JP3761454B2 - 携帯電子機器用の充電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電子機器に内蔵された電池を充電する充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などのコードレス電話機に内蔵された電池を充電する充電装置は、筐体に設けられた凹状の嵌合部に電話機を嵌合し、電話機側の充電受電端子と嵌合部に突出する給電端子とを接触させることにより、電話機に充電電圧を印加している。このような充電装置では、給電端子が露出しているので、誤って所定の携帯電話機以外の物が装着された場合には、給電端子を変形させ、その後の使用において、端子間の接触不良を招くことがあった。また、ユーザの手が触れると低電圧ながら感電による不快感をユーザに与えることがあった。さらに最近では、携帯電話機にアクセサリとして装着されるストラップに金属材料を用いたものも普及しており、このような金属製のストラップが給電端子に接触すると、短絡を引き起こす問題があった。
【0003】
そこで、従来の充電装置においても、上記の問題点を解決するための工夫が施されている。一例を挙げれば、電話機が装着されていないときは、スプリングを用いて回転片等の装着検知手段の一端を筐体から突出した状態に付勢して、回転片の他端に近接して配置させた給電端子を筐体に設けられた開孔に格納する一方、
電話機が装着されたときは、スプリングの付勢力に抗して上記回転片が回転し、この回転片の回転に連動して給電端子を筐体の嵌合部に突出させて、充電受電端子と接触させて充電電圧を印加するようにした充電装置が知られている(例えば、特開平6−12473号公報及び特開平6−326644号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−124735号公報に記載の充電装置(充電器)は、この充電器の筐体に凹部内に携帯電話機などからなる被接続体を挿入するときに凹部の底部に形成されている穴部から凹部内に突出しているレバーの受部を被接続体の重みによって下方に移動させ、この移動に伴うレバーの回動により凹部の壁部に形成されている開孔から接続端子が被接続体の挿入方向と交差する方向に移動させられて、被接続体の電極に接触するように構成されている。
【0005】
そして、特開平6−326644号公報に記載の充電装置は、親機の子機収容部に子機であるハンドセットをセットしたときの重みを利用して、ばねで凹部内に後退するように付勢されている給電端子を開口部内からハンドセットの充電受電端子に接触するように移動させるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来技術の充電器では、いずれも、被接続体やハンドセットなどの電話機が凹部(嵌合部)内に挿入される方向と交差する方向から(充電器の)接続端子(給電端子)が突出して電話機の電極(充電受電端子)に接触するように構成されているため、充電器のコンパクト化に不向きとなり、また、電話機の挿入部が凹部(嵌合部)に挿入するときに電極(充電受電端子)に押されて、略挿入部の大きさに見合った凹部(嵌合部)内に挿入され難くなることがあり、また、電話機を取り出し難くなるという問題がある。
【0007】
とくに、電話機を充電する方向にセットするときに、レバーの作動に従って接続端子(給電端子)を強制的に突出方向に移動させるようになっていることから、電話機の挿入部が接続端子(給電端子)に引っ掛かって、正常な充電姿勢に至らないという問題もある。
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、簡単かつコンパクトな構成により、電話機等の携帯電子機器が装着されていないときに感電や短絡の虞をなくして安全性を高めると共に、接触不良を防止し、充電動作の信頼性の向上を図った携帯電子機器用の充電装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、携帯電子機器が嵌合されて装着される凹状の嵌合部を有する筐体と、前記嵌合部に前記携帯電子機器が装着されたことを検知する装着検知部と、前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着されたとき、該機器に設けられた充電受電端子と接触し該機器の内蔵電池に充電電圧を印加するための一対の給電端子を備え、前記給電端子は、前記筐体内に取り付けられて、給電端子付勢用ばねの付勢力を受けて前記筐体に設けられた開孔から前記嵌合部に出没可能に設けられ、前記装着検知部は、前記筐体内に軸支され、一端が前記嵌合部面に設けられた透孔を貫通して出没する回転片と、前記回転片の一端が前記透孔から突出する方向に付勢する回転片付勢用ばねとからなり、前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