JP2003171642A - 二液分別塗布型ウレタン系接着剤 - Google Patents

二液分別塗布型ウレタン系接着剤

Info

Publication number
JP2003171642A
JP2003171642A JP2001368984A JP2001368984A JP2003171642A JP 2003171642 A JP2003171642 A JP 2003171642A JP 2001368984 A JP2001368984 A JP 2001368984A JP 2001368984 A JP2001368984 A JP 2001368984A JP 2003171642 A JP2003171642 A JP 2003171642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
compound
adhesive
molecule
chemical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001368984A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fukui
弘司 福井
Takahiro Futamura
高博 二村
Yukio Tanaka
幸雄 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2001368984A priority Critical patent/JP2003171642A/ja
Publication of JP2003171642A publication Critical patent/JP2003171642A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 速硬化性であって初期接着力の発現が速く、
かつ、硬化後は優れた弾性、接着強度、耐熱性、耐寒性
等を発現する二液分別塗布型ウレタン系接着剤を提供す
る。 【解決手段】 A剤とB剤とから構成され、一方の被着
体に塗布されたA剤と他方の被着体に塗布されたB剤と
が接触した時に硬化反応を開始する二液分別塗布型接着
剤であって、上記A剤は、分子両末端にイソシアネート
基を有する化合物を主成分としてなる常温で液状の無溶
剤型A剤であり、上記B剤は、分子両末端にアミノ基を
有する化合物を主成分としてなる常温で液状の無溶剤型
B剤である二液分別塗布型ウレタン系接着剤、および、
分子両末端にイソシアネート基を有する化合物が、ポリ
イソシアネート化合物とポリエーテルポリオールとの縮
合反応により得られるウレタンプレポリマーである上記
接着剤、ならびに、分子両末端にアミノ基を有する化合
物が、脂肪族1級ジアミンである上記接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二液分別塗布型ウ
レタン系接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にハネムーン型接着剤と呼ばれる二
液分別塗布型接着剤は、2種類の薬剤(A剤およびB
剤)から構成され、A剤を一方の被着体に塗布し、B剤
を他方の被着体に塗布して、両被着体を貼り合わせる際
に、A剤とB剤とが接触することにより硬化反応の開始
および進行が起こる接着剤である。
【0003】このような二液分別塗布型接着剤として
は、例えば、シアノアクリレートを主成分とするA剤と
金属塩化物(硬化促進剤)を含有するB剤とから構成さ
れるシアノアクリレート系接着剤や、アクリル系モノマ
ー、オリゴマー、ポリマー等を主成分とし、ラジカル重
合開始剤を含有するA剤とレドックス重合触媒を含有す
るB剤とから構成されるアクリル系接着剤(SGA)等
が挙げられる。しかし、これらの接着剤は、硬化物が概
して脆いため、歪みがかかりやすい部分の接着には不適
当であるという欠点がある。
【0004】通常、例えば外壁パネルと下地材や金属留
め具等との接着などのように高温環境や振動等により被
着体同士の接着面が動き、接着剤に歪みがかかる部分の
接着には、いわゆる弾性接着剤が用いられている。
【0005】ところが、弾性接着剤として汎用されてい
るウレタン系接着剤や変成シリコーン系接着剤等は、湿
気硬化型接着剤であるため硬化に時間がかかり、二液分
別塗布型接着剤のような速硬化性を得られないという問
題点がある。
【0006】上記問題点に対応するため、例えば、特許
第2911991号公報には、(イ)反応性珪素基を有
し、分子鎖が実質的に(i)炭素数1〜8のアルキル基
を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体単
位と(ii)炭素数10以上のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル単量体単位とからなる
共重合体、(ロ)反応性珪素基を有するオキシアルキレ
ン重合体からなる湿気硬化型接着剤を被着体に塗布し、
タックを発現するまで所定時間放置した(オープンタイ
ムをとった)後、タックレンジの範囲内で被着体を貼り
合わせることを特徴とするコンタクト型接着方法が開示
