JP2017034901A - 間接活線工事用アダプタ - Google Patents
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Abstract
【課題】間接活線工事用クリップの傾斜角度を変更自在な間接活線工事用アダプタを提供する。【解決手段】アダプタ10は、アダプタ本体1と係止手段2を備える。又、アダプタ10は、クリップ保持部材3a・3bとドラッグ機構4・4を備える。アダプタ本体1は、把持爪91a・91bが挿入可能な穴部11hを対向面10aと反対側に開口している。係止手段2は、アダプタ本体1を把持爪91a・91bに固定できる。クリップ保持部材3a・3bは、一端部側がアダプタ本体1に回動自在に連結し、クリップ7を把持できる。ドラッグ機構4は、クリップ保持部材3a・3bの回動に制動力を付与できる。一組のアダプタ10・10は、クリップ7を把持した状態で、絶縁操作棒9が延びる方向に対するクリップ7の傾斜角度を変更できる。【選択図】図1
Description
本発明は、間接活線工事用アダプタに関する。特に、間接活線工事用の絶縁操作棒の先端部に設けた一対の開閉する把持腕に着脱自在な一組のアダプタであって、間接活線工事用クリップを一対の把持腕から延長した状態で把持でき、間接活線工事用クリップを把持した状態で、絶縁操作棒が延びる方向に対する間接活線工事用クリップの傾斜角度を変更自在な間接活線工事用アダプタの構造に関する。
高圧配電線を無停電状態で配電工事を行う活線作業には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがあることが知られている。直接活線工法は、作業者が高圧ゴム手袋などの保護具を着用して、通電中の高圧配電線に直接触れて配電工事を行う。一方、間接活線工法は、作業者が絶縁操作棒(ホットスティック)などを用いて、通電中の高圧配電線に直接触れることなく配電工事を行うことができる。
一般に、絶縁操作棒は、長尺の操作棒とこの操作棒の先端部に取り付けた配電作業用工具(以下、先端工具という)で構成している。そして、絶縁操作棒は、高圧配電線を把持、又は切断するなど、作業目的に対応して、先端工具を交換できるように構成している。
このような遠隔に配置された高圧配電線を把持する絶縁操作棒としては、絶縁操作棒の先端部に設けた一対の把持腕を手許の操作で開閉できる遠隔把持用絶縁操作棒、いわゆる「絶縁ヤットコ」が知られている。この絶縁ヤットコを用いて、電線を把持する作業の他に、部分的に被覆を剥離した電線に絶縁シートを被せる作業などが実施されている。
電線に絶縁シートを被せる作業においては、間接活線工事用クリップを用いて、電線に絶縁シートを挟持させるために、絶縁ヤットコの先端部に間接活線工事用クリップを取り付けることができ、絶縁ヤットコの手許操作で間接活線工事用クリップを開閉自在とした間接活線工事用クリップが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、従来技術による間接活線工事用クリップの構成を示す図であり、図11(A)は、間接活線工事用クリップの平面図、図11(B)は、間接活線工事用クリップの正面図である。又、図12は、従来技術による間接活線工事用クリップの構成を示す正面図であり、絶縁ヤットコで間接活線工事用クリップの把持部を把持した状態図である。
なお、本願の図11(A)は、特許文献1の図14に相当し、本願の図11(B)は、特許文献1の図15に相当している。又、本願の図12は、特許文献1の図13に相当している。
図11を参照すると、従来技術による間接活線工事用クリップ(以下、クリップと略称する)7は、一対の帯板状の開閉部材71・72と連結部材7pを備えている。一対の開閉部材71・72は、絶縁性を有する硬質の合成樹脂からなり、長尺の帯板状に成形している。一対の開閉部材71・72は、挟持部71a・72aと把持部71b・72bに区分している。一対の挟持部71a・72aは、例えば、図示しない電線の上から絶縁シートを挟持できる。一対の挟持部71a・72aは、絶縁操作棒Hs(図12参照)によって把持できる。
図11を参照すると、連結部材7pは、実体として、一対の開閉部材71・72の幅方向に挿通された連結ピンである。そして、この連結ピンが一対の開閉部材71・72から離脱しないように、連結部の周囲をゴムからなる環状のバンド部材6gで覆っている。このように、連結部材7pは、一対の挟持部71a・72aの先端部を開閉可能に、一対の挟持部71a・72aの基端部側を連結している。
図11を参照すると、クリップ7は、図示しない捩じりコイルばねを連結部材7p及び一対の把持部71b・72bに内装している。この捩じりコイルばねは、一対の挟持部71a・72aの先端部が閉じる方向に力を付勢している。そして、この捩じりコイルばねの付勢力に抗して、一対の把持部71b・72bを互いに近づけると、挟持部71a・72aの先端部を開くことができる。一方、一対の把持部71b・72bを解放すると、捩じりコイルばねに付勢されて、一対の挟持部71a・72aの先端部を閉じることができる(図11(A)参照)。
