JP2003174529A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003174529A JP2001372828A JP2001372828A JP2003174529A JP 2003174529 A JP2003174529 A JP 2003174529A JP 2001372828 A JP2001372828 A JP 2001372828A JP 2001372828 A JP2001372828 A JP 2001372828A JP 2003174529 A JP2003174529 A JP 2003174529A
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Junji Sato
純二 佐藤
Yoshinao Kitahara
義奈朗 北原
Yoshihisa Kamata
義久 鎌田
Yasumasa Tsukamoto
恭正 塚本
Chikatsu Suzuki
千勝 鈴木
Jun Yokobori
潤 横堀
Tetsuo Hirata
哲郎 平田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 JOBの選択、結合及び出力の一連の作業を
操作性よく実現する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 前記一致データに基づいて、すでに選
択されたJOBに対して前記選択手段により選択される
次のJOBの結合の可否を判定する判定部と、該判定部
により結合が不可と判定された場合は、次のJOBの結
合を禁止するように制御する制御手段と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶手段に記憶し
た原稿の画像情報により画像形成を行うデジタル方式の
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置として、原稿をCC
D等の撮像素子により読み込み、画像情報をデジタル化
して一時的に第1の記憶手段に記憶し、該第1の記憶手
段に記憶された画像情報を出力して画像形成を行うデジ
タル方式の画像形成装置が製品化されるに至っている。
このようなデジタル方式の画像形成装置においては、第
1の記憶手段に画像情報を記憶できることから第1の記
憶手段を活用した各種の機能が提案されている。
【0003】前記機能の一つとして、原稿から読み込ん
だ画像データと画像形成上の設定デ−タ(動作環境条
件)を前記第1の記憶手段に記憶し、「JOB」として
登録できるようになっている。この「JOB」とは、第
1の記憶手段に記憶された画像データと設定デ−タに基
づき、画像形成の出力を実行する機能である。なお、画
像データとは、画像読取り手段により読み取った画像、
または、外部機器から受信した画像のデジタル化された
データのことであり、設定データとは、画像データに基
づいて画像を形成する際の制御条件を示すデータのこと
である。
【0004】しかしながら、前記第1の記憶手段は、画
像形成の出力のための一時的な記憶を行うのみで、画像
形成のための出力が終了すると直ちに消去されるような
されている。このため、追加の出力が発生して、終了後
に再度、同一の原稿に係わるJOBの出力を行いたい場
合には、再度原稿の読み取りから行わねばならず不便と
なっていた。
【0005】このような不便を解消して利便性を向上す
るために、画像形成の出力が終了してもJOBが消去さ
れず長期間JOBの記憶を継続せしめるようにするため
に、ハ−ドディスク等の不揮発性の第2の記憶手段を設
けることが有用となっている。
【0006】不揮発性の前記第2の記憶手段に、一度画
像形成を行ったJOB、すなわち画像デ−タと設定デ−
タからなる画像情報を記憶せしめておくことで、画像形
成の出力を終了した後にも、或いは画像形成装置の電源
が遮断されても前記JOBの記憶を維持でき、後日にお
いても、前記第2の記憶手段から読み出して同一のJO
Bを再度実行することができ、再度の原稿の読み取りを
解消して効率的に画像形成ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハ−ドディスク等の第2の記憶手段からの読み出しにお
いては、個々JOB毎の単一の読み出し、すなわち記憶
した形式のままでの読み出ししかできないという問題を
有していた。このため、別々に第2の記憶手段に記憶し
た複数のJOBを一つのまとまった資料として編集した
い場合には、別々に個々のJOBを読み出して出力を実
施した後に、個々に出力されたものを手作業にて組み合
わせて一つの資料にまとめなければならず、非常に作業
効率が悪いものであった。そのような問題を解決するた
めに、複数のJOBの各画像データを1つにまとめて編
集した状態で出力可能とすることが、特開平9−134
261号で提案されている。しかしながら、特開平9−
134261号では、各JOBの画像データを1つにま
とめて出力することは開示されているが、各JOBに設
定されている設定データの内容に着目し、その内容に応
じた制御については十分に開示されていなかった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ハ−ドディスク等の
第2の記憶手段から画像形成出力のための第1の記憶手
段への読み出しにおいて、各JOBの設定データの内容
を考慮した上で、複数のJOBの結合を可能とし、作業
効率を向上することができる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0009】また他の目的は、結合するJOBの選択に
おいては、操作部画面上より視覚的に分かり易く、直感
的に簡便に操作できる優れた操作性を提供できる画像形
成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下の手段をとった。
【0011】請求項1記載の画像形成装置は、画像デ−
タと設定デ−タからなる画像情報をJOBとして一時的
に記憶する第1の記憶手段と、前記画像情報のうちの特
定の画像情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第2の
記憶手段に記憶された複数のJOBから任意のJOBを
選択する選択手段とを有し、前記任意に選択されたJO
Bを結合して1つの結合JOBとして、第2の記憶手段
から複数のJOBを読み出して第1の記憶手段に記憶せ
しめ、前記結合JOBを実行して画像を形成する画像形
成装置において、前記設定データは、前記選択手段によ
るJOBの選択の可否の判定にかかわる一致データを含
み、前記一致データに基づいて、すでに選択されたJO
Bに対して前記選択手段により選択される次のJOBの
結合の可否を判定する判定部と、該判定部により結合が
不可と判定された場合は、次のJOBの結合を禁止する
ように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】また、請求項2記載の画像形成装置は、画
像デ−タと設定デ−タからなる画像情報をJOBとして
一時的に記憶する第1の記憶手段と、前記画像情報のう
ちの特定の画像情報を記憶する第2の記憶手段と、前記
第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意のJ
OBを選択する選択手段とを有し、前記任意に選択され
たJOBを結合して1つの結合JOBとして、第2の記
憶手段から複数のJOBを読み出して第1の記憶手段に
記憶せしめ、前記結合JOBを実行して画像を形成する
画像形成装置において、前記設定データは、前記結合J
OBの実行時においても各々のJOBの設定に基づいて
画像形成をおこなう活用データを含み、前記結合JOB
を実行時に、前記各々のJOBの前記活用データに基づ
いて画像形成をおこなうように制御する制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項3記載の画像形成装置は、画
像デ−タと設定デ−タからなる画像情報をJOBとして
一時的に記憶する第1の記憶手段と、前記画像情報のう
ちの特定の画像情報を記憶する第2の記憶手段と、前記
第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意のJ
OBを選択する選択手段とを有し、前記任意に選択され
たJOBを結合して1つの結合JOBとして、第2の記
憶手段から複数のJOBを読み出して第1の記憶手段に
記憶せしめ、前記結合JOBを実行して画像を形成する
画像形成装置において、前記設定データは、前記任意に
選択されたJOBを結合した後、入力または変更可能な
可変データを含み、前記可変データの入力または変更を
行う入力手段と、前記入力手段による入力または変更に