されている。
【0007】しかし、上記公報に開示されている接着方
法は、二液分別塗布型接着方法ではなく、あくまでコン
タクト型接着方法であって、塗布後に長いオープンタイ
ムをとる必要があるため、塗布から初期接着力発現まで
の実質的な時間短縮を図ることはできず、上記問題点を
十分に解決するものとは言えない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点に鑑み、速硬化性であって初期接着力の発現が速
く、かつ、硬化後は優れた弾性、接着強度、耐熱性、耐
寒性等を発現する二液分別塗布型ウレタン系接着剤を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の二液分別塗布型
ウレタン系接着剤は、A剤とB剤とから構成され、一方
の被着体に塗布されたA剤と他方の被着体に塗布された
B剤とが接触した時に硬化反応を開始する二液分別塗布
型接着剤であって、上記A剤は、分子両末端にイソシア
ネート基を有する化合物を主成分としてなる常温で液状
の無溶剤型A剤であり、上記B剤は、分子両末端にアミ
ノ基を有する化合物を主成分としてなる常温で液状の無
溶剤型B剤であることを特徴とする。
【0010】本発明の二液分別塗布型ウレタン系接着剤
(以下、単に「接着剤」と略記する)は、A剤とB剤と
の二液から構成され、一方の被着体にA剤を塗布し、他
方の被着体にB剤を塗布して、両被着体を貼り合わせる
ことにより、A剤とB剤とが接触し、その時点から硬化
反応を開始し、速やかに硬化が進行するとともに、通常
の二液混合型接着剤のような二液の混合が不要であり、
従って二液混合後の可使時間(ポットライフ)を懸念す
る必要がなく、溶剤の乾燥も不要であるので、作業性に
も優れる。
【0011】本発明の接着剤を構成するA剤の主成分と
して用いられる分子両末端にイソシアネート基を有する
化合物としては、本発明の接着剤を構成するB剤の主成
分として用いられる後述の分子両末端にアミノ基を有す
る化合物と接触した時に速やかに硬化反応を開始しうる
ものであれば如何なる化合物であっても良く、特に限定
されるものではないが、例えば、各種ポリイソシアネー
ト化合物と各種ポリオールとの縮合反応により得られる
いわゆるウレタンプレポリマーが挙げられ、なかでも、
ポリイソシアネート化合物とポリエーテルポリオールと
の縮合反応により得られるウレタンプレポリマーが好適
に用いられる。これらの分子両末端にイソシアネート基
を有する化合物は、単独で用いられても良いし、2種類
以上が併用されても良い。
【0012】上記ポリイソシアネート化合物としては、
特に限定されるものではないが、例えば、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどの脂
肪族ポリイソシアネート化合物;水添ジフェニルメタン
ジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネートなど
の脂環族ポリイソシアネート化合物;トリレンジイソシ
アネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)、キシリレンジイソシアネート、ナフタレ
ンジイソシアネート、ポリフェニレンポリイソシアネー
トなどの芳香族ポリイソシアネート化合物;MDIと例
えばポリフェニレンポリイソシアネートとの混合物のよ
うな粗製MDI(クルードMDI)などの粗製ポリイソ
シアネート化合物;これらポリイソシアネート化合物の
例えば3量体などの多量化ポリイソシアネート化合物等
が挙げられ、なかでも、ポリオールとの反応性に優れる
ことから、MDI、粗製MDI、TDI等の芳香族ポリ
イソシアネート化合物が好適に用いられる。これらのポ
リイソシアネート化合物は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
【0013】また、上記ポリオールとしては、特に限定
されるものではないが、例えば、ポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオ
ール、ポリマーポリオールなどの各種ポリオールや、上
記各種ポリオールを例えばひまし油(水酸基含有不乾性
油)で変性したひまし油変性ポリオールなどの変性ポリ
オール等が挙げられ、なかでも、上記ポリイソシアネー
ト化合物との反応性に優れることから、ポリエーテルポ
リオールが好適に用いられる。これらのポリオールは、
単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても
良い。
【0014】上記ポリエーテルポリオールとしては、特
に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール等や、これら
のそれぞれのモノマーのランダム共重合体やブロック共
重合体等が挙げられる。上記共重合体の具体例として
は、特に限定されるものではないが、例えば、テトラヒ
ドロフラン(THF)とエチレンオキサイド(EO)と
のランダム共重合体等が挙げられる。
【0015】上記ポリエーテルポリオールのなかでも、