着されたとき該回転片が回転片付勢用ばねの付勢力に抗して回転することにより前記給電端子を前記開孔から前記嵌合部内に突出させて前記充電受電端子と接触させる携帯電子機器用の充電装置において、前記透孔は、前記嵌合部の幅方向左右箇所に位置するよう嵌合部面に一対形成され、前記回転片は、その一端に一対の先端部が設けられると共に該先端部の間に架橋部が設けられて一体化され、前記一対の先端部が前記一対の透孔内から前記嵌合部に向けて一体的に出没可能に設けられ、前記一対の給電端子は、給電端子付勢用ばねの付勢力を受けつつ前記回転片と連動する一対の制止部材により突出方向の移動が制止され、前記回転片付勢用ばねは、一端が固定されたコイル部の他端が前記架橋部の下面を押圧して前記回転片を付勢するねじりコイルばねが用いられており、前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着されていないときには、前記回転片とともに連動する制止部材により前記一対の給電端子の突出方向の移動を制止して、該一対の給電端子を前記嵌合部に設けられた開孔内に位置させ、前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着され該携帯電子機器の底面により前記回転片の一対の先端部の内いずれか一方又は両方が押されたとき、該回転片が後退回転すると同時に、前記一対の給電端子の突出方向の移動を制止していた前記制止部材が移動し、該制止部材の移動によって該一対の給電端子が給電端子付勢用ばねによる付勢力を受けて前記開孔内から嵌合部に一緒に突出して前記携帯電子機器の充電受電端子に接触するものである。
【0010】
この構成においては、携帯電子機器を嵌合部に挿入する方向と逆の方向から給電端子が突出して携帯電子機器の充電受電端子に接触し、この突出した給電端子によって充電電圧が印加される。それに対して、携帯電子機器が嵌合部内に装着されていないときは、給電端子は嵌合部に形成されている開孔内に後退しており、ユーザが回転辺の一端を押下しない限りは、給電端子は充電装置の筐体外に突出しないので、感電や短絡の虞は防止される。とくに、このように、携帯電子機器が嵌合部に挿入される方向と逆の方向から給電端子が押し出されると、給電端子によって携帯電子機器に横方向からの圧力が加わらなくなるので、たとえ携帯電子機器の挿入部に見合った大きさの嵌合部の充電装置でも、携帯電子機器を嵌合部に容易に挿入して携帯電話機の給電による充電を行ない、充電後、容易に嵌合部から取り出すことができる。しかも、携帯電子機器の挿入部が給電端子の途中で引っ掛かって接触不良が生じたり、携帯電子機器が斜めに挿入されて給電端子を変形させるなどの不具合も生じない。さらに、前記携帯電子機器を充電装置の嵌合部に挿入して略装着された状態になったときに、給電端子が、ばねの付勢によりこの挿入方向と逆方向に押し出されて、携帯電子機器の端子に接触するので、常に安定した接触圧が得られ、接点摩耗や接点不良は大幅に減少する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した第1〜第3の実施形態に係る携帯電話機の充電装置を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1乃至図5は第1の実施形態による携帯電話機の充電装置を示す。図1(a)〜(c)は充電装置の外観を示す。この充電装置1Aの筐体4は、樹脂成形により上下筐体2,3に分割して形成され、上部の筐体2の上面2aは傾斜面で形成され、この上面の下部になる長手方向の一方に、ガイド部6を立設させて形成した携帯電話機が挿入される凹状の嵌合部8を有し、他方に、携帯電話機を固定するためのフック10が配設されたガイド部9を有する。そして、ガイド部6に向けた携帯電話機の挿入において、携帯電話機のケースに形成されている凹部に突入させて携帯電話機の上下方向の位置決めをする突起16,16が、ガイド部6の底面11の幅方向左右に設けられている。携帯電話機は、矢印(ア)に示す挿入方向からその一端部をガイド部6に挿入し、続いてその他端部をガイド部9のフック10の前に落し入れて、ガイド部6,9間に嵌合されることにより装着される。
【0018】
嵌合部8の底面11における充電装置1A の幅方向左右近傍個所に、携帯電話機に充電電圧を印加する一対の給電端子15,15を出没させるための開孔12,12が設けられ、嵌合部6の内側に位置する上面2a部分から嵌合部6の底面11の下部に至る充電装置1Aの幅方向左右個所に、回転片14,14の一端を出没させるための透孔13,13が設けられている。そして、筐体4の外側面に給電端子15,15と電気線で接続されるコネクタ5が設けられ、このコネクタ5に、家庭用電源を取り入れるコードの一端のコネクタが着脱自在に接続される。
【0019】