基づいて、前記結合JOBを実行するように制御する制
御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項4記載の画像形成装置は、画
像デ−タと設定デ−タからなる画像情報をJOBとして
一時的に記憶する第1の記憶手段と、前記画像情報のう
ちの特定の画像情報を記憶する第2の記憶手段と、前記
第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意のJ
OBを選択する選択手段とを有し、前記任意に選択され
たJOBを結合して1つの結合JOBとして、第2の記
憶手段から複数のJOBを読み出して第1の記憶手段に
記憶せしめ、前記結合JOBを実行して画像を形成する
画像形成装置において、前記設定データは、前記一致デ
ータと、前記活用データと、および、前記可変データを
含み、前記一致データに基づいて、すでに選択されたJ
OBに対して前記選択手段により選択される次のJOB
の結合の可否を判定する判定部と、前記可変データの入
力または変更を行う入力手段と、該判定部により結合が
不可と判定された場合は、次のJOBの結合を禁止し、
前記結合JOBを実行時に、前記各々のJOBの前記活
用データに基づいて画像形成をおこない、前記入力手段
による入力または変更に基づいて、前記結合JOBを実
行するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0015】また、請求項5記載の画像形成装置は、前
記制御手段による前記JOBの結合の禁止の制御は、結
合を禁止するための警告を含む制御であることを特徴と
する。
【0016】また、請求項6記載の画像形成装置は、前
記判定部は、前記任意に選択されたJOBの前記一致デ
ータが、結合されるべき別の前記任意に選択されたJO
Bの前記一致データと一致した場合にJOBの選択可と
判定することを特徴とする。
【0017】また、請求項7記載の画像形成装置は、前
記一致データは、第1一致データと第2一致データとか
ら成り、前記判定部は、前記任意に選択されたJOBと
結合されるべき別の前記任意に選択されたJOBのどち
らにも前記第1一致データの設定が無く、かつ、前記任
意に選択されたJOBの前記第2一致データが、結合さ
れるべき別の前記任意に選択されたJOBの前記第2一
致データと一致した場合にJOBの選択可と判定するこ
とを特徴とする。
【0018】また、請求項8記載の画像形成装置は、前
記制御手段による結合を禁止するための警告は、前記判
定部が、前記任意に選択されたJOB、または、結合さ
れるべき別の前記任意に選択されたJOBのいずれかに
前記第1一致データの設定ありと判定したときになされ
ることを特徴とする。
【0019】また、請求項9記載の画像形成装置は、前
記一致データは、所定の応用機能設定情報、画像サイズ
情報、画像解像度情報、画像圧縮率情報の少なくともい
ずれか1つを有することを特徴とする。
【0020】また、請求項10記載の画像形成装置は、
前記第1一致データは、所定の応用機能設定情報であ
り、前記第2一致データ画像サイズ情報、画像解像度情
報、画像圧縮率情報の少なくともいずれか1つを有する
ことを特徴とする。
【0021】また、請求項11記載の画像形成装置は、
前記活用データは、片面/両面記録指定情報、給紙カセ
ット情報、前記一致データに含まれる所定の応用機能設
定情報を除く応用機能設定情報の少なくともいずれか1
つを有することを特徴とする。
【0022】また、請求項12記載の画像形成装置は、
前記可変データは、記録部数設定情報、記録材排出モー
ド設定情報、前記活用データとしての前記応用機能設定
情報の一部の情報の少なくともいずれか1つを有するこ
とを特徴とする。
【0023】また、請求項13記載の画像形成装置は、
画像デ−タと設定デ−タからなる画像情報をJOBとし
て一時的に記憶する第1の記憶手段と、前記画像情報の
うちの特定の画像情報を記憶する第2の記憶手段と、前
記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意の
JOBを選択する選択手段とを有し、前記任意に選択さ
れたJOBの画像を結合して1つの結合JOBとして、
第2の記憶手段から複数のJOBを読み出して第1の記
憶手段に記憶せしめ、前記結合JOBを実行して画像を
形成する画像形成装置において、前記任意に選択された
JOBの画像を結合した前記結合JOBの実行は、前記
選択された各々のJOBの設定データにかかわらず、予
め用意されている設定データに従って実行されるように
制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0024】また、請求項14記載の画像形成装置は、
画像デ−タと設定デ−タからなる画像情報をJOBとし
て一時的に記憶する第1の記憶手段と、前記画像情報の
うちの特定の画像情報を記憶する第2の記憶手段と、前
記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意の
JOBを選択する選択手段とを有し、前記任意に選択さ
れたJOBの画像を結合して1つの結合JOBとして、
第2の記憶手段から複数のJOBを読み出して第1の記
憶手段に記憶せしめ、前記結合JOBを実行して画像を
形成する画像形成装置において、前記任意に選択された
JOBの画像を結合した前記結合JOBを実行する際
に、前記選択された各々のJOBの設定データにかえて
制御条件を指定する制御条件指定手段と、前記制御条件
指定手段によって指定された制御条件に従って、前記結
合JOBの実行を行う制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0025】また、請求項15記載の画像形成装置は、
画像デ−タと設定デ−タからなる画像情報をJOBとし
て一時的に記憶する第1の記憶手段と、前記画像情報の
うちの特定の画像情報を記憶する第2の記憶手段と、前
記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意の
JOBを選択する選択手段とを有し、前記任意に選択さ
れたJOBの画像を結合して1つの結合JOBとして、
第2の記憶手段から複数のJOBを読み出して第1の記
憶手段に記憶せしめ、前記結合JOBを実行して画像を
形成する画像形成装置において、前記任意に選択された
JOBの画像を結合した前記結合JOBの実行は、前記
選択された各々のJOBのいずれかの設定データに従っ
て実行されるように制御する制御手段を備えたことを特
徴とする。
【0026】また、請求項16記載の画像形成装置は、
画像デ−タと設定デ−タからなる画像情報をJOBとし
て一時的に記憶する第1の記憶手段と、前記画像情報の
うちの特定の画像情報を記憶する第2の記憶手段と、前
記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意の
JOBを選択する選択手段とを有し、前記任意に選択さ
れたJOBの画像を結合して1つの結合JOBとして、
第2の記憶手段から複数のJOBを読み出して第1の記
憶手段に記憶せしめ、前記結合JOBを実行して画像を
形成する画像形成装置において、前記任意に選択された
JOBの画像を結合した前記結合JOBの実行に際し、
前記選択された各々のJOBの中から、結合JOB実行
時に従う設定データを有するJOBを指定する指定手段
と、前記結合JOBの実行は、前記指定手段で指定され
たJOBの設定データに従って実行されるように制御す
る制御手段を備えたことを特徴とする。
【0027】また、請求項17記載の画像形成装置は、
請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の画像形成装
置の機能を実行するJOB結合モードと、請求項13乃
至請求項16のいずれかに記載の画像形成装置の機能を
実行する画像結合モードと有し、前記JOB結合モード
と画像結合モードの選択をするモード選択手段を設けた
ことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて図を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に
係る画像形成装置としての複写装置の構成例を示す概要
図である。図1において、複写装置は、大きく画像読取
部10、画像書込部20、画像形成部30、転写紙搬送
部40、転写紙排紙部50、及び転写紙反転部60から
構成され、さらに装置本体に外付けされる形で、外部給
紙手段41Lと複写後処理部70とが設けられている。
なお、本実施形態にいう「転写紙」とは、本発明にいう
「記録材」に該当する。
【0029】画像読取部10は、原稿Sに記載されてい
る文字列又は絵画を光源の照射光によって光情報として
読み取り、これを電気情報に変換する部位である。
【0030】原稿Sは、その原稿面(画像が形成されて
