JP2003168002A - 保険契約方法、保険契約システム、携帯端末及び保険契約プログラム - Google Patents

保険契約方法、保険契約システム、携帯端末及び保険契約プログラム

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JP2003168002A
JP2003168002A JP2001373351A JP2001373351A JP2003168002A JP 2003168002 A JP2003168002 A JP 2003168002A JP 2001373351 A JP2001373351 A JP 2001373351A JP 2001373351 A JP2001373351 A JP 2001373351A JP 2003168002 A JP2003168002 A JP 2003168002A
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Akira Tamura
亮 田村
Chikara Takauji
主税 高氏
Shigeru Saiki
滋 斉木
Yoshibumi Kikumoto
義文 菊本
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NEC Corp
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    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/08Insurance

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末を通じて新規契約、契約内容の変更
等を行う保険契約システムにおいて、加入した保険を利
用者側で確実かつ簡単に管理し得るようにする。 【解決手段】 代理店サーバ300は、利用者Xのユー
ザプロファイル、利用者Xに合った保険商品情報、制御
プログラム及び記憶部を含むソフトウェアコンポーネン
ト500を生成し、携帯端末100にインストールす
る。利用者Xは、携帯端末100のソフトウェアコンポ
ーネント500中の制御プログラムを起動し、選択した
保険商品の情報、入力した保険金額等のデータ、ユーザ
プロファイル、制御プログラムで生成した保険番号およ
び記憶部の内容から、新規契約、契約変更等にかかる保
険の契約内容を生成し、ネットワーク400経由で保険
サーバ200へ送信する。保険サーバ200は契約内容
を正常受信するとACKを返却し、携帯端末100は送
信した契約内容とACKを対応付けて記憶部に保存す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保険契約方法及び保
険契約システムに関し、特に携帯端末を通じて保険に加
入したり、既に加入している保険の継続や契約内容の変
更を行うことができる方法とシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】保険には、生命保険、運送保険、火災保
険、信用保険など多種多用な種類が存在する。従来、こ
のような保険に新規に加入したり、既に加入している保
険の継続や契約内容を変更するには、その都度、保険代
理店または保険外交員を通じて加入手続きや変更手続き
を行う必要があり、手軽に保険に加入したり、保険内容
を変更したりすることはできなかった。そこで、より手
軽に保険に加入でき、また契約内容を変更したりするこ
とができる仕組みが切望されている。
【0003】保険への新規加入などの保険契約を手軽に
行える技術の一例が特開2000−298686号公報
(以下、文献1と称す)に記載されている。この文献1
に記載される従来技術では、以下のようにして保険への
新規加入、継続、契約内容の変更を可能にしている。
【0004】先ず、保険の端末機と呼ばれる専用端末を
コンビニエンスストア等の便利な場所に設置する。この
専用端末は通信回線を通じてセンタの中央処理装置と通
信可能に接続されており、利用者はこの専用端末を通じ
て保険への加入手続き等を行う。専用端末には、不特定
多数の利用者に汎用的に利用する保険商品の情報及びこ
の情報に基づく保険契約手続き手順を制御するプログラ
ムが組み込まれている。保険への新規加入時、専用端末
は、保険加入者自身に関するデータ(住所、氏名、年齢
等)及び保険内容を示すデータ(保険商品の種別、保証
額等)などを利用者から受け付け、内部に一時的に記憶
すると共にセンタへ送信する。センタの中央処理装置
は、これらのデータを受信すると保険番号を採番し、保
険番号に対応付けて受信データを記憶装置に記録する。
また、採番した保険番号を専用端末へ通知する。専用端
末では、受信した保険番号、内部に一時的に記憶してあ
る保険加入者自身や保険内容に関するデータを印刷、記
録した保険証書を作成し、利用者に提供する。
【0005】また、既に加入している保険の継続、契約
内容の変更時には、専用端末は、対象となる保険の保険
番号を利用者から受け付け、センタへ送信する。センタ
の中央処理装置は、受信した保険番号と一致する既契約
の保険が存在することを記憶装置を検索して確認し、専
用端末へ継続または変更して良い旨を通知する。専用端
末は、この通知を受けると、継続または変更された保険
加入者自身に関するデータ及び保険内容を示すデータ、
つまり保険継続更新情報または保険変更情報を利用者か
ら受け付け、内部に一時的に記憶すると共にセンタへ送
信する。センタの中央処理装置は、受信した保険継続更
新情報または保険変更情報により記憶装置に記録された
対応するデータを更新する。他方、専用端末では、内部
に一時的に記憶してある保険継続更新情報または保険変
更情報に基づき、利用者が持参した古い保険証書を書き
換えるか、新たな保険証書を作成して利用者に提供す
る。
【0006】文献1では、コンビニエンスストア等に設
置した保険の端末機を利用する以外に、各個人が所有す
る携帯電話機などの携帯端末を前記専用端末として利用
し、保険の加入契約、継続更新を携帯端末から行うよう
にすることもできる旨の記載がある。但し、その場合、
保険証書はセンタの中央処理装置で発行され別途郵送さ
れるとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術、特
に携帯電話機等の携帯端末を通じて保険への新規加入、
契約内容の変更等が行える技術によれば、必要なとき
に、何時でも何処でも保険契約に加入できる。しかしな
がら、以下のような課題がある。
【0008】利用者側における保険管理が面倒である。
その理由は、どのような契約内容のどのような種類の保
険に加入しているかを、必要なときに何時でも何処でも
確認できるようにするためには、紙媒体等で作られた保
険証書を必要なときに直ぐに取り出せるように保管して
おく必要があるためである。若し、適切に管理していな
ければ、保証にかかる事故が起きたときや、保険の継
続、契約内容の変更時に迅速な対応が行えないことにな
る。
【0009】保険の継続、契約内容の変更を迅速に行う
ことが困難である。その理由は、保険証書が手元になけ
れば保険番号すら入力できず、また契約完了までに、継
続や契約内容を変更したい保険番号の端末からセンタへ
の送信、センタにおける該当する保険データの検索、セ
ンタから端末への継続可能通知の送信、端末からセンタ
への保険継続更新情報または保険変更情報の送信といっ
た処理が行われるためである。
【0010】個々の利用者に合った保険メニューに基づ
く制御が行えない。その理由は、端末には不特定多数の
利用者に汎用的に利用する保険商品の情報が組み込まれ
ているためである。従って、利用者のユーザプロファイ
ル等に応じて、加入できる保険の種類を制限したり、保
証額の上限を調整したりすることは困難である。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たものであり、その目的は、携帯端末を通じて加入した
保険を利用者側で確実かつ簡単に管理することができる
保険契約方法及びシステムを提供することにある。
【0012】本発明の別の目的は、携帯端末を通じて加
入した保険の継続、契約内容の変更を必要なときに、何
時でも何処でも迅速に行うことができる保険契約方法及
びシステムを提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、個々の利用者に合っ
た保険メニューに基づく制御が行える保険契約方法及び
システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の保険契約方法
は、携帯端末から保険サーバへ、ネットワーク経由で、
前記携帯端末側で採番した保険番号を設定した新規契
約、契約変更または継続契約にかかる保険の契約内容を
送信し、前記保険サーバから通知される正常受信通知と
前記送信した契約内容とを対応付けて前記携帯端末のメ
モリに保存することを特徴とする。より具体的には、ユ
ーザプロファイル、保険商品情報、該保険商品情報に基
づく保険契約手続き手順を制御する制御プログラム及び
保険証書データ記憶部を含むソフトウェアコンポーネン
トを携帯端末に組み込むステップと、前記制御プログラ
ムによる制御の下で、利用者によって選択された保険商
品の情報、利用者からの入力データ、前記ユーザプロフ
ァイル、前記制御プログラムで生成した保険番号および
前記保険証書データ記憶部の内容から、新規契約、契約
変更または継続契約にかかる保険の契約内容を生成し、
ネットワーク経由で保険サーバへ送信するステップと、
前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
した契約内容とを対応付けて前記保険証書データ記憶部
に保存するステップとを含んでいる。また、前記保険商
品情報は、利用者個人に合わせて作成された少なくとも
1つの保険商品の情報を含み、且つ、保険商品の情報に
はその利用者個人用の契約内容の作成時に満たさなけれ
ばならない制限条件が含まれており、契約内容の作成時
には前記制限条件によるチェックを行うようにしてい
る。
【0015】また、本発明の契約方法は、ユーザプロフ
ァイル、保険商品情報、該保険商品情報に基づく保険契
約手続き手順を制御する制御プログラム及び保険証書デ
ータ記憶部を含むソフトウェアコンポーネントを携帯端
末に組み込むインストールステップと、前記制御プログ
ラムによる制御の下で、利用者によって選択された保険
商品のユーザ設定項目を入力する設定項目入力ステップ
と、前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情
報取得ステップと、前記現在位置情報取得ステップによ
り取得した現在位置情報と、前記保険商品情報の制限条
件に含まれる基準位置情報とを比較する比較ステップ
と、前記比較ステップにより一致したときのみ、前記制
御プログラムが新規契約、契約変更または継続契約にか
かる保険の契約内容を生成する契約生成ステップと、前
記契約生成ステップにより生成された契約内容をネット
ワーク経由で保険サーバへ送信する送信ステップと、前
記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信ス
テップにより送信した契約内容とを対応付けて前記保険
証書データ記憶部に保存する保存ステップと、を含むこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明の契約方法は、ユーザプロフ
ァイル、保険商品情報、該保険商品情報に基づく保険契
約手続き手順を制御する制御プログラム及び保険証書デ
ータ記憶部を含むソフトウェアコンポーネントを携帯端
末に組み込むインストールステップと、前記制御プログ
ラムによる制御の下で、利用者によって選択された保険
商品のユーザ設定項目を入力する設定項目入力ステップ
と、前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情
報取得ステップと、前記制御プログラムが前記現在位置
情報取得ステップにより取得した現在位置情報を含めた
新規契約、契約変更または継続契約にかかる保険の契約
内容を生成する契約生成ステップと、前記契約生成ステ
ップにより生成された契約内容を保険サーバに送信する
送信ステップと、前記保険サーバから通知される正常受
信通知と前記送信ステップにより送信した契約内容とを
対応付けて前記保険証書データ記憶部に保存する保存ス
テップと、を含むことを特徴とする。
【0017】また、本発明の契約方法は、前記保険サー
バが前記送信ステップにより送信されてきた契約内容中
の前記現在位置取得ステップにより取得した現在位置情
報たる契約時位置情報を基に、前記契約内容に地域パラ
メータを適用する契約内容地域別調整ステップをさらに
含むことを特徴とする。
【0018】また、本発明の契約方法は、ユーザプロフ
ァイル、保険商品情報、該保険商品情報に基づく保険契
約手続き手順を制御する制御プログラム及び保険証書デ
ータ記憶部を含むソフトウェアコンポーネントを携帯端
末に組み込むインストールステップと、前記制御プログ
ラムによる制御の下で、利用者によって選択された保険
商品のユーザ設定項目を入力する設定項目入力ステップ
と、前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情
報取得ステップと、前記制御プログラムが前記現在位置
情報取得ステップにより取得した現在位置情報を地域パ
ラメータとして、新規契約、契約変更または継続契約に
かかる保険の地域別契約内容を生成する地域別契約生成
ステップと、前記地域別契約生成ステップにより生成さ
れた契約内容をネットワーク経由で保険サーバへ送信す
る送信ステップと、前記保険サーバから通知される正常
受信通知と前記送信ステップにより送信した契約内容と
を対応付けて前記保険証書データ記憶部に保存する保存
ステップと、を含むことを特徴とする。
【0019】また、本発明の契約方法は、ユーザプロフ
ァイル、保険商品情報、該保険商品情報に基づく保険契
約手続き手順を制御する制御プログラム及び保険証書デ
ータ記憶部を含むソフトウェアコンポーネントを携帯端
末に組み込むインストールステップと、前記制御プログ
ラムによる制御の下で、利用者によって選択された保険
商品のユーザ設定項目を入力する設定項目入力ステップ
と、前記設定項目入力ステップによりユーザ設定項目が
入力された時点の標準時刻を取得する標準時刻取得ステ
ップと、前記制御プログラムが前記標準時刻取得ステッ
プにより取得した標準時刻たる契約時刻情報を含めた新
規契約、契約変更または継続契約にかかる保険の契約内
容を生成する契約生成ステップと、前記契約生成ステッ
プにより生成された契約内容をネットワーク経由で保険
サーバへ送信する送信ステップと、前記保険サーバから
通知される正常受信通知と前記送信ステップにより送信
した契約内容とを対応付けて前記保険証書データ記憶部
に保存する保存ステップと、を含むことを特徴とする。
【0020】また、本発明の契約方法における前記送信
ステップは、前記契約生成ステップにより生成された契
約内容を所定の時機に保険サーバに送信することを特徴
とする。
【0021】また、本発明の契約方法は、ユーザプロフ
ァイル、保険商品情報、該保険商品情報、及びプリペイ
ド残数に基づく保険契約手続き手順を制御する制御プロ
グラム及び保険証書データ記憶部を含むソフトウェアコ
ンポーネントを携帯端末に組み込むインストールステッ
プと、前記制御プログラムによる制御の下で、利用者に
よって選択された保険商品のユーザ設定項目を入力する
設定項目入力ステップと、前記設定項目入力ステップに
よりユーザ設定項目が入力された時点の標準時刻を取得
する標準時刻取得ステップと、前記利用者によって選択
された保険商品の料金が前記プリペイド残数内であるか
否かを確認する確認ステップと、前記確認ステップによ
る確認の結果、前記プリペイド残数内であるときのみ、
前記制御プログラムが前記標準時刻取得ステップにより
取得した標準時刻たる契約時刻情報を含めた新規契約、
契約変更または継続契約にかかる保険の契約内容を生成
する契約生成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0022】また、本発明の契約方法は、前記制御プロ
グラムが、前記ネットワークを介して保険サーバに問い
合わせて、前記保険商品情報の更新をする更新ステップ
をさらに含むことを特徴とする。
【0023】また、本発明の契約方法は、前記保険サー
バが、前記新規契約、契約変更または継続契約にかかる
保険の契約内容を指定された転送先に送付する送付ステ
ップをさらに含むことを特徴とする。
【0024】本発明の保険契約システムは、保険サーバ
と該保険サーバにネットワーク経由で通信可能な携帯端
末とで構成され、前記携帯端末は、前記保険サーバへ、
ネットワーク経由で、前記携帯端末側で採番した保険番
号を設定した新規契約、契約変更または継続契約にかか
る保険の契約内容を送信する手段と、前記保険サーバか
ら通知される正常受信通知と前記送信した契約内容とを
対応付けて前記携帯端末のメモリに保存する手段と、前
記メモリに保存された契約内容を表示部に表示する手段
とを備え、前記保険サーバは、前記携帯端末から契約内
容を正常に受信したときに正常受信通知を返却する手段
と、正常に受信した契約内容を記録する手段とを備える
ことを特徴とする。より具体的には、保険サーバと該保
険サーバにネットワーク経由で通信可能な携帯端末とで
構成され、前記携帯端末は、ユーザプロファイル、保険
商品情報、該保険商品情報に基づく保険契約手続き手順
を制御する制御プログラム及び保険証書データ記憶部を
含むソフトウェアコンポーネントを有し、前記制御プロ
グラムは、利用者によって選択された保険商品の情報、
利用者からの入力データ、前記ユーザプロファイル、前
記制御プログラムが生成した保険番号および前記保険証
書データ記憶部の内容から、新規契約、契約変更または
継続契約にかかる保険の契約内容を生成し、ネットワー
ク経由で保険サーバへ送信する処理を行い、且つ、前記
保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信した
契約内容とを対応付けて前記保険証書データ記憶部に保
存する処理を行うものであり、前記保険サーバは、前記
携帯端末から契約内容を正常に受信したときに正常受信
通知を返却する手段と、正常に受信した契約内容を記録
する手段とを備えている。また、前記保険商品情報は、
利用者個人に合わせて作成された少なくとも1つの保険
商品の情報を含み、且つ、保険商品の情報にはその利用
者個人用の契約内容の作成時に満たさなければならない
制限条件が含まれており、前記制御プログラムは、契約
内容の作成時には前記制限条件によるチェックを行う。
【0025】また、本発明の保険契約システムの前記携
帯端末は、前記携帯端末の現在位置情報を検知する現在
位置情報検知手段をさらに備え、前記制御プログラム
は、前記現在位置情報検知手段により検知した現在位置
情報と、前記保険商品情報の制限条件に含まれる基準位
置情報とを比較し、一致したときのみ、前記契約内容を
生成することを特徴とする。
【0026】また、本発明の保険契約システムの前記携
帯端末は、前記携帯端末の現在位置情報を検知する現在
位置情報検知手段をさらに備え、前記保険サーバは、前
記携帯端末から送信されてきた前記契約内容中の前記現
在位置情報検知手段により検知された現在位置情報たる
契約時位置情報を基に、前記契約内容に地域パラメータ
を適用することを特徴とする。
【0027】また、本発明の保険契約システムの前記携
帯端末は、前記携帯端末の現在位置情報を検知する現在
位置情報検知手段をさらに備え、前記制御プログラム
は、前記現在位置情報検知手段により検知された現在位
置情報を地域パラメータとして、前記保険の地域別契約
内容を生成することを特徴とする。
【0028】また、本発明の保険契約システムの前記携
帯端末は、標準時刻を発生させる標準時刻発生手段をさ
らに備え、前記制御プログラムは、前記標準時刻発生手
段により発生された標準時刻たる契約時刻情報を含め
て、前記契約内容を生成することを特徴とする。
【0029】また、本発明の保険契約システムの前記制
御プログラムは、前記契約内容を所定の時機に保険サー
バに送信することを特徴とする。
【0030】また、本発明の保険契約システムの前記制
御プログラムは、前記ネットワークを介して前記保険サ
ーバに問い合わせて、前記保険商品情報の更新をするこ
とを特徴とする。
【0031】また、本発明の保険契約システムの前記保
険サーバは、前記新規契約、契約変更または継続契約に
かかる保険の契約内容を指定された転送先に送付するこ
とを特徴とする。
【0032】本発明の携帯端末は、保険サーバとネット
ワーク経由で通信可能な携帯端末であって、前記保険サ
ーバへ、ネットワーク経由で、前記携帯端末側で採番し
た保険番号を設定した新規契約、契約変更または継続契
約にかかる保険の契約内容を送信する手段と、前記保険
サーバから通知される正常受信通知と前記送信した契約
内容とを対応付けて前記携帯端末のメモリに保存する手
段と、前記メモリに保存された契約内容を表示部に表示
する手段とを備えることを特徴とする。より具体的に
は、保険サーバとネットワーク経由で通信可能な携帯端
末であって、ユーザプロファイル、保険商品情報、該保
険商品情報に基づく保険契約手続き手順を制御する制御
プログラム及び保険証書データ記憶部を含むソフトウェ
アコンポーネントを有し、前記制御プログラムは、利用
者によって選択された保険商品の情報、利用者からの入
力データ、前記ユーザプロファイル、前記制御プログラ
ムが生成した保険番号および前記保険証書データ記憶部
の内容から、新規契約、契約変更または継続契約にかか