図2(a)は、充電装置1Aの内部構造組品を筐体4から取り出して示した斜視図である。回転片14,14の基部対向面には支持軸14a,14aが突出し、この支持軸14a,14aの先端にフック状を有する制止部材19,19が設けられている。回転片14,14の先端下部間に架橋部17が設けられて、回転片14,14は一体化されており、架橋部17に、後方に向けたアーム17a,17aが突出し、アーム17a,17aの端部の対向面に突出した短軸20,20に、ねじりコイルばねとして機能する回転片付勢ばね21,21が嵌装されている。回転片付勢ばね21,21は、1本の線材で形成されており、その一端を下方の基板22上に位置させ、その他端をアーム17a,17aの下部に位置させて、回転片14,14の先端部を上方に付勢させている。給電端子15,15は、その一端側となる基部が、ねじりコイルばねとして機能するコイルばね15a,15aで形成されており、このコイルばね15a,15aの他端を基板22上に固定させて、給電端子15,15を前方に付勢させており、給電端子15,15の先端部が上方に付勢された状態においては、制止部材19,19の先端部分が給電端子15,15の下部前面に位置し、給電端子15,15の突出方向に向けた付勢による移動が規制されている。
【0020】
図2(b)は、回転片14,14の先端部を下方に回転移動させた状態を示しており、この状態においては、回転片14,14の下方に向けた回転移動に伴って制止部材19,19が前方に回転移動し、これにより給電端子15,15は、コイルばね15a,15aの付勢により前方に突出する。
【0021】
図3(a)(b)は、充電装置1Aの主要部の内部構造を筐体を透視して見た斜視図であり、(a)においては、回転片14,14の先端部が上方に移動して、透孔13,13から嵌合部8内に向けて突出し、給電端子15,15が、制止部材19,19によって前方に向けた突出が規制されて、ガイド部6の底面11に形成されている開孔12,12内に後退した状態を示している。これに対し、図3(b)においては、回転片14,14の先端部が下方に付勢されて、給電端子15,15が、制止部材19,19による突出方向の規制が解除されて、開孔12,12から嵌合部8内に向けて突出した状態になっている。回転片14,14の支持軸14a,14aは、筐体4内に設けられている支持片18,18によって上下方向から挟み付けられた状態で回転自在に支持されている。
【0022】
図4(a)は、充電装置1Aの主要部の内部構造を筐体4を透視して見た平面図である。図4(b)は、図4(a)図におけるI−I断面図、図4(c)図は、同じくII−II断面図、図4(d)図は、同じくIII−III断面図であり、これら(b)〜(d)は、いずれも携帯電話機50を充電装置1Aの嵌合部8の挿入時による回転片14の下方に向けた押圧前の状態を示している。
【0023】
図5(a)は、携帯電話機50を充電装置1Aの嵌合部8内に挿入して回転片14を下方に押しつつある状態を示しており、この状態では、回転片14の下方に向けた回動に伴って制止部材19が僅かながら前方に移動して、給電端子15の前方に向けた付勢の制止が解除されて、給電端子15が開孔12内から嵌合部8内に向けた矢印(イ)方向に突出し、この状態からさらに、図5(b)に示すように、携帯電話機50をさらに嵌合部8の終端まで挿入すると、携帯電話機50先端の充電受電端子(電極)51と給電端子15とが接触して、給電端子15から携帯電話機50に給電による充電が行われる。
【0024】
本実施形態においては、携帯電話機50が嵌合部8内に装着されていないときは、給電端子15は嵌合部8に形成されている開孔12内に後退しているので、感電や短絡することは防止される。また、携帯電話機50が嵌合部8に挿入される方向と逆の方向から給電端子15が押し出されるので、構成のコンパクト化を図りつつ、給電端子15によって携帯電話機50に横方向からの圧力が加わることがなく、携帯電話機50を嵌合部8に容易に挿入して携帯電話機の充電を行なうことができる。しかも、携帯電話機50の挿入部が給電端子15の途中で引っ掛かって接触不良が生じたり、給電端子15を変形させることもない。さらに、携帯電話機50を充電装置の嵌合部8に挿入していったときに、給電端子15がばねの付勢により挿入方向と逆方向に押し出され、携帯電話機50の端子に接触するので、安定した接触圧が得られる。
【0025】
(第2の実施形態)
図6乃至図10は第2の実施形態による携帯電話機の充電装置を示す。図6乃至10は第1の実施形態の図1乃至5に対応し、前述と同等の部材には同番号を付し、説明を省略する(以下同じ)。この充電装置1Bの筐体2は、図1に示す第1の実施の形態による充電装置1Aで用いられている筐体2と同じ形状のものが用いられている。回転片14は、嵌合部8の幅方向左右に分割されて、筐体2内の幅方向両端近傍個所の2個所に独立して水平回転自在に支持され、回転片14の上部先端部分が透孔13から嵌合部8に向けて幅方向に回動して出没可能に設けられている。回転片付勢用ばね25は、各回転片の先端部を近接させる方向に付勢する一対のねじりコイルばねが用いられている。このばね25の左右外側端は筐体2の内壁に当接される。
