JP2003174409A - 光伝送装置およびその二重化切替方法 - Google Patents

光伝送装置およびその二重化切替方法

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JP2003174409A
JP2003174409A JP2001370404A JP2001370404A JP2003174409A JP 2003174409 A JP2003174409 A JP 2003174409A JP 2001370404 A JP2001370404 A JP 2001370404A JP 2001370404 A JP2001370404 A JP 2001370404A JP 2003174409 A JP2003174409 A JP 2003174409A
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signal
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optical
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Satoshi Ida
智 井田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機系の送信回路と受信回路の両方あるいは
いずれか一方に用いられる光変換素子の待機時の劣化を
防止し、信頼度の高い二重化された光伝送装置を提供す
る。 【解決手段】 送信データを送信回路(11,12)により光
信号に変換して出力する送信部(10)と、光伝送路を経由
して受信した光信号を受信回路(21,22)により電気信号
に変換して出力する受信部(20)とを備え、送信部(10)お
よび受信部(20)のいずれもが運用系と待機系の2つの系
で二重化された光伝送装置において、運用系の送信信号
の異常を検出すると待機系に切り替えると共に、それま
で電源が供給されていなかった待機系の送信回路(12)あ
るいは受信回路(22)のいずれか一方あるいは両方に電源
を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信側装置および
受信側装置のいずれもが運用系と待機系の2系で二重化
されると共に、装置間の信号接続に二重化された光伝送
路を用い、送信されるデータに異常が発生すると運用系
から待機系に切り替わる二重化された光伝送装置および
その二重化切替方法に係わり、さらに詳しくは、光変換
素子を用いた送信回路および受信回路の待機系の信頼度
向上に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば、特開平5−26811
6号公報に示された光伝送路が二重化された従来の光伝
送装置の要部の構成を示すブロック図である。図5にお
いて、100は送信側の光伝送装置Aの送信部、200
は受信側の光伝送装置Bの受信部である。送信側の光伝
送装置Aの送信部100において、110は弟1の送信
回路、120は弟2の送信回路、130は送信クロック
信号の信号停止回路、140は切替制御回路である。ま
た、受信側の光伝送装置Bの受信部200において、2
10は第1の受信回路、220は第2の受信回路、23
0は断検出切替制御回路、240は切替回路である。ま
た、1は運用系の光伝送路、2は待機系(冗長系)の光
伝送路である。
【0003】図5に示された従来の二重化された光伝送
装置は、特開平5−268116号公報に記載されてい
るように、送信・受信共に、運用系と待機系(冗長系と
も称す)の2つの系で二重化されており、送信側光伝送
装置Aの送信部100には、送信データを送出する弟1
の送信回路110および弟2の送信回路120と、弟1
の送信回路110および弟2の送信回路120に対して
クロック信号の供給を停止する信号停止回路130と、
この信号停止回路130に制御信号を送出する切替制御
回路140を備えている。
【0004】また、受信側光伝送装置Bの受信部200
には、送信側光伝送装置Aの送信部100からの受信信
号を受信して所定のデータを出力する第1の受信回路2
10および第2の受信回路220と、第1の受信回路2
10あるいは第2の受信回路220の受信信号の「断」
を検出し、伝送系の切替制御信号を出力する断検出切替
制御回230と、断検出切替制御回230からの切替制
御信号に基づいて第1の受信回路210と第2の受信回
路220の受信信号を切り替える切れ切替回路を備えて
いる。
【0005】また、逆回線にも同様の手段、機能をそれ
ぞれ設けている。そして、送信側光伝送装置Aの送信部
100からの送信は、一方を運用系に、他方を非運用系
(即ち、待機系)とし、送信側光伝送装置Aで電源断等に
よる回線障害が発生し、その後、回線障害が復旧したと
き、送信側光伝送装置Aの回線障害発生直前の状態とは
異なる運用状態になっておれば、断検出切替制御回23
0にて検出し、逆回線を介して通信の運用系を送信側光
伝送装置Aの回線障害発生直前の状態に戻すように制御
される。
【0006】即ち、図5に示した従来の二重化された光
伝送装置では、送信側光伝送装置Aの送信部100に送
られてくる送信データは2つに分かれ、第1送信回路1
10および第2の送信回路120に入力される。一方、
別に送られてくる送信クロックは信号停止回路130に
送られる。ここで、信号停止回路130は、切替制御回
路140の制御によって、通常は待機系の送信回路であ
る第2の送信回路120へのクロックの送出を停止す
る。クロックの停止で、第2の送信回路120からの出
力は停止し、第1の送信回路110からのみ伝送信号を
光変換素子によって光信号に変換した光出力が運用系の
光伝送路(光ファイバー)1を介して受信側光伝送装置B
の送信部200に送られる。
【0007】一方、受信側光伝送装置Bの受信部200
では、運用系の第1の受信回路210は光信号を受信し
