JP2003170998A - ガス含有アルコール飲料の注出方及びそれを達成するための注出装置及び延長ノズル。 - Google Patents
ガス含有アルコール飲料の注出方及びそれを達成するための注出装置及び延長ノズル。Info
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Abstract
るにあたり、適正な泡層と液層の比率をもって注出す
る。 【解決手段】 本発明の泡付け機能を有する注出装置の
注出ノズルを通じて飲用容器へガス含有アルコール飲料
を注出する方法は、飲用容器10の底部10aへ所定量
の泡を供給する段階と、飲用容器の底部近傍に達する注
出ノズル12を通じて前記飲用容器の底部に供給した泡
にガス含有アルコール飲料を供給して泡を増殖させて泡
層を形成する段階と、形成された泡層の下部に前記注出
ノズルを通じてガス含有アルコール飲料を注入して前記
泡層を上昇させる段階とを有する。
Description
ル飲料の注出方法に関し、更に詳しくは、ビール、発泡
酒のように、ジョッキ等の容器に注いだ際に、その液面
に、含有するガスを発泡させて適正量の泡層を形成させ
る場合に、短時間でかつ容易に泡層を形成することを可
能とする注出方法とそれを達成するのに適した注出装置
に関する。
ールに含有されている炭酸ガスが発泡し、液面に泡層を
形成する。この泡層の存在は、単に見栄えを良くすると
いう効果だけでなく、ビールと空気との接触を妨げるこ
とにより、ビールの酸化を防止し、ビールの美味さを持
続するという効果を有する。上記双方の効果を満足させ
るために、ビールを容器に注いだ際の、泡層と液層(ビ
ール)の割合は3:7〜4:6(泡層の厚さ:液層の厚
さ)の範囲が一般に適正とされるが、注ぎ方によって
は、すぐに消失してしまうような少量の泡しか形成され
ない状態や、逆に、泡だらけで肝心のビールが少ない状
態となって適正量のビールが注出されないとい状態とな
ったりする。このように、ビールの注出に際しては、ビ
ール層と泡層とが適正の割合となて注出されることが肝
要である。
炭酸ガスなどにより加圧された容器内にビールを貯蔵
し、必要に応じて飲用容器に弁機構を備えた注出装置に
より注出するものである。このビールサーバは、ビール
を注ぐ機能の他に泡付けの機能を有するものがあるこの
ようなサーバでは、先ず、容器にビールを注ぎ、容器の
6−7分程度まで注いだ後、残りの3−4分に上記泡付
け機能を利用して泡のみを加える。
来の注出方法では、先ず、ビールを注ぎ込むときに、理
想的には発泡させないようにし、後の泡付け時に表面に
泡層を形成する。従って、出来るだけ泡立たせないよう
にしてビールを注ぎ、なお且つ泡付けを行うため、注出
時間がかかってしまい、また、熟練を要するという欠点
を有していた。
めになされたものであり、短時間に効率的に適正量に泡
付けした、ビールや発砲酒などのガス含有飲料を注ぐこ
とを可能としたガス含有泡付け方法及びこれを実現する
ための注出装置を提供することにある。
決するため、泡付け機能を有するサーバにおいて、先ず
泡付け機能を作動させて注出すべきビール、発砲酒など
のガス含有飲料の泡を注出し、容器の底部に泡層を形成
し、次に注出装置の注出ノズルをその泡層内に挿入し
て、液体を注入する。この際、液体の注出口は泡層内に
挿入しておく。このようにしてガス含有アルコール飲料
を注ぎ込むと、液は既に存在している泡層内に揉まれて
更に液が発泡して泡層を増殖する。暫くすると泡層の下
に形成された液部に液を注ぐ状態となり、液は泡を発泡
しなくなり、液部が増加することになる。このようにし
て、泡層と液層とがバランスのとれた割合で容器に注が
れる。
めの装置の特徴は、液体の注出ノズルの注出口が容器の
底まで達すような長さを有することである。これは、容
器の底に形成された泡層の中に飲料液を注入する必要が
あり、この泡層そのものは注出口を覆う程度の厚さ(数
mm程度)であれば良い。
の注出ノズルと泡注出用の泡注出ノズルを別個に設ける
ことも、両者を共用の単一のノズルとすることもでき
る。
先端に液及び泡の流通が可能なスペーサを装着すること
により、飲用容器の底部との間隔を所定量確保すること
が容易となる。
