JP2003169121A - 携帯電子機器用の充電装置 - Google Patents
携帯電子機器用の充電装置Info
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Abstract
おいて、簡単かつコンパクトな構成により、携帯電子機
器が装着されていないときに感電や短絡の虞をなくして
安全性を高め、接触不良を防止し、充電動作の信頼性の
向上を図る。 【解決手段】 携帯電話機50を充電装置1Aに挿入す
る方向と逆の方向から給電端子15が突出して充電受電
端子51に接触し、この突出した給電端子15によって
充電電圧が印加される。このため、給電端子15によっ
て携帯電話機50に横方向からの圧力が加わらなくな
り、携帯電話機50を充電装置1Aに容易に挿入して充
電を行なうことができる。しかも、コンパクト構造であ
りながら、携帯電話機が給電端子15の途中で引っ掛か
って接触不良が生じたりすることがなくなる。
Description
蔵された電池を充電する充電装置に関するものである。
蔵された電池を充電する充電装置は、筐体に設けられた
凹状の嵌合部に電話機を嵌合し、電話機側の充電受電端
子と嵌合部に突出する給電端子とを接触させることによ
り、電話機に充電電圧を印加している。このような充電
装置では、給電端子が露出しているので、誤って所定の
携帯電話機以外の物が装着された場合には、給電端子を
変形させ、その後の使用において、端子間の接触不良を
招くことがあった。また、ユーザの手が触れると低電圧
ながら感電による不快感をユーザに与えることがあっ
た。さらに最近では、携帯電話機にアクセサリとして装
着されるストラップに金属材料を用いたものも普及して
おり、このような金属製のストラップが給電端子に接触
すると、短絡を引き起こす問題があった。
の問題点を解決するための工夫が施されている。一例を
挙げれば、電話機が装着されていないときは、スプリン
グを用いて回転片等の装着検知手段の一端を筐体から突
出した状態に付勢して、回転片の他端に近接して配置さ
せた給電端子を筐体に設けられた開孔に格納する一方、
電話機が装着されたときは、スプリングの付勢力に抗し
て上記回転片が回転し、この回転片の回転に連動して給
電端子を筐体の嵌合部に突出させて、充電受電端子と接
触させて充電電圧を印加するようにした充電装置が知ら
れている(例えば、特開平6−12473号公報及び特
開平6−326644号公報参照)。
6−124735号公報に記載の充電装置(充電器)
は、この充電器の筐体に凹部内に携帯電話機などからな
る被接続体を挿入するときに凹部の底部に形成されてい
る穴部から凹部内に突出しているレバーの受部を被接続
体の重みによって下方に移動させ、この移動に伴うレバ
ーの回動により凹部の壁部に形成されている開孔から接
続端子が被接続体の挿入方向と交差する方向に移動させ
られて、被接続体の電極に接触するように構成されてい
る。
記載の充電装置は、親機の子機収容部に子機であるハン
ドセットをセットしたときの重みを利用して、ばねで凹
部内に後退するように付勢されている給電端子を開口部
内からハンドセットの充電受電端子に接触するように移
動させるように構成されている。
従来技術の充電器では、いずれも、被接続体やハンドセ
ットなどの電話機が凹部(嵌合部)内に挿入される方向
と交差する方向から(充電器の)接続端子(給電端子)
が突出して電話機の電極(充電受電端子)に接触するよ
うに構成されているため、充電器のコンパクト化に不向
きとなり、また、電話機の挿入部が凹部(嵌合部)に挿
入するときに電極(充電受電端子)に押されて、略挿入
部の大きさに見合った凹部(嵌合部)内に挿入され難く
なることがあり、また、電話機を取り出し難くなるとい
う問題がある。
るときに、レバーの作動に従って接続端子(給電端子)
を強制的に突出方向に移動させるようになっていること
