JP2003168879A - コネクタ搭載構造 - Google Patents
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
決めすることができるだけでなく、プリント基板のスペ
ース効率が良好なコネクタ搭載構造を提供する。 【解決手段】 コネクタ4に設けられた位置決めリブ4
aと、プリント基板2に設けられた位置決めリブ孔2a
とが嵌合されて両者の位置決めがなされた状態で、両者
がネジ止めにより締結されるコネクタ搭載構造であっ
て、コネクタ4の位置決めリブ4aの側面と両者を締結
するためのネジ5の側面とが互いに接するように配置さ
れている。
Description
てジャンクションブロックに取り付けられるコネクタ搭
載構造に関するものである。
ック(電気接続箱)と電子制御ユニットとの接続には、
図1に示すように、ジャンクションブロック1のバスバ
ー7において一列に並んで起立状態となっているタブ端
子7aを、電子制御ユニット3のプリント基板2に取り
付けたコネクタ4の端子挿入孔4hに直接挿入して電気
的接続を図る、いわゆるジャンクション直結タイプのコ
ネクタ4(以下、単にコネクタ4と呼称する)が多く用
いられている。
てを貫通させるために、図7に示すように、長尺の貫通
部であるスリット8が形成されるとともに、一対のネジ
孔2bが設けられている。そして、このネジ孔2bとコ
ネクタ4の前後に設けられた一対のネジ孔4bとを重ね
合わせてネジ止めすることで、コネクタ4をプリント基
板2上に装着することができるようになっている。
るとき、コネクタ4のネジ孔4bの位置や孔径、プリン
ト基板2のネジ孔2bの位置や孔径、さらに図略のネジ
の径など、それぞれの誤差が重なり合って、コネクタ4
とスリット8との間に位置ずれが発生することがある。
そのため、近年では、各タブ端子7aをコネクタ4に正
確に挿入することを目的として、図8に示すように、コ
ネクタ4に一対の位置決めリブ4aを設けるとともに、
プリント基板2に対応する位置決めリブ孔2aを設け、
位置決めリブ4aと位置決めリブ孔2aとを嵌合させ
て、コネクタ4の位置決めを行なう技術が開発されてい
る。
従来技術では、プリント基板2に穿たれたネジ孔2bの
周囲一定の範囲と、位置決めリブ孔2aの周囲一定の範
囲には、プリント基板2上に部品や配線パターンを設け
ることができないため、プリント基板2のスペース効率
を低下させるという不具合があった。
であり、プリント基板に対してコネクタを正確に位置決
めすることができるだけでなく、プリント基板のスペー
ス効率が良好なコネクタ搭載構造を提供することを課題
としている。
に本発明は、コネクタに設けられた位置決めリブと、コ
ネクタが取り付けられるプリント基板に設けられた位置
決めリブ孔とが嵌合されて両者の位置決めがなされた状
態で、両者がネジ止めにより締結されるコネクタ搭載構
造であって、コネクタの位置決めリブの側面と両者を締
結するためのネジの側面とが互いに接するように配置さ
れたことを特徴とするコネクタ搭載構造である。
ブの側面と両者を締結するためのネジの側面とが互いに
接するように配置されているので、ネジ孔および位置決
めリブ孔の周囲の部品や配線パターンを設けることがで
きない面積をプリント基板上において最少限にすること
ができる結果、スペース効率の良いコネクタ搭載構造を
実現することができる。
決めリブのコネクタからの突出量はプリント基板の厚さ
より小さく設定され、上記ネジは、プリント基板の裏側
からプリント基板を通してコネクタに締め込まれたこと
を特徴とする請求項1記載のコネクタ搭載構造である。
のコネクタからの突出量が、プリント基板の厚さより小
さく設定されているので、位置決めリブとネジとが、干
渉することがない。また、ネジは、プリント基板の裏側
からプリント基板を通してコネクタに締め込まれている
ので、ネジがコネクタ側からコネクタを通してプリント
基板に締め込まれ、ネジが締め込まれる螺合部分にプリ
ント基板の部材と位置決めリブの部材が存在する場合と
比較して、ネジが締め込まれる螺合部分に部材の不連続
