JP2003167193A - パノラマ撮像レンズ - Google Patents

パノラマ撮像レンズ

Info

Publication number
JP2003167193A
JP2003167193A JP2001364787A JP2001364787A JP2003167193A JP 2003167193 A JP2003167193 A JP 2003167193A JP 2001364787 A JP2001364787 A JP 2001364787A JP 2001364787 A JP2001364787 A JP 2001364787A JP 2003167193 A JP2003167193 A JP 2003167193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
reflecting
image pickup
light incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001364787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3377995B1 (ja
Inventor
Sada Doi
貞 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tateyama R & D Kk
Original Assignee
Tateyama R & D Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tateyama R & D Kk filed Critical Tateyama R & D Kk
Priority to JP2001364787A priority Critical patent/JP3377995B1/ja
Priority to TW091103892A priority patent/TW578008B/zh
Priority to KR10-2002-0011944A priority patent/KR100496312B1/ko
Priority to CNB021041261A priority patent/CN1198163C/zh
Priority to SG200201386A priority patent/SG104961A1/en
Priority to US10/101,090 priority patent/US6646818B2/en
Priority to EP02252043A priority patent/EP1321793B1/en
Priority to DE60229104T priority patent/DE60229104D1/de
Priority to AT02252043T priority patent/ATE409880T1/de
Application granted granted Critical
Publication of JP3377995B1 publication Critical patent/JP3377995B1/ja
Publication of JP2003167193A publication Critical patent/JP2003167193A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/06Panoramic objectives; So-called "sky lenses" including panoramic objectives having reflecting surfaces
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0018Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means for preventing ghost images

