JP2003175066A - パンツタイプ吸収性物品、パンツタイプ吸収性物品の着用体及び交換体、パンツタイプ吸収性物品の製造方法、ならびにパンツタイプ吸収性物品の取り替え方法 - Google Patents
パンツタイプ吸収性物品、パンツタイプ吸収性物品の着用体及び交換体、パンツタイプ吸収性物品の製造方法、ならびにパンツタイプ吸収性物品の取り替え方法Info
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- JP2003175066A JP2003175066A JP2001378170A JP2001378170A JP2003175066A JP 2003175066 A JP2003175066 A JP 2003175066A JP 2001378170 A JP2001378170 A JP 2001378170A JP 2001378170 A JP2001378170 A JP 2001378170A JP 2003175066 A JP2003175066 A JP 2003175066A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】パンツを下ろさなくても交換体を交換できるよ
うにし、交換者の労力を軽減する。また迅速かつ容易に
排泄器官部分を開放できるようにする。 【解決手段】ウエスト開口部ＷＯおよび左右一対のレッ
グ開口部ＬＯを有するパンツタイプ吸収性物品におい
て、ウエスト開口部ＷＯの縁からレッグ開口部上端に至
る長さ範囲の胴回り領域Ｔをなし且つ前側のレッグ開口
部上端から後側のレッグ開口部上端に至る長さ範囲の股
部領域Ｌを有しない着用体１０と、股部領域Ｌをなし、
体液を吸収保持する交換体２０とからなり、交換体２０
が着用体１０に対して着脱可能なように構成する。
うにし、交換者の労力を軽減する。また迅速かつ容易に
排泄器官部分を開放できるようにする。 【解決手段】ウエスト開口部ＷＯおよび左右一対のレッ
グ開口部ＬＯを有するパンツタイプ吸収性物品におい
て、ウエスト開口部ＷＯの縁からレッグ開口部上端に至
る長さ範囲の胴回り領域Ｔをなし且つ前側のレッグ開口
部上端から後側のレッグ開口部上端に至る長さ範囲の股
部領域Ｌを有しない着用体１０と、股部領域Ｌをなし、
体液を吸収保持する交換体２０とからなり、交換体２０
が着用体１０に対して着脱可能なように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、着用体及び交換体
を有するパンツタイプ吸収性物品、パンツタイプ吸収性
物品の着用体及び吸収性物品の交換体、パンツタイプ吸
収性物品の製造方法、ならびにパンツタイプ吸収性物品
の取り替え方法に関する。
を有するパンツタイプ吸収性物品、パンツタイプ吸収性
物品の着用体及び吸収性物品の交換体、パンツタイプ吸
収性物品の製造方法、ならびにパンツタイプ吸収性物品
の取り替え方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、下着としてのパンツあるいは
使い捨てパンツは、局部、下腹部および臀部を覆うため
に、ウエスト開口部および左右一対のレッグ開口部を有
するように形成されている。かかるパンツは、ウエスト
開口部の縁からレッグ開口部上端に至る長さ範囲の胴回
り領域と、前側のレッグ開口部上端から後側のレッグ開
口部上端に至る長さ範囲の股部領域とに概念的に区別で
き、両領域は一体的なものとされている。
使い捨てパンツは、局部、下腹部および臀部を覆うため
に、ウエスト開口部および左右一対のレッグ開口部を有
するように形成されている。かかるパンツは、ウエスト
開口部の縁からレッグ開口部上端に至る長さ範囲の胴回
り領域と、前側のレッグ開口部上端から後側のレッグ開
口部上端に至る長さ範囲の股部領域とに概念的に区別で
き、両領域は一体的なものとされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような一般的なパンツでは、失禁のおそれのある人にと
っては不都合がある。すなわち、パンツ全体をおろして
排尿するのに間に合わずに失禁してしまった場合には、
パンツ全体を取り替えて洗濯する必要があり、非常に煩
雑となっている。
ような一般的なパンツでは、失禁のおそれのある人にと
っては不都合がある。すなわち、パンツ全体をおろして
排尿するのに間に合わずに失禁してしまった場合には、
パンツ全体を取り替えて洗濯する必要があり、非常に煩
雑となっている。
【０００４】このため紙おむつ等のパンツタイプ吸収性
物品が開発され、利用されている。このパンツタイプ吸
収性物品の外形はウエスト開口部および左右一対のレッ
グ開口部を有する点では上記の一般的なパンツと同じで
ある。かかるパンツタイプ吸収性物品においては、一回
限りの使い捨て利用のほか、特に大人用では、いわゆる
アウター紙おむつの内側に使い捨て交換体（パッド）を
挿入して使用する利用形態が主流である。
物品が開発され、利用されている。このパンツタイプ吸
収性物品の外形はウエスト開口部および左右一対のレッ
グ開口部を有する点では上記の一般的なパンツと同じで
ある。かかるパンツタイプ吸収性物品においては、一回
限りの使い捨て利用のほか、特に大人用では、いわゆる
アウター紙おむつの内側に使い捨て交換体（パッド）を
挿入して使用する利用形態が主流である。
【０００５】しかし、かかる従来のパンツタイプ紙おむ
つでは、全体または交換体の使い捨てが可能であるため
洗濯の労から開放されるものの、失禁してしまった場合
には紙おむつ全体を脱いで取り替えるか、或いは紙おむ
つを一旦膝上まで降ろし、排泄物で汚れた交換体を新し
い交換体に交換する必要があるため、この交換作業に大
変な労力を必要とするという問題点が残されている。
つでは、全体または交換体の使い捨てが可能であるため
洗濯の労から開放されるものの、失禁してしまった場合
には紙おむつ全体を脱いで取り替えるか、或いは紙おむ
つを一旦膝上まで降ろし、排泄物で汚れた交換体を新し
い交換体に交換する必要があるため、この交換作業に大
変な労力を必要とするという問題点が残されている。
【０００６】さらに、上記従来のパンツまたはパンツタ
イプ吸収性物品では、全体を膝上までおろさなくては排
泄器官部分を開放することができないため、すばやく排
泄可能な状態にするのが困難であり、この点においても
失禁のおそれのある人にとって不都合となっている。
イプ吸収性物品では、全体を膝上までおろさなくては排
泄器官部分を開放することができないため、すばやく排
泄可能な状態にするのが困難であり、この点においても
失禁のおそれのある人にとって不都合となっている。
【０００７】したがって、本発明の主たる課題は、パン
ツを下ろさなくても交換体を交換できるようにし、交換
者の労力を軽減すること、ならびに迅速かつ容易に排泄
器官部分を開放できるようにすることにある。
ツを下ろさなくても交換体を交換できるようにし、交換
者の労力を軽減すること、ならびに迅速かつ容易に排泄
器官部分を開放できるようにすることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は次記のとおりである。 ＜請求項１項記載の発明＞ウエスト開口部および左右一
対のレッグ開口部を有するパンツタイプ吸収性物品であ
って、ウエスト開口部の縁からレッグ開口部上端に至る
長さ範囲の胴回り領域をなし、かつ前側のレッグ開口部
上端から後側のレッグ開口部上端に至る長さ範囲の股部
領域を有しない、着用体と、股部領域をなし、体液を吸
収保持する交換体とからなり、前記交換体が前記着用体
に対して着脱可能なように構成したことを特徴とするパ
ンツタイプ吸収性物品。
明は次記のとおりである。 ＜請求項１項記載の発明＞ウエスト開口部および左右一
対のレッグ開口部を有するパンツタイプ吸収性物品であ
って、ウエスト開口部の縁からレッグ開口部上端に至る
長さ範囲の胴回り領域をなし、かつ前側のレッグ開口部
上端から後側のレッグ開口部上端に至る長さ範囲の股部