図11を参照すると、クリップ7は、綾目状の滑り止め加工が施された滑り止め部71r・72rを一対の把持部71b・72bの外面に形成している。これにより、後述する絶縁操作棒Hsの先端部に設けた一対の開閉アームRa・Laで確実に把持できる(図12参照)。
図11(A)を参照すると、一方の開閉部材71は、緩やかに湾曲した円弧溝711を挟持部71aの内壁に形成している。同様に、他方の開閉部材72は、緩やかに湾曲した円弧溝721を挟持部72aの内壁に形成している。図示しない絶縁シートを介して、円弧溝711と円弧溝721の間に、電線を導入して、一対の開閉部材71・72を閉じることで、電線を絶縁シートで覆って挟持できる。
図11(A)を参照すると、一方の開閉部材71は、緩やかに湾曲した円弧溝711を挟持部71aの内壁に形成している。同様に、他方の開閉部材72は、緩やかに湾曲した円弧溝721を挟持部72aの内壁に形成している。図示しない絶縁シートを介して、円弧溝711と円弧溝721の間に、電線を導入して、一対の開閉部材71・72を閉じることで、電線を絶縁シートで覆って挟持できる。
図12を参照して、一対の開閉アームRa・Laを先端部に有する絶縁操作棒Hsを用いて、一対の把持部71b・72bを把持し、一対の挟持部71a・72aの先端部が開いた状態で、クリップ7を電線に近づけることができる。
しかし、クリップ7より上方に電線が配置されているとは限らない。例えば、クリップ7より下方に電線が配置されている場合には、図12に示すように、絶縁操作棒Hsが延びる方向と鋭角に、クリップ7の把持部71b・72bを把持し、絶縁操作棒Hsを引き下げることで、クリップ7を電線に近づけることができる。
しかし、このような場合には、一対の開閉アームRa・Laは、滑り止め部71r・72rの一部しか把持できず(図12参照)、クリップ7が絶縁操作棒Hsから脱落し易いという問題があった。
このような事態を解消するため、把持部に対して、一対の開閉アームを任意の方向から差し入れて安定よく把持できる間接活線工事用クリップが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
図13は、他の従来技術による間接活線工事用クリップの構成を示す正面図である。図14は、他の従来技術による間接活線工事用クリップの構成を示す平面図であり、他の間接活線工事用クリップの使用状態図である。なお、本願の図13は、特許文献2の図1に相当し、本願の図14は、特許文献2の図6に相当している。
図13又は図14を参照すると、他の従来技術によるクリップ8は、一対の帯板状の開閉部材81・82と連結部83を備えている。一対の開閉部材81・82は、絶縁性を有する硬質の合成樹脂からなり、長尺の帯板状に成形している。一対の開閉部材81・82は、挟持部81a・82aと把持部81b・82bに区分している。一対の挟持部81a・82aは、例えば、図示しない電線の上から絶縁シートを挟持できる。一対の挟持部81a・82aは、絶縁操作棒9(図14参照)によって把持できる。
図13を参照すると、連結部83は、一対の開閉部材81・82の幅方向に挿通された連結ピン(図示せず)を備えている。そして、この連結ピンが一対の開閉部材81・82から離脱しないように、連結部83の周囲をゴムからなる環状のバンド部材8gで覆っている。
又、図13を参照すると、連結部83は、図示しない捩じりコイルばねを内部に備えている。この捩じりコイルばねは、一対の挟持部81a・82aの先端部が閉じる方向に力を付勢している。そして、この捩じりコイルばねの付勢力に抗して、一対の把持部81b・82bを互いに近づけると(図13参照)、挟持部81a・82aの先端部を開くことができる。一方、一対の把持部81b・82bを解放すると、捩じりコイルばねに付勢されて、一対の挟持部81a・82aの先端部を閉じることができる。
図13を参照すると、他の従来技術によるクリップ8は、一対の把持部81b・82bを円板状に形成していることに特徴がある。そして、一対の把持部81b・82bには、綾目状の滑り止め加工が施された滑り止め部81r・82rを外面に形成している。
図14を参照して、開閉する一対の湾曲した把持腕9a・9bを先端部に有する絶縁操作棒9を用いて、一対の把持部81b・82bを把持できる。より具体的には、一対の把持腕9a・9bの先端部側に形成された把持爪91a・91bで一対の把持部81b・82bを把持できる。そして、一対の挟持部71a・72aの先端部が開いた状態で、クリップ7を電線に近づけることができる。
図13又は図14を参照して、他の従来技術によるクリップ8は、一対の把持部81b・82bを円板状に形成しているので、絶縁操作棒9の先端部に設けた一対の把持爪91a・91bをあらゆる方向から一対の把持部81b・82bに差し入れて、一対の把持部81b・82bを把持できる。
