JP4836978B2 - ロックナット及びロックナットを備えた工作機械 - Google Patents
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Description
なお、上記のような押し型コレットチャックの開閉機構のほか、図示しない引き型コレットチャックの開閉機構も、レバーホルダの力の伝達方向の違いに伴う各構成要素の違いはあるが、押し型コレットチャックの開閉機構と同様に、レバーボルダやアクチュエータを備える。
前記貫通孔516は一部にネジ溝517が切られており、押圧手段530は、該ネジ溝517に沿って螺進して前記ロックピン520を雌ネジ部512側に押圧する。
一方、ロックピンを主軸の雄ネジ部に押し付けた際にロックナット自体が主軸に対して傾斜したり偏心したりして固定されると、回転する主軸が振動する原因となり、安定した主軸の高速回転を阻害するという問題があった。
しかしながら、ロックピンの締め付け、解除の作業の簡略化のためにロックピンを一か所のみとした場合、ロックナット自体を傾斜したり偏心したりすることなく主軸に固定することは容易ではない。また、ロックナットの円周上に複数のロックピンを設けた場合、ロックピンの押圧手段を個別に操作する必要があるため、締め付け、解除の作業は非常に手数がかかるとともに、ロックナットの傾斜や偏心をなくすために全てのロックピンを均等な力でバランスよく締め付ける必要があり、面倒な調整が必要であった。
一対のレバー170の各々は、作動カム160がチャック180から離れる方向に移動したときに開き、第1スリーブ191をチャック180の方向に押し、それにより第1スリーブ191に当接する第2スリーブ192、さらに、第2スリーブ192に当接する第3スリーブ193もチャック180の方向に移動し、第3スリーブ193によってワークを把持できるようにチャック180が閉じる。
そして、上記開閉動作を行う際、レバーホルダ190は、ロックナット110と当接して位置決めされる。
ロックナット本体111は内周面に雌ネジ部112を有し、該雌ネジ部112が工作機械の主軸後端部に設けられた雄ネジ部分に螺合して装着される。
そして、ロックナット本体111の外周面の主軸先端側(図面左方)にはロックナット本体111を回転させる把持部113を有し、該把持部113には3か所に工具等を係合するための切欠き溝114を有している。
そして、小径部からロックナット本体111の内周面まで貫通する貫通孔116がロックナット本体111の三か所に放射状に等間隔に設けられ、貫通孔116内には内周面側にロックピン120が、外周面側にロックピン120とは別体の鋼球からなる押圧体140が摺動可能に収容されている。
貫通孔116とロックピン120とは回転不能な断面形状を有し、雌ネジ部112のネジ溝とロックピン120のネジ溝121とが一体に連続するようにロックピン120の回転位置が位置決めされ、ロックナット本体111に対するロックピン120の姿勢が規定されている。
ロックピン120の姿勢を前記のように規定する姿勢維持手段が、本実施形態においては貫通孔116とロックピン120の断面形状によって構成されている。回転不能な断面形状は、矩形、楕円形等いかなる断面形状でも良い。
なお、雄ネジ部115の貫通孔116が開口する位置付近はロックリング130の傾斜面132が対向するため、ネジ溝が切られている必要はない。
そして、本実施例によれば、ロックリング130の傾斜面132とロックピン220の接触部222が直接点接触となり、ロックリンク130の傾斜面132が接触部222と周方向に摩擦しながら押圧しても摩擦による影響は少なく、部品点数が少ないより単純な構成で、摩耗したり振動したりすることなく内周面方向への力成分のみがスムースにロックピン220に伝えられる。
そして、本実施例によれば、フランジ部323の切欠き面Bと該切欠き面Bと接する段部117の当接面Aとによって、フランジ部323が段部117内で回転不能となるため、ロックピン320が貫通孔116内で回転することなく姿勢が規定され、ナット本体110の内周面のネジ溝とロックピン320の内周面側のネジ溝321がずれることがなく、かつ、ロックピン320がナット本体110の内周側に脱落するのを防止できる。なお段部117はロックピン320が主軸後端部の雄ネジ部分を押圧するように貫通孔116内を移動できる程度の深さを備えている。
なお、図7乃至図9において、図6と同一符号は同一部品を示し、同一の機能については詳細な説明を省略する。
110, 510 ・・・ロックナット
111, 511 ・・・ナット本体
112, 512 ・・・雌ネジ部
113, ・・・把持部
114, ・・・切欠き溝
115, ・・・雄ネジ部
116, 516 ・・・貫通孔
117 ・・・段部
517 ・・・ネジ溝
120,220,320,520 ・・・ロックピン
121,221,321 ・・・ネジ溝
222 ・・・接触部
323 ・・・フランジ部
130 ・・・ロックリング
131 ・・・雌ネジ部
132 ・・・傾斜面
133 ・・・把持部
134 ・・・切欠き溝
140 ・・・押圧体
530 ・・・押圧手段
150, 550 ・・・リンク
160, 560 ・・・作動カム
170, 570 ・・・レバー
180, 580 ・・・チャック
190, 590 ・・・レバーホルダ
191, 591 ・・・第1スリーブ
192, 592 ・・・第3スリーブ
193, 593 ・・・第3スリーブ
194, 594 ・・・スプリング
Claims (7)
- ナット本体と、該ナット本体の外周面から内周面まで貫通する貫通孔と、該貫通孔内を摺動可能なロックピンと、該ロックピンを内周面側に押圧する押圧手段を有するロックナットにおいて、
前記貫通孔が、前記ナット本体に複数設けられて、
前記押圧手段が、前記ナット本体の外周面上を軸方向に移動可能に螺合されるとともに前記複数の貫通孔にそれぞれ挿入されたロックピン側と接し、移動により各ロックピンを同時に押圧する傾斜部を有するロックリングにより構成されていることを特徴とするロックナット。 - 前記押圧手段が、前記ロックピンと前記傾斜部との間に介設される球状の押圧体を有することを特徴とする請求項1に記載のロックナット。
- 前記押圧体が、前記ロックピンとは別体の球状体からなることを特徴とする請求項2に記載のロックナット。
- 前記押圧体が、前記ロックピンの側端部に一体的に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のロックナット。
- 前記ロックピン及び前記貫通孔との間に、前記ナット本体に対する前記ロックピンの姿勢を規定する姿勢維持手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のロックナット。
- 前記貫通孔が、前記ナット本体に等間隔に3か所以上設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のロックナット。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のロックナットが主軸に装着されたことを特徴とする工作機械。
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