JP6805367B1 - スプリングピン脱着治具 - Google Patents

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Abstract

ワーク(W)の両端面を挟持する挟持アーム(20)を備え、挟持アーム(20)には、当接部(30)が形成され、また、一端側にワーク(W)を当接部(30)との間で挟持する挟持ボルト(40)が螺合されるボルト孔(21)が形成され、挟持ボルト(40)には、挟持ボルト(40)がワーク(W)の一端面を押圧するときに、スプリングピン(SP)の一端部が係合する第1貫通孔(40A)が形成され、第1貫通孔(40A)には、ネジ孔(40B)が設けられ、当接部(30)には、当接部(30)がワーク(W)の他端面に当接するときに、スプリングピン(SP)の他端部が係合する第2貫通孔(30A)が形成され、挟持ボルト(40)には、第1貫通孔(40A)のネジ孔(40B)に螺合してスプリングピン(SP)を貫通孔(WH)から押し出す長ネジ(50)が設けられている脱着治具(10)である。

Description

本発明は、ワークの貫通孔に嵌合するスプリングピンを取り外すスプリングピン脱着治具に関する。
複数のワークを貫通する貫通孔に嵌合し、複数のワーク同士を固定するスプリングピンは、広く知られている。例えば、エスカレーターの非常制動装置では、角度調整レバーと連結軸とがスプリングピンによって固定されている。非常制動装置を交換する際には、連結軸から角度調整レバーを取り外す必要がある。連結軸から角度調整レバーを取り外す際には、連結軸と角度調整レバーとを固定するスプリングピンを取り外す必要がある。
例えば、特許文献1には、スプリングピンの使用例として、オートバイのブレーキを操作するプッシュロッドの端部に、ブレーキレバーの開き角を調整する調整ダイヤルが取り付けられ、調整ダイヤルとプッシュロッドとを固定するスプリングピン、および、このスプリングピンの脱着に用いられるピン脱着工具が開示される。
特開2012−16765号公報
しかし、連結軸と角度調整レバーとを固定するスプリングピンを取り外す作業は、エスカレーターの場合には、トラス内で行われる。そのため、特許文献1のピン脱着工具のような大型の工具を操作するスペースがない。そこで、作業者の手のひらに収まる程度の小型のスプリングピン脱着治具が望まれている。
本発明は、作業者の手のひらに収まる程度の小型であってスプリングピンを容易に取り外すことができるスプリングピン脱着治具を提供することを目的とする。
本発明に係るスプリングピン脱着治具は、ワークの貫通孔に嵌合するスプリングピンを一側から他側に押し出すスプリングピン脱着治具であって、ワークの両端面を挟持する挟持アームを備え、挟持アームには、他端側にワークの他端面が当接する当接部が形成され、また、一端側にワークの一端面を押圧してワークを当接部との間で挟持する挟持ボルトが螺合されるボルト孔が形成され、挟持ボルトには、挟持ボルトがワークの一端面を押圧するときに、スプリングピンの一端部が係合する第1貫通孔が形成され、第1貫通孔には、ネジ孔が設けられ、当接部には、当接部がワークの他端面に当接するときに、スプリングピンの他端部が係合する第2貫通孔が形成され、挟持ボルトには、第1貫通孔のネジ孔に螺合してスプリングピンを貫通孔から押し出す長ネジが設けられていることを特徴とする。
本発明に係るスプリングピン脱着治具は、ワークの貫通孔に嵌合するスプリングピンを一側から他側に押し出すスプリングピン脱着治具であって、ワークの両端面を挟持する挟持アームを備え、挟持アームには、一端側にワークの一端面を押圧してワークを第2挟持ボルトとの間で挟持する第1挟持ボルトが螺合される第1ボルト孔が形成され、また、他端側にワークの他端面を支持する第2挟持ボルトが螺合される第2ボルト孔が形成され、第1挟持ボルトには、第1挟持ボルトがワークの一端面を押圧するときに、スプリングピンの一端部が係合する第1貫通孔が形成され、第1貫通孔には、ネジ孔が設けられ、第2挟持ボルトには、第2挟持ボルトがワークの他端面を支持するときに、スプリングピンの他端部が係合する第2貫通孔が形成され、第1挟持ボルトには、第1貫通孔のネジ孔に螺合してスプリングピンを貫通孔から押し出す長ネジが設けられていることを特徴とする。