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、確実にフレアやゴーストの原
因となるノイズ光を抑えることができるパノラマ撮像レ
ンズを提供する。 【解決手段】 略凸レンズ状に形成された環状の光入射
面22と、光入射面22と互いに略対向するように環状
に形成され内側へ光を反射するように凹面鏡状に形成さ
れた第一反射面23と、光入射面22の環内の中央部に
設けられ第一反射面23からの反射光を第一反射面23
の環の内側部分に向けて反射する第二反射面24と、第
一反射面23の環内中央部に位置し第二反射面24と対
向し光を透過する光出射面25とを備える。光入射面2
2に入射し屈折してレンズ内を進む撮像光の光路と一致
するように、光入射面22でレンズ内からレンズ内へ一
部内面反射される光の光路であって、光入射面22に向
かう光路上に、光を正反射させない非反射部26を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、360°の視界
を環状の画像として撮像することができるパノラマ撮像
レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、360°の視界を一度に撮像でき
るパノラマ撮像レンズとして、特開昭59‐19222
0号公報やこの対応USP4566763号公報、US
P5473474号公報に開示されたレンズがあった。
このパノラマ撮像レンズ1は、図10に示すように、光
学ガラスや透明樹脂等の光透過性の素材により、レンズ
の中心である光軸回りに回転対称に形成されている。そ
して、パノラマ撮像レンズ1は、360°全周から側方
の光が入射する環状の光入射面2と、この光入射面2と
隣接し略対向するようにして環状に形成され、レンズ1
内へ光を反射する第一反射面3と、光入射面2の環内の
中央部に設けられ第一反射面3からの反射光を第一反射
面3の環の内側部分に向けて反射する第二反射面4を備
える。第一反射面3の環内中央部には、第二反射面4と
対向する位置に第二反射面4からの光を透過する光出射
面5が形成されている。光入射面2は側方に膨らんだ凸
レンズ状に形成され、その中心部の第二反射面4は、凹
面状に形成されレンズ1の内面側が凸面鏡状の反射面と
なっている。また、光入射面2に隣接した第一反射面3
も、側方に膨らんだ凸面状に形状され、レンズ1の内面
側が第二反射面4の方向を向いた環状の凹面鏡の反射面
となっている。光出射面5は、適宜凹面や凸面または平
面状に形成されている。
【0003】このパノラマ撮像レンズ1を用いたパノラ
マ撮像システムは、図10に示すように、パノラマ撮像
レンズ1とその光軸上に設けられた結像用のリレーレン
ズ6を備えたパノラマ撮像アダプタ10と、このパノラ
マ撮像アダプタ10が取り付けられるビデオカメラ等の
撮像装置8からなる。撮像装置8は、像を捉えるレンズ
系9と、その結像位置に設けられたCCD等の撮像素子
7、その他図示しない必要な制御部等から成る。
【0004】パノラマ撮像レンズ1により捉えられた3
60°のパノラマ風景11の画像は、撮像装置8の撮像
素子7により電気信号に変換されて、液晶やCRT等の
各種モニタ装置14に映し出される。
【0005】このパノラマ撮像レンズ1は、図10に示
すように光入射面2を上方に向けてパノラマ撮像アダプ
タ10を配置した場合、360°のパノラマ風景11
は、その入射光のうち最も下方の光L1がパノラマ撮像
レンズ1の光入射面2に入射すると、光入射面2で屈折
し、対面側の第一反射面3で第二反射面4に向けて反射
され、さらに第二反射面4で反射されて光出射面5から
出射し、リレーレンズ6を介して撮像素子7の周辺寄り
部分に結像する。また、パノラマ風景11からの入射光
のうち最も上方の光L2が光入射面2に入射した場合、
パノラマ撮像レンズ1の光入射面2で屈折し、対面側の
第一反射面2で第二反射面4に向けて反射され、さらに
第二反射面4で反射されて光出射面5から出射し、リレ
ーレンズ6を介して撮像素子7の中央部寄り部分に結像
する。以上のようにして、パノラマ風景11は、撮像素
子7上で環状に結像し、環状の2次元画像12としてモ
ニタ装置14に映し出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、パノラマ撮像レンズ1の光入射面2から入射した光
のうち一部がフレアやゴーストとなって撮像素子7に入
射するという問題があった。このフレア等の現象は、例
えば図11(a)に示すように、正規の撮像光L0のレ
ンズ内の光路上に、フレア等として作用する外からのノ
イズ光Lnが混ざってしまうとことにより生じていた。
このノイズ光Lnは、図11(a)に示すように、パノ
ラマ撮像レンズ1の光入射面2の他の位置から入射し、
撮像素子7上での結像に関与せずパノラマ撮像レンズ1
内で、第一反射面3や第二反射面4で反射した後、ノイ
ズ光Lnの大部分は光入射面2から再び外へ出て行く。
しかし、ノイズ光Lnのうちのごく一部のノイズ光Ln
1は、パノラマ撮像レンズ1内における光入射面2で内
面反射し、正規の撮像光L0のレンズ内での光路とちょ
うど一致するように進行する。従って、このノイズ光L
nの一部であるノイズ光Ln1は、光入射面2で内面反
射した後、正規の撮像光L0の光路と一致して撮像素子
7に至り、フレアやゴーストとして映ってしまう。
【0007】ノイズ光Lnの侵入経路は、上記の他、図
11(b)に示すように、パノラマ撮像レンズ1内で何
回も反射を繰り返した後、光入射面2での内面反射によ
り正規の撮像光L0の入射光路と一致して、フレア等の
原因となるノイズ光Ln2や、図11(c)に示すよう
に、パノラマ撮像レンズ1内で1回の反射後、光入射面
2での内面反射により正規の撮像光L0の入射光路と一
致してフレア等の原因となるノイズ光Ln3の場合等が
ある。
【0008】このようなフレアやゴーストは、特にパノ
ラマ撮像レンズ1により360°の外周から光が入射す
るため、一部の強い光がノイズ光Lnとして作用しやす
いものであった。また、監視カメラ等としてこのパノラ
マ撮像システムを利用する場合、このフレアやゴースト
が光量調節等に影響を与え、撮影画像の品質を悪化させ
等の弊害があった。
【0009】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みて成されたもので、簡単な構造で、確実にフレアやゴ
ーストの原因となるノイズ光を抑えることができるパノ
ラマ撮像レンズを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、光学ガラス
や透明樹脂等の光透過性の素材により形成され、レンズ
中心の光軸回りに回転対称に形成され、360°全周か
ら側方の光が入射可能に膨らんで略凸レンズ状に形成さ
れた環状の光入射面と、この光入射面と互いに略対向す
るように環状に形成され外方に膨らんだ形状に形成され
このレンズ内へ光を反射するように凹面鏡状に形成され
た第一反射面と、上記光入射面の環内の中央部に設けら
れ上記第一反射面からの反射光を上記第一反射面の環の
内側部分に向けて反射する凸面鏡状の第二反射面と、上
記第一反射面の環内中央部に位置し上記第二反射面と対
向して上記第二反射面からの光を透過する光出射面とを
備えたパノラマ撮像レンズであって、上記光入射面に入
射し屈折してレンズ内を進む撮像光の光路と一致するよ
うに、上記光入射面で上記レンズ内からレンズ内へ一部
内面反射される光の光路であって、上記光入射面に向か
う光路上に、光を正反射させない非反射部を設けたパノ
ラマ撮像レンズである。
【0011】この発明の上記非反射部は、光を吸収して
反射しない黒または暗色に形成された吸光部、若しくは
光を乱反射して特定方向に正反射しないように粗面に形
成された乱反射部、またはこれらを組み合わせたもので
ある。
【0012】上記非反射部は、上記パノラマ撮像レンズ
の光出射面から上記第二反射面に向けてこのレンズの光
軸に対して回転対称に形成された円筒や円錐台等の筒状
の孔でありこの孔の深さは、光入射面の上記第一反射面
側の端縁部を結ぶ線よりも光出射面側に位置している。
【0013】また、上記非反射部は、上記パノラマ撮像
レンズの光出射面から上記第二反射面とは反対側に突出
するように形成されこのレンズの光軸に対して回転対称
に形成された筒状の孔の側周面である。
【0014】また、上記非反射部は、上記パノラマ撮像
レンズの光出射面の周縁部および第一反射面のうちの少
なくとも一方に、光出射面の光軸を中心として環状に形
成されている。
【0015】また、上記非反射部は、上記パノラマ撮像
レンズの光入射面と第一反射面の間に形成された上記パ
ノラマ撮像レンズの側周面に設けられている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第一実施
形態を示すもので、この実施形態のパノラマ撮像レンズ
20は、光学ガラスやレンズ用の透明樹脂等で形成さ
れ、レンズ中心の光軸回りに回転対称に形成されてい
る。パノラマ撮像レンズ20は、360°の視界を一度
に撮像できるように360°全周から側方の光が入射す
る環状の光入射面22を備える。光入射面22は、側方
に膨らんだ凸レンズ状に形成されている。この光入射面
22と隣接して、環状に形成され光入射面22から入射
した光をレンズ20内へ反射する第一反射面23が形成
されている。環状の光入射面22の環内中央部には、第
一反射面23からの反射光を第一反射面23の環の内側
部分に向けて反射する第二反射面24が設けられてい
る。第一反射面23は側方に膨らんだ凸面状に形状さ
れ、第一反射面23のレンズ20内面側が、第二反射面
24の方向を向いた環状の凹面鏡の反射面となってい
る。第二反射面24は、凹面状に形成されレンズ20の
内面側が凸面鏡状の反射面となっている。そして、環状
の第一反射面23の環内中央部には、第二反射面24と
対向する位置に、第二反射面24からの光を透過する光
出射面25が形成されている。
【0017】光入射面22、第一光反射面23、及び第
二光反射面24は、光出射面25から360°のパノラ
マ画像の撮像光が出射するように、球面または適宜の式
で設定される非球面形状に形成されている。光出射面2
5は、光学系に合わせて凹面、凸面または平面状に形成
される。
【0018】このパノラマ撮像レンズ20も、図10に
示すようなパノラマ撮像システムに用いられるもので、
パノラマ撮像アダプタ10に設けられ、ビデオカメラ等
の撮像装置8を介して360°のパノラマ撮像を可能と
する。
【0019】この実施形態のパノラマ撮像レンズ20
は、光入射面22に入射し屈折してレンズ内を進む撮像
光L0のレンズ内の光路と一致するように、光入射面2
2でレンズ内からレンズ内へ一部内面反射される光のレ
ンズ内の光路であって、光入射面22に向かう光路上
に、光を正反射させない非反射部26を設けたものであ
る。非反射部26は、光出射面25から第二反射面24
に向けてこのパノラマ撮像レンズ20の回転中心軸であ
る光軸に対して回転対称に形成された円筒状の孔28で
ある。この孔28の深さは、撮像光L0の進路の邪魔に
ならない位置に形成され、光入射面22の第一反射面2
3側の端縁部を結ぶ線よりも光出射面25側に位置し、
この実施形態ではこのパノラマ撮像レンズ20の厚さの
約2分の1である。
【0020】非反射部26は、光を吸収して反射しない
黒または暗色に形成された吸光部、若しくは光を乱反射
して特定方向に正反射しないように粗面に形成された乱
反射部、またはこれらを組み合わせたものであり、適宜
用途により選択される。
【0021】実施形態のパノラマ撮像レンズ20の製造
は、光学ガラスの場合は所定形状に形成後、光入射面2
2、第一反射面23、第二反射面24、光出射面25を