しかし、他の従来技術によるクリップ8は、一対の把持爪91a・91bで把持部81b・82bを把持した後に、絶縁操作棒9が延びる方向に対する傾斜角度を変更することが困難であるいう問題がある。クリップ8を電線にアプローチする角度が予測と異なる場合があるからである。
以上のことから、間接活線工事用の絶縁操作棒の先端部に設けた一対の開閉する把持腕に着脱自在であり、クリップを保持できる一組のアダプタであって、間接活線工事用クリップを把持した状態で、絶縁操作棒が延びる方向に対する間接活線工事用クリップの傾斜角度を変更自在な間接活線工事用アダプタが求められていた。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、間接活線工事用クリップを把持した状態で、絶縁操作棒が延びる方向に対する間接活線工事用クリップの傾斜角度を変更自在な間接活線工事用アダプタを提供することを目的とする。
本発明者は、絶縁ヤットコに取り付けた一組のアダプタ本体と、アダプタ本体に対して傾動できる一対のクリップ保持部材で間接活線工事用アダプタを構成することで、間接活線工事用クリップの傾斜角度を変更自在にできると考え、これに基づいて、以下のような新たな間接活線工事用アダプタを発明するに至った。
(1)本発明による間接活線工事用アダプタは、絶縁操作棒の先端部に設けた一対の開閉する把持腕に着脱自在に取り付けでき、間接活線工事用クリップを一対の前記把持腕から延長した状態で把持でき、前記間接活線工事用クリップを把持した状態で、前記絶縁操作棒が延びる方向に対する前記間接活線工事用クリップの傾斜角度を変更自在な間接活線工事用アダプタであって、一対の前記把持腕から遠心方向に突出する把持爪が挿入可能な穴部を対向面と反対側に開口したブロック状のアダプタ本体と、前記アダプタ本体に取り付け、前記把持爪の把持面と反対面から当該把持爪を固定する係止手段と、前記対向面に沿って、前記アダプタ本体から突出する取り付け片に一端部側が回動自在に連結し、前記間接活線工事用クリップに設けた把持部を他端部側から導入できる凹部を形成したクリップ保持部材と、前記アダプタ本体に対する前記クリップ保持部材の回動に、調整自在な制動力を付与できるドラッグ機構と、を備える。
(2)前記クリップ保持部材は、平歯車状のクリック歯車を一端部側に有し、前記アダプタ本体は、クリック感を有して、自由端部の先端部が前記クリック歯車の歯面を押圧している片持ち状の板ばねを有することが好ましい。
(3)前記ドラッグ機構は、基端部を前記取り付け片に固定し、軸部を前記取り付け片から突出した固定軸と、中心部を前記固定軸に挿通すると共に、前記取り付け片と前記クリップ保持部材の一端部側との間に介在した円形のクラッチ板と、前記固定軸の軸部に形成した雄ねじ部に螺合自在な雌ねじ部を中心部に形成した第1固定ねじ及び第2固定ねじと、前記クリップ保持部材の一端部側と対向配置された前記第2固定ねじと前記クリップ保持部材の一端部側に介在した波形座金と、を備えることが好ましい。
本発明による間接活線工事用アダプタは、絶縁操作棒の先端部に設けた一対の開閉する把持爪に着脱自在なアダプタ本体と、アダプタ本体を把持爪に固定する係止手段と、アダプタ本体と回動自在に連結し、間接活線工事用クリップを把持できるクリップ保持部材と、クリップ保持部材の回動に制動力を付与できるドラッグ機構と、を備え、間接活線工事用を把持した状態で、絶縁操作棒が延びる方向に対する間接活線工事用の傾斜角度を容易に変更できるので、便利である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[間接活線工事用アダプタの構成]
最初に、本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタの構成を説明する。なお、本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタが適用される間接活線工事用クリップとしては、図11に示した市販のクリップ7を用いて説明するが、これに限定されない。
[間接活線工事用アダプタの構成]
最初に、本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタの構成を説明する。なお、本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタが適用される間接活線工事用クリップとしては、図11に示した市販のクリップ7を用いて説明するが、これに限定されない。
図1は、本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタの構成を示す縦断面図であり、一対の把持腕を閉じて、クリップに設けた一対の把持部を閉じた状態図である。図2は、図1の状態変化図であり、一対の把持腕を所定角度開いて、クリップに設けた一対の把持部が開いた状態を示す縦断面図である。
図3は、前記実施形態による間接活線工事用アダプタの構成を示す図であり、図3(A)は、一方の間接活線工事用アダプタの斜視図、図3(B)は、一方の間接活線工事用アダプタの要部縦断面図、図3(C)は、一方の間接活線工事用アダプタの要部横断面図である。