る保険の契約内容を生成し、ネットワーク経由で保険サ
ーバへ送信する処理を行い、且つ、前記保険サーバから
通知される正常受信通知と前記送信した契約内容とを対
応付けて前記保険証書データ記憶部に保存する処理を行
う。また、前記保険商品情報は、利用者個人に合わせて
作成された少なくとも1つの保険商品の情報を含み、且
つ、保険商品の情報にはその利用者個人用の契約内容の
作成時に満たさなければならない制限条件が含まれてお
り、前記制御プログラムは、契約内容の作成時には前記
制限条件によるチェックを行う。
【0033】また、本発明の携帯端末は、前記携帯端末
の現在位置情報を検知する現在位置情報検知手段をさら
に備え、前記制御プログラムは、前記現在位置情報検知
手段により検知した現在位置情報と、前記保険商品情報
の制限条件に含まれる基準位置情報とを比較し、一致し
たときのみ、前記契約内容を生成することを特徴とす
る。
【0034】また、本発明の携帯端末は、前記携帯端末
の現在位置情報を検知する現在位置情報検知手段をさら
に備え、前記制御プログラムは、前記現在位置情報検知
手段により検知された現在位置情報を地域パラメータと
して、前記保険の地域別契約内容を生成することを特徴
とする。
【0035】また、本発明の携帯端末は、標準時刻を発
生させる標準時刻発生手段をさらに備え、前記制御プロ
グラムは、前記標準時刻発生手段により発生された標準
時刻たる契約時刻情報を含めて、前記契約内容を生成す
ることを特徴とする。
【0036】また、本発明の携帯端末の前記制御プログ
ラムは、前記契約内容を所定の時機に保険サーバに送信
することを特徴とする。
【0037】また、本発明の携帯端末は、ユーザプロフ
ァイル、保険商品情報、該保険商品情報、及びプリペイ
ド残数に基づく保険契約手続き手順を制御する制御プロ
グラム及び保険証書データ記憶部を含むソフトウェアコ
ンポーネントと、標準時刻を発生させる標準時刻発生手
段と、を備え、前記制御プログラムは、利用者によって
選択された保険商品の料金が前記プリペイド残数内であ
るか否かを確認し、前記プリペイド残数内であるときの
み、前記標準時刻発生手段により発生された標準時刻た
る契約時刻情報を含めた新規契約、契約変更または継続
契約にかかる保険の契約内容を生成することを特徴とす
る。
【0038】また、本発明の携帯端末の前記制御プログ
ラムは、前記ネットワークを介して前記保険サーバに問
い合わせて、前記保険商品情報の更新をすることを特徴
とする。
【0039】本発明の保険契約プログラムは、保険サー
バとネットワーク経由で通信可能な携帯端末を構成する
コンピュータを、前記保険サーバへ、ネットワーク経由
で、前記携帯端末側で採番した保険番号を設定した新規
契約、契約変更または継続契約にかかる保険の契約内容
を送信する処理と、前記保険サーバから通知される正常
受信通知と前記送信した契約内容とを対応付けて前記携
帯端末のメモリに保存する処理と、前記メモリに保存さ
れた契約内容を表示部に表示する処理と、をコンピュー
タに実行にさせる。より具体的には、保険サーバとネッ
トワーク経由で通信可能な携帯端末に組み込まれ、ユー
ザプロファイル、保険商品情報、該保険商品情報に基づ
く保険契約手続き手順を制御する保険契約プログラムで
あって、利用者によって選択された保険商品の情報、利
用者からの入力データ、前記ユーザプロファイル、保険
番号および保険証書データ記憶部の内容から、新規契
約、契約変更または継続契約にかかる保険の契約内容を
生成し、ネットワーク経由で保険サーバへ送信する処理
と、前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記
送信した契約内容とを対応付けて前記保険証書データ記
憶部に保存する処理と、前記保険証書データ部に保存さ
れた契約内容を表示部に表示する処理と、をコンピュー
タに実行させる。また、前記保険商品情報は、利用者個
人に合わせて作成された少なくとも1つの保険商品の情
報を含み、且つ、保険商品の情報にはその利用者個人用
の契約内容の作成時に満たさなければならない制限条件
が含まれており、契約内容の作成時には前記制限条件に
よるチェックを行う。
【0040】また、本発明の保険契約プログラムは、保
険サーバとネットワーク経由で通信可能な携帯端末に組
み込まれ、ユーザプロファイル、保険商品情報、該保険
商品情報に基づく保険契約手続き手順を制御する保険契
約プログラムであって、利用者によって選択された保険
商品のユーザ設定項目を入力する設定項目入力処理と、
前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情報取
得処理と、前記現在位置情報取得処理により取得した現
在位置情報と、前記保険商品情報の制限条件に含まれる
基準位置情報とを比較する比較処理と、前記比較処理に
よる比較の結果、一致したときのみ、新規契約、契約変
更または継続契約にかかる保険の契約内容を生成する契
約生成処理と、前記契約生成処理により生成された契約
内容を前記ネットワーク経由で保険サーバへ送信する送
信処理と、前記保険サーバから通知される正常受信通知
と前記送信処理により送信した契約内容とを対応付けて
保険証書データ記憶部に保存する保存処理と、をコンピ
ュータに実行させることを特徴とする。
【0041】また、本発明の保険契約プログラムは、保
険サーバとネットワーク経由で通信可能な携帯端末に組
み込まれ、ユーザプロファイル、保険商品情報、該保険
商品情報に基づく保険契約手続き手順を制御する保険契
約プログラムであって、利用者によって選択された保険
商品のユーザ設定項目を入力する設定項目入力処理と、
前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情報取
得処理と、前記現在位置情報取得処理により取得した現
在位置情報を含めた新規契約、契約変更または継続契約
にかかる保険の契約内容を生成する契約生成処理と、前
記契約生成処理により生成された契約内容を保険サーバ
に送信する送信処理と、前記保険サーバから通知される
正常受信通知と前記送信処理により送信した契約内容と
を対応付けて保険証書データ記憶部に保存する保存処理
と、をコンピュータに実行させる。
【0042】また、本発明の保険契約プログラムは、保
険サーバとネットワーク経由で通信可能な携帯端末に組
み込まれ、ユーザプロファイル、保険商品情報、該保険
商品情報に基づく保険契約手続き手順を制御する保険契
約プログラムであって、利用者によって選択された保険
商品のユーザ設定項目を入力する設定項目入力処理と、
前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情報取
得処理と、前記現在位置情報取得処理により取得した現
在位置情報を地域パラメータとして、新規契約、契約変
更または継続契約にかかる保険の地域別契約内容を生成
する地域別契約生成処理と、前記地域別契約生成処理に
より生成された契約内容を前記ネットワーク経由で保険
サーバへ送信する送信処理と、前記保険サーバから通知
される正常受信通知と前記送信処理により送信した契約
内容とを対応付けて保険証書データ記憶部に保存する保
存処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0043】また、本発明の保険契約プログラムは、保
険サーバとネットワーク経由で通信可能な携帯端末に組
み込まれ、ユーザプロファイル、保険商品情報、該保険
商品情報に基づく保険契約手続き手順を制御する保険契
約プログラムであって、利用者によって選択された保険
商品のユーザ設定項目を入力する設定項目入力処理と、
前記設定項目入力処理によりユーザ設定項目が入力され
た時点の標準時刻を取得する標準時刻取得処理と、前記
標準時刻取得処理により取得した標準時刻たる契約時刻
情報を含めた新規契約、契約変更または継続契約にかか
る保険の契約内容を生成する契約生成処理と、前記契約
生成処理により生成された契約内容を前記ネットワーク
経由で保険サーバへ送信する送信処理と、前記保険サー
バから通知される正常受信通知と前記送信処理により送
信した契約内容とを対応付けて保険証書データ記憶部に
保存する保存処理と、をコンピュータに実行させること
を特徴とする。
【0044】また、本発明の保険契約プログラムの前記
送信処理は、前記契約生成処理により生成された契約内
容を所定の時機に保険サーバに送信することを特徴とす
る。
【0045】また、本発明の保険契約プログラムは、携
帯端末に組み込まれ、ユーザプロファイル、保険商品情
報、該保険商品情報、及びプリペイド残数に基づく保険
契約手続き手順を制御する保険契約プログラムであっ
て、利用者によって選択された保険商品のユーザ設定項
目を入力する設定項目入力処理と、前記設定項目入力処
理によりユーザ設定項目が入力された時点の標準時刻を
取得する標準時刻取得処理と、前記利用者によって選択
された保険商品の料金が前記プリペイド残数内であるか
否かを確認する確認処理と、前記確認処理による確認の
結果、前記プリペイド残数内であるときのみ、前記標準
時刻取得処理により取得した標準時刻たる契約時刻情報
を含めた新規契約、契約変更または継続契約にかかる保
険の契約内容を生成する契約生成処理と、をコンピュー
タに実行させることを特徴とする。
【0046】また、本発明の保険契約プログラムは、前
記ネットワークを介して前記保険サーバに問い合わせ
て、前記保険商品情報の更新をする更新処理と、をさら
にコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0047】
【作用】本発明にあっては、保険サーバへ送信した保険
の契約内容と保険サーバから受信した正常受信通知とを
対応付けて携帯端末のメモリに保存するため、携帯端末
を通じて加入した保険を利用者側で確実かつ簡単に管理
することができる。また、加入した保険の契約内容が携
帯端末自体に保管されており、且つ保険サーバとの1回
の通信だけで保険の継続、契約内容の変更が行えるた
め、携帯端末を通じて加入した保険の継続、契約内容の
変更を必要なときに、何時でも何処でも迅速に行うこと
ができる。さらに、個々の利用者に合わせて作成した保
険商品情報を含むソフトウェアコンポーネントを携帯端
末に組み込んで利用するため、個々の利用者に合った保
険メニューに基づく新規契約、契約変更、継続契約の制
御が可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0049】図1を参照すると、本発明の一実施の形態
にかかる保険契約システムは、携帯端末100、保険サ
ーバ200、代理店サーバ300及びそれらを相互に接
続する通信ネットワーク400を含んで構成される。図
1には、携帯端末100及び代理店サーバ300は1台
しか図示されていないが、それらは一般に複数台存在す
る。
【0050】携帯端末100は、利用者が保険に新規に
加入したり、既に加入している保険の継続や変更を行う
際に利用する端末であり、具体的には携帯電話機や通信
機能を備えた携帯情報端末などで構成される。携帯端末
100は、MPUを含む処理部101と、これに接続さ
れた通信部102、キーボード等の入力部103、LC
D等の表示部104、EEPROM等の記憶部105、
携帯端末100の外部から記憶部105へソフトウェア
コンポーネント500をインストールするための外部イ
ンタフェース106を備えている。通信部102はアン
テナ107に接続され、無線によりネットワーク400
に接続して、保険サーバ200とデータ通信する機能を
有している。無線でなく、有線通信等の他の通信方式で
データ通信を行う構成でも良い。
【0051】保険サーバ200は、ネットワーク400
経由で携帯端末100から送られてくる新規契約にかか
る保険の契約内容等を受信し、そのログを記録する等の
処理を行うサーバであり、具体的には保険会社などに設
置されたパーソナルコンピュータやワークステーション
等の情報処理装置で構成される。保険サーバ200は、
MPUを含む処理部201と、これに接続された通信部
202及び磁気ディスク等の記憶部203を備えてい
る。通信部202は、有線でネットワーク400に接続
され、携帯端末100及び代理店サーバ300とデータ
通信する機能を有している。有線でなく、無線等の他の
通信方式を行う構成でも良い。
【0052】代理店サーバ300は、携帯端末100に
インストールするソフトウェアコンポーネント500を
生成するためのサーバであり、具体的には保険代理店等
に設置されたパーソナルコンピュータやワークステーシ
ョン等の情報処理装置で構成される。代理店サーバ30
0は、MPUを含む処理部301と、これに接続された
通信部302、キーボードやマウス等の入力部303、
CRTやLCD等の表示部304、磁気ディスク等の記
憶部305、生成したソフトウェアコンポーネント50
0を携帯端末100にインストールするための外部イン
タフェース306、ソフトウェアコンポーネント500
に組み入れる保険商品情報の基礎となる各種の保険商品
の情報を保持する保険商品情報マスタ307、及びソフ
トウェアコンポーネント500に組み入れる制御プログ
ラムを保存してある制御プログラム保存部308を備え
ている。保険商品情報マスタ307及び制御プログラム
保存部308は、例えば磁気ディスク上に設けられる。
通信部302は、有線でネットワーク400に接続さ
れ、保険サーバ200とデータ通信する機能を有してい
る。有線でなく、無線等の他の通信方式を行う構成でも
良い。
【0053】次に本実施の形態にかかる保険契約システ
ムのより詳しい構成と動作について説明する。先ず、ソ
フトウェアコンポーネント500に関連する部分につい
て説明する。
【0054】携帯端末100を所有する利用者Xが、自
己の携帯端末100を保険端末として利用するために
は、本実施の形態の場合、代理店サーバ300が設置さ
れた最寄りの保険代理店に出向き、自己用のソフトウェ
アコンポーネント500を入手し、これを携帯端末10
0へインストールする必要がある。
【0055】図2を参照すると、利用者X用のソフトウ
ェアコンポーネント500は、利用者Xを他の利用者と
区別するためのユーザID510、利用者Xのユーザプ
ロファイル520、利用者Xに合わせて作成された保険
商品情報530、この保険商品情報530に基づく保険
契約手続き手順を制御する制御プログラム540及び保
険証書データ記憶部550を含んで構成される。
【0056】ユーザプロファイル520は、利用者Xの
住所521、氏名522、性別523、年齢(生年月
日)524、銀行口座データ(銀行名、支店名、口座番
号など)525等、利用者Xの各種の個人情報を含んで
いる。
【0057】保険商品情報530は、利用者Xが利用で
きる全ての種類の保険商品の情報531を含んでいる。
1つの保険商品の情報531は、保険名/保険の種類5
311、契約内容スケルトン5312、制限条件531
3及び保険料金計算式5314等を含んでいる。保険名
/保険の種類5311は、自動車保険、旅行保険、生命
保険、盗難保険、ゴルフ保険、自転車保険などである。
契約内容スケルトン5312は、保険会社と利用者Xと
の間で交わされる契約内容に記載すべき全ての項目を列
挙したものであり、そのうち、保険会社名、保険名/保
険の種類など固定部分については実際のデータが設定さ
れており、保険者名、保険期間、契約日、保証額等の可
変部分には変数が設定されている。変数には、保証額な
どユーザが自ら決定して設定すべきユーザ設定項目を示
す変数と、保険者名、住所などユーザプロファイル52
0等に基づき自動的に設定される項目を示す変数との2
種類がある。制限条件5313は、当該保険の新規加入
時、継続時、契約変更時において満たさなければならな
い契約内容の制限が利用者Xのプロファイル等を考慮し
て事前に設定されている。例えば、利用者Xの年齢や職
業では生命保険の保証額の上限が100万円になる生命
保険の場合、「保証額上限=100万円」の制限条件が
設定されている。他に、利用者の所有する自動車の車
種、車齢及び新車時の価格では車両保険の上限が80万
円になる自動車保険の場合、「車両保険の保証額の上限
=80万」の制限条件が設定されている。保険料金計算
式5314は、利用者Xが設定した契約内容に基づいて
利用者Xから徴収すべき保険料金を計算する式である。
【0058】制御プログラム540は、インストールさ
れた携帯端末100の上で実行されるプログラムであ
り、保険商品情報530に基づく保険契約手続き手順一
切を制御する。例えば、利用者の操作を誘導する案内画
面の表示部104への表示や、新規契約、継続契約、契
約変更及び既契約内容の参照にかかる処理、保険証書デ
ータ記憶部550への契約内容等の記録処理などを司
る。制御プログラム540は、例えばJavaプログラ
ムで構成される。勿論、携帯端末100で実行可能な形
式であれば、C言語、機械語など他の言語で作成された
ものであって良い。制御プログラム540の具体的な処
理については後述する。
【0059】保険証書データ記憶部550は、新規契約
した保険の契約内容、継続契約した保険の契約内容、契
約変更した保険の契約内容を保険サーバ200からの正
常受信通知の記録と共に保存する部分である。1つの契
約内容551は、保険番号5511、保険名/保険の種
類5512、契約年月日5513、被保険者名551
4、住所5515、保険会社名5516、各保険項目毎
の保険金額5517、保険料金5518等、保険会社と
利用者Xとの間で交わされる契約内容に記載すべき全て
の項目の値が記録される。また、契約内容551と対に
なる正常受信通知(ACK)552は、当該契約内容5
51が保険サーバ200で正常に受信されたことを示す
記録である。保険証書データ記憶部550へのアクセス
は制御プログラム540の機能を通じてのみ可能であ
る。つまり、保険証書データ記憶部550の中身は制御
プログラム540の機能によってカプセル化されてお
り、記録された契約内容551を不正に書き換えること
はできず、また正常受信通知(ACK)552を不正に
書き込むことはできないようになっている。
【0060】図3にソフトウェアコンポーネント500
を生成する代理店サーバ300で行われる処理例を示
す。保険代理店のオペレータYは、利用者Xの申告に基
づき、住所、氏名等の利用者Xのユーザプロファイルを
入力部303から入力する(ステップS301)。入力
された利用者Xのユーザプロファイルは記憶部305に
一時的に記憶される。
【0061】次いでオペレータYは、保険商品情報マス
タ307に記憶されている各保険商品毎に、利用者Xの
希望、利用者Xのプロファイル等を考慮して、利用可能
か否か、利用可能な場合にどのような制限条件を課すべ
きか等を決定し、利用者Xが利用できる全ての保険商品
について、利用者X用にカスタマイズした保険商品情報
(保険名/保険の種類、契約内容スケルトン、制限条
件、保険料金計算式)を作成する(ステップS30
2)。ここで、自動車保険のように保険対象物を特定す
る必要がある場合、車種名、車両ナンバ等を車検証など
で確認し、自動車保険の商品情報における契約内容スケ
ルトンに設定しておく。盗難保険などの場合も同様に、
保険をかける予定の物品を特定するデータを盗難保険の
商品情報における契約内容スケルトンに設定しておく。
このように利用者X用にカスタマイズされた保険商品の
情報及び制限条件は記憶部305に一時的に記憶され
る。
【0062】次いでオペレータYは、処理部301上で
動くユーザID自動採番プログラムを起動し、所定の桁
数のユーザIDを生成させる(ステップS303)。生
成されたユーザIDは記憶部305に一時的に記憶され
る。生成するユーザIDは他の利用者と区別できるもの
であれば任意の数値、記号の組み合わせで良い。
【0063】次いでオペレータYは、処理部301上で
動くソフトウェアコンポーネント自動生成プログラムを
起動し、ソフトウェアコンポーネントを作成させる(ス
テップS304)。ソフトウェアコンポーネント自動生
成プログラムは、記憶部305に記憶されているユーザ
ID、ユーザプロファイル、保険商品情報と、制御プロ
グラム保存部308に保存されている制御プログラムと
を結合し、図2で説明したようなソフトウェアコンポー
ネント500を生成し、記憶部305に一時的に保存す
る。ソフトウェアコンポーネント500の保険証書デー
タ記憶部550は必要充分なサイズの領域が設定され
る。
【0064】次いでオペレータYは、代理店サーバ30
0の外部インタフェース306と利用者Xの携帯端末1
00の外部インタフェース106とを接続ケーブルで接
続し、代理店サーバ300の記憶部305に記憶されて
いる利用者X用のソフトウェアコンポーネント500を
利用者Xの携帯端末100の記憶部105にインストー
ルする(ステップS305)。
【0065】最後にオペレータYは、処理部301上で
動く転送プログラムを起動し、記憶部305に記憶され
ているユーザID及びユーザプロファイルを含むデータ
をネットワーク400経由で保険サーバ200へ送信す
る(ステップS306)。代理店サーバ300からこれ
らのデータを受信した保険サーバ200での処理は後述
する。なお、ステップS305の処理とステップS30
6の処理は同時に行っても良いし、ステップS306の
処理をステップS305の処理より先に行っても良い。
【0066】次に、ソフトウェアコンポーネント500
がインストールされた携帯端末100を使って、利用者
が保険の新規契約、継続契約、契約変更等を行う場合の
携帯端末100の動作について説明する。
【0067】利用者Xが携帯端末100の入力部103
を操作して、ソフトウェアコンポーネント500の制御
プログラム540を起動すると、制御プログラム540
は処理部101上で実行され、図4に示す処理を開始す
る。先ず、表示部104に初期画面を表示し(ステップ
