JP2003167909A - 情報検索サービスシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の条件入力を案内する予め用意された条
件入力画面に従って迅速に一括入力することができ、短
時間に所望情報の抽出および表示を得ること。 【解決手段】 システムの提供するサービスに関する基
本情報データベース部と、該基本情報データベース部に
関連する検索詳細情報を系統立てて記憶する情報データ
ベース部と、該情報データベース部を利用者の入力する
条件に応じて検索する抽出条件システム部とを備え、メ
ール機能を介しての利用者からのアクセスに応じて所望
カテゴリーに必要な検索条件を並列的に一括入力可能な
条件入力画面をシステム側から利用者の携帯情報端末表
示部に伝送し、メール機能を介して伝送された前記条件
入力画面に対し利用者による検索条件が検索実行可能な
レベルに達したと判断された後に検索を実行し、その結
果得られた検索結果を利用者側メール受信部に伝送する
ことにより、所望検索を少ない条件入力操作で短時間に
実施することを特徴とする携帯端末のメール機能を活用
した情報検索サービスシステム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話ならびに
電子情報処理装置等の携帯端末のメール機能を介して各
種データベース等を活用し、利用者の要求に応じて対象
物または対象サービスに関する情報を迅速かつ簡易に検
索・提供するするための、携帯端末のメール機能を活用
した情報検索サービスシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、コンピュータ技術の驚異的発達と
インターネットに代表される各種情報伝達手段の絶え間
ない発展に支えられて、多くの新規ビジネス形態が提案
され、実用に供されつつある。

【０００３】近年、携帯電話が広く普及し、パーソナル
コンピュータの所有率を超え、人口の５０％以上が所有
しているとのデータが示されている。携帯電話サービス
提供会社も複数あり、それぞれ豊富なサービス提供を行
っている。この種の豊富な携帯電話サービスの中で、特
に広く利用されるサービスとしてｉモード、EZ web、
Ｊ-SKYのようなメール機能がある。

【０００４】このようなメール機能は、一般にパケット
通信機能を利用することにより、携帯電話を本来の音声
サービス装置から文字・画像等を取り扱う小形の総合情
報端末へと進化させたものといえる。各携帯電話会社に
よって種々のコンテンツがあり、接続時間にかかわらず
データ量によって課金するパケット通信特有の料金体系
から低廉な費用で利用可能であるため、爆発的に普及し
ている。

【０００５】この種メール機能によるサービスでは、イ
ンターネット、ｅメール、個人情報管理システム等に容
易にアクセスすることができ、さまざまなサービスを享
受することができる。さらに、公式サイトと称される提
携情報サービス提供者（ＩＰ）によるモバイルバンキン
グ、株式売買、チケット類の予約、各種サービス業・店
舗等の利用案内、書籍の注文などがある。また、インタ
ーネット経由での勝手サイトと称されるホームページの
閲覧なども自由に利用することができ、サービス内容も
広範囲に及び、金融、物流、情報、オークションないし
は逆オークション、人材管理、エキスパート検索システ
ム等々も利用可能である。

【０００６】このように各種提案されている携帯電話の
メール機能のサービスでは、希望する対象を検索する場
合、検索モードを選択した後、階層ごとに逐次検索条件
を入力しながら選択を進めて、最終的に目的に到達する
ように運用されている。一例として希望する食べ物店を
検索する場合、サービスカテゴリー中から「グルメサイ
ト」を選択し、次いで希望するジャンル、例えば和・洋
・中華、寿司、そば・うどん、エスニック等を選択し、
以後、順序はまちまちであるが来店希望人数、食事の目
的、例えば食事・歓談、歓送迎会、祝勝会、職場・学校
等のグループの食事会、カップルの食事等々を選択し、
利用希望地域を、地方→都道府県→市区町村、メニュー
および料金範囲等のように順次選択をしてゆき、得られ
た検索結果の表示から目的に合致する店舗を選択するよ
うな複雑な手順が必要となる。

