JP2003050914A - 保険契約システムおよび保険契約の制御方法並びにそのための携帯型端末装置 - Google Patents

保険契約システムおよび保険契約の制御方法並びにそのための携帯型端末装置

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志朗 堀井
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直樹 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な手続で、保険契約における保険期間を
ユーザの希望する期間に制限する。保険料を、保険期間
の時間数やユーザの行動などに応じて調整する。 【解決手段】 ユーザと保険会社との間で予め合意した
内容の保険契約について、ユーザの携帯電話機100か
ら保険契約コンピュータ300に対して開始申込みを送
ると、保険契約コンピュータ300は保険期間を開始さ
せ、また、停止申込みを送ると、保険期間を停止させ
る。保険期間の時間数で保険料が算定される。保険契約
時に保険会社に提出するべき入力の面倒な諸情報は、予
め保険契約コンピュータ300に接続された記憶装置4
00に登録されているから、開始/停止申込みのときの
携帯電話機100の操作は簡単である。携帯電話機10
0は測位機能を持って、定期的に現在位置を保険契約コ
ンピュータ300に通知することができる。保険契約コ
ンピュータ300は、その位置からユーザの移動距離を
計算し、保険料を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機のよう
な携帯型の移動通信端末を利用して、ユーザが保険契約
の制御(例えば、保険契約の成立若しくは終了、又は、
保険期間、保険料若しくは保険金額などの保険条件の調
節)を行えるようにした保険契約システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多種多様の保険が考案されてい
る。例えば、個人を対象にして交通事故へ対する保証を
行う交通傷害保険や、自動車所有者を対象として自動車
事故に関する費用を保証する自動車保険、海外旅行者を
対象として旅行中のけがや病気に対する保証を行う海外
旅行保険など多種多様の保険が考案されており、各保険
について、保険期間や保障内容などの条件に応じた保険
金額が設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】保険加入時の契約条件
を細分化することにより、各加入者に最適な条件の保険
商品を提供することができる。その反面、契約条件を細
分化すればするほど、保険保険料又は保険金額の分類も
細分化されてしまい、また加入者も保険商品の分類が多
くなるがゆえに保険商品の内容を理解しづらくなってし
まうという問題がある。
【0004】特に保険加入期間については、加入時に選
択可能になっている場合でも、ユーザは契約手続きの面
倒さゆえに、必要以上に長期間の契約をしてしまう場合
がある。例えば海外旅行保険の場合、同日出発の旅行で
あっても、利用する航空便が違えば、出発時刻の差があ
り、早朝便と深夜便とでは半日以上も旅行に費やす時間
が異なるにもかかわらず、何泊何日といった日単位の契
約期間区分ではどの旅行も同じに扱われる場合がある。
その結果、深夜に出発し早朝に帰国というケースでは保
険料が割高になる。
【0005】さらに、保険契約の手続きの煩雑さゆえ
に、ユーザの思いついたときにすぐに保険に加入でき
ず、保険契約をせず事故に遇い補償を受けられないケー
スもある。これは、保険会社の立場からは、保険契約獲
得のビジネスチャンスを逃すという問題になる。
【0006】さらに、傷害保険の場合には契約者の外出
時間や利用交通手段、1日あたりの平均移動距離に従
い、また、自動車保険の場合には乗車時間や走行距離に
従って、けがや事故が起きるリスクが異なるにもかかわ
らず、保険保険料又は保険金額による区別がされないケ
ースもある。
【0007】また、保険加入契約は、主に保険会社やそ
の代理店、保険会社の契約機の設置されている場所でな
ければできないという問題もある。近年インターネット
を利用しての保険契約も可能となってきているが、契約
申し込み後に送付されてきた保険証書へ記入しての返送
といった手続きが必要な場合も多く、インターネットに
接続可能な端末の利用が必要となっているため煩雑さは
残っている。
【0008】従って、本発明の目的は、簡単な手続で、
所定の保険条件をユーザの事情に応じて調整できるよう
にすることにある。
【0009】本発明の別の目的は、簡単な手続で、保険
期間のような期間的な保険条件をユーザが希望するよう
に調節できるようにすることにある。
【0010】本発明の更に別の目的は、簡単な手続で、
保険料又保険金額などの金銭的な保険条件をユーザの状
況に応じて調節できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの観点に従
うコンピュータを用いた保険契約システムは、ユーザの
所持する携帯型移動通信端末から所定の保険契約につい
ての保険制御信号を受信する信号受信手段と、受信した
前記保険制御信号を応答して、前記保険契約にかかる期
間的条件を制御する保険制御手段とを備える。
【0012】好適な実施形態では、携帯型移動通信端末
として音声通信機能をもった携帯電話機が用いられる
が、携帯電話機だけに限られるわけではない。例えば、
データ通信機能をもったPDAや携帯型パーソナルコンピ
ュータ等の他の種類の機器を用いることができる。ま
た、好適な実施形態では、上記期間的条件の制御例とし
て、保険期間の開始日時と停止日時を調節するが、保険
期間の開始と停止だけに限られるわけではない。
【0013】好適な実施形態では、一つの態様におい
て、携帯電話機からの開始要求信号を受けると直ちに保
険期間を開始し、停止要求信号を受けると直ちに保険期
間を停止するという、携帯電話機からの制御信号に対し
て実時間で保険期間を操作する制御を行う。また、別の
態様では、携帯電話機から開始日時と停止日時の指定を
受けて、その開始日時が到来すると保険期間を開始し、
停止日時が到来すると保険期間を停止するという制御も
行う。
【0014】好適な実施形態では、前記保険制御手段
が、受信した保険制御信号に応答して、保険契約の成立
又は終了も制御する。
【0015】好適な実施形態では、ユーザの氏名や住所
などの人定情報を予め記憶している記憶手段をさらに備
えられ、前記保険制御手段は、前記保険契約に関わる制
御を行なうとき、必要に応じて前記記憶手段に記憶され
た前記ユーザの人定情報を参照する。それにより、携帯
型移動通信端末から保険制御信号を発信する際、ユーザ
は自分の人定情報を携帯型移動通信端末に入力する必要
がなく、ユーザの操作は簡単で済む。
【0016】好適な実施形態では、前記保険制御手段
が、さらに、制御された前記期間的条件に応じて保険契
約にかかる金銭的条件(例えば、保険料又は保険金額な
ど)も制御することができる。
【0017】好適な実施形態では、前記信号受信手段
が、さらに、携帯型移動通信端末の位置又は移動距離に
関わる情報信号を受信し、前記保険制御手段が、受信し
た前記位置又は移動距離に関わる情報信号に応答して保
険契約にかかる金銭的条件を制御することができる。
【0018】好適な実施形態では、前記信号受信手段
が、さらに、携帯型移動通信端末と所定の特定装置との
間の距離的関係(例えば、ある程度に近距離か、又はそ
れ以上に離れているかなど)に関わる情報信号を受信
し、前記保険制御手段が、受信した前記距離的関係に関
わる情報信号に応答して前記保険契約にかかる期間的条
件又は金銭的条件を制御することができる。
【0019】好適な実施形態では、前記信号受信手段
が、さらに、前記ユーザによる特定の交通手段の使用状
態(例えば、自動車を使用しているか否か)に関わる情
報信号を受信し、前記保険制御手段が、受信した前記交
通手段の使用状態に関わる情報信号に応答して前記保険
契約にかかる期間的条件又は金銭的条件を制御すること
ができる。
【0020】好適な実施形態では、前記信号受信手段
が、さらに、一度制御された前記期間的条件に対する更
新要求信号(例えば、一度設定した保険期間の延長の要
求信号)を携帯型移動通信端末から受信し、前記保険制
御手段が、受信した前記更新要求信号に応答して前記期
間的条件を更新することができる。
【0021】好適な実施形態では、ユーザの所望する特
定の連絡先へ保険契約についての所定の情報を自動的に
通知する保険内容通知手段がさらに備えられる。
【0022】好適な実施形態では、携帯型移動通信端末
の通信状況を監視して、ユーザの事故の発生を推測する
事故推測手段と、事故の発生が推測されたとき、所定の
連絡先へ通報する事故通報手段とがさらに備えられる。