図4は、一方の間接活線工事用アダプタの構成を示す図であり、図4(A)は、一方の間接活線工事用アダプタの縦断面図、図4(B)は、図4(A)の平面図、図4(C)は、図4(A)の右側面図である。
図5は、他方の間接活線工事用アダプタの構成を示す図であり、図5(A)は、他方の間接活線工事用アダプタの縦断面図、図5(B)は、図5(A)の平面図、図5(C)は、図5(A)の右側面図である。
図6は、一方の間接活線工事用アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。図7は、他方の間接活線工事用アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。
(絶縁操作棒の構成)
本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタの構成を説明するに先立ち、前記実施形態による間接活線工事用アダプタが適用される絶縁操作棒の構成を説明する。
本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタの構成を説明するに先立ち、前記実施形態による間接活線工事用アダプタが適用される絶縁操作棒の構成を説明する。
図8は、前記実施形態による間接活線工事用アダプタが適用される絶縁操作棒の正面図である。図9は、図8に示した絶縁操作棒の先端部を拡大した正面図である。図10は、図9の左側面図である。
なお、従来技術で使用した符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同じとするので、以下説明を省略することがある。
図8から図10を参照すると、絶縁操作棒9は、長尺の操作棒91と把持工具92で構成している。又、絶縁操作棒9は、作動棒93を備えている。把持工具92は、操作棒91の先端部に取り付けられている。
図8又は図9を参照すると、把持工具92は、開閉する一対の湾曲した把持腕9a・9bで構成している。そして、一方の把持腕9aは、基端部が固定された固定腕であり、他方の把持腕9bは、一方の把持腕9aの基端部に設けた回動軸9cを中心に回動する可動腕となっている。
図8を参照すると、作動棒93は、操作棒91に沿って保持されている。作動棒93の先端部は、他方の把持腕9bに回動自在に連結している。そして、作動棒93の基端部に設けた操作レバー94を操作すると、一方の把持腕9aに対して、他方の把持腕9bを開閉できる。絶縁操作棒9は、操作棒91及び作動棒93の中間部が絶縁性を有するプラスチックパイプなどで構成され、間接活線工法に好適なように、絶縁性を確保している。
図8を参照して、操作レバー94を握って、操作レバー94を操作棒91に近づけると、一方の把持腕9aに対して、他方の把持腕9bを閉じることができる。操作レバー94を解放すると、操作レバー94に連結したばね(図示せず)の力で、一方の把持腕9aに対して、他方の把持腕9bを開くことができる。図8又は図9は、一方の把持腕9aに対して、他方の把持腕9bが最大に開いた状態を示している。
図9又は図10を参照して、一方の把持腕9aは、先細り状の把持爪91aを突出している。把持爪91aは、把持面90aを形成している。把持面90aは、回動軸9cの回転中心から遠心方向に沿って略平行に形成されている。同様に、他方の把持腕9bは、先細り状の把持爪91bを突出している。把持爪91bは、把持面90bを形成している。把持面90bは、把持面90aと所定の開角を設けて配置されている。図8又は図9を参照して、操作レバー94を握ると、把持面90bを把持面90aに近づけることができる。
図8から図9に示した絶縁操作棒9は、高所に配置された高圧配電線などを一対の把持爪91a・91bで把持できる、いわゆる「絶縁ヤットコ」になっている。
(全体構成)
次に、本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタの全体構成を説明する。図1から図5を参照すると、本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタ(以下、アダプタと略称する)10は、ブロック状のアダプタ本体1と係止手段2を備えている。又、アダプタ10は、一組のクリップ保持部材3a・3bと一組のドラッグ機構4・4を備えている。
次に、本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタの全体構成を説明する。図1から図5を参照すると、本発明の一実施形態による間接活線工事用アダプタ(以下、アダプタと略称する)10は、ブロック状のアダプタ本体1と係止手段2を備えている。又、アダプタ10は、一組のクリップ保持部材3a・3bと一組のドラッグ機構4・4を備えている。