領域を有しない、着用体と、股部領域をなし、体液を吸
収保持する交換体とからなり、前記交換体が前記着用体
に対して着脱可能なように構成したことを特徴とするパ
ンツタイプ吸収性物品。
【０００９】（作用効果）
Ａ．交換体は、少なくとも排泄物の吸収部または全体
が、着用体に対して着脱可能である。したがって、排泄
があった場合、着用体を着用したまま、着用体から交換
体を脱着させ、新しい交換体と取り替えて着用体に装着
させることができる。よって、介護者や物品装着者が容
易にかつ少ない労力で交換体を交換できる。
が、着用体に対して着脱可能である。したがって、排泄
があった場合、着用体を着用したまま、着用体から交換
体を脱着させ、新しい交換体と取り替えて着用体に装着
させることができる。よって、介護者や物品装着者が容
易にかつ少ない労力で交換体を交換できる。
【００１０】Ｂ．着用体は、ウエスト開口部の縁からレ
ッグ開口部上端に至る長さ範囲の胴回り領域をなし、か
つ前側のレッグ開口部上端から後側のレッグ開口部上端
に至る長さ範囲の股部領域を有しないものであるため、
あわててトイレへ駆け込んだ場合でも交換体の一部また
は全部を着用体から取り外すことで、股部を迅速かつ容
易に開放できる。
ッグ開口部上端に至る長さ範囲の胴回り領域をなし、か
つ前側のレッグ開口部上端から後側のレッグ開口部上端
に至る長さ範囲の股部領域を有しないものであるため、
あわててトイレへ駆け込んだ場合でも交換体の一部また
は全部を着用体から取り外すことで、股部を迅速かつ容
易に開放できる。
【００１１】Ｃ．交換体を開放して排泄を行うとき或い
は失禁してしまったときでも、着用体は股部領域を有し
ないため、排泄物により汚れてしまうといった事態にな
り難い。
は失禁してしまったときでも、着用体は股部領域を有し
ないため、排泄物により汚れてしまうといった事態にな
り難い。
【００１２】＜請求項２項記載の発明＞前記交換体の前
後両端部が前記着用体の前後各下端部に対して機械的面
ファスナーシステムにより着脱可能とされている、請求
項１に記載のパンツタイプ吸収性物品。
後両端部が前記着用体の前後各下端部に対して機械的面
ファスナーシステムにより着脱可能とされている、請求
項１に記載のパンツタイプ吸収性物品。
【００１３】＜作用効果＞交換体を着用体に対して機械
的ファスナーシステムにより着脱可能とすることによ
り、交換作業がきわめて簡単になる。
的ファスナーシステムにより着脱可能とすることによ
り、交換作業がきわめて簡単になる。
【００１４】＜請求項３項記載の発明＞前記交換体の外
面の前後両端部に前記機械的面ファスナーシステムの一
方の面ファスナー部材が固定され、かつ前記着用体の内
面の前後各下端部に他方の面ファスナー部材が固定され
た、請求項２記載のパンツタイプ吸収性物品。
面の前後両端部に前記機械的面ファスナーシステムの一
方の面ファスナー部材が固定され、かつ前記着用体の内
面の前後各下端部に他方の面ファスナー部材が固定され
た、請求項２記載のパンツタイプ吸収性物品。
【００１５】（作用効果）かかる構成とすると、交換体
と着用体との取付部分が着用体の内側に隠れるため見栄
えが良くなる。
と着用体との取付部分が着用体の内側に隠れるため見栄
えが良くなる。
【００１６】＜請求項４項記載の発明＞前記交換体の内
面の前後両端部に前記機械的面ファスナーシステムの一
方の面ファスナー部材が固定され、かつ前記着用体の外
面の前後各下端部に他方の面ファスナー部材が固定され
た、請求項２記載のパンツタイプ吸収性物品。
面の前後両端部に前記機械的面ファスナーシステムの一
方の面ファスナー部材が固定され、かつ前記着用体の外
面の前後各下端部に他方の面ファスナー部材が固定され
た、請求項２記載のパンツタイプ吸収性物品。
【００１７】（作用効果）かかる構成とすると、交換体
が着用体の外側にあるため、交換体の着脱が容易になる
利点がある。
が着用体の外側にあるため、交換体の着脱が容易になる
利点がある。
【００１８】＜請求項５項記載の発明＞前記機械的面フ
ァスナーシステムは、同一の接合面に係止突起および係
止受けの双方を有する面ファスナー部材相互を接合する
ものである、請求項２〜４のいずれか１項に記載のパン
ツタイプ吸収性物品。
ァスナーシステムは、同一の接合面に係止突起および係
止受けの双方を有する面ファスナー部材相互を接合する
ものである、請求項２〜４のいずれか１項に記載のパン
ツタイプ吸収性物品。
【００１９】（作用効果）かかる機械的面ファスナーシ
ステムは、係止突起しか有しない面ファスナー部材と係
止受けしか有しない面ファスナー部材とにより接合を行
うものと比較して強力な接合が可能になる。よって、こ
れを用いた請求項５記載のパンツタイプ吸収性物品で
は、交換体を着用体に対してよりしっかりと固定するこ
とができる。
ステムは、係止突起しか有しない面ファスナー部材と係
止受けしか有しない面ファスナー部材とにより接合を行
うものと比較して強力な接合が可能になる。よって、こ
れを用いた請求項５記載のパンツタイプ吸収性物品で
は、交換体を着用体に対してよりしっかりと固定するこ
とができる。
【００２０】＜請求項６項記載の発明＞前記交換体は股
間部相当部の両側部に脚周り方向に沿う曲線状部を有
し、前記着用体の幅をＷ1とし、前記交換体の最大幅を
Ｗ2とし、前記交換体の最小幅をＷ3としたとき、Ｗ1
＞ Ｗ2 ＞ Ｗ3 であり、Ｗ2 ＞ Ｗ1／２ であ
り、Ｗ3はＷ2の３０〜８０％である、条件を満足するよ
うに構成された、請求項１〜５のいずれか１項に記載の
パンツタイプ吸収性物品。
間部相当部の両側部に脚周り方向に沿う曲線状部を有
し、前記着用体の幅をＷ1とし、前記交換体の最大幅を
Ｗ2とし、前記交換体の最小幅をＷ3としたとき、Ｗ1
＞ Ｗ2 ＞ Ｗ3 であり、Ｗ2 ＞ Ｗ1／２ であ
り、Ｗ3はＷ2の３０〜８０％である、条件を満足するよ
うに構成された、請求項１〜５のいずれか１項に記載の
パンツタイプ吸収性物品。
【００２１】（作用効果）かかる形状とすることによ
り、胴回り及び脚周りのフィット性が極めて良好とな
る。なお、本発明の幅Ｗ1、Ｗ2、Ｗ3は、着用体および
交換体を完全に広げた状態、すなわちそれらが弾性部材
や素材の特性、形状的特長により収縮しているときには
その収縮のない状態まで広げた状態における幅をいう。
り、胴回り及び脚周りのフィット性が極めて良好とな
る。なお、本発明の幅Ｗ1、Ｗ2、Ｗ3は、着用体および
交換体を完全に広げた状態、すなわちそれらが弾性部材
や素材の特性、形状的特長により収縮しているときには
その収縮のない状態まで広げた状態における幅をいう。
【００２２】＜請求項７項記載の発明＞ウエスト開口部
および左右一対のレッグ開口部を有するパンツタイプ吸
収性物品にあって、ウエスト開口部の縁からレッグ開口
部上端に至る長さ範囲の胴回り領域をなすものであり、
かつ前側のレッグ開口部上端から後側のレッグ開口部上
端に至る長さ範囲の股部領域を有しないものであり、股
部領域をなし且つ体液を吸収保持する交換体が着脱可能
に装着されるものであることを特徴とするパンツタイプ
吸収性物品の着用体。
および左右一対のレッグ開口部を有するパンツタイプ吸
収性物品にあって、ウエスト開口部の縁からレッグ開口
部上端に至る長さ範囲の胴回り領域をなすものであり、
かつ前側のレッグ開口部上端から後側のレッグ開口部上
端に至る長さ範囲の股部領域を有しないものであり、股
部領域をなし且つ体液を吸収保持する交換体が着脱可能
に装着されるものであることを特徴とするパンツタイプ
吸収性物品の着用体。
【００２３】＜作用効果＞かかる着用体により、前述の
利点を有するパンツタイプ吸収性物品を得ることができ
る。
利点を有するパンツタイプ吸収性物品を得ることができ
る。
【００２４】＜請求項８項記載の発明＞前身頃胴回り部
分と後身頃胴回り部分とからなり、各胴回り部分は一枚
または複数枚の不織布からなり弾性部材が取り付けられ
て弾性伸縮機能が付与された帯状シート、あるいは弾性
部材を有せず素材自体の特性により弾性伸縮する不織布
からなる帯状シートからなり、前身頃胴回り部分の両側