【0023】本発明の第2の観点に従うコンピュータを
用いて保険契約を制御する方法は、前記ユーザの所持す
る携帯型移動通信端末から前記保険契約についての保険
制御信号を受信するステップと、受信した前記保険制御
信号を応答して、前記保険契約にかかる期間的条件を制
御するステップとを備える。
【0024】本発明の第3の観点に従う、保険契約を制
御するための携帯型移動通信端末は、保険契約を管理す
る保険契約コンピュータにユーザを識別させるためのユ
ーザ識別情報を記憶した記憶手段と、ユーザの操作に応
答して、前記保険契約コンピュータに接続して、その保
険契約にかかる期間的条件を制御するための保険制御信
号を前記保険契約コンピュータに送信する制御信号送信
手段とを備える。
【0025】好適な実施形態では、その携帯型移動通信
端末は、前記保険制御信号を前記保険契約コンピュータ
に送信する際、前記記憶手段に記憶されているユーザ識
別情報を保険契約コンピュータに送信する。それによ
り、ユーザの人定情報を携帯型移動通信端末に入力する
操作が不要であって、ユーザの操作は簡単である。
【0026】好適な実施形態では、その携帯型移動通信
端末は、その携帯型移動通信端末の位置又は移動距離に
関する情報信号を生成する手段と、生成された前記位置
又は移動距離に関する情報信号を前記保険契約コンピュ
ータに送信する手段とを更に備える。
【0027】好適な実施形態では、その携帯型移動通信
端末は、所定の特定装置とその携帯型移動通信端末との
間の距離的関係に関する情報信号を生成する手段と、生
成された前記距離的関係に関する情報信号を前記保険契
約コンピュータに送信する手段とを更に備える。
【0028】好適な実施形態では、その携帯型移動通信
端末は、ユーザによる特定の交通手段の使用状態に関す
る情報信号を生成する手段と、生成された前記特定の交
通手段の使用状態に関する情報信号を前記保険契約コン
ピュータに送信する手段とを更に備える。
【0029】好適な実施形態では、その携帯型移動通信
端末は、保険契約の期間的条件の現在状態を画面、音又
はランプを用いてユーザに知らせる手段を更に備える。
【0030】好適な実施形態では、その携帯型移動通信
端末は、ユーザが操作する一つの保険キーを備え、その
保険キーのみで前記保険制御手段を操作可能になってい
る。
【0031】本発明の他の目的と特徴については、以下
の説明の中で明らかにされる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図面を用い
て詳細に説明する。
【0033】ここで、以下の実施形態の説明で用いる用
語を簡単に説明する。なお、以下の用語の定義は、あく
まで実施形態の説明のための例示にすぎない。よって、
本発明の範囲が、以下の定義に従う範囲のみに限定され
るわけではない。
【0034】「保険加入者」とは、保険契約を保険会社
に対して締結した者をいう。
【0035】「保険期間」とは、保険契約に基づいて、
保険事故の発生に伴い保険金支払いの義務が発生する期
間をいう。
【0036】「保険契約の制御」とは、保険契約を成立
(締結)させ若しくは終了させること、又は、成立した
保険契約における所定の保険条件(例えば、保険期間、
保険料若しくは保険金額など)を調節することをいう。
【0037】「保険契約の開始」とは、保険期間を開始
させることを意味する。
【0038】「保険契約の停止」とは、保険期間を終了
させることを意味する。ただし、契約上それが可能なら
ば、保険期間を一時的に中断する(後で保険期間を再開
できる)ことも「保険契約の停止」の意味範疇に含まれ
る。
【0039】なお、以下の実施形態では、ユーザは、事
前に、保険会社に対して、特定の保険商品について保険
契約を締結して保険加入者となっており、その上で、そ
の締結済みの保険契約における所定の保険条件(例え
ば、保険期間、保険料若しくは保険金額など)を、本発
明の原理に従って携帯電話機を用いて制御する。しか
し、本発明の適用範囲はこのケースにのみ限られるわけ
ではない。例えば、保険条件の調節のみならず、保険契
約の締結や終了も、本発明の原理に従ってユーザ携帯の
移動通信端末を用いて制御することも可能である。
【0040】図1は、本発明の一実施形態に係る保険契
約システムの全体構成を示すブロック図である。
【0041】図1に示すように、ユーザは、携帯電話機
100を所持している。携帯電話機100は、この保険
契約システムにおいて保険契約を制御するための端末と
して利用される。携帯電話機100は、無線通信網20
0及び一般通信網(例えば、公衆電話回線、インターネ
ットなど)500を介して、保険契約コンピュータ30
0に接続して保険契約に関わる通信をすることができ
る。保険契約コンピュータ300は、ユーザの加入者登
録(つまり保険契約締結)の手続き、保険契約の保険期
間の開始と停止、及び保険料の計算や請求などの保険業
務を、保険会社のために処理する。保険契約コンピュー
タ300は、記録装置400を有し、そこには、保険加
入者の人定事項や携帯電話機識別情報などの保険加入者
情報、保険加入者が結んだ保険契約の契約番号や保険期
間や保険料などの保険契約情報、及び、保険料の算定の
基礎となる保険料金情報などが記録されている。なお、
保険契約コンピュータ300は、1台のコンピュータマ
シンから構成されていてもよいし、複数台のコンピュー
タマシンから構成されていてもよく、また、一つの場所
に存在していても、複数の場所に分散して存在していて
もよい。
【0042】図2は、ユーザが所持する携帯電話機10
0の内部の構成を示す。
【0043】図2において、無線通信部110は、無線
通信網200と無線信号の送受信を行って、それによ
り、例えば一般通信網500に接続されている保険会社
契約コンピュータ200に接続したり、インターネット
へ接続することなど、遠隔装置との通信を可能にするた
めの回路である。
【0044】上記無線通信部110に、全体制御部12
0が接続されている。この全体制御部120は、携帯電
話機100の全体の制御を行うもので、保険契約制御部
121と記憶手段121を有する。全体制御部120に
は、各種のユーザインタフェース装置、例えば、ユーザ
からテキスト等のキー入力を受付けるキー入力部10
1、テキストや画像などを表示する画面表示部102、
ユーザから音声の入力を受付ける音声入力部103、及
び音声メッセージや各種の信号音を出力する音声出力部
104など、が接続されている。
【0045】全体制御部120は、携帯電話機100の
音声通話機能やデータ通信機能の制御を行う。本発明に
従う携帯電話機100による保険契約の制御(例えば、
保険契約の開始や停止など)は、例えばデータ通信機能
を利用して保険契約ホストコンピュータ200と通信す
ることにより行われる。この保険契約の制御を行うため
に、全体制御部120は保険契約制御部121と記憶手
段122を有する。
【0046】記憶手段122には、この携帯電話機10
0の識別情報(典型的には、この携帯電話機100の電
話番号)や、ユーザ(つまり、この携帯電話機100の
所持者)の氏名や住所などの人定情報や、ユーザの保険
加入者ID(つまり、保険加入者の識別情報)や、保険契
約ホストコンピュータ200の接続アドレスや、ユーザ
の家族や友人や職場などの名称や電話番号や電子メール
アドレスが登録されたアドレス帳などが格納されてい
る。また、ユーザがこの携帯電話機100を用いて過去
に制御した保険契約の履歴情報(例えば、その保険契約
の契約番号、保険商品種別、開始日時、停止日時、後述
する特定装置通信部130で受信した情報など)も、記
憶手段122に記録される。
【0047】保険契約制御部121は、保険契約ホスト
コンピュータ200に接続し、携帯電話機識別情報(例
えば、携帯電話機の電話番号)を保険契約ホストコンピ
ュータ200に送ったり、保険契約の開始/停止の申し
込み情報を保険契約ホストコンピュータ200に送った
り、そのユーザが今までに締結した保険契約の履歴情報
(例えば、契約番号、保険商品種別、保険期間の開始/
終了日時、現在保険期間中であるか否か、保険料など)
を保険契約ホストコンピュータ200から受け取ってユ
ーザに確認させたりする機能もつ。
【0048】全体制御部120に対するダイヤル番号の
入力、ユーザ認証のための暗証番号入力、保険契約ホス
トコンピュータ200への接続要求や保険契約の開始/
停止の要求など各種動作要求の入力などは、ユーザがキ
ー入力部101を操作することで行うことができる。そ
れらの入力操作は、音声入力部103を用いて、音声認
識により行うことも可能である。ただし、少なくとも暗
証番号の入力は、本実施例では、確実な入力が可能なキ
ー入力部101のみを用いて行う。また、全体制御部1
20は、保険契約の制御処理の進行状況やその他の各種
の携帯電話機の処理状況やステータスなどを、画面表示