研磨し、第一反射面23、第二反射面24の表面に光反
射膜としての金属薄膜を真空蒸着等により形成する。ま
た、その前または後に、非反射部26の孔28の穴あけ
を行い、必要に応じて内面を適宜粗面加工し、黒色また
は暗色に表面を被覆する処理を行う。
【0022】また、パノラマ撮像レンズ20が樹脂レン
ズの場合、非反射部26も形成されたパノラマ撮像レン
ズ20の形状の金型に透明樹脂を射出して一体に形成す
る。この後、光学ガラスの場合と同様に、第一反射面2
3、第二反射面24の表面に光反射膜としての金属薄膜
を真空蒸着等により形成し、その前または後に、非反射
部26の孔28に対して、必要に応じて内面を適宜粗面
加工し、黒色または暗色に表面を被覆する処理を行う。
【0023】この実施形態のパノラマ撮像レンズ20
は、正規の画像となるべき撮像光L0のレンズ内の光路
と一致するように、光入射面22でレンズ内からレンズ
内へ一部内面反射される光のレンズ内の光路であって、
光入射面22に向かう光路上に、非反射部26を設けた
ので、撮像光L0のレンズ内の光路と一致するように光
入射面22でレンズ内からレンズ内へ一部内面反射され
るノイズ光Ln0は、非反射部26からの光のみとな
る。また、非反射部26に至るレンズ外からのノイズ光
は、非反射部26で遮られ、撮像光L0のレンズ内の光
路と一致するように光入射面22へ進むことはない。そ
して、この非反射部26は黒色または暗色であり、粗面
に形成されていることにより、ここからの光は、ほとん
ど0または乱反射したわずかな光のみであり、光入射面
22の内面で反射するノイズ光Ln0は撮像画像上まっ
たく影響のない程度で、限りなく0に近いものとするこ
とができる。また、この非反射部26が光の進行上の光
路と重ならないノイズ光は、撮像光L0のレンズ内の光
路と一致するように光入射面22でレンズ内からレンズ
内へ内面反射される光ではないので、撮像光L0のノイ
ズとなるものではない。
【0024】この実施形態のパノラマ撮像レンズ20に
よれば、フレアやゴーストの原因となるノイズ光Ln0
を非反射部26により抑え、撮像画像がノイズのないき
れいなものとすることができ、画像品質を向上させるこ
とができる。これにより、監視カメラ等の撮像精度を上
げ、暗い場所や複雑な画像においても良好な撮像を可能
とする。なお、この孔28は、開口部に向かって広がっ
た円錐台状でも良く、特に樹脂レンズを成形する場合に
は、好都合である。
【0025】次にこの発明の第二実施形態のパノラマ撮
像レンズ30について、図2を基にして説明する。ここ
で上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を
省略する。この実施形態では、光入射面22に入射し屈
折してレンズ内を進む撮像光L0のレンズ内の光路と一
致するように、光入射面22でレンズ内からレンズ内へ
一部内面反射される光のレンズ内の光路であって、光入
射面22に向かう光路上に、光を正反射させない非反射
部32を設けたものである。非反射部32は、パノラマ
撮像レンズ30の光出射面25から第二反射面24とは
反対側に突出するように形成されている。この非反射部
32は、第一反射面23の端縁部から第二反射面24側
に向かう円筒状の孔である凹形に形成され、この円筒状
凹部34の内側面が非反射部32として設けられ、円筒
状凹部34の底面が光出射面25として形成されてい
る。
【0026】さらに、非反射部32の開口端縁部は、第
一反射面23の端縁部から突出した環状に形成され、こ
の環状部36がこのパノラマ撮像レンズ30を図10の
パノラマ撮像アダプタ10に固定するための取付部とな
る。
【0027】この円筒状凹部34および環状部36も、
パノラマ撮像レンズ30の光軸に対して回転対称に形成
されている。そして、この実施形態の非反射部32の円
筒状凹部34の側周面および環状部36の端面も黒色ま
たは暗色に形成され、適宜粗面に形成されている。
【0028】また、この実施形態のパノラマ撮像レンズ
30には、光入射面22と第一反射面23との境界部
に、一体にフランジ部38が形成されている。フランジ
部38は、パノラマ撮像アダプタにこのパノラマ撮像レ
ンズ30を取り付けるための位置決め部および支持部と
なる。
【0029】この実施形態のパノラマ撮像レンズ30に
よっても、上記実施形態と同様の効果を得ることがで
き、さらに、パノラマ撮像アダプタ等への取り付けも、
環状部36およびフランジ部38により容易かつ確実な
ものとすることができる。また、光入射面22と第一反
射面23との境界部に一体に形成されたフランジ部35
により、パノラマ撮像アダプタ等に取り付ける際の支持
部材が不要となり、撮像時の画角を広くすることができ
る。なお、この円筒状凹部34は、開口部に向かって広
がった円錐台状でも良く、特に樹脂レンズを成形する場
合には、好都合である。また、このパノラマ撮像レンズ
30を透明樹脂で形成する場合、射出用のゲートを環状
部36に形成することにより、ゲート跡の処理を容易に
行うことができる。
【0030】次にこの発明の第三実施形態のパノラマ撮
像レンズ40について、図3を基にして説明する。ここ
で上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を
省略する。この実施形態では、光入射面22に入射し屈
折してレンズ内を進む撮像光L0のレンズ内の光路と一
致するように、光入射面22でレンズ内からレンズ内へ
一部内面反射される光のレンズ内の光路であって、光入
射面22に向かう光路上に、光を正反射させない非反射
部42を設けたものである。非反射部42は、パノラマ
撮像レンズ40の光出射面25から第二反射面24とは
反対側に突出するように形成されている。この非反射部
42は、第一反射面23の端縁部から光出射面25を囲
むように突出した環状部46に形成され、この環状部4
6がこのパノラマ撮像レンズ40を図10のパノラマ撮
像アダプタ10に固定するための取付部となる。環状部
46に囲まれた部分は円筒状の凹形に形成され、この円
筒状凹部44の内側面及び端面が非反射部42として形
成され、円筒状凹部44の底面が光出射面25となって
いる。環状部46は、パノラマ撮像レンズ40の光軸に
対して回転対称に形成されている。そして、この実施形
態の非反射部42も黒色または暗色に形成され、適宜粗
面に形成されている。
【0031】この実施形態のパノラマ撮像レンズ40に
よっても、上記第一実施形態と同様の効果を得ることが
でき、さらに、パノラマ撮像アダプタ等への取り付け
も、環状部46により容易かつ確実なものとすることが
できる。この円筒状凹部44も、開口部に向かって広が
った円錐台状でも良く、樹脂レンズを成形する場合に好
都合である。
【0032】次にこの発明の第四実施形態のパノラマ撮
像レンズ50について、図4を基にして説明する。ここ
で上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を
省略する。この実施形態では、光入射面22に入射し屈
折してレンズ内を進む撮像光L0のレンズ内の光路と一
致するように、光入射面22でレンズ内からレンズ内へ
一部内面反射される光のレンズ内の光路であって、光入
射面22に向かう光路上に、光を正反射させない非反射
部52を設けたものである。非反射部52は、パノラマ
撮像レンズ50の第一反射面23と光出射面25の間の
部分を環状に切除した切欠部54に形成されている。
【0033】切欠部54は、光出射面25を囲むように
環状に切り欠いて形成され、切欠部粒54は、光出射面
25と平行な面と、その面から直角に円筒状に突出した
面とから成り、この円筒状の突出した部分の端面が光出
射面25となっている。そして、この実施形態の非反射
部52も黒色または暗色に形成され、適宜粗面に形成さ
れている。
【0034】この実施形態のパノラマ撮像レンズ50に
よっても、上記第一実施形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0035】次にこの発明の第五実施形態のパノラマ撮
像レンズ60について、図5を基にして説明する。ここ
で上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を
省略する。この実施形態では、光入射面22に入射し屈
折してレンズ内を進む撮像光L0のレンズ内の光路と一
致するように、光入射面22でレンズ内からレンズ内へ
一部内面反射される光のレンズ内の光路であって、光入
射面22に向かう光路上に、光を正反射させない非反射
部62を設けたものである。非反射部62は、光出射面
25と同一面上の周縁部であって第一反射面23の端縁
部の内側との間に、環状に形成されている。この実施形
態の非反射部62も黒色または暗色に形成され、適宜粗
面に形成されている。
【0036】この実施形態のパノラマ撮像レンズ60に
よっても、上記第一実施形態と同様の効果を得ることが
できる。また、図6に示すように、光出射面25が凸レ
ンズ状である場合も同様に、光出射面25の周縁部であ
って、第一反射面23の周縁部の内側に非反射部62を
形成してもよい。
【0037】次にこの発明の第六実施形態のパノラマ撮
像レンズ70について、図7を基にして説明する。ここ
で上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を
省略する。この実施形態では、光入射面22の曲率が相
対的に小さく、パノラマ撮像レンズ70に所定の厚みが
あり、光入射面22と第一反射面23との間の側周面7
4が、光を正反射させない非反射部72として形成され
ている。この非反射部72も、光入射面22に入射し屈
折してレンズ内を進む撮像光L0のレンズ内の光路と一
致するように、光入射面22でレンズ内からレンズ内へ
一部内面反射される光のレンズ内の光路であって、光入
射面22に向かう光路上に設けられている。この実施形
態の非反射部72も、黒色または暗色に形成され、適宜
粗面に形成されている。
【0038】この実施形態のパノラマ撮像レンズ70に
よっても、上記第一実施形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0039】また、図8に示すように、パノラマ撮像レ
ンズ70の側周面74から第一反射面23の外縁部にか
けて環状の非反射部72を形成してもよい。さらに、図
9に示すように、パノラマ撮像レンズ70の形状が、側
周面74の光出射面25側の端縁部から光出射面25と
平行な環状の平面部76を介して第一反射面23が凸レ
ンズ状に形成されたものでもよい。この場合、平面部7
6も非反射部72として形成されている。
【0040】なお、この発明のパノラマ撮像レンズは、
上記実施形態に限らず、非反射部の位置や形状は、上記
各実施形態を適宜組み合わせたもの等、適宜設定可能な
ものである。
【0041】
【発明の効果】この発明のパノラマ撮像によれば、フレ
アやゴーストの原因となるノイズ光を非反射部により確
実に抑え、撮像画像の品質を向上させることができる。
これにより、各種監視カメラ等の撮像精度を上げ、暗い
場所や複雑な画像においても良好な撮像を可能とし、画
像処理等も容易なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図2】この発明の第二実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図3】この発明の第三実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図4】この発明の第四実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図5】この発明の第五実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図6】この発明の第五実施形態のパノラマ撮像レンズ