いる面)がプラテンガラス(原稿ガラス)11表面に対
向するよう、該プラテンガラス11上に直接に載置され
る。光源12は、この載置された原稿面に対し光を投射
する。原稿面に達した光は、その画像情報を含む光(情
報)となって当該面を反射しミラー13に到達する。な
お、光源12及びミラー13は、原稿面全体を走査する
ようプラテンガラス11面に沿って移動可能な構成とな
っている。
【0031】また、本実施形態における複写装置は、自
動原稿給送手段としての自動両面原稿搬送部100を備
えている。自動両面原稿搬送部100は、図1に示すよ
うに、原稿載置台101に複数積層された原稿Sの束に
ついて、その一枚を分離して給送ローラ100a及び1
00bにより送り出し、これをローラ100cを介して
プラテンガラス11A上に供給するようになっている。
自動両面原稿搬送部100で原稿Sを搬送しながら該原
稿Sの画像を読み取る際には、プラテンガラス11Aの
下方に、光源(12A)と各ミラー(13A、14A
1、14A2を移動させて固定する。これらの構成によ
り、上記と同様、複数の原稿Sの束に関し、その原稿面
を連続して読み取ることができる。
【0032】上記の他、図1に示す自動両面原稿搬送部
100及びプラテンガラス11A等の構成においては、
原稿Sの表裏両面を読み取ることも可能である。この場
合においては、その一方の面を光源12Aにより読み取
り、該読み取りが完了すると、反転ローラ102により
原稿Sを一旦図中右方向に送り出し、その後反転ローラ
102を反転させ当該原稿Sを図中左方向に搬送しつつ
それをローラ100cによって巻き取って、原稿Sの他
方の面をプラテンガラス11A面に対向させるようにす
る。なお、自動両面原稿搬送部100から供給され、光
源12Aにより読み取られた原稿Sは、排紙皿103に
順次積層されていく。
【0033】さて、上記したように光源12又は12A
により読み取られた原稿面に係る光情報は、以下、ミラ
ー141、142又は151、152で反射を繰り返
し、結像光学系16を介してCCD撮像装置17に達す
る。CCD撮像装置17には、光電変換機能を有する複
数の画素が配列された光電面(不図示)を有しており、
これら複数の画素によって前記原稿面の画像情報を含む
光情報が受け取られ、これが電気情報に変換されること
になる。
【0034】画像書込部20は、上記のようにして得ら
れた電気情報に基づき制御したレーザビームを、後述す
る感光体ドラム31上に照射(書き込み)し、該感光体
ドラム31上に静電潜像を形成する部位である。
【0035】原稿面に係る光情報が変換されその画像情
報を含む前記電気情報は、図示しない半導体レーザから
発振するレーザビームを制御するために用いられる。前
記電気情報に基づいて制御され発振されたレーザビーム
は、駆動モータ21にその中心部が接続され回転可能と
されたポリゴンミラー22に照射され、ここを反射した
該レーザビームは反射ミラー23を介して感光体ドラム
31上に照射される。ここに、ポリゴンミラー22がレ
ーザビームを反射しつつ回転することにより、感光体ド
ラム31上では、該レーザビームの照射が、その軸方向
に関して走査されながら行われることになる。このレー
ザビームの照射により、感光体ドラム31上には、前記
電気情報に基づいた静電潜像が形成される。
【0036】画像形成部30は、上記感光体ドラム31
上に形成される静電潜像を基にして転写紙P上に画像を
形成する部位である。
【0037】感光体ドラム31には、上述したようにレ
ーザビームの照射による静電潜像が形成されるが、その
前提作業として当該感光体ドラム31表面全体を帯電部
32によって一様に帯電させておく。現像部33は、前
記静電潜像に対して帯電したトナーを付着させてこれを
可視化する。転写部34では、別途給送されてくる転写
紙P面に対して、前記トナーを転写・付着させ、該転写
紙P面上にトナー像を形成する。
【0038】以下、感光体ドラム31上に対しては、分
離部35が該感光体ドラム31に吸着した転写紙Pを分
離し、クリーニング部36が前記転写作用後感光体ドラ
ム31上に残ったトナーを清掃して清浄面を現出し、再
び帯電部32による一様帯電及びレーザビーム照射によ
る静電潜像の形成が行われ得るようにする。一方、転写
紙Pについては搬送機構37を介して定着部38へと送
られる。定着部38は、熱ローラ38a及び38bによ
って転写紙Pに熱及び圧力を加え、前記転写されたトナ
ー像の定着を図って、画像が形成される。転写紙Pはこ
の後、転写紙排紙部50に設けられた数個のローラを介
して、複写装置外部へと排紙される。この時点におい
て、原稿面に係る画像の、転写紙P面に対する「複写」
が完了することになる。
【0039】ちなみに、本実施形態における複写装置に
おいては、上記した感光体ドラム31から転写紙Pへの
トナー像の転写を、転写紙Pの一方の面のみへ行うので
はなく、その他方の面に対しても実施することが可能で
ある。この場合においては、片面複写を終えた転写紙P
は転写紙反転部60へと搬送される。ガイド部61は、
この転写紙反転部60と上記転写紙排紙部50とに関す
る転写紙Pの搬送経路切換を行う。ガイド部61が転写
紙Pを図中下方に搬送するように切り換えられると、該
転写紙Pは、反転ローラ62を介して反転部63へと搬
出される。次に、転写紙Pが反転部63へ所定量送出さ
れた状態において、反転ローラ62を反転させ、該転写
紙Pを反転搬送経路64へと搬送する。以下、転写紙P
は当該経路64を通過して、再び感光体ドラム31の上
流側に到達する。このとき、感光体ドラム31面と対向
する転写紙P面は、転写紙反転部60を通過する前に転
写された面とは、別の面となっている。なお、一般的に
は、このように反転された転写紙Pに実際に画像形成を
行う際、感光体ドラム31上には前記画像書込部20に
よって新たな画像情報の書き込みをなしておく。
【0040】転写紙搬送部40は、上記した画像形成部
30とりわけその感光体ドラム31に対して転写紙Pを
搬送する部位である。
【0041】転写紙Pは、段状に構成された複数の給紙
カセット(給紙手段)41(図1では、411、412
413の三つの給紙カセット)内の各々に設けられたト
レイ42上に積層・載置される。これら給紙カセット4
1は、上記画像形成部30に転写紙Pを送出する際、す
なわち画像形成する際には装置本体内に納まり、転写紙
Pを補充する際には前記装置本体から引き出すことが可
能なように構成されている。また、給紙カセット4
1、412及び413の各々については、例えば第一の
給紙カセット411には「A4」、第二の給紙カセット
412には「A3」等、サイズの異なる転写紙Pを対応
させて収納したり、また、第一の給紙カセット411
はA4サイズの厚紙、第二の給紙カセット412には同
サイズの薄紙等、紙種の別毎に対応させて、各々収納し
ておくことが可能である。
【0042】このような状態において、複写実行時に転
写紙Pに関するサイズの指定や紙種の指定があれば、そ
れに従って、対応する給紙カセットから転写紙Pが繰り
出され、図1に示す複数の搬送ローラ等の構成によって
前記画像形成部30に向け、転写紙Pが搬送されること
になる。
【0043】また、本実施形態においては、上記したよ
うな構成となる給紙カセット41の他、転写紙Pを給紙
する手段として、図1に示すように、手差トレイ41H
と、大量の転写紙Pを予めストックしておくことが可能
な外部給紙手段41L(いわゆるLCT)とが設けられ
ている。前者によれば、特別な転写紙やOHP等への画
像形成を特別に行うような場合に対応することが可能と
なり、後者では大量の転写紙Pに対する連続した画像形
成を行うことが可能となる。
【0044】なお、図1においては、三つの給紙カセッ
トに手差トレイ41H及び外部給紙手段41Lの都合5
つを設ける場合を示したが、本発明において、設け得る
給紙手段の数は、原理的に限定されるものではない。す
なわち、給紙手段はいくつ設けてもよい。
【0045】最後に、複写後処理部70は、上記転写紙
搬送部40、画像形成部30を通過(表裏両面複写の場
合には、転写紙反転部60をも通過)し、画像が形成さ
れた転写紙Pについて、その後処理を実施する部位であ
る。
【0046】この複写後処理部70は、より具体的に、
画像が形成された後の転写紙Pに関し、ソーティング、
ステープリング、パンチング等の各種処理を実施する。
【0047】ここに、ソーティングとは、連続的に排紙
される転写紙Pを所望の順序で並べ、あるいは当該順序
に従って積層していくような処理である。例えば、上記
自動両面原稿搬送部100を利用する場合において、そ
の原稿載置台101上に載置される原稿束の積層順序と
同様となるように、「複数部数」の転写紙Pを所望の順
序に配紙する場合が該当する。なお、このような場合に
おいては、排紙位置を順次変更していくような処理を実
施する等、複写後処理部70の連携動作を行う。