て電気信号に変換するが、待機系の第2の受信回路22
0は光信号を受信しないので、断検出・切替制御回路で
は運用系は正常受信するが、待機系は断であると判断
し、第2の受信回路220への接続は断にする。ここ
で、送信側の光伝送装置Aの出力に回線断障害が発生し
た場合は、送信部100の第1の送信回路110の出力
が断になり、受信側光伝送装置Bの受信部200の第1
の受信回路210に光信号が入力されない。
【0008】そのため、断検出・切替制御回路230は
運用系断を検出し、逆回線を通して系切替指令であるA
CT1信号を送出する。送信側光伝送装置Aの送信部1
00の切替制御回路140では、ACT1信号を受け、
第1の送信回路110へのクロックを停止する。そし
て、信号停止回路130を介して第2の送信回路120
へクロックを供給し、第2の光送信回路120から送信
データが出力される。受信側光伝送装置Bの受信部20
0の断検出・切替制御回路230では運用系の断を検出
し、出力データを待機系に切り替え、一連の動作が終了
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の二重化された光
伝送装置は以上のように構成されているので、送信側光
伝送装置Aにおける送信部100の2つの送信回路(即
ち、弟1の送信回路110および弟2の送信回路12
0)および受信側光伝送装置Bにおける受信部200の
2つの受信回路(即ち、弟1の受信回路210および弟
2の受信回路220)は常に通電されている。送信側光
伝送装置Aの送信回路および受信側光伝送装置Bの受信
回路には光変換素子が使用されており、これらの光変換
素子の故障は通電時間に依存する。従って、待機系(冗
長系)の送信回路および受信回路は待機時には使用され
ていないにもかかわらず、劣化していくと言う問題点が
あった。また、受信部200が受信したデータの異常状
態の伝達のために逆回線の敷設が必要であり、装置構成
が複雑になるとい問題点もあった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、逆回線を用いることなく、運用
系のデータの異常時には待機系(冗長系)に切り替えて
光伝送を続けることができると共に、待機時には待機系
(冗長系)の送信回路および受信回路の一方あるいは両
方の電源をオフ(断)とすることにより、待機系(冗長
系)の送信回路と受信回路に使われる光変換素子の待機
時の劣化を防止し、信頼度の高い二重化された光伝送装
置およびその二重化切替方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光伝送装
置は、入力される送信データを送信回路によって電気信
号から光信号に変換して出力する送信部および上記送信
部から光伝送路を経由して受信した光信号を受信回路に
よって電気信号に変換して出力する受信部とを備え、上
記送信部および上記受信部のいずれもが運用系と待機系
の2つの系で二重化されており、上記光伝送路を経由し
て上記送信部より上記受信部に送信された運用系の信号
の異常を検出すると、運用系から待機系に切り替える光
伝送装置において、上記運用系の送信信号の異常を検出
すると、運用系から待機系に切り替えると共に、それま
で電源が供給されていなかった上記待機系の送信回路あ
るいは受信回路に電源を供給するように構成したもので
ある。
【0012】また、この発明に係る光伝送装置は、入力
される送信データを送信回路によって電気信号から光信
号に変換して出力する送信部および上記送信部から光伝
送路を経由して受信した光信号を受信回路によって電気
信号に変換して出力する受信部とを備え、上記送信部お
よび上記受信部のいずれもが運用系と待機系の2つの系
で二重化されており、上記光伝送路を経由して上記送信
部より上記受信部に送信された運用系の信号の異常を検
出すると、運用系から待機系に切り替える光伝送装置に
おいて、上記送信部は、入力される送信データを光信号
に変換して運用系の光伝送路に出力する第1の送信回路
と、上記送信データを光信号に変換して待機系の光伝送
路に出力する第2の送信回路とで構成され、上記受信部
は、上記運用系の光伝送路からの光信号を受信して電気
信号に変換して出力する第1の受信回路と、上記待機系
の光伝送路からの光信号を受信して電気信号に変換して
出力する第2の受信回路と、上記第1の受信回路の出力
信号が入力され、入力された信号の異常を検出すると、
上記第2の受信回路へ電源を供給させる電源制御信号を
上記第2の受信回路に出力すると共に、運用系から待機
系への切替制御信号を出力する異常検出/電源切替制御
回路と、上記第1の受信回路の出力信号、上記第2の受
信回路の出力信号および上記異常検出/電源切替制御回
路からの上記切替制御信号が入力され、上記切替制御信
号に応じて上記第1の受信回路の出力信号から上記第2
の受信回路の出力信号に切り替えて出力する切替回路と
で構成されたものである。
【0013】また、この発明に係る光伝送装置は、入力
される送信データを送信回路によって電気信号から光信
号に変換して出力する送信部および上記送信部から光伝
送路を経由して受信した光信号を受信回路によって電気
信号に変換して出力する受信部とを備え、上記送信部お
よび上記受信部のいずれもが運用系と待機系の2つの系
で二重化されており、上記光伝送路を経由して上記送信
部より上記受信部に送信された運用系の信号の異常を検
出すると、運用系から待機系に切り替える光伝送装置に
おいて、上記送信部は、上記送信データを光信号に変換
して運用系の光伝送路に出力する第1の送信回路と、電
源が供給されると上記送信データを光信号に変換して待
機系の光伝送路に出力する第2の送信回路と、上記受信
部に送信された運用系の信号に対応する光信号を受信し
て電気信号に変換する第3の受信回路と、上記第3の受
信回路の出力信号が入力され、入力された上記第3の受
信回路の出力信号の異常を検出すると上記第2の送信回
路へ電源を供給させる電源制御信号を上記第2の送信回