本発明に係るスプリングピン脱着治具によれば、作業者の手のひらに収まる程度の小型であってスプリングピンを容易に取り外すことができる。
スプリングピンが使用される例えばエスカレーターの非常制動装置を示す正面図である。 本実施形態のスプリングピン脱着治具を示す平面図である。 本実施形態の分解したスプリングピン脱着治具を示す平断面図である。 本実施形態のスプリングピン脱着治具を用いるスプリングピンの取り外し手順を示す模式図である。 本実施形態のスプリングピン脱着治具を用いるスプリングピンの取り付け手順を示す模式図である。 別実施形態のスプリングピン脱着治具を示す平面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。以下で説明する形状、材料及び個数は、説明のための例示であって、スプリングピン脱着治具の仕様に応じて適宜変更することができる。以下では、全ての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1を用いて、スプリングピンSPが使用されるエスカレーターの非常制動装置90について説明する。図1は、エスカレーターの非常制動装置90を示す正面図である。また、図1では、連結軸93と角度調整用レバー94とを固定するスプリングピンSPを拡大して側面図で示す。
非常制動装置90は、制動機梁91に固定されたブラケット92に回動可能に支持された連結軸93と、連結軸93の一端部に設けられたシューレバー95と、シューレバー95に支持され、エスカレーターの駆動チェーンCに載せられるシュー96と、連結軸93の他端部に設けられ、連結軸93が回動することによって、ラチェットホイール(図示なし)に噛み合う噛合位置とラチェットホイールから離れる解除位置との間で変位するラチェットポール97と、を備える。角度調整用レバー94は、シューレバー95の角度を調整するものであって、シューレバー95にボルト等で取り付けられる。
非常制動装置90によれば、駆動チェーンCが破断した場合に、シュー96が自重によって降下して、シューレバー95が連結軸93を中心に回動する。これによって、連結軸93が回動して、ラチェットポール97が解除位置から噛合位置に変位する。その結果、ラチェットホイールの回転が停止され、回転することによって踏段が循環移動するエスカレーターの主軸の回転が阻止される。
例えば、非常制動装置90を交換する際には、連結軸93から角度調整用レバー94を取り外す必要がある。角度調整用レバー94を取り外すためには、連結軸93と角度調整用レバー94とを固定するスプリングピンSPを脱着治具10(図2参照)を用いて取り外す。
以下では、便宜上、連結軸93および角度調整用レバー94をまとめてワークWと称し、連結軸93の貫通孔93Aと角度調整用レバー94の貫通孔94Aをまとめて貫通孔WHと称して説明する。
図2および図3を用いて、脱着治具10について説明する。図2は、脱着治具10を示す平面図である。図3は、脱着治具10を示す平断面図である。また、図3では、説明を分かり易くするため、各部品を分解して示す。さらに、図3では、長ネジ50の先端部を拡大して示す。
本発明では、スプリングピンSPがワークWを貫通する貫通孔WHに嵌合している状態では、スプリングピンSPが貫通孔WHを貫通し、スプリングピンSPの両端部がそれぞれワークWの両端面から突出しており(図1の側面図参照)、本発明は、この突出したスプリングピンSPをガイドとして、脱着治具10の位置決めを行っている。
以下では、脱着治具10によってワークWおよびスプリングピンSPを挟持した際において、スプリングピンSPを押し出す方向を軸方向とし、軸方向において長ネジ50を押し込む側を一側とし、スプリングピンSPが押し出される側を他側とする。また、脱着治具10の平面視において、軸方向と垂直な方向を幅方向とする。
脱着治具10は、ワークWを貫通する貫通孔WHに嵌合するスプリングピンSPを押し出すものである。脱着治具10は、ワークWの両端面を挟持する挟持アーム20を備える。
挟持アーム20には、他端側にワークWの他端面が当接する当接部30が形成される。また、挟持アーム20には、一端側にワークWの一端面を押圧してワークWを当接部30との間で挟持する挟持ボルト40が螺合されるボルト孔21が形成される。挟持アーム20は、当接部30と挟持ボルト40とによってワークWの両端面を挟持する。また、挟持アーム20がワークWの両端面を挟持するときには、後述するように、スプリングピンSPの一端部が挟持ボルト40の第1貫通孔40Aをガイドし、スプリングピンSPの他端部が当接部30の第2貫通孔30Aをガイドする。