【0048】また、ステープリングとは、複数枚が積層
された画像形成済みの転写紙Pに関し、その所定の位置
に図示しない綴じ具を設け、当該転写紙Pを装丁する作
業のことである。さらに、パンチングとは、上記ステー
プリングにおいて綴じ具を設けるのに代えて、複数枚積
層された転写紙Pの所定位置に、後に綴じ紐等を通すた
めの「装丁用の穴」を形成する作業のことである。
【0049】次に、上記機構的構成となる複写装置に関
する電気的な装置構成例について、図2を参照して説明
する。上記した画像読取部10、画像書込部20、画像
形成部30、転写紙搬送部40、転写紙反転部60及び
複写後処理部70における各種機構等は、図2に示すよ
うに、中央制御手段(制御手段)Cによって統括、制御
されるようになっている。また、この中央制御手段Cに
は、入力手段C1、第1の記憶手段C2、及びハ−ド・
ディスク・ドライブからなる第2の記憶手段(HDD)
C3とが設けられている。
【0050】入力手段C1の具体的構成としては、例え
ば図3に示されるような、周知のタッチパネル90を備
えるもの等を採用すればよい。装置使用者は、このタッ
チパネル90上に示されている各種ウインドウないしア
イコン等を指で押下・指示する等して、複写濃度や倍
率、転写紙Pの出力設定等の変更を行うことができる。
なお、このような場合においては、入力手段C1は、操
作者に対する装置の設定状況等を伝達する表示手段をも
兼ねることとなる。本実施の形態においては、この表示
手段において、以下に述べる[JOB]の内容、すなわ
ちJOB毎の画像デ−タ及び設定デ−タが表示されるよ
うになっている。
【0051】また、第1の記憶手段C2は、上記画像読
取部10によって読み込まれた原稿面に係わる画像情報
等を一時記憶させておく場合等に利用される。
【0052】第2の記憶手段C3は、複数のJOB内容
を不揮発に記憶することができるようにされている。こ
こで、「JOB」とは、原稿から読み込んだ画像データ
と、該画像デ−タに関する画像形成を実行する上で、画
像形成装置を駆動するために必要となる動作環境条件で
ある設定デ−タとにより構成された「1単位」の画像情
報として定義される。
【0053】1組の原稿束の画像デ−タとは、当該原稿
束を構成する各原稿の原稿面に記載されている内容(文
字、絵柄等)のことである。また、設定デ−タとは、換
言すれば、上記画像デ−タを出力する際の画像形成装置
に関する制御条件のことである。具体的には、原稿又は
転写紙Pに関するA4/B5等のサイズに係わる区別情
報、同じく普通紙/厚紙/薄紙(種別)に関する区別情
報、また、画像を転写紙P上に形成する際の当該画像の
倍率又は画像濃度に係わる情報等が含まれる。更にま
た、ステ−プルの実施/不実施等の画像形成での転写紙
の後処理、すなわち転写紙Pの出力形態に係わる区別に
関する情報等も含まれる(図3参照)。
【0054】そして、当該JOBに関する実際の出力時
においては、例えば転写紙Pの紙種の別に関しては、該
当する紙種の転写紙Pを積載する上記給紙カセット41
の選択制御により、また、ステ−プルの実施/不実施に
関しては上記複写後処理部70の制御形態を異ならせる
こと等により、対応することになる。
【0055】なお、このJOBに係る設定は、図3に示
すタブボタン91を指示して任意の「JOB番号」を選
択し、かつ図中右方に示されている原稿読込ボタン92
を指示することにより、ある一の原稿束の画像データが
読み取られることにより行われる。また、動作環境条件
(設定データ)については、同じく図3に示されている
各種アイコンを指示することによって、その設定が上記
画像データの読み取りに伴って実施される。
【0056】また、第2の記憶手段C3に対する、ある
一のJOBに関する上記画像データ及び設定データの
「記憶」は以下のように実現される。すなわち、一般に
「複数の」JOBに関する当該画像情報が蓄えられてい
る第1の記憶手段C2の中から、入力手段C1を介して
所望のJOBを適宜選択することで、当該JOBの内容
が第2の記憶手段C3へと複製されるようになってい
る。
【0057】この際、当該複製を実行するためには、図
3中の「モード切換」ボタンMを選択し、図4に示すよ
うな設定画面を表示させ、この設定画面中、「画像保
存」ボタンM1を選択することにより実施するようにす
ればよい。なお、この画像保存ボタンM1によれば、図
示されているように、第2の記憶手段C3として「P
C」、すなわちパーソナルコンピュータ上の記憶手段を
採用し得ることが示されている。また、当該ボタンM1
によれば、第2の記憶手段C3からJOBの消去を行う
ことも可能である。
【0058】第2の記憶手段C3には、このようにして
複数のJOB内容を記憶させていくことが可能である
が、その際には、記憶させようとするJOBの一々に対
し、「ファイル名」を付すことができる。また、当該J
OBの読み出しの際に、画像データ等の内容が他人に安
易に披見されることのないよう、「パスワード」を設定
することが可能である。
【0059】この第2の記憶手段C3の存在により、こ
こに記憶させた原稿束に係る画像情報は、常に、これを
転写紙P上に形成することが可能となる。
【0060】以下では上記構成例となる複写装置に基づ
く、本実施形態の作用効果について説明を行う。
【0061】(JOB結合及び出力に係る機能)これ
は、第2の記憶手段C3内に記憶された複数のJOBを
選択して読み出し、これら複数のJOBを一挙に出力
(画像形成)する機能である。
【0062】より詳しく言えば、まず、図5ステップS
1及びS2に示すように、第2の記憶手段C3に記憶さ
れている複数のJOBの中から、出力を実施しようとす
るJOBを、入力手段C1を用いて選択する。この選択
されたJOBに関する画像情報(画像データ及び設定デ
ータ)は、第1の記憶手段C2上へ複製される。この
際、上記で説明した図4に示す設定画面における「画像
読み出し」ボタンM2を利用すればよい。
【0063】次に、図5ステップS3に示すように、中
央制御手段Cは、当該第1の記憶手段C2を参照し、前
記選択がなされた各JOBを、いわば一個の「新たなJ
OB」とみなす(JOB結合)。このとき装置使用者が
複数のJOBを選択する場合には、入力手段C1を介し
て、適宜、前記JOB結合する旨を指令することができ
る。
【0064】そして、JOBの選択及び結合が完了した
ら、図5ステップS4に示すように、中央制御手段C
は、上記「新たなJOB」を構成する既選択の複数のJ
OB各々に関し、その各原稿束の画像データ及び設定デ
ータに基づいて、転写紙Pに対する画像形成を実施する
ことになる。
【0065】さらに詳細には、JOBの選択および結合
の際に、各JOBの設定データの内容を考慮する。その
点について、以下に説明する。
【0066】各JOBの設定データは、その内容ごとに
3つの種別に分けられる。種別1は、JOBを選択する
際に、結合する上で互いに一致していることが望ましい
設定データである。これを一致データと称する。この一
致データとしては、例えば、プログラミングJOB、イ
ンターシート、章分け、合成、リピートモード、小冊
子、OHP合紙、差込ページ、ページ連写、混載原稿、
等の各応用機能に関するデータの他、画像サイズ、解像
度、圧縮率、等に関するデータが該当する。
【0067】また、さらにこの一致データは、2つに分
けられる。一つは、上記応用機能に関する一致データ
で、第1一致データと称する。さらに、上記応用機能以
外の画像サイズ、解像度、圧縮率に関する一致データ
で、第2一致データと称する。
【0068】ここで、上記一致データの各機能またはデ
ータの意味するところについて簡単に説明する。プログ
ラミングJOB機能とは、例えば複数のJOBを関連J
OBとして、1つのJOB群として指定する機能であ
る。
【0069】また、インターシート機能とは、例えば複
数の記録紙束に、表紙や途中の区切りに、色紙や白紙を
挿入する機能である。
【0070】また、章分け機能とは、転写紙Pの両面に
画像を記録する際に、各章ごとの最初のページが、転写
紙Pの表面になるように記録する機能である。
【0071】また、合成機能とは、例えば、2枚の原稿
画像を適当な縮小倍率を適用して、1枚の転写紙Pに集
約して記録する機能である。
【0072】また、リピートモード機能とは、1枚の原
稿画像を1枚の転写紙Pに複数回繰り返して記録する機
能である。
【0073】また、小冊子機能とは、複数枚の転写紙P
に両面記録し、それを中綴じして二つ折りにしたとき
に、原稿画像の読取り順に、ページが並ぶように記録す
る機能である。
【0074】また、OHP合紙機能とは、OHPフィル
ムに画像を記録する際に、各OHPフィルムの間に同じ
画像を記録した転写紙Pを挿入する機能である。
【0075】また、差込ページ機能とは、自動両面原稿
搬送部100により読み取った複数枚の記録画像の途中