図1から図5を参照すると、一組のアダプタ10・10は、絶縁操作棒9の先端部に設けた一対の開閉する把持腕9a・9bに着脱自在に取り付けできる(図8から図10参照)。又、一組のアダプタ10・10は、クリップ7を一対の把持腕9a・9bから延長した状態で把持できる(図1又は図2参照)。そして、一組のアダプタ10・10は、クリップ7を把持した状態で、絶縁操作棒9が延びる方向に対するクリップ7の傾斜角度を変更できる(図4又は図5参照)。
(アダプタ本体の構成)
図1から図4を参照すると、アダプタ本体1は、絶縁操作棒90の先端部に設けた一対の開閉する湾曲した把持腕9a・9bに取り付けことができる。又、図3を参照すると、アダプタ本体1は、穴部11hを対向面10aと反対側に開口している。穴部11hには、一対の把持腕9a・9bから遠心方向に突出する把持爪91a又は把持爪91bを挿入できる(図3(B)参照)。
図1から図4を参照すると、アダプタ本体1は、絶縁操作棒90の先端部に設けた一対の開閉する湾曲した把持腕9a・9bに取り付けことができる。又、図3を参照すると、アダプタ本体1は、穴部11hを対向面10aと反対側に開口している。穴部11hには、一対の把持腕9a・9bから遠心方向に突出する把持爪91a又は把持爪91bを挿入できる(図3(B)参照)。
図1から図5を参照すると、アダプタ本体1は、帯状の取り付け片11を一端部側に突出している。取り付け片11には、後述する固定軸4sを突出している。固定軸4sには、クリップ保持部材3aの一端部側、又はクリップ保持部材3bの一端部側を回動自在に連結できる。
(係止手段の構成)
次に、係止手段2の構成を説明する。図3を参照すると、係止手段2は、係合ピン21と圧縮コイルばね22を備えている。係合ピン21は、軸部21sと鍔部21fで構成している。軸部21sは、アダプタ本体1の外壁から突出した円筒部2pの内部に収容されている。軸部21sは、その先端部が穴部11hの内壁から内部に突出している(図3(B)参照)。鍔部21fは、円筒部2pの上端縁に当接している。
次に、係止手段2の構成を説明する。図3を参照すると、係止手段2は、係合ピン21と圧縮コイルばね22を備えている。係合ピン21は、軸部21sと鍔部21fで構成している。軸部21sは、アダプタ本体1の外壁から突出した円筒部2pの内部に収容されている。軸部21sは、その先端部が穴部11hの内壁から内部に突出している(図3(B)参照)。鍔部21fは、円筒部2pの上端縁に当接している。
図3(B)を参照すると、圧縮コイルばね22は、軸部21sの外周を巻回している。又、圧縮コイルばね22は、円筒部2pの内部に収容されている。圧縮コイルばね22の一端部は、軸部21sに固定されている。圧縮コイルばね22の他端部は、円筒部2pの内壁に固定されている。そして、圧縮コイルばね22は、軸部21sの先端部が穴部11hの内部に突出する力を付勢している。
図3(A)又は図3(B)を参照して、鍔部21fを把持して、圧縮コイルばね22の弾性力に抗して、係合ピン21を引き上げると、把持爪91a又は把持爪91bを穴部11hに収容できる(図4又は図5参照)。そして、鍔部21fを解放すると、把持爪91a又は把持爪91bの把持面90a・90bと反対面から把持爪91a又は把持爪91bに係合ピン21の先端部を当接できる。把持爪91a又は把持爪91bには、係合ピン21の先端部が進入できる窪み9dを設けている(図1又は図2参照)。
図3(B)又は図3(C)を参照すると、軸部21sは、遠心方向に係止ピン21pを突出している。一方、円筒部2pの内部には、係止ピン21pを軸部21sの軸方向に案内するスリット状の溝21mを設けている。
図3(B)又は図3(C)を参照して、鍔部21fを把持して、係合ピン21を引き上げると、係止ピン21pを円筒部2pの上端縁を超える高さに移動できる。そして、係合ピン21を外周方向に回動すると、係止ピン21pを円筒部2pの上端縁に当接できる。これにより、係合ピン21を引き上げた状態を維持でき、把持爪91a又は把持爪91bを穴部11hに収容した後に、係合ピン21を逆方向に回動することで、アダプタ本体1を把持爪91a又は把持爪91bに固定できる。
(クリップ保持部材の構成)
次に、一組のクリップ保持部材3a・3bの構成を説明する。図4又は図6を参照すると、一方のクリップ保持部材3aは、帯板状に形成された回転アーム31を一端部側に有し、箱状に形成したクリップ保持部32を他端部側に有している。回転アーム31は、固定軸4sと回転自在に連結する軸穴31hを端部に開口している。又、回転アーム31は、クリック歯車3gの回転中心が軸穴31hと一致するように、クリック歯車3gを溶接などの固定手段で固定している。これにより、クリップ保持部材3aとクリック歯車3gを一体にして回動できる。
次に、一組のクリップ保持部材3a・3bの構成を説明する。図4又は図6を参照すると、一方のクリップ保持部材3aは、帯板状に形成された回転アーム31を一端部側に有し、箱状に形成したクリップ保持部32を他端部側に有している。回転アーム31は、固定軸4sと回転自在に連結する軸穴31hを端部に開口している。又、回転アーム31は、クリック歯車3gの回転中心が軸穴31hと一致するように、クリック歯車3gを溶接などの固定手段で固定している。これにより、クリップ保持部材3aとクリック歯車3gを一体にして回動できる。