部102に表示する。
【0049】上記の全体制御部120には、特定装置通
信部130が接続されている。この特定装置通信部13
0は、外部の特定装置と通信を行うことにより、保険契
約の制御に利用される所定の情報を取得して全体制御部
120に提供する機能をもつ。
【0050】上記の外部の特定装置としては、例えば、
GPS人工衛星を採用することができる。その場合、特定
装置通信部130はGPSモジュールを内蔵して、幾つか
のGPS衛星から受信した電波に基づき現在位置の緯度経
度を計算し、これを全体制御部120に提供することが
できる。この現在位置の情報は、例えば、ユーザの移動
距離や居場所などを割り出すのに用いられ、それに応じ
て、例えば、旅行保険や自動車保険の保険期間の開始/
停止、保険料又は保険金額の調整などを行うことができ
る。
【0051】或いは、上記の外部の特定装置として、例
えば、自動車から携帯電話100に特定の信号を提供す
るような、自動車搭載の携帯電話機インタフェース装置
を採用することもできる。この車載のインタフェース装
置は、例えば、その自動車の車内に携帯電話機100が
存在する(つまり、ユーザが自動車に搭乗している)と
みなせる程度の近距離でのみ携帯電話機100が受信可
能な弱い無線信号を、自動車内に発する(又は、自動車
内で携帯電話機100と有線で接続される)ような、簡
単な無線信号発生器であってよい。それにより、携帯電
話機100をして、ユーザが自動車に搭乗しているか否
かを認識せしめることができる。或いは、その車載のイ
ンタフェース装置は、例えば、自動車内の制御コンピュ
ータと接続されていて、その自動車の走行距離やエンジ
ン始動状況などの自動車ステータスを読み込み、その自
動車ステータスを携帯電話機100に無線又は有線で送
信するような、より高度な通信装置であってもよい。い
ずれにせよ、この車載インタフェース装置と携帯電話機
100との間の通信方式には、例えば、携帯電話機10
0が無線通信網200との通信で利用する周波数帯とは
異なる周波数の電波を使用する短距離無線通信や、有線
接続による通信や、或いは赤外線を用いた短距離無線通
信方式などを採用することが可能である。携帯電話機1
00の特定装置通信部130は、上記の車載インタフェ
ース装置から受信した信号から得た情報(ユーザが自動
車に乗っているか否か、自動車の走行距離やエンジン始
動状況など)を全体制御部120に送ることができる。
その情報に基づいて、例えば、自動車保険の保険期間の
開始/停止、保険料又は保険金額の調整などを行うこと
ができる。
【0052】なお、上述した外部の特定装置と携帯電話
100の特定装置通信部130は、今ここで説明してい
る実施形態では特に必要とされないが、後に説明する別
の実施形態において活用されることになる。
【0053】図3は、保険契約コンピュータ300の内
部の構成を示すブロック図である。
【0054】図3において、通信部310は、携帯電話
機100との通信を、一般通信網(公衆電話回線、イン
ターネットなど)500を介して行うものである。
【0055】保険契約制御部320は、通信部310で
受信された携帯電話100からの保険契約開始申し込み
情報や停止申し込み情報に応答して、記録装置400内
の各種情報を参照して保険契約の開始/停止の処理を行
うものである。保険契約制御部320には、保険情報記
録制御部321と、加入者確認処理部322が含まれて
いる。保険情報記録制御部321は、上述したようにユ
ーザからの保険契約開始/停止申し込み情報に応答して
記憶装置400内の各種情報の読み出し及び書き込み処
理を行うものである。一方、加入者確認処理部322
は、ユーザの携帯電話機100から来た保険契約開始/
停止申し込み情報を受け付ける前に、ユーザ認証処理を
行なって、そのユーザが予め登録されている保険加入者
であるか否かを判断するものである。
【0056】記憶装置400には、保険加入者情報33
1、保険契約情報332及び保険料金情報333という
データテーブルが格納されている。
【0057】加入者情報331のテーブルには、現在登
録されている全ての保険加入者について、各人の氏名や
住所や生年月日などの人定情報、各人の携帯電話機識別
情報(例えば、携帯電話番号)、各人の保険加入者ID、
及び各人の暗証番号のような認証情報などが登録されて
いる。加入者情報331のテーブルに登録されている各
保険加入者の情報には、例えば上述した氏名や住所や生
年月日などの人定情報のように、保険契約を結ぶ際に保
険会社に提示したり契約書に記入したりしなければない
諸事項の殆どが含まれている。そのため、ユーザは、一
旦保険加入者登録をした後は、それらの諸事項を入力す
るというよう面倒な手続は原則的には不要である。よっ
て、加入者登録後に、携帯電話機100から保険契約開
始申し込みや停止申し込みを行う際には、上記の諸事項
を携帯電話機100に入力するという面倒な操作は不要
であり、ユーザが行うべき操作はとても簡単である。な
お、加入者登録手続(つまり、保険契約締結手続)は、
ユーザが携帯電話100又はパーソナルコンピュータな
どから保険契約コンピュータ300に接続してオンライ
ンで行うこともできるし、或いは、紙の加入申込書に記
入して保険会社へ提出するなどのオフラインでも行うこ
とができる。
【0058】保険契約情報332のテーブルには、保険
加入者ごとに、現在保険期間中である保険契約を始めと
して今までに締結した保険契約の履歴情報(例えば、契
約番号、保険商品種別、保険期間の開始日時、停止日
時、保険期間の累積時間、現在保険期間中か否か、保険
料、保険金額など)が記録されている。
【0059】保険料金情報333のテーブルには、保険
期間の累積時間や保険期間中のユーザの行動態様などに
応じて保険料又は保険金額を算定するときに必要となる
算定基礎情報が記録されている。
【0060】保険情報記録制御部321は、特定の保険
加入者の登録済み携帯電話機識別番号から、その加入者
の保険契約の履歴情報を保険契約情報332のテーブル
から読み出すことができる。また、保険情報記録制御部
321は、特定の保険加入者の過去の保険期間から、そ
の保険期間に適用される算定基礎情報を保険料金情報3
33のテーブルから読み出し、その算定基礎情報を用い
て保険料や保険金額を計算して、それを保険契約情報3
32のテーブルに登録することができる。
【0061】以上のようなシステム構成の保険契約シス
テムにおいて、ユーザは、事前に、携帯電話機による保
険契約の制御が可能な特定の保険商品(例えば、特定の
旅行保険又は特定の自動車保険など)について、保険会
社と保険契約を締結して、保険加入者として保険契約コ
ンピュータ300に登録しておく。通常、保険契約を結
ぶ上で契約書に記入しなければならない諸事項は、この
保険加入者登録の段階で保険契約コンピュータ300に
登録される。その上で、そのユーザは、自分の行動スケ
ジュールに応じた所望の時に、携帯電話機100から保
険契約の開始又は停止の申し込み情報を送れば、実時間
で、その保険契約の保険期間が開始され又は停止され
る。この保険契約開始/停止申込みの時は、既に登録済
みの保険加入者の情報を用いることができるので、それ
らの情報をキー入力する面倒な操作は不要である。そし
て、携帯電話機100からの操作で行われた保険期間の
開始から停止までの時間数(時間や分単位)に基づい
て、保険契約コンピュータ300により保険料が自動計
算されてユーザに請求される。このように、ユーザが携
帯電話機100で簡単な申し込み操作を行うだけで、必
要な期間のみに時間や分単位で適用される保険が実現さ
れる。
【0062】図4は、本実施例における保険契約の開始
から停止までの処理の流れを示すシーケンス図である。
図5は、保険契約の開始の処理において携帯電話100
に表示されるグラフィカルユーザインタフェース画面の
例を示す。図6は、保険契約の終了の処理において携帯
電話100に表示されるグラフィカルユーザインタフェ
ース画面の例を示す。
【0063】まず、保険契約の開始の処理の流れについ
て説明する。
【0064】図4において、携帯電話機100は、ユー
ザによる保険契約開始申し込みのためのキー操作を受け
付けると(S1)、保険開始申し込み情報を保険契約コン
ピュータ300へ送信する(S2)。保険開始申し込み情
報には、例えば、携帯電話機100に予め記憶されてい
るユーザの保険加入者IDや、ユーザがキー入力した本人
確認のための暗証番号等が含まれる。
【0065】上記の保険契約開始申し込みをユーザから
受け付けるときの携帯電話機100の画面の表示例は図
5(a)から(c)に示すとおりである。図5(b)の保険状況
画面でユーザが「[1]保険開始申込み」を選択すると、
図5(c)の保険開始画面に切り替り、この図5(c)の画面
でユーザが「[1]保険開始」を選択することで、保険契
約開始申し込みが携帯電話機100に受け付けられて保