【０００７】このような通常の検索では、それぞれの階
層ごとに逐次入力に応じて１ステップずつ進行する選択
操作が必要となる。このように検索条件を、先に得られ
た内容から追加的に繰返し入力するための煩雑な操作が
必要であり、それぞれの情報入力およびそれに対応する
結果表示の都度、送受信が繰り返される結果、通信料金
もそれぞれ積算されてしまうことから利用コストが嵩ん
でしまう欠点がある。また、このようなカテゴリーやジ
ャンルや条件の選択に不慣れな利用者にあっては、適切
な選択操作に行き詰まり、結果を見てから再度遡ってや
り直さなければならないような事態も出てくることが予
想され、不親切なシステムとなる可能性があった。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
のような背景を踏まえて、複数の条件入力を案内する予
め用意された条件入力画面にしたがって迅速に一括入力
することができ、短時間に所望情報の抽出および表示が
得られる、携帯端末のメール機能を活用した情報検索サ
ービスシステムを提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の課題は、システ
ムの提供するサービスに関する基本情報データベース部
１２と、該基本情報データベース部に関連する検索詳細
情報を系統立てて記憶する情報データベース部１４と、
ならびに該情報データベース部を利用者の入力する条件
に応じて検索する抽出条件システム部２２とを備え、メ
ール機能を介しての利用者からのアクセスに応じて所望
カテゴリーに必要な検索条件を並列的に一括入力可能な
条件入力画面をシステム側から利用者の携帯情報端末表
示部に伝送し、メール機能を介して伝送された前記条件
入力画面に対し利用者による検索条件が検索実行可能な
レベルに達したと判断された後に検索を実行し、その結
果得られた検索結果を利用者側メール受信部に伝送する
ことにより、所望検索を少ない条件入力操作で短時間に
実施する、携帯端末のメール機能を活用した情報検索サ
ービスシステムによって解決される。

【００１０】なお、本発明の課題は、前記メール機能が
携帯電話利用のメール機能である場合に、より有利に解
決される。しかしながら、その他、各種モバイルツール
に付帯するメール機能であっても全く同様に解決可能で
ある。

【００１１】前記基本情報データベース部１２はサービ
ス内容に適合する情報を網羅する内容であり、前記情報
データベース部１４は前記基本情報データ部に格納され
ている情報を検索するに際して必要となるインデックス
を網羅するものである場合に有利な結果が得られる。

【００１２】本発明にかかる情報検索・提供システムに
おいて、検索対象となる基本情報データベース部１２
は、本システムの管理下にある検索システム内に収納し
ておくと管理および情報の更新・メンテナンス等の点で
有利である。しかしながら、本システム利用団体の機密
事項に相当するデータを包含するようなケースにあって
は、該基本情報データベース部を利用者側の管理下にお
き、システム内の検索詳細情報を含む情報データベース
部からライン経由で検索を実行するように構成すること
も可能である。

【００１３】本発明にかかる携帯情報端末のメール機能
活用を活用した情報検索サービスシステムのシステム管
理者は、当該システム全体を統括することはもとより、
メール機能を介してアクセス可能な利用者との契約およ
び／またはシステムとのタイアップによって提供される
サービスに関するスポンサーとの契約などについて管理
する。

【００１４】本発明にかかる携帯情報端末のメール機能
を活用した情報検索サービスシステムの利用形態は、様
々の可能性があるが、本システムが物品の販売やサービ
スの提供を行う企業・団体等と契約し、販売・サービス
等に関する基本情報の提供を受けて基本情報データベー
スを作成し、さらにこの基本情報データベースの検索に
適合する情報データベースを形成して、不特定多数の利
用者による検索・利用を支援するものである。例えば、
従来のグルメサイトやチケット類の販売システムのよう
に、情報提供すべき依頼者のデータを予め収集してお
き、利用者からの携帯情報端末のメール機能によるアク
セスに応じて、本システム側から提供する特有の条件入
力画面に所要条件を一括入力することにより、きわめて
短時間に希望する情報を検索し、検索結果がメール機能
を介して提供されるものである。

【００１５】他の事例として、卸売業において商品在庫
・納期の組み合わせに関するデータをシステム側の基本
情報データベースに格納しておき、メール機能による利
用者のアクセスに応じて検索し、可能な範囲で納品を依
頼するようなケースが考えられる。このようなケースで
は、例えば建築関係の現場等から所要資材の在庫、種
類、価格、納期等を携帯端末のメール機能によって検索
・確認し、現場作業の遅延を回避することができる。こ
のようなアクセス地域が不特定の場合には、携帯端末が
通信圏外となることもあり得るが、予め圏内において検
索・確認をしておき、メール内容を保存しておくことに
より容易に対応可能である。かかるサービス運営に関す
る費用は、商品の販売やサービスの提供を行う依頼者が
システム側に支払う。