図4又は図6を参照すると、クリップ保持部32は、対向面から窪んだ凹部32dを設けている。凹部32dには、クリップ7に設けた把持部71bを他端部側から導入できる(図11参照)。
同様に、図5又は図7を参照すると、他方のクリップ保持部材3bは、帯板状に形成された回転アーム31を一端部側に有し、箱状に形成したクリップ保持部32を他端部側に有している。回転アーム31は、固定軸4sと回転自在に連結する軸穴31hを端部に開口している。又、回転アーム31は、中心が軸穴31hと一致するように、クリック歯車3gを溶接などの固定手段で固定している。クリップ保持部材3bとクリック歯車3gを一体にして回動できる。
図5又は図7を参照するとクリップ保持部32は、対向面から窪んだ凹部32dを設けている。凹部32dには、クリップ7に設けた把持部72bを他端部側から導入できる(図11参照)。
(クリック機構の構成)
図4又は図6を参照すると、クリップ保持部材3aは、平歯車状のクリック歯車3gを回転アーム31に備えている。一方、アダプタ本体1は、片持ち状の板ばね11sを備えている。板ばね11sは、その固定端部がアダプタ本体1の対向面10aに固定されている。又、板ばね11sは、その自由端部が対向面10aと反対側に延出し、自由端部の先端部がクリック歯車3gの歯面を押圧している。この構成により、アダプタ本体1に対して、クリップ保持部材3aを回動すると、板ばね11sの先端部がクリック歯車3gの歯を乗り越えるときのクリック感覚とクリック音で、クリップ保持部材3aが所定のステップ角度で回動していることを実感できる。つまり、クリップ保持部材3aを回動すると、クリック感を有して、クリップ保持部材3aをステップ送りできる。
図4又は図6を参照すると、クリップ保持部材3aは、平歯車状のクリック歯車3gを回転アーム31に備えている。一方、アダプタ本体1は、片持ち状の板ばね11sを備えている。板ばね11sは、その固定端部がアダプタ本体1の対向面10aに固定されている。又、板ばね11sは、その自由端部が対向面10aと反対側に延出し、自由端部の先端部がクリック歯車3gの歯面を押圧している。この構成により、アダプタ本体1に対して、クリップ保持部材3aを回動すると、板ばね11sの先端部がクリック歯車3gの歯を乗り越えるときのクリック感覚とクリック音で、クリップ保持部材3aが所定のステップ角度で回動していることを実感できる。つまり、クリップ保持部材3aを回動すると、クリック感を有して、クリップ保持部材3aをステップ送りできる。
(ドラッグ機構の構成)
次に、ドラッグ機構4の構成を説明する。なお、図1又は図2を参照して、一方のアダプタ本体1に対するクリップ保持部材3aの回動に調整自在な制動力を付与できるドラッグ機構4と、他方のアダプタ本体1に対するクリップ保持部材3bの回動に調整自在な制動力を付与できるドラッグ機構4とは、同じ構成であるので、一方のクリップ保持部材3aに設けたドラッグ機構4を代表して、以下説明する。
次に、ドラッグ機構4の構成を説明する。なお、図1又は図2を参照して、一方のアダプタ本体1に対するクリップ保持部材3aの回動に調整自在な制動力を付与できるドラッグ機構4と、他方のアダプタ本体1に対するクリップ保持部材3bの回動に調整自在な制動力を付与できるドラッグ機構4とは、同じ構成であるので、一方のクリップ保持部材3aに設けたドラッグ機構4を代表して、以下説明する。
図4又は図6を参照すると、ドラッグ機構4は、固定軸4sと一組の円形のクラッチ板4c・4cを備えている。又、ドラッグ機構4は、第1固定ねじ41及び第2固定ねじ42と波形座金4wを備えている。
図4又は図6を参照すると、固定軸4sは、その基端部を取り付け片11に固定している。又、固定軸4sは、その軸部を取り付け片11から突出している。固定軸4sの軸部には、雄ねじ部msを形成している(図6参照)。固定軸4sの雄ねじ部msには、第1固定ねじ41及び第2固定ねじ42の中心部に形成した雌ねじ部fsと螺合できる。
図4又は図6を参照すると、クラッチ板4cは、その両面を摩擦係数の大きい粗面で形成している。一組のクラッチ板4c・4cは、その中心部を固定軸4sに挿通すると共に、取り付け片11と回転アーム31との間に介在している。これにより、波形座金4wで回転アーム31を取り付け片11に向かって押圧することで、クリップ保持部材3aを所定の摩擦力で回動できる。なお、クリップ保持部材3aは、クラッチ板4cが接触する以外は、取り付け片11の面に接触しないように配置されている。
図4又は図6を参照すると、波形座金4wは、カラーリング43を介して、第2固定ねじ42と回転アーム31との間に介在している。実施の形態では、波形座金4wは、クリック歯車3gの側面に当接している。波形座金4wは、ばね鋼製の平座金を波形に成形している。波形座金4wが平坦になるように変形させることで、反作用として、アダプタ本体1に対するクリップ保持部材3aの回動に所定の制動力を付与できる。カラーリング43は、その一方の面から突出した段部が波形座金4wの内部に没入することで、波形座金4wの軸ずれを防止している。