険契約コンピュータ300に送られることになる。
【0066】保険契約コンピュータ300は、携帯電話
100からの契約開始申し込み情報を受信すると(S
3)、まず、加入者情報確認を行って(S4)、その契約開
始申し込み情報が正規の保険加入者からのものであるか
否かを判断する。すなわち、まず保険情報記録制御部3
21が、契約開始申し込み情報を送ってきた携帯電話1
00の携帯電話識別情報(例えば、電話番号)を検索キ
ーにして、記憶装置400の保険加入者情報331か
ら、その携帯電話識別情報に対応する保険加入者IDと個
人暗証番号を検索する。続いて、加入者確認処理部32
2が、検索された保険加入者ID及び個人暗証番号と、受
信された保険開始申し込み情報に含まれていた保険加入
者ID及び暗証番号とを照合して、両者において完全に一
致すれば、正しい保険加入者からの保険開始申し込み情
報であると判断する。
【0067】正しい保険加入者からの保険開始申し込み
情報であると判断された場合、保険契約コンピュータ3
00は、直ちに、保険情報記録制御部321により、そ
の保険開始申し込み情報固有の契約コードを割り当て、
その保険開始申し込み情報の受付日時を保険開始日時
(つまり保険期間の開始日時)として設定し、その契約
コードと保険開始日時を記憶装置400の保険契約情報
332に記録する(S5)とともに、保険契約開始情報を
携帯電話機100へ返信する(S6)。この保険開始情報
には、例えば、上述した保険開始日時(保険開始申込み
の受付日時)、契約コード、及び対象の保険契約の契約
内容等が含まれている。
【0068】携帯電話機100は、保険開始情報を受信
すると(S7)、表示部102に保険開始申し込み受付完
了を通知する画面を表示する。この保険開始受付完了画
面の例は、図5(d)に示されている。
【0069】こうして一旦保険契約の保険期間が開始す
ると、このユーザが保険契約コンピュータ300にログ
インして保険状況画面を開くと(S8)、この保険状況画
面には図6(b)に例示するように、保険状況が「保険
期間中」であると表示され、かつ、図5(b)に示した未
開始時の画面の「[1]保険開始申込み」メニューに代わ
って、「[1]保険停止申込み」メニューが表示される。
この表示は、保険契約停止申込みをし忘れて保険期間を
必要以上に長引かせてしまうことがないよう、ユーザに
注意を促すことになる。
【0070】次に、保険契約の停止の処理の流れを説明
する。
【0071】図4に示すように、携帯電話機100は、
ユーザから保険契約停止申込みのキー操作を受け付ける
と(S9)、保険停止申し込み情報を保険契約コンピュー
タ300へ送信する。保険停止申し込み情報には、例え
ば、携帯電話機100に予め記憶されているユーザの保
険加入者IDや契約コード、ユーザがキー入力した本人確
認のための暗証番号等が含まれる。
【0072】上記の保険契約停止申し込みをユーザから
受け付けるときの携帯電話機100の画面の表示例は図
6(a)から(c)に示すとおりである。図6(b)の保険状況
画面でユーザが「[1]保険停止申込み」を選択すると、
図6(c)の保険停止画面に切り替り、この図6(c)の画面
でユーザが「[1]保険停止」を選択することで、保険契
約停止申し込みが携帯電話機100に受け付けられて保
険契約コンピュータ300に送られることになる。
【0073】保険契約コンピュータ300は、携帯電話
100からの契約停止申し込み情報を受信すると(S1
0)、まず、加入者情報確認を行って(S11)、その契約停
止申し込み情報が正規の保険加入者からのものであるか
否かを判断する。すなわち、まず保険情報記録制御部3
21が、契約停止申し込み情報を送ってきた携帯電話1
00の携帯電話識別情報(例えば、電話番号)と、その
契約停止申し込み情報に含まれている契約コードとを検
索キーにして、記憶装置400の保険加入者情報331
から、その携帯電話識別情報と契約コードに対応する保
険加入者IDと個人暗証番号を検索する。続いて、加入者
確認処理部322が、検索された保険加入者ID及び個人
暗証番号と、受信された保険停止申し込み情報に含まれ
ていた保険加入者ID及び暗証番号とを照合して、両者に
おいて完全に一致すれば、正しい保険加入者からの保険
開始申し込み情報であると判断する。
【0074】正しい保険加入者からの保険停止申し込み
情報であると判断された場合、保険契約コンピュータ3
00は、直ちに、保険情報記録制御部321により、そ
の保険停止申し込み情報の受付日時を、その保険停止申
し込み情報に含まれていた契約コードに対応する保険停
止日時(つまり、保険期間の停止日時)として設定し、
その保険停止日時を記憶装置400の保険契約情報33
2に記録する(S12)。それとともに、保険情報記録制
御部321は、その契約コードの保険開始日時と保険停
止日時とから、保険期間の累積時間数を求め、この累積
時間数を基に、記憶装置400の保険料金情報333に
記録されている算定基礎情報を用いて、その保険期間に
対する保険料金を計算し、その保険料金も記憶装置40
0の保険契約情報332に記録する(S13)。続いて、
直ちに、保険契約コンピュータ300は、保険停止情報
を携帯電話機100へ返信する(S14)。この保険停止
情報には、例えば、上述した保険停止日時(保険停止申
込みの受付日時)、契約コード、保険期間の累積時間、
及び保険料金等が含まれている。
【0075】携帯電話機100は、保険停止情報を受信
すると、表示部102に保険停止申し込み受付完了を通
知する画面を表示する(S15)。この保険停止受付完了
画面の例は、図6(d)に示されている。
【0076】上記の実施形態によれば、例えば旅行保険
の制御を行う場合、ユーザは、例えば旅行に出発する時
点で携帯電話機100から保険開始申し込みを行い、旅
行から帰還した時点で保険停止申し込みを行うことで、
実際の旅行スケジュールに合わせて実時間で保険期間を
開始させ且つ停止させることができる。こうして、ユー
ザが保険を必要とする期間だけに限って保険を利用する
ことができ、余分な期間分の保険料を支払わずに済む。
しかも、保険開始/停止申し込みの手続は、携帯電話機
100に暗証番号を入力し幾つかのメニュー選択すると
いうだけの、とても簡単なものである。
【0077】また、当初の予定よりも旅行が長引いてし
まったような場合でも、その旅行が終わるまで保険停止
申し込みを行なわずにいれば、保険期間を長引かせるこ
とができる。よって、旅行よりも保険期間の方が早くに
終わってしまい、以後、事故に遭っても補償が受けられ
ないというような従来発生していた問題も回避できる。
【0078】さらに、保険契約それ自体の有効期間は長
期であるが、実際に保険が必要な期間はその契約期間中
の一部であるという場合がある。例えば、長期の海外旅
行保険において、飛行機や自動車などの交通手段に乗っ
ているときだけ保険の適用を受けたいという場合があ
る。そのような場合、その旅行期間中、交通手段を利用
する都度に、それに乗り込む時点で保険開始申込みを
し、降りる時点で保険停止申込みをするということを、
こまめに行えばよい。
【0079】次に、本発明の第2の実施形態にかかる保
険契約システムについて説明する。
【0080】図7は、この実施形態の保険契約システム
の全体構成を示す。
【0081】図7に示すように、この保険契約システム
では、前述した図1のシステムの構成に加えて、複数基
のGPS用衛星システム600(図では1基のみ示す)が前
述した外部の特定装置として利用される。携帯電話機1
00は、図2に示した特定装置通信部130に、複数基
の衛星システム600から電波を受信して携帯電話機1
00の現在位置を割り出す測位機能(GPSモジュール)
を備えている。
【0082】図8は、この実施形態における保険契約の
開始から停止までの処理の流れを示す。図8に示した流
れにおいて、携帯電話機100と保険契約コンピュータ
300が行う基本的な動作(S1〜S15)は、図4を参照
して既に説明した通りである(図8では、図4に示した
保険契約状況表示S8は、紙面の都合から図示省略してあ
る)。それに加え、携帯電話機100は、少なくとも保
険契約を開始してから停止するまでの間(つまり、保険
期間の間)、その割り出した位置情報を保険加入者IDや
契約コードなどと共に定期的に保険契約コンピュータ3
00へ送信する(S16)。
【0083】保険契約コンピュータ300は、携帯電話
100から位置情報を受信する都度、その受信信号に含
まれているその携帯電話100の識別情報(例えば、電
話番号)や保険加入者IDや契約コードなどを用いて、図
3に示した保険加入者情報331及び保険契約情報33
3を参照して、その受信信号がどの保険加入者のどの契
約コードに係るものかを調べる(S17)。その結果、特
定の保険加入者の現在保険期間中である特定の契約コー