ポリイソシアネート化合物との反応性に優れることか
ら、例えばポリエチレングリコールやポリテトラメチレ
ングリコールなどのように分子内に側鎖を有していない
ものの方が好適に用いられる。これらのポリエーテルポ
リオールは、単独で用いられても良いし、2種類以上が
併用されても良い。また、これらのポリエーテルポリオ
ールは、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポ
リオール、ポリマーポリオール等と併用されても良い。
【0016】前記ポリイソシアネート化合物、好ましく
は芳香族ポリイソシアネート化合物と上記ポリオール、
好ましくはポリエーテルポリオールとを、常法により縮
合反応させることにより、A剤の主成分として好適に用
いられるウレタンプレポリマーを得ることができる。
【0017】本発明の接着剤を構成するB剤の主成分と
して用いられる分子両末端にアミノ基を有する化合物と
しては、A剤の主成分として用いられる前述の分子両末
端にイソシアネート基を有する化合物、好ましくは上記
ウレタンプレポリマーと接触した時にこれらを速やかに
硬化させうるものであれば如何なる化合物であっても良
く、特に限定されるものではないが、例えば、脂肪族ア
ミン、脂環族アミン、芳香族アミン、ポリアミドアミン
等が挙げられ、なかでも、分子両末端にイソシアネート
基を有する化合物、好ましくはウレタンプレポリマーと
の反応性に優れることから、脂肪族アミンが好適に用い
られる。これらの分子両末端にアミノ基を有する化合物
は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
ても良い。
【0018】上記分子両末端にアミノ基を有する化合物
は、1級アミンであることが好ましい。分子両末端にア
ミノ基を有する化合物が2級アミンもしくは3級アミン
であると、A剤の主成分として用いられる分子両末端に
イソシアネート基を有する化合物、好ましくはウレタン
プレポリマーの硬化反応の進行が遅くなることがある。
また、上記分子両末端にアミノ基を有する化合物は、ジ
アミンであることが好ましい。分子両末端にアミノ基を
有する化合物がトリアミン以上のポリアミンであると、
A剤の主成分として用いられる分子両末端にイソシアネ
ート基を有する化合物、好ましくはウレタンプレポリマ
ーの硬化反応の進行が遅くなることがある。
【0019】即ち、本発明の接着剤を構成するB剤の主
成分として用いられる分子両末端にアミノ基を有する化
合物は、脂肪族1級ジアミンであることが好ましく、な
かでも、A剤の主成分として用いられる分子両末端にイ
ソシアネート基を有する化合物、好ましくはウレタンプ
レポリマーとの反応性に特に優れることから、下記一般
式(1)で表される脂肪族1級ジアミンであることがよ
り好ましい。
【0020】
【化7】 式中、Rはオキシアルキレン基を示すが、なかでも、オ
キシエチレン基またはオキシテトラメチレン基であるこ
とが好ましい。
【0021】上記分子両末端にアミノ基を有する化合物
の分子量は、特に限定されるものではないが、分子鎖の
構造によっては分子量の違いにより得られる接着剤の深
部硬化性に差異が生じることがあるので、例えば下記構
造式(7)で表される脂肪族1級ジアミンの場合、nが
1〜30の分子量であることが好ましく、より好ましく
はnが1〜25の分子量である。nが30を超える分子
量であると、得られる接着剤の深部硬化性が不十分とな
ることがある。
【化8】
【0022】また、上記B剤の主成分として用いられる
分子両末端にアミノ基を有する化合物は、下記構造式
(2)〜(6)で表されるアミン群から選択される少な
くとも1種類のアミンを含有していることが好ましい。
【0023】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】 これらのアミンは、いわゆる硬化促進剤として機能し、
A剤の主成分として用いられる分子両末端にイソシアネ
ート基を有する化合物、好ましくはウレタンプレポリマ
ーの硬化反応をより速やかなものとすることに寄与す
る。また、これらのアミンは、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
【0024】本発明の接着剤を構成するA剤およびB剤
は、常温で液状であり、かつ、無溶剤型である。
【0025】上記A剤および/またはB剤は、常温にお
ける塗布作業を容易にするために、例えば軟化剤や可塑
剤などの溶剤以外の希釈剤で希釈され、粘度調整がされ
ていても良い。また、上記希釈剤としては、前記分子両
末端にイソシアネート基を有する化合物および/または
前記分子両末端にアミノ基を有する化合物との反応性を
有しないものを選択して用いることが好ましい。
【0026】また、上記A剤および/またはB剤には、
それぞれの必須成分および含有していることが好ましい
成分以外に、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要
に応じて、例えば、被着体に対する初期密着性や恒久接
着力を向上させるための粘着性付与樹脂や熱可塑性樹
脂、充填剤、揺変性付与剤、硬化触媒、脱水剤、カップ