【００１６】さらに、金融・証券業界、商品取引、保険
業等の営業員にとって必要となるデータを提供するシス
テムとして利用することも可能である。かかるケースで
は、所属する企業、団体等の所有するデータ類を基本情
報データベースに格納しておく。このような利用形態で
は、データ所有・管理者によって適時更新された顧客等
の最新データが、メール機能を利用して何処からでも、
時刻の制限なく、僅かな操作できわめて短時間に検索
し、営業活動に活用することができる。なお、かかる利
用形態にあっては、基本情報データベースに格納される
顧客データは企業・団体等の機密事項を包含する可能性
が多いため、少なくとも基本情報データベース部は、か
かるデータの所有者である企業・団体等に設置する情報
システム内に設置することができる。その結果、機密内
容の保護や情勢の変化に応じて適時実施される更新処理
が適切に行われることになり、離隔位置から常に最新の
データを検索することが可能となって利用性が向上す
る。

【００１７】本発明にかかる検索システムによれば、運
輸交通機関のチケット販売、演劇・音楽会等のチケット
販売、飲食・宿泊施設等利用の予約、不動産の賃貸・販
売、バーチャルデパート（各種通信販売）、信用調査、
書類発注・取得サービス、幼児・要介護者等の送迎、資
材・部品・工具等の発注・補充、食材・調理材類の発注
・配送、ハイヤー・タクシーの予約・利用、洗濯・清掃
・保守・警備等各種役務サービスやアウトソーシング業
務の委託等々の分野において有利に利用できる。

【００１８】なお、基本情報データベースをシステム管
理者の管理下におくか、依頼者側におくかは全く任意で
あり、いずれにしてもシステムからの制御によって運用
されることに変わりはない。いずれの場合であっても、
本システム側では利用者が条件入力を行いやすい条件入
力画面を提供し、この表示画面ならびに付随するガイダ
ンスによって所要条件を一括入力した後にメール送信を
行うことにより、システム内の詳細検索情報にそって検
索が行われ、メール機能を備えた通信端末の表示画面に
対して短時間で検索結果を表示することができる。な
お、表示画面に得られる検索結果は、プリンタや記憶装
置等による記録または記憶も可能であり、その後条件を
変えて改めて行われる検索結果と比較対照するように構
成することも可能である。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、添付図を参照しながら本発
明にかかる携帯端末のメール機能を活用した情報検索サ
ービスシステムについて開示する。図１は本発明にかか
る携帯端末のメール機能を活用した情報検索サービスシ
ステムにおける情報検索システムＳｙおよびインターネ
ットに代表される通信回線によってアクセス可能な利用
者の携帯端末Ｔ１とが示されている。なお、その他複数
の利用者の携帯端末Ｔ２、Ｔ３、・・・ＴＮは、単なる
方形枠によって略示している。

【００２０】システムＳｙには、検索サービスを行うた
めの基本となる基本情報データベース１２およびこのデ
ータベース１２に格納されているデータを検索するため
の詳細情報を包含する情報データベース部１４が含まれ
る。ただし、これらデータベース部１２および／または
情報データベース部１４の物理的設置場所は必ずしもシ
ステムＳｙ内に限定されるものではなく、利用者側や第
三者の管理可能な箇所に設置することも可能である。い
ずれの場合であっても、全体の運用及び保守は本システ
ム全体の統合管理を行うシステム管理者Ｍによって行わ
れる。

【００２１】情報検索サービスシステムＳｙは、利用者
の操作する携帯端末のメール機能との間で所要事項や検
索内容の送受信を行う通信機能を備えている。インター
ネットを介して利用者からの一括入力された検索条件を
受信するデータ受信部１６、外部通信データ発信部１８
がこれに相当する。データ受信部１６が受信した内容を
本システムに適合する形式に変換するデータ内容変換部
２０や、このように変換されたデータからデータベース
に対する抽出条件を形成する抽出条件システム部２２が
あり、情報データベース部１４に適合する信号を生成す
る。また、基本情報データベース１２から検索出力され
たデータは情報データベース部１４を介して抽出データ
受信部２４によって受信され、外部通信データ送信部１
８を介してメール機能により外部利用者の携帯端末Ｔ
１、Ｔ２、Ｔ３・・・ＴＮに伝送される。