ドに係るものであることが確認された場合、保険契約コ
ンピュータ300は、受信した位置情報と、保険契約情
報333に既に記録されているその契約コードに対応す
る最近過去の移動距離とに基づいて、最新の移動距離を
算出し(S18)、そして、その算出した移動距離と上記
受信した位置情報とその日時とを保険契約情報333に
記録する(S19)。こうして、保険期間の間におけるユ
ーザの移動状況(各時点の日時、位置、移動距離など)
が保険契約情報333に記録される(S19)。保険契約
コンピュータ300は、この記録された移動状況に基づ
いて、一定期間ごと或いは保険期間が停止されたときな
どに、保険料又は保険金額を計算することができる(S2
0、S13)。例えば、移動距離が長いほど保険料又は保険
金額をより高くし、或いは、リスクの高い地域に居る時
間が長いほど保険料又は保険金額をより高くするなど、
ユーザと保険会社との間の合意で予め取り決めた方法に
従って、移動状況に応じ保険料又は保険金額を調節する
ことができる。
【0084】ところで、測位のための特定装置には、上
述したGPS衛星システム600だけでなく、他の装置を
利用することもできる。図9は、測位のための別の特定
装置の例を示している。
【0085】図9に示すように、携帯電話機100は、
その周囲に存在する複数基の携帯電話通信用の無線基地
局201〜203を、上記特定装置として利用する。携
帯電話機100は、その周囲の基地局201〜203か
ら送信される基地局の201〜203の位置情報を受信
することにより、基地局201〜203の位置(例え
ば、緯度経度)を認識する。さらに、基地局201〜2
03から送信される基準信号の受信強度を調べることに
より、各基地局から携帯電話機100までの距離を割り
出し、その距離と基地局201〜203の位置とから携
帯電話機100の現在位置を算出する。或いは、基地局
201〜203からの基準信号の受信強度の比と、基地
局201〜203の位置とから、携帯電話機100の現
在位置を算出する。こうして算出した位置を、前述した
ようにして、携帯電話100から保険契約コンピュータ
300に定期的に通知する。
【0086】測位の方法には他にも様々な方法が採用し
得る。例えば、図9に示した基地局201〜203にて
携帯電話機100から受信した電波の受信電界強度に基
づいて、無線通信網200側で携帯電話機100の位置
を割り出し、その位置情報を携帯電話機100に送信す
るようにしてもよい。或いは、無線通信網200側で携
帯電話機100の位置を割り出す場合には、その位置情
報を、携帯電話100を経由せずに、無線通信網200
から直接的に保険契約コンピュータ300に通知する
(例えば、保険契約コンピュータ300が定期的に無線
通信網200のセンタコンピュータに携帯電話100の
位置を問合せに行く)ようにしてもよい。
【0087】測位や距離計算などを自分で行ってその結
果を携帯電話機100に伝えるような装置を、上記特定
装置として用いることも可能である。そのような特定装
置の例を図10に示す。
【0088】図10に示す特定装置700は、例えば自
動車に搭載されて、その自動車の現在位置や移動距離や
エンジンの状態などを検出又は算出して、これを自動車
内に存在する携帯電話機100に通知するように構成さ
れている。
【0089】すなわち、この特定装置700の状況検出
装置840は、例えば自動車内の制御コンピュータ(図
示せず)、走行装置(図示せず)又はカーナビゲーショ
ン装置(図示せず)などと接続されて、自動車の現在位
置やエンジン状態や燃料消費量などの各種の自動車状態
を検出して、これを全体制御部810へ送る。全体制御
部810は、状況検出装置840から提供される自動車
の現在位置やエンジン状態や燃料消費量などの各種の自
動車状態を記憶し、また、現在位置に基づいて移動距離
計算部811にて自動車の移動距離を計算し記憶するも
のである。
【0090】操作入力装置820は、ユーザがこれを操
作して、特定装置700の初期化や、何の情報を検出又
は計算するかといった機能の設定などを入力するもので
ある。状況通知装置830は、全体制御部810が把握
した自動車の現在位置やエンジン状態などの各種自動車
状態及び計算した移動距離などを表示するものである。
【0091】近距離無線通信部850は、全体制御部8
10が把握した自動車の現在位置やエンジン状態や燃料
消費量などの各種自動車状態及び計算した移動距離など
の情報を、この特定装置700の識別情報(又は、その
自動車の識別情報)とともに、定期的に、近距離無線信
号に変調して自動車内へ発信する。
【0092】携帯電話機100は、図2に示した特定装
置通信部130にて、上記の特定装置700から発信さ
れた近距離無線信号を受信する。その近距離無線信号の
強度は、携帯電話機100が自動車内又はその近傍に存
在する(つまり、ユーザが自動車に乗っているか、乗っ
てないまでも実質的に使っている)とみなせる程度の近
距離でのみ携帯電話機100が受信できるようなもので
ある。よって、ユーザが携帯電話機100を持って自動
車を利用しているときは、携帯電話機100は特定装置
700からの近距離信号を受信するが、ユーザが自動車
から離れると受信しなくなる。携帯電話機100は、特
定装置700からの近距離無線信号の定期的な受信が開
始された時点(又は、エンジン始動などの自動車の稼動
開始の情報を受けた時点)で、ユーザが自動車の使用を
開始したと自動的に認識し、その旨を保険加入者IDや契
約コードなどと共に保険契約コンピュータ300に送信
する(なお、保険契約コンピュータ300側で自動車使
用開始を判断しても良い)。そして、携帯電話機100
は、特定装置700からの近距離無線信号を受信し、定
期的にその受信信号に含まれる現在位置、エンジン状
態、燃料消費量、移動距離等の各種自動車状態の情報及
び自動車識別情報などを、保険加入者IDや契約コードな
どと共に保険契約コンピュータ300に送信する。ま
た、特定装置700からの近距離無線信号の定期的な受
信が一定時間以上無くなった時点(又は、エンジン停止
などの自動車の稼動停止の情報を受けた時点)で、携帯
電話機100は、ユーザが自動車の使用を停止したと自
動的に認識し、その旨を保険加入者IDや契約コードなど
と共に保険契約コンピュータ300に送信する(なお、
保険契約コンピュータ300側で自動車使用停止を判断
しても良い)。
【0093】保険契約コンピュータ300は、携帯電話
機100から受信する自動車使用開始/停止、並びに、
使用開始から停止までの間に定期的に受信する現在位
置、エンジン状態、燃料消費量、移動距離等の自動車状
態情報及び自動車識別情報などに基づいて、予め定めた
方法で、例えば自動車保険や旅行保険などの保険料又は
保険金額を計算し調節することができる。
【0094】また、最初の実施形態で説明した、ユーザ
が携帯電話機100を操作して保険契約の開始/停止を
行う手動の制御方法と併せて、又はそれに代えて、携帯
電話機100が特定装置700から受信した信号に基づ
いて(例えば、その受信信号に基づく自動車の使用の開
始/停止の認識に応答して)、保険契約の開始/停止を
自動的に行う自動的制御方法を採用してもよい。例え
ば、特定の自動車の使用に関わる保険において、その自
動車の使用開始が認識されてから一定時間(例えば30
分)以上経ったもかかわらず、ユーザから保険契約開始
申込みが来ないときには、ユーザが開始操作を忘れてい
る可能性があるので、自動的に保険契約を開始するよう
にしてもよい。或いは、その保険契約を一旦開始した
後、自動車の使用の停止が認識されてから一定時間(例
えば24時間)が経過したにもかかわらずユーザから保
険契約停止申込みが来ないときには、ユーザが停止操作
を忘れている可能性があるので、自動的に保険契約を停
止するようにしてもよい。このような自動的に開始又は
停止を行った場合、その措置がユーザの意に反する場合
もあるので、自動開始又は停止を行った旨を携帯電話用
電子メール等でユーザに直ちに通知するとともに、後の
ユーザからの申し立てにより、その自動開始又は停止を
取り消せるようにしてもよい。
【0095】また、図7〜図10に例示したような複数
種の特定装置を選択的に又は併せて用いることにより、
ユーザの各種の行動に応じた方法で保険契約を制御する
ことができる。例えば、図10に示したような特定装置
700を搭載した自動車を利用するときには、その特定
装置700から携帯電話機100が受信した情報に基づ
いて保険期間の開始/停止や保険料を制御し、また、航
空機を利用するときには、携帯電話機100が出発空港
及び到着空港でそれぞれ測定した位置や日時などに基づ
いて保険料を制御するなどというように、である。さら
に、図10に例示した特定装置700を自宅に設置して
おけば、特定装置700からの近距離無線信号の受信状
態により、一定時間以上にわたり近距離無線信号を受信