路に出力する異常検出/電源制御回路とで構成され、上
記受信部は、上記運用系の光伝送路からの光信号を受信
して電気信号に変換して出力する第1の受信回路と、上
記第1の受信回路の出力信号を周波数変換する周波数変
換回路と、上記周波数変換回路の出力信号を光信号に変
換し、上記受信部に送信された運用系の信号に対応する
光信号として上記運用系の光伝送路に出力する第3の送
信回路と、上記待機系の光伝送路からの光信号を受信し
て電気信号に変換して出力する第2の受信回路と、上記
第2の受信回路の出力信号が入力され、信号データを検
出すると運用系から待機系への切替制御信号を出力する
データ検出/切替制御回路と、上記第1の受信回路の出
力信号、上記第2の受信回路の出力信号および上記デー
タ検出/切替制御回路からの上記切替制御信号が入力さ
れ、上記切替制御信号に応じて上記第1の受信回路の出
力信号から上記第2の受信回路の出力信号に切り替えて
出力する切替回路とで構成されたものである。
【0014】また、この発明に係る光伝送装置の上記受
信部は、上記第1の受信回路の出力信号が入力され、入
力された信号の異常を検出すると、上記第2の受信回路
へ電源を供給させる電源制御信号を上記第2の受信回路
に出力すると共に、運用系から待機系への切替制御信号
を出力する異常検出/電源切替制御回路をさらに備えた
ものである。
【0015】また、この発明に係る光伝送装置の上記受
信部は、上記第2の送信回路の前段にFIFO処理回路
をさらに備えたものである。
【0016】また、この発明に係る光伝送装置の二重化
切替方法は、送信側および受信側のいずれもが運用系と
待機系の2つの系で二重化されており、光伝送路を介し
て送信側より受信側に送信される運用系の信号の異常を
検出すると、運用系から待機系に切り替える光伝送装置
の二重化切替方法において、上記運用系の送信信号の異
常を検出すると、運用系より待機系に切り替えると共
に、それまで電源が供給されていなかった上記待機系の
送信回路あるいは受信回路に電源を供給するものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。なお、各図間におい
て、同一符号は、同一あるいは相当のものを表す。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1による光
伝送装置の要部の構成を示すブロック図である。図にお
いて、10は送信側の光伝送装置Aの送信部であり、送
信部10は第1の送信回路11および第2の送信回路1
2とで構成されている。また、20は受信側の光伝送装
置Bの受信部であり、受信部20は第1の受信回路2
1、第22の受信回路22、異常検出/電源切替制御回
路23および切替回路24とで構成されている。また、
1は運用系の光伝送路、2は待機系(冗長系)の光伝送
路である。
【0018】図1に示すように、送信側の光伝送装置A
の送信部10に入力する送信データは、2つに分かれて
第1の送信回路11および第2の送信回路12に送られ
る。そして、第1の送信回路11および第2の送信回路
12の光変換素子によって光信号に変換され、運用系の
光伝送路(光ファイバー)1あるいは待機系(冗長系)
の光伝送路(光ファイバー)2を経由して、受信側の光
伝送装置Bの受信部20の第1の受信回路21および第
2の受信回路22へ送られる。なお、第1の送信回路1
1から出力される系を運用系、第2の送信回路12から
出力される系を待機系(冗長系)とする。
【0019】一方、受信側の光伝送装置Bの受信部20
では、第1の受信回路21あるいは第2の受信回路22
において、光伝送装置Aの送信部10から送られてくる
光信号を受信して光変換素子により電気信号に変換す
る。異常検出/電源切替制御回路23では、例えばCR
C(Cyclic Redundancy Check)方式などを用いて受信
データ(即ち、第1の受信回路21の出力信号)の異常の
有無を分析し、分析結果に基づいて切替制御信号と電源
制御信号を出力する。異常検出/電源切替制御回路23
は、通常運用状態では運用系を選択する切替制御信号を
切替回路24に対して出力すると共に、第2の受信回路
22の電源をオフ(断)にする電源制御信号を第2の受
信回路22に出力する。
【0020】切替回路24には第1の受信回路21の出
力、第2の受信回路22の出力および異常検出/電源切
替制御回路23からの切替制御信号が入力されており、
切替回路24は、異常検出/電源切替制御回路23から
の切替制御信号に応じて、第1の受信回路21によって
電気信号に変換された受信データから第2の受信回路2
2によって電気信号に変換された受信データに切り替え
て出力する。通常運用状態では電源をオフ(断)にする
電源制御信号が第2の受信回路22に出力されており、
異常検出/電源切替制御回路23は、第1の受信回路2
1で受信され、電気信号に変換された受信データが切替
回路24から出力されるように切替回路24を制御す
る。
【0021】次に、運用系の受信データに異常があった
場合の動作について説明する。異常検出/電源切替制御
回路23は、受信データ(即ち、第1の受信回路21の
出力信号)の異常を検出し、第2の受信回路22の電源
をオンにする電源制御信号を第2の受信回路22に対し
て出力すると共に、待機系(冗長系)を選択する切替制
御信号を切替回路24に対して出力することによって運
用系から待機系(冗長系)に切り替えることができる。
【0022】以上のように動作することによって、逆回
線を用いることなく、運用系の受信データの異常時には
待機系(冗長系)に切り替えて光伝送を続けることがで
きる。また、受信データの異常を検出するまでは待機系
(冗長系)の第2の受信回路22は電源がオフ(断)の
状態なので、待機状態では第2の受信回路22に用いら
れる光変換素子が劣化することはない。従って、本実施
の形態によれば、常時運用系の受信データに異常が発生
すると自動的に待機系(冗長系)に切り替え可能な光伝
送装置を簡単な構成で実現できると共に、受信側光伝送
