JP2003173979A - 減圧気相成長装置 - Google Patents
減圧気相成長装置Info
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Abstract
持する保温筒表面に成膜される反応生成物を抑え、パー
ティクルの低減を図る。 【解決手段】 半導体ウェハ9を搭載したボート8を保
持する保温筒7に原料ガスが直接噴出されないように、
ロード・アンロード時にも反応管内に保持されているよ
うな場所にカバーを設置する。 【効果】 保温筒に付着する生成物が低減されるので、
ボートのロード・アンロード時の温度変動により生じる
応力により、保温筒から離脱する生成物の量も低減され
るので、パーティクルの発生を抑えることができる。
Description
し、特に半導体装置製造用の縦型減圧気相成長装置に関
する。
を図6に示す。反応管としてのアウターチューブ1及び
インナーチューブ2はマニホ−ルド4の上に設けられて
いて、反応管内を所定の温度に保つために、反応菅の周
りにヒータ3が設けられている。
(以下ウエハという)をウエハボート8に棚状に保持さ
せて反応管内に搬入していた。ウエハボート8はその下
に保温筒7が取り付けられている。マニホールド4は、
一般に固定されている。そして、保温筒7、及びボート
8は、ボートエレベータ12に載置され、ボートエレベ
ータ12によりマニホールド4の低部中心に設けられた
ボート穴から保温筒7、及びボート8は反応菅内に挿入
される。
インナーチューブ2との間からマニホールド4に設けら
れた排気管6により排気して所定の減圧雰囲気に維持し
ながら、インナーチューブ2に設けられた原料ガス導入
菅5を介して処理ガスをインナーチューブ2の下方側か
ら導入していた。そして、ヒータ3による加熱により、
ウエハ9を所定の処理温度例えば600℃に制御して、
処理ガスの化学気相反応によりウエハ9に薄膜例えばポ
リシリコン膜を形成する。
相成長装置は、反応管内にボート8および保温筒7が収
納された状態では、原料ガスの導入配管5の先端は、保
温筒7の側面近傍にくる。このため、保温筒7に直接的
あるいは間接的に原料ガスが流れ、保温筒7表面に反応
生成物が成膜されることになる。ボートエレベータ12
により、保温筒7を取り付けたボート8のロード(装置
への装着)とアンロード(装置からの取り外し)を行な
うと、必然的に保温筒7も反応管の内と外とを行ききす
ることになり、保温筒は室温(20〜30℃程度)と反
応処理温度(500〜800℃程度)との温度差を受け
ることになる。このとき、保温筒7表面に付着した反応
生成物(Si3N4、PolySi等)と保温筒7の素材
(石英、SiC等)との熱膨張率の違いにより熱応力が
生じ、保温筒7表面に付着した反応生成物が保温筒7表
面より剥がれ、パーティクル(ごみ)の原因となるとい
う問題があった。そして、このパーティクルが、ウエハ
9の表面に付着し、パターニング不良を引き起こす。
長装置において、保温筒に原料ガスが直接噴射されない
ように、反応管内に原料ガス導入管の噴出口と保温筒の
間にカバーを設け、ボートのロードおよびアンロード時
(着脱時)にも、そのカバーが反応管内に保持されてい
るような場所に設置されていることを特徴とする。
生成物が低減されるので、ロード・アンロード時の温度
変動により生じる応力により、保温筒から離脱する生成
物の量も低減されるので、パーティクルの発生を抑える
ことができる。これにより、半導体装置の品質を安定さ
せ、製造歩留りを向上できる。
て説明する。図1は、本発明の第1の実施例の縦断面図
である。
チューブ1とインナーチューブ2とは、それぞれマニホ
ールド4の上に取り付けられている。インナーチューブ
2とアウターチューブ1との間には、空間が配置されて
おり、且つ、それぞれ1、2は、気密に取り付けられて
いる。インナーチューブ2のほぼ中心に、半導体基板で
ある複数のウエハ9を棚上に載置するボート8が置かれ
る。ボート8は、保温筒7を介してボートエレベータ1
2により、反応菅の外からマニホールド4の底部中央に
設けられた穴から、反応菅内に挿入される。保温筒7
は、化学的に安定で、断熱効果のある石英等で造られて
いる。また、保温筒7は、スペーサ的効果を有してい
る。
り、ボート8に載置されたウエハ9は、所定の温度に加
熱される。マニホールド4には、ウエハ8の表面に気相
成長させるためのガスを反応菅内に導入するための原料
ガス導入菅5が取り付けられている。更に、マニホール
ド4には、反応菅内のガスを排出するための排気管6が
取り付けられている。尚、原料ガス導入菅5は、インナ
ーチューブ2の中に直接原料ガスを導入するように、排
気管6は、排気ガスをインナーチューブ2とアウターチ
ューブ1とで形成される空間から排気するようにそれぞ
れ取り付けられている。
直接噴出されないように、原料ガス導入管5の噴出口と
保温筒7の間の空間を遮る様に、マニホールド4に保温
筒カバー10を設ける。保温筒カバー10は、図2に示
すように、噴出した原料ガスが保温筒7に直接接触しな
いように、かつ、保温筒7に原料ガスがなるべく廻り込
まないように、保温筒7を取り囲むように設けられてい
る。ボート8を、ボートエレベータ12により、反応菅
内に設置したり、反応菅外に取り外したりする、ロード
およびアンロード時にも、この保温筒カバー10はマニ
ホールド4上に設置されているので、反応管内に保持さ
れることになる。また、この保温筒カバー10は、噴出
した原料ガスが保温筒7に直接接触しないような位置に
設置する。
ー10を示す図であり、保温筒7部分の横断面図であ
る。噴出した原料ガスが保温筒7に直接接触しないよう
に、保温筒カバー10を、原料ガス導入管の噴出口の周
辺のみに設置した形状としている。この場合も本発明の
効果は十分に得られる。
料ガス導入先端は、保温筒10に直節吹き付けないよう
に、反応菅の軸と平行になるように上に向けられてい