部と後身頃胴回り部分の両側部とが接合されて形成され
た、請求項７記載のパンツタイプ吸収性物品の着用体。
分と後身頃胴回り部分とからなり、各胴回り部分は一枚
または複数枚の不織布からなり弾性部材が取り付けられ
て弾性伸縮機能が付与された帯状シート、あるいは弾性
部材を有せず素材自体の特性により弾性伸縮する不織布
からなる帯状シートからなり、前身頃胴回り部分の両側
部と後身頃胴回り部分の両側部とが接合されて形成され
た、請求項７記載のパンツタイプ吸収性物品の着用体。
【００２５】＜作用効果＞かかる着用体は、一般的な使
い捨ておむつと同様の素材を用いており、ローコストで
製造できるため使い捨てとすることができる利点があ
る。
い捨ておむつと同様の素材を用いており、ローコストで
製造できるため使い捨てとすることができる利点があ
る。
【００２６】＜請求項９項記載の発明＞ウエスト開口部
および左右一対のレッグ開口部を有するパンツタイプ吸
収性物品にあって、前側のレッグ開口部上端から後側の
レッグ開口部上端に至る長さ範囲の股部領域をなすもの
であり、かつ体液を吸収保持するものであり、ウエスト
開口部の縁からレッグ開口部上端に至る長さ範囲の胴回
り領域をなし且つ股部領域を有しない着用体に対して、
着脱可能に装着されるものであることを特徴とするパン
ツタイプ吸収性物品の交換体。
および左右一対のレッグ開口部を有するパンツタイプ吸
収性物品にあって、前側のレッグ開口部上端から後側の
レッグ開口部上端に至る長さ範囲の股部領域をなすもの
であり、かつ体液を吸収保持するものであり、ウエスト
開口部の縁からレッグ開口部上端に至る長さ範囲の胴回
り領域をなし且つ股部領域を有しない着用体に対して、
着脱可能に装着されるものであることを特徴とするパン
ツタイプ吸収性物品の交換体。
【００２７】（作用効果）かかる交換体により、前述の
利点を有するパンツタイプ吸収性物品を得ることができ
る。
利点を有するパンツタイプ吸収性物品を得ることができ
る。
【００２８】＜請求項１０項記載の発明＞外面が不織布
により形成された、請求項９記載のパンツタイプ吸収性
物品の交換体。
により形成された、請求項９記載のパンツタイプ吸収性
物品の交換体。
【００２９】（作用効果）交換体の外面を不織布とする
ことにより、より下着に近い外観及び肌触りを得ること
ができる。
ことにより、より下着に近い外観及び肌触りを得ること
ができる。
【００３０】＜請求項１１項記載の発明＞両側部および
前後両端部に起立カフスがそれぞれ設けられた、請求項
９または１０記載のパンツタイプ吸収性物品の交換体。
前後両端部に起立カフスがそれぞれ設けられた、請求項
９または１０記載のパンツタイプ吸収性物品の交換体。
【００３１】（作用効果）このように起立カフスを設け
ることにより、交換体上に排泄された体液が交換体の周
囲に漏れ出るのを防止できる。
ることにより、交換体上に排泄された体液が交換体の周
囲に漏れ出るのを防止できる。
【００３２】＜請求項１２項記載の発明＞ウエスト開口
部および左右一対のレッグ開口部を有し、ウエスト開口
部の縁からレッグ開口部上端に至る長さ範囲の胴回り領
域をなす着用体と、股部領域をなし、体液を吸収保持す
る交換体とからなり、前記交換体が前記着用体に対して
機械的面ファスナーシステムにより着脱可能なように構
成されたパンツタイプ吸収性物品の製造方法であって、
（イ）透液性表面層と不透液性裏面層との間に、液体を
吸収保持する吸収材を挟んで前記交換体を形成するとと
もに、この交換体に対し前記機械的面ファスナーシステ
ムの一方の面ファスナー部材を固定する工程と、（ロ）
弾性部材を有する、前身頃胴回り部分をなす前身頃胴回
り部帯状体および後身頃胴回り部分をなす後身頃胴回り
部帯状体それぞれ形成するとともに、これら帯状体に対
し前記機械的面ファスナーシステムの他方の面ファスナ
ー部材をそれぞれ固定する工程と、（ハ）前身頃胴回り
部帯状体および後身頃胴回り部帯状体を幅方向に所定の
間隔をもって平行に配置し、これら両胴回り部帯状体間
に跨るように前記交換体を載置し、対応する面ファスナ
ー部材相互を接合する工程と、（ニ）前記接合した交換
体および両胴回り部帯状を、交換体の股間部相当部を境
に２つ折状に折り曲げるとともに、両胴回り部帯状体相
互を重ね合わせる工程と、（ホ）重ね合わせた前記両胴
回り部帯状体を長手方向所定位置において所定寸法に裁
断し、かつこの裁断により形成される両端部を接合して
前記着用体を形成する工程と、を含むことを特徴とする
パンツタイプ吸収性物品の製造方法。
部および左右一対のレッグ開口部を有し、ウエスト開口
部の縁からレッグ開口部上端に至る長さ範囲の胴回り領
域をなす着用体と、股部領域をなし、体液を吸収保持す
る交換体とからなり、前記交換体が前記着用体に対して
機械的面ファスナーシステムにより着脱可能なように構
成されたパンツタイプ吸収性物品の製造方法であって、
（イ）透液性表面層と不透液性裏面層との間に、液体を
吸収保持する吸収材を挟んで前記交換体を形成するとと
もに、この交換体に対し前記機械的面ファスナーシステ
ムの一方の面ファスナー部材を固定する工程と、（ロ）
弾性部材を有する、前身頃胴回り部分をなす前身頃胴回
り部帯状体および後身頃胴回り部分をなす後身頃胴回り
部帯状体それぞれ形成するとともに、これら帯状体に対
し前記機械的面ファスナーシステムの他方の面ファスナ
ー部材をそれぞれ固定する工程と、（ハ）前身頃胴回り
部帯状体および後身頃胴回り部帯状体を幅方向に所定の
間隔をもって平行に配置し、これら両胴回り部帯状体間
に跨るように前記交換体を載置し、対応する面ファスナ
ー部材相互を接合する工程と、（ニ）前記接合した交換
体および両胴回り部帯状を、交換体の股間部相当部を境
に２つ折状に折り曲げるとともに、両胴回り部帯状体相
互を重ね合わせる工程と、（ホ）重ね合わせた前記両胴
回り部帯状体を長手方向所定位置において所定寸法に裁
断し、かつこの裁断により形成される両端部を接合して
前記着用体を形成する工程と、を含むことを特徴とする
パンツタイプ吸収性物品の製造方法。
【００３３】（作用効果）かかる製造方法により請求項
１〜１１記載のパンツタイプ吸収性物品（およびこれに
類似する構成のもの）を容易に製造することができる。
１〜１１記載のパンツタイプ吸収性物品（およびこれに
類似する構成のもの）を容易に製造することができる。
【００３４】＜請求項１３項記載の発明＞ウエスト開口
部および左右一対のレッグ開口部を有するパンツタイプ
吸収性物品の取り替え方法であって、前記パンツタイプ
吸収性物品は、ウエスト開口部の縁からレッグ開口部上
端に至る長さ範囲の胴回り領域をなし、かつ前側のレッ
グ開口部上端から後側のレッグ開口部上端に至る長さ範
囲の股部領域を有しない、着用体と、股部領域をなし、
体液を吸収保持する交換体とからなり、前記交換体は前
記着用体に対して着脱可能であり、前記着用体に対して
旧交換体を取り外して新交換体を装着して取り替えを行
うことを特徴とするパンツタイプ吸収性物品の取り替え
方法。
部および左右一対のレッグ開口部を有するパンツタイプ
吸収性物品の取り替え方法であって、前記パンツタイプ
吸収性物品は、ウエスト開口部の縁からレッグ開口部上
端に至る長さ範囲の胴回り領域をなし、かつ前側のレッ
グ開口部上端から後側のレッグ開口部上端に至る長さ範
囲の股部領域を有しない、着用体と、股部領域をなし、
体液を吸収保持する交換体とからなり、前記交換体は前
記着用体に対して着脱可能であり、前記着用体に対して
旧交換体を取り外して新交換体を装着して取り替えを行
うことを特徴とするパンツタイプ吸収性物品の取り替え
方法。
【００３５】（作用効果）かかる方法により、介護者や
物品装着者が容易にかつ少ない労力での交換体の交換、
ならびに排泄の際の股部の迅速かつ容易な開放が可能と
なる。
物品装着者が容易にかつ少ない労力での交換体の交換、
ならびに排泄の際の股部の迅速かつ容易な開放が可能と
なる。
【００３６】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながらさらに詳説する。図１は製品の等角投影図