装置の受信部の待機系の信頼度を向上できる。
【0023】実施の形態2.上記実施の形態1による光
伝送装置では、受信側の光伝送装置Bの受信部において
運用系の送信データの異常を検出し、受信回路の光変換
素子への電源供給を制御したが、本実施の形態2による
光伝送装置は送信側の光伝送装置Aの送信部において運
用系へ送信されたデータの異常を検出し、送信回路の光
変換素子への電源供給を制御することを特徴とするもの
である。
【0024】図2は、本発明の実施の形態2による光伝
送装置の要部の構成を示すブロック図である。図におい
て、30は送信側の光伝送装置Aの送信部であり、送信
部30は第1の送信回路11、第2の送信回路12、第
3の受信回路13および異常検出/電源制御回路14と
で構成されている。また、40は受信側の光伝送装置B
の受信部であり、受信部40は第1の受信回路21、第
2の受信回路22、第3の送信回路25、周波数変換回
路26、データ検出/切替制御回路27および切替回路
24とで構成されている。また、1は運用系の光伝送
路、2は待機系(冗長系)の光伝送路である。
【0025】図2に示すように、送信側の光伝送装置A
の送信部30に入力する送信データは、2つに分かれて
第1の送信回路11および第2の送信回路12に送られ
る。通常運用時では、第2の送信回路12の電源はオフ
(断)の状態に設定されているので、送信部30に入力
された送信データは第1の送信回路11の光変換素子に
よって光信号に変換され、運用系の光伝送路(光ファイ
バー)1を経由して受信側の光伝送装置Bの受信部40
の第1の受信回路21へ送られる。なお、第1の送信回
路11から出力される系を運用系、第2の送信回路12
から出力される系を待機系(冗長系)とする。
【0026】一方、受信側の光伝送装置Bの受信部40
では、第1の受信回路21において光伝送装置Aの送信
部30から運用系の伝送路を経由して送られてきた光信
号を受信して光変換素子により電気信号に変換する。第
1の受信回路21で電気信号に変換された信号は、切替
回路24に入力されると共に、周波数変換回路26によ
って周波数を変更され、第3の送信回路25に入力され
る。周波数変換回路26によって周波数変更された信号
は、第3の送信回路25によって光信号に変換されて、
受信部に送信された運用系の信号に対応する光信号とし
て運用系の光伝送路1を経由して送信側光伝送装置Aの
送信部30の第3の受信回路13に入力され、第3の受
信回路13によって電気信号に変換される。
【0027】なお、周波数を変更することによって運用
系における送信データと受信データを分離することがで
きる即ち、運用系の光伝送路1を経由して第1の送信回
路11から第1の受信回路22に送られる信号と第3の
送信回路25から第3の受信回路13に送られる信号を
分離することができる。
【0028】送信側の光伝送装置Aの送信部30に設け
られた異常検出/電源切替制御回路14は、例えばCR
C方式などを用いて、第3の受信回路13が受信した受
信データ(即ち、送信部30から受信部40に送信され
た運用系の信号に対応する光信号)の異常の有無を分析
し、分析結果に応じて第2の送信回路12へ電源制御信
号を出力する。通常運用状態では、異常検出/電源切替
制御回路14は第2の送信回路12の電源をオフ(断)
にする電源制御信号を第2の送信回路12に出力する。
従って、通常運用状態においては第2の送信回路12か
ら信号は送信されていない。
【0029】次に、運用系に異常が発生して、第1の送
信回路11から受信側光伝送装置Bの受信部40の第1
の受信回路21へ送られる送信データに異常があった場
合の動作について説明する。第1の受信回路21が受信
した運用系の送信データは、周波数変換回路26によっ
て周波数変換され、この周波数変換されたデータ(即
ち、送信部から受信部に送信された運用系の信号に対応
する信号)は、第3の送信回路25および第3の受信回
路13を経由して、送信側の光伝送装置Aの送信部30
に設けられた異常検出/電源切替制御回路14に入力さ
れている。従って、送信側の光伝送装置Aの送信部30
に設けた異常検出/電源制御回路14によって、受信側
光伝送装置Bの受信部40の第1の受信回路21へ送ら
れる送信データの異常を検出することが可能となる。
【0030】異常検出/電源制御回路14は、送信デー
タの異常を検出すると、電源をオンにする電源制御信号
を第2の送信回路12に出力する。これにより第2の送
信回路12から光信号に変換された送信データが、待機
系の光伝送路2を経由して受信側光伝送装置Bの受信部
40に出力され、第2の受信回路22は受信したデータ
(光信号)を電気信号に変換する。第2の受信回路22
によって電気信号に変換された待機系の送信データは、
切替回路24およびデータ検出/切替制御回路27へ入
力される。同時に、データ検出/切替制御回路27で
は、第2の受信回路22が受信したデータを検出し、待
機系(冗長系)を選択する切替制御信号を切替回路24
に対して出力する。切替回路24は、データ検出/切替
制御回路27からの切替制御信号を受けて、第1の受信
回路21からの出力信号を第2の受信回路22からの出
力信号に切替て出力する。
【0031】以上のように動作することによって、逆回
線を用いることなく、運用系の異常時には待機系(冗長
系)に切り替えて光伝送を続けることができる。また、
異常を検出するまでは送信部30の待機系(冗長系)の
第2の送信回路12は電源がオフ(断)の状態なので第
2の送信回路12に用いられている光変換素子が劣化す
ることはない。従って、本実施の形態によれば、常時運
用系の受信データに異常が発生すると自動的に待機系
(冗長系)に切り替え可能な光伝送装置を簡単な構成で
実現できると共に、送信側光伝送装置の送信部の待機系
の信頼度を向上できる。
【0032】実施の形態3.本実施の形態による光伝送
装置は、前述の実施の形態1と実施の形態2とを組み合
わせたものであって、送信側、受信側ともに運用系の送