リング剤、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、光安
定剤、紫外線吸収剤、着色剤、消泡剤、帯電防止剤、難
燃剤等の各種添加剤の1種類もしくは2種類以上が添加
されていても良い。また、これらの添加剤としては、前
記分子両末端にイソシアネート基を有する化合物および
/または前記分子両末端にアミノ基を有する化合物との
反応性を有しないものを選択して用いることが好まし
い。
【0027】上記粘着性付与樹脂としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、ロジン系樹脂、テルペン
系樹脂、脂肪族石油樹脂、芳香族石油樹脂等や、これら
の水素添加物等が挙げられ、好適に用いられる。これら
の粘着性付与樹脂は、単独で用いられても良いし、2種
類以上が併用されても良い。
【0028】上記粘着性付与樹脂の軟化点は、特に限定
されるものではないが、環球式軟化点で90〜150℃
であるものが好ましい。また、上記粘着性付与樹脂の添
加量は、特に限定されるものではないが、前記分子両末
端にイソシアネート基を有する化合物、好ましくはウレ
タンプレポリマー100重量部に対して、粘着性付与樹
脂200重量部以下であることが好ましい。分子両末端
にイソシアネート基を有する化合物、好ましくはウレタ
ンプレポリマー100重量部に対する粘着性付与樹脂の
添加量が200重量部を超えると、得られる接着剤の硬
化物の高温下における耐熱性や低温下における耐寒性が
不十分となることがある。
【0029】本発明の接着剤を構成するA剤およびB剤
の製造方法は、特別なものではなく、例えば、回転攪拌
機、万能ミキサー、ニーダー等の通常の攪拌混合機を用
いて、常温下もしくは加熱下で、必要なら窒素ガスのよ
うな不活性ガス雰囲気下や減圧脱水雰囲気下において、
A剤またはB剤に含有させる各成分の各所定量を均一に
混合することにより、A剤およびB剤を個別に製造すれ
ば良い。
【0030】また、A剤の主成分としてウレタンプレポ
リマーを用いる場合には、通常の反応器を用いて、前記
ポリイソシアネート化合物と前記ポリオールとを常法に
より反応させてウレタンプレポリマーを合成し、このウ
レタンプレポリマーを単独でA剤としても良いし、この
ウレタンプレポリマーとA剤に含有させる他の成分とを
上記方法により均一に混合してA剤としても良い。
【0031】本発明の接着剤の使用方法は、特別なもの
ではなく、例えば、ロールコーター、スプレー塗布機、
ハンドガン等の通常の塗布機を用いて、A剤を一方の被
着体の所定の面に塗布し、B剤を他方の被着体の所定の
面に塗布した後に、両被着体の塗布面を貼り合わせて、
A剤とB剤とを接触させ、必要なら冷プレスや加熱プレ
ス等で圧締して、接着剤を常温硬化または必要なら加熱
硬化させることにより、所望の接合体を得ることができ
る。上記塗布時における塗布パターンは、特に限定され
るものではなく、例えば、被着体の所定の面に対する全
面塗布であっても良いし、ビード状、スパイラル状、ド
ット状等の部分塗布であっても良い。また、A剤および
B剤は無溶剤型であって溶剤の乾燥を行う必要がないの
で、A剤を一方の被着体に塗布し、B剤を他方の被着体
に塗布した後に、直ちに両被着体の塗布面を貼り合わせ
て、A剤とB剤とを接触させても良い。
【0032】本発明の接着剤は二液分別塗布型接着剤で
あるが、A剤とB剤との硬化反応の開始および進行が比
較的遅い組成となされていて、A剤とB剤との混合後の
可使時間(ポットライフ)に余裕がある場合には、二液
混合型接着剤として用いられても良い。
【0033】
【作用】本発明の接着剤は、分子両末端にイソシアネー
ト基を有する化合物、好ましくはポリイソシアネート化
合物とポリエーテルポリオールとの縮合反応により得ら
れるウレタンプレポリマーを主成分としてなる常温で液
状の無溶剤型のA剤と、分子両末端にアミノ基を有する
化合物、好ましくは前記一般式(1)で表される脂肪族
1級ジアミンを主成分としてなる常温で液状の無溶剤型
のB剤とから構成され、上記A剤とB剤とを混合するこ
となく、A剤を一方の被着体に、B剤を他方の被着体に
分別塗布するので、二液混合型接着剤のように可使時間
に制約されることがなく、また、溶剤の乾燥も不要であ
り、作業性に優れる。
【0034】また、本発明の接着剤は、上記両被着体の
塗布面を貼り合わせ、A剤とB剤とを接触させることに
より、直ちに硬化反応を開始するので、初期接着力の発
現が速く、かつ、最終的に硬化した後は優れた弾性、接
着強度、耐熱性、耐寒性等を発現する。
【0035】さらに、本発明の接着剤は、湿気硬化型で
はないので、非透湿性の大面積の被着体同士を接着する
場合でも、被着体の端部から中央部まで均一かつ優れた
接着強度を発現する。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は
「重量部」を意味する。
【0037】1.ウレタンプレポリマーの合成 A剤用として下記5種類のウレタンプレポリマーを合成
した。
【0038】ウレタンプレポリマー(1) セパラブルフラスコ中に、ポリオールとしてポリプロピ
レングリコール(分子量:2000、水酸基価:54.