の変形例を示す断面図である。
【図7】この発明の第六実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図8】この発明の第六実施形態のパノラマ撮像レンズ
の変形例を示す断面図である。
【図9】この発明の第六実施形態のパノラマ撮像レンズ
の他の変形例を示す断面図である。
【図10】この発明のパノラマ撮像レンズの原理を示す
概略図である。
【図11】従来の技術のパノラマ撮像レンズの光の透過
状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 パノラマ撮像アダプタ 20 パノラマ撮像レンズ 22 光入射面 23 第一反面 24 第二反射面 25 光出射面 26 非反射部
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月24日(2002.1.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年10月17日(2002.10.
17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 パノラマ撮像レンズ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、360°の視界
を環状の画像として撮像することができるパノラマ撮像
レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、360°の視界を一度に撮像でき
るパノラマ撮像レンズとして、特開昭59‐19222
0号公報やこの対応USP4566763号公報、US
P5473474号公報に開示されたレンズがあった。
このパノラマ撮像レンズ1は、図10に示すように、光
学ガラスや透明樹脂等の光透過性の素材により、レンズ
の中心である光軸回りに回転対称に形成されている。そ
して、パノラマ撮像レンズ1は、360°全周から側方
の光が入射する環状の光入射面2と、この光入射面2と
隣接し略対向するようにして環状に形成され、レンズ1
内へ光を反射する第一反射面3と、光入射面2の環内の
中央部に設けられ第一反射面3からの反射光を第一反射
面3の環の内側部分に向けて反射する第二反射面4を備
える。第一反射面3の環内中央部には、第二反射面4と
対向する位置に第二反射面4からの光を透過する光出射
面5が形成されている。光入射面2は側方に膨らんだ凸
レンズ状に形成され、その中心部の第二反射面4は、凹
面状に形成されレンズ1の内面側が凸面鏡状の反射面と
なっている。また、光入射面2に隣接した第一反射面3
も、側方に膨らんだ凸面状に形状され、レンズ1の内面
側が第二反射面4の方向を向いた環状の凹面鏡の反射面
となっている。光出射面5は、適宜凹面や凸面または平
面状に形成されている。
【0003】このパノラマ撮像レンズ1を用いたパノラ
マ撮像システムは、図7に示すように、パノラマ撮像レ
ンズ1とその光軸上に設けられた結像用のリレーレンズ
6を備えたパノラマ撮像アダプタ10と、このパノラマ
撮像アダプタ10が取り付けられるビデオカメラ等の撮
像装置8からなる。撮像装置8は、像を捉えるレンズ系
9と、その結像位置に設けられたCCD等の撮像素子
7、その他図示しない必要な制御部等から成る。
【0004】パノラマ撮像レンズ1により捉えられた3
60°のパノラマ風景11の画像は、撮像装置8の撮像
素子7により電気信号に変換されて、液晶やCRT等の
各種モニタ装置14に映し出される。
【0005】このパノラマ撮像レンズ1は、図7に示す
ように光入射面2を上方に向けてパノラマ撮像アダプタ
10を配置した場合、360°のパノラマ風景11は、
その入射光のうち最も下方の光L1がパノラマ撮像レン
ズ1の光入射面2に入射すると、光入射面2で屈折し、
対面側の第一反射面3で第二反射面4に向けて反射さ
れ、さらに第二反射面4で反射されて光出射面5から出
射し、リレーレンズ6を介して撮像素子7の周辺寄り部
分に結像する。また、パノラマ風景11からの入射光の
うち最も上方の光L2が光入射面2に入射した場合、パ
ノラマ撮像レンズ1の光入射面2で屈折し、対面側の第
一反射面2で第二反射面4に向けて反射され、さらに第
二反射面4で反射されて光出射面5から出射し、リレー
レンズ6を介して撮像素子7の中央部寄り部分に結像す
る。以上のようにして、パノラマ風景11は、撮像素子
7上で環状に結像し、環状の2次元画像12としてモニ
タ装置14に映し出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、パノラマ撮像レンズ1の光入射面2から入射した光
のうち一部がフレアやゴーストとなって撮像素子7に入
射するという問題があった。このフレア等の現象は、例
えば図8(a)に示すように、正規の撮像光L0のレン
ズ内の光路上に、フレア等として作用する外からのノイ
ズ光Lnが混ざってしまうとことにより生じていた。こ
のノイズ光Lnは、図8(a)に示すように、パノラマ
撮像レンズ1の光入射面2の他の位置から入射し、撮像
素子7上での結像に関与せずパノラマ撮像レンズ1内
で、第一反射面3や第二反射面4で反射した後、ノイズ
光Lnの大部分は光入射面2から再び外へ出て行く。し
かし、ノイズ光Lnのうちのごく一部のノイズ光Ln1
は、パノラマ撮像レンズ1内における光入射面2で内面
反射し、正規の撮像光L0のレンズ内での光路とちょう
ど一致するように進行する。従って、このノイズ光Ln
の一部であるノイズ光Ln1は、光入射面2で内面反射
した後、正規の撮像光L0の光路と一致して撮像素子7
に至り、フレアやゴーストとして映ってしまう。
【0007】ノイズ光Lnの侵入経路は、上記の他、図
8(b)に示すように、パノラマ撮像レンズ1内で何回
も反射を繰り返した後、光入射面2での内面反射により
正規の撮像光L0の入射光路と一致して、フレア等の原
因となるノイズ光Ln2や、図8(c)に示すように、
パノラマ撮像レンズ1内で1回の反射後、光入射面2で
の内面反射により正規の撮像光L0の入射光路と一致し
てフレア等の原因となるノイズ光Ln3の場合等があ
る。
【0008】このようなフレアやゴーストは、特にパノ
ラマ撮像レンズ1により360°の外周から光が入射す
るため、一部の強い光がノイズ光Lnとして作用しやす
いものであった。また、監視カメラ等としてこのパノラ
マ撮像システムを利用する場合、このフレアやゴースト
が光量調節等に影響を与え、撮影画像の品質を悪化させ
等の弊害があった。
【0009】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みて成されたもので、簡単な構造で、確実にフレアやゴ
ーストの原因となるノイズ光を抑えることができるパノ
ラマ撮像レンズを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、光学ガラス
や透明樹脂等の光透過性の素材により形成され、レンズ
中心の光軸回りに回転対称に形成され、360°全周か
ら側方の光が入射可能に膨らんで略凸レンズ状に形成さ
れた環状の光入射面と、この光入射面と互いに略対向す
るように環状に形成され外方に膨らんだ形状に形成され
このレンズ内へ光を反射するように凹面鏡状に形成され
た第一反射面と、上記光入射面の環内の中央部に設けら
れ上記第一反射面からの反射光を上記第一反射面の環の
内側部分に向けて反射する凸面鏡状の第二反射面と、上
記第一反射面の環内中央部に位置し上記第二反射面と対
向して上記第二反射面からの光を透過する光出射面とを
備えたパノラマ撮像レンズであって、上記光入射面に入
射し屈折してレンズ内を進みこのレンズから出射して像
を形成する撮像光のレンズ内での光路と一致するよう
に、上記光入射面で上記レンズ内からレンズ内へ一部内
面反射される光の光路であって、上記光入射面に向かう
光路上に、光を正反射させない非反射部を設け、上記レ
ンズ内で上記光入射面で反射する光のうち上記撮像光の
光路と一致するように反射するノイズ光は上記非反射部
からの光のみとし、このノイズ光を撮像画像にとって影
響のない程度に抑えたパノラマ撮像レンズである。
【0011】この発明の上記非反射部は、光を吸収して
反射しない黒または暗色に形成された吸光部、若しくは
光を乱反射して特定方向に正反射しないように粗面に形
成された乱反射部、またはこれらを組み合わせたもので
ある。
【0012】上記非反射部は、上記パノラマ撮像レンズ
の光出射面から上記第二反射面に向けてこのレンズの光
軸に対して回転対称に形成された円筒や円錐台等の筒状
の孔でありこの孔の深さは、光入射面の上記第一反射面
側の端縁部を結ぶ線よりも光出射面側に位置している。
【0013】また、上記非反射部は、上記パノラマ撮像
レンズの光出射面から上記第二反射面とは反対側に突出
するように形成されこのレンズの光軸に対して回転対称
に形成された筒状の孔の側周面である。
【0014】また、上記非反射部は、上記パノラマ撮像
レンズの光出射面の周縁部および第一反射面のうちの少
なくとも一方に、光出射面の光軸を中心として環状に形
成されている。
【0015】また、上記非反射部は、上記パノラマ撮像
レンズの光入射面と第一反射面の間に形成された上記パ
ノラマ撮像レンズの側周面に設けられている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第一実施
形態を示すもので、この実施形態のパノラマ撮像レンズ
20は、光学ガラスやレンズ用の透明樹脂等で形成さ
れ、レンズ中心の光軸回りに回転対称に形成されてい
る。パノラマ撮像レンズ20は、360°の視界を一度
に撮像できるように360°全周から側方の光が入射す
る環状の光入射面22を備える。光入射面22は、側方
に膨らんだ凸レンズ状に形成されている。この光入射面
22と隣接して、環状に形成され光入射面22から入射
した光をレンズ20内へ反射する第一反射面23が形成
されている。環状の光入射面22の環内中央部には、第
一反射面23からの反射光を第一反射面23の環の内側
部分に向けて反射する第二反射面24が設けられてい
る。第一反射面23は側方に膨らんだ凸面状に形状さ
れ、第一反射面23のレンズ20内面側が、第二反射面
24の方向を向いた環状の凹面鏡の反射面となってい
る。第二反射面24は、凹面状に形成されレンズ20の
内面側が凸面鏡状の反射面となっている。そして、環状
の第一反射面23の環内中央部には、第二反射面24と
対向する位置に、第二反射面24からの光を透過する光
出射面25が形成されている。
【0017】光入射面22、第一光反射面23、及び第
二光反射面24は、光出射面25から360°のパノラ
マ画像の撮像光が出射するように、球面または適宜の式
で設定される非球面形状に形成されている。光出射面2
5は、光学系に合わせて凹面、凸面または平面状に形成
される。
【0018】このパノラマ撮像レンズ20も、図10に
示すようなパノラマ撮像システムに用いられるもので、
パノラマ撮像アダプタ10に設けられ、ビデオカメラ等
の撮像装置8を介して360°のパノラマ撮像を可能と
する。
【0019】この実施形態のパノラマ撮像レンズ20
は、光入射面22に入射し屈折してレンズ内を進む撮像
光L0のレンズ内の光路と一致するように、光入射面2
2でレンズ内からレンズ内へ一部内面反射される光のレ
ンズ内の光路であって、光入射面22に向かう光路上
に、光を正反射させない非反射部26を設けたものであ
る。非反射部26は、光出射面25から第二反射面24
に向けてこのパノラマ撮像レンズ20の回転中心軸であ
る光軸に対して回転対称に形成された円筒状の孔28で
ある。この孔28の深さは、撮像光L0の進路の邪魔に