S501)、利用者が項目を選択するのを待つ(ステッ
プS502)。
【0068】図5を参照すると、初期画面601には、
新規契約、契約変更、継続契約、既契約参照の4つの項
目が表示される。利用者Xは、保険に新規に加入したい
場合には新規契約を選択し、既に加入している保険の契
約内容を変更したい場合には契約変更を選択し、既に加
入している保険を継続したい場合には継続契約を選択
し、既に加入している保険の契約内容を確認したい場合
には既契約参照を選択する。制御プログラム540は、
新規契約が選択されると(ステップS503でYE
S)、新規契約処理を実行する(ステップS504)。
また、契約変更が選択されると(ステップS505でY
ES)、契約変更処理を実行し(ステップS506)、
継続契約が選択されると(ステップS507でYE
S)、継続契約処理を実行し(ステップS508)、既
契約参照が選択されると(ステップS507でNO)、
既契約参照処理(ステップS509)を実行する。
【0069】(1)新規契約 ステップS504の新規契約処理の詳細を図6に示す。
先ず制御プログラム540は、保険商品情報530に記
録されている全ての保険商品の保険名/保険の種類53
11を読み出してその一覧を表示部104に表示し(ス
テップS511)、何れか1つが選択されるのを待つ
(ステップS512)。次に利用者Xが表示された保険
名の一覧から新規契約したい保険名を入力部103の操
作で選択すると、制御プログラム540は、この選択さ
れた保険にかかる契約内容スケルトン5312中のユー
ザ設定項目の入力画面を表示部104に表示し(ステッ
プS513)、各項目への値の入力を待つ(ステップS
514)。図7に保険名の一覧画面611と、その1つ
の保険名が選択された場合のユーザ設定項目の入力画面
621の例を示す。この入力画面では、保険金額と保険
期間との2つの入力項目が表示されている。
【0070】次に制御プログラム540は、入力画面6
21上の入力項目へのデータの入力を監視し、利用者X
が入力部103からデータを入力すると、入力データを
例えば制御プログラム540内に用意されたワーク領域
に一時的に保存する(ステップS515)。そして、全
てのユーザ設定項目への入力が完了したか否かをチェッ
クし(ステップS516)、未入力の項目があればステ
ップS513に戻って利用者Xからの入力を待ち、全項
目の入力が完了していれば、当該保険の保険商品情報に
設定された制限条件5313によるチェックを行う(ス
テップS517)。例えば、制限条件の一つに保険金額
の上限があり、利用者Xが入力した保険金額が制限条件
で指定された上限を超えていた場合、制限条件違反とな
る(ステップS518でNO)。このような場合、制御
プログラム540はその旨のエラーメッセージを表示部
104に表示し(ステップS519)、ステップS51
3に戻って利用者Xに再度入力操作を行わせる。なお、
ステップS517では、制御プログラム540に組み込
まれたチェックルーチンによって、契約期間の開始日時
が現在日時(これは携帯端末100の有する時計機能に
よって計時されている)より未来の日時であるかどう
か、終了日時が開始日時より未来の日時であるかどうか
等、一般的なチェックも実施しており、違反した場合に
はその旨のエラーメッセージを表示し(ステップS51
9)、ステップS513に戻るようになっている。
【0071】さて、ユーザ設定項目の入力値が制限条件
を満たし一般的なチェックもパスした場合(ステップS
518でYES)、制御プログラム540は、選択され
た保険にかかる契約内容スケルトン5312中の自動設
定項目のデータを、ユーザプロファイル520及び現在
日時を参照して作成し、ワーク領域に一時的に保存する
(ステップS520)。つまり、自動設定項目の保険者
名やその住所等はユーザプロファイル520を参照して
決定し、契約年月日は現在日時に基づいて決定する。
【0072】次に制御プログラム540は、今回新規に
契約する保険の保険番号を採番し、ワーク領域に一時的
に保存する(ステップS521)。保険番号は、ソフト
ウェアコンポーネント500に設定されたユーザID5
10に、例えば何桁かの一連番号を連結したものを使用
する。例えば、ユーザID510が「1234567
8」とすると、最初の保険には「0001」を連結して
「123456780001」を保険番号とし、次の保
険には「0002」を連結して「1234567800
02」とする。勿論、保険番号の生成アルゴリズムはこ
れに限定されず、任意のアルゴリズムを使用することが
できる。
【0073】次に制御プログラム540は、今回の保険
の契約内容と当該保険情報の保険料金計算式5314に
基づき、今回の保険契約に必要な保険料金を計算し、ワ
ーク領域に一時的に保存する(ステップS522)。
【0074】そして制御プログラム540は、今回の保
険にかかる契約内容スケルトン5312と、ワーク領域
に記憶しておいたユーザ設定項目の値、自動設定項目の
値、保険番号、保険料金とから、契約内容を完成させ、
保険証書データ記憶部550の空き領域の先頭部分に保
存する(ステップS523)。
【0075】次に制御プログラム540は、通信部10
2を起動してネットワーク400経由で保険サーバ20
0へ接続し、保険証書データ記憶部550に保存した契
約内容を付随させた新規契約要求データを保険サーバ2
00へ送信する(ステップS524)。そして、保険サ
ーバ200からの応答を待ち、前記新規契約要求データ
が正常受信できた旨のACKを受信すると(ステップS
525でYES)、このACKを保険証書データ記憶部
550に保存した契約内容の直後に保存し(ステップS
526)、契約完了メッセージを表示部104に表示し
(ステップS527)、図6の処理を終える。
【0076】他方、何らかの予期せぬ理由で正常に受信
できなかった旨のNAKが保険サーバ200から返され
た場合、保険証書データ記憶部550に保存した契約内
容を削除し(ステップS528)、保険サーバ200の
障害等によって契約が行えなかった旨のエラーメッセー
ジを表示部104に表示し(ステップS529)、図6
の処理を終える。NAKを受けたときに所定回を限度に
送信を繰り返し、それでもACKが返って来なかった場
合に初めてステップS528、S529の処理を実行す
るようにしても良い。なお、保険証書データ記憶部55
0に保存した契約内容を削除せずに、無効の印を付けて
残しておいても良い。
【0077】(2)契約変更 図4のステップS506の契約変更処理の詳細を図8に
示す。先ず制御プログラム540は、保険証書データ記
憶部550に記録されている全ての保険商品の保険名/
保険の種類5512を読み出してその一覧を表示部10
4に表示し(ステップS531)、何れか1つが選択さ
れるのを待つ(ステップS532)。次に利用者Xが表
示された保険名の一覧から契約変更したい保険名を入力
部103の操作で選択すると、制御プログラム540
は、この選択された保険にかかる契約内容551中のユ
ーザ設定項目の入力画面を表示部104に表示し(ステ
ップS533)、各項目への値の入力を待つ(ステップ
S534)。契約内容551中のどの項目がユーザ設定
項目であるかは、同じ保険名の保険商品情報530にお
ける契約内容スケルトン5312を参照すればわかる。
但し、契約変更は、元の契約の契約期間の終了日時は変
更できないので、終了日時の変更は禁止される。
【0078】次に制御プログラム540は、入力画面上
の入力項目へのデータの入力を監視し、利用者Xが入力
部103からデータを入力すると、入力データをワーク
領域に一時的に保存する(ステップS535)。そし
て、入力部103を通じて利用者Xから入力完了の指示
が入力されたか否かをチェックし(ステップS53
6)、未完了であればステップS533に戻って利用者
Xからの入力を待ち、入力完了であれば、同じ保険名の
保険商品情報530における制限条件5313によるチ
ェックを行う(ステップS537)。例えば、制限条件
の一つに保険金額の上限があり、利用者Xが入力した保
険金額が制限条件で指定された上限を超えていた場合、
制限条件違反となる(ステップS538でNO)。この
ような場合、制御プログラム540はその旨のエラーメ
ッセージを表示部104に表示し(ステップS53
9)、ステップS533に戻って利用者Xに再度入力操
作を行わせる。なお、ステップS537では、制御プロ
グラム540に組み込まれたチェックルーチンによっ
て、変更契約の開始日時が現在日時より未来で終了日時
より過去の日時であるかどうか等、一般的なチェックも
実施しており、違反した場合にはその旨のエラーメッセ
ージを表示し(ステップS539)、ステップS533
に戻るようになっている。
【0079】さて、ユーザ設定項目の入力値が制限条件
を満たし一般的なチェックもパスした場合(ステップS
538でYES)、制御プログラム540は、選択され
た保険にかかる契約内容551中の自動設定項目のデー
タを、ユーザプロファイル520及び現在日時を参照し
て作成し、ワーク領域に一時的に保存する(ステップS
540)。つまり、自動設定項目の保険者名やその住所
等はユーザプロファイル520を参照して決定し、契約
年月日は現在日時に基づいて決定する。契約内容551
中のどの項目が自動設定項目であるかは、同じ保険名の
保険商品情報530における契約内容スケルトン531
2を参照すればわかる。
【0080】次に制御プログラム540は、今回契約変
更する保険の保険番号を採番し、ワーク領域に一時的に
保存する(ステップS541)。保険番号の採番は新規
契約時と同様のアルゴリズムで行う。次に制御プログラ
ム540は、変更後の契約内容と同じ保険名の保険商品
情報530における保険料金計算式5314に基づき、
変更後の保険契約に必要な保険料金を計算し、ワーク領
域に一時的に保存する(ステップS542)。
【0081】そして制御プログラム540は、変更前の
契約内容551と、ワーク領域に記憶しておいたユーザ
設定項目の値、自動設定項目の値、保険番号、保険料金
とから、変更後の契約内容を完成させ、保険証書データ
記憶部550の空き領域の先頭部分に保存する(ステッ
プS543)。
【0082】次に制御プログラム540は、通信部10
2を起動してネットワーク400経由で保険サーバ20
0へ接続し、保険証書データ記憶部550に保存した変
更後の契約内容を付随させた契約変更要求データを保険
サーバ200へ送信する(ステップS544)。そし
て、保険サーバ200からの応答を待ち、正常受信でき
た旨のACKを受信すると(ステップS545でYE
S)、このACKを保険証書データ記憶部550に保存
した変更後の契約内容の直後に保存し(ステップS54
6)、契約変更完了メッセージを表示部104に表示し
(ステップS547)、図8の処理を終える。このと
き、変更前の契約内容551とACK552を削除して
も良いし、無効の印を付けて残しておいても良い。ま
た、変更前の契約内容551に変更有りの印を付けて残
しておき、変更前後の契約内容の差分を変更後の契約内
容としてACKと共に保存するようにしても良い。
【0083】他方、正常に受信できなかった旨のNAK
が保険サーバ200から返された場合、保険証書データ
記憶部550に保存した変更後の契約内容を削除し(ス
テップS548)、保険サーバ200の障害等によって
契約変更が行えなかった旨のエラーメッセージを表示部
104に表示し(ステップS549)、図8の処理を終
える。NAKを受けたときに所定回を限度に送信を繰り
返し、それでもACKが返って来なかった場合に初めて
ステップS548、S549の処理を実行するようにし
ても良い。なお、保険証書データ記憶部550に保存し
た契約内容を削除せずに、無効の印を付けて残しておい
ても良い。
【0084】(3)継続契約 図4のステップS508の継続契約処理の流れは、図8
に示した契約変更処理の流れと基本的に同じであり、ス
テップS531〜S542と同様のステップを経てステ
ップS543で、継続する保険の契約内容の作成と保存
が行われ、ステップS544では、継続する保険の契約
内容を付随させた継続契約要求データが保険サーバ20
0へ送信される。そして、保険サーバ200から正常受
信できた旨のACKを受信すると、ステップS546
で、このACKを保険証書データ記憶部550に保存し
た継続後の契約内容の直後に記録し、ステップS547
で継続契約完了メッセージを表示部104に表示する。
このとき、継続前の古い契約内容551とACK552
を削除しても良いし、無効の印を付けて残しておいても
良い。また、継続前の契約内容551に継続有りの印を
付けて残しておき、継続前後の契約内容の差分を継続後
の契約内容としてACKと共に保存するようにしても良
い。
【0085】また、正常に受信できなかった旨のNAK
が保険サーバ200から返された場合、ステップS54
8で、保険証書データ記憶部550に保存した継続にか
かる契約内容を削除し、ステップS549で、保険サー
バ200の障害等によって継続変更が行えなかった旨の
エラーメッセージを表示部104に表示する。なお、保
険期間の開始日時は、元の保険の終了日時に自動設定さ
れるか、制限条件に基づくチェックが行われる。
【0086】(4)既契約参照 図4のステップS509の既契約参照処理の詳細を図9
に示す。制御プログラム540は、保険証書データ記憶
部550に記録されている全ての保険商品の保険名/保
険の種類5512を読み出してその一覧を表示部104
に表示し(ステップS551)、何れか1つが選択され
るのを待つ(ステップS552)。利用者Xが表示され
た保険名の一覧から参照したい保険名を入力部103の
操作で選択すると、制御プログラム540は、この選択
された保険にかかる契約内容551を保険証書データ記
憶部550から読み出し、表示部104に表示する(ス
テップS553)。契約内容の全てが一度に表示できな
い場合、画面スクロール、次ページ指定等の方法で全内
容の参照を可能にする。入力部103を通じて利用者X
から終了指示が入力されると(ステップS554)、制
御プログラム540は図9の処理を終える。
【0087】次に保険サーバ200の動作を説明する。
図10に保険サーバ200で実行される処理例を示し、
図11に保険サーバ200の記憶部203に設けられる
ユーザ管理テーブル211、ユーザプロファイル221
及び契約ログ231の構成例を示す。
【0088】図11を参照すると、ユーザ管理テーブル
211は、複数のエントリで構成され、或る1つのエン
トリ212は、ユーザID213、ユーザプロファイル
221へのリンクアドレス214、契約ログ231への
リンクアドレス215で構成される。エントリ212
は、代理店サーバ300から新たなユーザIDとユーザ
プロファイルとが送信される毎に生成される。ユーザプ
ロファイル221は、代理店サーバ300から送信され
てきたユーザプロファイルを保存する部分である。契約
ログ331は、携帯端末100から送信されてきた契約
内容232を保存する部分である。
【0089】図10を参照すると、保険サーバ200は
代理店サーバ300からユーザID及びユーザプロファ
イルを受信すると(ステップS201でYES)、ユー
ザ管理テーブル211に1つのエントリ212を生成し
(ステップS202)、そのユーザID213の箇所に
受信したユーザIDを登録する(ステップS203)。
次に、ユーザプロファイル221の領域を確保し、受信
したユーザプロファイルを保存し、ユーザプロファイル
221の先頭アドレスをユーザ管理テーブル211の前
記生成したエントリ212のリンクアドレス214の箇
所に設定する(ステップS204)。最後に、契約ログ
231の領域を確保し、その領域の先頭アドレスをユー
ザ管理テーブル221の前記生成したエントリ212の
リンクアドレス215の箇所に設定する(ステップS2
05)。
【0090】他方、携帯端末100から契約内容が付随
する新規契約要求データ、契約変更要求データ、継続契
約要求データを受信すると(ステップS201でN
O)、送信データに付加されている誤り検出符号によっ
て全てのデータを正常に受信したか否かのチェックを行
う(ステップS206)。全てのデータを正常に受信で
きなかった場合(ステップS207でNO)、要求元の
携帯端末100に正常に受信できなかった旨のNAKを
送信し(ステップS214)、図10の処理を終える。
【0091】全データを正常に受信完了した場合は(ス
テップS207でYES)、要求元の携帯端末100に
正常に受信した旨の正常受信通知(ACK)を送信する
(ステップS208)。次に、受信した契約内容に含ま
れる保険番号の上位桁からユーザIDを抽出し(ステッ
プS209)、このユーザIDでユーザ管理テーブル2
11を検索して同じユーザIDを持つエントリ212の
リンクアドレス215が指し示す契約ログ231を特定
する(ステップS210)。そして、この特定した契約
ログ231の空き領域の先頭部分に、受信した契約内容
を記録する(ステップS211)。次に、前記検索した
エントリ211のリンクアドレス214が指し示すユー
ザプロファイル221を特定し(ステップS212)、
ユーザプロファイル221に設定されている銀行口座デ
ータから今回の契約内容に記載された保険料金を引き落
とす手続きを手配し(ステップS213)、図10の処
理を終える。なお、保険料金の引き落としは、携帯端末
100から新規契約要求データ、契約変更要求データ、
継続契約要求データを受信する毎に行う代わりに、月末
など所定の時期にまとめて引き落とすようにしても良
い。
【0092】次に、本発明の実施の形態を適用した実施
例について説明する。まず、第1の実施例について説明
する。図12は、第1の実施例の説明に必要な限度で、
図1を簡略化した図である。図12に示すように第1の
実施例は、図1に示した携帯端末100の構成に位置情
報検知部108を付加した構成をとる。
【0093】位置情報検知部108は、携帯端末100
の現在位置を検知する。具体的には、GPS(Global P
ositioning System )を搭載し、衛星からの電波を受信
して現在位置を特定する手法や、携帯端末100がその
時点で利用している無線基地局を特定して、現在位置す
るエリアを特定する手法を用いればよい。但しこれに限
定されることなく、位置を特定できるものであればよ
い。また、通信部102から位置を特定できる情報が得
られる場合、通信部102をもって位置情報検知部とす
る構成でもよいし、通信部102からの情報を処理部1
01で処理し位置情報として検知するのであれば、処理
部101が位置情報検知部を兼ねてもよい。
【0094】第1の実施例における利用者X用のソフト
ウェアコンポーネント500の基本構成は、図2に示し
たものと同様である。本実施例特有のものとしては、制
限条件5313に基準位置情報という項目を設定するこ
とである。基準位置情報とは、契約の締結や更新をでき
る場所を予め指定したものである。例えば、利用者Xが
自動車保険に加入する場合、駐車場(車庫)の位置での
締結や更新を予め指定するといったことである。これ
は、図3に示すソフトウェアコンポーネント500を生
成する処理において、利用者Xに申告させるべき事項と
なる。そして、代理店サーバ300のオペレータYは、
利用者X用にカスタマイズした保険商品情報530を作
成する際に、制限情報5313として設定することにな
る(ステップS302)。
【0095】次に、保険証書データ記憶部550には、
図2に示した契約内容551の項目に保険番号等551
1〜5518に加えて、契約時位置情報の項目を設け
る。
【0096】ソフトウェアコンポーネント500を生成
する処理は、図3に示す処理と基本的に同一である。相
違点は、保険商品情報530の制限情報5313に上述
した改良を加える点、制御プログラム540が位置情報
検知部108からの位置情報を処理できる点、保険証書
データ記憶部550の領域を契約時位置情報や基準位置
情報も記憶できるように確保する点である。
【0097】代理店サーバ300は、上記作成されたソ
フトウェアコンポーネントを種々の手法により携帯端末
100にインストールする。また、保険サーバ200
に、ユーザID510、ユーザプロファイル520、基
本となる契約内容を送信する。
【0098】次に、第1の実施例におけるソフトウェア
コンポーネント500がインストールされた携帯端末1
00を使用して、利用者が保険契約を行う場合の動作に
ついて説明する。利用者による新規契約、契約変更、継
続契約、既契約参照の選択処理については、図4、5に
示した基本となる実施の形態と同様の処理である。
【0099】(1)新規契約 本実施例におけるステップS504の新規契約処理の詳
細を図13に示す。先ず制御プログラム540は、保険
商品情報530に記録されている全ての保険商品の保険
名/保険の種類5311を読み出してその一覧を表示部
104に表示し(ステップS561)、何れか1つが選
択されるのを待つ(ステップS562)。次に利用者X
が表示された保険名の一覧から新規契約したい保険名を
入力部103の操作で選択すると、制御プログラム54
0は、この選択された保険にかかる契約内容スケルトン
5312中のユーザ設定項目の入力画面を表示部104
に表示し(ステップS563)、各項目への値の入力を
待つ(ステップS564)。図7に保険名の一覧画面6
11と、その1つの保険名が選択された場合のユーザ設
定項目の入力画面621の例を示す。この入力画面で
は、保険金額と保険期間との2つの入力項目が表示され
ている。
【0100】次に、制御プログラム540は、入力画面
621上の入力項目へのデータの入力を監視し、利用者
Xが入力部103からデータを入力すると、入力データ
を例えば制御プログラム540内に用意されたワーク領
域に一時的に保存する(ステップS565)。そして、
全てのユーザ設定項目への入力が完了したか否かをチェ