の任意の箇所に、後から自動両面原稿搬送部100を使
わずにプラテンガラス11上に直接置かれて読み取った
画像を差し込んで、一括で出力する機能である。
【0076】また、ページ連写機能とは、例えば、本な
どの見開きページの原稿を、一度の走査で1ページごと
にそれぞれ分けて読み込んで、それぞれ別の転写紙Pに
記録したり、一枚の転写紙Pの両面をつかってそれぞれ
記録したりする機能である。
【0077】また、混載機能とは、それぞれサイズの異
なる複数枚の原稿を自動両面原稿搬送部100で自動給
送し、各画像を読み取る機能のことであり、例えば、自
動で転写紙のサイズを選択する機能や、自動で倍率を選
択する機能などとの併用により、各原稿ごとに適切なサ
イズの転写紙Pに記録したり、各原稿ごとに適切な倍率
に処理されて一様なサイズの転写紙に記録することが可
能である。
【0078】また、画像サイズに関するデータとは、読
み込んだ画像サイズに倍率を掛け合わせたサイズを示す
データのことである。
【0079】また、解像度に関するデータとは、1in
ch当たりの画素数のデータのことであり、例えば、4
00dpiと600dpiに切り替え可能になっている
場合に対象となる。
【0080】また、圧縮率に関するデータとは、例え
ば、ノーマル、ファイン、スーパーファインなど、画像
記録時の精密さに関するデータのことである。
【0081】このような一致データは、JOBの選択お
よび結合の際に、各応用機能に関するもの(第1一致デ
ータ)の場合には、その機能の実行が指定されていれば
JOBの選択を不可と判断し、JOBの結合不許可と
し、画像サイズデータ、解像度データ、圧縮率データ
(第2一致データ)に関しては、内容が一致していれば
結合を認め、内容が一致していなければJOBの選択を
不可と判断し、JOBの結合を不許可と作用する。
【0082】さらに詳細には、この一致データに基づく
JOBの結合の可否判断は、図5ステップS1に示した
JOBの選択時に行われる。この一致データに基づくJ
OBの結合の可否判断について図6を用いて説明する。
図6は一致データに基づくJOBの結合の可否判断の一
例を示すフローチャートである。
【0083】図5ステップS1で、まず第2の記憶手段
C3に記憶されている複数のJOBの中から入力手段C
1で所望の第1JOBが選択される。第1ジョブが選択
されると、中央制御手段Cは、図6ステップS1−1に
示すように、第1JOBの設定データの中に、応用機能
に関する一致データである第1一致データが含まれてい
ないか判断する。第1JOBの設定データの中に、第1
一致データが含まれていない場合には、ステップS1−
2へ進み、第2JOBが入力手段C1で選択されると、
第2JOBの設定データの中に、応用機能に関する一致
データである第1一致データが含まれていないか判断す
る。第2JOBの設定データの中に、第1一致データが
含まれていない場合には、ステップS1−3へ進む。ス
テップS1−3では、第1JOBと第2JOBとの第2
一致データの中の画像サイズデータが一致しているか否
か判断する。一致している場合には、さらにステップS
1−4へ進む。ステップS1−4では、第1JOBと第
2JOBとの第2一致データの中の解像度データが一致
しているか否か判断する。一致している場合には、さら
にステップS1−5へ進む。ステップS1−5では、第
1JOBと第2JOBとの第2一致データの中の圧縮率
データが一致しているか否か判断する。一致している場
合には、中央制御手段Cは、第1JOBと第2JOBの
結合可と判断し、JOBの選択がなされる。一方、ステ
ップS1−1で選択した第1JOBに第1一致データが
含まれていた場合には、他のJOBとの結合は不可と判
断され、他のJOBの選択はできない。また、ステップ
S1−2で選択した第2JOBに第1一致データが含ま
れていた場合には、第1JOBとの結合は不可と判断さ
れ、この第2JOBの選択はできない。また、ステップ
S1−3で画像サイズデータが一致していない場合に
は、第1JOBとの結合は不可と判断され、この第2J
OBの選択はできない。また、ステップS1−4で解像
度データが一致していない場合には、第1JOBとの結
合は不可と判断され、この第2JOBの選択はできな
い。また、ステップS1−5で圧縮率データが一致して
いない場合には、第1JOBとの結合は不可と判断さ
れ、この第2JOBの選択はできない。
【0084】また、上記実施例の説明においては、第1
一致データに関し、第1一致データの含むか否かを可否
判断の条件としたが、第2一致データの場合と同様にし
て、第1一致データを含む場合に、第1JOBと第2J
OBの第1一致データが一致している場合には結合可と
判断し、一致していない場合に結合不可と判断すること
も可能である。詳しくは、ステップS1−1では、第1
JOBの第1一致データの内容を把握するのみで、ステ
ップS1−2で第1JOBと第2JOBの第1一致デー
タの一致、不一致の判断をし、一致している場合には結
合可と判断しステップS1−3に進み、不一致の場合に
は、第1JOBとの結合は不可と判断され、この第2J
OBの選択はできない。このように制御してJOB結合
の自由度を広げるものであっても構わない。
【0085】種別2は、JOBを結合した後も、設定デ
ータに基づいて、各々のJOBを実行する設定データで
ある。これを活用データと称する。活用データとして
は、片面/両面記録指定および給紙カセット選択に関す
るデータと、前記一致データ以外の応用機能に関するデ
ータなどがある。前記一致データ以外の応用機能に関す
るデータとは、例えば、原稿外自動消去、白黒反転、枠
/折り目消し、原稿位置補正、全面画像、とじしろ、ス
タンプ/オーバーレイ、などがある。
【0086】ここで、前記一致データ以外の応用機能に
ついて簡単に説明する。まず、原稿外自動消去機能と
は、プラテンガラス11上に載置された原稿の大きさを
検知して、原稿以外の領域を消去して記録する機能であ
る。
【0087】また、白黒反転機能とは、画像読取り部1
0で読み取った画像の白い部分を黒く、黒い部分を白く
反転して記録する機能である。
【0088】また、枠/折り目消し機能とは、例えば本
などの厚みのある原稿をプラテンガラス11上に載置し
て画像を読取り記録する際に、画像の周囲や中央部に記
録される黒い影を消去して記録する機能である。
【0089】また、原稿位置補正とは、前述の原稿外自
動消去と併用することにより、プラテンガラス11上に
載置された原稿から読み取った画像を、転写紙Pの中央
部に記録するように位置補正する機能である。
【0090】また、全画面画像機能とは、転写紙Pに対
して先後端および左右両端に画像消去領域を設けること
なく、全面に対して画像記録する機能である。
【0091】また、とじしろ機能とは、とじしろの無い
原稿画像に対してとじしろを設けて画像を記録する機能
である。
【0092】また、スタンプ/オーバーレイ機能とは、
最初に読み取った画像と次に読み取った画像とを重ね合
わせて画像を記録したり、読み取った画像に所定のスタ
ンプを重ね合わせて画像を記録する機能である。
【0093】このような活用データの内容は、JOBを
結合した場合でもそのまま活用される。すなわち、結合
された各JOBは、それぞれの活用データの内容に基づ
いて各々のJOBを実行し、その上で1つにまとまった
出力物として出力する様に作用する。図7を用いて、活
用データに基づいて実行される結合JOBについて説明
する。図7は、結合JOBのそれぞれの活用データに基
づいて実行されるJOBのイメージを示す。
【0094】図7に示すように、第1JOBの活用デー
タの内容は、片面記録指定と第1給紙カセット選択のデ
ータである。従って、結合JOBにおいて、1ページか
ら3ページに、前記第1JOBの活用データに基づき、
画像が記録され出力される。第2JOBの活用データの
内容は、両面記録指定と第2給紙カセット選択のデータ
である。従って、結合JOBにおいて、4ページから9
ページに、前記第2JOBの活用データに基づき、画像
が記録され出力される。さらに、第3JOBの活用デー
タの内容は、片面記録指定と第3給紙カセット選択のデ
ータである。従って、結合JOBにおいて、10ページ
から12ページに、前記第3JOBの活用データに基づ
き、画像が記録され出力される。
【0095】このように、結合JOBにおいて各JOB
の各々の活用データに基づいて画像を記録し、出力する
ことにより、例えば、各給紙カセットごとに厚紙やタブ
紙などの異なる種類の転写紙を収納しておくことによ
り、各JOBごとに所望の転写紙に記録して1つの出力
物として得ることも可能である。
【0096】また、片面記録指定、両面記録指定が混在
している場合であっても、各々片面、両面に記録して、
1つにまとまった編集済みの出力物として得ることがで
きる。従って、従来装置使用者が行っていた、各JOB
ごとに第2の記憶手段C3から画像情報を読み出して記