から、電話機の挿入部が接続端子(給電端子)に引っ掛
かって、正常な充電姿勢に至らないという問題もある。
になされたものであり、簡単かつコンパクトな構成によ
り、電話機等の携帯電子機器が装着されていないときに
感電や短絡の虞をなくして安全性を高めると共に、接触
不良を防止し、充電動作の信頼性の向上を図った携帯電
子機器用の充電装置を提供することを目的とする。
めに、請求項1に記載の発明は、携帯電子機器が嵌合さ
れて装着される凹状の嵌合部を有する筐体と、前記嵌合
部に前記携帯電子機器が装着されたことを検知する装着
検知部と、前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着された
とき、該機器に設けられた充電受電端子と接触し該機器
の内蔵電池に充電電圧を印加するための一対の給電端子
を備え、前記給電端子は、前記筐体内に取り付けられ
て、給電端子付勢用ばねの付勢力を受けて前記筐体に設
けられた開孔から前記嵌合部に出没可能に設けられ、前
記装着検知部は、前記筐体内に軸支され、一端が前記嵌
合部面に設けられた透孔を貫通して突出する回転片と前
記回転片の一端を上記突出する方向に付勢する回転片付
勢用ばねとからなり、前記携帯電子機器が装着されたと
き該回転片の回転に連動して前記給電端子を前記開孔か
ら前記嵌合部内に押し出して前記充電受電端子と接触さ
せる携帯電子機器用の充電装置であって、前記携帯電子
機器が前記嵌合部に挿入されて装着されていないときに
は、前記回転片とともに連動する制止部材により前記給
電端子の上記突出する方向の付勢による移動が制止され
て、該給電端子が前記嵌合部に設けられた開孔内に位置
し、前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着されると、こ
の装着時に前記回転片が携帯電子機器に押されて前記透
孔内に後退し、該回転片の後退方向の移動と連動して前
記制止部材による上記制止が解除され、前記給電端子が
前記給電端子付勢用ばねの付勢により前記携帯電子機器
の挿入方向と逆方向に前記嵌合部内に押し出されて、前
記携帯電子機器の充電受電端子に接触するように構成さ
れたものである。
部に挿入する方向と逆の方向から給電端子が突出して携
帯電子機器の充電受電端子に接触し、この突出した給電
端子によって充電電圧が印加される。それに対して、携
帯電子機器が嵌合部内に装着されていないときは、給電
端子は嵌合部に形成されている開孔内に後退しており、
ユーザが回転辺の一端を押下しない限りは、給電端子は
充電装置の筐体外に突出しないので、感電や短絡の虞は
防止される。とくに、このように、携帯電子機器が嵌合
部に挿入される方向と逆の方向から給電端子が押し出さ
れると、給電端子によって携帯電子機器に横方向からの
圧力が加わらなくなるので、たとえ携帯電子機器の挿入
部に見合った大きさの嵌合部の充電装置でも、携帯電子
機器を嵌合部に容易に挿入して携帯電話機の給電による
充電を行ない、充電後、容易に嵌合部から取り出すこと
ができる。しかも、携帯電子機器の挿入部が給電端子の
途中で引っ掛かって接触不良が生じたり、携帯電子機器
が斜めに挿入されて給電端子を変形させるなどの不具合
も生じない。さらに、前記携帯電子機器を充電装置の嵌
合部に挿入して略装着された状態になったときに、給電
端子が、ばねの付勢によりこの挿入方向と逆方向に押し
出されて、携帯電子機器の端子に接触するので、常に安
定した接触圧が得られ、接点摩耗や接点不良は大幅に減
少する。
の携帯電子機器用の充電装置において、前記回転片は、
その先端上部が前記嵌合部底面の幅方向の端部近傍個所
に設けられた2個所の前記透孔内から前記嵌合部に向け
て、該回転片の下部の先端近傍個所間に設けられた架橋
部により、先端部が上下回動方向に連動して、出没可能
に設けられており、前記回転片付勢用ばねは、一端が固
定されたコイル部の他端が前記架橋部の下面を押圧して