信データの異常検出を行い、異常が検出されると送信部
の第2の送信回路および受信部の第2の受信回路への電
源の供給を制御すると共に、運用系から待機系(冗長
系)に切替えて出力することを特徴とする。
【0033】図3は、本発明の実施の形態3による光伝
送装置の要部の構成を示すブロック図である。図におい
て、30は送信側の光伝送装置Aの送信部であり、送信
部30は第1の送信回路11、第2の送信回路12、第
3の受信回路13および異常検出/電源制御回路14と
で構成されている。また、50は受信側の光伝送装置B
の受信部であり、受信部50は第1の受信回路21、第
2の受信回路22、第3の送信回路25、周波数変換回
路26、異常検出/電源切替制御回路23、データ検出
/切替制御回路27および切替回路24とで構成されて
いる。また、1は運用系の光伝送路、2は待機系(冗長
系)の光伝送路である。本実施の形態による光伝送装置
は、実施の形態2による光伝送装置の受信部において、
第1の受信回路21の出力信号の異常を検出し、第2の
受信回路22への電源の供給を制御すると共に、切替回
路24に対して切替制御信号を出力する異常検出/電源
切替制御回路23をさらに設けたものである。
【0034】図3に示すように、送信側の光伝送装置A
の送信部30に入力する送信データは、2つに分かれて
第1の送信回路11および第2の送信回路12に送られ
る。実施の形態2の場合と同様に、通常運用時では、第
2の送信回路12の電源はオフ(断)の状態に設定され
ているので、送信部30に入力された送信データは第1
の送信回路11の光変換素子によって光信号に変換さ
れ、運用系の光伝送路(光ファイバー)1を経由して受
信側の光伝送装置Bの受信部50の第1の受信回路21
へ送られる。
【0035】一方、受信側の光伝送装置Bの受信部50
では、第1の受信回路21において光伝送装置Aの送信
部30から運用系の伝送路1を経由して送られてきた光
信号を受信して光変換素子により電気信号に変換する。
第1の受信回路21で電気信号に変換された信号は、切
替回路24に入力されると共に、周波数変換回路26に
よって周波数を変更され、第3の送信回路25に入力さ
れる。周波数変換回路26によって周波数変更された信
号は、第3の送信回路25によって光信号に変換されて
運用系の光伝送路1を経由して送信側光伝送装置Aの送
信部30の第3の受信回路13に入力され、第3の受信
回路13によって電気信号に変換される。なお、周波数
を変更することによって運用系における送信データと受
信データを分離することができる
【0036】受信部50の異常検出/電源切替制御回路
23は、例えばCRC方式などを用いて、受信データ
(即ち、第1の受信回路21の出力信号)の異常の有無を
分析し、分析結果に基づいて切替制御信号と電源制御信
号を出力する。異常検出/電源切替制御回路23は、通
常運用状態では、運用系を選択する切替制御信号を切替
回路24に対して出力し、第2の受信回路22の電源を
オフ(断)にする電源制御信号を第2の受信回路22に
対して出力する。
【0037】また、送信側の光伝送装置Aの送信部30
に設けられた異常検出/電源切替制御回路14は、例え
ばCRC方式などを用いて、第3の受信回路13が受信
した受信データの異常の有無を分析し、分析結果に応じ
て第2の送信回路12へ電源制御信号を出力する。通常
運用状態では、異常検出/電源切替制御回路14は第2
の送信回路12の電源をオフ(断)にする電源制御信号
を第2の送信回路12に出力する。従って、通常運用状
態においては第2の送信回路12から信号は送信されて
いない。
【0038】次に、 運用系に異常が発生して、第1の
送信回路11から受信側光伝送装置Bの受信部50の第
1の受信回路21へ送られる送信データに異常があった
場合の動作について説明する。まず、受信部50の異常
検出/電源切替制御回路23は、受信データ(即ち、第
1の受信回路21の出力信号)の異常を検出し、第2の
受信回路22の電源をオンにする電源制御信号を第2の
受信回路22に対して出力すると同時に、待機系(冗長
系)を選択する切替制御信号を切替回路24に対して出
力する。
【0039】この動作と並行して、第1の受信回路21
が受信した運用系の送信データは、周波数変換回路26
によって周波数変換され、この周波数変換されたデータ
(即ち、送信部から受信部に送信された運用系の信号に
対応する信号)は第3の送信回路25および第3の受信
回路13を経由して、送信側の光伝送装置Aの送信部3
0に設けられた異常検出/電源切替制御回路14に入力
される。従って、送信側の光伝送装置Aの送信部30に
設けた異常検出/電源制御回路14でも、受信側光伝送
装置Bの受信部50の第1の受信回路21へ送られた送
信データの異常を検出することが可能となる。
【0040】また、送信部30の異常検出/電源制御回
路14は、第3の受信回路13の異常の有無を分析する
ことによって受信部50に送信された送信データの異常
を検出すると、第2の送信回路12の電源をオンにする
電源制御信号を第2の送信回路12に対して出力する。
これにより第2の送信回路12によって光信号に変換さ
れた送信データが、待機系の光伝送路2を経由して受信
側光伝送装置Bの受信部50に出力され、第2の受信回
路22は受信した送信データを電気信号に変換する。第
2の受信回路22で電気信号に変換された待機系の送信
データは、切替回路24およびデータ検出/切替制御回
路27へ入力される。
【0041】データ検出/切替制御回路27では、第2
の受信回路22が受信したデータを検出し、待機系(冗
長系)を選択する切替制御信号を切替回路24に対して
出力する。切替回路24は、データ検出/切替制御回路
27からの切替制御信号を受けて、第1の受信回路21
からの出力信号を第2の受信回路22からの出力信号に
切替て出力する。
【0042】以上のように動作することによって、逆回
線を設けなくても、運用系の異常時には冗長系に切り替
えて光伝送を続けることができる。また、異常を検出す