径部とノズル出口に向けて流路径が徐々に増加するテー
パー部とで構成することによりノズルを流れる飲料の流
速を弱めて、飲用容器に注がれた時に発生する過度の発
泡を抑えることができる。
に取付け可能な延長ノズルを取り付けられるようにし、
ノズルの注出口が飲用容器の底まで達するようにするこ
とにより、事前に容器の底に形成されている泡層の中に
飲料液を注入することができる。
と、ノズル出口に向けて流路径が徐々に増加するテーパ
ー部とで構成してもよい。
るために図面に基づき本発明の実施の形態を示す。
注出方法(以下、単に「注出方法」という。)をビール
の注出に適用した場合のビールの注出方法を実施するた
めのビール注出装置(以下、単に「注出装置」とい
う。)の一実施例を示す。図1(A)は液及び泡が遮断
状態にある場合、Bは泡を注出する状態、Cは液の注出
状態にある場合を示す。
用の泡付けノズル13を有する弁本体11からなる。弁
本体11は図示しない炭酸ガスによって加圧された貯蔵
容器であるビール樽に接続される弁座14を有する。弁
本体11は内部に栓体15を備え、矢印(イ)−(ロ)
方向へ移動可能に収容されている。栓体15は、また、
中央を貫通する細径の泡通路16を有し、その通路16
の他端は弁17に連通している。栓体15の弁座14側
には頭部18を有し、通常は弁本体11の弁座14への
開口部19を閉鎖している。 弁17には弁体20が収
容され、この弁体20は操作レバー21の下端部22に
固定されており、操作レバー21の回動操作により弁1
7の弁室17a内で矢印(イ)−(ロ)方向へ移動可能
とされている。なお、弁体20は弁室17a内で常に矢
印(イ)方向にばね23により付勢されている。
7aと泡付けノズル13とを連通する泡付け用貫通路1
7bを有する。泡の形成については、通路16を経たビ
ールは弁室17aの先端部(通路開口側)の間隙から該
貫通路17bを通過し、ノズル13に吹き出すことによ
り泡が形成される。この場合、通路16は直径2mm程
度、貫通路17bは直径0.8mm程度とする。また、
栓体15は操作レバー21により弁体20を介して、後
述するように、矢印(イ)−(ロ)方向に移動される。
注出ノズル12は泡付けノズル13に比較して下方に長
く延長されている。具体的には前述のように、ビールを
注ぐビールジョッキの底部近くにまで届く長さとされて
いる。
液注出の操作について説明する。
は直立状態にあり、栓体15は弁座14内の頭部16が
開口部19を閉鎖しており、したがって、弁座側からの
ビールは頭部16によって遮断されている。
に形成された通路16を閉鎖している。したがって、こ
の状態においては、ビール樽に接続された注出装置1を
介して、ビールの液も泡も注出されない。
すように操作レバー21を矢印(a)側に倒す。する
と、操作レバー21の下端部22は矢印(ロ)側に移動
し、それに伴い弁体20が矢印(ロ)方向に移動し、栓
体15を貫く通路16を開く。するとビール樽内よりビ
ールが通路16を通り弁体17aの隙間、貫通路17b
を経て泡付けノズル13に排出されるが、貫通路17b
は細径であるため、泡付けノズル13に排出される際に
は泡となって排出される。
(b)方向へ倒す。すると、操作レバー21の下端部2
2に固定されている弁体20は矢印(イ)方向へ移動
し、通路16を閉鎖し、更に、弁体20を介して栓体1
5を矢印(イ)方向に移動させる。すると、弁座14内
で開口部19を閉鎖している頭部18が矢印(イ)方向
へ、移動し、その結果、開口部19と頭部18との間に
間隙Sが形成され、ビール樽と液注出ノズル12との間
が連通状態となり、ビールが飲用容器であるジョッキ
(図示せず)の底部近傍まで延びる液注出ノズル12を
通して排出される。
し、上述の注出装置1を利用してジョッキ10にビール
を注ぐ注出方法を説明する。
泡付けノズル13をジョッキ10の開口部より内部に挿
入した状態とする。この場合、上述のように、液注出ノ
ズル12はジョッキ10の底部近傍にまで到達された状
態となる。
により、最初に泡付けノズル13より泡を注出し、図2
Aに示すように、ジョッキの底に泡を注ぐ。この場合、
泡の層厚は数mm程度でよい。次に、図1Bで説明した