であり、図２はパンツタイプ紙おむつ例の展開状態の使
用面側からの視図であり、図３及び図４はそれぞれ図２
のI-I断面図、II-II断面図であり、図５は交換体取外し
状態を示す図である。
参照しながらさらに詳説する。図１は製品の等角投影図
であり、図２はパンツタイプ紙おむつ例の展開状態の使
用面側からの視図であり、図３及び図４はそれぞれ図２
のI-I断面図、II-II断面図であり、図５は交換体取外し
状態を示す図である。
【００３７】ここに、図１及び図２を用いておむつ各部
名称の意味について説明すると、先ず、「縦方向」
（「長手方向」）とは、前身頃Ｆ側と後身頃側を結ぶ方
向を意味し、「周方向」とは前記縦方向と直交する方向
（または製品幅方向）を意味する。「ウエスト開口縁」
とはウエスト開口部ＷＯの縁を意味し、「レッグ開口
縁」とはレッグ開口部ＬＯの縁を意味する。「レッグ開
口始端」とはレッグ開口部ＬＯのレッグ開口縁と接合部
３０と交差する位置を意味し、レッグ開口縁の始まり個
所の意味である。「胴周り領域」Ｔとは、ウエスト開口
縁からレッグ開口始端に至る長さ範囲の全体領域を意味
する。胴周り領域Ｔは、概念的に「ウエスト部」Ｗと
「腰下部」Ｕとに分けることができる。これらの縦方向
の長さは、製品のサイズによって異なる。「股部領域」
Ｌとは、レッグ開口部を形成する範囲、すなわち前身頃
側のレッグ開口始端から後身頃側のレッグ開口始端に至
る長さ範囲の全体領域を意味する。また、「中央部」と
は、製品の中央線を含む側部を除く中間領域を意味す
る。「脇部」とは、胴周り領域Ｔにおける両側部を意味
する。
名称の意味について説明すると、先ず、「縦方向」
（「長手方向」）とは、前身頃Ｆ側と後身頃側を結ぶ方
向を意味し、「周方向」とは前記縦方向と直交する方向
（または製品幅方向）を意味する。「ウエスト開口縁」
とはウエスト開口部ＷＯの縁を意味し、「レッグ開口
縁」とはレッグ開口部ＬＯの縁を意味する。「レッグ開
口始端」とはレッグ開口部ＬＯのレッグ開口縁と接合部
３０と交差する位置を意味し、レッグ開口縁の始まり個
所の意味である。「胴周り領域」Ｔとは、ウエスト開口
縁からレッグ開口始端に至る長さ範囲の全体領域を意味
する。胴周り領域Ｔは、概念的に「ウエスト部」Ｗと
「腰下部」Ｕとに分けることができる。これらの縦方向
の長さは、製品のサイズによって異なる。「股部領域」
Ｌとは、レッグ開口部を形成する範囲、すなわち前身頃
側のレッグ開口始端から後身頃側のレッグ開口始端に至
る長さ範囲の全体領域を意味する。また、「中央部」と
は、製品の中央線を含む側部を除く中間領域を意味す
る。「脇部」とは、胴周り領域Ｔにおける両側部を意味
する。
【００３８】次に構造について説明する。本発明のパン
ツタイプ吸収性物品は、胴回り領域Ｔをなし且つ股部領
域Ｌを有しない着用体１０と、股部領域Ｌをなし且つ体
液を吸収保持する交換体２０とからなり、交換体２０が
着用体１０に対して着脱可能なように構成したことを骨
子とするものであり、この要件のもとで以下に述べるよ
うな各種形態を採ることができる。
ツタイプ吸収性物品は、胴回り領域Ｔをなし且つ股部領
域Ｌを有しない着用体１０と、股部領域Ｌをなし且つ体
液を吸収保持する交換体２０とからなり、交換体２０が
着用体１０に対して着脱可能なように構成したことを骨
子とするものであり、この要件のもとで以下に述べるよ
うな各種形態を採ることができる。
【００３９】＜第１の実施の形態＞図１〜図５は第１の
実施形態を示している。着用体１０は、図４にも示され
るように、おむつ外面をなす外装シート１１から主に構
成されている。外装シート１１は、たとえば２枚の撥水
性不織布１１ａ，１１ａからなり、それらの間に縦方向
両端部に細い糸ゴムなどからなる弾性部材１２，１２…
が弾性伸縮可能に設けられている。着用体１０は、排泄
物の排泄液を保持するたとえば綿状パルプなどの吸収材
を有しないものとするのが望ましく（吸収材を設けるこ
ともできる）、この場合、吸収材の存在によるモコモコ
感から解放され、良好な装着感が得られる。着用体１０
は、前身頃Ｆと後身頃Ｂとの両側縁部の縦方向全体を超
音波シールや熱溶融などの繊維溶着手段により接合部３
０をもって接合され、これにより図４に示すように筒状
となり、ウエスト開口部ＷＯが形成される。
実施形態を示している。着用体１０は、図４にも示され
るように、おむつ外面をなす外装シート１１から主に構
成されている。外装シート１１は、たとえば２枚の撥水
性不織布１１ａ，１１ａからなり、それらの間に縦方向
両端部に細い糸ゴムなどからなる弾性部材１２，１２…
が弾性伸縮可能に設けられている。着用体１０は、排泄
物の排泄液を保持するたとえば綿状パルプなどの吸収材
を有しないものとするのが望ましく（吸収材を設けるこ
ともできる）、この場合、吸収材の存在によるモコモコ
感から解放され、良好な装着感が得られる。着用体１０
は、前身頃Ｆと後身頃Ｂとの両側縁部の縦方向全体を超
音波シールや熱溶融などの繊維溶着手段により接合部３
０をもって接合され、これにより図４に示すように筒状
となり、ウエスト開口部ＷＯが形成される。
【００４０】これに対して交換体２０は、例えば、ポリ
エチレンシート等のプラスチック製シートなどからなる
不透液性裏面層２１と、排泄液を透過するたとえば不織
布、透液開口を有するフィルム、ネットシートなどから
なる透液性表面層２２と、これらの間に介在された吸収
材２３とから構成される。吸収材としては綿状パルプを
主体とし、必要に応じて高吸水性ポリマーを含有させ、
これらをクレープ紙等により包んだものを好適に用いる
ことができる。本形態の交換体２０は、長手方向略中央
の両側部が若干脚周りに沿う弧状に切りかかれ、この弧
状部２０Ｒ，２０Ｒの前後両端部は矩形状をなす形状と
なっている。この弧状部２０Ｒ，２０Ｒは本発明の曲線
状部に相当するものであり、いくつかの直線からなる屈
曲状であっても良い。
エチレンシート等のプラスチック製シートなどからなる
不透液性裏面層２１と、排泄液を透過するたとえば不織
布、透液開口を有するフィルム、ネットシートなどから
なる透液性表面層２２と、これらの間に介在された吸収
材２３とから構成される。吸収材としては綿状パルプを
主体とし、必要に応じて高吸水性ポリマーを含有させ、
これらをクレープ紙等により包んだものを好適に用いる
ことができる。本形態の交換体２０は、長手方向略中央
の両側部が若干脚周りに沿う弧状に切りかかれ、この弧
状部２０Ｒ，２０Ｒの前後両端部は矩形状をなす形状と
なっている。この弧状部２０Ｒ，２０Ｒは本発明の曲線
状部に相当するものであり、いくつかの直線からなる屈
曲状であっても良い。
【００４１】交換体２０に対しては、好ましくは図示の
ように両側部、特に吸収材の両側端位置に起立カフス２
４，２４がそれぞれ設けられる。起立カフス２４は、起
立シート２４Ａの外側部を表面層２２または裏面層２１
に固定し、内側部を自由起立部としたもので、起立シー
ト２４Ａの先端の袋状部に適宜本数の細い糸ゴムなどか
らなる弾性部材２４Ｂが弾性伸縮可能に設けられたもの
で、その弾性部材２４Ｂの収縮力により自由起立部が使
用面側に起立するように構成されている。かかる起立カ
フス２４により排泄物の横漏れが防止される。図示しな
いがこの両側部起立カフス２４とともに、またはこれに
替えて前後両端部に起立カフスを設けることもでき、こ
の場合排泄物の縦方向移動範囲が規制され、着用体１０
が汚れたり前後漏れしたりし難くなる。
ように両側部、特に吸収材の両側端位置に起立カフス２
４，２４がそれぞれ設けられる。起立カフス２４は、起
立シート２４Ａの外側部を表面層２２または裏面層２１
に固定し、内側部を自由起立部としたもので、起立シー
ト２４Ａの先端の袋状部に適宜本数の細い糸ゴムなどか
らなる弾性部材２４Ｂが弾性伸縮可能に設けられたもの
で、その弾性部材２４Ｂの収縮力により自由起立部が使
用面側に起立するように構成されている。かかる起立カ
フス２４により排泄物の横漏れが防止される。図示しな
いがこの両側部起立カフス２４とともに、またはこれに
替えて前後両端部に起立カフスを設けることもでき、こ