録した後、それら各々の出力物を並べて編集し、1つの
まとまった出力物を作るといった作業の手間が省略でき
る。
【0097】種別3は、設定データの設定内容の変更可
能な設定データである。これを、可変データと称する。
可変データとしては、例えば、設定部数、排紙モードに
関するデータ、さらに活用データとしても扱うことがで
きる、とじしろ、スタンプ/オーバーレイがある。
【0098】この可変データに関しては、結合させるJ
OBを指定した後に、その結合JOBに対して入力手段
C1で指定することにより、結合JOBの全画像記録に
ついて、指定した可変データの内容に基づいて出力がな
されるものである。
【0099】例えば、結合JOBに対して、スタンプ機
能でページ記録を指定することにより、結合JOBによ
り得られる出力物に対して、通し番号のページ数が印字
される。
【0100】また、結合JOBに対して、ステイプルモ
ードを指定することにより、結合JOBの出力物に対し
て、1部ずつステイプル処理がなされる。
【0101】また、結合JOBにより出力される出力物
の部数を指定することも可能である。
【0102】また、応用機能に関するデータを可変デー
タとして設定することも可能である。さらには、画像読
取部10等の画像の読取りにかかわる応用機能に関する
データを可変データとはしないで、画像書込部20、画
像形成部30、転写紙搬送部40、転写紙反転部60、
および複写後処理部70等の画像の記録および出力にか
かわる応用機能に関するデータを可変データとすること
で、制御プログラムを簡略化できる。
【0103】なお、この機能は、以下に説明する各機能
を実現する上で、前提的な機能となるものである。
【0104】(選択順序に則ったJOB結合及び出力に
係る機能)これは、上記したJOBの選択において、そ
の選択された順番に則って、出力を実施する機能であ
る。
【0105】具体的には、図4に示した画像読み出しボ
タンM2を選択することにより表示させるようにした、
例えば図8乃至図11に示すより詳細な選択・入力画面
を利用すると有効である。まず、図8において、図中左
方に示されているのは、第2の記憶手段C3内に記憶さ
れている各JOBを示すアイコン93〜93であ
る。これら各JOBに関するアイコン93〜93
おいては、例えば「ABCD2222 1999/11
/17」等と示されているように、各々ファイル名が付
されている。そして、この図8に示すような入力画面を
用いた選択が、上記各JOBを示すアイコン93〜9
を指で指示することにより行われる。
【0106】なお、JOBにパスワードが設定されてい
る場合には、アイコン93〜93 として表示させる
JOBとして、図8に先立ち、図12のような画面を表
示させ、当該画面においてパスワードを入力しなければ
ならないような構成としておくとよい。
【0107】次に、図8中中寄りに示されている矢印ボ
タン94を指示することによって、図9に示すよう
に、図中右方に示されている既選択JOB表示エリア9
5に当該JOBを移行させる。この既選択JOBエリア
95に表示されたJOBは、すなわち第1の記憶手段C
2への複製が完了したJOBであることを表している
(以上、図5ステップS1及びS2に該当)。
【0108】そして、次なる選択を実施するときは、図
10及び図11に示すような画面表示となる。すなわ
ち、最初に選択したJOBの図中下方に、当該JOBの
アイコンを表示させるようにする(図11参照)。した
がって、既選択JOB表示エリア95においては、選択
されたJOBが表示されるとともに、その選択の順番も
併せて表示されていると見ることができる。つまり、あ
るJOBに関し、それが選択された順番は、当該JOB
が既選択JOB表示エリア95の図中上方から何番目に
表示されているかを確認することにより、認識すること
ができる。
【0109】ちなみに、一旦選択したJOBの第1の記
憶手段C2上からの削除は、既選択JOB表示エリア9
5において当該削除の対象となるJOBを指示し、先と
は逆の矢印ボタン94を指示することによって実現さ
れる。なお、この機能を利用すれば、JOBの選択順序
を変更することが可能であることが明らかである。
【0110】以上の選択が完了したら、既選択JOB表
示エリア95に移行させたJOBの各々に関しては、上
記したような「JOB結合」を実施する(図5ステップ
S3に該当)。そして、その出力は、当該エリア95に
おいて示されている順番に則って、順次実施される(図
5ステップS4に該当)。
【0111】このように本機能を利用するときには、選
択の順番どおりにJOBの出力を実行することができ
る。
【0112】(既に選択した第1JOBと、これから選
択しようとする第2JOBとの一致データが不一致の場
合の警告発生機能)各JOBを選択する際に、既選択の
第1JOBの一致データと、新たに選択しようとする第
2JOBの一致データとが、判定部としての中央制御手
段Cで、不一致であると判断された場合は、前述の通り
画像形成を禁止するが、その際に、その旨を警告する機
能に関して説明する。
【0113】具体的には、上記図9に示した入力画面に
おいて、既選択JOBであるファイル名「ABCD11
11 1999/11/03」なるJOBに対し、次に
選択しようとするJOBが図中左方のファイル名「AB
CD2222 1999/11/17」なるJOBであ
るような場合において、両者のJOBにおける設定デー
タのうち、例えば「一致データに該当するインターシー
ト機能」に係る設定が、前者では「実施」、後者では
「不実施」と、異なる設定がなされているときには、図
13ステップT1乃至T3に示すように、後者のJOB
を選択した時点において、警告を発する。また、このと
き、これらのJOB結合による画像形成は禁止される。
【0114】このことにより、「インターシート機能の
実施/不実施」という相反する制御を実施することとな
る設定データを各々有するJOBの結合・出力は禁止さ
れることになる。すなわち、本実施形態においては、こ
のような結合・出力を仮に実施したとすれば、発生する
可能性の高い装置エラーを予め回避することが可能とな
り、よって確実な装置運用を可能とするものである。
【0115】尚、警告は、既選択の第1JOBの画像サ
イズデータ、解像度データ、または、圧縮率データが、
新たに選択しようとする第2JOBの画像サイズデー
タ、解像度データ、または、圧縮率データと一致してい
ない場合に作動する。その他、第1JOBを選択しよう
とする際に、その第1JOBの設定データに、一致デー
タの中の各応用機能に関するデータが含まれていると判
断した際に、その時点で警告を発する様に制御すること
もできる。
【0116】さらにまた、結合しようとする第1JOB
と第2JOBの各種応用機能に関する一致データの内容
を確認して、それらが、一致しているか否か判断し、一
致していない場合に、警告を発するようにすることもで
きる。
【0117】また、JOB選択時に警告を発し画像形成
を禁止する、ということに加え、次のような機能を備え
ておくと、装置使用者にとってより便宜である。
【0118】まず第一に、図8中左方における第2の記
憶手段C3内に記憶されているJOBに関する表示形態
について、選択されれば上記警告の発生対象となるJO
BとそうでないJOBとの該表示形態を異ならせるよう
にしておくと好ましい。
【0119】つまり、図9に示すように、ファイル名
「ABCD1111 1999/11/03」なるJO
Bがまず選択されたときには、中央制御手段Cは、当該
JOBの設定データにおける一致データと、残るアイコ
ン93によって示されているJOBの設定データにおけ
る一致データとの比較参照を実施し、「不一致」である
と判断するJOB(アイコン93)の表示に関しては、
例えば「網掛け表示」とする、等とする。
【0120】このようにすれば、装置使用者は、JOB
結合をなし得ない(選択禁止である)JOBの存在を予
め知ることができる。
【0121】また第二に、JOBを選択した際に警告を
発せられた、あるいは上述したように、選択禁止である
JOBが存在する(「網掛け表示」されている)、等の
場合において、如何なる設定データの不一致が当該警告
あるいは当該選択禁止の原因となっているかが分かれ
ば、装置使用者にとってより便利である。したがって、
上記表示手段において、JOBの内容、すなわち設定デ
ータが表示されるようになっているとなおよい。
【0122】具体的には、上記選択時、警告の発せられ
た時点で、あるいは「網掛け表示」されたアイコン93
が存在するときに、当該JOBを指定し、かつ図8に示
したジョブチェックボタン96を指示することにより、
図14に示すようなチェック画面が表示されるような構
成としておき、その設定データの確認がなされるように
しておくとよい。またさらに、この設定データの表示時
には、当該選択禁止された理由となる設定データについ
ての表示形態が、上記同様、例えば「網掛け表示」とさ