操作により、液注出ノズル12よりビール液をジョッキ
の底部に形成された泡層上に注ぐ(図2B)。すると予
め形成された泡層が注がれたビール液により揉まれて泡
層がさらに厚くなる。
れている液注出ノズル12よりビールを注出する。する
と、ジョッキ下方に注入された液により既に形成された
泡層が最上の層としてそのまま上昇し、注入されたビー
ルから発生する泡とともに泡層を次第に厚くしながら液
面が上昇する(図2C)。形成された泡層の最上部が略
ジョッキ10の最上部に達した段階でビールの注入を終
える(図2D)。これにより、適正量の泡層を形成した
状態でジョッキ10にビールが注出され、ビールの注出
操作が終了する。
出方法によれば、一定の泡層と液層の比率をもって容器
にビールの注出が可能となり、微妙な操作や熟練を必要
としない。したがって、本注出方法を使用することによ
り、ビールのジョッキ等の飲用容器への注出を機械化し
ても理想的な泡層を形成することが可能となる。
置3を示す。図1の注出装置1は液注出ノズル12と泡
付けノズル13を別個に有するものであるが、本実施形
態の注出装置3は、泡と液を共通ノズルから注入するよ
うにしたものである。
体31を有する。なお、注出ノズル32はその延長部分
である延長ノズル32aを取外し可能なパイプにより形
成している。弁本体31は図示しないビール樽に接続さ
れ、弁本体31の開口部39に連なる弁座34と、弁本
体31内に設けられた栓体35を有する。弁座34内に
位置する栓体35の先端部には頭部38が栓体35の先
端に設けられた棒部材37により取り付けられており、
棒部材37は栓体35の移動に伴い頭部38に対して矢
印(ロ)方向に移動可能とされている。頭部38の中央
には細径の通路36が貫通して設けられおり、栓体35
と頭部38との相対移動により通路36と開口部39と
の間で連通状態又は閉鎖状態が達成される。
の下端部42が連結されており、以下に示す操作レバー
41の操作によって示すビールの注出がなされる。
期状態を示す。即ち、操作レバー41は直立状態にあ
り、この場合、弁座34内の頭部38は弁座34への開
口部39を塞いでいる。また、頭部38と栓体35は密
着しており、通路36は弁本体31の内部とは連通状態
にない。
操作レバー41を矢印(a)方向に回動する。すると、
操作レバー41の下端部42は栓体35を矢印(ロ)方
向に移動させる。これにより、栓体35と弁座34内の
頭部38は分離して間隙sが形成され、通路36と弁本
体31の内部とは連通状態となり、通路36を経由して
間隙Sより注出のズル32にビールが供給される。この
時、間隙Sからノズル32への吹き出しによりビールは
泡状となり、形成された泡は注出ノズル32より排出さ
れる。
1を矢印(b)方向に倒すと、操作レバーの下端部42
は栓体35を矢印(イ)方向に押し、栓体35の先端部
は頭部38と当接した状態で、頭部38を矢印(イ)方
向へ押す。これにより、弁座34内の頭部38と開口部
39との間に比較的大きな間隙Sが形成され、この間隙
Sを通じてビールが弁本体ないに供給され、注出ズル3
2経由して外部に取り出される。
ジョッキへの注出は、図2で説明した手順と同様な手順
で行う。即ち、図2Aに示すように、図3Bの操作によ
って先ず注出ノズル32よりジョッキ10の底に泡を注
出する。ついで、ジョッキ10の底部に注出された泡に
ビールを供給し泡立ちを行わせ(図2B)、さらにビー
ルを注出ノズルの延長ノズル32aよりジョッキ底部に
注入して次第に液量を増加させるとともに、泡層を徐々
に厚くし(図2C)、所定量のビールを注入した段階で
注出を終了する(図3C)。
を注出するノズルは飲用容器の底部近傍に達する長さと
されているが、注出ノズル32自体を延長し、すなわ
ち、延長ノズル32aを注出ノズル32と一体に形成し
てもよい。また、この延長部をゴム製なのフレキシブル
管とすることにより延長部のジョッキ内への出し入れが
容易となり注出操作が容易となる。
と泡付けノズルを別口とした注出装置1の改良型の注出
装置4を示す。注出装置4は、延長された液注出ノズル
12の下端部にドーム状に形成した部材25を取り付け
たものである。他の構成は図1に示した注出装置1と同