【0026】
携帯電話機50が嵌合部8に挿入されて装着されると、左右の回転片14,14の先端部が携帯電話機50に押されて互いに離反する方向に後退し、同時に給電端子15,15の付勢方向の移動を制止していた制止部材19,19が後退して、給電端子15,15が給電端子付勢用ばね15a,15aの付勢により、開孔12,12から嵌合部8にそれぞれ押し出される。
【0027】
本実施形態においては、携帯電話機50を嵌合部8に挿入するときに、左右の回転片14,14が携帯電話機50の側面に押されて、その先端部が互い違いに離反する方向に回動して後退するので、携帯電話機50を傾けることなく、この一対の回転片14,14によってガイドさせて挿入させることが可能になる。しかも、携帯電話機50の側面に、付勢させた回転片14,14を位置させるので、嵌合部8に装着した携帯電話機50の横ズレも生じない。
【0028】
図11、図12は第2の実施形態の変形例を示す。この充電装置1Cにおいては、一対の回転片14,14を付勢する回転片付勢用ばね26が両回転片14,14の回動端係合部14b,14b間に引っ張りばねとして掛けられている。その他構成は、前述と同等である。
【0029】
(第3の実施形態)
図13乃至図16は第3の実施形態による携帯電話機の充電装置を示す。この充電装置1Dの筐体2は、前述と同じ形状のものが用いられている。回転片14,14は、嵌合部8の幅方向左右に分割されてその左右の基部14e,14eが筐体内で独立して上下回転自在に支持されて、各先端上部14dが、透孔13から嵌合部8に向けて、携帯電話機50を挿入させる方向に進退して透孔13から出没可能に設けられている。回転片付勢用ばね36は、各回転片14の先端上部14dを透孔13から押し出す方向に付勢する一対のねじりコイルばねが用いられている。各回転片14,14に係合したアーム31,31を持つ回転軸30が筐体2に回転自在に支持されている。この回転軸30は、ばね36の端部36aが当接した被付勢用突片33と、給電端子15,15を制止する制止部材34,34を一体に持つ。各回転片14,14は立設部材38に、回転軸30は立設部材39に支持されている。なお、図15は携帯電話機50が嵌合部8に挿入される前の状態を示し、図16(a)(b)は携帯電話機50が嵌合部8に挿入された後の状態での、図15(b)(c)にそれぞれ対応する断面を示している。
【0030】
携帯電話機50が嵌合部8に挿入されて装着されると、透孔13から嵌合部8に向けて突出している左右の回転片14,14の先端上部14dがこの挿入方向に後退し、この後退に伴う左右の回転片14,14の回動により、アーム31が回動して回転軸30が回転し、この回転により給電端子15,15の付勢方向の移動を制止していた制止部材34,34が退避して、給電端子15,15が、給電端子付勢用ばね15a,15aの付勢により、開孔12,12から嵌合部8にそれぞれ押し出される。携帯電話機50を嵌合部8から取り外すと、ばね36の端部36aが被付勢用突片33を上方に回動させ、回転軸30、アーム31を介して回転片14を元の位置に戻す。
【0031】
こうして、携帯電話機50を嵌合部8に挿入するときに、回転片14の先端部が携帯電話機に押されて後方に後退して、給電端子15,15を嵌合部8に押し出すため、携帯電話機を斜め上方向からでも容易に嵌合部8内に挿入して、装着することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、携帯電子機器を充電装置に挿入する方向と逆の方向から給電端子が突出して携帯電子機器の充電受電端子に接触し、この突出した給電端子によって充電電圧が印加される。このため、給電端子によって携帯電子機器に横方向からの圧力が加わらなくなり、携帯電子機器を充電装置に容易に挿入して携帯電話機の給電による充電を行ない、充電後、容易に取り出すことができる。しかも、コンパクト構造でありながら、携帯電子機器の挿入部が給電端子の途中で引っ掛かって接触不良が生じたり、携帯電子機器が斜めに挿入されて給電端子を変形させるなどの不具合も生じない。また、携帯電子機器を充電装置に挿入して装着した状態になったときに、給電端子がばねの付勢によりこの挿入方向と逆方向に押し出されて、携帯電子機器の端子に接触するので、常に安定した接触圧が得られ、このため、接点摩耗や接点不良は大幅に減少する。さらにまた、携帯電子機器が充電装置に装着されていないときは、給電端子は筐体の開孔内に後退しており、感電や短絡の虞はなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による携帯電話機の充電装置の外観図。