ならない位置に形成され、光入射面22の第一反射面2
3側の端縁部を結ぶ線よりも光出射面25側に位置し、
この実施形態ではこのパノラマ撮像レンズ20の厚さの
約2分の1である。
【0020】非反射部26は、光を吸収して反射しない
黒または暗色に形成された吸光部、若しくは光を乱反射
して特定方向に正反射しないように粗面に形成された乱
反射部、またはこれらを組み合わせたものであり、適宜
用途により選択される。
【0021】実施形態のパノラマ撮像レンズ20の製造
は、光学ガラスの場合は所定形状に形成後、光入射面2
2、第一反射面23、第二反射面24、光出射面25を
研磨し、第一反射面23、第二反射面24の表面に光反
射膜としての金属薄膜を真空蒸着等により形成する。ま
た、その前または後に、非反射部26の孔28の穴あけ
を行い、必要に応じて内面を適宜粗面加工し、黒色また
は暗色に表面を被覆する処理を行う。
【0022】また、パノラマ撮像レンズ20が樹脂レン
ズの場合、非反射部26も形成されたパノラマ撮像レン
ズ20の形状の金型に透明樹脂を射出して一体に形成す
る。この後、光学ガラスの場合と同様に、第一反射面2
3、第二反射面24の表面に光反射膜としての金属薄膜
を真空蒸着等により形成し、その前または後に、非反射
部26の孔28に対して、必要に応じて内面を適宜粗面
加工し、黒色または暗色に表面を被覆する処理を行う。
【0023】この実施形態のパノラマ撮像レンズ20
は、正規の画像となるべき撮像光L0のレンズ内の光路
と一致するように、光入射面22でレンズ内からレンズ
内へ一部内面反射される光のレンズ内の光路であって、
光入射面22に向かう光路上に、非反射部26を設けた
ので、撮像光L0のレンズ内の光路と一致するように光
入射面22でレンズ内からレンズ内へ一部内面反射され
るノイズ光Ln0は、非反射部26からの光のみとな
る。また、非反射部26に至るレンズ外からのノイズ光
は、非反射部26で遮られ、撮像光L0のレンズ内の光
路と一致するように光入射面22へ進むことはない。そ
して、この非反射部26は黒色または暗色であり、粗面
に形成されていることにより、ここからの光は、ほとん
ど0または乱反射したわずかな光のみであり、光入射面
22の内面で反射するノイズ光Ln0は撮像画像上まっ
たく影響のない程度で、限りなく0に近いものとするこ
とができる。また、この非反射部26が光の進行上の光
路と重ならないノイズ光は、撮像光L0のレンズ内の光
路と一致するように光入射面22でレンズ内からレンズ
内へ内面反射される光ではないので、撮像光L0のノイ
ズとなるものではない。
【0024】この実施形態のパノラマ撮像レンズ20に
よれば、フレアやゴーストの原因となるノイズ光Ln0
を非反射部26により抑え、撮像画像がノイズのないき
れいなものとすることができ、画像品質を向上させるこ
とができる。これにより、監視カメラ等の撮像精度を上
げ、暗い場所や複雑な画像においても良好な撮像を可能
とする。なお、この孔28は、開口部に向かって広がっ
た円錐台状でも良く、特に樹脂レンズを成形する場合に
は、好都合である。
【0025】次にこの発明の第二実施形態のパノラマ撮
像レンズ30について、図2を基にして説明する。ここ
で上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を
省略する。この実施形態では、光入射面22に入射し屈
折してレンズ内を進む撮像光L0のレンズ内の光路と一
致するように、光入射面22でレンズ内からレンズ内へ
一部内面反射される光のレンズ内の光路であって、光入
射面22に向かう光路上に、光を正反射させない非反射
部32を設けたものである。非反射部32は、パノラマ
撮像レンズ30の光出射面25から第二反射面24とは
反対側に突出するように形成されている。この非反射部
32は、第一反射面23の端縁部から第二反射面24側
に向かう円筒状の孔である凹形に形成され、この円筒状
凹部34の内側面が非反射部32として設けられ、円筒
状凹部34の底面が光出射面25として形成されてい
る。
【0026】さらに、非反射部32の開口端縁部は、第
一反射面23の端縁部から突出した環状に形成され、こ
の環状部36がこのパノラマ撮像レンズ30を図10の
パノラマ撮像アダプタ10に固定するための取付部とな
る。
【0027】この円筒状凹部34および環状部36も、
パノラマ撮像レンズ30の光軸に対して回転対称に形成
されている。そして、この実施形態の非反射部32の円
筒状凹部34の側周面および環状部36の端面も黒色ま
たは暗色に形成され、適宜粗面に形成されている。
【0028】また、この実施形態のパノラマ撮像レンズ
30には、光入射面22と第一反射面23との境界部
に、一体にフランジ部38が形成されている。フランジ
部38は、パノラマ撮像アダプタにこのパノラマ撮像レ
ンズ30を取り付けるための位置決め部および支持部と
なる。
【0029】この実施形態のパノラマ撮像レンズ30に
よっても、上記実施形態と同様の効果を得ることがで
き、さらに、パノラマ撮像アダプタ等への取り付けも、
環状部36およびフランジ部38により容易かつ確実な
ものとすることができる。また、光入射面22と第一反
射面23との境界部に一体に形成されたフランジ部35
により、パノラマ撮像アダプタ等に取り付ける際の支持
部材が不要となり、撮像時の画角を広くすることができ
る。なお、この円筒状凹部34は、開口部に向かって広
がった円錐台状でも良く、特に樹脂レンズを成形する場
合には、好都合である。また、このパノラマ撮像レンズ
30を透明樹脂で形成する場合、射出用のゲートを環状
部36に形成することにより、ゲート跡の処理を容易に
行うことができる。
【0030】次にこの発明の第三実施形態のパノラマ撮
像レンズ40について、図3を基にして説明する。ここ
で上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を
省略する。この実施形態では、光入射面22に入射し屈
折してレンズ内を進む撮像光L0のレンズ内の光路と一
致するように、光入射面22でレンズ内からレンズ内へ
一部内面反射される光のレンズ内の光路であって、光入
射面22に向かう光路上に、光を正反射させない非反射
部42を設けたものである。非反射部42は、パノラマ
撮像レンズ40の光出射面25から第二反射面24とは
反対側に突出するように形成されている。この非反射部
42は、第一反射面23の端縁部から光出射面25を囲
むように突出した環状部46に形成され、この環状部4
6がこのパノラマ撮像レンズ40を図10のパノラマ撮
像アダプタ10に固定するための取付部となる。環状部
46に囲まれた部分は円筒状の凹形に形成され、この円
筒状凹部44の内側面及び端面が非反射部42として形
成され、円筒状凹部44の底面が光出射面25となって
いる。環状部46は、パノラマ撮像レンズ40の光軸に
対して回転対称に形成されている。そして、この実施形
態の非反射部42も黒色または暗色に形成され、適宜粗
面に形成されている。
【0031】この実施形態のパノラマ撮像レンズ40に
よっても、上記第一実施形態と同様の効果を得ることが
でき、さらに、パノラマ撮像アダプタ等への取り付け
も、環状部46により容易かつ確実なものとすることが
できる。この円筒状凹部44も、開口部に向かって広が
った円錐台状でも良く、樹脂レンズを成形する場合に好
都合である。
【0032】次にこの発明の第四実施形態のパノラマ撮
像レンズ50について、図4を基にして説明する。ここ
で上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を
省略する。この実施形態では、光入射面22に入射し屈
折してレンズ内を進む撮像光L0のレンズ内の光路と一
致するように、光入射面22でレンズ内からレンズ内へ
一部内面反射される光のレンズ内の光路であって、光入
射面22に向かう光路上に、光を正反射させない非反射
部52を設けたものである。非反射部52は、パノラマ
撮像レンズ50の第一反射面23と光出射面25の間の
部分を環状に切除した切欠部54に形成されている。
【0033】切欠部54は、光出射面25を囲むように
環状に切り欠いて形成され、切欠部粒54は、光出射面
25と平行な面と、その面から直角に円筒状に突出した
面とから成り、この円筒状の突出した部分の端面が光出
射面25となっている。そして、この実施形態の非反射
部52も黒色または暗色に形成され、適宜粗面に形成さ
れている。
【0034】この実施形態のパノラマ撮像レンズ50に
よっても、上記第一実施形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0035】次にこの発明の第実施形態のパノラマ撮
像レンズ70について、図5を基にして説明する。ここ
で上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を
省略する。この実施形態では、光入射面22の曲率が相
対的に小さく、パノラマ撮像レンズ70に所定の厚みが
あり、光入射面22と第一反射面23との間の側周面7
及びこの側周面74から第一反射面23の外縁部にか
けての環状の非反射部72が、光を正反射させない非反
射部72として形成されている。この非反射部72も、
光入射面22に入射し屈折してレンズ内を進む撮像光L
0のレンズ内の光路と一致するように、光入射面22で
レンズ内からレンズ内へ一部内面反射される光のレンズ
内の光路であって、光入射面22に向かう光路上に設け
られている。この実施形態の非反射部72も、黒色また
は暗色に形成され、適宜粗面に形成されている。
【0036】この実施形態のパノラマ撮像レンズ70に
よっても、上記第一実施形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0037】また、図6に示すように、パノラマ撮像レ
ンズ70の形状が、側周面74の光出射面25側の端縁
部から光出射面25と平行な環状の平面部76を介して
第一反射面23が凸レンズ状に形成されたものでもよ
い。この場合、平面部76も非反射部72として形成さ
れている。
【0038】なお、この発明のパノラマ撮像レンズは、
上記実施形態に限らず、非反射部の位置や形状は、上記
各実施形態を適宜組み合わせたもの等、適宜設定可能な
ものである。
【0039】
【発明の効果】この発明のパノラマ撮像レンズによれ
ば、フレアやゴーストの原因となるノイズ光を非反射部
により確実に抑え、撮像画像の品質を向上させることが
できる。これにより、各種監視カメラ等の撮像精度を上
げ、暗い場所や複雑な画像においても良好な撮像を可能
とし、画像処理等も容易なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図2】この発明の第二実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図3】この発明の第三実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図4】この発明の第四実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図5】この発明の第五実施形態のパノラマ撮像レンズ
を示す断面図である。
【図6】この発明の第五実施形態のパノラマ撮像レンズ
の変形例を示す断面図である。
【図7】この発明のパノラマ撮像レンズの原理を示す概
略図である。
【図8】従来の技術のパノラマ撮像レンズの光の透過状
態を示す縦断面図である。
【符号の説明】 10 パノラマ撮像アダプタ 20 パノラマ撮像レンズ 22 光入射面 23 第一反面 24 第二反射面 25 光出射面 26 非反射部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】削除