図4又は図6を参照すると、第1固定ねじ41及び第2固定ねじ42は、それらの中心部に雌ねじ部fsを形成している。第1固定ねじ41及び第2固定ねじ42の雌ねじ部fsは、固定軸4sの軸部に形成した雄ねじ部msに螺合できる。
図4又は図6を参照して、カラーリング43を介して、第2固定ねじ42を波形座金4wに向かって螺進することで、アダプタ本体1に対するクリップ保持部材3aの制動力を調整できる。更に、第2固定ねじ42に向かって、第1固定ねじ41を螺進することで、第1固定ねじ41と第2固定ねじ42を緊締できる。いわゆる、ダブルナットの原理で、第1固定ねじ41と第2固定ねじ42を緩み止めできる。第1固定ねじ41及び第2固定ねじ42の外周には、綾目状のローレット加工を施しておくことが好ましい。
[間接活線工事用アダプタの作用]
次に、実施形態によるアダプタ10の操作方法を説明しながら、アダプタ10の作用及び効果を説明する。
次に、実施形態によるアダプタ10の操作方法を説明しながら、アダプタ10の作用及び効果を説明する。
図1から図3を参照すると、アダプタ10は、把持爪91a又は把持爪91bを穴部11hの一方の開口端から挿入し(図3参照)、係合ピン21で固定できる。一組のアダプタ10・10は、一対の凹部32d・凹部32dが対向するように、一対の把持腕9a・9bに取り付けられている(図4又は図5参照)。
図2を参照して、一対の把持腕9a・9bが所定角度開いた状態で、一対の把持部71b・72bが開いた状態のクリップ7を一対の凹部32d・凹部32dに挿入できる(図4又は図5参照)。つまり、一対の把持部71b・72bを一対の凹部32d・凹部32dに挿入できる。
図2に示した状態から、操作レバー94を握って、操作レバー94を操作棒91に近づけると(図8参照)、一方のアダプタ10に対して、他方のアダプタ10を閉じることができる。つまり、一対の把持部71b・72bを閉じることができる(図1参照)。
図1に示した状態では、一対の挟持部71a・72aの先端部を開いた状態を維持できる。そして、一対の挟持部71a・72aの先端部を開いた状態で、クリップ7を図示しない電線に向かって移動できる。図示しない電線の上に被せた絶縁シート(図示せず)を一対の挟持部71a・72aの間に導入し、一対の把持腕9a・9bを所定角度開くことで(図2参照)、一対の挟持部71a・72aで図示しない電線の上に被せた絶縁シート(図示せず)を挟持ができる。
図1に示した状態で、クリップ7を図示しない電線にアプローチするに当たり、絶縁操作棒9が延びる方向に対するクリップ7の傾斜角度が当初の目論見と異なっていた場合には、クリップ7を装柱物などに当て、絶縁操作棒9が延びる方向に対するクリップ7の傾斜角度を変更できる(図4又は図5参照)。アダプタ本体1・1に対するクリップ保持部材3a・3bの制動力は、予め調整しておくことが好ましい。
このように、実施形態によるアダプタ10は、クリップ7を把持した状態で、絶縁操作棒9が延びる方向に対するクリップ7の傾斜角度を容易に変更できるので、便利である。
本発明による間接活線工事用アダプタは、次のような効果が奏される。
(1)絶縁操作棒が延びる方向に対して、間接活線工事用クリップを任意の方向に傾動できる。
(2)間接活線工事用クリップを下方に移動するに当たり、間接活線工事用クリップを確実に把持できる。
(3)間接活線工事用クリップが脱落することを防止できる。
(4)アダプタ本体に対するクリップ保持部材の回動に、調整自在な制動力を付与できる。
(5)クリップ保持部材を回動すると、クリック感を有して、クリップ保持部材をステップ送りできる。
本発明による間接活線工事用アダプタは、次のような効果が奏される。
(1)絶縁操作棒が延びる方向に対して、間接活線工事用クリップを任意の方向に傾動できる。
(2)間接活線工事用クリップを下方に移動するに当たり、間接活線工事用クリップを確実に把持できる。
(3)間接活線工事用クリップが脱落することを防止できる。
(4)アダプタ本体に対するクリップ保持部材の回動に、調整自在な制動力を付与できる。
(5)クリップ保持部材を回動すると、クリック感を有して、クリップ保持部材をステップ送りできる。
本発明は、絶縁操作棒などを用いて、無停電状態の高圧配電線を間接的に活線工事できる間接活線工事用のアダプタを開示したが、本発明のアダプタは、間接活線工事用に限定されることなく、他の分野でも応用されることが期待される。
1 アダプタ本体
2 係止手段
3a クリップ保持部材
3b クリップ保持部材
4 ドラッグ機構
7 クリップ(間接活線工事用クリップ)
9 絶縁操作棒
9a・9b 一対の把持腕
10 アダプタ(間接活線工事用アダプタ)
10a 対向面
11 取り付け片
11h 穴部
32d 凹部