ックし(ステップS566)、未入力の項目があればス
テップS563に戻って利用者Xからの入力を待ち、全
項目の入力が完了していれば、位置情報検知部108か
ら携帯端末100の現在位置情報を取得し、ワーク領域
に一時的に保存する(ステップS567)。
【0101】次に、制御プログラム540は、当該保険
の保険商品情報に設定された制限条件5313によるチ
ェックを行う(ステップS568)。本実施例では、上
述した基本実施の形態のように保険金額による制限等に
加えて、基準位置情報による制限も設ける。即ち、制御
プログラム540は、ステップS567で取得した現在
位置情報と予め設定されている基準位置情報とを比較す
る。位置が一致しない場合は制限条件違反となる(ステ
ップS569でNO)。このような場合、制御プログラ
ム540はその旨のエラーメッセージを表示部104に
表示する(ステップS570)。また、制限条件違反が
保険金額の条件違反等である場合はその旨のエラーメッ
セージを表示部104に表示する(ステップS57
0)。
【0102】次に、位置情報の不一致による制限条件違
反である場合は(ステップS571でYES)、処理を
終了する。利用者Xは、予め設定した基準位置に移動し
て再度契約手続きを行うことになる。これにより、予め
基準位置情報を指定した者と、契約手続きを行っている
者とが同一である蓋然性を相当程度に高めることがで
き、セキュリティ管理に効果を発揮する。また、利用者
Xが実際に出発した後で事故が起こったときや事故が起
こる寸前で保険に加入すると言った行為を未然に防ぐ事
ができ、悪用防止に効果を発揮する。
【0103】ステップS571において、位置情報の不
一致以外の制限条件違反である場合は(ステップS57
1でNO)、ステップS563に戻って利用者Xに再度
入力操作を行わせる。なお、ステップS568では、制
御プログラム540に組み込まれたチェックルーチンに
よって、契約期間の開始日時が現在日時(これは携帯端
末100の有する時計機能によって計時されている)よ
り未来の日時であるかどうか、終了日時が開始日時より
未来の日時であるかどうか等、一般的なチェックも実施
しており、違反した場合にはその旨のエラーメッセージ
を表示し(ステップS570)、ステップS563に戻
るようになっている。
【0104】さて、ユーザ設定項目の入力値が制限条件
を満たし一般的なチェックもパスした場合(ステップS
569でYES)、制御プログラム540は、選択され
た保険にかかる契約内容スケルトン5312中の自動設
定項目のデータを、ユーザプロファイル520及び現在
日時を参照して作成し、ワーク領域に一時的に保存する
(ステップS572)。つまり、自動設定項目の保険者
名やその住所等はユーザプロファイル520を参照して
決定し、契約年月日は現在日時に基づいて決定する。
【0105】次に、制御プログラム540は、今回新規
に契約する保険の保険番号を採番し、ワーク領域に一時
的に保存する(ステップS573)。保険番号は、ソフ
トウェアコンポーネント500に設定されたユーザID
510に、例えば何桁かの一連番号を連結したものを使
用する。
【0106】そして制御プログラム540は、今回の保
険にかかる契約内容スケルトン5312と、ワーク領域
に記憶しておいたユーザ設定項目の値、自動設定項目の
値、保険番号、保険料金、および契約時位置情報とを基
に、契約内容を完成させ、保険証書データ記憶部550
の空き領域の先頭部分に保存する(ステップS57
4)。本実施例では、ステップS567で取得した現在
位置情報も契約時位置情報として保存する。
【0107】次に制御プログラム540は、通信部10
2を起動してネットワーク400経由で保険サーバ20
0へ接続し、保険証書データ記憶部550に保存した契
約内容を付随させた新規契約要求データを保険サーバ2
00へ送信する(ステップS575)。
【0108】そして、保険サーバ200からの応答を待
ち、前記新規契約要求データが正常受信できた旨のAC
Kを受信すると(ステップS576でYES)、このA
CKを保険証書データ記憶部550に保存した契約内容
の直後に保存し(ステップS577)、契約完了メッセ
ージを表示部104に表示し(ステップS578)、図
13の処理を終える。
【0109】他方、何らかの予期せぬ理由で正常に受信
できなかった旨のNAKが保険サーバ200から返され
た場合(ステップS567でNO)、保険証書データ記
憶部550に保存した契約内容を削除し(ステップS5
79)、保険サーバ200の障害等によって契約が行え
なかった旨のエラーメッセージを表示部104に表示し
(ステップS580)、図13の処理を終える。NAK
を受けたときに所定回を限度に送信を繰り返し、それで
もACKが返って来なかった場合に初めてステップS5
79、S580の処理を実行するようにしても良い。な
お、保険証書データ記憶部550に保存した契約内容を
削除せずに、無効の印を付けて残しておいても良い。
【0110】(2)契約変更、(3)継続契約 本実施例におけるS506、S508の契約変更、継続
契約処理の詳細を図14に示す。基本的に図8に示した
基本実施の形態の処理と同様である。相違点は、制御プ
ログラム540がステップS596において現在位置情
報を取得する点である。この取得した現在(契約)位置
情報は、設定されている基準位置情報と比較し制限条件
に違反するか否かを判断する際に利用される。各々の現
在(契約)位置情報を利用する趣旨については、本実施
例の(1)新規契約で説明した趣旨と同様である。
【0111】また、契約変更、継続契約においては、実
際に変更があった場合や契約更新日が近づいている場
合、できるだけその内容が保険サーバ200に反映され
たほうがよいため、制限条件として基準位置情報との比
較処理は行わないほうがよい場合もある。したがって、
保険会社は、新規契約の場合と異なり契約変更、継続契
約の場合は、制限条件に基準位置情報との比較を行わな
いように各保険商品情報531の項目に設定してもよ
い。
【0112】(4)既契約参照 本実施例におけるステップS509の既契約参照処理は
図9に示した基本実施の形態の処理と同様である。
【0113】本実施例における保険サーバ200の動作
については図10、図11に示した基本実施の形態と同
様である。
【0114】以上、第1の実施例について説明したが、
これに限定されず、その他以下のような各種の付加変更
が可能である。
【0115】基準位置情報を複数設ける。例えば、自宅
の駐車場と勤務先の駐車場など複数の位置での申し込み
を行うことを可能とする。
【0116】基準位置情報を変更する方法を設ける。例
えば、引越しや旅行などの際、端末と保険サーバの通信
においてネットワーク経由で基準位置変更の申請を行
う。この場合、パスワード入力などの手続きを踏んで信
頼性を高める。
【0117】基準位置情報にある程度の範囲を持たせ
る。例えば基準位置を千葉県内とし、千葉県内のみで申
し込みを行うことができる地域限定型で保険料率に県内
の自動車事故率を加味した保険商品を作ることができ
る。この場合、端末で一定時間ごとに現在位置情報が基
準位置情報の範囲内であるかを監視し、範囲外に出ると
無効になる、もしくは範囲外に出そうになると隣接した
範囲の保険に加入手続きを行う、と言った機能付加を行
ってもよい。
【0118】(第1の実施例の効果)以上説明したよう
に本実施例によれば、以下のような効果が得られる。
【0119】利用者は当システム利用におけるセキュリ
ティレベルを向上させることができる。その理由は、予
め設定された基準位置情報と契約手続きを行っている位
置情報とを比較する事により、予め基準位置情報を指定
した者と、契約手続きを行っている者とが同一である蓋
然性を相当程度に高めることができるからである。
【0120】保険会社は当システム運営において店頭販
売によらない契約に伴う悪用の危険性を防ぐことができ
る。その理由は、予め設定された基準位置情報と契約手
続きを行っている位置情報とを比較する事により実際に
出発した後で事故が起こったときや事故が起こる寸前で
保険に加入すると言った行為を未然に防ぐ事ができるか
らである。
【0121】保険会社は契約地の限定を施した地域限定
型などの新たな保険商品を設けることができる。その理
由は、保険契約の手続き上に基準位置情報による制御を
加えることができるからである。
【0122】次に、第2の実施例について説明する。図
12は、第2の実施例の説明に必要な限度で、図1を簡
略化した図である。図12に示すように第2の実施例
も、第1の実施例と同様に、図1に示した携帯端末10
0の構成に位置情報検知部108を付加した構成をと
る。
【0123】位置情報検知部108は、携帯端末100
の現在位置を検知する。具体的には、GPS(Global P
ositioning System )を搭載し、衛星からの電波を受信
して現在位置を特定する手法や、携帯端末100がその
時点で利用している無線基地局を特定して、現在位置す
るエリアを特定する手法を用いればよい。但しこれに限
定されることなく、位置を特定できるものであればよ
い。また、通信部102から位置を特定できる情報が得
られる場合、通信部102をもって位置情報検知部とす
る構成でもよいし、通信部102からの情報を処理部1
01で処理し位置情報として検知するのであれば、処理
部101が位置情報検知部を兼ねてもよい。
【0124】第2の実施例における利用者X用のソフト
ウェアコンポーネント500の基本構成は、図2に示し
たものと同様である。本実施例特有のものとしては、保
険証書データ記憶部550に、図2に示した契約内容5
51の項目に保険番号等5511〜5518に加えて、
契約時位置情報の項目を設けることである。
【0125】ソフトウェアコンポーネント500を生成
する処理は、図3に示す処理と基本的に同一である。相
違点は、制御プログラム540が位置情報検知部108
も制御できる点、保険証書データ記憶部550の領域を
契約時位置情報も記憶できるように確保する点である。
【0126】代理店サーバ300は、上記作成されたソ
フトウェアコンポーネントを種々の手法により携帯端末
100にインストールする。また、保険サーバ200
に、ユーザID510、ユーザプロファイル520、基
本となる契約内容を送信する。
【0127】次に、第2の実施例におけるソフトウェア
コンポーネント500がインストールされた携帯端末1
00を使用して、利用者が保険契約を行う場合の動作に
ついて説明する。利用者による新規契約、契約変更、継
続契約、既契約参照の選択処理については、図4、5に
示した基本となる実施の形態と同様の処理である。
【0128】(1)新規契約 本実施例におけるステップS504の新規契約処理の詳
細を図15に示す。先ず制御プログラム540は、保険
商品情報530に記録されている全ての保険商品の保険
名/保険の種類5311を読み出してその一覧を表示部
104に表示し(ステップS5611)、何れか1つが
選択されるのを待つ(ステップS5612)。次に利用
者Xが表示された保険名の一覧から新規契約したい保険
名を入力部103の操作で選択すると、制御プログラム
540は、この選択された保険にかかる契約内容スケル
トン5312中のユーザ設定項目の入力画面を表示部1
04に表示し(ステップS5613)、各項目への値の
入力を待つ(ステップS5614)。図7に保険名の一
覧画面611と、その1つの保険名が選択された場合の
ユーザ設定項目の入力画面621の例を示す。この入力
画面では、保険金額と保険期間との2つの入力項目が表
示されている。
【0129】次に、制御プログラム540は、入力画面
621上の入力項目へのデータの入力を監視し、利用者
Xが入力部103からデータを入力すると、入力データ
を例えば制御プログラム540内に用意されたワーク領
域に一時的に保存する(ステップS5615)。そし
て、全てのユーザ設定項目への入力が完了したか否かを
チェックし(ステップS5616)、未入力の項目があ
ればステップS5613に戻って利用者Xからの入力を
待ち、全項目の入力が完了していれば、位置情報検知部
108から携帯端末100の現在位置情報を取得し、ワ
ーク領域に一時的に保存する(ステップS5617)。
【0130】次に、制御プログラム540は、当該保険
の保険商品情報に設定された制限条件5313によるチ
ェックを行う(ステップS5618)。制限条件違反
(ステップS5619でNO)の場合、制御プログラム
540はその旨のエラーメッセージを表示部104に表
示し(ステップS5620)、ステップS564に戻っ
て利用者Xに再度入力操作を行わせる。なお、ステップ
S5618では、制御プログラム540に組み込まれた
チェックルーチンによって、契約期間の開始日時が現在
日時(これは携帯端末100の有する時計機能によって
計時されている)より未来の日時であるかどうか、終了
日時が開始日時より未来の日時であるかどうか等、一般
的なチェックも実施しており、違反した場合にはその旨
のエラーメッセージを表示し(ステップS5620)、
ステップS5613に戻るようになっている。
【0131】さて、ユーザ設定項目の入力値が制限条件
を満たし一般的なチェックもパスした場合(ステップS
5619でYES)、制御プログラム540は、選択さ
れた保険にかかる契約内容スケルトン5312中の自動
設定項目のデータを、ユーザプロファイル520及び現
在日時を参照して作成し、ワーク領域に一時的に保存す
る(ステップS5621)。つまり、自動設定項目の保
険者名やその住所等はユーザプロファイル520を参照
して決定し、契約年月日は現在日時に基づいて決定す
る。
【0132】次に、制御プログラム540は、今回新規
に契約する保険の保険番号を採番し、ワーク領域に一時
的に保存する(ステップS5622)。保険番号は、ソ
フトウェアコンポーネント500に設定されたユーザI
D510に、例えば何桁かの一連番号を連結したものを
使用する。次に、制御プログラム540は、今回の保険
の契約内容と当該保険情報の保険料金計算式5314に
基づき、今回の保険契約に必要な保険料金を計算し、ワ
ーク領域に一時的に保存する(ステップS5623)。
【0133】そして制御プログラム540は、今回の保
険にかかる契約内容スケルトン5312と、ワーク領域
に記憶しておいたユーザ設定項目の値、自動設定項目の
値、保険番号、保険料金、および契約時位置情報とを基
に、契約内容を完成させ、保険証書データ記憶部550
の空き領域の先頭部分に保存する(ステップS562
4)。本実施例では、ステップS5617で取得した現
在位置情報も契約時位置情報として保存する。
【0134】次に制御プログラム540は、通信部10
2を起動してネットワーク400経由で保険サーバ20
0へ接続し、保険証書データ記憶部550に保存した契
約内容を付随させた新規契約要求データを保険サーバ2
00へ送信する(ステップS5625)。本実施例で
は、契約時位置情報も保険サーバ200へ送信すること
から、保険会社は、本システムを悪用された場合の調査
の手掛かりとして契約位置情報を利用することができ
る。例えば、実際に事故が起こったときなどに、契約が
事故の現場付近で行われた場合は疑わしいので調査の対
象にするといったことができる。
【0135】そして、保険サーバ200からの応答を待
ち、前記新規契約要求データが正常受信できた旨のAC
Kを受信すると(ステップS5626でYES)、この
ACKを保険証書データ記憶部550に保存した契約内
容の直後に保存し(ステップS5627)、契約完了メ
ッセージを表示部104に表示し(ステップS562
8)、図15の処理を終える。
【0136】他方、何らかの予期せぬ理由で正常に受信
できなかった旨のNAKが保険サーバ200から返され
た場合、保険証書データ記憶部550に保存した契約内
容を削除し(ステップS5629)、保険サーバ200
の障害等によって契約が行えなかった旨のエラーメッセ
ージを表示部104に表示し(ステップS5630)、
図15の処理を終える。NAKを受けたときに所定回を
限度に送信を繰り返し、それでもACKが返って来なか
った場合に初めてステップS5629、S5630の処
理を実行するようにしても良い。なお、保険証書データ
記憶部550に保存した契約内容を削除せずに、無効の
印を付けて残しておいても良い。
【0137】(2)契約変更、(3)継続契約 本実施例におけるS506、S508の契約変更、継続
契約処理は、基本的に図8に示した基本実施の形態の処
理と同様である。相違点は、制御プログラム540が現
在位置情報を取得する点である。この取得した現在(契
約)位置情報は、変更契約内容として保険サーバ200
へ送信する際に利用される。各々の現在(契約)位置情
報を利用する趣旨については、本実施例の(1)新規契
約で説明した趣旨と同様である。
【0138】(4)既契約参照 本実施例におけるステップS509の既契約参照処理は
図9に示した基本実施の形態の処理と同様である。
【0139】本実施例における保険サーバ200の動作
については図10、図11に示した基本実施の形態と同
様である。相違点は、図11に示した契約ログ231の
契約内容232に契約時位置情報が含まれる点である。
したがって、保険会社は、契約地を記録しておくことが
できるため、保険金詐欺等の犯罪行為があった場合の手
掛りとすることができる。これは、店頭販売によらない
契約に伴う危険性を相当程度緩和する効果をもつ。
【0140】また、保険会社は、契約ログ231内の契
約位置情報の記録に基づいた課金や保険金など、契約位
置情報により条件を変更することができる。例えば、交
通事故率の高い都道府県若しくはエリアで契約された保
険は料金を高く徴収し、事故率が低い都道府県若しくは
エリアで契約された保険は料金を低く徴収するといった
ことができる。
【0141】以上、第2の実施例について説明したが、
これに限定されず、その他以下のような各種の付加変更
が可能である。
【0142】保険の契約期間内、端末ソフトウェアコン
ポーネントに一定時間ごとに現在位置情報を保険サーバ
に送信させ、保険サーバで各位置情報の記録を行う。こ
れにより、保険会社は保険期間内の移動経路、速度など
の情報を得ることができ、これに基づいた悪用防止や課
金条件の変更などを行うことができる。
【0143】(第2の実施例の効果)以上説明したよう
に本実施例によれば、以下のような効果が得られる。
【0144】保険会社は当システム運営において店頭販
売によらない契約に伴う悪用の危険性を防ぐことができ
る。その理由は、契約地を記録しておくことができるた
め、保険金詐欺等の犯罪行為があった場合の手掛りとす
ることができるからである。
【0145】保険会社は保険の契約位置情報に基づいて
料金などの条件変更を行うことができる。その理由は、
契約ログに契約位置情報が記録されており、課金時など
に参照できるためである。
【0146】次に、第3の実施例について説明する。図
12は、第3の実施例の説明に必要な限度で、図1を簡
略化した図である。図12に示すように第3の実施例
は、第1、2の実施例と同様に、図1に示した携帯端末
100の構成に位置情報検知部108を付加した構成を
とる。
【0147】位置情報検知部108は、携帯端末100
の現在位置を検知する。具体的には、GPS(Global P
ositioning System )を搭載し、衛星からの電波を受信
して現在位置を特定する手法や、携帯端末100がその
時点で利用している無線基地局を特定して、現在位置す
るエリアを特定する手法を用いればよい。但しこれに限
定されることなく、位置を特定できるものであればよ
い。また、通信部102から位置を特定できる情報が得
られる場合、通信部102をもって位置情報検知部とす
る構成でもよいし、通信部102からの情報を処理部1
01で処理し位置情報として検知するのであれば、処理
部101が位置情報検知部を兼ねてもよい。
【0148】第3の実施例における利用者X用のソフト
ウェアコンポーネント500の基本構成は、図2に示し
たものと同様である。本実施例特有のものとしては、保
険商品情報530に含まれる保険商品の一種類5311
に、位置情報に応じて保険料金などの条件が変動する保
険商品を加えることである。この保険形態は、主として
自動車保険等に適したものであり、例えば契約を行った
周辺エリアの交通事故率等を加味した保険料金とするこ
とができる。即ち、交通事故率の高い都道府県若しくは
エリアの保険は、料金を高く設定し、それが低い都道府
県若しくはエリアの保険は、料金を低く設定するといっ
たことができる。以上説明したような事項が、契約内容
スケルトン5312、制限条件5313、保険料金計算
式5314に設定される。この場合具体的には、保険料
金計算式5314に契約位置情報に応じて保険料金を計
算する一つもしくはそれ以上の関数が設定される。
【0149】次に、保険証書データ記憶部550には、
図2に示した契約内容551の項目に保険番号等551
1〜5518に加えて、契約時位置情報の項目を設け
る。
【0150】ソフトウェアコンポーネント500を生成
する処理は、図3に示す処理と基本的に同一である。相
違点は、保険商品情報530の契約内容スケルトン53
12、制限情報5313、保険料金計算式5314に上
述した改良を加える点、制御プログラム540が位置情
報検知部108も制御できる点、保険証書データ記憶部
550の領域を契約時位置情報や基準位置情報も記憶で
きるように確保する点である。
【0151】代理店サーバ300は、上記作成されたソ
フトウェアコンポーネントを種々の手法により携帯端末
100にインストールする。また、保険サーバ200
に、ユーザID510、ユーザプロファイル520、基
本となる契約内容を送信する。
【0152】次に、第3の実施例におけるソフトウェア
コンポーネント500がインストールされた携帯端末1
00を使用して、利用者が保険契約を行う場合の動作に
ついて説明する。利用者による新規契約、契約変更、継
