JP2006142411A - 切断機における切断刃のカバー取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 割刃12の両側から受け部材21と操作部材22を相互にねじ結合して、両部材21,22間に割刃12を挟み込んで固定し、この受け部材21と操作部材22にカバー10の支持縁部10a,10bを回転可能に支持する構成とする。
【選択図】 図1
Description
この明細書において、各部材等の方向については、切断刃の切断材に対する切り込みが進行する方向を切断進行方向前側とする。従って、切断材が移動する方向は切断進行方向後ろ側となる。
また、この種の切断機1では、切断刃4の切断進行方向後ろ側(図10において左側)に、平板形状の割刃7(ライビングナイフ)が切断刃4と面一に配置されている。この割刃7には切断刃4とほぼ同じ板厚(例えば2mm程度)の薄鋼板が用いられている。この割刃7は、切断刃4と面一に配置されていることから切断材Wの移動に伴い切断刃4で切断された切断口(切断により形成する切り込み部)に自動的に進入される。この割刃7が切断口に進入されることにより、切断材Wのすでに切断された部分(切断刃4の両側に位置する部分)が図において時計回り方向に高速回転する切断刃4の側面に接触することが防止され、これにより切断材Wのいわゆるキックバック(切断材Wが切断刃4の回転により跳ね上げられること)が防止される。
この割刃7には、切断刃4の、テーブル3の上面から突き出された部分を覆うカバー5が上下に傾動可能に支持されている。このカバー5は、例えば透明樹脂板を素材として製作されており、切断刃4に対する異物の接触を防止する安全カバーとしての機能と、切断により発生する切り粉の周囲への飛散を防止するダストカバーとしての機能を併せ持っている。
このカバー5は、切断作業中の切断材Wに押し上げられて上方へ開かれ、切断作業中切断材Wの上面に載せ掛けた状態に維持される。切断材Wが切断刃4の周辺から取り除かれると、カバー5はその自重によって下方に戻されて(下方へ傾動して)、切断刃4のテーブル3の上面から突き出た部分のほぼ全範囲を覆う状態となる。
その結果、割刃7からカバー5を取り外した状態であっても支持軸8あるいはこれを支持する固定ナットやブロック体等が割刃7の側面から突き出した状態となり、この突き出した部分は切断材Wの切り口に進入させることができないため、結果として溝切り加工を行うことができない。このため、従来はやむを得ず割刃7ごとテーブル3から取り外さざるを得ず、この点で従来のカバー取り付け構造を備えた切断機は使い勝手がよくなく、また迅速な切断作業に支障を来す場合があった。
また、割刃7ごとカバー5を取り外した状態では、溝切り加工等においてこの割刃のキックバック防止機能を利用できない問題があった。
本発明は、この問題に鑑みなされたもので、取り付けた状態では割刃に対してガタツキなく強固に取り付けることができる一方、溝切り加工時等には割刃からカバーを迅速かつ簡単な操作で取り外すことができ、この取り外した状態では従来の支持軸等のような割刃の側面から突き出す部材等が存在しない状態となるカバー取り付け構造を提供することを目的とする。
請求項1記載のカバー取り付け構造によれば、カバーは取り付け具により割刃に取り付けられる。取り付け具は、受け部材と操作部材を備え、操作部材を受け部材に対してねじ結合することにより割刃に固定される。受け部材は二面幅部を有し、この二面幅部が、割刃の取り付け孔に挿入されることにより当該取り付け具の割刃に対する回り止めがなされる。また、受け部材に操作部材をねじ結合して両部材間に割刃を挟み込むことによって、当該取り付け具が割刃に対してその面方向及び面直方向にガタツキなく取り付けられ、従ってカバーが割刃に対してガタツキなく強固に取り付けられる。
また、受け部材に対する操作部材のねじ結合を緩めて、両部材間での割刃の挟み込み状態を解除すると、カバーを取り付け具ごと割刃から取り外すことができる。