している場合には「在宅」、受信していない場合には
「外出」と携帯電話機100で判断し、例えば傷害保険
の申込みの開始/停止処理を自動的に行うように制御す
ることもできる。
【0096】図11と図12は、上述した何れの実施形
態でも使用できる携帯電話機100のユーザインタフェ
ースの構成と、保険契約制御処理の大まかな流れをそれ
ぞれ示す。
【0097】図11に示すように、この携帯電話機10
0は、保険契約の制御用の保険キー111を有する。こ
の保険キー111は、この携帯電話機100がもつ一般
の携帯電話機と同様のテンキー等の一般キー群(図示省
略)とは別に特別に設けれれていてもよいし、或いは、
それらの一般キー群中の一つのキーを流用したものであ
ってもよいし、或いは、ハードウェアのキーではなしに
表示部102内に表示されるソフトキーでもよい。
【0098】この携帯電話機100の着信待ち受け状態
において、保険キー111が押されると(又は、長押し
のような特別の押し方をされると)、図12に示すよう
に、保険申込み機能が(S101)が呼び出される。この保
険申込み機能のプログラムは、携帯電話機100に予め
インストールされていてもよいし、或いは、保険契約コ
ンピュータ300から必要時に取り込むようになってい
てもよい。保険申込み機能は、ユーザの現在の保険契約
の状況(保険期間未開始か、保険期間中か)を、携帯電
話機100の記憶手段122に保持されている契約状況
情報を読取るか又は保険契約コンピュータ300から取
得して確認し(S102)、それを図11に示した表示部1
02に表示する。
【0099】現在の保険契約状況が保険期間未開始の場
合、保険申込み機能は、自動的に保険契約開始申込み処
理に入り(S103)、図5(c)に例示したような保険開
始申込み画面を表示部102に表示する。そして、保険
キー111が押されると(又は、長押しのような特別の
押し方をされると)、保険申込み機能は、保険開始申込
み情報を保険契約コンピュータ300に送信する。
【0100】また、現在の保険契約状況が保険期間中の
場合、保険申込み機能は、自動的に保険契約停止申込み
処理に入り(S104)、図6(c)に例示したような保険
停止申込み画面を表示部102に表示する。そして、保
険キー111が押されると(又は、長押しのような特別
の押し方をされると)、保険申込み機能は、保険停止申
込み情報を保険契約コンピュータ300に送信する。
【0101】保険契約開始又は停止の申込みが保険契約
コンピュータ300に受け付けられると、その旨の通知
が保険契約コンピュータ300から返信され、それを受
けて、保険申込み機能は、保険契約申込み終了処理に入
り(S105)、そこで、図5(d)又は図6(d)に例示したよ
うな画面を表示部102に表示する。
【0102】このように、保険キー111を押すだけの
殆どワンタッチに近い簡単な操作で、保険契約の開始及
び停止を行うことができる。
【0103】図13は、上記の何れの実施形態にも適用
できる保険契約の開始から停止までの処理の変形例を示
す。
【0104】この処理では、携帯電話機100から保険
契約コンピュータ300に対して、まず、保険契約それ
自体の申込み(又は、保険期間の予約の申込み)を行っ
て、その際に保険期間の開始と停止の時期を予定してお
く。すると、保険契約コンピュータ300が、その保険
契約の保険期間を、開始予定時期が来ると自動的に開始
し、停止予定時期が来ると自動的に停止する。また、保
険契約コンピュータ300は、保険期間の停止予定時期
が近づくと、ユーザにそれを通知して、ユーザは必要あ
れば、携帯電話機100から保険期間の延長(つまり、
停止予定時期の延期)を申込むことができる。
【0105】図13に示すように、まず、携帯電話機1
00から保険契約コンピュータ300に保険契約申込み
情報が送られる(S21)。この保契約申込み情報には、
保険加入者IDや暗証番号の他に、保険期間の開始と停止
の予定日時を表した保険期間情報が含まれている。この
保険期間の開始と停止の予定日時は、ユーザが指定する
ことができる。
【0106】保険契約コンピュータ300は、保険契約
申込み情報を受けると(S22)、加入者情報確認を行っ
て正規の保険加入者からの申込みであることを確認した
上で(S23)、その保険契約申込み情報を受け付けて、
それに対して契約コードを割り振り、その契約コードや
受付日時や上記の保険期間情報などを、記憶装置400
の図3に示した保険契約情報332に記録する(S2
4)。そして、保険契約コンピュータ300は、保険契
約受付情報を携帯電話機100に返送する(S25)。保
険契約受付情報には、上記受付日時、保険内容(これに
は上記保険期間情報が含まれている)及び契約コードな
どが含まれている。携帯電話機100は、その保険契約
受付情報を受信してその内容を表示する(S26)。
【0107】保険契約コンピュータ300は、継続的に
時刻を検出して(S27)、上記保険期間情報で指定され
た開始予定日時が到来すると、その保険契約の保険期間
を開始させ、保険開始情報を携帯電話用の電子メールな
どで携帯電話機100に送信する(S28)。携帯電話機
100は、保険開始情報を受信して、現在保険期間中で
あることや、その保険期間の開始日時や停止予定日時な
どを示した保険状況画面を表示する(S29)。
【0108】その後、保険契約コンピュータ300は、
上記保険期間情報で指定された停止予定日時がある程度
近づいた(例えば、停止予定日時の2時間前になった)
ことを検出すると(S30)、保険停止予告情報を携帯電
話用の電子メールなどで携帯電話機100に送信する
(S31)。保険停止予告情報には、停止予定時刻が含ま
れている。携帯電話機100は、保険停止予告情報を受
信してその内容を表示し(S32)、そこで、保険期間の
更新(延長)の要否のユーザに問う(S33)。ユーザが
保険期間の更新(延長)の操作を行うと、携帯電話機1
00は、それを受け付けて、期間更新(延長)申込み情報
を保険契約コンピュータ300に送る(S34)。この期
間更新(延長)申込み情報には、保険加入者IDや契約コー
ドの他に、延期された停止予定日時を示した保険期間情
報が含まれている。
【0109】保険契約コンピュータ300は、期間更新
(延長)申込み情報を受信すると(S35)、加入者情報確
認を行って正規の保険加入者からの申込みであるこを確
認した上で(S36)、その期間更新(延長)申込み情報に
基づいて、記憶装置400に記憶されている保険期間の
停止予定日時を延期された日時に更新する(S37)。
【0110】その後、携帯電話機100は、現在保険期
間中であることや、保険期間の開始日時や更新後の停止
予定日時などを示した保険状況画面を表示する(S3
8)。
【0111】その後、保険契約コンピュータ300は、
更新後の停止予定日時がある程度近づいた(例えば、停
止予定日時の2時間前になった)ことを検出すると(S4
0)、再び、保険停止予告情報を携帯電話用の電子メー
ルなどで携帯電話機100に送信する(S41)。その保
険停止予告情報には、延期された停止予定時刻が含まれ
ている。携帯電話機100は、保険停止予告情報を受信
してその内容を表示し(S42)、そこで、保険期間の更
なる更新(延長)の要否のユーザに問う(S43)。ユー
ザが保険期間の更新(延長)の操作を行わなければ、保
険期間の更なる更新は行われない。
【0112】その後、保険契約コンピュータ300は、
更新後の停止予定日時が到来したことを検出すると(S4
5)、保険期間を停止させ、開始日時と停止日時から保
険期間の時間数を計算し、その時間数に基づいて保険料
を計算し、それらの計算結果を記憶装置400の保険契
約情報332に記録する(S46)。そして、保険契約コ
ンピュータ300は、保険停止情報を携帯電話用の電子
メールなどで携帯電話機100に送信する(S47)。こ
の保険停止情報には、契約コードや、保険期間、保険料
などが含まれている。こうして、自動的に保険契約の停
止が行われる。
【0113】こうして、自動的に保険契約の停止が行わ
れる。そのため、ユーザが停止操作を忘れても、いつま
でも保険期間が続くということがない。
【0114】ところで、図13に示した処理では、最初
にユーザが保険契約の申込みを行った時に、保険期間の
開始と停止の予定日時を指定し、その後に、その開始予
定日時が来ると自動的に保険期間が開始し、停止予定日
時が来ると自動的に保険期間が停止するようになってい
る。しかし、これに代えて、図4に示した処理のよう
に、ユーザが保険契約の開始申込みを行うと、その時点
で自動的に保険期間が開始し(つまり、保険期間の開始
は図4に示した処理と同じ)、そして、その開始申込み
の際に保険期間の停止予定日時(又は、保険期間の長
さ)を指定しておき、その停止予定日時が来ると自動的
に保険期間が停止するようにしてもよい。また、携帯電
話機100からの申込みによる保険期間の更新は、延長