るまでは待機系(冗長系)の第2の送信回路12および
第2の受信回路22の電源はオフ(断)の状態なので、
第2の送信回路12および第2の受信回路22の両方に
用いられている光変換素子が劣化することはない。従っ
て、本実施の形態によれば、常時運用系の受信データに
異常が発生すると自動的に待機系(冗長系)に切り替え
可能な光伝送装置を簡単な構成で実現できると共に、送
信側光伝送装置の送信部および受信側光伝送装置の受信
部の両方の待機系の信頼度を向上できる。
【0043】実施の形態4.図4は、本発明の実施の形
態4による光伝送装置の要部の構成を示すブロック図で
ある。本実施の形態による光伝送装置は、基本的な構成
は実施の形態3による光伝送装置と同じであるが、送信
側光伝送装置Aの送信部60において、第2の送信回路
12の前段にFIFO処理回路15を設け、運用系から
待機系へ切り替わるまでにかかる時間に相当するデータ
を記憶しておき、運用系から待機系(冗長系)へ切り替
わったときに、異常が起こる前のデータから読み出して
送信することを特徴とする。尚、FIFO(First In F
irst Out)処理回路とは、先入れ先出し方式の各種の信
号処理や画像処理を行うためのメモリのことである。
【0044】これにより、運用系から待機系(冗長系)
へ切り替わった時に、異常が起こる前のデータから送信
されることになり、回線異常によるデータの欠落を防ぐ
ことができる。また、図4では実施の形態3による光伝
送装置の送信側光伝送装置Aにおいて、送信部60の第
2の送信回路12の前段にFIFO処理回路15を設け
た場合を示しているが、これに限るものではなく、実施
の形態1あるいは2の送信部の第2の送信回路12の前
段にFIFO処理回路15を設けても同様の効果を奏す
ることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】この発明に係る光伝送装置によれば、入
力される送信データを送信回路によって電気信号から光
信号に変換して出力する送信部および上記送信部から光
伝送路を経由して受信した光信号を受信回路によって電
気信号に変換して出力する受信部とを備え、上記送信部
および上記受信部のいずれもが運用系と待機系の2つの
系で二重化されており、上記光伝送路を経由して上記送
信部より上記受信部に送信された運用系の信号の異常を
検出すると、運用系から待機系に切り替える光伝送装置
において、上記運用系の送信信号の異常を検出すると、
運用系より待機系に切り替えると共に、それまで電源が
供給されていなかった上記待機系の送信回路あるいは受
信回路に電源を供給するように構成したので、受信デー
タの異常を検出するまでは送信部の待機系の送信回路あ
るいは受信部の待機系の受信回路は電源がオフ(断)の
状態であり、待機状態では待機系の送信回路あるいは受
信回路に用いられる光変換素子が劣化することはない。
従って、常時運用系の受信データに異常が発生すると自
動的に待機系に切り替えできると共に、送信部の待機系
の送信回路あるいは受信部のいずれか一方あるいは両方
の待機系の受信回路の信頼度を向上できる。
【0046】また、この発明に係る光伝送装置によれ
ば、入力される送信データを送信回路によって電気信号
から光信号に変換して出力する送信部および上記送信部
から光伝送路を経由して受信した光信号を受信回路によ
って電気信号に変換して出力する受信部とを備え、上記
送信部および上記受信部のいずれもが運用系と待機系の
2つの系で二重化されており、上記光伝送路を経由して
上記送信部より上記受信部に送信された運用系の信号の
異常を検出すると、運用系から待機系に切り替える光伝
送装置において、上記送信部は、入力される送信データ
を光信号に変換して運用系の光伝送路に出力する第1の
送信回路と、上記送信データを光信号に変換して待機系
の光伝送路に出力する第2の送信回路とで構成され、上
記受信部は、上記運用系の光伝送路からの光信号を受信
して電気信号に変換して出力する第1の受信回路と、上
記待機系の光伝送路からの光信号を受信して電気信号に
変換して出力する第2の受信回路と、上記第1の受信回
路の出力信号が入力され、入力された信号の異常を検出
すると、上記第2の受信回路へ電源を供給させる電源制
御信号を上記第2の受信回路に出力すると共に、運用系
から待機系への切替制御信号を出力する異常検出/電源
切替制御回路と、上記第1の受信回路の出力信号、上記
第2の受信回路の出力信号および上記異常検出/電源切
替制御回路からの上記切替制御信号が入力され、上記切
替制御信号に応じて上記第1の受信回路の出力信号から
上記第2の受信回路の出力信号に切り替えて出力する切
替回路とで構成されたので、逆回線を用いることなく、
運用系の受信データの異常時には自動的に待機系に切り
替えて光伝送を続けることができると共に、受信データ
の異常を検出するまでは待機系の第2の受信回路は電源
がオフ(断)の状態であり、待機状態では第2の受信回
路に用いられる光変換素子が劣化することはない。従っ
て、常時運用系の受信データに異常が発生すると自動的
に待機系に切り替え可能な光伝送装置を簡単な構成で実
現できると共に、受信部の待機系の信頼度を向上でき
る。
【0047】また、この発明に係る光伝送装置によれ
ば、入力される送信データを送信回路によって電気信号
から光信号に変換して出力する送信部および上記送信部
から光伝送路を経由して受信した光信号を受信回路によ
って電気信号に変換して出力する受信部とを備え、上記
送信部および上記受信部のいずれもが運用系と待機系の
2つの系で二重化されており、上記光伝送路を経由して
上記送信部より上記受信部に送信された運用系の信号の
異常を検出すると、運用系から待機系に切り替える光伝
送装置において、上記送信部は、上記送信データを光信
号に変換して運用系の光伝送路に出力する第1の送信回
路と、電源が供給されると上記送信データを光信号に変
換して待機系の光伝送路に出力する第2の送信回路と、