じであるため、ここではそれらの説明は省略する。本発
明による注出方法及び注出装置の使用に際しては、液注
出ノズルをジョッキの底部近傍まで挿入することを必要
とするが、ノズルをジョッキ底部にまで当接させた状態
とすると、ノズル出口が塞がれてビール液がスムースに
供給されなくなる状態となる。本実施形態のように、ノ
ズル出口に部材25を取り付けることにより、ノズル出
口とジョッキの底部との間で必要とされる間隔dを容易
に確保することが可能となる。また、ノズルの先端に異
物侵入防御網を設けることにより、異物や虫類の侵入を
防ぐという衛生上の付加的な効果を得ることができる。
端部の開口部を傾斜して形成したものである。これによ
ってもノズルの先端がジョッキ底部に当接した場合であ
っても、所定の間隔dを確保することができる。いずれ
にしても、ノズル出口とジョッキ底部とが密着しないよ
うにノズルの先端に液流通可能なスペーサを設けたりノ
ズル先端を加工する。なお、上記の部材や傾斜状の開口
部は、図1の注出装置1の液注出ノズルに限ることな
く、図3に示した液注出ノズルと泡付けノズルを共通に
した同口タイプの注出ノズルにも適用できることは言う
までもない。また、ノズル出口を斜めにカットすること
により容器底部との間隔dを確保するようにしてもよ
い。
体の例の概略構成を示すもので、弁機構の要部のみを示
している。尚、ここに示す弁機構はいずれも、操作レバ
ーを一方向に移動するのみで、泡付けと液注出とを行う
ようにしたものであり、その泡付けの機能を中心に説明
するものである。
と、弁機構50は、弁座62を有する弁本体61と、内
部に軸方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に移動可能な栓
体64とその栓体64の先端で弁座62内に位置する頭
部65と、栓体64に下端部72が取り付けられている
操作レバー71を基本的に備える。なお、本例では、弁
本体内の弁座62に連通する開口部63に位置する栓体
64は細径部64aと拡大径部64bを有している。
は、弁座62内の頭部65はそのパッキン部66によ
り、弁本体61の内部の弁座62に連通する開口部63
を閉鎖している。この状態において、操作レバー71を
矢印(a)方向に若干量だけ倒すと、栓体64は矢印
(イ)方向に僅かに移動し、同右図に示す状態となり、
開口部63とパッキン66は離れ、弁本体の内部は栓体
64の拡大径部64bと開口部63との間に僅かな間隙
sを形成する。実際の設計においては、この間隙は0.
05mm程度としている。この狭い間隙sを通してビー
ルが弁本体61内に供給されるため、泡となって注出ノ
ズル(図示せず)に供給される。更に、操作レバー71
を矢印(a)方向に倒すと、開口部63は栓体64の細
径部64aが位置することとなり、より大きな間隙が形
成され、その間隙を通じてビール液が注出される。これ
により、操作レバー71の単一方向の操作により、その
操作量を調整することにより泡出し又は液の注出の切り
換えを行うことができる。
64aと拡大径部64bを有するが、図5Aと異なる点
は、拡大径部64bは開口部63の内径と略同とされて
おり、その拡大径部64bに泡用通路溝64cが形成さ
れている点である。この構成においては、栓体64が矢
印(イ)方向に移動すると、通路溝64cを通してビー
ルが泡状となって弁本体61内に供給される。なお、こ
の例では実際の設計においては、通路溝64cの深さは
0.8mm程度である。
るが、通路溝61aを拡大径部64bに対応する弁本体
側に形成している。本例においても、栓体64が矢印
(イ)方向に僅かに移動すると通路溝61aを通して泡
が形成されつつ注入される。
が弁座62の取り付け部に形成されている。この例にお
いては、栓体64が矢印(イ)方向に僅かに移動する
と、通路溝62aを通して弁本体61の内部と連通状態
となり、供給されるビールは泡となって弁本体61内に
注入される。
レバー71の僅かな初期操作段階で泡付けを行い、更に
操作レバーを操作することでビール液を注出することが
可能となる。これらの弁機構を図3に示したような同口
タイプの注出装置に適用することにより、より操作が簡
単な泡付け機構を備えた注出装置を構成することができ