7)100部を投入し、130℃で加熱溶融し、93.
3kPaに減圧して1時間脱水した。次いで、この溶融
物を80℃まで冷却した後、ポリイソシアネート化合物
としてMDI(商品名「スミジュール44S」、イソシ
アネート基含有量:33.5重量%、住化バイエルウレ
タン社製)25部を添加し、窒素ガス気流下、80℃を
保ちながら3時間反応させて、NCO/OH=2.0
(モル比)で反応させた常温で液状のウレタンプレポリ
マー(1)を合成した。
【0039】ウレタンプレポリマー(2) ポリオールとして、ポリプロピレングリコール100部
の代わりに、THFとEOとの共重合体{THF/EO
=7/3(モル比)、分子量:2000、水酸基価:5
4.7}100部を用いたこと以外はの場合と同様に
して、NCO/OH=2.0(モル比)で反応させた常
温で液状のウレタンプレポリマー(2)を合成した。
【0040】ウレタンプレポリマー(3) ポリオールとして、ポリプロピレングリコール100部
の代わりに、THFとEOとの共重合体{THF/EO
=7/3(モル比)、分子量:2000、水酸基価:5
4.7}100部を用い、ポリイソシアネート化合物と
してMDI「スミジュール44S」の添加量を37部と
したこと以外はの場合と同様にして、NCO/OH=
3.0(モル比)で反応させた常温で液状のウレタンプ
レポリマー(3)を合成した。
【0041】ウレタンプレポリマー(4) ポリオールとして、ポリプロピレングリコール100部
の代わりに、THFとEOとの共重合体{THF/EO
=7/3(モル比)、分子量:2000、水酸基価:5
4.7}80部およびポリエチレングリコール(分子
量:200、水酸基価:570)20部を用い、ポリイ
ソシアネート化合物としてMDI「スミジュール44
S」の添加量を106部としたこと以外はの場合と同
様にして、NCO/OH=3.0(モル比)で反応させ
た常温で液状のウレタンプレポリマー(4)を合成し
た。
【0042】ウレタンプレポリマー(5) ポリオールとして、ポリプロピレングリコール100部
の代わりに、THFとEOとの共重合体{THF/EO
=7/3(モル比)、分子量:2000、水酸基価:5
4.7}80部およびポリエチレングリコール(分子
量:1000、水酸基価:111)20部を用い、ポリ
イソシアネート化合物としてMDI「スミジュール44
S」の添加量を45部としたこと以外はの場合と同様
にして、NCO/OH=3.0(モル比)で反応させた
常温で液状のウレタンプレポリマー(5)を合成した。
【0043】2.アミンの準備 B剤用として下記10種類のアミンを準備した。
【0044】(1)脂肪族1級ジアミン(a) 前記構造式(7)で表され、n=2.6である脂肪族1
級ジアミン{a(商品名「ジェファーミンD−23
0」、サンテクノケミカル社製)} (2)脂肪族1級ジアミン(b) 前記構造式(7)で表され、n=3.0である脂肪族1
級ジアミン{b(商品名「XTJ−511」、サンテク
ノケミカル社製)} (3)脂肪族1級ジアミン(c) 下記構造式(8)で表され、n=1〜4である脂肪族1
級ジアミン{c(商品名「XTJ−512」、サンテク
ノケミカル社製)}
【化14】 (4)脂肪族1級ジアミン(d) 下記構造式(9)で表される脂肪族1級ジアミン{d
(商品名「ダイトクラールJ−5030」、大都産業社
製)}
【化15】 (5)芳香族3級モノアミン(e) 前記構造式(2)で表される芳香族3級モノアミン{e
(商品名「BDMA」、サンテクノケミカル社製)} (6)脂肪族3級トリアミン(f) 前記構造式(3)で表される脂肪族3級トリアミン{f
(商品名「カオライザーNo.3 」、大都産業社製)} (7)複素環式トリアミン(g) 前記構造式(4)で表される複素環式トリアミン{g
(商品名「N−AEP」、サンテクノケミカル社製)} (8)アミン混合物(h) 前記構造式(4)で表される複素環式トリアミン、前記
構造式(5)で表される複素環式2級ジアミンおよび前
記構造式(6)で表される脂肪族3級モノアミンからな
るアミン混合物{h(商品名「AC−399」、サンテ
クノケミカル社製)} (9)脂肪族1級ジアミン(i) 前記構造式(7)で表され、n=33.1である脂肪族
1級ジアミン{i(商品名「ジェファーミンD−200
0」、サンテクノケミカル社製)} (10)脂肪族1級トリアミン(j) 下記構造式(10)で表され、x+y+zが5.3であ
る脂肪族1級トリアミン{j(商品名「ジェファーミン
T−403」、サンテクノケミカル社製)}
【化16】
【0045】(実施例1〜実施例12)および(比較例
1〜比較例3) 表1に示す組成でそれぞれのA剤およびB剤を調製し、
接着剤を作製した。
【0046】実施例1〜実施例12、および、比較例1
〜比較例3で得られた接着剤の性能(硬化反応の進行
性、硬化皮膜の強靱性)を以下の方法で評価した。そ
の結果は表1に示すとおりであった。
【0047】硬化反応の進行性:内容積10mlのサ
ンプル瓶に予めA剤5mlを入れておき、その上にB剤
5mlをゆっくりと注ぎ、注ぎ終わった直後から10分