このように受け部材に対する操作部材のねじ結合を緩めて両部材間の割刃の挟み込み状態を解除すれば、カバーを割刃から簡単に取り外すことができる。
また、カバーを取り付け具ごと取り外した状態では、従来の支持軸等のような割刃の側方へ突き出す部材が存在しないため、割刃をそのまま残してキックバックを防止しつつ溝切り加工等を行うことができる。
請求項3記載のカバー取り付け構造によれば、受け部材と操作部材を分離することなく、相互のねじ結合状態を緩めれば割刃に対する挟み込み状態が解除されて当該取り付け具ひいてはカバーを割刃から取り外すことができ、逆に受け部材と操作部材とのねじ結合を僅かに緩めた状態で取り付け溝の開口を経て当該取り付け具を割刃に装着して、当該取り付け具ひいてはカバーを割刃に取り付けることができるので、カバーの取り付け、取り外し作業を一層簡単に行うことができる。
これに対して、取り付けレバーを取り外し側に回動操作すると、そのカム部による押圧スリーブの押圧作用が解除されて、当該押圧スリーブと取り付け軸の段付き部との間の割刃の挟み込み状態が解除される。割刃に対する押圧スリーブと段付き部との挟み込み状態が解除されると、当該取り付け具を取り付け溝に沿って移動可能となり、従って当該取り付け具ひいてはカバーを割刃から取り外すことができる。
このように、取り付けレバーを回動操作するだけで、当該取り付け具及びカバーを割刃から簡単に取り外すことができる。これらを取り外した状態では、割刃には、従来の支持軸等のような側方へ突き出す部材が存在しないので、この割刃をそのまま残してキックバックを防止しつつ溝切り加工等を行うことができる。
また、請求項5記載の取り付け構造によれば、固定ナットをねじ軸部に締め付けると、押圧スリーブが押圧され、これにより押圧スリーブと取り付け軸の段付き部との間で割刃が挟み込まれて、取り付け軸が割刃に対してその面方向及び面直方向に固定され、従って当該取り付け具ひいてはカバーが割刃に対してガタツキなく強固に取り付けられる。
固定ナットを緩めると、押圧スリーブの押し付けが解除されて、割刃の押圧スリーブと段付き部との間の挟み込み状態が解除されることにより当該取り付け具及びカバーを割刃から迅速かつ簡単に取り外すことができる。
切断刃4を覆うカバー10は、取り付け具20を介して上下に傾動可能な状態で割刃12に取り付けられている。カバー10の後部には相互に平行に対向して二つの支持縁部10a,10bが設けられている。両支持縁部10a,10b間には、割刃12を挿入可能な幅であって割刃12の板厚よりも僅かに大きな寸法の幅の取り付けスリット10eが設けられている。この支持縁部10a,10bには、それぞれ支持孔10c,10dが相互に同軸に設けられている。
一方、第1実施形態における取り付け具20は、カバー10の一方(図1において右側)の支持縁部10aを回転可能に支持する受け部材21と、他方(図1において左側)の支持縁部10bを回転可能に支持する操作部材22を備えている。受け部材21は、一方の支持縁部10aの支持孔10cに挿入され、操作部材22は他方の支持縁部10bの支持孔10dに挿入されている。
上記二面幅部21aは、割刃12に設けた取り付け溝12aに挿入される。図3には割刃12が単独で示されている。この割刃12は、切断刃4の切断進行方向後ろ側に面一に配置されて切断直後の切り口に挿入されるもので、切断材Wのいわゆるキックバックを防止する機能を有している。この点は、従来と同様である。第1実施形態における割刃12の上部には、取り付け溝12aがその端部から切り込み形成されている。この取り付け溝12aの幅は、上記二面幅部21aの幅Lよりも僅かに大きな幅に設定されている。図1に示すようにこの取り付け溝12a内に二面幅部21aを挿入した状態で、当該取り付け具20が割刃12に取り付けられている。図示するように二面幅部21aの端面21cからの突き出し寸法Tは、割刃12の板厚よりも小さく設定されている。