【００２２】利用者側携帯端末Ｔ１、Ｔ２、Ｔ３、・・
・ＴＮは、典型的なメール機能を備えた携帯電話から明
らかなように、送信ユニット２６と受信ユニット２８を
備えている。なお、これら各部に関し、ここでは本シス
テムを利用するために必要となる機能に限定して説明
し、通常の電話機能についての説明は省略する。送信ユ
ニット２６は、条件入力画面に沿って一括入力された情
報から所要条件を取出す検索条件抽出および入力システ
ム部３０ならびに検索条件送信システム３２から構成さ
れる。検索条件送信システム３２は、インターネットを
介して情報検索サービスシステムＳｙに適時アクセス可
能である。

【００２３】受信ユニット２８は、インターネットを介
してメール機能により検索結果としての抽出情報を受け
取る抽出情報受信部３４と、このように受信された抽出
情報を表示する抽出情報表示部３６と、このような表示
情報と外部との間の情報連携を行う情報連携システム部
３８とから構成される。なお、表示部３６は、検索・サ
ービスを受けて表示する大きな機能を発揮するため受信
部側に含ませているが、抽出条件入力その他の操作にお
いて所要表示機能を発揮することは言うまでもない。さ
らに本実施例では、条件の入力を行った送信部と得られ
た抽出情報を受信する受信部とを同一携帯端末に属する
ものとしているが、この受信部は通常のメール機能の受
信部であるため、他の受信先に転送するように設定する
ことも可能である。

【００２４】図２は、サービス提供企業の所有する既存
の基本情報データベース１２を、本システム運用・管理
者（個人的なグループであるか会社組織であるか等を問
わない）のメール検索システムデータベース１４によっ
て管理し、利用者グループの携帯端末Ｔ１、Ｔ２、Ｔ
３、・・・ＴＮからのアクセスに応じて検索を実行す
る、本システムにおける検索およびサービスを実行する
システム構成を示すものである。

【００２５】これに対して図３のシステム構成では、基
本情報データベース１２ならびにメール検索システムデ
ータベース１４ともにサービス提供企業内に設置し、通
常のシステム運用ならびに保守を同企業側で実行し、全
体のシステム運用管理ならびにトラブル時の対応につい
てのみシステム運用管理者Ｍが対応するシステム構成を
示すものである。さらに、第三者が保有する基本情報デ
ータベース１２を、システム運用管理者Ｍが運用管理す
るような構成で、サービス提供企業自体はシステム運用
には直接タッチしないような運用も可能である。

【００２６】以下、本発明にかかる携帯端末のメール機
能を活用した情報検索サービスシステムの運用事例につ
いて説明する。図４は本発明かかるシステムにより、目
的とする映画上映中の映画館を検索する際の使用例を示
すものである。図４（Ａ）のメール作成にあたっては、
検索カテゴリー指定操作（図示していない）にしたがっ
て、メール宛先、題名、本文等の入力項目を明示した条
件入力画面に所望条件を一括入力する。なお、本文の入
力にあたり複数の条件を入力する際は、スラッシュ
（／）で区切りながら必要数入力することができる。こ
のように入力された画面に誤りがないことを確認してメ
ール送信を行う。

【００２７】図４（Ａ）に示すような画面に従う入力を
受信したシステム側では、検索詳細情報に関する情報デ
ータベース部１４を起動して基本情報データベース部１
２を検索し、図４（Ｂ）に示すような検索結果を利用者
の携帯端末の受信部２８に対してメール送信する。ここ
では、興業主体、問い合わせ電話番号、上映館、各客席
数等が含まれ、通常の利用者にとって十分な情報が包含
されている。なお、地理に不安な利用者が地図情報を要
求する場合は、オプションとして「ＭＡＰ」欄を指定す
ることにより、図４（Ｃ）に示すような地図情報を追加
表示するサービスを含めることもできる。このような追
加情報として、例えば、上映期間、曜日毎または時間帯
毎の混雑状況等の付加的情報とすることも可能である。

【００２８】さらに、フロー図を用いて本発明にかかる
システムの基本的機能について説明する。図５は、本シ
ステムを情報照会システムで運用する事例のフロー図を
示すものである。なお、このフローでの事例は利用者が
グルメ店を検索するものと、検索条件は図右上の枠内に
示す、地域、カテゴリー選択、料金範囲とする。