挟持アーム20は、幅方向の一側が開口された略C字形状に形成される。挟持アーム20の幅方向の他側は、把持部20Aとして形成される。作業者は、例えば、脱着治具10を持ち運びするとき、または、脱着治具10によってワークWおよびスプリングピンSPを挟持する際は、把持部20Aを把持する。
当接部30は、挟持アーム20によってワークWを挟持する際にワークWの他側に当接する部分である。当接部30は、挟持アーム20の軸方向の他側の端部に形成される。当接部30は、厚みのあるプレート状に形成される。当接部30は、挟持アーム20と一体的に形成される。当接部30のワークWと対向する側には、当接面30Fが形成される。当接面30Fは、軸方向と略垂直になるように形成される。当接部30には、詳細は後述するスプリングピンSPの他端部に導かれる第2貫通孔30Aが形成される。
一方、ボルト孔21は、挟持ボルト40が軸方向に沿ってワークWに対して進退するために螺合する部分である。ボルト孔21は、挟持アーム20の一端部に形成される。ボルト孔21は、挟持アーム20と一体的に形成される。
挟持ボルト40は、先端部をワークWに向けてボルト孔21に螺合される。これにより、挟持ボルト40は、回転することによってワークWに対して進退可能である。挟持ボルト40には、詳しくは後述する長ネジ50が設けられる。
挟持ボルト40には、挟持ボルト40がワークWの一端面を押圧するときに、スプリングピンSPの一端部が係合する第1貫通孔40Aが形成される。これにより、挟持ボルト40がワークWの一端面を押圧するとき、すなわち挟持アーム20がワークWを挟持するときに、第1貫通孔40Aと貫通孔WHとが連通する。
第1貫通孔40Aは、挟持ボルト40の軸に沿って形成される。第1貫通孔40Aの径は、スプリングピンSPの径または長ネジ50の径よりも若干大きく形成される。
第1貫通孔40Aには、詳細は後述する長ネジ50が螺合するネジ孔40Bが設けられる。ネジ孔40Bは、第1貫通孔40Aにおいて挟持ボルト40のヘッド側から略1/2程度まで形成される。これにより、長ネジ50は、回転することによって、挟持ボルト40の第1貫通孔40Aの内部を進退可能である。
上述した当接部30には、当接部30がワークWの他端面に当接するときに、スプリングピンSPの他端部が係合する第2貫通孔30Aが形成される。これにより、当接部30がワークWの他端面に当接するとき、すなわち挟持アーム20がワークWを挟持するときに、第2貫通孔30Aと貫通孔WHとが連通する。
第2貫通孔30Aは、長ネジ50によってワークWの貫通孔WHから押し出されたスプリングピンSPが挿通する部分である。第2貫通孔30Aは、軸方向に沿って当接部30および挟持アーム20を貫通して形成される。第2貫通孔30Aの径は、スプリングピンSPの径または長ネジ50の径よりも若干大きく形成される。
上述した挟持ボルト40は、ワークWの貫通孔WHに挿通してスプリングピンSPを貫通孔WHから押し出す長ネジ50を備える。長ネジ50は、回転することによって、挟持ボルト40の第1貫通孔40Aの内部を進退可能である。長ネジ50の径は、ワークWの貫通孔WHの径よりも小さいものとする。
長ネジ50の先端部には、複数枚のワッシャ51が軸支される。より詳細には、複数枚のワッシャ51は、長ネジ50の先端部に固定される固定ボルト52によって軸支される。ワッシャ51の外径は、長ネジ50の径と略同一または長ネジ50の径よりも若干小さいことが好ましい。固定ボルト52のヘッドの径はスプリングピンSPの内径よりも小さいことが好ましい。
ワッシャ51は長ネジ50に遊嵌され、長ネジ50がスプリングピンSPを押し出す際に、長ネジ50の先端側がスプリングピンSPに当接したときに、一方のワッシャ51が他方のワッシャ51に摺動することによって、長ネジ50がスムーズに回転することができる。これにより、長ネジ50を挟持ボルト40のネジ孔40Bに螺合してスプリングピンSPを容易に押し出すことができる。