だけでなく、短縮も許可するようにしてもよい。
【0115】また、図13の処理では、保険停止予告を
保険契約コンピュータ300から携帯電話機100に対
して行ったが、それに代えて、携帯電話機100が保険
期間を管理して適時に保険停止予告をユーザに対して行
うようにしてもよい。
【0116】図14は、上記の何れに実施形態にも適用
できる保険契約コンピュータ300に搭載され得る付加
的な処理機能を示す。
【0117】図14に示す処理は、携帯電話機100か
ら保険期間を制御する機能を活用して、重大な保険事故
の発生可能性を察知し、関係者に遅滞なく連絡するため
のものである。
【0118】図14に示すように、保険契約コンピュー
タは、保険契約の開始申込み時などに、ユーザから保険
期間の停止予定日時と、非常連絡先(例えば、家族、職
場などの電子メールアドレス、電話番号、住所など)
と、待ち時間(例えば、24時間、36時間など)の指
定をユーザから受けて、それを記録しておく(S201)。
なお、非常連絡先の指定は、例えば、ユーザが携帯電話
機100から保険契約の開始申込みを行う際に、携帯電
話機100内のアドレス帳から所望の人を非常連絡先と
して選べるようにすれば、簡単である。
【0119】その後、保険契約コンピュータは、指定さ
れた停止予定日時が到来すると(又は、図13に示した
処理のように停止予定日時が近づくと)(S202)、その
旨を携帯電話用電子メールなどでユーザの携帯電話機1
00に通知して(S203)、ユーザに保険期間の延長又は
停止の申込みのための通信を遅滞なく行うように催促す
る。
【0120】その通信催促を行った後、保険契約コンピ
ュータ300は、ユーザの携帯電話機100にから一切
の通信を受けることなしに、指定された停止予定日時か
ら更に指定された待ち時間が経過すると(S204)、ユー
ザをして連絡不能に陥れるような事故が発生した可能性
があると判断して、指定された非常連絡先に電子メール
又は電話などを使って通知して(S205)、ユーザの状態
の確認を依頼する。このとき同時に、保険契約コンピュ
ータ300は、保険期間を自動的に停止してもよい(後
のユーザの申し立てで、その停止を取り消せるようにし
てもよい)。また、もし、図7〜図10に示すような方
法でユーザの位置情報を保険契約コンピュータ300が
把握していた場合には、その位置情報も非常連絡先へ通
知したりしてもよい。さらには、事故者救出サービスを
行う所定の機関に対しても、保険契約コンピュータ30
0から、事故発生の可能性があることやユーザの位置情
報なども、電子メールやその他の電子的手段で自動的に
通知してもよい。
【0121】また、保険事故が発生した場合にユーザ本
人に代わって保険金請求などの手続を行う特定者(上記
の非常連絡先と同じでも別でも良い)の連絡先も、保険
加入登録の際又は保険開始申込みの際にユーザから保険
コンピュータ300が受け取って記録しておいてもよ
い。そして、保険開始申込みの受付が完了した時、保険
期間中の適当時期、保険期間を停止した時、或いは、保
険事故の発生事実若しくはその可能性を認知したとき等
の所定の時期に、保険契約の契約番号や契約コードや各
種保険条件などの保険金請求手続を行うのに必要な契約
情報を、保険コンピュータ300からその特定者へ、電
子メール又は郵送などで通知するするようにしてもよ
い。
【0122】上述の機能により、保険事故が発生したと
きの対応がより確実になり、保険商品の信頼性が向上す
る。
【0123】図15は、GPSや上述の特定装置等を利用
してユーザ(携帯電話機)の位置や移動距離を検出する
場合、携帯電話の電源が切れていたり、紛失したり、旅
行中に電池切れになったり(充電器は持っていない)し
た場合の対策に関する処理流れを示す。
【0124】図15において、ステップS20までの流
れ、つまり、携帯電話機100からの位置情報を用いて
保険契約コンピュータ300が料金計算などを行うまで
の流れは、既に説明した図8に示した流れと同じであ
る。保険契約コンピュータ300は、定期的に又は随時
に(例えば、携帯電話機100から位置情報が来ない状
態が一定時間以上続いたとき)、保険期間中の携帯電話
機が正常に稼動しているか否かをチェックする(S5
1)。その結果、所定の期間(例えば24時間、3日間
などであり、保険の種類によって違えてもよい)にわた
って携帯電話機100が正常に稼動していないことが認
識されたとき、保険契約コンピュータ300は、携帯電
話機100に定常的異常(電池切れ、故障など)が発生
したと判断する(S52)。すると、保険契約コンピュー
タ300は、記憶装置400より、加入時に予め定めた
異常時用の保険条件(保険期間及び料金計算基準など)
を読み出し、それをこの保険契約に適用する(S53)。
そして、保険契約コンピュータ300は、携帯電話機1
00の現在の状況と関係無しに、異常時用の保険条件に
基づいてその保険契約を制御する。例えば、異常時用の
保険契約が満了した時点でその保険を自動的に終了させ
たり(S54)、位置情報が最後に受信された後の残りの
保険期間については異常時用の料金計算基準で保険料を
計算して、最終的な保険料を算出する(S55)などの制
御を行う。
【0125】なお、定常異常が検出された場合に、上記
のように異常用の保険条件を適用する前に、保険契約コ
ンピュータ300から、電話やパーソナルコンピュータ
を用いた電子メールやWWW(ワールドワイドウェブ)な
どの代替の通信方法でユーザとの通信を試みて、それに
より、ユーザと通信できれば、又は、ユーザが自発的に
連絡してくれば、そこでユーザと通信した結果に従って
保険契約の終了制御や料金計算を行ない、また、それで
もユーザとの通信ができなければ、上記のように異常用
の保険条件で制御するようにしてもよい。また、このよ
うな携帯電話機100の故障・紛失・電池切れの際に、
上記の代替の通信方法でユーザと通信するコールセンタ
又はインターネット上のサーバが、ユーザと通信できた
とき、ユーザから認証情報(ユーザ名、ユーザ電話番
号、生年月日、又はパスワード)を受けて本人であるこ
とを確認した上で、保険の制御を行うようにすることが
望ましい。
【0126】以上、本発明の実施形態を説明したが、こ
れは本発明の説明のための例示であり、この実施形態の
みに本発明の範囲を限定する趣旨ではない。従って、本
発明は、その要旨を逸脱することなく、他の様々な形態
で実施することが可能である。
【0127】例えば、上記の実施形態では、保険契約の
成立/終了と保険期間の開始/停止とは明確に区別さ
れ、予め成立している保険契約について、携帯電話機1
00からの指示で保険期間の開始/停止の制御が行われ
るようになっている。しかし、必ずしもそうでなければ
ならないわけではなく、例えば、携帯電話機100から
の開始指示により、予め取り決めた契約内容での保険契
約自体の成立とその保険期間の開始とが同時に発生し、
また、携帯電話機100からの終了指示により、その保
険期間の終了とその保険契約自体の終了とが同時に生じ
るようになっていてもよい。
【0128】また、上述の実施形態では、ユーザの人定
情報などの保険契約を成立させるのに必要な情報は予め
保険契約コンピュータ側の記憶装置に登録されている
が、必ずしもそうでなければならないわけではない。例
えば、ユーザの携帯電話機に予め登録されている人定情
報などを保険契約コンピュータが受け取ってそれを利用
してもよいし、或いは、ユーザの所持するICカードなど
の外部装置に人定情報などを記録しておいて、それを必
要に応じて保険契約コンピュータに提供するようにして
もよい。
【0129】また、上記の実施形態では、保険契約の期
間的条件として保険期間を、また、金銭的条件として保
険料や保険金額を例に挙げて説明した。しかし、現在又
は将来の多種多様な保険商品の中には、保険期間以外の
期間的条件や、保険料や保険金額以外の金銭的条件をも
つ商品があるであろう。そのような保険商品の期間的条
件や金銭的条件に関しても、本発明に従った制御が適用
できる。
【0130】また、上記実施形態では、携帯電話機は保
険期間の現在の状態などを画面を用いてユーザに知らせ
ているが、画面と併せて又は画面に代えて、音声やLED
などのランプ表示などを用いてユーザに知らせてもよ
い。また、ユーザに知らせる情報には、保険期間の現在
状態だけでなく、保険期間開始から現在までの累積時
間、現在位置、移動距離など、様々な情報をユーザに知
らせるようにしてもよい。
【0131】
【発明の効果】本発明によれば、携帯型端末装置を用い
た簡単な手続で、所定の保険条件をユーザの事情に応じ
て調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る保険契約システム
の全体構成を示すブロック図。
【図2】 この実施形態で使われる携帯電話機の構成を
示すブロック図。