【図2】 充電装置の内部構造組品を示した斜視図。
【図3】 充電装置の主要部の内部構造を筐体を透視して見た斜視図。
【図4】 (a)は充電装置の主要部の内部構造を筐体を透視して見た平面図、(b)は(a)におけるI−I断面図、(c)は同じくII−II断面図、(d)は同じくIII−III断面図。
【図5】 (a)は携帯電話機を充電装置の嵌合部内に挿入しつつある状態を示す断面図、(b)は携帯電話機をさらに嵌合部の終端まで挿入した状態を示す断面図。
【図6】 本発明の第2の実施形態による携帯電話機の充電装置の外観図。
【図7】 同上充電装置の内部構造組品を示した斜視図。
【図8】 同上充電装置の主要部の内部構造を筐体を透視して見た斜視図。
【図9】 (a)は同上充電装置の主要部の内部構造を筐体を透視して見た平面図、(b)は(a)におけるI−I断面図、(c)は同じくII−II断面図。
【図10】 (a)は携帯電話機を充電装置の嵌合部内に挿入しつつある状態の平面図、(b)は同断面図。
【図11】 第2の実施形態の変形例による充電装置の内部構造組品を示した斜視図。
【図12】 同変形例による充電装置の主要部の内部構造を筐体を透視して見た斜視図。
【図13】 本発明の第3の実施形態による携帯電話機の充電装置の外観図。
【図14】 同上充電装置の内部構造組品を示した斜視図。
【図15】 (a)は同上充電装置の主要部の内部構造を筐体を透視して見た平面図、(b)は(a)におけるII−II断面図、(c)は同じくI−I断面図。
【図16】 (a)は携帯電話機を充電装置に挿入した状態での図15(b)相当図、(b)は同状態での図15(c)相当図。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D 充電装置
2,3,4 筐体
8 凹状の嵌合部
12 開孔
13 透孔
14 回転片
15 給電端子
15a コイルばね
17 架橋部
19,34 制止部材
21,25,26,36 回転片付勢ばね
30 回転軸
50 携帯電話機
51 充電受電端子(電極)

Claims (1)

  1. 携帯電子機器が嵌合されて装着される凹状の嵌合部を有する筐体と、
    前記嵌合部に前記携帯電子機器が装着されたことを検知する装着検知部と、
    前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着されたとき、該機器に設けられた充電受電端子と接触し該機器の内蔵電池に充電電圧を印加するための一対の給電端子を備え、
    前記給電端子は、前記筐体内に取り付けられて、給電端子付勢用ばねの付勢力を受けて前記筐体に設けられた開孔から前記嵌合部に出没可能に設けられ、
    前記装着検知部は、前記筐体内に軸支され、一端が前記嵌合部面に設けられた透孔を貫通して出没する回転片と、前記回転片の一端が前記透孔から突出する方向に付勢する回転片付勢用ばねとからなり、
    前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着されたとき該回転片が回転片付勢用ばねの付勢力に抗して回転することにより前記給電端子を前記開孔から前記嵌合部内に突出させて前記充電受電端子と接触させる携帯電子機器用の充電装置において、
    前記透孔は、前記嵌合部の幅方向左右箇所に位置するよう嵌合部面に一対形成され、
    前記回転片は、その一端に一対の先端部が設けられると共に該先端部の間に架橋部が設けられて一体化され、前記一対の先端部が前記一対の透孔内から前記嵌合部に向けて一体的に出没可能に設けられ、
    前記一対の給電端子は、給電端子付勢用ばねの付勢力を受けつつ前記回転片と連動する一対の制止部材により突出方向の移動が制止され、
    前記回転片付勢用ばねは、一端が固定されたコイル部の他端が前記架橋部の下面を押圧して前記回転片を付勢するねじりコイルばねが用いられており、
    前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着されていないときには、前記回転片とともに連動する制止部材により前記一対の給電端子の突出方向の移動を制止して、該一対の給電端子を前記嵌合部に設けられた開孔内に位置させ、
    前記携帯電子機器が前記嵌合部に装着され該携帯電子機器の底面により前記回転片の一対の先端部の内いずれか一方又は両方が押されたとき、該回転片が後退回転すると同時に、前記一対の給電端子の突出方向の移動を制止していた前記制止部材が移動し、該制止部材の移動によって該一対の給電端子が給電端子付勢用ばねによる付勢力を受けて前記開孔内から嵌合部に一緒に突出して前記携帯電子機器の充電受電端子に接触することを特徴とする携帯電子機器用の充電装置。
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