この操作部材22の他方の端部には、作業者が把持するためのグリップ部22bが一体に設けられている。このグリップ部22bは、作業者が把持しやすい大きさ(径)であって操作部材22よりも大きな径の円柱体形状に形成されている。
作業者はこのグリップ部22bを把持して当該操作部材22をその軸回りに回転させることができる。この操作部材22を受け部材21に対して軸回りに回転させることにより、そのねじ軸部22aがねじ孔21bにねじ込まれ、逆に緩められる。ねじ軸部22aがねじ孔21bにねじ込まれると、受け部材21の端面21cと、操作部材22の端面22cとの間の間隔が小さくなり、逆にねじ軸部22aがねじ孔21bに対して緩められると端面21cと端面22cとの間の間隔が大きくなる。受け部材21の端面21cと操作部材22の端面22cの間隔が小さくなることによって、割刃12が両部材21,22間に挟み込まれ、これにより当該取り付け具20が割刃12に固定され、従ってカバー10が割刃12に取り付けられる。
カバー10を割刃12から取り外す場合には、グリップ部22bを把持して操作部材22をねじ緩め方向に回転させ、これによりねじ軸部22aをねじ孔21bに対して緩める。ねじ軸部22aがねじ孔21bに対して緩められて抜き出し方向に移動することにより、受け部材21の端面21cと、操作部材22の端面22c間の割刃12の挟み込み状態が解除される。両部材21,22の端面21c,22cによる挟み込み状態が解除されれば、当該取り付け具20を取り付け溝12aに沿って移動させることができ、最終的に割刃12から取り外すことができる。このため、ねじ軸部22aをねじ孔21bから抜き出して両部材21,22を完全に分離することなく、カバー10を割刃12から取り外すことができる。すなわち、操作部材22をねじ緩め方向に数回転させてそのねじ軸部22aをねじ孔21bに対して僅かに緩め、これにより両部材21,22の端面21c,22c間の間隔を割刃12の板厚よりも僅かに大きくすれば、当該取り付け具20を割刃12から取り外すことができ、従ってカバー10を取り外すことができる。
こうして取り付け具20とともにカバー10を割刃12から取り外した状態では、受け部材21が操作部材22よりも大径に設定され、従って他方の支持孔10dよりも太く形成されていることから受け部材21は他方の支持孔10dに進入不能であり、かつグリップ部22bが他方の支持孔10dよりも大径に形成されていることから、当該取り付け具20はカバー10にセットされた状態に保持される(外れない)。このため、取り付け具20を紛失することがなく、また再度カバー10を割刃12に取り付ける際の操作を迅速に行うことができる。
逆に、カバー10を割刃12に取り付ける場合には、ねじ軸部22aのねじ孔21bに対するねじ込み量を調節して、受け部材21の端面21cと操作部材22の端面22cとの間の間隔を、割刃12の板厚よりも僅かに大きくした状態とする。然る後、受け部材21の二面幅部21aを、取り付け溝12aの開口側から挿入し、そのまま当該取り付け具20を取り付け溝12aに沿って移動させる。二面幅部21aが取り付け溝12aの奥部またはその手前付近に位置するまで取り付け具20を移動させ、然る後、グリップ部22bを把持して操作部材22をねじ締め方向に数回転させる。これにより、ねじ軸部22aが受け部材21のねじ孔21bにねじ込まれて受け部材21の端面21cと操作部材22の端面22c間に割刃12がねじの締め込み力によって挟み込まれ、従って上記したように当該取り付け具20ひいてはカバー10が割刃12に対して強固に固定される。
また、受け部材21の端面21cと操作部材22の端面22c間にねじ軸22aの締め込み力により割刃12を挟み込んで固定する構成であるので、両部材21,22を割刃12に対してガタツキなく強固に固定することができる。
