル嵌合孔312aよりも内径を大きくした大径孔部314が形設され、後側フランジ固定手段40のボルト頭部42を収めつつ、ボルト頭部42が大径孔部314の境界面314aに当接されように構成される。
図4に示すように、後側フランジ固定手段40は、後側フランジ31をスピンドル11の先端に着脱可能に固定するものである。後側フランジ固定手段40は、ボルト状に構成され、そのボルト頭部42は、ボス部311の大径孔部314に挿入可能な大きさに形成され、境界面314aに当接すべく構成される。後側フランジ固定手段40の雄ネジ41が、スピンドル11の雌ネジ11bと螺合されるとともに、ボルト頭部42が境界面314aを押圧することにより、後側フランジ31がスピンドル11に固定される。ボルト頭部42には、六角棒スパナ等の工具が差し込まれる六角穴42aが形成される。
図4に示すように、ハブブレード22には、ハブ基台21を補強するためにリブ部212が設けられている。リブ部212は、ハブブレード22の切削ブレード20とは反対側に挿通孔211の周囲に環状に後方に突出して形成され、リブ部212の前面212aに対し、固定具50の後面50aが当接可能に構成される。これにより、固定具50をボス部311の雄ネジ311bに締結した際に、前面212aと後面50a同士が圧着されるように構成される。
図4に示すように、固定具50は、ハブブレード22を後側フランジ31に着脱可能に固定するものである。固定具50は円盤状の部材に構成され、固定具50の厚み方向にネジ穴521が同軸上に構成され、ネジ穴521の前側が蓋部51により閉鎖される。ネジ穴521には、後側フランジ31のボス部311の雄ネジ311bに螺合する雌ネジ521aが形成される。このような構成により、ネジ穴521は、一方が蓋部51により閉鎖され、他方が開放される、所謂「止まり穴」として構成される。
図3及び図4に示すように、固定具50の蓋部51の表面には、後述する着脱治具60(図9)と係合させるための係合穴511が複数箇所(本実施例では4箇所)に形設されており、固定具50を回転させることで、後側フランジ31に対する着脱が行えるようになっている。
以上の構成とし、図3に示すように、スピンドル11に後側フランジ31を挿着し、後側フランジ固定手段40にて両者を固定する。次いで後側フランジ31にハブブレード22を装着し、固定具50にて固定する。以上のようにして、図2に示す状態が実現される。
次に、フランジ機構の第二の実施形態について、図5~7に基づいて第一の実施形態と異なる点について説明する。
図5乃至図7に示すように、第二の実施形態は、切削ブレード20と前側フランジ32が別体で構成されるものであり、この点において、切削ブレード20とハブ基台21を一体構成とする第一の実施形態のハブブレード22と相違するものである。
図5乃至図7に示すように、第二の実施形態ではフランジ機構30は、後側フランジ31と、前側フランジ32と、後側フランジ固定手段40と、固定具50と、を含んで構成されている。
図7に示すように、前側フランジ32は、後側フランジ31との間で切削ブレード20を挟持するものである。前側フランジ32は、環状の円板状に構成され、挿入孔321と、フランジ部322と、リブ部324と、を備えている。
図7に示すように、前側フランジ32の挿入孔321は、フランジ部322と同軸状に貫通して構成され、挿入孔321の内周321aは、ボス部311のブレード装着部311aの外周に対応する大きさの内径を有する。
図7に示すように、前側フランジ32のフランジ部322の外周部の縁部には、後側に突出するように当接面322aが形成される。この前側フランジ32の当接面322aは、後側フランジ31の当接面313aに対向するように設けられる。前側フランジ32の当接面322aは、切削ブレード20の前面201bに当接し、後側フランジ31の当接面313aは、切削ブレード20の後面201aに当接するものであり、両当接面322a,313aの間に切削ブレード20が挟持されるようになっている。
図7に示すように、前側フランジ32のリブ部324の前面324aに対し、固定具50の後面50aが当接されるようになっており、固定具50をボス部311の雄ネジ311bに締結した際に、前面324aと後面50a同士が圧着されるように構成される。