る。原料ガスは、インナーチューブ2下部から導入さ
れ、インナーチューブ2内を上方に流れ、上は9表面で
気相反応し、そしてインナーチューブ2とアウターチュ
ーブ2との間の空間を下方に流れて、排ガスとして、排
気管6から排気される。
ガス導入菅5から反応菅内に原料ガスを導入すると、原
料ガスは、保温筒カバー10により、保温筒7は、原料
ガスに曝されることが少なくなる。そして、保温筒7表
面に反応生成物(気相成長物質)が生成されることが殆
どなくなる。従来例にて、保温筒7に生成された反応生
成物は、殆ど保温筒カバー10の原料ガス導入菅5側の
表面に形成される。ボート8のロード、アンロードによ
り、保温筒7が熱衝撃・熱応力を受けても、表面に気相
成長物質が殆ど形成されていないので、反応生成質は、
保温筒7表面から脱落することが低減される。従って、
パーティクルの発生も少なくなる。
5側表面に形成された気相成長物質は、保温筒カバー
が、ボート8のロード中及びアンロード中でも、保温菅
内に設置されているため、大きな熱衝撃・熱応力を受け
ることがない。このため、反応生成物は、保温筒カバー
10から脱落することがない。
である。クリーニングガス導入菅11から、ClF3ガス
などのクリーニング用ガスを反応管内に導入し、反応管
内に付着した生成物を除去する方法がある。原料ガスが
保温筒カバー10に噴出される面を保温筒カバー10の
表面とした時、クリーニング用ガスが保温筒カバー10
に噴出される面が、保温筒カバー10の表面に噴出され
るように、インナーチューブ2にクリーニング用ガス導
入管11の噴出口を設置することにより、主に保温筒カ
バー10の表面およびインナーチューブ2、アウターチ
ューブ1、ボート8などに付着した生成物が除去できる
ことになる。
である。原料ガスが保温筒カバー10に噴出される面を
保温筒カバー10の表面とした時、クリーニング用ガス
が保温筒カバーに噴出される面が、保温筒カバー10の
裏面に噴出されるように、クリーニング用ガス導入管1
1の噴出口を設置することにより、主に保温筒カバー1
0の裏面および保温筒7、インナーチューブ2、アウタ
ーチューブ1、ボート8などに付着した生成物が除去で
きることになる。
保持する保温筒に原料ガスが直接接触しないように原料
ガス導入管と保温筒の間の空間にカバーを設け、ボート
のロードおよびアンロード時にも、そのカバーが反応管
内に保持されている事により、保温筒に付着する生成物
が低減されるので、ボートのロード・アンロード時(脱
着時)の温度変動により生じる応力により、保温筒から
離脱する生成物の量も低減されるので、パーティクルの
発生を抑えることができる。これにより、半導体装置の
品質を安定させ、製造歩留りを向上できるという効果を
有する。
縦断面図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 原料ガス導入配管が反応管内の下端に設
置されている減圧気相成長装置において、半導体ウェハ
を搭載したボートを保持する保温筒に原料ガスが直接接
触しないように、前記反応管内に前記原料ガス導入管の
噴出口と前記保温筒の間にカバーを設ける事を特徴とす
る減圧気相成長装置。 - 【請求項2】 前記ボートのロードおよびアンロード時
に、前記カバーが前記反応管内に保持されるように設置
されている事を特徴とする請求項1記載の減圧気相成長
装置。 - 【請求項3】 前記原料ガスが前記カバーに噴出される
面を前記カバーの表面とした時、前記反応管内に付着し
た生成物を除去するために用いるクリーニング用ガスが
前記カバーに噴出される面が、前記カバーの表面に噴出
されるように、クリーニング用ガス導入管の噴出口が設
置されていることを特徴とする請求項1記載の減圧気相
成長装置。 - 【請求項4】 前記ボートのロードおよびアンロード時
に、前記カバーが前記反応管内に保持されるように設置
されている事を特徴とする請求項3記載の減圧気相成長
装置。 - 【請求項5】 前記原料ガスが前記カバーに噴出される
面を前記カバーの表面とした時、前記反応管内に付着し
た前記生成物を除去するために用いる前記クリーニング
用ガスが前記カバーに噴出される面が、前記カバーの裏
面に噴出されるように、前記クリーニング用ガス導入管
の噴出口が設置されていることを特徴とする請求項1記
載の減圧気相成長装置。 - 【請求項6】 前記ボートのロードおよびアンロード時
に、前記カバーが前記反応管内に保持されるように設置
されている事を特徴とする請求項5記載の減圧気相成長
装置。
Priority Applications (1)
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JP2001293661 | 2001-09-26 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100870608B1 (ko) | 2003-08-28 | 2008-11-25 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 열처리 방법 및 열처리 장치 |
JP2009182295A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-13 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置および半導体装置の製造方法 |
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-
2002
- 2002-01-29 JP JP2002020622A patent/JP3753985B2/ja not_active Expired - Fee Related
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