がない結果、より強固に両者を締結することができる。
発明の実施形態について詳述する。
載構造10の適用の一例としてジャンクションブロック
1に組み込まれる電子制御ユニット3のプリント基板2
にコネクタ4を搭載した構成を示す分解斜視図であり、
図2は本発明の実施形態に係るコネクタ搭載構造10の
構成を示す分解斜視図である。また、図3は本発明の実
施形態に係るコネクタ搭載構造10の断面図であり、図
4は本発明の実施形態に係るコネクタ搭載構造10のプ
リント基板2に穿たれた位置決めリブ孔2aとネジ孔2
bとをプリント基板2の裏面から見た図である。また、
図5は本発明の実施形態に係るコネクタ搭載構造10に
適用されるコネクタ4の分解斜視図であり、図6は本発
明の実施形態に係るコネクタ搭載構造10に適用される
コネクタ4の断面図である。
係るコネクタ搭載構造10は、車両用のジャンクション
ブロック1に組み込まれる電子制御ユニット3のプリン
ト基板2に、いわゆるジャンクション直結タイプのコネ
クタ4を搭載するために設けられたものである。
と組み合わせることにより、内部の電子部品を収納する
ボックス状の構造物であり、ケース1aと仕切板1bと
の間に配線材であるバスバー7がその間に絶縁層を介装
して収納されている。このバスバー7にはその上面に、
一定の範囲にまとまって一列に並ぶタブ端子7aが仕切
板1bを貫通するように起立状態となっている。
2に電子部品や回路が設けられたものであり、ジャンク
ションブロック1に組み込まれる際には、上記所定のバ
スバー7に設けられ一列に並んで起立状態となっている
タブ端子7aとプリント基板2に設けられたコネクタ4
とが連結されて、電気的接続がなされるように構成され
ている。
側に設けられ、バスバー7と電子制御ユニット3との電
気的接続を行うために、一列に並んで起立状態となって
いるタブ端子7aに連結されるものであり、本実施形態
では、プリント基板2の左右両端側に長尺形状をなす同
一構造のものが2つ搭載されている。
は、上記まとまって一列に並んで起立状態となっている
タブ端子7aのすべてを貫通させるために、長尺の貫通
部であるスリット8が形成されており、このスリット8
とコネクタ4とは各タブ端子7aの貫通を阻害しないよ
うに互いに平行となるように設定されている。
造10は、コネクタ4に設けられた位置決めリブ4a
と、コネクタ4が取り付けられるプリント基板2に設け
られた位置決めリブ孔2aとを備え、この位置決めリブ
4aと位置決めリブ孔2aとが嵌合されてプリント基板
2に対するコネクタ4の位置決めがなされた状態で、プ
リント基板2とコネクタ4とが、ネジ5によりネジ止め
により締結されるコネクタ搭載構造10であって、図3
にも示すようにコネクタ4の位置決めリブ4aの側面と
両者を締結するためのネジ5の側面とが互いに接するよ
うに配置された構成となっている。
は、コネクタ4をプリント基板2に取り付けるための一
対のフランジ部4mが、コネクタ4の前後両端に突出す
るように設けられている。このフランジ部4mには、プ
リント基板2にネジ止めするための一対のネジ穴4bが
設けられるとともに、フランジ部4mの底面に、コネク
タ4をプリント基板2に位置決めするための円柱状の位
置決めリブ4aがネジ穴4bに隣接する位置に下方に突
出するように設けられている。
るコネクタ4の長手方向両端に対応する位置にそれぞ
れ、プリント基板2にコネクタ4をネジ止めするための
ネジ孔2bと、後述する位置決めリブ4aと嵌合される
位置決めリブ孔2aとが互いに連なるように設けられて
いる。そして、コネクタ4が、プリント基板2のスリッ
ト8を跨ぐようにプリント基板2上に配置されるととも
に、位置決めリブ4aとプリント基板2に設けられた位
置決めリブ孔2aとが嵌合されてプリント基板2に対す
るコネクタ4の位置決めがなされた状態で、ネジ孔4b
と、プリント基板2に設けられたネジ孔2bとが重ね合
わされ、プリント基板2とコネクタ4とがネジ止めによ
り締結されている。
突出量は、本発明に係る実施形態では、プリント基板2
の厚さより小さく設定されている。また、上記ネジ5