る。
により泡出しと液注出を行えるようにした他の弁機構の
変形例を示す。
泡用通路64dが形成されている。また、栓体63の拡
大径部64bの外周部にOリング64eが装着されてい
る。
る状態を示し、弁座62内の頭部65により通路が完全
に閉止された状態となっている。
状態に矢印(イ)方向に若干移動させると栓体64の拡
大径部に形成されていた通路64dが弁座62に内と連
通状態となり、この通路64dを通り弁本体61の内部
にビールが泡となって導入され注出ノズルに供給され
る。栓体64を更に矢印(イ)方向に図6(c)に示す
ように移動させると、栓体64の拡大径部64bの外周
のOリング64eと弁本対61の内壁との間に間隙Sが
形成され、この間隙Sを通ってビールが注出される。こ
の弁機構64によっても、図5の弁機構50〜53と同
様に同一の操作方向によるレバー操作で泡出しと液注出
を行うことができる。
出装置の一部を改良した注出装置4を示す。この注出装
置4はビールを注出した後で注出装置内に残存するビー
ルの後だれを防止する機能を注出装置の弁本体の横側に
吸気穴を設けたものである。
装置3と基本的に同一の構成とされており、説明の便宜
上図3の注出装置3と共通部分には同一の符号を付して
説明する。図7のA,Bは、ビール注出が閉の状態を夫
々平面図、側面図を、C,Dはビールの注出が開の場合
の平面図、側面図を示す。
気穴45が形成されている。一方、栓体35は操作レバ
ー41が取り付けられる拡大径部35aが所定の長さを
もって形成されている。そして、この吸気穴45の形成
されている位置は、栓体35がビールの注出が遮断され
て状態(図7A,B)おいては、拡大径部35aによっ
て遮断されない、即ち、外気が注出装置4の内部と連通
する位置とされている。したがって、ビール注出の閉の
状態A,Bにおいては、外気の導入により注出ノズル3
2より残存ビールが排出される。
おいては、栓体35の拡大径部35aが吸気穴45を塞
ぐ位置となり、注出装置4の内部と外気は遮断され、ビ
ールの注出時にビールと外気とが接触することを防止す
る。
注出ノズルを構成するための延長ノズルを示す。
延長ノズル32aのように、従来の短い注出ノズルに着
脱自在としたものである。
取り付けるための取付部81と、取付部81に連なる同
径部82と、同径部82に連なり、内径が徐々に拡大す
るテーパー部83により構成される。この延長ノズル
は、全体として、注出ノズルに取り付けたとき、ビール
を注出する容器の底部付近に達する長さを有する。
は半透明の樹脂製で一体成形され、取付部81の部分は
やや肉厚に成形される。本実施例のノズル延長部8は全
長が110mm、取付部81の長さが10mm、同径部
82が40mm、テーパー部83が60mmとされてい
る。また、取付部81及び同径部82のビール通路とな
る内径は直径10mm、テーパー部83の出口部84の
内径が15mmとされている。
する場合、取付部81を注出ノズルの短い注出ノズルに
取り付けて注出するが、その注出方法はこれまで述べて
きた注出方法と特に変わるところはない。これまで述べ
た手順通り、容器の底部に、先ず泡を所定量注出し、次
いで、延長ノズル8の先端を容器の底部付近まで挿入
し、ビールを泡層の下部に注入していく。
が拡大するようにしてありため、ノズルを通して注入さ
れるビールの流通速度が徐々に遅くなり、容器底部に注
入されて底部に当たる際の発泡が抑制される。即ち、ノ
ズルの流路径が同径の場合、ノズル出口から出るビール
通路は急に拡大することとなり、ビールの流れに乱流が
生じ、これによって発泡が促進され、結果として過剰の
泡が注出されるといったおそれがある。
延長部8を備えたノズルを使用すれば、特に、熟練を要
することなく、ビール液注出時に過剰な泡の発生を防
止、適正比率の泡とビール液を注出することが可能とな
る。
従来の短い注出ノズルに取り付けて使用することを予定
して取付部を有するものであり、これによって、従来の
短いノズルを有する注出装置をそのまま利用することが
できる利点がある。しかしながら、このように取付部を
設けることなく。注出装置の注出ノズルと一体的に延長
ノズルを形成するようにしてもよい。
詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要
旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
に、本発明のガス含有アルコール飲料の飲用容器への注
出方法によれば、特に微妙な操作や熟練を要することな
く、泡層と液層とを理想的な比率で飲用容器に注出する
ことができる。また、本発明の注出方法によれば、所定
の手順を踏んで行うこととなるため、飲用容器の注出を
機械化することが容易となる。
出するノズルを注出される飲用容器の底部近傍に達する
長さとしているため、初めに飲用容器底部に形成した泡
層内に液層を注入することが可能となり、本発明による
注出方法を実現することが可能となる。
ドーム状の金網を装着することにより、液を飲用容器に
供給する際、液注出ノズルの先端部と飲用容器の底部と
の間に所定の間隔を確保することが容易となり、円滑な
注出が可能となる。
径が徐々に拡大するテーパー状とすることにより、ガス
含有アルコール飲料液を容器底部に注入する際に過度の
発泡が生じることを抑制することができる。
一実施形態を示す図である。
す図である。
す図である。
図である。
示す図である。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 ガス含有アルコール飲料が充填されガス
により加圧された貯蔵容器から泡付け機能を有する注出
装置の注出ノズルを通じて飲用容器へガス含有アルコー
ル飲料を注出する方法であって、 飲用容器の底部へ所定量の泡を供給する段階と、 前記飲用容器の底部近傍に達する注出ノズルを通じて前
記飲用容器の底部に供給した泡内にガス含有アルコール
飲料を供給して泡を増殖させて泡層を形成する段階と、 形成された泡層の下部に前記注出ノズルを通じてガス含
有アルコール飲料を注入して前記泡層を上昇させる段階
と、を有するガス含有アルコール飲料を注出する方法。 - 【請求項2】 前記泡層の最上部が前記飲用容器の最上
部に到達した後にガス含有アルコール飲料の注入を終了
する段階を有する請求項1のガス含有アルコール飲料を
注出する方法。 - 【請求項3】 ガス含有アルコール飲料が充填されガス
により加圧された貯蔵容器に接続され、操作レバーの操
作応じて泡注出と液注出を選択的に注出して注出ノズル
を通じて飲用容器へガス含有アルコール飲料を注出する
注出装置において、 注出された液を前記飲用容器に注出する注出ノズルは、
前記飲用容器の底部近傍まで延びる長さを有することを
特徴とする注出装置。 - 【請求項4】 泡を飲用容器に注出する泡注出ノズルと
液を飲用容器に注出する液注出ノズルを分離して設けた
ことを特徴とする請求項3に記載の注出装置。 - 【請求項5】 泡と液とを一つの注出ノズルを通じて飲
用容器に注出することを特徴とする請求項3に記載の注
出装置。 - 【請求項6】 液を飲用容器に注出する注出ノズルの先
端を飲用容器の底部に接したとき、前記ノズル先端開口
と飲用容器の底部とに間隙が形成されるように前記ノズ
ル先端形状を構成することを特徴とする請求項3乃至5
のいずれかに記載の注出装置。 - 【請求項7】 液を飲用容器に注出する注出ノズルの先
端に液及び泡の流通可能なスペーサを装着したことを特
徴とする請求項3〜5のいずれか記載の注出装置。 - 【請求項8】 注出ノズルの流路が、同径部とノズル出
口に向けて流路径が徐々に増加するテーパー部とで構成
されていることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1
項に記載のガス含有アルコール飲料注出装置。 - 【請求項9】 ガス含有アルコール飲料注出装置の注出
ノズル先端に着脱自在に取付けるための取付部と、前記
注出ノズルを引用容器の底部近傍まで延長する延長部と
を有することを特徴とするガス含有アルコール飲料注出
装置の延長ノズル。 - 【請求項10】 前記延長部の流路が、同径部とノズル
出口に向けて流路径が徐々に増加するテーパー部とで構
成されていることを特徴とする請求項9記載の延長ノズ
ル。
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