長ネジ50には、2つの印部50A、50Bが施される。印部50A、50Bは、例えば塗料によってマーキングされる部分である。印部50Aは、長ネジ50の先端部が当接部30の第2貫通孔30Aに到達した際に、挟持ボルト40の一側付近に位置するように、長ネジ50に施される。印部50Aによれば、作業者が長ネジ50を回転させてワークWからスプリングピンSPを押し出す際に、ワークWからスプリングピンSPを完全に押し出すまでの位置を目視で確認することができる。
印部50Bは、後述する脱着治具10によるスプリングピンSPの取り付けの際に用いられる。印部50Bは、長ネジ50の先端部が挟持ボルト40の他側に到達した際に、挟持ボルト40の一側付近に位置するように、長ネジ50に施される。印部50Bによれば、作業者が長ネジ50を回転させてワークWの貫通孔WHにスプリングピンSPを押し込む際に、ワークWの貫通孔WHにスプリングピンSPを完全に押し込むまでの位置を目視で確認することができる。
図4を用いて、脱着治具10によるスプリングピンSPの取り外し手順について説明する。図4は、スプリングピンSPの取り外し手順を(A)、(B)の順で示す模式図である。
図4(A)に示すように、まず、作業者は、挟持アーム20の当接部30に形成される第2貫通孔30Aに、ワークWの他側に突出したスプリングピンSPの他端部を係合させる。次に、作業者は、挟持ボルト40を回転させて、挟持ボルト40の先端部をワークWの一側に突出したスプリングピンSPの一側の端部に向けて進ませる。そして、作業者は、挟持ボルト40の第1貫通孔40AにワークWの一側に突出したスプリングピンSPの一端部を係合させる。
さらに、作業者は、挟持ボルト40を回転させて、挟持ボルト40の先端部でワークWの一側を押圧する。このとき、挟持ボルト40の先端部と当接部30の当接面30Fとによって、ワークWの軸方向の両側を挟持し、ワークWに挟持アーム20を固定する。
図4(B)に示すように、作業者は、例えばラチェット等の工具によって長ネジ50を回転させ軸方向に進める。長ネジ50の先端部は、スプリングピンSPの一端部に到達し、スプリングピンSPをワークWの貫通孔WHから押し出す。このとき、長ネジ50の先端部にはワッシャ51(図3参照)が軸支されているため、長ネジ50とスプリングピンSPとの摩擦の影響を受けることなく、長ネジ50をスムーズに回転することができる。
さらに、作業者は、長ネジ50の印部50Aが挟持ボルト40の一側に到達するまで長ネジ50を回転させて長ネジ50を軸方向に進める。長ネジ50は、スプリングピンSPをワークWの貫通孔WHに挿通させ、スプリングピンSPが当接部30の第2貫通孔30Aまで押し出される。
図5を用いて、脱着治具10によるスプリングピンSPの取り付け手順について説明する。図5は、スプリングピンSPの取り付け手順を(A)、(B)の順で示す模式図である。
図5(A)に示すように、まず、作業者は、挟持アーム20の挟持ボルト40の第1貫通孔40AにスプリングピンSPを挿入する。次に、作業者は、挟持アーム20の挟持ボルト40を回転させて、挟持ボルト40の先端部と当接部30とによってワークWを挟持かつ固定する。次に、作業者は、挟持ボルト40の第1貫通孔40Aの軸と、ワークWの貫通孔WHの軸とが略一致するように、例えばラチェット等の工具によって長ネジ50を回転させ軸方向に進めて、挟持ボルト40の第1貫通孔40Aに挿入されたスプリングピンSPの他端部をワークWの貫通孔WHに係合させる。
図5(B)に示すように、作業者は、長ネジ50を回転させて長ネジ50を軸方向にさらに進める。長ネジ50の先端部は、スプリングピンSPを挟持ボルト40の第1貫通孔40AからワークWの貫通孔WHに押し込む。作業者は、長ネジ50の印部50Bが挟持ボルト40の一側に到達するまで長ネジ50を回転させて長ネジ50を軸方向に進め、スプリングピンSPがワークWの貫通孔WHに完全に押し込まれる。
脱着治具10の効果について説明する。脱着治具10によれば、脱着治具10を作業者の手のひらに収まる程度の小型なものとして実現することができる。そのため、脱着治具10によれば、狭いスペースであってもワークWの貫通孔WHに嵌合するスプリングピンSPを容易に取り外すことができる。また、脱着治具10によれば、狭いスペースであってもスプリングピンSPをワークWの貫通孔WHに容易に取り付けることができる。
脱着治具10は、例えば上述した、エスカレーターの非常制動装置90の構成部品である連結軸93と角度調整用レバー94とを固定するスプリングピンSPを取り外すまたは取り付ける際に、非常に有効である。