の場合排泄物の縦方向移動範囲が規制され、着用体１０
が汚れたり前後漏れしたりし難くなる。
【００４２】他方、本発明では前述のように、着用体１
０に対して交換体２０が着脱可能に装着される。このた
め本第１の実施形態では、交換体２０の内面の前後両端
部に対し幅方向略全体にわたりループファスナー４２、
４２が固定され、かつこれらの位置に対応して、着用体
１０の前身頃及び後身頃の外面における各下端部中央に
フックファスナー４１、４１が固定されている。この場
合、交換体２０の起立カフス２４，２４は前後両端部に
おいてループファスナー４２，４２の裏面と透液性表面
層２２との間に挟まれ起立は不可能となる。
０に対して交換体２０が着脱可能に装着される。このた
め本第１の実施形態では、交換体２０の内面の前後両端
部に対し幅方向略全体にわたりループファスナー４２、
４２が固定され、かつこれらの位置に対応して、着用体
１０の前身頃及び後身頃の外面における各下端部中央に
フックファスナー４１、４１が固定されている。この場
合、交換体２０の起立カフス２４，２４は前後両端部に
おいてループファスナー４２，４２の裏面と透液性表面
層２２との間に挟まれ起立は不可能となる。
【００４３】したがって、本第１の実施の形態において
は、図１の交換体２０取付状態と図５の取外し状態の対
比からも容易に理解できるように、交換体２０を、その
ループファスナー４２、４２をフックファスナー４１、
４１に対して機械的に係合して、着用体１０に連結固定
した状態で使用に供する。この状態でレッグ開口部ＬＯ
が形成される。そしてこの状態で、交換体２０と共に着
用体１０を股間部に着用しても良いし、先ず着用体１０
を腹巻のように着用した後に、交換体２０を股の下を通
して装着することもできる。
は、図１の交換体２０取付状態と図５の取外し状態の対
比からも容易に理解できるように、交換体２０を、その
ループファスナー４２、４２をフックファスナー４１、
４１に対して機械的に係合して、着用体１０に連結固定
した状態で使用に供する。この状態でレッグ開口部ＬＯ
が形成される。そしてこの状態で、交換体２０と共に着
用体１０を股間部に着用しても良いし、先ず着用体１０
を腹巻のように着用した後に、交換体２０を股の下を通
して装着することもできる。
【００４４】失禁等により交換体２０を装着した状態で
排泄があった場合、適宜の時点で、着用体１０を着用し
たまま、図５に示すように着用体１０から交換体２０を
取り外す。この取外しは、ループファスナー４２、４２
をフックファスナー４１、４１から外すことにより容易
に行うことができる。汚れた交換体２０を新しい交換体
と取り替えて、これを着用体１０に装着させる。
排泄があった場合、適宜の時点で、着用体１０を着用し
たまま、図５に示すように着用体１０から交換体２０を
取り外す。この取外しは、ループファスナー４２、４２
をフックファスナー４１、４１から外すことにより容易
に行うことができる。汚れた交換体２０を新しい交換体
と取り替えて、これを着用体１０に装着させる。
【００４５】かかる交換作業は、介護者や物品装着者に
とって容易にかつ負担が少ないものとなる。さらに、着
用体１０は股部領域Ｌを有しないため、排泄物により汚
れてしまうといった事態になり難い。
とって容易にかつ負担が少ないものとなる。さらに、着
用体１０は股部領域Ｌを有しないため、排泄物により汚
れてしまうといった事態になり難い。
【００４６】他方、トイレにおいて通常の排泄を行うと
きには、着用体１０は着用位置のままで交換体２０の一
部または全部を着用体１０から取り外すことで、股部を
迅速かつ容易に開放でき、あわててトイレへ駆け込んだ
場合でも排泄に間に合わせることができるようになる。
きには、着用体１０は着用位置のままで交換体２０の一
部または全部を着用体１０から取り外すことで、股部を
迅速かつ容易に開放でき、あわててトイレへ駆け込んだ
場合でも排泄に間に合わせることができるようになる。
【００４７】＜第２の実施の形態＞第２の実施形態は図
６〜１０に示されている。第２の実施形態と第１の実施
の形態との相違点を挙げれば下記のとおりである。その
他の構成は基本的に共通するので説明を省略する。 （ａ）交換体２０の外面の前後両端部に対し幅方向略全
体にわたりフックファスナー４１、４１…が固定され、
かつこれらの位置に対応して、着用体１０の前身頃及び
後身頃の内面における各下端部中央にループファスナー
４２、４２…が固定されている点。 （ｂ）交換体２０の両側縁の長手方向全体が脚周りに沿
う弧状部２０Ｒ，２０Ｒをなしている点。 （ｃ）交換体２０におけるの両側端部に脚周りに沿う弾
性部材２５，２５が設けられ、レッグ開口部ＬＯが装着
者の脚周りに良好にフィットするように構成されている
点。 なお、これらの各構成は、他の実施形態に対して独立的
に応用することができる。また、図面の符号は第１の実
施形態と共通的に用いている。
６〜１０に示されている。第２の実施形態と第１の実施
の形態との相違点を挙げれば下記のとおりである。その
他の構成は基本的に共通するので説明を省略する。 （ａ）交換体２０の外面の前後両端部に対し幅方向略全
体にわたりフックファスナー４１、４１…が固定され、
かつこれらの位置に対応して、着用体１０の前身頃及び
後身頃の内面における各下端部中央にループファスナー
４２、４２…が固定されている点。 （ｂ）交換体２０の両側縁の長手方向全体が脚周りに沿
う弧状部２０Ｒ，２０Ｒをなしている点。 （ｃ）交換体２０におけるの両側端部に脚周りに沿う弾
性部材２５，２５が設けられ、レッグ開口部ＬＯが装着
者の脚周りに良好にフィットするように構成されている
点。 なお、これらの各構成は、他の実施形態に対して独立的
に応用することができる。また、図面の符号は第１の実
施形態と共通的に用いている。
【００４８】かくして構成された第２の実施形態のパン
ツタイプ吸収性物品では、第１の実施形態のものと比べ
て、交換体２０と着用体１０との取付部分が着用体１０
の内側に隠れるため見栄えが良くなるという利点がもた
らされる。
ツタイプ吸収性物品では、第１の実施形態のものと比べ
て、交換体２０と着用体１０との取付部分が着用体１０
の内側に隠れるため見栄えが良くなるという利点がもた
らされる。
【００４９】＜第３の実施形態＞第３の実施形態は図１
１〜１５に示されている。第３の実施形態と第２の実施
の形態との相違点を挙げれば下記のとおりである。その
他の構成は基本的に共通するので説明を省略する。 （ｄ）着用体１００が、紙おむつとは異なり、織布や編
物により形成されており、着用体１００にファスナー部
材（この場合ループファスナー部材４２，４２）が設け
られておらず、外面素材自体が交換体２０のファスナー
部材（この場合フックファスナー４１，４１）と係合す
る点。 （ｅ）交換体２０の両側縁の長手方向全体が直線状であ
り、交換体２０全体として矩形をなしている点。 （ｆ）着用体１００は当初から所定の筒状に形成されて
おり、両側部に接合部を有しない点。 （ｇ）着用体１００は周方向の締め付けのための弾性部
材を有しない点。 なお、これらの各構成は、他の実施形態に対して独立的
に応用することができる。また、図面の符号は着用体１
００を除いて第２の実施形態と共通的に用いている。
１〜１５に示されている。第３の実施形態と第２の実施
の形態との相違点を挙げれば下記のとおりである。その
他の構成は基本的に共通するので説明を省略する。 （ｄ）着用体１００が、紙おむつとは異なり、織布や編
物により形成されており、着用体１００にファスナー部
材（この場合ループファスナー部材４２，４２）が設け
られておらず、外面素材自体が交換体２０のファスナー
部材（この場合フックファスナー４１，４１）と係合す
る点。 （ｅ）交換体２０の両側縁の長手方向全体が直線状であ
り、交換体２０全体として矩形をなしている点。 （ｆ）着用体１００は当初から所定の筒状に形成されて
おり、両側部に接合部を有しない点。 （ｇ）着用体１００は周方向の締め付けのための弾性部
材を有しない点。 なお、これらの各構成は、他の実施形態に対して独立的