【図3】 この実施形態で使われる保険契約コンピュー
タのの構成を示すブロック図。
【図4】 この実施形態における保険契約の開始から停
止までの処理の流れを示すシーケンス図。
【図5】 保険契約の開始の処理において携帯電話10
0に表示されるグラフィカルユーザインタフェース画面
の例を示す図。
【図6】 保険契約の終了の処理において携帯電話10
0に表示されるグラフィカルユーザインタフェース画面
の例を示す図。
【図7】 本発明の第2の実施形態にかかる保険契約シ
ステムの全体構成を示すブロック図。
【図8】 この実施形態における保険契約の開始から停
止までの処理の流れを示すシーケンス図。
【図9】 測位のための別の特定装置の例を示したブロ
ック図。
【図10】 測位や距離計算などを自分で行ってその結
果を携帯電話機100に伝える特定装置の例を示した
図。
【図11】 携帯電話機100のユーザインタフェース
の構成例を示す図。と、保険契約制御処理の大まかな流
れをそれぞれ示す。
【図12】 図11の携帯電話機の保険契約制御処理の
大まかな流れを示すフローチャート。
【図13】 保険契約の開始から停止までの処理の変形
例の流れを示すシーケンス図。
【図14】 保険契約コンピュータ300に搭載され得
る付加的な処理機能のフローチャート。
【図15】 GPS等を利用してユーザ(携帯電話機)の
位置や移動距離を検出する場合、携帯電話の電源が切れ
ていたり、紛失したり、旅行中に電池切れになったりし
た場合の対策に関する処理流れを示すフローチャート。
【符号の説明】 100 携帯電話機 111 保険キー 120 全体制御部 121 保険契約制御部 122 記録手段 130 特定装置通信部 200 無線通信網 201、202、203 無線基地局 300 保険契約コンピュータ 310 通信部 320 保険契約制御部 321 保険情報記録制御部 322 加入者確認処理部 331 保険加入者情報 332 保険契約情報 333 保険料金情報 500 一般通信網 600 GPS衛星システム 700 車載の特定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜崎 健一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所モバイル開発本部内 (72)発明者 森 直樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所モバイル開発本部内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの保険契約をコンピュータを用い
    て管理する保険契約システムであって、 前記ユーザの所持する携帯型移動通信端末から前記保険
    契約についての保険制御信号を受信する信号受信手段
    と、 受信した前記保険制御信号を応答して、前記保険契約に
    かかる期間的条件を制御する保険制御手段とを備えた保
    険契約システム。
  2. 【請求項2】 前記保険制御手段が、受信した前記保険
    制御信号に応答して、前記保険契約の成立又は終了も制
    御する請求項1記載の保険契約システム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザの氏名や住所などの人定情報
    を予め記憶している記憶手段をさらに備え、 前記保険制御手段は、前記保険契約に関わる制御を行な
    うとき、必要に応じて前記記憶手段に記憶された前記ユ
    ーザの人定情報を参照し、 それにより、前記携帯型移動通信端末から前記保険制御
    信号を発信する際、前記ユーザの人定情報を前記携帯型
    移動通信端末に入力することが不要である請求項1又は
    2に記載の保険契約システム。
  4. 【請求項4】 前記保険制御手段が、さらに、制御され
    た前記期間的条件に応じて前記保険契約にかかる金銭的
    条件を制御する請求項1記載の保険契約システム。
  5. 【請求項5】 前記信号受信手段が、さらに、前記携帯
    型移動通信端末の位置又は移動距離に関わる情報信号を
    受信し、 前記保険制御手段が、さらに、前記位置又は移動距離に
    関わる情報信号に応答して前記保険契約にかかる金銭的
    条件を制御する請求項1記載の保険契約システム。
  6. 【請求項6】 前記信号受信手段が、さらに、前記携帯
    型移動通信端末と所定の特定装置との間の距離的関係に
    関わる情報信号を受信し、 前記保険制御手段が、さらに、前記距離的関係に関わる
    情報信号に応答して前記保険契約にかかる期間的条件又
    は金銭的条件を制御する請求項1記載の保険契約システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記信号受信手段が、さらに、前記ユー
    ザによる特定の交通手段の使用状態に関わる情報信号を
    受信し、 前記保険制御手段が、さらに、前記交通手段の使用状態
    に関わる情報信号に応答して前記保険契約にかかる期間
    的条件又は金銭的条件を制御する請求項1記載の保険契
    約システム。
  8. 【請求項8】 前記信号受信手段が、さらに、一度制御
    された前記期間的条件に対する更新要求信号を前記携帯
    型移動通信端末から受信し、 前記保険制御手段が、さらに、前記更新要求信号に応答
    して前記期間的条件を更新する請求項1記載の保険契約
    システム。
  9. 【請求項9】 前記ユーザの所望する特定の連絡先へ、
    前記保険契約についての所定の情報を自動的に通知する
    保険内容通知手段をさらに備えた請求項1記載の保険契
    約システム。
  10. 【請求項10】 前記携帯型移動通信端末の通信状況を
    監視して、前記ユーザの事故の発生を推測する事故推測
    手段と、 前記事故の発生が推測されたとき、所定の連絡先へ通報
    する事故通報手段とを備えた保険契約システム。
  11. 【請求項11】 コンピュータを用いてユーザの保険契
    約を制御する方法であって、 前記ユーザの所持する携帯型移動通信端末から前記保険
    契約についての保険制御信号を受信するステップと、 受信した前記保険制御信号を応答して、前記保険契約に
    かかる期間的条件を制御するステップとを備えた保険契
    約の制御方法。
  12. 【請求項12】 ユーザが保険契約を制御するために使
    用する携帯型移動通信端末であって、 前記保険契約を管理する保険契約コンピュータに前記ユ
    ーザを識別させるためのユーザ識別情報を記憶した記憶
    手段と、 前記ユーザの操作に応答して、前記保険契約コンピュー
    タに接続して、前記保険契約にかかる期間的条件を制御
    するための保険制御信号を前記保険契約コンピュータに
    送信する制御信号送信手段と、を備えた携帯型移動通信
    端末。
  13. 【請求項13】 前記保険制御信号を前記保険契約コン
    ピュータに送信する際、前記記憶手段に記憶されている
    前記ユーザ識別情報を前記保険契約コンピュータに送信
    し、それにより、前記ユーザの人定情報を前記携帯型移
    動通信端末に入力する操作を不要とする請求項12記載
    の携帯型移動通信端末。
  14. 【請求項14】 前記携帯型移動通信端末の位置又は移
    動距離に関する情報信号を生成する手段と、 生成された前記位置又は移動距離に関する情報信号を前
    記保険契約コンピュータに送信する手段とを更に備えた
    請求項12記載の携帯型移動通信端末。
  15. 【請求項15】 所定の特定装置と前記携帯型移動通信
    端末との間の距離的関係に関する情報信号を生成する手
    段と、 生成された前記距離的関係に関する情報信号を前記保険
    契約コンピュータに送信する手段とを更に備えた請求項
    12記載の携帯型移動通信端末。
  16. 【請求項16】 前記ユーザによる特定の交通手段の使
    用状態に関する情報信号を生成する手段と、 生成された前記特定の交通手段の使用状態に関する情報
    信号を前記保険契約コンピュータに送信する手段とを更
    に備えた請求項12記載の携帯型移動通信端末。
  17. 【請求項17】 前記保険契約の前記期間的条件の現在
    状態を画面、音又はランプを用いてユーザに知らせる手
    段を更に備えた請求項12記載の携帯型移動通信端末。
  18. 【請求項18】 前記ユーザが操作する一つの保険キー
    を備え、 前記保険キーのみで前記保険制御手段を操作可能な請求
    項12記載の携帯型移動通信端末。
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