さらに、操作部材22を数回転させれば、両部材21,22の端面21c,22c間に割刃12を挟み込むことができ、またその挟み込み状態を解除することができるので、受け部材21と操作部材22を完全に分離させる必要はなく、この点でも当該取り付け具20を介したカバー10の取り付け、取り外し操作を迅速かつ簡単に行うことができる。
また、操作部材22の端部に円柱体形状のグリップ部22bを設けた構成を例示したが、このグリップ部22bに代えて、例えばレバー形状の突起を設け、あるいは指先で摘む摘み部を設けてもよい。要は、操作部材22をその軸回りに回転させて、ねじ軸部22aをねじ孔21bに締め込む操作、あるいは緩める操作の便宜を図ることができる形状であればよい。
さらに、受け部材21側にねじ孔21bを設け、操作部材22側にねじ軸部22aを設ける構成を例示したが、逆に受け部材側にねじ軸部を設け、操作部材側にねじ孔を設ける構成としてもよい。
また、受け部材21の二面幅部21aを省略して、同心円状に段付き形成する構成としてもよい。
第2実施形態のカバー取り付け構造が図5〜図7に示されている。この第2実施形態のカバー取り付け構造は、第1実施形態とは異なる構成を有する取り付け具40によりカバー30を割刃12に取り付ける構成となっている。なお、割刃12については第1実施形態のものと同様で足り、第2実施形態において特に変更を要しない。
先ず、この取り付け具40によって取り付けられるカバー30の後部には、相互に対向する二つの支持縁部30a,30bが設けられている。両支持縁部30a,30b間には、割刃12を進入可能な幅の隙間(取り付けスリット30e)が形成されている。この点は、第1実施形態と同様である。
この二つの支持縁部30a,30bの一方の支持縁部30aには、支持孔30cがその板厚方向に貫通して形成されている。他方の支持縁部30bには、保持孔30dが同じく板厚方向に貫通して形成されている。支持孔30cと保持孔30dは、相互に同心に配置されている。保持孔30dは、支持孔30cよりも大きな径で形成されている。
上記支持孔30cと保持孔30d間に取り付け具40が装着されている。この取り付け具40は取り付け軸41を備えている。この取り付け軸41は、大径軸部41aと小径軸部41bを有する段付きピン形状を備えている。大径軸部41aと小径軸部41bは同軸に形成されている。大径軸部の端部にはフランジ部41cが形成されている。この取り付け軸41の大径軸部41aが支持孔30cに回転可能に挿入されている。フランジ部41cは支持縁部30aの外側面に当接されている。このため、取り付け軸41は図5において上側に抜け出し不能に支持されている。
このレバー43は、後端縁43aと側端縁43bを有している。このレバー43の回動中心、すなわち支軸44の軸心と後端縁43aとの間の距離J2は、支軸44の軸心と側端縁43bとの間の距離J1よりも小さく設定され(J1>J2)、かつそれぞれ適切な寸法に設定されている。後端縁43aと側端縁43bとの間の角部は円弧形状に形成されて、両端縁43a,43bが滑らかに繋がれている。このことから、レバー43の後端縁43aと側端縁43bにより変位(J1−J2)を発生させるカム部が構成されている。
図5に示すようにこのレバー43を側方へ突き出す位置(取り外し位置)に回動操作した状態では、押圧スリーブ42の後端面42aに対して後端縁43aが対向される。支軸44から後端縁43a間の距離J2は、側端縁43b間の距離J1よりも小さくかつ適切な寸法に設定されている。このため、レバー43を図5に示す取り外し位置に回動操作した状態では、押圧スリーブ42が取り付けスリット30e内に突き出す方向(図5において下方)に押されない。これに対して、レバー43を図7において二点鎖線で示す取り付け位置に回動操作した状態では、押圧スリーブ42の後端面42aに対して側端縁43bが対向される。支軸44から側端縁43b間の距離J1は、後端縁43a間の距離J2よりも大きくかつ適切な寸法に設定されている。このため、レバー43を取り付け位置に回動操作すると、押圧スリーブ42の後端面42aにレバー43の側端縁43bが押圧され、その結果当該押圧スリーブ42が取り付けスリット30e内に突き出す方向に押される。