に応用することができる。また、図面の符号は着用体１
００を除いて第２の実施形態と共通的に用いている。
【００５０】特に本第３の実施形態における着用体１０
０の素材としては、コットン、シルク等のの天然素材、
合成素材など、通常下着に用いられる素材を使用でき
る。
０の素材としては、コットン、シルク等のの天然素材、
合成素材など、通常下着に用いられる素材を使用でき
る。
【００５１】かくして構成された第３の実施形態のパン
ツタイプ吸収性物品では、第２の実施形態のものと比べ
て、交換体２０が着用体１０の外側にあるため、交換体
２０の着脱が容易になる利点がある。この利点は第１の
実施形態も同様である。
ツタイプ吸収性物品では、第２の実施形態のものと比べ
て、交換体２０が着用体１０の外側にあるため、交換体
２０の着脱が容易になる利点がある。この利点は第１の
実施形態も同様である。
【００５２】＜各部のサイズに関して＞前述のとおり、
第１および第２の実施形態のように、交換体２０の両側
縁が脚周りに沿う弧状をなしていると、脚周りのフィッ
ト性が好ましくなるため好ましい。この場合、図１６に
示すように、着用体１０の幅をＷ1とし、交換体２０の
最大幅（図示例では曲線状部２０Ｒを有しない部分の
幅）をＷ2とし、交換体２０の最小幅（図示例では曲線
状部２０Ｒを有する部分の最小幅）をＷ3としたとき、
Ｗ1 ＞ Ｗ2 ＞ Ｗ3 であり、Ｗ2 ＞ Ｗ1／２
であり、Ｗ3はＷ2の３０〜８０％である、条件を満足す
るように着用体１０及び交換体２０を構成すると、特に
フィット性が良好になるため好ましい。
第１および第２の実施形態のように、交換体２０の両側
縁が脚周りに沿う弧状をなしていると、脚周りのフィッ
ト性が好ましくなるため好ましい。この場合、図１６に
示すように、着用体１０の幅をＷ1とし、交換体２０の
最大幅（図示例では曲線状部２０Ｒを有しない部分の
幅）をＷ2とし、交換体２０の最小幅（図示例では曲線
状部２０Ｒを有する部分の最小幅）をＷ3としたとき、
Ｗ1 ＞ Ｗ2 ＞ Ｗ3 であり、Ｗ2 ＞ Ｗ1／２
であり、Ｗ3はＷ2の３０〜８０％である、条件を満足す
るように着用体１０及び交換体２０を構成すると、特に
フィット性が良好になるため好ましい。
【００５３】特に好ましいのは、Ｗ1が３０〜６５ｃ
ｍ、Ｗ2が２５〜６０ｃｍ、Ｗ3８〜３０ｃｍの範囲であ
る。
ｍ、Ｗ2が２５〜６０ｃｍ、Ｗ3８〜３０ｃｍの範囲であ
る。
【００５４】＜製造方法について＞他方、上記のパンツ
タイプ吸収性物品のほか、これに類似する構成のもの、
例えば着用体１０が股部領域の上端部までをも形成する
ようなものは、図１７に示す方法により容易に製造する
ことができる。
タイプ吸収性物品のほか、これに類似する構成のもの、
例えば着用体１０が股部領域の上端部までをも形成する
ようなものは、図１７に示す方法により容易に製造する
ことができる。
【００５５】（イ）すなわち、不透液性裏面層２１と透
液性表面層２２との間に、液体を吸収保持する吸収材２
３を挟んで交換体２０を形成するとともに、この交換体
２０に対し機械的面ファスナーシステムの一方の面ファ
スナー部材、例えばループファスナー４２、４２を固定
する。 （ロ）この一方で、長手方向に沿う適宜本数の弾性部材
１２を両側端部にそれぞれ有する帯状体ＳＴを幅方向略
中央に於いて切断し、前身頃胴回り部分をなす前身頃胴
回り部帯状体１０Ｆおよび後身頃胴回り部分をなす後身
頃胴回り部帯状体１０Ｂをそれぞれ形成するとともに、
これら帯状体１０Ｆ，１０Ｂに対し機械的面ファスナー
システムの他方の面ファスナー部材、例えばフックファ
スナー４１、４１をそれぞれ固定する。これらの帯状体
１０Ｆ，１０Ｂは長手方向に沿って連続的にライン上を
搬送される。 （ハ）しかる後、ライン上を搬送されてくる前身頃およ
び後身頃胴回り部帯状体１０Ｆ，１０Ｂを幅方向に所定
の間隔をもって平行に配置し、これら両胴回り部帯状体
１０Ｆ，１０Ｂ間に跨るように交換体２０を載置し、対
応する面ファスナー部材４１、４２相互を接合する。 （ニ）次いで、接合した交換体２０および両胴回り部帯
状体１０Ｆ，１０Ｂを、交換体２０の股間部相当部を境
に２つ折状に折り曲げるとともに、両胴回り部帯状体相
互１０Ｆ，１０Ｂを重ね合わせる。この折り曲げもライ
ン上で連続的に行われる。 （ホ）そして、ライン上を搬送されてくる重ね合わせら
れた状態の両胴回り部帯状体１０Ｆ，１０Ｂを長手方向
所定位置において所定寸法に裁断し、かつこの裁断によ
り形成される両端部を接合して着用体１０を形成する。
接合部は符号３０により示されている。かくして、着用
体１０に交換体２０が装着された状態のパンツタイプ吸
収性物品が連続的に製造できる。
液性表面層２２との間に、液体を吸収保持する吸収材２
３を挟んで交換体２０を形成するとともに、この交換体
２０に対し機械的面ファスナーシステムの一方の面ファ
スナー部材、例えばループファスナー４２、４２を固定
する。 （ロ）この一方で、長手方向に沿う適宜本数の弾性部材
１２を両側端部にそれぞれ有する帯状体ＳＴを幅方向略
中央に於いて切断し、前身頃胴回り部分をなす前身頃胴
回り部帯状体１０Ｆおよび後身頃胴回り部分をなす後身
頃胴回り部帯状体１０Ｂをそれぞれ形成するとともに、
これら帯状体１０Ｆ，１０Ｂに対し機械的面ファスナー
システムの他方の面ファスナー部材、例えばフックファ
スナー４１、４１をそれぞれ固定する。これらの帯状体
１０Ｆ，１０Ｂは長手方向に沿って連続的にライン上を
搬送される。 （ハ）しかる後、ライン上を搬送されてくる前身頃およ
び後身頃胴回り部帯状体１０Ｆ，１０Ｂを幅方向に所定
の間隔をもって平行に配置し、これら両胴回り部帯状体
１０Ｆ，１０Ｂ間に跨るように交換体２０を載置し、対
応する面ファスナー部材４１、４２相互を接合する。 （ニ）次いで、接合した交換体２０および両胴回り部帯
状体１０Ｆ，１０Ｂを、交換体２０の股間部相当部を境
に２つ折状に折り曲げるとともに、両胴回り部帯状体相
互１０Ｆ，１０Ｂを重ね合わせる。この折り曲げもライ
ン上で連続的に行われる。 （ホ）そして、ライン上を搬送されてくる重ね合わせら
れた状態の両胴回り部帯状体１０Ｆ，１０Ｂを長手方向
所定位置において所定寸法に裁断し、かつこの裁断によ
り形成される両端部を接合して着用体１０を形成する。
接合部は符号３０により示されている。かくして、着用
体１０に交換体２０が装着された状態のパンツタイプ吸
収性物品が連続的に製造できる。
【００５６】＜その他＞
（１）交換体２０は、予想される失禁量に応じて使い分
けが可能なように、たとえば５０ｃｃ用、１００ｃｃ
用、１５０ｃｃ用、３００ｃｃ用、４５０ｃｃ用、６０
０ｃｃ用といった吸収量の異なるものを準備することが
でき、必要に応じ、装着者の身体へのフィット性を良く
することができる。
けが可能なように、たとえば５０ｃｃ用、１００ｃｃ
用、１５０ｃｃ用、３００ｃｃ用、４５０ｃｃ用、６０
０ｃｃ用といった吸収量の異なるものを準備することが
でき、必要に応じ、装着者の身体へのフィット性を良く
することができる。
【００５７】（２）上記実施形態では交換体２０の装着
手段として機械的面ファスナーシステム４１，４２を用
いたが、この他にもボタン、ホック、ジッパーのような
機械的合わせ止め手段や、繰り返し剥離・粘着可能な粘
着材も用いることができる。またこれらの中から適宜選
択し、一つの物品において複数種の交換体装着手段を併
用（例えば面ファスナーと粘着材）することができる。
手段として機械的面ファスナーシステム４１，４２を用
いたが、この他にもボタン、ホック、ジッパーのような
機械的合わせ止め手段や、繰り返し剥離・粘着可能な粘
着材も用いることができる。またこれらの中から適宜選
択し、一つの物品において複数種の交換体装着手段を併
用（例えば面ファスナーと粘着材）することができる。
【００５８】（３）上記実施形態では交換体２０に起立
カフス２４を設けているが、本発明では起立カフス２４
を省略することもできる。
カフス２４を設けているが、本発明では起立カフス２４
を省略することもできる。
【００５９】（４）他方、交換体２０は、その大きさ及