上記受信部に送信された運用系の信号に対応する光信号
を受信して電気信号に変換する第3の受信回路と、上記
第3の受信回路の出力信号が入力され、入力された上記
第3の受信回路の出力信号の異常を検出すると上記第2
の送信回路へ電源を供給させる電源制御信号を上記第2
の送信回路に出力する異常検出/電源制御回路とで構成
され、上記受信部は、上記運用系の光伝送路からの光信
号を受信して電気信号に変換して出力する第1の受信回
路と、上記第1の受信回路の出力信号を周波数変換する
周波数変換回路と、上記周波数変換回路の出力信号を光
信号に変換し、上記受信部に送信された運用系の信号に
対応する光信号として上記運用系の光伝送路に出力する
第3の送信回路と、上記待機系の光伝送路からの光信号
を受信して電気信号に変換して出力する第2の受信回路
と、上記第2の受信回路の出力信号が入力され、信号デ
ータを検出すると運用系から待機系への切替制御信号を
出力するデータ検出/切替制御回路と、上記第1の受信
回路の出力信号、上記第2の受信回路の出力信号および
上記データ検出/切替制御回路からの上記切替制御信号
が入力され、上記切替制御信号に応じて上記第1の受信
回路の出力信号から上記第2の受信回路の出力信号に切
り替えて出力する切替回路とで構成されたので、逆回線
を用いることなく、運用系の受信データの異常時には自
動的に待機系に切り替えて光伝送を続けることができる
と共に、受信データの異常を検出するまでは待機系の第
2の送信回路は電源がオフ(断)の状態であり、待機状
態では第2の送信回路に用いられる光変換素子が劣化す
ることはない。従って、常時運用系の受信データに異常
が発生すると自動的に待機系に切り替え可能な光伝送装
置を簡単な構成で実現できると共に、送信部の待機系の
信頼度を向上できる。
【0048】また、この発明に係る光伝送装置によれ
ば、上記受信部は、上記第1の受信回路の出力信号が入
力され、入力された信号の異常を検出すると、上記第2
の受信回路へ電源を供給させる電源制御信号を上記第2
の受信回路に出力すると共に、運用系から待機系への切
替制御信号を出力する異常検出/電源切替制御回路をさ
らに備えたので、逆回線を用いることなく、運用系の受
信データの異常時には自動的に待機系に切り替えて光伝
送を続けることができると共に、受信データの異常を検
出するまでは待機系の第2の送信回路および第2の受信
回路は電源がオフ(断)の状態なので、待機状態では第
2の送信回路および第2の受信回路に用いられる光変換
素子が劣化することはない。従って、常時運用系の受信
データに異常が発生すると自動的に待機系に切り替え可
能な光伝送装置を簡単な構成で実現できると共に、送信
部および受信部両方の待機系の信頼度を向上できる。
【0049】また、この発明に係る光伝送装置によれ
ば、上記受信部は、上記第2の送信回路の前段にFIF
O処理回路をさらに備えたので、運用系から待機系へ切
り替わった時に、異常が起こる前のデータから送信され
ることになり、回線異常によるデータの欠落を防ぐこと
ができる。
【0050】また、この発明に係る光伝送装置の二重化
切替方法によれば、送信側および受信側のいずれもが運
用系と待機系の2つの系で二重化されており、光伝送路
を介して送信側より受信側に送信される運用系の信号の
異常を検出すると、運用系から待機系に切り替える光伝
送装置の二重化切替方法において、上記運用系の送信信
号の異常を検出すると、運用系より待機系に切り替える
と共に、それまで電源が供給されていなかった上記待機
系の送信回路あるいは受信回路に電源を供給するので、
受信データの異常を検出するまでは送信部の待機系の送
信回路あるいは受信部の待機系の受信回路は電源がオフ
(断)の状態であり、待機状態では待機系の送信回路あ
るいは受信回路に用いられる光変換素子が劣化すること
はない。従って、常時運用系の受信データに異常が発生
すると自動的に待機系に切り替えできると共に、送信部
の待機系の送信回路あるいは受信部の待機系の受信回路
の信頼度を向上できる光伝送装置の二重化切替方法を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による光伝送装置の要
部の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態2による光伝送装置の要
部の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態3による光伝送装置の要
部の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態4による光伝送装置の要
部の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の光伝送装置の要部の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 運用系の光伝送路 2 待機系の光
伝送路 10、30、60 送信部 11 第1の送信回路 12 第2の送
信回路 13 第3の受信回路 14 異常検出
/電源制御回路 15 FIFO処理回路 20、40、50 受信部 21 第1の受信回路 22 第2の受
信回路 23 異常検出/電源切替制御回路 24 切替回路 25 第3の送信回路 26 周波数変
換回路 27 データ検出/切替制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される送信データを送信回路によっ
    て電気信号から光信号に変換して出力する送信部および
    上記送信部から光伝送路を経由して受信した光信号を受
    信回路によって電気信号に変換して出力する受信部とを
    備え、上記送信部および上記受信部のいずれもが運用系
    と待機系の2つの系で二重化されており、上記光伝送路
    を経由して上記送信部より上記受信部に送信された運用
    系の信号の異常を検出すると、運用系から待機系に切り