れる等、他のものとは異なるようにされていれば、なお
好ましいことは言うまでもない。
【0123】また、前述の実施例では、複数のJOBを
結合するに際して、各JOBの設定データの内容を考慮
した。しかし、他の実施例として、複数のJOBを結合
するに際して、設定データの内容は考慮せずに、単に各
JOBの画像データだけを結合して1つの結合JOBと
して画像を出力することもできる。さらに、この各JO
Bの画像データだけを結合して1つの結合JOBとして
画像を出力するモード(画像結合モード)と、前述の各
JOBの設定データの内容を考慮してJOBの結合を行
うモード(JOB結合モード)とを、適宜、選択可能に
することもできる。このような選択は、入力手段C1
(モード選択手段)を用いて行うことができる。またさ
らに、画像結合モードを選択した場合に、その画像結合
モードで結合JOBの実行をする際の各々のJOBに設
定された設定データに代えて制御条件を指定する制御条
件指定手段を設け、該制御条件指定手段で指定された制
御条件を基に結合JOBを実行するように構成すること
もできる。該制御条件指定手段は、入力手段C1を用い
て行うことができる。
【0124】また、別の実施例としては、任意のJOB
の設定データに基づいて、結合JOBの画像形成を行う
ことも考えられる。例えば、最初に選択されたJOBの
設定データの内容に基づいて、結合JOBを実行する構
成の他、基準となる設定データを有するいずれかのJO
Bを任意に指定するための指定手段を設け、指定された
JOBの設定データに基づいて結合JOBを実行する構
成も考えられる。指定手段は、入力手段C1を用いて行
うことができる。
【0125】ちなみに、上記したような作用ないし効果
は、本実施形態のように複写装置に適用して享受し得る
だけでなく、例えばプリンタ(画像形成装置)において
も、同様に適用することができる。すなわち、プリンタ
に適用した場合には、プリンタに設けた外部機器(パソ
コン等)から送られてくる画像情報を受信するための画
像情報受信部を介して、外部機器から送られてくる画像
情報を受信し、受信した画像情報を前述のJOBとして
扱うことにより、同様の作用、効果を享受できる。ま
た、上記プリンタのほか、本発明は、複写機能、ファク
シミリ機能及びプリンタ機能等を搭載する複合機(画像
形成装置)に対して適用することも当然に可能である。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、複数のJOBを選択、結合、及び出力す
る際に関し、これら一連の作業を、より操作性よく実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る複写装置の構成例を示す概要
図である。
【図2】本実施形態に係る複写装置の電気的な構成例を
示す概要図である。
【図3】本実施形態に係る入力手段の具体的構成例を示
す概要図である。
【図4】第2の記憶手段へのJOBの保存又は読み出し
等を行うための画面表示例を示す説明図である。
【図5】本実施形態に係るJOB選択、結合及び出力の
流れを示すフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る一致データに基づくJOBの
結合の可否判断の一例を示すフローチャートである。
【図7】結合JOBのそれぞれの活用データに基づいて
実行されるJOBのイメージでる。
【図8】JOB選択の様子を示す説明図である。
【図9】1番目のJOBが選択された様子を示す説明図
である。
【図10】2番目のJOBを選択しようとする様子を示
す説明図である。
【図11】2番目のJOBが選択された様子を示す説明
図である。
【図12】パスワード入力画面の表示例を示す説明図で
ある。
【図13】図5とは異なるJOB選択、結合及び出力の
流れを示すフローチャートである。
【図14】JOBの設定データの内容を表示する画面構
成例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 画像読取部 20 画像書込部 30 画像形成部 40 転写紙搬送部 50 転写紙排紙部 60 転写紙反転部 70 複写後処理部 90 タッチパネル(入力手段兼表示手段) C 中央制御手段(制御手段) C1 入力手段(本実施形態において、表示手段を兼ね
る) C2 第1の記憶手段 C3 第2の記憶装置 P 転写紙
フロントページの続き (72)発明者 鎌田 義久 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 塚本 恭正 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 鈴木 千勝 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 横堀 潤 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 平田 哲郎 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2C061 AP04 AP07 AR03 BB10 HH03 HJ06 HK07 HK11 HN02 HN15 2C187 AD14 BF19 FA01 GC08 2H027 FA23 FA27 FA30 FC03 FD08 5C062 AA05 AB11 AB21 AB42 AC03 AC21 AC22 AC24 AC25 AE01 AF10 AF11 AF14

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像デ−タと設定デ−タからなる画像情
    報をJOBとして一時的に記憶する第1の記憶手段と、 前記画像情報のうちの特定の画像情報を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意
    のJOBを選択する選択手段とを有し、 前記任意に選択されたJOBを結合して1つの結合JO
    Bとして、第2の記憶手段から複数のJOBを読み出し
    て第1の記憶手段に記憶せしめ、前記結合JOBを実行
    して画像を形成する画像形成装置において、 前記設定データは、前記選択手段によるJOBの選択の
    可否の判定にかかわる一致データを含み、 前記一致データに基づいて、すでに選択されたJOBに
    対して前記選択手段により選択される次のJOBの結合
    の可否を判定する判定部と、 該判定部により結合が不可と判定された場合は、次のJ
    OBの結合を禁止するように制御する制御手段と、を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像デ−タと設定デ−タからなる画像情
    報をJOBとして一時的に記憶する第1の記憶手段と、 前記画像情報のうちの特定の画像情報を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意
    のJOBを選択する選択手段とを有し、 前記任意に選択されたJOBを結合して1つの結合JO
    Bとして、第2の記憶手段から複数のJOBを読み出し
    て第1の記憶手段に記憶せしめ、前記結合JOBを実行
    して画像を形成する画像形成装置において、 前記設定データは、前記結合JOBの実行時においても
    各々のJOBの設定に基づいて画像形成をおこなう活用
    データを含み、 前記結合JOBを実行時に、前記各々のJOBの前記活
    用データに基づいて画像形成をおこなうように制御する
    制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像デ−タと設定デ−タからなる画像情
    報をJOBとして一時的に記憶する第1の記憶手段と、 前記画像情報のうちの特定の画像情報を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意
    のJOBを選択する選択手段とを有し、 前記任意に選択されたJOBを結合して1つの結合JO
    Bとして、第2の記憶手段から複数のJOBを読み出し
    て第1の記憶手段に記憶せしめ、前記結合JOBを実行
    して画像を形成する画像形成装置において、 前記設定データは、前記任意に選択されたJOBを結合
    した後、入力または変更可能な可変データを含み、 前記可変データの入力または変更を行う入力手段と、 前記入力手段による入力または変更に基づいて、前記結
    合JOBを実行するように制御する制御手段と、を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像デ−タと設定デ−タからなる画像情