後にA剤とB剤との境界に生成した硬化皮膜の厚み(m
m)を測定した。
【0048】硬化皮膜の強靱性:の場合と同様の操
作でA剤とB剤との境界に生成した硬化皮膜を爪楊枝で
突き刺す官能試験を行い、下記判定基準により硬化皮膜
の強靱性を評価した。 〔判定基準〕 ◎‥‥硬化皮膜は非常に強靱であった。 ○‥‥硬化皮膜はかなり強靱であった。 △‥‥硬化皮膜はやや強靱であった。 ×‥‥硬化皮膜は脆弱であった。
【0049】
【表1】
【0050】表1から明らかなように、本発明による実
施例1〜実施例12の接着剤は、いずれも硬化反応の進
行が速く、硬化皮膜は強靱であった。
【0051】これに対し、B剤が前記構造式(7)で表
され、nが30を超える分子量であった脂肪族1級ジア
ミン(i)からなる比較例1の接着剤、B剤が脂肪族1
級トリアミン(j)からなる比較例2の接着剤およびB
剤が芳香族3級モノアミン(e)からなる比較例3の接
着剤は、いずれも硬化反応の進行が遅く、硬化皮膜は脆
弱であった。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の二液分別塗
布型ウレタン系接着剤は、速硬化性であって初期接着力
の発現が速く、かつ、硬化後は優れた弾性、接着強度、
耐熱性、耐寒性等を発現するとともに、二液混合型接着
剤のように二液混合後の可使時間に制約されることがな
く、溶剤の乾燥も不要であって、作業性にも優れるの
で、例えば外壁パネルと下地材や金属留め具等との接着
などのように高温環境や振動等により被着体同士の接着
面が動き、接着剤に歪みがかかる部分の接着用や、非透
湿性の大面積の被着体同士の接着用等の弾性接着剤とし
て好適に用いられる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J040 EF131 EF281 HC04 JA13 KA16 PA26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A剤とB剤とから構成され、一方の被着
    体に塗布されたA剤と他方の被着体に塗布されたB剤と
    が接触した時に硬化反応を開始する二液分別塗布型接着
    剤であって、上記A剤は、分子両末端にイソシアネート
    基を有する化合物を主成分としてなる常温で液状の無溶
    剤型A剤であり、上記B剤は、分子両末端にアミノ基を
    有する化合物を主成分としてなる常温で液状の無溶剤型
    B剤であることを特徴とする二液分別塗布型ウレタン系
    接着剤。
  2. 【請求項2】 分子両末端にイソシアネート基を有する
    化合物が、ポリイソシアネート化合物とポリエーテルポ
    リオールとの縮合反応により得られるウレタンプレポリ
    マーであることを特徴とする請求項1に記載の二液分別
    塗布型ウレタン系接着剤。
  3. 【請求項3】 分子両末端にアミノ基を有する化合物
    が、下記一般式(1)で表される脂肪族1級ジアミンで
    あることを特徴とする請求項1に記載の二液分別塗布型
    ウレタン系接着剤。 【化1】 (式中、Rはオキシアルキレン基を示す)
  4. 【請求項4】 分子両末端にアミノ基を有する化合物
    が、下記構造式(2)〜(6)で表されるアミン群から
    選択される少なくとも1種類のアミンを含有しているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項3に記載の二液分
    別塗布型ウレタン系接着剤。 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】
JP2001368984A 2001-12-03 2001-12-03 二液分別塗布型ウレタン系接着剤 Withdrawn JP2003171642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001368984A JP2003171642A (ja) 2001-12-03 2001-12-03 二液分別塗布型ウレタン系接着剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001368984A JP2003171642A (ja) 2001-12-03 2001-12-03 二液分別塗布型ウレタン系接着剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003171642A true JP2003171642A (ja) 2003-06-20

Family

ID=19178467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001368984A Withdrawn JP2003171642A (ja) 2001-12-03 2001-12-03 二液分別塗布型ウレタン系接着剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003171642A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017014741A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 西日本高速道路株式会社 舗装用補修材及び舗装補修方法