続契約、既契約参照の選択処理については、図4、5に
示した基本となる実施の形態と同様の処理である。
【0153】(1)新規契約 本実施例におけるステップS504の新規契約処理の詳
細を図15に示す。先ず制御プログラム540は、保険
商品情報530に記録されている全ての保険商品の保険
名/保険の種類5311を読み出してその一覧を表示部
104に表示し(ステップS5611)、何れか1つが
選択されるのを待つ(ステップS5612)。次に利用
者Xが表示された保険名の一覧から新規契約したい保険
名を入力部103の操作で選択すると、制御プログラム
540は、この選択された保険にかかる契約内容スケル
トン5312中のユーザ設定項目の入力画面を表示部1
04に表示し(ステップS5613)、各項目への値の
入力を待つ(ステップS5614)。この入力画面で
は、保険金額と保険期間との2つの入力項目が表示され
ている。
【0154】次に、制御プログラム540は、入力画面
621上の入力項目へのデータの入力を監視し、利用者
Xが入力部103からデータを入力すると、入力データ
を例えば制御プログラム540内に用意されたワーク領
域に一時的に保存する(ステップS5615)。そし
て、全てのユーザ設定項目への入力が完了したか否かを
チェックし(ステップS5616)、未入力の項目があ
ればステップS5613に戻って利用者Xからの入力を
待ち、全項目の入力が完了していれば、位置情報検知部
108から携帯端末100の現在位置情報を取得し、ワ
ーク領域に一時的に保存する(ステップS5617)。
【0155】次に、制御プログラム540は、制限条件
5313によるチェックを行う(ステップS561
8)。制限条件違反(ステップS5619でNO)の場
合、制御プログラム540はその旨のエラーメッセージ
を表示部104に表示し(ステップS5620)、ステ
ップS5613に戻って利用者Xに再度入力操作を行わ
せる。なお、ステップS5618では、制御プログラム
540に組み込まれたチェックルーチンによって、契約
期間の開始日時が現在日時(これは携帯端末100の有
する時計機能によって計時されている)より未来の日時
であるかどうか、終了日時が開始日時より未来の日時で
あるかどうか等、一般的なチェックも実施しており、違
反した場合にはその旨のエラーメッセージを表示し(ス
テップS5620)、ステップS5613に戻るように
なっている。
【0156】さて、ユーザ設定項目の入力値が制限条件
を満たし一般的なチェックもパスした場合(ステップS
5619でYES)、制御プログラム540は、選択さ
れた保険にかかる契約内容スケルトン5312中の自動
設定項目のデータを、ユーザプロファイル520及び現
在日時を参照して作成し、ワーク領域に一時的に保存す
る(ステップS5621)。つまり、自動設定項目の保
険者名やその住所等はユーザプロファイル520を参照
して決定し、契約年月日は現在日時に基づいて決定す
る。
【0157】次に、制御プログラム540は、今回新規
に契約する保険の保険番号を採番し、ワーク領域に一時
的に保存する(ステップS5622)。保険番号は、ソ
フトウェアコンポーネント500に設定されたユーザI
D510に、例えば何桁かの一連番号を連結したものを
使用する。次に、制御プログラム540は、今回の保険
の契約内容とステップS5617で取得した現在位置情
報と当該保険情報の保険料金計算式5314に基づき、
今回の保険契約に必要な保険料金を計算し、ワーク領域
に一時的に保存する(ステップS5623)。
【0158】そして制御プログラム540は、今回の保
険にかかる契約内容スケルトン5312と、ワーク領域
に記憶しておいたユーザ設定項目の値、自動設定項目の
値、保険番号、保険料金、および契約時位置情報とを基
に、契約内容を完成させ、保険証書データ記憶部550
の空き領域の先頭部分に保存する(ステップS562
4)。
【0159】次に制御プログラム540は、通信部10
2を起動してネットワーク400経由で保険サーバ20
0へ接続し、保険証書データ記憶部550に保存した契
約内容を付随させた新規契約要求データを保険サーバ2
00へ送信する(ステップS5625)。
【0160】そして、保険サーバ200からの応答を待
ち、前記新規契約要求データが正常受信できた旨のAC
Kを受信すると(ステップS5626でYES)、この
ACKを保険証書データ記憶部550に保存した契約内
容の直後に保存し(ステップS5627)、契約完了メ
ッセージを表示部104に表示し(ステップS562
8)、図15の処理を終える。
【0161】他方、何らかの予期せぬ理由で正常に受信
できなかった旨のNAKが保険サーバ200から返され
た場合、保険証書データ記憶部550に保存した契約内
容を削除し(ステップS5629)、保険サーバ200
の障害等によって契約が行えなかった旨のエラーメッセ
ージを表示部104に表示し(ステップS5630)、
図15の処理を終える。NAKを受けたときに所定回を
限度に送信を繰り返し、それでもACKが返って来なか
った場合に初めてステップS5629、S5630の処
理を実行するようにしても良い。なお、保険証書データ
記憶部550に保存した契約内容を削除せずに、無効の
印を付けて残しておいても良い。
【0162】(2)契約変更、(3)継続契約 本実施例におけるS506、S508の契約変更、継続
契約処理の詳細を図16に示す。基本的に図8に示した
基本実施の形態の処理と同様である。相違点は、制御プ
ログラム540がステップS5717において現在位置
情報を取得する点である。この取得した現在(契約)位
置情報は、保険料金の計算を行う際(ステップS572
3)に利用される。各々の現在(契約)位置情報を利用
する趣旨については、本実施例の(1)新規契約で説明
した趣旨と同様である。
【0163】(4)既契約参照 本実施例におけるステップS509の既契約参照処理は
図9に示した基本実施の形態の処理と同様である。
【0164】本実施例における保険サーバ200の動作
については図10、図11に示した基本実施の形態と同
様である。
【0165】(第3の実施例の効果)以上説明したよう
に本実施例によれば、以下のような効果が得られる。
【0166】保険会社は、契約時の位置情報に基づいて
保険の条件が変動する保険商品を設けることができる。
その理由は、端末での保険料金の計算時など保険契約の
手続き上に位置情報を反映させることができるからであ
る。
【0167】次に、第4の実施例について説明する。図
17は、第4の実施例の説明に必要な限度で、図1を簡
略化した図である。図17に示すように第4の実施例
は、図1に示した携帯端末100の構成に標準時刻発生
器109を付加した構成をとる。
【0168】標準時刻発生器109は、正確な標準時刻
を発生し、利用者が時刻を調整することができないもの
である。具体的には、電波時計の発信局やGPS衛星か
らの標準時刻に、合わせるようにしてその正確性を図
る。また、利用者が少なくともアプリケーションから時
刻を調整できないように、IC(Integrated Circuit)
基板に組み込むとよい。但しこれに限定されるものでは
なく、正確な標準時刻を利用者が調整、改ざんできない
構成であればよい。また、通信部102もしくは上記第
1〜3の実施例における位置情報検知部108から標準
時刻の情報が得られる場合、通信部102や位置情報検
知部108をもって標準時刻発生器とする構成でもよ
い。
【0169】第4の実施例における利用者X用のソフト
ウェアコンポーネント500の基本構成は、図2に示し
たものと同様である。相違点は、図2に示した保険証書
データ記憶部550の契約内容551の項目に保険番号
等5511〜5518に加えて、契約時刻の項目を設け
る点である。
【0170】ソフトウェアコンポーネント500を生成
する処理は、図3に示す処理と基本的に同一である。相
違点は、制御プログラム540が標準時刻発生器109
も制御できる点、保険証書データ記憶部550の領域を
契約時刻も記憶できるように確保する点である。
【0171】代理店サーバ300は、上記作成されたソ
フトウェアコンポーネントを種々の手法により携帯端末
100にインストールする。また、保険サーバ200
に、ユーザID510、ユーザプロファイル520、基
本となる契約内容を送信する。
【0172】次に、第4の実施例におけるソフトウェア
コンポーネント500がインストールされた携帯端末1
00を使用して、利用者が保険契約を行う場合の動作に
ついて説明する。利用者による新規契約、契約変更、継
続契約、既契約参照の選択処理については、図4、5に
示した基本となる実施の形態と同様の処理である。
【0173】(1)新規契約 第4の実施例におけるステップS504の新規契約処理
の詳細を図18、図19に示す。先ず制御プログラム5
40は、保険商品情報530に記録されている全ての保
険商品の保険名/保険の種類5311を読み出してその
一覧を表示部104に表示し(ステップS5311)、
何れか1つが選択されるのを待つ(ステップS531
2)。次に利用者Xが表示された保険名の一覧から新規
契約したい保険名を入力部103の操作で選択すると、
制御プログラム540は、この選択された保険にかかる
契約内容スケルトン5312中のユーザ設定項目の入力
画面を表示部104に表示し(ステップS5313)、
各項目への値の入力を待つ(ステップS5314)。
【0174】次に制御プログラム540は、入力画面6
21上の入力項目へのデータの入力を監視し、利用者X
が入力部103からデータを入力すると、入力データを
例えば制御プログラム540内に用意されたワーク領域
に一時的に保存する(ステップS5315)。
【0175】次に本実施例においては、全てのユーザ設
定項目への入力が完了したか否かをチェックし(ステッ
プS5316)、未入力の項目があればステップS53
13に戻って利用者Xからの入力を待ち、全項目の入力
が完了していれば、制御プログラム540が標準時刻発
生器109から日付も含めた標準時刻を取得し、ワーク
領域に一時的に保存する(ステップS5317)。
【0176】次に制御プログラム540は、当該保険の
保険商品情報に設定された制限条件5313によるチェ
ックを行う(ステップS5318)。例えば、制限条件
の一つに保険金額の上限があり、利用者Xが入力した保
険金額が制限条件で指定された上限を超えていた場合、
制限条件違反となる(ステップS5319でNO)。こ
のような場合、制御プログラム540はその旨のエラー
メッセージを表示部104に表示し(ステップS532
0)、ステップS5313に戻って利用者Xに再度入力
操作を行わせる。なお、ステップS5318では、制御
プログラム540に組み込まれたチェックルーチンによ
って、契約期間の開始日時が現在日時(これは標準時刻
発生器109の発生させる日時を使用するとよい)より
未来の日時であるかどうか、終了日時が開始日時より未
来の日時であるかどうか等、一般的なチェックも実施し
ており、違反した場合にはその旨のエラーメッセージを
表示し(ステップS5320)、ステップS5313に
戻るようになっている。この点については、標準時刻発
生器109を搭載しない場合の処理と比較し、日時の正
確性が担保されている分、本実施例のほうが精度の高い
チェックが可能である。
【0177】さて、ユーザ設定項目の入力値が制限条件
を満たし一般的なチェックもパスした場合(ステップS
5319でYES)、制御プログラム540は、選択さ
れた保険にかかる契約内容スケルトン5312中の自動
設定項目のデータを、ユーザプロファイル520及びス
テップS5317で取得した標準時刻を参照して作成
し、ワーク領域に一時的に保存する(ステップS532
1)。つまり、自動設定項目の保険者名やその住所等は
ユーザプロファイル520を参照して決定し、契約年月
日は標準時刻に基づいて決定する。
【0178】次に制御プログラム540は、今回新規に
契約する保険の保険番号を採番し、ワーク領域に一時的
に保存する(ステップS5322)。そして、制御プロ
グラム540は、今回の保険の契約内容と当該保険情報
の保険料金計算式5314に基づき、今回の保険契約に
必要な保険料金を計算し、ワーク領域に一時的に保存す
る(ステップS5323)。
【0179】そして制御プログラム540は、今回の保
険にかかる契約内容スケルトン5312と、ワーク領域
に記憶しておいたユーザ設定項目の値、自動設定項目の
値、保険番号、保険料金、及び契約時刻(標準時刻)と
を基に、契約内容を完成させ、保険証書データ記憶部5
50の空き領域の先頭部分に保存する(ステップS53
24)。
【0180】次に図18に示すにように本実施例におい
ては、制御プログラム540は、携帯端末100がサー
ビス圏外/圏内に位置するかの調査を開始する(ステッ
プS5325)。そして、サービス圏内となったら(ス
テップS5325でYES)、制御プログラム540
は、通信部102を起動してネットワーク400経由で
保険サーバ200へ接続し、保険証書データ記憶部55
0に保存した契約内容を付随させた新規契約要求データ
を保険サーバ200へ送信する(ステップS532
6)。
【0181】この処理によれば、携帯端末100のサー
ビス圏外でも保険契約を成立させることができる。本実
施例は、保険サーバ200へ新規契約要求データを送信
した日時ではなく、利用者が契約項目を携帯端末100
に入力した日時に契約を成立させるからである。これ
は、本実施例のように、標準時刻発生器109を搭載す
ることにより、利用者が契約項目を入力した日時の正当
性が担保されるが故に許容されるものである。つまり、
利用者が任意に調整可能な時計から時刻を採用すれば、
利用者が任意に契約日時を変更できてしまうことにな
り、本実施例は成り立たない。
【0182】また、このバリュエーションとして図19
に示すものは、携帯端末100がサービス圏内に位置す
ることを前提として、すぐに当該契約内容を保険サーバ
200へ送信せずに、タイミングを図る例である。例え
ば、予め保険サーバ200へアクセスする日を月や四半
期ごとに設定しておくことや、通信料金の割安な時間帯
に入ったら送信するといったことや、または保険サーバ
200へ連絡すべき事項(新規契約や契約変更等)が3
つになったら送信するといった設定が可能である。
【0183】即ち図19においては、当該契約内容が保
険証書データ記憶部550に保存されると(ステップS
5324)、制御プログラム540は、予め設定された
時機になったか否かを調査する(ステップS5325
´)。そして、所定の時機になったとき(ステップS5
325でYES)、制御プログラム540は、通信部1
02を起動してネットワーク400経由で保険サーバ2
00へ接続し、保険証書データ記憶部550に保存した
契約内容を付随させた新規契約要求データを保険サーバ
200へ送信する(ステップS5326)。
【0184】この処理によれば、利用者は通信料金の節
約をすることができる。この場合も、図18の例と同様
に、保険サーバ200へ新規契約要求データを送信した
日時ではなく、利用者が契約項目を携帯端末100に入
力した日時に契約が成立する。その許容理由も図18の
場合と同様である。
【0185】次に、保険サーバ200からの応答を待
ち、上記新規契約要求データが正常受信できた旨のAC
Kを受信すると(ステップS5327でYES)、この
ACKを保険証書データ記憶部550に保存した契約内
容の直後に保存し(ステップS5328)、契約完了メ
ッセージを表示部104に表示し(ステップS532
9)、図18、図19の処理を終える。
【0186】他方、何らかの予期せぬ理由で正常に受信
できなかった旨のNAKが保険サーバ200から返され
た場合、保険証書データ記憶部550に保存した契約内
容を削除し(ステップS5330)、保険サーバ200
の障害等によって契約が行えなかった旨のエラーメッセ
ージを表示部104に表示し(ステップS5331)、
図18、図19の処理を終える。NAKを受けたときに
所定回を限度に送信を繰り返し、それでもACKが返っ
て来なかった場合に初めてステップS5330、S53
31の処理を実行するようにしても良い。なお、保険証
書データ記憶部550に保存した契約内容を削除せず
に、無効の印を付けて残しておいても良い。
【0187】(2)契約変更、(3)継続契約 本実施例におけるS506、S508の契約変更、継続
契約処理は、基本的に図8に示した基本実施の形態の処
理と同様である。相違点は、制御プログラム540が標
準時刻を標準時刻発生器109から取得する点、変更し
た契約内容の保険サーバ200への送信を所定の時機ま
で待つ点である。これらの相違点の処理は、本実施例の
(1)新規契約で説明した通りである。
【0188】(4)既契約参照 本実施例におけるS509の既契約参照処理の詳細は、
図9に示した基本実施の形態の処理と同様である。特
に、既契約参照日時を記憶しておく必要性に乏しいから
である。ただ、第三者が無断で契約内容を閲覧した場合
に備えて、図9のステップS553において既契約保険
の契約内容の表示をした場合は、その表示履歴に標準時
刻発生器109から取得した日時を付加しておいてもよ
い。
【0189】本実施例における保険サーバ200の動作
について図20に示す。図20は、代理店サーバ300
からのデータ受信については図10の処理と同様である
ため、携帯端末100からのデータ受信のみについて示
している。保険サーバ200の記憶部203に設けられ
るユーザ管理テーブル211、ユーザプロファイル22
1及び契約ログ231の構成例は、図11に示したもの
と同様である。相違点は、契約ログ231の契約内容2
32に標準時刻発生器109から取得した契約時刻が含
まれる点である。
【0190】図20を参照すると、携帯端末100から
契約内容が付随する新規契約要求データ、契約変更要求
データ、継続契約要求データを受信すると、送信データ
に付加されている誤り検出符号によって全てのデータを
正常に受信したか否かのチェックを行う(ステップS2
21)。全てのデータを正常に受信できなかった場合
(ステップS221でNO)、要求元の携帯端末100
に正常に受信できなかった旨のNAKを送信し(ステッ
プS230)、図20の処理を終える。
【0191】全データを正常に受信完了した場合は(ス
テップS221でYES)、受信データ中の契約時刻と
現在時刻とを比較し、その差分が所定の期間内に収まっ
ていない場合は(ステップS222でNO)、要求元の
携帯端末100に期限切れにより契約が成立しない旨の
NAKを送信し(ステップS230)、図20の処理を
終える。
【0192】本実施例は、利用者が携帯端末100に契
約項目を入力した時刻(日時)と、その契約項目による
契約内容を保険サーバ200へ送信した時刻(日時)と
にタイムラグがあっても、契約項目を入力した時点で保
険契約が成立(変更、継続)したように擬制するもので
ある。しかしながら、保険会社は、ある時点で提供した
保険商品の内容にあまりに長期間拘束されると不都合で
あるため、現実にデータ受信した日時から遡及できる限
度を定めることができる。例えば、上記期間を6ヶ月と
設定すれば、7ヶ月前に携帯端末100に入力された契
約は不成立とすることができる。
【0193】ステップS223において、契約時刻(日
時)が期限切れでない場合は(ステップS223でYE
S)、要求元の携帯端末100に正常に受信した旨の正
常受信通知(ACK)を送信する(ステップS22
4)。次に、受信した契約内容に含まれる保険番号の上
位桁からユーザIDを抽出し(ステップS225)、こ
のユーザIDでユーザ管理テーブル211を検索して同
じユーザIDを持つエントリ212のリンクアドレス2
15が指し示す契約ログ231を特定する(ステップS
226)。そして、この特定した契約ログ231の空き
領域の先頭部分に、受信した契約内容を記録する(ステ
ップS227)。もちろん契約時刻も記録する。
【0194】次に、前記検索したエントリ211のリン
クアドレス214が指し示すユーザプロファイル221
を特定し(ステップS228)、ユーザプロファイル2
21に設定されている銀行口座データから今回の契約内
容に記載された保険料金を引き落とす手続きを手配し
(ステップS229)、図20の処理を終える。なお、
保険料金の引き落としは、携帯端末100から新規契約
要求データ、契約変更要求データ、継続契約要求データ
を受信する毎に行う代わりに、月末など所定の時期にま
とめて引き落とすようにしても良い。また、銀行に限ら
ず、信販会社からの支払い、証券会社の総合口座からの
引き落とし等でも良い。
【0195】以上、本実施例について説明したが、これ
に限定されず、その他以下のような各種の付加変更が可
能である。
【0196】多数存在する利用者が保険サーバに契約デ
ータを送付するタイミングを人為的にずらす。これによ
り多数のデータが一編に保険サーバに届くことを防ぐ。
【0197】(第4の実施例の効果)以上説明したよう
に本実施例によれば、以下のような効果が得られる。
【0198】利用者は、携帯電話の電波が届かない場所
を含め、いつでもどこでも保険に加入できる。その理由
は、標準時刻発生器109を搭載することにより利用者
が契約項目を入力した日時の正当性が担保されるが故
に、契約要求データを送信した日時ではなく利用者が契
約項目を携帯端末に入力した日時に契約を成立させる事
ができるからである。
【0199】利用者は通信料金の節約をすることができ
る。その理由は、契約や変更の度ごとではなく、ある程
度まとめて送信できるためであり、また、通信料金の割
安な時間帯に入ったら送信するといった設定が可能とな
るからである。
【0200】保険会社は保険サーバにまつわる設備投資
費用及びネットワーク維持費用などのコストを低減する
ことができる。その理由は、契約や変更のたびごとに通
信が発生するわけではなくある程度まとめて送信されて
くるからであり、また、データが送付されるタイミング