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸回りに回転対称に形成され側方の光
    が入射可能に膨らんで略凸レンズ状に形成された環状の
    光入射面と、この光入射面と互いに略対向するように環
    状に形成され外方に膨らんだ形状で内側へ光を反射する
    ように凹面鏡状に形成された第一反射面と、上記光入射
    面の環内の中央部に設けられ上記第一反射面からの反射
    光を上記第一反射面の環の内側部分に向けて反射する第
    二反射面と、上記第一反射面の環内中央部に位置し上記
    第二反射面と対向して上記第二反射面からの光を透過す
    る光出射面とを備えたパノラマ撮像レンズにおいて、上
    記光入射面に入射し屈折してレンズ内を進む撮像光の光
    路と一致するように、上記光入射面で上記レンズ内から
    レンズ内へ一部内面反射される光の光路であって、上記
    光入射面に向かう光路上に、光を正反射させない非反射
    部を設けたことを特徴とするパノラマ撮像レンズ。
  2. 【請求項2】 上記非反射部は、光を吸収して反射しな
    い黒または暗色に形成された吸光部、若しくは光を乱反
    射して特定方向に正反射しないように粗面に形成された
    乱反射部、またはこれらを組み合わせたものであること
    を特徴とする請求項1記載のパノラマ撮像レンズ。
  3. 【請求項3】 上記非反射部は、上記パノラマ撮像レン
    ズの光出射面から上記第二反射面に向けてこのレンズの
    光軸に対して回転対称に形成された筒状の孔であり、こ
    の孔の深さは、光入射面の上記第一反射面側の端縁部を
    結ぶ線よりも光出射面側に位置していることを特徴とす
    る請求項2記載のパノラマ撮像レンズ。
  4. 【請求項4】 上記非反射部は、上記パノラマ撮像レン
    ズの光出射面から上記第二反射面とは反対側に突出する
    ように形成され、このレンズの光軸に対して回転対称に
    形成された筒状であることを特徴とする請求項2記載の
    パノラマ撮像レンズ。
  5. 【請求項5】 上記非反射部は、上記パノラマ撮像レン
    ズの光出射面および第一反射面のうちの少なくとも一方
    に、上記光出射面の光軸を中心として環状に形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載のパノラマ撮像レン
    ズ。
  6. 【請求項6】 上記非反射部は、上記パノラマ撮像レン
    ズの光入射面と第一反射面との間に形成された、上記パ
    ノラマ撮像レンズの側周面に設けられていることを特徴
    とする請求項2記載のパノラマ撮像レンズ。
JP2001364787A 2001-11-29 2001-11-29 パノラマ撮像レンズ Expired - Lifetime JP3377995B1 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001364787A JP3377995B1 (ja) 2001-11-29 2001-11-29 パノラマ撮像レンズ
TW091103892A TW578008B (en) 2001-11-29 2002-03-04 Panoramic imaging lens
KR10-2002-0011944A KR100496312B1 (ko) 2001-11-29 2002-03-06 파노라마 촬상렌즈
CNB021041261A CN1198163C (zh) 2001-11-29 2002-03-08 全景摄影透镜
SG200201386A SG104961A1 (en) 2001-11-29 2002-03-11 Panoramic imaging lens
US10/101,090 US6646818B2 (en) 2001-11-29 2002-03-20 Panoramic imaging lens
EP02252043A EP1321793B1 (en) 2001-11-29 2002-03-21 Panoramic imaging lens
DE60229104T DE60229104D1 (de) 2001-11-29 2002-03-21 Panoramaobjektiv
AT02252043T ATE409880T1 (de) 2001-11-29 2002-03-21 Panoramaobjektiv