前記回転片を上方に付勢させるねじりコイルばねが用い
られており、前記携帯電子機器が前記嵌合部に挿入され
て装着されると、前記回転片が下方に後退して前記給電
端子の付勢方向の移動を制止していた前記制止部材が後
退し、該給電端子が、給電端子付勢用ばねによる付勢に
より、前記開孔内から嵌合部にそれぞれ押し出されるよ
うに構成されたものである。
用に加えて、携帯電子機器の挿入によって左右の回転片
が同時に後退し、携帯電子機器には幅方向に左右同じ圧
力を受けるため、携帯電子機器を嵌合部内に傾きなく楽
に挿入することができる。しかも、左右の回転片が連動
して左右の給電端子を同時に嵌合部内に向けて押し出す
ため、携帯電子機器の充電受電端子に接触する給電端子
の圧力はさらに安定し、端子同士の接触不良による充電
不能や不良は大幅に減少する。また、空間にゆとりのあ
る嵌合部の下方に回転片を後退させるため、充電装置を
コンパクトに設計できる。
に記載の携帯電子機器用の充電装置において、前記回転
片は、前記嵌合部の幅方向左右に分割されて、前記筐体
内の幅方向両端近傍個所の2個所に独立して水平回転自
在に支持されて、該回転片の上部先端部分が前記透孔か
ら前記嵌合部に向けて前記幅方向に回動して、出没可能
に設けられており、前記回転片付勢用ばねは、前記各回
転片の先端部を近接させる方向に付勢する一対のねじり
コイルばねが用いられ、前記携帯電子機器が前記嵌合部
に挿入されて装着されると、前記左右の回転片の先端部
が該携帯電子機器に押されて互いに離反する方向に後退
し、同時に前記給電端子の付勢方向の移動を制止してい
た制止部材が後退して、該給電端子が前記給電端子付勢
用ばねの付勢により、前記開孔から嵌合部にそれぞれ押
し出されるように構成されたものである。
用に加えて、携帯電子機器を嵌合部に挿入するときに、
左右の回転片が携帯電子機器の側面に押されて、その先
端部が互い違いに離反する方向に回動して後退するの
で、携帯電子機器を傾けることなく、この一対の回転片
によってガイドさせて挿入させることが可能になる。し
かも、このように携帯電子機器の側面に、付勢させた回
転片を位置させるので、嵌合部に装着した携帯電子機器
の横ズレも生じない。
に記載の携帯電子機器の充電装置において、前記回転片
は、前記嵌合部の幅方向左右に分割されてその左右の基
部が前記筐体内で独立して上下回転自在に支持されて、
各上部先端部分が、前記透孔から前記嵌合部に向けて、
携帯電子機器を挿入させる方向に進退して前記透孔から
出没可能に設けられており、前記回転片付勢用ばねは、
前記各回転片の先端部を前記透孔から押し出す方向に付
勢する一対のねじりコイルばねが用いられ、前記携帯電
子機器が前記嵌合部に挿入されて装着されると、前記透
孔から前記嵌合部に向けて突出している前記左右の回転
片の先端上部がこの挿入方向に後退し、この後退に伴う
左右の回転片の回動により前記回転軸が回転し、この回
転により前記給電端子の付勢方向の移動を制止していた
制止部材が後退して、該給電端子が、前記給電端子付勢
用ばねの付勢により、前記開孔から前記嵌合部にそれぞ
れ押し出されるように構成されたものである。
に加えて、携帯電子機器を嵌合部に挿入するときに、回
転片の先端部が携帯電子機器に押されて後方に後退し
て、給電端子を嵌合部に押し出すため、携帯電子機器を
斜め上方向からでも容易に嵌合部内に挿入して、装着す
ることが可能となる。
第3の実施形態に係る携帯電話機の充電装置を図面を参
照して説明する。 (第1の実施形態)図1乃至図5は第1の実施形態によ
る携帯電話機の充電装置を示す。図1(a)〜(c)は
充電装置の外観を示す。この充電装置1Aの筐体4は、
樹脂成形により上下筐体2,3に分割して形成され、上
部の筐体2の上面2aは傾斜面で形成され、この上面の
下部になる長手方向の一方に、ガイド部6を立設させて
形成した携帯電話機が挿入される凹状の嵌合部8を有