を保険会社側で設定できることにより多数のデータが一
編に保険サーバに届くことを防ぐことができるからであ
る。
【0201】次に、第5の実施例について説明する。本
実施例は、保険サーバ200を前提とせずに、携帯端末
100が自己完結的に行うものである。図21は、第5
の実施例の携帯端末100を示す図である。本実施例の
携帯端末100も、第4の実施例と同様の標準時刻発生
器109を有する。本実施例は、プリペイド方式を採用
する。したがって、利用者が代理店または保険会社に所
定の料金を支払って、プリペイド残数を取得することに
なる。
【0202】第5の実施例における利用者X用のソフト
ウェアコンポーネント500の基本構成は、図2に示し
たものと基本的に同様である。相違点は、図2に示した
ユーザプロファイル520内にプリペイド残数を設定
し、制御プログラム540が減算可能な構成とする点、
各保険商品情報531の制限条件の1つに、プリペイド
残数を超えないという条件を加える点、保険証データ記
憶部550にACK552の項目を設けない点である。
【0203】図22に第5の実施例におけるソフトウェ
アコンポーネント500を生成する代理店サーバ300
で行われる処理例を示す。保険代理店のオペレータY
は、利用者Xの申告に基づき、住所、氏名等の利用者X
のユーザプロファイルを入力部303から入力する(ス
テップS311)。入力された利用者Xのユーザプロフ
ァイルは記憶部305に一時的に記憶される。利用者X
は、上記申告の際、所定の保険料金を前払いする(ステ
ップS312)。代理店サーバ300は、支払われた保
険料金に対応するプリペイド残数を生成させる(ステッ
プS313)。生成されたプリペイド残数は記憶部30
5に一時的に記憶される。
【0204】次いでオペレータYは、保険商品情報マス
タ307に記憶されている各保険商品毎に、利用者Xの
希望、利用者Xのプロファイル等を考慮して、利用可能
か否か、利用可能な場合にどのような制限条件を課すべ
きか等を決定し、利用者Xが利用できる全ての保険商品
について、利用者X用にカスタマイズした保険商品情報
(保険名/保険の種類、契約内容スケルトン、制限条
件、保険料金計算式)を作成する(ステップS31
4)。ここで、自動車保険のように保険対象物を特定す
る必要がある場合、車種名、車両ナンバ等を車検証など
で確認し、自動車保険の商品情報における契約内容スケ
ルトンに設定しておく。盗難保険などの場合も同様に、
保険をかける予定の物品を特定するデータを盗難保険の
商品情報における契約内容スケルトンに設定しておく。
このように利用者X用にカスタマイズされた保険商品の
情報及び制限条件は記憶部305に一時的に記憶され
る。本実施例では、計算した保険料金がプリペイド残数
以内であるという制限条件も設ける。
【0205】次いでオペレータYは、処理部301上で
動くユーザID自動採番プログラムを起動し、所定の桁
数のユーザIDを生成させる(ステップS315)。生
成されたユーザIDは記憶部305に一時的に記憶され
る。生成するユーザIDは他の利用者と区別できるもの
であれば任意の数値、記号の組み合わせで良い。
【0206】次いでオペレータYは、処理部301上で
動くソフトウェアコンポーネント自動生成プログラムを
起動し、ソフトウェアコンポーネントを作成させる(ス
テップS316)。ソフトウェアコンポーネント自動生
成プログラムは、記憶部305に記憶されているユーザ
ID、ユーザプロファイル、プリペイド残数、保険商品
情報と、制御プログラム保存部308に保存されている
制御プログラムとを結合し、図2で説明したようなソフ
トウェアコンポーネント500を生成し、記憶部305
に一時的に保存する。ソフトウェアコンポーネント50
0の保険証書データ記憶部550は必要充分なサイズの
領域が設定される。
【0207】次いでオペレータYは、代理店サーバ30
0の外部インタフェース306と利用者Xの携帯端末1
00の外部インタフェース106とを接続ケーブルで接
続し、代理店サーバ300の記憶部305に記憶されて
いる利用者X用のソフトウェアコンポーネント500を
利用者Xの携帯端末100の記憶部105にインストー
ルする(ステップS317)。ここでは、ソフトウェア
コンポーネント500をICカード等のカードに格納
し、それを利用者Xに渡してもよい。特に、本実施例で
は利用者Xに前払いをさせるため、カードという有体物
を販売するという形式を採ることも有効である。
【0208】最後にオペレータYは、処理部301上で
動く転送プログラムを起動し、記憶部305に記憶され
ているユーザID及びユーザプロファイルを含むデータ
をネットワーク400経由で保険サーバ200へ送信す
る(ステップS318)。この処理は、本実施例では省
略してもよい。また、このソフトウェアコンポーネント
500の作成を保険サーバ200で行ってもよい。
【0209】次に、第5の実施例におけるソフトウェア
コンポーネント500がインストールされた携帯端末1
00を使用して、利用者が保険契約を行う場合の動作に
ついて説明する。利用者による新規契約、契約変更、継
続契約、既契約参照の選択処理については、図4、5に
示した基本となる実施の形態と同様の処理である。
【0210】(1)新規契約 第5の実施例におけるステップS504の新規契約処理
の詳細を図23に示す。先ず制御プログラム540は、
保険商品情報530に記録されている全ての保険商品の
保険名/保険の種類5311を読み出してその一覧を表
示部104に表示し(ステップS5411)、何れか1
つが選択されるのを待つ(ステップS5412)。次に
利用者Xが表示された保険名の一覧から新規契約したい
保険名を入力部103の操作で選択すると、制御プログ
ラム540は、この選択された保険にかかる契約内容ス
ケルトン5312中のユーザ設定項目の入力画面を表示
部104に表示し(ステップS5413)、各項目への
値の入力を待つ(ステップS5414)。
【0211】次に制御プログラム540は、入力画面6
21上の入力項目へのデータの入力を監視し、利用者X
が入力部103からデータを入力すると、入力データを
例えば制御プログラム540内に用意されたワーク領域
に一時的に保存する(ステップS5415)。
【0212】次に本実施例においても、第2の実施例と
同様に全てのユーザ設定項目への入力が完了したか否か
をチェックし(ステップS5416)、未入力の項目が
あればステップS5413に戻って利用者Xからの入力
を待つ。全項目の入力が完了すれば(ステップS541
6でYES)、制御プログラム540が標準時刻発生器
109から日付も含めた標準時刻を取得し、ワーク領域
に一時的に保存する(ステップS5417)。
【0213】次に制御プログラム540は、今回の保険
の契約内容と当該保険商品情報531の保険料金計算式
5314とに基づき、今回の保険契約に必要な保険料金
を計算し、ワーク領域に一時的に保存する(ステップS
5418)。
【0214】次に、当該保険の保険商品情報に設定され
た制限条件5313によるチェックを行う(ステップS
5419)。本実施例では、ステップS5418で計算
した保険料金がプリペイド残数以内に収まるか否かもチ
ェックする。制限条件違反の場合(ステップS5420
でNO)、制御プログラム540はその旨のエラーメッ
セージを表示部104に表示し(ステップS542
1)、ステップS5413に戻って利用者Xに再度入力
操作を行わせる。プリペイド残数不足の場合は、掛金の
低いコースに選択し直させる。
【0215】なお、ステップS5419では、制御プロ
グラム540に組み込まれたチェックルーチンによっ
て、契約期間の開始日時が現在日時(これは標準時刻発
生器109の発生させる日時を使用するとよい)より未
来の日時であるかどうか、終了日時が開始日時より未来
の日時であるかどうか等、一般的なチェックも実施して
おり、違反した場合にはその旨のエラーメッセージを表
示し(ステップS5421)、ステップS5413に戻
るようになっている。この点については、標準時刻発生
器109を搭載しない場合の処理と比較し、日時の正確
性が担保されている分、本実施例のほうが精度の高いチ
ェックが可能である。
【0216】さて、ユーザ設定項目の入力値が制限条件
を満たし一般的なチェックもパスした場合(ステップS
5420でYES)、制御プログラム540は、選択さ
れた保険にかかる契約内容スケルトン5312中の自動
設定項目のデータを、ユーザプロファイル520及びス
テップS5417で取得した標準時刻を参照して作成
し、ワーク領域に一時的に保存する(ステップS542
2)。つまり、自動設定項目の保険者名やその住所等は
ユーザプロファイル520を参照して決定し、契約年月
日は標準時刻に基づいて決定する。
【0217】次に制御プログラム540は、今回新規に
契約する保険の保険番号を採番し、ワーク領域に一時的
に保存する(ステップS5423)。そして、制御プロ
グラム540は、今回の保険にかかる契約内容スケルト
ン5312と、ワーク領域に記憶しておいたユーザ設定
項目の値、自動設定項目の値、保険番号、保険料金、及
び契約時刻(標準時刻)とを基に、契約内容を完成さ
せ、保険証書データ記憶部550の空き領域の先頭部分
に保存し(ステップS5424)、図23の処理を終え
る。
【0218】本実施例は、上述してきた実施例と異なり
保険サーバ200へ契約内容を送信してACKを受信す
る処理は行わない。したがって、保険証書データ記憶部
550に契約内容を記憶した時点で、保険契約は確定的
に成立することになる。本実施例も、第4の実施例と同
様に標準時刻発生器109から取得した標準時刻を契約
時刻に設定し、利用者が任意に契約時刻を調整できない
ため、このような契約手法が許容される。
【0219】そして、事故等の保険該当事由が生じたと
きに、利用者Xの操作により、保険証書データ記憶部5
50に記憶されている契約内容を保険サーバ200へ送
信する。また、直接保険会社の店舗に携帯端末100を
持参してもよい。保険会社は、契約時刻後に保険該当事
由が発生している場合は、保険金を利用者Xに支払うこ
とになる。以上、本実施例の処理によれば、保険サーバ
200を省略したシステムを構築することができる。ま
た、利用者にとっても、保険該当事由に該当しない限り
通信料金の支払いを免れることができる。
【0220】(2)契約変更、(3)継続契約 本実施例におけるS506、S508の契約変更、継続
契約処理は、基本的に図8に示した基本実施の形態の処
理と同様である。相違点は、制御プログラム540が標
準時刻を標準時刻発生器109から取得する点、計算し
た保険料金とプリペイド残数とを比較する点、変更した
契約内容を保険サーバ200へ送信しない点である。こ
れらの相違点の処理は、本実施例の(1)新規契約で説
明した通りである。
【0221】(4)既契約参照 本実施例におけるS509の既契約参照処理の詳細は、
図9に示した基本実施の形態の処理と同様である。特
に、既契約参照日時を記憶しておく必要性に乏しいから
である。ただ、第三者が無断で契約内容を閲覧した場合
に備えて、図9のステップS553において既契約保険
の契約内容の表示をした場合は、その表示履歴に標準時
刻発生器109から取得した日時を付加しておいてもよ
い。
【0222】本実施例は、保険サーバ200を省略可能
なため、保険サーバ200の動作の説明は、省略する。
【0223】以上、本実施例について説明したが、これ
に限定されず、その他以下のような各種の付加変更が可
能である。
【0224】制御プログラムと保険サーバの通信におい
て決済を行い、プリペイド残数を補充する。インターネ
ットのホームページ上で決済を行い、インターネット経
由でプリペイド残数を補充しても良い。
【0225】プリペイド残数が切れた時点で保険サーバ
への送信が必要な実施形態に切り替わる。
【0226】(第5の実施例の効果)以上説明したよう
に本実施例によれば、以下のような効果が得られる。
【0227】利用者は、携帯電話の電波が届かない場所
を含め、いつでもどこでも保険に加入できる。その理由
は、標準時刻発生器109を搭載することにより利用者
が契約項目を入力した日時の正当性が担保されるが故
に、契約要求データを送信した日時ではなく利用者が契
約項目を携帯端末に入力した日時に契約を成立させる事
ができるからである。
【0228】利用者は通信料金の節約をすることができ
る。その理由は、契約や変更にあたって保険サーバと通
信を行う必要がないからである。
【0229】保険会社は本システムにまつわる設備投資
費用及びネットワーク維持費用などのコストを低減する
ことができる。その理由は、契約や変更において保険サ
ーバが必要なくなるからである。
【0230】次に、第6の実施例について説明する。本
実施例は、携帯端末100と保険サーバ200とが通信
可能な構成であれば適用可能である。
【0231】第6の実施例における利用者X用のソフト
ウェアコンポーネント500の構成を図24に示す。図
24の構成は、図2の構成と比較し、保険商品情報53
0に含まれるそれぞれの保険商品情報531に、新たに
有効期間5313の項目を追加し、それぞれの有効期間
ごとに制限条件53131、保険料金計算式53132
を持たせるデータ構造とした点が異なっている。有効期
間5313には、例えば、[2001/11/27 0:00 〜 2002/
11/26 24:00]のように、当該有効期間5313に対応し
た制限条件53131、保険料金計算式53132が有
効となる最初の日時データと、無効となる最後の日時デ
ータが含まれる。
【0232】ソフトウェアコンポーネント500を生成
する処理は、図3に示す処理と同一である。
【0233】次に、第6の実施例におけるソフトウェア
コンポーネント500がインストールされた携帯端末1
00を使用して、利用者が保険契約を行う場合の動作に
ついて説明する。利用者による新規契約、契約変更、継
続契約、既契約参照の選択処理については、図4、5に
示した基本となる実施の形態と同様の処理である。
【0234】(1)新規契約 第6の実施例におけるステップS504の新規契約処理
の詳細を図25に示す。先ず制御プログラム540は、
保険商品情報530に記録されている全ての保険商品の
保険名/保険の種類5311を読み出してその一覧を表
示部104に表示し(ステップS5511)、何れか1
つが選択されるのを待つ(ステップS5512)。次に
利用者Xが表示された保険名の一覧から新規契約したい
保険名を入力部103の操作で選択すると、制御プログ
ラム540は、この選択された保険にかかる契約内容ス
ケルトン5312中のユーザ設定項目の入力画面を表示
部104に表示し(ステップS5513)、各項目への
値の入力を待つ(ステップS5514)。
【0235】次に制御プログラム540は、入力画面6
21上の入力項目へのデータの入力を監視し、利用者X
が入力部103からデータを入力すると、入力データを
例えば制御プログラム540内に用意されたワーク領域
に一時的に保存する(ステップS5515)。そして、
全てのユーザ設定項目への入力が完了したか否かをチェ
ックし(ステップS5516)、未入力の項目があれば
ステップS5513に戻って利用者Xからの入力を待
つ。
【0236】本実施例においては、全項目の入力が完了
したら(ステップS5516でYES)、制御プログラ
ム540は、選択された保険商品情報531の有効期間
5313の中から、入力された契約開始日時が有効期間
5313の範囲内に入っているものを検索する(ステッ
プS5517)。見つからなければ(ステップS551
7でNO)、有効な保険がない旨のメッセージを表示し
(ステップS5518)、ステップS5511に戻る。
【0237】ステップS5517において、有効期間5
313に該当する保険が見つかった場合は(ステップS
5517でYES)、有効期間5313に対応した制限
条件53131によるチェックを行う(ステップS55
19)。例えば、制限条件の一つに保険金額の上限があ
り、利用者Xが入力した保険金額が制限条件で指定され
た上限を超えていた場合、制限条件違反となる(ステッ
プS5520でNO)。このような場合、制御プログラ
ム540はその旨のエラーメッセージを表示部104に
表示し(ステップS5521)、ステップS5513に
戻って利用者Xに再度入力操作を行わせる。
【0238】ユーザ設定項目の入力値が制限条件531
31を満たし一般的なチェックもパスした場合(ステッ
プS5520でYES)、制御プログラム540は、選
択された保険にかかる契約内容スケルトン5312中の
自動設定項目のデータを、ユーザプロファイル520及
び現在日時を参照して作成し、ワーク領域に一時的に保
存する(ステップS5522)。
【0239】次に制御プログラム540は、今回新規に
契約する保険の保険番号を採番し、ワーク領域に一時的
に保存する(ステップS5523)。そして、制御プロ
グラム540は、今回の保険の契約内容と当該保険商品
情報531の有効期間5313に対応した保険料金計算
式53132に基づき、今回の保険契約に必要な保険料
金を計算し、ワーク領域に一時的に保存する(ステップ
S5524)。
【0240】そして制御プログラム540は、今回の保
険にかかる契約内容スケルトン5312と、ワーク領域
に記憶しておいたユーザ設定項目の値、自動設定項目の
値、保険番号、保険料金とを基に、契約内容を完成さ
せ、保険証書データ記憶部550の空き領域の先頭部分
に保存する(ステップS5525)。次に、制御プログ
ラム540は、通信部102を起動してネットワーク4
00経由で保険サーバ200へ接続し、保険証書データ
記憶部550に保存した契約内容を付随させた新規契約
要求データを保険サーバ200へ送信する(ステップS
5526)。
【0241】そして、保険サーバ200からの応答を待
ち、上記新規契約要求データが正常受信できた旨のAC
Kを受信すると(ステップS5527でYES)、この
ACKを保険証書データ記憶部550に保存した契約内
容の直後に保存し(ステップS5528)、契約完了メ
ッセージを表示部104に表示し(ステップS552
9)、図25の処理を終える。
【0242】他方、何らかの予期せぬ理由で正常に受信
できなかった旨のNAKが保険サーバ200から返され
た場合、保険証書データ記憶部550に保存した契約内
容を削除し(ステップS5530)、保険サーバ200
の障害等によって契約が行えなかった旨のエラーメッセ
ージを表示部104に表示し(ステップS5531)、
図25の処理を終える。NAKを受けたときに所定回を
限度に送信を繰り返し、それでもACKが返って来なか
った場合に初めてステップS5530、S5531の処
理を実行するようにしても良い。なお、保険証書データ
記憶部550に保存した契約内容を削除せずに、無効の
印を付けて残しておいても良い。
【0243】また、図25において、ステップS551
1の前に、利用者に契約開始日時を入力させ、有効期間
内の情報がある保険商品情報531のみを表示させて選
ばせてもよい。
【0244】(2)契約変更、(3)継続契約 本実施例におけるS506、S508の契約変更、継続
契約処理は、基本的に図8に示した基本実施の形態の処
理と同様である。相違点は、制御プログラム540が選
択された保険商品情報の中から契約開始日時に基づいて
有効期間5313を検索する点である。この相違点の処
理は、本実施例の(1)新規契約で説明した通りであ
る。
【0245】(4)既契約参照 本実施例におけるS509の既契約参照処理の詳細は、
図9に示した基本実施の形態の処理と同様である。
【0246】本実施例における契約手続における保険サ
ーバ200の動作についても、図10の処理と同様であ
る。
【0247】第6の実施例では、携帯端末100と保険
サーバ200との間で、さらに以下に説明する携帯端末
側ソフトウェアコンポーネント500のデータ部(保険
商品情報530)を書き換える処理を行う。この処理を
図26に示す。携帯端末100のソフトウェアコンポー
ネント500から、一日一回など定期的なタイミングで
保険サーバ200にユーザID510とデータ更新要求
を送信する(ステップS701)。
【0248】保険サーバ200は、受信したユーザID
に対応した更新するべき新しい保険商品情報530(保
険名5311、有効期間5313、契約内容スケルトン
5312、制限条件53131、保険料金計算式531
32)を検索する(ステップS702)。更新するべき
新しい保険商品情報が無い場合には(ステップS702
でNO)、更新するべき情報が無い旨の通知をソフトウ
ェアコンポーネント500に返信する(ステップS70
3)。ソフトウェアコンポーネント500は、更新する
べき情報が無い旨の通知を受け取った場合は何も行わず
に処理を終了する。
【0249】更新するべき新しい保険商品情報が有る場
合には(ステップS702でYES)そのデータを返信
する(ステップS704)。ソフトウェアコンポーネン
ト500は、更新するべき新しい保険商品情報を受け取
ると、保険商品情報530の対応した保険商品情報53
1のデータに、返信されてきた保険名5311、契約内
容スケルトン5312、有効期間5313、制限条件5
3131、保険料金計算式53132を更新して処理を
終了する(ステップS705)。更新するべき情報が無
い旨の通知を受け取った場合は何も行わずに処理を終了
する。
【0250】一日一回の例以外にも、他のタイミング例
えば、保険の申し込みと同時、保険の申し込み時NAK
が帰ってきた場合、保険の有効期限終了が近づいてきた
時、事故が起こり連絡を行ったときなどにおいて同様の
処理を行わせることもできる。また、ソフトウェアコン
ポーネント500でこの処理の後に有効期間5313が
切れた保険商品情報を削除するステップを追加してもよ
い。
【0251】本実施例は、事故に伴う等級の変化、新商
品の追加などの要因でユーザが加入できる保険商品情報
(保険の内容、制限条件、保険料金計算式)の変更が必