71b・72b 把持部(クリップ7に設けた把持部)
91a 把持爪
91b 把持爪
2 係止手段
3a クリップ保持部材
3b クリップ保持部材
4 ドラッグ機構
7 クリップ(間接活線工事用クリップ)
9 絶縁操作棒
9a・9b 一対の把持腕
10 アダプタ(間接活線工事用アダプタ)
10a 対向面
11 取り付け片
11h 穴部
32d 凹部
71b・72b 把持部(クリップ7に設けた把持部)
91a 把持爪
91b 把持爪
Claims (3)
- 絶縁操作棒の先端部に設けた一対の開閉する把持腕に着脱自在に取り付けでき、間接活線工事用クリップを一対の前記把持腕から延長した状態で把持でき、前記間接活線工事用クリップを把持した状態で、前記絶縁操作棒が延びる方向に対する前記間接活線工事用クリップの傾斜角度を変更自在な間接活線工事用アダプタであって、
一対の前記把持腕から遠心方向に突出する把持爪が挿入可能な穴部を対向面と反対側に開口したブロック状のアダプタ本体と、
前記アダプタ本体に取り付け、前記把持爪の把持面と反対面から当該把持爪を固定する係止手段と、
前記対向面に沿って、前記アダプタ本体から突出する取り付け片に一端部側が回動自在に連結し、前記間接活線工事用クリップに設けた把持部を他端部側から導入できる凹部を形成したクリップ保持部材と、
前記アダプタ本体に対する前記クリップ保持部材の回動に、調整自在な制動力を付与できるドラッグ機構と、を備える間接活線工事用アダプタ。 - 前記クリップ保持部材は、平歯車状のクリック歯車を一端部側に有し、
前記アダプタ本体は、クリック感を有して、自由端部の先端部が前記クリック歯車の歯面を押圧している片持ち状の板ばねを有する、請求項1記載の間接活線工事用アダプタ。 - 前記ドラッグ機構は、
基端部を前記取り付け片に固定し、軸部を前記取り付け片から突出した固定軸と、
中心部を前記固定軸に挿通すると共に、前記取り付け片と前記クリップ保持部材の一端部側との間に介在した円形のクラッチ板と、
前記固定軸の軸部に形成した雄ねじ部に螺合自在な雌ねじ部を中心部に形成した第1固定ねじ及び第2固定ねじと、
前記クリップ保持部材の一端部側と対向配置された前記第2固定ねじと前記クリップ保持部材の一端部側に介在した波形座金と、を備える請求項1又は2記載の間接活線工事用アダプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015154299A JP2017034901A (ja) | 2015-08-04 | 2015-08-04 | 間接活線工事用アダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015154299A JP2017034901A (ja) | 2015-08-04 | 2015-08-04 | 間接活線工事用アダプタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017034901A true JP2017034901A (ja) | 2017-02-09 |
Family
ID=57989535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015154299A Pending JP2017034901A (ja) | 2015-08-04 | 2015-08-04 | 間接活線工事用アダプタ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2017034901A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108147345A (zh) * | 2018-02-06 | 2018-06-12 | 江苏新美星包装机械股份有限公司 | 夹瓶装置 |
CN109244936A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-01-18 | 中科院合肥技术创新工程院 | 一种并沟线夹电动安装工具 |
-
2015
- 2015-08-04 JP JP2015154299A patent/JP2017034901A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108147345A (zh) * | 2018-02-06 | 2018-06-12 | 江苏新美星包装机械股份有限公司 | 夹瓶装置 |
CN108147345B (zh) * | 2018-02-06 | 2023-09-08 | 江苏新美星包装机械股份有限公司 | 夹瓶装置 |
CN109244936A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-01-18 | 中科院合肥技术创新工程院 | 一种并沟线夹电动安装工具 |
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