し、他方に、携帯電話機を固定するためのフック10が
配設されたガイド部9を有する。そして、ガイド部6に
向けた携帯電話機の挿入において、携帯電話機のケース
に形成されている凹部に突入させて携帯電話機の上下方
向の位置決めをする突起16,16が、ガイド部6の底
面11の幅方向左右に設けられている。携帯電話機は、
矢印(ア)に示す挿入方向からその一端部をガイド部6
に挿入し、続いてその他端部をガイド部9のフック10
の前に落し入れて、ガイド部6,9間に嵌合されること
により装着される。
の幅方向左右近傍個所に、携帯電話機に充電電圧を印
加する一対の給電端子15,15を出没させるための開
孔12,12が設けられ、嵌合部6の内側に位置する上
面2a部分から嵌合部6の底面11の下部に至る充電装
置1Aの幅方向左右個所に、回転片14,14の一端を
出没させるための透孔13,13が設けられている。そ
して、筐体4の外側面に給電端子15,15と電気線で
接続されるコネクタ5が設けられ、このコネクタ5に、
家庭用電源を取り入れるコードの一端のコネクタが着脱
自在に接続される。
品を筐体4から取り出して示した斜視図である。回転片
14,14の基部対向面には支持軸14a,14aが突
出し、この支持軸14a,14aの先端にフック状を有
する制止部材19,19が設けられている。回転片1
4,14の先端下部間に架橋部17が設けられて、回転
片14,14は一体化されており、架橋部17に、後方
に向けたアーム17a,17aが突出し、アーム17
a,17aの端部の対向面に突出した短軸20,20
に、ねじりコイルばねとして機能する回転片付勢ばね2
1,21が嵌装されている。回転片付勢ばね21,21
は、1本の線材で形成されており、その一端を下方の基
板22上に位置させ、その他端をアーム17a,17a
の下部に位置させて、回転片14,14の先端部を上方
に付勢させている。給電端子15,15は、その一端側
となる基部が、ねじりコイルばねとして機能するコイル
ばね15a,15aで形成されており、このコイルばね
15a,15aの他端を基板22上に固定させて、給電
端子15,15を前方に付勢させており、給電端子1
5,15の先端部が上方に付勢された状態においては、
制止部材19,19の先端部分が給電端子15,15の
下部前面に位置し、給電端子15,15の突出方向に向
けた付勢による移動が規制されている。
を下方に回転移動させた状態を示しており、この状態に
おいては、回転片14,14の下方に向けた回転移動に
伴って制止部材19,19が前方に回転移動し、これに
より給電端子15,15は、コイルばね15a,15a
の付勢により前方に突出する。
部の内部構造を筐体を透視して見た斜視図であり、
(a)においては、回転片14,14の先端部が上方に
移動して、透孔13,13から嵌合部8内に向けて突出
し、給電端子15,15が、制止部材19,19によっ
て前方に向けた突出が規制されて、ガイド部6の底面1
1に形成されている開孔12,12内に後退した状態を
示している。これに対し、図3(b)においては、回転
片14,14の先端部が下方に付勢されて、給電端子1
5,15が、制止部材19,19による突出方向の規制
が解除されて、開孔12,12から嵌合部8内に向けて
突出した状態になっている。回転片14,14の支持軸
14a,14aは、筐体4内に設けられている支持片1
8,18によって上下方向から挟み付けられた状態で回
転自在に支持されている。
部構造を筐体4を透視して見た平面図である。図4
(b)は、図4(a)図におけるI−I断面図、図4
(c)図は、同じくII−II断面図、図4(d)図は、同
じくIII−III断面図であり、これら(b)〜(d)は、
いずれも携帯電話機50を充電装置1Aの嵌合部8の挿
入時による回転片14の下方に向けた押圧前の状態を示
している。
1Aの嵌合部8内に挿入して回転片14を下方に押しつ
つある状態を示しており、この状態では、回転片14の