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001364787A JP3377995B1 (ja) 2001-11-29 2001-11-29 パノラマ撮像レンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3377995B1 JP3377995B1 (ja) 2003-02-17
JP2003167193A true JP2003167193A (ja) 2003-06-13

Family

ID=19174922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001364787A Expired - Lifetime JP3377995B1 (ja) 2001-11-29 2001-11-29 パノラマ撮像レンズ

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6646818B2 (ja)
EP (1) EP1321793B1 (ja)
JP (1) JP3377995B1 (ja)
KR (1) KR100496312B1 (ja)
CN (1) CN1198163C (ja)
AT (1) ATE409880T1 (ja)
DE (1) DE60229104D1 (ja)
SG (1) SG104961A1 (ja)
TW (1) TW578008B (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285002A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Olympus Corp 光学系
JP2006292814A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Olympus Corp 光学系
JP2006301480A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Olympus Corp 回転非対称光学系
JP2007179022A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Samsung Electro Mech Co Ltd モバイルカメラ光学系の光学レンズシステム
WO2008004604A1 (fr) * 2006-07-07 2008-01-10 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dispositif de collecte de péages automatique
WO2009008530A1 (ja) * 2007-07-09 2009-01-15 Olympus Corp. 光学素子、それを備えた光学系及びそれを用いた内視鏡
WO2011077805A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 ソニー株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
JP2011154725A (ja) * 2006-07-07 2011-08-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 料金自動収受機
JP2012134834A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sony Corp 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
US8254038B2 (en) 2007-07-09 2012-08-28 Olympus Corporation Optical element, optical system having the same and endoscope using the same
TWI407243B (zh) * 2009-10-19 2013-09-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 全景透鏡及使用該全景透鏡的全景拍攝系統
TWI500955B (zh) * 2013-09-30 2015-09-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 自由曲面成像系統的設計方法
TWI557494B (zh) * 2014-10-30 2016-11-11 宏達國際電子股份有限公司 全景影像的拍攝方法
WO2020129398A1 (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 立山科学工業株式会社 観測装置

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3690733B2 (ja) * 2001-02-09 2005-08-31 シャープ株式会社 撮像装置
US7530699B2 (en) * 2002-07-08 2009-05-12 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical lens component and optical lens arrangement comprising the lens component
IL150746A0 (en) * 2002-07-15 2003-02-12 Odf Optronics Ltd Optical lens providing omni-directional coverage and illumination
US7019918B2 (en) 2003-06-12 2006-03-28 Be Here Corporation Panoramic imaging system
US8602974B2 (en) 2003-08-13 2013-12-10 G.I. View Ltd. Gastrointestinal tool over guiding element
US7947013B2 (en) * 2004-01-09 2011-05-24 G.I. View Ltd. Pressure-propelled system for body lumen
US8419678B2 (en) 2004-01-09 2013-04-16 G.I. View Ltd. Pressure-propelled system for body lumen
WO2005109071A1 (en) * 2004-05-10 2005-11-17 Milan Momcilo Popovich Wide angle viewing device
JP4982358B2 (ja) 2004-05-14 2012-07-25 ジー.アイ.ヴュー リミテッド 全方向および前方向を見る撮像デバイス
US7298548B2 (en) * 2004-08-16 2007-11-20 International Electronic Machines Corp. Multi-directional viewing and imaging
US10080481B2 (en) * 2005-02-10 2018-09-25 G.I. View Ltd. Advancement techniques for gastrointestinal tool with guiding element
CN101160535B (zh) * 2005-04-17 2011-07-13 天宝导航有限公司 处理gnss信号的方法和装置
US20100272318A1 (en) * 2005-05-13 2010-10-28 G.I. View Ltd Endoscopic measurement techniques
US20090182197A1 (en) * 2005-08-01 2009-07-16 G.I. View Ltd. Tools for use in small intestine
US8430809B2 (en) * 2005-08-01 2013-04-30 G. I View Ltd. Capsule for use in small intestine
US9241614B2 (en) 2005-08-01 2016-01-26 G.I. View Ltd. Tools for use in esophagus
KR100716829B1 (ko) * 2005-08-10 2007-05-09 삼성전기주식회사 초박형 모바일 카메라 광학 렌즈 시스템 및 이를 이용한이미지 결상 방법
JP4855076B2 (ja) * 2006-01-04 2012-01-18 オリンパス株式会社 光学系
KR100722142B1 (ko) * 2006-02-27 2007-05-28 펜타원 주식회사 차량용 전방위 감시 카메라 시스템 및 그를 이용한영상처리방법
JP4884085B2 (ja) * 2006-06-09 2012-02-22 オリンパス株式会社 光学系
JP4780713B2 (ja) * 2006-06-15 2011-09-28 オリンパス株式会社 光学系
JP2008175992A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Fujinon Corp 光学素子および光学ユニット
WO2008087646A2 (en) 2007-01-17 2008-07-24 G.I. View Ltd. Diagnostic or treatment tool for colonoscopy
JP2008175991A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Fujinon Corp 光学素子および光学ユニット
WO2010013247A1 (en) 2008-07-30 2010-02-04 G.I. View Ltd System and method for enhanced maneuverability
KR101018117B1 (ko) * 2008-09-01 2011-02-25 삼성전기주식회사 렌즈 조립체 및 그 제조 방법
JP5587329B2 (ja) 2008-11-03 2014-09-10 ジー・アイ・ヴュー・リミテッド 遠隔圧力感知システム
DE102009019459B4 (de) 2009-05-04 2012-02-02 Hommel-Etamic Gmbh Vorrichtung zur Abbildung der Innenfläche eines Hohlraumes in einem Werkstück
CN102033300A (zh) 2009-09-30 2011-04-27 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 全景透镜及使用该全景透镜的全景拍摄系统
FI20105058A0 (fi) 2010-01-22 2010-01-22 Valtion Teknillinen Omnidirektionaalinen linssi, linssiä hyödyntävät optiset laitteet sekä menetelmä optiseksi mittaamiseksi
DE102010035147B4 (de) 2010-08-23 2016-07-28 Jenoptik Industrial Metrology Germany Gmbh Meßvorrichtung
JP5625887B2 (ja) * 2010-12-22 2014-11-19 ソニー株式会社 撮像装置、その制御方法およびプログラム
DE102011013089A1 (de) 2011-03-04 2012-09-06 Hommel-Etamic Gmbh Kurbelwellen-Prüfverfahren
KR20130025137A (ko) * 2011-09-01 2013-03-11 삼성전자주식회사 파노라마 촬상 렌즈 및 이를 이용한 파노라마 촬상 시스템
JP6151641B2 (ja) * 2011-12-12 2017-06-21 パナソニック株式会社 撮像装置、撮像システム、撮像方法および画像処理方法
CN102495460B (zh) * 2011-12-13 2014-01-22 复旦大学 一种全景成像镜头
TWM445992U (zh) * 2012-08-24 2013-02-01 中原大學 具有環場攝影之體外自動電擊裝置
DE102012018580B4 (de) 2012-09-20 2015-06-11 Jenoptik Industrial Metrology Germany Gmbh Messvorrichtung und Messverfahren zur Inprozess-Messung an Prüflingen während eines Bearbeitungsvorganges an einer Bearbeitungsmaschine, insbesondere einer Schleifmaschine
CN102928961A (zh) * 2012-12-01 2013-02-13 上海臻恒光电系统有限公司 一种凹凸两反射式全景环带视场成像镜头
CN107003601B (zh) * 2014-09-25 2019-09-17 球面光学有限公司 全方向折反射镜头结构
WO2016206002A1 (zh) * 2015-06-23 2016-12-29 博立多媒体控股有限公司 折反射镜头组及全景影像采集装置
CN105116521A (zh) * 2015-08-20 2015-12-02 上海臻恒光电系统有限公司 一种基于双球面两反射式超大视场的全景镜头
CN105744132B (zh) * 2016-03-23 2020-01-03 捷开通讯(深圳)有限公司 全景图像拍摄的光学镜头配件
CN107817592B (zh) * 2017-11-09 2024-03-08 刘超 一种外接镜头
FR3089307B1 (fr) * 2018-12-04 2021-05-07 Thales Sa Composant de tête hémisphérique à images parasites réduites
CN109578825A (zh) * 2019-01-15 2019-04-05 华中光电技术研究所(中国船舶重工集团有限公司第七七研究所) 紧凑型全景照射装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2638033A (en) * 1950-12-19 1953-05-12 Buchele Donald Robert Unitary catadioptric objective lens system
NL6708010A (ja) * 1967-06-09 1968-12-10
JPS59155821A (ja) * 1982-11-04 1984-09-05 Idec Izumi Corp 光学レンズ
HU192125B (en) 1983-02-08 1987-05-28 Budapesti Mueszaki Egyetem Block of forming image for centre theory projection adn reproduction of spaces
JPS61155819A (ja) 1984-12-28 1986-07-15 Toshiba Corp 記録計
JPH02251903A (ja) 1989-03-27 1990-10-09 Olympus Optical Co Ltd インクジェット装置を用いたレンズ塗装方法及び装置
US5473474A (en) 1993-07-16 1995-12-05 National Research Council Of Canada Panoramic lens
WO1998047025A2 (en) * 1997-04-16 1998-10-22 Charles Jeffrey R Omniramic optical system having central coverage means which is associated with a camera, projector, or similar article
US6356296B1 (en) * 1997-05-08 2002-03-12 Behere Corporation Method and apparatus for implementing a panoptic camera system
JPH1195005A (ja) * 1997-09-19 1999-04-09 Dainippon Printing Co Ltd レンチキュラーレンズシートとその製造方法及び透過型スクリーン
JP2974644B2 (ja) * 1997-12-17 1999-11-10 株式会社東芝 反射屈折光学レンズ及びその製造方法
JP2000004383A (ja) 1998-06-15 2000-01-07 Tateyama R & D:Kk 多方向画像取込装置
JP3562963B2 (ja) * 1998-06-26 2004-09-08 株式会社立山アールアンドディ パノラマ画像ブロック
CN1352754A (zh) * 1999-01-04 2002-06-05 塞克维森技术公司 全景成象装置
JP2000284179A (ja) 1999-01-26 2000-10-13 Tateyama R & D:Kk パノラマ画像ブロック