要な場合に有効である。これまでの実施例では、これら
の変更を行うために携帯端末100のソフトウェアコン
ポーネント500ごと入れ替える必要があり、これには
加入時と同様のステップを踏まなければならなかった。
【0252】また、本実施例は、契約期間切れ、保険会
社の事情、バージョンアップにおけるソフトウェアコン
ポーネント500自体の入れ替えなどの要因で、当該端
末ソフトウェアコンポーネント500から保険の加入が
できないように制限する場合にも有効である。これまで
の実施例では、これらの変更を行うために携帯端末10
0のソフトウェアコンポーネント500自体を削除する
などの対処が必要であり、保険サーバ200側からの自
動的な制御が困難であった。
【0253】(第6の実施例の効果)以上説明したよう
に本実施例によれば、以下のような効果が得られる。
【0254】保険商品情報の変更が容易なことである。
その理由は、一日一回など特定のタイミングで自動的に
更新を行わせることができるからである。
【0255】また、あるユーザにおいて、ある保険の有
効化・無効化を保険会社側から制御できることである。
その理由は、当該保険の有効期限終了日時を保険サーバ
から送信することにより端末ソフトウェアコンポーネン
トを制御することができるからである。
【0256】次に、第7の実施例について説明する。本
実施例は、携帯端末100と保険サーバ200とが通信
可能な構成であれば適用可能である。
【0257】第7の実施例における利用者X用のソフト
ウェアコンポーネント500の構成は、図2の構成と同
一である。
【0258】ソフトウェアコンポーネント500を生成
する処理は、図3に示す処理と同一である。
【0259】代理店サーバ300は、上記作成されたソ
フトウェアコンポーネントを種々の手法により携帯端末
100にインストールする。また、保険サーバ200
に、ユーザID510、ユーザプロファイル520、基
本となる契約内容を送信する。
【0260】第7の実施例におけるソフトウェアコンポ
ーネント500がインストールされた携帯端末100を
使用して、利用者が保険契約を行う場合の動作について
説明する。利用者による新規契約、契約変更、継続契
約、既契約参照の選択処理については、図4、5に示し
た基本となる実施の形態と同様の処理である。
【0261】また、本実施例における、携帯端末による
新規契約・変更・既存契約参照の処理はそれぞれ図6、
図8、図9に示す処理と同様である。
【0262】本実施例における保険サーバ200の構成
は図11に示したものと同様である。本実施例特有のも
のとしては、ユーザプロファイル221に転送先の項目
を設けることである。
【0263】次に保険サーバ200の動作を図27を用
いて説明する。保険サーバ200は代理店サーバ300
からユーザID及びユーザプロファイルを受信すると
(ステップS241でYES)、ユーザ管理テーブル2
11に1つのエントリ212を生成し(ステップS24
2)、そのユーザID213の箇所に受信したユーザI
Dを登録する(ステップS243)。次に、ユーザプロ
ファイル221の領域を確保し、受信したユーザプロフ
ァイルを保存し、ユーザプロファイル221の先頭アド
レスをユーザ管理テーブル211の前記生成したエント
リ212のリンクアドレス214の箇所に設定する(ス
テップS244)。最後に、契約ログ231の領域を確
保し、その領域の先頭アドレスをユーザ管理テーブル2
21の前記生成したエントリ212のリンクアドレス2
15の箇所に設定する(ステップS245)。
【0264】他方、携帯端末100から契約内容が付随
する新規契約要求データ、契約変更要求データ、継続契
約要求データを受信すると(ステップS241でN
O)、送信データに付加されている誤り検出符号によっ
て全てのデータを正常に受信したか否かのチェックを行
う(ステップS246)。全てのデータを正常に受信で
きなかった場合(ステップS247でNO)、要求元の
携帯端末100に正常に受信できなかった旨のNAKを
送信し(ステップS244)、図27の処理を終える。
【0265】全データを正常に受信完了した場合は(ス
テップS247でYES)、要求元の携帯端末100に
正常に受信した旨の正常受信通知(ACK)を送信する
(ステップS248)。次に、受信した契約内容に含ま
れる保険番号の上位桁からユーザIDを抽出し(ステッ
プS249)、このユーザIDでユーザ管理テーブル2
11を検索して同じユーザIDを持つエントリ212の
リンクアドレス215が指し示す契約ログ231を特定
する(ステップS250)。そして、この特定した契約
ログ231の空き領域の先頭部分に、受信した契約内容
を記録する(ステップS251)。
【0266】次に、上記検索したエントリ211のリン
クアドレス214が指し示すユーザプロファイル221
を特定し(ステップS252)、ユーザプロファイル2
21に設定されている転送先データに基づいて、契約内
容を送付する(ステップS253)。具体的には、利用
者Xの自宅のFAX、e−mail等に契約内容の写し
を送付することによって、携帯端末が壊れるなどのトラ
ブルが起こったときに保険データが失われないようにす
ることができる。
【0267】最後に銀行口座データから今回の契約内容
に記載された保険料金を引き落とす手続きを手配し(ス
テップS254)、図27の処理を終える。なお、保険
料金の引き落としは、携帯端末100から新規契約要求
データ、契約変更要求データ、継続契約要求データを受
信する毎に行う代わりに、月末など所定の時期にまとめ
て引き落とすようにしても良い。
【0268】以上、本実施例について説明したが、本実
施例はこれに限定されず、その他以下のような各種の付
加変更が可能である。
【0269】すべてのユーザプロファイルについて、転
送先を第三者的機関に設定することにより、当該機関に
よる保険契約内容保管を行う。また、第三者的機関の監
査により当保険システムの信頼性の保持に寄与すること
ができる。
【0270】転送先を利用者の住所とする。この場合、
保険サーバで保険証書の印刷を行い利用者の自宅に郵送
する。
【0271】(第7の実施例の効果)以上説明したよう
に本実施例によれば、以下のような効果が得られる。
【0272】利用者にとって、当システムを利用する上
での安心感が高まる。その理由は、契約と同時にFA
X、e−mail等に契約内容の写しを送付することに
よって、携帯端末が壊れるなどのトラブルが起こったと
きにも保険契約内容のデータが失われないからである。
【0273】保険会社は当システム運営においてその信
頼性の保持を第三者機関にゆだねることができる。その
理由は、転送先を第三者的機関に設定し保険契約内容を
保管させ、当該機関の監査により当保険システムの信頼
性を保証させることができるからである。
【0274】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は以上の実施例にのみ限定されず、その他以
下のような各種の付加変更が可能である。
【0275】ソフトウェアコンポーネント500を携帯
端末100に組み込む方法として、携帯端末100の有
する記憶部にソフトウェアコンポーネントをインストー
ルする方法を用いたが、ソフトウェアコンポーネント5
00をPCカードやJavaカード等のカード媒体に格
納し、携帯端末のカードスロットに装填することにより
ソフトウェアコンポーネント500を携帯端末100に
組み込むようにしても良い。
【0276】保険サーバ200に代理店サーバ300と
同じ機能を持たせ、保険サーバ200を代理店サーバ3
00としても利用可能にする。
【0277】代理店サーバ300を携帯型のパーソナル
コンピュータで構成し、保険外交員に携帯させる。
【0278】代理店サーバ300で生成して記憶部30
5に保存したソフトウェアコンポーネント305を、イ
ンターネット等のネットワーク400経由で携帯端末1
00にダウンロードしてインストールする。
【0279】保険会社或いは保険代理店が開設したイン
ターネット上のホームページ上で、利用者自身が自己の
ユーザプロファイルの入力、利用したい保険商品の選択
等を行い、そのホームページ上で自動的にユーザIDを
採番し、ソフトウェアコンポーネントを生成し、インタ
ーネット経由で利用者の携帯端末100にソフトウェア
コンポーネントをダウンロードしてインストールする。
【0280】利用者X用のソフトウェアコンポーネント
500を生成する時点で、利用者Xが既に幾つかの保険
に加入している場合、保険証書データ記憶部550に既
契約の保険の契約内容551とACK552との対を記
憶させたソフトウェアコンポーネント500を作成し、
携帯端末100へ組み込む。
【0281】利用者X用のソフトウェアコンポーネント
500を生成する時点で、利用者Xが直ちに幾つかの保
険に加入したい場合、保険証書データ記憶部550にそ
れらの保険の契約内容とACK552との対を記憶させ
たソフトウェアコンポーネント500を作成し、携帯端
末100へ組み込むことで、わざわざ携帯端末100を
使って新規加入手続きを行う必要をなくす。
【0282】利用者X用のソフトウェアコンポーネント
500を生成する時点で、保険商品情報530に記録さ
れた全て又は一部の保険商品について、保険金額0の保
険契約が行われたものとして、保険証書データ記憶部5
50にそれらの保険の契約内容とACK552との対を
記憶させたソフトウェアコンポーネント500を作成
し、携帯端末100へインストールする。この場合、保
険金額0の保険契約について契約変更で保険金額を増額
した時点で、実質的な保険として役立つことになる。
【0283】保険料金の精算をプリペイドカードで行
う。この場合、携帯端末には、プリペイドカード用のリ
ードライタと、今回の契約(新規契約、契約変更または
継続契約)にかかる保険料金以上の残高がプリペイドカ
ードに残っていることを少なくとも保険サーバへ契約内
容を送信する以前に確認する手段と、残高が不足してい
た場合には以後の処理を中断してその旨のエラーメッセ
ージを表示する手段と、残高が足りていた場合には保険
サーバから正常受信通知(ACK)を受信したことを条
件にプリペイドカードから今回の保険料金を減算する手
段とが備えられる。前述したようにソフトウェアコンポ
ーネント500をカード媒体に格納して携帯端末に組み
込む構成では、そのカード媒体をプリペイドカードとす
ることもできる。
【0284】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果が得られる。
【0285】利用者は、携帯端末を通じて加入した保険
を確実かつ簡単に管理することができる。その理由は、
加入した保険の契約内容が携帯端末自体に保管されてい
るためである。このため、携帯端末さえ所持していえ
ば、必要なときに何時でも何処でも、既契約の保険の契
約内容を確認することが可能となる。
【0286】利用者は、携帯端末を通じて加入した保険
の継続、契約内容の変更を迅速に行うことができる。そ
の理由は、加入した保険の契約内容が携帯端末自体に保
管されており、且つ保険サーバとの1回の通信だけで保
険の継続、契約内容の変更が完了するためである。
【0287】個々の利用者に合った保険メニューに基づ
く制御が行える。その理由は、個々の利用者に合わせて
作成した保険商品情報を含むソフトウェアコンポーネン
トを携帯端末に組み込むようにしているためである。ま
た、利用者は自分に合った保険メニューが提供されるた
め、使い勝手が格段に向上する。
【0288】携帯端末に保険証書としての役割を持たせ
ることができる。その理由は、携帯端末の保険証書デー
タ記憶部に、保険サーバへ送信した契約内容とそれを保
険サーバが正常に受信したことを示す正常受信通知(A
CK)とが記録されており、且つこの契約内容は保険会
社由来の機能であるソフトウェアコンポーネントによっ
て作成されたものである為、紙媒体等に印刷された保険
証書と同じ扱いにできるためである。
【0289】また、各実施例特有の効果については、各
実施例の末尾に記載した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる保険契約システ
ムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態にかかるソフトウェアコ
ンポーネントの構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態における代理店サーバで
行われる処理例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態にかかるソフトウェアコ
ンポーネントの処理の概略を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の一実施の形態にかかるソフトウェアコ
ンポーネントが表示する初期画面を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態にかかるソフトウェアコ
ンポーネントが行う新規契約処理の詳細なフローチャー
トである。
【図7】本発明の一実施の形態にかかるソフトウェアコ
ンポーネントが表示する保険名の一覧画面とユーザ設定
項目の入力画面の例を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態にかかるソフトウェアコ
ンポーネントが行う契約変更処理の詳細なフローチャー
トである。
【図9】本発明の一実施の形態にかかるソフトウェアコ
ンポーネントが行う既契約参照処理の詳細なフローチャ
ートである。
【図10】本発明の一実施の形態における保険サーバで
実行される処理例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施の形態における保険サーバの
記憶部に設けられるユーザ管理テーブル、ユーザプロフ
ァイル及び契約ログの構成例を示す図である。
【図12】本発明の第1〜3の実施例にかかる保険契約
システムのブロック図である。
【図13】本発明の第1の実施例にかかるソフトウェア
コンポーネントが行う新規契約処理の詳細なフローチャ
ートである。
【図14】本発明の第1の実施例にかかるソフトウェア
コンポーネントが行う契約変更処理の詳細なフローチャ
ートである。
【図15】本発明の第2の実施例にかかるソフトウェア
コンポーネントが行う新規契約処理の詳細なフローチャ
ートである。
【図16】本発明の第3の実施例にかかるソフトウェア
コンポーネントが行う契約変更処理の詳細なフローチャ
ートである。
【図17】本発明の第4の実施例にかかる保険契約シス
テムのブロック図である。
【図18】本発明の第4の実施例にかかるソフトウェア
コンポーネントが行う新規契約処理の詳細なフローチャ
ートである。
【図19】本発明の第4の実施例にかかるソフトウェア
コンポーネントが行う新規契約処理の詳細なフローチャ
ートである。
【図20】本発明の第4の実施例にかかる保険サーバで
実行される処理例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第5の実施例にかかる携帯端末のブ
ロック図である。
【図22】本発明の第5の実施例にかかる代理店サーバ
で行われる処理例を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第5の実施例にかかるソフトウェア
コンポーネントが行う新規契約処理の詳細なフローチャ
ートである。
【図24】本発明の第6の実施例にかかるソフトウェア
コンポーネントの構成図である。
【図25】本発明の第6の実施例にかかるソフトウェア
コンポーネントが行う新規契約処理の詳細なフローチャ
ートである。
【図26】本発明の第7の実施例にかかるソフトウェア
コンポーネントが行う保険商品情報の更新処理例を示す
フローチャートである。
【図27】本発明の第7の実施例にかかる保険サーバで
実行される処理例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 携帯端末 200 保険サーバ 300 代理店サーバ 400 ネットワーク 500 ソフトウェアコンポーネント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉木 滋 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 菊本 義文 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末から保険サーバへ、ネットワー
    ク経由で、前記携帯端末側で採番した保険番号を設定し
    た新規契約、契約変更または継続契約にかかる保険の契
    約内容を送信し、前記保険サーバから通知される正常受
    信通知と前記送信した契約内容とを対応付けて前記携帯
    端末のメモリに保存することを特徴とする保険契約方
    法。
  2. 【請求項2】 ユーザプロファイル、保険商品情報、該
    保険商品情報に基づく保険契約手続き手順を制御する制
    御プログラム及び保険証書データ記憶部を含むソフトウ
    ェアコンポーネントを携帯端末に組み込むステップと、 前記制御プログラムによる制御の下で、利用者によって
    選択された保険商品の情報、利用者からの入力データ、
    前記ユーザプロファイル、前記制御プログラムで生成し
    た保険番号および前記保険証書データ記憶部の内容か
    ら、新規契約、契約変更または継続契約にかかる保険の
    契約内容を生成し、ネットワーク経由で保険サーバへ送
    信するステップと、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    した契約内容とを対応付けて前記保険証書データ記憶部
    に保存するステップと、 を含むことを特徴とする保険契約方法。
  3. 【請求項3】 前記保険商品情報は、利用者個人に合わ
    せて作成された少なくとも1つの保険商品の情報を含
    み、且つ、保険商品の情報にはその利用者個人用の契約
    内容の作成時に満たさなければならない制限条件が含ま
    れており、契約内容の作成時には前記制限条件によるチ
    ェックを行うことを特徴とする請求項2記載の保険契約
    方法。
  4. 【請求項4】 ユーザプロファイル、保険商品情報、該
    保険商品情報に基づく保険契約手続き手順を制御する制
    御プログラム及び保険証書データ記憶部を含むソフトウ
    ェアコンポーネントを携帯端末に組み込むインストール
    ステップと、 前記制御プログラムによる制御の下で、利用者によって
    選択された保険商品のユーザ設定項目を入力する設定項
    目入力ステップと、 前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情報取
    得ステップと、 前記現在位置情報取得ステップにより取得した現在位置
    情報と、前記保険商品情報の制限条件に含まれる基準位
    置情報とを比較する比較ステップと、 前記比較ステップにより一致したときのみ、前記制御プ
    ログラムが新規契約、契約変更または継続契約にかかる
    保険の契約内容を生成する契約生成ステップと、 前記契約生成ステップにより生成された契約内容をネッ
    トワーク経由で保険サーバへ送信する送信ステップと、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    ステップにより送信した契約内容とを対応付けて前記保
    険証書データ記憶部に保存する保存ステップと、 を含むことを特徴とする保険契約方法。
  5. 【請求項5】 ユーザプロファイル、保険商品情報、該
    保険商品情報に基づく保険契約手続き手順を制御する制
    御プログラム及び保険証書データ記憶部を含むソフトウ
    ェアコンポーネントを携帯端末に組み込むインストール
    ステップと、 前記制御プログラムによる制御の下で、利用者によって
    選択された保険商品のユーザ設定項目を入力する設定項
    目入力ステップと、 前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情報取
    得ステップと、 前記制御プログラムが前記現在位置情報取得ステップに
    より取得した現在位置情報を含めた新規契約、契約変更
    または継続契約にかかる保険の契約内容を生成する契約
    生成ステップと、 前記契約生成ステップにより生成された契約内容を保険
    サーバに送信する送信ステップと、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    ステップにより送信した契約内容とを対応付けて前記保
    険証書データ記憶部に保存する保存ステップと、 を含むことを特徴とする保険契約方法。
  6. 【請求項6】 前記保険サーバが前記送信ステップによ
    り送信されてきた契約内容中の前記現在位置取得ステッ
    プにより取得した現在位置情報たる契約時位置情報を基
    に、前記契約内容に地域パラメータを適用する契約内容
    地域別調整ステップをさらに含むことを特徴とする請求
    項5記載の保険契約方法。
  7. 【請求項7】 ユーザプロファイル、保険商品情報、該
    保険商品情報に基づく保険契約手続き手順を制御する制
    御プログラム及び保険証書データ記憶部を含むソフトウ
    ェアコンポーネントを携帯端末に組み込むインストール
    ステップと、 前記制御プログラムによる制御の下で、利用者によって
    選択された保険商品のユーザ設定項目を入力する設定項