下方に向けた回動に伴って制止部材19が僅かながら前
方に移動して、給電端子15の前方に向けた付勢の制止
が解除されて、給電端子15が開孔12内から嵌合部8
内に向けた矢印(イ)方向に突出し、この状態からさら
に、図5(b)に示すように、携帯電話機50をさらに
嵌合部8の終端まで挿入すると、携帯電話機50先端の
充電受電端子(電極)51と給電端子15とが接触し
て、給電端子15から携帯電話機50に給電による充電
が行われる。
嵌合部8内に装着されていないときは、給電端子15は
嵌合部8に形成されている開孔12内に後退しているの
で、感電や短絡することは防止される。また、携帯電話
機50が嵌合部8に挿入される方向と逆の方向から給電
端子15が押し出されるので、構成のコンパクト化を図
りつつ、給電端子15によって携帯電話機50に横方向
からの圧力が加わることがなく、携帯電話機50を嵌合
部8に容易に挿入して携帯電話機の充電を行なうことが
できる。しかも、携帯電話機50の挿入部が給電端子1
5の途中で引っ掛かって接触不良が生じたり、給電端子
15を変形させることもない。さらに、携帯電話機50
を充電装置の嵌合部8に挿入していったときに、給電端
子15がばねの付勢により挿入方向と逆方向に押し出さ
れ、携帯電話機50の端子に接触するので、安定した接
触圧が得られる。
の実施形態による携帯電話機の充電装置を示す。図6乃
至10は第1の実施形態の図1乃至5に対応し、前述と
同等の部材には同番号を付し、説明を省略する(以下同
じ)。この充電装置1Bの筐体2は、図1に示す第1の
実施の形態による充電装置1Aで用いられている筐体2
と同じ形状のものが用いられている。回転片14は、嵌
合部8の幅方向左右に分割されて、筐体2内の幅方向両
端近傍個所の2個所に独立して水平回転自在に支持さ
れ、回転片14の上部先端部分が透孔13から嵌合部8
に向けて幅方向に回動して出没可能に設けられている。
回転片付勢用ばね25は、各回転片の先端部を近接させ
る方向に付勢する一対のねじりコイルばねが用いられて
いる。このばね25の左右外側端は筐体2の内壁に当接
される。
着されると、左右の回転片14,14の先端部が携帯電
話機50に押されて互いに離反する方向に後退し、同時
に給電端子15,15の付勢方向の移動を制止していた
制止部材19,19が後退して、給電端子15,15が
給電端子付勢用ばね15a,15aの付勢により、開孔
12,12から嵌合部8にそれぞれ押し出される。
嵌合部8に挿入するときに、左右の回転片14,14が
携帯電話機50の側面に押されて、その先端部が互い違
いに離反する方向に回動して後退するので、携帯電話機
50を傾けることなく、この一対の回転片14,14に
よってガイドさせて挿入させることが可能になる。しか
も、携帯電話機50の側面に、付勢させた回転片14,
14を位置させるので、嵌合部8に装着した携帯電話機
50の横ズレも生じない。
を示す。この充電装置1Cにおいては、一対の回転片1
4,14を付勢する回転片付勢用ばね26が両回転片1
4,14の回動端係合部14b,14b間に引っ張りば
ねとして掛けられている。その他構成は、前述と同等で
ある。
3の実施形態による携帯電話機の充電装置を示す。この
充電装置1Dの筐体2は、前述と同じ形状のものが用い
られている。回転片14,14は、嵌合部8の幅方向左
右に分割されてその左右の基部14e,14eが筐体内
で独立して上下回転自在に支持されて、各先端上部14
dが、透孔13から嵌合部8に向けて、携帯電話機50
を挿入させる方向に進退して透孔13から出没可能に設
けられている。回転片付勢用ばね36は、各回転片14
の先端上部14dを透孔13から押し出す方向に付勢す
る一対のねじりコイルばねが用いられている。各回転片
14,14に係合したアーム31,31を持つ回転軸3
0が筐体2に回転自在に支持されている。この回転軸3
0は、ばね36の端部36aが当接した被付勢用突片3