    報をJOBとして一時的に記憶する第1の記憶手段と、 前記画像情報のうちの特定の画像情報を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意
    のJOBを選択する選択手段とを有し、 前記任意に選択されたJOBを結合して1つの結合JO
    Bとして、第2の記憶手段から複数のJOBを読み出し
    て第1の記憶手段に記憶せしめ、前記結合JOBを実行
    して画像を形成する画像形成装置において、 前記設定データは、前記一致データと、前記活用データ
    と、および、前記可変データを含み、 前記一致データに基づいて、すでに選択されたJOBに
    対して前記選択手段により選択される次のJOBの結合
    の可否を判定する判定部と、 前記可変データの入力または変更を行う入力手段と、 該判定部により結合が不可と判定された場合は、次のJ
    OBの結合を禁止し、前記結合JOBを実行時に、前記
    各々のJOBの前記活用データに基づいて画像形成をお
    こない、前記入力手段による入力または変更に基づい
    て、前記結合JOBを実行するように制御する制御手段
    と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段による前記JOBの結合の
    禁止の制御は、結合を禁止するための警告を含む制御で
    ある前記請求項1または請求項4に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記判定部は、前記任意に選択されたJ
    OBの前記一致データが、結合されるべき別の前記任意
    に選択されたJOBの前記一致データと一致した場合に
    JOBの選択可と判定する前記請求項1、請求項4また
    は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記一致データは、第1一致データと第
    2一致データとから成り、 前記判定部は、前記任意に選択されたJOBと結合され
    るべき別の前記任意に選択されたJOBのどちらにも前
    記第1一致データの設定が無く、かつ、前記任意に選択
    されたJOBの前記第2一致データが、結合されるべき
    別の前記任意に選択されたJOBの前記第2一致データ
    と一致した場合にJOBの選択可と判定する前記請求項
    1、請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段による結合を禁止するため
    の警告は、前記判定部が、前記任意に選択されたJO
    B、または、結合されるべき別の前記任意に選択された
    JOBのいずれかに前記第1一致データの設定ありと判
    定したときになされる前記請求項7に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記一致データは、所定の応用機能設定
    情報、画像サイズ情報、画像解像度情報、画像圧縮率情
    報の少なくともいずれか1つを有する請求項1または請
    求項4乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第1一致データは、所定の応用機
    能設定情報であり、前記第2一致データ画像サイズ情
    報、画像解像度情報、画像圧縮率情報の少なくともいず
    れか1つを有する前記請求項7または請求項8に記載の
    画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記活用データは、片面/両面記録指
    定情報、給紙カセット情報、前記一致データに含まれる
    所定の応用機能設定情報を除く応用機能設定情報の少な
    くともいずれか1つを有する請求項2または請求項4に
    記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記可変データは、記録部数設定情
    報、記録材排出モード設定情報、前記活用データとして
    の前記応用機能設定情報の一部の情報の少なくともいず
    れか1つを有する請求項3または請求項4に記載の画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 画像デ−タと設定デ−タからなる画像
    情報をJOBとして一時的に記憶する第1の記憶手段
    と、 前記画像情報のうちの特定の画像情報を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意
    のJOBを選択する選択手段とを有し、 前記任意に選択されたJOBの画像を結合して1つの結
    合JOBとして、第2の記憶手段から複数のJOBを読
    み出して第1の記憶手段に記憶せしめ、前記結合JOB
    を実行して画像を形成する画像形成装置において、 前記任意に選択されたJOBの画像を結合した前記結合
    JOBの実行は、前記選択された各々のJOBの設定デ
    ータにかかわらず、予め用意されている設定データに従
    って実行されるように制御する制御手段を備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 画像デ−タと設定デ−タからなる画像
    情報をJOBとして一時的に記憶する第1の記憶手段
    と、 前記画像情報のうちの特定の画像情報を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意
    のJOBを選択する選択手段とを有し、 前記任意に選択されたJOBの画像を結合して1つの結
    合JOBとして、第2の記憶手段から複数のJOBを読
    み出して第1の記憶手段に記憶せしめ、前記結合JOB
    を実行して画像を形成する画像形成装置において、 前記任意に選択されたJOBの画像を結合した前記結合
    JOBを実行する際に、前記選択された各々のJOBの
    設定データにかえて制御条件を指定する制御条件指定手
    段と、 前記制御条件指定手段によって指定された制御条件に従
    って、前記結合JOBの実行を行う制御手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 画像デ−タと設定デ−タからなる画像
    情報をJOBとして一時的に記憶する第1の記憶手段
    と、 前記画像情報のうちの特定の画像情報を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意
    のJOBを選択する選択手段とを有し、 前記任意に選択されたJOBの画像を結合して1つの結
    合JOBとして、第2の記憶手段から複数のJOBを読
    み出して第1の記憶手段に記憶せしめ、前記結合JOB
    を実行して画像を形成する画像形成装置において、 前記任意に選択されたJOBの画像を結合した前記結合
    JOBの実行は、前記選択された各々のJOBのいずれ
    かの設定データに従って実行されるように制御する制御
    手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 画像デ−タと設定デ−タからなる画像
    情報をJOBとして一時的に記憶する第1の記憶手段
    と、 前記画像情報のうちの特定の画像情報を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された複数のJOBから任意
    のJOBを選択する選択手段とを有し、 前記任意に選択されたJOBの画像を結合して1つの結
    合JOBとして、第2の記憶手段から複数のJOBを読
    み出して第1の記憶手段に記憶せしめ、前記結合JOB
    を実行して画像を形成する画像形成装置において、 前記任意に選択されたJOBの画像を結合した前記結合
    JOBの実行に際し、前記選択された各々のJOBの中
    から、結合JOB実行時に従う設定データを有するJO
    Bを指定する指定手段と、 前記結合JOBの実行は、前記指定手段で指定されたJ
    OBの設定データに従って実行されるように制御する制
    御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至請求項12のいずれかに
    記載の画像形成装置の機能を実行するJOB結合モード
    と、請求項13乃至請求項16のいずれかに記載の画像
    形成装置の機能を実行する画像結合モードと有し、 前記JOB結合モードと画像結合モードの選択をするモ
    ード選択手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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