以上の構成とし、図6に示すように、スピンドル11に後側フランジ31を挿着し、後側フランジ固定手段40にて両者を固定する。次いで後側フランジ31に対し、切削ブレード20、前側フランジ32の順に装着し、固定具50を後側フランジ31に締結することで、後側フランジ31と前側フランジ32の間に切削ブレード20が挟持された状態で固定される。以上のようにして図5に示す状態が実現される。
次に、切削装置1における切削ブレード20の着脱作業について説明する。
図8は、固定具50の着脱に用いる着脱治具60を示す。また、図9は、トルクドライバ70を用いた着脱治具60の使用態様を示す。
図8及び図9に示すように、着脱治具60は、全体が円柱形状にて構成され、前端部には固定具50の蓋部51に相対する底面を有する円形凹部61が形成され、円形凹部61の内周部には周方向に等間隔離隔して4個の把持爪62が配置されている。把持爪62は半径方向に弾性変形可能であり、円形凹部61に固定具50が挿入されると圧縮し、固定具50の蓋部51の外周を把持する。
図8及び図9に示すように、円形凹部61の底面には、ばね等の弾性部材によって底面から突没自在な係合ピン64が4箇所配置されている。係合ピン64は、固定具50の蓋部51に設けられた係合穴511に挿入され、係合可能な形状に構成される。なお、底面に設けられる係合ピンは円形凹部61の底面に固定的に設けられる構成としてもよい。
図9に示すように、着脱治具60の円形凹部61の底面中心には、トルクドライバ70を差込むための貫通孔63が形成されている。貫通孔63には図示せぬ六角形の係合部が係合されており、これに対応するように、トルクドライバ70の先端部には、断面六角形状の係合部71が形成されている。また、トルクドライバ70の後端部側には、回転作業に用いるハンドル72が設けられている。
以上のように構成した着脱治具60、及び、トルクドライバ70を用いて固定具50の締結を行う。以下では、図2乃至図4に示す第一の実施形態について説明するが、図5乃至図7に示す第二の実施形態についても同様である。
まず、図3及び図4に示すように、スピンドル11に後側フランジ31を挿着し、後側フランジ固定手段40にて両者を固定する。この後側フランジ固定手段40を固定する際にも、トルクドライバ70(図9)が用いられることとしてもよい。
次いで、図4に示すように、後側フランジ31のボス部311にハブブレード22を装着し、後側フランジ31の当接面313aに対し、切削ブレード20の後面201aを当接させた状態とする。
次いで、図4に示すように、後側フランジのボス部311に形設された雄ネジ311bに対し、固定具50の雌ネジ521aを螺合させて仮締めした後、図9に示すように、着脱治具60の円形凹部61に固定具50の蓋部51を相対させて挿入し、係合ピン64を係合穴511に挿入して、着脱治具60と固定具50を一体化させる。
次いで、図9に示すように、トルクドライバ70の先端の係合部71を着脱治具60の貫通孔63に挿入し、ハンドル72に回転力を付与して回転することで、所定のトルクで固定具50を締め付けて固定することができる。固定具50の締め付後は、着脱治具60が取り外される。
図2に示すように、固定具50の取り付けが完了すると、固定具50の後面50aと、ハブブレード22(ハブ基台21)の前面212a同士が圧着され、固定具50とハブブレード22の境界Sが閉じられて密閉状態が形成される。
以上のようにして固定具50の固定を完了し、図10に示すような切削加工が行われる。
切削加工時には、切削ブレード20を高速回転させて、チャックテーブル2に保持されたウェーハ7の切削加工が行われる。この際、切削ブレード20の下部及び加工点に向けて切削液が連続供給され、切削ブレード20及びウェーハ7の冷却が行われる。
この切削により生じた切削屑は切削液に混入し、汚水が生じるが、固定具50には蓋部51が設けられネジ穴521(図2)は止まり穴で構成されるため、ネジ穴521への汚水の浸入が防止される。
また、図2に示すように、境界Sが閉じられて密閉状態が形成されるため、当該境界Sを通じてネジ穴521に汚水が浸入してしまうことも防止される。