は、プリント基板2の裏側からプリント基板2を通して
コネクタ4に締め込まれている。
を限定するものではないが、例えば図5、図6に示すよ
うに、樹脂製のベース部材4cと、樹脂製のカバー部材
4dと、金属製の雌型金具4eとを備え、ベース部材4
cに形成された突起部4fと、カバー部材4dの対応す
る位置に形成された爪4gとが係合することで、カバー
部材4dとベース部材4cとが一体化されているもので
あってもよい。
は、導電性金属の薄板を角筒状に折り曲げて形成された
部品であり、カバー部材4dに形成された端子挿通孔4
h、ベース部材4cに形成された貫通孔4i及びプリン
ト基板2に形成されたスリット8を介してタブ端子7a
等が挿入可能となっている。
部内側に折り返してタブ端子7aが挿入可能なバネ舌片
4jが形成されるとともに、雌型金具4eの外側には、
バネ舌片4jと反対側に接続片4kが延設され、この接
続片4kがプリント基板2上に形成されたプリント配線
2c(図6)と半田2dにより接続されるように構成さ
れている。
形態の作用について説明する。
構造10において、電子制御ユニット3のプリント基板
2に、コネクタ4を搭載する要領は以下の通りである。
タ4に設けられた位置決めリブ4aと、コネクタ4が取
り付けられるプリント基板2に設けられた位置決めリブ
孔2aとが対向するように、プリント基板2の上方でコ
ネクタ4の位置決めを行い、そのままプリント基板2と
コネクタ4とを重ねて、位置決めリブ4aを位置決めリ
ブ孔2aに嵌合させる。
っているタブ端子7a(図1)のすべてを貫通させるた
めに、プリント基板2に形成された長尺の貫通部である
スリット8とコネクタ4とが、各タブ端子7aの貫通を
阻害しないように互いに平行となるようになっている。
aとプリント基板2に設けられた位置決めリブ孔2aと
が嵌合されてプリント基板2に対するコネクタ4の位置
決めがなされた状態で、プリント基板2のネジ孔2bと
コネクタ4のネジ孔4bとが重ね合わされ、プリント基
板2とコネクタ4とがネジ止め可能な状態になってい
る。
4の位置決めと両ネジ孔2bの位置決めとがなされた状
態で、コネクタ4の位置決めリブ4aの側面とネジ5の
側面とが互いに接するようにプリント基板2の裏側から
プリント基板2を通してネジ5をコネクタ4のネジ孔に
締め込んで、プリント基板2とコネクタ4とが締結され
る。
クタ4の位置決めリブ4aの側面とネジ5の側面とが互
いに接するようになっているので、位置決めリブ4aの
外縁は、ネジ頭5aの境界線5bの内側に入っており、
部品や配線パターンを設けることができない範囲2e
が、プリント基板2上において最少限になっている。
雌型金具4eの外側に延設される接続片4kが、スリッ
ト8を通してプリント基板2上の裏面に突出しており、
この接続片4kがプリント基板2の裏面に形成されたプ
リント配線2cと半田2dにより接続されてコネクタ4
と、電子制御ユニット3のプリント基板上に設けられた
電子部品や回路との電気的接続がなされている。
ンクションブロック1に組み込まれる際には、所定のバ
スバー7に設けられ一列に並んで起立状態となっている
タブ端子7aを、電子制御ユニット3のプリント基板2
に設けられたコネクタ4の下方から挿入して連結するこ
とにより、タブ端子7aが、コネクタ4内部に設けられ
た雌型金具4eに嵌合される。そして、タブ端子7a
が、雌型金具4eのバネ舌片4jと接続片4kとを介し
てプリント基板2のプリント配線2cと導通されるの
で、電子制御ユニット3とジャンクションブロック1と
の電気的接続が完了する。
ば、コネクタ4をプリント基板2に装着する際、位置決
めリブ4aが、プリント基板2上の2箇所の位置決めリ
ブ孔2aと嵌合することにより、プリント基板2上での
コネクタ4の位置決めを簡単に行うことができるだけで
なく、充分な精度でコネクタ4とスリット8との間の平
行性を実現することができるなど、プリント基板2に対
するコネクタ4の位置ずれを許容値以下に抑えることが
できる。また、位置決め後のコネクタ4について安定し
た姿勢を得ることができる。そのため、各タブ端子7a