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285002A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Olympus Corp 光学系
JP2006292814A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Olympus Corp 光学系
JP4728034B2 (ja) * 2005-04-25 2011-07-20 オリンパス株式会社 回転非対称光学系
JP2006301480A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Olympus Corp 回転非対称光学系
JP2007179022A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Samsung Electro Mech Co Ltd モバイルカメラ光学系の光学レンズシステム
JP4558702B2 (ja) * 2005-12-28 2010-10-06 三星電機株式会社 モバイルカメラ光学系の光学レンズシステム
WO2008004604A1 (fr) * 2006-07-07 2008-01-10 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dispositif de collecte de péages automatique
JP2008033873A (ja) * 2006-07-07 2008-02-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 料金自動収受機
JP2011154725A (ja) * 2006-07-07 2011-08-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 料金自動収受機
US8289630B2 (en) 2007-07-09 2012-10-16 Olympus Corporation Optical element, optical system having the same and endoscope using the same
JP2009015252A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Olympus Corp 光学素子、それを備えた光学系及びそれを用いた内視鏡
US8254038B2 (en) 2007-07-09 2012-08-28 Olympus Corporation Optical element, optical system having the same and endoscope using the same
WO2009008530A1 (ja) * 2007-07-09 2009-01-15 Olympus Corp. 光学素子、それを備えた光学系及びそれを用いた内視鏡
TWI407243B (zh) * 2009-10-19 2013-09-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 全景透鏡及使用該全景透鏡的全景拍攝系統
JP2011139133A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Sony Corp 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
WO2011077805A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 ソニー株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
TWI448149B (zh) * 2009-12-25 2014-08-01 Sony Corp An imaging device, a control method and a program for an image pickup device
US9151933B2 (en) 2009-12-25 2015-10-06 Sony Corporation Image-capturing apparatus, control method for image-capturing apparatus, and program
JP2012134834A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sony Corp 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
TWI500955B (zh) * 2013-09-30 2015-09-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 自由曲面成像系統的設計方法
TWI557494B (zh) * 2014-10-30 2016-11-11 宏達國際電子股份有限公司 全景影像的拍攝方法
WO2020129398A1 (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 立山科学工業株式会社 観測装置

Also Published As

Publication number Publication date
ATE409880T1 (de) 2008-10-15
US20030099045A1 (en) 2003-05-29
EP1321793B1 (en) 2008-10-01
DE60229104D1 (de) 2008-11-13
JP3377995B1 (ja) 2003-02-17
US6646818B2 (en) 2003-11-11
KR100496312B1 (ko) 2005-06-20
TW578008B (en) 2004-03-01
CN1198163C (zh) 2005-04-20
EP1321793A3 (en) 2005-01-19
KR20030044748A (ko) 2003-06-09
SG104961A1 (en) 2004-07-30
CN1421724A (zh) 2003-06-04
EP1321793A2 (en) 2003-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003167193A (ja) パノラマ撮像レンズ
US6738569B1 (en) Omnidirectional visual camera
US20110279913A1 (en) Optical lens and lens unit using the same
EP1231495A2 (en) Imaging device and method for producing the same
JP2010164755A (ja) 光学素子、撮影光学系及びカメラモジュール
CN101107553A (zh) 摄影透镜单元
JP4642646B2 (ja) レンズユニット及び撮像装置
JP2011221136A (ja) 組合せレンズ、レンズユニット、撮像装置、及び組合せレンズの連結固定方法
JP2006235509A (ja) 全方位撮像装置
TWI714518B (zh) 成像鏡頭、取像裝置及電子裝置
CN100465775C (zh) 数字光源处理投影装置
JP3795004B2 (ja) パノラマ撮像レンズ
TW202113421A (zh) 成像鏡頭模組與電子裝置
JP4318366B2 (ja) 全方位視覚カメラ
JP4270993B2 (ja) コンバ一タレンズのための鏡筒
JPH03274536A (ja) 絞り装置を有する光学系
JPH116904A (ja) 孔内観察用回転体レンズとこれを用いたプローブ
JP2559571Y2 (ja) 固体撮像装置
JPH01248673A (ja) 撮像装置
JPH04136804A (ja) レンズ鏡筒構造体
JP3795161B2 (ja) 色分解光学系
JPS61255302A (ja) 光学装置
JP2008180922A (ja) 光学ローパスフィルタおよびデジタルカメラ
JPH0659206A (ja) 電子写真装置
JPH07131687A (ja) ラインセンサカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3377995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091206

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101206

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111206

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121206

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131206

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term