    替える光伝送装置において、 上記運用系の送信信号の異常を検出すると、運用系から
    待機系に切り替えると共に、それまで電源が供給されて
    いなかった上記待機系の送信回路あるいは受信回路に電
    源を供給するように構成したことを特徴とする光伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 入力される送信データを送信回路によっ
    て電気信号から光信号に変換して出力する送信部および
    上記送信部から光伝送路を経由して受信した光信号を受
    信回路によって電気信号に変換して出力する受信部とを
    備え、上記送信部および上記受信部のいずれもが運用系
    と待機系の2つの系で二重化されており、上記光伝送路
    を経由して上記送信部より上記受信部に送信された運用
    系の信号の異常を検出すると、運用系から待機系に切り
    替える光伝送装置において、 上記送信部は、入力される送信データを光信号に変換し
    て運用系の光伝送路に出力する第1の送信回路と、上記
    送信データを光信号に変換して待機系の光伝送路に出力
    する第2の送信回路とで構成され、 上記受信部は、上記運用系の光伝送路からの光信号を受
    信して電気信号に変換して出力する第1の受信回路と、
    上記待機系の光伝送路からの光信号を受信して電気信号
    に変換して出力する第2の受信回路と、上記第1の受信
    回路の出力信号が入力され、入力された信号の異常を検
    出すると、上記第2の受信回路へ電源を供給させる電源
    制御信号を上記第2の受信回路に出力すると共に、運用
    系から待機系への切替制御信号を出力する異常検出/電
    源切替制御回路と、上記第1の受信回路の出力信号、上
    記第2の受信回路の出力信号および上記異常検出/電源
    切替制御回路からの上記切替制御信号が入力され、上記
    切替制御信号に応じて上記第1の受信回路の出力信号か
    ら上記第2の受信回路の出力信号に切り替えて出力する
    切替回路とで構成されたことを特徴とする光伝送装置。
  3. 【請求項3】 入力される送信データを送信回路によっ
    て電気信号から光信号に変換して出力する送信部および
    上記送信部から光伝送路を経由して受信した光信号を受
    信回路によって電気信号に変換して出力する受信部とを
    備え、上記送信部および上記受信部のいずれもが運用系
    と待機系の2つの系で二重化されており、上記光伝送路
    を経由して上記送信部より上記受信部に送信された運用
    系の信号の異常を検出すると、運用系から待機系に切り
    替える光伝送装置において、 上記送信部は、上記送信データを光信号に変換して運用
    系の光伝送路に出力する第1の送信回路と、電源が供給
    されると上記送信データを光信号に変換して待機系の光
    伝送路に出力する第2の送信回路と、上記受信部に送信
    された運用系の信号に対応する光信号を受信して電気信
    号に変換する第3の受信回路と、上記第3の受信回路の
    出力信号が入力され、入力された上記第3の受信回路の
    出力信号の異常を検出すると上記第2の送信回路へ電源
    を供給させる電源制御信号を上記第2の送信回路に出力
    する異常検出/電源制御回路とで構成され、 上記受信部は、上記運用系の光伝送路からの光信号を受
    信して電気信号に変換して出力する第1の受信回路と、
    上記第1の受信回路の出力信号を周波数変換する周波数
    変換回路と、上記周波数変換回路の出力信号を光信号に
    変換し、上記受信部に送信された運用系の信号に対応す
    る光信号として上記運用系の光伝送路に出力する第3の
    送信回路と、上記待機系の光伝送路からの光信号を受信
    して電気信号に変換して出力する第2の受信回路と、上
    記第2の受信回路の出力信号が入力され、信号データを
    検出すると運用系から待機系への切替制御信号を出力す
    るデータ検出/切替制御回路と、上記第1の受信回路の
    出力信号、上記第2の受信回路の出力信号および上記デ
    ータ検出/切替制御回路からの上記切替制御信号が入力
    され、上記切替制御信号に応じて上記第1の受信回路の
    出力信号から上記第2の受信回路の出力信号に切り替え
    て出力する切替回路とで構成されたことを特徴とする光
    伝送装置。
  4. 【請求項4】 上記受信部は、上記第1の受信回路の出
    力信号が入力され、入力された信号の異常を検出する
    と、上記第2の受信回路へ電源を供給させる電源制御信
    号を上記第2の受信回路に出力すると共に、運用系から
    待機系への切替制御信号を出力する異常検出/電源切替
    制御回路をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記
    載の光伝送装置。
  5. 【請求項5】 上記送信部は、上記第2の送信回路の前
    段にFIFO処理回路をさらに備えたことを特徴とする
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  6. 【請求項6】 送信側および受信側のいずれもが運用系
    と待機系の2つの系で二重化されており、光伝送路を介
    して送信側より受信側に送信される運用系の信号の異常
    を検出すると、運用系から待機系に切り替える光伝送装
    置の二重化切替方法において、 上記運用系の送信信号の異常を検出すると、運用系より
    待機系に切り替えると共に、それまで電源が供給されて
    いなかった上記待機系の送信回路あるいは受信回路に電
    源を供給することを特徴とする光伝送装置の二重化切替
    方法。
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