び形状は適宜選択できる。その裏面層２３は、肌触りが
良好な不織布などを用いるのが望ましい。交換体２０の
裏面の適宜の位置に排泄の有無を介護者に知らせる当業
界で公知のいわゆる「おしらせマーク」を設けるのが望
ましい。
び形状は適宜選択できる。その裏面層２３は、肌触りが
良好な不織布などを用いるのが望ましい。交換体２０の
裏面の適宜の位置に排泄の有無を介護者に知らせる当業
界で公知のいわゆる「おしらせマーク」を設けるのが望
ましい。
【００６０】（５）上記実施形態の機械的面ファスナー
システム４１，４２において、フックファスナー４１と
ループファスナー４２とは、逆の位置関係でもよい。さ
らに、フックファスナー４１と対向する面が不織布など
のループ性の材質面である場合、ループファスナー４２
を設けることなく、そのたとえば不織布面にフックファ
スナーを係合することができる（第３の実施形態）。フ
ックファスナー４１及びループファスナー４２自体の形
状などは、各種公知のものを使用できる。
システム４１，４２において、フックファスナー４１と
ループファスナー４２とは、逆の位置関係でもよい。さ
らに、フックファスナー４１と対向する面が不織布など
のループ性の材質面である場合、ループファスナー４２
を設けることなく、そのたとえば不織布面にフックファ
スナーを係合することができる（第３の実施形態）。フ
ックファスナー４１及びループファスナー４２自体の形
状などは、各種公知のものを使用できる。
【００６１】（６）本発明の吸収材２３としては、着用
者の肌に対してゴツゴツした感じをもたせることなく尿
などの液体を吸収し保持できるものであれば如何なるも
のでも良い。吸収材２３は吸収性物品の分野で用いられ
る液体吸収性素材を適宜のサイズ・形状（例えばＴ字
形、ひょうたん形、砂時計形）に形成して得ることがで
きる。吸収材の構造としては多種多様なものを用いるこ
とができる。具体的に例示すると、NovaThin（Rayonier
社製）のようなエアレイド吸収体（高吸収性ポリマー含
有量２０〜６０重量％）や、高吸収性ポリマーを不織布
に固定したMegaThin（JATI：日本吸収体技術研究所製）
のようなパルプレス吸収体といった予めシート状にされ
た超薄型吸収シートを使用することが好ましい。また、
主として高吸水性樹脂とフラッフパルプを積繊した吸収
材も用いることができる。これは、クレープ紙やSMSな
どの不織布に包まれた形態とすることができる。さらに
吸収材の上層には、ADLayer（アクイジションディスト
リビューション層）と呼ばれる浸透拡散を促進させる層
を設けることができる。これは主として太デニールの不
織布などによって構成される。
者の肌に対してゴツゴツした感じをもたせることなく尿
などの液体を吸収し保持できるものであれば如何なるも
のでも良い。吸収材２３は吸収性物品の分野で用いられ
る液体吸収性素材を適宜のサイズ・形状（例えばＴ字
形、ひょうたん形、砂時計形）に形成して得ることがで
きる。吸収材の構造としては多種多様なものを用いるこ
とができる。具体的に例示すると、NovaThin（Rayonier
社製）のようなエアレイド吸収体（高吸収性ポリマー含
有量２０〜６０重量％）や、高吸収性ポリマーを不織布
に固定したMegaThin（JATI：日本吸収体技術研究所製）
のようなパルプレス吸収体といった予めシート状にされ
た超薄型吸収シートを使用することが好ましい。また、
主として高吸水性樹脂とフラッフパルプを積繊した吸収
材も用いることができる。これは、クレープ紙やSMSな
どの不織布に包まれた形態とすることができる。さらに
吸収材の上層には、ADLayer（アクイジションディスト
リビューション層）と呼ばれる浸透拡散を促進させる層
を設けることができる。これは主として太デニールの不
織布などによって構成される。
【００６２】なお、上記実施形態では吸収材２３が交換
体の略全体に存在しているが、一部でも良い。特に装着
者の局部は男女で異なるので、これに合わせて局所的に
吸収材１３を配置し、液透過部位などを変えて性別に対
して専用とすることもできる。
体の略全体に存在しているが、一部でも良い。特に装着
者の局部は男女で異なるので、これに合わせて局所的に
吸収材１３を配置し、液透過部位などを変えて性別に対
して専用とすることもできる。
【００６３】（７）上記実施形態における交換体２０の
透液性表面層２２としては、紙おむつや生理用ナプキン
に通常使用される不織布シート等が好適に使用でき、
透液性表面層２２としては、紙おむつや生理用ナプキン
に通常使用される不織布シート等が好適に使用でき、
【００６４】（８）上記実施形態における交換体２０の
不透液性裏面層２１は紙おむつナプキンに通常使用され
るポリエチレンシート等を用いることができ、特に透湿
性を有するものが好ましく、外面に不織布が張り合わさ
れているとさらに好ましい。
不透液性裏面層２１は紙おむつナプキンに通常使用され
るポリエチレンシート等を用いることができ、特に透湿
性を有するものが好ましく、外面に不織布が張り合わさ
れているとさらに好ましい。
【００６５】（９）本発明の吸収性物品は、大人用に適
したものであるが、幼児用とすることもできる。
したものであるが、幼児用とすることもできる。
【００６６】（１０）弾性部材は、衣類としてのパンツ
およびパンツタイプ紙おむつにならって適所に設けるこ
とができる。
およびパンツタイプ紙おむつにならって適所に設けるこ
とができる。
【００６７】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば次記の作
用効果が奏せられる。 Ａ．交換体は、少なくとも排泄物の吸収部または全体
が、着用体に対して着脱可能である。したがって、排泄
があった場合、着用体を着用したまま、着用体から交換
体を脱着させ、新しい交換体と取り替えて着用体に装着
させることができる。よって、介護者や物品装着者が容
易にかつ少ない労力で交換体を交換できる。 Ｂ．着用体は、ウエスト開口部の縁からレッグ開口部上
端に至る長さ範囲の胴回り領域をなし、かつ前側のレッ
グ開口部上端から後側のレッグ開口部上端に至る長さ範
囲の股部領域を有しないものであるため、あわててトイ
レへ駆け込んだ場合でも交換体の一部または全部を着用
体から取り外すことで、股部を迅速かつ容易に開放でき
る。 Ｃ．交換体を開放して排泄を行うとき或いは失禁してし
まったときでも、着用体は股部領域を有しないため、排
泄物により汚れてしまうといった事態になり難い。
用効果が奏せられる。 Ａ．交換体は、少なくとも排泄物の吸収部または全体
が、着用体に対して着脱可能である。したがって、排泄
があった場合、着用体を着用したまま、着用体から交換
体を脱着させ、新しい交換体と取り替えて着用体に装着
させることができる。よって、介護者や物品装着者が容
易にかつ少ない労力で交換体を交換できる。 Ｂ．着用体は、ウエスト開口部の縁からレッグ開口部上
端に至る長さ範囲の胴回り領域をなし、かつ前側のレッ
グ開口部上端から後側のレッグ開口部上端に至る長さ範
囲の股部領域を有しないものであるため、あわててトイ
レへ駆け込んだ場合でも交換体の一部または全部を着用
体から取り外すことで、股部を迅速かつ容易に開放でき
る。 Ｃ．交換体を開放して排泄を行うとき或いは失禁してし
まったときでも、着用体は股部領域を有しないため、排
泄物により汚れてしまうといった事態になり難い。
【図１】第１の実施形態の製品状態の等角投影図であ
る。
る。
【図２】第１の実施形態の展開状態の使用面側からの視
図である。
図である。
【図３】図２のI-I断面図である。
【図４】図２のII-II断面図である。
【図５】第１の実施形態の取外し状態を示す図である。
【図６】第２の実施形態の製品状態の等角投影図であ
る。
る。
【図７】第２の実施形態の展開状態の使用面側からの視
図である。
図である。
【図８】図７のIII-III断面図である。
【図９】図２のIV-IV断面図である。
【図１０】第２の実施形態の取外し状態を示す図であ
る。
る。