3と、給電端子15,15を制止する制止部材34,3
4を一体に持つ。各回転片14,14は立設部材38
に、回転軸30は立設部材39に支持されている。な
お、図15は携帯電話機50が嵌合部8に挿入される前
の状態を示し、図16(a)(b)は携帯電話機50が
嵌合部8に挿入された後の状態での、図15(b)
(c)にそれぞれ対応する断面を示している。
着されると、透孔13から嵌合部8に向けて突出してい
る左右の回転片14,14の先端上部14dがこの挿入
方向に後退し、この後退に伴う左右の回転片14,14
の回動により、アーム31が回動して回転軸30が回転
し、この回転により給電端子15,15の付勢方向の移
動を制止していた制止部材34,34が退避して、給電
端子15,15が、給電端子付勢用ばね15a,15a
の付勢により、開孔12,12から嵌合部8にそれぞれ
押し出される。携帯電話機50を嵌合部8から取り外す
と、ばね36の端部36aが被付勢用突片33を上方に
回動させ、回転軸30、アーム31を介して回転片14
を元の位置に戻す。
入するときに、回転片14の先端部が携帯電話機に押さ
れて後方に後退して、給電端子15,15を嵌合部8に
押し出すため、携帯電話機を斜め上方向からでも容易に
嵌合部8内に挿入して、装着することができる。
機器を充電装置に挿入する方向と逆の方向から給電端子
が突出して携帯電子機器の充電受電端子に接触し、この
突出した給電端子によって充電電圧が印加される。この
ため、給電端子によって携帯電子機器に横方向からの圧
力が加わらなくなり、携帯電子機器を充電装置に容易に
挿入して携帯電話機の給電による充電を行ない、充電
後、容易に取り出すことができる。しかも、コンパクト
構造でありながら、携帯電子機器の挿入部が給電端子の
途中で引っ掛かって接触不良が生じたり、携帯電子機器
が斜めに挿入されて給電端子を変形させるなどの不具合
も生じない。また、携帯電子機器を充電装置に挿入して
装着した状態になったときに、給電端子がばねの付勢に
よりこの挿入方向と逆方向に押し出されて、携帯電子機
器の端子に接触するので、常に安定した接触圧が得ら
れ、このため、接点摩耗や接点不良は大幅に減少する。
さらにまた、携帯電子機器が充電装置に装着されていな
いときは、給電端子は筐体の開孔内に後退しており、感
電や短絡の虞はなくなる。
充電装置の外観図。
て見た斜視図。
を透視して見た平面図、(b)は(a)におけるI−I断
面図、(c)は同じくII−II断面図、(d)は同じくII
I−III断面図。
挿入しつつある状態を示す断面図、(b)は携帯電話機
をさらに嵌合部の終端まで挿入した状態を示す断面図。
充電装置の外観図。
図。
視して見た斜視図。
筐体を透視して見た平面図、(b)は(a)におけるI
−I断面図、(c)は同じくII−II断面図。
に挿入しつつある状態の平面図、(b)は同断面図。
内部構造組品を示した斜視図。
造を筐体を透視して見た斜視図。
の充電装置の外観図。
図。
を筐体を透視して見た平面図、(b)は(a)における
II−II断面図、(c)は同じくI−I断面図。
状態での図15(b)相当図、(b)は同状態での図1
5(c)相当図。
Claims (4)
- 【請求項1】 携帯電子機器が嵌合されて装着される凹
状の嵌合部を有する筐体と、前記嵌合部に前記携帯電子
機器が装着されたことを検知する装着検知部と、前記携
帯電子機器が前記嵌合部に装着されたとき、該機器に設
けられた充電受電端子と接触し該機器の内蔵電池に充電
電圧を印加するための一対の給電端子を備え、 前記給電端子は、前記筐体内に取り付けられて、給電端
子付勢用ばねの付勢力を受けて前記筐体に設けられた開
孔から前記嵌合部に出没可能に設けられ、 前記装着検知部は、前記筐体内に軸支され、一端が前記
嵌合部面に設けられた透孔を貫通して突出する回転片
と、前記回転片の一端を上記突出する方向に付勢する回