JP2019518819A (ja) * 2016-05-10 2019-07-04 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー アミン開始ポリオールを含む二成分無溶剤接着剤組成物
WO2019167638A1 (ja) 2018-02-27 2019-09-06 Dic株式会社 軟包装用フィルムの製造方法
WO2019181921A1 (ja) 2018-03-23 2019-09-26 Dic株式会社 接着剤、積層フィルム、及び積層フィルムの製造方法
CN110352206A (zh) * 2017-01-27 2019-10-18 陶氏环球技术有限责任公司 双组分无溶剂黏着剂组合物
CN110481139A (zh) * 2018-05-14 2019-11-22 无锡莱恩科技有限公司 一种基于双组分胶粘剂的复合材料的制造方法及系统
WO2020130073A1 (ja) 2018-12-21 2020-06-25 Dic株式会社 接着剤、積層フィルム、及び積層フィルムの製造方法
WO2020213433A1 (ja) 2019-04-19 2020-10-22 三井化学株式会社 接着剤キットおよび積層体の製造方法
CN112469799A (zh) * 2018-08-06 2021-03-09 第一工业制药株式会社 二液固化型粘接剂
US11180685B2 (en) 2016-09-29 2021-11-23 Dic Corporation Adhesive, laminated film using thereof and polyol composition for adhesive
JP2022510872A (ja) * 2018-11-28 2022-01-28 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー ラミネートを形成するためのプロセス
WO2022172448A1 (ja) 2021-02-15 2022-08-18 Dic株式会社 二液硬化型接着剤、積層フィルム、積層フィルム製造装置、積層フィルムの製造方法
WO2022172436A1 (ja) 2021-02-15 2022-08-18 Dic株式会社 二液硬化型接着剤、積層フィルム、積層フィルム製造装置、積層フィルムの製造方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017014741A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 西日本高速道路株式会社 舗装用補修材及び舗装補修方法
JP2019518819A (ja) * 2016-05-10 2019-07-04 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー アミン開始ポリオールを含む二成分無溶剤接着剤組成物
US11739242B2 (en) 2016-09-29 2023-08-29 Dic Corporation Adhesive, laminated film using thereof and polyol composition for adhesive
US11180685B2 (en) 2016-09-29 2021-11-23 Dic Corporation Adhesive, laminated film using thereof and polyol composition for adhesive
CN110352206A (zh) * 2017-01-27 2019-10-18 陶氏环球技术有限责任公司 双组分无溶剂黏着剂组合物
WO2019167638A1 (ja) 2018-02-27 2019-09-06 Dic株式会社 軟包装用フィルムの製造方法
WO2019181921A1 (ja) 2018-03-23 2019-09-26 Dic株式会社 接着剤、積層フィルム、及び積層フィルムの製造方法
CN110481139A (zh) * 2018-05-14 2019-11-22 无锡莱恩科技有限公司 一种基于双组分胶粘剂的复合材料的制造方法及系统
CN112469799A (zh) * 2018-08-06 2021-03-09 第一工业制药株式会社 二液固化型粘接剂
CN112469799B (zh) * 2018-08-06 2022-09-23 第一工业制药株式会社 二液固化型粘接剂
JP2022510872A (ja) * 2018-11-28 2022-01-28 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー ラミネートを形成するためのプロセス