【００２９】携帯端末のメール機能により本システムの
アドレスにアクセスする（ステップＳ１）ことからスタ
ートする。このスタートに際して予めコードまたは文字
入力により、希望検索大項目、本例ではグルメ店検索希
望等を入力する。このアクセスに応じて、本システムか
ら利用者携帯端末の表示部に対し検索条件入力画面を送
信する（ステップＳ２）。この検索条件入力画面には、
例えば、地域（地方、市区町村別）、カテゴリー選
択（和・洋・中華のジャンル別；宴会、デート等の目的
別）、料金範囲等を選択指定し得る各入力領域が表示
される。この場合、本実施例では３箇所の入力領域が示
されているが、内容によってはさらにスラッシュ（／）
やセミコロンで区切りながら複数条件が入力可能であ
り、さらに要すればスクロールしてそれ以上の入力領域
を持たせたものであってもよい。

【００３０】このように表示された入力領域に対して検
索条件の入力が行われるが、第１の検索条件入力（ステ
ップＳ３）でＯＫであれば直ちに、不充分であれば次い
で第２、第３、・・・の検索条件追加入力（ステップＳ
４、Ｓ５、・・・）が同一の検索条件入力表示画面に対
して実行される。これらの検索条件入力画面は、入力条
件の名称等が表示されており、入力内容の過誤、不足等
がないか否かについて検討し、ＯＫであればシステムに
対して送信する。不充分（ＮＧ）であれば入力の修正ま
たは再入力を実施する（ステップＳ６）。

【００３１】検索条件を受信（ステップＳ７）したシス
テムは、内容を基準データと照合して、検索を行うのに
不充分（ＮＧ）であればエラー表示および再入力を要求
する（ステップＳ８）。検索条件としての情報がＯＫで
あれば、情報データベースを介して抽出プログラムを起
動して基本情報データベースの検索を行い（ステップＳ
９）、検索条件に合致する内容があれば条件に適合する
情報を抽出し（ステップＳ１０）、該当情報の送信を行
う（ステップＳ１１）。

【００３２】ステップＳ９の検索によって該当データが
見出せなかった場合は、条件に応じた情報を抽出し（ス
テップＳ１２）、該当なしとして送信する（ステップＳ
１３）。これら検索結果の画面表示は、該当情報の詳細
な内容もしくは該当なしとなる。その結果、利用者は、
検索条件の入力が適切である限り、図５右上部に示した
検索条件を入力画面へ一括入力することにより所望の検
索結果を短時間に少ない操作で得ることができる。本フ
ローでは、入力された検索条件が不備の場合等を示して
はいるが、利用者が本システムに不慣れな場合や理解不
充分の状態を示しているに過ぎず、適切な条件入力によ
り短時間に適切な検索サービスを享受することができ
る。

【００３３】図６は、在庫ならびに納期照会システムに
適用した場合のフロー図であり、図右上にあるような検
索条件（卸売りの場合例えば、日付・在庫照会・商品照
会・納期照会等）を仮定すると、検索カテゴリーを指定
する利用者からのアクセスに応じて、システム側から対
応する入力画面が送信される。また、図７は本発明にか
かるシステムを顧客情報照会システムとして利用する事
例を示すものである。この場合の検索条件は、図右上に
示すような内容（例えば、地域「地方、市区町村別」、
業種別、５０音別等）とすることができる。この事例に
おいても検索カテゴリーを指定する利用者からのアクセ
スに応じて、システム側から対応する入力画面が送信さ
れる。なお、図６および図７に示す事例における、それ
以降の操作、検索、表示等は図５に示す場合と同様であ
るのでその説明は省略する。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる携
帯端末のメール機能を活用した検索サービスシステムに
よれば、現在広く普及している携帯端末のメール機能を
利用することにより、個々の利用者が希望する検索対象
に関する情報を、システムの提示する検索条件を一括入
力することにより、短時間にかつ少ない操作で検索・取
得することができる。

【００３５】このような情報検索システムは、携帯端末
の具備するメール機能を活用するものであり、利用地
域、時間、操作環境等の制限が少なく、広範囲な情報検
索サービスを享受することができる。この場合の検索操
作は、従前から行われている検索条件の逐次入力による
いわゆる対話形式に対して、システムからメール返信に
よって提示される条件入力画面への一括入力で行われる
ため、短時間での情報検索効率の向上が期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる携帯端末のメール機能を活用し
た情報検索システムの基本構成を示すブロック図であ
る。