転片付勢用ばねとからなり、 前記携帯電子機器が装着されたとき該回転片の回転に連
動して前記給電端子を前記開孔から前記嵌合部内に押し
出して前記充電受電端子と接触させる携帯電子機器用の
充電装置であって、 前記携帯電子機器が前記嵌合部に挿入されて装着されて
いないときには、前記回転片とともに連動する制止部材
により前記給電端子の上記突出する方向の付勢による移
動が制止されて、該給電端子が前記嵌合部に設けられた
開孔内に位置し、 前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着されると、この装
着時に前記回転片が携帯電子機器に押されて前記透孔内
に後退し、該回転片の後退方向の移動と連動して前記制
止部材による上記制止が解除され、前記給電端子が前記
給電端子付勢用ばねの付勢により前記携帯電子機器の挿
入方向と逆方向に前記嵌合部内に押し出されて、前記携
帯電子機器の充電受電端子に接触することを特徴とする
携帯電子機器用の充電装置。 - 【請求項2】 前記回転片は、その先端上部が前記嵌合
部底面の幅方向の端部近傍個所に設けられた2個所の前
記透孔内から前記嵌合部に向けて、該回転片の下部の先
端近傍個所間に設けられた架橋部により、先端部が上下
回動方向に連動して、出没可能に設けられており、 前記回転片付勢用ばねは、一端が固定されたコイル部の
他端が前記架橋部の下面を押圧して前記回転片を上方に
付勢させるねじりコイルばねが用いられており、 前記携帯電子機器が前記嵌合部に挿入されて装着される
と、前記回転片が下方に後退して前記給電端子の付勢方
向の移動を制止していた前記制止部材が後退し、該給電
端子が、給電端子付勢用ばねによる付勢により、前記開
孔内から嵌合部にそれぞれ押し出されるように構成した
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器用の充
電装置。 - 【請求項3】 前記回転片は、前記嵌合部の幅方向左右
に分割されて、前記筐体内の幅方向両端近傍個所の2個
所に独立して水平回転自在に支持されて、該回転片の上
部先端部分が前記透孔から前記嵌合部に向けて前記幅方
向に回動して、出没可能に設けられており、 前記回転片付勢用ばねは、前記各回転片の先端部を近接
させる方向に付勢する一対のねじりコイルばねが用いら
れ、 前記携帯電子機器が前記嵌合部に挿入されて装着される
と、前記左右の回転片の先端部が該携帯電子機器に押さ
れて互いに離反する方向に後退し、同時に前記給電端子
の付勢方向の移動を制止していた制止部材が後退して、
該給電端子が前記給電端子付勢用ばねの付勢により、前
記開孔から嵌合部にそれぞれ押し出されるように構成し
たことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器用の
充電装置。 - 【請求項4】 前記回転片は、前記嵌合部の幅方向左右
に分割されてその左右の基部が前記筐体内で独立して上
下回転自在に支持されて、各上部先端部分が、前記透孔
から前記嵌合部に向けて、携帯電子機器を挿入させる方
向に進退して前記透孔から出没可能に設けられており、 前記回転片付勢用ばねは、前記各回転片の先端部を前記
透孔から押し出す方向に付勢する一対のねじりコイルば
ねが用いられ、 前記携帯電子機器が前記嵌合部に挿入されて装着される
と、前記透孔から前記嵌合部に向けて突出している前記
左右の回転片の先端上部がこの挿入方向に後退し、この
後退に伴う左右の回転片の回動により、前記回転軸が回
転し、この回転により前記給電端子の付勢方向の移動を
制止していた制止部材が後退して、該給電端子が、前記
給電端子付勢用ばねの付勢により、前記開孔から前記嵌
合部にそれぞれ押し出されるように構成したことを特徴
とする請求項1に記載の携帯電子機器用の充電装置。
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