以上のように、切削屑が混入した汚水がネジ穴521に浸入し、雌ネジ521aと雄ネジ311bの螺合部に浸入してしまうことが防止され、切削屑や汚水がコンタミとして螺合部に残留、固着し、固定具50が外し難くなるといった不具合の発生を防止できる。
以上のようにして本発明を実施することができる。
即ち、図2乃至図7に示すように、
中央に挿通孔201が形成された切削ブレード20を挟持してスピンドル11の先端に装着するフランジ機構30であって、
切削ブレード20の挿通孔201に挿通され先端に雄ネジ311bが形成されたボス部311と、
ボス部311の後端部から径方向に突出し前面に切削ブレード20が当接する当接面313aを有したフランジ部313と、
を備えた後側フランジ31と、
ボス部311の雄ネジ311bに螺合する雌ネジ521aを内周に有したネジ穴521が形成され、後側フランジ31に対して切削ブレード20を固定する固定具50と、
を備え、
固定具50のネジ穴521は止まり穴である、フランジ機構30とするものである。
これにより、雄ネジ311bと雌ネジ521aの螺合部に切削屑がコンタミとして浸入し、切削ブレード20を固定する固定具50が後側フランジ31から取り外せなくなることを防止できる。
また、図5乃至図7に示すように、
ボス部が挿入される挿通孔201が中央に形成され該切削ブレード20が当接する前側当接面322aを有し、後側フランジ31とともに切削ブレード20を挟持する前側フランジ32を更に備えた、
フランジ機構30とするものである。
このように、切削ブレード20と前側フランジ32が別体で構成される構成においても、本願発明を適用できる。
10 回転駆動手段
11 スピンドル
11a ネジ穴
11b 雌ネジ
12 スピンドルハウジング
20 切削ブレード
21 ハブ基台
22 ハブブレード
30 フランジ機構
31 後側フランジ
32 前側フランジ
40 後側フランジ固定手段
41 雄ネジ
50 固定具
51 蓋部
60 着脱治具
70 トルクドライバ
311 ボス部
311b 雄ネジ
511 係合穴
521 ネジ穴
521a 雌ネジ
S 境界

Claims (2)

  1. 中央に挿通孔が形成されたハブブレードを挟持してスピンドルの先端に装着するフランジ機構であって、
    ハブブレードの該挿通孔に挿通され先端に雄ネジが形成されたボス部と、
    該ボス部の後端部から径方向に突出し前面に該ハブブレードが当接する当接面を有したフランジ部と、
    を備えた後側フランジと、
    該ボス部の該雄ネジに螺合する雌ネジを内周に有したネジ穴が形成され、該後側フランジとの間でハブブレードを挟持して固定するための固定具と、
    を備え、該固定具の該ネジ穴は止まり穴であり、
    該ハブブレードは、円盤状のハブ基台の外周部に、板状物を切削するための切削ブレードを一体的に設けて構成されるものであり、
    該ハブ基台の前面と、該固定具の後面とが圧着され、該ハブブレードと該固定具の境界が閉じられて密閉状態が形成される、フランジ機構。
  2. 中央に挿通孔が形成された切削ブレードを挟持してスピンドルの先端に装着するフランジ機構であって、
    該切削ブレードの該挿通孔に挿通され先端に雄ネジが形成されたボス部と、
    該ボス部の後端部から径方向に突出し前面に該切削ブレードが当接する当接面を有したフランジ部と、
    を備えた後側フランジと、
    該ボス部が挿入される挿通孔が中央に形成され該切削ブレードの前面が当接する前側当接面を有し、該後側フランジの当接面とともに該切削ブレードを挟持する前側フランジと、
    該ボス部の該雄ネジに螺合する雌ネジを内周に有したネジ穴が形成され、該後側フランジとの間で該切削ブレードと前側フランジと挟持して固定するための固定具と、
    を備え、該固定具の該ネジ穴は止まり穴であり、
    該前側フランジの前面と、該固定具の後面とが圧着され、該前側フランジと該固定具の境界が閉じられて密閉状態が形成される、フランジ機構。
JP2019151703A 2019-08-22 2019-08-22 フランジ機構 Active JP7446067B2 (ja)

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