図5に示すように取り付けスリット30e内に割刃12を挿入させつつ、取り付け軸41の小径軸部41bを割刃12の取り付け溝12a内に進入させ、この取り付け溝12aの奥部に小径軸部41bを位置させた状態とし、然る後図6において二点鎖線で示すようにレバー43を取り付け位置側(図において反時計回り方向)に回動操作すると、押圧スリーブ42がその先端側を取り付けスリット30e内に突き出す方向に押される。こうして押圧スリーブ42がレバー43の強固な力(カム力)によって押されることにより、当該押圧スリーブ42と取り付け軸41の段付き部41dとの間に割刃12が挟み込まれ、これにより当該取り付け具40が強固に割刃12に固定され、ひいてはカバー30が割刃12に対して上下に傾動可能に支持される。
このように、レバー43を回動操作することにより、カバー30を割刃12に対して簡単に脱着することができる。しかも、カバー30は取り付け具40とともに割刃12から取り外され、カバー30を取り外した状態では取り付け具40を構成する部材であって、従来の取り付け軸や固定ナット等側方へ突き出す部材が割刃12に残らない。このため、カバー30を取り外す一方、割刃12はそのまま取り付けておくことにより、切断材のキックバックを防止しつついわゆる溝切り加工を行うことができる。
以上説明した第2実施形態にも種々変更を加えることができる。例えば、間隔J1と間隔J2の大小を逆に設定して(J1<J2)、レバー43を側方へ突き出す起立位置に回動操作すると、押圧スリーブ42が押されて当該取り付け具40ひいてはカバー30が割刃12に固定される構成としてもよい。
この第3実施形態の場合、取り付け軸41の小径軸部41bにねじ軸部41eを形成し、このねじ軸部41eの押圧スリーブ42から突き出した部分に固定ナット45を締め付けて押圧スリーブ42を割刃12側に押し付ける構成となっている。係る構成の取り付け具46によれば、固定ナット45を締め付けることにより押圧スリーブ42を割刃12に押し付けて、当該割刃12を押圧スリーブ42と取り付け軸41の段付き部41dとの間に強固に挟み込むことができ、これによりカバー30を割刃12に対してガタツキなく強固に取り付けることができる。
一方、固定ナット45を緩めると、押圧スリーブ42の割刃12に対する押し付け状態が解除されて、当該割刃12の押圧スリーブ42と段付き部41dとの間の挟み込み状態が解除されることから、小径軸部41bを割刃12の取り付け溝12aから抜き出して、当該取り付け具46及びカバー30を割刃12から迅速かつ簡単に取り外すことができる。
2…基台
3…テーブル
4…切断刃
5…カバー
7…割刃
8…カバー支持軸
W…切断材
10…カバー
10a,10b…支持縁部、10c,10d…支持孔、10e…取り付けスリット
12…割刃、12a…取り付け溝
20…取り付け具(第1実施形態)
21…受け部材
21a…二面幅部、21b…ねじ孔、21c…端面、21d…把持部
T…二面幅部の突き出し寸法、L…二面幅部の幅
22…操作部材
22a…ねじ軸部、22b…グリップ部、22c…端面
30…カバー
30a,30b…支持縁部、30c…支持孔、30d…保持孔
30e…取り付けスリット
40…取り付け具(第2実施形態)
41…取り付け軸
41a…大径軸部、41b…小径軸部、41c…フランジ部、41d…段付き部
41e…ねじ軸部(第3実施形態)
42…押圧スリーブ
43…レバー、43a…後端縁、43b…側端縁
44…支軸
J1…支軸44の軸心と側端縁43bとの間の間隔
J2…支軸44の軸心と後端縁43aとの間の間隔
45…固定ナット
46…取り付け具(第3実施形態)
Claims (5)