図6を用いて、別の実施形態の脱着治具60について説明する。図6は、脱着治具60の構成を示す平面図である。以下では、脱着治具60について上述した脱着治具10と異なる部分のみ説明する。
脱着治具60の挟持アーム20には、他端側にワークWの他端面を支持する第2挟持ボルト70が螺合される第2ボルト孔22が形成される。第2ボルト孔22は、第2挟持ボルト70が軸方向に沿ってワークWに進退するために螺合する部分である。第2ボルト孔22は、挟持アーム20の一端部に形成される。第2ボルト孔22は、挟持アーム20と一体的に形成される。
第2挟持ボルト70は、先端部をワークWに向けて第2ボルト孔22に螺合される。これにより、第2挟持ボルト70は、回転することによって第2ボルト孔22の内部を進退可能である。
第2挟持ボルト70には、第2挟持ボルト70がワークWの他端面を支持するときに、スプリングピンSPの他端部が係合する第2貫通孔70Aが形成される。これにより、挟持ボルト40がワークWの一端面を押圧するとき、すなわち挟持アーム20がワークWを挟持するときに、第2貫通孔70Aと貫通孔WHとが連通する。
第2貫通孔70Aは、長ネジ50によってワークWの貫通孔WHから押し出されたスプリングピンSPが挿通する部分である。第2貫通孔70Aは、第2挟持ボルト70の軸に沿って形成される。第2貫通孔70Aの径は、スプリングピンSPの径または長ネジ50の径よりも若干大きく形成される。
なお、本発明は、上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の改良や変更がなされてもよい。
10 脱着治具、20 挟持アーム、20A 把持部、20A 印部、20B 印部、21 ボルト孔、30 当接部、30A 第2貫通孔、30F 当接面、40 挟持ボルト、40A 第1貫通孔、40B ネジ孔、50 長ネジ、50A,50B 印部、90 非常制動装置、91 制動機梁、92 ブラケット、93 連結軸、93A 貫通孔、94A 貫通孔、94 角度調整用レバー、95 シューレバー、96 シュー、97 ラチェットポール、SP スプリングピン、W ワーク、WH 貫通孔

Claims (2)

  1. ワークの貫通孔に嵌合するスプリングピンを一側から他側に押し出すスプリングピン脱着治具であって、
    前記ワークの両端面を挟持する挟持アームを備え、
    前記挟持アームには、他端側に前記ワークの他端面が当接する当接部が形成され、また、一端側に前記ワークの一端面を押圧して前記ワークを前記当接部との間で挟持する挟持ボルトが螺合されるボルト孔が形成され、
    前記挟持ボルトには、該挟持ボルトが前記ワークの一端面を押圧するときに、前記スプリングピンの一端部が係合する第1貫通孔が形成され、
    前記第1貫通孔には、ネジ孔が設けられ、
    前記当接部には、該当接部が前記ワークの他端面に当接するときに、前記スプリングピンの他端部が係合する第2貫通孔が形成され、
    前記挟持ボルトには、前記第1貫通孔のネジ孔に螺合して前記スプリングピンを前記貫通孔から押し出す長ネジが設けられている、
    スプリングピン脱着治具。
  2. ワークの貫通孔に嵌合するスプリングピンを一側から他側に押し出すスプリングピン脱着治具であって、
    前記ワークの両端面を挟持する挟持アームを備え、
    前記挟持アームには、一端側に前記ワークの一端面を押圧して前記ワークを第2挟持ボルトとの間で挟持する第1挟持ボルトが螺合される第1ボルト孔が形成され、また、他端側に前記ワークの他端面を支持する前記第2挟持ボルトが螺合される第2ボルト孔が形成され、
    前記第1挟持ボルトには、該第1挟持ボルトが前記ワークの一端面を押圧するときに、前記スプリングピンの一端部が係合する第1貫通孔が形成され、
    前記第1貫通孔には、ネジ孔が設けられ、
    前記第2挟持ボルトには、該第2挟持ボルトが前記ワークの他端面を支持するときに、前記スプリングピンの他端部が係合する第2貫通孔が形成され、
    前記第1挟持ボルトには、前記第1貫通孔のネジ孔に螺合して前記スプリングピンを前記貫通孔から押し出す長ネジが設けられている、
    スプリングピン脱着治具。
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