JP7504096B2 (ja) 2018-11-28 2024-06-21 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー ラミネートを形成するためのプロセス
WO2020130073A1 (ja) 2018-12-21 2020-06-25 Dic株式会社 接着剤、積層フィルム、及び積層フィルムの製造方法
WO2020213433A1 (ja) 2019-04-19 2020-10-22 三井化学株式会社 接着剤キットおよび積層体の製造方法
EP3957476A4 (en) * 2019-04-19 2023-01-18 Mitsui Chemicals, Inc. ADHESIVE SET AND METHOD FOR MAKING A LAMINATE
WO2022172448A1 (ja) 2021-02-15 2022-08-18 Dic株式会社 二液硬化型接着剤、積層フィルム、積層フィルム製造装置、積層フィルムの製造方法
WO2022172436A1 (ja) 2021-02-15 2022-08-18 Dic株式会社 二液硬化型接着剤、積層フィルム、積層フィルム製造装置、積層フィルムの製造方法
US11525074B2 (en) 2021-02-15 2022-12-13 Dic Corporation Two-component curing adhesive, laminated film, laminated film-manufacturing apparatus, and method for manufacturing laminated film

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4002998B2 (ja) 湿分硬化性ホットメルト組成物
JP5543067B2 (ja) 反応性ポリウレタン組成物を調製するための方法
JP2003171643A (ja) 二液分別塗布型ウレタン系接着剤
JP5893000B2 (ja) シラン湿気硬化性ホットメルト
JP2003171642A (ja) 二液分別塗布型ウレタン系接着剤
US20050211580A1 (en) Curable adhesive composition, adhesive kit and method of adhering substrates
JP2001512762A (ja) ジまたはポリスルフィド結合を含む結合剤を基本成分として含有する解離可能な接着剤
JP2007505200A (ja) エポキシ接着剤および接合基材
TW201118143A (en) Reactive hot-melt adhesive agent composition
JP2003171641A (ja) 二液分別塗布型ウレタン系接着剤
JP3427277B2 (ja) 一液弾性湿気硬化型液状ポリウレタン系接着剤
KR20170131451A (ko) 반응성 핫멜트 접착제 조성물
JP5303899B2 (ja) 一液湿気硬化性接着剤
KR101649760B1 (ko) 내수 및 내열 특성이 우수한 1액형 수성 접착제 조성물의 제조방법 및 이 방법에 의해 제조된 1액형 수성 접착제 조성물
JP3447555B2 (ja) 1液湿気硬化型ウレタン系液状タイプ接着剤組成物
EP0063534A2 (en) A sag resistant two component adhesive
KR101925166B1 (ko) 강인화제 및 강인화된 에폭시 접착제
WO1981002546A1 (en) Hydroxyl-containing liquid polymers and adhesives made therefrom
KR20200085351A (ko) 습기 경화형 폴리우레탄 핫멜트 수지 조성물, 및, 그것을 사용한 물품
JP4073687B2 (ja) プライマー及びこれを用いた硬化層の形成方法
JP2000129115A (ja) 1液湿気硬化型ウレタン系樹脂組成物及び接着剤
JP2997102B2 (ja) 反応性ホットメルト弾性シーリング材組成物
JPH01132675A (ja) タイル接着方法
JP2000234009A (ja) 湿気硬化型ウレタン系組成物
JPS58215474A (ja) ウレタン系粘着剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040927

A977 Report on retrieval

Effective date: 20071217

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080104

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20080128

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761