- 切断材を載置するテーブルと、このテーブルの上面から上部を突き出した状態で回転可能に設けられた円形の切断刃と、この切断刃の切断進行方向後ろ側に面一に配置された割刃と、この割刃に上下に傾動可能に取り付けられて前記切断刃を覆うカバーを備えた切断機における前記カバーの前記割刃に対する取り付け構造であって、
前記カバーは、一方の支持縁部を回転可能に支持する受け部材と、他方の支持縁部を回転可能に支持する操作部材を有する取り付け具を介して前記割刃に取り付けられ、該受け部材と該操作部材を前記割刃の両側から相互にねじ結合して該両部材間に前記割刃を挟み込んで固定することにより前記カバーを前記割刃に取り付け可能な構成としたカバーの取り付け構造。 - 請求項1記載の取り付け構造であって、前記割刃に一定幅の取り付け溝を板厚方向に貫通して設ける一方、前記受け部材に二面幅部を設けて、該二面幅部を前記取り付け溝に挿入することにより前記受け部材をその軸回りに回り止めした状態で、前記操作部材を前記受け部材に対してねじ結合可能な構成としたカバーの取り付け構造。
- 請求項2記載の取り付け構造であって、前記取り付け溝を割刃の端部から切り込み形成したカバーの取り付け構造。
- 切断材を載置するテーブルと、このテーブルの上面から上部を突き出した状態で回転可能に設けられた円形の切断刃と、この切断刃の切断進行方向後ろ側に面一に配置された割刃と、この割刃に上下に傾動可能に取り付けられて前記切断刃を覆うカバーを備えた切断機における前記カバーの前記割刃に対する取り付け構造であって、
前記カバーは、取り付け具を介して前記割刃に取り付けられ、
該取り付け具は、大径軸部と小径軸部に段付き形成された取り付け軸と、該取り付け軸の前記小径軸部に軸方向移動可能に装着した押圧スリーブと、該取り付け軸の前記小径軸部に回動操作可能に設けられ、取り付け側に回動操作すると前記押圧スリーブを前記段付き部側に移動させるカム部を有する取り付けレバーを備え、
前記取り付け軸は、前記カバーに設けた一方の支持縁部の取り付け孔に前記大径軸部を回転可能に挿入し、他方の支持縁部の取り付け孔に前記押圧スリーブを介して前記小径軸部を回転可能に挿入して、該両支持縁部間に段付き部を位置させた状態で該両支持縁部間に跨って装着され、
前記小径軸部を前記割刃の端部から切り込み形成した取り付け溝部に挿入した状態で、前記取り付けレバーを取り付け側に回動操作すると前記カム部の作用により前記押圧スリーブと前記段付き部との間に割刃が挟み込まれて当該取り付け具が該割刃に固定されることにより前記カバーが前記割刃に取り付けられる構成としたカバーの取り付け構造。 - 切断材を載置するテーブルと、このテーブルの上面から上部を突き出した状態で回転可能に設けられた円形の切断刃と、この切断刃の切断進行方向後ろ側に面一に配置された割刃と、この割刃に上下に傾動可能に取り付けられて前記切断刃を覆うカバーを備えた切断機における前記カバーの前記割刃に対する取り付け構造であって、
前記カバーは、取り付け具を介して前記割刃に取り付けられ、
該取り付け具は、大径軸部と小径軸部に段付き形成された取り付け軸と、該取り付け軸の前記小径軸部に軸方向移動可能に装着した押圧スリーブと、該押圧スリーブから突き出した前記小径軸部のねじ軸部にねじ込み可能な固定ナットを備え、
前記取り付け軸は、前記カバーに設けた一方の支持縁部の取り付け孔に前記大径軸部を回転可能に挿入し、他方の支持縁部の取り付け孔に前記押圧スリーブを介して前記小径軸部を回転可能に挿入して、該両支持縁部間に段付き部を位置させた状態で該両支持縁部間に跨って装着され、
前記小径軸部を前記割刃の端部から切り込み形成した取り付け溝部に挿入した状態で、前記固定ナットの締め付けにより前記押圧スリーブと前記段付き部との間に割刃が挟み込まれて当該取り付け具が該割刃に固定されることにより前記カバーが前記割刃に取り付けられる構成としたカバーの取り付け構造。
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