【図２】本発明にかかる携帯端末のメール機能を活用し
た情報検索システムの構成例を示すシステム構成図であ
る。

【図３】本発明にかかる携帯端末のメール機能を活用し
た情報検索システムの他の構成例を示すシステム構成図
である。

【図４】本発明に携帯端末のメール機能を活用した情報
検索システムによる検索条件入力及び結果表示の実施例
を説明する画面表示例である。

【図５】本発明にかかる携帯端末のメール機能を活用し
た情報検索システムにおける第１の実施例の動作状態を
示すフロー図である。

【図６】本発明にかかる携帯端末のメール機能を活用し
た情報検索システムにおける第２の実施例の動作状態を
示すフロー図である。

【図７】本発明にかかる携帯端末のメール機能を活用し
た情報検索システムにおける第３の実施例の動作状態を
示すフロー図である。

【符号の説明】

Ｔ１、Ｔ２、Ｔ３、・・・ＴＮ 利用者携帯端末 Ｓｙ 情報検索サービスシステム Ｍ システム管理者 １２ 基本情報データベース １４ 情報データベース部（メール検索システムデー
タベース） １６ データ受信部 １８ 外部通信データ送信部 ２０ データ内容変換部 ２２ 抽出条件システム部 ２４ 抽出データ受信部 ２６ 送信ユニット ２８ 受信ユニット ３０ 検索条件抽出および入力システム部 ３２ 検索条件送信システム部 ３４ 抽出情報受信部 ３６ 表示部（抽出情報表示部） ３８ 情報連携システム部（外部との連携システム
部）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｑ 7/38 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０９Ｍ (72)発明者 吉野 孝夫 東京都千代田区西神田二丁目５番７号 株 式会社ジオン内 Ｆターム(参考） 5B075 PP13 PP26 5K067 AA34 BB04 BB21 DD51 EE02 EE16 FF01

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 システムの提供するサービスに関する基
   本情報データベース部と、該基本情報データベース部に
   関連する検索詳細情報を系統立てて記憶する情報データ
   ベース部と、該情報データベース部を利用者の入力する
   条件に応じて検索する抽出条件システム部と、を備え、
   メール機能を介しての利用者からのアクセスに応じて所
   望カテゴリーに必要な検索条件を並列的に一括入力可能
   な条件入力画面をシステム側から利用者の携帯情報端末
   表示部に伝送し、メール機能を介して伝送された前記条
   件入力画面に対し利用者による検索条件が検索実行可能
   なレベルに達したと判断された後に検索を実行し、その
   結果得られた検索結果を利用者側メール受信部に伝送す
   ることにより、所望検索を少ない条件入力操作で短時間
   に実施することを特徴とする、携帯端末のメール機能を
   活用した情報検索サービスシステム。
2. 【請求項２】 前記メール機能が携帯電話利用のメール
   機能であることを特徴とする、請求項１に記載の携帯端
   末のメール機能を活用した情報検索サービスシステム。
3. 【請求項３】 前記基本情報データベース部はサービス
   内容に適合する情報を網羅する内容であり、前記情報デ
   ータベース部は前記基本情報データ部に格納されている
   情報を検索するに際して必要となるインデックスを網羅
   するものであることを特徴とする、請求項１または２の
   いずれかに記載の携帯端末のメール機能を活用した情報
   検索サービスシステム。
4. 【請求項４】 前記基本情報データベース部が、本シス
   テムの管理下にある検索システム内に収納されているこ
   とを特徴とする、請求項１または２のいずれかに記載の
   携帯端末のメール機能を活用した情報検索サービスシス
   テム。
5. 【請求項５】 前記基本情報データベース部を利用者側
   の管理下におき、システム内の検索詳細情報を含む情報
   データベース部からライン経由で検索を実行するように
   構成したことを特徴とする、請求項１または２のいずれ
   かに記載の携帯端末のメール機能を活用した情報検索サ
   ービスシステム。
6. 【請求項６】 前記基本情報データベース部に格納され
   るデータが、情報照会用のデータであることを特徴とす
   る、請求項１ないし５のいずれかに記載の携帯端末のメ
   ール機能を活用した情報検索サービスシステム。
7. 【請求項７】 前記基本情報データベース部に格納され
   るデータが、在庫・納期照会用のデータであることを特
   徴とする、請求項１ないし５のいずれかに記載の携帯端
   末のメール機能を活用した情報検索サービスシステム。
8. 【請求項８】 前記基本情報データベース部に格納され
   るデータが、顧客情報照会用のデータであることを特徴
   とする、請求項１ないし５のいずれかに記載の携帯端末
   のメール機能を活用した情報検索サービスシステム。