のコネクタ4への挿入が阻害されず、電子制御ユニット
3のジャンクションブロック1への組み付けが容易化し
て、その作業効率を向上させることができる。
面と両者を締結するためのネジ5の側面とが互いに接す
るように配置されているので、部品や配線パターンを設
けることができない範囲をプリント基板2上において最
少限にすることができる結果、スペース効率の良いコネ
クタ搭載構造を実現することができる。
のコネクタ4からの突出量が、プリント基板2の厚さよ
り小さく設定されているので、位置決めリブ4aとネジ
5とが、干渉することがない。また、ネジ5がプリント
基板2の裏側からプリント基板2を通してコネクタ4に
締め込まれているので、ネジ5がコネクタ4側からコネ
クタ4を通してプリント基板2に締め込まれる場合と比
較して、ネジ5が締め込まれる螺合部分に部材の不連続
がない結果、より強固に両者を締結することができる。
体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の
形態に限定されない。
の裏側からプリント基板2を通してコネクタ4に締め込
まれている必要はなく、ネジ5がコネクタ4側からコネ
クタ4を通してプリント基板2に締め込まれていてもよ
い。この場合においても、十分な強度と精度で両者を締
結することが可能である。
に、位置決めリブ4aをネジ5に対してコネクタ4内側
に偏心させて配置しているが、位置決めリブ4aがネジ
5の側面に接するように配置されていれば、位置決めリ
ブ4aの位置は任意に設けることができる。
示の形態に限定されないだけでなく、プリント基板2の
スリット8も必須ではない。スリット8を介さずにプリ
ント基板2の上方からコネクタ4に各タブ端子7aが挿
入されるような構造であってもよい。
に円柱形状である必要はなく、例えばネジ5に接するよ
うに配置される角柱形状など任意の形状が採用可能であ
る。
基板2に装着する際、位置決めリブ4aが、プリント基
板2上の2箇所の位置決めリブ孔2aと嵌合することに
より、プリント基板2上でのコネクタ4の位置決めを簡
単に行うことができる。
ンクション直結タイプのコネクタ4として説明したが、
コネクタ4に設けられた位置決めリブ4aと、プリント
基板2に設けられた位置決めリブ孔2aとが嵌合されて
両者の位置決めがなされた状態で、両者がネジ止めによ
り締結されるコネクタ4であれば、他の種類のコネクタ
4であってもよい。
用される電子制御ユニット3の搭載構造に適用した場合
を説明したが、他の分野、例えば家電製品の電子制御ユ
ニットの搭載構造に適用することも許容されるなど、種
々の設計変更が可能である。
部品や配線パターンを設けることができない範囲をプリ
ント基板上において最少限にすることができる結果、ス
ペース効率の良いコネクタ搭載構造を実現することがで
きる。
適用の一例としてジャンクションブロックに組み込まれ
る電子制御ユニットのプリント基板にコネクタを搭載し
た構成を示す分解斜視図である。
構成を示す分解斜視図である。
断面図である。
プリント基板に穿たれた位置決めリブ孔とネジ孔とをプ
リント基板の裏面から見た図である。
適用されるコネクタの分解斜視図である。
適用されるコネクタの断面図である。
視図である。
す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 コネクタに設けられた位置決めリブと、
コネクタが取り付けられるプリント基板に設けられた位
置決めリブ孔とが嵌合されて両者の位置決めがなされた
状態で、両者がネジ止めにより締結されるコネクタ搭載
構造であって、 コネクタの位置決めリブの側面と両者を締結するための
ネジの側面とが互いに接するように配置されたことを特
徴とするコネクタ搭載構造。 - 【請求項2】 上記位置決めリブのコネクタからの突出
量はプリント基板の厚さより小さく設定され、上記ネジ
は、プリント基板の裏側からプリント基板を通してコネ
クタに締め込まれたことを特徴とする請求項1記載のコ
ネクタ搭載構造。
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