【図１１】第３の実施形態の製品状態の等角投影図であ
る。
る。
【図１２】第３の実施形態の展開状態の使用面側からの
視図である。
視図である。
【図１３】図３のV-V断面図である。
【図１４】図３のVI-VI断面図である。
【図１５】第３の実施形態の取外し状態を示す図であ
る。
る。
【図１６】好適なサイズ関係を示す平面図である。
【図１７】本発明の製造方法を示すフロー図である。
１０，１００…着用体、２０…交換体、２１…透液性表
面層、２２…吸収材、２３…不透液性裏面層、２４…起
立カフス、４１…フックファスナー、４２…ループファ
スナー。
面層、２２…吸収材、２３…不透液性裏面層、２４…起
立カフス、４１…フックファスナー、４２…ループファ
スナー。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ａ６１Ｆ 13/53 Ａ４１Ｂ 13/02 Ｓ
Claims (13)
- 【請求項１】ウエスト開口部および左右一対のレッグ開
口部を有するパンツタイプ吸収性物品であって、 ウエスト開口部の縁からレッグ開口部上端に至る長さ範
囲の胴回り領域をなし、かつ前側のレッグ開口部上端か
ら後側のレッグ開口部上端に至る長さ範囲の股部領域を
有しない、着用体と、 股部領域をなし、体液を吸収保持する交換体とからな
り、 前記交換体が前記着用体に対して着脱可能なように構成
したことを特徴とするパンツタイプ吸収性物品。 - 【請求項２】前記交換体の前後両端部が前記着用体の前
後各下端部に対して機械的面ファスナーシステムにより
着脱可能とされている、請求項１に記載のパンツタイプ
吸収性物品。 - 【請求項３】前記交換体の外面の前後両端部に前記機械
的面ファスナーシステムの一方の面ファスナー部材が固
定され、かつ前記着用体の内面の前後各下端部に他方の
面ファスナー部材が固定された、請求項２記載のパンツ
タイプ吸収性物品。 - 【請求項４】前記交換体の内面の前後両端部に前記機械
的面ファスナーシステムの一方の面ファスナー部材が固
定され、かつ前記着用体の外面の前後各下端部に他方の
面ファスナー部材が固定された、請求項２記載のパンツ
タイプ吸収性物品。 - 【請求項５】前記機械的面ファスナーシステムは、同一
の接合面に係止突起および係止受けの双方を有する面フ
ァスナー部材相互を接合するものである、請求項２〜４
のいずれか１項に記載のパンツタイプ吸収性物品。 - 【請求項６】前記交換体は股間部相当部の両側部に脚周
り方向に沿う曲線状部を有し、 前記着用体の幅をＷ1とし、前記交換体の最大幅をＷ2と
し、前記交換体の最小幅をＷ3としたとき、 Ｗ1 ＞ Ｗ2 ＞ Ｗ3 であり、 Ｗ2 ＞ Ｗ1／２ であり、 Ｗ3はＷ2の３０〜８０％である、 条件を満足するように構成された、請求項１〜５のいず
れか１項に記載のパンツタイプ吸収性物品。 - 【請求項７】ウエスト開口部および左右一対のレッグ開
口部を有するパンツタイプ吸収性物品にあって、ウエス
ト開口部の縁からレッグ開口部上端に至る長さ範囲の胴
回り領域をなすものであり、かつ前側のレッグ開口部上
端から後側のレッグ開口部上端に至る長さ範囲の股部領
域を有しないものであり、 股部領域をなし且つ体液を吸収保持する交換体が着脱可
能に装着されるものであることを特徴とするパンツタイ
プ吸収性物品の着用体。 - 【請求項８】前身頃胴回り部分と後身頃胴回り部分とか
らなり、各胴回り部分は一枚または複数枚の不織布から
なり弾性部材が取り付けられて弾性伸縮機能が付与され
た帯状シート、あるいは弾性部材を有せず素材自体の特
性により弾性伸縮する不織布からなる帯状シートからな
り、前身頃胴回り部分の両側部と後身頃胴回り部分の両
側部とが接合されて形成された、請求項７記載のパンツ
タイプ吸収性物品の着用体。 - 【請求項９】ウエスト開口部および左右一対のレッグ開
口部を有するパンツタイプ吸収性物品にあって、前側の
レッグ開口部上端から後側のレッグ開口部上端に至る長
さ範囲の股部領域をなすものであり、かつ体液を吸収保
持するものであり、 ウエスト開口部の縁からレッグ開口部上端に至る長さ範
囲の胴回り領域をなし且つ股部領域を有しない着用体に
対して、着脱可能に装着されるものであることを特徴と
するパンツタイプ吸収性物品の交換体。 - 【請求項１０】外面が不織布により形成された、請求項
９記載のパンツタイプ吸収性物品の交換体。 - 【請求項１１】両側部および前後両端部に起立カフスが
それぞれ設けられた、請求項９または１０記載のパンツ
タイプ吸収性物品の交換体。 - 【請求項１２】ウエスト開口部および左右一対のレッグ
開口部を有し、 ウエスト開口部の縁からレッグ開口部上端に至る長さ範
囲の胴回り領域をなす着用体と、 股部領域をなし、体液を吸収保持する交換体とからな
り、 前記交換体が前記着用体に対して機械的面ファスナーシ
ステムにより着脱可能なように構成されたパンツタイプ
吸収性物品の製造方法であって、（イ）透液性表面層と
不透液性裏面層との間に、液体を吸収保持する吸収材を
挟んで前記交換体を形成するとともに、この交換体に対
し前記機械的面ファスナーシステムの一方の面ファスナ
ー部材を固定する工程と、（ロ）弾性部材を有する、前
身頃胴回り部分をなす前身頃胴回り部帯状体および後身
頃胴回り部分をなす後身頃胴回り部帯状体それぞれ形成
するとともに、これら帯状体に対し前記機械的面ファス
ナーシステムの他方の面ファスナー部材をそれぞれ固定
する工程と、（ハ）前身頃胴回り部帯状体および後身頃
胴回り部帯状体を幅方向に所定の間隔をもって平行に配
置し、これら両胴回り部帯状体間に跨るように前記交換
体を載置し、対応する面ファスナー部材相互を接合する
工程と、（ニ）前記接合した交換体および両胴回り部帯
状を、交換体の股間部相当部を境に２つ折状に折り曲げ
るとともに、両胴回り部帯状体相互を重ね合わせる工程
と、（ホ）重ね合わせた前記両胴回り部帯状体を長手方
向所定位置において所定寸法に裁断し、かつこの裁断に
より形成される両端部を接合して前記着用体を形成する
工程と、 を含むことを特徴とするパンツタイプ吸収性物品の製造
方法。 - 【請求項１３】ウエスト開口部および左右一対のレッグ
開口部を有するパンツタイプ吸収性物品の取り替え方法
であって、 前記パンツタイプ吸収性物品は、ウエスト開口部の縁か
らレッグ開口部上端に至る長さ範囲の胴回り領域をな
し、かつ前側のレッグ開口部上端から後側のレッグ開口
部上端に至る長さ範囲の股部領域を有しない、着用体
と、 股部領域をなし、体液を吸収保持する交換体とからな
り、 前記交換体は前記着用体に対して着脱可能であり、 前記着用体に対して旧交換体を取り外して新交換体を装
着して取り替えを行うことを特徴とするパンツタイプ吸
収性物品の取り替え方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001378170A JP4116285B2 (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | パンツタイプ吸収性物品 |
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|---|---|---|---|
| JP2001378170A JP4116285B2 (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | パンツタイプ吸収性物品 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003175066A true JP2003175066A (ja) | 2003-06-24 |
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- 2001-12-12 JP JP2001378170A patent/JP4116285B2/ja not_active Expired - Fee Related
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