    目入力ステップと、 前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情報取
    得ステップと、 前記制御プログラムが前記現在位置情報取得ステップに
    より取得した現在位置情報を地域パラメータとして、新
    規契約、契約変更または継続契約にかかる保険の地域別
    契約内容を生成する地域別契約生成ステップと、 前記地域別契約生成ステップにより生成された契約内容
    をネットワーク経由で保険サーバへ送信する送信ステッ
    プと、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    ステップにより送信した契約内容とを対応付けて前記保
    険証書データ記憶部に保存する保存ステップと、を含む
    ことを特徴とする保険契約方法。
  8. 【請求項8】 ユーザプロファイル、保険商品情報、該
    保険商品情報に基づく保険契約手続き手順を制御する制
    御プログラム及び保険証書データ記憶部を含むソフトウ
    ェアコンポーネントを携帯端末に組み込むインストール
    ステップと、 前記制御プログラムによる制御の下で、利用者によって
    選択された保険商品のユーザ設定項目を入力する設定項
    目入力ステップと、 前記設定項目入力ステップによりユーザ設定項目が入力
    された時点の標準時刻を取得する標準時刻取得ステップ
    と、 前記制御プログラムが前記標準時刻取得ステップにより
    取得した標準時刻たる契約時刻情報を含めた新規契約、
    契約変更または継続契約にかかる保険の契約内容を生成
    する契約生成ステップと、 前記契約生成ステップにより生成された契約内容をネッ
    トワーク経由で保険サーバへ送信する送信ステップと、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    ステップにより送信した契約内容とを対応付けて前記保
    険証書データ記憶部に保存する保存ステップと、 を含むことを特徴とする保険契約方法。
  9. 【請求項9】 前記送信ステップは、前記契約生成ステ
    ップにより生成された契約内容を所定の時機に保険サー
    バに送信することを特徴とする請求項8記載の保険契約
    方法。
  10. 【請求項10】 ユーザプロファイル、保険商品情報、
    該保険商品情報、及びプリペイド残数に基づく保険契約
    手続き手順を制御する制御プログラム及び保険証書デー
    タ記憶部を含むソフトウェアコンポーネントを携帯端末
    に組み込むインストールステップと、 前記制御プログラムによる制御の下で、利用者によって
    選択された保険商品のユーザ設定項目を入力する設定項
    目入力ステップと、 前記設定項目入力ステップによりユーザ設定項目が入力
    された時点の標準時刻を取得する標準時刻取得ステップ
    と、 前記利用者によって選択された保険商品の料金が前記プ
    リペイド残数内であるか否かを確認する確認ステップ
    と、 前記確認ステップによる確認の結果、前記プリペイド残
    数内であるときのみ、前記制御プログラムが前記標準時
    刻取得ステップにより取得した標準時刻たる契約時刻情
    報を含めた新規契約、契約変更または継続契約にかかる
    保険の契約内容を生成する契約生成ステップと、 を含むことを特徴とする保険契約方法。
  11. 【請求項11】 前記制御プログラムが、前記ネットワ
    ークを介して保険サーバに問い合わせて、前記保険商品
    情報の更新をする更新ステップをさらに含むことを特徴
    とする請求項1から9のいずれか1項に記載の保険契約
    方法。
  12. 【請求項12】 前記保険サーバが、前記新規契約、契
    約変更または継続契約にかかる保険の契約内容を指定さ
    れた転送先に送付する送付ステップをさらに含むことを
    特徴とする請求項1から9、11記載の保険契約方法。
  13. 【請求項13】 保険サーバと該保険サーバにネットワ
    ーク経由で通信可能な携帯端末とで構成され、 前記携帯端末は、 前記保険サーバへ、ネットワーク経由で、前記携帯端末
    側で採番した保険番号を設定した新規契約、契約変更ま
    たは継続契約にかかる保険の契約内容を送信する手段
    と、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    した契約内容とを対応付けて前記携帯端末のメモリに保
    存する手段と、 前記メモリに保存された契約内容を表示部に表示する手
    段と、を備え、 前記保険サーバは、 前記携帯端末から契約内容を正常に受信したときに正常
    受信通知を返却する手段と、 正常に受信した契約内容を記録する手段と、 を備えることを特徴とする保険契約システム。
  14. 【請求項14】 保険サーバと該保険サーバにネットワ
    ーク経由で通信可能な携帯端末とで構成され、 前記携帯端末は、 ユーザプロファイル、保険商品情報、該保険商品情報に
    基づく保険契約手続き手順を制御する制御プログラム及
    び保険証書データ記憶部を含むソフトウェアコンポーネ
    ントを有し、 前記制御プログラムは、 利用者によって選択された保険商品の情報、利用者から
    の入力データ、前記ユーザプロファイル、前記制御プロ
    グラムが生成した保険番号および前記保険証書データ記
    憶部の内容から、新規契約、契約変更または継続契約に
    かかる保険の契約内容を生成し、ネットワーク経由で保
    険サーバへ送信する処理を行い、且つ、前記保険サーバ
    から通知される正常受信通知と前記送信した契約内容と
    を対応付けて前記保険証書データ記憶部に保存する処理
    を行うものであり、 前記保険サーバは、 前記携帯端末から契約内容を正常に受信したときに正常
    受信通知を返却する手段と、 正常に受信した契約内容を記録する手段と、 を備えることを特徴とする保険契約システム。
  15. 【請求項15】 前記保険商品情報は、 利用者個人に合わせて作成された少なくとも1つの保険
    商品の情報を含み、且つ、保険商品の情報にはその利用
    者個人用の契約内容の作成時に満たさなければならない
    制限条件が含まれており、 前記制御プログラムは、 契約内容の作成時には前記制限条件によるチェックを行
    うものであることを特徴とする請求項13記載の保険契
    約システム。
  16. 【請求項16】 前記携帯端末は、 前記携帯端末の現在位置情報を検知する現在位置情報検
    知手段をさらに備え、 前記制御プログラムは、 前記現在位置情報検知手段により検知した現在位置情報
    と、前記保険商品情報の制限条件に含まれる基準位置情
    報とを比較し、一致したときのみ、前記契約内容を生成
    することを特徴とする請求項13から15のいずれか1
    項に記載の保険契約システム。
  17. 【請求項17】 前記携帯端末は、 前記携帯端末の現在位置情報を検知する現在位置情報検
    知手段をさらに備え、 前記保険サーバは、 前記携帯端末から送信されてきた前記契約内容中の前記
    現在位置情報検知手段により検知された現在位置情報た
    る契約時位置情報を基に、前記契約内容に地域パラメー
    タを適用することを特徴とする請求項13から15のい
    ずれか1項に記載の保険契約システム。
  18. 【請求項18】 前記携帯端末は、 前記携帯端末の現在位置情報を検知する現在位置情報検
    知手段をさらに備え、 前記制御プログラムは、 前記現在位置情報検知手段により検知された現在位置情
    報を地域パラメータとして、前記保険の地域別契約内容
    を生成することを特徴とする請求項13から15のいず
    れか1項に記載の保険契約システム。
  19. 【請求項19】 前記携帯端末は、 標準時刻を発生させる標準時刻発生手段をさらに備え、 前記制御プログラムは、 前記標準時刻発生手段により発生された標準時刻たる契
    約時刻情報を含めて、前記契約内容を生成することを特
    徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載の保
    険契約システム。
  20. 【請求項20】 前記制御プログラムは、 前記契約内容を所定の時機に保険サーバに送信すること
    を特徴とする請求項19記載の保険契約システム。
  21. 【請求項21】 前記制御プログラムは、 前記ネットワークを介して前記保険サーバに問い合わせ
    て、前記保険商品情報の更新をすることを特徴とする請
    求項13から20のいずれか1項に記載の保険契約シス
    テム。
  22. 【請求項22】 前記保険サーバは、 前記新規契約、契約変更または継続契約にかかる保険の
    契約内容を指定された転送先に送付することを特徴とす
    る請求項13から21のいずれか1項に記載の保険契約
    システム。
  23. 【請求項23】 保険サーバとネットワーク経由で通信
    可能な携帯端末であって、 前記保険サーバへ、ネットワーク経由で、前記携帯端末
    側で採番した保険番号を設定した新規契約、契約変更ま
    たは継続契約にかかる保険の契約内容を送信する手段
    と、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    した契約内容とを対応付けて前記携帯端末のメモリに保
    存する手段と、 前記メモリに保存された契約内容を表示部に表示する手
    段と、 を備えることを特徴とする携帯端末。
  24. 【請求項24】 保険サーバとネットワーク経由で通信
    可能な携帯端末であって、 ユーザプロファイル、保険商品情報、該保険商品情報に
    基づく保険契約手続き手順を制御する制御プログラム及
    び保険証書データ記憶部を含むソフトウェアコンポーネ
    ントを有し、 前記制御プログラムは、 利用者によって選択された保険商品の情報、利用者から
    の入力データ、前記ユーザプロファイル、前記制御プロ
    グラムが生成した保険番号および前記保険証書データ記
    憶部の内容から、新規契約、契約変更または継続契約に
    かかる保険の契約内容を生成し、ネットワーク経由で保
    険サーバへ送信する処理を行い、且つ、前記保険サーバ
    から通知される正常受信通知と前記送信した契約内容と
    を対応付けて前記保険証書データ記憶部に保存する処理
    を行うものであることを特徴とする携帯端末。
  25. 【請求項25】 前記保険商品情報は、 利用者個人に合わせて作成された少なくとも1つの保険
    商品の情報を含み、且つ、保険商品の情報にはその利用
    者個人用の契約内容の作成時に満たさなければならない
    制限条件が含まれており、 前記制御プログラムは、 契約内容の作成時には前記制限条件によるチェックを行
    うものであることを特徴とする請求項24記載の携帯端
    末。
  26. 【請求項26】 前記携帯端末の現在位置情報を検知す
    る現在位置情報検知手段をさらに備え、 前記制御プログラムは、 前記現在位置情報検知手段により検知した現在位置情報
    と、前記保険商品情報の制限条件に含まれる基準位置情
    報とを比較し、一致したときのみ、前記契約内容を生成
    することを特徴とする請求項23から25のいずれか1
    項に記載の携帯端末。
  27. 【請求項27】 前記携帯端末の現在位置情報を検知す
    る現在位置情報検知手段をさらに備え、 前記制御プログラムは、 前記現在位置情報検知手段により検知された現在位置情
    報を地域パラメータとして、前記保険の地域別契約内容
    を生成することを特徴とする請求項23から25のいず
    れか1項に記載の携帯端末。
  28. 【請求項28】 標準時刻を発生させる標準時刻発生手
    段をさらに備え、前記制御プログラムは、 前記標準時刻発生手段により発生された標準時刻たる契
    約時刻情報を含めて、前記契約内容を生成することを特
    徴とする請求項23から25のいずれか1項に記載の携
    帯端末。
  29. 【請求項29】 前記制御プログラムは、 前記契約内容を所定の時機に保険サーバに送信すること
    を特徴とする請求項28記載の携帯端末。
  30. 【請求項30】 ユーザプロファイル、保険商品情報、
    該保険商品情報、及びプリペイド残数に基づく保険契約
    手続き手順を制御する制御プログラム及び保険証書デー
    タ記憶部を含むソフトウェアコンポーネントと、 標準時刻を発生させる標準時刻発生手段と、を備え、 前記制御プログラムは、 利用者によって選択された保険商品の料金が前記プリペ
    イド残数内であるか否かを確認し、前記プリペイド残数
    内であるときのみ、前記標準時刻発生手段により発生さ
    れた標準時刻たる契約時刻情報を含めた新規契約、契約
    変更または継続契約にかかる保険の契約内容を生成する
    ことを特徴とする携帯端末。
  31. 【請求項31】 前記制御プログラムは、 前記ネットワークを介して前記保険サーバに問い合わせ
    て、前記保険商品情報の更新をすることを特徴とする請
    求項23から39のいずれか1項に記載の携帯端末。
  32. 【請求項32】 保険サーバとネットワーク経由で通信
    可能な携帯端末を構成するコンピュータを、前記保険サ
    ーバへ、ネットワーク経由で、前記携帯端末側で採番し
    た保険番号を設定した新規契約、契約変更または継続契
    約にかかる保険の契約内容を送信する処理と、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    した契約内容とを対応付けて前記携帯端末のメモリに保
    存する処理と、 前記メモリに保存された契約内容を表示部に表示する処
    理と、 をコンピュータに実行にさせることを特徴とする保険契
    約プログラム。
  33. 【請求項33】 保険サーバとネットワーク経由で通信
    可能な携帯端末に組み込まれ、ユーザプロファイル、保
    険商品情報、該保険商品情報に基づく保険契約手続き手
    順を制御する保険契約プログラムであって、 利用者によって選択された保険商品の情報、利用者から
    の入力データ、前記ユーザプロファイル、保険番号およ
    び保険証書データ記憶部の内容から、新規契約、契約変
    更または継続契約にかかる保険の契約内容を生成し、ネ
    ットワーク経由で保険サーバへ送信する処理と、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    した契約内容とを対応付けて前記保険証書データ記憶部
    に保存する処理と、 前記保険証書データ部に保存された契約内容を表示部に
    表示する処理と、 をコンピュータに実行させることを特徴とする保険契約
    プログラム。
  34. 【請求項34】 前記保険商品情報は、 利用者個人に合わせて作成された少なくとも1つの保険
    商品の情報を含み、且つ、保険商品の情報にはその利用
    者個人用の契約内容の作成時に満たさなければならない
    制限条件が含まれており、契約内容の作成時には前記制
    限条件によるチェックを行うものであることを特徴とす
    る請求項33記載の保険契約プログラム。
  35. 【請求項35】 保険サーバとネットワーク経由で通信
    可能な携帯端末に組み込まれ、ユーザプロファイル、保
    険商品情報、該保険商品情報に基づく保険契約手続き手
    順を制御する保険契約プログラムであって、 利用者によって選択された保険商品のユーザ設定項目を
    入力する設定項目入力処理と、 前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情報取
    得処理と、 前記現在位置情報取得処理により取得した現在位置情報
    と、前記保険商品情報の制限条件に含まれる基準位置情
    報とを比較する比較処理と、 前記比較処理による比較の結果、一致したときのみ、新
    規契約、契約変更または継続契約にかかる保険の契約内
    容を生成する契約生成処理と、 前記契約生成処理により生成された契約内容を前記ネッ
    トワーク経由で保険サーバへ送信する送信処理と、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    処理により送信した契約内容とを対応付けて保険証書デ
    ータ記憶部に保存する保存処理と、 をコンピュータに実行させることを特徴とする保険契約
    プログラム。
  36. 【請求項36】 保険サーバとネットワーク経由で通信
    可能な携帯端末に組み込まれ、ユーザプロファイル、保
    険商品情報、該保険商品情報に基づく保険契約手続き手
    順を制御する保険契約プログラムであって、 利用者によって選択された保険商品のユーザ設定項目を
    入力する設定項目入力処理と、 前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情報取
    得処理と、 前記現在位置情報取得処理により取得した現在位置情報
    を含めた新規契約、契約変更または継続契約にかかる保
    険の契約内容を生成する契約生成処理と、 前記契約生成処理により生成された契約内容を保険サー
    バに送信する送信処理と、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    処理により送信した契約内容とを対応付けて保険証書デ
    ータ記憶部に保存する保存処理と、 をコンピュータに実行させることを特徴とする保険契約
    プログラム。
  37. 【請求項37】 保険サーバとネットワーク経由で通信
    可能な携帯端末に組み込まれ、ユーザプロファイル、保
    険商品情報、該保険商品情報に基づく保険契約手続き手
    順を制御する保険契約プログラムであって、 利用者によって選択された保険商品のユーザ設定項目を
    入力する設定項目入力処理と、 前記携帯端末の現在位置情報を取得する現在位置情報取
    得処理と、 前記現在位置情報取得処理により取得した現在位置情報
    を地域パラメータとして、新規契約、契約変更または継
    続契約にかかる保険の地域別契約内容を生成する地域別
    契約生成処理と、 前記地域別契約生成処理により生成された契約内容を前
    記ネットワーク経由で保険サーバへ送信する送信処理
    と、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    処理により送信した契約内容とを対応付けて保険証書デ
    ータ記憶部に保存する保存処理と、 をコンピュータに実行させることを特徴とする保険契約
    プログラム。
  38. 【請求項38】 保険サーバとネットワーク経由で通信
    可能な携帯端末に組み込まれ、ユーザプロファイル、保
    険商品情報、該保険商品情報に基づく保険契約手続き手
    順を制御する保険契約プログラムであって、 利用者によって選択された保険商品のユーザ設定項目を
    入力する設定項目入力処理と、 前記設定項目入力処理によりユーザ設定項目が入力され
    た時点の標準時刻を取得する標準時刻取得処理と、 前記標準時刻取得処理により取得した標準時刻たる契約
    時刻情報を含めた新規契約、契約変更または継続契約に
    かかる保険の契約内容を生成する契約生成処理と、 前記契約生成処理により生成された契約内容を前記ネッ
    トワーク経由で保険サーバへ送信する送信処理と、 前記保険サーバから通知される正常受信通知と前記送信
    処理により送信した契約内容とを対応付けて保険証書デ
    ータ記憶部に保存する保存処理と、 をコンピュータに実行させることを特徴とする保険契約
    プログラム。
  39. 【請求項39】 前記送信処理は、 前記契約生成処理により生成された契約内容を所定の時
    機に保険サーバに送信することを特徴とする請求項38
    記載の保険契約プログラム。
  40. 【請求項40】 携帯端末に組み込まれ、ユーザプロフ
    ァイル、保険商品情報、該保険商品情報、及びプリペイ
    ド残数に基づく保険契約手続き手順を制御する保険契約
    プログラムであって、 利用者によって選択された保険商品のユーザ設定項目を
    入力する設定項目入力処理と、 前記設定項目入力処理によりユーザ設定項目が入力され
    た時点の標準時刻を取得する標準時刻取得処理と、 前記利用者によって選択された保険商品の料金が前記プ
    リペイド残数内であるか否かを確認する確認処理と、 前記確認処理による確認の結果、前記プリペイド残数内
    であるときのみ、前記標準時刻取得処理により取得した
    標準時刻たる契約時刻情報を含めた新規契約、契約変更
    または継続契約にかかる保険の契約内容を生成する契約
    生成処理と、 をコンピュータに実行させることを特徴とする保険契約
    プログラム。
  41. 【請求項41】 前記ネットワークを介して前記保険サ
    ーバに問い合わせて、前記保険商品情報の更新をする更
    新処理と、 をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請
    求項32から39のいずれか1項に記載の保険契約プロ
    グラム。
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